JP6593838B2 - 閾値推定装置、閾値推定方法、ならびに、プログラム - Google Patents
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Description
複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定し、
複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子を選択し、
選択された刺激子を介して、選択された刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与え、
与えられた刺激に誘発された反応が生体に生じたか否かを検出し、
反応が生じていれば、選択された刺激子に対応付けられる強度を減少させ、反応が生じていなければ、選択された刺激子に対応付けられる強度を増加させ、
複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられる閾値と推定し、
複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる閾値がすべて推定されるまで、選択、刺激、検出、更新、推定の繰り返しが行われ、
続けて選択された刺激子が、
(a)同じ刺激子であれば、当該同じ刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ刺激子を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる刺激子であれば、当該続けて選択された刺激子のうち先に選択された刺激子を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された刺激子のうち後に選択された刺激子を介して後の刺激が与えられ、
第2待機時間は、第1待機時間より短い。
本実施形態に係る閾値推定装置は、典型的には、プログラムをコンピュータが実行することによって実現される。当該コンピュータは、刺激子等の各種の出力装置や、筋電位センサ等の入力装置に接続され、これらの機器と情報を送受する。
図1は、本発明の実施例に係る閾値推定装置の概要構成を示す説明図である。本図に示すように、閾値推定装置101は、設定部102、選択部103、刺激部104、検出部105、更新部106、推定部107、記憶部111を備える。また、閾値推定装置101は、省略可能な要素として、生成部108を備えることができる。
(a)同じ電極であれば、当該同じ電極を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ電極を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる電極であれば、当該続けて選択された電極のうち先に選択された電極を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された電極のうち後に選択された電極を介して後の刺激が与えられる。
ここで、第2待機時間は、第1待機時間より短い。
以下、本実施形態に係る閾値推定装置101にて実行される処理について、皮質運動野の脳機能マップを生成する具体例をまじえながら説明する。図2は、機能マップを作成する具体例を示す説明図である。
(a) 強度0.50mAの刺激を6回では、MEPが6回生じ、
(b) 強度0.45mAの刺激を7回では、MEPが6回生じ、
(c) 強度0.40mAの刺激を7回では、MEPが1回生じ、
(d) 強度0.45mAの刺激を8回では、MEPが6回生じている。
したがって、閾値は、0.45mAと推定されることになる。
図3は、閾値推定装置にて実行される処理の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して説明する。なお、本図に示すデータ構造および制御の流れは、適宜追加、変更、入れ換え、省略等が可能である。
(a) キューQ[i]の末尾の値(これから与えようとしている刺激強度)、
(b) キューQ[i]の末尾の直前の値(刺激を最後に与えたときの刺激強度)、
(c) キューの末尾の所定個数(たとえば、5個)分の要素の平均値、
(d) キューの末尾の所定個数(たとえば、5個)分の要素の中央値、
(e) キューの末尾の所定個数(たとえば、5個)分の要素の最大値と最小値の中間値
等を採用することができる。
p(m,MT,σ) = ∫-∞ m exp(-〔(x - MT)2/(2σ2)〕) dx / 〔σ(2π)1/2〕
とし、0から1の間の一様乱数rを発生させる。p(m,MT,σ)がr以上であれば、強度mの刺激に対してMEPが生じたものとし、p(m,MT,σ)がr未満であれば、強度mの刺激に対してMEPは生じないものとする。
(a)リハビリテーションを要する生体部位(患部)へ与えるべき刺激の種類、強度、時間長、回数、頻度
(b)患部と連携する生体の脳領域の多点へ与えるべき刺激の強度、時間長、回数、頻度
(c)一旦、患部ならびに当該患部と連携する脳領域の両者に刺激を与えた後に、次の刺激を与えるまでに待機すべき時間長
を、調整することで、リハビリテーションの効果を高めることができる。
L(μ, σ) = Σt=1 jln(p(mst, μ, σ)) + Σt=1 kln(1-p(mft, μ, σ))
以上説明したように、本発明に係る閾値推定装置は、
複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定する設定部、
前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子を選択する選択部、
前記選択された刺激子を介して、前記選択された刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与える刺激部、
前記与えられた刺激に誘発された反応が前記生体に生じたか否かを検出する検出部、
前記反応が生じていれば、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を減少させ、前記反応が生じていなければ、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を増加させる更新部、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられる閾値と推定する推定部
を備え、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる閾値がすべて推定されるまで、前記選択部による選択、前記刺激部による刺激、前記検出部による検出、前記更新部による更新、前記推定部による推定の繰り返しが行われ、
前記選択部により続けて選択された刺激子が、
(a)同じ刺激子であれば、当該同じ刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ刺激子を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる刺激子であれば、当該続けて選択された刺激子のうち先に選択された刺激子を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された刺激子のうち後に選択された刺激子を介して後の刺激が与えられ、
前記第2待機時間は、前記第1待機時間より短い
ように構成する。
前記複数の刺激子の各刺激子の位置と、当該各刺激子に対応付けられて前記推定された閾値と、から、当該閾値の分布を表す閾値マップを生成する生成部
をさらに備えるように構成することができる。
前記閾値マップが生成されると、前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の更新の履歴を消去し、当該各刺激子に対応付けられて前記推定された閾値を当該各刺激子に対応付けられる強度の初期値として、前記繰り返しならびに前記生成を、再度行う
ように構成することができる。
前記閾値マップが生成された後に、前記生体に刺激を与えないまま、前記複数の刺激子の各刺激子を介して、前記生体における当該各刺激子が配置された位置の電位を観測することにより、観測マップを生成してから、前記繰り返しならびに前記生成が、再度行われる
ように構成することができる。
前記複数の刺激子を介して、前記生体の脳に刺激が与えられ、
前記閾値マップは、脳機能マップである
ように構成することができる。
前記複数の刺激子は、前記生体の前記脳の皮質硬膜の上、中もしくは下に配置される皮質脳波電極である
ように構成することができる。
前記検出部は、前記反応として、誘発筋活動を検出する
ように構成することができる。
前記選択部は、前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子が複数あれば、異なる刺激子であって、当該刺激子が前回選択されてから既に少なくとも前記第2待機時間が経過している刺激子を選択する
ように構成することができる。
前記選択部は、前記異なる刺激子を続けてランダムに選択する
ように構成することができる。
前記更新部による前記強度の更新に係る増加量ならび減少量は、所定の定数であり、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度の変化が、所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まれば、当該各刺激子に対する前記収束条件が満たされたものとする
ように構成することができる。
前記更新部による前記強度の増加幅ならびに減少幅は、前記複数の刺激子の各刺激子について更新を繰り返す毎に所定の定数に至るまで減少し、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度の変化が、所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まれば、当該各刺激子に対する前記収束条件が満たされたものとする
ように構成することができる。
前記収束条件を満たす刺激子に対応付けられた最新の強度を、当該収束条件を満たす刺激子に対する前記収束値とする
ように構成することができる。
前記収束条件を満たす刺激子に対して前記所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まった強度の平均値を、当該収束条件を満たす刺激子に対する前記収束値とする
ように構成することができる。
前記収束条件を満たす刺激子に対して前記所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まった強度の中央値を、当該収束条件を満たす刺激子に対する前記収束値とする
ように構成することができる。
前記更新部は、前記複数の刺激子の各刺激子について、
(a)当該各刺激子を介して直近に与えた第1観察回数分の刺激に対して前記反応がいずれも生じなければ、当該各刺激子に対応付けられる強度を、所定の増分定数だけ増加させ、
(b)当該各刺激子を介して直近に与えた第2観察回数分の刺激の強度と、当該第2観察回数分の刺激のそれぞれに対して前記反応が生じたか否かと、に基づいて、閾値に対する評価関数を最大化する引数パラメータを求め、前記求められた引数パラメータが、当該各刺激子を介して最後に与えた刺激の強度より、前記所定の増分定数以上大きければ、当該各刺激子に対応付けられる強度を、前記所定の増分定数だけ増加させ、
(c)上記(a)(b)のいずれでもなければ、当該各刺激子に対応付けられる強度を、前記求められた引数パラメータに更新する
ように構成することができる。
前記複数の各刺激子に対する前記収束条件は、
(a)当該各刺激子を介して直近に与えた2回数分の刺激の強度が等しく、かつ、
(b)当該各刺激子を介して直近に与えた第1収束回数分の刺激に対して、前記反応が所定の割合以上で生じ、かつ
(c)当該各刺激子を介して最後に与えた刺激の強度に応じて定められる収束閾回数以上の刺激を、当該各刺激子を介して与えていれば、
満たされる
ように構成することができる。
閾値推定装置が、複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定する設定ステップ、
前記閾値推定装置が、前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子を選択する選択ステップ、
前記閾値推定装置が、前記選択された刺激子を介して、前記選択された刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与える刺激ステップ、
前記閾値推定装置が、前記与えられた刺激に誘発された反応が前記生体に生じたか否かを検出する検出ステップ、
前記反応が生じていれば、前記閾値推定装置が、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を減少させ、前記閾値推定装置が、前記反応が生じていなければ、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を増加させる更新ステップ、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、前記閾値推定装置が、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられる閾値と推定する推定ステップ、
を備え、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる閾値がすべて推定されるまで、前記選択ステップ、前記刺激ステップ、前記検出ステップ、前記更新ステップ、前記推定ステップの繰り返しが行われ、
前記選択ステップにて続けて選択された刺激子が、
(a)同じ刺激子であれば、当該同じ刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ刺激子を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる刺激子であれば、当該続けて選択された刺激子のうち先に選択された刺激子を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された刺激子のうち後に選択された刺激子を介して後の刺激が与えられ、
前記第2待機時間は、前記第1待機時間より短い
ように構成する。
複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定する設定部、
前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子を選択する選択部、
前記選択された刺激子を介して、前記選択された刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与える刺激部、
前記与えられた刺激に誘発された反応が前記生体に生じたか否かを検出する検出部、
前記反応が生じていれば、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を減少させ、前記反応が生じていなければ、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を増加させる更新部、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられる閾値と推定する推定部
として機能させるプログラムであって、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる閾値がすべて推定されるまで、前記選択部による選択、前記刺激部による刺激、前記検出部による検出、前記更新部による更新、前記推定部による推定の繰り返しが行われ、
前記選択部により続けて選択された刺激子が、
(a)同じ刺激子であれば、当該同じ刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ刺激子を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる刺激子であれば、当該続けて選択された刺激子のうち先に選択された刺激子を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された刺激子のうち後に選択された刺激子を介して後の刺激が与えられ、
前記第2待機時間は、前記第1待機時間より短い
ように構成する。
刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定する設定部、
前記刺激子を介して、前記刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与える刺激部、
前記与えられた刺激に誘発された反応が前記生体に生じたか否かを検出する検出部、
前記反応が生じていれば、前記刺激子に対応付けられる強度を減少させ、前記反応が生じていなければ、前記刺激子に対応付けられる強度を増加させる更新部、
前記刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、当該刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該刺激子に対応付けられる閾値と推定する推定部
を備え、
前記刺激子の閾値が推定されるまで、前記選択部による選択、前記刺激部による刺激、前記検出部による検出、前記更新部による更新、前記推定部による推定の繰り返しが行われ、
前記刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、前記刺激子を介して後の刺激が与えられる
ように構成する。
前記生体にリハビリテーション療法の一単位を施す前に、前記閾値推定装置が、前記生体の閾値を推定して、当該推定された閾値を施術前閾値とし、
前記生体に前記リハビリテーション療法の前記一単位を施した後に、前記閾値推定装置が、前記生体の閾値を推定して、当該推定された閾値を施術後閾値とし、
前記閾値推定装置が、前記施術前閾値と、前記施術後閾値と、を、対比して提示する
ように構成することができる。
102 設定部
103 選択部
104 刺激部
105 検出部
106 更新部
107 推定部
108 生成部
111 記憶部
201 生体
202 皮質脳波電極
203 マルチプレクサ
204 デジタル入出力モジュール
205 アナログ入出力モジュール
206 アイソレータ
207 筋電位センサ
208 生体信号増幅器
Claims (19)
- 複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定する設定部、
前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子を選択する選択部、
前記選択された刺激子を介して、前記選択された刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与える刺激部、
前記与えられた刺激に誘発された反応が前記生体に生じたか否かを検出する検出部、
前記反応が生じていれば、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を減少させ、前記反応が生じていなければ、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を増加させる更新部、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられる閾値と推定する推定部
を備え、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる閾値がすべて推定されるまで、前記選択部による選択、前記刺激部による刺激、前記検出部による検出、前記更新部による更新、前記推定部による推定の繰り返しが行われ、
前記選択部により続けて選択された刺激子が、
(a)同じ刺激子であれば、当該同じ刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ刺激子を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる刺激子であれば、当該続けて選択された刺激子のうち先に選択された刺激子を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された刺激子のうち後に選択された刺激子を介して後の刺激が与えられ、
前記第2待機時間は、前記第1待機時間より短い
ことを特徴とする閾値推定装置。 - 前記複数の刺激子の各刺激子の位置と、当該各刺激子に対応付けられて前記推定された閾値と、から、当該閾値の分布を表す閾値マップを生成する生成部
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の閾値推定装置。 - 前記閾値マップが生成されると、前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の更新の履歴を消去し、当該各刺激子に対応付けられて前記推定された閾値を当該各刺激子に対応付けられる強度の初期値として、前記繰り返しならびに前記生成を、再度行う
ことを特徴とする請求項2に記載の閾値推定装置。 - 前記閾値マップが生成された後に、前記生体に刺激を与えないまま、前記複数の刺激子の各刺激子を介して、前記生体における当該各刺激子が配置された位置の電位を観測することにより、観測マップを生成してから、前記繰り返しならびに前記生成が、再度行われる
ことを特徴とする請求項3に記載の閾値推定装置。 - 前記複数の刺激子を介して、前記生体の脳に刺激が与えられ、
前記閾値マップは、脳機能マップである
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の閾値推定装置。 - 前記複数の刺激子は、前記生体の前記脳の皮質硬膜の上、中もしくは下に配置される皮質脳波電極である
ことを特徴とする請求項5に記載の閾値推定装置。 - 前記検出部は、前記反応として、誘発筋活動を検出する
ことを特徴とする請求項5または6に記載の閾値推定装置。 - 前記選択部は、前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子が複数あれば、異なる刺激子であって、当該刺激子が前回選択されてから既に少なくとも前記第2待機時間が経過している刺激子を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の閾値推定装置。 - 前記選択部は、前記異なる刺激子を続けてランダムに選択する
ことを特徴とする請求項8に記載の閾値推定装置。 - 前記更新部による前記強度の更新に係る増加量ならび減少量は、所定の定数であり、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度の変化が、所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まれば、当該各刺激子に対する前記収束条件が満たされたものとする
ことを特徴とする請求項1に記載の閾値推定装置。 - 前記更新部による前記強度の増加幅ならびに減少幅は、前記複数の刺激子の各刺激子について更新を繰り返す毎に所定の定数に至るまで減少し、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度の変化が、所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まれば、当該各刺激子に対する前記収束条件が満たされたものとする
ことを特徴とする請求項1に記載の閾値推定装置。 - 前記収束条件を満たす刺激子に対応付けられた最新の強度を、当該収束条件を満たす刺激子に対する前記収束値とする
ことを特徴とする請求項10または11に記載の閾値推定装置。 - 前記収束条件を満たす刺激子に対して前記所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まった強度の平均値を、当該収束条件を満たす刺激子に対する前記収束値とする
ことを特徴とする請求項10または11に記載の閾値推定装置。 - 前記収束条件を満たす刺激子に対して前記所定の回数続けて前記所定の定数幅内に収まった強度の中央値を、当該収束条件を満たす刺激子に対する前記収束値とする
ことを特徴とする請求項10または11に記載の閾値推定装置。 - 前記更新部は、前記複数の刺激子の各刺激子について、
(a)当該各刺激子を介して直近に与えた第1観察回数分の刺激に対して前記反応がいずれも生じなければ、当該各刺激子に対応付けられる強度を、所定の増分定数だけ増加させ、
(b)当該各刺激子を介して直近に与えた第2観察回数分の刺激の強度と、当該第2観察回数分の刺激のそれぞれに対して前記反応が生じたか否かと、に基づいて、閾値に対する評価関数を最大化する引数パラメータを求め、前記求められた引数パラメータが、当該各刺激子を介して最後に与えた刺激の強度より、前記所定の増分定数以上大きければ、当該各刺激子に対応付けられる強度を、前記所定の増分定数だけ増加させ、
(c)上記(a)(b)のいずれでもなければ、当該各刺激子に対応付けられる強度を、前記求められた引数パラメータに更新する
ことを特徴とする請求項1に記載の閾値推定装置。 - 前記複数の各刺激子に対する前記収束条件は、
(a)当該各刺激子を介して直近に与えた2回数分の刺激の強度が等しく、かつ、
(b)当該各刺激子を介して直近に与えた第1収束回数分の刺激に対して、前記反応が所定の割合以上で生じ、かつ
(c)当該各刺激子を介して最後に与えた刺激の強度に応じて定められる収束閾回数以上の刺激を、当該各刺激子を介して与えていれば、
満たされる
ことを特徴とする請求項1に記載の閾値推定装置。 - 閾値推定装置が、複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定する設定ステップ、
前記閾値推定装置が、前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子を選択する選択ステップ、
前記閾値推定装置が、前記選択された刺激子を介して、前記選択された刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与える刺激ステップ、
前記閾値推定装置が、前記与えられた刺激に誘発された反応が前記生体に生じたか否かを検出する検出ステップ、
前記反応が生じていれば、前記閾値推定装置が、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を減少させ、前記閾値推定装置が、前記反応が生じていなければ、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を増加させる更新ステップ、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、前記閾値推定装置が、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられる閾値と推定する推定ステップ、
を備え、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる閾値がすべて推定されるまで、前記選択ステップ、前記刺激ステップ、前記検出ステップ、前記更新ステップ、前記推定ステップの繰り返しが行われ、
前記選択ステップにて続けて選択された刺激子が、
(a)同じ刺激子であれば、当該同じ刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ刺激子を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる刺激子であれば、当該続けて選択された刺激子のうち先に選択された刺激子を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された刺激子のうち後に選択された刺激子を介して後の刺激が与えられ、
前記第2待機時間は、前記第1待機時間より短い
ことを特徴とする閾値推定方法。 - コンピュータを、
複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる強度の初期値を設定する設定部、
前記複数の刺激子のうち、当該刺激子に対応付けられる閾値の推定がされていない刺激子を選択する選択部、
前記選択された刺激子を介して、前記選択された刺激子に対応付けられる強度の刺激を、生体に与える刺激部、
前記与えられた刺激に誘発された反応が前記生体に生じたか否かを検出する検出部、
前記反応が生じていれば、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を減少させ、前記反応が生じていなければ、前記選択された刺激子に対応付けられる強度を増加させる更新部、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられて更新された強度が所定の収束条件を満たせば、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられて更新された強度の収束値を、当該収束条件を満たす刺激子に対応付けられる閾値と推定する推定部
として機能させるプログラムであって、
前記複数の刺激子の各刺激子に対応付けられる閾値がすべて推定されるまで、前記選択部による選択、前記刺激部による刺激、前記検出部による検出、前記更新部による更新、前記推定部による推定の繰り返しが行われ、
前記選択部により続けて選択された刺激子が、
(a)同じ刺激子であれば、当該同じ刺激子を介して先の刺激が与えられてから第1待機時間経過後に、当該同じ刺激子を介して後の刺激が与えられ、
(b)異なる刺激子であれば、当該続けて選択された刺激子のうち先に選択された刺激子を介して先の刺激が与えられてから第2待機時間経過後に、当該続けて選択された刺激子のうち後に選択された刺激子を介して後の刺激が与えられ、
前記第2待機時間は、前記第1待機時間より短い
ことを特徴とするプログラム。 - 前記生体にリハビリテーション療法の一単位を施す前に、前記閾値推定装置が、前記生体の閾値を推定して、当該推定された閾値を施術前閾値とし、
前記生体に前記リハビリテーション療法の前記一単位を施した後に、前記閾値推定装置が、前記生体の閾値を推定して、当該推定された閾値を施術後閾値とし、
前記閾値推定装置が、前記施術前閾値と、前記施術後閾値と、を、対比して提示する
ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の閾値推定装置。
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