JP6587005B6 - タイミングベルト差動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、タイミングベルトを用いた差動機構の省スペース化、部品点数の削減及び、動力損失の低減するための、差動機構及びリンク機構に関する。
差動機構は、3つの部品のうち、2つの部品の動力の入出力の差を3つめの部品に出力する機構である。機械及び装置に求められる仕様によって、2つの部品の動力の入出力に対して出力される側の部品の応答時間にズレが小さいことや、大きい動力を伝達できること、長時間使用できること、製造コストが小さいこと等の条件が追加される。また、部品が歯車であれば、ギア比、滑車であれば、移動量と伝達力の比を変更するも可能である。
差動機構の動力伝達には、歯車による動力伝達(1)、タイミングベルトとプーリー、チェーンとスプロケットによる動力伝達(2)、インペラと流体を用いた動力伝達(3)、磁気を用いた動力伝達(4)等がある。特に、剛体や弾性体を用いた(1)(2)において、動力伝達のエネルギー損失を少なくする、且つバックラッシュを小さくする、入力の回転に対し、等速度回転を出力する等、性能を向上するため、伝達部の歯溝形状を、インボリュート曲線や、サイクロイド曲線、クソロイド曲線の歯などにする開発がされてきた。また、(1)の主な目的の1つに、回転速度とトルクを調整することが挙げられ、(2)は、回転軸を移動させたい時や、スペースをコンパクトにするために用いられる。
歯車による動力伝達(1)では、等速度回転、等伝達力を目指した歯車の改良が進められており、ウィリスは交換性サイクロイド曲線を歯車の歯溝曲線に適用し、オイラーはインボリュート曲線を提唱し、前述性能の向上に寄与しいる(非特許文献1)。
特許文献1には、クソロイド曲線を用いた歯車となっており、従来のインボリュート歯車にあった、歯数が少ないときに起こるアンダーカットが抑えられ、歯車の耐久性が向上している。
タイミングベルトとプーリー、チェーンとスプロケットによる動力伝達(2)には、非特許文献2のように、ピンギア用アタッチメントチェーンとピンギア用スプロケットを用い、回転動力を伝える装置がある。このピンギア用アタッチメントチェーンは、チェーンとしての機能のほかに、ピンギア用アタッチメントチェーンをホイールに巻きつければ、歯車の様に用いることが出来、円筒形状の内側に貼り付ければ、内歯車の様に用いることが可能となっている。
前述の(1)、(2)の動力伝達を用いた差動機構として、特に歯車を用いた機構では遊星歯車機構があり、太陽歯車、遊星歯車、内歯車から構成された機構で、平歯車の太陽歯車、遊星歯車と、内歯車を使用した組み合わせは、差動を太陽歯車の同軸上に出力し、太陽歯車、遊星歯車、内歯車に、かさ歯車を用いれば、軸直角方向に出力することが可能である。
タイミングベルトとプーリー、チェーンとスプロケットによる動力伝達(2)を差動機構として用いるには、非特許文献1のピンギア用アタッチメントチェーンを内歯車と太陽歯車、ピンギア用スプロケットを遊星歯車として、使用すれば可能である。
コルヌ螺旋歯形歯車 特願2007−513030号公報 関節駆動装置及び多軸マニュピレータ 特願2017−177233号公報
歯車の歴史とその発展経緯に関する考察 2008年度精密工学会空き大会学術講演論文集 株式会社椿本チエイン ピンギア用アタッチメント付チェーン インターネット:<URL:https://ameblo.jp/hiromtsukamoto/entry−11490685453.html> JIS B1857−1:2015一般用円弧歯形歯付ベルト伝動−第1部:ベルト JIS B1857−2:2015一般用円弧歯形歯付ベルト伝動−第2部:プーリ
関節に差動機構を用いるロボットのうち、多関節マニピュレータや、歩行や移動可能なロボットなどでは、個々の部品の軽量化、摩擦によるエネルギーロスの減少、低コスト化が可能になれば、ロボットそのものの性能や価値を底上げすることが可能となる。さらに複雑になった機械の部品点数を減らすことが出来れば、信頼性の向上にもつながる。特許文献2に説明される関節駆動装置及び多軸マニュピレータは、複数の関節1つ1つに、差動機構として遊星歯車機構を用い、プーリーまたは、スプロケットを介してタイミングベルトまたは、チェーンで次の関節に動力を伝える機構である。以降、プーリー、タイミングベルトを用いるものとする。それぞれの部品は、太陽歯車、遊星歯車、リンク兼用の遊星キャリア、内歯車、プーリー、タイミングベルトで構成され、大きな特徴は、遊星キャリアをリンクとして用いており、内歯車を固定し、太陽歯車を回転させると、リンク兼用の遊星キャリアが回転することで、関節を曲げる動作を行い、一方、遊星キャリアを固定すると、内歯車、プーリー、タイミングベルトへと動力が伝わり、タイミングベルトの先のプーリー、さらに次の関節へと動力を伝える構造となっている。しかしながら、動力を伝達する際に歯同士が接触する部分の数が、一般的な遊星歯車を3つ用いた遊星歯車機構を用いると、太陽歯車と遊星歯車間で3箇所、遊星歯車と内歯車間で3箇所、プーリーとタイミングベルト間の接触長さの長い1箇所の7箇所となっており、それぞれが、摩擦による機械動力損失を発生させている。
また、内歯車に、プーリーを取り付けている構造の目的は、単純に平歯車からプーリーへの歯溝形状の変換が目的であり、性能向上の役割を担っていないため部品点数を多くしている。
前述の部品点数が多くなる問題の解決する実施形態として、歯車同士が動力伝達可能な、非特許文献1のピンギア用アタッチメントチェーンとピンキア用スプロケットを差動機構として用いることが有効であるが、金属で出来ているため、タイミングベルトに比べ重量が大きくなってしまうことや、グリースによるメンテナンスが必要なこと、騒音が大きい等の問題があり、同様の動力伝達(2)の機能持つ、タイミングベルト、プーリーにも差動機構を構成させる仕組みを持たせる必要があった。
本発明は従来技術の前述したような遊星歯車機構とプーリー、タイミングベルトを用いた差動機構及び、マニピュレータにおいての摩擦によるエネルギーロスの減少、軽量化、低コスト化、部品点数の削減をする発明であり、非特許文献3等で規定されている一般的な歯付きタイミングベルトと噛み合い、かつ、歯車とも噛み合う歯車を用いた差動機構で、その目的は、特許文献2の多軸マニピュレータ等の差動機構を用いた機械において、機械の性能を落とすことなく、遊星歯車機構、プーリーとタイミングベルトの構成となっていた機構の動力損失削減と、構成部品の削減による低コスト化、及び、省スペース化のできる差動機構を提供することにある。
本発明の最も簡単な構成は、図1に示すように、太陽歯車100、本機構用に歯を特殊形状にした複数の遊星歯車101、遊星歯車101内を通る遊星歯車軸113がベアリングを介し取り付けられた遊星キャリア110、遊星歯車外周にタイミングベルト102、及び、タイミングベルト102に張力を発生させるためテンショナー103がタイミングベルト102に取り付けられ、タイミングベルト102は遊星歯車101以外にプーリー104に接続され、プーリー104はリンク111に取り付けられた構成となっている。ここでプーリー104は、1つである必要はなく、複数配置し使用することができる。遊星キャリア110は、リンク111に繋がっており、リンク111に固定もしくは一体となっている。ここで遊星歯車101は、非特許文献4に記載のプーリーのフランジをつけても良く、例えば、図7の遊星歯車700aのように遊星歯車両端にフランジ701を追加して使用することができる。また、テンショナー103は、タイミングベルト102に張力を持たせることが目的であり、例えば、リンク111を弾性率の高い素材し、太陽歯車100とプーリー104間のリンク111を若干長くし、撓らせた状態で組み立てることで、リンク111の撓りの復元力をタイミングベルト102に張力に用いることで、テンショナー103を省略し使用することができる。
本機構の動作は、例えば、太陽歯車100を入力回転とし、遊星キャリア110およびリンク111の太陽歯車中心の回転112を拘束し、プーリー104を回転出力とすると、太陽歯車100の回転が、遊星歯車101へと伝わり遊星キャリア110およびリンク111の回転が拘束されているため、遊星歯車101からの回転が、タイミングベルト102へと伝達され、プーリー104へと回転が伝わる動作となる。ここで入力と出力、回転拘束する部品を自由に交換しても良く、例えば、プーリー104を入力として、太陽歯車100を回転拘束、遊星キャリア110を回転出力とすると、遊星キャリア110とつながれたリンク111は、太陽歯車100を中心に回転することが出来る。
遊星歯車101は太陽歯車100とタイミングベルト102両方と噛み合うように配置する。図1では、遊星歯車数を2つで描画しているが、前述条件が満たされていれば、遊星歯車数は、いくつでもよく、また、後述する遊星歯車の配置を満たした条件であれば、3つ、4つと追加して使用することができる。
遊星歯車軸113は、遊星キャリア110に取り付けられているため、遊星歯車101の位置もリンク111の回転に同期して太陽歯車100軸中心に公転する。また、プーリー104もリンク111に取り付けられているため、同様に太陽歯車100軸中心で同回転方向に公転し、遊星歯車101とプーリー104の位置関係は、太陽歯車100を中心として、元の位置と点対象となる。よって、タイミングベルト102は遊星歯車101および、プーリー104から外れることなく、太陽歯車100と接触しない位置を維持する。
前述した構成を実現するための遊星歯車の歯溝形状は図2で示す様に、遊星歯車200は、2種類の歯溝形状になる。また、遊星歯車101は、バックラッシュを抑える配置か、本機構の伝達可能最大トルクで動力伝達可能な配置があり、この2種類の歯溝形状と、遊星歯車101の機構上の配置を、使用目的に応じ選定する。ここで、伝達可能最大トルクとは、歯車の歯の強度や、遊星歯車数によって決定される、差動機構上の伝達可能なトルクの最大値のことである。
2種類の歯溝形状について説明する。説明に先立ち、本機構で使用する遊星歯車の歯溝形状の部分ごとの名称について定義する。図2に示す様に、歯溝形状の歯の先端付近を、先端部分201とし、歯の根元付近を、根元部分202とし、先端部分201と歯の根元部分202に挟まれた部分を中間部分203とする。先端部分201、根元部分202、中間部分203の範囲は、本機構で用いる、タイミングベルトのベルト歯ピッチ、遊星歯車の歯数や、歯先直径206により決定される。
歯溝形状の1種類目は、本機構で使用されるタイミングベルトと噛み合う、非特許文献4に記載されているP歯型や、S歯型のプーリーとすると、このプーリーの歯溝曲線205をしている中間部分203と、プーリーの歯先直径と同じ歯先直径206の平歯車とすると、平歯車の歯溝曲線204の歯形状をした歯の先端部201と歯の根元部202の歯溝形状からなり、それぞれのつなぎ目は、滑らかに接続されている。この歯溝形状の遊星歯車を遊星歯車Aとする。
残りの1種類の歯溝形状は、先端部分201、根元部分202、中間部分203が平歯車と同じ歯溝形状である。この歯溝形状の遊星歯車を遊星歯車Bとする。
太陽歯車100の形状は、平歯車と同じモジュールをした平歯車である。
以下に遊星歯車Aを用いた場合の2種類の配置について説明する。遊星歯車Aを用いた差動機構を差動機構(A)とする。
1つ目は、すべての遊星歯車Aを、図3に示す様に太陽歯車302と遊星歯車301との歯の接触点300を同じ位置になるようにし、かつ、本機構で使用されるタイミングベルトとも噛み合う配置である。以下、この配置を配置Aとする。
配置Aは、差動機構(A)を構成するすべての遊星歯車Aの太陽歯車302と噛み合う歯が、太陽歯車302の回転方向307の時や、遊星歯車301の回転方向308の時または、その逆回転方向において、常に太陽歯車302と接触するため、前述歯溝形状の先端部分201、根元部分202、中間部分203に対応する、先端部303、根元部304、中間部分305すべての位置で、力の伝達を行う。タイミングベルトと遊星歯車301とのかみ合いは、歯溝形状の中間部分305の歯溝形状がタイミングベルトの歯と接触し、力の伝達受け持つ。配置Aは、差動機構(A)を構成するすべての遊星歯車Aが常に太陽歯車と互いに歯同士で力の伝達を行うため、差動機構(A)において伝達可能最大トルクとなる。
しかしながら、中間部分305で太陽歯車302と力の伝達をしているときは、中間部分305が平歯車形状よりも減肉している形状のため、太陽歯車302、遊星歯車301相互に等回転速度で動力が伝わらない。さらに、隙間306が平歯車と比べ大きくなるため、遊星歯車機構に比べてバックラッシュが大きくなってしまう。
もう1つ目は、差動機構(A)を構成する遊星歯車Aの1つで、前述歯の接触点300が、中間部分305にある時は、常に、他の差動機構(A)を構成する遊星歯車Aの前述歯の接触点300が、先端部303もしくは、根元部304にあるようにし、かつ、本機構で使用されるタイミングベルトとも噛み合う配置である。この配置を配置Bと呼ぶ。
配置Bでは、常に差動機構(A)を構成する遊星歯車Aのどれかが、平歯車形状の先端部303および、根元部304で太陽歯車302と接触しているため、平歯車同士の回転の伝達と同等のバックラッシュとなる。一方、回転時に中間部分305に歯の接触点300がある遊星歯車Aは、図4に示す様に、遊星歯車400は太陽歯車401との間の隙間402が出来、空転し、力の伝達に寄与しないため、その分の力が、他の遊星歯車Aの歯に加わる。そのため、配置Aに比べて伝達可能最大トルクは小さくなる。
しかしながら、配置Bの配置Aに比べて伝達可能最大トルクが小さくなる問題は、差動機構(A)を構成する遊星歯車A数を増やすことで、緩和できる。
次に遊星歯車Bを用いた場合の2種類の配置について説明する。これを用いた差動機構を差動機構(B)とする。
差動機構(B)の配置を説明するため、タイミングベルトとのかみ合い部詳細図6について説明する。図6は、図5に示すタイミングベルト504と遊星歯車500のかみ合い部分詳細502を図6のかみ合い部分詳細604,かみ合い部分詳細604の遊星歯車601は遊星歯車500に対応し、遊星歯車501のかみ合い部分詳細503を図6のかみ合い部分詳細605、かみ合い部分詳細605の遊星歯車602は遊星歯車501に対応し、遊星歯車601とタイミングベルト600は遊星歯車回転方向603の進行方向に接触点606を持ち、遊星歯車602とタイミングベルト600は遊星歯車回転方向603の反対方向側に接触点607の状態を示している。
1つ目は、差動機構(B)を構成するすべての遊星歯車Bのタイミングベルト600との接触点を606か607のどちらか一方になるように遊星歯車Bを設置し、かつ、太陽歯車505とも噛み合う配置である。この配置を配置Cとする。
配置Cでは、遊星歯車Bは平歯車の歯溝曲線のため、太陽歯車と歯溝曲線すべてでかみ合うことが出来る。タイミングベルト600とのかみ合いは、同じ位置に接触点があるため、すべての遊星歯車が力の伝達を行う。そのため、差動機構(B)において伝達可能最大トルクは最大となる。しかしながら、例えば、タイミングベルト600と遊星歯車601との隙間608があるように、遊星歯車Bとタイミングベルト間のバックラッシュはプーリーを用いた時に比べ大きくなってしまう。
もう1つ目は、図6に示す様に、差動機構(B)を構成する少なくとも1つの遊星歯車Bが、遊星歯車回転方向603と同じ方向に接触点606を持ち、差動機構(B)を構成する残りの遊星歯車Bが、遊星歯車回転方向603の反対方向側に接触点607を持つように遊星歯車Bを設置し、かつ、太陽歯車505とも噛み合う配置である。以下、この配置を配置Dとする。
配置Dでは、遊星歯車Bは平歯車の歯溝曲線のため、太陽歯車と歯溝曲線すべてでかみ合うことが出来る。タイミングベルト600とのかみ合いは、例えば、太陽歯車505を入力とした場合、遊星歯車回転方向603に対しては、接触点606をもつ遊星歯車601が力の伝達を受け持ち、遊星歯車回転方向603の反対方向の回転に対しては、接触点607をもつ遊星歯車602が力の伝達を受け持つ。タイミングベルト504が入力の場合は、遊星歯車回転方向603に対しては、接触点607を持つ遊星歯車602が、力の伝達を受け持ち、回転方向603の反対方向の回転に対しては、接触点606をもつ遊星歯車601が力の伝達を受け持つ。そのため、バックラッシュはプーリーを用いた時と同等に小さくすることが出来る。しかしながら、力の伝達に寄与する遊星歯車Bの数は配置Cに比べ少なくなるため、伝達可能最大トルクも小さくなる。
この差動機構(B)の配置Dの伝達可能最大トルクが小さくなる問題は、差動機構(B)を構成する遊星歯車Bの数を増やすことで緩和される。
本発明は、タイミングベルト102と噛み合う遊星歯車以外は、必要としないため、遊星歯車101を、太陽歯車100の全周に配置しなくても良く、本機構を用いた機械の必要とするトルクが伝達可能最大トルク以下であれば、遊星歯車数を減らすことが可能である。
本機構は、構成するすべての遊星歯車101はタイミングベルト102と、太陽歯車100と常に噛み合う配置であることが必須条件である。そのため、遊星歯車101が太陽歯車100中心で公転する場合は、必ずプーリー104も太陽歯車100中心で同回転方向に公転しなければならない。この拘束条件から、特許文献2の、遊星キャリア110と一体となったリンク111を用い、プーリー104がリンク111に取り付けられている構造のマニピュレータや、遊星キャリア110とリンク111が固定されている減速機等への適用が望ましい。
本発明によれば、例えば、遊星歯車機構と、内歯車に取り付けられたプーリー、そして、タイミングベルト、タイミングベルトの先にプーリーとテンショナーが構成された機構において、前述の遊星歯車と太陽歯車を用いることで、内歯車と内歯車に取り付けられたプーリーを削減でき、遊星歯車も数量を減らすことが可能である。また、本機構で使用するために必要な2種類の遊星歯車の歯溝形状と、その歯溝形状でのバックラッシュが小さくなる配置と、伝達可能最大トルクが本発明において最大となる配置を導いたことにより、特許文献2の、遊星キャリアをリンクとして用い、動力を遊星キャリアに取り付けられたプーリーに出力するようなマニピュレータや、同様な構成の装置に対して、本発明の差動機構を提供することが可能で、動力伝達で発生する摩擦によるエネルギー損失を小さく抑え、軽量化や、部品点数の削減が出来るため、低コスト化が期待できる。また、機器の仕様に応じ、バックラッシュを遊星歯車機構と同等にするか、伝達可能最大トルクをあまり下げない配置かを、選択できるため、最適な本機構を選ぶことができる。
本発明の一実施形態に係る差動機構の構成を概略的に示す概略図である。 本発明の実施形態の遊星歯車の歯溝形状に示す図である。 遊星歯車Aと太陽歯車との動力伝達時の歯のかみ合いについて示す概略図である。 配置Bでの遊星歯車Aと太陽歯車との中間部分でのかみ合いを示す概略図である。 遊星歯車Bの機構の構成を示す概略図である。 タイミングベルトと遊星歯車Bのかみ合い部詳細。 本発明の代表的な実施構成を示す概略図である。 プーリーの歯溝曲線と平歯車の歯溝曲線を重ねた図。 リンク111を弾性体として、テンショナー103を省略した機構の構成の概略図。 遊星歯車を1つにしたときの本発明の概略図。
以下、本発明の一実施形態に係るタイミングベルト差動機構の代表的な構成について説明する。
図7に示す様に、太陽歯車702と、太陽歯車702にかみ合う配置の遊星歯車700a、700b、遊星歯車700a、700bの両端にはフランジ701が付き、太陽歯車702基準で遊星歯車700a、700bの反対側にプーリー704が配置され、遊星歯車700a、700bと、プーリー704はタイミングベルト703が掛けられている。太陽歯車702、遊星歯車700a、700b、プーリー704には回転中心を通るシャフト705a、705b、705c、705dがそれぞれのベアリング706を介して、リンク708に固定されており、テンショナー707がリンク708に設置され、タイミングベルト703を押すことで、張力を持たせている。
遊星歯車700a、700b及び太陽歯車702の設計方法を説明する。
前述したとおり、遊星歯車Aは図2に示す様に、先端部201と根元部202、中間部分203でそれぞれ異なった曲線が用いられる。先端部分201と根元部分202では、平歯車の歯溝曲線204の歯形状をしている。中間部分203は、使用するタイミングベルト703に合わせて、非特許文献4に記載のP歯型や、S歯型で規定されている寸法や、プーリーメーカー等で独自に設計された形状をしていて、それぞれの曲線のつなぎ目は円弧によって滑らかに接続されている。
歯形状は、歯数を先に決定し、その歯数に対応する前述プーリーに対応するプーリーとすると、プーリーの歯溝曲線205の歯先直径に一致する歯先直径206の平歯車を前述した平歯車とし、平歯車の歯溝曲線204を、前述プーリーの歯溝曲線205の歯形状を平歯車歯と重なるように作成する。平歯車の歯溝曲線204が、プーリーの歯溝曲線205からはみ出た範囲207は、前述した中間部分203であり、プーリーの歯溝曲線205をしている。残りの先端部201と根元部202は、平歯車の歯溝曲線204をし、それぞれの曲線は、滑らかな曲線でつながれている。この先端部201、中間部203、根元部203からなる歯溝形状の遊星歯車は、前述した遊星歯車Aである。
先行し発明者が検証した遊星歯車では、タイミングベルトピッチ5mm、S歯型のプーリー、歯数20以上では、図8に示す様に、平歯車の溝曲線801よりも、プーリー溝曲線802の方が、大きくなり、平歯車の歯溝曲線801はプーリー溝曲線802からはみ出る部分が無いことが確認されている。この場合は、プーリーの歯溝曲線205からはみ出た範囲207が存在しないため、遊星歯車の歯溝形状は平歯車の歯溝曲線のままとする。この形状は前述した遊星歯車Bである。
前述遊星歯車の歯溝曲線は、平歯車の歯溝曲線とプーリーの歯溝曲線の組み合わせであり、平歯車は、インボリュート曲線、プーリーは、非特許文献4で規定されるP歯型およびS歯型、そのほか、プーリーメーカー等で改良された歯溝形状により選定される。
それ以外の歯溝形状として、平歯車の溝曲線801がプーリーの溝曲線802よりも大きくなる場合であるが、この場合は、本発明の差動機構に適用できない。
太陽歯車702は、前述した、遊星歯車Aおよび遊星歯車Bと同じモジュールの平歯車である。
次に遊星歯車の配置の決定方法について説明する。
遊星歯車Aを用いた場合、タイミングベルト703とのかみ合いは遊星歯車Aの中間部分203が噛み合うので、太陽歯車702の歯との接触点をどこにするかに注力すればよい。遊星歯車Bを用いた場合は、遊星歯車Bの歯溝曲線は平歯車の歯溝曲線のため、太陽歯車702と噛み合うので、遊星歯車Bとタイミングベルト703の歯との接触点がどこにするかに注力すればよい。また、遊星歯車700a、700bは太陽歯車702とプーリー704とを結ぶ線に対し、対称配置する必要はなく、太陽歯車702と遊星歯車700a、700bのギア比を変更可能であれば、タイミングベルト703と噛み合い、かつ、太陽歯車702とも噛み合う遊星歯車700a、700bの設置検討位置は多数になり、前述した配置A、B、C、Dに合う場所が見つけられる。
テンショナー707を省略した場合の本機構を図9に示す、リンク903は、弾性体の素材で構成され、リンク708よりもプーリー704に対応するプーリー902から太陽歯車702に対応する太陽歯車901の区間905が若干長い形状となっている。
前述した配置A、B、C、Dの状態で、リンク906のように、タイミングベルト904に張力が発生するように、リンク903を撓らせてタイミングベルト904を取り付けることで、リンク906の復元力907はテンショナー707の張力の代わりになり、省略し使用することができる。
また、図10のように、太陽歯車1000、1つの遊星歯車1001、プーリー1002、タイミングベルト1003、リンク1004で構成された形態で使用することも可能である。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本発明の動力伝達機構及びリンク駆動装置は、工場等において所定の作業を行なうロボットに利用することができる。また、タイミングベルトを使用した、搬送装置等にも応用が可能である。
100 太陽歯車
101 遊星歯車
102 タイミングベルト
103 テンショナー
104 プーリー
110 遊星キャリア
111 リンク
112 太陽歯車中心の回転
113 遊星歯車軸
200 遊星歯車
201 先端部
202 根元部
203 中間部分
204 平歯車の歯溝曲線
205 プーリーの歯溝曲線
206 歯先直径
207 プーリーの歯溝曲線205からはみ出た範囲
300 歯の接触点
301 遊星歯車
302 太陽歯車
303 先端部
304 根元部
305 中間部分
306 隙間
307 太陽歯車302の回転方向
308 遊星歯車301の回転方向
400 遊星歯車
401 太陽歯車
402 隙間
500 遊星歯車
501 遊星歯車
502 遊星歯車500のかみ合い部分詳細
503 遊星歯車501のかみ合い部分詳細
504 タイミングベルト
505 太陽歯車
600 タイミングベルト
601 遊星歯車
602 遊星歯車
603 遊星歯車回転方向
604 かみ合い部分詳細
605 かみ合い部分詳細
606 接触点
607 接触点
700a、700b、700c 遊星歯車
701 フランジ
702 太陽歯車
703 タイミングベルト
704 プーリー
705a、705b、705c、705d 回転中心を通るシャフト
706 ベアリング
707 テンショナー
708 リンク
801 平歯車の溝曲線
802 プーリー溝曲線
901 太陽歯車
902 プーリー
903 リンク
904 タイミングベルト
905 太陽歯車901の区間
906 リンク
907 リンク906の復元力
1000 太陽歯車
1001 遊星歯車
1002 プーリー
1003 タイミングベルト
1004 リンク

Claims (7)

  1. 遊星歯車機構の、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)と接続されるタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)とタイミングベルト(102)に噛み合う1つ以上の遊星歯車(101)と、遊星歯車(101)の遊星歯車軸(113)にベアリングを介し支持する遊星歯車キャリア(110)、タイミングベルト(102)の張力を発生させるテンショナー(103)、タイミングベルト(102)と接続されるプーリー(104)、プーリー(104)を支持し、遊星キャリア(110)と繋がれたリンク(111)で構成される差動機構であって、遊星歯車(101)は、タイミングベルト(102)とかみ合うプーリーの歯溝曲線のプーリー(104)と歯先直径(206)と歯数を一致させる平歯車からなり、平歯車の歯溝曲線を、プーリーの歯溝曲線(205)と平歯車の歯溝曲線(204)を重ねた時に、平歯車の歯溝曲線(204)よりも平歯車内部側にあるプーリーの歯溝曲線(205)区間を用いて中間部分(203)とし平歯車の他の歯溝曲線(201)と中間部分(203)の繋ぎ目を滑らかな曲線でつないで構成し、用いるすべての遊星歯車が太陽歯車(100)の歯と同じ歯の接触点(300)位置になるように配置しかつ、タイミングベルト(102)と噛み合う位置に遊星歯車を配置した配置を特徴とする差動機構であって、遊星歯車(101)はタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)と相互に動力伝達する、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)タイミングベルト(102)、テンショナー(103)、プーリー(104)、遊星キャリア(110)、リンク(111)で構成されることを特徴とする差動機構。
  2. 遊星歯車機構の、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)と接続されるタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)とタイミングベルト(102)に噛み合う1つ以上の遊星歯車(101)と、遊星歯車(101)の遊星歯車軸(113)にベアリングを介し支持する遊星歯車キャリア(110)、タイミングベルト(102)の張力を発生させるテンショナー(103)、タイミングベルト(102)と接続されるプーリー(104)、プーリー(104)を支持し、遊星キャリア(110)と繋がれたリンク(111)で構成される差動機構であって、遊星歯車(101)は、タイミングベルト(102)とかみ合うプーリーの歯溝曲線のプーリー(104)と歯先直径(206)と歯数を一致させる平歯車からなり、平歯車の歯溝曲線を、プーリーの歯溝曲線(205)と平歯車の歯溝曲線(204)を重ねた時に、平歯車の歯溝曲線(204)よりも平歯車内部側にあるプーリーの歯溝曲線(205)区間を用いて中間部分(203)とし平歯車の他の歯溝曲線(201)と中間部分(203)の繋ぎ目を滑らかな曲線でつないで構成し、用いる遊星歯車のいずれかの歯の、中間部(305)に太陽歯車(302)の歯との歯の接触点(300)が通るときに、そのほかの遊星歯車の1つ以上が、先端部(303)もしくは、根元部(304)に歯の接触点(300)が通るように配置しかつ、タイミングベルト(102)と噛み合う位置に遊星歯車を配置した配置を特徴とする差動機構であって、遊星歯車(101)はタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)と相互に動力伝達する、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)タイミングベルト(102)、テンショナー(103)、プーリー(104)、遊星キャリア(110)、リンク(111)で構成されることを特徴とする差動機構。
  3. 遊星歯車機構の、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)と接続されるタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)とタイミングベルト(102)に噛み合う1つ以上の遊星歯車(101)と、遊星歯車(101)の遊星歯車軸(113)にベアリングを介し支持する遊星歯車キャリア(110)、タイミングベルト(102)の張力を発生させるテンショナー(103)、タイミングベルト(102)と接続されるプーリー(104)、プーリー(104)を支持し、遊星キャリア(110)と繋がれたリンク(111)で構成される差動機構であって、遊星歯車(101)は、タイミングベルト(102)とかみ合うプーリーの歯溝曲線のプーリー(104)と歯先直径(206)と歯数を一致させる平歯車からなり、平歯車の歯溝曲線を、プーリーの歯溝曲線(205)と平歯車の歯溝曲線(204)を重ねた時に、平歯車の歯溝曲線(204)のすべてがプーリーの歯溝曲線(205)よりも平歯車側にある時に、歯溝曲線(204)の歯溝曲線で構成し、すくなくとも1つの遊星歯車の歯が、遊星歯車(101)からタイミングベルト(102)へ動力を伝える動作の時の遊星歯車回転方向(603)と同じ回転方向側のタイミングベルト(600)の歯との接触点(606)を持ち、残りの遊星歯車の歯が、遊星歯車回転方向(603)と逆回転方向側のタイミングベルト(600)の歯との接触点(607)を持ちかつ、用いるすべての遊星歯車が太陽歯車(100)と噛み合うように配置した配置を特徴とする差動機構であって、遊星歯車(101)はタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)と相互に動力伝達をする、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)タイミンクベルト(102)、テンショナー(103)、プーリー(104)、遊星キャリア(110)、リンク(111)で構成されることを特徴とする差動機構。
  4. 遊星歯車機構の、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)と接続されるタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)とタイミングベルト(102)に噛み合う1つ以上の遊星歯車(101)と、遊星歯車(101)の遊星歯車軸(113)にベアリングを介し支持する遊星歯車キャリア(110)、タイミングベルト(102)の張力を発生させるテンショナー(103)、タイミングベルト(102)と接続されるプーリー(104)、プーリー(104)を支持し、遊星キャリア(110)と繋がれたリンク(111)で構成される差動機構であって、遊星歯車(101)は、タイミングベルト(102)とかみ合うプーリーの歯溝曲線のプーリー(104)と歯先直径(206)と歯数を一致させる平歯車からなり、平歯車の歯溝曲線を、プーリーの歯溝曲線(205)と平歯車の歯溝曲線(204)を重ねた時に、平歯車の歯溝曲線(204)のすべてがプーリーの歯溝曲線(205)よりも平歯車側にある時に、歯溝曲線(204)の歯溝曲線で構成し、用いるすべての遊星歯車の歯と、遊星歯車の遊星歯車回転方向(603)と同じ回転方向側のタイミングベルト(600)の歯の接触点(606)が歯の同じ位置となるように配置し、かつ、すべての遊星歯車が太陽歯車(100)と噛み合うように配置した配置を特徴とする差動機構であって、遊星歯車(101)はタイミングベルト(102)、太陽歯車(100)と相互に動力伝達をする、太陽歯車(100)、遊星歯車(101)タイミンクベルト(102)、テンショナー(103)、プーリー(104)、遊星キャリア(110)、リンク(111)で構成されることを特徴とする差動機構。
  5. 請求項1−4のリンク(111)は、弾性域の大きい素材を用い、リンク(111)のプーリー(104)と太陽歯車(100)間の長さは、タイミングベルト(102)長さで決定されるプーリー(104)と太陽歯車(100)間よりも長くし、リンク(111)を撓らせて、本機構を組立て、テンショナー(103)の代替としたことを特徴とする、請求項1−4のいずれかに記載の差動機構。
  6. 請求項1−4の遊星歯車は、タイミングベルト(102)の脱落防止用にフランジ(701)を追加したことを特徴とする請求項1−5のいずれかに記載の差動機構。
  7. 請求項1−4のプーリー(104)をタイミングベルト(102)と噛み合う位置に複数設けたことを特徴とする請求項1−6のいずれかに記載の差動機構。
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