JP6578247B2 - 複圧式復水器 - Google Patents

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Description

本発明は複圧式復水器に関する。
蒸気タービン等を備えた発電プラントの発電効率は、復水器の真空度に密接に関連しており、復水器真空度を高真空に保つことが高効率運転を達成するために重要である。復水器真空度は冷却水の温度の影響を受ける。このため、内陸地に配置されて、河川や湖の水を冷媒として冷却水を冷却するクーリングタワーを使用する発電プラント等では、冷却水の温度が十分に低下せず、高真空度を保つことが難しい場合がある。
このような問題に対して、複圧式復水器を用いることで、復水器真空度を改善することが知られている。この方式は、低圧蒸気タービンが複数設置されるプラントにおいて、低圧蒸気タービンがその上部に配置された複数の復水器の蒸気室を各々区切り、各復水器を異なる真空度で運転するものである。本方式を採用した場合、単圧式復水器に比べて平均真空度が向上し、プラント効率が向上する。
ところで、複圧式復水器においては、高真空(低圧)の復水器におけるホットウェルに貯まった凝縮水の温度が、他の真空度の復水器における凝縮水の温度より低温となる。復水器から出た凝縮水は、熱交換器を用いて加熱されボイラーや原子炉へ送られるが、凝縮水が低温の場合、加熱に必要な例えば抽気蒸気量が増加してしまうので、プラント効率を低下させる要因となる。このため、低圧復水器の凝縮水を高圧復水器の比較的温度が高い蒸気で加熱し、比較的高温となってから下流側へ送る方式が採用されている。凝縮水加熱方法の一例としては、低圧復水器の凝縮水を一旦高圧復水器へ連絡管を介して移送し加熱する方法がある(例えば、非特許文献1参照)。
このように、凝縮水の加熱のために、異なる器内圧力の復水器の間に連絡管を設ける場合には、器内圧力の偏差分の水頭を連絡管に持たせる必要があるため、連絡管の縦方向に所定の長さ(高さ)を設ける必要がある。また、高圧復水器に導かれた凝縮水が十分加熱されてホットウェルに滴下するよう、高圧復水器にある連絡管の出口とホットウェル水面との距離(高さ)を確保する必要がある。
したがって、複圧式復水器は、単圧式復水器と比較して復水器の高さが増加することが知られている。復水器の高さが増加すると、復水器及び建屋の製造コストが影響を受けるため、復水器の高さの増加を抑制する対策として、加熱部の形状を工夫した複圧式復水器(多段圧復水器)がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−173768号公報
小島晨敬、「多段圧力復水器」、火力発電、社団法人火力発電技術協会、昭和45年10月、Vol.21、No.10、P23−P27
発電出力が大きい大容量発電プラントでは、一般に、原子炉やボイラーで発生する比較的多量な蒸気を発電エネルギへ変換するために、3基あるいはそれ以上の低圧蒸気タービンを設置する必要がある。このため、例えば、3基の低圧蒸気タービンに対して複圧式復水器を採用する場合には、高圧、中圧、低圧の3つの復水器が必要になる。
このような複圧式復水器では、各復水器の圧力に応じて、連絡管設置の高さを段階的にずらして配置する必要がある。従って高圧と低圧の2つの復水器からなる複圧式復水器に対して、復水器の高さは更に増加するという課題がある。
この様な課題に対して、特許文献1に記載の技術により、各復水器に設置される滴下部の形状を変更することで復水器高さの増加を抑制したとしても、連絡管の高さを確保することの必要性は変わらないので、この技術による復水器の高さ増加の抑制には限度が生じる。
本発明は上述した事柄に基づいてなされたものであって、その目的は、復水器を3基以上設置する大規模な大容量発電プラントにおいて、復水器の高さを抑制した複圧式復水器を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、大容量発電プラントに設けられ、3基以上の復水器の各々を異なる真空度で運転する複圧式復水器において、前記3基以上の復水器、器内圧力が最低圧の第1の復水器と、前記第1の復水器の次に器内圧力が低い第2の復水器と、器内圧力が最高圧の第3の復水器とを含み、前記第1の復水器からの凝縮水を前記第3の復水器に導くように、前記第1の復水器と前記第3の復水器とを接続する連絡管を備え、前記3基以上の復水器の上部には、それぞれ別個の低圧蒸気タービンが同一回転軸で連結されて配置され、前記3基以上の復水器は、前記同一回転軸に沿って配置され、前記第3の復水器は、前記第1の復水器と前記第2の復水器との中間に配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、異なる器内圧力の復水器の間を接続する連絡管の高さを低減できるので、復水器を3基以上設置する大規模な大容量発電プラントにおける復水器の高さを抑制した複圧式復水器を提供できる。
本発明の複圧式復水器の第1の実施の形態を示す概略図である。 本発明の複圧式復水器の第2の実施の形態を示す概略図である。 本発明の複圧式復水器の第3の実施の形態を示す概略図である。 従来の複圧式復水器を示す概略図である。
以下、本発明の複圧式復水器の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の複圧式復水器の第1の実施の形態を示す概略図である。本実施の形態においては、復水器は3基設置され、それぞれ器内圧力(真空度)の異なる低圧復水器1、中圧復水器2、高圧復水器3から構成されている。
低圧復水器1はその上部に低圧蒸気タービン100とケーシング1Aが配置された低圧復水器胴10と、低圧復水器胴10の内部に配置され冷却水を流す冷却管が集合した2組の管巣4Lと、管巣4Lにより凝縮された凝縮水が貯められる低圧ホットウェル5と、低圧ホットウェル5に一端側が接続され、他端側が高圧復水器3に接続された連絡管6Aとを備えている。低圧ホットウェル5に溜まった凝縮水は連絡管6Aにより高圧復水器3に導かれる。2組の管巣4Lは、その長手方向が、低圧蒸気タービン100の軸方向に対して直交するように配置されていて、それぞれの管巣4Lの短手方向である低圧蒸気タービン100の軸方向に、間隙を設けて配置されている。
中圧復水器2はその上部に低圧蒸気タービン200とケーシング2Aが配置された中圧復水器胴20と、中圧復水器胴20の内部に配置され冷却水を流す冷却管が集合した2組の管巣4Iと、管巣4Iにより凝縮された凝縮水が貯められる中圧ホットウェル8と、中圧ホットウェル8に一端側が接続され、他端側が高圧復水器3に接続された連絡管6Bとを備えている。中圧ホットウェル8に溜まった凝縮水は連絡管6Bにより高圧復水器3に導かれる。2組の管巣4Iは、その長手方向が、低圧蒸気タービン200の軸方向に対して直交するように配置されていて、それぞれの管巣4Iの短手方向である低圧蒸気タービン200の軸方向に、間隙を設けて配置されている。なお、中圧復水器胴20は低圧復水器胴10の隣に配置されている。
高圧復水器3はその上部に低圧蒸気タービン300とケーシング3Aが配置された高圧復水器胴30と、高圧復水器胴30の内部に配置され冷却水を流す冷却管が集合した2組の管巣4Hと、管巣4Hにより凝縮された凝縮水が貯められるホットウェル9とを備えている。2組の管巣4Hは、その長手方向が、低圧蒸気タービン300の軸方向に対して直交するように配置されていて、それぞれの管巣4Hの短手方向である低圧蒸気タービン300の軸方向に、間隙を設けて配置されている。なお、高圧復水器胴30は中圧復水器胴20の隣であって、中圧復水器胴20を中間にして低圧復水器胴10の反対側に配置されている。したがって、高圧復水器胴30と低圧復水器胴10は、復水器胴の並びにおいて端側に配置されていて、中圧復水器胴20は端側以外(本実施の形態においては中間)に配置されている。また、各復水器1,2,3の上部に配置された各低圧蒸気タービン100,200,300は、この順序で軸方向に図示しない同一回転軸で連結されている。
高圧復水器3の器内圧力は、低圧復水器1及び中圧復水器2の器内圧力に比べて高いため、連絡管6A、6Bの他端側に設けた出口の高さは、低圧ホットウェル5または中圧ホットウェル8の水面よりそれぞれ水頭分低く設定している。具体的には、図1に示すように、低圧ホットウェル5の水面の高さと中圧ホットウェル8の水面の高さとの差をh1と定め、中圧ホットウェル8の水面の高さと連絡管6A、6Bの他端側に設けた出口の高さとの差をh2と定め、ホットウェル9の水面の高さと連絡管6A、6Bの他端側に設けた出口の高さとの差をh3と定めると、連絡管6Aの出口高さは、低圧ホットウェル5の水面高さより水頭分である(h1+h2)だけ低く設定している。同様に、連絡管6Bの出口高さは、中圧ホットウェル8の水面高さより水頭分である(h2)だけ低く設定している。
連絡管6A及び6Bの出口にはそれぞれ滴下部7A、7Bが設けられており、低圧ホットウェル5または中圧ホットウェル8より導かれた低温の凝縮水を高圧復水器3の比較的高温蒸気で加熱するようになっている。
滴下部7A,7Bは、凝縮水を分配する分配トレイと凝縮水を加熱する加熱トレイで構成されることがある。滴下部7A,7Bで加熱された凝縮水は高圧復水器3で発生した凝縮水と共にホットウェル9に集められ、復水器出口11より排出される。滴下部での加熱を確実に行うため、滴下部7A,7Bとホットウェル9水面の間には適切な高さを確保する必要がある。本実施の形態においては、h3と定めている。
次に、本発明の実施の形態の効果の理解を容易にするために、従来の複圧式復水器について図4を用いて説明する。図4は従来の複圧式復水器を示す概略図である。図4において図1に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図4に示す従来の複圧式復水器は、上述した本実施の形態の複圧式復水器と大略同様の機器で構成されるが、連絡管の接続と出口高さが異なる。
低圧復水器胴10’の低圧ホットウェル5には、一端側が接続され、他端側が中圧復水器2に接続された連絡管6Cを備えている。低圧ホットウェル5に溜まった凝縮水は連絡管6Cにより中圧復水器2に導かれる。中圧復水器2の器内圧力は、低圧復水器1の器内圧力に比べて高いため、連絡管6Cの出口高さは、低圧ホットウェル5の水面より水頭分である(h4)だけ低く設定している。連絡管6Cの出口には滴下部7Cが設けられており、低圧ホットウェル5より導かれた低温の凝縮水を中圧復水器2の比較的高温の蒸気で加熱するようになっている。滴下部7Cで加熱された凝縮水は中圧復水器2で発生した凝縮水と共に中圧ホットウェル8に集められる。滴下部7Cでの加熱を確実に行うため、滴下部7Cと中圧ホットウェル8の水面の間には適切な高さであるh5を確保している。
中圧復水器胴20’の中圧ホットウェル8には、一端側が接続され、他端側が高圧復水器3の高圧復水器胴30’に接続された連絡管6Dを備えている。中圧ホットウェル8に溜まった凝縮水は、同様に連絡管6Dを通って当該復水器内に設置された滴下部7Dを経由した後ホットウェル9へ集められ、復水器出口11より排出される。連絡管6Dの出口高さは、中圧ホットウェル8の水面より水頭分である(h6)だけ低く設定している。滴下部7Dとホットウェル9の水面の間には適切な高さであるh7を確保している。
このように、従来の複圧式復水器では、中圧復水器2、高圧復水器3に水頭を確保した連絡管6C,6Dと滴下部7C、7Dがそれぞれ設けられているため、復水器の高さを、復水器2基のプラントと比較して増加させる必要が生じるという問題があった。
本実施の形態によれば、復水器を3基以上設置する大規模な大容量発電プラントにおいて、復水器の器内圧力が最低圧の復水器の凝縮水を導く連絡管を、当該復水器の次に復水器の器内圧力が高い復水器以外の復水器へ接続するように配設した複圧式復水器を備えたので、復水器の高さを抑制することができる。
従来の複圧式復水器を示す図4と本実施の形態における複圧式復水器を示す図1とを比較すると、本実施の形態においては、低圧ホットウェル5に接続された連絡管6Aを高圧復水器3に導いているが、従来例では、低圧ホットウェル5に接続された連絡管6Cを中圧復水器2に導いている点が異なる。本実施の形態では、図4に示す従来の中圧復水器2に設けられていた滴下部7Cと中圧ホットウェル8の間の加熱に必要な高さ(h5)を確保する必要がなくなるため、復水器高さを低減することができる。
上述した本発明の複圧式復水器の第1の実施の形態によれば、異なる器内圧力の復水器の間を接続する連絡管の高さを低減できるので、復水器を3基以上設置する大規模な大容量発電プラントにおける復水器の高さを抑制した複圧式復水器を提供できる。この結果、復水器及び建屋の製造コストの増加を抑制できるので、大規模(大容量)発電プラントの生産性が向上する。
以下、本発明の複圧式復水器の第2の実施の形態を、図面を用いて説明する。図2は本発明の複圧式復水器の第2の実施の形態を示す概略図である。図2において、図1及び図4に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図2に示す本発明の複圧式復水器の第2の実施の形態は、大略第1の実施の形態と同様の機器で構成されるが、以下の構成が異なる。本実施の形態においては、復水器胴の配列において、低圧復水器胴10の隣に高圧復水器胴30を配置し、高圧復水器胴30を中間にして低圧復水器胴10の反対側に中圧復水器胴20を配置した点が異なる。
第1の実施の形態に比べて、中圧復水器2の位置と高圧復水器3の位置が逆転している。本実施の形態においては、復水器の器内圧力が最高圧の復水器である高圧復水器3を、端側以外(本実施の形態においては、中間)に配置したことを特徴としている。この構成により、低圧ホットウェル5に接続される連絡管6Aの水平方向の長さを第1の実施の形態より短縮することができる。
上述した本発明の複圧式復水器の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述した本発明の複圧式復水器の第2の実施の形態によれば、低圧復水器と高圧復水器とを接続する連絡管の長さを低減できるので、復水器の製造コストの増加を抑制できる。
以下、本発明の複圧式復水器の第3の実施の形態を、図面を用いて説明する。図3は本発明の複圧式復水器の第3の実施の形態を示す概略図である。図3において、図1乃至図2に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図3に示す本発明の複圧式復水器の第3の実施の形態は、大略第2の実施の形態と同様の機器で構成されるが、以下の構成が異なる。本実施の形態においては、低圧ホットウェル5、中圧ホットウェル8、ホットウェル9の中央に各々仕切り板12L,12I,12Hを設けた点と、仕切板で区切られた各ホットウェル5,8,9の部位に貯められた凝縮水の導電率を各部位ごとに計測できる導電率計測装置を設けた点が異なる。
低圧復水器1において、2組の管巣4Lは、その長手方向が、低圧蒸気タービン100の軸方向に対して直交するように配置されていて、それぞれの管巣4Lの短手方向である低圧蒸気タービン100の軸方向に、間隙を設けて並置されている。仕切板12Lは、低圧ホットウェル5を低圧蒸気タービン100の軸方向に区切るように配置されている。このことにより、それぞれの管巣4Lから滴下する凝縮水は、分離されるので、低圧ホットウェル5において混合しない。
仕切板12Lで区切られた低圧ホットウェル5の一方側と他方側には、それぞれ別個の連絡管6A1,6A2の一端側が接続されている。連絡管6A1,6A2の他端側は、下方配置されて連結し1つの連絡管6Aとして混合した凝縮水を高圧復水器3に導く。連絡管6A1と連絡管6A2には、それぞれ別個の導電率計測装置50を設けている。
中圧復水器2において、2組の管巣4Iは、その長手方向が、低圧蒸気タービン200の軸方向に対して直交するように配置されていて、それぞれの管巣4Iの短手方向である低圧蒸気タービン200の軸方向に、間隙を設けて並置されている。仕切板12Iは、中圧ホットウェル8を低圧蒸気タービン200の軸方向に区切るように配置されている。このことにより、それぞれの管巣4Iから滴下する凝縮水は、分離されるので、中圧ホットウェル8において混合しない。
仕切板12Iで区切られた中圧ホットウェル8の一方側と他方側には、それぞれ別個の連絡管6B1,6B2の一端側が接続されている。連絡管6B1,6B2の他端側は、下方配置されて連結し1つの連絡管6Bとして混合した凝縮水を高圧復水器3に導く。連絡管6B1と連絡管6B2には、それぞれ別個の導電率計測装置50を設けている。
高圧復水器3において、2組の管巣4Hは、その長手方向が、低圧蒸気タービン300の軸方向に対して直交するように配置されていて、それぞれの管巣4Hの短手方向である低圧蒸気タービン300の軸方向に、間隙を設けて並置されている。仕切板12Hは、ホットウェル9を低圧蒸気タービン300の軸方向に区切るように配置されている。このことにより、それぞれの管巣4Hから滴下する凝縮水は、分離されるので、ホットウェル9において混合しない。仕切板12Hで区切られたホットウェル9の一方側と他方側には、それぞれ別個の導電率計測装置50を設けている。
本実施の形態においては、複圧式復水器が有する合計6個の管巣4L,4I,4Hから滴下する凝縮水を、各ホットウェルでそれぞれ個別に貯水可能として、かつそれぞれ別個に導電率を計測できるように構成している。このことにより、例えば、管巣を形成する冷却管の漏えい箇所が容易に特定できるという効果がある。
具体的には、例えば管巣を形成する冷却管が破損して、冷却水である海水が漏えいすると、ホットウェルに溜まった凝縮水中の塩分が上昇し、電気が流れやすくなるので導電率が上昇する。したがって、導電率を監視することにより、冷却水の漏えいとその漏えい箇所を早期に検知することができる。
上述した本発明の複圧式復水器の第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述した本発明の複圧式復水器の第3の実施の形態によれば、管巣を形成する冷却管の漏えい箇所が容易に特定できる。
なお、本発明は複圧式復水器として、低圧復水器1と中圧復水器2と高圧復水器3とからなる3基の復水器を備えた場合を例に説明したが、これに限るものではない。復水器は3基以上であってもよい。
なお、本発明は上述した第1乃至第3の実施の形態に限られるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施形態は本発明をわかり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、ある実施形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
1:低圧復水器、2:中圧復水器、3:高圧復水器、4L,4I,4H:管巣、5:低圧ホットウェル、6A,6B,6C,6D:連絡管、7A,7B,7C,7D:滴下部、8:中圧ホットウェル、9:ホットウェル、10:低圧復水器胴、11:復水器出口、20:中圧復水器胴、30:高圧復水器胴、12L,12I,12H:仕切り板、50:導電率計測装置、100:低圧蒸気タービン、200:低圧蒸気タービン、300:低圧蒸気タービン

Claims (3)

  1. 大容量発電プラントに設けられ、3基以上の復水器の各々を異なる真空度で運転する複圧式復水器において、
    前記3基以上の復水器、器内圧力が最低圧の第1の復水器と、前記第1の復水器の次に器内圧力が低い第2の復水器と、器内圧力が最高圧の第3の復水器とを含み、
    前記第1の復水器からの凝縮水を前記第3の復水器に導くように、前記第1の復水器と前記第3の復水器とを接続する連絡管を備え
    前記3基以上の復水器の上部には、それぞれ別個の低圧蒸気タービンが同一回転軸で連結されて配置され、
    前記3基以上の復水器は、前記同一回転軸に沿って配置され、
    前記第3の復水器は、前記第1の復水器と前記第2の復水器との中間に配置された
    ことを特徴とする複圧式復水器。
  2. 請求項1に記載の複圧式復水器において、
    前記第2の復水器からの凝縮水を前記第3の復水器に導くように、前記第2の復水器と前記第3の復水器とを接続する他の連絡管を備えた
    ことを特徴とする複圧式復水器。
  3. 請求項に記載の複圧式復水器において、
    前記連絡管及び前記他の連絡管に前記凝縮水の導電率を計測する導電率計測装置を設けた
    ことを特徴とする複圧式復水器。
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