JP6571420B2 - 加工設備 - Google Patents
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Description
図9に示すように、テーブル101に、工作物102が載せられ、この工作物102が押圧部材103で下向きに押さえられる。この状態で、工具104、104により工作物102の両側面が切削される。この切削作業の工程を、図10及び図11に基づいて、更に詳しく説明する。
図10(b)に示すように、工作物102をテーブル101に載せる。
図10(c)に示すように、工作物102から把持爪105、105を外す。このときに、工作物102に荒切り時に発生したバリが残っていると、このバリが把持爪105に引っかかり、想像線で示すように、工作物102が横ずれすることがある。
図10(e)に示すように、押圧部材103で、工作物102をテーブル101に押圧する。この状態で、切削液ノズル107から切削液108を噴射しつつ、工具109、109で工作物102に機械加工を施す。
特に、工作物102が小型・軽量である場合に、切削液108の一部が工作物102と押圧部材103とを接着する役割を果たし、図11(b)に示すように、押圧部材103に付いて工作物103が上がることがある。
すると、落下の影響で、図11(c)に示すように、工作物102は、横ずれした状態でテーブル101に載る。
その後に、図11(e)に示すように、工作物102を把持爪105、105で把持し、テーブル101から撤去する。
しかし、設備の簡略化及び低コスト化が求められる中、工作物の位置を矯正する矯正片を省くことができる加工設備が求められる。
前記テーブルに、水平移動する前記工作物を止めるストッパを備え、
前記ロボットに、前記工作物を前記ストッパへ押す押し棒を備え、
前記制御部は、前記工具による機械加工が終了したら前記切削液の噴射を停止し、前記押し棒で前記工作物を前記ストッパへ付勢し、この付勢が実施されている間に、前記押圧部材を上昇する、一連の制御を実施することを特徴とする。
テーブルにストッパを付設し、ロボットに押し棒を付設するだけで、従来の矯正片を省くことができる。
よって、請求項1によれば、工作物の位置を矯正する矯正片を省くことができる加工設備が提供される。
ストッカ50は、安全フェンス48の面に沿って、安全フェンス48の一部として配置されるため、長さや高さは十分に確保することができる。
以下の説明の便利のために、ストッカ50の面に平行で水平な軸をx軸、このx軸に直交してストッカ50を貫通する水平軸をy軸、図面表裏方向へ延びる鉛直軸をz軸とする。
格子であるため、y軸に沿って延びる貫通部54を多数個備えている。
1つの貫通部54に、1個の工作物11が投入される。そのために、貫通部54毎に、引き出し状のスライダ55と、このスライダ55に載せたワークパレット56とを設けた。
図6(a)に示すように、引き出されたワークパレット56に作業員の手で工作物11が載せられる。
図6(b)に示すように、ワークパレット56及び工作物11が、作業員の手で、棚51内部へ収納状態とされる。
図6(d)に示すように、フック74L、74Rがy軸に沿って移動し、ワークパレット56及び工作物を棚51から工作機械側へ引き出す。この状態で、把持爪31L、31Rで工作物11をピックアップする。
寸法測定機構40の構成は任意であるため、測定の原理だけを図7で説明する。
図7(a)にて、A寸法測定子41L、41Rで、工作物11のA寸法を測定する。
図7(b)にて、B寸法測定子42L、42Rで、工作物11のB寸法を測定する。
図7(c)にて、C寸法測定子43で、工作物11のC寸法を測定する。
以上により、加工前の工作物11のABC寸法が測定できた。
合致していなければ、制御部49は警報を発し、作業を中断するなどの処置を講じる。
この状態で、把持爪31L、31Rを工作物11から分離すると、工作物11が横ずれすることがある。
この後、押し棒32を外し、把持爪31L、31Rで、工作物11をテーブル21からピックアップする。
先ず、本発明の加工設備10は、工作物11を載せるテーブル21と、工作物21をテーブル21に上から押し付ける押圧部材22と、この押圧部材22で押圧されている工作物21に機械加工を施す工具24L、24Rと、工具24L、24R及び工作物11に切削液78を噴射する切削液ノズル77と、工作物21をテーブル21に載せると共に工作物21をテーブル21からピックアップするロボット30と、このロボット30などを制御する制御部49を備えている。
さらに、制御部49は、工具24L、24Rによる機械加工が終了したら切削液78の噴射を停止し、押し棒32で工作物11をストッパ21aへ付勢し、この付勢が実施されている間に、押圧部材22を上昇する、一連の制御を実施する。
この制御により、押圧部材22の上昇に起因して発生する可能性のある工作物11の位置ずれを、防止することができる。
この制御により、ロボット49に起因して発生する可能性のある工作物11の位置ずれを、防止することができる。
Claims (2)
- 工作物を載せるテーブルと、前記工作物を前記テーブルに上から押し付ける押圧部材と、この押圧部材で押圧されている前記工作物に機械加工を施す工具と、この工具及び前記工作物に切削液を噴射する切削液ノズルと、前記工作物を前記テーブルに載せると共に前記工作物を前記テーブルからピックアップするロボットと、このロボットを制御する制御部を備えている加工設備において、
前記テーブルに、水平移動する前記工作物を止めるストッパを備え、
前記ロボットに、前記工作物を前記ストッパへ押す押し棒を備え、
前記制御部は、前記工具による機械加工が終了したら前記切削液の噴射を停止し、前記押し棒で前記工作物を前記ストッパへ付勢し、この付勢が実施されている間に、前記押圧部材を上昇する、一連の制御を実施することを特徴とする加工設備。 - 前記制御部は、前記ロボットで前記工作物を前記テーブルに載せている間に、前記押圧部材を下げ、この押圧部材で前記工作物を前記テーブルへ押圧しているときに、前記ロボットを前記工作物から分離する、一連の制御を実施することを特徴とする請求項1記載の加工設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015133616A JP6571420B2 (ja) | 2015-07-02 | 2015-07-02 | 加工設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015133616A JP6571420B2 (ja) | 2015-07-02 | 2015-07-02 | 加工設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017013193A JP2017013193A (ja) | 2017-01-19 |
JP6571420B2 true JP6571420B2 (ja) | 2019-09-04 |
Family
ID=57827619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015133616A Active JP6571420B2 (ja) | 2015-07-02 | 2015-07-02 | 加工設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6571420B2 (ja) |
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2015
- 2015-07-02 JP JP2015133616A patent/JP6571420B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2017013193A (ja) | 2017-01-19 |
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