JP6567953B2 - Cooker - Google Patents
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Description
本発明は、被加熱物を加熱するための加熱調理器に関する。 The present invention relates to a cooking device for heating an object to be heated.
特許文献1は、複数枚の鍋(調理容器)を重ね合わせて収納する時、鍋の鍔部や把手を重ねて鍋と鍋との間に隙間を設けて鍋が擦れないようにすることが知られている。
In
しかしながら、グリルユニットでは、調理庫という限られた空間内に、複数の調理鍋と蓋とを重ねた状態で収納する必要がある。 However, in the grill unit, it is necessary to store a plurality of cooking pans and lids in a limited space called a cooking cabinet.
調理庫で使用する調理容器は、魚を焼くときに発生する脂飛びを防ぐために側板を天井近くまで高くする必要が有る。また、調理容器を使用する事で一度に焼ける量が減らないように底板の面積を極力大きくする必要が有り、そのため、重ねた時に調理容器と調理容器との隙間を大きく設けられない課題が有る。この隙間が小さいと、調理容器にセラミックやホーローなどの硬化後に硬い被膜を形成する塗料を塗布した場合、寸法公差のバラツキ、塗布バラツキなどで調理容器を重ねた時に、お互いの塗料同士が擦れて調理容器が分離できなくなる課題の発生が考えられる。 The cooking container used in the cooking chamber needs to raise the side plate close to the ceiling in order to prevent fat skipping that occurs when grilling fish. In addition, it is necessary to increase the area of the bottom plate as much as possible so that the amount of baking at a time does not decrease by using a cooking container, so there is a problem that a large gap between the cooking container and the cooking container cannot be provided when stacked. . If this gap is small, when a coating material that forms a hard film after curing, such as ceramic or enamel, is applied to the cooking container, the coating materials rub against each other when the cooking container is stacked due to dimensional tolerance variation, application variation, etc. The generation | occurrence | production of the subject which cannot separate a cooking container can be considered.
本発明は前記した従来の問題を解決するものであり、本体の前面に開口を有する調理庫と、該調理庫内に設けられたヒータと、前記ヒータによって加熱される調理容器と、前記調理容器を支持して前記調理庫に出し入れするホルダと、を備え、前記調理容器は、摩耗強度の強い第1のコート剤を塗布した深型容器と、該第1のコート剤よりも摩耗強度の弱い第2のコート剤を塗布した浅型容器と、から選択して使用されるものであり、前記深型容器および前記浅型容器を前記調理庫に収納する時は、前記深型容器の上に、前記浅型容器を重ねることが可能であるものである。
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, a cooking chamber having an opening on the front surface of the main body, a heater provided in the cooking chamber, a cooking container heated by the heater , and the cooking container And a holder for taking out and putting in and out of the cooking chamber, wherein the cooking container has a deep container coated with a first coating agent having a high wear strength, and a lower wear strength than the first coating agent. a shallow vessel coated with the second coating agent is a selected and those used from, when accommodating the deep container and the shallow container to the cooking chamber is above the deep container is intended Rukoto overlapping said shallow vessel are possible.
本発明によれば、重ね合せた複数の調理容器に蓋体を積み重ねて調理庫にスムーズに出し入れし収納性に優れた加熱調理器を提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide a cooking device that is excellent in storability by stacking lids on a plurality of overlapping cooking containers and smoothly putting them in and out of the cooking cabinet.
以下、図面を参照して本発明の加熱調理器の一実施形態を説明する。なお、以下では、システムキッチンに嵌め込むビルトイン型を例に挙げて説明するが、キッチンに載置する据置型の加熱調理器に適用してもよい。また、以下では説明の便宜上、各図面で共通する部材には同一の符号を付して重複する説明を省略する場合がある。前後上下左右の方向軸については、各図の記載によるものとする。 Hereinafter, an embodiment of a heating cooker of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following, a built-in type that fits into the system kitchen will be described as an example, but the present invention may be applied to a stationary heating cooker that is placed in the kitchen. In addition, hereinafter, for convenience of explanation, members that are common to the drawings may be denoted by the same reference numerals, and redundant description may be omitted. The front / rear / up / down / left / right direction axes are as shown in the drawings.
図1は本発明の実施形態にかかわる加熱調理器をシステムキッチンに収納した状態を示す斜視図である。 FIG. 1 is a perspective view showing a state where a cooking device according to an embodiment of the present invention is stored in a system kitchen.
図1に示すように、グリルユニット4(加熱調理器)は、電磁調理器3、操作部5などを備えた本体2と一体に構成され、本体2がシステムキッチン1の上面の天板1aの孔(不図示)から落とし込むことで設置されている。グリルユニット4および操作部5は、システムキッチン1の天板1aの下方の前面部から操作できるようになっている。操作部5は、主にグリルユニット4の電源の入・切やメニューの選択・設定の操作を行うものである。
As shown in FIG. 1, the grill unit 4 (heating cooker) is configured integrally with a
電磁調理器3は、鍋等の不図示の調理器具を載せる耐熱ガラスなどで構成されたプレート6と、調理器具を電磁誘導加熱する加熱コイルユニット25と、を備えている。なお、図1に示す符号3a〜3cは、加熱範囲であり、調理器具が載置される載置部を示している。これら載置部3a〜3cに調理器具を置くことにより、調理が可能となる。また、プレート6の周囲の縁部は、プレート枠14によって保護されている。
The
プレート6の前面側(手前側)には、上面操作部9が設けられ、その奥側に上面表示部10が設けられている。上面操作部9は、主に加熱コイルユニット25の操作を行うものである。上面表示部10は、上面操作部9で設定された火力などの設定状態を表示するものである。
An upper surface operation unit 9 is provided on the front side (front side) of the plate 6, and an upper
本体2の内部には、発熱部品である加熱コイルユニット25や電子部品、および、これら発熱部品や電子部品を冷却するための送風ファン(不図示)が設けられている。
Inside the
また、本体2の後部上面には、発熱部品である加熱コイルユニット25の廃熱や、電子部品を冷却した後の廃熱を本体2の外部に排出する排気口8a,8bが設けられている。
Further,
本体2の前面に開口26e(図2)を有する調理庫26(図3)を備えるグリルユニット4は、魚や肉、ピザなどの被加熱物を焼く機能を有するものであり、本体2の載置部3bに対応する加熱コイルユニット25の下方に配置されている。なお、グリルユニット4は、本体2の左側に配置された状態を示しているが、本体2の右側に配置されていてもよい。また、グリルユニット4は、ロースター、オーブンと称することもある。
The
また、グリルユニット4は、例えば、前後方向(奥行き方向)に引き出し可能な調理庫26の開口26eを塞ぐドア32を備えている。ドア32の前面には、開閉する際に手を掛けて使用されるハンドル11が設けられている。
The
図2は、ドアを引き出したときのグリルユニットの斜視図である。 FIG. 2 is a perspective view of the grill unit when the door is pulled out.
図2に示すように、グリルユニット4は、加熱ベース12、ドア32、スライドレール39、グリルパン41、グリルパン41を支持するホルダ33などを備えて構成されている。
As shown in FIG. 2, the
スライドレール39は、固定側49を調理庫26(図3)の加熱ベース12に固定し、固定側49の後部の曲線経路49a1と可動側39aの後部に設けた前記曲線経路49a1に回転ローラ49a2を付勢させる付勢手段(不図示)によって、回転ローラ49a2が曲線経路49a1に沿って転がることで、引込機構49aはドア32を一定以上押し込むと自動的に引き込むものである。
The
また、ドア32は、前後方向(奥行き方向)に引き出し可能に構成され、ドアベース17と、ハンドル11と、ガラス板18とを組み合わせて構成されている。
The door 32 is configured to be able to be pulled out in the front-rear direction (depth direction), and is configured by combining the
ホルダ33は、スライドレール39の可動側39aの引き出し方向の端部に設けるドア継手80(後記図3参照)と係り合い、上下方向に着脱自在に載置されてグリルパン41を載置するようになっている。ドア32はドア継手80に保持される。換言すると、ホルダ33はグリルパン41を支持することが可能な支持部材である。なお、ホルダ33の他端側は調理庫26の側板26bの下端部26b1(後記図3も併せて参照)の矩形状の屈曲部の上面に載置される。そしてグリルパン41には、内部に魚や肉などの被加熱物が入れられて、加熱調理が行われる。
The
なお、図2中の符号36k,36k2は排気ダクトであり、調理庫内の排気手段36を構成する。
In addition, the code |
図3は、加熱調理器を示す分解斜視図である。図3に示すように、加熱ベース12は、ベース13、上板26a、フロントグリル82(枠体)、排気ダクト36k2、下ヒータ27b、上ヒータ27aなどを備えて構成されている。
FIG. 3 is an exploded perspective view showing the cooking device. As shown in FIG. 3, the
なお、本実施形態では、ベース13と上板26aとフロントグリル82とで筺体が構成されている。また、スライドレール39である可動側39aを備える固定側49は、左右に設置される。
In this embodiment, the
ベース13は、板金をプレス加工することで、底側に位置する底板26d、左右両側に位置する側板26b,26b及び後側に位置する後板26c(背板)を備えている。
The
上板26aは、ベース13の上部を塞ぐ矩形状の板金で構成され、側板26b,26b及び後板26cの上端縁部にねじ固定される。また、上板26aの後部には、矩形状のダクト接続口26a1が形成され、このダクト接続口26a1に排気ダクト36k2の一端が接続される。そして、排気ダクト36k2の他端は、排気手段36の排気ファン36aに連通している。排気ファン36aによって吸い込まれた空気は、排気ダクト36kを介して図示しない排気口へと排気される。
The
ここで、排気手段36は例えばベース13の後方に配置され、煙や臭いを強制的に本体2の外部に排出する排気ファン36a、この排気ファン36aを駆動する排気モータ36bなどのユニットを備えている。
Here, the exhaust means 36 is disposed, for example, behind the
なお、グリルユニット4は、上板26aと、側板26b,26bと、後板26cと、底板26dとによって、箱型の調理庫26を備えるようにされている。つまり調理庫26は、例えば金属製の板をプレス加工によりそれぞれ所定の形状に成形した複数の部材を、溶接やビスねじ等により組み立てることで構成されている。
The
また、ダクト接続口26a1の直下には、触媒34および触媒ヒータ37が設置され、ヒータカバー37aが装着される。ここで、触媒34は調理庫26内で発生する煙や臭いを浄化するものである。また、触媒ヒータ37は触媒34を加熱するために設置される。
Further, a
なお、触媒ヒータ37と排気モータ36bは不図示の制御部と電気的に接続されている。
The
フロントグリル82は、ベース13の前部開口に固定され、板金を曲げ加工することで構成されている。また、フロントグリル82は、略矩形状の開口84を有し、この開口84を通して、スライドレール39、ホルダ33及びグリルパン41が前後方向に出し入れされるように構成されている。また、ドア32を全閉したときに、ドア32の背面が、開口84の周囲に形成された略四角枠状の周縁部83に当接するようになっている。
The
下ヒータ27bは、底板26dの近傍に沿って配置され、接続端子27d,27dが後板26cを通してベース13の外部に引き出されている。
The
下ヒータ27bは、調理庫26内の下部において、主に前後方向に延在して折り返しながら配置される。また、下ヒータ27bは、調理庫26の底板26dに固定金具16cを介して固定されている。
The
上ヒータ27aは、上板26aの近傍に沿って配置され、接続端子27c,27cが後板26cを通してベース13の外部に引き出されている。
The
上ヒータ27aは、シーズヒータで調理庫26内の上部において、主に前後方向に延在して折り返しながら蛇行して配置される。また、上ヒータ27aは、調理庫26の内部で固定金具16a,16bを介して固定されている。上ヒータ27aは前側に開口部27a2、後側にUターン部27a3を備え、開口部27a2とUターン部27a3は調理庫26の左右略中央26zに位置する。(図19参照)。
The
前方の開口部27a2から後方のUターン部27a3までの上ヒータ27aの左右方向の上ヒータ27aの隙間を上ヒータ隙間27a1とする(図19参照)。
A gap between the
本実施例では、Uターン部27a3の左右において開口部27a2、Uターン部27a3と同様に開口とUターン形状になっている。また開口部27a2の左右においてUターン部27a3、開口部27a2と同様にUターン形状と開口になっている。 In this embodiment, the left and right sides of the U-turn part 27a3 have an opening and a U-turn shape, similar to the opening part 27a2 and the U-turn part 27a3. Further, on the left and right sides of the opening 27a2, a U-turn shape and an opening are formed like the U-turn 27a3 and the opening 27a2.
なお、下ヒータ27b及び上ヒータ27aは、シーズヒータで構成される上下ヒータ27である。下ヒータ27bと上ヒータ27aとで、グリルパン41を上下で挟み込んで被加熱物(不図示)を加熱する。
In addition, the
グリルパン41は上ヒータ27aおよび下ヒータ27bの間に配置され被加熱物を載置して使用する。
The
そして、上ヒータ27aおよび下ヒータ27bは、調理庫26の上方に設けられた不図示の制御部によって制御される。ここで、食材から水分や油分が飛び散るのは、食材が一定温度を超えることにより発生することが知られている。そこで、制御部が下ヒータ27bによる加熱を弱くして、食材の温度が所定温度を超えないように調理することで、水分や油分の飛び散りを抑えるようにしてもよい。なお、制御部はグリルユニット4からの熱の影響を受けない場所に配置されている。また、制御部は操作部5(図1参照)や上面操作部9(図1参照)と電気的に接続されている。
The
スライドレール39の可動側39aは、金属製のドア継手80に固定されている。このドア継手80は、ドア32が着脱自在となるように構成されている。
The
固定側49は、例えば、スライドレール39の可動側39aをスライド自在に支持するものである(図2も併せて参照)。また、固定側49は、ねじを用いて、側板26bの下端部26b1に形成された矩形状に屈曲した窪みに固定されている。
The fixed
そして、左右の固定側49は、固定金具48に固定される。さらにこの固定金具48はベース13に固定される。そして、ドア32を開閉する事で、固定側49にスライド自在に支持された可動側39aがスライドするスライドレール39によりドア32が開閉できる。
The left and right
ホルダ33は、グリルパン41(なお、図3ではグリルパン41の一例として平皿(深型調理容器)40aを図示している)の下側を支持する支持部材であり、例えば鉄製の線材と鋼板などの板金の表面にクロームメッキを施すことで構成されている。なお、ホルダ33の形状の詳細は後記するが、前記したドア継手80に設けられたスリット状の溝部81に係り合う前板部51fを備えている。
The
グリルパン(調理容器)41は、平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bである。 The grill pan (cooking vessel) 41 is a flat plate (deep cooking vessel) 40a and a wave plate (shallow cooking vessel) 40b.
平皿(深型調理容器)40aは、例えば、鋼板などの材料の薄板をプレス加工して形成され、表面にセラミック塗装やホーローなど耐熱性が高く摩耗強度の強いコート剤などがコーティングされたものである。これらの表面コートは、波皿(浅型調理容器)40bよりも耐熱性の高く摩耗強度の強い表面コートを意図的に選択した。平皿(深型調理容器)40aの形状については詳細を後記する。 The flat plate (deep cooking container) 40a is formed by, for example, pressing a thin plate of a material such as a steel plate, and the surface is coated with a coating agent having high heat resistance and high wear strength such as ceramic coating or enamel. is there. As these surface coats, a surface coat having higher heat resistance and higher wear strength than the wave dish (shallow cooking vessel) 40b was intentionally selected. Details of the shape of the flat plate (deep cooking container) 40a will be described later.
また、ベース13内には、前後方向の奥側に、グリルパン41の温度を検出する温度センサ70が設けられている。この温度センサ70は、センサカバー71と、センサ部(素子部)72と、センサ保持部材74とを含んで構成され、底板26dより上方に凸形状に形成されている。
In the
また、例えばセンサカバー71の内部には、例えばグリルパンの皿種(平皿(深型調理容器)40a、または波皿(浅型調理容器)40b)を判別する検知手段を構成する検知棒86が備えられる。検知棒86には付勢部材であるばね87が挿通され、スイッチを備える皿種判別センサSs1が調理庫26の外側に備えている。
Further, for example, inside the
図4はホルダを説明する斜視図である。図5(a)はホルダが装着された平皿(深型調理容器)40a、(b)はホルダが装着された波皿(浅型調理容器)40bを説明する斜視図である。 FIG. 4 is a perspective view for explaining the holder. FIG. 5A is a perspective view for explaining a flat dish (deep cooking container) 40a fitted with a holder, and FIG. 5B a wave dish (shallow cooking container) 40b fitted with a holder.
なお、図4の斜視図の補足説明として、本実施形態のホルダ33は、例えば左右対称形状を呈してなる。
As a supplementary explanation of the perspective view of FIG. 4, the
図4に示すように、ホルダ33は線状部51a,51gを有している。線状部51a,51gは、前端から後端にかけて直線状に延在し、後端付近で左右方向外側に屈曲する屈曲部51a1、51g1を有している。
As shown in FIG. 4, the
また、線状部51a,51gの前端には、線状部51a,51g同士をつなぐ前板部51fが接続されている。なおこの前板部51fは詳細を後記するが、ドア継手80に形成された溝部81(図7(a)参照)に嵌り込み、係り合うようにされている。これにより、ホルダ33がドア32(図2参照)の開閉動作に連動し、位置ずれが防止されている。
A
線状部51b1,51eは、支持部51c及び前板部51fよりも高い位置に形成され、グリルパン41の前後方向の動きを規制する部材である。なお、線状部51b1,51eはグリルパン41の保持部材となる。線状部51b1,51eにはグリルパン41の側板41bが介装される。
The linear portions 51b1 and 51e are members that are formed at positions higher than the
さらには、線状部51b1,51eは、線状部51a,51gよりもそれぞれ上方において規制棒51iおよび51hが接続されている。この規制棒51i,51hは、グリルパン41の四隅においてグリルパン41の外形に略沿うように屈曲する形状を呈し、グリルパン41の左右方向の位置ずれを規制している。
Furthermore, the
規制棒51i、51hには、前方寄りの位置に立ち上がる立上部51pを設けた腕部51uを備えている。腕部51uは平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bのフランジ41e(後述)の下部の受け部41u(後述、図8参照)を支持する。
The
腕部51uは左右で略同じ高さの位置となる寸法精度を確保している。それにより、ホルダ33に載せるグリルパン41の前方の位置が定まり、上下ヒータ27とグリルパン41の距離が略一定になってグリルパン41と蓋体42を調理庫26にスムーズに
出し入れできる。
The
ホルダ33の後端部には、線状部51a、51gは下端で、規制棒51h、51iは上端で固定した、門構え状の後支持部51wを備える。後支持部51wは、前側にL形に曲がって突き出る機能部51sを備えている。
The rear end portion of the
機能部51sには、グリルパン41である波皿(浅型調理容器)40bの底部60p(後述、図9参照)または平皿(深型調理容器)40aの段違い底部60s(後述、図8参照)を支える支持部51cと支持部51cの間に配置して温度センサ70を登り降りする持ち上げ部51kを備える。
The
支持部51cは、機能部51sの後ろ側より一段下がった形状で、機能部51sの左右両端の2か所に設けている。支持部51cは左右で略同じ高さの位置となる寸法精度を確保している。それにより、支持部51cの間で、略中央位置には、支持部51cよりも後方に位置し、板金を左右横細長形状に下方へ座押しした持ち上げ部51kを設けている。調理庫26にグリルパン41を出し入れするときに、持ち上げ部51kで温度センサ70を登り降りする。詳細は後記する。
The
図5(a)は、グリルパン41のうち、平皿(深型調理容器)40aをホルダ33に載置した斜視図である。この平皿(深型調理容器)40aは、オーブン調理用に使用する皿であり波皿(浅型調理容器)40bよりも深いもので、ホルダ33に対して着脱可能となっている。また、平皿(深型調理容器)40aは、例えば、市販のピザを1枚分入れることができる大きさを有し、形状は略四角形状を有する底板41aと、底板41aの外周縁部から上方に向けて起立する側板41bとを有した凹形状である。側板41bは底板41aから上へ広がる勾配101を設け、各側板41bは角アール100で繋がって形成されている。鋼板などの材料の薄板をプレス加工して形成し、表面にセラミック塗装やホーローなど耐熱性が高く摩耗強度の強いコート剤などがコーティングされたものである。平皿(深型調理容器)40aは、底板41aを下ヒータ27b近傍まで近づけて強い火力、高い温度で被加熱物を焼く料理に使うので耐熱温度の高い塗料を塗布し、容器の内側に波皿(浅型調理容器)40bを入れて重ねるためキズの付き難いコート剤を採用している。
FIG. 5A is a perspective view in which a flat plate (deep cooking container) 40 a of the
なお、平皿(深型調理容器)40aの底板41aは、底面60s1と、底面60s2を含むようにして、後部に階段状の段付構造で段違い底部60sを設けて構成され(詳細後記)、また底面60s1と底面60s2の間の階段状の段付構造の段違い底部60sの一部に、略垂直状に平面加工に追加押しして設ける検知棒86を押す棒押し部40a1を備える。
The
図5(b)は、グリルパン41のうち、波皿(浅型調理容器)40bを示す斜視図である。この波皿(浅型調理容器)40bは、被加熱物を載せるグリル調理用に使用する皿で、ホルダ33に対して着脱可能となっている。また、波皿(浅型調理容器)40bは、例えば、魚(例えば、秋刀魚)を頭と尾を前後の向きにして5尾横並びで入れることができる空間(容量)を有し、形状は、略四角形状を有する底板41aと底板41aの外周縁部から上方に向けて起立する側板41bとを有した凹形状である。側板41bは底板41aから上へ広がる勾配101を設け、各側板41bは角アール100で繋がって形成されている。鋼板などの材料の薄板をプレス加工して形成され、表面が滑らかで食材がこびり付き難く、柔らかな塗料であるフッ素コート剤などがコーティングされたものである。
FIG. 5B is a perspective view showing a wave dish (shallow cooking vessel) 40 b in the
波皿(浅型調理容器)40bは、特に魚を焼いた時に、剥がれやすい魚の皮が調理容器にこびり付かない塗料を使用し、平皿(深型調理容器)40aに入れて重ねた時に、平皿(深型調理容器)40aの側板の塗料をキズ付けないように柔らかな塗料を施してある。
The wave plate (shallow cooking vessel) 40b uses a paint that prevents the peel of the fish from sticking to the cooking vessel, especially when the fish is baked, and when placed in the flat plate (deep cooking vessel) 40a, Soft paint is applied so as not to scratch the paint on the side plate of the
また底板41aには、幅方向(左右方向)に延在する凸条部41cが前後方向に間隔を空けて複数本形成されている。また、凸条部41cの並び方向の一端(後端)に位置する凸条部41c1(41c)は、他の凸条部41cより左右方向の長さが短く形成されている。
The
なお、以下では平皿(深型調理容器)40aおよび波皿(浅型調理容器)40bを特に区別する必要のない場合、断り書きなくグリルパン(調理容器)41と記載する場合がある。また、グリルパン41(調理容器41)の底面の凸形状や表面処理に関しては、本実施例に限定する事無く、平皿(深型調理容器)40aの底面60s2に、凸条部と凸条部との間に溝部を形成した波形を形成しても良い。また、波皿(浅型調理容器)40bの底板41aを平に形成しても良い。
In the following description, the flat pan (deep cooking container) 40a and the wave dish (shallow cooking container) 40b may be described as the grill pan (cooking container) 41 without any special notice. Further, regarding the convex shape and surface treatment of the bottom surface of the grill pan 41 (cooking vessel 41), without being limited to the present embodiment, the ridge portion and the ridge portion are formed on the bottom surface 60s2 of the flat plate (deep cooking vessel) 40a. You may form the waveform which formed the groove part in between. Further, the
また、図11に示すように、平皿(深型調理容器)40a、波皿(浅型調理容器)40bには、共通の蓋体42を装着して、グリルユニット4(図1参照)で加熱調理を行うことができる。グリルパン41として、蓋体42を備えることにより、調理の幅(例えば、茶碗蒸しなどの蒸し料理や、ぎょうざなど)を広げることができる。
Further, as shown in FIG. 11, a
図6(a)は図5(a)の平面図、(b)は図5(a)の側面図、(c)は図6(a)のX1−X1矢視断面図、である。図7(a)は図5(b)の平面図、(b)は図5(b)の側面図、(c)は図7(a)のX2−X2矢視断面図、である。 6A is a plan view of FIG. 5A, FIG. 6B is a side view of FIG. 5A, and FIG. 6C is a cross-sectional view taken along arrow X1-X1 of FIG. 7A is a plan view of FIG. 5B, FIG. 7B is a side view of FIG. 5B, and FIG. 7C is a cross-sectional view taken along arrow X2-X2 of FIG.
図6(a)から(c)に示すように、平皿(深型調理容器)40aは、側板41bの上端に、外側方に曲げ形成されたフランジ41eが形成されている。平皿40aの側板41bの上端に設けるフランジ41eの下部に側板41bとフランジ41eの外側にカール41e1を設けている。
As shown in FIGS. 6A to 6C, the flat plate (deep cooking container) 40a has a
なお、平皿(深型調理容器)40aは、底板41aが底面60s1と、さらに1段下がった底面60s2とを含んでなる、略階段状の段付構造で段違い底部60sを設けている。底面60s1と底面60s2の間の階段状の段付構造の段違い底部60sの一部に検知棒86を押す棒押し部40a1を備える。つまり、平皿(深型調理容器)40aは左右方向の側面視で、ホルダ33の後支持部51wに設ける支持部51cと左右の規制部51i、51hに設ける腕部51u、および線状部51e、線状部51b1において支持されている。
The flat plate (deep cooking container) 40a has a stepped
なお、平皿(深型調理容器)40aの底面60s2のフランジ41eからの高さは、フランジ41eから支持部51cまでの高さをH1、支持部51cから底面60s2までの高さをH2とすると、H1とH2を合わせた高さ(H1+H2)で略均一な平面となるようにされている。
The height from the
図7(a)に示すように、波皿(浅型調理容器)40bは、凸条部41cと凸条部41cとの間に溝部41gが形成されている。また、波皿(浅型調理容器)40bの前方側の底板41aの上面には、凹形状の水溜め部41hが形成されている。この水溜め部41hは、水を溜めた状態で加熱されることにより、後記するヘルシーメニューにおいて過熱水蒸気を発生させることができ、また脱脂を図ることができるようになっている。
As shown to Fig.7 (a), the wave part (shallow cooking container) 40b has the groove part 41g between the protruding item |
波皿(浅型調理容器)40bは左右方向の側面視で、ホルダ33の後支持部51wに設ける支持部51cと左右の規制部51i、51hに設ける腕部51u、および線状部51e、線状部51b1において支持されている。
The wave dish (shallow cooking vessel) 40b is a side view in the left-right direction, and includes a
また、波皿(浅型調理容器)40bの後端部分のフランジ41eの高さから、ホルダ33の支持部51cまでの高さH1は、波皿(浅型調理容器)40bの前端部分のフランジ41eの高さから底板41aまでの高さH3よりも、わずかに短くなっている(H1<H3)。つまり、底板41aは、後端から前端に向けてわずかに下降するように傾斜して設けられている(詳細後記)。
Further, the height H1 from the height of the
さらには、図6(c)の平皿(深型調理容器)40aの底面60s2のフランジ41eからの高さ(H1+H2)と比較すると、H1<H3<H1+H2の大小関係を満たし、波皿(浅型調理容器)40bを前後逆にグリルユニット4に装着しても皿種判別センサSs1の検知棒86(図3参照)と接触しない高さにされているものとする。
Furthermore, compared with the height (H1 + H2) from the
また、波皿(浅型調理容器)40bの後端部分のフランジ41eの高さから、ホルダ33の支持部51cまでの長さH1は、平皿(深型調理容器)40aの後端部分のフランジ41eの高さから、ホルダ33の支持部51cまでの長さH1と同一となるようにして成形される。このようにすることによって、異なる形状のグリルパン41を同一のホルダ33で支持するとともに、同一の温度センサ70(詳細後記)を用いて計測することが可能になる。
The length H1 from the height of the
図8は図5(a)の底面斜視図、図9は図5(b)の底面斜視図である。 8 is a bottom perspective view of FIG. 5 (a), and FIG. 9 is a bottom perspective view of FIG. 5 (b).
図8,図9に示すように、平皿(深型調理容器)40a、波皿(浅型調理容器)40bにホルダ33を装着した底面視において、平皿(深型調理容器)40aの後部には、検知棒86に当接する棒押し部40a1を備えている。棒押し部40a1は底面60s2と同じ面で側板41b方向に立ち上がる面を形成したものである。それにより安定した接触面を形成することができる。そして、平皿(深型調理容器)40aの後退移動により安定して検知棒86押し込むようにするものである。図9に示す波皿(浅型調理容器)40bには棒押し部40a1は無い。
As shown in FIG. 8 and FIG. 9, the bottom of the flat plate (deep cooking container) 40 a in the bottom view in which the
また、平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bは使用用途に応じて、深さ、底形状、表面コートを異なるものを選択している。 Moreover, the flat plate (deep type cooking container) 40a and the corrugated plate (shallow type cooking vessel) 40b select what has a different depth, bottom shape, and surface coat according to a use application.
底面視において、平皿(深型調理容器)40aはホルダ33の支持部51cによって平皿(深型調理容器)40aの段違い底部60sの底面60s1を支えている。そして規制棒51hに設ける立上部51pを備えた腕部51uで、側板41bの上端に設けるフランジ41eの下部に側板41bとフランジ41eの外側に設けるカール41e1の間隙で成す受け部41uを支えている。そして、規制棒51h、51iによって左右の側板41bの左右方向を規制し、線状部51b1で側板41bの後部を、線状部51eで側板41bの前部を規制している。
When viewed from the bottom, the flat plate (deep cooking container) 40a supports the bottom surface 60s1 of the stepped bottom 60s of the flat plate (deep cooking container) 40a by the
底面視において、波皿(浅型調理容器)40bはホルダ33の支持部51cによって波皿(浅型調理容器)40bの底部60pを支えている。そして規制棒51hに設ける立上部51pを備えた腕部51uで、側板41bの上端に設けるフランジ41eの下部に側板41bとフランジ41eの外側に設けるカール41e1の間隙で成す受け部41uを支えている。そして、規制棒51h、51iによって左右の側板41bの左右方向を規制し、線状部51b1で側板41bの後部を、線状部51eで側板41bの前部を規制している。
When viewed from the bottom, the wave dish (shallow cooking container) 40 b supports the bottom part 60 p of the wave dish (shallow cooking container) 40 b by the
後支持部51wには支持部51cの間に設ける持ち上げ部51kは、支持部51cよりも下方に出る座押しで、ホルダ33に平皿(深型調理容器)40aおよび波皿(浅型調理容器)40bを設置するには全く干渉しない。
A lifting
平皿(深型調理容器)40aの側板41bの勾配101、波皿(浅型調理容器)40bの側板41bの勾配101は同じである。平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bは長手方向どうし、短手方向どうしは、同じ勾配101である。
The
また平皿(深型調理容器)40aの側板41bの角アール100、波皿(浅型調理容器)40bの側板41bの角アール100は水平断面視で上端41dのフランジ41eから下方向にみて同じである。
Further, the
図10はグリルパンの皿種判別センサを説明する図であって、(a)は上面斜視図、(b)は正面図である。 10A and 10B are diagrams for explaining a dish type discrimination sensor for grill pans, where FIG. 10A is a top perspective view and FIG. 10B is a front view.
図10(a)に示すように、加熱ベース12の後端部にはグリルパン41の皿種判別センサSs1が装着される。なお、皿種判別センサSs1とは、平皿(深型調理容器)40a、または波皿(浅型調理容器)40bのいずれの皿種が挿入されているかを判別するセンサである。ここで、皿種判別センサSs1は、検知棒86と、ばね87と(図3も併せて参照)、とを含んでなる。
As shown in FIG. 10A, a dish type discrimination sensor Ss1 for the
図10(b)、および図3に示すように、皿種判別センサSs1の検知棒86およびばね87は、温度センサ70のセンサカバー71の内部に、センサ部72とは左右方向に位置をずらして設置される。検知棒86にはばね87が挿通され、検知棒86を前方へ付勢するようにされている。そして、検知棒86の前端は、平皿(深型調理容器)40aが挿入されたときに側板41bの下端の棒押し部41a1と当接し、ばね86の付勢力に抗してわずかに後方に押圧されるようになっている。検知棒86がわずかに後方に押圧されると、調理庫26の外に設置された皿種判別センサSs1(図10(a)参照。)のマイクロスイッチ(不図示)の通電が入りになる。
As shown in FIG. 10B and FIG. 3, the
図11は、調理庫にグリルパン(蓋体を積み重ねた状態)を収納した状態を示す断面図である。調理庫26に、平皿(深型調理容器)40aのフランジ41eに蓋体42を載置しているもので、上下高さの規制がある調理庫26の内部にてグリルパン41の容量を最大限に活かすように平坦形状をしている。
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a state in which grill pans (in a state where lids are stacked) are stored in a cooking cabinet. A
図12は、グリルパンの温度を検知する温度センサを示す断面図である。図12に示すように、センサカバー71は、中央部の前後方向断面視で略矩形状を呈するようにして形成されている(図3も併せて参照)。また、センサカバー71の上面部は、前端部付近が断面視略山型の凸状に盛り上がるような形状を呈し、頂上部には円形の平面部71aを有している。
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a temperature sensor that detects the temperature of the grill pan. As shown in FIG. 12, the
センサ部72は、断面視略T字状に形成され、先端(上端)が平面部71aの下面(裏面)に面接触する円形部72aを備えている。この円形部72aは、センサ部72の基部72bよりも大径となっている。
The
また、センサ部72の基部72bはセンサカバー71の上面後方に形成される平面部よりも若干上方に飛び出すように配置されている。このようにすることによって、グリルパン41との接触面積が平面部71aに限定され、より正確な温度計測が可能となっている。
Further, the
センサ保持部材74は、保持金具74aとセンサ部72の円形部72aとの間に介装されてセンサ部72の円形部72aをセンサカバー71(平面部71a)に押し付ける付勢部材(適宜の板ばねや圧縮コイルばね74b、グラスウール等のクッション材など)を備えている。保持金具74aは、断面視板状を呈し、センサ部72と対応する位置に付勢部材(例えば圧縮コイルばね74bなど)の一部が収容されて保持可能にされた凹部74cが形成されている。
The
このように構成された温度センサ70は、センサカバー71が底板26d(図3も併せて参照)にねじ75,75を介して固定されている。但し、センサカバー71の固定方法は特にこれには限定されない。
In the
図13から図16において、蓋体42、重ね合せた調理容器41、重ね合せた調理容器41に被せた蓋体42について説明する。図13は蓋体42のトッテ42aを説明する斜視図、図14は、重ね合せた平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bに蓋体42を積み重ねてホルダ33に載せた状態の斜視図、図15は、図15のP矢視の側面図、図16(a)は蓋体42の上面図、図16(b)は(a)のG-G断面図である。
13 to 16, the
前記のように、平皿(深型調理容器)40aの側板41bの勾配101、波皿(浅型調理容器)40bの側板41bの勾配101は同じである。平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bは長手方向どうし、短手方向どうしは、同じ勾配101である。
As described above, the
また平皿(深型調理容器)40aの側板41bの角アール100、波皿(浅型調理容器)40bの側板41bの角アール100は水平断面視で上端41dのフランジ41eから下方向にみて同じである。
Further, the
そのため、下から上へ広がる勾配101によって平皿(深型調理容器)40aの側板41e上部のフランジ41eで成す略と略四角形開口は、波皿(浅型調理容器)40bの底板41aより小さくなっている。そのため、平皿(深型調理容器)40aの中に波皿(浅型調理容器)40bを重ね合せることができる。重ね合せると、平皿(深型調理容器)40aの側板41bの勾配101と角アール101が同じであるため、略並行に隙間を成し、平皿(深型調理容器)40aの側板41の外側に張出るフランジ41eの上に、波皿(浅型調理容器)40bのフランジ41eに備えたカール41e1で載って止まるものである。重ねた時の平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bとの隙間は、このカール41e1の大きさで決まる。波皿(浅型調理容器)40bを平皿(深型調理容器)40aより勾配を大きくした場合にも重ねることは可能であるが波皿(浅型調理容器)40bの動くガタが大きくなる。
Therefore, the substantially and substantially rectangular opening formed by the
それにより、平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bを重ね合せた状態では、平皿(深型調理容器)40aの高さ寸法に波皿(浅型調理容器)40bのカール41e1を加えた高さが、高さ寸法となる。例えばカールの外径を7mmとした場合、わずか7mmが、平皿(深型調理容器)40aの上方に出っ張る寸法となる。 Thereby, in the state where the flat plate (deep cooking vessel) 40a and the wave plate (shallow cooking vessel) 40b are overlapped, the wave plate (shallow cooking vessel) 40b is set to the height of the flat plate (deep cooking vessel) 40a. The height obtained by adding the curl 41e1 is the height dimension. For example, when the outer diameter of the curl is 7 mm, only 7 mm is a dimension that protrudes above the flat plate (deep cooking container) 40a.
ホルダ33の腕部51uが平皿(深型調理容器)40aのフランジ41eのカール41e1と側板41bの間に入り込んでいるため、腕部51uの上側には、平皿(深型調理容器)40aの板厚分だけが加算するだけの構造とすることで、平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bを重ね合せた状態で、上方の高さ寸法を抑えることができる。このため、平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bを重ね合せた状態での収納がし易い。
Since the
重ねる順番は、平皿(深型調理容器)40aの中に波皿(浅型調理容器)40bを入れて重ね合せるもので、平皿(深型調理容器)40aは表面(全面)にセラミック塗装やホーローなど耐熱性が高く摩耗強度の強いコート剤をコーティングし、波皿(浅型調理容器)40bには表面(全面)に塗装後の表面が滑らかで食材がこびり付き難いフッ素コート剤がコーティングされている。調理容器を重ねる時や、分離する時に多少側板41b同士が擦れたり当たった時に調理に影響の無いように、内側が当たる平皿(深型調理容器)40aにはセラミック塗装やホーローなどの摩耗強度の強いコート剤を使用し、外側が当たる波皿(浅型調理容器)40bには塗装後の表面が滑らかなフッ素コート剤を使用している。フッ素コート剤はキズ付き易いが、容器の外側なので調理への影響を無い。そして、重ね合う面の一方の塗料に、柔らかで表面が滑らかなフッ素を使用する事で、塗料同士が擦れて、重ね合わせた調理容器41が分離できなくなる事は無い。
The order of stacking is to put the wave plate (shallow cooking vessel) 40b in the flat plate (deep cooking vessel) 40a and superimpose them. The flat plate (deep cooking vessel) 40a is ceramic coated or enameled on the surface (entire surface). The corrugated dish (shallow cooking vessel) 40b is coated with a fluorine coating agent that has a smooth surface after painting and is difficult to stick to food. . The flat plate (deep cooking container) 40a against which the inner side hits has a wear strength such as ceramic coating or enamel so that the cooking is not affected when the
蓋体42は鋼板を成形してホーロー加工してなる。略四角形の平たい形状で、グリルパン41を上方からみた四角形と略同等である。外周部分は外周平坦部42fを備える。外周平坦部42fは、上下の出っ張りを最小として薄型の形状としている。外周方向に板金の端面が露出しないように、下側に密着潰しをしている。
The
外周平坦部42fの内側には嵌合凹部42dを設ける。グリルパン41のフランジ41eに蓋体42の外周平坦部42fを載せたときに、グリルパン41の側板41bの内側の面に当たって、グリルパン41の上から蓋体42が外れないように引っかかる。グリルパン41の中側となるように下側に(例えば10mm)出っ張らせて設けて嵌合寸法42rを約10mmとしている。また嵌合凹部42dは、蓋体42全体にわたって絞ることで外周平坦部42fの平面度と強度を確保する役割でもある。
A
嵌合凹部42dの内側には、外周平坦部42fよりも下方で嵌合凹部42dよりも上方へ張り出し、中央に向けて緩やかに隆起して、全体として略平坦な平坦部42eを備える。平坦部42eは、グリルパン41の上方の容量の減少を最小限となるように、嵌合凹部42dよりも上方へ張り出している。例えばパンを焼いた場合に被加熱物が膨らむ場合にも対応できるようにしている。また平坦部42eの外周に嵌合凹部42dを設けることにより平坦部42eの強度を確保する役割でもある。
Inside the
平坦部42eの手前側、奥側には、排気穴42nを設け、注意書き42mを刻印で設けている。
An
平坦部42eの中央部には、略四角形で外周平坦部42fから下側に凹み寸法42k(例えば7mm)で下側に凹む手掛け凹部42gを設けている。前記の平坦部42eでグリルパン41の上方の容量の減少を最小限となるようにしているため、同様にこの手掛け凹部42gの凹み寸法42kにつても、容量の減少を最小限となるように、設けている。
At the center of the
手掛け凹部42gの中央部には、トッテ42aを固定する。手掛け凹部42gは鋼板で成形して立ち上げる脚部42a2を溶接して固定し、この脚部42a2の上面に鋼板を成形してなり、上部は前後方向に下がるトッテ勾配102の手掛け部42a1を備える。トッテ42aは脚部42a2と手掛け部42a1で成す。蓋体42にトッテ42aを固定してホーロー加工する。手掛け凹部42gからと手掛け部42a1の隙間を手掛け寸法42hして確保する。手掛け寸法42hは例えば10mmで、市販のミトンにおいて、特別厚手でなければミトンを嵌めて蓋体42のトッテ42aに指がかかるようにしたものである。また、分厚いミトンを嵌めた場合にも、手掛け凹部42gから手掛け寸法42hだけ上側に設けたトッテ42aの手掛け部42a1を側面から握ることで蓋体42を外す操作ができる。蓋体42は、薄板を凹凸を設けて強度を上げて軽量にしているので、ミトンを嵌めた手で蓋体42のトッテ42aを持ちやすく、取り外ししやすい。
The
トッテ42aの前後方向に下がるトッテ勾配102は、調理庫26に前後方向に出し入れする時、調理容器41の前側と後側が上下に揺れた時に、調理庫26内の上ヒータ27aに接触したり、引っかかったりしないように、前後の端部が下がって案内されるようになっている。例えば、天面に平面ヒータやガスバーナなどを使用した時でも天面に傷つけ無いようにしている。また規定以上の分量で誤って調理した場合にパンが膨れて蓋体42が持ち上がった場合にトッテ42aが上ヒータ27aの間に挟まらないようにする役割も果たす。よって上下ヒータ27はシーズヒータに限定するものでなく、平面ヒータでも良いし、ガスバーナを使用した加熱手段でも良い。
The
また、トッテ幅42bは、調理庫26に前後方向に出し入れするために、調理庫26内の上ヒータ27aに接触したり、引っかかったりしないように、図18に示す上ヒータ隙間27a1よりも広く設けている。
Further, the
調理庫26に収納するときには、深型調理容器40aに浅型調理容器40bを重ね合せて積み上げて浅型調理容器40bに蓋体42を被せて収納する。
When storing in the
図17から図20において、重ね合せた調理容器41に蓋体42をして調理庫26に収納する構造について説明する。
17 to 20, a structure in which the overlapped
図17は、重ね合せた平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bに蓋体42を積み重ねて調理庫26に収納した正面図、図18は、図17の要部断面図、図19は、調理庫26の上板26aを透過し、重ね合せた平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bに蓋体42を積み重ねて調理庫26に収納した状態で上ヒータ27aと蓋体42を説明する上面図、図20は、重ね合せた平皿と波皿に蓋体を積み重ねて調理庫に収納した側断面図。
FIG. 17 is a front view in which a
ホルダ33に支持されて平皿(深型調理容器)40aに波皿(浅型調理容器)40bを重ね合せて、波皿(浅型調理容器)40bのフランジ41eに蓋体42を積み重ねて調理庫26に収納ができる。
A dish 33 (shallow cooking container) 40b is superimposed on a flat dish (deep cooking container) 40a supported by the
ホルダ33が後方へ移動するに従って、調理庫26の中に、蓋体42のトッテ42aが移動する。調理庫26の左右略中央26zに設ける上ヒータ27aの開口部27a1の下方にトッテ42aのトッテ幅42bの幅で入っていく。
As the
トッテ42aは、開口部27a1より左右に広い軌跡を通って調理庫26の奥へ移動する。蓋体42は嵌合凹部42dによってグリルパン41からずれることは無いが、蓋体42が横にずれても、上ヒータ27aに引っかからない。
The
そして、更に奥へ移動して、ホルダ33に支持されて平皿(深型調理容器)40aに波皿(浅型調理容器)40bを重ね合せて、波皿(浅型調理容器)40bのフランジ41eに蓋体42を積み重ねて調理庫26に収納されると、上ヒータ27aの左右略中央26zに設けるUターン部27a3よりも前側に、トッテ42aの後端部42cが位置するようになる。Uターン部27a3よりも前側の開口部27a2の下方のみに、トッテ42aの動く軌跡を設けることで、トッテ42aが上ヒータ27aに引っかかって調理庫26に出し入れできなくなることを防止している。
And it moves further back and is supported by the
以上説明したように、本実施形態のグリルユニット4では、上ヒータ27aはシーズヒータを調理庫26の左右略中央26zの後側にUターン部27a3を備えUターン部27a3の前方に開口部27a2を備えて前後に蛇行して設け、調理容器41は深型調理容器40aと浅型調理容器40bで、深型調理容器40aと浅型調理容器40bは下から上へ広がる同じ勾配101と水平断面視で同じ角アール100で成す側板41bによって構成し、蓋体42の中央部には調理容器41に載る外周平板部42fよりも下方へ凹む手掛け凹部42gを備え、手掛け凹部42gに立ち上げる脚部42a2の上面に前後方向に下がるトッテ勾配102の手掛け部42a1を設けるトッテ42aを備え、深型調理容器40aに浅型調理容器40bを重ね合せて積み上げて浅型調理容器40bに蓋体42を被せて調理庫26に収納するときには、蓋体42のトッテ42aの左右方向のトッテ幅42bは、トッテ42aの上方に位置する上ヒータ27aの開口部27a2の左右方向の上ヒータ隙間27a1よりも大きく、トッテ42の後端部42cは、上ヒータ27aのUターン部27a3よりも前側となるものである。
As described above, in the
以上本発明によって、重ね合せた平皿(深型調理容器)40aと波皿(浅型調理容器)40bに蓋体42を積み重ねて調理庫26にスムーズに出し入れし収納性に優れる。グリルパン41と蓋体42の収納場所をとらない。
As described above, according to the present invention, the
また、収納時、取り出し時にドアの開閉と、グリルパン41の出し入れをスムーズに行える。
Further, the door can be opened and closed and the
2 本体
26 調理庫
26e 開口
26z 左右略中央
27a 上ヒータ
27a1 上ヒータ隙間
27a2 開口部
27a3 Uターン部
27b 下ヒータ
33 ホルダ(保持部材)
40a 平皿(深型調理容器)
40b 波皿(浅型調理容器)
41 グリルパン(調理容器)
41b 側板
42 蓋体
42a トッテ
42a1 手掛け部
42a2 脚部
42b トッテ幅
42c 後端部
42f 外周平板部
42g 手掛け凹部
100 角アール
101 勾配
102 トッテ勾配
2
40a flat plate (deep cooking container)
40b Wave dish (shallow cooking container)
41 Grill pan (cooking container)
Claims (4)
該調理庫内に設けられたヒータと、
前記ヒータによって加熱される調理容器と、
前記調理容器を支持して前記調理庫に出し入れするホルダと、を備え、
前記調理容器は、
摩耗強度の強い第1のコート剤を塗布した深型容器と、
該第1のコート剤よりも摩耗強度の弱い第2のコート剤を塗布した浅型容器と、
から選択して使用されるものであり、
前記深型容器および前記浅型容器を前記調理庫に収納する時は、前記深型容器の上に、前記浅型容器を重ねることが可能であることを特徴とする加熱調理器。 A cooking chamber having an opening on the front surface of the main body;
A heater provided in the cooking chamber;
A cooking container heated by the heater;
A holder that supports the cooking container and puts it in and out of the cooking chamber;
The cooking container is
A deep container coated with a first coating agent having high wear strength;
A shallow container coated with a second coating agent having a lower wear strength than the first coating agent;
It is used by selecting from
When the deep container and the shallow container are stored in the cooking chamber, the shallow container can be overlaid on the deep container.
前記深型容器は、第1の底部と前記第1の底部の外周縁部から上方に向けて立ち上がる第1の側部とを備え、
前記浅型容器は、第2の底部と前記第2の底部の外周縁部から上方に向けて立ち上がる第2の側部とを備え、
前記第1の底部と前記第1の側部とが成す勾配と、前記第2の底部と前記第2の側部とが成す勾配とは略同じであることを特徴とする加熱調理器。 The heating cooker according to claim 1, wherein
The deep container includes a first bottom and a first side that rises upward from an outer peripheral edge of the first bottom;
The shallow container includes a second bottom and a second side that rises upward from an outer peripheral edge of the second bottom,
Cooking device, wherein the first bottom portion and said first side portion and the slope is formed, the slope formed by the second bottom and the second side portion are substantially the same .
前記第1の側部は第1のフランジ部を備え、
前記第2の側部は第2のフランジ部を備え、
前記深型容器および前記浅型容器を前記調理庫に収納する時は、前記第1のフランジ部の上面と前記第2のフランジ部の下面とが接触することを特徴とする加熱調理器。 The cooking device according to claim 2,
The first side includes a first flange;
The second side includes a second flange;
When the deep container and the shallow container are stored in the cooking chamber, the upper surface of the first flange portion and the lower surface of the second flange portion are in contact with each other.
前記第2のコート剤はフッ素コート剤であることを特徴とする加熱調理器。 In the heating cooker according to claims 1 to 3,
The heating cooker, wherein the second coating agent is a fluorine coating agent.
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