JP6591319B2 - 汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプの改良技術に関する。
車両に搭載されたエンジンの燃料供給ラインに用いられる燃料ポンプは、電磁ポンプ等の電気的なポンプによって構成されている。しかし、汎用エンジンは、バッテリを備えていないものが一般的である。このため、汎用エンジンの用いられる燃料ポンプは、汎用エンジンの始動時に電力の供給を受けられない。エンジン始動時の燃料供給を可能とするためには、燃料ポンプを機械式ポンプの構成にする必要がある。
この機械式ポンプは、汎用エンジンの外部に配置されている燃料タンクから、汎用エンジンへ燃料を供給するものであり、汎用エンジンのカム軸によって駆動される。この機械式ポンプは、例えばダイヤフラム式燃料ポンプによって構成される。このようなダイヤフラム式燃料ポンプは、特許文献1から知られている。
特許文献1で知られている汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプは、ハウジングとダイヤフラムとロッドとプランジャとプランジャ付勢部材とを含む。ダイヤフラムは、ハウジングの内部をポンプ室とエア室とに区画している。ロッドは、ダイヤフラムに一端部を連結されるとともに、他端部をエア室からハウジングの外方へ突出しており、ハウジングにスライド可能に支持されている。プランジャは、ロッドの他端部に対して同心上に位置し、且つロッドに対してスライド可能に嵌合している。プランジャ付勢部材は、プランジャをロッドの他端部側へ付勢している。
ロッドの他端部は、この他端部の径外方へ延びたピンを有する。プランジャは、ロッドの他端部を嵌合可能な筒部を有した、有底筒状に形成されている。筒部には、この筒部を径方向に貫通した長孔が形成されている。この長孔は、プランジャの長手方向に細長い。この長孔の縁のなかの、ダイヤフラム側の縁にはピンが接している。
燃料ポンプの吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材の付勢力に依存した、比較的低圧となる。このダイヤフラム用付勢部材は、ダイヤフラムをエア室からポンプ室へ向かって付勢している。
ところで、バッテリを備えていない汎用エンジンであっても、電子式燃料噴射装置を設けることが好ましい場合もある。この電子式燃料噴射装置は、高圧の燃料を噴射するので、負圧を利用して燃料を霧化するキャブレタに比べて、霧化の状態を制御しやすいという特徴がある。電子式燃料噴射装置へ燃料を供給するための燃料ポンプの吐出圧力は、高圧であることが求められる。
しかし、上述のように、特許文献1で知られている汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプの吐出圧力は、低圧である。吐出圧力を高圧にするためには、ダイヤフラム用付勢部材の付勢力を高める必要がある。しかし、ダイヤフラム用付勢部材の付勢力を高め過ぎると、汎用エンジンのカム軸に設けられているカム山の変位速度に対して、ダイヤフラムの弾性変位の速度が追従しきれない。従って、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプの吐出圧力を高めるには、限界がある。電子式燃料噴射装置が、燃料の霧化を適切に行うためには、改良の余地がある。
そこで、特許文献1で知られている汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプの、ロッドの他端部をプランジャに直結する、又はロッドの他端部にプランジャを一体に形成することが考えられる。プランジャが、汎用エンジンのカムによって押し上げられたときに、ダイヤフラムはプランジャによりポンプ室へ向かって、強制的に弾性変位させられる。このため、燃料ポンプの吐出圧力は比較的高圧となる。
しかし、単にロッドの他端部をプランジャに直結する、又はロッドの他端部にプランジャを一体に形成するのでは、構成が複雑になる。しかも、ダイヤフラム式燃料ポンプのコストアップの要因となる。また、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプを、低圧用と高圧用とで別々に生産することにならざるを得ない。このため、低圧用と高圧用とでは、ダイヤフラム式燃料ポンプの形状や寸法も異なり得る。更なる改良の余地がある。
特許第4563613号公報
本発明は、1種類の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプを、低圧用と高圧用とに容易に変更可能な技術を提供することを課題とする。
第1の発明によれば、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプは、ハウジングと、このハウジングの内部をポンプ室とエア室とに区画したダイヤフラムと、このダイヤフラムに一端部を連結されるとともに、他端部を前記エア室から前記ハウジングの外方へ突出しており、前記ハウジングにスライド可能に支持されたロッドと、このロッドの他端部に対して同心上に位置し、且つ前記ロッドに対してスライド可能に嵌合したプランジャと、このプランジャを前記ロッドの他端部側へ付勢したプランジャ付勢部材とを含む。
前記ロッドの他端部は、この他端部の径外方へ延びた第1ピンを有する。前記プランジャは、前記ロッドの他端部を嵌合可能な筒部を有した、有底筒状に形成されている。前記筒部には、この筒部を径方向に貫通した貫通孔が形成されている。この貫通孔は、前記第1ピンが前記貫通孔に対して前記ロッドの長手方向に変位可能な大きさに設定されている。前記貫通孔の縁のなかの、前記ダイヤフラム側の縁を一方の縁とし、前記プランジャの底側の縁を他方の縁とする。前記一方の縁には、前記第1ピンが接している。
前記貫通孔の前記他方の縁と前記ロッドの他端面との間には、前記第1ピンに平行な第2ピンを嵌め込み可能な隙間を有する。この隙間に前記第2ピンが嵌められてなる構成とすることで、前記ロッドの他端部は、前記第1ピンと前記第2ピンとにより、前記プランジャに対して前記ロッドの長手方向への移動を規制されていることを特徴とする。
このように、第1の発明では、第1ピンの他に、この第1ピンに平行な第2ピンを有することが可能である。第2ピンの有無にかかわらず、プランジャは、プランジャ付勢部材によってロッドの他端部側へ付勢されている。第1ピンは、貫通孔の縁のなかの、ダイヤフラム側の縁(一方の縁)に常に接している。第1ピンのみを用いた場合には、ロッドの他端部は、プランジャに対してロッドの長手方向への移動が可能である。この場合には、ダイヤフラムをエア室からポンプ室へ向かって付勢するダイヤフラム用付勢部材を設けることになる。従って、汎用エンジンのカムによって、プランジャがダイヤフラム側へ押し上げられたときに、このダイヤフラムは、ダイヤフラム用付勢部材によりポンプ室へ向かって付勢される。燃料ポンプの吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材の付勢力に依存した、比較的低圧となる。
一方、第1ピンと第2ピンの両方を用いた場合には、第2ピンは、貫通孔の縁のなかの、プランジャの底側の縁(他方の縁)と、ロッドの他端面との間に介在し、且つこれらの両者に接する。つまり、第2ピンは、貫通孔の縁のなかの、プランジャの底側の縁(他方の縁)に接している。ロッドの他端部は、第1ピンと第2ピンとにより、プランジャに対してロッドの長手方向への移動を規制(つまりロック)される。この結果、ロッドはプランジャに直結される。この場合には、前記ダイヤフラム用付勢部材の有無は任意である。従って、汎用エンジンのカムによって、プランジャがダイヤフラム側へ押し上げられたときに、このダイヤフラムはプランジャによりポンプ室へ向かって、強制的に弾性変位させられる。このため、燃料ポンプの吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材の付勢力に依存しない、比較的高圧となる。
このように、第2ピンの有無によって、燃料ポンプの吐出圧力を任意に変更することができる。しかも、第2ピンの有無を選択するという、簡単な構成によって極めて容易に変更できる。加えて、燃料ポンプの吐出圧力を変更しても、この燃料ポンプの形状や寸法は、全く同じである。従って、低圧用の燃料ポンプと高圧用の燃料ポンプとを入れ替えるだけで、そのまま使用することができる。このため、汎用エンジンの燃料供給ラインにおいて、キャブレータ仕様のラインと電子制御噴射装置仕様のラインとの、変更を容易に行うことができる。加えて、第2ピンの有無だけによって、1種類の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプを、低圧用と高圧用とに変更できるので、量産効果が高まる。その結果、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプのコストダウンを図ることができる。
好ましくは、前記第2ピンと前記プランジャの内底との間には、スペーサが嵌められている。このため、第2ピンの長手中央部を、スペーサを介してプランジャの内底により支持することができる。従って、第2ピンの曲げ強度を高めることができる。
また、第2の発明によれば、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプは、ハウジングと、このハウジングの内部をポンプ室とエア室とに区画したダイヤフラムと、このダイヤフラムに一端部を連結されるとともに、他端部を前記エア室から前記ハウジングの外方へ突出しており、前記ハウジングにスライド可能に支持されたロッドと、このロッドの他端部に対して同心上に位置し、且つ前記ロッドに対してスライド可能に嵌合したプランジャと、このプランジャを前記ロッドの他端部側へ付勢したプランジャ付勢部材とを含む。
前記ロッドの他端部は、この他端部の径外方へ延びた第1ピンを有する。前記プランジャは、前記ロッドの他端部を嵌合可能な筒部を有した、有底筒状に形成されている。前記筒部には、この筒部を径方向に貫通した貫通孔が形成されている。この貫通孔は、前記第1ピンが前記貫通孔に対して前記ロッドの長手方向に変位可能な大きさに設定されている。前記貫通孔の縁のなかの、前記ダイヤフラム側の縁には、前記第1ピンが接している。
前記ロッドの他端面と前記プランジャの内底との間には、スペーサを嵌め込み可能な隙間を有する。この隙間に前記スペーサが嵌められてなる構成とすることで、前記ロッドの他端部は、前記第1ピンと前記スペーサとにより、前記プランジャに対して前記ロッドの長手方向への移動を規制されていることを特徴とする。
このように、第2の発明では、第1ピンの他にスペーサを有することが可能である。スペーサの有無にかかわらず、プランジャは、プランジャ付勢部材によってロッドの他端部側へ付勢されている。第1ピンは、貫通孔の縁のなかの、ダイヤフラム側の縁(一方の縁)に常に接している。第1ピンのみを用いた場合には、ロッドの他端部は、プランジャに対してロッドの長手方向への移動が可能である。この場合には、ダイヤフラムをエア室からポンプ室へ向かって付勢するダイヤフラム用付勢部材を設けることになる。従って、汎用エンジンのカムによって、プランジャがダイヤフラム側へ押し上げられたときに、このダイヤフラムは、ダイヤフラム用付勢部材によりポンプ室へ向かって付勢される。燃料ポンプの吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材の付勢力に依存した、比較的低圧となる。
一方、第1ピンとスペーサの両方を用いた場合には、スペーサは、ロッドの他端面とプランジャの内底との間に介在し、且つこれらの両者に接する。ロッドの他端部は、第1ピンとスペーサとにより、プランジャに対してロッドの長手方向への移動を規制(つまりロック)される。この結果、ロッドはプランジャに直結される。この場合には、前記ダイヤフラム用付勢部材の有無は任意である。従って、汎用エンジンのカムによって、プランジャがダイヤフラム側へ押し上げられたときに、このダイヤフラムはプランジャによりポンプ室へ向かって、強制的に弾性変位させられる。このため、燃料ポンプの吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材の付勢力に依存しない、比較的高圧となる。
このように、スペーサの有無によって、燃料ポンプの吐出圧力を任意に変更することができる。しかも、スペーサの有無を選択するという、簡単な構成によって極めて容易に変更できる。加えて、燃料ポンプの吐出圧力を変更しても、この燃料ポンプの形状や寸法は、全く同じである。従って、低圧用の燃料ポンプと高圧用の燃料ポンプとを入れ替えるだけで、そのまま使用することができる。このため、汎用エンジンの燃料供給ラインにおいて、キャブレータ仕様のラインと電子制御噴射装置仕様のラインとの、変更を容易に行うことができる。加えて、第2ピンの有無だけによって、1種類の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプを、低圧用と高圧用とに変更できるので、量産効果が高まる。その結果、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプのコストダウンを図ることができる。
本発明では、第1ピンの他に、もう一つの部品(第2ピンやスペーサ)の有無によって、燃料ポンプの吐出圧力を任意に変更することができる。しかも、もう一つの部品の有無を選択するという、簡単な構成によって極めて容易に変更できる。加えて、燃料ポンプの吐出圧力を変更しても、この燃料ポンプの形状や寸法は、全く同じである。従って、低圧用の燃料ポンプと高圧用の燃料ポンプとを入れ替えるだけで、そのまま使用することができる。このため、汎用エンジンの燃料供給ラインにおいて、キャブレータ仕様のラインと電子制御噴射装置仕様のラインとの、変更を容易に行うことができる。加えて、もう一つの部品の有無だけによって、1種類の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプを、低圧用と高圧用とに変更できるので、量産効果が高まる。その結果、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプのコストダウンを図ることができる。
本発明による汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプを備えた汎用エンジンの吸排気ラインと燃料供給ラインの模式図である。 図1に示される高圧用に用いられる汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプの断面図である。 図2に示されるロッドの他端部とプランジャとを第1ピンの長手方向から見た拡大図である。 図1に示される低圧用に用いられる汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプの断面図である。 図4に示されるロッドの他端部とプランジャとを第1ピンの長手方向から見た拡大図である。 図2に示される高圧用に用いられる汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプの変形例の断面図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプについて図面に基づき説明する。
図1は、汎用エンジン10の吸排気ライン31,32と燃料供給ライン40とを模式的に示している。汎用エンジン10は、船外機や作業機等の汎用機に搭載されており、クランクケース11とシリンダブロック12とヘッドカバー13とクランク軸14とピストン15とを含む。シリンダブロック12には、ピストン15が往復動するシリンダ16が設けられている。さらに、汎用エンジン10は、クランク軸14によって駆動する発電機17を備えている。
ヘッドカバー13には、点火プラグ18が設けられている。さらに、ヘッドカバー13は、吸気口21と排気口22とを有する。吸気口21は、吸気弁23によって開閉される。排気口22は、排気弁24によって開閉される。吸気弁23と排気弁24は、ロッカアームシャフト25により、バルブロッカアーム26を介して開閉駆動される。ロッカアームシャフト25は、カム軸の一種であって、クランク軸14によって駆動される。以下、ロッカアームシャフト25のことを、適宜「カム軸25」と言い換える。
吸気口21には、吸気ライン31が接続されている。排気口22には、排気ライン32が接続されている。吸気ライン31は、エアクリーナ33とスロットルボデイ34とインテークマニホールド35とを有する。スロットルボデイ34には、スロットル弁36と電子制御噴射装置37とが設けられている。
燃料供給ライン40は、燃料タンク41と、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42と燃料フィルタ43と燃料圧力レギュレータ44と前記電子制御噴射装置37とを有する。汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42(以下、単に「燃料ポンプ42」と略称する。)は、カム軸25に設けられたカム25a(カム山25a)によって駆動される、機械式燃料ポンプの一種である。
燃料タンク41内の燃料は、燃料吸入配管45によって燃料ポンプ42の吸入口42aに供給される。燃料ポンプ42の吐出口42bから吐出された燃料は、燃料吐出配管46を介して、燃料フィルタ43と燃料圧力レギュレータ44とを通り、電子制御噴射装置37へ供給される。この電子制御噴射装置37によって霧化された燃料は、スロットルボデイ34内に供給されて、燃焼用空気と共に汎用エンジン10の燃焼室19へ供給される。
燃料ポンプ42から吐出された燃料は脈動している。燃料圧力レギュレータ44は、燃料の吐出圧を平準化するものであり、余分な燃料を戻り配管47を介して燃料タンク41に戻している。
制御部48は、発電機17から電力を受けており、少なくとも点火プラグ18と電子制御噴射装置37とを制御する。
図2及び図3は、「高圧用」の燃料ポンプとして用いられる汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42を示している。
この燃料ポンプ42(汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42)は、ハウジング50とダイヤフラム60とロッド70とプランジャ80とプランジャ付勢部材91と第1ピン92とを含む。
ハウジング50は、第1ハウジング半体51と第2ハウジング半体52との二分割品であり、ボルト止めによって一体化されている。このハウジング50は、ダイヤフラム室53と吸入室54と吐出室55と前記吸入口42aと前記吐出口42bを有する。ダイヤフラム室53は、第1ハウジング半体51と第2ハウジング半体52との間に形成されている。吸入室54と吐出室55と前記吸入口42aと前記吐出口42bとは、第1ハウジング半体51に設けられている。
ダイヤフラム60は、第1ハウジング半体51と第2ハウジング半体52との間、つまりダイヤフラム室53に設けられており、このダイヤフラム室53(ハウジング50の内部53)をポンプ室56とエア室57とに区画している。エア室57は、外気に連通している。吸入口42aは、吸入室54と吸入用逆止弁58とを介してポンプ室56に連通している。吐出口42bは、吐出室55と吐出用逆止弁59とを介してポンプ室56に連通している。吸入用逆止弁58は、吸入室54からポンプ室56へ向かう燃料の流れのみを許容する。吐出用逆止弁59は、ポンプ室56から吐出室55へ向かう燃料の流れのみを許容する。
ロッド70は、第2ハウジング半体52(ハウジング50)にスライド可能に支持されている。ロッド70の一端部71は、ダイヤフラム60に連結されている。ロッド70の他端部72は、エア室57から第2ハウジング半体52(ハウジング50)の外方へ、つまりカム25aへ向かって突出している。
プランジャ80は、ロッド70の他端部72を嵌合可能な筒部81を有した、有底筒状に形成されている。プランジャ80の底82は、カム25aに対向している。このプランジャ80は、ロッド70の他端部72に対して同心上に位置し、且つロッド70に対して相対的にスライド可能に嵌合している。
プランジャ付勢部材91は、ロッド70に巻かれた圧縮コイルバネによって構成されている。プランジャ付勢部材91は、プランジャ80をロッド70の他端部72側(カム25a側)へ付勢している。
第1ピン92は、ロッド70の他端部72に有している。この第1ピン92は、ロッド70の他端部72の径外方へ延びている。つまり、ロッド70の他端部72には、径方向に貫通したピン嵌合孔73が形成されている。第1ピン92は、ピン嵌合孔73に嵌合されるとともに、ロッド70の径方向の両側へ延びている。
プランジャ80の筒部81には、この筒部81を径方向に貫通した貫通孔83が形成されている。この貫通孔83は、第1ピン92が貫通孔83に対してロッド70の長手方向に変位可能な大きさに設定されている。この貫通孔83は、真円状の丸孔によって構成されている。なお、この貫通孔83は、プランジャ80の長手方向に細長い長孔であってもよい。貫通孔83の縁84のなかの、ダイヤフラム60側の縁84aを「一方の縁84a」とし、プランジャ80の底82側の縁84bを「他方の縁84b」とする。一方の縁84aには、第1ピン92が接している。
貫通孔83の他方の縁84bと、ロッド70の他端部72の端面74(他端面74)との間には、第1ピン92に平行な第2ピン93を嵌め込み可能な隙間75を有する。この隙間75に第2ピン93が嵌められてなる構成とすることで、ロッド70の他端部72は、第1ピン92と第2ピン93とにより、プランジャ80に対してロッド70の長手方向への移動を規制されている。第1及び第2ピン92,93の長さは、プランジャ80の筒部81の外径以下に設定されることが好ましい。
高圧用の燃料ポンプ42の作用は、次の通りである。プランジャ80は、カム25aの回転変位に従い、ダイヤフラム60に対して往復動する。プランジャ80にロックされているロッド70は、プランジャ80と共に往復動して、ダイヤフラム60を弾性変位させる。この結果、ポンプ室56の容積が変動することによって、吸入口42aから吸入した燃料を吐出口42bへ吐出する。
このように「高圧用」の燃料ポンプとして用いられる汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42は、「高圧の燃料を噴射する電子式燃料噴射装置37(図1参照)」に燃料を供給するのに最適である。
図4及び図5は、「低圧用」の燃料ポンプとして用いられる汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42を示している。汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42が低圧用の燃料ポンプとして用いられる場合には、第1ピン92のみを有し、図1及び図2に示される第2ピン93を有していない。また、この場合には、ダイヤフラム60をエア室57側からポンプ室56へ向かって付勢する「ダイヤフラム用付勢部材100」を設けることになる。その他の構成は、上記図2及び図3に示される高圧用のダイヤフラム式燃料ポンプ42と同じなので、説明を省略する。
低圧用の燃料ポンプ42の作用は、次の通りである。プランジャ80は、カム25aの回転変位に従い、ダイヤフラム60に対して往復動する。プランジャ80がダイヤフラム60側へ変位した場合には、ロッド70は、プランジャ80に対して軸方向にフリーとなる。ロッド70とダイヤフラム60は、ダイヤフラム用付勢部材100の付勢力によって、ポンプ室56側へ弾性変位する。その後、プランジャ80がカム25a側へ変位した場合には、ロッド70とダイヤフラム60は、ダイヤフラム用付勢部材100の付勢力に抗してカム25a側へ引き戻される。この結果、ポンプ室56の容積が変動することによって、吸入口42aから吸入した燃料を吐出口42bへ吐出する。
このように「低圧用」の燃料ポンプとして用いられる汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42は、「負圧を利用して燃料を霧化するキャブレタ(図示せず)」に燃料を供給するのに最適である。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
図2に示されるように、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42は、第1ピン92の他に、この第1ピン92に平行な第2ピン93を有することが可能である。第2ピン93の有無にかかわらず、プランジャ80は、プランジャ付勢部材91によってロッド70の他端部72側へ付勢されている。第1ピン92は、貫通孔83の縁84のなかの、ダイヤフラム側の縁84a(一方の縁84a)に常に接している。
図4に示されるように、第1ピン92のみを用いた場合には、ロッド70の他端部72は、プランジャ80に対してロッド70の長手方向への移動が可能である。この場合には、ダイヤフラム60をエア室57側からポンプ室56へ向かって付勢する「ダイヤフラム用付勢部材100」を設けることになる。従って、汎用エンジン10のカム25aによって、プランジャ80がダイヤフラム60側へ押し上げられたときに、このダイヤフラム60は、ダイヤフラム用付勢部材100によりポンプ室56へ向かって付勢される。燃料ポンプ42の吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材100の付勢力に依存した、比較的低圧となる。
一方、図2に示されるように、第1ピン92と第2ピン93の両方を用いた場合には、第2ピン93は、貫通孔83の縁84のなかの、プランジャ80の底82側の縁84b(他方の縁84b)と、ロッド70の他端面74との間に介在し、且つこれらの両者84b,74に接する。つまり、第2ピン93は、貫通孔83の縁84のなかの、他方の縁84bに接している。ロッド70の他端部72は、第1ピン92と第2ピン93とにより、プランジャ80に対してロッド70の長手方向への移動を規制(つまりロック)される。この結果、ロッド70はプランジャ80に直結される。この場合には、前記ダイヤフラム用付勢部材100(図4参照)の有無は任意である。
従って、汎用エンジン10のカム25aによって、プランジャ80がダイヤフラム60側へ押し上げられたときに、このダイヤフラム60はプランジャ80によりポンプ室56へ向かって、強制的に弾性変位させられる。このため、燃料ポンプ42の吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材100の付勢力に依存しない、比較的高圧となる。
このように、第2ピン93(図2参照)の有無によって、燃料ポンプ42の吐出圧力を任意に変更することができる。しかも、第2ピン93の有無を選択するという、簡単な構成によって極めて容易に変更できる。加えて、燃料ポンプ42の吐出圧力を変更しても、この燃料ポンプ42の形状や寸法は、全く同じである。従って、低圧用の燃料ポンプと高圧用の燃料ポンプとを入れ替えるだけで、そのまま使用することができる。このため、汎用エンジン10の燃料供給ライン40において、キャブレータ仕様のラインと電子制御噴射装置仕様のラインとの、変更を容易に行うことができる。
加えて、第2ピン93の有無だけによって、1種類の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42を、低圧用と高圧用とに変更できるので、量産効果が高まる。その結果、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42のコストダウンを図ることができる。
ところで、図2に示されるように、第2ピン93とプランジャ80の内底85との間には、スペーサ94が嵌められることが、より好ましい。このようにすることで、第2ピン93の長手中央部を、スペーサ94を介してプランジャ80の内底85(内底面85)により支持することができる。従って、第2ピン93の曲げ強度を高めることができる。
次に、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42の変形例を、図6に基づき説明する。変形例の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42Aは、上記図2及び図3に示される燃料ポンプ42に対して、次の点で相違するだけであり、他の構成については、燃料ポンプ42と同一である。
第1の相違点は、ロッド70の他端面74とプランジャ80の内底85との間には、スペーサ94Aを嵌め込み可能な隙間95を有することである。
第2の相違点は、この隙間95にスペーサ94Aが嵌められてなる構成とすることで、ロッド70の他端部72は、第1ピン92とスペーサ94Aとにより、プランジャ80に対してロッド70の長手方向への移動を規制されていることである。
変形例では、図6に示されるように、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42は、第1ピン92の他に、スペーサ94Aを有することが可能である。スペーサ94Aの有無にかかわらず、プランジャ80は、プランジャ付勢部材91によってロッド70の他端部72側へ付勢されている。第1ピン92は、貫通孔83の縁84のなかの、ダイヤフラム側の縁84a(一方の縁84a)に常に接している。
図4に示されるように、第1ピン92のみを用いた場合には、ロッド70の他端部72は、プランジャ80に対してロッド70の長手方向への移動が可能である。この場合には、ダイヤフラム60をエア室57側からポンプ室56へ向かって付勢する「ダイヤフラム用付勢部材100」を設けることになる。従って、汎用エンジン10のカム25aによって、プランジャ80がダイヤフラム60側へ押し上げられたときに、このダイヤフラム60は、ダイヤフラム用付勢部材100によりポンプ室56へ向かって付勢される。燃料ポンプ42の吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材100の付勢力に依存した、比較的低圧となる。
一方、図2に示されるように、第1ピン92とスペーサ94Aの両方を用いた場合には、スペーサ94Aは、ロッド70の他端面74とプランジャ80の内底85との間に介在し、且つこれらの両者に接する。ロッド70の他端部72は、第1ピン92とスペーサ94Aとにより、プランジャ80に対してロッド70の長手方向への移動を規制(つまりロック)される。この結果、ロッド70はプランジャ80に直結される。この場合には、前記ダイヤフラム用付勢部材100(図4参照)の有無は任意である。
従って、汎用エンジン10のカム25aによって、プランジャ80がダイヤフラム60側へ押し上げられたときに、このダイヤフラム60はプランジャ80によりポンプ室56へ向かって、強制的に弾性変位させられる。このため、燃料ポンプ42の吐出圧力は、ダイヤフラム用付勢部材100の付勢力に依存しない、比較的高圧となる。
このように、スペーサ94Aの有無によって、燃料ポンプ42の吐出圧力を任意に変更することができる。しかも、スペーサ94Aの有無を選択するという、簡単な構成によって極めて容易に変更できる。加えて、燃料ポンプ42の吐出圧力を変更しても、この燃料ポンプ42の形状や寸法は、全く同じである。従って、低圧用の燃料ポンプと高圧用の燃料ポンプとを入れ替えるだけで、そのまま使用することができる。このため、汎用エンジン10の燃料供給ライン40において、キャブレータ仕様のラインと電子制御噴射装置仕様のラインとの、変更を容易に行うことができる。
加えて、スペーサ94Aの有無だけによって、1種類の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42を、低圧用と高圧用とに変更できるので、量産効果が高まる。その結果、汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42のコストダウンを図ることができる。
本発明の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ42,42Aは、船外機や作業機等の汎用機の汎用エンジンに採用するのに好適である。
42 汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ
50 ハウジング
53 ダイヤフラム室(ハウジングの内部)
56 ポンプ室
57 エア室
60 ダイヤフラム
70 ロッド
71 一端部
72 他端部
74 他端面
75 隙間
80 プランジャ
81 筒部
82 プランジャの底
83 貫通孔
84 貫通孔の縁
84a ダイヤフラム側の縁(一方の縁)
84b プランジャの底側の縁(他方の縁)
85 プランジャの内底
91 プランジャ付勢部材
92 第1ピン
93 第2ピン
100 ダイヤフラム用付勢部材
94 スペーサ
94A スペーサ
95 隙間

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    このハウジングの内部をポンプ室とエア室とに区画したダイヤフラムと、
    このダイヤフラムに一端部を連結されるとともに、他端部を前記エア室から前記ハウジングの外方へ突出しており、前記ハウジングにスライド可能に支持されたロッドと、
    このロッドの他端部に対して同心上に位置し、且つ前記ロッドに対してスライド可能に嵌合したプランジャと、
    このプランジャを前記ロッドの他端部側へ付勢したプランジャ付勢部材とを含む汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプにおいて、
    前記ロッドの他端部は、この他端部の径外方へ延びた第1ピンを有し、
    前記プランジャは、前記ロッドの他端部を嵌合可能な筒部を有した、有底筒状に形成されており、
    前記筒部には、この筒部を径方向に貫通した貫通孔が形成され、
    この貫通孔は、前記第1ピンが前記貫通孔に対して前記ロッドの長手方向に変位可能な大きさに設定され、
    前記貫通孔の縁のなかの、前記ダイヤフラム側の縁を一方の縁とし、前記プランジャの底側の縁を他方の縁とし、
    前記一方の縁には、前記第1ピンが接しており、
    前記貫通孔の前記他方の縁と前記ロッドの他端面との間には、前記第1ピンに平行な第2ピンを嵌め込み可能な隙間を有し、
    この隙間に前記第2ピンが嵌められてなる構成とすることで、前記ロッドの他端部は、前記第1ピンと前記第2ピンとにより、前記プランジャに対して前記ロッドの長手方向への移動を規制されていることを特徴とする汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ。
  2. 前記第2ピンと前記プランジャの内底との間には、スペーサが嵌められていることを特徴とする請求項1記載の汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ。
  3. ハウジングと、
    このハウジングの内部をポンプ室とエア室とに区画したダイヤフラムと、
    このダイヤフラムに一端部を連結されるとともに、他端部を前記エア室から前記ハウジングの外方へ突出しており、前記ハウジングにスライド可能に支持されたロッドと、
    このロッドの他端部に対して同心上に位置し、且つ前記ロッドに対してスライド可能に嵌合したプランジャと、
    このプランジャを前記ロッドの他端部側へ付勢したプランジャ付勢部材とを含む汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプにおいて、
    前記ロッドの他端部は、この他端部の径外方へ延びた第1ピンを有し、
    前記プランジャは、前記ロッドの他端部を嵌合可能な筒部を有した、有底筒状に形成されており、
    前記筒部には、この筒部を径方向に貫通した貫通孔が形成され、
    この貫通孔は、前記第1ピンが前記貫通孔に対して前記ロッドの長手方向に変位可能な大きさに設定され、
    前記貫通孔の縁のなかの、前記ダイヤフラム側の縁には、前記第1ピンが接しており、
    前記ロッドの他端面と前記プランジャの内底との間には、スペーサを嵌め込み可能な隙間を有し、
    この隙間に前記スペーサが嵌められてなる構成とすることで、前記ロッドの他端部は、前記第1ピンと前記スペーサとにより、前記プランジャに対して前記ロッドの長手方向への移動を規制されていることを特徴とする汎用エンジン用ダイヤフラム式燃料ポンプ。
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