JP6565266B2 - 情報処理装置、撮像装置、移動体制御システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、撮像装置、移動体制御システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、撮像装置、移動体制御システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、ステレオカメラにより取得された画像を利用した車両の運転者支援システムが知られている。この運転者支援システムは、例えば、車内の前部に設置したステレオカメラによって車両の前方を撮影して取得した画像を処理して、歩行者、他車両、障害物等までの距離を測定し、それらに衝突する可能性があるとき、運転者に報知したり、車両のブレーキを作動させて減速させたり停止させたりすることができる。
ステレオカメラによる距離測定は、2つの異なる視点から同じ対象物体を撮影した時に、2つの撮影画像上での結像位置の差(視差)が物体までの距離によって変化することを利用する。
ある画素の視差を求めるには、2つの画像の一方を基準画像、他方を比較画像とし、基準画像のある画素に対応する画素が、比較画像のどの位置にあるかを探すためのマッチング処理を実行し、探索範囲のマッチング処理が全て終了した後に最もマッチングがとれている位置を最も確からしい視差値として決定する。
マッチング処理としては、基準画像と比較画像のある小領域の相関の評価値(マッチングの評価値)を計算し、最も高い相関を表す評価値が得られた際の画像間のシフト量(偏差)を視差として算出するブロックマッチングがよく用いられる。そして、相関の評価値としては、2つの小領域の各画素値の差の絶対値和SAD(Sum of Absolute Difference)、差の二乗和SSD(Sum of Squared Difference)、SSDの値から各ブロックの平均値を減算したZSSD(Zero-mean-Sum of Squared Difference)などが用いられる。これらの評価値は相関が高い(マッチングの度合が高い)程、値が小さくなるので、非類似度と呼ぶことができる。
図16は、マッチング処理結果の一例のグラフを示す図である。この図において、横軸は探索範囲、すなわち基準画像の画素位置に対する比較画像の画素位置のシフト量(偏差)であり、縦軸は相関の評価値である非類似度である。この図では、○で囲んだ7番目の探索画素で非類似度が最小となっているので、7が最も確からしい整数視差値となる。なお、横軸の負の数値はサブピクセル視差を求めるための探索範囲のものである。
しかし、ビル窓やタイル壁やフェンスなどのように、繰り返しパターンを持つ物体の画像で取得し、その物体の視差を算出する過程では、図17に示すように、マッチングがとれている箇所が2箇所以上(ここでは6箇所)出現する場合があり、最も確からしい視差値を誤って出力することがある。
このような事実があると、例えば、本当は遠くの距離にある物体(繰り返しパターンを持つ)なのに、あたかも近くにあるような誤ったデータが出力されてしまう。すると、例えば自動的に車両にブレーキを踏ませるシステムでは、ブレーキを踏む必要がない場所で誤ってブレーキが踏まれてしまう「誤踏み」を引き起こしてしまう。
この問題に対処した装置として、特許文献1に記載された車載用物体検知装置がある。この装置では、ステレオカメラによる画像処理において、小領域毎のステレオ画像間の類似度をもとに、互いの画像の対応位置を求める際に、最大類似度に近い値を示す位置が、複数個所で現われるかどうかを確認し、複数個所で最大類似度に近い値が現われる場合は、その小領域で求めた距離は、繰返しパターンが原因の誤対応の可能性が高いと判断し、物体検知・計測の判断には用いない構成とした。これにより、横断歩道のストライプ模様等の繰返しパターンが原因となるステレオマッチングの誤対応によって生じる物体の誤検出を防ぐことができる。
しかしながら、特許文献1に記載された車載用物体検知装置では、探索範囲のマッチング処理が全て終了した後に物体の検知・計測に用いるか否かの判断を行うため、判断の結果が得られるまでの時間が長くなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ステレオ画像が繰り返しパターンを含むときでも、画像間の視差を算出するマッチング処理の有効性の判断の結果が得られるまでの時間を短縮できるようにすることである。
本発明に係る情報処理装置は、複数の異なる視点から物体を撮影して取得したステレオ画像を処理し、前記物体を認識する情報処理装置であって、マッチング処理により、前記ステレオ画像の視差値を算出する視差演算手段を備え、前記視差演算手段は、所定の探索範囲において前記ステレオ画像の所定のシフト量毎に相関の評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値が算出される毎に、複数の評価値から極値を検出する極値検出手段と、所定の範囲内の値を有する前記極値の個数をカウントするカウント手段と、前記極値検出手段によって前記範囲内の値よりも高い相関を表す極値が検出されたとき、前記所定の範囲を更新する更新手段とを有し、前記カウント手段は、前記探索範囲内で最終的に更新された範囲内の極値の個数を出力する情報処理装置である。
本発明によれば、ステレオ画像が繰り返しパターンを含むときでも、画像間の視差を算出するマッチング処理の有効性の判断の結果が得られるまでの時間を短縮することができる。
本発明の実施形態に係る移動体制御システムの設置環境について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る移動体制御システムの概略構成について説明するための図である。 本発明の実施形態に係るステレオカメラのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるステレオカメラの測距原理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る情報処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る視差演算部の要部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る視差演算部の処理を示すフローチャートである。 図7に示す視差演算部の処理の具体例を示す図である。 図7に示す処理における無効判断の結果が正しい場合について説明するための図である。 図7に示す処理における無効判断の結果に誤りがある場合について説明するための図である。 図7に示す処理における無効判断の誤りの発生を低減可能な閾値について説明するための図の一例である。 図7に示す処理における無効判断の誤りの発生を低減可能な閾値について説明するための図の別の一例である。 視差演算部が実行する最小値処理および例外処理について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る視差演算部の演算結果の第1の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る視差演算部の演算結果の第2の例を示す図である。 マッチング処理結果の一例のグラフを示す図である。 マッチング処理結果の別の一例のグラフを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〈移動体制御システムの概略構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る移動体制御システムの設置環境について説明するための図であり、図2は、本発明の実施形態に係る移動体制御システムの概略構成について説明するための図である。
図1および図2に示すように、本発明の実施形態に係る移動体制御システムは、本発明に係る撮像装置としてのステレオカメラ2と、本発明に係る移動体制御部としての車両制御ユニット3からなる。
ステレオカメラ2は、図1に示すように移動体としての車両1の車室内の前端部(フロントガラスの上端付近など)に搭載されており、内蔵する第1の撮像部と第2の撮像部、それぞれ左目視界S、右目視界Sの範囲を撮影して、左撮影画像、右撮影画像からなるステレオ画像を取得する。そして、両画像の視差値を求めて視差画像を生成し、車両1の前方の物体までの距離を測定して物体を認識し、認識結果を車両制御ユニット3に送る。
車両制御ユニット3は、ステレオカメラ2からの認識結果に基づいて、車両1の運転者へ警告を報知したり、車両1のハンドルやブレーキを制御するなどの走行支援制御を行ったりする。
〈ステレオカメラのハードウェア構成〉
図3は、本発明の実施形態に係るステレオカメラ2のハードウェア構成を示すブロック図である。
ステレオカメラ2は、本発明に係る撮像部としての撮像部10と、本発明に係る情報処理部および情報処理装置としての情報処理部20とを有し、情報処理部20は車両制御ユニット3と接続されている。
撮像部10は、左目用となる第1の撮像部11aと、右目用となる第2の撮像部11bからなる複数の撮像部が平行に組みつけられて構成されている。第1の撮像部11a,第2の撮像部11bは、それぞれレンズ12a,12b、画像センサ13a,13b、センサコントローラ14a,14bを備えている。
画像センサ13a,13bは、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサからなる。センサコントローラ14a,14bは、画像センサ13a,13bの露光制御、画像読み出し制御、外部回路との通信、および画像データの送信制御等を行う。
情報処理部20は、データバスライン21、シリアルバスライン22、CPU(Central Processing Unit)23、FPGA(Field-Programmable Gate Array)24、ROM(Read Only Memory)25、RAM(Random Access Memory)26、シリアルI/F(インタフェース)27、およびデータI/F28を有している。
上述の撮像部10は、データバスライン21およびシリアルバスライン22を介して情報処理部20と接続されている。CPU23は、情報処理部20全体の動作、画像処理、および画像認識処理を実行制御する。また、CPU23は、撮像部10の各センサコントローラ14a,14bの制御も行う。
撮像部11a,11bの画像センサ13a,13bで撮像された撮像画像の輝度画像は、データバスライン21を介して情報処理部20のRAM26に書き込まれる。CPU23またはFPGA24からのセンサ露光値の変更制御データ、画像読み出しパラメータの変更制御データ、および各種設定データ等は、シリアルバスライン22を介して送受信される。
FPGA24は、RAM26に保存された画像に対してリアルタイム性が要求される処理である、例えばガンマ補正、ゆがみ補正(左右画像の平行化)、ブロックマッチングによる視差演算を行って視差画像を生成し、RAM26に再度書き込む。
ROM25には、状況認識、予測、立体物認識等を実行するためのコンピュータプログラムである立体物認識プログラムが記憶されている。立体物認識プログラムは画像処理プログラムの一例である。
CPU23は、データI/F28を介して、車両制御ユニット3からCAN情報(車速、加速度、舵角、ヨーレート等)をパラメータとして取得する。そして、CPU23は、ROM25に記憶されている立体物認識プログラムに従って、RAM26に記憶されている輝度画像および視差画像を用いて、状況認識等の各種処理を実行制御することで、例えば先行車両等の認識対象の認識を行う。CANは、「Controller Area Network」の略記である。認識対象の認識データは、シリアルI/F27を介して、例えば自動ブレーキシステム、または、自動速度制御システム等の車両制御ユニット3へ供給される。自動ブレーキシステムは、認識対象の認識データを用いて自車両のブレーキ制御を行う。また、自動速度制御システムは、認識対象の認識データを用いて自車両の速度制御を行う。
〈ステレオカメラの測距原理〉
図4は、ステレオカメラ2の測距原理を説明するための図である。
基線長B(第1の撮像部11aのレンズ12aの中心と第2の撮像部11bのレンズ12bの中心との間の距離)と、レンズ12a,12bの焦点距離fと、視差値d(視点による物体の結像点の位置の差)と、物体までの距離Zの情報との間には、下記の式〔1〕の関係がある。
Z=(B×f)÷d …式〔1〕
この視差値dは、第1の撮像部11aで取得された左撮影画像と、第2の撮像部11bで取得された右撮影画像との各画素の対応位置の偏差を表している。視差値dは、基準となる基準画像のある画素に対応する画素が、探索範囲のうちの比較画像のどの位置にあるかを探すためのマッチング処理、一般的には注目画素の周辺画素を使ったブロックマッチングによって算出される。
すなわち、2つの撮像部11a,11bのうちの一方の撮像部(例えば第1の撮像部11a)の輝度画像を基準画像とし、他方の撮像部(例えば第2の撮像部11b)の輝度画像を比較画像とし、基準画像と比較画像のある小領域(例えば7画素×7画素)の相関の評価値(マッチングの評価値)を計算し、最も高い相関を表す評価値が得られた際の画像間のシフト量(偏差)を視差値として算出するブロックマッチングを用いる。ここで、相関の評価値としては、SAD、SSD、ZSSDなどを用いる。前述したように、これらの評価値は相関が高い(マッチングの度合が高い)程、値が小さくなるので、非類似度と呼ぶことができる。
〈情報処理部の機能構成〉
図5は、情報処理部20の機能構成を示すブロック図である。
図示のように、情報処理部20は、撮影画像補正部31と、視差演算部32と、視差画像生成部33と、認識処理部34とを有する。
撮影画像補正部31は、左撮影画像と右撮影画像に対して、ガンマ補正、ゆがみ補正(左右の撮影画像の平行化)などの補正を行う。視差演算部32は、撮影画像補正部31で補正された左右の撮影画像から視差値dを算出する。視差演算部32の詳細については後述する。視差画像生成部33は、視差演算部32で算出された視差値dを用いて、視差画像を生成する。視差画像とは、基準画像上の各画素について算出された視差値dに応じた画素値をそれぞれの画素の画素値として表したものである。認識処理部34は、視差画像生成部33で生成された視差画像を用いて、車両1の前方の物体を認識し、認識結果としての認識データを生成する。
〈視差演算部の機能構成〉
図6は、視差演算部32の要部の機能構成を示すブロック図である。
図示のように、視差演算部32は、情報処理手段40と、情報保持手段50とを備えており、互いに通信可能に構成されている。
情報処理手段40は、非類似度算出手段41、傾き算出手段42、極小値検出手段43、閾値設定手段44、フラグ制御手段45、カウンタ制御手段46、および有効性判断手段47を備えている。また、情報保持手段50は、非類似度レジスタ51、傾きレジスタ52、閾値レジスタ53、フラグレジスタ54、および極小値カウンタ55を備えている。
非類似度算出手段41は、基準画像と比較画像との間の相関の評価値(マッチングの評価値)としての非類似度をZSSDなどにより算出し、非類似度レジスタ51に書き込む。傾き算出手段42は、基準画像に対して比較画像をシフトしていったときの隣り合うシフト位置における非類似度の差分値から、非類似度の傾きを算出し、傾きレジスタ52に書き込む。極小値検出手段43は、傾き算出手段42で算出された傾きの値が負から正に変化することに基づいて、相関の評価値の極値としての非類似度の極小値を検出する。
閾値設定手段44は、フラグレジスタ54に保持されている値が“0”のとき(フラグが落ちているとき)、極小値検出手段43で検出された極小値に基づいて、その極小値の上、下に極小値の範囲の設定値として上閾値Uth、下閾値Lthを生成し、閾値レジスタ53に書き込む。このとき、フラグ制御手段45は、上閾値Uth、下閾値Lthが新たに更新されたことを示す値“1”をフラグレジスタ54に書き込む。また、カウンタ制御手段46は、極小値カウンタ55の値をカウントアップする。極小値カウンタ55の値は、閾値レジスタ53で保持されている閾値の範囲内の非類似度の極小値の個数を表す。
カウンタ制御手段46は、フラグレジスタ54に保持されている値が“1”のとき(フラグが立っているとき)、極小値検出手段43で検出された極小値が閾値レジスタ53で保持されている閾値の範囲内であった場合、極小値カウンタ55の値をカウントアップする。
また、カウンタ制御手段46は、フラグレジスタ54に保持されている値が“1”のとき、傾き算出手段42で算出された傾きが負のまま、非類似度算出手段41で算出された非類似度が閾値レジスタ53で保持されている下閾値Lthを下回ったとき、極小値カウンタ55の値をリセットする。このとき、フラグ制御手段45は、フラグレジスタ54に“0”を書き込み、フラグを落とす。
〈視差演算部の処理〉
図7は、図6に示す視差演算部32の処理を示すフローチャートであり、図8は、図7に示す処理の具体例を示す図である。図8の横軸は探索範囲、すなわち基準画像の画素位置に対する比較画像の画素位置のシフト量(偏差)であり、縦軸はマッチングの評価値としての非類似度である。これらの図を参照して視差演算部32の動作について説明する。
図7に示すフローは、基準画像の1画素毎に実行される。また、基準画像の各画素に対する比較画像の探索範囲は1〜68画素である。このフローのスタート時には、非類似度レジスタ51、傾きレジスタ52、閾値レジスタ53には、データが書き込まれていない。また、フラグレジスタ54には“0”が設定されており、極小値カウンタ55の初期値は“0”である。なお、このフローの説明ではフラグレジスタ54に保持されている値(フラグ)をCで表し、極小値カウンタ55のカウント値をcntで表す。
非類似度算出手段41により非類似度を表すマッチングデータ:data(t)が入力されると(ステップS1)、tの数値を判定する(ステップS2)。最初はt=1であるから(ステップS2:t=1)、data(1)を非類似度レジスタ51に書き込んで保持させ(ステップS6)、tが最後の値か否か、すなわち探索範囲の最後か否かを判定する(ステップS7)。t=1は、探索範囲の最後の値ではないので(ステップS7:NO)、tをインクリメントしてt=2とし(ステップS12)、ステップS1に移行する。
今回はステップS1→ステップS2→ステップS3の順に進み、傾き算出手段42がdata(1)とdata(2)との間の傾きを計算する(ステップS3)。傾きは2つのデータの差分「data(2)−data(1)」により計算する。次にtの数値を判定する(ステップS4)。今回はt=2であるから(ステップS4:t=2)、傾きの符号を傾きレジスタ52に書き込んで保持させる(ステップS5)。
次にdata(2)を非類似度レジスタ51に書き込んで保持させ(ステップS6)、tが最後の値か否かを判定し(ステップS7)、判定の結果を基に(ステップS7:NO)、tを3にインクリメントして(ステップS12)、ステップS1に移行する。
今回もステップS1→ステップS2→ステップS3までは前回(t=2のとき)と同じである。ただし、今回はt=3であるから、ステップS4→ステップS13へと進み、傾きが負から正に変化したか否かを判定する。この判定処理は極小値検出手段43により実行される。
ここでは、「data(2)−data(1)」が負であり、かつ「data(3)−data(2)」が正の場合、傾きが負から正に変化したと判定される(ステップS13:YES)。この場合、保持しているdata(t-1)、ここではdata(2)が極小値と判明する(ステップS17)。
ステップS17でdata(2)が極小値と判明した場合、新たに極小値が出てきたか否か、すなわちC=0であるか否かを判定する(ステップS18)。そして、C=0であった場合(ステップS18:YES)、閾値設定手段44は閾値レジスタ53で保持されている上閾値Uthと下閾値Lthを更新し、フラグ制御手段45はC=1とし、フラグを立てる(ステップS20)。
図8におけるdata(1)からdata(3)までがここまでの処理に対応する。すなわち、ステップS17でdata(2)が極小値と判明し、ステップS19でその上下に上閾値Uth1と下閾値Lth1が更新(今回は最初の設定)されている。上閾値Uth、下閾値Lthは、それぞれ「data(2)+所定値」、「data(2)−所定値」とする。このとき、「所定値=2」とすることで回路構成を単純にすることが好適である。
ステップS20の後、カウンタ制御手段46は極小値カウンタ55の値をカウントアップする(ステップS21)。ここでは、カウント値が“1”となる。このカウント値は、ステップS20で設定された閾値の範囲内(上閾値Uth1以下、下閾値Lth1以上)の極小値の個数を表している。
ステップS21の後、ステップS5→ステップS6→ステップS7と進み、傾きの符号(ここでは正)およびマッチングデータ(ここではdata(3))の保持を行い、tが最後か否かを判定し(ここでは最後ではないため、S7:NO)、tを4にインクリメントして(ステップS12)、ステップS1に移行する。
t=4の今回(以後、探索範囲の最後のt=68まで同じ)もステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS13の順に進み、極小値を検出するために、傾きが負から正に変化したか否かを判定する(ステップS13)。傾きが負から正に変化した場合(ステップS13:YES)については前回(t=3のとき)に説明したので、今回はそうでない場合(ステップS13:NOの場合)について説明する。
この場合、傾きが負のままであるか否かを判定する(ステップS14)。そして、負のままでないときは(ステップS14:NO)、ステップS5→ステップS6→ステップS7へと進む。ステップS5→ステップS6→ステップS7およびその後のステップの内容はt=3のときと同様である。
図8の場合、t=4のとき、ステップS13:NO→ステップS14:NO→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS12へと進むので、傾きの符号(ここでは負)およびdata(4)の保持と、t=5へのインクリメントの後、ステップS1に移行する。
今回もステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS13の順に進み、傾きが負から正に変化したか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13:YESの場合、およびステップS13:NO→ステップS14:NOの場合については、それぞれt=3、t=4のときに説明済みであるため、今回はステップS13:NO→ステップS14:YESの場合について説明する。
この場合は、以前に極小値が発生していて、かつdata(t)(ここではdata(5))が下閾値を下回ったか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15:NO、すなわち、以前に極小値が発生していないか、または発生していても、data(t)が下閾値を下回っていないときは、ステップS5に進む。
一方、ステップS15:YES、すなわち、以前に極小値が発生していて、かつdata(t)が下閾値を下回ったときは、ステップS16に進む。ステップS16では、フラグ制御手段45がC=0としてフラグを落とし、カウンタ制御手段46が極小値カウンタ55を“0”にリセットする。
図8の場合、t=5のとき、傾きは負から負のままなので、ステップS13:NO→ステップS14:YES→ステップS15:YES→ステップS16へと進み、さらにステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS12の順に進むことで、傾きの符号(ここでは負)およびマッチングデータ(ここではdata(5))の保持を行い、tが最後か否かを判定し(ここでは最後ではないため、ステップS7:NO)、tを6にインクリメントして(ステップS12)、ステップS1に移行する。
今回もステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS13の順に進み、傾きが負から正に変化したか否かを判定する。図8の場合、t=6のときは、t=5のときと同様、傾きは負から負のままなので、ステップS13以降に経由するステップもt=5のときと同じである。
以後、t=7のときも、t=5とき、およびt=6のときと同様、傾きは負から負のままなので、ステップS13以降に経由するステップもt=5のときと同じである。そして、t=8になると、t=3のときと同様、傾きが負から正に変化するため、ステップS17→ステップS18へと進む。t=5のとき、C=0としたため、ステップS18:YESと判定され、ステップS20→ステップS21→ステップS5の順に進む。
このとき、ステップS20では、図8に示すように、上閾値Uth1、下閾値Lth1がそれぞれ上閾値Uth2、下閾値Lth2に更新される。ここで、上閾値Uth2、下閾値Lth2は、「data(7)+所定値」、「data(7)−所定値」である。また、ステップS21によりカントアップされたカウント値(=1)は、ステップS20で更新された更新後の閾値の範囲内(上閾値Uth2以下、下閾値Lth2以上)の極小値の個数を表している。
図8の場合、次のt=9では、傾きが正から負に変化するから、ステップS13:NO→S14:NO→S5の順に進む。また、次のt=10では、傾きが負から正に変化するため、ステップS17→S18へと進む。t=8のとき、C=1としたため、ステップS18:YESと判定され、ステップS19へ進む。
ステップS19では、ステップS17で判明した極小値であるdata(9)が下閾値(Lth2)と上閾値(Uth2)の範囲内であるか否かを判定する。そして、範囲内であった場合は(ステップS19:YES)、カウントアップした後(ステップS21)、ステップS5に
進み、範囲外であった場合は(ステップS19:NO)、そのままステップS5に進む。
図8の場合、data(9)は下閾値(Lth2)と上閾値(Uth2)の範囲内であるから、カウントアップされ、極小値カウンタ55の値は“2”となる。このカウント値の“2”は、最新の閾値(ここでは上閾値Uth2、下閾値Lth2)の範囲内の極小値が2個あることを意味する。
以下、探索範囲の最後のt(ここでは68)になるまで、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS13の順に進む処理を繰り返し、最後のtになったら(ステップS7:YES)、カウンタ制御手段46は極小値カウンタ55のカウント値を出力する(ステップS8)。
次に、有効性判断手段47が、カウント値が所定値(例えば2)以上か否かを判定し(ステップS9)、所定値以上の場合は(ステップS9:YES)、無効と判断し(ステップS10)この基準画像の画素の視差値を認識処理部34が使用しないようにするためのフラグを立てる(ステップS11)。
このように、本発明の実施形態に係る視差演算部32によれば、探索範囲の非類似度の算出が終了した後で、近い値を有する非類似度の個数や最も確からしい視差値を探すのではなく、非類似度の極小値の個数のカウントを視差探索と同時に行い、非類似度の極小値が所定の範囲外になったとき、その所定の範囲を更新し、更新された範囲内の非類似度の極小値の個数をカウントする。これにより、処理時間を増やすことなく、繰り返しパターンが現れた場合に物体認識処理に用いるか用いないか判断するまでの時間を短縮することができる。したがって、この視差演算部32を有する本発明の実施形態に係る移動体制御システムによれば、「誤踏み」を低減することができる。
なお、図7に示すフローでは、tの小さい方から順に探索しているが、その反対に、大きい方から順に探索するように構成してもよい。また、図7に示すフローでは、最初に極小値が検出されたとき、その極小値に応じて上閾値および下閾値を設定しているが、フローの開始時に任意の上閾値および下閾値を初期設定するように構成してもよい。また、図7に示すフローでは、相関の評価値として、相関が高い程、値が小さくなる非類似度を用いたが、その反対に、相関が高い程、値が大きくなる類似度を用いるように構成してもよい。
〈上閾値および下閾値の詳細について〉
以上説明した図7および図8では、上閾値Uth1、下閾値Lth1を「data(2)+所定値」、「data(2)−所定値」とし、上閾値Uth2、下閾値Lth2を「data(7)+所定値」、「data(7)−所定値」、すなわち、上閾値Uth、下閾値Lthをそれぞれ「新たに出てきた極小値+所定値」、「新たに出てきた極小値−所定値」の計算式を用いて算出し、設定している。以下、この計算式により算出される上閾値、下閾値をそれぞれ第1の上閾値、第1の下閾値と言う。
次に、図7に示す処理における無効判断(ステップS10)の結果が正しい場合と、誤りがある場合について説明し、さらにその誤りの発生を低減可能な上閾値、下閾値である第2の上閾値、第2の下閾値について説明する。
《無効判断の結果が正しい場合》
図9は、図7に示す処理における無効判断の結果が正しい場合について説明するための図である。この図、および後述する図10乃至図15の横軸、縦軸は、図8と同様であり、それぞれ探索範囲、非類似度である。
この図は、探索範囲内の画像がテクスチャの多い繰り返しパターンの場合のマッチング処理結果を表している。テクスチャが多いため、非類似度(例えばZSSD)の振幅が大きくなっている。この図の場合、極小値であるdata(ta)に対して、Uth(第1の上閾値)、Lth(第1の下閾値)がそれぞれ「data(ta)+k(所定値)」、「data(ta)−k(所定値)」に設定され、閾値の範囲内の3個の極小値がカウントされる。そして、この正しいカウント値に基づいて、誤りのない判断結果(無効)が得られる。
《無効判断の結果に誤りがある場合》
図10は、図7に示す処理における無効判断の結果に誤りがある場合について説明するための図である。
この図は、探索範囲内の画像が繰り返しパターンではなく、テクスチャが少ない場合のマッチング処理結果を表している。テクスチャが少ないため、非類似度の振幅が小さくなっている。この図の場合、最小値=data(tc)が1箇所だけであるため、正しい視差値tcが得られるにもかかわらず、最小値ではない極小値であるdata(tb)の上下に設定されたUth(第1の上閾値)、Lth(第1の下閾値)の範囲内で5個の極小値がカウントされてしまう。そして、このカウント値に基づいて無効と判断されてしまう。
《第2の上閾値、第2の下閾値について》
図11および図12は、図7に示す処理における無効判断の誤りの発生を低減可能な第2の閾値について説明するための図の例である。ここで、図11、図12は、それぞれ探索範囲内の画像が図9、図10と同じ場合のマッチング処理結果を表している。
第2の上閾値、第2の下閾値は、新たに出てきた極小値に応じた値に設定される。すなわち、例えば図11の場合、極小値であるdata(ta)に対して、Uth(第2の上閾値)、Lth(第2の下閾値)がそれぞれ「data(ta)×Um」、「data(ta)×Lm」に設定される。ここで、Um、Lmは比率を表す係数である。UmとLmの値は、「Um>1>Lm」であり、かつ更新後の上閾値が更新前の下閾値より小さくなる値であれば、どのような値にしてもよい。この図の場合、図9の場合と同様、閾値の範囲内の3個の極小値がカウントされる。
また、図12の場合、最小の極小値であるdata(tc)に対して、Uth(第2の上閾値)、Lth(第2の下閾値)がそれぞれ「data(tc)×Um」、「data(tc)×Lm」に設定される。この図の場合、図10の場合とは異なり、極小値のカウント値は“1”となるため、正しい視差値tcが採用されることになる。
このように、上閾値、下閾値を新たに出てきた極小値に応じた値に設定することにより、探索範囲内の画像が繰り返しパターンではなく、テクスチャが少ない場合に、1箇所だけある最小の極小値だけをカウントする確率を高くすることができる。つまり、図7に示す繰り返しパターン検出アルゴリズムにおける第1の上閾値、第1の下閾値をそれぞれ第2の上閾値、第2の下閾値に変更することにより、正しい視差値が得られているにもかかわらず、無効と判断される事態の発生を低減することができる。
なお、図11および図12では、極小値に係数を掛けることで、極小値に応じた値の上閾値および下閾値を算出しているが、図9および図10におけるkを所定値に固定する代わりに、極小値に応じて変化させるように構成してもよい。
〈最小値処理および例外処理〉
図13は、視差演算部32が実行する最小値処理および例外処理について説明するための図である。
視差値算出の基本として、ZSSDなどの非類似度が最小値となる視差値を算出することが前提なので、図7に示す最小レベルの上下の閾値の範囲内の極小値の個数をカウントするアルゴリズムだけでなく、純粋な最小値とそれに対応する視差値も逐次処理して探しておくことが必要である。
また非類似度の最小値が、図13Aに示すように、探索範囲の最後にある場合や、図13Bに示すように、探索範囲の最初にある場合に対処するため、純粋な最小値も逐次的に処理しておき、最終的に更新された下閾値Lthよりも最小値の方が小さい場合には、その最小値を与える視差を出力する。その場合には、68個の非類似度のデータに対して、図7に示すアルゴリズムが終了した後、例外処理として、強制的に無効判定する。
すなわち、例えば図13Aの場合は、図7に示すアルゴリズムが終了すると、最小値であるdata(68)に基づいて、ステップS16で極小値カウンタ55が0にリセットされるが、強制的に無効判定する。なお、サブピクセル視差を求める場合は、図13Aの横軸の探索範囲tが−2〜65となり、右端のdata(65)が最小値となる。
また、例えば図13Bの場合、図7に示すアルゴリズムが終了すると、極小値カウンタ55のカウント値は“3”となるが、Lthより小さいdata(1)が存在するため、最終的に強制的に無効判定する。なお、サブピクセル視差を求める場合は、図13Bの横軸の探索範囲tが−2〜65となり、左端のdata(−2)が最小値となる。
この最小値処理および例外処理をまとめると、下記(i)〜(iii)のようになる。
(i)探索範囲の端の非類似度が最小値となった場合、その最小値が検出された視差値(探索範囲tの値)が負の場合、極小値カウンタ55のカウント値がいくつであっても強制的に無効とする。
(ii)探索範囲の端の非類似度が、最終的に決まった閾値の範囲内に含まれている場合には、極小値カウンタ55をカウントアップする。例えば、左端だけが最終的に決まった閾値の範囲内に含まれている場合には、出力されたカウント値を1アップする。例えば、右端だけが最終的に決まった閾値の範囲内に含まれている場合には、出力されたカウント値を1アップする。例えば、左端と右端が両方とも最終的に決まった閾値の範囲内に含まれている場合には、出力されたカウント値を2アップする。
(iii)単調増加、単調減少の場合には、極小値が検出されず、カウント値は0になるが、強制的に無効とする。
〈視差演算部の演算結果〉
図14は、本発明の実施形態に係る視差演算部32の演算結果の第1の例を示す図であり、図15は、その第2の例を示す図である。これらの図において、横軸は探索範囲であり、縦軸の非類似度は7画素×7画素のブロックを用いて算出したZSSDである。なお、探索範囲の負の部分は、サブピクセル視差を求めるためのものである。
図14は、ビルの窓を撮像した画像の視差値を算出したものである。上閾値、下閾値は最終的に更新(ここでは探索範囲の8画素目の極小値に応じて設定)された値である。この閾値の範囲内の極小値の個数は4であり、有効性判断手段47により無効と判断された。
図15は、タイル壁を撮像した画像の視差値を算出したものである。上閾値、下閾値は最終的に更新(ここでは探索範囲の23画素目の極小値に応じて設定)された値である。この閾値の範囲内の極小値の個数は2であり、有効性判断手段47により無効と判断された。
1…車両、2…ステレオカメラ、3…車両制御ユニット、10…撮像部、20…情報処理部、32…視差演算部、40…情報処理手段、41…非類似度算出手段、42…傾き算出手段、43…極小値検出手段、44…閾値設定手段、45…フラグ制御手段46…カウンタ制御手段、47…有効性判断手段、50…情報保持手段、51…非類似度レジスタ、52…傾きレジスタ、53…閾値レジスタ、54…フラグレジスタ、55…極小値カウンタ。
特開2001−351200号公報

Claims (10)

  1. 複数の異なる視点から物体を撮影して取得したステレオ画像を処理し、前記物体を認識する情報処理装置であって、
    マッチング処理により、前記ステレオ画像の視差値を算出する視差演算手段を備え、
    前記視差演算手段は、所定の探索範囲において
    前記ステレオ画像の所定のシフト量毎に相関の評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値が算出される毎に、複数の評価値から極値を検出する極値検出手段と、
    所定の範囲内の値を有する前記極値の個数をカウントするカウント手段と、
    前記極値検出手段によって前記範囲内の値よりも高い相関を表す極値が検出されたとき、前記所定の範囲を更新する更新手段と
    を有し、
    前記カウント手段は、前記探索範囲内で最終的に更新された範囲内の極値の個数を出力する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    前記評価値は非類似度であり、前記極値は極小値である情報処理装置。
  3. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    前記更新手段は、前記高い相関を表す極値が更新後の前記所定の範囲の中心になるように前記所定の範囲を更新する情報処理装置。
  4. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    前記カウント手段が出力した極値の個数が所定値以上の場合、前記最終的に更新された範囲内の極値に対応する視差値を無効とする手段を有する情報処理装置。
  5. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    前記最終的に更新された範囲よりも高い相関を表す評価値が存在するとき、当該評価値に対応する視差値を出力する手段を有する情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された情報処理装置において、
    前記カウント手段をリセットする手段を有する情報処理装置。
  7. 複数の異なる視点から物体を撮影してステレオ画像を取得する撮像部と、前記ステレオ画像を処理し、前記物体を認識する情報処理部とを有する撮像装置であって、
    前記情報処理部は、マッチング処理により、前記ステレオ画像の視差値を算出する視差演算手段を備え、
    前記視差演算手段は、所定の探索範囲内において、
    前記ステレオ画像の所定のシフト量毎に相関の評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値が算出される毎に、複数の評価値から極値を検出する極値検出手段と、
    所定の範囲内の値を有する前記極値の個数をカウントするカウント手段と、
    前記極値検出手段によって前記範囲内の値よりも高い相関を表す極値が検出されたとき、前記所定の範囲を更新する更新手段と
    を有し、
    前記カウント手段は、前記探索範囲内で最終的に更新された範囲内の極値の個数を出力する撮像装置。
  8. 移動体に搭載され、複数の異なる視点から物体を撮影してステレオ画像を取得する撮像部と、前記ステレオ画像を処理し、前記物体を認識する情報処理部と、前記情報処理部の認識結果に基づいて前記移動体を制御する移動体制御部とを有する移動体制御システムであって、
    前記情報処理部として、請求項1乃至6のいずれかに記載された情報処理装置を用いる移動体制御システム。
  9. 複数の異なる視点から物体を撮影して取得したステレオ画像を処理し、前記物体を認識する情報処理方法であって、
    マッチング処理により、前記ステレオ画像の視差値を算出する視差演算工程を備え、
    前記視差演算工程は、所定の探索範囲内において、
    前記ステレオ画像の所定のシフト量毎に相関の評価値を算出する評価値算出工程と、
    前記評価値が算出される毎に、複数の評価値から極値を検出する極値検出工程と、
    所定の範囲内の値を有する前記極値の数をカウントするカウント工程と、
    前記極値検出工程で前記範囲内の値よりも高い相関を表す極値が検出されたとき、前記所定の範囲を更新する工程と
    記探索範囲内で最終的に更新された範囲内の極値の個数を出力する出力工程と、
    を有する情報処理方法。
  10. コンピュータを請求項1乃至6のいずれかに記載された情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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