JP6566302B2 - 撮像装置、撮像装置のエラー確認方法及びプログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明に係る撮像装置を備えた物体認識装置を、移動体機器制御システムである車載機器制御システムに用いた一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
なお、本実施形態1の撮像装置は、移動体としての車両に搭載され、物体認識装置の処理に利用されるものであるが、本発明に係る撮像装置は、移動体以外の場所に設置されるものや、物体認識装置の処理とは異なる処理に利用されるものとしても使用できる。
本車載機器制御システムは、移動体である自動車などの自車両100に搭載された撮像ユニットで撮像した自車両進行方向前方領域(撮像領域)の撮像画像データから、自車両前方に存在する物体を認識し、その認識結果を利用して各種車載機器の制御を行う。
撮像ユニット101は、撮像装置としての2つの撮像部110A,110Bを備えたステレオカメラで構成されており、2つの撮像部110A,110Bは同一のものである。各撮像部110A,110Bは、それぞれ、撮像レンズ111A,111Bと、受光素子が2次元配置された撮像手段としての画像センサ113A,113Bを含んだセンサ基板114A,114Bと、センサ基板114A,114Bから出力されるアナログ電気信号(画像センサ113A,113B上の各受光素子が受光した受光量)をデジタル電気信号に変換した撮像画像データを生成して出力するデータ出力手段としての信号処理部115A,115Bとから構成されている。なお、信号処理部115A,115Bは、画像センサ113A,113B上に設けられていても良い。本実施形態1の撮像ユニット101からは、輝度画像データと視差画像データが出力される。画像データは、例えば、1画素あたり、12ビットのデータ量のものであり、0〜4095階調(画素値)をとる。
図4(a)及び(b)に示す例では、2つの撮像部110A,110Bで互いに異なる方向から同じ撮像領域を撮像し、これにより得られる2つの撮像画像のうちの一方(図4(a)に示す画像)を基準画像とし、他方(図4(b)に示す画像)を比較画像としている。そして、基準画像内のある画像領域が比較画像内のどの画像領域に対応するかを検索する。例えば、基準画像内の画像領域Waに対応する比較画像内の画像領域を検索する際、縦方向位置は画像領域Waの縦方向位置と同じ位置に固定したまま、横方向位置を変化させて、比較画像内を、Wb1→Wb2→Wb3・・・というように検索していく。そして、この検索を行いながら基準画像と比較画像との間の相関演算を行い、相関度が最も高くなる画像領域を検出して、撮像領域内の同一点に対応する対応点を基準画像及び比較画像の両方で特定するマッチング処理を行う。
マッチング処理により、基準画像内の画像領域Waに対応する比較画像内の画像領域Wb3が特定されたら、撮像領域内の同一点に対応した各画像領域Wa,Wb3内の対応点について、基準画像と比較画像とのズレ量を視差値として求める。具体的には、図5に示すように、基準画像内における注目画素の基線方向位置をXRとし、比較画像内における対応画素の基線方向位置をXLとしたとき、視差値Dは、D=|XL−XR|から求めることができる。
Z = B × F / D ・・・(1)
ステレオカメラを構成する2つの撮像部110A,110Bから出力される2つの輝度画像データは画像処理部131に出力される。この画像処理部131は、輝度画像データに対して輝度補正処理や歪み補正処理などの画像処理を実行するものであり、処理ハードウェア部120の輝度補正処理部124及び歪み補正処理部125によって構成される。
例えば、自車両100の前方路面が相対的に平坦な路面、すなわち、自車両100の前方路面が自車両100の真下の路面部分と平行な面を自車両前方へ延長して得られる仮想の延長面に一致している場合、画像の下部に対応するVマップの下部において、高頻度の点は、画像上方へ向かうほど視差値dが小さくなるような傾きをもった略直線状に分布する。このような分布を示す画素は、視差画像上の各行においてほぼ同一距離に存在していてかつ最も占有率が高く、しかも画像上方へ向かうほど距離が連続的に遠くなる認識対象物を映し出した画素であると言える。このような画素は、路面を映し出す画素が持つ特徴に合致するので、路面を映し出している画素であると推定することができる。
前記孤立領域検出部137によりオブジェクト候補領域として決定された孤立領域について、当該孤立領域が内接する矩形領域を設定したとき、この矩形領域の幅(Uマップ上のX軸方向長さ)は、当該孤立領域に対応する認識対象物(オブジェクト)の幅に対応する。また、設定した矩形領域の高さは、当該孤立領域に対応する認識対象物(オブジェクト)の奥行き(自車両進行方向長さ)に対応している。一方で、各孤立領域に対応する認識対象物(オブジェクト)の高さについては、この段階では不明である。視差画像の対応領域検出部138は、オブジェクト候補領域に係る孤立領域に対応したオブジェクトの高さを得るために、当該孤立領域に対応する視差画像上の対応領域を検出する。
前記オブジェクト領域抽出部139で抽出されるオブジェクト領域の高さから、そのオブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている認識対象物(オブジェクト)の実際の高さを計算できる。同様に、オブジェクト領域抽出部139で抽出されるオブジェクト領域の幅から、そのオブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている認識対象物(オブジェクト)の実際の幅を計算できる。また、当該オブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている認識対象物(オブジェクト)の奥行きは、当該オブジェクト領域に対応した孤立領域内の最大視差値dmaxと最小視差値dminから計算することができる。
3次元位置決定部141では、検出されたオブジェクト領域に対応するオブジェクトまでの距離や、視差画像の画像中心と視差画像上のオブジェクト領域の中心との画像上の距離も把握されることから、オブジェクトの3次元位置を決定する。
路面の側方などに設置される側壁やガードレールは、一般に、路面から30〜100cmの範囲内に存在するので、ガードレール検出処理の対象範囲として、この範囲に対応するUマップ内の領域を選定する。その後、この対象範囲について、Uマップの頻度に重み付けを行い、Hough変換して近似直線を検出し、この近似直線からガードレールを検出する。
本実施形態1においては、画像解析ユニット102に入力される視差画像データのデータ通信経路上に通信不良(エラー)が生じていないかどうかを確認し、通信不良ならばエラー信号を出力するエラー確認処理を実行する。このエラー確認処理は、画像解析ユニット102内に設けられたエラー信号出力手段としての検査部143(図6参照)で実行される。エラー確認処理の実行タイミング(エラー確認タイミング)は、工場出荷前の段階でも、自車両100に搭載された後の段階でもよく、後者の段階であれば、例えばエンジンをかけた直後やエンジンを切った直後などのタイミングが挙げられるが、適宜決められる。
本実施形態1におけるエラー確認処理は、まず、エラー確認処理の実行タイミングが到来したら、画像解析ユニット102のCPU123は、記憶手段122に記憶されているエラー確認用プログラムを実行する。これにより、CPU123は、エラー確認制御手段として機能し、まず、撮像ユニット101における2つの撮像部110A,110Bに対し、予め決められたエラー確認用データとしての固定画像データを出力させる制御命令を送信する。これを受けた2つの撮像部110A,110Bは、予め決められている固定画像データを、データ出力手段としての信号処理部115A,115Bから出力する(S1)。
図8(a)及び(b)は、2つの撮像部110A,110Bからそれぞれ出力される固定画像データの一例をそれぞれ示す説明図である。
図8(a)は、基準画像を出力する第一撮像部110Aから出力される固定画像データの例であり、以下「エラー確認用基準画像データ」という。また、図8(b)は、比較画像を出力する第二撮像部110Bから出力される固定画像データの例であり、以下「エラー確認用比較画像データ」という。なお、ここでは、説明を簡単にするために、固定画像データが、横方向(x方向)に8画素、縦方向(y方向)に6画素である48画素からなる画像データである例で説明する。
図9に示す固定視差画像データは、対応画素を決定できない画素(対象ブロックと相関の高い候補ブロックが見つからない注目画素)については、通常のマッチング処理と同様、視差値を0としている。
また、処理ハードウェア部120と画像解析ユニット102とをケーブルで接続する場合、そのケーブルが断線している状況でも、画像解析ユニット102に入力される視差画像データはプルダウン処理により図11に示すように全視差値が0となる。よって、この場合も、検査部143において異常であると判定され、エラー信号が出力される。
また、これらのケーブル150A,150Bに限らず、撮像部110A,110Bから画像解析ユニット102までのデータ通信経路上における他のケーブルの断線、はんだ不良等の接続不良などが発生した状況でも、同様に適切な視差画像データが画像解析ユニット102に入力されず、検査部143において異常であると判定され、エラー信号が出力されることになる。
次に、本実施形態1におけるエラー確認処理の一変形例(以下、本変形例を「変形例1」という。)について説明する。
上述した実施形態1におけるエラー確認処理では、通信不良が発生していることを検出できるが、その通信不良が撮像部110A,110Bと処理ハードウェア部120との間で発生しているのか、それとも、処理ハードウェア部120と画像解析ユニット102との間で発生しているのかを特定することはできない。
すなわち、本変形例1によれば、処理ハードウェア部120と画像解析ユニット102との間の通信不良について、どの信号線で通信不良が発生しているのかを特定することが可能である。
次に、本実施形態1におけるエラー確認処理の他の変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
上述した実施形態1や変形例1におけるエラー確認処理では、撮像部110A,110Bと処理ハードウェア部120との間で発生している通信不良について、どの信号線で通信不良が発生しているかを特定することはできない。本変形例2は、これを特定するためのものである。
本変形例2においては、エラー確認用基準画像データ及びエラー確認用比較画像データは、4bitの画像データであり、その画素値は0〜15の16種類の値を取り得る。本変形例2におけるエラー確認用基準画像データは、図14(a)及び(b)に示すように、y方向に区分けした複数の区画ライン(y=1〜6)が設定され、各区画ラインでは、x≦4の範囲とx≧5の範囲とで画素値が異なるように設定された画像データである。しかも、本変形例2では、複数の区画ラインの中に、当該区画ラインに含まれる2つの画素値の組み合わせが他の区画ラインとは異なっているものが含まれるように設定されている。より詳しくは、当該区画ラインに含まれる2つの画素値の組み合わせが、画素値を示す4bitデータの同じビット位置における値が互いに異なる組み合わせであって、当該ビット位置が他の区画ラインとは異なるような区画ラインが含まれるように設定されている。特に、本変形例2においては、画素値を示す4bitデータの全ビット位置について、当該ビット位置における値が互いに異なる2つの画素値が組み合わされた区画ラインが存在するように設定されている。
また、上述した実施形態1(各変形例を含む。)は、第二撮像部110Bから出力されるエラー確認用比較画像データが、予めエラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向(x方向)へズレた画像である例であるが、これに限られない。例えば、2つの撮像部110A,110Bから同じ固定画像データを出力させ、これを受信した処理ハードウェア部120の歪み補正処理部125にて、撮像部110Bからの固定画像データを所定画素分だけ基線方向(x方向)へずらす画像処理を行ってエラー確認用比較画像を生成するようにしてもよい。
次に、本発明に係る撮像装置を、上述した実施形態1と同様に車載機器制御システムの物体認識装置に用いた他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
なお、上述した実施形態1のエラー確認処理は、通信不良が生じていないかどうかを確認するものであったが、本実施形態2のエラー確認処理は、2つの撮像部110A,110Bにおける撮像タイミングのズレが生じていないかどうかを確認するものである。そのほかの構成や動作については、上述した実施形態1と同様であるため、以下、実施形態1とは異なる点を中心に説明する。
この例では、図17(a)に示す第一撮像部110Aによる基準画像の撮像タイミングに対し、図17(b)に示す第二撮像部110Bによる比較画像の撮像タイミングが遅れている。そのため、自車両100の前方における対向車両等の識別対象物は、図17(a)に示す基準画像よりも図17(b)に示す比較画像の方が近くに映し出されている。このような場合、基準画像と比較画像との間における同一の識別対象物の画像部分の位置の違いは、2つの撮像部110A,110Bの設置位置の違い(基線方向位置の違い)だけでなく、撮像タイミングの違いも影響している。したがって、当該識別対象物の画像部分の位置の違いに基づいて算出される視差値は、当該識別対象物までの距離を適切に反映したものとはならず、撮像タイミングの違いによる誤差を含むものとなる。
図18は、本実施形態2における撮像ユニット101の構成を示す説明図である。
ステレオカメラを構成する2つの撮像部110A,110Bは、一般的なデジタルカメラと同様、それぞれの水平同期信号と垂直同期信号のタイミングに合わせて、画像センサ113A,113B上の各受光素子の受光量を示すデジタル電気信号(画素値)を各信号処理部115A,115Bから所定の順番で順次出力する。
図19(b)は、水平同期信号と垂直同期信号と出力される画像データの画像上の位置との関係を示す概念図である。
図20は、各撮像部110A,110Bの信号処理部115A,115Bから出力される画像データの画素値の出力順序を示す説明図である。
図21は、本実施形態2におけるエラー確認処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態2において、まず、エラー確認処理の実行タイミングが到来したら、上述した実施形態1と同様、画像解析ユニット102のCPU123は、記憶手段122に記憶されているエラー確認用プログラムを実行する。これにより、CPU123は、エラー確認制御手段として機能し、まず、撮像ユニット101における2つの撮像部110A,110Bに対し、予め決められたエラー確認用データとしての固定画像データを出力させる制御命令を送信する。これを受けた2つの撮像部110A,110Bは、予め決められている固定画像データを、それぞれの水平同期信号及び垂直同期信号に同期して、データ出力手段としての信号処理部115A,115Bから出力する(S11)。
この例は、各横ラインの画素値が、水平方向(x方向)に1画素ズレるたびに10ずつ増えるような画素値分布をもった固定画像データである。具体的には、x=1に位置する各横ラインの画素値は10であり、x=2に位置する各横ラインの画素値は20であり、x=3に位置する各横ラインの画素値は30であり、最終的に、x=8に位置する各横ラインの画素値は80である。すなわち、本実施形態2で用いる固定画像データは、その画像上において横方向に画像濃度偏差をもったものとなる。
撮像タイミングにズレが発生していない場合、図23に示すように、2つの撮像部110A,110B間で水平同期信号(垂直同期信号も)にズレがない。各撮像部110A,110Bから出力される2つの固定画像データは同じ画素値分布を有するものであるため、検査部126が同時期に受信する両固定画像データ間の画素値の差分値は、図23に示すように、いずれもゼロとなる。
同様に、第一撮像部110Aよりも第二撮像部110Bの撮像タイミングが3画素分の出力時間だけ遅れている場合、図26に示すように、2つの撮像部110A,110B間で水平同期信号(垂直同期信号も)に、3画素分の出力時間に相当するズレが発生する。この場合、検査部126が同時期に受信する両固定画像データ間の画素値は3画素だけズレたものとなり、その差分値は、図26に示すように、いずれも30となる。
また、撮像部110A,110Bが撮像タイミングのズレを補正する補正手段を備えている場合には、画像解析ユニット102は、検査部126からの差分値によって特定できる撮像タイミングのズレ量をエラー信号として撮像部110A,110Bの補正手段へ出力するようにしてもよい。これにより、このエラー信号による撮像タイミングのズレ量を補正値として、補正手段が撮像部110A,110Bの水平同期信号及び垂直同期信号のタイミングを補正することにより、撮像タイミングのズレを是正することができる。
また、本実施形態2では、各撮像部110A,110Bから出力する固定画像データが同じ画素値分布をもった例であったが、異なる画素値分布をもつ固定画像データを用いてもよい。
次に、本実施形態2におけるエラー確認処理の一変形例(以下、本変形例を「変形例3」という。)について説明する。
上述した実施形態2におけるエラー確認処理は、1画素分の出力時間に相当する単位で撮像タイミングのズレ量を確認できる高分解能なエラー確認処理であったが、撮像タイミングのズレ量が1ライン分の出力時間に相当する時間を超える場合には、撮像タイミングのズレ量を正確に把握できず、撮像タイミングのズレが発生しているかどうかも正確に把握できなくなる。
本変形例3は、1ライン分の出力時間に相当する時間単位で撮像タイミングのズレを確認できる低分解能なエラー確認処理であるが、撮像タイミングのズレ量の確認可能範囲が広いエラー確認処理の例について説明する。
この例は、各横ラインの画素値は、それぞれの横ライン内では同じ画素値をとるが、垂直方向(y方向)に1ラインズレるたびに各横ラインの画素値が10ずつ増えるような画素値分布をもった固定画像データである。具体的には、y=1に位置する横ラインの画素値は10であり、y=2に位置する横ラインの画素値は20であり、y=3に位置する横ラインの画素値は30であり、最終的に、y=6に位置する横ラインの画素値は60である。すなわち、本変形例3で用いる固定画像データは、その画像上において縦方向に画像濃度偏差をもったものとなる。
撮像タイミングにズレが発生していない場合、図28に示すように、2つの撮像部110A,110B間で垂直同期信号(水平同期信号も)にズレがない。各撮像部110A,110Bから出力される2つの固定画像データは同じ画素値分布を有するものであるため、検査部126が同時期に受信する両固定画像データ間の画素値の差分値は、図28に示すように、いずれもゼロとなる。
また、本変形例3では、各撮像部110A,110Bから出力する固定画像データが同じ画素値分布をもった例であったが、異なる画素値分布をもつ固定画像データを用いてもよい。
また、本変形例3でも、各撮像部110A,110Bから出力する固定画像データは、複数の画素値が分布したものでなく、単一の画素値で構成されるものであっても、撮像タイミングのズレが発生しているか否か、撮像タイミングのズレ量がどの程度かを把握することは可能である。
または、本変形例3のエラー確認処理と上述した実施形態2のエラー確認処理の両方を実施するようにしてもよい。具体的には、例えば、上述した実施形態2のエラー確認処理を実施した後に本変形例3のエラー確認処理を実施する。また、固定画像データとして、画像上の横方向にも縦方向にも画像濃度偏差をもるような画素値分布をもったものを利用すれば、その固定画像データの差分値から、高分解能で検出範囲も広いエラー確認処理を実現することもできる。
(態様A)
撮像領域を撮像する撮像部110A,110B等の撮像手段と、該撮像手段が撮像して得た輝度画像データ等の撮像画像データ又は該撮像画像データに所定の処理を施した視差画像データ等の処理後データを出力する信号処理部115A,115B又は視差演算部121等のデータ出力手段とを備えた撮像装置において、所定のエラー確認タイミングで、予め決められた固定画像データ又は固定視差画像データ等のエラー確認用データを前記データ出力手段から出力させるCPU123等のエラー確認制御手段を有することを特徴とする。
本態様において、所定のエラー確認タイミングで撮像装置のデータ出力手段から出力されるエラー確認用データは、予め決まっているデータ(固定データ)であることから、そのデータ内容は予め把握できる。よって、撮像装置のデータ出力手段から出力されるエラー確認用データが正常なのか異常なのかを判断することができ、エラー確認用データの正常、異常の判断結果から、通信不良等の撮像装置エラーを検出することができる。したがって、専用の検出用配線を設けることなく、撮像画像データのデータ通信経路上の断線や接続不良による通信不良、あるいは、ステレオカメラにおける2つの撮像手段の撮像タイミングのズレなど、各種の撮像装置エラーを検出することが可能となる。特に、本態様では、エラー確認時に、エラー確認用データが撮像画像データ等のデータ通信経路を使って通信されることになるため、データ出力手段に接続されるケーブル等の通信手段の断線や接続不良だけでなく、撮像装置内における撮像画像データ等のデータ通信経路上の断線や接続不良も含めて、通信不良を検出することが可能となる。
前記態様Aにおいて、前記撮像手段を2つ以上備えており、前記2つ以上の撮像手段がそれぞれ撮像して得た基準画像データ及び比較画像データ等の2以上の撮像画像データから視差データを生成する視差演算部121等の視差データ生成手段を有し、前記データ出力手段は、前記視差データ生成手段が生成した視差データを出力するものであることを特徴とする。
これによれば、視差データの正常、異常の判断結果から、通信不良や撮像手段の撮像タイミングのズレ等の撮像装置エラーを検出することができる。視差データは、画像データよりも情報量を少なくできることから、正常、異常の判断処理が容易になる。
前記態様Bにおいて、前記エラー確認制御手段は、予め決められたエラー確認用基準画像に対応するエラー確認用基準画像データと、該エラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向へズレたエラー確認用比較画像に対応するエラー確認用比較画像データとに基づいて前記視差データ生成手段が生成した視差データを、前記エラー確認用データとして用いることを特徴とする。
これによれば、視差データの正常、異常の判断結果から通信不良(エラー)を検出する処理を簡易に行うことができる。
前記態様Cにおいて、前記エラー確認用基準画像は、基線方向の所定位置を境にして画素値が異なる画像であり、前記エラー確認制御手段は、前記所定位置が異なる2つ以上のエラー確認用基準画像又はエラー確認用比較画像にそれぞれ対応する2組以上のエラー確認用基準画像データ及びエラー確認用比較画像データに基づいて前記視差データ生成手段が生成した各視差データを、前記エラー確認用データとして用いることを特徴とする。
これによれば、2組以上のエラー確認用基準画像データ及びエラー確認用比較画像データから、視差値が異なる2以上の視差データを得ることができる。もし、視差データ生成前におけるデータ通信経路で通信不良が生じている場合、いずれの視差データについても異常であると判断されることになる。一方、視差データ生成前におけるデータ通信経路では通信不良が生じておらず、視差データ生成後におけるデータ通信経路で通信不良が発生している場合、視差値が異なる2以上の視差データを用いることで、その通信不良の内容によっては、異常であると判断される視差データと、正常であると判断される視差データとを混在させることが可能となる。このような混在した結果が得られた場合、視差データ生成前におけるデータ通信経路では通信不良が発生していないことが確認でき、視差データ生成後におけるデータ通信経路で通信不良が発生していることを特定することができる。特に、視差データの通信がパラレル方式である場合、視差値が異なる2以上の視差データを用いることで、少なくとも1箇所のビット位置に対応する信号ラインの値が異なることから、その信号ラインに通信不良が生じているか否かを特定することが可能である。
前記態様C又はDにおいて、前記エラー確認用基準画像データ及び前記エラー確認用比較画像データは、画素値が4bit等の複数ビットで表現されるデータであり、前記エラー確認用基準画像は、基線方向の所定位置を境にして同じビット位置における値が異なる2つの画素値をもち、かつ、基線方向に対して直交する方向に区分けした複数の区画ラインに該ビット位置が他の区画ラインとは異なるものが含まれる画像であることを特徴とする。
これによれば、もし、視差データ生成前におけるデータ通信経路で通信不良が生じており、視差データ生成後におけるデータ通信経路で通信不良が生じていない場合、その通信不良が画像データの画素値を示す複数ビット値のうちの一部のビット位置で生じている場合、当該ビット位置における値が異なる2つの画素値をもつ区画ラインに対応する視差値に異常が出る。よって、異常が出た視差値に対応する区画ラインを特定することで、画像データの通信経路上のどのビット位置で通信不良が発生しているのかを特定することができる。
前記態様A〜Eのいずれかの態様において、前記エラー確認用データに対応する固定視差画像データ等の確認用データを用いて前記データ出力手段から出力されたエラー確認用データの異常を検出したとき、エラー信号を出力する検査部143等のエラー信号出力手段を有することを特徴とする。
これによれば、通信不良が生じたときに当該撮像装置からエラー信号が出力されることから、当該撮像装置の工場出荷前に限らず、工場出荷後における任意のタイミングで通信不良の確認を行うことができる。
前記態様Aにおいて、前記撮像手段を2つ以上備えており、前記エラー確認制御手段は、前記2つ以上の撮像手段で撮像領域を撮像するときの撮像タイミングと同じタイミングで、各撮像手段に対応する各データ出力手段から前記エラー確認用データをそれぞれ出力させることを特徴とする。
これによれば、各データ出力手段から出力される当該エラー確認用データの出力タイミングから、撮像手段の撮像タイミングのズレを検出することができる。
前記態様Gにおいて、前記2つ以上の撮像手段のうちの少なくとも1つの撮像手段に対応するデータ出力手段から出力されるエラー確認用データは、予め決められた複数の画素値が分布したエラー確認用画像データであることを特徴とする。
これによれば、各データ出力手段から出力される当該エラー確認用データ間の画素値を比較することで、撮像タイミングのズレ量を把握することが可能となる。
前記態様G又はHにおいて、前記各データ出力手段から同時期に出力されるエラー確認用データ間の画素値を比較して撮像タイミングのズレを検出したとき、エラー信号を出力する検査部126等のエラー信号出力手段を有することを特徴とする。
これによれば、撮像タイミングのズレが生じたときに当該撮像装置からエラー信号が出力されることから、当該撮像装置の工場出荷前に限らず、工場出荷後における任意のタイミングで撮像タイミングのズレを確認することができる。
前記態様F又はIにおいて、前記エラー信号出力手段がエラー信号を出力したとき、前記撮像手段の動作を停止させるCPU123等の撮像停止手段を有することを特徴とする。
これによれば、通信不良や撮像タイミングのズレ等の撮像装置エラーにより撮像手段が撮像した撮像画像データが不適切に利用されるのを防止することができる。
撮像領域を撮像する撮像部110A,110B等の撮像手段と、該撮像手段が撮像して得た輝度画像データ等の撮像画像データ又は該撮像画像データに所定の処理を施した視差画像データ等の処理後データを出力する信号処理部115A,115B又は視差演算部121等のデータ出力手段とを備えた撮像装置のエラー確認方法であって、所定のエラー確認タイミングで、予め決められた固定画像データ又は固定視差画像データ等のエラー確認用データを前記データ出力手段から出力させる工程と、前記データ出力手段から出力されたエラー確認用データを用いて、前記撮像手段が異常であるか否かを判断する工程とを有することを特徴とする。
これによれば、専用の検出用配線を設けることなく、撮像画像データのデータ通信経路上の断線や接続不良による通信不良あるいは撮像タイミングのズレ等の撮像装置エラーを検出することができる。
撮像領域を撮像する撮像部110A,110B等の撮像手段と、該撮像手段が撮像して得た輝度画像データ等の撮像画像データ又は該撮像画像データに所定の処理を施した視差画像データ等の処理後データを出力する信号処理部115A,115B又は視差演算部121等のデータ出力手段とを備えた撮像装置のコンピュータを機能させるためのプログラムであって、所定のエラー確認タイミングで、予め決められた固定画像データ又は固定視差画像データ等のエラー確認用データを前記データ出力手段から出力させるエラー確認制御手段として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
これによれば、専用の検出用配線を設けることなく、撮像画像データのデータ通信経路上の断線や接続不良による通信不良あるいは撮像タイミングのズレ等の撮像装置エラーを検出することができる。
なお、このプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録された状態で配布したり、入手したりすることができる。また、このプログラムを乗せ、所定の送信装置により送信された信号を、公衆電話回線や専用線、その他の通信網等の伝送媒体を介して配信したり、受信したりすることでも、配布、入手が可能である。この配信の際、伝送媒体中には、コンピュータプログラムの少なくとも一部が伝送されていればよい。すなわち、コンピュータプログラムを構成するすべてのデータが、一時に伝送媒体上に存在している必要はない。このプログラムを乗せた信号とは、コンピュータプログラムを含む所定の搬送波に具現化されたコンピュータデータ信号である。また、所定の送信装置からコンピュータプログラムを送信する送信方法には、プログラムを構成するデータを連続的に送信する場合も、断続的に送信する場合も含まれる。
101 撮像ユニット
102 画像解析ユニット
103 表示モニター
106 車両走行制御ユニット
110A,110B 撮像部
115A,115B 信号処理部
120 処理ハードウェア部
121 視差演算部
122 記憶手段
126,143 検査部
150A,150B ケーブル
Claims (9)
- 撮像領域を撮像する撮像手段を2つ以上備えた撮像装置であって、
前記2つ以上の撮像手段がそれぞれ撮像して得た2以上の撮像画像データから視差データを生成する視差データ生成手段と、
前記視差データ生成手段が生成した視差データを出力するデータ出力手段と、
所定のエラー確認タイミングで、予め決められたエラー確認用データを前記データ出力手段から出力させるエラー確認制御手段と、
を備え、
前記エラー確認制御手段は、
予め決められた、基線方向の画素値の境目となる所定位置が異なる2つ以上のエラー確認用基準画像に対応する2つ以上のエラー確認用基準画像データと、それぞれのエラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向へズレた2つ以上のエラー確認用比較画像に対応する2つ以上のエラー確認用比較画像データと、に基づいて、前記視差データ生成手段が生成した各視差データを、前記エラー確認用データとして用いること
を特徴とする撮像装置。 - 撮像領域を撮像する撮像手段を2つ以上備えた撮像装置であって、
前記2つ以上の撮像手段がそれぞれ撮像して得た2以上の撮像画像データから視差データを生成する視差データ生成手段と、
前記視差データ生成手段が生成した視差データを出力するデータ出力手段と、
所定のエラー確認タイミングで、予め決められたエラー確認用データを前記データ出力手段から出力させるエラー確認制御手段と、
を備え、
前記エラー確認制御手段は、予め決められたエラー確認用基準画像に対応するエラー確認用基準画像データと、該エラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向へズレたエラー確認用比較画像に対応するエラー確認用比較画像データとに基づいて前記視差データ生成手段が生成した視差データを、前記エラー確認用データとして用い、
前記エラー確認用基準画像データ及び前記エラー確認用比較画像データは、画素値が複数ビットで表現されるデータであり、
前記エラー確認用基準画像は、基線方向の所定位置を境にして同じビット位置における値が異なる2つの画素値をもち、かつ、基線方向に対して直交する方向に区分けした複数の区画ラインに該ビット位置が他の区画ラインとは異なるものが含まれる画像であること
を特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記エラー確認用基準画像データ及び前記エラー確認用比較画像データは、画素値が複数ビットで表現されるデータであり、
前記エラー確認用基準画像は、基線方向の所定位置を境にして同じビット位置における値が異なる2つの画素値をもち、かつ、基線方向に対して直交する方向に区分けした複数の区画ラインに該ビット位置が他の区画ラインとは異なるものが含まれる画像であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記エラー確認用データに対応する確認用データを用いて前記データ出力手段から出力されたエラー確認用データの異常を検出したとき、エラー信号を出力するエラー信号出力手段を有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置において、
前記エラー信号出力手段がエラー信号を出力したとき、前記撮像手段の動作を停止させる撮像停止手段を有することを特徴とする撮像装置。 - 撮像領域を撮像する撮像手段を2つ以上備えた撮像装置のエラー確認方法であって
前記2つ以上の撮像手段がそれぞれ撮像して得た2以上の撮像画像データから視差データを生成する視差データ生成工程と、
前記視差データ生成工程で生成された視差データを出力するデータ出力工程と、
所定のエラー確認タイミングで、予め決められたエラー確認用データを出力させるエラー確認制御工程と、
を備え、
前記エラー確認制御工程では、
予め決められた、基線方向の画素値の境目となる所定位置が異なる2つ以上のエラー確認用基準画像に対応する2つ以上のエラー確認用基準画像データと、それぞれのエラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向へズレた2つ以上のエラー確認用比較画像に対応する2つ以上のエラー確認用比較画像データと、に基づいて、前記視差データ生成工程において生成された各視差データを、前記エラー確認用データとして用いること
を特徴とするエラー確認方法。 - 撮像領域を撮像する撮像手段を2つ以上備えた撮像装置のエラー確認方法であって
前記2つ以上の撮像手段がそれぞれ撮像して得た2以上の撮像画像データから視差データを生成する視差データ生成工程と、
前記視差データ生成工程で生成された視差データを出力するデータ出力工程と、
所定のエラー確認タイミングで、予め決められたエラー確認用データを出力させるエラー確認制御工程と、
を備え、
前記エラー確認制御工程では、予め決められたエラー確認用基準画像に対応するエラー確認用基準画像データと、該エラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向へズレたエラー確認用比較画像に対応するエラー確認用比較画像データとに基づいて前記視差データ生成工程で生成した視差データを、前記エラー確認用データとして用い、
前記エラー確認用基準画像データ及び前記エラー確認用比較画像データは、画素値が複数ビットで表現されるデータであり、
前記エラー確認用基準画像は、基線方向の所定位置を境にして同じビット位置における値が異なる2つの画素値をもち、かつ、基線方向に対して直交する方向に区分けした複数の区画ラインに該ビット位置が他の区画ラインとは異なるものが含まれる画像であること
を特徴とするエラー確認方法。 - 撮像領域を撮像する撮像手段を2つ以上備えた撮像装置のコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記2つ以上の撮像手段がそれぞれ撮像して得た2以上の撮像画像データから視差データを生成する視差データ生成手段、
前記視差データ生成手段が生成した視差データを出力するデータ出力手段、及び、
所定のエラー確認タイミングで、予め決められたエラー確認用データを前記データ出力手段から出力させるエラー確認制御手段として、前記コンピュータを機能させ、
前記エラー確認制御手段は、
予め決められた、基線方向の画素値の境目となる所定位置が異なる2つ以上のエラー確認用基準画像に対応する2つ以上のエラー確認用基準画像データと、それぞれのエラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向へズレた2つ以上のエラー確認用比較画像に対応する2つ以上のエラー確認用比較画像データと、に基づいて、前記視差データ生成手段が生成した各視差データを、前記エラー確認用データとして用いること
を特徴とするプログラム。 - 撮像領域を撮像する撮像手段を2つ以上備えた撮像装置のコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記2つ以上の撮像手段がそれぞれ撮像して得た2以上の撮像画像データから視差データを生成する視差データ生成手段、
前記視差データ生成手段が生成した視差データを出力するデータ出力手段、及び、
所定のエラー確認タイミングで、予め決められたエラー確認用データを前記データ出力手段から出力させるエラー確認制御手段として、前記コンピュータを機能させ、
前記エラー確認制御手段は、予め決められたエラー確認用基準画像に対応するエラー確認用基準画像データと、該エラー確認用基準画像に対して所定画素分だけ基線方向へズレたエラー確認用比較画像に対応するエラー確認用比較画像データとに基づいて前記視差データ生成手段が生成した視差データを、前記エラー確認用データとして用い、
前記エラー確認用基準画像データ及び前記エラー確認用比較画像データは、画素値が複数ビットで表現されるデータであり、
前記エラー確認用基準画像は、基線方向の所定位置を境にして同じビット位置における値が異なる2つの画素値をもち、かつ、基線方向に対して直交する方向に区分けした複数の区画ラインに該ビット位置が他の区画ラインとは異なるものが含まれる画像であること
を特徴とするプログラム。
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