JP6591003B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】タップ操作及び全面押し操作の両立が可能な電極サイズの操作手段を有する電子機器を提供する。【解決手段】デジタルカメラ100において、検知手段302のタッチ検知面は、スライド操作の方向において、接眼部16側から順に、第1のタッチ検知面302a、第2のタッチ検知面302b、第3のタッチ検知面302cに分割される。検知手段302のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW1、第2のタッチ検知面302bのスライド操作の方向の長さをW2としたとき、1.4≦W1/W2≦6.0の関係を満たす。【選択図】図10

Description

本発明は、タッチ機能を備える電子機器に関し、タッチ検知を行う検知面のサイズに関する発明である。
従来、撮像装置には十字キーやダイヤルなどの設定項目を選択するための操作部材が搭載されている。
近年は、表示デバイスとしてタッチパネルを搭載する製品が普及しており、ユーザーは表示された設定項目をタッチするだけで、その項目を選択/設定することが可能となる。
また、操作部材としてタッチセンサを搭載する製品もあり、撮像装置において動画撮影を行う場合のユーザーインターフェースとしても期待が高まっている。
従来のメカ方式の操作部材で動画撮影中の設定を行うと操作音が雑音として記録されてしまうが、タッチセンサを用いた操作部材では記録される操作音を低減することができる。
タッチパネル、タッチセンサの方式には静電容量方式、抵抗膜方式、光学方式等の方式があり、いずれの方式にも短所、長所があり、用途に応じて広く用いられている。
その中でも、静電容量方式は精度よく検出することができ、多くの機器に採用されている。
静電容量方式において、タッチ検知のためにタッチ検知電極を設けてタッチ検知をおこなっている。
特許文献1では、表示画面の周辺にタッチ操作部材を配置する。
よって、タッチパネル使用時に表示画面に直接指が触れて画面が汚れてしまう課題を解消すると共に、メカ操作部材削減による機器自体の小型化、薄型化を実現し、かつ操作性を向上させる技術が開示されている。
また、特許文献2では、タッチの入力位置を示す入力用パターンを表示装置の端部に指面積より小さく表示し、かつ表示部の外側にタッチ検知用の電極を備えることで、表示部にタッチ検知手段を設けずに、タッチを行っている。
特開2008−236765号公報 特開2013−025503公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、表示部周辺の外装にタッチ操作部材を配置しているが、タッチ検知領域のサイズについての記載がない。
また、特許文献2では、タッチの入力位置を示す入力用パターンを指面積と比較しているが、タッチ検知を行う電極サイズが不明確である。
タッチ操作を検知する電極サイズが大きいほど、タップ操作やスライド操作時の操作性は向上するが、電極サイズが大きくなるとカメラサイズも大型化してしまう。
また、タッチ操作やスライド操作の他に電極全てに触れる全面押しなる操作も提案されている。しかし、電極サイズが大きくなると、全面押しの操作性も悪化してしまう。
一方で、電極サイズが小さいほど、カメラの小型化や全面押しの操作性は向上するが、タップ操作やスライド操作の操作性が損なわれてしまう。
また、全部の電極に触れる全面押しがやり易くなるが、その反面通常のタップ操作時に誤って全面押しが効いてしまうなどの問題が発生する恐れがある。よって、タッチ検知に用いる電極のサイズは非常に重要である。
理想的な電極サイズとは、タップ操作時に押したい一部の電極しか触れないサイズであり、かつ全面押し時に容易に全ての電極に触れられるサイズである。
そこで、本発明では、タップ操作やスライド操作時の操作性に優れたタッチ検知を実現した電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、タッチ操作及びスライド操作の検知手段を備えた操作部材を有する電子機器であって、
前記タッチ操作が、第1の所定面積以上、且つ前記第1の所定面積よりも大きい第2の所定面積以下の面積で前記検知手段のタッチ検知面に接触した場合、第1の機能を実行し、
前記タッチ操作が、前記第2の所定面積より大きい面積で前記検知手段のタッチ検知面に接触した場合、前記第1の機能と異なる第2の機能を実行し、
前記検知手段のタッチ検知面は、前記スライド操作の方向において、順に、第1のタッチ検知面、第2のタッチ検知面、第3のタッチ検知面に分割され、
前記検知手段のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW1、前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW2としたとき、
1.4≦W1/W2≦6.0
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、誤操作なくタップ操作及び全面押し操作の両立が可能な検知面のサイズを実現した電子機器を提供することができる。
デジタルカメラ100の外観図である。 デジタルカメラ100のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。 実施例1のデジタルカメラ100の背面図である。 実施例1のタッチバー82を備えた上カバー310を内側からみた図である。 実施例1のタップ操作の概念図である。 実施例1のスライド操作の概念図である。 実施例1の全面押し操作の概念図である。 実施例1の不用意な全面押し操作防止の電極サイズの概念図である。 実施例1の全面押し操作可能な電極サイズの概念図である。 実施例2のデジタルカメラ100の背面図である。 タッチセンサ電極302の形状例である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1(a)、(b)に本発明を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。
図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。図1において、表示部28は画像や各種情報を表示する、カメラ背面に設けられた表示部である。
タッチパネル70aは、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。
ファインダー外表示部43は、カメラ上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。
端子カバー40は外部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。
メイン電子ダイヤル71は操作部70に含まれる回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。
電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。
サブ電子ダイヤル73は操作部70に含まれ、操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行える。
十字キー74は操作部70に含まれ、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キー(4方向キー)である。
十字キー74の押した部分に応じた操作が可能である。
SETボタン75は操作部70に含まれ、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。AEロックボタン77は操作部70に含まれ、撮影待機状態で押下することにより、露出状態を固定することができる。
拡大ボタン78は操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFFを行うための操作ボタンである。
拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、LV画像の拡大、縮小を行える。
再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。
再生ボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。
撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。
メニューボタン81は、操作部70に含まれ、メニューボタン81が押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。
ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、十字キー74やSETボタン75を用いて直感的に各種設定を行うことができる。
タッチバー82はタッチ操作を受け付けることが可能なライン状のタッチ操作部材(ラインタッチセンサー)である。
グリップ部90を握った右手の親指で操作可能な位置に配置されている。
そして、タッチバー82に対するタップ操作(タッチして所定期間以内に移動せずに離す操作)、左右へのスライド操作(タッチした後、タッチしたままタッチ位置を移動する操作)などを受け付け可能である。
タッチバー82はタッチパネル70aとは異なる操作部材であり、表示機能は備えていない。
通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。
接眼部16は、接眼ファインダー(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザーは、接眼部16を介して内部のEVF29に表示された映像を視認することができる。
接眼検知部57は接眼部16に撮影者が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。
蓋202は記録媒体200を格納したスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラを保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71が配置されている。
また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73、タッチバー82が配置されている。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。
通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、通信端子10はデジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。
レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信している。
そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサー17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。
焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はそれに基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
焦点検出部11は、専用の位相差センサーでもよいし、撮像部22の撮像面位相差センサーとして構成しても良い。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。
A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。
また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理部24により得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。
これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。
画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。
メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28、EVF29に表示するための画像データを格納する。
メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28、EVF29に供給する。
こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28、EVF29により表示される。
表示部28、EVF29は、LCDや有機EL等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。
A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示する。
それにより、ライブビュー表示(LV表示)を行える。
以下、ライブビューで表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。
前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。
システムメモリ52には、例えばRAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。
また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。
静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)、がある。
また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。
あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。
同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。
第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。
システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に撮像された画像を画像ファイルとして書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。
操作部の例として、シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75が挙げられる。
また、動画ボタン76、AFロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81、タッチバー82が挙げられる。
ユーザーにより、デジタルカメラ100に取り付けられたタッチバー82への操作が行われると、タッチバー82で出力された信号は、タッチバー制御マイコン82aへ入力される。
タッチバー制御マイコン82aにより、各種操作を検知し検知された信号がシステム制御部50に入力され、デジタルカメラ100の撮影パラメータの変更等を行う。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。
また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。
記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。
通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。
また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。
通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像やその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。
姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。
システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。
姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。
姿勢検知部55である、加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57はファインダーの接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。
システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。
より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替が自動切替である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。
また、接眼中は表示先をEVF29として表示をオンとし、表示部29は非表示とする。
接眼検知部57は、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダーの接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。
物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(図示せず)から投光した赤外線が反射して赤外線近接センサーの受光部(図示せず)に受光される。
受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。
このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。
非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。
接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。
接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。
また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。
なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる目や物体の接近を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。
例えば、タッチパネル70aは光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。
そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。
これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。
システム制御部50は、タッチバー82への以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチバー82にタッチしていなかった指が新たにタッチバー82にタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)。
・タッチバー82を指でタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)。
・タッチバー82を指でタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)。
・タッチバー82へタッチしていた指を離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)。
・タッチバー82に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。
タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。
タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。
タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチバー82上に指がタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。
そして、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチバー82上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。
タッチムーブについてはタッチバー82上で水平方向(左右方向)の移動を検知する。所定距離以上を移動したことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。
タッチパネル上に指をタッチし、スライド操作することなく、所定時間以内にタッチを離す操作があった場合に、タップ操作が行われたと判定するものとする。
タッチバー82は、本実施形態では、静電容量方式のタッチセンサであるものとする。ただし、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、別の方式のタッチセンサであってもよい。
以下、図3から図4を参照して、本発明の実施例について説明する。
(デジタルカメラ100の背面図)
図3は、デジタルカメラ100の背面図である。図3aはデジタルカメラ100を背面方向から見た外観図であり、デジタルカメラ100の外観である上カバー310と、背面カバー311の間にタッチバー82が配置されている。
図3bは図3aの点線で囲んだエリアの拡大図であり、タッチバー82及び上カバー310を非表示にした図である。
図3aに示すように、親指待機位置300は、一般的にグリップ90を背面側に投影した位置の上部に存在し、ラバー等を貼付する事でその位置を示すと共に、グリップ感を高めていることが多い。
図3bのように、検知手段302のタッチ検知面は、スライド操作の方向において、順に、第1のタッチ検知面302a、第2のタッチ検知面302b、第3のタッチ検知面302cに分割されている。
検知手段302のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW1、第2のタッチ検知面302bのスライド操作の方向の長さをW2としたとき、
1.4≦W1/W2≦6.0
の関係を満たしている。
図3bより、タッチバー82の裏にはフレキシブルプリント配線板301(以下「フレキシブル基板301」と記す)が配置される。
フレキシブル基板301は不図示の両面テープ等により、タッチバー82に貼り付けられて固定される。
なお、タッチバー82に付図時のボスを設け、フレキシブル基板301に位置決め穴303を設けることで、より高精度にフレキシブル基板301をタッチバー82に貼り付ける事が可能となる。
フレキシブル基板301には、静電容量方式により検知を行うタッチセンサ電極302が銅等の導体により形成される。
これにより、ユーザーが指等でタッチバー82に触れることで、タッチバー82に固定されているフレキシブル基板301上のタッチセンサ電極302が静電容量の変化を検知することで、各種操作が可能となる。
なお、タッチ検知の方式は静電容量方式に限定されず、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式などでもよい。
図4はタッチバー82を備えた上カバー310を内側からみた図である。図4は図3に対して、フレキシブル基板301を内側からみた図でもある。
そのため、フレキシブル基板301において、タッチバー82側(奥側)にタッチセンサ電極302が配置されている。
タッチセンサ電極302から出力されたタッチ検知信号は、タッチバー制御マイコン82aへ入力され、タップ操作やスライド操作等を検知する。
(タッチバー82を用いた操作)
次に、図5から図7を参照して、タッチバー82を用いた操作について詳細に説明する。
図5はタップ操作の概念図であり、図6はスライド操作の概念図であり、図7は全面押し操作の概念図である。
図5から図7に共通して、タッチバー82及び、フレキシブル基板301の外形は省き、タッチセンサ電極302と、ユーザーが操作を行う操作指500のみを表している。
また、タッチセンサ電極302は接眼部16に近い方から順番に、第1のタッチセンサ電極302a、第2のタッチセンサ電極302b、第3のタッチセンサ電極302cの3つの電極で構成される。
タッチセンサ電極302が、ユーザーが操作を行う操作指500による静電容量の変化を検知することで、タップ操作、スライド操作、全面押し操作が可能となる。
実際は、タッチセンサ電極302の手前に配置されるタッチバー82にユーザーの操作指500が触れることでタッチ検知を行う。
しかし以下では、タップ操作、スライド操作、全面押し操作の説明として簡略化するために、タッチセンサ電極302に操作指500が離れることでタッチ検知を行うものとして説明する。
(タップ操作)
図5はタップ操作の概念図である。図5aは左タップ操作の概念図であり、図5bは右タップ操作の概念図である。
図5aに示すように、第1のタッチセンサ電極302aにユーザーの操作指500が接触し、離れる事で左タップ操作として検知する。
また同様に、図5bに示すように、第3のタッチセンサ電極302cにユーザーの操作指500が接触し、離れる事で右タップ操作として検知する。
本実施例では左タップ操作、右タップ操作の2つのタップ操作を説明したが、これに限らず、第2のタッチセンサ電極302bを用いて、中央タップ操作を設けてもよい。
(スライド操作)
図6はスライド操作の概念図である。図6aは右スライド操作の概念図であり、図6bは左スライド操作の概念図である。
図6aに示すように、タッチセンサ電極302において操作指500が第1のタッチセンサ電極302aに触れた後、第3のタッチセンサ電極302cの方向へ指を移動させる操作を右スライド操作として検知する。
また同様に、図6bに示すように、操作指500が第3のタッチセンサ電極302cに触れた後、第1のタッチセンサ電極302aへ指を移動させる操作を左スライド操作として検知する。
スライド操作の開始位置は第1のタッチセンサ電極302aや第3のタッチセンサ電極302cに限らず、第2のタッチセンサ電極302bへの接触でスライド操作が始まってもよい。
つまり、操作指500が第2のタッチセンサ電極302bに触れた後、第3のタッチセンサ電極302c方向への移動を右スライド操作と検知してもよい。
ユーザの操作指500が第2のタッチセンサ電極302bに触れた後、第1のタッチセンサ電極302a方向への移動を左スライド操作と検知してもよい。
(全面押し操作)
図7は全面押し操作の概念図である。
図7に示すように、第1のタッチセンサ電極302a、第2のタッチセンサ電極302b、第2のタッチセンサ電極302cの全てのタッチセンサ電極302が操作指500で一度に触れられると全面押し操作として検知される。
タップ操作、スライド操作の操作指500はタッチセンサ電極302に対して略垂直に押されるのに対して、全面押し操作の操作指500は、タッチセンサ電極302に対して略平行に押されるものとする。
つまり、タップ操作やスライド操作と比べると比較的入力しづらい操作と言え、ユーザーが意識して操作しないとできない操作である。
全面押し操作は図7に示すように必ずしも全てのタッチセンサ電極302に触れなければならない訳ではない。
第1のタッチセンサ電極302aの一部及び、第3のタッチセンサ電極302cの一部が触れられていなくても、全面押し操作として認識してもよい。
(タッチセンサ電極302の具体的なサイズ)
次に図8、図9を用いてタッチセンサ電極302の具体的なサイズについて説明する。図8は不用意な全面押し操作防止の電極サイズの概念図である。
タッチセンサ電極302の長辺長さをW1とする。
電極中央である第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さをW2、タッチセンサ電極302の短辺長さをW3とする。
第2のタッチセンサ電極302bが、第1のタッチセンサ電極302aとオーバラップする部分をオーバラップ長さW4とし、第2のタッチセンサ電極302bが、第3のタッチセンサ電極302cとオーバラップする部分をオーバラップ長さW5とする。
図5から図7ではタップ操作、スライド操作、全面押し操作を操作指500とタッチセンサ電極302を用いて説明した。
図8では、タップ操作時に操作指500が実際にタッチセンサ電極302に触れる接触面積を、タップ操作時の接触面積900として説明する。
なお、タップ操作はタッチバー82を操作指500で軽く触れる操作を想定しており、その時の接触面積は略円形形状になる。
全面押し操作時の誤操作対策の理想的な電極サイズは、“タップ操作時に押したい一部の電極しか触れないサイズ”が重要である。
つまり、第2のタッチセンサ電極302bをタップした際に、タップ操作時の接触面積900が両隣の第1のタッチセンサ電極302a及び第3のタッチセンサ電極302cにできるだけ接触しないことが必要である。
そこで、タップ操作時の接触面積900と、第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2の関係が重要となる。
本実施例ではカメラボディ100を把持しながら操作を行うため、操作指500は親指を想定している。
タップ操作は操作指500である親指で行うため、親指の幅がW2と密接に関係がある。
日本人の親指の幅の平均が約20mmである。
そのため、その4分の1の5mmがタップ操作時の接触面積900と想定し、第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2は5mm以上であるとする。
なお、日本人の平均サイズを参考に第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2を決定したが、指の大きい外国の人であっても第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2は5mm以上あればよい。
また、操作指500を親指で想定したが、タッチバー82を上カバー310の上面に配置して、人差し指で操作を行ってもよい。
その場合も、W2は5mm以上であれば問題なく操作が可能となる。
なお、タッチセンサ電極302の長辺長さW2の理想的な長さとしては、5mm≦W2≦20mmの範囲が望ましい。
図9は全面押し操作可能な電極サイズの概念図である。
先程と同様に、タッチセンサ電極302の長辺長さをW1とし、電極中央である第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さをW2とし、タッチセンサ電極302の短辺長さをW3とする。
第2のタッチセンサ電極302bが、第1のタッチセンサ電極302aとオーバラップする部分をオーバラップ長さW4とし、第2のタッチセンサ電極302bが、第3のタッチセンサ電極302cとオーバラップする部分をオーバラップ長さW5とする。
図9では、全面押し操作時に操作指500が実際にタッチセンサ電極302に触れる接触面積を、全面押し操作時の接触面積901として説明する。
なお、全面押し操作はタッチバー82を操作指500の全体で押す動作を想定しており、その時の接触面積は略楕円形状になる。
操作性の高い全面押し操作の理想的な電極サイズは、“ユーザーが全面押し操作を行った際に、容易に全ての電極に触れられるサイズ”が重要である。
つまり、ユーザーが全面押し操作をした際に、全面押し操作時の接触面積901がタッチセンサ電極302を覆う必要がある。
そこで、全面押し操作時の接触面積901とタッチセンサ電極302の長辺長さW1が重要となる。
本実施例ではカメラボディ100を把持しながら操作を行うため、操作指500は親指を想定している。
全面押し操作は、全面押し操作時の接触面積901がタッチセンサ電極302を覆う必要があるが、操作指500を用いて、広い面積を確実に接触させるには操作指500の第1関節までが安定して押せる長さである。
つまり、親指の第1関節までが本実施例においては安定してタッチセンサ電極302を押せる長さであると言える。
日本人の親指の平均長さが60mmであるため、第1関節を親指の長さの半分である30mmと想定して、タッチセンサ電極302の長辺長さW1は30mm以下であるとする。
なお、日本人の親指の平均サイズを参考にタッチセンサ電極302の長辺長さW1を決定したが、指の大きい外国の人の場合であってもタッチセンサ電極302の長辺長さW1は30mm以下であればよい。
また、操作指500を親指で想定したが、タッチバー82を上カバー310の上面に配置して、人差し指で操作を行ってもよい。
その場合も、W1は30mm以下であれば問題なく操作が可能となる。
なお、タッチセンサ電極302の長辺長さW1の理想的な長さとしては、7mm≦W1≦30mmの範囲が望ましい。
以上より、タッチセンサ電極302のサイズは、タッチセンサ電極302の長辺長さW1と、第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2が、1.4≦W1/W2≦6の関係をみたせればよい。
本実施例では、タッチ操作及びスライド操作が、第1の所定面積以上、且つ第1の所定面積よりも大きい第2の所定面積以下の面積でタッチ検知面302に指で接触した場合、第1の機能を実行している。
タッチ操作が、第2の所定面積より大きい面積でタッチ検知面302に指で接触した場合(全面押し操作)、第1の機能と異なる第2の機能を実行している。
次に、タッチセンサ電極302の短辺長さW3及び、オーバラップ長さW4、W5について説明する。
なお、W4及びW5はそれぞれ同じ値でもよいし、別々の値でもよい。以下ではW4=W5として説明する。
一般的にタッチセンサ電極302の短辺長さW3が大きければ大きいほどタッチセンサ電極302の面積も大きくなり、検知に対しては有利である。
しかし、タッチセンサ電極302の短辺長さW3の拡大はカメラボディ100のサイズ拡大につながってしまうため、タッチセンサ電極302の短辺長さW3もある程度小さい方が望ましい。
タッチセンサ電極302は一次元の検知を行う電極である。そのため、検知方向(スライド操作の方向)である第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2とタッチセンサ電極302の短辺長さW3の関係として、W2≧W3の関係が望ましい。
更に具体的にいうと、W3は2mm≦W3<20mmの範囲が望ましい。
この関係であれば、スライドなどの操作性を損なうことなく、タッチセンサ電極302の短辺長さW3を極力小さくする事が可能となる。
次に、オーバラップ長さW4と、タッチセンサ電極302の短辺長さW3の関係として、1.8≦W3/W4≦2.2の関係が望ましい。つまり、オーバラップ部の角度は略90°であるとよい。
つまり、第2のタッチ検知面302bと第1のタッチ検知面302aは、スライド操作の方向にオーバラップしている。
第2のタッチ検知面302bと第1のタッチ検知面302aのスライド操作の方向のオーバラップ量をW4、前記第2のタッチ検知面302bのスライド操作の方向と直交する方向の長さW3とする。そのとき、
1.8≦W3/W4≦2.2
の関係を満たすことが好ましい。
W4及びW5が別々の値の場合は以下のようになる。
第2のタッチ検知面302bと第3のタッチ検知面302cは、スライド操作の方向にオーバラップしている。
第2のタッチ検知面302bと第3のタッチ検知面302cのスライド操作の方向のオーバラップ量をW5、第2のタッチ検知面302bのスライド操作の方向と直交する方向の長さW3とする。そのとき、
1.8≦W3/W5≦2.2
の関係を満たす。
本実施例では、検知手段302のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW1、第2のタッチ検知面302bのスライド操作の方向の長さをW2としたとき、
1.4≦W1/W2≦6.0
の関係を満たしている。
より好ましくは、2≦W1/W2≦3の関係が望ましい。
つまり第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2が、タッチセンサ電極302の長辺長さW1の3分の1から、2分の1の長さがサイズ的に好ましい。
具体的には、タッチセンサ電極302の長辺長さW1を20mm、第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2を9mmとした。
タッチセンサ電極302の短辺長さW3を5.6mm、オーバラップ長さW4を2.8mmとして、タッチセンサ電極302を構成する。
次に、タッチセンサ電極302の表面積をS、タッチセンサ電極302aの表面積をS1、タッチセンサ電極302bの表面積をS2、タッチセンサ電極302cの表面積をS3として、電極の表面積の関係について説明する。
タッチセンサ電極302の表面積Sは、14mm^2≦S≦600mm^2の範囲であり、タッチセンサ電極302bの表面積S2は、10mm^2≦S2≦400mm^2の関係が望ましい。
なお、実施例1ではS1とS3は同じ大きさであるが、これに限らず異なる大きさでもよい。
なお、上記では操作する指のサイズを参考に電極を規定したが、別の方法を参考に第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2を決めてもよい。
例えば、表示部28にタッチパネル70aを備えた場合、表示部上に長方形形状をしたタッチ可能なタッチアイコンが表示される。
タッチアイコンの短辺の最小幅よりも、第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さW2が長いとしてもよい。
タップ操作及び全面押し操作の判定は、タッチセンサ電極302のサイズだけではなく、検知される静電容量の閾値も合わせて調整することで、全面押し操作等の判定を行うとより効果的である。
第2の機能である全面押し操作の判定閾値には、第1の機能であるタップ操作の判定閾値よりも高くなっている。
以下、図10を参照して、本発明の実施例2について説明する。
図1、図2の構成は、実施例1と同じなので省略する。
図10は、本実施例の撮像装置としてのデジタルカメラ100におけるタッチバー82の配置位置と内部構成を示した図である。
図10(a)に示すように、タッチバー82は、デジタルカメラ100の背面側に接眼部16に隣接して配置されている。
また、タッチバー82は、サブ電子ダイヤル73、及び右手でグリップ90を握ってカメラを保持した際に親指の位置となる親指の待機位置300とも隣接して配置されている。
親指の待機位置300は、一般的にグリップ90を背面側に投影した位置の上部に存在し、図10(a)に示すように、ラバー等を貼付する事でその位置を示すと共にグリップ感を高めている事が多い。
タッチバー82は、親指待機位置300に隣接することによって、前述の通りグリップ部90を握った状態で右手の親指でタップ操作、左右(X軸方向)へのスライド操作などが行いやすい配置となっている。
タッチバー82は、操作に応じてそれぞれ機能を割り当てる事が可能である。
例えば、操作部材のメイン電子ダイヤル71やサブ電子ダイヤル73で設定可能な露出関係の設定値を変更する機能を割り当てることができる。
露出関係の設定値はシャッター速度(Tv)や絞り値(Av)、ISO感度、オート露出モード時の露出補正値である。
また、タッチバー82は、露出関係の設定値以外にもホワイトバランス設定、AFモード、ドライブモードの設定、再生画像送りが割り当て可能である。
また、動画撮影モード時にはマイクの録音レベル調整や動画再生の早送りや逆戻し機能を割り当てすることができる。
例えば、ISO感度設定の機能をタッチバー82に割り当てた場合を説明する。
例えば、左半分の位置においてタップ操作が行われた場合には、デジタルカメラ100の撮影ISO感度を1/3段低感度に設定する機能が割り当てられる。
右半分の位置座標においてタップ操作が行われた場合には、撮影ISO感度を1/3段高感度に設定する機能が割り当てられる。
また、スライド操作が行われた場合には、デジタルカメラ100の撮影ISO感度をスライドの1段階毎に1/3段ずつ増減する機能が割り当てられる。
これらの割り当てられる機能はユーザーによってカスタマイズ可能である。
例えば、左半分の位置においてタップ操作が行われた場合には、デジタルカメラ100の撮影ISO感度を自動設定にする機能が割り当てられる。
右半分の位置座標においてタップ操作が行われた場合には、撮影ISO感度を最高ISO感度に設定する機能を割り当てるといった変更が可能である。
この時、ユーザーの操作意図に対して正確に操作判定が行われなければ誤操作となってしまう。
しかしながら、タッチバー82の親指の待機位置300からの距離や機器上の他の部材との配置関係によって、意志一致率が下がってしまうことがある。
例えば、親指待機位置300からの距離によってタッチしやすさが変化してしまう。
具体的には、タッチバー82は、親指待機位置300近傍ではタッチしやすく、そこから接眼部16に近傍へと近づくほどに親指を伸ばしていく事になりタッチしにくくなっていく。
また、接眼部16は、前述の通り内部のEVF29に表示された映像を視認する接眼ファインダーである。
しかしながら、快適なアイポイントを確保する目的や接眼状態で鼻が表示部28に接触しにくくする目的のために外装側(背面側)に飛び出した凸形状となっている。
本実施例では、この接眼部16はタッチバー82のタッチ面に対してZ方向に15mm以上飛び出ている。
このため、タッチバー82は、接眼部16の隣接端へタッチ入力が行いにくくなっている。
特にスライド操作は、端から端まで入力が行えない場合には設定値の変更段数が減ってしまうためこの影響が顕著である。
ここで、本実施例では15mm以上の比較的大きな凸形状を例示したが、およそ1mm以上の凸形状があった場合には操作性への影響が表れてしまうと考えられる。
また、サブ電子ダイヤル73は、前述の通り回転操作部材であり、右手親指で水平方向(X軸方向)に回転させる事によって複数段階の入力が行えるが、この操作時、隣接するタッチバー82に意図せず触れてしまう可能性がある。
特に、大量にカーソルの移動や値の変更を行いたい場合には、繰り返し回転操作を行う事となり、勢いを付けて操作を行う傾向となる。
そのため、サブ電子ダイヤル73との隣接部に操作指が接触してしまう可能性が高まってしまう。
そこで、親指待機位置300からの距離や機器上の他の部材との配置関係に応じて、タッチしやすさの観点からタッチ入力の誤操作の低減を考える。
具体的には、タッチ操作の検知手段であるタッチセンサ電極の面積を相対的に変更する事によって誤操作を低減する。
図10(b)は、本実施例におけるタッチ操作検知手段の形状を示した図である。
図10(b)に示すように、タッチバー82の内部には、タッチ操作の検知手段であるタッチセンサ電極302を備えている。
本実施例において、タッチセンサ電極(タッチ検知面)は、接眼部16側から302a、302b、302cの3つに分割されて配置されている。
ここで、本実施例では、タッチセンサ電極(タッチ検知面)の分割数を3つで説明するが、3つに限定されるものではない。
タッチセンサ電極の分割数は、2分割、4分割以上でも良い。
各タッチセンサ電極は、フレキシブル基板301に銅箔等で構成され、フレキシブル基板上の銅箔配線(不図示)によりシステム制御部50まで接続される。
前述の通り、システム制御部50は、タッチバー82の出力情報、すなわちタッチセンサ電極302a、302b、302cから入力される情報に基づいて位置座標を算出する。
そして、操作、あるいは状態からタッチバー82上にどのような操作が行なわれたかを判定する。
図10(b)より、タッチセンサ電極302の長辺長さをW1とする。
電極中央である第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さをW2、タッチセンサ電極302の短辺長さをW3とする。
第2のタッチセンサ電極302bが、第1のタッチセンサ電極302aとオーバラップする部分をオーバラップ長さW4とし、第2のタッチセンサ電極302bが、第3のタッチセンサ電極302cとオーバラップする部分をオーバラップ長さW5とする。
また、タッチセンサ電極302の表面積をS、タッチセンサ電極302aの表面積をS1、タッチセンサ電極302bの表面積をS2、タッチセンサ電極302cの表面積をS3とする。
次に、本実施例において望ましい電極の表面積の関係について説明する。タッチセンサ電極302aの表面積をS1、タッチセンサ電極302bの表面積をS2、タッチセンサ電極302cの表面積をS3とすると、S1≧S2≧S3の関係が望ましい。
また、タッチセンサ電極302の表面積Sは、14mm^2≦S≦600mm^2の範囲であり、タッチセンサ電極302bの表面積S2は、10mm^2≦S2≦400mm^2の関係が望ましい。
具体的には、図10(b)に示すように、タッチセンサ電極302aはタッチセンサ電極302cよりも相対的に面積が大きくなっており、入力が行いやすくなっている。
本実施例においては、タッチセンサ電極302aは約36mm、タッチセンサ電極302bは約34mm、タッチセンサ電極302cは約26mmである。
そして、タッチセンサ電極302cに対してタッチセンサ電極302aは、1.3〜1.4倍の面積に設定されている。
また、タッチセンサ電極の大小関係は302a>302b>302cとなるように設定されている。
この事により、タッチセンサ電極302aは、親指待機位置300からの距離、及び接眼部16への隣接による入力しにくさを相殺して所望の入力しやすさへと調整することが可能である。
この調整によって、位置座標の算出や操作の判定をユーザーの操作意図に対して正確に行えることとなる。
また、図10(b)に示すように、タッチセンサ電極302cは、サブ電子ダイヤル73近傍がカットされた形状となっている。
より具体的には、X軸方向にサブ電子ダイヤル73に近づくに従ってカット領域が大きくなる勾配形状によってタッチセンサ電極302cのカットを行っている。
この事により、タッチセンサ電極302cは、サブ電子ダイヤル73に対して勢いを付けた操作を行った場合にも意図しない入力が行われにくくなる。
更に、フレキシブル基板301は、図10(b)に示すように、タッチセンサ電極302cを狭めたことにより生じた空き領域に位置決め穴303を設けている。
図10(b)に示す本実施例のタッチセンサ電極302においては、タッチセンサ電極302bから隣り合うタッチセンサ電極302a、及び302cに対して、くの字の勾配形状が形成されている。
このことによりスライド操作を行った際にタッチセンサ電極の静電容量の入力値が徐々に隣の電極へと移っていきリニアリティを確保した操作が行える。
図10(b)に示す本実施例のタッチセンサ電極302においては、くの字の勾配形状の頂点がタッチセンサ電極302のY方向略中央に配置されており、かつ頂点の角度Θ1及びΘ2が略90度に設定されている。
ただし、本形状は、本実施例のようにX方向に横長の長方形形状の電極であった場合において好適な設定値であり、電極が正方形形状に近い場合には頂点の角度は、鈍角に設定すべきである。
図10(b)のように、サブ電子ダイヤル73は、タッチバー82のタッチ面401に対して撮像装置の前面側(Z方向)に凹んだ位置に設けられている。
しかしながら、タッチバー82のタッチ面401と右手親指でサブ電子ダイヤル73を回動する接触面のZ方向の段差は小さい。
よって、サブ電子ダイヤル73の操作時、隣接するタッチバー82に意図せず触れてしまう可能性がある。
図10(b)の本実施例では、タッチバー82のタッチ面401に対して撮像装置の前面側(Z方向)に凹んだ位置に設けられている。
しかし、逆に、タッチバー82のタッチ面401に対して撮像装置の背面側(Z方向)に突出した位置に設けられている形態も本発明に含まれる。
タッチバー82のタッチ面401と右手親指でサブ電子ダイヤル73を回動する接触面の背面側(Z方向)に突出する段差が小さい。
よって、サブ電子ダイヤル73の操作時、隣接するタッチバー82に意図せず、右手親指が触れてしまう可能性があるためである。
サブ電子ダイヤル73は、Y方向を回転軸として、X方向に一軸に回転される回転操作部材である。
撮像装置(電子機器)の背面側から見た場合、第1の操作部材としてのタッチバー82は、表示部としてのタッチパネル28の操作面とスライド操作の方向(X方向)に重なっている。
そして、第1の操作部材としてのタッチバー82は、表示部としてのタッチパネル28の操作面とスライド操作の方向と直交する方向(Y方向)に重なっていない。
撮像装置(電子機器)の背面側から見た場合、タッチバー82は、タッチパネル28の操作面に対して前面側(Z方向)に凹んだ位置に配置されている。
しかしながら、タッチバー82の操作面(タッチ面)とタッチパネル28の操作面(タッチ面)のZ方向の段差は比較的大きくなっている。
よって、タッチパネル28の操作時、隣接するタッチバー82に意図せず、指が触れてしまう可能性は低い。
本実施例では、タッチバー82のタッチ面とタッチパネル28のタッチ面のZ方向の段差は、タッチバー82のタッチ面401とサブ電子ダイヤル73を回動する接触面のZ方向の段差よりも大きくなっている。
検知手段としてのタッチセンサ電極302のタッチ検知面の短辺の中点を通るスライド操作の方向に伸びた線分Aを定義する。
その場合、線分A(中心線)を基準として、第Nのタッチ検知面302nの第2の操作部材73に近い側の領域を第1の領域とする。
そして、第Nのタッチ検知面302nの表示部(タッチパネル)28に近い側の領域を第2の領域としたとき、第1の領域の表面積は第2の領域の表面積よりも狭くなっている。
図11はタッチセンサ電極302の形状例である。
実施例1及び、実施例2ではタッチ検知面302の形状が矩形を例にとって説明したが、これに限らず、タッチセンサ電極302は図11に示すように横楕円形状でもよい。
図11に記載のW1、W2、W3、W4、W5の定義は、実施例1、2と同じである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、ここまで、タッチセンサ電極の大きさに関しては平面的な表面積として捉えて説明してきたが、曲面形状や凹凸形状といった立体的な形状として捉えて入力しやすさを調整しても良い。
本発明の電子機器は、撮像装置であるデジタルカメラに限定されない。複写機、レーザービームプリンタ(LBP)、インクジェットプリンタにも適用できる。
モニターを把持しながら、タッチ操作/スライド操作でコピー枚数や、コピー用紙のサイズ、を変更するタッチ操作面に本発明のタッチバーを用いても良い。
また、スマートフォン、タブレットコンピュータ、スマートウォッチ、等の携帯可能な小型のコンピューターであるモバイルにも適用できる。
モバイルの画面外に本発明のタッチバーを配置して、画像送り、選択などのタッチ操作/スライド操作を可能とできる。
他にも、自動車、医療機器、ゲームにも適用できる。
自動車のステアリング部に本発明のタッチバーを配置して、ハンドル操作を行いながら、タッチ操作によるメニュー切り替えや、スライド操作による音量の微調整、カーナビ画面の縮小/拡大などが可能とできる。
また、医療機器として、ハンディーX線の把持部に本発明のタッチバーを配置して、スライドにより操作の微調整が可能とできる。
1 絞り
2 絞り駆動回路
3 AF駆動回路
4 レンズシステム制御回路
6 通信端子
10 通信端子
11 焦点検出部
15 メモリ制御部
16 接眼部
17 AEセンサー
18 記録媒体I/F
19 D/A変換器
22 撮像部
23 A/D変換器
24 画像処理部
28 表示部
29 EVF
30 電源部
32 メモリ
40 端子カバー
43 ファインダー外表示部
44 ファインダー外表示部の駆動回路
50 システム制御部
52 システムメモリ
53 システムタイマー
54 通信部
55 姿勢検知部
56 不揮発性メモリ
57 接眼検知部
60 モード切替スイッチ
61 シャッターボタン
62 第1シャッタースイッチ
64 第2シャッタースイッチ
70 操作部
70a タッチパネル
71 メイン電子ダイヤル
72 電源スイッチ
73 サブ電子ダイヤル
74 十字キー
75 SETボタン
76 動画ボタン
77 AEロックボタン
78 拡大ボタン
79 再生ボタン
80 電源制御部
81 メニューボタン
82 タッチバー
82a タッチバー制御マイコン
90 グリップ部(把持部)
100 デジタルカメラ
101 シャッター
103 レンズ
150 レンズユニット
200 記録媒体
202 蓋
301 フレキシブル基板
302 タッチセンサ電極
302a 第1のタッチセンサ電極、左電極
302b 第2のタッチセンサ電極、中央電極
302c 第3のタッチセンサ電極、右電極
303 位置決め穴
310 上カバー
311 背面カバー
500 操作指
900 タップ操作時の接触面積
901 全面押し操作時の接触面積
W1 タッチセンサ電極302の長辺長さ
W2 第2のタッチセンサ電極302bの長辺長さ
W3 タッチセンサ電極302の短辺長さ
W4 オーバラップ長さ

Claims (7)

  1. タッチ操作及びスライド操作の検知手段を備えた操作部材を有する電子機器であって、
    前記タッチ操作が、第1の所定面積以上、且つ前記第1の所定面積よりも大きい第2の所定面積以下の面積で前記検知手段のタッチ検知面に接触した場合、第1の機能を実行し、
    前記タッチ操作が、前記第2の所定面積より大きい面積で前記検知手段のタッチ検知面に接触した場合、前記第1の機能と異なる第2の機能を実行し、
    前記検知手段のタッチ検知面は、前記スライド操作の方向において、順に、第1のタッチ検知面、第2のタッチ検知面、第3のタッチ検知面に分割され、
    前記検知手段のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW1、前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW2としたとき、
    1.4≦W1/W2≦6.0
    の関係を満たすことを特徴とする電子機器。
  2. 前記検知手段のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さW1は、
    7mm≦W1≦30mm
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さW2は、
    5mm≦W2≦20mm
    を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さW2、前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向と直交する方向の長さW3としたとき、
    W2≧W3
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記第2のタッチ検知面と前記第1のタッチ検知面は、前記スライド操作の方向にオーバラップしており、
    前記第2のタッチ検知面と前記第1のタッチ検知面のスライド操作の方向のオーバラップ量をW4、前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向と直交する方向の長さW3としたとき、
    1.8≦W3/W4≦2.2
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 前記第2のタッチ検知面と前記第3のタッチ検知面は、前記スライド操作の方向にオーバラップしており、
    前記第2のタッチ検知面と前記第3のタッチ検知面のスライド操作の方向のオーバラップ量をW5、前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向と直交する方向の長さW3としたとき、
    1.8≦W3/W5≦2.2
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電子機器。
  7. 前記検知手段のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW1、前記第2のタッチ検知面のスライド操作の方向の長さをW2としたとき、
    2≦W1/W2≦3
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に電子機器。
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