JP6572093B2 - 画像符号化装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
D1=d−b … (1)
D2=b−c … (2)
D3=c−a … (3)
この差分値D1、D2、D3を9通り(−4から4まで)に量子化して、それぞれの差分の量子化値Q1、Q2、Q3を求める。このとき量子化値Q1、Q2、Q3を求めるための予め定められた非負の整数値を閾値T1、T2、T3とする。例として差分値D1の量子化値Q1と閾値との関係を図7(b)に示す。D2とQ2、D3とQ3の関係についても同様である。例えば、0〜255の値を取る8ビットの画像に対しては、T1=3、T2=7、T3=21といった値が設定される。このようにして得られたQ1,Q2,Q3の組み合わせ{Q1,Q2,Q3}は、Q1、Q2、Q3がそれぞれ−4から4までの9通りの値を持つので、9×9×9=729通りとなる。状態{Q1,Q2,Q3}で予測誤差eが発生する確率と、状態{−Q1,−Q2,−Q3}で予測誤差−eが発生する確率は同じとして考えて良いので、これらの状態を統合して365通りに縮退する。この365通りの状態でそれぞれ想定される確率分布に応じて着目画素xの予測誤差を符号化する。JPEG−LSではそれぞれの状態ごとに予測誤差の絶対値の総和とその状態の発生回数を保持し、これらの値からゴロム・ライス符号化のKパラメータを設定することで各状態の確率分布に適応した符号化を行う。符号化の開始時点ではこれらの値に初期値を設定しておき、符号化処理の過程で随時値を更新していくことにより、動的に各状態の確率分布に追従する。
図2は本実施形態に係る情報処理装置の基本構成を示す図である。情報処理装置は、CPU201、RAM202、ROM203、キーボード204、ポインティングデバイスとしてのマウス205を有する。また、画像処理装置は、表示装置206、HDDなどの外部記憶装置207、CDやDVDなどの記憶媒体ドライブ208、外部装置と通信インターフェースであるI/F209、並びに、これらを接続するバス210を有する。
本実施形態の画像処理装置における符号化対象の画像の種類は特に問わない。モノクロ画像であっても良いし、複数の色のコンポーネントで構成されるカラー画像であっても良い。ただし、具体的に示した方が理解が容易になるので、実施形態における符号化対象画像は、R、G,Bの3つのコンポーネント(色成分)のカラー画像データであり、各コンポーネントは8ビット(0〜255の範囲の輝度値)であるものとする。また、画像データの並びは点順次、即ち、ラスタースキャン順に各画素のコンポーネントが順に並べて構成されるものとする。画像は水平方向W画素、垂直方向H画素により構成されるものとする。
p=min(a,b) (max(a,b)≦c の場合) or
p=max(a,b) (min(a,b)≧c の場合) or
p=a+b−c (上記以外) …(4)
ここで、min(x,y)はx、yの小さい方を返す関数、max(x,y)は大きい方の値を返す関数である。
S= 2×e (e≧0の場合)
S=−2×e−1 (e<0の場合) …(5)
上記の結果、符号化シンボルSは非負の整数となり、それが偶数か奇数かでもって予測誤差eの正負の符号が識別できることになる。
(1)Sを2進数表現して、SをKビット右シフトした値の0を並べ、その後に1を付加する。
(2)(1)の後ろに、Sの下位Kビットを取りだして付け加える。
g=|D1|+|D2|+|D3|=|d−b|+|b−c|+|c−a| …(6)
SS(g)←SS(g)+S
cnt(g)←cnt(g)+1
SSave(g)←SS(g)/cnt(g)
基本的に勾配値gが小さい場合、符号化シンボル平均値SSave()を縦軸に、勾配値gを横軸に取って図示すると図8(b)の例に示したような結果となる。以上ステップS601〜S609の処理により、勾配値g毎の符号化シンボル平均値SSave(g) を得る事ができる。
状態分離閾値決定部102は、このようにして閾値T1,T2,T3を決定すると、閾値T1,T2,T3を、予測符号化部103に設定する。予測符号化部103は、予測符号化する際に算出した差分値D1、D2、D3を、閾値T1,T2,T3を用いて量子化を行ってQ1,Q2,Q3を求め、JPEG−LSに従って符号化すればよいので、その説明は省略する。
上記第1の実施形態では状態分離のための閾値を、ゴロム・ライス符号化における最適Kパラメータが切り替わる点に基づき決定した。この方法は最適Kパラメータが切り替わるほどの符号化シンボル平均の変動がない場合には適用出来ない。そこで本第2の実施形態では、符号化シンボル平均に対する最適Kパラメータの代わりに、符号化シンボル平均の最大値、最小値に基づく状態分離閾値決定方法を説明する。
R=SSave(100)−SSave(10)
この際、図10に示すように勾配値が比較的大きい領域では、該当するパターンが発生せず、符号化シンボル平均値SSave()が0となってしまう場合がある。この場合の符号化シンボル平均値は最大値max(SSave()) と最小値Min(SSave()を決定する際のサンプルに含めないことが望ましい。
第1の実施形態では予測符号化時に用いるゴロム・ライス符号化の特性を鑑み、最適Kパラメータが切り替わる点を状態分離の閾値とした。予測符号化の方式をゴロム・ライス符号化に限らず、より汎用的な符号化方式に対応する決定方法とするために、符号化シンボル平均値の変化量に対し予め定められた閾値に基づいて、状態分離の閾値を決定するよう構成してもよい。状態分離の閾値がT1,T2,T3の3つである場合、それに対応し、符号化シンボル平均値の変化量に対する閾値はU1、U2、U3となる。
SSave(4)−SSave(0)=8.03−4.46=3.57>U1=2
となり初めて初期値SI(g=0)との差分がU1以上となるため、T1=4となる。他の閾値T2、T3も同様である。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では一つの入力画像に対し一回、状態分離閾値決定処理を実施したが、入力画像の特性に応じて状態分離閾値が決定されていれば良く、代表画像のみ当該処理にて閾値を決定し、その他の画像は該閾値を流用するよう構成しても良い。例えば動画や医用のCT画像など、類似した画像群をまとめて符号化する場合に有効である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (8)
- 着目画素の周囲の符号化済みの画素群において、予め設定された位置関係にあり、所定数の画素ペアの差分値を算出し、算出した差分値を量子化し、量子化した各値に基づき前記着目画素の周囲の状態を分類し、当該分類された状態に応じたパラメータに従って、前記着目画素の予測誤差を符号化する画像符号化装置であって、
符号化対象画像データを入力する入力手段と、
入力した前記符号化対象画像データにおける着目画素の周囲の前記所定数の画素ペアの差分値に基づき、前記着目画素の位置における画像状態の指標値を算出する第1の算出手段と、
符号化対象の画像データの前記着目画素の予測誤差を算出し、当該予測誤差に対応する符号化シンボル値を求める第2の算出手段と、
前記指標値ごとに、前記符号化シンボル値の平均値を算出する第3の算出手段と、
該第3の算出手段で算出した指標値ごとの符号化シンボル値の平均値に基づき、前記量子化を行う際の量子化閾値を決定する閾値決定手段と
を有することを特徴とする画像符号化装置。 - 前記閾値決定手段は、前記指標値を初期値から昇順に辿った際の前記符号化シンボル値の符号長が最短となる前記パラメータの変化位置を求めることで、前記量子化閾値を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
- 前記閾値決定手段は、前記符号化シンボル値の平均値の最大値と最小値との差分に基づいて前記量子化閾値を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
- 前記閾値決定手段は、前記指標値を初期値から昇順に辿っていった際の、前記初期値における前記符号化シンボル値と、昇順に辿った後の指標値における前記符号化シンボル値との差が予め設定された閾値を超えるたびに、前記量子化閾値を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
- 前記予測誤差の符号化は、ゴロム・ライス符号化を用いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
- 着目画素の周囲の符号化済みの画素群において、予め設定された位置関係にあり、所定数の画素ペアの差分値を算出し、算出した差分値を量子化し、量子化した各値に基づき前記着目画素の周囲の状態を分類し、当該分類された状態に応じたパラメータに従って、前記着目画素の予測誤差を符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
入力手段が、符号化対象画像データを入力する入力工程と、
第1の算出手段が、入力した前記符号化対象画像データにおける着目画素の周囲の前記所定数の画素ペアの差分値に基づき、前記着目画素の位置における画像状態の指標値を算出する第1の算出工程と、
第2の算出手段が、符号化対象の画像データの前記着目画素の予測誤差を算出し、当該予測誤差に対応する符号化シンボル値を求める第2の算出工程と、
第3の算出手段が、前記指標値ごとに、前記符号化シンボル値の平均値を算出する第3の算出工程と、
閾値決定手段が、前記第3の算出工程で算出した指標値ごとの符号化シンボル値の平均値に基づき、前記量子化を行う際の量子化閾値を決定する閾値決定工程と
を有することを特徴とする画像符号化装置の制御方法。 - コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像符号化装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- 請求項7に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み込み可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015210008A JP6572093B2 (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 画像符号化装置及びその制御方法 |
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