JP6579527B2 - Arm-type throwing device - Google Patents
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Description
本発明は、野球、テニス等の球技の練習等に使用されるアーム式投球装置に関する。 The present invention relates to an arm-type pitching device used for practicing ball games such as baseball and tennis.
投球装置の1つとして、アームの先端でボールを保持し、このアームを回転させることで遠心力によりボールを射出する所謂アーム式投球装置がある。特許文献1には、アームの先端にボールを保持する球受部とボールに回転力を付与するローラとを設け、アームからボールを射出する際にローラでボールにスピンを加える投球装置が開示されている。 As one of the pitching devices, there is a so-called arm type pitching device that holds a ball at the tip of an arm and injects the ball by centrifugal force by rotating the arm. Patent Document 1 discloses a pitching device in which a ball receiving portion that holds a ball at the tip of an arm and a roller that applies a rotational force to the ball are provided, and a spin is applied to the ball by the roller when the ball is ejected from the arm. ing.
野球、テニス等の練習を室内で行う場合、硬式球又は軟式球のような重量が大きいボールではなく、軽量なスポンジボールを使用することが望ましい。従来のアーム式投球装置によってスポンジボールを射出する場合、アームが回転すると軽量なスポンジボールは転がらずに球受部の表面を摺動する。その場合、射出されたスポンジボールの軌道が定まらないという問題が生じる。 When practicing baseball, tennis, etc. indoors, it is desirable to use a lightweight sponge ball rather than a heavy ball such as a hard ball or soft ball. When a sponge ball is ejected by a conventional arm-type throwing device, the lightweight sponge ball slides on the surface of the ball receiving portion without rolling when the arm rotates. In that case, there arises a problem that the trajectory of the injected sponge ball is not fixed.
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができるアーム式投球装置を提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a situation, The main objective is to provide the arm type | formula throwing apparatus which can solve the said subject.
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様のアーム投球装置は、投球用のスポンジボールが載置される一対の平行なレールを有するアームと、前記アームを回転させることにより、遠心力により前記スポンジボールを前記レールに沿って転動させつつ射出する回転機構とを備え、前記レールは、前記アームの基端部から先端部にかけて設けられており、前記回転機構は、前記スポンジボールを前記レールの全長にわたって転動させる。 In order to solve the above-described problem, an arm throwing device according to one aspect of the present invention includes an arm having a pair of parallel rails on which a sponge ball for pitching is placed, and rotating the arm to perform centrifugation. A rotation mechanism that ejects the sponge ball while rolling along the rail by force , and the rail is provided from the base end portion to the tip end portion of the arm, and the rotation mechanism Is rolled over the entire length of the rail .
上記態様において、前記レールは、前記スポンジボールの直径の1/3以上の長さを有してもよい。 In the above aspect, the rail may have a length of 1/3 or more of the diameter of the sponge ball.
上記態様において、前記アームは、一方向に長い半筒状部材を有しており、前記レールは、前記半筒状部材の前記一方向にそれぞれ延びた線状の両端縁であってもよい。 In the above aspect, the arm may include a semi-cylindrical member that is long in one direction, and the rail may be linear end edges extending in the one direction of the semi-cylindrical member.
上記態様において、前記半筒状部材は、複数の肉抜き孔を有してもよい。 In the above aspect, the semi-cylindrical member may have a plurality of lightening holes.
本発明によれば、軽量なスポンジボールを適切に射出することができる。 According to the present invention, a lightweight sponge ball can be appropriately injected.
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, each embodiment shown below illustrates the method and apparatus for actualizing the technical idea of this invention, Comprising: The technical idea of this invention is not necessarily limited to the following. Absent. The technical idea of the present invention can be variously modified within the technical scope described in the claims.
図1は、本実施の形態に係るアーム式投球装置の構成を示す正面図であり、図2はその側面図である。以下、スポンジボールの射出方向を「前方」、その反対方向を「後方」、後方を向いたときの右方向を「右方」、左方向を「左方」という。 FIG. 1 is a front view showing a configuration of an arm-type pitching device according to the present embodiment, and FIG. 2 is a side view thereof. Hereinafter, the injection direction of the sponge ball is referred to as “front”, the opposite direction is referred to as “rear”, the right direction when facing rearward is referred to as “right”, and the left direction is referred to as “left”.
本実施の形態に係るアーム式投球装置100は、アーム200と、回転機構300とを備えている。アーム200は、射出されるスポンジボール400を載置することができる。回転機構300は、アーム200を回転させる。アーム200が回転することにより生じる遠心力によってスポンジボール400が前方に射出される。以下、アーム式投球装置100の構成を詳細に説明する。
The arm-
図3及び図4は、アームの平面図及び側面図である。アーム200は、半筒状部材210と、クランク220とを有している。半筒状部材210は、断面形状がV字状をなしており、一方向に長く形成されている。半筒状部材210の長手方向に延びる両端縁、即ち、V字の開放側の2つの先端部分はスポンジボール400が転動するレール211とされる。レール211の長さはスポンジボール400の直径の1/3以上とされる。半筒状部材210は、V字の屈曲部分の両側それぞれに矩形の肉抜き孔212が長手方向に列状に並べて設けられており、全体として格子状に形成されている。さらに詳細に説明すると、半筒状部材210は、2つの棒状のレール部材213と、同じく棒状の中心部材214とが互いに平行に配置され、レール部材213と中心部材214との間を渡すように棒状の梁部材215が等間隔を隔てて複数設けられる。一方のレール部材213と中心部材214とを含む平面と、他方のレール部材213と中心部材214とを含む平面とが約90度で交差するように、レール部材213及び中心部材214は設けられる。1つのレール部材213、中心部材214、及び隣り合う2つの梁部材215によって囲まれる空間が、肉抜き孔212である。
3 and 4 are a plan view and a side view of the arm. The
なお、肉抜き孔212の形状は矩形に限られず、丸形、楕円型、三角形その他の多角形型等であってもよい。また、肉抜き孔212を設けず、2つの平板をV字状に結合したような構成の半筒状部材210とすることもできる。肉抜き孔212を設けることで、半筒状部材210を軽量化し、アーム200を回転させたときに生じる空気抵抗を軽減することができる。また、半筒状部材210の断面形状はV字状に限られず、U字状、C字状、コ字状等の他の凹形状としてもよい。
The shape of the
クランク220は、半筒状部材210の基端側に設けられている。クランク220の一端側にはワンウェイクラッチ221が設けられており、このワンウェイクラッチ221が回転機構300の出力軸に接続される。クランク220の他端には接続孔222が設けられている。かかるクランク220は、その長手方向、即ち、ワンウェイクラッチ221と接続孔222とを結ぶ方向が、半筒状部材210の長手方向に対して直交するように、半筒状部材210の基端側に固定されている。また、半筒状部材210とクランク220との90度をなす角部には、補強部材230が設けられ、この補強部材230によって半筒状部材210とクランク220とが連結されている。
The
図1及び図2を参照する。回転機構300は、モータ(図示せず)と、歯車、ベルト、チェーン等による変速機(図示せず)とを有している。変速機は出力軸を有しており、この出力軸はアーム200のワンウェイクラッチ221が接続される。アーム200は、回転機構300により、右側から見たときに反時計回り(図2における矢印方向)の方向(以下、「回転方向」という)に回転される。ワンウェイクラッチ221は、アーム200の回転方向への回転を制限せず、その反対方向への回転を制限する。これにより、出力軸の回転方向への回転力が、ワンウェイクラッチ221を介してアーム200に伝達され、アーム200が回転方向に回転する。
Please refer to FIG. 1 and FIG. The
上記のようなアーム200及び回転機構300は、架台500に取り付けられる。また、架台500には、電源となる電池が収容された電池ボックス550が取り付けられている。
The
クランク220の接続孔222(図4参照)にはリンク240の一端が接続されており、このリンク240の他端にはバネ250の一端が接続されている。バネ250の他端は架台500に固定された接続具510に接続されている。
One end of a
また、架台500には、射出されるスポンジボール400が置かれるボール載置部520が設けられている。ボール載置部520は、一方の短辺部分が欠落した長方形の枠体521を有し、枠体521の短辺の長さ(幅)はアーム200の幅より若干大きくなっている。図5は、本実施の形態に係るアーム式投球装置100におけるボール載置部520の構成を示す斜視図である。なお、図5では、架台500の一部を省略している。枠体521は、回転機構300の出力軸310の後方において、開放側が前方、閉塞側(短辺部分側)が後方となるように長手方向を前後方向として水平に配置されている。また、回転するアーム200と干渉しないように、枠体521は、その短辺部分が、後方に延びた状態のアーム200よりも後方に位置するよう取り付けられる。つまり、アーム200が回転するとき、半筒状部材210が枠体521の内側空間を通過する。
In addition, the
また、ボール載置部520は、枠体521の右側の長辺部分の前端に立設されたボール受け部522を有している。アーム式投球装置100の左側には、スポンジボールを供給するボール供給装置が取り付けられ、このボール供給装置からスポンジボール400がボール載置部520に供給される。ボール受け部522は、スポンジボール400の形状に合わせた曲率で湾曲しており、その湾曲部分でスポンジボール400を受ける。また、湾曲部分は枠体521に連なるように下方に傾斜しており、湾曲部分で受け止められたスポンジボール400は傾斜に沿って枠体521へと導かれる。枠体521の2つの長辺部分は、スポンジボール400の直径より短い距離で離隔しており、枠体521へと導かれたスポンジボール400は2つの長辺部分の最も前側の部位で支えられる。
Further, the
図6は、ボール供給装置が取り付けられたアーム式投球装置の構成を示す正面図である。なお、図6においてバネ250は省略されている。図6を参照して、ボール供給装置の構成を説明する。ボール供給装置600は、レール700と、ボール送り機構800とを有している。レール700は、アーム式投球装置100に供給されるスポンジボール400をボール送り機構800に案内する案内路であり、ボール送り機構800は、レール700によって案内されたスポンジボール400を1つずつアーム式投球装置100に送り出す。
FIG. 6 is a front view showing a configuration of an arm-type pitching device to which a ball supply device is attached. In FIG. 6, the
アーム式投球装置100の回転機構300の上方には、スポンジボール400を保持するボール保持部530が設けられている。ボール保持部530は、スポンジボール400の形状に適合した凹状に形成されており、スポンジボール400を収容するように保持することができる。レール700は、このボール保持部530から左斜め上方に延びるように設けられている。レール700は、断面視において半円状をなす半筒状に形成されており、レール700の断面視半円状の凹部は、スポンジボール400の直径と同程度又は若干大きい直径を有している。レール700には、スポンジボール400は、このレール700を一列に並べるように複数載置することができる。レール700に載置されたスポンジボール400は、レール700の傾斜に沿って右斜め下方に移動し、ボール保持部530に導かれる。
Above the
図7は、ボール送り機構800の構成を示す背面図である。ボール送り機構800は、レール700から送られたスポンジボール400をボール保持部530で停止させ、また、ボール保持部530において停止したスポンジボール400をボール載置部520に送り出す。かかるボール送り機構800は、スライダクランク機構等の回転運動を直線運動に変換する運動変換機構810と、スポンジボール400を送り出すための送出部材820とを有している。回転機構300の出力軸310は、アーム200側、即ち右側だけでなく、その反対側(左側)にも突出している(図5参照)。出力軸310の左側に突出した部分は、運動変換機構810に接続されている。運動変換機構810には送出部材820が接続されており、送出部材820は運動変換機構810によって上下方向に往復運動を行う。
FIG. 7 is a rear view showing the configuration of the
送出部材820は、レール700からボール保持部530に送り込まれるスポンジボール400を停止させるストッパ821と、ボール保持部530に保持されたスポンジボール400を突き上げる突上部822とを有している。ストッパ821と突上部822とは一体化されており、送出部材820が構成されている。送出部材820には上下に延びる2つのガイド孔823,824が設けられており、ガイド孔823には架台500に固定して設けられたピン541が、ガイド孔824には同じくピン542が挿入されている。これにより、送出部材820は、その移動方向が上下方向に規制される。
The
図8は、スポンジボール400を停止させた状態の送出部材820を示す正面断面図であり、図9は、スポンジボール400を送り出す状態の送出部材820を示す正面断面図である。ストッパ821は、前後方向に延びる棒状をなしている。図8に示すように、送出部材820が移動範囲の下限に位置するとき、ストッパ821はボール保持部530に保持されたスポンジボール400の上端よりも低い位置にある。これにより、ボール保持部530からボール載置部520側、即ち右側にスポンジボール400が移動しようとする場合に、スポンジボール400がストッパ821に当接し、スポンジボール400がボール保持部530で停止する。
8 is a front sectional view showing the
図8及び図9に示すように、ボール保持部530の球面凹状面の最も低い部位よりも若干左側の部位には貫通孔531が開設されている。突上部822は、上下方向に延びる棒状をなしており、貫通孔531に位置付けられる。図8に示すように、送出部材820が移動範囲の下限に位置するとき、突上部822の上端はボール保持部530の凹状面よりも下方に位置する。したがって、この場合にはボール保持部530に保持されたスポンジボール400が突上部822に接触することがなく、ボール保持部530によるスポンジボール400の保持が阻害されることがない。
As shown in FIGS. 8 and 9, a through
送出部材820は運動変換機構810により上方に移動される。これによってストッパ821がボール保持部530に保持されたスポンジボール400の上端よりも上方に移動し、スポンジボール400の移動規制が解除される。それと共に、図9に示すように、突上部822が貫通孔531を貫通して上方に移動し、スポンジボール400を下から突き上げる。貫通孔531はボール保持部530の凹状面の最も低い部位よりも左側に設けられているため、スポンジボール400の下部左側の位置が突上部822によって突き上げられる。これにより、スポンジボール400が右側に押し出され、ボール載置部520に送り出される。
The
次に、上記のようなボール供給装置付のアーム式投球装置の動作について説明する。まずユーザは、ボール供給装置600のレール700に一又は複数のスポンジボール400を載置する。スポンジボール400はレール700の傾斜に沿って移動する。このとき、最初のスポンジボール400は、ボール保持部530に移動する。送出部材820は移動範囲の下限位置にあり、当該スポンジボール400はストッパ821に当接してボール保持部530の凹面に収まるように停止する(図8参照)。
Next, the operation of the above-described arm-type pitching device with a ball supply device will be described. First, the user places one or
回転機構300のモータが回転することで、送出部材820が上昇する(図9参照)。これにより、ボール保持部530に保持されたスポンジボール400からストッパ821が離れ、それと共に突上部822が上昇する。突上部822は、スポンジボール400の最も低い部位よりも若干左側の部位を突き上げ、これによってスポンジボール400がボール保持部530から右方に送り出される。
As the motor of the
上記のように送出部材820はストッパ821及び突上部822においてスポンジボール400に接触する。ストッパ821にはレール700に載置されたスポンジボール400の重さのみでスポンジボール400が接触するため、ストッパ821がスポンジボール400に強く押し付けられることがない。しかも、ストッパ821のうち、スポンジボール400に接触する部位の大きさは非常に小さい。したがって、ストッパ821とスポンジボール400との間で生じる摩擦が最小限に抑えられ、静電気の発生が抑制される。また、突上部822は上昇することでスポンジボール400に接触するが、スポンジボール400は拘束されておらず自由に移動できるため、突上部822が接触すると上方に逃げ、突上部822がスポンジボール400に強く押し付けられることがない。しかも、突上部822はその先端の非常に小さい部位のみでスポンジボール400に接触する。したがって、突上部822とスポンジボール400との間においても摩擦が最小限に抑えられ、静電気の発生が抑制される。
As described above, the
上記のようにしてボール供給装置600からボール載置部520にスポンジボール400が供給される。ボール載置部520では、ボール保持部530から移動したスポンジボール400がボール受け部522によって受け止められ、枠体521の2つの長辺部分によって支持される。
As described above, the
また、送出部材820は再度下降し、後続するスポンジボール400をストッパ821がボール保持部530で停止させる。回転機構300によって、上記の動作が繰り返し行われ、スポンジボール400が1つずつアーム式投球装置100に供給される。
Further, the
アーム200及び運動変換機構810はいずれも回転機構300のモータの出力軸に連結され、当該モータによって駆動される。したがって、アーム200の回転運動と送出部材820の往復運動は同期しており、アーム200の1回転が送出部材820の1往復に対応する。上記のようにしてボール載置部520にスポンジボール400が送り出される時点において、ボール保持部530からのスポンジボール400の移動経路上にアーム200がないように、アーム200の回転運動と送出部材820の往復運動のタイミングが調整される。具体的には、アーム200がボール載置部520の位置にある水平状態のときのアーム200の回転角度を0度とすると、送出部材820が移動範囲の上限に位置している時点で、アーム200の回転角度が90度以上360度未満の範囲に設定される。スポンジボール400がボール載置部520に移送された直後は、スポンジボール400に振動が生じ、位置が安定していない。このため、アーム200がスポンジボール400に接触する前に、スポンジボール400の位置を安定させるため、振動が減衰する時間を設けることが好ましい。この振動の減衰時間を考慮すれば、送出部材820が移動範囲の上限に位置している時点で、アーム200の回転角度を90度以上270度以下の範囲内に設定することがより好適である。
Both the
回転機構300は、アーム200を回転させる。半筒状部材210の長手方向に対してクランク220の長手方向は90度の角度をなしており、クランク220の先端(リンク240との接続端)が下方を向いているとき、半筒状部材210の先端は前方を向いている(つまり、アーム200の回転角度が180度)。クランク220の先端はバネ250によって下方に付勢されているが、アーム200はワンウェイクラッチ221によって回転方向とは反対方向への回転が制限されているため、クランク220の先端を下限位置から上昇させるように回転機構300がアームを回転させると、バネ250による付勢力が増大する。回転機構300はこの付勢力に抗してアーム200を回転させ、クランク220の先端が上方を向くとき、バネ250による付勢力は最大となる。このとき、半筒状部材210はボール載置部520の枠体521の内部で水平状態となっており、レール211がスポンジボール400に接触する。回転機構300がアーム200をさらに回転させると、スポンジボール400がレール211に載置された状態となる。これと共に、クランク220の先端が前側に移動し、バネ250によってアーム200が回転方向に付勢される。この方向の回転はワンウェイクラッチ221によって制限されないため、アーム200が回転方向に高速に回転される。
The
アーム200が高速回転されると、遠心力によってスポンジボール400がレール211上を基端側から先端側へと半径方向外側へ向けて転動する。スポンジボール400は、2本の線状のレール211に接触しており、それぞれの接触部位の大きさは非常に小さいため、各接触部位におけるスポンジボール400からの圧力は一定以上の大きさとなる。したがって、スポンジボール400がレール211上を滑ることが防止され、確実に転動する。このため、スポンジボール400とレール211との間の摩擦が最小限に抑えられ、静電気の発生が抑制される。
When the
レール211の長さはスポンジボール400の直径の1/3以上とされており、このレール211の全長にわたって転動する。これにより、スポンジボール400に十分な回転力が付与される。スポンジボール400は、遠心力によりレール211の先端に到達した後、スピンが付加された状態で前方へ向けて射出される。このように、十分な回転力が付与された後にスポンジボール400が射出されることによって、射出されたスポンジボール400の軌道が安定する。よって、野球のバッティング練習等に適したスポンジボール400の軌道を得ることができる。また、スポンジボール400に揚力が作用し、遠投が可能になるという効果も得られる。
The length of the
バネ250によって、クランク220の先端が下方を向くまでアーム200が回転方向に高速回転する。その後、回転機構300がアーム200をさらに回転方向に回転させ、次のスポンジボール400を同様の投球動作によって射出する。
The
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態においては、アーム200が半筒状部材210を有し、この半筒状部材210の線状の両端縁部をレール211とする構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、2本のワイヤ又は棒状の部材を平行に配置してレールとすることもできる。また、レール211の表面に凹凸構造を設けるようにしてもよい。これにより、スポンジボール400がレール211上を滑ることがより一層防止され、スポンジボール400をより確実に転動させることができる。
(Other embodiments)
In the embodiment described above, the
本発明のアーム式投球装置は、野球、テニス等の球技の練習等に使用されるアーム式投球装置として有用である。 The arm-type pitching device of the present invention is useful as an arm-type pitching device used for practicing ball games such as baseball and tennis.
100 アーム式投球装置
200 アーム
210 半筒状部材
211 レール
212 肉抜き孔
220 クランク
221 ワンウェイクラッチ
250 バネ
300 回転機構
400 スポンジボール
500 架台
520 ボール載置部
600 ボール供給装置
700 レール
800 ボール送り機構
810 運動変換機構
820 送出部材
821 ストッパ
822 突上部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記アームを回転させることにより、遠心力により前記スポンジボールを前記レールに沿って転動させつつ射出する回転機構と
を備え、
前記レールは、前記アームの基端部から先端部にかけて設けられており、
前記回転機構は、前記スポンジボールを前記レールの全長にわたって転動させる、
アーム式投球装置。 An arm having a pair of parallel rails on which a sponge ball for throwing is placed;
A rotation mechanism that rotates the arm to inject the sponge ball while rolling along the rail by centrifugal force ; and
The rail is provided from the base end portion to the tip end portion of the arm,
The rotating mechanism rolls the sponge ball over the entire length of the rail;
Arm-type throwing device.
請求項1に記載のアーム式投球装置。 The rail has a length of 1/3 or more of the diameter of the sponge ball.
The arm-type pitching device according to claim 1.
前記レールは、前記半筒状部材の前記一方向にそれぞれ延びた線状の両端縁である、
請求項1又は2に記載のアーム式投球装置。 The arm has a semi-cylindrical member that is long in one direction,
The rail is a linear end edge extending in the one direction of the semi-cylindrical member,
The arm-type pitching device according to claim 1 or 2.
請求項3に記載のアーム式投球装置。 The semi-cylindrical member has a plurality of lightening holes,
The arm-type pitching device according to claim 3.
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