JP6565348B2 - 収容体及び電子デバイス - Google Patents

収容体及び電子デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP6565348B2
JP6565348B2 JP2015116310A JP2015116310A JP6565348B2 JP 6565348 B2 JP6565348 B2 JP 6565348B2 JP 2015116310 A JP2015116310 A JP 2015116310A JP 2015116310 A JP2015116310 A JP 2015116310A JP 6565348 B2 JP6565348 B2 JP 6565348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
electronic device
antenna
control unit
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015116310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017000348A (ja
Inventor
洵介 田中
洵介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2015116310A priority Critical patent/JP6565348B2/ja
Priority to PCT/JP2016/066289 priority patent/WO2016199651A1/ja
Publication of JP2017000348A publication Critical patent/JP2017000348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6565348B2 publication Critical patent/JP6565348B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、収容体及び電子デバイスに関する。
特許文献1には、スーツケースの外側面に設けられた凹部に保持される電子バッグタグが開示されている。この電子バッグタグは、埋め込み式のディスプレイを有するとともに、ワイヤレス通信インターフェースを有している。そして、ワイヤレス通信インターフェースは、例えばRFID UHFアンテナを含む。
特表2014−516175号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電子バッグタグでは、ディスプレイを含むスーツケースの外側表面がフラットに形成されている。そのため、スーツケースが輸送等される際に、ディスプレイに他の物体等が接触し、ディスプレイが損傷してしまう虞がある。
また、特に、スーツケースがアルミニウム、ジュラルミン等の金属によって形成されている場合や、スーツケース内に水等の液体が収容されている場合には、アンテナの通信特性が低下してしまう虞がある。
本発明は、任意の物体を収容可能な収容体に組み込まれた際に、アンテナの通信特性の低下を抑制する電子デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る収容体は、任意の物体を収容可能なケースと、ケースに取り付けられた電子デバイスとを備えた収容体であって、電子デバイスは、ディスプレイと、制御基板とを有し、ディスプレイはケースの外部から視認可能であり、制御基板は、制御部と、制御部に接続された記憶部と、制御部に接続された通信用ICと、通信用ICに接続され、平面状に形成されたアンテナとを有し、制御部は、ディスプレイに表示された内容、記憶部に格納された内容、及び、通信用ICに格納された内容のうちの少なくとも一部のデータをアンテナから送信し、アンテナが形成されている平面に垂直な厚さ方向において、アンテナからケースまでに1mm以上の空隙が形成されている。
また、本発明の一形態に係る電子デバイスは、任意の物体を収容可能なケースに取り付けられる電子デバイスであって、筐体と、筐体に収容されたディスプレイ及び制御基板とを有し、筐体は、ディスプレイの表示面を視認可能な開口を有し、制御基板は、制御部と、制御部に接続された記憶部と、制御部に接続された通信用ICと、通信用ICに接続され、平面状に形成されたアンテナとを有し、制御部は、ディスプレイに表示された内容、記憶部に格納された内容、及び、通信用ICに格納された内容のうちの少なくとも一部のデータを前記アンテナから送信し、アンテナが形成されている平面から筐体における開口に対向する側の筐体内壁までに1mm以上の空隙が形成されている。
このような収容体及び電子デバイスによれば、ケースに対して電子デバイスが取り付けられた状態では、ケースの表面とアンテナとの間に1mm以上の空間が形成される。これにより、アンテナとケースとが離間して配置されるので、アンテナの通信特性の低下が抑制される。
また、アンテナからケースまでに5mm以上の空隙が形成されている構成でもよい。この構成によれば、ケースの表面とアンテナとの間に対して、より大きな空間が形成されることにより、アンテナの通信特性の低下がさらに抑制される。
また、ディスプレイの面に垂直な厚さ方向において、ディスプレイの面の表面から筐体における開口が形成されている側の端縁までに1mm以上の空隙が形成されている構成でもよい。ディスプレイの表面よりも電子デバイスの端縁(筐体)が1mm以上突出して形成されているので、ディスプレイが視認できるように、ケースに対して電子デバイスが取り付けられた場合であっても、ディスプレイに対して他の物体等が当接し難くなる。これにより、ディスプレイの損傷が抑制される。
本発明の一形態に係る収容体及び電子デバイスによれば、任意の物体を収容可能なケースに組み込まれた状態における、アンテナの通信特性の低下を抑制することができる。
図1は、一形態に係る電子デバイスを示す斜視図である。 図2は、電子デバイスの断面図である。 図3は、電子デバイスの構成を示すブロック図である。 図4は、電子デバイスが取り付けられたスーツケースを示す斜視図である。 図5は、スーツケースに取り付けられた状態における電子デバイスの断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。なお、本発明は、任意の物体を収容可能な収容体に取り付けられる電子デバイスに広く適用可能である。以下の説明では、空港などの手荷物搬送システムでバッグタグとして用いられる電子デバイスがスーツケースに取り付けられた場合の一例について説明するが、これに限定されるものではない。
図1、図2は、それぞれ電子デバイスを示す斜視図、断面図である。また、図3は電子デバイスの構成を示すブロック図である。本実施形態に係る電子デバイス1は、筐体5と、筐体5に収容されたディスプレイ6及び制御基板7とを有している。電子デバイス1の筐体5は、平面視矩形状であり、裏側基材3と表側基材2とを含む。裏側基材3と表側基材2とは、例えばネジ等の締結部材5aによって四隅が締結される。裏側基材3は、底板部3aと、底板部3aの周縁に形成された側板部3bとを備えた凹状であり、ディスプレイ6及び制御基板7を収容する。本実施形態では、底板部3a側から緩衝材8、制御基板7、ディスプレイ6が順次収容されている。緩衝材8は、例えば多孔構造を有したクッションである。緩衝材8は少なくとも1mm以上(図示例では例えば3mm)の厚さを有しており、制御基板7の裏面(緩衝材と接する面)7aから底板部3aの内壁までに部分的に緩衝材8が配置されることによって、空隙を形成している。緩衝材8が配置されていることによって、制御基板7は底板部3aに接触しない。なお、「空隙」とは、妨げとなるものがない完全な開放空間のみを意味するものではなく、多孔構造のクッションによって一定面ないし全面が占有されている空間のように、連続する気泡等によって形成される隙間をも含む概念である。
また、底板部3aの周縁には、側板部3bが形成されている側と反対側に突出した縁部3cが形成されている。本実施形態における縁部3cは底板部3aの全周囲に沿って設けられている。底板部3aに垂直な方向(ディスプレイ6表示面に垂直な厚さ方向)において、底板部3aの外面から縁部3cの端縁までの距離L1は、1mm以上設けられており、本実施形態では、2mmとなっている。これにより、底板部3aに垂直な方向において、制御基板7から端縁までには、緩衝材8による空隙と合わせて5mm以上の空隙が形成されることになる。
表側基材2は、裏側基材3と連結されることによって筐体5を構成する。表側基材2は、上板部2aと、上板部2aの周縁に設けられた側板部2bとを備えている。上板部2aには、矩形状の開口2cが形成されている。本実施形態では、開口2cの全面を覆うように保護パネル層4が設けられている。保護パネル層4は、例えば透明のアクリルパネルのような透光性を備える樹脂材によって形成されており、隣接するディスプレイ6を保護している。表側基材2と裏側基材3とが連結された状態では、開口2cが裏側基材3の底板部3aに対向する。緩衝材8、制御基板7及びディスプレイ6が収容された裏側基材3と表側基材2とが連結されることによって、表側基材2の開口2cからディスプレイ6の表示面が視認可能となる。また、上板部2aの周縁には、側板部2bが形成されている側と反対側に突出した縁部2dが形成されている。本実施形態における縁部2dは上板部2aの全周囲に亘って設けられている。上板部2aに垂直な方向(表示面に垂直な厚さ方向)において、ディスプレイ6における表示面の表面から縁部2dの端縁までの距離L2(空隙)は、1mm以上設けられており、本実施形態では、2mmとなっている。
ディスプレイ6は、例えば、電気泳動方式や強誘電液晶、コレステリック液晶、エレクトロクロミック液晶等の電子ペーパーによって構成され得る。このようなディスプレイ6は、表示画像を保持するための消費電力が少ない(又は、消費電力を要しない)ので、電力の供給が停止されても表示を維持することができる。なお、電力が供給されている間のみディスプレイ6に表示がされるようにして、電子ペーパー以外の液晶表示器、有機ELなどを用いてもよい。
ディスプレイ6に表示される画像は、従来の紙製のバッグタグに印刷されていた内容と同様にすることができる。すなわち、ディスプレイ6に表示される画像は、ハンドスキャナ、バーコードスキャナ、自動荷物スキャナなどの装置によって読取可能な一次元バーコードや二次元コードとすることができる。また、平文、リファレンス番号等をディスプレイ6に表示してもよい。これにより、電子デバイス1のデータを読み取るための無線設備が無い場合でも、従来の設備等を用いることによって、紙製のバッグタグと同様にバーコード等のデータを読み取ることができる。
制御基板7は、記憶部11、HF帯IC(通信用IC)12、HF帯アンテナ13、電源回路14、UHF帯IC(通信用IC)15及びUHF帯アンテナ16と、これらに電気的に接続された制御部17とを備えている。記憶部11は、電子デバイス1の個体識別情報、旅程に関する情報(航空会社名、便名、経由地、最終目的地、タグナンバー等を含む)などの、各種情報を格納しており、例えば不揮発性メモリによって構成されている。
HF帯アンテナ13は、13.56MHzのHF周波数帯域を用いて近接距離の通信を行うことができる。この通信は、HF帯IC12によって制御される。HF帯アンテナ13によって、電子デバイス1は、ISO/IEC14443TypeA/B、ISO/IEC18092、FeliCa(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等の通信規格に対応したリーダライタ端末、NFCスマートフォン等と通信可能となっている。
UHF帯アンテナ16は、860MHzから960MHzのUHF周波数帯域を用いて通信を行うことができる。この通信は、UHF帯IC15によって制御される。例えば、UHF帯域の通信に対応したリーダライタを備えた手荷物搬送システムによって、電子デバイス1の記憶部11又はUHF帯IC15内のメモリ領域に格納されたデータの読み取りが行われる。本実施形態におけるUHF帯アンテナ16は、例えば、制御基板7におけるディスプレイ6と反対側の面に対して平面状に形成され、メアンダ状、ダイポール、ダブルダイポールなど種々の形状とすることができる。
制御部17は、電子デバイス1全体の制御を行う。図3に示されるように、制御部17は、記憶部11、HF帯IC12、HF帯アンテナ13、電源回路14、UHF帯IC15及びUHF帯アンテナ16と接続されるとともに、スイッチ18、ディスプレイ6及びLED19に接続されている。本実施形態における制御部17は、例えばMCU(Micro Controller Unit)によって構成されており、例えば、有線IC(Inter−integrated Circuit)インターフェースや、シリアルインターフェースSPI(Serial Parallel Interface)、UART(Universal Asynchronous Receiver Trasmitter)等によって記憶部11、HF帯IC12、HF帯アンテナ13、電源回路14、UHF帯IC15及びUHF帯アンテナ16と電気接続されている。
制御部17は、記憶部11、HF帯IC12内のメモリ領域、UHF帯IC15内のメモリ領域等に格納された各種情報の書き換え、及び、ディスプレイ6の表示内容の書き換えのための制御を行う。例えば、電子デバイス1では、NFCに対応したスマートフォン等のリーダライタ端末によってHF帯IC12及び制御部17に給電が行われる。これによって、制御部17は、記憶部11、HF帯IC12内のメモリ領域、UHF帯IC15内のメモリ領域等に格納された各種情報を、HF帯アンテナ13で受信された新たな情報に更新することができる。また、制御部17は、更新された情報に基づいて、ディスプレイ6の表示内容の書き換えを行うことができる。すなわち、HF帯アンテナ13で受信された新たな情報の中にディスプレイ6に表示する情報が含まれている場合には、制御部17はディスプレイ6の表示画像の書き換えを行う。また、受信された情報に基づいて制御部17内のファームウェアによってディスプレイ6に表示する情報が生成された場合にも、制御部17はディスプレイ6の表示画像の書き換えを行う。なお、本実施形態では、制御部17にLED19が接続されている。例えば、制御部17によって記憶部11、HF帯IC12内のメモリ領域、UHF帯IC15内のメモリ領域等のデータ、又は、ディスプレイ6の表示内容の書き換えが行われる場合に、書き換えの状況をLED19で通知するようにしてもよい。
また、制御部17は、ディスプレイ6に表示された内容、記憶部11、HF帯IC12内のメモリ領域、UHF帯IC15内のメモリ領域等に格納された各種情報のうちの少なくとも一部を含むデータをUHF帯アンテナ16から手荷物運送システムに送信するための制御を行う。例えば、手荷物運送システムのリーダライタによってUHF帯IC15及び制御部17に給電が行われる。これによって、制御部17は、記憶部11等に格納されたデータをUHF帯アンテナ16から手荷物運送システムに送信する制御を行う。手荷物運送システムに対して送信されるデータは、例えば、タグナンバー等である。給電時間や読み取り時間が長く取れる場合には、航空会社名、便名、経由地等を任意に選択して送信しても良い。なお、本実施形態では、UHF帯アンテナ16で誘起された電圧が電源回路14によって整流されて制御部17に給電される。
スイッチ18は、例えばタッチセンサであり、ディスプレイ6における画面アクティベート、表示画像の削除、ページ送りなどのような任意の機能選択に用いられる。このようなスイッチ18は、ディスプレイ6に形成される静電方式スイッチ等であり、例えばHF帯にて非接触給電された電力がキャパシタ等に蓄電されることによって、使用可能となる。
電子デバイス1は、任意の物体を収容可能なケースに取り付けられる。図4に示されるように、本実施形態では、電子デバイス1がスーツケース100に取り付けられている。スーツケース100は、ボディ(ケース)105、ハンドル106、把持部107及びキャスター108を有している。ボディ105は、身側シェル102と、身側シェル102に対向する蓋側シェル103とを有している。身側シェル102は、底板部102aと底板部102aの周囲に立設する側板部102bとを有している。また、蓋側シェル103は上板部103aと上板部103aの周囲に立設する側板部103bとを有している。身側シェル102と蓋側シェル103とは互いの側板部102b,103b同士を合わせた状態で、スライドファスナなどの開閉機構によって開閉自在となっている。ボディ105の材料は、例えば、ポリカーボネートやABSのような樹脂である。
ハンドル106及び把持部107は、身側シェル102に取り付けられている。ハンドル106は、伸縮自在に構成されており、身側シェル102に収納可能となっている。把持部107は、身側シェル102の側板部102bに固定されている。ハンドル106及び把持部107は、側板部102bにおけるキャスター108が取り付けられている側と対向する側に設けられている。図示例におけるスーツケース100は、キャスター108を4つ有しているが、例えば2つであってもよい。
電子デバイス1は、ボディ105に取り付けられている。本実施形態では、図5に示されるように、蓋側シェル103における側板部103bに電子デバイス1が取り付けられている。より詳しくは、側板部103bにおけるキャスター108が取り付けられている側と反対側(対向する側)の面に電子デバイス1が取り付けられている。蓋側シェル103の側板部103bには、電子デバイス1の形状に合致した凹状部104が形成されている。凹状部104は、矩形状の底面部104aと、底面部104aの周囲に設けられる側面部104bとを有する。例えば、凹状部104の高さは、電子デバイス1の筐体5の厚みと同じか、それより大きくてもよい。電子デバイス1は、凹状部104に収容された状態で蓋側シェル103に固定される。
電子デバイス1が、凹状部104に収容された状態では、筐体5の表側基材2における縁部2dの端縁が、側板部103bの表面よりも内側に入り込んでいる。これにより、ディスプレイ6の表面は、側板部103bの表面から少なくとも縁部2dの高さ分だけ内側に入り込んでいる。
また、凹状部104の底面部104aには裏側基材3の縁部3cの端縁が当接している。これにより、凹状部104の底面部104aから裏側基材3における底板部3aの表面までに空隙が形成される。なお、例えば、凹状部104に電子デバイス1が収容された状態で、電子デバイス1側から透明のアクリルパネルを蓋側シェル103に固定することで、電子デバイス1を固定してもよい。
以上説明した電子デバイス1によれば、ディスプレイ6の表面よりも筐体5の端縁が1mm以上突出して形成されている。そのため、スーツケース100に対して電子デバイス1が取り付けられた場合であっても、ディスプレイ6に対して他の物体等が当接し難くなる。これにより、ディスプレイ6の損傷が抑制される。また、UHF帯アンテナ16から筐体5の端縁までに1mm以上の空隙が形成されている。そのため、スーツケース100に対して電子デバイス1が取り付けられた場合であっても、スーツケース100の表面とUHF帯アンテナ16との間に空間(空隙)が形成される。これにより、UHF帯アンテナ16とスーツケース100とが離間して配置されるので、UHF帯アンテナ16の通信特性の低下が抑制される。
なお、本実施形態においては、UHF帯アンテナ16から端縁までに5mm以上の空隙が形成されているので、スーツケース100の表面とUHF帯アンテナ16との間に対して、より大きな空間が形成される。これにより、UHF帯アンテナ16の通信特性の低下がさらに抑制される。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。例えば、収容体としてスーツケース100を例示したがこれに限定されない。例えば、収容体の種類は、物流向けの輸送箱(折畳コンテナ)、工場等の工程管理に用いられるケース、鉄道輸送や宅配等に用いられる各種サイズのコンテナ、社内便や機密文書処理等に用いられるリユースを前提とした往復書簡用ケースなど、多岐に亘る。
また、電子デバイス1における筐体5の裏側基材3に縁部3cを設けることによって、スーツケース100表面と底板部3aとの間に空隙を形成する例を示したが、これに限定されない。例えば、スーツケース100に形成された凹状部104における底面部の周縁に凸部を設けてもよい。この場合、凸部が筐体5の底板部に当接することによって、スーツケース100表面と底板部との間に空隙を形成することができる。
また、電子デバイス1はスーツケース100のどの部分に取り付けられてもよい。例えば、電子デバイス1は、蓋側シェル103における他の面や、上板部103aに設けられてもよい。また、電子デバイス1は、身側シェル102に取り付けられてもよく、例えば身側シェル102における把持部107が設けられている側面に取り付けられてもよい。なお、スーツケース100においては、一般に、キャスター108が設けられている側面が上向きになることが少ない。そのため、キャスター108が設けられている側面に対向している側面に電子デバイス1が取り付けられることによって、電子デバイス1が地面に接し難くなる。したがって、UHF帯アンテナ16が地面等から離れた位置になりやすく、視認性が向上されるとともに、ベルトコンベア上における搬送時の通信特性の低下を抑制できる。また、身側シェル102及び蓋側シェル103はそれぞれ一体成形によって形成されてもよく、分割される構成としてもよい。身側シェル102及び蓋側シェル103がそれぞれ分割される構成である場合、分割されるパーツ内に電子デバイス1が設けられることによって、製造組立時における電子デバイス1の取付けの手間が低減される。この場合、製品出荷後における電子デバイスの交換が可能となるように、分割されるパーツの設計を行ってもよい。
また、HF帯の周波数を利用して給電及びデータ通信(データ更新)を行い、UHF帯の周波数を利用して記憶データの読み取りを行う例を示したがこれに限定されない。実施形態において記載された周波数帯域は一例であり、任意の周波数帯域であってもよい。例えば、13.56MHzのHF帯の周波数帯域や、それ以外の1次電池、太陽電池や振動素子等の環境発電を用いて、電子デバイスに対して給電し、2.4GHzのマイクロ波周波数帯域で電子デバイスとデータ通信や画像書換え電力の生成を行うように手荷物運送システムを構成しても良い。一時的に2次電池やキャパシタ等に蓄電し、必要電力の全て又は一部の補助を受けても良い。この場合、手荷物運送システムが、2.4GHz帯で、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth LE(登録商標)、ANT(登録商標)通信、又は、無線LAN(Wi−Fiを含む)による通信を用いて、電子デバイス1とデータ通信を行ってもよいし、HF帯、UHF帯アンテナに加えて同時に前記通信方式が存在してもよい。
また、スーツケース100がポリカーボネート、ABS等の樹脂によって形成されている例を示したが、これに限定されない。例えば、スーツケースはアルミニウムやジュラルミンなどの金属によって形成されていてもよい。一般に、無線による通信が行われる場合には、アンテナが金属に接触していると通信特性が低下してしまう。しかしながら、上記の実施形態等のようにアンテナとスーツケースとの間に空隙が形成されていることによって、アンテナが金属に接触することがなく、通信特性の低下を抑制することができる。
また、電子デバイス1における筐体5を形成する材料は、例えば合成樹脂であり特に限定されない。筐体5は1種類の材料によって形成されているのみではなく、2種類以上の材料によって形成されていてもよい。例えば、筐体5における縁部2d、3cのみをヤング率の低い弾性体によって形成してもよい。また、筐体5の表面がヤング率の低い弾性体によって被覆される構造であってもよい。さらに、自動車等に広く採用されるクラッシャブル構造にてディスプレイ6や制御部17等の機能を満足させるための重要部材保護を優先し、筐体やケースの代替破壊を促す構造を採用してもよい。加えて、筐体5自身の機能をスーツケース100側に持たせ、筐体を省いた形で、アンテナ形成された基板を直接スーツケース100へ固定してもよい。
また、UHF帯IC15は2つ以上の外部インターフェースを有しており、一方がUHF帯アンテナ16と電気接続、他方が制御部17と接続していても良い。さらには、制御部17を介して各種構成デバイスと接続しても良い。また、ディスプレイとUHF帯アンテナとは平行して設置されていなくても良く、アンテナの受信部はディスプレイ近傍と平行な面でなくても良い。
1…電子デバイス、5…筐体、6…ディスプレイ、17…制御部、16…UHF帯アンテナ(アンテナ)、100…スーツケース(収容体)、105…ボディ。

Claims (6)

  1. 任意の物体を収容可能なケースと、前記ケースに取り付けられた電子デバイスとを備えた収容体であって、
    前記電子デバイスは、ディスプレイと、制御基板とを有し、
    前記ディスプレイは前記ケースの外部から視認可能であり、
    前記制御基板は、制御部と、前記制御部に接続された記憶部と、前記制御部に接続された通信用ICと、前記通信用ICに接続され、平面状に形成されたアンテナとを有し、
    前記制御部は、前記ディスプレイに表示された内容、前記記憶部に格納された内容、及び、前記通信用ICに格納された内容のうちの少なくとも一部のデータを前記アンテナから送信し、
    前記アンテナが形成されている平面に垂直な厚さ方向において、前記アンテナから前記ケースまでに1mm以上の空隙が形成されている、収容体。
  2. 前記ディスプレイの面の表面に垂直な厚さ方向において、前記ディスプレイの面の表面から前記電子デバイスの端縁までに1mm以上の空隙が形成されている、請求項1に記載の収容体。
  3. 前記アンテナが形成されている平面に垂直な厚さ方向において、前記アンテナから前記ケースまでに5mm以上の空隙が形成されている、請求項1又は2に記載の収容体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載された前記ケースに取り付けられる電子デバイスであって、
    前記ディスプレイ及び前記制御部を有している、電子デバイス。
  5. 任意の物体を収容可能なケースに取り付けられる電子デバイスであって、
    筐体と、前記筐体に収容されたディスプレイ及び制御基板とを有し、
    前記筐体は、前記ディスプレイの表示面を視認可能な開口を有し、
    前記制御基板は、制御部と、前記制御部に接続された記憶部と、前記制御部に接続された通信用ICと、前記通信用ICに接続され、平面状に形成されたアンテナとを有し、
    前記制御部は、前記ディスプレイに表示された内容、前記記憶部に格納された内容、及び、前記通信用ICに格納された内容のうちの少なくとも一部のデータを前記アンテナから送信し、
    前記アンテナが形成されている平面から前記筐体における前記開口に対向する側の筐体内壁までに1mm以上の空隙が形成されている、電子デバイス。
  6. 前記ディスプレイの面に垂直な厚さ方向において、前記ディスプレイの面の表面から前記筐体における前記開口が形成されている側の端縁までに1mm以上の空隙が形成されている、請求項5に記載の電子デバイス。
JP2015116310A 2015-06-09 2015-06-09 収容体及び電子デバイス Active JP6565348B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015116310A JP6565348B2 (ja) 2015-06-09 2015-06-09 収容体及び電子デバイス
PCT/JP2016/066289 WO2016199651A1 (ja) 2015-06-09 2016-06-01 収容体及び電子デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015116310A JP6565348B2 (ja) 2015-06-09 2015-06-09 収容体及び電子デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017000348A JP2017000348A (ja) 2017-01-05
JP6565348B2 true JP6565348B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=57750904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015116310A Active JP6565348B2 (ja) 2015-06-09 2015-06-09 収容体及び電子デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6565348B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020241392A1 (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 京セラ株式会社 Rfidタグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017000348A (ja) 2017-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL2008761C2 (en) Reusable electronic bag tag.
US10163052B2 (en) RF tag
EP2866172B1 (en) Rf tag
GB2523633A (en) Electronic luggage tags
JP3141971U (ja) Rfidタグ
WO2014013439A1 (en) Rfid electronic tag
JP6565348B2 (ja) 収容体及び電子デバイス
JP6565349B2 (ja) 収容体
WO2016199651A1 (ja) 収容体及び電子デバイス
JP4580568B2 (ja) 非接触icタグ付き収納箱
US20070096916A1 (en) Electronic tagged box
EP2779028B1 (en) A tracking device for an object
JP2017072939A (ja) 電子デバイス及び収容体
JP2009123057A (ja) 非接触型icタグ及び非接触型icタグの製造方法
JP2006240868A (ja) 製品物流管理システム
JP6455199B2 (ja) 表示機能付き電子デバイス及びカバン物品
JP5715663B2 (ja) ハンディアンテナ、棚卸装置、棚卸システム及び棚卸方法
US10289947B2 (en) Impact RFID tag
US11735076B2 (en) Electronic display and a display module, especially for shopping carts
US20230102853A1 (en) Bag and box apparatus with faraday bag and self-closing rf-tight device passage for recovering, temporarily storing, and then returning freight-tracking transmitters
JP7484529B2 (ja) 温度管理用物品
JP2017221411A (ja) 収容体
US20240096240A1 (en) Label with rfid assembly
KR20160003181U (ko) 하나의 수하물
JP2015187038A (ja) 物品管理装置、物品管理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6565348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250