JP6587229B2 - Staircase - Google Patents
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Description
本発明は、住居等の建物に設置される階段に関する。 The present invention relates to a staircase installed in a building such as a residence.
従来より、階段の踏板の先端部分(最前面)に滑り防止等のために取り付けられる段鼻部材を備えたものが知られている。例えば下記特許文献1には、踏板の上面、側面、下面を覆う断面U字状の段鼻部材が開示されている。また下記特許文献1には、段鼻部材の上部の端部に化粧踏板の端部が嵌まり込む段部が形成されていることが開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, one having a nose member attached to the tip portion (frontmost surface) of a stair tread to prevent slipping is known. For example,
しかしながら、上記特許文献1に記載の段鼻部材は、どのようにして踏板に固定されるのか具体的な開示がない。近年は、将来的なリフォームを考慮して、極力接着剤の使用量を減らしながらも強固に段鼻部材を固定できる構造が求められる。また段鼻部材や化粧踏板等の固定に釘等の固定具を用いる場合でも、極力固定具の使用本数を少なくし、且つ施工が容易にできるものが求められる。
However, there is no specific disclosure as to how the nosing member described in
本発明は、上記を鑑みて提案されたものであり、その目的は、段鼻部材を強固に固定でき、施工が容易な階段を提供することにある。 The present invention has been proposed in view of the above, and an object thereof is to provide a stair that can firmly fix a stair nosing member and is easy to construct.
上記目的を達成するために、本発明に係る階段は、水平面と垂直面とが交互に形成された一対の側板と、水平面に支持される下地踏板と、垂直面に配設される蹴込板と、下地踏板の上面に固定される化粧踏板と、下地踏板の上面、前端面及び下面を覆うように配設される断面略U字状の段鼻部材とを備えた階段であって、段鼻部材は、段鼻部材の下地踏板の上面に配される端面が化粧踏板の前端面と当接するように形成されており、段鼻部材と化粧踏板との当接部位の上面には、それぞれに切欠き形成された切欠部同士を突き合わせることで双方に跨った凹溝が設けられ、凹溝に嵌合して配設される押え部材が、該押え部材を貫通し前記下地踏板に至る固定具によって固定されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a staircase according to the present invention includes a pair of side plates in which a horizontal plane and a vertical plane are alternately formed, a base tread supported by the horizontal plane, and a kick plate disposed on the vertical plane. A staircase having a decorative tread plate fixed to the upper surface of the base tread plate, and a nose member having a substantially U-shaped cross section disposed so as to cover the upper surface, the front end surface, and the lower surface of the base tread plate, The nose member is formed so that the end surface arranged on the upper surface of the base tread of the nosing member is in contact with the front end surface of the decorative tread, and the upper surface of the contact portion between the nosing member and the decorative tread is notched respectively. The notched portions are abutted to each other so that a concave groove is provided across both sides, and the presser member fitted and disposed in the concave groove is fixed by a fixture that penetrates the presser member and reaches the base tread. It is characterized by.
本発明に係る階段は、上述のような構成となっているため、段鼻部材を強固に固定でき、施工が容易である。 Since the staircase according to the present invention has the above-described configuration, the nose member can be firmly fixed and construction is easy.
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、施工された階段に下階側から対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方(奥方)とし、また、その状態を基準として、上下方向・左右方向、縦横方向等を説明する。図1〜図4は、本実施形態に係る階段を説明するための説明図であり、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。また図1に示す拡大図は説明のため、一部分解側面図としている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
In the following embodiment, the front side is the front, the opposite side is the rear (back), with the state facing the constructed stairs from the lower floor side, and the vertical direction The horizontal direction, vertical and horizontal directions, etc. will be described. 1-4 is explanatory drawing for demonstrating the staircase which concerns on this embodiment, and a part of detailed code | symbol attached | subjected to another figure is abbreviate | omitted in one part figure. Further, the enlarged view shown in FIG. 1 is a partially exploded side view for explanation.
本実施形態に係る階段1は、水平面2aと垂直面2bとが交互に形成された左右一対の側板2,2と、水平面2aに支持される下地踏板4と、垂直面2bに配設される蹴込板6と、下地踏板4の上面4aに固定される化粧踏板7とを備えている。また下地踏板4には、下地踏板4の上面4a、前端面4b及び切欠下面40a(下面)を覆うように配設される断面略U字状の段鼻部材8が設けられている。段鼻部材8は、段鼻部材8の下地踏板4の上面4aに配される突合せ端面8d(端面)が化粧踏板7の前端面7bと当接するように形成されている。段鼻部材8と化粧踏板7との当接部位の上面には、それぞれに切欠き形成された切欠部70,80同士を突き合わせることで双方に跨った凹溝10が設けられている。この凹溝10に嵌合して配設される押え部材9が、押え部材9を貫通し下地踏板4に至る固定具12によって固定されている。以下、詳しく説明する。
The
階段1は、住居等の建物内の下階と上階との階段として施工されるものとしてもよく、屋根裏部屋等のロフトへの階段として施工されるものとしてもよい。階段1を構成する一対の側板2,2は、階段1の勾配に応じて配設される平板状とされ、壁面(不示図)に沿って左右に略平行に配置される。側板2の材質は特に限定されないが、無垢の木材や、合板等の木質積層板、集成木材、木質繊維板等の木質系材料から形成されたものとしてもよく、また、合成樹脂系材料や、木粉(木質)・プラスチック複合材等から形成されたものとしてもよい。また、これらからなる基材の表面に、突板や樹脂フィルム等の表面化粧シートが貼着されたり、塗布が施されたりして表面化粧処理が施されたものとしてもよい。図2(a)に示すように側板2には、雛段状に水平面2aと垂直面2bとが交互に形成されており、水平面2aには矩形状に切欠かれた凹溝2cが複数形成されている。凹溝2cは架設部材3の一方の端部3bが嵌合されるように形成されている。具体的には、この凹溝2cは、一対の側板2,2に形成された凹溝2c,2cのそれぞれに架設部材3の左右の端部3b,3bが嵌合され、架設部材3を固定し支持できるように形成される。凹溝2cは、上下方向に長い矩形状に切欠かれて形成されており、その深さ寸法は、架設部材3の高さ寸法(縦寸法)と略同一とされる。また凹溝2cの奥行き寸法は、架設部材3の厚み寸法と略同一とされる。これにより、凹溝2cの上方開口部から凹溝2cの深さ方向に向けて架設部材3を嵌合させ組み付けると、凹溝2c内に架設部材3が収まり、側板2の水平面2aと架設部材3の上面3aとが略面一になる。なお、凹溝2cの形状は、架設部材3の形状、寸法に応じて設定され、図例に限定されず、前後方向に長い矩形状や略正方形に切欠かれて形成されてもよい。また、図例では、凹溝2cは各水平面2aに二つずつ形成されているが、これに限定されず、水平面2aの奥行き寸法に応じて数を増減して形成してもよい。なお、側板2が固定される壁面は、間柱等の柱材や、スタッド、鋼材、鉄筋コンクリート等の建物の構造躯体等を構成するものとしてもよい。
The
架設部材3は、一対の側板2,2の凹溝2c、2cにその両端部3b,3bが嵌合され固定される寸法を持つ角形の棒材とされる。架設部材3の材質も、特に限定されないが、木質系材料や合成樹脂系材料、木粉(木質)・プラスチック複合材等から形成されたものとしてもよい。架設部材3の厚さ寸法も特に限定されないが、50mm〜150mm程度としてもよい。架設部材3が一対の側板2,2の凹溝2c、2cにその両端部3b,3bが嵌合され固定されることにより、ネジ等の固定具を用いることなく強固に固定することができる。また上述のように側板2,2の水平面2a,2aと架設部材3の上面3aとは略面一な面を形成することができるので、側板2,2の水平面2a,2aと架設部材3の上面3aに重ね合わせるように下地踏板4を配設することができる(図2(b)参照)。
The
図2(b)に示すように下地踏板4は、一対の側板2,2の水平面2a,2aにその両端部が固定される横幅寸法をもつ矩形の平板状とされる。下地踏板4の材質も、特に限定されないが、木質系材料や合成樹脂系材料、木粉(木質)・プラスチック複合材等から形成されたものとしてもよい。下地踏板4の厚さ寸法も特に限定されないが、10mm〜25mm程度としてもよい。下地踏板4は、下地踏板4の前端面4bから下面4cにかけて切欠き形成された切欠部40を有し、図中、4aは上面、4bは前端面、4cは下面、4dは後端面、40aは切欠下面、40bは切欠前端面を示している。切欠部40の切欠前端面40bは、下地踏板4が水平面2aの上に設置された状態で、下段の側板2の垂直面2bと略面一な面をなすように形成される。下地踏板4は、後端面4dが側板2,2の垂直面2b,2bに当接されるように水平面2a,2aの上に載置され、その状態で固定される。下地踏板4の側板2への固定方法は特に限定されない。例えば、側板2の内側面と下地踏板4の下面4cに当接して固定される断面略L字形状の踏板固定具(不図示)により下地踏板4を下方から固定するようにしてもよいし、下地踏板4の上面4aの両端部に木ネジ等の固定具(不図示)を打ちこんで固定してもよい。
As shown in FIG. 2 (b), the
図3(a)に示すように化粧踏板7は、下地踏板4の上面4aに重ね合わせて固定される。化粧踏板7は、下地踏板4の横幅寸法と略等しい横幅寸法と、下地踏板4の奥行き寸法より若干小さい奥行き寸法をもつ矩形の平板状とされ、上面7aから前端面7bにかけて、切欠き形成された踏板切欠部70が形成されている。化粧踏板7の材質も特に限定されず、無垢の木材や、合板等の木質積層材、集成木材、木質繊維板等の木質系材料から形成されたものとしてもよく、また、合成樹脂系材料や、木粉(木質)・プラスチック複合材等から形成されたものとしてもよい。また、これらからなる基材の表面に、突板や樹脂フィルム等の表面化粧シートが貼着されたり、塗装が施されたりして、表面化粧処理が施されたものとしてもよい。化粧踏板7の厚さ寸法も特に限定されないが、下地踏板4よりも薄くしてもよく、例えば8mm〜20mm程度としてもよい。図中、7aは上面、7aaは後端上面(図3(b)参照)、7bは前端面、7cは下面、7dは後端面、70は踏板切欠部、70aは切欠前端面、70bは切欠上面を示している。化粧踏板7は、下地踏板4の上面4aに重ね合わされ、下面7cと下地踏板4の上面4aとが当接して配設される。また、化粧踏板7の後端面7dが、垂直面2bに当接するように配設され、この状態で下地踏板4の上面4aに両面テープ、接着剤等で固定されている。化粧踏板7の前端上面、すなわち踏板切欠部70は、後記する押え部材9が固定され、化粧踏板7の後端上面7aaには、蹴込板6の下端面6cが当接するように配設される。よって化粧踏板7の上面7aの前後両端部が押さえられるので、化粧踏板7の反りを抑制することができる。また化粧踏板7を蹴込板6で上から押えることになるので、化粧踏板7の脱落も防止できる。さらに化粧踏板7の下地踏板4との接着領域は、化粧踏板7の下面7c全面や周縁部とする必要がない。例えば化粧踏板7の長手方向中央領域の数か所を接着領域としてもよく、化粧踏板7を下地踏板4に固定するための接着剤等の使用量を抑えることができる。
As shown in FIG. 3A, the
蹴込板6は、階段1の蹴込み部分に配設され、一対の側板2,2の垂直面2b,2bにその両端部が固定される横幅寸法を有している。図3(b)に示すように、上段の下地踏板4の切欠部40と下段の下地踏板4の上面4aとの間に載置できる高さ寸法を有する矩形の平板状とされる。蹴込板6の材質も特に限定されないが、化粧踏板7と同様のものとすることができる。蹴込板6の厚さ寸法も特に限定されないが、例えば4mm〜10mm程度の薄板状としてもよい。図中6aは上端面、6bは前面、6cは下端面、6dは後面、6daは上方後面、6baは前方上端部を示している。蹴込板6は、後面6dの左右両端部が一対の側板2,2の垂直面2b,2bに当接し、その下端面6cが化粧踏板7の後端上面7aaに載置される。また蹴込板6は、上段の下地踏板4の切欠部40に蹴込板6の上端面6aを合わせた状態に固定される。具体的には、蹴込板6の上方後面6daが切欠部40の切欠前端面40bに当接するように配され、蹴込板6の上端面6aが切欠部40の切欠下面40aに近接もしくは当接するように配される。よって、蹴込板6を配設する際に、蹴込板6の上端面6aが上段の下地踏板4に当たって撓むことを防止することができ、蹴込板6を収まりよく配設できる(図1参照)。蹴込板6の固定方法は特に限定されず、例えば接着剤等を用いて固定することができる。
The
本実施形態では、化粧踏板7を配設した後、蹴込板6を配設する例を説明しているが、これに限定されず、下地踏板4の上に蹴込板6を配設した後、化粧踏板7を配するようにしてもよい。この場合は、蹴込板6の前方下端部が化粧踏板7の後端面7dに当接して配設される。よって、蹴込板6は、その前方上端部6baが段鼻部材8で、前方下端部が化粧踏板7で挟まれている状態の上、垂直面2bに蹴込板6の左右両端部が当接して配されているので、接着剤の使用量を抑えて固定することができる。
In the present embodiment, the example in which the
図1、図3(b)等に示すように段鼻部材8は、下地踏板4の上面4aから前端面4b及び切欠下面40aに跨って配設され、下地踏板4と略同じ横幅寸法をもつ断面略U字形状に形成された部材とされる。段鼻部材8の材質は、特に限定されず、蹴込板6や化粧踏板7と同様のものとしてもよい。図中、8aは上覆部、8bは前覆部、8cは下覆部、8dは突合せ端面(段鼻部材8の一方の端面)、8eは下方端面(段鼻部材8の他方の端面)、80は段鼻切欠部、80aは切欠後端面、80bは切欠上面を示している。段鼻部材8の上覆部8aは、化粧踏板7の上面7aと略面一になるよう形成され、前覆部8bは、下地踏板4の前端面4bに被さるように形成され、下覆部8cは、下地踏板4の切欠下面40aを覆い隠すように形成されている。段鼻部材8の上覆部8aには、化粧踏板7との突合せ端面8dに切欠き形成された段鼻切欠部80が形成される。段鼻部材8の突合せ端面8dは化粧踏板7の前端面7bに当接し、下方端面8eは蹴込板6の前方上端部6baに当接して配設される。段鼻部材8の段鼻切欠部80は、化粧踏板7の踏板切欠部70よりも大きく形成され、段鼻切欠部80と踏板切欠部70とを突き合わせることで双方に跨った凹溝10が設けられる。よって、段鼻切欠部80と踏板切欠部70とを突き合わせた際には、切欠上面80b,70bは図3(b)の拡大図に示すように略面一となる。
As shown in FIGS. 1 and 3B and the like, the nosing
段鼻切欠部80と踏板切欠部70とを突き合わせて形成された凹溝10には、凹溝10に嵌合する押え部材9が設けられる。図1、図4(a)等に示すように押え部材9は、上向きに開口した断面略U字形状に形成されており、上端部9a,9aは、段鼻部材8の上覆部8a及び化粧踏板7の上面7aから若干突出するように形成され、押え部材9の長手方向には凹溝9bが形成されている。押え部材9の材質は特に限定されないが、例えば軟質の合成樹脂材料や弾性材料等からなるものとしてもよいし、押え部材9を他の部位とは異なる色が付されたものとして視認性の向上を図ったものとしてもよい。このように押え部材9を他の部位とは異なる色とすれば、化粧踏板7の踏み外し等を抑制し安全性の向上を図ることができる。図中、9aは上端部、9bは凹溝、9cは底面を示している。押え部材9は、凹溝10に嵌合された状態で、押え部材9と段鼻部材8の切欠上面80bを貫通し、下地踏板4に至る固定具12により固定される(図1拡大図参照)。このように段鼻部材8は、凹溝10に嵌合する押え部材9によって強固に固定することができる。また押え部材9は、段鼻部材8及び化粧踏板7の双方に跨った凹溝10に嵌合して固定具12によって固定される。よってこの押え部材9は、段鼻部材8と化粧踏板7の双方を一部材で一緒に固定する役割も担っている。
The
図1、図4(b)に示すように、押え部材9の凹溝9bには、カバー部材11が上方から被さるように嵌合して配設されている。カバー部材11の材質は特に限定されないが、押え部材9と同様のものとしてもよい。カバー部材11は、断面逆U字形状に形成され、図中、11aは脚部、11bは上面を示している。カバー部材11は、固定具12の頭部を覆い隠すように、脚部11aが押え部材9の底面9cに当接して配設される。カバー部材11の上面11bは、カバー部材11が押え部材9の凹溝9bに嵌合している状態で、段鼻部材8の上覆部8aと化粧踏板7の上面7aと略同じ高さになるように形成されている。このカバー部材11によって、押え部材9を固定する固定具12を覆い隠すことができるので、見栄えがよい階段1とすることができる。
As shown in FIGS. 1 and 4B, the
次に上記構成とされた階段1の施工手順の一例について、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、以下に説明する手順は一例であって、これに限定されるものではない。
まず、一対の側板2,2を壁面(不図示)に沿わせて固定する。次に図2(a)に示すように、架設部材3を一対の側板2,2の凹溝2c,2cに嵌合して架け渡すように配設する。このとき、より強固に凹溝2cに架設部材3を固定させるため、嵌合部分に接着剤を塗布してよいが、架設部材3を側板2に固定するための木ねじ等の固定手段は必要ない。また架設部材3を配設した際に、架設部材3の上面3aに水準器を置いて水平に配設できているかの確認を行うようにしてもよい。
Next, an example of the construction procedure of the
First, the pair of
次に図2(b)に示すように下地踏板4を配設する。下地踏板4の下面4cが、側板2の水平面2aと架設部材3の上面3aに配され、その後端面4dの左右両端部が一対の側板2,2の垂直面2b,2bに当接するように配する。そうすると切欠部40の切欠前端面40bと下段の側板2,2の垂直面2b,2bと略面一になる。この状態で階段1設置場所の背面側にまわり、踏板固定具(不図示)で下地踏板4を下面4c側から固定する。このとき、下地踏板4の上面4aに水準器を置いて水平になっているか確認も行う。以上のような施工手順を経て一対の側板2,2、架設部材3、下地踏板4で構成された階段は、仮設階段100、すなわち作業用昇降通路として使用することができる。
Next, as shown in FIG. 2B, the
仮設階段100としての使用が終わったら、化粧踏板7、蹴込板6等を順次施工し階段1の仕上げ施工を行う。まず図3(a)に示すように化粧踏板7を配設する。化粧踏板7は、下地踏板4の上面4aに重ね合わせて配設されるとともに化粧踏板7の後端面7dが、側板2の垂直面2bに当接するように配され、この状態で化粧踏板7を下地踏板4に両面テープ、接着剤等で固定する。
When the use as the
続いて、蹴込板6を配設する。蹴込板6は、図1に示すようにその下端面6cが下段の化粧踏板7の上面7aに載置され、蹴込板6の上端面6aが下地踏板4の切欠部40の切欠下面40aに当接もしくは近接するように設置される。また蹴込板6の上方後面6daが切欠部40の切欠前端面40bに当接し、後面6dの左右両端部が側板2,2の垂直面2b,2bに当接するように配する。このとき、蹴込板6は側板2,2や切欠部40に接着剤等によって固定するようにしてもよい。
次に段鼻部材8を配設する。図3(b)の拡大図に示すように段鼻部材8の突合せ端面8dが、化粧踏板5の前端面5bに当接し、図1の拡大図に示すように下方端面8eが、下段の蹴込板6の前方上端部6baに当接して配される。段鼻部材8の段鼻切欠部80と化粧踏板7の踏板切欠部70とを突き合わせることで双方に跨った凹溝10が設けられる。そして、こうして形成された凹溝10に押え部材9を嵌合し、上方から押え部材9と段鼻部材8を貫通する固定具12により押え部材9を凹溝10に固定する。こうして、段鼻部材8と押え部材9を固定した後に、押え部材9の凹溝9bにカバー部材11を嵌合する。以上のような施工手順を経て、図1、図4(b)に示す階段1が施工される。
Subsequently, the
Next, the
以上、本実施形態によれば、段鼻部材8と化粧踏板7とをひとつの押え部材9で一緒に下地踏板4に固定することができ、施工が容易となる。また段鼻部材8の段鼻切欠部80は、化粧踏板7の踏板切欠部70よりも大きく形成され、段鼻部材8は、押え部材9と段鼻部材8の切欠上面80bとを貫通し、下地踏板4に至る固定具12によって強固に固定することができる。さらに化粧踏板7の前端上面、すなわち踏板切欠部70は押え部材9が固定され、化粧踏板7の後端上面7aaは、蹴込板6の下端面6cが当接するように配設されている。よって図1に示すように化粧踏板7の上面7aの前後両端部が押え部材9及び蹴込板6で上から押さえられるので、化粧踏板7の反りを抑制することができ、化粧踏板7の脱落も防止できる。さらに化粧踏板7を下地踏板4に固定するための接着剤等の使用量を抑えることができる。
そして仮設階段100として使用している場合において、建築資材等が下地踏板4に接触し、下地踏板4にキズ等がつくことがあっても、後に化粧踏板7、段鼻部材8を配設する構成になっているので、下地踏板4についたキズ等を、化粧踏板7や段鼻部材8により覆い隠すことが可能である。よって養生の必要のない仮設階段100とすることができる。さらに仮設階段100の上に施工される化粧踏板7と蹴込板6とを将来的なリフォームを想定し、取り外しが容易になるように接着剤の使用を極力少なくして取り付ければ、階段1の施工後に下地踏板4をそのままにして、化粧踏板7と蹴込板6とを交換することができる。
As described above, according to the present embodiment, the nosing
When the
なお、本実施形態における階段1、仮設階段100、一対の側板2,2、架設部材3、下地踏板4、蹴込板6、化粧踏板7、段鼻部材8、押え部材9、カバー部材11等の形状、構成は図例に限定されるものではない。また各部材の固定手段、固定要領等は図例に限定されず、施工手順も上述に限定されるものではない。
The shape of the
1 階段
2 側板
2a 水平面
2b 垂直面
2c 凹溝
3 架設部材
3a 上面
4 下地踏板
4a 上面
4b 前端面
40a 下面(切欠下面)
6 蹴込板
7 化粧踏板
7b 前端面
70 切欠部(踏板切欠部)
8 段鼻部材
8d 端面(突合せ端面)
80 切欠部(段鼻切欠部)
9 押え部材
10 凹溝
12 固定具
DESCRIPTION OF
6
8
80 Notch (Nose notch)
9
Claims (4)
前記段鼻部材は、該段鼻部材の前記下地踏板の上面に配される端面が前記化粧踏板の前端面と当接するように形成されており、
前記段鼻部材と前記化粧踏板との当接部位の上面には、それぞれに切欠き形成された切欠部同士を突き合わせることで双方に跨った凹溝が設けられ、該凹溝に嵌合して配設される押え部材が、該押え部材を貫通し前記下地踏板に至る固定具によって固定されていることを特徴とする階段。 A pair of left and right side plates in which a horizontal plane and a vertical plane are alternately formed, a foundation tread supported by the horizontal plane, a kick board disposed on the vertical plane, and a decorative tread fixed to the upper surface of the foundation tread And a staircase having a substantially U-shaped nose member disposed so as to cover the upper surface, front end surface, and lower surface of the base tread,
The nosing member is formed such that an end surface arranged on an upper surface of the base tread of the nosing member is in contact with a front end surface of the decorative tread,
On the upper surface of the contact portion between the nosing member and the decorative tread board, a notch formed in each notch is provided with a notch that extends over both sides, and is fitted into the notch. A staircase characterized in that a presser member to be disposed is fixed by a fixture that passes through the presser member and reaches the base tread.
前記固定具は、前記押え部材から前記段鼻部材を貫通し前記下地踏板に固定されていることを特徴とする階段。 In claim 1,
The staircase characterized in that the fixing tool penetrates the nose member from the presser member and is fixed to the base tread.
前記段鼻部材に形成された切欠部が前記化粧踏板に形成された切欠部よりも大きく形成されていることを特徴とする階段。 In claim 2,
A staircase characterized in that a notch formed in the nose member is formed larger than a notch formed in the decorative tread.
前記化粧踏板の後端上面には、前記蹴込板の下端面が当接するように配設されていることを特徴とする階段。 In any one of Claims 1-3,
A staircase characterized in that a lower end surface of the kick plate is disposed in contact with a rear end upper surface of the decorative tread plate.
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