JP6573879B2 - ビデオ情報のスケーラブルコーディングのためのデバイスおよび方法 - Google Patents
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Description
[0026]ビデオ画像、TV画像、静止画像、あるいはビデオレコーダまたはコンピュータによって生成された画像など、デジタル画像は、水平ラインおよび垂直ラインで構成されたピクセルまたはサンプルからなり得る。単一の画像中のピクセルの数は一般に数万個である。各ピクセルは、一般に、ルミナンス情報とクロミナンス情報とを含んでいる。圧縮なしに、画像エンコーダから画像デコーダに搬送されるべき情報の量は、リアルタイム画像送信を不可能にするほど非常に大きい。送信されるべき情報の量を低減するために、JPEG、MPEGおよびH.263規格など、いくつかの異なる圧縮方法が開発された。
[0032]図1Aは、本開示で説明する態様による技法を利用し得る例示的なビデオコーディングシステム10を示すブロック図である。本明細書で使用し説明する「ビデオコーダ」という用語は、総称的にビデオエンコーダとビデオデコーダの両方を指す。本開示では、「ビデオコーディング」または「コーディング」という用語は、ビデオ符号化とビデオ復号とを総称的に指すことがある。
[0046]上記で手短に述べたように、ビデオエンコーダ20はビデオデータを符号化する。ビデオデータは1つまたは複数のピクチャを備え得る。ピクチャの各々は、ビデオの一部を形成する静止画像である。いくつかの事例では、ピクチャはビデオ「フレーム」と呼ばれることがある。ビデオエンコーダ20がビデオデータを符号化するとき、ビデオエンコーダ20はビットストリームを生成し得る。ビットストリームは、ビデオデータのコード化表現を形成するビットのシーケンスを含み得る。ビットストリームはコード化ピクチャと関連データとを含み得る。コード化ピクチャはピクチャのコード化表現である。
[0070]図2Aは、本開示で説明する態様による技法を実装し得るビデオエンコーダの一例を示すブロック図である。ビデオエンコーダ20は、HEVCの場合など、ビデオフレームの単一のレイヤを処理するように構成され得る。さらに、ビデオエンコーダ20は、本開示の技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。一例として、予測処理ユニット100は、本開示で説明する技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。別の実施形態では、ビデオエンコーダ20は、本開示で説明する技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成された随意のレイヤ間予測ユニット128を含む。他の実施形態では、レイヤ間予測は予測処理ユニット100(たとえば、インター予測ユニット121および/またはイントラ予測ユニット126)によって実行され得、その場合、レイヤ間予測ユニット128は省略され得る。ただし、本開示の態様はそのように限定されない。いくつかの例では、本開示で説明する技法は、ビデオエンコーダ20の様々な構成要素間で共有され得る。いくつかの例では、追加または代替として、プロセッサ(図示せず)が、本開示で説明する技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。
[00104]図2Bは、本開示で説明する態様による技法を実装し得るマルチレイヤビデオエンコーダ23の一例を示すブロック図である。ビデオエンコーダ23は、SHVCおよびマルチビューコーディングの場合など、マルチレイヤビデオフレームを処理するように構成され得る。さらに、ビデオエンコーダ23は、本開示の技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。
[00111]図3Aは、本開示で説明する態様による技法を実装し得るビデオデコーダの一例を示すブロック図である。ビデオデコーダ30は、HEVCの場合など、ビデオフレームの単一のレイヤを処理するように構成され得る。さらに、ビデオデコーダ30は、本開示の技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。一例として、動き補償ユニット162および/またはイントラ予測ユニット164は、本開示で説明する技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。一実施形態では、ビデオデコーダ30は、場合によっては、本開示で説明する技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成されたレイヤ間予測ユニット166を含み得る。他の実施形態では、レイヤ間予測は予測処理ユニット152(たとえば、動き補償ユニット162および/またはイントラ予測ユニット164)によって実行され得、その場合、レイヤ間予測ユニット166は省略され得る。ただし、本開示の態様はそのように限定されない。いくつかの例では、本開示で説明する技法は、ビデオデコーダ30の様々な構成要素間で共有され得る。いくつかの例では、追加または代替として、プロセッサ(図示せず)が、本開示で説明する技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。
[00128]図3Bは、本開示で説明する態様による技法を実装し得るマルチレイヤビデオデコーダ33の一例を示すブロック図である。ビデオデコーダ33は、SHVCおよびマルチビューコーディングの場合など、マルチレイヤビデオフレームを処理するように構成され得る。さらに、ビデオデコーダ33は、本開示の技法のいずれかまたはすべてを実行するように構成され得る。
[00134]いくつかの例示的な実装形態(たとえば、MV−HEVCおよびSHVC)では、特定のレイヤについて、どの1つまたは複数のレイヤが特定のレイヤのレイヤ間予測のために使用され得るかを指定する、direct_dependency_flagと呼ばれるシンタックス要素がある。一実施形態では、direct_dependency_flagは、ビデオデータのあるレイヤがビデオデータの別のレイヤに基づいて(またはそれに依存して)コーディングされるかどうかを指定する2次元アレイである。そのような2次元アレイは値direct_dependency_flag[i][j]の形態をとり得、ここで、iは、コーディングされるべきレイヤ(たとえば、現在のレイヤ)に対応し、jは、参照されるべきレイヤ(たとえば、参照レイヤ)に対応する。この例では、参照レイヤが現在のレイヤの直接参照レイヤでない場合、direct_dependency_flagは0であり得、参照レイヤが現在のレイヤの直接参照レイヤである場合、direct_dependency_flagは1であり得る。一実施形態では、direct_dependency_flagが省略されるかまたは未定義である場合、値は0であると推論される。別の実施形態では、direct_dependency_flagが省略されるかまたは未定義である場合、値は1であると推論される。一実施形態では、レイヤAがレイヤBの直接参照レイヤである場合、それは、レイヤBが、レイヤA中に含まれる情報に少なくとも部分的に基づいてコーディングされ得ることを意味する。別の実施形態では、レイヤAがレイヤBの直接参照レイヤである場合、それは、レイヤBが、レイヤA中に含まれる情報に少なくとも部分的に基づいてコーディングされることを意味する。いくつかの実施形態では、より小さいレイヤIDを有するすべてのレイヤ(たとえば、下位レイヤ)は特定のレイヤの直接参照レイヤである。他の実施形態では、下位レイヤのうちのいくつかのみが特定のレイヤの直接参照レイヤであり得る。たとえば、エンコーダは、計算の複雑さを低減するために、下位レイヤのうちのいくつかのみを特定のレイヤの直接依存性レイヤとして選定し得る。適用可能なコーディング方式(たとえば、HEVC)は、特定のレイヤがいくつの直接参照レイヤを有し得るかに関する限界を有することがある(たとえば、空間的スケーラビリティの場合、1つ以下の参照レイヤ)。一実施形態では、direct_dependency_flagフラグは、ビデオパラメータセット(VPS)中でシグナリングされ、コード化ビデオシーケンス(CVS:coded video sequence)全体に適用される。
[00135]現在のレイヤをコーディングするために使用される情報は、参照レイヤのテクスチャ情報(たとえば、ピクセル値)、参照レイヤの動き情報(たとえば、動きベクトル、参照インデックス、予測方向など)を含み得る。ただし、現在のレイヤをコーディングするために使用され得る参照レイヤの情報は、本明細書で説明するものに限定されず、参照レイヤ中に含まれるまたはそれの一部である何らかの情報であり得る。
[00138]いくつかの実装形態では、direct_dependency_type[i][j]は、変数NumSamplePredRefLayers[i]、NumMotionPredRefLayers[i]、SamplePredEnabledFlag[i][j]、MotionPredEnabledFlag[i][j]、NumDirectRefLayers[i]、RefLayerId[i][j]、MotionPredRefLayerId[i][j]、およびSamplePredRefLayerId[i][j]を導出するために使用される。一実施形態では、NumSamplePredRefLayersは、レイヤ間サンプル予測のために使用され得る参照レイヤの数を示し得、NumMotionPredRefLayersは、レイヤ間動き予測のために使用され得るレイヤの数を示し得、SamplePredEnabledFlagは、レイヤ間サンプル予測が、参照レイヤのサンプル情報を使用して現在のレイヤがコーディングされ得るように有効化されるかどうかを示し得、MotionPredEnabledFlagは、レイヤ間サンプル予測が、参照レイヤの動き情報を使用して現在のレイヤがコーディングされ得るように有効化されるかどうかを示し得、NumDirectRefLayersは、現在のレイヤが有する直接参照レイヤの数を示し得、RefLayerIdは参照レイヤのレイヤIDを示し得、MotionPredRefLayerIdは、レイヤ間動き予測がそれのために有効化される参照レイヤのレイヤIDを示し得、SamplePredRefLayerIdは、レイヤ間サンプル予測がそれのために有効化される参照レイヤのレイヤIDを示し得る。いくつかの実施形態では、direct_dependency_type[i][j]は、いくつかのビットストリーム適合制約に適合するために、両端値を含む0〜2の範囲内の値を有し得る。direct_dependency_type[i][j]の値は、両端値を含む0〜2の範囲内にあり得るが、いくつかの実施形態では、デコーダは、両端値を含む3〜232−2の範囲内のdirect_dependency_type[i][j]の値がシンタックス中に出現することを可能にし得る。いくつかの実装形態では、エンコーダは、2よりも大きいdirect_dependency_type値を指定しないことがあるが、デコーダは、2よりも大きい値をパースする(parse)ように構成され得る。いくつかの実装形態では、2よりも大きいdirect_dependency_type値は、直接依存性がないことを示し得る。いくつかの実装形態では、direct_dependency_typeシンタックス要素の長さは、direct_dep_type_len_minus2+2であり得る。たとえば、この値は、direct_dependency_typeシンタックス要素の長さが2であるので、いくつかの既存のコーディング方式(たとえば、HEVC)では2に等しい。現在知られているかまたは将来開発される他の実装形態は、コード化ビデオデータの他の態様および特性を示すために、2よりも大きい値を使用し得る。
[00140]いくつかの既存のコーディング方式では、参照レイヤコーデックは、HEVCまたはH.264/AVC、または一般的な非HEVCコーデックであり得る。さらに、使用されるべきコーデックを示すパラメータセット中のフラグがあり得る。たとえば、ビデオパラメータセット(VPS)中のフラグは、参照レイヤをコーディングするためにHEVCコーデックが使用されるのか非HEVC(たとえば、AVC)コーデックが使用されるのかを示し得る。一例では、フラグavc_base_layer_flagは、参照レイヤコーデックが、勧告(Recommendation)ITU−T H.264|国際規格ISO/IEC14496−10に従うビデオコーディング規格に適合することを示す、1に等しい値を有し得、代替的に、参照レイヤコーデックがHEVC仕様に適合することを示す、0に等しい値を有し得る。したがって、エンハンスメントレイヤを符号化または復号するように構成されたコーディングデバイスは、参照レイヤに関してAVCコーデックが使用されるのかHEVCコーデックが使用されるのか(または何らかの他の非HEVCコーデックが使用されるのか)に関する情報を有し得る。
[00141]いくつかの参照レイヤコーディング方式(たとえば、AVC)では、動き情報は、1つまたは複数のエンハンスメントレイヤをコーディングするために利用可能でないことがある。たとえば、参照レイヤコーダ(たとえば、エンコーダまたはデコーダ)は、(たとえば、表示のために)テクスチャ(たとえば、ピクセル値)情報のみを出力し得、参照レイヤをコーディングするために使用される動き情報を出力しないことがある。そのような場合、動き情報は、エンハンスメントレイヤコーデックによってアクセス可能でないことがあり、したがって、エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用されないことがある。
[00145]いくつかの実装形態では、1のavc_base_layer_flag値は、参照ピクチャリスト構成のための勧告ITU−T H.264|ISO/IEC14496−10復号プロセスを使用して参照レイヤが復号されるとき、出力参照ピクチャリストrefPicList0(および、適用可能なとき、refPicList1)が、コード化ピクチャ(たとえば、参照ピクチャリストがそれに関連付けられるピクチャ)の時間的IDよりも大きい時間的IDを有するピクチャを含んでいないことを示す。いくつかの実装形態では、入力としてtemporal_idのための任意の値を用いて、勧告ITUT H.264|ISO/IEC14496−10サブクローズG.8.8.1において指定されているようにサブビットストリーム抽出プロセスを使用して導出され得る、勧告ITU−T H.264|ISO/IEC14496−10適合ベースレイヤのすべてのサブビットストリームはCVSのセットを生じ、各CVSは、勧告ITUT H.264|ISO/IEC14496−10アネックスA、G、およびHにおいて指定されたプロファイルのうちの1つまたは複数に適合するものとする。
[00146]上記で説明したように、レイヤ間動き予測(または他の予測モード)の使用を示すために使用されるフラグまたはシンタックス要素の値は、たとえば、avc_base_layer_flagまたは他のシンタックス要素によって指定されるか、またはいくつかのあるシンタックス要素から導出され得る、参照レイヤ(またはベースレイヤ)をコーディングするために使用されるコーデックに依存することができる。一実施形態では、ベースレイヤは、最も小さいレイヤIDをもつレイヤである。別の実施形態では、ベースレイヤは、0のレイヤIDを有するレイヤである。いくつかの実施形態では、レイヤ間動き予測は、AVC参照レイヤについて無効化される。他の実施形態では、レイヤ間動き予測は、非HEVC参照レイヤについて無効化される。レイヤ間動き予測の無効化は、以下で説明するように実装され得る。
[00147]一実施形態では、direct_dependency_typeは、任意の非HEVC参照レイヤについて0に等しい値をとる。別の実施形態では、direct_dependency_typeは、AVC参照レイヤについて0に等しい値をとる。この特徴は、direct_dependency_typeシンタックス要素に対するビットストリーム制約として実装され得る。たとえば、適合ビットストリームでは、0のレイヤIDを有するレイヤ(たとえば、ベースレイヤ)に関するdirect_dependency_typeは、avc_base_layer_flagが1に等しい場合、0に等しいものとする。別の例では、適合ビットストリームは、avc_base_layer_flagが1に等しい場合、0のレイヤIDを有するレイヤ(たとえば、ベースレイヤ)のためのレイヤ間動き予測を指定するシンタックス要素を含んでいないものとする。
[00148]一実施形態では、非HEVC(たとえば、AVC)コーディング方式でコーディングされる参照レイヤについて、direct_dependency_typeは、avc_base_layer_flagが1に等しい場合にレイヤ間サンプル予測のみを有効化することによって、条件付きでシグナリングされる。レイヤ間サンプル予測は非HEVCコード化(たとえば、AVCコード化)レイヤのための唯一の利用可能なレイヤ間予測であるので、avc_base_layer_flagが1に等しい場合、direct_dependency_typeシグナリングは省略され得、direct_dependency_typeの値は、(たとえば、唯一のレイヤ間サンプル予測が使用されることを示す)0であると推論され得る。
[00151]本開示では、レイヤ間予測のタイプを示すdirect_dependency_typeシンタックス要素が、様々な実施形態を説明するために使用されるが、同じ技法および機構が、レイヤ間予測タイプを指定することができる他のシンタックス要素に適用および拡張され得る。
[00154]図4は、本開示の一実施形態による、ビデオ情報をコーディングするための方法400を示すフローチャートである。図4に示されたステップは、エンコーダ(たとえば、図2Aまたは図2Bに示されているビデオエンコーダ)、デコーダ(たとえば、図3Aまたは図3Bに示されているビデオデコーダ)、または任意の他の構成要素によって実行され得る。便宜上、方法400は、エンコーダ、デコーダまたは別の構成要素であり得る、コーダによって実行されるものとして説明する。
[00157]図5は、本開示の一実施形態による、ビデオ情報をコーディングするための方法500を示すフローチャートである。図5に示されたステップは、エンコーダ(たとえば、図2Aまたは図2Bに示されているビデオエンコーダ)、デコーダ(たとえば、図3Aまたは図3Bに示されているビデオデコーダ)、または任意の他の構成要素によって実行され得る。便宜上、方法500は、エンコーダ、デコーダまたは別の構成要素であり得る、コーダによって実行されるものとして説明する。
[00161]本明細書で開示する情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
の特許請求の範囲内に入る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ビデオ情報をコーディングするように構成された装置であって、前記装置は、
参照レイヤとエンハンスメントレイヤとに関連付けられたビデオ情報を記憶するように構成されたメモリと、前記参照レイヤが参照レイヤ(RL)コーデックに関連付けられ、前記エンハンスメントレイヤがエンハンスメントレイヤ(EL)コーデックに関連付けられ、
前記メモリと通信しているプロセッサと
を備え、前記プロセッサは、
前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することと、
前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであると決定したことに応答して、ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという指示を処理することと
を行うように構成された、装置。
[C2] 前記プロセッサは、前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが、前記エンハンスメントレイヤに関連付けられた第2のコーデックと異なるかどうかを決定することによって、前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定するように構成された、C1に記載の装置。
[C3] 前記プロセッサは、前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを示すフラグまたはシンタックス要素の値を決定することによって、前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定するように構成された、C1に記載の装置。
[C4] 前記プロセッサは、前記ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示をシグナリングするのを控えることと、前記RLコーデックが非HEVCコーデックであるかどうかに基づいて前記指示を決定することと、を行うようにさらに構成された、C1に記載の装置。
[C5] 前記プロセッサは、前記ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示をシグナリングするのを控えることと、前記RLコーデックがAVCコーデックであるかどうかに基づいて前記指示を決定することと、を行うようにさらに構成された、C1に記載の装置。
[C6] 前記プロセッサは、前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックであると決定したことに応答して、前記ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないことを示す1つまたは複数のシンタックス要素またはフラグをシグナリングまたは受信することによって、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理するように構成された、C1に記載の装置。
[C7] 前記プロセッサは、前記ビデオビットストリーム中で追加のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングまたは受信することなしに、前記RLコーデックが非HEVCコーデックであるかどうかに基づいて、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと決定することによって、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理するように構成された、C1に記載の装置。
[C8] 前記プロセッサは、前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得る前記参照レイヤの情報がテクスチャ情報に制限されることを示す1つまたは複数のシンタックス要素またはフラグをシグナリングまたは受信することによって、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理するように構成された、C1に記載の装置。
[C9] 前記プロセッサは、前記参照レイヤが前記エンハンスメントレイヤの直接参照レイヤであるかどうかを示すフラグまたはシンタックス要素を処理するのを控えることによって、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理するように構成された、C1に記載の装置。
[C10] 前記プロセッサは、前記参照レイヤと前記エンハンスメントレイヤとの間の依存性タイプを示すフラグまたはシンタックス要素を処理するのを控えることによって、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理するように構成された、C1に記載の装置。
[C11] 前記特定のコーデックが非HEVCコーデックを備える、C1に記載の装置。
[C12] 前記特定のコーデックがAVCコーデックを備える、C1に記載の装置。
[C13] 前記RLコーデックがAVCコーデックを備え、前記ELコーデックがHEVCコーデックを備える、C1に記載の装置。
[C14] 前記装置がエンコーダを備え、ここにおいて、前記プロセッサが、前記ビデオビットストリーム中で前記ビデオ情報を符号化するようにさらに構成された、C1に記載の装置。
[C15] 前記装置がデコーダを備え、ここにおいて、前記プロセッサが、前記ビデオビットストリーム中で前記ビデオ情報を復号するようにさらに構成された、C1に記載の装置。
[C16] 前記装置が、コンピュータと、ノートブックと、ラップトップと、コンピュータと、タブレットコンピュータと、セットトップボックスと、電話ハンドセットと、スマートフォンと、スマートパッドと、テレビジョンと、カメラと、ディスプレイデバイスと、デジタルメディアプレーヤと、ビデオゲームコンソールと、車内コンピュータとのうちの1つまたは複数からなるグループから選択されるデバイスを備える、C1に記載の装置。
[C17] ビデオ情報をコーディングする方法であって、前記方法は、
参照レイヤに関連付けられた参照レイヤ(RL)コーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することと、
前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであると決定したことに応答して、ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報がエンハンスメントレイヤ(EL)コーデックに関連付けられたエンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという指示を処理することと
を備える、方法。
[C18] 前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することは、前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが、前記エンハンスメントレイヤに関連付けられた第2のコーデックと異なるかどうかを決定することを備える、C17に記載の方法。
[C19] 前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することは、前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックであるかどうかを示すフラグまたはシンタックス要素の値を決定することを備える、C17に記載の方法。
[C20] 前記ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示をシグナリングするのを控えることと、前記RLコーデックが非HEVCコーデックであるかどうかに基づいて前記指示を決定することと、をさらに備える、C17に記載の方法。
[C21] 前記ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示をシグナリングするのを控えることと、前記RLコーデックがAVCコーデックであるかどうかに基づいて前記指示を決定することと、をさらに備える、C17に記載の方法。
[C22] 前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理することは、前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックであると決定したことに応答して、前記ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないことを示す1つまたは複数のシンタックス要素またはフラグをシグナリングまたは受信することを備える、C17に記載の方法。
[C23] 前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理することは、前記ビデオビットストリーム中で追加のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングまたは受信することなしに、前記RLコーデックが非HEVCコーデックであるかどうかに基づいて、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと決定することを備える、C17に記載の方法。
[C24] 前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理することは、前記ビデオビットストリーム中で、前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得る前記参照レイヤの情報がテクスチャ情報に制限されることを示す1つまたは複数のシンタックス要素またはフラグをシグナリングまたは受信することを備える、C17に記載の方法。
[C25] 前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理することは、前記参照レイヤが前記エンハンスメントレイヤの直接参照レイヤであるかどうかを示すフラグまたはシンタックス要素を処理するのを控えることを備える、C17に記載の方法。
[C26] 前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理することは、前記参照レイヤと前記エンハンスメントレイヤとの間の依存性タイプを示すフラグまたはシンタックス要素を処理するのを控えることを備える、C17に記載の方法。
[C27] 実行されたとき、
参照レイヤとエンハンスメントレイヤとに関連付けられたビデオ情報を記憶することと、前記参照レイヤが参照レイヤ(RL)コーデックに関連付けられ、前記エンハンスメントレイヤがエンハンスメントレイヤ(EL)コーデックに関連付けられ、
前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することと、
前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであると決定したことに応答して、ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという指示を処理することと
を備えるプロセスを装置に実行させるコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C28] 前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理することは、前記ビデオビットストリーム中で追加のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングまたは受信することなしに、前記RLコーデックが非HEVCコーデックであるかどうかに基づいて、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと決定することを備える、C27に記載のコンピュータ可読媒体。
[C29] ビデオ情報をコーディングするように構成されたビデオコーディングデバイスであって、前記ビデオコーディングデバイスは、
参照レイヤとエンハンスメントレイヤとに関連付けられたビデオ情報を記憶するための手段と、前記参照レイヤが参照レイヤ(RL)コーデックに関連付けられ、前記エンハンスメントレイヤがエンハンスメントレイヤ(EL)コーデックに関連付けられ、
前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定するための手段と、
前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであると決定したことに応答して、ビデオビットストリーム中で、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという指示を処理するための手段と
を備える、ビデオコーディングデバイス。
[C30] 前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないという前記指示を処理するための前記手段は、前記ビデオビットストリーム中で追加のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングまたは受信することなしに、前記RLコーデックが非HEVCコーデックであるかどうかに基づいて、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと決定するための手段を備える、C29に記載のビデオコーディングデバイス。
Claims (13)
- ビデオ情報をコーディングする方法であって、前記方法は、
参照レイヤに関連付けられた参照レイヤ(RL)コーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することと、
前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるという決定に基づいて、前記参照レイヤの動き情報がエンハンスメントレイヤ(EL)コーデックに関連付けられたエンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得るかどうかを示すように構成された第1のフラグまたはシンタックス要素を、ビデオビットストリーム中で処理することなしに、前記参照レイヤの前記動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと決定することと
を備え、
前記方法は、
前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックであるという前記決定に基づいて、前記ビデオビットストリーム中で、前記第1のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングするのを控えること、
をさらに備える、方法。 - 前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することは、前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが、前記エンハンスメントレイヤに関連付けられた第2のコーデックと異なるかどうかを決定することを備える、請求項1に記載の方法。
- 前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定することは、前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックであるかどうかを示す第2のフラグまたはシンタックス要素の値を決定することを備える、請求項1に記載の方法。
- 前記RLコーデックが非HEVCコーデックであるかどうかに基づいて前記参照レイヤの前記動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得るかどうかを推論すること、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 前記RLコーデックがAVCコーデックであるかどうかに基づいて、前記参照レイヤの前記動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得るかどうかを推論すること、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックではないという決定に基づいて、前記ビデオビットストリーム中で、前記第1のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 前記RLコーデックがAVCコーデックであるかどうかを示す追加のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングすることなしに、前記参照レイヤの前記動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと、前記RLコーデックがAVCコーデックであるかどうかに基づいて、決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得る前記参照レイヤの情報がテクスチャ情報に制限されると決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 前記参照レイヤが前記エンハンスメントレイヤの直接参照レイヤであるかどうかを示すdirect_dependency_flagを処理するのを控えることをさらに備え、
前記第1のフラグまたはシンタックス要素は、前記direct_dependency_flagを備える、請求項1に記載の方法。 - 前記参照レイヤと前記エンハンスメントレイヤとの間の直接依存性タイプを示すdirect_dependency_typeを処理するのを控えることをさらに備え、
前記第1のフラグまたはシンタックス要素は、前記direct_dependency_typeを備える、請求項1に記載の方法。 - 実行されたとき、請求項1乃至10のいずれか1項による方法を装置に実行させるコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
- ビデオ情報をコーディングするように構成されたビデオコーディングデバイスであって、前記ビデオコーディングデバイスは、
参照レイヤとエンハンスメントレイヤとに関連付けられたビデオ情報を記憶するための手段と、前記参照レイヤが参照レイヤ(RL)コーデックに関連付けられ、前記エンハンスメントレイヤがエンハンスメントレイヤ(EL)コーデックに関連付けられ、
前記参照レイヤに関連付けられた前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるかどうかを決定するための手段と、
前記RLコーデックが特定のタイプのコーデックであるという決定に基づいて、前記参照レイヤの動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得るかどうかを示すように構成された第1のフラグまたはシンタックス要素を、ビデオビットストリーム中で処理することなしに、前記参照レイヤの前記動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと決定するための手段と
を備え、
前記ビデオコーディングデバイスは、
前記RLコーデックが前記特定のタイプのコーデックであるという前記決定に基づいて、前記ビデオビットストリーム中で、前記第1のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングするのを控えるための手段、
をさらに備える、ビデオコーディングデバイス。 - 前記RLコーデックがAVCコーデックであるかどうかを示す追加のフラグまたはシンタックス要素をシグナリングすることなしに、前記参照レイヤの前記動き情報が前記エンハンスメントレイヤをコーディングするために使用され得ないと、前記RLコーデックがAVCコーデックであるかどうかに基づいて、決定するための手段をさらに備える、請求項12に記載のビデオコーディングデバイス。
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