JP6593154B2 - 粉体供給機構、粉体噴射ノズル、成膜方法、電極部材の製造方法、二次電池の製造方法、および成膜装置 - Google Patents

粉体供給機構、粉体噴射ノズル、成膜方法、電極部材の製造方法、二次電池の製造方法、および成膜装置 Download PDF

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Description

本発明は、粉体供給機構、粉体噴射ノズル、成膜方法、電極部材の製造方法、二次電池の製造方法、および成膜装置に関する。
回転板の周に沿って設けられた溝に粉体を落下させ、この溝の中の粉体を分散ガスとともにエアロゾル導出部へ流すエアロゾル生成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−231390号公報
従来技術では、溝の中の粉体を十分に捕集できないことがあり、ノズルの長手方向、あるいは回転方向の捕集量に差を生じて膜厚むらを生じることがあるという課題がある。
本発明の第1の態様による粉体供給機構は、粉体を収容するための複数の溝部が、回転可能な円筒形状部材の外周面の母線方向に平行に延設された粉体収容部と、前記粉体収容部の前記溝部に収容されている粉体に向けて気体を噴出するための噴出開口が、複数の前記溝部のうちの一つの溝部と対向するように前記母線方向に沿って延設された気体噴出部と、前記気体噴出部の前記噴出開口から噴出された気体によって前記溝部から吐き出された前記粉体を捕集する捕集開口が、前記母線方向に沿って前記噴出開口と並べて延設された粉体捕集部と、を備える。
本発明の第2の態様による粉体噴射ノズルは、上記第1の態様による粉体供給機構と、前記粉体供給機構によって捕集された前記粉体を、加速用の気体とともに噴射する粉体噴射部とを備える。
本発明の第3の態様による成膜方法は、上記第2の態様による粉体噴射ノズルによって活物質粒子を基材に噴射し、前記基材に活物質の膜を成膜させる。
本発明の第4の態様による電極部材の製造方法は、上記第3の態様による成膜方法によって基材に前記活物質の膜を成膜させる。
本発明の第5の態様による二次電池の製造方法は、上記第4の態様による電極部材の製造方法によって製造された電極部材を電極とする。
本発明の第6の態様による成膜装置は、上記第2の態様による粉体噴射ノズルと、前記粉体噴射ノズルによって活物質粒子を基材に噴射させ、前記基材に活物質の膜を成膜させる成膜制御を行う制御部とを備える。
成膜装置の要部構成図である。 図1のノズルユニットの内部を説明する図である。 粉体の混合部を例示する斜視図である。 ドラムを例示する斜視図である。 噴射用ノズルにおける流路を示す斜視図である。 粉体の供給部における流路を説明する模式図である。 粉体の加速部における流路を説明する斜視図である。 粉体の加速部における混合流体の流れを説明する図である。 電極材料の製造処理の流れを説明するフローチャートである。 負極活物質の膜が形成された電極材料を用いたリチウムイオン二次電池を例示する図である。 成膜幅方向の位置(横軸)と、膜の膜厚(縦軸)との関係を例示する図である。 ロール・ツー・ロール(Roll to Roll)方式の場合の成膜装置の要部構成図である。
<用途の一例>
本発明の一実施の形態による粉体供給機構は、例えば、粒子をノズルから噴射する成膜装置に備えられる。成膜装置は、例えば、リチウムイオン二次電池の負極用電極の製造に用いられる。負極用電極は、例えば、薄板状に形成された導電性の高い銅(Cu)などの電極基材の表面に、負極活物質を含む膜が形成されたものである。この膜は、例えば、シリコン(Si)、銅(Cu)、およびシリコンと銅の合金であるCuSiを含む。
電極基材の表面に負極活物質を成膜させる手法の一例として、パウダー・ジェット・デポジション(Powder Jet Deposition:以下、PJDと呼ぶ)法が知られている。PJD法は、負極活物質の粒子を気体の噴流に乗せてノズルから噴射し、ノズルに対向して配置した電極基材に衝突させて付着させることにより、常温かつ常圧下で電極基材の表面に負極活物質を成膜させる手法である。
上述したような成膜装置では、電極基材の表面に負極活物質の均一な膜を成膜させるため、ノズルから粒子を均一に噴射することが要求される。本実施の形態による粉体供給機構は、ノズルに対して定量の粉体の粒子を適切に供給するように構成したものである。また、本実施の形態による粉体噴射ノズルは、上記粉体供給機構に加えて気体加速部を備える。かかる構成により粉体噴射ノズルは、粉体供給機構から供給された定量の粒子を、ノズル内の粒子の流路において適切に拡散し、粒子を均一に噴射する。
<成膜装置>
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態による粉体噴射ノズルを備えた成膜装置を説明する。噴射する活物質の粒子は、メカニカルアロイング(Mechanical Alloying)法により造粒される。メカニカルアロイングとは、固体物質に粉砕、衝撃、摩擦等の機械的なエネルギーを加えることにより造粒する方法である。
機械的なエネルギーとは、粒子に与えられるエネルギーのことをいう。メカニカルアロイングにおいては、粒子を収容して回転させる容器の回転数、容器の内径、容器の公転半径および処理時間により、さらに媒体ボールを用いる場合には、媒体ボール径と媒体ボールの数量等の条件を加えることにより、エネルギーが算出される。
なお、本願明細書においては、造粒処理の前後において合金組成に変動がない場合についても、上記の処理による造粒工程を指してメカニカルアロイングと称するものとする。
本実施の形態では、造粒工程において、上記の媒体ボールと呼ばれる球状の部材を固体物質と共に用いる。固体物質には、負極活物質としてのシリコン粒子と銅粒子とを用いる。銅とシリコンを用いる場合、機械的なエネルギーによって、展性を有する銅が破砕と冷間圧延を繰り返し、さらにはシリコンを捲き込んで塑性変形や結着を起こすことにより、銅の粒子と、シリコンの粒子と、銅とシリコンの合金であるCuSiの粒子とを含む活物質粒子が生成される。
なお、上記シリコンは、第14族元素の単質材料、第14族元素と原子番号21〜30の金属との合金材料、原子番号21〜30の金属の炭化物材料、または原子番号21〜30の金属の酸化物材料などから例示したものである。シリコンの他に、ケイ素、スズ等が該当する。
また、上記銅は、第3族〜第13族の金属元素材料、または第13族〜第14族の金属元素の酸化物材料などから例示したものである。銅の他に、ニッケル等が該当する。
図1は、成膜装置1の要部構成図である。説明の便宜上、図1に示す配設姿勢における上下左右をもって、上下左右と称して説明する。図1において、成膜装置1は、ガス供給ユニット22と、ノズルユニット20と、ワーク移動ユニット23と、回収装置30と、排気ユニット40と、タンクユニット50と、制御ユニット60とを含む。各ユニットおよび各バルブは、制御ユニット60により制御される。制御ユニット60は、例えばパーソナルコンピュータ等に制御プログラムを実行させることによって構成され、成膜装置1による成膜処理を制御する。
タンクユニット50は、上述したように造粒された粒子を収容する。タンクユニット50内の粒子は、タンクユニット50とノズルユニット20とをつなぐパイプ302を介してノズルユニット20に供給される。ノズルユニット20は、所定量の粒子を噴射するために、後述する粉体供給機構と一体に構成されている。
ノズルユニット20にはさらに、ガス供給ユニット22からパイプ201を介して粒子を噴射するためのキャリアガスが供給される。パイプ201には、バルブ101が設けられている。バルブ101は、ガス供給ユニット22からノズルユニット20へ粒子噴射用のキャリアガスを供給する際に開かれる。キャリアガスとしては、例えば窒素(N)、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)といった不活性ガスや空気が使用される。
ノズルユニット20は、ノズル内部を流動するキャリアガスによって粒子を分散、加速させ、ノズル先端20Aのノズル開口から電極基材Wに向けて、図1の左方へ噴射する。ワーク移動ユニット23は、ノズル先端20Aに対する電極基材Wの位置を移動させる。
このワーク移動ユニット23には、シート状に構成されたフレキシブルの電極基材Wを供給ロール側から送出し、回収ロール側で巻き取る、いわゆるロール・ツー・ロール(Roll to Roll)方式などを使用してもよい。図12には、ロール・ツー・ロール方式の場合のワーク移動ユニット23Bを例示する。図12において、ワーク移動ユニット23Bは、駆動ローラR1および駆動ローラR2を有し、電極基材Wを供給ロール231から回収ロール232へ所定の速度で搬送する。不図示のモータ等によって駆動される駆動ローラR1および駆動ローラR2は、電極基材Wの両面を保持しながら回転する。これにより、ノズル先端20Aに対する電極基材Wの位置をロール・ツー・ロール方式によって移動させることができる。
成膜装置1は、集塵チャンバー11を装備している。集塵チャンバー11は、電極基材Wに付着しなかった非着粒子を回収するために設けられる。ノズル先端20Aおよびワーク移動ユニット23は、集塵チャンバー11の内部に設けられる。集塵チャンバー11およびノズルユニットは成膜チャンバー10に収容されている。成膜チャンバー10には、パイプ201から分岐したパイプ201Aが接続されている。このパイプ201Aにはバルブ102が設けられている。バルブ102は、ガス供給ユニット22から成膜チャンバー10内へキャリアガスを供給する際に開かれる。
集塵チャンバー11には、パイプ301を介して回収ユニット30が接続される。回収ユニット30には、パイプ206を介して排気ユニット40が接続される。排気ユニット40は、回収ユニット30を介して集塵チャンバー11の内部を排気する。これにより、集塵チャンバー11内部の非着粒子は、キャリアガスとともに回収ユニット30に回収される。パイプ301にはバルブ103が設けられている。バルブ103は、集塵チャンバー11から非着粒子を回収する際に開かれる。
なお、集塵チャンバー11内部の圧力は、非着粒子が集塵チャンバー11の隙間から集塵チャンバー11の外部に漏れださないように、集塵チャンバー11の外部の圧力より低くなるように制御される。この制御は、制御ユニット60がバルブ104、105およびバルブ106の開度を適宜調節することによって行う。バルブ104は、回収ユニット30と成膜チャンバー10とをつなぐパイプ202に配置される。バルブ105は、排気ユニット40と成膜チャンバー10とをつなぐパイプ203に配置される。バルブ106は、排気ユニット40から外部へ排気を行うパイプ204に配置される。
回収ユニット30は、非着粒子とキャリアガスとを分離する。非着粒子とキャリアガスとを分離する方法としては、例えば、バグフィルタ方式やサイクロン方式等が挙げられる。
<ノズルユニットの説明>
図2は、図1のノズルユニット20の内部を説明する図である。ノズルユニット20は、粉体受け部300と、回転かご310と、ドラム330と、円筒ジャケット331と、噴射用ノズル20Bとを含む。
図2において、左向きをZ軸プラス方向とする。また、上向きかつZ軸に直交する向きをY軸プラス方向とする。さらに、紙面に垂直な手前方向で、Z軸およびY軸に直交する向きをX軸プラス方向とする。上記座標系において、活物質の粒子はノ噴射用ノズル20Bのノズル先端20Aのノズル開口からZ軸プラス方向へ噴射される。以降の図においては、図2の座標系を基準として向きを表す。
噴射用ノズル20Bの流路は、X−Y平面に平行な平面における流路断面が、X軸方向に延在されて幅が広く、Y軸方向に幅が狭い扁平形状である。本願明細書において、X軸方向の幅が広い壁面を広壁面、Y軸方向の幅が狭い壁面を狭壁面と呼ぶ。
本実施の形態では、扁平形状の流路断面の一例として矩形形状の場合を例示するが、矩形形状のみに限定されるものではなく、扁平形状として長円形や楕円形等、種々な形状に構成してもよい。以降説明する扁平形状の他の流路断面についても同様である。
粉体受け部300および回転かご310は、粉体の混合部を構成する。図3は、粉体の混合部を例示する斜視図である。粉体受け部300には、パイプ302(図2)を介して噴射用の粒子が導入される。粉体受け部300の中には、軸P1の周りに回転可能な円筒形状の回転かご310が設けられている。粉体受け部300の底311(図2)は、回転かご310の外周面との間に所定の空隙をもたせた半円筒形状に構成されている。回転かご310が図2、図3の矢印方向に回転することにより、粉体受け部300の中の粒子がかき混ぜられる。ここで、回転かご310の隙間は粒子の粒径に比べて十分に大きいため、粒子が回転かご310の中に留まることはない。
なお、粉体受け部300への紛体の供給方法は、回転かご310に均一に粉体を供給する方法を使うことが好ましい。
<粉体の搬送部>
図2のドラム330および円筒ジャケット331は、粉体の搬送部を構成する。図4は、ドラム330を例示する斜視図である。ドラム330は、軸P2の周りに回転可能な円筒形状の粉体搬送部材である。ドラム330の外周面には、母線方向に延設された複数の溝330Aが設けられている。複数の溝330Aは、上記母線方向において溝330Aの幅や深さが均一に構成されるとともに、複数の溝330Aの相互の幅や深さも等しく構成される。図2の円筒ジャケット331は、ドラム330の外周面と接触しない程度に空隙をもたせてドラム330の外周面を覆う円筒形状に構成されている。
本実施の形態では、ドラム330の外周面の母線方向に延設された溝330Aの長さは、噴射用ノズル20Bにおけるノズル先端20Aのノズル開口の長辺(X軸方向)の長さに対応する。
粉体受け部300の底311の下部には、ドラム330の外周面を覆う円筒ジャケット331の上部との間に貫通された開口320が設けられている。開口320は、ドラム330の溝330Aの方向に沿って延設されている。粉体受け部300でかき混ぜられた粒子は、図3および図4に示すように、開口320(図2)から下方(Y軸マイナス方向)へ落ちてドラム330の溝330Aの中に入る。ドラム330が図2および図4の矢印方向に回転することにより、溝330Aに収容された粒子がドラム330の周方向へ搬送される。
また、ドラム330の回転により、上記開口320と対向する位置へドラム330の溝330Aが順次移動する。これにより、開口320と対向する溝330Aに対して次々と粒子が満たされる。ここで、ドラム330の外周と円筒ジャケット331との間の空隙は、溝330Aを満たす粒子をすり切りにする。このため、ドラム330の周方向へ搬送される粒子の量は、どの溝330Aにおいても一定量となる。さらに、溝330Aの延在方向(X軸方向)における粒子の量も均一となる。
上記の例では、ドラム330の溝330Aの奥(図6において右方)の断面形状はおおよそ円弧であるが、必ずしも円弧形状でなくてもよい。例えば、円弧より細く曲がった形状でもよい。また、平面を組み合わせることにより、溝330Aの断面を多角形状に構成してもよい。このように、ドラム330の溝330Aの断面形状は、粉体の特性や噴出するガスの流れに適した種々の形状を採用することができる。
図2の噴射用ノズル20Bは、粉体の供給部210と、粉体の加速部220とを含む。上記ドラム330の溝330Aに収容されている粒子は、ドラム330の回転によって、噴射用ノズル20Bの粉体の供給部210と対向する位置へ搬送される。粉体の供給部210は、対向する位置において溝330Aの中に満たされている粒子を、以下のように噴射用ノズル20Bの中へ供給する。
<粉体の供給部>
図5は、噴射用ノズル20Bにおける流路を示す図であり、図2における矢印Aの方向から見た斜視図である。図5の噴射用ノズル20Bにおいて、粉体の供給部210は、粉体の加速部220よりも流路の上流側(Z軸マイナス方向)に設けられている。
図6は、粉体の供給部210における流路を説明する模式図である。粉体の供給部210は、噴出用の気体を導入する気体導入部211と、気体導入部211から導入された噴出用の気体を整流するポーラス部212と、ポーラス部212から出力された噴出用の気体が流動する流路213と、噴出用の気体をドラム330の溝330Aに向けて噴出する噴出開口213Aと、噴出開口213Aから噴出された気体によって溝330Aから吐き出された粒子を捕集する捕集開口214Aおよび215Aと、捕集された粒子が気体とともに流動する流路214および215とを含む。
気体導入部211は、X軸方向に並べて離散的に配置された複数(図5の例では3つ)の流路211A〜211Cによって構成される。流路211A〜211Cには、不図示のチューブ等を介して噴出用の気体(例えば、キャリアガス)が導入される。複数の流路211A〜211Cを有する気体導入部211より導入された噴出用の気体は、ポーラス部212よりも上流側(Z軸プラス方向)に位置する空間211Gにおいて合流する。流路213は、ポーラス部212よりも下流側に設けられる。X−Y平面に平行な平面における流路213の流路断面は、X軸方向に延在されて幅が広く、Y軸方向に幅が狭い扁平形状である。
ポーラス部212は、扁平形状の流路213における噴出用の気体の圧力をX軸方向に均す圧力調整部として機能する。ポーラス部212は、圧力調整した噴出用の気体を流路213へ噴き出す。流路213をZ軸マイナス方向に流動した噴出用の気体は、噴出開口213Aからドラム330の溝330Aに向けて噴出される。すなわち、X軸方向に延在された幅広の噴出開口213Aから、ドラム330の外周面に設けられている溝330Aに対し、溝330Aの延在方向(X軸方向)において均一な流量の気体が噴出される。
ドラム330の溝330Aに収容されている粒子は、噴出開口213Aから噴出された噴出用の気体によって溝330Aから吐き出される。溝330Aから吐き出された粒子は、噴出開口213Aを挟んで上下に位置する捕集開口214Aおよび215Aから、気体とともに捕集される。ここで、流路214および流路215には、後述する粉体の加速部220によるエジェクタ効果によって負圧が生じている。このため、捕集開口214Aおよび215Aから粒子が気体とともに捕集される。
捕集開口214Aは、流路214の流路断面に比べてY軸方向に拡がりを有する。また、捕集開口215Aは、流路215の流路断面に比べてY軸方向に拡がりを有する。流路214および流路215は、それぞれ、X−Y平面に平行な平面における流路断面がX軸方向に延在されて幅が広く、Y軸方向に幅が狭い扁平形状である。
上述したように、ドラム330の溝330Aを満たす粒子の量は溝330Aの延在方向(X軸方向)において均一であり、かつ、噴出開口213Aから溝330Aに対して噴出される気体の流量も溝330Aの延在方向(X軸方向)に均一である。これにより、噴出開口213Aを挟んで上下に位置する捕集開口214Aおよび215Aから気体とともに捕集される粒子の量は、流路214および流路215の延在方向(X軸方向)において均一になる。
捕集開口214Aから気体とともに捕集された粒子は、粉体の加速部220へ向けて流路214をZ軸プラス方向へ流動する。また、捕集開口215Aから気体とともに捕集された粒子は、粉体の加速部220へ向けて流路215をZ軸プラス方向へ流動する。流路214および流路215をそれぞれ流動した気体および粒子(以降、混合流体と呼ぶ)は、粉体の供給部210よりも下流側に位置する合流部216で合流し、粉体の加速部220に向かってZ軸プラス方向へ流動する。
なお、X−Y平面に平行な平面における合流後の流路断面も、X軸方向に延在されて幅が広く、Y軸方向に幅が狭い扁平形状である。本実施の形態では、合流部216において合流した後の混合流体における粒子の量も、流路断面の延在方向(X軸方向)において均一になる。
<粉体の加速部>
図7は、粉体の加速部220における流路を説明する斜視図である。粉体の加速部220は、粉体の供給部210からZ軸プラス方向へ流動する混合流体210fを分流する分流部221と、加速用の気体(加速ガス)を導入する気体導入部223と、混合流体210fがZ軸プラス方向へ流動する第1流路225と、分流、加速後の混合流体220fがZ軸プラス方向へ流動する第2流路226とを含む。
第1流路225は、合流部216から粉体の加速部220までZ軸プラス方向に延在する。X−Y平面に平行な平面における第1流路225の流路断面は、X軸方向に延在されて幅が広く、Y軸方向に幅が狭い扁平形状である。第1流路225の断面積は、Z軸方向において一定に構成されている。
図8は、粉体の加速部220における混合流体210fの流れを説明する図である。分流部221には、複数の分流路222dが、混合流体210fが流動する方向(Z軸プラス方向)と交差するX軸方向に沿って等間隔で配列される。本実施の形態においては、間隔L1ごとに配置された複数の凸部222の間に分流路222dが形成されている。凸部222はそれぞれ、壁部222aおよび222bと、壁部222aおよび222bを接続する接続壁部222cとを有する。
壁部222aおよび222bと、接続壁部222cとは、第1流路225(図7)の一方の広壁面からY軸方向に突出して、対向する他方の広壁面に達する高さW1に立設されている。壁部222aおよび222bはZ軸プラス方向に延在し、接続壁部222cはX軸方向に沿って延在する。図8に示すように、X−Z平面に平行な平面による凸部222の断面は、「コ」の字形状(「U」の字形状)を有している。上述したように、複数の凸部222のX軸方向の間隔、すなわち分流路222dの幅はL1である。
なお、凸部222同士の間隔L1(分流路222dの幅)や、凸部222の配置個数等は、シミュレーションや実験等の結果に基づいて適宜変更してよい。
粉体の供給部210から流動する混合流体210fは、等間隔で配列されている凸部222を避けて複数に分流され、上記間隔L1を幅とする複数の分流路222dを介して凸部222よりも下流(Z軸プラス方向)へ流動する。このとき、凸部222を構成する接続壁部222cに混合流体210fが衝突することによって、混合流体内で粒子が分散される。
もともと、混合流体210fにおける粒子の量は流路断面の延在方向(X軸方向)において均一にされていることから、等間隔で配列された複数の分流路222dをそれぞれ流動する分流流体中の粒子の量は同等になる。
気体導入部223は、X軸方向に並べて離散的に配置された複数(図7の例では5つ)の流路によって構成される。気体導入部223の各流路には、不図示のチューブ等を介して加速ガス(例えば、キャリアガス)が導入される。複数の流路を有する気体導入部223より導入された加速ガスは、図8に例示した凸部222における壁部222a、222bおよび接続壁部222cで囲まれた領域に導入される。
凸部222において壁部222a、222bおよび接続壁部222cで囲まれた領域は、加速ガスの合流部となる。図8に示すように、気体導入部223より導入された加速ガスは、接続壁部222cが設けられていないZ軸プラス方向へ噴出される。加速ガスを加速ガスの合流部に噴出させることにより、凸部222の近傍においてエジェクタ効果による負圧が発生する。
複数の分流路222dへ分流された分流流体(分散された粒子を含む)と、上記噴出させた加速ガスとは、複数の凸部222より下流側(Z軸プラス方向)で合流し、第2流路226をZ軸プラス方向へ流動する。上述したように、等間隔に配列された分流路222dへ分流された分流流体における粒子の量は同等であることから、これらの分流流体を合流した混合流体220fにおける粒子の量は、流路断面の延在方向(X軸方向)において均一性が保たれる。
第2流路226は、粉体の加速部220からノズル先端20A(図2)のノズル開口までZ軸プラス方向に延在する。X−Y平面に平行な平面における第2流路226の流路断面は、X軸方向に幅が広く、Y軸方向に幅が狭い扁平形状である。本実施の形態では、第2流路226の流路断面のX軸方向の長さは、粉体の加速部220からノズル先端20A(図2)のノズル開口まで一定である。
同様に、第2流路226の流路断面のY軸方向の長さは、粉体の加速部220からノズル先端20A(図2)のノズル開口まで一定である。ここで、ノズル先端20Aのノズル開口におけるX軸方向の長さとY軸方向の長さの比、すなわちノズル開口のアスペクト比は、例えば0.001〜0.1程度である(アスペクト比0.01±0.005を、典型例のひとつとして例示する)。
第2流路226を流動する混合流体220fは、主として加速ガスのエジェクタ効果による負圧によって吸引され、第2流路226のZ軸プラス方向に加速される。すなわち、気体導入部223から所定圧力で加速ガスが供給されると、加速ガスは、複数の分流路222dを介して流動する分流流体(分散された粒子を含む)を吸引して混合する。こうして第2流路226をZ軸プラス方向に流動する混合流体220fは、ノズル先端20Aのノズル開口から電極基材W(図1)に向けて噴射される。
噴射される粉体の粒子の速度は、主として加速ガスの種類および圧力により設定される。ノズル先端20Aのノズル開口から噴射された混合流体220fに含まれる粒子は、ノズル先端20AからZ軸プラス方向へ0.5mm〜5mm程度の距離に配置された電極基材Wの被付着面に衝突して付着する。
以上説明したように、噴射用ノズル20Bは、流路断面の延在方向(X軸方向)において混合流体220fに含まれる粒子の量の均一性が保たれるように構成した。これにより、電極基材Wに付着する粒子を、X軸方向(本実施の形態において成膜幅方向に相当する)において均一にすることができる。
<フローチャートの説明>
上述した成膜装置1で行われる電極材料の製造処理の流れについて、図9に例示するフローチャートを参照して説明する。図9のステップS100において、ノズルユニット20の粉体の搬送部(ドラム330、円筒ジャケット331)は、定量の粒子を粉体の供給部210に対応する位置へ搬送する。
ステップS110において、ノズルユニット20の粉体の供給部210は、定量の粒子を粉体の搬送部(ドラム330、円筒ジャケット331)からノズルユニット20内に取り込む。
ステップS120において、ノズルユニット20は、キャリアガスと粒子の混合流体を電極基材Wに向けて噴射して図9による処理を終了する。
<リチウムイオン二次電池>
上述したように電極基材Wに負極活物質を成膜させた電極材料を、電池の形態(例えば円筒形型、角型、セル型、ラミネート型等)に合わせた形状寸法に打ち抜くことによって、二次電池の負極が形成される。図10は、上述したように負極活物質の膜が形成された電極材料を用いたリチウムイオン二次電池500の一例を示す図である。
図10において、アルミ箔にコバルト酸リチウム等のリチウム遷移金属酸化物を正極活物質として付着形成した公知の正極501と、上記負極502とをセパレータ503を挟んで対峙させ、公知の溶媒中に公知の電解液(非水電解質)とともに封入することによって、リチウムイオン二次電池500が構成される。
公知の溶媒とは、例えばプロピレンカーボネートやエチレンカーボネートである。また、公知の電解液とは、例えばLiClOやLiPFである。このようなリチウムイオン二次電池500は、高い電気容量が得られ、長期間安定的に保持可能である。
なお、成膜装置1を用いてリチウムイオン二次電池の負極を製造することの他に、リチウムイオン二次電池の正極を製造するようにしてもよい。この場合、正極用の電極基材Wとしては、例えばアルミニウムや導電性樹脂等の導電性を有する基材が用いられる。
上記実施の形態における噴射用ノズル20Bについて、各部の寸法の一例を次に示す。
ノズル先端20Aのノズル開口の長辺(X軸方向)の長さ:60mm
ノズル先端20Aのノズル開口の短辺(Y軸方向)の長さ:0.6mm
凸部222のZ軸方向の長さ:2.5mm
凸部222のX軸方向の間隔L1:0.6mm
噴射用ノズル20BのZ軸方向の長さ(粉体の供給部210からノズル先端20Aまで):200mm
なお、実施例において、気体導入部223は、X軸方向に並べて離散的に配置された複数(図7の例では5つ)の流路によって構成される。
また、X−Y平面と平行な平面による第1流路225、第2流路226の流路断面は、それぞれZ軸方向の位置によらず同一の断面積を有する。
図11は、ノズル先端20Aのノズル開口から粒子を電極基材(銅箔)に噴射させた際の、成膜幅方向(X軸方向)の位置(横軸)と、膜の膜厚(縦軸)との関係を例示する図である。このときの成膜条件は次の通りである。
粒子:Cu−Si複合粒子
粒子の平均粒径:10 μm
噴出用気体の種類:窒素(N)
噴出用気体の流量:20 l/min
第2流路226の先端の速度:280 m/sec
第2流路226内の圧力:0.3 MPa
加速ガス(加速用気体)の種類:窒素(N)
加速ガスの供給量:260 l/min
気体導入部223における加速ガスの圧力:0.5 MPa
電極基材Wの温度:150 ℃
ノズル先端20Aに対する電極基材Wの移動速度:1 mm/sec
なお、上記の加速ガスの供給量は、気体導入部223を構成する複数の流路から導入される合計量である。
図11に示すように、電極基材WのX軸方向(成膜幅方向)に沿った広い範囲で実質的に一様な膜厚を形成していることを確認した。つまり、実施例に示すように噴射用ノズル20Bの流路を設定することにより、粉体の粒子がX軸方向(成膜幅方向)に沿って実質的に均一に拡散され、ノズル開口から噴射されていることがわかる。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ノズルユニット20の噴射用ノズル20Bの粉体供給機構は、ドラム330の外周面の溝330Aに収容されている粉体に向けて気体を噴出開口213Aから噴出する流路213と、複数の捕集開口214A、215Aを有し、噴出された気体によって溝330Aから吐き出された粉体を捕集開口214A、215Aからそれぞれ捕集する流路214および215とを備え、流路213の噴出開口213Aは溝330Aに対向して配置され、流路213の噴出開口213Aと、流路214および215の捕集開口214A、215Aとが並んで配置される。これにより、溝330Aに収容されている粉体を、複数の捕集開口214A、215Aから効率よく捕集して噴射用ノズル20Bへ取り込むことができる。噴出開口213Aと並んで配置した捕集開口214A、215Aから捕集することで、噴出開口213Aから離れた位置に捕集開口214A、215Aを設ける場合に比べて、溝330Aから吐き出された粉体を素早く捕集できる。また、複数の捕集開口214A、215Aから捕集することで、1つの捕集開口から捕集する場合に比べて、溝330Aから吐き出された粉体を素早く捕集できる。
(2)流路214および215の捕集開口214A、215Aを、流路213の噴出開口213Aの両側に配置したことにより、図6に示すように噴出開口の両側から粉体を捕集するため、噴出された粉体を効率よく捕集することができる。
(3)流路213の噴出開口213Aは、溝330Aが延在するX軸方向に沿って延設され、流路214および215の捕集開口214A、215Aは、それぞれ流路213の噴出開口213Aが延設されるX軸方向に沿って延設される。これにより、X軸方向に延在している溝330Aに収容された粉体を、効率よく捕集することができる。
(4)流路213は、溝330Aが延在するX軸方向に一様な流量の気体を噴出開口213Aから噴出させる気体一様化構造(ポーラス部212)を有するので、X軸方向に延在している溝330Aに収容された粉体を、X軸方向において均一に吐き出させることができる。
(5)流路213の気体一様化構造は、噴出する気体の圧力を噴出開口213Aが延設されるX軸方向に沿って均すポーラス部212であるので、X軸方向に延在している溝330Aに収容されている粉体を、X軸方向において均一に吐き出させることができる。
(6)成膜装置1の噴射用ノズル20Bは、上記粉体供給機構と、上記粉体供給機構によって捕集された粉体を、加速用の気体とともに噴射するノズル開口(ノズル先端20A)とを備える。これにより、上記粉体供給機構によって、X軸方向に延在している溝330Aから効率よく捕集した粉体を、電極基材Wに向けて適切に噴射することができる。成膜幅を広くとれる(すなわち、X軸方向に広い範囲に噴射できる)ので、成膜幅が狭い場合に比べて、成膜処理の効率を高めることができる。
(7)成膜装置1を使用した成膜方法は、上記の粉体噴射ノズルによって活物質粒子を電極基材Wに噴射する工程を含み、電極基材Wに活物質の膜を成膜させる。成膜幅を広くとれる(すなわち、X軸方向に広い範囲に噴射できる)ので、成膜幅が狭い場合に比べて、成膜処理の効率を高めることができる。
(8)成膜装置1を使用して電極部材を製造することができる。電極部材の製造方法は、上記成膜方法によって電極基材Wに活物質の膜を成膜させる工程を含むので、成膜幅を広くとれる(すなわち、X軸方向に広い範囲に噴射できる)。その結果、成膜幅が狭い粉体噴射ノズルで成膜する場合に比べて、成膜処理の効率を高めることができる。
(9)成膜装置1を使用して製造された電極部材を用いて二次電池を製造することができる。二次電池の製造方法は、上記電極部材の製造方法によって製造された電極部材を電極として用いることにより二次電池を製造する工程を含むので、成膜幅を広くとれる(すなわち、X軸方向に広い範囲に噴射できる)。その結果、成膜幅が狭い粉体噴射ノズルで成膜する電極部材に比べて、電極基材Wへの成膜処理の効率を高めることができる。
(10)成膜装置1は、噴射用ノズル20Bと、噴射用ノズル20Bによって活物質粒子を電極基材Wに噴射させ、電極基材Wに活物質の膜を成膜させる成膜制御を行う制御ユニット60とを備える。成膜幅を広くとれる(すなわち、X軸方向に広い範囲に噴射できる)ので、幅の狭い噴射用ノズルによる成膜制御に比べて、成膜処理の効率を高めることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施の形態と組み合わせることも可能である。
すなわち、噴射用ノズル20Bは、開口の長辺(X軸方向)の長さを長くする場合への適用が容易である。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。例えば、砥粒加工の1種であるAbrasive Jet machining、サンドブラストによる表面処理法、コールドスプレイ法による成膜などの粉体を噴射する分野にも使用することができる。
1…成膜装置、10…成膜チャンバー、11…集塵チャンバー、20…ノズルユニット、
20A…ノズル先端、20B…噴射用ノズル、60…制御ユニット、
210…粉体の供給部、211(211A〜211C)…気体導入部、
211G…空間、212…ポーラス部、213、214、215…流路、
216…合流部、213A…噴出開口、214A、215A…捕集開口、
220…粉体の加速部、225…第1流路、226…第2流路、300…粉体受け部、
310…回転かご、330…ドラム、330A…溝、331…円筒ジャケット、
500…リチウムイオン二次電池、501…正極、502…負極、W…電極基材

Claims (11)

  1. 粉体を収容するための複数の溝部が、回転可能な円筒形状部材の外周面の母線方向に平行に延設された粉体収容部と、
    前記粉体収容部の前記溝部に収容されている粉体に向けて気体を噴出するための噴出開口が、複数の前記溝部のうちの一つの溝部と対向するように前記母線方向に沿って延設された気体噴出部と、
    前記気体噴出部の前記噴出開口から噴出された気体によって前記溝部から吐き出された前記粉体を捕集する捕集開口が、前記母線方向に沿って前記噴出開口と並べて延設された粉体捕集部と
    を備える粉体供給機構。
  2. 請求項1に記載の粉体供給機構において、
    前記粉体捕集部の前記捕集開口は、前記気体噴出部の前記噴出開口の両側に延設される粉体供給機構。
  3. 請求項1または2に記載の粉体供給機構において、
    前記粉体収容部の複数の前記溝部は、前記粉体収容部の回転に伴って前記気体噴出部の前記噴出開口と対向する位置へ順次移動する粉体供給機構。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の粉体供給機構において、
    前記粉体収容部の複数の前記溝部は、互いの幅および深さが等しく、かつ、前記溝部が延設される方向において幅および深さが一様である粉体供給機構。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の粉体供給機構において、
    前記気体噴出部は、前記噴出開口から噴出する気体を整流する気体整流部を有する粉体供給機構。
  6. 請求項5に記載の粉体供給機構において、
    前記気体噴出部の前記気体整流部、前記噴出開口から噴出する気体の圧力を前記噴出開口が延設される方向に沿って均すように整流する、粉体供給機構。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の粉体供給機構と、
    前記粉体供給機構によって捕集された前記粉体を、加速用の気体とともに噴射する粉体噴射部とを備える粉体噴射ノズル。
  8. 請求項7に記載の粉体噴射ノズルによって活物質粒子を基材に噴射し、前記基材に活物質の膜を成膜させる成膜方法。
  9. 請求項8に記載の成膜方法によって基材に前記活物質の膜を成膜させる電極部材の製造方法。
  10. 請求項9に記載の電極部材の製造方法によって製造された電極部材を電極とする二次電池の製造方法。
  11. 請求項7に記載の粉体噴射ノズルと、
    前記粉体噴射ノズルによって活物質粒子を基材に噴射させ、前記基材に活物質の膜を成膜させる成膜制御を行う制御部とを備える成膜装置。
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