JP6585089B2 - 苦味剤を含む組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、液体、苦味剤、及び水溶性フィルムを含む水溶性単位用量に関する。本発明はまた、このような可溶性単位用量の作製プロセスに関する。
今日の洗剤は、粉末、顆粒、液体、及びゲル等の多種多様の形態にて入手可能である。単位用量洗剤形態は、それらが消費者に簡略化した投与をもたらす利便性のために、ますます人気となってきている。このような形態は多くの場合、非常に濃縮されており、更なる持続可能性の利点を提供する。
誤飲の可能性を低下させるために苦味物質を使用することは、当該技術分野において既知である。例えば、誤飲を防止するために、単位用量物品をBitrex(登録商標)(安息香酸デナトニウム)でコーティングすることが知られている。苦味剤をフィルム内に組み込むこと、又はフィルム上にスプレー、プリント、若しくは粉化することのいずれかにより、このような物品に苦味剤を添加することもまた、知られている。
しかし、苦味剤をフィルムに単に添加することは、単位用量形態の製造に関係する不可避的な廃棄物が存在するために、苦味剤を添加するには大変効率の悪い方法である。水溶性フィルムはロールに保持される必要があり、フィルムに洗剤が添加されると、エッジ部は切断されて廃棄物として失われる。また、フィルムとフィルムが包む洗剤との間で、経年によって物質交換が存在し、これは、フィルムに単独で添加された際の苦味剤の濃度が、経年により低下することを意味する。この活性低下を埋め合わせるためには、フィルムにより多くの苦味剤を添加する必要があり、結果的により多くが失われて廃棄物となる。
したがって、本開示の目的は、幾つかの態様では、製造からサプライチェーンまでのいかなるときでも、フィルム表面に抑止量(deterring level)の苦味剤が存在するように、苦味剤を洗剤とフィルムの両方に添加することにより、苦味剤を持続可能かつ経済的な方法でフィルムの表面に送達する効率的な方法を提供することである。
幾つかの態様では、本開示は、水溶性フィルムを含む単位用量物品に関し、このフィルムは第1の苦味剤;及びフィルムにより封入された液体組成物を含み、この液体組成物は第2の苦味剤を含む。
幾つかの態様では、本開示は、水溶性フィルムを提供する工程(このフィルムは第1の苦味剤を含む);液体組成物を提供する工程(この液体組成物は第2の苦味剤を含む);及び、液体組成物を水溶性フィルム内に封入する工程;を含む、単位用量物品の作製方法に関する。
本開示は、液体及び水溶性フィルムを含む単位用量物品に関し、液体とフィルムは共に、苦味剤を含む。液体を含む単位用量物品中の溶媒及び活性物質は、水溶性フィルム内に、及び水溶性フィルムを通して移動する傾向にある。開示した単位用量物品の液体とフィルムが共に苦味剤を含むため、これらは比較的速やかに平衡化し、それによって、特に苦味剤の総移動量を低下させる。これにより、苦味剤の濃度が、時間が経過しても、例えば、製造プロセス中、保存中、輸送中、購入時、及び/又は使用時に、液体及び/又はフィルム内で比較的一定のままであることが可能となる。このことは例えば、メーカ、供給元、及び消費者に予測可能性をもたらし、材料の効率的な使用を可能にする。
定義
本発明の種々の実施形態の特徴及び利点は、本発明の幅広い表現を与えるよう意図される具体的な実施形態の例を含む以下の記述から明らかになる。種々の修正は、本発明の本記述及び実践から当業者には明らかである。この範囲は開示された特定の形に限定されるようには意図されず、かつ本発明は、クレームにより定義されるような本発明の精神及び範囲内に入る全ての改変、同等物、及び代替物を網羅する。
本願で使用するとき、「the」、「a」及び「an」を包含する冠詞は、特許請求の範囲又は明細書で使用されるときには、請求又は記載されるものの1つ以上を意味するものと理解される。
本明細書で使用するとき、用語「包含する(include)」、「包含する(includes)」、及び「包含する(including)」は、限定することを意図しない。語句「含む(comprising)」又は「含む(comprises)」は、一層限定的な語句「から本質的になる」及び「からなる」を含むことを意図する。したがって、構成成分を含む組成物は、その構成成分から本質的になるか、又はその構成成分からなる。
本明細書で使用するとき、用語「〜を実質的に含まない(substantially free of)」又は「〜を実質的に含まない(substantially free from)」は、示された材料が最低限組成物の一部を形成するために意図的に組成物に添加されず、又は、好ましくは分析により検出可能な濃度で存在しないことを意味する。それは、示された材料が意図的に包含される他の材料の1つの中に不純物としてのみ存在する、組成物を包含することを意味する。
本明細書で使用するとき、用語「汚れた材料」は、非特定的に使用され、限定ではないが木綿、亜麻布、ウール、ポリエステル、ナイロン、絹、アクリル及びこれらに類するものなどの天然、人工及び合成繊維を包含する天然又は人工繊維の網状構造、並びに様々なブレンド及び組合せからなる任意のタイプの可撓性材料を指してもよい。汚れた材料は、限定ではないがタイル、花崗岩、しっくい、ガラス、複合物、ビニル、堅木、金属、調理用表面、プラスチック、及びこれらに類するものなどの天然、人工及び合成表面を含む任意のタイプの硬質表面、並びに様々なブレンド及び組合せを更に指してもよい。
本明細書において、別に明記されない限り、全ての濃度及び比率は、組成物の重量基準である。
形態
幾つかの態様では、本発明は水溶性単位用量物品に関する。単位用量物品は水溶性フィルム、及びこのフィルムにより封入された液体組成物を含む。液体組成物は区画内に封入されてよい。
典型的には、単位用量物品は少なくとも1つの区画を含み、この区画は組成物を含む。単位用量物品は、特定用途のための、物品内に含有される組成物の、単一で使用が容易な用量を提供することを意図している。
区画は、単位用量物品内にある、組成物を保持する、閉じている内部空間を意味するものとして理解されなければならない。単位用量物品は水溶性フィルムを含むことが好ましい。単位用量物品は、水溶性フィルムが組成物を完全に取り囲むことにより、組成物が存在する区画を画定するように製造される。単位用量物品は2つのフィルムを含んでよい。第1フィルムは、組成物が添加される開口区画を含む形状であってよい。次に、第2フィルムを上記第1フィルム上に、上記区画の開口部を閉じる方向に配置する。上記第1及び第2フィルムを次に、密封領域に沿って共に密封する。密封領域は縁を含んでよい。縁は、単位用量物品の端に突出した余剰の密封フィルム材料を含み、上記第1及び第2フィルムの密封のための表面積を増大させる。フィルムについて、以下により詳細に記載する。幾つかの態様では、単位用量物品は3枚のフィルムを含む。
単位用量物品は2つ以上の区画、少なくとも2つの区画、又は少なくとも3つの区画を含んでよい。区画は重ねて配置される方向、即ち、これらの区画が共通の壁を共有し、一方が他方の上部に位置するように配置されてよい。一態様において、少なくとも1つの区画が別の区画の上に重ねて配置される。あるいは、区画は並列の方向に、即ち一方が他方の隣に配向されるように位置してよい。区画は「タイヤ及びリム」配置で配向されてもよい。即ち、第1区画が第2区画の隣に配置されるが、第1区画は第2区画を少なくとも部分的に取り囲み、第2区画を完全に包囲はしない。あるいは、一方の区画が他方の区画内に完全に包囲されてもよい。
単位用量物品が少なくとも2つの区画を含む場合、区画の1つは、その他の区画よりも小さくてよい。単位用量物品が少なくとも3つの区画を含む場合、区画の2つが第3区画より小さくてよく、より小さい区画がより大きい区画の上に重ねて配置されるのが好ましい。重ねて配置されたより小さい区画は、並列して配向されるのが好ましい。
単位用量物品が少なくとも2つの区画を含む場合、各区画は同一の組成物を含んでもよいし、又は各区画は異なる組成物を独立して含んでもよい。区画は知覚的に異なってよい。例えば、区画は異なる形状を有してよいか、又は異なる色であってよい。
組成物は任意の好適な組成物であってよい。組成物は固体、液体、分散体、ゲル、ペースト、又はこれらの混合物の形態であってよい。複数区画の単位用量物品の各区画内の組成物は、異なってよい。しかし、通常、単位用量物品の少なくとも1つの区画、好ましくは各区画は、液体を含む。組成物は以下により詳細に記載されている。
苦味剤
上記単位用量物品は苦味剤を含む。通常は、水溶性フィルムは苦味剤を含む。更に、フィルムにより封入された液体組成物は通常、苦味剤を含む。
苦味剤はデナトニウム塩又はその誘導体であるのが好ましい。一態様では、苦味剤は、塩化デナトニウム、クエン酸デナトニウム、デナトニウムサッカリド、炭酸デナトニウム、酢酸デナトニウム、安息香酸デナトニウム、及びこれらの混合物からなる群から選択されるデナトニウム塩である。一態様では、上記液体組成物は第1のデナトニウム塩を含み、上記フィルムは、第1のデナトニウム塩とは異なる第2のデナトニウム塩を含む。
特に好ましい苦味剤は、フェニルメチル−[2−[(2,6−ジメチルフェニル)アミノ]−2−オキソエチル]−ジエチルアンモニウムベンゾエート(CAS番号3734−33−6)としても知られている、安息香酸デナトニウムである。安息香酸デナトニウムはBITREX(登録商標)として市販されており、Macfarlan Smith,Edinburgh,Scotland,UKから入手可能である。
幾つかの態様では、苦味剤は天然の苦味物質である。幾つかの態様では、苦味剤は約1000〜約200000の苦味値を有する。幾つかの態様では、苦味剤は約1000〜約200000の苦味値を有する天然の苦味物質であり、この天然の苦味物質は、グリコシド、イソプレノイド、アルカノイド、アミノ酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。例えば、好適な苦味剤としてはまた、ケルセチン(3,3’,4’,5,7−ペンタヒドロキシフラボン);ナリンギン(4’,5,7−トリヒドロキシフラバノン−7−ラムノグルコシド);アウクビン;アマロゲンチン;ジヒドロフォリアメンチン;ゲンチオピクロシド;ゲンチオピクリン;スウェルチアマリン;スウエロシド(Swerosid);ゲンチオフラボシド(Gentioflavosid);センタウロシド(Centaurosid);メチアフォリン(Methiafolin);ハルパゴシド(Harpagoside);センタピクリン(Centapikrin);サイリシン;コンジュランジン(Kondurangin);アブシンチン;アルタブシン;クニシン;ラクチュシン;ラクチュコピクリン;サロニテノリド(Salonitenolid);α−ツジョン;β−ツジョン;デソキシリモネン;リモニン;イチャンギン(Ichangin);イソオバクン酸;オバクノン;オバクン酸;ノミリン;イチャンギン(Ichangin);ノミリン酸;マルビン(Marrubin);プラマルビン(Praemarrubin);カルノソール;カルノシン酸;クァシン;塩酸キニーネ;硫酸キニーネ;二塩酸キニーネ;コロンバイン;カフェイン;スレオニン;メチオニン;フェニルアラニン;トリプトファン;アルギニン;ヒスチジン;バリン;アスパラギン酸;オクタアセチルスクロース;及びこれらの混合物が挙げられる。その他の好適な苦味剤としては、二硫酸キニーネ及びホップ抽出物(例えばフムロン)が挙げられる。
単位用量組成物は、単位用量組成物の重量に対して、約0.00001重量%〜約1重量%、又は約0.0001重量%〜約0.5重量%、又は約0.001重量%〜約0.25重量%、又は約0.01重量%〜約0.1重量%の苦味剤を含んでよい。幾つかの態様では、単位用量物品は、苦味を提供するのに十分な量の苦味剤を含む。
通常は、水溶性フィルムは苦味剤を含み、これが第1の苦味剤であってよい。更に、フィルムにより封入された液体組成物もまた苦味剤を含み、これが第2の苦味剤であってよい。フィルム内に存在する苦味剤と、液体組成物中に存在する苦味剤は同一の苦味剤であることが好ましい。好ましくは、フィルム内に存在する苦味剤、液体組成物中に存在する苦味剤、又は更により好ましくは両方はデナトニウム塩を、好ましくは安息香酸デナトニウムを含む。フィルムと液体組成物は共に、単位用量物品の製造時に苦味剤を含むことが好ましい。言い換えれば、フィルムが液体組成物を封入する前に、フィルムは苦味剤を含む。
幾つかの態様では、この液体は、約50〜約2500ppm、又は約100ppm〜約2000ppm、又は約250〜約1000ppmの前記苦味剤を含む。幾つかの態様では、このフィルムは、約50〜約1000ppm、又は約100ppm〜約750ppm、又は約150〜約500ppmの前記苦味剤を含む。苦味剤を液体中に入れることは、苦味剤をフィルムに直接入れるよりも一層経済的であり得る。したがって、液体組成物中に存在する苦味剤の百万分率は、フィルム内の苦味剤の百万分率よりも大きいことが好ましい場合がある。しかし、両成分が苦味剤を含む限り、移動による平衡は、一方の成分が苦味剤を有しない場合よりも、一層速やかに達成されるであろう。
幾つかの態様では、液体中の苦味剤のppmの、フィルム内の苦味剤のppmに対する比は、約5:1〜約1:2、又は約3:1〜約1:1、又は約1.5:1〜約1:1である。
苦味剤の量は、移動のために、単位用量物品を組み立てた後でいくらか変化し得ることが認識されている。幾つかの態様では、フィルム、フィルムの可塑剤、及び/又は液体の可塑化溶媒は、急速な移動を誘発又は促進するように選択されてよく、そのため、一層速やかに平衡に到達し得る。
苦味剤は、フィルムの形成前、例えば、フィルムのキャスティング又は押出成形の前に、フィルム材料に添加してよい。幾つかの態様では、苦味剤はフィルム全体に均一に分布される。
幾つかの態様では、苦味剤は、以下で説明する、苦味剤及び可塑化溶媒を含む組成物を、フィルムにダスティング、コーティング、塗装、プリント、スプレー、噴霧、又はこれらの組合せ、好ましくはスプレー又は噴霧することにより適用される。苦味剤をフィルム上にスプレー又は噴霧した場合、スプレー又は噴霧された組成物は非水性であってよく、これは、この組成物がスプレー又は噴霧された組成物の重量に対して20重量%未満、又は15重量%未満、又は10重量%未満、又は5重量%未満、又は1重量%未満の水を含むことを意味する。スプレー又は噴霧された組成物は水を全く含んでいなくてもよい。更に、スプレー又は噴霧された組成物は、スプレー又は噴霧された組成物の重量に対して、約0.001重量%〜約40重量%、又は約0.1重量%〜約35重量%、又は約5重量%〜約30重量%の苦味剤を含んでよい。
幾つかの態様では、フィルムの表面上の苦味剤の濃度は、約10ppb〜約10,000ppm、又は好ましくは約50ppb〜約200ppm、又はより好ましくは約10ppm〜約250ppmである。幾つかの態様では、苦味剤の濃度は、単位用量物品を25℃かつ60%の相対湿度にて1ヶ月間保管した後に測定される。
水溶性又は水分散性フィルム
本発明のフィルムは、水に可溶性又は分散性である。水溶性フィルムは、約20〜約150マイクロメートル、好ましくは約35〜約125マイクロメートル、更により好ましくは約50〜約110マイクロメートル、最も好ましくは約76マイクロメートルの厚みを有するのが好ましい。
フィルムは、20マイクロメートルの最大孔径を有するガラスフィルタを使用する、後述する方法により測定した際に、少なくとも50%、好ましくは75%、あるいは少なくとも95%の水に対する溶解度を有するのが好ましい。この方法は、
予め秤量した400mLビーカーに、50グラム±0.1グラムのフィルム材料を入れ、245mL±1mLの蒸留水を添加する。これを、電磁攪拌器(lablineモデル番号1250又は等価物)及び5cmの電磁攪拌器により、24℃にて30分間、600rpmで激しく攪拌した。その後、混合物を、上記で定義した孔径(最大20マイクロメートル)の折り畳んだ定性分析用焼結ガラス濾紙で濾過する。回収した濾液から任意の従来の方法によって水を乾燥させ、残った材料の重量を測定する(これが溶解又は分散画分である)。その後、溶解度(%)又は分散度(%)を計算することができる。
好ましいフィルム材料は、好ましくはポリマー材料である。フィルム材料は、当該技術分野において既知であるように、例えば、ポリマー材料のキャスティング、吹込成形、押出成形、又は吹込押出成形により得ることができる。フィルムは押出プロセス又はキャスティングプロセスにより得るのが好ましい。
フィルム材料としての使用に好適な好ましいポリマー(コポリマー、ターポリマー、又はこれらの誘導体を含む)は、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及び塩類、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組合せから選択される。フィルム材料のポリマーはカルボキシレート基を含まないことが好ましい。
フィルム材料のポリマー、例えばPVAポリマーの量は、少なくとも60%であるのが好ましい。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有してもよく、好ましくは、約1000〜1,000,000、より好ましくは、約10,000〜300,000、更により好ましくは、約20,000〜150,000である。
ポリマーの混合物もまた、フィルム材料として使用できる。これは、区画又はパウチの機械的特性及び/又は溶解特性を、これらの適用及び必要とされるニーズに応じて、制御するのに有用であり得る。好適な混合物には、例えば1つのポリマーが他のポリマーよりもより高い水溶性を有する、及び/又は1つのポリマーが他のポリマーよりもより高い機械的強度を有する、混合物が含まれる。異なる重量平均分子量を有するポリマーの混合物、例えば、約10,000〜約40,000、好ましくは約20,000の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーと、約100,000〜約300,000、好ましくは約150,000の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーとの混合物もまた好適である。ポリマーブレンド組成物、例えば、加水分解で分解可能で水溶性のポリマーブレンド(ポリラクチド及びポリビニルアルコールを混合することにより得られ、典型的に約1〜35重量%のポリラクチド、及び約65〜99重量%のポリビニルアルコールを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールのポリマーブレンドなど)を含むポリマーブレンド組成物も、本明細書において好適である。本明細書での使用に好ましいポリマーは、ポリビニルアルコールが好ましく、材料の溶解特性を向上するために、約60%〜約99%加水分解された、好ましくは約80%〜約99%加水分解された、更により好ましくは約80%〜約90%加水分解されたポリマーである。
好ましいフィルムは、冷水(非加熱の蒸留水を意味する)中で良好な溶解を示す。好ましくは、このようなフィルムは24℃の温度、更により好ましくは10℃の温度にて良好な溶解を示す。良好な溶解とは、20マイクロメートルの最大孔径を有するガラスフィルタを使用する、上記の方法により測定した際に、フィルムが少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、あるいは少なくとも95%の溶解度を示すことを意味する。溶解度は24℃、又は好ましくは10℃にて測定してよい。
好ましいフィルムは、米国特許第6 166 117号及び米国特許第6 787 512号に記載されている、Monosol(Merrillville,Indiana,USA)により供給されている商品名M8630、M8900、M8779、及びM8310のフィルム、並びに対応する溶解度及び変形性特性のPVAフィルムである。その他の好適なフィルムとしては、Aicello Chemical Europe GmbH製のSolublon(登録商標)PT、Solublon(登録商標)GA、Solublon(登録商標)KC若しくはSolublon(登録商標)KLと呼ばれるもの、Kuraray製のVF−HPフィルム、又はNippon Gohseiによるフィルム(Hi Selon等)を含んでよい。更に好ましいフィルムは、米国特許出願第2006/0213801号、米国特許出願第2011/0188784号、国際公開第2010/119022号、及び米国特許第6787512号に記載されているフィルムである。幾つかの態様では、液体からフィルムへの苦味剤の移動が、他は同一の条件下にてM8630フィルムへの苦味剤の移動よりも速い速度で起こるように、フィルムが選択される。幾つかの態様では、24℃の温度、更により好ましくは10℃の温度で、M8630フィルム(Monosolより供給)よりも良好な溶解を示すフィルムを使用することが好ましい。苦味剤のフィルム上への移動、及び/又はフィルム上での存在は、以下に記載する方法に従い測定してよい。
好ましい水溶性フィルムは、ポリマーのブレンド、好ましくはブレンド内の少なくとも1つのポリマーがポリビニルアルコールである、ポリマーのブレンドを含む樹脂に由来するフィルムである。水溶性フィルム樹脂は、PVAポリマーのブレンドを含むことが好ましい。例えば、PVA樹脂は少なくとも2つのPVA樹脂を含むことができ、本明細書で使用するとき、第1のPVAポリマーは第2のPVAポリマーよりも小さい粘度を有する。第1のPVAポリマーは、少なくとも8センチポアズ(cP)、10cP、12cP、又は13cP、かつ最大40cP、20cP、15cP、又は13cP、例えば約8cP〜約40cP、若しくは10cP〜約20cP、若しくは約10cP〜約15cP、若しくは約12cP〜約14cPの範囲内、又は13cPの粘度を有することができる。更に、第2のPVAポリマーは少なくとも約10cP、20cP、又は22cP、かつ最大約40cP、30cP、25cP、又は24cP、例えば約10cP〜約40cP、若しくは20〜約30cP、若しくは約20〜約25cP、若しくは約22〜約24の範囲内、又は約23cPの粘度を有することができる。PVAポリマーの粘度は、British Standard EN ISO 15023−2:2006 Annex E Brookfield Test methodに記載されるように、ULアダプタを備えたBrookfield LV型粘度計を使用して、新たに作製した溶液を測定することにより決定される。国際的慣行では、20℃における4%ポリビニルアルコール水溶液の粘度を記載する。本明細書においてcPで記載する全ての粘度は、特に言及しない限り、20℃における4%ポリビニルアルコール水溶液の粘度を参照するものとして理解されなければならない。同様に、樹脂が特定の粘度を有する(又は有しない)と記載されるとき、特に言及しない限り、指定された粘度は、対応する分子量分布を固有に有する、樹脂の平均粘度であることを意味する。
個々のPVAポリマーは、PVA樹脂の加水分解度が本明細書で記載される範囲内であれば、任意の好適な加水分解度を有することができる。所望により、PVA樹脂は、更に又はあるいは、約50,000〜約300,000ダルトン、又は約60,000〜約150,000ダルトンの範囲内のMwを有する第1のPVAポリマー;及び約60,000〜約300,000ダルトン、又は約80,000〜約250,000ダルトンの範囲内のMwを有する第2のPVAポリマーを含むことができる。
本発明の区画の作製において、異なるフィルム材料及び/又は異なる厚さのフィルムを使用してよい。異なるフィルムを選択する利点は、その結果得られる区画が異なる溶解度、すなわち放出特性を示し得るというものである。
また、本明細書のフィルム材料には、1つ以上の添加剤成分を含有させてもよい。例えば、フィルムは可塑剤を含むことが好ましい。可塑剤は水、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、又はこれらの混合物を含んでよい。幾つかの態様では、フィルムは、水、グリセロール、ジエチレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物を含む群から選択される可塑剤を、フィルムの重量に対して約2重量%〜約35重量%、又は約5重量%〜約25重量%含む。幾つかの態様では、フィルム材料は少なくとも2つ、又は好ましくは少なくとも3つの可塑剤を含む。幾つかの態様では、フィルムはエタノールを実質的に含まず、これは、フィルムが、フィルムの重量に対して0重量%(0重量%を含む)〜約0.1重量%のエタノールを含むことを意味する。幾つかの態様では、以下に記載するように、可塑剤は液体組成物中の可塑化溶媒と同じである。
その他の添加剤としては、水、及び水を洗浄するために送達される、界面活性剤を含む機能的洗剤添加剤、例えば有機ポリマー分散剤等を含んでよい。
液体組成物
本組成物の単位用量物品は、液体組成物を含む。液体組成物は、水溶性フィルムにより封入されてよい。液体組成物は苦味剤を含む。単位用量が複数の液体区画を含む場合、苦味剤は1つ、2つ、あるいは全ての区画に添加されてよいか、又は存在してよい。
可塑化溶媒
幾つかの態様では、液体組成物は更に可塑化溶媒を含む。上記液体組成物は、液体組成物の重量に対して約10重量%〜約50重量%、又は約15重量%〜約40重量%の可塑化溶媒を含んでよい。
液体組成物が苦味剤と可塑化溶媒の両方を含む場合、可塑化溶媒は、急速な平衡を促進するために、苦味剤が液体組成物から水溶性フィルムに移動することを誘発するように選択されるのが好ましい。液体組成物は苦味剤及び可塑化溶媒から本質的になってよいか、又は液体組成物は、以下でより詳細に記載されている他の添加剤を含んでよい。
本組成物中の可塑化溶媒は、水、有機溶媒、又はこれらの混合物を含有する可塑化溶媒であってよい。好適な有機溶媒としては、低分子量アルコール、及び/又は低分子量グリコールが挙げられ、本文脈において「低分子量」とは、約500未満の分子量を有することを意味する。好適な有機溶媒としては、好ましくはグリセロール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物が挙げられる。幾つかの態様では、可塑化溶媒は水、グリセロール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、ソルビトール、又はこれらの混合物を含む。
幾つかの態様では、可塑化溶媒は、少なくとも1つの一次溶媒、好ましくは、29より大きい、より好ましくは30より大きい、かつ好ましくは40未満のハンセン溶解度(δ)を有する有機溶媒を含む。参考までに、水に対するハンセン溶解度は約42である。
理論に束縛されるものではないが、比較的高いハンセン溶解度の値を有する溶媒は水溶性フィルムを通して、比較的低いハンセン溶解度の値を有する溶媒よりも、より高速かつ多量に移動して平準化する傾向があると考えられている。次いで、このような溶媒は液体からフィルム内へ、かつフィルムを通しての、成分の移動を誘発する。単位用量製造者は通常、フィルムを通しての移動を最小限にしようと努めるため、比較的高い、例えば29より大きいハンセン溶解度を有する溶媒を選択することは、反直観的なことである。
ハンセン溶解度パラメータは周知であり、三成分の指標のシステムをベースとするパラメータから計算される。ハンセン溶解度パラメータは、分散力成分(δ)、水素結合成分(δ)、及び極性成分(δ)を基準にしている。ハンセン溶解度パラメータ(δ)は、全ての分子結合を切断するのに必要なエネルギーである総結合エネルギーが、以下の式:
δ=δ +δ +δ
に従った分散力(d)、分子双極子力(p)、及び水素結合力(h)の組合せであるという事実から誘導される。
ハンセン溶解度(δ)は、δの平方根を見出すことにより計算される。
分散力は、非極性分子間の弱い引力である。これらの力の絶対値は分子の分極率に依存し、分散力成分(δ)は、他の全ての特性がほぼ等しいならば、典型的には分子の体積(及びサイズ)が増加するにつれて増加する。ハンセン溶解度パラメータは、Hansenにより実験的に得られた溶媒についてのAllan F M Barton(CRC Press 1983)による「Handbook of solubility Parameters and other parameters」に開示された値をベースにした、未公開のプロプライエタリなアルゴリズムを用いる、ChemSWの分子モデリングProv6.1.9ソフトウェアパッケージを用いて、25℃で計算される。
上記一次溶媒は、−1.0未満、及びより好ましくは−1.5未満のcLog Pを有するのが好ましい。上記一次溶媒は、20.5より大きい、より好ましくは23より大きい、かつ好ましくは40未満の水素結合成分(δ)を有するのが好ましい。参考までに、水に対するハンセン溶解度は約42である。使用する単位はMPa0.5である。
上記一次溶媒は、プロパンジオール、グリセロール、ソルビトール、及びこれらの混合物からなる群から選択されるのが好ましい。
表1は、好ましい一次溶媒、及び好ましい一次溶媒の範囲をはずれている比較としての一部の溶媒の、ハンセン溶解度を示す。
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好ましい実施形態では、可塑化溶媒は、好ましくは有機溶媒である二次溶媒もまた含む。二次溶媒は、28.5以下のハンセン溶解度を有するのが好ましい。更に好ましい実施形態では、一次溶媒の、二次溶媒に対する比は7:1〜1:5、より好ましくは6.5:1〜1:3、最も好ましくは3:1〜1:1である。
特に好ましい実施形態において、可塑化溶媒は少なくとも、一次溶媒、二次溶媒、及び水を含む。
幾つかの態様では、可塑化溶媒は少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つの有機溶媒を含む。幾つかの態様では、液体組成物はエタノールを実質的に含まず、これは、液体組成物が、液体組成物の重量に対して0重量%(0重量%を含む)〜約0.1重量%のエタノールを含むことを意味する。
液体組成物は水を含んでよい。しかし、液体組成物が水溶性フィルムと接触するため、フィルムの完全性を維持し、かつパウチへの粘着感を防止するために、水の量を制限することが通常好ましい。したがって、幾つかの実施形態において、液体組成物は、液体組成物の重量に対して約40重量%未満の水、又は液体組成物の重量に対して、約1重量%〜約30重量%、若しくは約2重量%〜約20重量%、若しくは約5重量%〜約13重量%の水を含む。
幾つかの態様では、可塑化溶媒の少なくとも2つの有機溶媒は、フィルム材料の少なくとも2つの可塑剤と同一である。幾つかの態様では、可塑化溶媒は、前記苦味剤が前記液体組成物から前記水溶性フィルムに移動することを誘発し、平衡が一層速やかに達成され得るように選択される。移動を誘発するために、液体組成物中の可塑化溶媒の濃度、及びフィルム内の可塑剤の濃度は通常異なっており、製造時に異なっているのが好ましい。
可塑化溶媒は、複数区画の単位用量物品のいずれか、又は全ての区画に存在してよい。可塑化溶媒は、苦味剤を含まない区画内に存在してよい。
添加剤
本明細書に記載される単位用量組成物は、他の添加剤を含んでよい。添加剤は、単位用量組成物の意図する機能に従い選択してよい。添加剤は、液体組成物と同一の区画に収容されてよく、これらが第1組成物となり得る。言い換えれば、液体組成物は他の添加剤を含むのが好ましい。幾つかの態様では、複数区画の単位用量物品の場合、添加剤は、液体組成物とは別の区画に封入される、非第1(例えば第2、第3、第4等)組成物の一部であってよい。非第1組成物は、任意の好適な組成物であってよい。非第1組成物は、固体、液体、分散体、ゲル、ペースト、又はこれらの混合物の形態であってよい。
同様に、添加剤は苦味剤と同一の区画に封入されてもよいし、又は、添加剤、若しくは少なくと幾つかの添加剤は、苦味剤と分離されてよい。
以下に記載される添加物及び組成物は、液体組成物、第2組成物(存在する場合)、又は存在し得る任意の他の組成物を含む単位用量組成物の、任意の区画に含まれると理解されている。
単位用量組成物の非限定例としては、洗浄組成物、布地ケア組成物及び硬質表面洗浄剤が挙げられる。より詳細には、組成物は、前処理又は浸漬組成物、及び他のすすぎ用添加組成物を含む洗濯、布地ケア又は食器洗い組成物であってよい。上記組成物は布地洗剤組成物又は自動食器洗い組成物であってよい。布地洗剤組成物は、主となる洗浄プロセス中に使用してもよいし、又は前処理若しくは浸漬組成物として使用することも可能である。
布地ケア組成物としては、布地洗剤、布地柔軟剤、2−in−1洗剤、及び柔軟・前処理組成物等が挙げられる。布地ケア組成物は、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、分散剤ポリマー、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤及び/又は顔料、並びにこれらの混合物を含む典型的な布地ケア添加剤を含んでよい。上記組成物は、シェーディング染料、界面活性剤、ポリマー、香料、カプセル化香料材料、構造化剤及びこれらの混合物を含む群から選択される添加剤を含む、洗濯洗剤組成物であってよい。
組成物は、界面活性剤、研磨剤、スルホン化/カルボキシル化ポリマー、シリコーン抑泡剤、ケイ酸塩、金属及び/又はガラスケア剤、酵素、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、アルカリ性源、香料、染料、溶媒、充填剤、並びにこれらの混合物から選択される添加剤を含む自動食器洗い組成物であってよい。
上記液体組成物は界面活性剤を含むのが好ましい。界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、双性イオン性、非イオン性、両性又はこれらの混合物から選択することができる。単位用量組成物はアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はこれらの混合物を含むことが好ましい。
アニオン性界面活性剤は直鎖アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエトキシレートサルフェート、及びこれらの組合せから選択されてよい。
本明細書で有用である好適なアニオン性界面活性剤は、液体洗剤製品で典型的に使用される従来のアニオン性界面活性剤のいかなる種類をも含むことができる。これらには、アルキルベンゼンスルホン酸及びこれらの塩、並びにアルコキシル化又は非アルコキシル化アルキルサルフェート物質が挙げられる。
本明細書に用いるのに好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコールアルコキシレート非イオン性界面活性剤が挙げられる。アルコールアルコキシレートは、一般式:R(C2mO)OH(式中、RはC〜C16アルキル基であり、mは2〜4であり、nは約2〜12の範囲である)に相当する材料である。一態様では、Rは、一級又は二級であってよく、約9〜15個の炭素原子、又は約10〜14個の炭素原子を含むアルキル基である。一態様では、アルコキシル化脂肪族アルコールはまた、分子当り約2〜12個のエチレンオキシド部分、又は分子当り約3〜10個のエチレンオキシド部分を含有するエトキシル化物質である。
この洗濯ケア組成物で用いられるシェーディング染料は、ポリマー若しくは非ポリマー染料、顔料、又はこれらの混合物を含むことができる。シェーディング染料は、発色団成分及びポリマー成分を含むポリマー染料を含むのが好ましい。発色団成分は、光に曝露すると、青、赤、バイオレット、紫、又はこれらの組合せの範囲の波長の光を吸収するものであると特徴付けられる。一態様では、発色団成分は、水及び/又はメタノール中で約520ナノメートル〜約640ナノメートルにおいて吸収スペクトルの最大を示し、他の態様では、水及び/又はメタノール中で約560ナノメートル〜約610ナノメートルの吸収スペクトルにおいて、最大を示す。
任意の好適な発色団を使用してよいが、染料発色団は、ベンゾジフラン、メチン、トリフェニルメタン、ナフタルイミド、ピラゾール、ナフトキノン、アントラキノン、アゾ、オキサジン、アジン、キサンテン、トリフェノジオキサジン、及びフタロシアニン染料発色団から選択されることが好ましい。モノ及びジアゾ染料発色団が好ましい。
シェーディング染料は、少なくとも3個の連続繰返し単位の1つ以上に共有結合した発色団を含む染料ポリマーを含んでよい。繰返し単位そのものは発色団を含む必要がないと理解されるべきである。染料ポリマーは少なくとも5個、少なくとも10個、あるいは少なくとも20個の連続繰返し単位を含んでよい。
繰返し単位は、オキシアルキレンオキシ及びポリオキシアルキレンオキシと組み合わされた、フェニルジカルボキシレート等の有機エステルに由来することができる。繰返し単位は、アルケン、エポキシド、アジリジン、ヒドロキシアルキルセルロース;ヒドロキシプロピルセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロース;ヒドロキシブチルセルロース;及びヒドロキシブチルメチルセルロース等の、修飾セルロースを含む単位を含む炭水化物、又はこれらの混合物に由来することができる。繰返し単位はアルケン若しくはエポキシド、又はこれらの混合物に由来してよい。繰返し単位は、アルコキシ基と呼ばれることもある、C2〜C4アルキレンオキシ基であってよく、C2〜C4アルキレンオキシドに由来するものが好ましい。繰返し単位はC2〜C4アルコキシ基、好ましくはエトキシ基であってよい。
本開示の目的のために、少なくとも3個の連続繰返し単位はポリマー性成分を形成する。ポリマー性成分は発色団基に直接、又は連結基を介して間接的に共有結合してよい。好適なポリマー性成分の例は、複数の繰返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖を含む。一態様では、ポリマー性成分は、2〜約30個の繰返し単位、2〜約20個の繰返し単位、2〜約10個の繰返し単位、あるいは約3又は4〜約6個の繰返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖を含む。ポリオキシアルキレン鎖の非限定例には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリシドールオキシド、ブチレンオキシド、及びこれらの混合物が挙げられる。
染料は、有機合成経路による直接の結果である非精製混合物の形態で洗剤組成物中に導入されてよい。したがって、染料ポリマーに加えて、少量の未反応の出発物質、副反応生成物、及び、任意の重合行程に起因すると予想される、繰返し単位の異なる鎖長を含む染料ポリマーの混合物もまた存在してよい。
上記組成物は、クリーニング性能及び/又は布地ケア効果を提供する1つ以上の洗剤酵素を含むことができる。好適な酵素の例としては、限定するものではないが、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、βグルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられる。典型的な組合せは、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ及び/又はセルラーゼのような従来の適用可能な酵素をアミラーゼと組合せた混液である。
本発明の組成物は1つ以上の漂白剤を含んでよい。漂白触媒以外の適切な漂白剤としては、光触媒、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸、及びこれらの混合物が挙げられる。一般に、漂白剤を使用する場合、本発明の組成物は、洗浄組成物の重量に対して、約0.1重量%〜約50重量%、あるいは約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含んでよい。
上記組成物は増白剤を含んでよい。好適な増白剤は、増白剤15等のスチルベンである。他の好適な増白剤は、疎水性増白剤、及び増白剤49である。増白剤は、3〜30マイクロメートル、又は3マイクロメートル〜20マイクロメートル、又は3〜10マイクロメートルの範囲内の重量平均粒径を有する微粉化粒子形態であってよい。増白剤は、α−又はβ−結晶形態であってよい。
本明細書における組成物はまた、1種以上の銅、鉄、及び/又はマンガンのキレート剤を任意に含有してよい。使用される場合、キレート剤は、一般に本明細書の組成物の重量で、約0.1重量%〜約15重量%、又は更には本明細書の組成物の重量で、約3.0重量%〜約15重量%含まれるであろう。好適なキレート剤としては、DTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)、HEDP(ヒドロキシエタンジホスホン酸)、DTPMP(ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸))、エチレンジアミン二コハク酸(EDDS)、1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩水和物、及びこのようなキレート剤の誘導体からなる群から選択されるキレート剤が挙げられる。
上記組成物は、1−ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)及びその塩;N,N−ジカルボキシメチル−2−アミノペンタン−1,5−二酸及びその塩;2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸及びその塩;並びにこれらの任意の組合せからなる群から選択されるもの等の、炭酸カルシウム結晶成長抑制剤を含んでよい。
本開示の組成物は、1つ以上の移染防止剤もまた含んでよい。好適なポリマー性移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書における組成物中に存在する場合、移染防止剤は、洗浄組成物の約0.0001重量%から、約0.01重量%から、約0.05重量%から、洗浄組成物の約10重量%まで、約2重量%まで、又は更には約1重量%までの濃度で存在する。
上記組成物は1つ以上のポリマーを含んでよい。好適なポリマーとしては、カルボキシレートポリマー、ポリエチレングリコールポリマー、テレフタレートポリマーなどのポリエステル汚れ放出ポリマー、アミンポリマー、セルロース系ポリマー、移染防止ポリマー、イミダゾールとエピクロロヒドリン(任意に1:4:1の比率で、ヘキサメチレンジアミン誘導体ポリマーと)の縮合によって生成される縮合オリゴマーなどの染料固定ポリマー、及びこれらの任意の組合せが挙げられる。
他の好適なセルロース系ポリマーは、0.01〜0.99の置換度(DS)と、DS+DBが少なくとも1.00であるか、又はDB+2DS−DSが少なくとも1.20であるかのいずれかとなるようなブロック度(DB)とを有し得る。置換セルロース系ポリマーは、少なくとも0.55の置換度(DS)を有し得る。置換セルロース系ポリマーは、少なくとも0.35のブロック度(DB)を有し得る。置換セルロース系ポリマーは、1.05〜2.00のDS+DBを有し得る。好適な置換セルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロースである。
別の好適な置換セルロース系ポリマーは、カチオン変性ヒドロキシエチルセルロースである。
好適な香料としては、香料マイクロカプセル、シッフ塩基香料/ポリマー複合体を含むポリマー支援香料送達システム、デンプンにカプセル化された香料アコード、香料充填ゼオライト、ブルーミング香料のアコード、及びこれらの任意の組合せが挙げられる。好適な香料マイクロカプセルは、メラミンホルムアルデヒド系であり、典型的には、メラミンホルムアルデヒドを含むシェルによってカプセル化される香料を含む。このような香料マイクロカプセルは、ポリビニルホルムアミド(PVF)及び/又はカチオン変性ヒドロキシエチルセルロース(catHEC)等のカチオン性材料及び/又はカチオン性前駆体材料をシェル内に含むことが非常に好適であり得る。
好適な抑泡剤としては、シリコーン、及び/又はステアリン酸等の脂肪酸が挙げられる。
機械洗浄プロセス
本開示は更に、本発明に係る少なくとも1つの物品を、洗浄する洗濯物又は食器と共に洗浄機の中に入れ、かつ洗浄又はクリーニング操作を実施する行程を含む、本開示に係る物品を使用する洗濯物又は食器を洗浄する機械のプロセスに関する。
任意の好適な洗浄機を使用してよい。当業者は、関係する洗浄操作に好適な機械を認識するであろう。本発明の物品は、布地用添加剤、布地柔軟剤、すすぎ補助剤等の他の組成物と組み合わせて使用してよい。
更に、本開示の単位用量物品は既知の手洗い方法で使用してよい。
作製プロセス
本発明はまた、単位用量物品の作製方法に関する。幾つかの態様では、本開示は、液体組成物を提供する工程(この液体組成物は苦味剤を含む);水溶性フィルムを提供する工程(このフィルムもまた、苦味剤を含む);及び、液体組成物を水溶性フィルム内に封入する工程;を含む、単位用量物品の作製方法に関する。
この方法の幾つかの態様では、フィルム内に存在する苦味剤、液体組成物中に存在する苦味剤、又は両方は、デナトニウム塩又はその誘導体;ケルセチン(3,3’,4’,5,7−ペンタヒドロキシフラボン);ナリンギン(4’,5,7−トリヒドロキシフラバノン−7−ラムノグルコシド);アウクビン;アマロゲンチン;ジヒドロフォリアメンチン;ゲンチオピクロシド;ゲンチオピクリン;スウェルチアマリン;スウエロシド;ゲンチオフラボシド;センタウロシド;メチアフォリン;ハルパゴシド;センタピクリン;サイリシン;コンジュランジン;アブシンチン;アルタブシン;クニシン;ラクチュシン;ラクチュコピクリン;サロニテノリド;α−ツジョン;β−ツジョン;デソキシリモネン;リモニン;イチャンギン;イソオバクン酸;オバクノン;オバクン酸;ノミリン;イチャンギン;ノミリン酸;マルビン;プラマルビン;カルノソール;カルノシン酸;クァシン;塩酸キニーネ;硫酸キニーネ;二塩酸キニーネ;コロンバイン;カフェイン;スレオニン;メチオニン;フェニルアラニン;トリプトファン;アルギニン;ヒスチジン;バリン;アスパラギン酸;オクタアセチルスクロース;二硫酸キニーネ;ホップ抽出物;及びこれらの混合物からなる群から選択される要素を含む。幾つかの態様では、フィルム内及び/又は液体中の苦味剤の一方又はその両方は、デナトニウム塩又はその誘導体、好ましくは安息香酸デナトニウムである。幾つかの態様では、フィルム内に存在する苦味剤、及び液体組成物中に存在する苦味剤は、同一の苦味剤である。
この方法の幾つかの態様では、液体は、好ましくは単位用量物品の製造時に、約50〜約2500ppmの苦味剤を含む。この方法の幾つかの態様では、フィルムは、好ましくは単位用量物品の製造時に、約50〜約1000ppmの前記苦味剤を含む。この方法の幾つかの態様では、液体中の苦味剤のppmの、フィルム中の苦味剤のppmに対する比は、約5:1〜約1:2、又は約3:1〜約1:1、又は約1.5:1〜約1:1である。
この方法の幾つかの態様では、上記液体組成物は、水、グリセロール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、又はこれらの混合物を含む可塑化溶媒を更に含む。本液体組成物は、前記液体組成物の重量に対して、約2重量%〜約20重量%の水を含んでよい。幾つかの態様では、フィルムの重量に対して、約2重量%〜約35重量%の、水、グリセロール、ジエチレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物からなる群から選択される可塑剤を更に含む。
幾つかの態様では、上記単位用量物品は、好ましくは2つ以上、又は3つ、又は4つ、又は5つの区画を含む。
幾つかの態様では、苦味剤は、この苦味剤を好ましくは溶媒と共に、前記フィルム上にダスティング、コーティング、塗装、プリント、スプレー、噴霧、又はこれらの組合せ、好ましくはスプレー又は噴霧することにより適用される。フィルムはスプレー又は噴霧後に、パウチに形成されてよい。幾つかの態様では、苦味剤は、フィルムの形成前、例えばフィルムのキャスティング又は押出成形前に、フィルム材料に添加されてよい。幾つかの態様では、苦味剤はフィルムを通して均一に分布される。
液体組成物が、例えばスプレー又は噴霧によりフィルムと接触した場合、フィルムの完全性が損なわれ得る。理論に束縛されるものではないが、このような接触の際に、特に、液体組成物が水を含む場合に、水溶性フィルムは部分的に溶解し得ると考えられている。したがって、液体組成物は更に、フィルムの完全性を復元することを補助する修復剤を含んでよい。幾つかの態様では、修復剤を含む液体組成物をフィルム上にスプレー又は噴霧する。幾つかの態様では、修復剤はポリマー、好ましくはフィルムに見出されるポリマーを含む。幾つかの態様では、液体組成物はポリビニルアルコールを含み、これは、ポリビニルアルコールを含むフィルム上に液体組成物をスプレー又は噴霧する場合に特に好ましい場合がある。理論に束縛されるものではないが、液体組成物中の修復剤、例えばポリマーは、接触工程中の溶解により失われる、又は弱体化し得る成分(例えばフィルムポリマー)の修復、交換、又は強化を補助すると考えられている。
単位用量組成物の作製方法は、以下により詳細に記載されている。
本開示のプロセスは連続的であってよいか、又は断続的であってよい。このプロセスは、開いているパウチを形成する工程(好ましくは水溶性フィルムをモールド内に形成して前記開いているパウチを形成する工程)、組成物(好ましくは上記液体組成物)で開いているパウチを満たす工程、組成物を満たした、開いているパウチを(好ましくは第2の水溶性フィルムを使用して)閉じる工程、を一般的に含み、単位用量物品を形成する。上記第2フィルムもまた区画を含んでもよく、この区画は組成物を含んでもよく、又は含まなくてもよい。あるいは、上記第2フィルムは開いているパウチを閉じるために使用される、1つ以上の区画を含有する、閉じているパウチであってよい。このプロセスは、単位用量物品のウェブが作製され、前記ウェブを次いで切断し、個々の単位用量物品を形成するプロセスであることが好ましい。
あるいは、第1フィルムを、2つ以上の区画を含む、開いているパウチ内に形成してよい。この場合、第1パウチで形成された区画は並列、又は「タイヤ及びリム」の方向に形成されてよい。上記第2フィルムもまた区画を含んでもよく、この区画は組成物を含んでもよく、又は含まなくてもよい。あるいは、第2フィルムは、複数区画の開いているパウチを閉じるために使用される、閉じているパウチであってよい。
単位用量物品は熱成形、真空形成、又はこれらの組合せにより作製されてよい。単位用量物品は、当該技術分野において既知の任意の密封方法を使用して密封されてよい。好適な密封方法としては、ヒートシール、溶剤シール、圧力シール、超音波シール、圧力シール、レーザーシール、又はこれらの組合せを挙げてもよい。水溶性容器を製造する連続的インラインプロセスの例が、米国特許第7,125,828号、米国特許出願第2009/0199877(A1)号、欧州特許第2380965号、同第2380966号、米国特許第7,127,874号及び米国特許出願第2007/0241022号(全て、米国オハイオ州のProcter & Gamble Companyに譲渡)に記述されている。水溶性容器を製造する非連続的インラインプロセスの例は、米国特許第7,797,912号(Reckitt Benckiser,Berkshire,GBに譲渡)に記述されている。
単位用量物品はダスティング剤を散布されてもよい。ダスティング剤としては、タルク、シリカ、ゼオライト、カーボネート、又はこれらの混合物を挙げることができる。
本発明の単位用量物品の代表的な作製方法は、
a.第1水溶性フィルムを、複数のモールドを含む、連続的かつ回転して移動する、エンドレスな表面の水平部分に供給する工程、又はエンドレスな表面の非水平部分に連続的に供給し、フィルムを前記水平部分まで連続的に移動させる工程;
b.連続的に移動している表面の水平部分、及び表面上のモールドのフィルムから、連続的に移動している、水平に配置された、開いているパウチのウェブを形成する工程;
c.連続的に移動している、水平に配置された、開いているパウチのウェブを生成物で充填し、水平に配置された、開いている充填パウチのウェブを得る工程;
d.好ましくは連続的に、開放パウチのウェブを閉じて閉鎖パウチを得、好ましくは、水平に配置された、開口充填パウチに第2の水溶性フィルムを供給することで、閉鎖パウチを得る工程;
e.任意に、閉じているパウチを密封して、閉じているパウチのウェブを得る工程、
を含む、物品を作製するための連続プロセスである。
第2の水溶性フィルムは、少なくとも1つの開いている、又は閉じている区画を含んでよい。
一実施形態では、開いているパウチの第1のウェブを閉じているパウチの第2のウェブと組合せ、ここで、好適な方法により第1及び第2ウェブを接合し、互いに密封することが好ましく、第2ウェブは回転ドラムにより組み立てられることが好ましい。このような組み立てにおいて、パウチはドラムの頂部で充填され、好ましくはその後、フィルム層により密封され、閉じているパウチが下がって、パウチ、好ましくは開いているパウチの第1ウェブと会合し、好ましくは水平形成面上に形成される。回転ドラムユニットを水平形成面ユニットの上に配置するのが特に好適であることが見出されている。
得られた、閉じているパウチのウェブを切断して、個々の単位用量物品を製造することが好ましい。
苦味剤の移動及び/又は存在は、以下の方法で測定してよい。
苦味剤の存在/移動の測定方法
フィルム表面に存在する苦味剤の存在及び/又は量を測定するために、センサ又は分析技術を用いてよい。好適なセンサ技術(例えば制御された状況で味覚を介する)は、Henkel AG & Co.に譲渡された国際公開第2014/026855(A1)号に開示されている。
苦味剤は、以下の方法により表面から抽出されてよい。単位用量パウチは、密封部をピンセットで保持する。パウチの各側面の表面を、10回すすぎ、4〜5mLのメタノールを各すすぎサイクルで使用して回収する。すすぎの後、メタノール溶液をガラス瓶に移し、メタノールを蒸発させる。次に、残った抽出物を、分析方法に必要な好適な溶媒に溶解させる。
苦味剤は、当業者に知られている標準的な方法により分析することができる。分析技術としては、当業者に知られているクロマトグラフィー又は分光技術を挙げてよい。例えば、好適な方法はFalkner et al.,Journal of Chromatography A.715(1995)189〜194、及びR.Bucci et al.,Talanta 68(2006)781〜790に開示されている。
配合実施例全ての量は、組成物の重量%となっている。
実施例1−一区画パウチ。
一区画パウチを、表1に示す組成物Aの液体洗剤で充填する。パウチはMonosolから入手可能なM8779フィルムを使用して作製し、標準的な熱成形技術を使用して形成する。具体的には、76μm厚のフィルムM8779を0.7gを熱成形し、41mm×43mmのサイズの単一区画のパウチにする。パウチは組成物1.1を23.7mL(25.4g)充填する。フィルムは苦味剤(例えばBITREX(登録商標))を含む。
Figure 0006585089
実施例2−複数区画パウチ
多成分パウチの例は、表2に示される配合を含むことができる。パウチは、米国特許出願公開第2011/0188784(A1)号に開示されている配合に従い、水溶性フィルムにより作製する。フィルムは、(フィルム部に基づき)500ppmの量の苦味剤(例えばBITREX(登録商標))を含む。
Figure 0006585089
米国特許第7169744号に記載のもののような硫酸モノ−[2−(3,4−ジヒドロ−イソキノリン−2−イル)−1−(2−エチル−ヘキシルオキシメチル)−エチル]エステル
PAP=フタロイル−アミノ−ペルオキシカプロン酸、70%活性湿潤ケーキとして
NH 1個当たり20個のエトキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
エトキシル化チオフェン、EO(R+R)=5
RA=アルカリ保存性(NaOHのg/用量)
PEI600 EO20、BASFから入手可能
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
相互参照される又は関連する任意の特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許などの、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全容が本願に援用される。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の任意の参照文献との任意の組合せにおいて、こうした発明のいずれかを教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と競合する程度に、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
以上、本発明の特定の諸実施形態を図示、説明したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び改変を行いうる点は当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (6)

  1. 単位用量物品であって、
    a.水溶性フィルム(前記フィルムは、50〜1000ppmの第1の苦味剤、80%〜99%加水分解されたポリビニルアルコールを含む水溶性ポリマー、および前記フィルムの重量に対して2重量%〜35重量%の、水、グリセロール、ジエチレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物からなる群から選択される可塑剤を含む);及び
    b.前記フィルムにより封入された液体組成物(前記液体組成物は、50〜2500ppmの第2の苦味剤、および前記液体組成物の重量に対して10重量%〜50重量%の、水、グリセロール、及びプロパンジオールを含む可塑化溶媒を含む)
    を含み、
    前記第2の苦味剤のppmの、前記第1の苦味剤のppmに対する比が、5:1〜1:2であり、
    前記第1の苦味剤及び前記第2の苦味剤は同一の苦味剤であり、かつ
    前記第1の苦味剤及び前記第2の苦味剤が、デナトニウム塩またはその誘導体である、単位用量物品。
  2. a.水溶性フィルムを提供する工程(前記フィルムは、50〜1000ppmの第1の苦味剤、80%〜99%加水分解されたポリビニルアルコールを含む水溶性ポリマー、および前記フィルムの重量に対して2重量%〜35重量%の、水、グリセロール、ジエチレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物からなる群から選択される可塑剤を含む);
    b.液体組成物を提供する工程(前記液体組成物は、50〜2500ppmの第2の苦味剤および前記液体組成物の重量に対して10重量%〜50重量%の、水、グリセロール、及びプロパンジオールを含む可塑化溶媒を含み、前記第2の苦味剤のppmの、前記第1の苦味剤に対するppmの比が、5:1〜1:2であり、前記第1の苦味剤及び前記第2の苦味剤は同一の苦味剤であり、かつ前記第1の苦味剤及び前記第2の苦味剤が、デナトニウム塩またはその誘導体である);
    c.前記液体組成物を前記水溶性フィルム内に封入する工程、
    を含む、単位用量物品の作製方法。
  3. 前記液体組成物は、前記液体組成物の重量に対して2重量%〜20重量%の水を含む、請求項に記載の単位用量物品の作製方法。
  4. 前記第1の苦味剤及び前記第2の苦味剤が、安息香酸デナトニウムである、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記単位用量物品が、2つ以上の区画を含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記フィルムが、押出成形プロセス又はキャスティングプロセスにより作製される、請求項2〜5のいずれか一項に記載の方法。
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