JP6581855B2 - 異物検査方法及び異物検査用治具 - Google Patents

異物検査方法及び異物検査用治具 Download PDF

Info

Publication number
JP6581855B2
JP6581855B2 JP2015176769A JP2015176769A JP6581855B2 JP 6581855 B2 JP6581855 B2 JP 6581855B2 JP 2015176769 A JP2015176769 A JP 2015176769A JP 2015176769 A JP2015176769 A JP 2015176769A JP 6581855 B2 JP6581855 B2 JP 6581855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foreign matter
pipe
flange
gas
adhesive member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015176769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017053686A (ja
Inventor
正直 吉原
正直 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2015176769A priority Critical patent/JP6581855B2/ja
Publication of JP2017053686A publication Critical patent/JP2017053686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6581855B2 publication Critical patent/JP6581855B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

本発明は、異物検査方法及び異物検査用治具に関する。
ガスタービンは、圧縮機と燃焼器とタービンとを有している(例えば、特許文献1参照)。圧縮機は、空気を取り込んで圧縮し、高温高圧の圧縮空気とする。燃焼器は、この圧縮空気に対して燃料を供給して燃焼させる。タービンは、燃料の燃焼により発生した高温高圧の燃焼ガスによって駆動され、ロータで連結された発電機を駆動する。このようなガスタービンでは、高温の燃焼ガスにより、燃焼器やタービンの静翼、動翼等が加熱される。このため、圧縮機の空気を抽気し、配管を介して燃焼器、静翼及び動翼に供給することで、これら燃焼器、静翼及び動翼を冷却している。
ガスタービンプラントを建設した後に初めてガスタービンを稼働する場合や、長期間の稼働停止後に再稼働する場合等には、各部を接続する配管に異物が残存していることがある。例えば上記の冷却空気供給用の配管に異物が残存する場合、当該配管を介して異物が燃焼器やタービンに入り込むおそれがある。異物が燃焼器やタービンに入り込むと、例えば燃焼器や静翼、動翼に衝突する等の問題が生じる。そこで、従来、ガスタービンを稼働させる前に、圧縮機から配管内に気体を流し、配管の端部から異物を放出する作業(ブローイングアウト)を行っている。
特開平07−054669号公報
従来のブローイングアウトでは、配管の下流側を取り外した状態とし、配管の端部に捕集用ネットを配置して気体の放出を行う。外部に放出された気体に異物が含まれる場合、当該異物は捕集用ネットで捕集される。気体の放出を行った後、捕集された異物の有無や異物の粒径等を測定し、測定結果に応じて圧縮機及び配管が清浄であるか否かを検査する。
しかしながら、従来のブローイングアウトでは、捕集用ネットの網目よりも小さい粒径の異物を捕集することが困難であった。このため、配管の内部に残存する異物の検査を高精度に行うことが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、配管の内部に残存する異物の検査を高精度に行うことが可能な異物検査方法及び異物検査用治具を提供することを目的とする。
本発明に係る異物検査方法は、配管の内部に残存する異物を検査する検査方法であって、前記配管の内部に気体を流すことと、前記異物を吸着可能な粘着部材を前記気体に晒すことと、前記粘着部材に吸着した前記異物を測定することと、前記異物の測定結果に基づいて、前記配管の内部が清浄であるか否かを判定することとを含む。
本発明によれば、粘着部材に異物を吸着させることで当該異物を捕集するため、異物の粒径に関わらず異物を確実に捕集することができる。したがって、捕集ネットの網目よりも小さい粒径の異物についても測定対象となるため、測定精度が向上する。これにより、高精度の検査を行うことが可能となる。
上記の異物検査方法では、前記配管のうち前記気体が排出される端部に前記粘着部材を配置した後、前記配管の内部に前記気体を流すことで、前記粘着部材を前記気体に晒す。
本発明によれば、配管の端部に粘着部材を配置してから気体を流すことにより、粘着部材を容易に配置させることができる。
上記の異物検査方法は、前記粘着部材を前記気体に所定時間晒した後、前記粘着部材を回収して前記異物の測定を行う。
本発明によれば、粘着部材を所定時間気体に晒した後に回収して測定を行うため、検査を効率的に行うことができる。
上記の異物検査方法では、所定寸法よりも大きい異物が複数回連続して検出されなかった場合に、前記配管の内部が清浄であると判定する。
本発明によれば、複数回の測定により配管の内部の清浄性を判定するため、高精度の検査を行うことが可能となる。
上記の異物検査方法では、前記配管の内部が清浄ではないと判定された場合、新たな粘着部材を前記気体の流れに晒し、当該新たな粘着部材に対して前記異物の測定及び前記判定を行う。
本発明によれば、配管の内部が清浄であると判定されるまで、新たな粘着部材を用いて測定を行うため、高精度の検査を行うことが可能となる。
上記の異物検査方法は、前記気体を流し始めてから前記配管の内部が清浄であると判定されるまで前記気体を流し続け、前記配管の内部が清浄であると判定された後、前記気体の流れを停止させることを更に含む。
本発明によれば、配管の内部が清浄であると判定されるまで気体を流し続けた状態とするため、一連の検査において、気体の流れを停止させたり再開させたりする手間を省くことができる。
上記の異物検査方法において、前記異物の測定は、前記粘着部材の表面を顕微鏡で検査することを含む。
本発明によれば、顕微鏡で検査を行うことにより、肉眼で識別することが困難な粒径の異物であっても検出することができる。これにより、高精度の検査を行うことが可能となる。
上記の異物検査方法では、前記配管は、ガスタービンに設けられる圧縮機に接続される配管であり、前記気体は、前記圧縮機で圧縮された空気である。
本発明によれば、圧縮機に接続される配管の検査を行う場合に、圧縮機で圧縮された空気を流すことでブローイングアウトを行うことができるため、別途気体を供給する装置等を用いる必要がない。
本発明に係る異物検査用治具は、配管の内部に残存する異物の検査に用いられる治具であって、前記配管の内部の異物を吸着可能な粘着部材を保持する保持部と、前記粘着部材が前記配管の内側に配置されかつ前記配管の上流側を向くように、前記配管の端部に前記保持部を装着する装着部とを備える。
本発明によれば、粘着部材を容易に配管の端部に配置させることができる。また、粘着部材を配管の端部に配置した状態で、例えば配管に気体等を流すことにより、粘着部材に異物を吸着させて当該異物を捕集可能となる。このため、異物の粒径に関わらず異物を確実に捕集することができる。
上記の異物検査用治具において、前記配管の端部には、フランジ部が設けられ、前記装着部は、前記フランジ部の形状及び寸法に対応して形成され前記フランジ部に着脱可能なフランジ状部材と、前記保持部を前記フランジ状部材に固定する固定部材と、を有する。
本発明によれば、例えばフランジ部に対して装着しやすくかつ保持部を固定しやすいようにフランジ状部材を予め構成しておくことで、保持部を配置する作業を効率的に行うことができる。
上記の異物検査用治具において、前記フランジ状部材は、前記保持部を前記配管の径方向に沿ってスライドさせる案内部を有する。
本発明によれば、保持部が配管の径方向に沿ってスライド可能となるため、配管の形状や径に応じて粘着部材の位置を容易に調整することができる。また、保持部を径方向にスライドさせることで、気体を流した状態であっても容易に保持部を交換することができる。
上記の異物検査用治具において、前記保持部は、前記固定部材の一部を挿入する凹部を有する。
本発明によれば、保持部をスライドさせる場合であっても、固定部材の一部を凹部に挿入することにより、保持部と固定部材との間の位置決めを容易に行うことができる。
上記の異物検査用治具において、前記フランジ部には、複数のボルト穴が前記配管の周方向に並んで配置され、前記フランジ状部材には、前記ボルト穴の形状及び寸法に対応して形成された複数の装着用穴が周方向に並んで配置され、前記装着部は、前記ボルト穴と前記装着用穴とを貫通して前記フランジ部と前記フランジ状部材とを締結する締結部を有する。
本発明によれば、フランジ部に設けられるボルト穴を利用してフランジ状部材をフランジ部に締結するため、フランジ状部材を容易にフランジ部に装着することができる。
上記の異物検査用治具において、複数の前記装着用穴の数は、複数の前記ボルト穴の数よりも多い。
本発明によれば、ボルト穴と同数の装着用穴がフランジ状部材に設けられる場合に比べて、中心軸の軸回り方向についてのフランジ状部材の取付角度をより細かく設定することができる。これにより、粘着部材の位置をより細かく設定することができる。
上記の異物検査用治具において、前記保持部は、板状に形成される。
本発明によれば、保持部が板状に形成されるため、配管の端部においてほとんどスペースを取らずに保持部を配置させることができる。これにより、配管の端部が狭い場所に設けられる場合あっても、保持部を容易に装着可能となる。
本発明に係る異物検査方法及び異物検査用治具によれば、配管の内部に残存する異物の検査を高精度に行うことが可能となる。
図1は、本実施形態に係る異物検査用治具の一例を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る異物検査用治具の一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る異物検査用治具の一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る保持部の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る保持部の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る装着部の要部を示す図である。 図7は、本実施形態に係るガスタービンの一例を示す図である。 図8は、本実施形態に係る異物検査方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、本実施形態に係る異物検査方法の過程を示す図である。 図10は、本実施形態に係る異物検査方法の過程を示す図である。 図11は、本実施形態に係る異物検査方法の過程を示す図である。 図12は、変形例に係る異物検査用治具の一例を示す図である。
以下、本発明に係る異物検査方法及び異物検査用治具の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る異物検査用治具100の一例を示す斜視図である。図2は、図1の矢印X1方向に異物検査用治具100を見たときの例を示す図である。図3は、図2に示す状態において側方から異物検査用治具100を見たときの例を示す図である。
図1から図3に示すように、異物検査用治具100は、保持部10と、装着部20とを備える。異物検査用治具100は、配管Pの内部に残存する異物を捕集するために用いられる。異物検査用治具100は、配管Pの端部Paに設けられるフランジ部Fに装着される。フランジ部Fには、他の配管のフランジ部等に接続するためのボルト穴Hが形成されている。ボルト穴Hは、フランジ部Fを貫通して形成されている。なお、図2及び図3では、配管P及びフランジ部Fの図示を省略している。
図4及び図5は、保持部10の一例を示す図である。なお、図5は、図4におけるA−A断面に沿った形状を示す図である。図1から図5に示すように、保持部10は、装着部20に装着される。保持部10は、板状部材11と、粘着部材12と、凹部13とを有している。板状部材11は、例えば鉄などの材料を用いて短冊状に形成されている。板状部材11は、板状に形成されており、厚さ方向に対して高い剛性を有している。このため、板状部材11は、厚さ方向の力に対して曲がりにくくなっている。板状部材11は、第1板面11aと、第2板面11bと、側面11cとを有している。保持部10が装着部20に取り付けられた場合、第1板面11aは、装着部20側に向けられる。第2板面11bは、第1板面11aとは反対側に設けられ、第1板面11aと平行に形成される。
粘着部材12は、板状部材11の第1板面11aに取り付けられている。したがって、保持部10は、粘着部材12が装着部20側に向けられた状態で装着部20に装着される。粘着部材12は、配管P内に残存する異物を吸着可能である。粘着部材12としては、例えば両面テープなどの粘着テープなどを用いることができる。粘着部材12として粘着テープを用いる場合、例えば板状部材11に対して粘着テープが1枚ずつ取り付けられる構成であってもよいし、複数枚の粘着テープが重ねて取り付けられる構成であってもよい。粘着部材12は、例えば下地が白色であってもよい。配管Pに残存する異物は黒色を帯びた場合が多いため、粘着部材12の下地を白色にすることにより、吸着した異物の検出が容易となる。
凹部13は、板状部材11の第2板面11bに設けられている。凹部13は、板状部材11の長手方向に所定の間隔を空けて1列に並んで設けられている。凹部13には、後述の固定部材22の一部が挿入される。固定部材22の一部が挿入されることにより、保持部10と固定部材22との間が位置決めされるようになっている。凹部13は、図2又は図4に示すように、粘着部材12とは重ならない領域に配置される。凹部13は、第1板面11aと第2板面11bとの間を貫通して形成されてもよい。
また、図1から図3に示すように、装着部20は、フランジ部Fに装着される。装着部20は、フランジ状部材21と、固定部材22と、案内部23とを有する。フランジ状部材21は、フランジ部Fの形状及び寸法に対応して形成される。図1に示すように、本実施形態では、フランジ部Fが円環状であるため、フランジ状部材21はフランジ部Fと同様に円環状に形成される。フランジ状部材21の外形及び内径は、フランジ部Fの外形及び内径とそれぞれ等しくなるように形成される。なお、フランジ状部材21の形状や寸法については、フランジ部Fとは異なっていてもよい。フランジ状部材21は、保持部取付面21aと、装着面21bとを有している。保持部取付面21aには、保持部10が固定される。装着面21bは、フランジ部Fに装着される。
フランジ状部材21には、複数の装着用穴24が形成されている。複数の装着用穴24は、フランジ状部材21の周方向に並んで配置されている。装着用穴24の形状及び寸法は、フランジ部Fに設けられるボルト穴Hの形状及び寸法に対応して形成されている。また、装着用穴24は、フランジ状部材21をフランジ部Fに当接させた場合に、ボルト穴Hに重なる位置に形成される。装着用穴24は、保持部取付面21aと装着面21bとの間を貫通して形成されている。
なお、装着部20は、締結部25を有している。締結部25は、ボルト25a及びナット25bを有している。本実施形態では、装着用穴24がボルト穴Hに重なる位置に配置されるため、装着用穴24とボルト穴Hとを貫通するようにボルト25aを挿入することができる。これにより、締結部25によってフランジ状部材21とフランジ部Fとを締結可能となっている。図1において、締結部25は、ボルト25a及びナット25bが1箇所に取り付けられる状態を示しているが、これに限定するものではなく、複数箇所に取り付けられてもよい。
装着用穴24は、ボルト穴Hと同一数設けられてもよい。また、装着用穴24は、ボルト穴Hよりも多く設けられてもよい。例えば、装着用穴24の数がボルト穴Hの整数倍であってもよい。図1では、装着用穴24の数がボルト穴Hの2倍であるが、これに限定するものではなく、3倍以上であってもよい。この構成により、装着用穴24とボルト穴Hとが同数である場合に比べ、中心軸AXの軸回り方向についてのフランジ状部材21の取付角度をより細かく設定することができる。フランジ状部材21の取付角度を細かく設定することにより、配管Pに対する保持部10の傾きを細かく変更することができる。
固定部材22は、保持部10をフランジ状部材21に固定する。固定部材22としては、例えば蝶ボルトなど手作業で着脱可能なボルト部材が用いられるが、これに限定するものではない。固定部材22は、ヘッド部22a及びネジ部22b(図6参照)を有している。ヘッド部22aは、作業者が手で掴んで固定部材22を回すことができるようになっている。ネジ部22bは、凹部13に挿入可能である。ネジ部22bが凹部13に挿入されることにより、固定部材22と上記の保持部10との間が位置決めされる。なお、固定部材22は、ネジ部22bが凹部13に挿入されない状態であっても保持部10の固定が可能である。この場合、固定部材22は、ネジ部22bが板状部材11の第2板面11bをフランジ状部材21側に押圧した状態で取り付けられる。
案内部23は、保持部10をフランジ状部材21の径方向に案内する。案内部23は、フランジ状部材21の保持部取付面21aに設けられている。図6は、案内部23を拡大して示す斜視図である。図6に示すように、案内部23は、側面案内部23aと、板面案内部23bとを有している。側面案内部23aは、板状部材11の側面11cを案内する。板面案内部23bは、板状部材11の第2板面11bを案内する。2つの側面案内部23a、フランジ状部材21の保持部取付面21aに対してほぼ垂直に突出して設けられている。板面案内部23bは、2つの側面案内部23aの間を接続するように設けられている。板面案内部23bは、例えばフランジ状部材21の保持部取付面21aに平行に設けられる。フランジ状部材21の保持部取付面21aと、2つの側面案内部23aと、板面案内部23bとで囲まれた部分は、中空部23cとなっている。中空部23cは、フランジ状部材21の径方向に貫通して形成されている。この中空部23cには、保持部10が挿入される。案内部23が設けられることにより、保持部10をフランジ状部材21の径方向に沿ってスライドさせることができるようになっている。
板面案内部23bには、ネジ穴23dが形成されている。ネジ穴23dは、板面案内部23bを厚さ方向に貫通して形成されている。ネジ穴23dは、固定部材22のネジ部22bが螺合するように形成されている。ネジ部22bの長さは、ネジ部22bがネジ穴23dに螺合され、かつ板面案内部23bを貫通した場合に、先端部が中空部23c内に突出するように設定される。これにより、ネジ部22bの先端部は、板状部材11の第2板面11bを押圧可能となり、又は凹部13に挿入可能となる。
図7は、ガスタービン110の一例を示す模式図である。図7に示すように、ガスタービン110は、圧縮機111と、燃焼器112と、タービン113とを有している。圧縮機111は、空気を取り込んで圧縮し、高温高圧の圧縮空気とする。燃焼器112は、この圧縮空気に対して燃料を供給して燃焼させる。タービン113は、不図示の静翼及び動翼を有し、ロータ115及び駆動軸116を介して発電機114に連結される。タービン113は、燃料の燃焼により発生した高温高圧の燃焼ガスによってロータ115及び駆動軸116を回転させ、これにより発電機114を駆動する。
このようなガスタービン110では、高温の燃焼ガスにより、燃焼器112やタービン113の不図示の静翼、動翼等が加熱される。このため、圧縮機111の空気を抽気し、配管を介して燃焼器112や、タービン113の静翼及び動翼に供給することで、これら燃焼器112、静翼及び動翼を冷却している。
図7に示す冷却ガス供給装置120は、配管121と、冷却装置122と、配管123と、補助圧縮機124と、配管125とを有する。配管121は、圧縮機111の空気を抽気して冷却装置122に供給する。配管123は、冷却装置122で冷却された気体を補助圧縮機124に供給する。配管125は、補助圧縮機124で圧縮された気体をタービン113に供給する。なお、冷却系が燃焼器112に冷却用の空気を供給する構成であっても同様の説明が可能である。
ガスタービンプラントを建設した後に初めてガスタービン110を稼働する場合や、長期間の稼働停止後に再稼働する場合等には、各部を接続する配管に異物が残存していることがある。例えば冷却ガス供給装置120の配管121等に異物が残存する場合、当該配管121等を介して異物がタービン113に入り込むおそれがある。異物がタービン113に入り込むと、例えば静翼、動翼に衝突する等の問題が生じる。そこで、ガスタービン110を稼働させる前に、圧縮機111から配管121内に気体を流し、配管121等の端部から異物を放出する作業(ブローイングアウト)を行っている。
ブローイングアウトでは、例えば配管121の下流側を取り外した状態とし、配管121の端部に異物捕集治具を配置して気体の放出を行う。外部に放出された気体に異物が含まれる場合、当該異物は異物捕集治具で捕集される。気体の放出を行った後、捕集された異物の有無や異物の粒径等を測定し、測定結果に応じて配管121が清浄であるか否かを検査する。
以下、本実施形態に係る異物検査方法を説明する。なお、本実施形態では、ブローイングアウトを行う際の異物捕集治具として、上記の異物検査用治具100を用いる場合を例に挙げて説明する。図8は、本実施形態に係る検査方法の一例を示すフローチャートである。図9から図11は、検査方法の過程を示す図である。
図8に示すように、まず、保持部10を装着部20に取り付ける(ステップS10)。ステップS10では、装着部20の中空部23cに保持部10を挿入し、フランジ状部材21の径方向に沿って保持部10をスライドさせて位置を調整する。例えば、粘着部材12の少なくとも一部がフランジ状部材21の中心軸AX上に配置されるように保持部10の位置を調整する。位置調整後、固定部材22によって保持部10を固定する。なお、保持部10をスライドさせつつ、板状部材11の凹部13に固定部材22を挿入することで、保持部10の位置を調整してもよい。
次に、装着部20を配管121の端面に取り付ける(ステップS20)。ステップS20では、フランジ状部材21の装着面21bをフランジ部131の端面131aに対向させ、装着用穴24とボルト穴134とが重なるように位置を調整する。その後、装着用穴24とボルト穴134との間にボルト25aを貫通させ、ナット25bを取り付けることによりフランジ状部材21とフランジ部131とを締結する。これにより、装着部20が配管121の端面に取り付けられる。
次に、配管121に対してエアブローイングを開始する(ステップS30)。ステップS30では、発電機114をモータとして機能させて(サイリスタ方式)タービン113のロータ115を回転させることで、圧縮機111から配管121に圧縮空気を供給する。この圧縮空気により、配管121に対するエアブローイングが行われる。
配管121を流れる圧縮空気は、配管121の端部から外部に排出される。配管121の端部には、配管上流側に向けられた状態で粘着部材12が配置されている。したがって、ステップS30では、粘着部材12が圧縮空気に晒された状態となる。配管121の内部に異物Qが残存する場合、この異物Qは圧縮空気によって配管121内で飛散し、下流側に流され、圧縮空気と共に配管121の端部から排出される。この異物Qの一部は、図9に示すように、排出される際に粘着部材12に吸着される。配管121内では、異物Qは、例えば配管断面の全体に広がるように分布する。本実施形態では、粘着部材12の少なくとも一部がフランジ状部材21の中心軸AX上に配置されるため、異物Qを効率的に吸着させることができる。また、板状部材11が短冊状に形成されるため、圧縮空気の流れを妨げることを抑制できる。
次に、エアブローイングを開始してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS40)。ステップS40は、所定時間が経過するまで行う(ステップS40のNo)。所定時間が経過した場合(ステップS40のYes)、エアブローイングを維持した状態で保持部10を装着部20から取り外す(ステップS50)。ステップS50では、図10に示すように、例えば作業者が固定部材22を手作業で取り外して保持部10の固定を解除する。その後、フランジ状部材21の径方向の外側に向けて保持部10を引き抜く。このとき、粘着部材12に付着した異物Qの剥がれを抑制するため、粘着部材12がフランジ状部材21等に接触しないようにする。
保持部10を取り外した後、粘着部材12を回収し、当該粘着部材12に吸着した異物Qの寸法を顕微鏡によって測定する(ステップS60)。ステップS60では、粘着部材12を板状部材11から剥がして測定を行ってもよいし、粘着部材12を板状部材11に取り付けたまま測定を行ってもよい。ステップS60では、粘着部材12に吸着した固形状の物体を異物Qとして検査を行う。したがって、例えば繊維などについては、測定対象から除外される。ステップS60では、異物Qのうち最も寸法が大きい部分の径を測定結果とする。
次に、異物Qの寸法の測定結果に基づいて、配管121の内部が清浄であるか否かを判定する。この判定では、まず、所定寸法よりも大きい異物Qが検出されたか否かを判断する(ステップS70)。所定寸法は、燃焼器112側又はタービン113の静翼及び動翼側において求められる精度に応じて設定される。所定寸法の一例として、5μm以上200μm以下の範囲で設定可能である。
所定寸法よりも大きい異物Qが非検出であった場合(ステップS70のNo)、連続で複数回以上非検出が続いたか否かを判定する(ステップS80)。ステップS80では、例えば非検出の連続回数を2回連続として設定することができるが、検査精度を高めるために3回以上連続を条件として設定してもよい。連続で複数回以上非検出が続いた場合(ステップS80のYes)、配管121の内部が清浄であると判定し、エアブローイングを停止させて(ステップS90)、検査を終了する。ステップS90では、モータとして機能させた発電機114の稼働を停止させ、タービン113の回転を停止させる。この動作により、圧縮機111から配管121への気体の供給が停止する。
一方、所定寸法よりも大きい異物Qが検出された場合(ステップS70のYes)、及び、非検出が複数回連続ではない場合(ステップS80のNo)には、配管121の内部が清浄ではないと判定し、異物Qの測定を再度行う。なお、初回の測定で異物Qが検出されない場合には、非検出が複数回連続ではないとして、このルートを行う。
異物Qの再測定を行う場合、新たな保持部10を装着部20に取り付けた後(ステップS100)、ステップS40以降の動作を繰り返し行う。ステップS100は、エアブローイングを維持した状態で行う。この場合、図11に示すように、フランジ状部材21の径方向の外側から内側に向けて保持部10を中空部23cに挿入する。そして、案内部23に沿って保持部10を径方向の内側に移動させる。保持部10の位置を調整した後、固定部材22によって保持部10をフランジ状部材21に固定する。これにより、新たな粘着部材12が圧縮空気に晒される。
従来の検査では、配管の端部に捕集用ネットを配置し、この状態で気体の放出を行っていた。しかしながら、この手法では、捕集用ネットの網目よりも小さい粒径の異物を捕集することが困難であった。このため、配管の内部に残存する異物の検査を高精度に行うことが困難であった。
これに対して、本実施形態によれば、粘着部材12に異物Qを吸着させることで当該異物Qを捕集するため、異物Qの粒径に関わらず異物を確実に捕集することができる。したがって、捕集ネットの網目よりも小さい粒径の異物Qについても測定対象となるため、測定精度が向上する。これにより、高精度の検査を行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、保持部10が板状に形成されるため、配管121の端部においてほとんどスペースを取らずに保持部10を配置させることができる。これにより、配管121の端部が狭い場所に設けられる場合あっても、保持部10を容易に装着可能となる。また、複数の装着用穴24の数は、複数のボルト穴Hの数よりも多いため、中心軸AXの軸回り方向についてのフランジ状部材21の取付角度をより細かく設定することができる。これにより、配管121の端部が床面や壁面に近い場所に設けられたり、他の機器と近接して設けられたりする場合であっても、保持部10を容易に装着可能となる。
また、本実施形態によれば、保持部10が配管121の径方向に沿ってスライド可能となるため、配管121の形状や径に応じて粘着部材12の位置を容易に調整することができる。また、保持部10を径方向にスライドさせることで、気体を流した状態であっても容易に保持部10を交換することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、フランジ状部材21を介して保持部10をフランジ部F、131に装着する構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。
図12は、変形例に係る異物検査用治具100Aの一例を示す図である。図12に示すように、異物検査用治具100Aは、装着部20Aとして、保持部10Aを直接フランジ部Fに固定するための固定部材22Aを有している。この固定部材22Aは、フランジ部Fのボルト穴Hに取り付け可能となっている。保持部10Aには、厚さ方向に板状部材11を貫通する貫通孔13Aが形成されている。固定部材22Aは、貫通孔13Aを貫通してボルト穴Hに挿入可能となっている。このように、より簡単な構成によって保持部10Aをフランジ部Fに装着するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、所定寸法よりも大きい異物が複数回連続して検出されなかった場合に、配管121の内部が清浄であると判定する場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、異物の有無に基づいて配管121の内部が清浄であるか否かの判断を行ってもよい。この場合、異物が1回でも検出されない場合、又は複数回連続で検出されなかった場合に配管121の内部が清浄であると判定してもよい。
また、上記実施形態では、保持部10の形状が板状の場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、円筒型、円柱型、角錐型等、他の形状であってもよい。また、保持部10が平板状ではなく、湾曲した形状であってもよい。例えば、保持部10を短手方向に湾曲した形状とすることにより、長手方向ついての曲げに対する剛性が高められることになる。
また、上記実施形態では、板状部材11の第1板面11aに粘着部材12が設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、粘着部材12が第1板面11a及び第2板面11bの両面に設けられてもよい。この構成によれば、異物Qの測定のため保持部10を取り外し、粘着部材12を回収した後、保持部10を裏返して再び取り付けることで、次回の測定までの時間を短縮することができる。この場合、凹部13についても第1板面11a及び第2板面11bの両面に配置することにより、保持部10の位置決めを効率的に行うことができる。
F,131 フランジ部
H,134 ボルト穴
P,121,123,125 配管
Q 異物
AX 中心軸
Pa 端部
10 保持部
11 板状部材
12 粘着部材
11a 第1板面
11b 第2板面
11c 側面
13 凹部
20,20A 装着部
21 フランジ状部材
22A,22 固定部材
21a 保持部取付面
21b 装着面
22a ヘッド部
22b ネジ部
23 案内部
23a 側面案内部
23b 板面案内部
23c 中空部
23d ネジ穴
24 装着用穴
25 締結部
25a ボルト
25b ナット
100,100A 異物検査用治具
110 ガスタービン
111 圧縮機
112 燃焼器
113 タービン
114 発電機
115 ロータ
116 駆動軸
120 冷却ガス供給装置
122 冷却装置
124 補助圧縮機
131a 端面

Claims (14)

  1. 端部にフランジ部が設けられる配管の内部に残存する異物を検査する異物検査方法であって、
    前記配管の内部に気体を流すことと、
    前記配管の内部の異物を吸着可能な粘着部材を保持する保持部と、前記フランジ部の形状及び寸法に対応して形成されたフランジ状部材を有し前記配管の端部に前記保持部を装着する装着部とを備える異物検査用治具のうち、前記粘着部材が前記配管の内側に配置されかつ前記配管の上流側を向くように前記フランジ部に前記装着部の前記フランジ状部材を装着し、固定部材により前記フランジ部と前記フランジ状部材とを固定することで、前記異物を吸着可能な粘着部材を前記気体に晒すことと、
    前記粘着部材に吸着した前記異物を測定することと、
    前記異物の測定結果に基づいて、前記配管の内部が清浄であるか否かを判定することと
    を含む異物検査方法。
  2. 前記配管のうち前記気体が排出される端部に前記粘着部材を配置した後、前記配管の内部に前記気体を流すことで、前記粘着部材を前記気体に晒す
    請求項1に記載の異物検査方法。
  3. 前記粘着部材を前記気体に所定時間晒した後、前記粘着部材を回収して前記異物の測定を行う
    請求項1または請求項2に記載の異物検査方法。
  4. 所定寸法よりも大きい異物が複数回連続して検出されなかった場合に、前記配管の内部が清浄であると判定する
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の異物検査方法。
  5. 前記配管の内部が清浄ではないと判定された場合、新たな粘着部材を前記気体の流れに晒し、当該新たな粘着部材に対して前記異物の測定及び前記判定を行う
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の異物検査方法。
  6. 前記気体を流し始めてから前記配管の内部が清浄であると判定されるまで前記気体を流し続け、
    前記配管の内部が清浄であると判定された後、前記気体の流れを停止させることを更に含む
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の異物検査方法。
  7. 前記異物の測定は、前記粘着部材の表面を顕微鏡で検査することを含む
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の異物検査方法。
  8. 前記配管は、ガスタービンに設けられる圧縮機に接続される配管であり、
    前記気体は、前記圧縮機で圧縮された空気である
    請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の異物検査方法。
  9. 配管の内部に残存する異物の検査に用いられる異物検査用治具であって、
    前記配管の内部の異物を吸着可能な粘着部材を保持する保持部と、
    前記粘着部材が前記配管の内側に配置されかつ前記配管の上流側を向くように、前記配管の端部に前記保持部を装着する装着部と
    を備え
    前記配管の端部には、フランジ部が設けられ、
    前記装着部は、前記フランジ部の形状及び寸法に対応して形成され前記フランジ部に着脱可能なフランジ状部材と、前記保持部を前記フランジ状部材に固定する固定部材と、を有する
    異物検査用治具。
  10. 前記フランジ状部材は、前記保持部を前記配管の径方向に沿ってスライドさせる案内部を有する
    請求項に記載の異物検査用治具。
  11. 前記保持部は、前記固定部材の一部を挿入する凹部を有する
    請求項10に記載の異物検査用治具。
  12. 前記フランジ部には、複数のボルト穴が前記配管の周方向に並んで配置され、
    前記フランジ状部材には、前記ボルト穴の形状及び寸法に対応して形成された複数の装着用穴が周方向に並んで配置され、
    前記装着部は、前記ボルト穴と前記装着用穴とを貫通して前記フランジ部と前記フランジ状部材とを締結する締結部を有する
    請求項から請求項11のうちいずれか一項に記載の異物検査用治具。
  13. 複数の前記装着用穴の数は、複数の前記ボルト穴の数よりも多い
    請求項12に記載の異物検査用治具。
  14. 前記保持部は、板状に形成される
    請求項9から請求項13のうちいずれか一項に記載の異物検査用治具。
JP2015176769A 2015-09-08 2015-09-08 異物検査方法及び異物検査用治具 Expired - Fee Related JP6581855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176769A JP6581855B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 異物検査方法及び異物検査用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176769A JP6581855B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 異物検査方法及び異物検査用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017053686A JP2017053686A (ja) 2017-03-16
JP6581855B2 true JP6581855B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=58317729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176769A Expired - Fee Related JP6581855B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 異物検査方法及び異物検査用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6581855B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7160506B2 (ja) * 2018-11-13 2022-10-25 ダイハツ工業株式会社 車両部品の汚れ評価方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58180451U (ja) * 1982-05-28 1983-12-02 株式会社島津製作所 排ガスサンプリングプロ−ブ
JPS60158333A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 粉塵濃度の測定方法およびその装置
JPS62273093A (ja) * 1986-05-21 1987-11-27 株式会社日立製作所 配管ブロ−イングアウト判定装置
JP2564402Y2 (ja) * 1991-12-02 1998-03-09 日本石油精製株式会社 含煤塵ガスサンプラ
US5466093A (en) * 1994-05-16 1995-11-14 Keller; Carl E. Method and apparatus for removing contaminants from a duct or pipe
JPH10170423A (ja) * 1996-12-13 1998-06-26 Nippon Winton Kk 空調ダクト内の浮遊粉塵検知装置及び汚染度判別方法
JP2002307031A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Babcock Hitachi Kk エアーフラッシング用検査治具
PL2165172T3 (pl) * 2007-06-13 2017-09-29 Oy Halton Group, Ltd. Urządzenia, układy i sposoby wykrywania osadów tłuszczowych
JP6044765B2 (ja) * 2012-10-22 2016-12-14 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ボイラのブローイングアウト用仮設配管系統およびブローイングアウト方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017053686A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7343828B2 (en) Tape fed miniature air gap inspection crawler
EP1777514B1 (en) Method and apparatus for non-destructive testing of components of gas turbine engines made of monocrystalline materials
US9776287B2 (en) Disassembly method for a gas turbine
JP6581855B2 (ja) 異物検査方法及び異物検査用治具
RU2533928C2 (ru) Герметизирующая головка установки для пневматических испытаний детали турбомашины летательного аппарата
US7017431B2 (en) Methods for inspecting components
US10161914B2 (en) Inspection methods with probe for substantially round hole
US9140125B2 (en) Segmented rings with captive nuts for fan bolts
JP2009186446A (ja) タービンロータ翼溝部の探傷方法及び装置
JP2018507789A (ja) タービン・エンジン・ケーシングの溝の機械加工用ツーリング
KR20160128413A (ko) 검사 툴을 위치결정하기 위한 장치
KR101171106B1 (ko) 프로브 위치제어모듈 및 이를 포함하는 초음파 검사장치
EP3409411B1 (en) Manufacturing method for welding a nozzle to a parent material
US20100283213A1 (en) Sealing device for prismatic body
CN105606711A (zh) 一种a型脉冲反射超声波探头固定装置
CN113504248A (zh) 一种航空发动机高压压气机叶片孔探辅助工具和检查方法
GB2547291A (en) Method and system for repairing turbomachine dovetail slots
US12123804B2 (en) Tool and method for endoscopic inspection of a manifold casing of an aircraft turbine engine
US10031096B2 (en) Portable acoustic thermography of in situ L-O blades
JP5819204B2 (ja) 装着工具セット及びマルチブレードの装着方法
CN114986257B (zh) 一种超声加工直刃刀状态原位测试方法和装置
CN204789402U (zh) 周向定位装置
US20210341358A1 (en) Tool and method for endoscopic inspection of a manifold casing of an aircraft turbine engine
JP5662678B2 (ja) 配管肉厚測定装置
CN113834642A (zh) 托板螺母安装质量检测工具及其检测方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6581855

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees