JP6579278B2 - 位置推定装置及び位置推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は移動体の位置推定装置及び位置推定方法に関し、特には、移動体から発せられる電波の複数の固定局における受信強度に基づいて当該移動体の位置を推定する技術に関する。
位置が既知である複数の固定局のそれぞれから移動体までの距離を測定し、測定された距離に基づいて当該移動体の位置を特定する、3辺測量と呼ばれる技術がある。
図1は、3辺測量の基本的な考え方を説明する図である。図1に示されるように、3辺測量では、固定局a、固定局b、固定局cを中心とし、かつ固定局a、固定局b、固定局cから移動体までの距離d、距離d、距離dを半径とする3つの円(以下、存在円と言う)の交点を、移動体の推定位置として特定する。
図2は、実際的な3辺測量での存在円の一例を示す図である。図2に示されるように、実際的な3辺測量では、誤差を含む距離d’、距離d’、距離d’が用いられるため、3つの存在円は1点で交わらない。そのため、移動体の推定位置を1点に特定するための別の考え方が必要になる。
従来、実際的な3辺測量において移動体の位置を1点に特定するための、いくつかの方法が提案されている(例えば、非特許文献1)。
図3は、非特許文献1に開示されている、質量−ばねモデルの基本的な考え方を説明する図である。図3に示されるように、質量−ばねモデルでは、距離d’、距離d’、距離d’を自然長とする仮想的なばねa、ばねb、ばねcで、固定局a、固定局b、固定局cと仮想的な質点とを、それぞれ接続してなる力学系を設定する。当該質点の位置は、移動体の位置に対応する。そして、当該力学系において、ばねの釣り合い位置を求め、求めた釣り合い位置を移動体の推定位置とする。
図4は、非特許文献1の質量−ばねモデルで用いられるばねa、ばねb、ばねcの特性を示すグラフであり、ばね長lと弾性力Fとの関係を表している。図4に示されるように、非特許文献1では、ばねa、ばねb、ばねcの特性を、縮んだ状態でのばね定数と伸びた状態でのばね定数とが等しい線形特性としている。なお、質点の質量は適宜設定される。
非特許文献1では、固定局a、固定局b、固定局cから移動体までの距離を、電波の往復時間RTOF(Round−trip Time−of−flight)で測定している。また、質量−ばねモデルに適宜の粘性抵抗を導入して質点の減衰振動を記述した運動方程式の数値解を逐次計算により算出することにより、ばねの釣り合い位置を求めている。
図4に示されるように、非特許文献1の質量−ばねモデルでは、ばねa、ばねb、ばねcは、それぞれの自然長と、逐次計算の各時点での長さ(つまり、固定局a、固定局b、固定局cと質点の現在位置との距離)との差に比例した弾性力Fを質点に及ぼす。質点の現在位置は、質点の質量、ばねa、ばねb、ばねcの弾性力の合力、及び粘性抵抗に基づいて逐次更新され、計算の繰り返しとともに釣り合い位置へ移動する。
その結果、距離d’、距離d’、距離d’が誤差を含む場合でも、移動体の推定位置は、ばねa、ばねb、ばねcの釣り合い位置に特定される。
なお、本明細書において、ばねの釣り合い位置は、ばねの合力が厳密に0になる点には限定されない。実用的な一例では、ばねの合力が所定のしきい値以下となる質点の位置であってもよく、当該しきい値は、質点の位置を算出する逐次計算の打ち切り(収束判断)条件を定めてもよい。
Silvan Wehrli and Heinz Jackel, "Comparison of Positioning Algorithms for a RTOF Radar System based on Multipath Simulations", 2011 International conference on indoor positioning and indoor navigation, http://ipin2011.dsi.uminho.pt/PDFs/Shortpaper/46_Short_Paper.pdf, (2016年9月3日にアクセス).
非特許文献1の質量−ばねモデルにおいて推定される移動体の位置の精度は、各固定局で測定される移動体までの距離の精度に依存する。
例えば、非特許文献1に記載されているRTOFなど、比較的正確な距離を安定的に測定できる測距方法を用いる場合、移動体の位置は良好かつ安定的に推定される。
これに対し、例えば移動体から発せられる電波(例えばビーコン)の受信強度に基づいて移動体までの距離を測定するといった、簡便ではあるが測定誤差が大きい測距方法を用いる場合、移動体の位置を安定的に推定できないことがある。
そこで、本発明は、複数の固定局における、移動体から発せられる電波の受信強度に基づいて、当該移動体の位置を安定的に推定できる位置推定装置及び位置推定方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る位置推定装置は、複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された移動体からの電波の受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離に応じた自然長を有し、かつ縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有する仮想的なばねで、前記受信器と仮想的な可動点とを接続してなる力学系において、前記ばねが釣り合う前記可動点の位置を、前記移動体の推定位置として算出する計算器を備える。
電波の受信強度に基づいて固定局から移動体までの距離を測定するとき、例えば障害物やフェージングなどにより、特定の固定局における電波の受信強度が本来の受信強度から著しく低下することがある。この場合、測定される移動体までの距離が実際の距離より著しく長くなり、当該固定局に接続されるばねに長過ぎる自然長が設定されることで、ばねの釣り合い位置に大きな誤差が生じる。
これに対し、前述の構成によれば、縮んだ状態でのばね定数と伸びた状態でのばね定数とが等しい従来構成と異なり、縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有するばねを用いている。つまり、当該ばねが伸びようとする力(反発力)は縮もうとする力(収縮力)に比べて弱い。そのため、特定の固定局での電波の受信強度が著しく低下し当該固定局に接続されるばねに長すぎる自然長が設定された場合でも、当該ばねに生じる反発力は弱められ、ばねの釣り合い位置に生じる誤差が縮小される。
その結果、移動体から発せられる電波の複数の固定局における受信強度に基づいて当該移動体の位置を安定的に推定できる位置推定装置が得られる。
また、前記計算器は、前記複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された前記受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離を前記受信器に接続されたばねの自然長とし、前記ばねのばね定数を、前記ばねの長さが前記自然長より長いとき正値とし、前記自然長以下のとき実質的に0としてもよい。
この構成によれば、前記ばねには実質的な反発力が生じないので、特定の固定局での電波の受信強度が著しく低下し当該固定局に接続されるばねに長すぎる自然長が設定された場合でも、当該ばねには反発力が生じない。その結果、ばねの釣り合い位置に著しい誤差が生じることがなくなり、移動体の位置を安定的に推定できる位置推定装置が得られる。
また、前記計算器は、前記複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された前記受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離から所定値を減じた距離を前記受信器に接続されたばねの自然長とし、前記ばねのばね定数を、前記ばねの長さが前記自然長より長いとき正値とし、前記自然長以下のとき実質的に0としてもよい。
また、前記正値は、前記ばねの長さが前記測定された距離より長いとき第1の正値であり、前記自然長より長くかつ前記測定された距離以下のとき前記第1の正値より小さい第2の正値であってもよい。
測定される移動体までの距離には、障害物やフェージングなどによる著しい誤差が生じていない場合であっても、通常の誤差は含まれている。各受信器から移動体までの距離が実際の距離より長く測定された場合、各受信器を中心とし移動体までの距離を半径とする存在円は互いに重なり合う。移動体は存在円が重なり合う重複領域の内部に位置する可能性が高いが、前記ばねに実質的な反発力が生じないとした場合、ばねの釣り合い位置は当該重複領域の輪郭上に求まり、当該重複領域の内部でばねの釣り合い位置を求めることができない。
これに対し、前述の構成によれば、前記ばねの自然長を、測定された移動体までの距離から前記所定値を減じた大きさに縮小するので、前記ばねは、存在円の重複領域内においても収縮力を発揮する。そのため、前記所定値に応じて、距離の測定誤差が通常程度のとき、存在円の重複領域内で釣り合い位置を求めることができる。他方、距離の測定誤差が著しく大きいとき、長すぎる自然長が設定されたばねによって生じる反発力を無効化し、ばねの釣り合い位置に生じる著しい誤差を回避できる。
また、前記計算器は、前記複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された前記受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離を前記受信器に接続されたばねの自然長とし、前記ばねのばね定数を、前記ばねの長さが前記自然長から所定値を減じたしきい値より長いとき正値とし、前記しきい値以下のとき実質的に0としてもよい。
この構成によれば、前記ばねは、自然長から前記しきい値の長さに縮むまでは、伸びた状態でのばね定数と同一のばね定数に従って反発力を生じ、かつ、前記しきい値の長さになると実質的な反発力を失う。そのため、前記しきい値に応じて、距離の測定誤差が通常の程度のとき、従来技術と同一の釣り合い位置を求めることができる。他方、距離の測定誤差が著しく大きいとき、長すぎる自然長が設定されたばねによって生じる反発力を無効化し、ばねの釣り合い位置に生じる著しい誤差を回避できる。
また、前記計算器は、前記力学系における前記可動点の減衰振動を記述した運動方程式の数値解を逐次計算により算出してもよい。
この構成によれば、慣用の計算方法に従ってばねの釣り合い位置を求めることができる。
また、本発明の一態様に係る位置推定方法は、複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された移動体からの電波の受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離に応じた自然長を有し、かつ縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有する仮想的なばねで、前記受信器と仮想的な可動点とを接続してなる力学系において、前記ばねが釣り合う前記可動点の位置を、前記移動体の推定位置として算出する。
この構成によれば、縮んだ状態でのばね定数と伸びた状態でのばね定数とが等しい従来構成と異なり、縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有するばねを用いている。つまり、当該ばねが伸びようとする力(反発力)は縮もうとする力(収縮力)に比べて弱い。そのため、特定の固定局での電波の受信強度が著しく低下し当該固定局に接続されるばねに長すぎる自然長が設定された場合でも、当該ばねに生じる反発力は弱められ、ばねの釣り合い位置に生じる誤差が縮小される。
その結果、移動体から発せられる電波の複数の固定局における受信強度に基づいて当該移動体の位置を安定的に推定できる位置推定方法が得られる。
本発明に係る位置推定装置及び位置推定方法によれば、移動体から発せられる電波の複数の固定局における受信強度に基づいて当該移動体の位置を安定的に推定できる位置推定装置及び位置推定方法が得られる。
図1は、3辺測量の基本的な考え方を説明する図である。 図2は、実際的な3辺測量における存在円の一例を示す図である。 図3は、従来の質量−ばねモデルの基本的な考え方を説明する図である。 図4は、従来の質量−ばねモデルで用いられるばねの特性を示すグラフである。 図5は、位置推定装置が設置される施設の一例を示す概念図である。 図6は、実施の形態1に係る位置推定装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図7は、実施の形態1に係る位置推定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、電波の受信強度に基づく距離測定の考え方を説明するグラフである。 図9は、従来の質量−ばねモデルに対する測距誤差の影響を説明する図である。 図10は、実施の形態1に係るばね特性の一例を示すグラフである。 図11は、実施の形態1に係る位置推定の効果を説明する図である。 図12は、実施の形態1の変形例に係るばね特性の一例を示すグラフである。 図13は、重なり合う存在円の一例を示す図である。 図14は、実施の形態2に係るばね特性の一例を示すグラフである。 図15は、実施の形態2に係る位置推定の効果を説明する図である。 図16は、実施の形態2の変形例に係るばね特性の一例を示すグラフである。 図17は、実施の形態3に係るばね特性の一例を示すグラフである。 図18は、実施の形態4に係る位置推定装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面に示される構成要素の大きさ又は大きさの比は、必ずしも厳密ではない。
(実施の形態1)
実施の形態に係る位置推定装置は、互いに異なる既知の位置に設置された複数の受信器で移動体から発せられる電波の受信強度を測定し、測定された受信強度に基づいて当該移動体の位置を推定する装置である。
図5は、位置推定装置が設置される施設の一例を示す概念図である。図5に示されるように、施設内において位置を検知したい移動体20に、ビーコンを送出する発信器が取り付けられる。また、施設内のあらかじめ定められた位置に、位置推定装置を構成する固定局100a〜100fが設置される。
固定局100a〜100fは、図示していない通信ネットワークで互いに通信可能に接続されている。固定局100a〜100fの各々は、移動体20から発せられたビーコンの受信強度を測定する。そして、代表的な1つの固定局(例えば、固定局100a)が、当該通信ネットワークを介して、複数の固定局で測定された受信強度を表すデータを取得し、当該データで表される受信強度に基づいて移動体20の位置を推定する。
図6は、実施の形態1に係る位置推定装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図6では、簡明のため、位置推定装置10として、固定局100a、100b、100cのみを示し、また位置推定装置10とともに、移動体20及び通信ネットワーク30を示している。
移動体20には、ビーコン22を送出する発信器21が取り付けられる。
発信器21は、移動体20を識別する識別情報を含む無線信号であるビーコン22を、所定の送信強度で周期的に送出する。発信器21は、例えば、0.1秒〜1秒おきに、ビーコン22を送出してもよい。発信器21は、一例として、RFID(Radio Frequency Identifier)で用いられるアクティブRFタグであってもよい。また、Zigbee(登録商標)やBluetooth(登録商標) Low Energyといった、省電力性に優れた近距離無線通信規格に従ってビーコン22を送出する無線装置であってもよい。
固定局100a、100b、100cは、互いに同一の構成を有するため、以下では、固定局100aについてのみ説明する。固定局100b及び100cについては、以下で参照する符号の末尾に付した英字aを、それぞれb及びcと読み替える。
固定局100aは、受信器110a、通信器120a、及び計算器130aを有する。
受信器110aは、発信器21と互換の無線通信規格に従って動作する無線装置であり、発信器21から周期的に送出されるビーコン22を受信し、受信のつど、ビーコン22の受信強度を測定する。
通信器120aは、固定局100a、100b、100c同士を、通信ネットワーク30を介して互いに通信可能に接続する通信装置である。通信ネットワーク30は、有線及び無線の何れのネットワークであってもよく、通信器120aには、通信ネットワーク30に適した通信装置が用いられる。
通信器120aは、一例として、有線LAN(Local Area Network)に接続するネットワークアダプタであってもよい。また、Zigbee(登録商標)やBluetooth(登録商標) Low Energyといった、省電力性に優れた近距離無線通信規格に従って無線メッシュネットワークを構成する無線装置であってもよい。通信器120aが、ビーコン22用の無線通信規格と同一の無線通信規格に従って無線通信を行う場合、通信器120aと受信器110aとは、その一部又は全部を兼用してもよい。
計算器130aは、受信器110b、110cで測定されたビーコン22の受信強度を、通信器120aを介して取得し、取得した受信強度と受信器110aで測定したビーコン22の受信強度とに基づいて、移動体20の位置を推定する。
計算器130aは、一例として、プロセッサ、メモリ、入出力ポートなどを有するワンチップマイコンであってもよい。計算器130aは、ビーコン22の受信強度の取得及び移動体20の位置の推定を、メモリに記録されているプログラムをプロセッサが実行することにより果たされるソフトウェア機能によって行ってもよい。
次に、上記のように構成される位置推定装置10の動作について説明する。
位置推定装置10では、受信器110a、110b、110cの各々が、ビーコン22の受信強度に基づいて移動体20までの距離を測定する。そして、受信器ごとの仮想的なばねで受信器110a、110b、110cと仮想的な可動点とを接続してなる力学系において、当該ばねが釣り合う当該可動点の位置を、移動体20の推定位置として算出する。
位置推定装置10において、当該力学系は、例えば、当該ばねの位置エネルギーを表す数式、当該可動点の減衰振動を記述する運動方程式、当該数式また当該方程式を評価するための計算手順といった態様で表現される。これらの数式、方程式、及び計算手順は、ばねの自然長、ばね定数などのパラメータを含み、例えば、計算器130aのメモリに保持される。
位置推定装置10では、受信器ごとのばねが、当該受信器で測定された距離に応じた自然長を有しかつ縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有することを特徴とする。位置推定装置10で用いる力学系は、図3、図4に示される非特許文献1の質量−ばねモデルと比べて、ばねの接続の態様において同一であり、ばねが、縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有する点で相違する。
図7は、位置推定装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図7では、移動体の推定位置として、上述の力学系におけるばねの釣り合い点を逐次計算により求める例を示している。
可動点の現在位置を初期位置に設定する(S101)。初期位置は任意であり、例えば、固定局100a、100b、100cの何れからも等距離にある点を初期位置としてもよい。
ビーコン22の受信強度を取得する(S102)。受信器110a、110b、110cは、発信器21から送出されたビーコン22を一斉に受信し、ビーコン22の受信強度を測定する。ビーコン22の受信強度は、一例として、RSSI(Received Signal Strength Indicator)と呼ばれる数値で表される。計算器130aは、受信器110a、110b、110cの各々から、直接又は通信器120aを用いて、ビーコン22の受信強度を取得する。
ばねの自然長を設定する(S103)。具体的に、受信器110a、110b、110cの各々から移動体20までの距離が、ビーコン22の受信強度に基づいて測定され、ばねごとの自然長が、当該ばねが接続されている受信器で測定された距離に応じた長さに設定される。なお、ばねの自然長を設定するとは、具体的には、上述の数式、方程式、及び計算手順などに含まれるばねの自然長を表すパラメータを設定することである。
ここで、電波の受信強度に基づく距離測定の考え方、及び従来の質量−ばねモデルが受ける測距誤差の影響について説明する。
図8は、電波の受信強度に基づく距離測定の考え方を説明するグラフである。図8では、横軸を受信器から発信器までの距離とし、縦軸を当該発信器から所定の送信強度で送出されたビーコンの当該受信器における受信強度(RSSI)として、距離と受信強度の理論値との関係の一例を示している。
図8に示されるように、例えば、RSSIの測定値−65dBmに基づいて、発信器までの距離d’は約3mと評価される。しかしながら、発信器が同じ位置にあっても、障害物やフェージングなどにより、RSSIの測定値が著しく低下することがある。例えば、RSSIの測定値が−75dBmに低下すると、発信器までの距離d”は約10mと評価され、大きな測距誤差が生じる。
図9は、従来の質量−ばねモデルに対する測距誤差の影響を説明する図である。図9の例は、図3の釣り合い状態において固定局aでのRSSIの測定値が低下し、ばねaに著しく長い自然長d”が設定された場合を想定している。ばねaに長すぎる自然長が設定されることで、ばねaは押し縮められた過渡的な状態となり(図示せず)、図4に示されるばね特性に従って大きな反発力を生じる。その結果、ばねの釣り合い位置は図9の下方へ押し出され、移動体の推定位置に大きな誤差が生じる。
そこで、位置推定装置10では、縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有するばねを用いる。
図10は、実施の形態1に係るばね特性の一例を示すグラフである。図10の例によれば、ばねごとに、次のばね特性が設定される。すなわち、受信器ごとに測定された受信強度に基づく当該受信器から移動体までの距離dを当該受信器に接続されたばねの自然長lとする。また、当該ばねのばね定数を、ばねの長さが自然長lより長いとき正値k1とし、ばねの長さが自然長l以下のとき実質的に0とする。ばね特性は、ばねごとに、例えば関数や数表の態様で、計算器130aに保持される。
再び図7を参照して、図10のばね特性に基づく位置推定装置10の動作について説明を続ける。
ばねの合力を算出する(S104)。ここで、ばねの合力とは、各ばねが現在長において発揮する弾性力をベクトル合成して得られるベクトル量である。各ばねの現在長は、当該ばねが接続されている固定局から可動点の現在位置までの距離である。各ばねが発揮する弾性力は、当該ばねのばね特性(図10)によって表されるばねの現在長に対応する弾性力である。
可動点の現在位置を更新する(S105)。ステップS104で算出したばねの合力の方向へ、可動点の現在位置を移動させる。
ステップS104〜ステップS105を繰り返すことで、可動点の現在位置は、ばねの釣り合い位置に近づく。ステップS104〜ステップS105では、具体的に、可動点の質量と粘性抵抗とを適宜導入して可動点の減衰振動を記述した運動方程式の数値解を逐次計算してもよい。
新たなビーコンが受信されると(S106でYES)、当該ビーコンの受信強度を取得し(S102)、ばねの自然長を再設定してから(S103)、ステップS104〜ステップS105を繰り返す。
図11は、位置推定装置10による位置推定の効果を説明する図である。図11に示されるように、例えば、固定局100aでのビーコンの受信強度が著しく低下することで、固定局100aに接続されるばねaに長すぎる自然長d”が設定され、ばねaが縮んだ状態になった場合でも、ばねaには反発力が生じない。その結果、ばねの釣り合い位置に著しい誤差が生じることがなくなり、移動体の位置を安定的に推定可能となる。
なお、この効果を得るために、ばね定数k2が厳密に0であることは必須ではない。
図12は、実施の形態1の変形例に係るばね特性の他の一例を示すグラフである。図12の例によれば、ばねの長さが自然長l以下のときのばね定数k2を、ばねの長さが自然長lより長いときのばね定数k1に比べて小さい正値(k2<k1)としている。ばね定数k2がばね定数k1に比べて小さいことで、固定局での電波の受信強度が著しく低下し当該固定局に接続されるばねに長すぎる自然長が設定された場合でも、当該ばねに生じる反発力は弱められ、ばねの釣り合い位置に生じる誤差が縮小される。
(実施の形態2)
測定される移動体までの距離には、障害物やフェージングなどによる著しい誤差が生じていない場合であっても、多少の誤差が常に含まれている。各受信器から移動体までの距離が実際の距離より若干長く測定された場合、各受信器を中心とし移動体までの距離を半径とする存在円は互いに重なり合う。
図13は、重なり合う存在円の一例を示す図である。移動体は存在円が重なり合う重複領域の内部に位置する可能性が高い。しかしながら、ばねが自然長よりも短いとき、ばねには実質的な反発力が生じないとすると、ばねの釣り合い位置は当該重複領域の輪郭上に求まり、当該重複領域の内部でばねの釣り合い位置を求めることができない。
そこで、実施の形態2では、測定される移動体までの距離から所定値を減じた距離をばねの自然長とする。
図14は、実施の形態2に係るばね特性の一例を示すグラフである。図14の例によれば、ばねごとに、次のばね特性が設定される。すなわち、受信器ごとに測定された受信強度に基づく移動体までの距離dから所定値eを減じた距離を当該受信器に接続されたばねの自然長lとする。また、当該ばねのばね定数を、ばねの長さが自然長lより長いとき正値k1とし、ばねの長さが自然長l以下のとき実質的に0とする。ばね特性は、ばねごとに、例えば関数や数表の態様で、計算器130aに保持される。
図15は、図14のばね特性を用いた位置推定の効果を説明する図である。図15に示されるように、ばねの自然長は、図14のばね特性に従って、測定された移動体までの距離d(つまり、存在円の半径)から所定値eを減じた大きさに縮小され、当該ばねは、存在円の内部であっても幅が所定値eの周縁領域では、収縮力を発揮する。
その結果、所定値eに応じて、距離の測定誤差が通常程度のとき、存在円の重複領域内で釣り合い位置を求めることができる。他方、距離の測定誤差が著しく大きいとき、長すぎる自然長が設定されたばねによって生じる反発力を無効化し、ばねの釣り合い位置に生じる著しい誤差を回避できる。
この効果を得るため、所定値eは、測定される移動体までの距離に含まれる通常の誤差の大きさに基づいて適宜決定される。具体的な一例として、所定値eは、固定局ごとに、当該固定局から最も近い固定局までの距離の1/10以上かつ1/2以下の定数としてもよい。
なお、上記では、ばねが自然長lより長いときのばね定数を単一の正値k1としたが、この例には限られない。ばね定数は、例えば、ばねの長さが測定された移動体までの距離dより長いときと当該距離d以下のときとで異なっていてもよい。
図16は、実施の形態2の変形例に係るばね特性の一例を示すグラフである。図16の例によれば、ばねが自然長lより長いときのばね定数を、ばねの長さが距離dより長いとき第1の正値k1aとし、自然長lより長くかつ距離d以下のとき第1の正値k1aより小さい第2の正値k1bとしている。
図16のばね特性によれば、存在円の内部でばねが発揮する収縮力を、存在円の外部でばねが発揮する収縮力より弱めることで、ばねの釣り合い位置を最適化することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、存在円の重複領域の内部でばねの釣り合い位置を求めることを可能にする他のばね特性について説明する。
図17は、実施の形態3に係るばね特性の一例を示すグラフである。図17の例によれば、ばねごとに、次のばね特性が設定される。すなわち、受信器ごとに測定された受信強度に基づく当該受信器から移動体までの距離dを当該受信器に接続されたばねの自然長lとする。また、ばねのばね定数を、ばねの長さが自然長l(=d)から所定値eを減じたしきい値d−eより長いとき正値k1とし、しきい値d−e以下のとき実質的に0とする。ばね特性は、ばねごとに、例えば関数や数表の態様で、計算器130aに保持される。
図17のばね特性によれば、ばねは、存在円の内部であっても幅が所定値eの周縁領域では、反発力を発揮する。
その結果、所定値eに応じて、距離の測定誤差が通常程度のとき、従来技術と同一の釣り合い位置を求めることができる。他方、距離の測定誤差が著しく大きいとき、長すぎる自然長が設定されたばねによって生じる反発力を無効化し、ばねの釣り合い位置に生じる著しい誤差を回避できる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、位置推定をサーバで行う位置推定装置について説明する。
図18は、実施の形態4に係る位置推定装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図18に示されるように、位置推定装置11は、図6の位置推定装置10にサーバ200を追加して構成される。
サーバ200は、通信器220及び計算器230を有する。
通信器220は、サーバ200と固定局100a、100b、100cとを、通信ネットワーク30を介して通信可能に接続する通信装置である。
計算器230は、受信器110a、110b、110cで測定されたビーコン22の受信強度を、通信器220を介して取得し、取得した受信強度に基づいて、移動体20の位置を推定する。
計算器230は、一例として、プロセッサ、メモリなどを、バスで接続してなる汎用のコンピュータ装置であってもよい。計算器230は、ビーコン22の受信強度の取得及び移動体20の位置の推定を、メモリに記録されているプログラムをプロセッサが実行することにより果たされるソフトウェア機能によって行ってもよい。
上記のように構成される位置推定装置11によっても、位置推定装置10と同様の位置推定を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態に係る位置推定装置及び位置推定方法について説明したが、本発明は、個々の実施の形態には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、例えば、各種施設における物品及び人員の位置の特定や、セルラーシステムにおける無線端末の位置の特定など、移動体の位置推定に広く利用できる。
10、11 位置推定装置
20 移動体
21 発信器
22 ビーコン
30 通信ネットワーク
100a〜100f 固定局
110a〜110c 受信器
120a〜120c 通信器
130a〜130c 計算器
200 サーバ
220 通信器
230 計算器

Claims (7)

  1. 複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された移動体からの電波の受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離に応じた自然長を有し、かつ縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有する仮想的なばねで、前記受信器と仮想的な可動点とを接続してなる力学系において、前記ばねが釣り合う前記可動点の位置を、前記移動体の推定位置として算出する計算器を備える位置推定装置。
  2. 前記計算器は、
    前記複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された前記受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離を前記受信器に接続されたばねの自然長とし、
    前記ばねのばね定数を、前記ばねの長さが前記自然長より長いとき正値とし、前記自然長以下のとき実質的に0とする、
    請求項1に記載の位置推定装置。
  3. 前記計算器は、
    前記複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された前記受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離から所定値を減じた距離を前記受信器に接続されたばねの自然長とし、
    前記ばねのばね定数を、前記ばねの長さが前記自然長より長いとき正値とし、前記自然長以下のとき実質的に0とする、
    請求項1に記載の位置推定装置。
  4. 前記正値は、前記ばねの長さが前記測定された距離より長いとき第1の正値であり、前記自然長より長くかつ前記測定された距離以下のとき前記第1の正値より小さい第2の正値である、
    請求項3に記載の位置推定装置。
  5. 前記計算器は、
    前記複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された前記受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離を前記受信器に接続されたばねの自然長とし、
    前記ばねのばね定数を、前記ばねの長さが前記自然長から所定値を減じたしきい値より長いとき正値とし、前記しきい値以下のとき実質的に0とする、
    請求項1に記載の位置推定装置。
  6. 前記計算器は、前記力学系における前記可動点の減衰振動を記述した運動方程式の数値解を逐次計算により算出する、
    請求項1から5の何れか1項に記載の位置推定装置。
  7. 複数の受信器の各々について、前記受信器で測定された移動体からの電波の受信強度に基づく前記受信器から前記移動体までの距離に応じた自然長を有し、かつ縮んだ状態において伸びた状態でのばね定数より小さいばね定数を有する仮想的なばねで、前記受信器と仮想的な可動点とを接続してなる力学系において、前記ばねが釣り合う前記可動点の位置を、前記移動体の推定位置として算出する、
    位置推定方法。
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