JP6576749B2 - 医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システム - Google Patents

医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システム Download PDF

Info

Publication number
JP6576749B2
JP6576749B2 JP2015174661A JP2015174661A JP6576749B2 JP 6576749 B2 JP6576749 B2 JP 6576749B2 JP 2015174661 A JP2015174661 A JP 2015174661A JP 2015174661 A JP2015174661 A JP 2015174661A JP 6576749 B2 JP6576749 B2 JP 6576749B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical image
image
diagnostic apparatus
image processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015174661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017047082A (ja
Inventor
小笠原 勝
勝 小笠原
和哉 赤木
和哉 赤木
慈浩 大森
慈浩 大森
佐藤 俊介
俊介 佐藤
衣津紀 久我
衣津紀 久我
小林 幸史
幸史 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2015174661A priority Critical patent/JP6576749B2/ja
Publication of JP2017047082A publication Critical patent/JP2017047082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6576749B2 publication Critical patent/JP6576749B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

本発明の実施形態は、医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システムに関する。
近年、技術の進歩に伴い、被検体を検査する医用画像診断装置の様々な利用態様が検討されている。例えば、医用画像診断装置の一例として、超音波診断装置が挙げられる。
超音波診断装置は、被検体の体内を示す体内画像を生成し、医師や検査技師などがその体内画像について読影を行うようになっている。超音波診断画像の特徴の1つは、医師や検査技師が、検査している被検体のすぐそばで、体内画像をリアルタイムに読影することができることである。
これに関連し、超音波診断装置を用いて超音波画像を再構成するとともに、その再構成された超音波画像を縮小して、外部に転送する超音波診断画像が知られている。
特開平10−314166号公報
本発明が解決しようとする課題は、医用画像診断装置で医師や検査技師が被検体を読影や診断する一方、被検体の同一の体内画像を用いて別の医師や検査技師が同時に別の解析や診断を行うことができる医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システムを提供することである。
本実施形態に係る医用画像処理装置は、医用画像診断装置から転送される被検体の体内画像に関するデータを、ネットワークを介して、前記医用画像診断装置による前記被検体の撮像と並行してリアルタイムに受信する医用画像処理装置である。本実施形態に係る医用画像処理装置は、受信した前記データに基づいて画像を生成する処理回路と、生成した前記画像を表示するディスプレイと、前記医用画像診断装置に対して、前記データの転送及び保存の少なくとも一方に関する指示を、前記ネットワークを介して送信する指示送信部と、を備える。
本実施形態に係る医用画像処理装置を備える超音波診断システムの概略の構成の一例を示した概略構成図。 本実施形態に係る医用画像処理装置を備える超音波診断システムの概略動作を示したシーケンス図。 本実施形態に係る医用画像処理装置が、超音波診断装置から転送される体内画像データについて、超音波診断装置に画像処理の指示を出す指示送信処理の動作を示すフローチャート。 本実施形態に係る超音波診断装置が、画像データデータベースを構成する記憶回路を、さらに備えた場合の概略構成図。 超音波診断装置のディスプレイに、RAWデータを転送中であることを示すアイコンが表示されている場合の表示例。 第5の実施形態に係る超音波診断システムの概略の構成の一例を示した概略構成図。
(第1の実施形態)
以下、本実施形態に係る医用画像処理装置について、添付図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、医用画像処理装置と医用画像診断装置とを備える医用画像診断システムの一例として、医用画像処理装置と超音波診断装置とを備える超音波診断システムについて説明する。また、医用画像診断装置は、超音波診断装置に限定されるものではなく、例えば、アンギオグラフィー(血管造影検査法)において使用されるIVR−CT(Interventional Radiology-Computed Tomography)でも適用可能である。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係る医用画像処理装置200を備える超音波診断システム400の概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る超音波診断システム400は、超音波診断装置100、医用画像処理装置200、及びネットワーク300を備えて構成されている。
超音波診断装置100は、被検体の体内画像を示す画像データを取得する機能を備えている。超音波診断装置100は、取得した画像データを、ネットワーク300を介して、外部の医用画像処理装置200にリアルタイムに送信する機能を備えている。
医用画像処理装置200は、ネットワーク300を介して、超音波診断装置100に接続されている。医用画像処理装置200は、超音波診断装置100から、ネットワーク300を介して、被検体の体内画像を示す画像データをリアルタイムに受信する機能を備えている。医用画像処理装置200は、その取得した画像データが示す画像をディスプレイ230に表示する機能を備えている。
これにより、本実施形態に係る医用画像処理装置200は、超音波診断装置100から受信した被検体の体内画像を、医師や検査技師に読影させることができる。
[各装置の構成]
まず、超音波診断装置100について説明する。超音波診断装置100は、超音波プローブ10と、超音波診断装置本体20とから構成されている。
超音波プローブ10は、超音波振動素子を備えて構成されている。超音波振動素子は、送信時には電気的な駆動信号を送信超音波に変換する一方、受信時には超音波反射波(受信超音波)を電気的な受信信号に変換する機能を備えている。
超音波診断装置本体20は、送受信回路120、信号処理回路122、座標変換回路124、画像処理回路126、ディスプレイ128、出力制御回路130、及び記憶回路132などを備えて構成されている。
送受信回路120は、送信回路および受信回路を備えて構成されている。送信回路は、被検体の所定方向に対し、送信超音波を放射するための駆動信号を超音波プローブ10に供給する機能を備えている。受信回路は、位相検波回路とビーム形成回路とを備えている。位相検波回路は、超音波プローブ10から受信した複数チャンネルの受信信号のそれぞれを、ベースバンド帯域の同相信号(I信号、I:In-phase)と、直交信号(Q信号、Q:Quadrature-phase)に分解し、さらにデジタル信号に変換する。ビーム形成回路は、各チャンネルの信号(I信号及びQ信号)に所定の遅延を与えた後に加算してビームを形成する。ビーム形成回路から出力されるビーム形成後の信号も、I信号とQ信号とから構成される。以下、ビーム形成回路から出力されるビーム形成後の信号を「IQ信号」と呼ぶものとする。送受信回路120は、IQ信号を信号処理回路122に出力する。
信号処理回路122は、送受信回路120からIQ信号を受信して、そのIQ信号に、FFT法(高速フーリエ変換法:Fast Fourier Transform method)を用いて、連続波ドップラー画像の画像データを生成する。また、信号処理回路122は、パルス送信モードにおいて、IQ信号の包絡線を検出してBモード画像を生成したり、IQ信号からカラードプラ画像を生成する。
以下、信号処理回路122において生成したBモード画像や、カラードプラ画像の画像データや、連続波ドップラー画像の画像データなどを超音波画像データともいう。
座標変換回路124は、信号処理回路122で生成された超音波画像データに対して、被検体の撮像断面に座標系を合わせる座標変換処理を行う機能を備えている。座標変換回路124は、例えば、スキャン方式の座標系からテレビ方式の座標系に、これらの超音波画像データを変換する。
ここで、本実施形態では、IQ信号、超音波画像データ(例えば、Bモード画像)、及び座標変換された画像データを、総称して、RAWデータという。RAWデータは、被検体の体内画像を示す画像データとして、例えば、画質の調整やフレームレートの設定などの画像処理が何もされていないデータを意味するものとする。
なお、IQ信号よりも前の信号、即ち、ビーム形成処理前の信号は、RAWデータには含めないことにする。後述するように、RAWデータは、超音波診断装置100から医用画像処理装置200に転送されるが、ビーム形成処理前の信号を医用画像処理装置200に転送すると伝送データ量が多くなり、また医用画像処理装置200側での処理負荷が高くなるからである。
画像処理回路126は、座標変換回路124において座標変換された画像データに対し、画像表示に適した諧調設定や、解像度またはフレームレートを変更する画像処理を施す機能を備えている。なお、画像処理回路126における処理は、ポストプロセス(Post Process)処理と呼ばれることもある。
ディスプレイ128は、超音波プローブ10で撮像した被検体の体内画像データを画像として表示する機能を備えている。ディスプレイ128は、例えば、階調設定や画像処理に合わせて、超音波プローブ10で撮像した被検体の体内画像をリアルタイムに表示することができる。
出力制御回路130は、超音波診断装置100から医用画像処理装置200へ転送するRAWデータを選択する機能を備えている。例えば、出力制御回路130は、送受信回路120から出力されるIQ信号、信号処理回路122から出力されるBモード画像等の超音波画像データ、又は座標変換回路124から出力される座標変換処理後の画像データのいずれかの中から、医用画像処理装置200に転送するRAWデータを選択する。なお、出力制御回路130では、転送されるRAWデータは、医師や検査技師等により予め設定されているものとする。
記憶回路132は、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を含む記憶装置により構成されている。記憶回路132は、出力制御回路130から医用画像処理装置200に転送しているRAWデータを記憶する機能を備えている。
なお、送受信回路120から画像処理回路126と、出力制御回路130は、それぞれハードウェアで構成されているが、例えば、これらの全部または一部は、ソフトウェアで構成されていてもよい。また、送受信回路120から画像処理回路126と、出力制御回路130は、それぞれハードウェアで構成されている必要はなく、例えば、1または2以上のハードウェアで構成されていてもよい。
次に、医用画像処理装置200について説明する。本実施形態に係る医用画像処理装置200は、処理回路210、入力回路220、ディスプレイ230、記憶回路240、ネットワークインターフェース250、及び内部バス260を備えて構成されている。
処理回路210は、プログラムをメモリ(記憶回路240)から読み出し、実行することにより、各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、処理回路210(プロセッサ)は、各プログラムを読み出して、信号処理機能、座標変換機能、画像処理機能、及び指示送信機能を実現することができる。
ここで、信号処理機能とは、超音波診断装置100の信号処理回路122において実行される処理と同等の処理を、処理回路210が実現する機能のことである。また、座標変換機能とは、超音波診断装置100の座標変換回路124において実行される処理と同等の処理を、処理回路210が実現する機能のことである。また、画像処理機能とは、超音波診断装置100の画像処理回路126において実行される処理と同等の処理を、処理回路210が実現する機能のことである。
また、指示送信機能とは、RAWデータの転送元である超音波診断装置100に対して、RAWデータの転送や保存に関する指示を、ネットワーク300を介して送信する機能のことである。
なお、本実施形態では、処理回路210に相当するプロセッサを複数備えたり、また、処理回路210が実現する各機能を、スレッドプールと呼ばれる複数のタスクにより並列でかつ同時に制御するようにしてもよい。この場合、医用画像処理装置200は、複数の超音波診断装置100からそれぞれRAWデータを取得して、それぞれのRAWデータに対し、信号処理機能、座標変換機能、画像処理機能、及び指示送信機能を実現する。この実施形態については、他の実施形態(第5の実施形態)において説明する。
入力回路220は、医師や検査技師などの操作者によって操作が可能なポインティングデバイス(マウスなど)やキーボードなどの入力デバイスからの信号を入力する回路であり、ここでは入力デバイス自体も入力回路20に含まれるものとする。この場合、操作に従った入力信号が、入力回路220から処理回路210に送られる。
ディスプレイ230は、ディスプレイ128と同様に、超音波プローブ10で撮像した被検体の体内画像データを画像として表示する機能を備えている。ディスプレイ230は、図示しない画像合成回路、VRAM(Video Random Access Memory)、及び画面等を含んでいる。画像合成回路は、画像データに種々のパラメータの文字データ等を合成した合成データを生成する。VRAMは、合成データをディスプレイに展開する。ディスプレイ230は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)などによって構成されており、画像データまたは合成データを画像として表示することができる。
記憶回路240は、ROM(Read Only Memory)及びRAM、HDD等を含む記憶装置により構成されている。記憶回路240は、IPL(Initial Program Loading)、BIOS(Basic Input/Output System)及びデータを記憶したり、処理回路210のワークメモリとして使用されたり、または、データを一時的に記憶する場合に用いられる。HDDは、医用画像処理装置200にインストールされたプログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)やデータを記憶する記憶装置である。また、医師や検査技師などの操作者に対するディスプレイ230への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力回路220によって行なうことができるGUI(Graphical User Interface)を、OSに提供することもできる。
また、本実施形態の場合は、記憶回路240は、超音波診断装置100から転送されるRAWデータについて、ネットワークインターフェース250を介して、受信しながら記憶する。記憶回路240は、RAWデータをリアルタイムに受信するため、先に受信したRAWデータは上書きされ、先のRAWデータから順番に消えてしまうものとする。
ネットワークインターフェース250は、通信規格に応じた通信制御を行ない、例えば、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN(Local Area Network)、近距離無線通信又は電話回線等を通じて、医用画像処理装置200をネットワーク300に接続する機能を有している。また、例えば、RS−232CやRS−422Aなどの通信規格や、USB(Universal Serial Bus)などの標準化された通信プロトコルも用いることができ、本実施形態では、有線接続であっても無線接続であっても適用できる。
内部バス260は、処理回路210によって医用画像処理装置200が統括制御されるように、各構成要素に接続されている。
このような構成により、医用画像処理装置200は、超音波診断装置100から被検体の体内画像を示すRAWデータを受信する。処理回路210は、受信したRAWデータに対して、信号処理機能、座標変換機能または画像処理機能を実現する。
例えば、RAWデータがIQ信号の場合には、信号処理機能によって、IQ信号からBモード画像、カラードプラ画像、連続波ドプラ画像等を生成し、座標変換機能によって所定の座標に変換を施し、さらに画像処理機能によって階調設定等を施して、医用画像処理装置200のディスプレイ230に表示する画像を生成する。また、RAWデータが超音波画像データの場合には、座標変換機能によって、超音波画像データに所定の座標変換を施し、画像処理機能によって階調設定等を施して、ディスプレイ230に表示する画像を生成する。また、RAWデータが座標変換後の画像データの場合には、信号処理機能や座標変換機能を省略し、画像処理機能によって階調設定等を施して、ディスプレイ230に表示する画像とする。
このように、医用画像処理装置200は、転送されたRAWデータに基づいて、リアルタイムで転送元の超音波診断装置100で生成される画像とほぼ同じ画像を生成することができる。そして、転送元の超音波診断装置100のディスプレイ128に表示される画像と同じ画像を、医用画像処理装置200のディスプレイ230にリアルタイムで表示することができる。
この結果、医用画像処理装置200側にいる医師や検査技師は、転送元の超音波診断装置100にいる医師や検査技師と独立した読影を実施することができる。
さらに、本実施形態に係る医用画像処理装置200は、超音波診断装置100に対して、RAWデータの転送や保存に関する指示を送信することができる。
[概略動作]
以下、本実施形態に係る医用画像処理装置200を備える超音波診断システム400の概略動作について、シーケンス図を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る医用画像処理装置200を備える超音波診断システム400の概略動作を示したシーケンス図である。
まず、超音波診断装置100は、電源が投入されると、アプリケーションを起動する。超音波診断装置100は、医師や検査技師の操作により、被検体に対して検査を開始する(シーケンスSQ01)。
超音波診断装置100は、医師や検査技師による設定に基づいて、RAWデータを医用画像処理装置200に送信する(シーケンスSQ03)。例えば、出力制御回路130は、IQ信号、超音波画像データ(例えば、Bモード画像)、座標変換された画像データのいずれかデータを、超音波診断装置100からネットワーク300を介して医用画像処理装置200へ送信する。
超音波診断装置100は、ディスプレイ128において、被検体の体内画像を、リアルタイムによる表示を行なう(シーケンスSQ05)。超音波診断装置100は、超音波診断装置100側にいる医師や検査技師の操作に基づいて、体内画像をディスプレイ128に表示することができるので、医師や検査技師は、被検体の体内画像について読影や診断を行うことができる。
一方、医用画像処理装置200は、超音波診断装置100から転送されたRAWデータに基づいて、超音波診断装置100の画像とほぼ同等の画像(例えば、被検体の体内画像を示す画像データ)を生成し、医用画像処理装置200側のディスプレイ230に表示する(シーケンスSQ07)。
この結果、超音波診断装置100側とは異なる医師や検査技師は、超音波診断装置100側にいる医師や検査技師とは独立して、かつほぼ同時に、被検体の体内画像について独自の読影や診断を行うことができる。
このように、超音波診断装置100と医用画像処理装置200では、互いに異なる医師や検査技師によって、同一の被検体の体内画像について同時に読影や診断を行うことができる。
さらに、本実施形態に係る医用画像処理装置200は、超音波診断装置100に対して、RAWデータの転送や保存に関する指示を、ネットワーク300を介して送信することができる(シーケンスSQ09)。
例えば、本実施形態に係る医用画像処理装置200は、超音波診断装置100に対して、転送されるRAWデータについて、転送を停止させる旨の指示を送信することができる。また、医用画像処理装置200は、受信したRAWデータと超音波診断装置100における同一の画像データに対して、超音波診断装置100にそのRAWデータを保存させる旨の指示を送信することもできる。
また、例えば、その指示が、医用画像処理装置200が受信したRAWデータと同一の画像データに対して、超音波診断装置100に保存させる旨の指示の場合には、超音波診断装置100は、被検体から受信した体内画像を記憶回路132に記憶させる(シーケンスSQ11)。この場合、体内画像は、超音波診断装置100の超音波プローブ10によって被検体の体内を撮像した体内画像のことであり、RAWデータに対応する体内画像が、画像データとして記憶回路132に記憶される。
[詳細動作]
次に、本実施形態に係る医用画像処理装置200の詳細な動作について、フローチャートを用いて説明する。
(指示送信処理)
図3は、本実施形態に係る医用画像処理装置200が、超音波診断装置100から転送される体内画像データについて、超音波診断装置100に画像処理の指示を出す指示送信処理の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、医用画像処理装置200は、ネットワーク300を介して、超音波診断装置100から転送される、被検体の体内画像を示すRAWデータを受信する(ステップST001)。例えば、医用画像処理装置200は、IQ信号、超音波画像データ(例えば、Bモード画像)、又は座標変換された画像データのうち、いずれかのデータを受信する。
本実施形態では、医用画像処理装置200は、受信したRAWデータに対し、それぞれ対応する処理を行なえばよく、以下では、一例として、IQ信号を受信した場合について、説明する。
処理回路210は、記憶回路240からプログラムを読み出して実行することにより、超音波診断装置100の信号処理回路122において実行される処理と同等の処理を実行する。即ち、処理回路210は、受信したIQ信号に対して、信号処理機能を実行して、超音波画像データを生成する(ステップST003)。処理回路210は、受信したIQ信号に、例えば、FFT法を用いて、Bモード画像やカラードプラ画像の画像データや、連続波ドップラー画像の画像データなどを生成する。
処理回路210は、記憶回路240からプログラムを読み出して実行することにより、生成した超音波画像データに対して、座標変換機能に対応する処理を実行する。この場合、処理回路210は、生成した超音波画像データに対して座標変換を実行するとともに、その超音波画像データと座標変換された画像データとを、記憶回路240に記憶(これを、データ保存ともいう。)させる(ステップST005)。
処理回路210は、座標変換された画像データに対して、画像処理機能(ポストプロセス処理)に対応する処理を実行する(ステップST007)。
処理回路210は、例えば、画像表示に適した諧調設定や解像度を変更する画像処理を施し、被検体の体内画像をディスプレイ230にリアルタイムによる表示をさせる。この場合、処理回路210は、その画像処理等を施した画像データを記憶回路240に記憶(これも同様に、データ保存ともいう。)させる(ステップST009)。なお、画像処理には、輝度の平均値画像を再生成する画像処理(平滑化処理)や、画像内で微分フィルタを用いる画像処理(エッジ強調処理)等を含んでいてもよい。
さらに、本実施形態に係る医用画像処理装置200は、超音波診断装置100に対して、RAWデータの転送や保存に関する指示を送信することができる。例えば、処理回路210は、この指示の一例として、超音波診断装置100から転送されるRAWデータについて、医用画像処理装置200への転送を停止させる旨の指示を超音波診断装置100に送信する(ステップST011)。
ここで、転送を停止させる旨の指示とは、医用画像処理装置200におけるスキャンの停止を意味するものであり、フリーズ機能に相当する処理である。フリーズ機能は、一例として、医用画像処理装置200における一時停止と同等な機能である。例えば、RAWデータの転送を停止させる旨の指示を、処理回路210から超音波診断装置100に送信した場合、超音波診断装置100の出力制御回路130は、医用画像処理装置200へのRAWデータの転送を一時停止する。
そして、処理回路210は、記憶回路240に記憶させた画像データを、シネモード(CINEモード)によりディスプレイ230に再生する(ステップST013)。なお、シネモードによる再生は、ステップST005においてデータ保存した画像データにステップST007のポストプロセス処理を施し、ディスプレイ230に被検体の画像データを画像として表示してもよく、また、ステップST009においてデータ保存した画像データを、ディスプレイ230に表示するようにしてもよい。なお、このシネモードによる再生処理をバッチ処理ともいう。
医用画像処理装置200を操作する医師や検査技師が読影している最中は、画像処理等を施した画像データは記憶回路240に上書きされるため、詳細な診断や読影を行いたい場合などには、シネモードによる再生処理を実行する。
本実施形態に係る医用画像処理装置200は、ディスプレイ230にシネモードによる再生を実行すると、指示送信処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る医用画像処理装置200は、被検体の体内画像を示すRAWデータを、ネットワーク300を介してリアルタイムに受信する。これにより、医用画像処理装置200を操作する医師や検査技師は、被検体の体内画像をリアルタイムに読影や診断を行うことができる。
また、処理回路210は、超音波診断装置100から転送されるRAWデータについて、超音波診断装置100に対して、指示を送信することができる。
これにより、本実施形態によれば、医用画像処理装置200は、超音波診断装置100に対して、転送されるRAWデータについての指示を送信することができるので、超音波診断装置100で医師や検査技師等が被検体を読影や診断する一方、その被検体の同一の体内画像を用いて別の医師や検査技師が、同時に別の解析や診断を行うことができる。
特に、本実施形態では、超音波診断装置100から、ネットワーク300を介して医用画像処理装置200にRAWデータが転送され、医用画像処理装置200のディスプレイ230にリアルタイムに被検体の体内画像を表示させることができるので、超音波診断装置100で読影を行う医師等とは異なる医師等が、同一の被検体の体内画像を用いて超音波診断装置100とは異なる読影や診断を同時に行うことができる。
また、超音波診断装置100は、出力制御回路130からRAWデータを転送することにより、医用画像処理装置200側の医師や検査技師は、超音波診断装置100で画像処理が施されていない画像データに対して、同時に別の処理や別の設定を施すことができる。
さらに、超音波診断装置100から被検体のRAWデータを転送することにより、超音波診断装置100においてデータを保存する処理負荷がなく、また、データの保存によりデータの容量が大きくなった画像データを転送する処理負荷も回避することができる。
これにより、本実施形態では、超音波診断装置100における処理負荷を軽減することができるので、超音波診断装置100におけるスループットの低下を防ぐことができる。
なお、ステップST011では、処理回路210は、超音波診断装置100に対する指示として、超音波診断装置100から転送されるRAWデータについて転送を停止させる旨の指示を送信するようになっていたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、概略動作で説明したように、処理回路210は、医用画像処理装置200が受信したRAWデータと同一の体内画像を示す画像データについて、超音波診断装置100にその画像データを保存させるようにしてもよい。
例えば、超音波診断装置100は、記憶回路132とは異なる記憶回路を備え、別途、画像データをデータ保存させるようにしてもよい。
図4は、本実施形態に係る超音波診断装置101が、画像データデータベース134を構成する記憶回路を、さらに備えた場合の概略構成図である。
図4に示すように、超音波診断装置101は、超音波診断装置100に、画像データを記憶するための画像データデータベース134を、さらに備えるようになっている。
画像データデータベース134は、例えば、RAMやHDD等を含む記憶装置により構成されている。画像データデータベース134は、例えば、処理回路210による超音波診断装置101に対する指示が、医用画像処理装置200が受信したRAWデータと同一の体内画像を示す画像データについて超音波診断装置101にその画像データを保存させる旨の指示の場合、その画像データを保存する。
この指示の場合には、通常、画像データにフレーム番号が付帯されており、超音波診断装置101は、保存すべき画像データの保存範囲を示すフレーム番号を、処理回路210から取得する。超音波診断装置101は、このフレーム番号に対応する画像データを記憶回路132から読み出して、その読み出した画像データを画像データデータベース134にデータ保存する。
なお、処理回路210が超音波診断装置101に対して指示を送信しても、この指示は、超音波診断装置101から医用画像処理装置200に転送される画像データについての指示であるため、超音波診断装置101を操作する医師や検査技師は、継続して読影や診断を行うことができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態に係る医用画像処理装置200は、処理回路210からの指示が超音波診断装置100から転送されるRAWデータについて、そのRAWデータの転送を停止させる旨等の指示であった。第2の実施形態では、超音波診断装置100からの転送を停止した場合であって、超音波診断装置100からの転送を再開する場合について説明する。なお、この転送の再開を、例えば、医用画像処理装置200におけるスキャンの再開ともいう。
例えば、第1の実施形態のステップST011では、処理回路210は、ネットワーク300を介して超音波診断装置100に、体内画像を示すRAWデータの転送を停止させる旨の指示を送信していた。これにより、超音波診断装置100では、医用画像処理装置200へ体内画像を示すRAWデータの転送を停止していた。
しかしながら、超音波診断装置100では、医師や検査技師により、被検体の体内画像を示すRAWデータを被検体からリアルタイムに取得している。
そこで、医用画像処理装置200は、医師や検査技師が入力回路220を操作することによりフリーズ機能に相当する処理を解除して、超音波診断装置100において取得した被検体の体内画像を示すRAWデータを転送する指示を出す。すなわち、処理回路210が、超音波診断装置100に対し、転送を再開する旨の指示を送信することにより、超音波診断装置100は、被検体の体内画像を示すRAWデータを転送し、医用画像処理装置200は、そのRAWデータを受信することにより、転送が再開される。
この場合、医用画像処理装置200は、記憶回路240に記憶していた画像データを消去して、超音波診断装置100の出力制御回路130から転送されるRAWデータを、新たに記憶回路240に記憶させる。
なお、超音波診断装置100においてスキャンが停止していた場合には、医用画像処理装置200から転送を再開する旨の指示を超音波診断装置100が受信しても、超音波診断装置100は、医用画像処理装置200に対しRAWデータの転送を再開できない旨を通知する。
また、RAWデータの転送を再開できない場合は、再開できない旨の通知を行うことに限定されるものではなく、例えば、超音波診断装置100の記憶回路132に記憶されているスキャン停止前のRAWデータを、ネットワーク300を介して、医用画像処理装置200に一括して転送するようにしてもよい。
この場合、医用画像処理装置200は、スキャン停止前のRAWデータを受信することにより、スキャン停止前のRAWデータに基づく画像として、シネモードによる再生をすることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る医用画像処理装置200は、第1の実施形態及び第2の実施形態に加え、超音波診断装置100から転送されるRAWデータを受信している間は、超音波診断装置100に、画像データを転送中である旨の表示をさせるようになっている。
すなわち、第3の実施形態に係る医用画像処理装置200は、ネットワーク300を介して、超音波診断装置100から医用画像処理装置200にRAWデータが転送されている場合には、超音波診断装置100にRAWデータの転送中であることを示すアイコンをディスプレイ128に表示させるようになっている。
図4は、超音波診断装置100のディスプレイ128に、RAWデータを転送中であることを示すアイコン129が表示されている場合の表示例である。
図4に示すように、超音波診断装置100のディスプレイ128には、画面の右上に、転送中であることを示すアイコン129が表示されている。
これにより、超音波診断装置100を操作する医師や検査技師は、医用画像処理装置200への転送の状態を知ることができる。
この結果、例えば、超音波診断装置100を操作する医師や検査技師は、医用画像処理装置200への転送中のアイコンが表示されている間、被検体の撮像(即ち、スキャン)を中止すべきでないと判断することができ、自己の読影や診断のみならず医用画像処理装置200を用いて他の医師や検査技師により行われる読影や診断のためにも、超音波診断装置100による読影や診断を継続することができる。
なお、第3の実施形態に係る超音波診断装置100は、医用画像処理装置200からの転送の指示に関わらず、超音波診断装置100が医用画像処理装置200にRAWデータの転送している場合には、ディスプレイ128にアイコンを表示させるようにしてもよい。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、例えば、超音波診断装置100に対する指示が、超音波診断装置100にRAWデータを保存させる場合、医用画像処理装置200が受信したRAWデータと同一の体内画像を示す画像データを、超音波診断装置100に保存させるようになっていた。第4の実施形態では、超音波診断装置100が有する画像データを保存させる代わりに、医用画像処理装置200において画像処理を行った画像データを、処理回路210の指示により、超音波診断装置100に送信するようになっている。
この指示は、例えば、医用画像処理装置200においてRAWデータに対して画像処理を施した画像データを、ネットワーク300を介して超音波診断装置100に、送信して保存させる旨の指示となっている。
例えば、第1の実施形態の概略動作で示したように、医用画像処理装置200は、超音波診断装置100とは異なる医師や検査技師の操作に基づいて、被検体の体内画像について読影や診断を行うことができる。ここで、医用画像処理装置200側の読影で使用した被検体の体内画像は、医用画像処理装置200を操作する医師や検査技師の操作に基づくものであるため、超音波診断装置100の記憶回路132には記憶(データ保存)されていない。
そこで、第4の実施形態の医用画像処理装置200の処理回路210は、RAWデータに対して画像処理を施した画像データを、超音波診断装置100に送信して保存させる旨の指示を送信する。
これにより、超音波診断装置100は、ネットワーク300を介して医用画像処理装置200の画像データを受信し、例えば、記憶回路132や画像データデータベース134に保存することにより、受信した画像データを画像として、ディスプレイ128に表示させることができる。
このように、医用画像処理装置200は、超音波診断装置100のディスプレイ128に、医用画像処理装置200で読影や診断した被検体の体内画像を表示させることができる。
特に、例えば、医用画像処理装置200のみが備える独自のアプリケーションがある場合でも、独自のアプリケーションによる画像処理がなされた画像データを超音波診断装置100のディスプレイ128に表示することができる。このため、同一の被検体について異なるアプリケーションによる読影や診断を行うことができる。
なお、処理回路210が超音波診断装置100に対して送信する指示は、これらに限定されるものではない。例えば、指示には、医用画像処理装置200のハードウェアの情報や装置名称などを含めて超音波診断装置100に送信してもよく、さらに、医用画像処理装置200を操作する医師や検査技術者などの操作者情報やログイン名(例えば、アカウント名)などを含めて送信するようにしてもよい。
また、医用画像処理装置200が送信する画像データがDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)による通信規格に準拠したDICOMデータの場合には、DICOMデータに装置名称や操作者情報などを付帯させてもよい。また、これらの情報は、医用画像処理装置200から送信された画像データが、超音波診断装置100のディスプレイ128に表示された時に付帯して表示させるようにしてもよい。
(第5の実施形態)
上述した第1から第4の実施形態では、医用画像処理装置200は、1つの超音波診断装置100からRAWデータを受信するようになっていた。本実施形態では、超音波診断装置100は1つに限定されるものではない。例えば、第5の実施形態に係る医用画像処理装置では、処理回路210に相当する処理回路を3つ備えることにより、3つの超音波診断装置からRAWデータを受信することができる。
このように、第5の実施形態に係る医用画像処理装置では、3つの超音波診断装置からそれぞれRAWデータを受信し、同時に3つの超音波画像診断装置の読影や診断を行うことができるようになっている。
図5は、第5の実施形態に係る超音波診断システム400Aの概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図5に示すように、超音波診断システム400Aは、超音波診断装置100に相当する超音波診断装置を3つ(例えば、超音波診断装置100A、超音波診断装置100B、超音波診断装置100C)備えている。各超音波診断装置100A、100B、100Cは、ネットワーク300を介して、医用画像処理装置200Aに接続されている。
医用画像処理装置200Aは、医用画像処理装置200において説明した機能を処理するソフトウェア処理ブロックを3つ備えている。例えば、医用画像処理装置200Aは、処理回路210に相当する処理回路を3つ(例えば、第1の処理回路210A、第2の処理回路210B、及び第3の処理回路210C)備えている。また、医用画像処理装置200Aは、記憶回路240に相当する記憶回路を3つ(例えば、第1の記憶回路240A、第2の記憶回路240B、及び第3の記憶回路240C)を備えている。
医用画像処理装置200Aでは、例えば、3つの処理回路(第1の処理回路210A、第2の処理回路210B、及び第3の処理回路210C)を備えることにより、3つの超音波診断装置(超音波診断装置100A、超音波診断装置100B、及び超音波診断装置100C)からRAWデータを受信することができ、3つのRAWデータに対して、それぞれ信号処理機能、座標変換機能、画像処理機能、及び指示送信機能を、同時に実行することができる。
なお、図5の例では、3つの超音波診断装置(例えば、超音波診断装置100A、超音波診断装置100B、及び超音波診断装置100C)の処理を同時に実行することを明示するため、3つの処理回路(例えば、第1の処理回路210A、第2の処理回路210B、及び第3の処理回路210C)を備えるように図示したが、これに限定されるものではない。
例えば、1つの処理回路210が、3つの超音波診断装置(例えば、超音波診断装置100A、超音波診断装置100B、及び超音波診断装置100C)を同時に実行することができるように、マルチインスタンス構成でソフトウェアやアプリケーションを作成してもよい。
この場合、医用画像処理装置200Aは、スレッドプール(thread pool)として複数の機能をそれぞれタスクに割り当てて、タスク単位で処理回路210に実行させる。また、3つの超音波診断装置(例えば、超音波診断装置100A、超音波診断装置100B、及び超音波診断装置100C)のそれぞれのスレッドをバックグラウンドで実行させることにより、医用画像処理装置200Aは、並列で、かつ同時に3つの超音波診断装置(例えば、超音波診断装置100A、超音波診断装置100B、及び超音波診断装置100C)の読影や診断を医師などに行わせることができる。
また、超音波診断装置100Aでの処理と同時に、第1の処理回路210Aに各機能を実行させた場合には、第1の処理回路210Aで生成される画像データを第1の記憶回路240Aに記憶させることができる。
同様に、超音波診断装置100Bでの処理と同時に、第2の処理回路210Bに各機能を実行させた場合には、第2の処理回路210Bで生成される画像データを第2の記憶回路240Bに記憶させることができる。
同様に、超音波診断装置100Cでの処理と同時に、第3の処理回路210Cに各機能を実行させた場合には、第3の処理回路210Cで生成される画像データを第3の記憶回路240Cに記憶させることができる。
以上説明したように、第5の実施形態に示す医用画像処理装置200Aでは、例えば、1つの処理回路210でも、3つの処理回路(例えば、第1の処理回路210A、第2の処理回路210B、及び第3の処理回路210C)であっても、3つの超音波診断装置(例えば、超音波診断装置100A、超音波診断装置100B、及び超音波診断装置100C)を同時に処理することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、医用画像処理装置は、超音波診断装置に対して、RAWデータの転送及び保存の少なくとも一方に関する指示を送信することができるので、超音波診断装置で医師や検査技師が被検体を読影や診断する一方、被検体の同一の体内画像を用いて別の医師や検査技師が、同時に別の解析や診断を行うことができる。
なお、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)などの回路を意味する。
プロセッサは、メモリに保存された、もしくはプロセッサの回路内に直接組み込まれたプログラムを読み出し、実行することで各機能を実現する。プロセッサが複数設けられ場合、プログラムを記憶するメモリは、プロセッサごとに個別に設けられるものであっても構わないし、或いは、図1の記憶回路240が各プロセッサの機能に対応するプログラムを記憶するものであっても構わない。
また、本実施形態における指示送信機能は、特許請求の範囲における指示送信部に対応し、本実施形態におけるRAWデータは、特許請求の範囲におけるデータに対応する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
10…超音波プローブ
20…超音波診断装置本体
100、100A、100B、100C…超音波診断装置
120…送受信回路
122…信号処理回路
124…座標変換回路
126…画像処理回路
128…ディスプレイ
130…出力制御回路
132…記憶回路
200、200A…医用画像処理装置
210…処理回路
220…入力回路
230…ディスプレイ
240…記憶回路
250…ネットワークインターフェース
260…内部バス
300…ネットワーク
400…超音波診断システム

Claims (18)

  1. 医用画像診断装置から転送される被検体の体内画像に関するデータを、ネットワークを介して、前記医用画像診断装置による前記被検体の撮像と並行してリアルタイムに受信する医用画像処理装置であって、
    受信した前記データに基づいて画像を生成する処理回路と、
    生成した前記画像を表示するディスプレイと、
    前記医用画像診断装置に対して、前記ネットワークを介して、前記処理回路で生成した画像を送信する送信部と、
    を備える医用画像処理装置。
  2. 前記処理回路はドプラ画像を生成する、請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記医用画像診断装置は超音波診断装置である、請求項1または請求項2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記ネットワークは無線を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記ネットワークは有線を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  6. 医用画像診断装置から転送される被検体の体内画像に関するデータを、ネットワークを介して、前記医用画像診断装置による前記被検体の撮像と並行してリアルタイムに受信する医用画像処理装置であって、
    受信した前記データに基づいて画像を生成する処理回路と、
    生成した前記画像を表示するディスプレイと、
    前記処理回路で生成した画像を、前記ネットワークを介して前記医用画像診断装置に送信する旨の指示を行なう指示部と、
    を備える医用画像処理装置。
  7. 前記指示部は、前記医用画像診断装置に対して、前記処理回路で生成した画像を保存させる旨の指示を、前記ネットワークを介して送信する請求項6記載の医用画像処理装置。
  8. 前記医用画像診断装置に対する指示は、
    前記処理回路で生成した画像を前記医用画像診断装置に送信する際、その画像に関する付帯情報も保存させる旨の指示である
    請求項7に記載の医用画像処理装置。
  9. 前記データは、
    前記医用画像診断装置において取得された画像データであって、前記ディスプレイに表示するための画像処理が施される前のデータである
    請求項1から8のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記データは、
    前記医用画像診断装置において受信した受信信号に信号処理を施したデータである
    請求項1から8のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  11. 前記データは、
    前記医用画像診断装置において取得された画像データであって、前記被検体の撮像断面に座標系を変換した座標変換後の画像データである
    請求項1から8のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  12. 医用画像診断装置と、前記医用画像診断装置から転送される被検体の体内画像に関するデータを、ネットワークを介して、前記医用画像診断装置による前記被検体の撮像と並行してリアルタイムに受信する医用画像処理装置と、を備える医用画像診断システムであって、
    前記医用画像処理装置は、
    受信した前記データに基づいて画像を生成する処理回路と、
    生成した前記画像を表示するディスプレイと、
    前記医用画像診断装置に対して、前記処理回路で生成した画像を、前記ネットワークを介して送信する送信部と、
    を備える医用画像診断システム。
  13. 前記処理回路はドプラ画像を生成する請求項12に記載の医用画像診断システム。
  14. 前記医用画像診断装置は、超音波診断装置である請求項12または請求項13に記載の医用画像診断システム。
  15. 前記ネットワークは無線を含む請求項12から14のいずれか1項に記載の医用画像診断システム。
  16. 前記ネットワークは有線を含む請求項12から14のいずれか1項に記載の医用画像診断システム。
  17. 前記医用画像診断装置は、前記ネットワークを介して前記医用画像処理装置から送信された前記処理回路で生成した画像を表示するディスプレイを備える請求項12から16のいずれか1項に記載の医用画像診断システム。
  18. 医用画像診断装置から転送される被検体の体内画像に関するデータを、ネットワークを介して、前記医用画像診断装置による前記被検体の撮像と並行してリアルタイムに受信する医用画像処理装置を構成するコンピュータに、
    受信した前記データに基づいて画像を生成する機能と、
    前記医用画像診断装置に対して、前記ネットワークを介して、生成した前記画像を送信する機能と、
    を実現させるための指示送信プログラム。
JP2015174661A 2015-09-04 2015-09-04 医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システム Active JP6576749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015174661A JP6576749B2 (ja) 2015-09-04 2015-09-04 医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015174661A JP6576749B2 (ja) 2015-09-04 2015-09-04 医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017047082A JP2017047082A (ja) 2017-03-09
JP6576749B2 true JP6576749B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=58280568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015174661A Active JP6576749B2 (ja) 2015-09-04 2015-09-04 医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6576749B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3694417A1 (en) * 2017-10-11 2020-08-19 Koninklijke Philips N.V. Intelligent ultrasound-based fertility monitoring

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7418480B2 (en) * 2001-10-25 2008-08-26 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Medical imaging data streaming
JP2005046192A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Toshiba Medical System Co Ltd 医用情報システム、医用データベースシステム、超音波診断装置、及び医用データ供給方法
WO2005074808A1 (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 遠隔超音波診断被検体側装置、遠隔超音波診断診察者側装置、および遠隔超音波診断システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017047082A (ja) 2017-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9943288B2 (en) Method and system for ultrasound data processing
US9314225B2 (en) Method and apparatus for performing ultrasound imaging
US9949718B2 (en) Method and system for controlling communication of data via digital demodulation in a diagnostic ultrasound system
US9332966B2 (en) Methods and systems for data communication in an ultrasound system
KR101860190B1 (ko) 초음파 진단 장치 및 그 제어 프로그램
US20240122577A1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
EP3138500B1 (en) Ultrasonic system and method applicable to wireless communication terminal having various resolution levels
JP4574785B2 (ja) 超音波診断装置および画像診断システム
US8870777B2 (en) Ultrasound diagnostic apparatus
JP6576749B2 (ja) 医用画像処理装置、指示送信プログラム、医用画像診断システム
WO2010055879A1 (ja) 超音波診断装置、超音波診断装置の信号処理方法
JP7432296B2 (ja) 医用情報処理システム
JP6855279B2 (ja) 医用画像装置、医用画像装置の制御プログラム、超音波画像表示装置、超音波画像表示装置の制御プログラム及び画像表示装置
JP6722322B1 (ja) 超音波装置及びその制御プログラム
US20210236083A1 (en) Ultrasound imaging apparatus and control method thereof
JP4868845B2 (ja) 超音波診断装置、超音波計測方法
US10417778B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus and medical image processing apparatus
JP6822806B2 (ja) 超音波診断装置および医用画像処理装置
US20180028148A1 (en) Ultrasound diagnosis apparatus, medical image processing apparatus, and medical image processing method
JP6576612B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
US20230371931A1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus and ultrasonic information processing apparatus
JP2019063483A (ja) 解析装置
JP2018020111A (ja) 超音波診断装置、医用画像処理装置、及び医用画像処理プログラム
US20200268354A1 (en) Apparatus and medium
JP6622114B2 (ja) 超音波診断装置、カメラ付き端末および位置合わせ支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160512

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6576749

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150