JP6564043B2 - 歯科有効性のための動物用食品、製造方法、および使用 - Google Patents

歯科有効性のための動物用食品、製造方法、および使用 Download PDF

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Description

多くの動物、特にネコおよびイヌなどのコンパニオンアニマルが、歯の健康問題に悩まされている。これらの問題の発症の主な要因は、歯の表面上の歯垢の形成である。歯垢は、細菌および歯の表面に付着するその他の構成要素を含み、歯肉線の上と下の両方に蓄積し、炎症、歯肉炎、および/または歯腔の悪臭をもたらす。
この問題に寄与するのは、歯石(ミネラル化した歯垢)の形成である。歯石は歯肉線またはその上の歯面に形成され、歯垢のさらなる蓄積の基質として機能する。歯肉刺激および最終的に歯周病を起こすことの他に、治療しないまま放置した場合、歯石は見苦しい外見を持つ。
野生動物は、例えば、食べる食品のタイプのために、歯垢および歯石の形成に対してペットよりも影響を受けにくい。これらの天然食品の多くは、機械的に歯垢および歯石を歯から摩耗させる。しかし、例えば、ペット、家畜および動物園の動物は、しばしば市販の食品を与えられる。市販の食品は通常、栄養の点からは動物にとって、はるかに良いが、一般的に、歯を清浄にするために十分な研磨力に動物の歯をさらさない。乾燥キブルでさえも、非常に限られた程度のみしか歯を研磨できない。これは、乾燥キブルは典型的に、動物が噛んだ時、ほぼすぐに砕けるからである。
この問題に対処するためのさまざま試みがなされてきた。一つのアプローチは、口腔ケア薬剤を特定の動物用食品に組み込むことであった。例えば、イヌの歯を研磨するための植物繊維を含む焼いたドッグビスケットが、当技術分野で知られている。しかし、ビスケットは噛むとほぼすぐに砕ける。従って、イヌは、歯を清浄にするために適切な方法で製品を噛むことができない。よって、研磨はほとんど起こらず、製品の歯科有効性(歯に対する有効性、例えば、歯の清掃有効性)は低い。さらに、このような製品は、例えばネコなどの多くのさまざまな動物に対して直ちに適したものでない。
整列した繊維を含む乾燥動物用食品も調合されている。噛んだ時、製品は砕けるのではなく、線条に沿って折れる。よって、製品はより長い時間、動物の歯と接触することができ、結果的に製品の研磨効果が強化される。しかし、製品を、金型内の層流条件を可能にする特別に被覆された金型を使用して製造する必要がある。層流条件は、製品内の繊維の整列を生じ、噛んだ時に製品の線条折損をもたらすことが報告されている。しかし、特別な金型の使用は製品の製造を不必要に複雑化し、製造費用を増加しうる。従って、単純かつ安価に製造でき、さまざまな食品アイテムに容易に使用できる歯科有効性を持つ動物用食品に対する要望が当技術分野にはまだある。
本開示は、1つ以上のアミノ基、および1つ以上の還元糖を含む高アミロペクチン含量デンプンを含む加水分解タンパク質を含む、歯科有効性を増進するための動物用食品を対象とし、加水分解タンパク質中の1つ以上のアミノ基は、高アミロペクチン含量デンプン中の1つ以上の還元糖と共有結合している。
本開示は、歯科有効性を増進するための動物用食品の調製方法も提供し、方法は、高アミロペクチン含量デンプンおよび加水分解タンパク質を含む食品混合物を調製することであって、高アミロペクチン含量デンプンが1つ以上の還元糖を含み、加水分解タンパク質が1つ以上のアミノ基を含む、ことと、十分な機械圧力および熱の下で食品混合物を処理して混合物を流動性のマスに変換することと、流動性のマスを金型を通して排出し高アミロペクチン含量デンプンおよび加水分解タンパク質を含む押出物を形成することとを含み、高アミロペクチン含量デンプン中の1つ以上の還元糖は加水分解タンパク質中の1つ以上のアミノ基と共有結合を形成する。
本明細書は、歯科有効性を増進するための動物用食品の調製方法も提供し、方法は、高アミロペクチン含量デンプンおよび加水分解タンパク質を含む食品混合物を調製することであって、高アミロペクチン含量デンプンが1つ以上の還元糖を含み、加水分解タンパク質が1つ以上のアミノ基を含む、ことと、動物用食品に適した型に食品混合物を入れることと、型の中の食品混合物を乾熱処理にさらすことと、を含み、高アミロペクチン含量デンプン中の1つ以上の還元糖は加水分解タンパク質中の1つ以上のアミノ基と共有結合を形成する。
本開示は、動物での歯科有効性を増進するための方法も提供し、方法は、動物に動物用食品を与える工程を含み、動物用食品は1つ以上の還元糖を含む高アミロペクチン含量デンプン、および1つ以上のアミノ基を含む加水分解タンパク質を含み、高アミロペクチン含量デンプン中の1つ以上の還元糖は、加水分解タンパク質中の1つ以上のアミノ基と共有結合している。
本開示が適用可能であるさらなる領域は、以下に提供する発明を実施するための形態から明らかになるであろう。発明を実施するための形態及び特定の実施例は、本開示の典型的実施形態を示しているものの、説明の目的のみとして意図されており、本開示の範囲を限定することを意図していないと理解されるべきである。
本発明は、詳細な説明および添付図面からより完全に理解されるであろう。
図1は、実施例に記述された2つの市販ドッグフード(Hill’s(登録商標)Prescription Diet(登録商標)t/d(登録商標)およびPurina Dog Chow(登録商標))の接触時間を示すグラフである。 図2は、2つの市販キャットフード(Science Diet(登録商標)Feline Adult Maintenance FoodおよびHill’s(登録商標)Prescription Diet(登録商標)t/d(登録商標)Feline、これは歯科有効性のために使用される)に対する力(g)対時間のグラフである。 図3は、本実施例に記述されたキブル処方(T1、T5、T12、およびT13)の力(g)対時間のグラフである。
典型的な実施形態の以下の説明は、本質的に単に例示的であり、かつ、いかなる点においても本開示、その適用、または使用を制限することは意図されていない。
全体を通して使用されている通り、範囲は、その範囲内にある各値及び全ての値を示すための省略表現として使用される。範囲内の任意の値を、その範囲の末端として選択することができる。さらに、本明細書内で引用される参照文献は全て、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。本開示における定義と、引用された参照文献における定義に矛盾がある場合、本開示が支配する。
特に断らない限り、本明細書内及び本明細書の他の箇所で表現される割合及び量は全て、重量パーセントを指すものと理解されなければならない。与えられている量は材料の活性重量に基づく。
驚くべきことに発明者らは、従来の動物用食品への加水分解タンパク質の添加が、動物用食品が噛まれた時、破砕または破損しにくい傾向を示すという具合にそのテクスチャーを有意に改善することを発見した。さらに、改変された食品のテクスチャーは、従来の製品よりも弾力性があり、動物の歯が食品により深く貫通することができるようになることを示し、結果として、食品と動物の歯との、より長い接触が可能となり、これは動物の歯面などの口腔面上での製品の清掃効果を改善することになる。予想外に、発明者らは、加水分解タンパク質を高アミロペクチン含量デンプンと組み合わせることによって、これらの有益な特性がさらに増強されうることもさらに認識した。さらに、発明者らはセルロースの添加が、製品の弾力性を損なうことなく、動物用食品の破損に必要な重量キログラム(kgf)をさらに増加することも認識した。従って、本動物用食品は、例えば、製品の歯の清掃効果を改善することにより、動物の口腔健康を増進するために有効に使用されうる。
組成物
本開示は歯科有効性のための動物用食品を提供する。本明細書で使用する場合、「動物用食品」という語句は、動物のために処方された食品を指す。本明細書で使用する場合、「動物」という用語は、哺乳類などの非ヒト動物を指し、特にコンパニオンアニマルに適用される。「コンパニオンアニマル」という用語は本明細書で使用する場合、ヒトと密接に関連して生活する任意の動物を包含し、ネコおよびイヌに限定されない。さらに、動物という用語は、その食事がヒトによってコントロールされる場合があり、本明細書に開示された処方を与えられることから利益を得る場合がある、任意の動物も包含することが、本明細書では意図される。これらの動物としては、例えば、家畜(例えば、ウシ、ウマ、ブタなど)だけでなく、例えば動物園などに捕われている家畜化されていない動物も挙げられうる。
哺乳動物としては、例えば、サルおよびチンパンジーなどの非ヒト霊長類、ヤギ、ヒツジ、ブタ、ウマ、ウシなどの家畜、ならびにオオカミ、クマ、シカ、キリン、ゾウなどの野生動物および動物園の動物が挙げられる。動物という用語は、授乳、離乳、成長、成体、年長、老年を含む一生のさまざまな段階の動物をさらに包含する。特定の実施形態では、動物は成体、年長、または老年動物であり、特に成体動物である。本動物用食品は、動物のこれらの特定タイプの1つ以上のために処方されうる。
「ネコ」という用語は、飼いネコまたは家ネコとして知られるコンパニオンアニマルであるネコを含む。用語「ネコ(cat)」は、用語「ネコ(feline)」の同義語である。
「イヌ」という用語は、カニスファミリアリス、作業犬等などの、コンパニオンアニマルであるイヌを含む。用語「イヌ(dog)」は、用語「イヌ(canine)」の同義語である。
本明細書で使用する場合、「食品」という用語は動物によって摂取されることが意図される製品または組成物を包含する。本明細書に記述するように、食品は栄養的に完全である場合もあり、または栄養的に不完全である場合もある。「食品」という用語には、例えば、キブル、スナック、栄養補助食品、おやつ、またはおもちゃ(例えば、噛むことができるおよび/消耗可能なおもちゃ)などの乾燥食品など、任意の食品が含まれる。
本明細書で使用する場合、「栄養補助食品」という用語は、通常の動物の食事に加えて摂取することが意図される製品を意味する。
「おやつ」(または「ビスケット」)という用語は本明細書で使用する場合、ペットと飼い主との間の絆を深める過程を助長、増進、または維持するために、飼い主によって、典型的には食事以外の時間に、動物に与えるように企図された任意の食品アイテムを指す。イヌ用のおやつの例は骨である。
「おもちゃ」という用語は、部分的に消耗可能なおもちゃ(例えば、プラスチック構成要素を含むおもちゃ)および完全に消耗可能なおもちゃ(例えば、生皮およびさまざまな人工骨)の両方を包含する。本開示は、コンパニオンアニマル、家畜、および動物園の動物が使用するため、特にイヌまたはネコが使用するためのおもちゃを意図することをさらに認識すべきである。
「おやつ」および「おもちゃ」という用語は、本明細書の目的では互換的であると考えることができる。しかし、一般的に、おやつは完全に食べられ、本開示によるおもちゃは食べられる被覆を持つ。
一部の実施形態では、本動物用食品は加水分解タンパク質を含む。本明細書で使用する場合、「加水分解タンパク質」という語句は、例えばポリペプチドなどの二つ以上のより小さな分子を生成するための、タンパク質と水の化学反応を指す。「ポリペプチド」という用語は本明細書で使用する場合、アミノ酸の直鎖分子鎖を記述する。一部の実施形態では、タンパク質の加水分解は、酸、アルカリ、または酵素によって触媒されうる。「加水分解」は、タンパク質をその加水分解物へと変換する上で基礎をなす反応である。
ある一定の実施形態では、動物用食品は、ポリペプチドの約50%〜約95%が約20,000ダルトン未満、約15,000ダルトン未満、約10,000ダルトン未満、約8,000ダルトン以下、または約5,000ダルトン以下の分子量を持つ加水分解物を含む。またさらに典型的には、動物用食品は、ポリペプチドの少なくとも約50%、より典型的には少なくとも約60%、さらにより典型的には少なくとも約75%、またはさらにより典型的には少なくとも約95%が、約5,000〜約20,000ダルトン、より典型的には約6,000〜約15,000ダルトン、およびさらにより典型的には約8,000〜約10,000ダルトンの範囲の分子量を持つ加水分解物を含む。
一部の実施形態では、8,000〜10,000ダルトンの範囲のモル質量分布を持つタンパク質加水分解物を含む動物用食品は、例えば、タンパク質加水分解物に、ペプチド、アミノ酸、および/または8000ダルトン未満または10,000ダルトンより大きなモル質量を持つその他のタンパク性物質を除去するために当技術分野で知られている周知のろ過手順またはその他任意の手順を受けさせることによって得られうる。「モル質量分布」という用語は、加水分解タンパク質またはタンパク質加水分解物に関連して使用される場合、タンパク質加水分解物中に存在する各ポリペプチドのモル質量に関する。例えば、8000ダルトンより大きなモル質量分布を持つタンパク質加水分解物は、タンパク質加水分解物に含まれる各ポリペプチドが少なくとも約8000ダルトンのモル質量を持つことを意味する。
さまざまな実施形態では、タンパク質加水分解物は動物タンパク質加水分解物でありうる。動物タンパク質加水分解物は、ウシ、魚、無脊椎動物、は虫類、両生類、または鳥などの組織などの動物の組織から得られるタンパク質の加水分解物(例えば、加水分解されたニワトリの肝臓および/または心臓)でありうるが、これらに限定されない。
さまざまな実施形態では、タンパク質加水分解物は植物タンパク質加水分解物でありうる。植物加水分解物としては、植物の可食組織(例えば、穀物、果物、根、塊茎、茎、または葉)から得られたタンパク質の加水分解物が挙げられるがこれに限定されない。
一部の実施形態では、本開示の動物用食品は、約20重量%〜約60重量%の範囲の、より典型的には約35重量%〜40重量%の範囲の量の加水分解タンパク質を含む。さらにより典型的には、本開示の動物用食品は、約37重量%〜約39重量%の範囲の加水分解タンパク質の量を含む。
一部の実施形態では、本開示の動物用食品は、高いアミロペクチン含量を持つデンプンを含む。当技術分野で知られているように、植物のデンプンは2つのタイプのグルコースポリマー、アミロペクチンおよびアミロースを一般的に含む。アミロペクチンは、1,000,000ダルトンより大きな分子量を持つ非常に長鎖の分子である。これは、多数のD−(+)−グルコース単位の側鎖からなるα−D−グルコピラノシドの比較的高度に分岐したホモポリマーである。グルコースの各単位は、α−グリコシド結合で次の単位のC−4に結合されている。アミロペクチンは、それぞれ約20〜約25グルコース単位の多数の鎖からなる分岐構造を持つ。これらのより短い鎖のそれぞれの一端は、以下に示すように第一の鎖上のC−1を通して第二の鎖上のC−6に結合されている:
Figure 0006564043
本明細書で使用する場合、デンプンに関連する「高アミロペクチン含量」という語句は、デンプンが少なくとも約85%、より典型的には少なくとも約90%、さらにより典型的には少なくとも約95%、さらにより典型的には少なくとも約98%のアミロペクチン含量を持つことを意味する。一部の実施形態では、高アミロペクチン含量のデンプンは99%以上のアミロペクチンを含む。一部の実施形態では、純粋なアミロペクチンは本動物用食品に使用される。
本動物用食品と共に使用するための高アミロペクチン含量デンプンは、小麦、トウモロコシ、大麦、ライコムギ、ソルガム、もしくは米などの植物、ジャガイモもしくはキャッサバなどの塊茎のデンプン、エンドウ豆、ダイズもしくはマメなどのマメ科植物のデンプンまたはこれらのデンプンの混合物から得られるかまたはこれらに由来しうる。より典型的には、例えば、ワキシー(waxy; 糯(もち)種)コーン(トウモロコシ)、もち米、ワキシー大麦、ワキシーソルガム、ワキシー小麦、およびタピオカならびにジャガイモのものなどさまざまなワキシー根および塊茎デンプンなどの、ワキシースターチ(デンプン)が使用される。例えば、Eliane(商標)100ワキシージャガイモデンプン(オランダ、VeendamのAVEBE Company)など、多くのワキシースターチ(デンプン)が市販されている。
一部の実施形態では、本開示の高アミロペクチン含量デンプンは還元糖を含む。本明細書で使用する場合、還元糖はアルデヒド基を持つかまたは異性を通して溶液中でアルデヒド基を形成することができる任意の糖である。デンプンならびにグルコースシロップ、マルトデキストリンおよびデキストリンのようなデンプン誘導体などのグルコースポリマーでは、巨大分子は還元糖、遊離アルデヒドで始まる。
一部の実施形態では、高アミロペクチン含量デンプンの還元糖の量は、高アミロペクチン含量デンプンを、アミラーゼなどの酵素、酸、または熱で処理することにより増加してもよく、結果としてデンプンの部分的加水分解が得られうる。その他の実施形態では、還元糖は、デンプンへの処理前に、ジャガイモなどの植物の種子または塊茎から保存中に形成されうる。例えば、当技術分野で知られているように、デンプンを得るために使用されるジャガイモは、還元糖の量を増やすために、例えば、およそ4°Cの低温で保存されうる。
一部の実施形態では、高アミロペクチンデンプンは、0.5%〜20%乾燥重量、約0.5%〜10%乾燥重量、より典型的には約0.5%〜5%乾燥重量、またより典型的には0.5%〜4%、さらにより典型的には約0.5%〜3.5%乾燥重量の範囲の量の還元糖を含む。本開示による高アミロペクチンデンプンの還元糖含量は、例えば、銅酒石酸液を還元する方法、またはジニトロサリチル酸を用いる比色法によるなど、当業者に知られている任意の方法によって決定することができる。
理論に束縛されるものではないが、本開示の高アミロペクチン含量デンプンの還元糖はメイラード反応(アミノ酸と還元糖との間の化学反応で、一般的に熱を必要とする)を受けやすい可能性がある。従って、還元糖を含む高アミロペクチン含量デンプンが、ベーキング中など、適切な条件下で加水分解タンパク質と組み合わされた場合、ポリペプチドのアミノ基の間に共有結合が形成され、本高アミロペクチン含量デンプン内に含まれるデンプン誘導体中のアミロペクチンおよび/または還元糖中に存在する遊離アルデヒドがポリマーをもたらし、これは本動物用食品のテクスチャーに寄与する構造的特徴を提供し、これは口腔面などの歯科有効性を増進するために有用である。
一部の実施形態では、本開示の動物用食品は、7重量%〜60重量%など、または30重量%〜59重量%など、約2重量%〜75重量%の高アミロペクチンデンプンを含む。
一部の実施形態では、本動物用食品は一般のコーンスターチなどの一般のデンプンをさらに含む。本明細書で使用する場合、「一般のデンプン」という語句は約16重量%〜約70重量%の範囲のアミロース含量を持つデンプンを指す。一部の実施形態では、動物用食品に含まれる一般のデンプンの量は約25重量%〜約60重量%の範囲である。
一部の実施形態では、本開示の組成物は繊維をさらに含む。本動物用食品と共に使用されうる繊維の例としては、ダイズ繊維、もみ殻繊維、エンドウ豆外皮繊維、エンバク殻繊維、大麦殻繊維、テンサイ繊維、小麦ふすまおよび純セルロースが挙げられる。食物繊維源としては、細胞壁多糖(例えば、セルロース、ヘミセルロース、ペクチン)および非細胞壁多糖(例えば、グアー、ローカストビーンガム、アラビアガム、カラヤガム、トラガカントゴム、寒天、アルギン酸塩およびカラギーナン)が挙げられる。
一部の実施形態では、本組成物の繊維の量は、約1.0重量%〜約10.0重量%、より典型的には約1重量%〜約7重量%、より典型的には約1重量%〜約5重量%、さらにより典型的には約4重量%以下である。一部の実施形態では、本組成物の繊維は、粉末セルロースなどの純セルロースであり、これは市販されている。
一部の実施形態では、本開示の動物用食品は脂肪をさらに含む。本動物用食品と共に使用されうる植物油などの例示的脂肪としては、コーン油、オリーブ油、サフラワー油、ピーナッツ油、パーム油、なたね油、ダイズ油、綿実油、ココナッツ油、カノーラ油などが挙げられるがこれらに限定されない。動物性油脂としては牛脂、豚脂、家禽脂、および魚油が挙げられるがこれらに限定されない。
その他の実施形態では、本開示の動物用食品は抗酸化剤をさらに含む。例えば、動物用食品は、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、リポ酸、アスタキサンチン、β−カロテン、L−カルニチン、コエンザイムQ10、グルタチオン、リコペン、ルテイン、N−アセチルシステイン、ダイズイソフラボン、S−アデノシルメチオニン、タウリン、トコトリエノール、ホウレン草、トマト、柑橘類の果物、ブドウ、ニンジン、ブロッコリー、緑茶、イチョウ、コーングルテンミール、米ぬか、藻、クルクミン、魚油、果物、野菜、酵母、カロテノイド、フラボノイド、ポリフェノール、およびそれらの混合物が含まれうる。
ある一定の実施形態では、抗酸化剤を含む動物用食品は、ビタミンE、ビタミンC、またはビタミンEおよびビタミンCの両方を含むことができる。この実施形態の一つの態様では、組成物のビタミンE含量は少なくとも約100ppm、実例としては約100〜約5000ppm、約250〜約2500ppm、または約500〜約1500ppmとすることができる。この実施形態の別の態様では、組成物のビタミンC含量は少なくとも約10ppm、実例としては約10ppm〜約10,000ppm、または約20〜約2000ppm、または約25〜約500ppmとすることができる。
一部の実施形態では、本開示の動物用食品はミネラル、付加的ビタミン、およびその他の添加剤をさらに含む。このような付加的原料としては、ヨウ素添加塩、L−リシン、塩化コリン、塩化カリウム、ナイアシン、チアミン硝酸塩、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ビタミンB12サプリメント、塩酸ピリドキシン、リボフラビン、葉酸、ビタミンD3サプリメント、ミネラル(例えば、硫酸第一鉄、酸化亜鉛、硫酸銅、酸化マグネシウム、ヨウ化カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、L−カルニチン、トコフェロールおよびクエン酸と混合して保存、リン酸、β−カロテン、ローズマリーエキス、および色素(例えば、カラメル色素)が挙げられるがこれらに限定されない。
特定の実施形態では、本開示の動物用食品は、市販の液体食味増強剤またはその他の風味組成物の少なくとも一つをさらに含めて新規風味食味剤を作ってもよく、これを次に動物用食品内に含めるか、または局所的に加えることができる。本動物用食品と共に使用するための適切な市販液体食味増強剤には、市販でかつ当業者に知られている、任意の既知のまたは市販の液体食味増強剤を含むことができる。一つの例示的態様では、キブル、おやつ、またはおもちゃを、加水分解タンパク質、高アミロペクチン含量デンプンおよび随意に本明細書に記述されたセルロースおよび担体を含む組成物で被覆することができ、担体はプロテアーゼ処理された細かく刻んだ畜産副産物、アミノ酸、1つ以上の還元糖およびチアミンを含む。
一部の実施形態では、本開示の動物用食品は栄養的に完全な食品である。「栄養的に完全な」、「栄養的にバランスがとれた」、または「完全で栄養的にバランスがとれた食品」は、食品の目的とする受け手または消費者に対するすべての既知の必須栄養素を、例えば、動物栄養の分野の認知されたまたは所轄の官庁の推奨に基づいて適切な量および割合で含むものである。従ってこのような食品は、補足的栄養源の追加なしに、生命を維持または生産性を促進するための食事摂取の唯一の供給源としての役割を果たすことができる。
一部の実施形態では、栄養的に完全な食品は、本明細書に記述された高アミロペクチンデンプンおよび随意にその他の炭水化物を20重量%〜70重量%の範囲の量で、本明細書に記述された加水分解タンパク質および随意にその他のタンパク質を約10%〜約50%のタンパク質の範囲の量で、粗繊維を約4%〜約20%の量で、ならびに脂肪を約4%〜約25%の範囲の量で含む。一部の実施形態では、栄養的に完全な食品は、ビタミン、ミネラル、抗酸化剤、および本明細書に記述されたその他の添加剤も含む。
一部の実施形態では、動物用食品はキブルへと形成される。本明細書で使用する場合、「キブル」は典型的にはペレット成形または押し出しプロセスのいずれかによって形成される粒子状の塊または小片またはペレットを指す。一部の実施形態では、キブルなどの本開示の動物用食品は、食品の重量の15%以下、より典型的には6重量%〜9重量%、またはさらにより典型的には7重量%〜8重量%の水分レベルを持つ。
キブルの寸法は任意の所望の寸法を含みうる。一部の実施形態では、本開示のキブルは1〜4cmなどおよび1〜3cmなど、すべての寸法が1〜6cmである。一部の実施形態では、キブルの幅は3.0〜3.5cmの範囲であり、キブルの長さは約1.7cm〜約2.7cmの範囲であり、厚さは1.7〜2.5cmの範囲である。キブルは、例えば、チューブ、三角形、球形、十字形または円盤など、所望の形状にされてもよい。
その他の実施形態では、動物用食品の最長寸法でありうる長さは0.75〜20cmなど、2〜18cmなど、または6〜16cmなど、0.75cmより大きい。一部の実施形態では、幅は0.75〜8cmなど、1.0〜7cmなど、または2.0〜6cmなど、0.5〜10cmの範囲である。一部の実施形態では、奥行は0.75〜8cmなど、1.0〜7cmなど、または2.0〜6cmなど、0.5〜10cmの範囲であってもよい。一部の実施形態では、断面積は3.2cm2など、4.3cm2など、または6.5cm2など、または例えば約12.9cm2など、3.0〜18.0cm2の範囲であってもよい。
一部の実施形態では、動物用食品は栄養的に不完全である。これらの実施形態では、動物用食品は動物の食事の栄養および熱含有量に寄与しうるが、組成物は動物の完全な1日の栄養および熱量必要量の独立供給源ではない。典型的に、この実施形態では、動物用食品は、おやつ、軽食、または、おもちゃ(典型的には噛むことができ消費可能なおもちゃ)のコーティングとして形成される。
一部の実施形態では、本開示の動物用食品は、例えば約6.80mmの幅×1.00の接触面積を持ち、例えば約5mm/秒の速度で作動するプローブが、形成された乾燥ペットフードが破損または破砕する前に、キブルなどの形成された乾燥ペットフード製品中に、形成された乾燥ペットフードの厚さの少なくとも約29%、より典型的には少なくとも約50%以上、または、より典型的には少なくとも約70%など、少なくとも約40%の距離まで貫通するようなテクスチャーを持つ。
例えば、約30mmの奥行を持つキブルでは、乾燥動物用食品が破損する前に、プローブは少なくとも約10mm、より典型的には少なくとも約12mm、またはより典型的には約15mmの距離まで貫通しうる。さらなる例として、キブルは約17mmの厚さを持ち、プローブは少なくとも約5mm、より典型的には約8mm、さらにより典型的には約13mmの距離まで貫通する。
本明細書で使用する場合、「テクスチャー」という用語は動物用食品の弾性および硬度を包含し、これは破損または破砕に対する製品の抵抗性およびプローブが移動することができる距離に反映される。大きな貫通距離数またはパーセントは、例えば破損または破砕に対してより抵抗性で、噛んだ時に、より長い時間歯に接触し、かつ歯を清掃する製品など、より弾性の製品を示す。
一部の実施形態では、上述のプローブが製品が破損するまでに動物用食品に貫通する時間は、少なくとも1.0秒、より典型的には少なくとも1.5秒、さらにより典型的には2.5秒、よりいっそう典型的には少なくとも2.7秒、そしてなおも、より典型的には少なくとも3.0秒である。一部の実施形態では、上述のプローブが動物用食品に貫通する時間は「接触時間」と同じである。接触時間は実施例に記述されるように決定されうる。
一部の実施形態では、本動物用食品は、3〜4重量kgなど、7〜14重量kgなど、および8〜11重量kgなど、3〜16重量kgの硬度を持つ。本明細書で使用する場合、「硬度」は製品の第一の圧縮のピーク力を指し、製品の破損または破砕を生じるために必要な力についての情報を提供する。
方法
特定の実施形態では、動物用食品、および特に本開示の栄養的に完全な動物用食品を、従来的プロセスを使用して乾燥形態で調製することができる。一つの意図された実施形態では、例えば、高アミロペクチンデンプン、加水分解タンパク質、および随意に、例えば、粉末セルロースの形態の、セルロースを含む乾燥原料を、粉砕し一緒に混合する。次に、例えば脂肪、油、水等を含む湿った成分または液体成分を加え、乾燥混合物と混合する。次に、混合物をキブルまたは類似の乾燥片へと加工する。乾燥原料と湿った原料の混合物を、高圧及び高温にて機械操作にかけ、小さな開口部から押し出して、回転ナイフでキブルに切断する押し出しプロセスを使用して、キブルを形成してもよい。次に、湿ったキブルを乾燥させて、例えば、風味、脂肪、油類、粉末等を含むことができる、1つ以上の局所被覆材で随意に被覆する。一部の実施形態では、キブルはまた、押出成形ではなくベーキングプロセスを用いて生地から作製することができ、この方法では、生地を型内に配置した後、乾燥加熱処理を行う。
本発明のおやつは、例えば、乾燥フードに関する上述のものと類似の押出成形またはベーキングプロセスにより製造することができる。本明細書に記述される動物用食品を含む被覆を既存のおやつ形態の外部に塗る、または共重合体を既存のおやつ形態中に注入するために、その他のプロセスも使用することができる。
別の実施形態では、本動物用食品は、被覆へと形成され、例えば、イヌ用の人工骨などのおもちゃの表面上またはおもちゃの構成要素の表面上に被覆される。一部の実施形態では、本動物用食品はおもちゃに部分的にまたは全体を通して完全に組み込むことができる。
本開示は動物の歯科有効性を増進する方法も対象とする。本明細書で使用する場合、「歯科有効性」という語句は、動物の1つ以上の歯の状態の有害作用を予防、治癒、逆転、減衰、軽減、改善、最小化、抑制または停止することを包含する。とりわけ、歯科有効性は動物の歯を清掃する性能または能力を含む。「歯の状態」という語句は、歯垢、歯石、しみ、口臭、歯肉炎、歯周炎、およびそれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない。
歯科有効性を増進するための本方法は、本明細書に記述された動物用食品を動物に与える工程を含む。本開示の方法は、キブル、サプリメント、おやつ、軽食、およびおもちゃなどの食品としての形態を含む、任意の望ましい形態で、本開示の動物用食品を与えることを企図している。
さまざまな実施形態では、本動物用食品を、食物摂取の構成要素として動物に与えることができる。動物の食物摂取は、当業者であれば動物の種、年齢、性別、体重、およびその他の因子に基づいて容易に決定することができるその通常の栄養要求を満たすことができる。
実施例1
以下の表1に示すように、1)加水分解タンパク質、2)加水分解タンパク質および高アミロペクチン含量デンプン、および3)加水分解タンパク質、高アミロペクチン含量デンプン、およびセルロース、を含むキブル製品を調製した。製品はイヌのおやつとして処方された。製品(T1〜T13)のそれぞれに対して、表1に記述する成分を使用して乾燥混合物を調製した。この成分を3000ポンド(1360kg)・リボンミキサーで混合した。低せん断スクリュープロファイル(断面形状)を採用し、2つの金型(ダイス)穴を持つ115mm単軸スクリュー押出機を使用して、キブルを押し出し成形した。300ポンド(136kg)・ミキサーで混合する際、各キブル製品上に局所的にココナッツ油を、圧力をかけてスプレーした。キブル製品の調製中に観察されるダウンスパウト(送出管内の)温度、ダウンスパウト(送出管内の)含水量、押出温度および比機械的エネルギー(SME)を表2に示す。
Figure 0006564043
Figure 0006564043
以下の表3に示すように、形成されたキブルの含水量は7.16%〜8.31%の範囲であった。タンパク質、脂肪、および灰分含量は、それぞれ24.01%〜27.48%、6.30%〜10.69%、および2.11%〜4.84%の範囲であった。
Figure 0006564043
上述のように取得されたキブルを、テクスチャー解析器を使用してテクスチャー解析した。テクスチャー解析器は約10cmの長さを持つプローブを備えていた。プローブの接触領域は幅6.80mm×厚さ1.00mmであった。テクスチャー解析器は約5mm/秒の速度で作動させた。
試験するキブルの各片をプローブの下のベース上に配置した。プローブをキブル片の中へと下方に動かした。キブル片へのプローブの貫通距離、圧縮力、および時間は、1秒当たり200記録の割合で記録される。キブル片の破損は、圧縮力の急な減少で判断される。破損の瞬間の貫通距離、圧縮力、および時間が記録される。
キブルの各処方T1〜T13に対して破損力(g)を決定した。さらに、各処方に対して複製20個を試験して、平均破損力、標準偏差(SD)、および変動係数(CV)を決定した。破損前にプローブがキブルと接触していた時間(接触時間)は、力(g)対時間をプロットすることによって確立された。
接触時間の決定についてのグラフ表示が、図1に提供されている。図1は、2つの市販ドッグフード(Hill’s(登録商標)Prescription Diet(登録商標)t/d(登録商標)、CanineおよびPurina Dog Chow(登録商標))の間の接触時間の比較を示す。接触時間は、プローブがキブルと接触している、半分の力の高さで決定する。図2は、2つの市販キャットフード(Science Diet(登録商標)Feline Adult Maintenance FoodおよびHill’s(登録商標)Prescription Diet(登録商標)t/d(登録商標)Feline、これは歯科有効性のために使用される)に対する力(g)対時間のグラフである。図2から明らかなように、Hill’s(登録商標)Prescription Diet(登録商標)t/d(登録商標)Felineの接触時間はそのイヌ用の食事よりも小さい。試験ID T1(従来製品処方)および本開示による試験ID T5、T12、およびT13に対する力対時間のグラフを示す図3も参照のこと。以下の考察から明らかなように、本動物用食品の接触時間はHill’s(登録商標)Prescription Diet(登録商標)t/d(登録商標)、Canineと同等である。
表4は、キブルの寸法(ミリメートルでの幅、長さ、および厚さ)、破損前にプローブがキブル内を移動する距離(ミリメートル)、および破損前に貫通したキブル厚さパーセント、接触時間(秒)、ならびにキブルが破砕し始める前のピーク力(g)を示す。さらに、各処方に対する複製20個の平均ピーク力が表に含まれる。
表4に示すように、本開示の動物用食品は従来製品よりも破損に対して抵抗力がある。例えば、プローブを使用して加水分解タンパク質を含む本開示の動物用食品を貫通する時、プローブは、それぞれ約8.9重量kgおよび11.3重量kgで本動物用食品が破損する前に、約1.30〜約2.15秒の時間で、動物用食品の約6mm(29.2%)〜約10mm(46.6%)貫通することができる。対照的に、プローブは加水分解タンパク質を含まない従来の動物用食品を、0.17秒で0.85mm(4.9%)の距離だけしか貫通することができない。
さらに、高アミロペクチン含量デンプン(この場合はEliane(商標)100ジャガイモデンプン)の添加によって有効性を達成することができる。表4に示すように、プローブによって貫通される距離およびプローブの接触時間を、加水分解タンパク質のみと比べて改善することができる。例えば、29.50重量%の高アミロペクチン含量デンプンおよび加水分解タンパク質の含有は、プローブによって貫通される距離を2.69秒で13.450mmに増加させた。表4の試験ID番号T5を参照。
さらに、表4に示すように、加水分解タンパク質および高アミロペクチン含量デンプンを含む本動物用食品へのセルロースの添加は、接触時間を減少することなく、製品の破損前に必要な重量kgの量(平均して11.3重量kg〜約17重量kg)を増加することができる。表4に見られるように、高アミロペクチン含量デンプンおよび加水分解タンパク質と組み合わせたセルロースの添加で、それぞれ3.12および2.55秒で15.212mmおよび12.640mmのプローブによる貫通距離が示された。試験ID番号T8およびT12を参照。従って、歯科有効性を増進する本動物用食品のテクスチャー特性は、標準的乾燥ペットフードのテクスチャー特性よりも顕著に良好である。
Figure 0006564043

Claims (25)

  1. 歯科有効性を増進するための動物用食品であって、
    1つ以上のアミノ基を含む加水分解タンパク質と、
    1つ以上の還元糖を含む高アミロペクチン含量デンプンと、を含み、
    前記加水分解タンパク質中の前記1つ以上のアミノ基が、前記高アミロペクチン含量デンプン中の前記1つ以上の還元糖と共有結合し
    前記動物用食品中の高アミロペクチン含量デンプンの量は、2重量%〜60重量%であり、
    前記高アミロペクチン含量デンプンは、少なくとも95%のアミロペクチン含量を有し、前記加水分解タンパク質は、ポリペプチドからなり、そして、前記ポリペプチドの50%〜約95%が、5,000〜20,000ダルトンの分子量を有する、動物用食品。
  2. 前記動物用食品は、約5mm/秒の速度で作動する、幅約6.80mm×厚さ1.00mmの接触領域を持つプローブが、前記動物用食品の破損前に、前記動物用食品の厚さの少なくとも30%の距離だけ前記動物用食品を貫通するように形成されテクスチャーが付与され、前記プローブが、前記動物用食品の破損前に、前記動物用食品と、少なくとも約2.5秒間接触する、請求項1に記載の動物用食品。
  3. 前記動物用食品中の前記加水分解タンパク質の量が、20重量%〜40重量%である、請求項1又は2に記載の動物用食品。
  4. 前記動物用食品が、セルロース繊維をさらに含み、前記動物用食品中の前記セルロース繊維の量が、1重量%〜5重量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の動物用食品。
  5. 前記動物用食品中の前記高アミノペクチン含量デンプンの量が、約3.44%〜約6.88%、又は、約55%である、請求項2に記載の動物用食品。
  6. 前記動物用食品は、セルロース繊維を含まず、前記動物用食品中の前記高アミロペクチン含量デンプンの量が、約29.5%である、請求項1に記載の動物用食品。
  7. 前記食品がキブルである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の動物用食品。
  8. 前記プローブが、前記動物用食品の破損前に、前記動物用食品の厚さの少なくとも50%の距離だけ、前記動物用食品を貫通する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の動物用食品。
  9. 前記プローブが、前記動物用食品の破損前に、前記動物用食品と、少なくとも約3.0秒間接触する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の動物用食品。
  10. 幅約6.80mm×厚さ1.00mmの接触領域を持つプローブによって与えられる、前記動物用食品を破損するための力が約8重量kg〜12重量kgの範囲である、請求項1に記載の動物用食品。
  11. 前記キブルが、チューブ、三角形、球形、十字形、および円盤からなる群から選択される少なくとも一つの形状の形態である、請求項に記載の動物用食品。
  12. 前記動物用食品が、サプリメント、おやつ、およびおもちゃからなる群から選択される、請求項1に記載の動物用食品。
  13. 前記高アミロペクチン含量デンプンが、ワキシー(waxy; 糯(もち)種)コーンスターチ(トウモロコシデンプン)、もち米デンプン、ワキシー大麦デンプン、ワキシーソルガムデンプン、ワキシー小麦デンプンおよびワキシーポテトスターチ(ジャガイモデンプン)からなる群から選択される、請求項1に記載の動物用食品。
  14. 前記高アミロペクチン含量デンプンがワキシーポテトスターチである、請求項1に記載の動物用食品。
  15. 前記高アミロペクチン含量デンプンが99重量%のアミロペクチンを含む、請求項1に記載の動物用食品。
  16. 前記加水分解タンパク質が、8,000〜10,000ダルトンの範囲のモル質量分布を持つタンパク質加水分解物を含む、請求項1に記載の動物用食品。
  17. 前記動物用食品が約25%のアミロース含量を持つ一般のデンプンをさらに含む、請求項1に記載の動物用食品。
  18. 前記動物用食品の水分含量が約7%〜約8%の範囲である、請求項1に記載の動物用食品。
  19. 前記動物用食品が、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、リポ酸、アスタキサンチン、β−カロテン、L−カルニチン、コエンザイムQ10、グルタチオン、リコペン、ルテイン、N−アセチルシステイン、ダイズイソフラボン、S−アデノシルメチオニン、タウリン、トコトリエノール、ホウレン草、トマト、柑橘類の果物、ブドウ、ニンジン、ブロッコリー、緑茶、イチョウ、コーングルテンミール、米ぬか、藻、クルクミン、魚油、果物、野菜、酵母、カロテノイド、フラボノイド、ポリフェノール、およびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも一つの抗酸化物をさらに含む、請求項1に記載の動物用食品。
  20. 歯科有効性を増進するための動物用食品の調製方法であって、前記方法が、
    高アミロペクチン含量デンプンおよび加水分解タンパク質を含む食品混合物を調製することであって、前記高アミロペクチン含量デンプンが1つ以上の還元糖を含み、前記加水分解タンパク質が1つ以上のアミノ基を含むものと、
    前記食品混合物を十分な機械的圧力および熱の下で処理して前記混合物を流動性素材(flowable mass)に変換することと、
    前記流動性素材を、押出金型を通して排出し、前記高アミロペクチン含量デンプンおよび前記加水分解タンパク質を含む押出物を形成することと、を含み、
    前記高アミロペクチン含量デンプン中の前記1つ以上の還元糖が、前記加水分解タンパク質中の前記1つ以上のアミノ基と共有結合を形成し、
    前記動物用食品中の高アミロペクチン含量デンプンの量は、2重量%〜60重量%であり、
    前記高アミロペクチン含量デンプンは、少なくとも95%のアミロペクチン含量を有し、前記加水分解タンパク質は、ポリペプチドからなり、そして前記ポリペプチドの50%〜約95%が、5,000〜20,000ダルトンの分子量を有する、方法。
  21. 歯科有効性を増進するための動物用食品の調製方法であって、前記方法が、
    高アミロペクチン含量デンプンおよび加水分解タンパク質を含む食品混合物を調製することであって、前記高アミロペクチン含量デンプンが1つ以上の還元糖を含み、前記加水分解タンパク質が1つ以上のアミノ基を含むものと、
    前記食品混合物を前記動物用食品に適した型の中に配置することと、
    前記型の中の前記食品混合物を乾熱処理にさらすことと、を含み、前記高アミロペクチン含量デンプン中の前記1つ以上の還元糖が、前記加水分解タンパク質中の前記1つ以上のアミノ基と共有結合を形成し、
    前記動物用食品中の高アミロペクチン含量デンプンの量は、2重量%〜60重量%であり、
    前記高アミロペクチン含量デンプンは、少なくとも95%のアミロペクチン含量を有し、前記加水分解タンパク質は、ポリペプチドからなり、そして前記ポリペプチドの50%〜約95%が、5,000〜20,000ダルトンの分子量を有する、方法。
  22. 動物で歯科有効性を増進する方法であって、前記方法が、
    動物に動物用食品を与えることを含み、前記動物用食品が、1つ以上の還元糖を含む高アミロペクチン含量デンプン、および1つ以上のアミノ基を含む加水分解タンパク質を含み、
    前記高アミロペクチン含量デンプン中の前記1つ以上の還元糖が、前記加水分解タンパク質中の前記1つ以上のアミノ基と共有結合し
    前記動物用食品中の高アミロペクチン含量デンプンの量は、2重量%〜60重量%であり、
    前記高アミロペクチン含量デンプンは、少なくとも95%のアミロペクチン含量を有し、前記加水分解タンパク質は、ポリペプチドからなり、そして前記ポリペプチドの50%〜約95%が、5,000〜20,000ダルトンの分子量を有する、方法。
  23. 前記動物がコンパニオンアニマルである、請求項22に記載の方法。
  24. 前記動物がイヌである、請求項22に記載の方法。
  25. 前記動物がネコである、請求項22に記載の方法。
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