JP6563518B2 - カバレージ拡張された低複雑度マシン・タイプ通信のためのランダム・アクセス応答位置インジケータ - Google Patents

カバレージ拡張された低複雑度マシン・タイプ通信のためのランダム・アクセス応答位置インジケータ Download PDF

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Description

マシン・タイプ通信(Machine Type Communication:MTC)デバイスは、特定の応用例のために機械によって使用されるユーザ機器(UE)である。3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution(3GPP−LTE)Release 12(Rel−12)では、MTC UEの複雑度およびコストが約50%低減された低複雑度MTC(Low Complexity MTC:LC−MTC)UEに関する作業項目(work item:WI)が決定された。Release 13(Rel−13)では、MTC UEの複雑度をさらに削減し、カバレージを拡張し、電力消費を改善するために、別のWIが合意された。
複雑度およびコストを削減する1つの技法は、LC−MTC UEの無線周波数(RF)帯域幅を1.4MHzに削減することである(6つの物理リソース・ブロック(PRB)を用いて動作し、PRBは、周波数領域でのリソース割振りの単位である)。
このWIのカバレージ拡張(coverage enhancement:CE)態様に関して、複雑度およびコストを低減させる1つの技法は、物理チャネルの反復である。しかし、反復の回数は比較的多くなる(たとえば、数百回の反復)と予想され、これは、スペクトル効率に影響する可能性がある。
少なくとも1つの例示的な実施形態は、処理回路と処理回路に接続されたトランシーバとを含む基地局を提供する。処理回路は、複数の物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel)送信を並列にスケジューリングするように構成されたスケジューラを含み、複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の中の第1の物理ダウンリンク共有チャネル送信は、第1のユーザ機器へのランダム・アクセス応答を含み、複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信は、ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に複数のユーザ機器に送信されるようにスケジューリングされる。トランシーバ回路は、ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に複数のユーザ機器に複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信を送信するように構成される。
少なくとも1つの他の例示的な実施形態は、処理回路と処理回路に接続されたトランシーバとを含む基地局を提供する。処理回路は、ランダム・アクセス・チャネル上で複数のユーザ機器から受信されたプリアンブルに応答して複数のユーザ機器の複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信をスケジューリングし、スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネル送信は、複数のユーザ機器へのランダム・アクセス応答を含み、複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信は、ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に送信されるようにスケジューリングされ、(i)複数のユーザ機器から受信されたプリアンブル、および(ii)プリアンブルを送信するために複数のユーザ機器によって使用されるランダム・アクセス・チャネルリソース、のうちの少なくとも1つに応じて複数のユーザ機器の物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel)送信を搬送するためのワイヤレス・リソースを割振り、複数の物理ダウンリンク制御チャネル送信は、スケジューリングされた複数の物理ダウンリンク制御チャネル送信に対応するように構成されたスケジューラを含む。トランシーバ回路は、ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に複数のユーザ機器に複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信および対応する物理ダウンリンク制御チャネル送信を送るように構成される。
少なくとも1つの他の例示的な実施形態は、処理回路と処理回路に接続されたトランシーバとを含むユーザ機器を提供する。処理回路は、物理ダウンリンク制御チャネル上で受信されたユーザ機器のダウンリンク制御情報に基づいてランダム・アクセス応答ウィンドウ内のユーザ機器へのランダム・アクセス応答メッセージの位置を判定し、ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の判定された位置にあるランダム・アクセス応答メッセージを復号してユーザ機器へのランダム・アクセス応答を入手するように構成される。トランシーバは、入手したランダム・アクセス応答に基づいて無線リソース接続を確立するように構成される。ランダム・アクセス応答メッセージは、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel)で送信され得る。
本発明は、本明細書の下で与えられる詳細な説明および添付図面からより十分に理解されるようになり、添付図面では、同様の要素が、同様の符号によって表され、詳細な説明および添付図面は、例示としてのみ与えられ、したがって、本発明を制限するものではない。
3rd Generation Partnership Project Long−Term Evolution(3GPP LTE)ネットワークを示す図である。 例示的なeNodeB(eNB)を示す図である。 ユーザ機器(UE)の例示的な実施形態を示す図である。 例示的な実施形態による、UEとeNBとの間の無線リソース制御(radio resource control)(RRC)接続を確立する方法を示す信号フロー図である。 ランダム・アクセス(RA)応答ウィンドウ内のRARメッセージごとの、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(Enhanced Physical Downlink Control CHannel)(EPDCCH)反復とそれに続くPDSCH反復との例のシーケンスを示す図である。 例示的な実施形態による、ランダム・アクセス(RA)応答ウィンドウ内のEPDCCH反復とそれに続く物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)反復のシーケンスとの例の送信を示す図である。 例示的な実施形態による、並列のEPDCCH送信の例の反復を示す図である。 例示的な実施形態による、PDSCH送信の位置を識別する方法を示す流れ図である。
これらの図は、ある種の例示的な実施形態で利用される方法、構造、および/または材料の全般的な特性を示し、下で提供される書かれた説明を増補することを意図されたものであることに留意されたい。しかし、これらの図は、原寸通りではなく、任意の所与の実施形態の正確な構造的特性または性能特性を正確には反映しない場合があり、例示的な実施形態によって包含される値の範囲または特性を定義または限定するものとして解釈されてはならない。様々な図面での同様のまたは同一の符号の使用は、同様のまたは同一の要素または特徴の存在を示すことを意図されたものである。
これから、様々な例示的な実施形態を、いくつかの例示的な実施形態を示す添付図面を参照してより十分に説明する。
詳細な例示的な実施形態を本明細書で開示する。しかし、本明細書で開示される特定の構造的詳細および機能的詳細は、単に、例示的な実施形態を説明するための典型である。しかし、例示的な実施形態は、多数の代替の形で実施され得、本明細書で示される実施形態だけに限定されると解釈してはならない。
例示的な実施形態は、様々な変更および代替の形態が可能であるが、実施形態は、図内で例として示され、本明細書で詳細に説明される。しかし、例示的な実施形態を開示される特定の形態に限定する意図がないことを理解されたい。逆に、例示的な実施形態は、本開示の範囲に含まれるすべての修正形態、同等物、および代替形態を包含する。同様の符号が、図面の説明全体を通じて同様の要素を指す。
第1、第2などの用語が、本明細書で様々な要素を説明するのに使用される場合があるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されてはならない。これらの用語は、ある要素を別の要素から区別するためのみに使用される。たとえば、本開示の範囲から逸脱せずに、第1の要素が第2の要素と呼ばれる可能性があり、同様に、第2の要素が第1の要素と呼ばれる可能性がある。本明細書で使用されるとき、用語「および/または」は、関連してリストされた項目のうちの1つまたは複数の任意のすべての組合せを含む。
ある要素が別の要素に「接続される」または「結合される」ものとして参照されるとき、その要素は、他方の要素に直接接続または結合される場合も、あるいは、介在する要素が存在する場合もある。対照的に、ある要素が別の要素に「直接に接続される」または「直接に結合される」ものとして参照されるときには、介在する要素は存在しない。要素の間の関係を記述するのに使用される他の単語は、同様の形で解釈されなければならない(たとえば、「〜の間」対「直接に〜の間」、「隣接する」対「直接に隣接する」など)。
本明細書で使用される用語法は、特定の実施形態を説明するためのみのものであって、限定的であることは意図されていない。本明細書で使用されるとき、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈がそうではないことを明瞭に示さない限り、複数形をも含むことが意図されている。用語「comprises(含む)」、「comprising(含む)」、「includes(含む)」、および/または「including(含む)」は、本明細書で使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはその群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されよう。
いくつの代替実施態様で、注記される機能/行為が、図内に示された順序から外れて発生する可能性があることにも留意されたい。たとえば、連続して示される2つの図が、含まれる機能性/行為に応じて実質的に並列に実行される場合があり、あるいは、時には逆の順序で実行される場合がある。
特定の詳細が、例示的な実施形態の完全な理解を提供するために以下の説明で提供される。しかし、例示的な実施形態が、これらの特定の詳細なしで実践され得ることが、当業者によって理解されよう。たとえば、システムは、不必要な詳細で例示的な実施形態を不明瞭にしないように、ブロック図で示される場合がある。他の場合に、周知のプロセス、構造、および技法が、例示的な実施形態を不明瞭にすることを回避するために、不必要な詳細なしで図示される場合がある。
以下の説明では、例示的な実施形態は、プログラム・モジュールまたは機能プロセスとして実施され得る行為または動作の記号表現(たとえば、流れ図、フロー図、データ・フロー図、構造図、ブロック図など)を参照して説明され、機能プロセスは、特定のタスクを実行するか特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含み、たとえば既存のスモール・ワイヤレス・セル、基地局、NodeB、LC−MTC UEを含むユーザ機器(UE)などにある既存のハードウェアを使用して実施され得る。そのような既存のハードウェアは、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、システムオンチップ(SOC)デバイス、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コンピュータ、または類似物を含むことができる。
流れ図は、順次プロセスとして動作を記述することができるが、動作の多くは、並行して、並列に、または同時に実行され得る。さらに、動作の順序は並べ替えられ得る。プロセスは、その動作が完了する時に終了され得るが、図に含まれない追加のステップも有する場合がある。プロセスは、メソッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応する場合がある。プロセスが関数に対応するとき、その終了は、呼出し側関数またはメイン関数への関数のリターンに対応することができる。
本明細書で開示されるとき、用語「記憶媒体」、「コンピュータ可読記憶媒体」、または「非一時的コンピュータ可読記憶媒体」は、読取専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、磁気RAM、コア・メモリ、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュ・メモリ・デバイス、および/または情報を記憶する他の有形の機械可読媒体を含む、データを記憶する1つまたは複数のデバイスを表すことができる。用語「コンピュータ可読媒体」は、ポータブルまたは固定のストレージ・デバイス、光ストレージ・デバイス、ならびに命令および/またはデータを記憶し、含み、または担持することのできる様々な他の媒体を含むことができるが、これに限定されない。
さらに、例示的な実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその任意の組合せによって実施され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実施されるとき、必要なタスクを実行するプログラム・コードまたはコード・セグメントは、コンピュータ可読記憶媒体などの機械可読媒体またはコンピュータ可読媒体内に記憶され得る。ソフトウェアで実施されるときには、1つまたは複数のプロセッサが、必要なタスクを実行する。
コード・セグメントは、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、もしくはプログラム・ステートメントの任意の組合せを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、またはメモリ内容を渡し、かつ/または受け取ることによって、別のコード・セグメントまたはハードウェア回路に結合され得る。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ・パッシング、トークン・パッシング、ネットワーク伝送などを含む任意の適切な手段を介して渡され、転送され、または伝送され得る。
本明細書で使用されるとき、用語「eNodeB」または「eNB」は、NodeB、基地局、トランシーバ・ステーション、ベース・トランシーバ・ステーション(BTS)、マクロ・セルなどと同義と考えることができ、以下では時にそのように呼ばれる場合があり、地理的カバレージ・エリア内のUEと通信しており、UEにワイヤレス・リソースを提供するデバイスを記述する。本明細書で議論されるとき、eNBは、本明細書で議論される能力および機能性に加えて、従来の周知の基地局に関連するすべての機能性を有することができる。
本明細書で使用されるとき、用語「スモール・ワイヤレス・セル」は、マイクロ・セル、ピコ・セル、Home NodeB(HNB)、Home eNodeB(HeNB)などと同義と考えることができ、以下では時にそのように呼ばれる場合があり、ほとんどの場合にマクロeNBまたはマクロ・セルによってカバーされる地理的カバレージ・エリアより小さい地理的カバレージ・エリア内のユーザと通信しており、ユーザにワイヤレス・リソース(たとえば、LTE、3G、WiFiなど)を提供するデバイスを記述する。本明細書で議論されるとき、スモール・ワイヤレス・セルは、本明細書で議論される能力および機能性に加えて、従来の周知の基地局に関連するすべての機能性を有することができる。これに関して、スモール・ワイヤレス・セルは、基地局またはeNBを含むことができる。少なくともいくつかの例示的な実施形態によるスモール・ワイヤレス・セルは、スモール・ワイヤレス・セルの範囲内のデバイスにWLAN(またはWiFi)リソースを提供するWLAN(またはWiFi)アクセス・ポイント(AP)としても働くことができる。マクロeNBに関して議論されるが、例示的な実施形態は、スモール・ワイヤレス・セルおよび基地局にも適用可能とすることができる。
一般に、本明細書で議論されるとき、スモール・ワイヤレス・セルは、1つまたは複数のプロセッサ、様々な通信インターフェース(たとえば、LTE、WiFi、および有線)、コンピュータ可読媒体、メモリなどを含む任意の周知のスモール・ワイヤレス・セルとすることができる。1つまたは複数のインターフェースは、WiFiおよびセルラ・ネットワークを介する1つまたは複数の他のデバイスへ/からのワイヤレス接続を介してデータ信号を送信/受信するように構成され得、たとえば有線接続を介してインターネットと通信することもできる。
用語「ユーザ機器」または「UE」は、本明細書で議論されるとき、ユーザ、クライアント、クライアント・デバイス、モバイル・ユニット、移動局、モバイル・ユーザ、モバイル、加入者、ユーザ、リモート・ステーション、アクセス端末、受信器などと同義と考えることができ、以下では時にそのように呼ばれる場合があり、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、3rd Generation Partnership Project Long−Term Evolution(3GPP LTE)ネットワーク)内のワイヤレス・リソースのリモート・ユーザを記述する。本明細書で議論されるUEは、カバレージ拡張(coverage enhanced)(CE)モードおよび/または非カバレージ拡張(non−CE)モードで動作することのできる低複雑度マシン・タイプ通信(LC−MTC)UEとすることができる。
例示的な実施形態によれば、UE、スモール・ワイヤレス基地局(またはセル)、eNBなどは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアを実行するハードウェア、またはその任意の組合せとする(またはこれを含む)ことができる。そのようなハードウェアは、本明細書で説明される機能ならびに下記の要素の任意の他の周知の機能を実行するための特殊目的機械として構成された、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、システムオンチップ(SOC)デバイス、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コンピュータ、または類似物を含むことができる。少なくともいくつかの場合に、CPU、SOC、DSP、ASIC、およびFPGAは、集合的に、処理回路、プロセッサ、および/またはマイクロプロセッサと呼ばれる場合がある。
図1は、3GPP LTEネットワーク10を示す。
図1を参照すると、ネットワーク10は、インターネット・プロトコル(IP)接続性アクセス・ネットワーク(Connectivity Access Network)(IP−CAN)100およびIPパケット・データ・ネットワーク(Packet Data Network)(IP−PDN)1001を含む。IP−CAN 100は、サービング・ゲートウェイ(SGW)101、パケット・データ・ネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)103、ポリシおよび課金ルール機能(policy and charging rules function:PCRF)106、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity:MME)108、ならびにeNode B(eNB)105を含む。図1には示されていないが、進化型パケット・システム(evolved packet system:EPS)のIP−PDN 1001部分は、アプリケーション・サーバおよび/またはプロキシ・サーバ、メディア・サーバ、電子メール・サーバなどを含むことができる。
IP−CAN 100内で、eNB 105は、Evolved Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)Terrestrial Radio Access Network(EUTRAN)と呼ばれるものの一部であり、IP−CAN 100のうちでSGW 101、PGW 103、PCRF 106、およびMME 108を含む部分は、進化型パケット・コア(Evolved Packet Core:EPC)と呼ばれる。1つのみのeNB 105が図1に示されているが、EUTRANが任意の個数のeNBを含むことができることを理解されたい。同様に、それぞれ1つのみのSGW、PGW、およびMMEが図1に示されているが、EPCが、任意の個数のこれらのコア・ネットワーク要素を含むことができることを理解されたい。
引き続き図1を参照すると、eNB 105は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)110にワイヤレス・リソースおよび無線カバレージを提供する。すなわち、任意の個数のUE 110が、ワイヤレス・ネットワーク・サービスおよびワイヤレス・ネットワーク・リソースにアクセスするためにeNB 105に接続され(またはアタッチされ)得る。eNB 105は、SGW 101およびMME 108に動作可能に結合される。eNB 105およびUE 110の追加の機能性は、後でより詳細に議論される。
SGW 101は、ユーザ・データ・パケットをルーティングし、転送するが、UEのeNB間ハンドオーバ中にユーザ・プレーンのモビリティ・アンカとしても働く。SGW 101は、3GPP LTEと他の3GPP技術との間のモビリティのアンカとしても働く。アイドルUEに関して、SGW 101は、ダウンリンク・データ経路を終端し、アイドルUEのダウンリンク・データが到着した時にページングをトリガする。
PGW 103は、IP−CAN 100へ/からのUE 110のトラフィックの入口点/出口点として働くことによって、UE 110と外部パケット・データ・ネットワーク(たとえば、IP−PDN)との間の接続性を提供する。既知の通り、所与のUE 110は、複数のPDNにアクセスするために複数のPGW 103との同時接続性を有することができる。
引き続き図1を参照すると、eNB 105は、MME 108にも動作可能に結合される。MME 108は、EUTRANの制御ノードであり、アイドル・モードUE 110ページングおよび再送信を含むタグ付け手順の責任を負う。MME 108は、ネットワークへのUEの初期アタッチメント中およびコア・ネットワーク(CN)ノードの再配置を含むLTE内ハンドオーバ中にUEのために特定のSGWを選択する責任をも負う。MME 108は、図1には示されていないホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server:HSS)と相互作用することによってUE 110を認証する。
ノン・アクセス・ストレイタム(Non Access Stratum:NAS)シグナリングは、MME 108で終端し、UE 110の一時アイデンティティの生成および割振りの責任を負う。MME 108は、サービス・プロバイダの公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network:PLMN)にキャンプするためのUE 110の許可をもチェックし、UE 110のローミング制限を実施する。MME 108は、NASシグナリングの暗号化/完全性保護に関するネットワーク内の終端点であり、セキュリティ鍵管理を処理する。
MME 108は、LTEとMME 108で終端するSGSN(図示せず)からのS3タイプのインターフェースを有する2G/3Gアクセス・ネットワークとの間のモビリティの制御プレーン機能性をも提供する。
引き続き図1を参照すると、ポリシおよび課金ルール機能(PCRF)106は、ポリシ決定を行い、課金ルールを設定するエンティティである。これは、加入者データベースへのアクセスを有し、3GPPアーキテクチャ内である役割を演じる。
図2は、図1に示されたeNB 105の例を示す。
図2を参照すると、eNB 105は、メモリ225、プロセッサ210、スケジューラ215、ワイヤレス通信インターフェース220、ならびにバックホール・データおよびシグナリング・インターフェース(本明細書ではバックホール・インターフェースと称する)235を含む。プロセッサまたは処理回路210は、eNB 105の機能(本明細書で説明される)を制御し、メモリ225および通信インターフェース220に動作可能に結合される。1つのプロセッサ210だけが図2に示されているが、複数のプロセッサがeNB 105などの通常のeNB内に含まれ得ることを理解されたい。プロセッサによって実行される機能は、ハードウェアを使用して実施され得る。上で議論したように、そのようなハードウェアは、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コンピュータ、または類似物を含むことができる。本文書全体で使用される用語、プロセッサまたは処理回路は、これらの例示的な実施態様のいずれをも指すことができるが、この用語はこれらの例に限定されない。
引き続き図2を参照すると、ワイヤレス通信インターフェース220(通信インターフェース220とも称する)は、UE 110へ/から、または制御プレーンを介して、制御信号およびデータ信号をワイヤレスで送信/受信するために、1つまたは複数のアンテナに接続された1つまたは複数の送信器/受信器(すなわち、トランシーバ)を含む様々なインターフェースを含む。
バックホール・インターフェース235は、SGW 101、MME 108、他のeNB、またはIP−CAN 100内の他のEPCネットワーク要素および/もしくはRAN要素とインターフェースする。
メモリ225は、eNB 105に送信され、eNB 105から受信される、eNB 105で処理されているデータをバッファリングし、記憶することができる。
引き続き図2を参照すると、スケジューラ215は、eNB 105によってUE 110に送信され、UE 110から受信される制御通信およびデータ通信をスケジューリングする。スケジューラ215およびeNB 105の追加の機能性は、後でより詳細に議論される。
図3は、図1に示されたUE 110の例を示す。
図3を参照すると、UE 110は、メモリ270、メモリ270に接続されたプロセッサ(または処理回路)250、プロセッサ250に接続された様々なインターフェース290、および様々なインターフェース290に接続されたアンテナ295を含む。様々なインターフェース290およびアンテナ295は、eNB 105から/へデータを送信/受信するトランシーバを構成することができる。了解されるように、実施態様に応じて、UE 110は、図3に示されたものより多数の構成要素を含むことができる。しかし、例示的な例示的な実施形態を開示するためにこれらの概ね従来からある構成要素のすべてが図示されることは必要ではない。
メモリ270は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、および/またはディスク・ドライブなどの永久大容量ストレージ・デバイスを全般的に含むコンピュータ可読記憶媒体とすることができる。メモリ270はまた、オペレーティング・システムと、プロセッサ250によって実行されるUE 110の機能性(たとえば、UEの機能性、例示的な実施形態による方法など)を提供するための任意の他のルーチン/モジュール/アプリケーションとを記憶する。これらのソフトウェア構成要素は、ドライブ機構(図示せず)を使用して、別々のコンピュータ可読記憶媒体からメモリ270にロードされることも可能である。そのような別々のコンピュータ可読記憶媒体は、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリ・カード、または他の同様のコンピュータ可読記憶媒体(図示せず)を含むことができる。いくつかの実施形態では、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ可読記憶媒体を介するのではなく、様々なインターフェース290のうちの1つを介してメモリ270にロードされ得る。
プロセッサ250は、システムの算術演算、論理演算、および入出力動作を実行することによってコンピュータ・プログラムの命令を実行するように構成され得る。命令は、メモリ270によってプロセッサ250に供給され得る。
様々なインターフェース290は、アンテナ295または他の入出力構成要素にプロセッサ250をインターフェースする構成要素を含むことができる。理解されるように、インターフェース290と、UE 110の特殊目的機能性を示すためにメモリ270内に記憶されるプログラムとは、UE 110の実施態様に応じて変化する。
UE(図1内のUE 110など)がeNB(図1に示されたeNB 105など)のカバレージ・エリアに入る時、UEは、ワイヤレス・ネットワークにアクセスするためにeNBとの無線リソース制御(RRC)プロトコル接続(RRC接続とも称する)を確立することを試みる。既知の通り、RRCプロトコルは、接続確立機能、接続解放機能、システム情報のブロードキャスト、無線ベアラ確立、無線ベアラ再構成、無線ベアラ解放、RRC接続モビリティ手順、ページング通知、ページング解放、および外側ループ電力制御などの機能を提供する。シグナリング機能を介して、RRCプロトコルは、ワイヤレス・ネットワークの状況に従ってユーザ・プレーンおよび制御プレーンを構成し、ワイヤレス・ネットワーク内での無線リソース管理(Radio Resource Management)戦略の実施を可能にする。
eNBとのRRC接続の確立を開始するために、UEは、物理ランダム・アクセス・チャネル(Physical Random Access Channel:PRACH)を介して第1のメッセージ(Msg1)内でeNBにランダム・アクセス・チャネル(Random Access CHannel:RACH)プリアンブルを送る。既知の通り、UEは、64個のプリアンブル・シーケンスのセットの中からRACHプリアンブルを選択する。プリアンブル・シーケンス(またはプリアンブルID)は、プリアンブル・シーケンスを送るUEのタイプおよびUEの識別子(UE ID)を含めて、特定のUEを識別する。一例では、プリアンブル・シーケンスは、サイクリック・プリフィックス、シーケンス、およびガード・タイムを含むことができる。プリアンブル・シーケンスは、Zadoff−Chuシーケンスから定義され得る。本明細書で議論されるとき、プリアンブル・シーケンスまたはプリアンブルIDは、プリアンブルまたはRACHプリアンブルと呼ばれる場合がある。
PRACH上でUEからプリアンブルを受信することに応答して、eNBは、物理ダウンリンク・シェア・チャネル(Physical Downlink Shared CHannel:PDSCH)上でUEに第2のメッセージ(Msg2)を送る。一例では、第2のメッセージ(Msg2)は、UEへのランダム・アクセス応答(Random Access Response:RAR)を含む。特定のUEのRARは、UEのタイミング・アドバンス(timing advance:TA)およびセル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier:C−RNTI)、ならびに、UEが後続のRRC接続要求をeNBに送信するためのアップリンク(UL)グラントを含むことができる。
UEのRARは、eNBが並列に、同時に、または所与の時間ウィンドウ内でプリアンブルをそこからも受信した他のUEのRARと一緒に多重化される。これに関して、複数のUEのRARは、RARメッセージ(RARプロトコル・データ・ユニット(Protocol Data Unit:PDU)、PDSCH送信、またはPDSCHの送信とも称する)に多重化され、各RARメッセージは、複数の異なるUEのRARを含むことができる。本明細書で議論されるとき、用語、RARメッセージ、RAR PDU、およびPDSCH送信は、交換可能に使用される場合がある。
eNBは、複数の異なるUEのRARを1つのみののRARメッセージ(またはPDSCH送信)内に多重化することができるので、eNBは、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)上でEPDCCH共通検索空間(Common Search Space:CSS)サブフレーム内で各RARメッセージに対応するダウンリンク制御情報(downlink control information:DCI)をもUEに送る。DCIは、UE宛の特定のPDSCH送信およびRARを復号するための制御情報(たとえば、トランスポート・ブロック・サイズ(TBS)ならびに変調およびコーディング方式(MCS))を提供する。複数のUEのDCIは、RA応答ウィンドウ中にUEに送信されるEPDCCH送信(制御チャネル・メッセージとも称する)に多重化され得る。本明細書で議論されるとき、用語、制御チャネル・メッセージおよびEPDCCH送信は、交換可能に使用される場合がある。
1つの従来の例では、UEごとのDCIを含む制御チャネル・メッセージは、UEへの送信のためにRARメッセージと(たとえば、時間領域で)多重化され、すなわち、この従来の例では、eNBは、UEが対応するRARメッセージを受信する前に制御チャネル・メッセージを受信するように、UEへのEPDCCH送信およびPDSCH送信を多重化する。
1つのみのRARがRARメッセージに含まれる場合であっても、eNBは、サブバンド/物理リソース・ブロック(PRB)とTBSおよび/またはMCSが仕様で固定されるかまたはシステム情報ブロック(system information block:SIB)内で準静的に構成される(それによりeNBでのスケジューリング柔軟性を制限する)場合を除いて、それでも、EPDCCH上でRARメッセージのサブバンド/PRBを提供する。UEのRARをスケジューリングする際の柔軟性を維持するために、制御チャネル・メッセージは、PDSCH上での対応するRARメッセージの送信の前に、EPDCCH上で送信され得る。帯域幅が制限されたシステムでは、異なる反復レベル(異なるPRACHリソースが使用される場合であっても)が、制御チャネル・メッセージに関して同一のサブバンドを共有することができる。
特定の反復レベルに関して、eNBは、同時に、並列に、および/または所与の時間ウィンドウ内にワイヤレス・ネットワークへのアクセスを要求する複数の異なるUEから受信されるプリアンブル(複数の異なるUEから受信されたPRACHとも称する)に応答できなければならない。eNBによるRARメッセージへの複数のRARの多重化は、これに関して役立つ可能性がある。
しかし、eNBは、1つの特定のインスタンスですべての受信されたプリアンブルに応答するのではなく、UEからのMessage 3メッセージ(たとえば、無線リソース制御(RRC)接続要求)のリソースの割振りを拡散することを望む場合もある。リソースのこの拡散を容易にするために、3GPP−LTE Release 8(Rel−8)は、eNBによるRARメッセージの送信が準静的に構成された期間にわたって拡散されるランダム・アクセス(RA)応答ウィンドウを提供する。
カバレージ拡張(CE)の状況では、UEでのEPDCCH送信およびPDSCH送信(たとえば、RARを含む)の正しい受信には、各送信の多数回の反復が必要となる。従来、UEへの所与のPDSCH送信のDCIは、対応するEPDCCH送信内で提供されるので、PDSCH送信(PDSCH反復と称することもある)は、対応するEPDCCH送信(EPDCCH反復と称することもある)の終了の後にのみ始まる。その結果、従来のRA応答ウィンドウは、RARメッセージごとに、EPDCCH反復とそれに続くPDSCH反復とのシーケンスを含む可能性がある。
図5は、RA応答ウィンドウ内のRARメッセージごとの、EPDCCH反復とそれに続くPDSCH反復との例のシーケンスを示す。
図5に示された例では、3つのPDSCH送信(反復)504、508、および512と、3つのEPDCCH送信(反復)502、506、および510とが、RA応答ウィンドウ内で送られる。この例に示されているように、それぞれのPDSCH送信504、508、および512は、RA応答ウィンドウ内でEPDCCH送信502、506、および510の間にインターリーブされる。
慣習的に、UE(たとえば、LC−MTC UE)が自身のRARを見つけるまで、UEは、対応するPDSCH送信がUE宛のRARを含むかどうかを判定するために、少なくともRA応答ウィンドウ内のEPDCCH送信のそれぞれをブラインド復号する。しかし、そのようなブラインド復号は、UEでのかなりの電力消費をもたらす可能性がある。
図5に関して、たとえば、各EPDCCH送信502、506、および510が、10回の反復(たとえば、10個のサブフレーム)を必要とし、特定のUEのRARがPDSCH送信512内にある場合(または、eNBがUEに応答しない場合)、UEは、EPDCCH送信510およびPDSCH送信512だけがUEにとって重要である場合でも、すべてのEPDCCH送信を受信するために少なくとも30サブフレームの間ウェイク・アップしなければならない。
1つまたは複数の例示的な実施形態は、RA応答ウィンドウ中のUEでの電力消費を低減することができる。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、eNBは、従来技術のように順次ではなく、RA応答ウィンドウ内でのUEへの送信のためにすべてのPDSCH送信を並列にスケジューリングする。これに関して、eNBは、EPDCCH上でUEのDCIを送信する前に、UEのPDSCH送信をスケジューリングする。その後、eNBは、明示的に、またはEPDCCH(本明細書では制御チャネル送信または物理制御チャネル送信とも称する)上で搬送される対応するDCIを使用して暗黙的にのいずれかで、PDSCH送信のスケジューリング情報を供給する。少なくともいくつかの例示的な実施形態によれば、スケジューリング情報は、RA応答ウィンドウ内のUE宛の特定のPDSCH送信(RARを含む)の位置(たとえば、サブフレームなどの時間的位置)を示す。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、EPDCCH送信は、UEへのPDSCHの送信の前に、RA応答ウィンドウの始めに提供される。PDSCH送信を並列にスケジューリングすることによって、UEは、従来技術のように複数回(たとえば、EPDCCH送信ごとに)ではなく、RA応答ウィンドウごとに1回、そのランダム・アクセス無線ネットワーク一時識別子(Random Access−Radio Network Temporary Identifier:RA−RNTI)を使用してEPDCCHのブラインド復号を実行することだけを必要とする。
図6は、例示的な実施形態による、RA応答ウィンドウ内のEPDCCH反復とそれに続くPDSCH反復のシーケンスとの例の送信を示す。
図6に示されているように、RA応答ウィンドウ内にすべての後続PDSCH送信のDCI(およびスケジューリング情報)を含むEPDCCH送信600の並列反復は、RA応答ウィンドウの始めに、かつUEのRARを含むPDSCH送信602、604、および606の前に送信される。
図6に示された例示的な実施形態では、各EPDCCH送信が10回の反復(たとえば、10個のサブフレーム)を必要とし、特定のUEのRARが第3のPDSCH送信606内にある場合(または、eNBがUEに応答しない場合)に、UEは、図5に示された従来の例で必要になる少なくとも30サブフレームではなく、EPDCCH送信を受信するために最初の10個のサブフレームの間だけウェイク・アップすればよい。
例示的な実施形態を、これから、図1〜図3に示されたUE 110とeNB 105との間での無線リソース制御(RRC)接続の確立に関してより詳細に説明する。しかし、例示的な実施形態が、この例のケースに限定されてはならない。
図4は、図1〜図3に示されたUE 110とeNB 105との間で無線リソース制御(RRC)接続を確立する方法の例示的な実施形態を示す信号フロー図である。
図4を参照すると、eNB 105とのRRC接続の確立を開始するために、S40では、UE 110が、PRACHを介してeNB 105にRACHプリアンブル(Msg1)を送る。
UE 110からのRACHプリアンブル(Msg1)の受信に応答して、S410では、スケジューラ215が、PDSCH上でRARメッセージ内でUE 110に送信されるUE 110のRARを生成する。RARを生成する方法およびこれに含まれる情報は周知なので、詳細な議論は省略する。また、S410では、スケジューラ215が、PDSCH上で他のRARと一緒にRARメッセージ内でUE 110に送信されるRARを符号化する。本明細書で議論されるとき、RARメッセージは、RAR PDUまたはPDSCH送信と呼ばれる場合もある。
S412では、スケジューラ215が、RA応答ウィンドウ内でのUEへのPDSCH送信の並列スケジューリングを実行する。それを行う際に、スケジューラ215は、RA応答ウィンドウ内でのUE 110へのPDSCH送信(複数のUEへのPDSCH送信の中の)の位置(たとえば、時間的位置)を決定する。一例では、スケジューラ215は、どのリソース・ブロック対がUE 110へ対応するPDSCH送信を送信するのに使用されるのかなど、リソース割当を含むスケジューリング情報を生成する。PDSCH送信の並列スケジューリングは、任意の適切な周知の形で行うことができる。スケジューリング情報は、RA応答ウィンドウ内でのUEへのPDSCH送信の位置を識別する。一例では、スケジューリング情報は、UE 110のためのPDSCH送信を搬送するRA応答ウィンドウ内の1つまたは複数のサブフレームを識別することができる。
S414では、スケジューラ215が、S410で生成されたRARメッセージのダウンリンク制御情報(DCI)を生成する。DCIは、電力制御コマンド、RACHコマンド、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel:PUSCH)のアップリンク・グラントの情報などを含む。さらに、UE 110へのPDSCH送信に関連して生成されるDCIは、S412で生成されたUE 110のスケジューリング情報を示す。下でより詳細に議論されるように、DCIは、RA応答ウィンドウ内でのUE 110へのPDSCH送信の位置を暗黙的または明示的に示すことができる。
図4に戻って、S414では、スケジューラ215が、EPDCCH上の制御チャネル・メッセージとしてUE 110へ送信するためにDCIの符号化も行う。本明細書で議論されるように、制御チャネル・メッセージは、EPDCCH送信とも称し、制御チャネル・メッセージは、UE 110へのPDSCH送信のDCIを含む複数の異なるPDSCH送信のDCIを含むことができる。一例では、eNB 105は、UE 110のRA−RNTIを使用してUE 110のDCIをマスクすることができる。この例では、RA−RNTIは、下に示された式(1)に従って計算され得る。
RA−RNTI=1+tid+10fid (1)
引き続き図4を参照すると、S42では、eNB 105が(ワイヤレス・インターフェースまたはトランシーバ220を介して)、EPDCCH上で生成された制御チャネル・メッセージ内でUE 110にDCIを送り、RA応答ウィンドウ内でPDSCH上のRARメッセージ内でRARをUE 110に送る。UE 110のDCIは、制御チャネル・メッセージ内で他のUEのDCIと多重化され得る(たとえば、時間、周波数、または符号において)。同様に、UE 110のRARは、RARメッセージ内で他のUEのRARと多重化され得る。さらに、RARメッセージは、他のUEのRARを含むRARメッセージと(たとえば、時間領域において)多重化され得る。
受信時に、UE 110は、RA応答ウィンドウ内のUE 110宛のRARを含むRARメッセージの位置(たとえば、時間的位置)を判定するために、制御チャネル・メッセージ内に含まれるDCIを調べる。上で述べたように、DCIは、暗黙的または明示的に、RARメッセージの位置を示すことができる。
RA応答ウィンドウ内のUE 110宛のRARを含むRARメッセージの位置を入手した後に、UE 110は、UE 110のためにeNB 105によって供給されたRARを入手するために、判定された位置のRARメッセージを復号する。一例では、UE 110は、UE 110のためにeNB 105によって供給されたRARを入手するために、判定された位置にあるRARメッセージだけを復号する。例示的な実施形態は、UEが1つのみののRARメッセージを復号することに関して議論されるが、UEが、復号を必要とする複数の位置にあるRARメッセージを識別できることを理解されたい。この例では、UEは、RA応答ウィンドウ内の識別された位置のそれぞれにあるRARメッセージを復号することができる。
eNB 105からのRARメッセージに含まれるRARを入手した後に、UE 110およびeNB 105は、たとえば第3のメッセージおよび第4のメッセージ(Msg3およびMsg4)を交換することによって、ランダム・アクセス・プロセスを継続する。図4に示されたRRC接続の文脈では、UE 110およびeNB 105は、入手されたRAR内でeNB 105によって付与されたリソースを使用して、UE 110とワイヤレス・ネットワークとの間のRRCセッションを確立するためにRRC接続メッセージ(RRC Connection message)を交換する。
より詳細には、図4に示されているように、S44では、UE 110が、UE 110宛のRAR内でUE 110に付与されたリソースを使用して、eNB 105に第3のメッセージ(RRC接続要求メッセージ(RRC connection request message)などのMsg3)を送り、S46では、eNB 105が、UE 110からの第3のメッセージに応答して、UE 110とeNB 105との間でRRC接続を確立するために第4のメッセージ(RRC接続セットアップメッセージ(RRC connection setup message)などのMsg4)を送る。
上で議論したように、スケジューラ215は、DCI内で明示的に、UE 110などのUEのRARを含むRARメッセージのスケジューリング情報を供給することができる。また、UE 110のDCIは、EPDCCH上で送信される制御チャネル・メッセージ内で他のUEのDCIと多重化され得る。一例では、スケジューラ215は、UEの対応するRARメッセージのPDSCH反復を含む、RA応答ウィンドウ内のPDSCH送信(またはRARメッセージ)の位置を示すビット(インジケータ・ビット、位置インジケータ情報、または位置インジケータ・ビットとも称する)を含む。位置インジケータは、RARメッセージを搬送するPDSCH送信の開始(または第1の)サブフレームおよびその反復回数に加えて、従来のDCIに見られるスケジューリング情報を含むことができる。
別の例(たとえば、図5に示された)では、1つのDCIメッセージがEPDCCH送信ごとに供給され得、複数のEPDCCH送信が1つのサブフレーム内に含められ得る。
上で簡潔に述べたように、スケジューリング情報は、たとえば複数のRARが同一のRA−RNTIに対応するが、異なるプリアンブルに対応する場合に、RA応答ウィンドウ内のPDSCH送信の複数の位置を所与のUEに示すことができる。
少なくとも1つの他の例示的な実施形態によれば、スケジューラ215は、DCI内の明示的な位置インジケータ情報なしで、暗黙的にUE 110にスケジューリング情報を供給することができる。
一例では、スケジューラ215は、UE 110のDCIを搬送するEPDCCH候補のECCEインデックス(たとえば、第1のECCEインデックス)を使用して、UE 110にスケジューリング情報を供給することができる。より具体的には、スケジューラ215は、UE 110のDCIを搬送するEPDCCH候補のECCEインデックス(たとえば、第1のECCEインデックス)を使用して、UE 110にEPDCCH送信の時間的位置を示すことができる。この例示的な実施形態は、下で図7に関してより詳細に議論される。さらに、これらの図の議論は、いくつかの場合に、図1〜図3にもう一度戻って参照する。この例では、RA応答ウィンドウ中にeNBによって送られるRARメッセージは、同一の反復レベルを有する。しかし、これは必ずしも必要ではない。
図7は、6つの物理リソース・ブロック(PRB)のサブバンド内の強化制御チャネル要素(enhanced control channel element)(ECCE)の例を示す。
周知の通り、リソース要素(resource element)(RE)は、時間領域の1つの直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルおよび周波数領域の1つの副搬送波によって示される、3GPP−LTEネットワーク内の最小リソース単位である。強化リソース要素グループ(enhanced resource element group:EREG)は、物理リソース・ブロック内に9つのREを含む。強化制御チャネル要素(ECCE)は、通常は4つのEREGを含み、これらのEREGは、PRB対(局所化された送信用)またはPRB対のセット(分散された通信用)内で分散される。拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)は、これらのブロックを使用して構築される。EPDCCH送信内のECCEの個数は、そのアグリゲーション・レベル(aggregation level:AL)と呼ばれ、1つ、2つ、4つ、または8つのECCE(論理シーケンス)とすることができる。
図7に示された例では、アグリゲーション・レベル(AL)がすべてのRA−RNTIおよびUEに関して同一であり、ALが4および8のうち一方であると仮定する。4のALは、サブバンドあたり6つのEPDCCH候補(およびRA−RNTI)に対応し、8のALは、サブバンドあたり3つのEPDCCH候補(およびRA−RNTI)に対応する。したがって、この例では、RA応答ウィンドウ内のRARメッセージの個数は、4のALに関しては6であり、RA応答ウィンドウ内のRARメッセージの個数は、8のALに関しては3である。各ECCEは、インデックスiを割り当てられ、iは、0と23との間の値を有する。
図7に示された例を参照すると、4のALに関して、20x反復の反復レベルを仮定すると、6つのEPDCCH候補が、下の表1に示されているように与えられ得る。
Figure 0006563518
8のALに関して、10x反復の反復レベルを仮定すると、3つのEPDCCH候補が、下の表2に示されているように与えられ得る。
Figure 0006563518
図7に示された例では、特定のRARメッセージを搬送するPDSCHの反復が、そのRARメッセージのDCI内で示されることも仮定される。すべてのRARメッセージが、同一回数の反復を有するので、RARメッセージのDCIに基づいてRA応答ウィンドウ内のRARメッセージの位置を判定した後に、UEは、RARメッセージの位置に基づいて、PDSCH反復がその間に始まるサブフレームを識別することができる。
一例では、もう一度図1〜図3を参照すると、スケジューラ215は、UE 110へのPDSCH送信のスケジューリング情報に基づいて、UE 110へのEPDCCHの送出を開始すべき第1のECCEのインデックスIECCEを計算する。より具体的には、スケジューラ215は、RA応答ウィンドウ内のUE 110のPDSCH送信の位置に基づいて、UE 110へのEPDCCHの送信を開始すべき第1のECCEのインデックスIECCEを計算する。
より詳細には、たとえば、スケジューラ215は、RA応答ウィンドウ内でのUE 110のPDSCH送信の位置PRARおよびUE 110のEPDCCH候補のALに基づいて、UE 110へEPDCCHを送信し始めるべき第1のECCEのインデックスIECCEを計算する。1つの特定の例では、スケジューラ215は、下に示された式(2)に従ってインデックスIECCEを計算することができる。
ECCE=PRAR×AL (2)
式(2)では、上で述べたように、IECCEは、UE 110にDCIを送信するためのEPDCCH候補の第1のECCEインデックスであり、ALは、UE 110のEPDCCH候補のアグリゲーション・レベルである。
再度図6および図7に示された例を参照すると、EPDCCH候補のALが8なので、スケジューラ215が、RA応答ウィンドウ内のPDSCH送信602(RAR#1)で第1のUE(たとえば、図1のUE 110のうちの1つ)のRARの送信をスケジューリングする場合、スケジューラ215は、第1のECCEのインデックスIECCEをECCE#0として計算する(すなわち、IECCE=0×8=0)。この場合、スケジューラ215は、ECCE#0で始まる第1のUEへのEPDCCH上のDCIの送信をスケジューリングする。
スケジューラ215が、RA応答ウィンドウ内のPDSCH送信606(RAR#3)で第2のUE(たとえば、図1のUE 110のうちの別の1つ)のRARの送信をスケジューリングする場合、スケジューラ215は、第1のECCEのインデックスIECCEをECCE#16として計算する(すなわちIECCE=2×8=16)。この場合、スケジューラ215は、ECCE#16で始まる第2のUEへのEPDCCH上のDCIの送信をスケジューリングする。少なくともこの例示的な実施形態によれば、スケジューラ215は、それぞれのUEにDCIを送信するために割り振られたワイヤレス・リソースに基づいて暗黙的にスケジューリング情報を供給することができる。より特定の例では、スケジューラ215は、UEにDCIを送信するために割り振られたワイヤレス・リソースを使用して暗黙的にUEのPDSCH送信の位置を伝えることができる。
引き続き現在の例を参照すると、eNB 105からのEPDCCH送信の受信時に、第1のUEおよび第2のUEのそれぞれは、それぞれのUEへDCIを搬送するEPDCCHを送信するために割り振られたワイヤレス・リソースに基づいて、各自に対応するPDSCH送信の位置を判定することができる。より詳細な例では、各UEは、EPDCCH候補のALと、RA応答ウィンドウ内でそれぞれのUEのDCIを伝えるのに使用されるEPDCCH候補の第1のECCEのインデックスIECCEとに基づいて、RA応答ウィンドウ内での各自のPDSCH送信の位置を識別する。
より詳細な例では、第1のUEおよび第2のUEのそれぞれは、下に示された式(3)に従って、RA応答ウィンドウ内のそのRARメッセージの位置PRARを計算することができる。
Figure 0006563518
この例では、複数のRARメッセージ位置が識別される場合(たとえば、2つのUEが同一のRA−RNTIに関連する場合)は、RAR位置の下限値が、この例のUEのRARメッセージの位置として採用される。
対応するPDSCH送信の位置の暗黙の指示を含むDCIの受信に応答して第1のUEおよび第2のUEで実行されるプロセスのより詳細な例を、これから、図7に示された例および図8に示された流れ図に関して説明する。この例では、eNBによるスケジューリング情報の暗黙の指示に関して上で議論されたものと同一の仮定があてはまる。
図8は、例示的な実施形態による、PDSCH送信の位置を識別する方法を示す流れ図である。
図7および図8を参照すると、ステップS802では、時刻τに、上で述べた第1のUEと第2のUEとの両方が、EPDCCH送信を並列に復号し始める。
ステップS804では、時刻τに、EPDCCH送信の10回の反復を累積した後に、第1のUEと第2のUEとの両方が、8のALに関するそれぞれのRA−RNTI(たとえば、RA−RNTI#1およびRA−RNTI#2)を使用してDCIの復号を試みる。
この例では、ALは時刻τには4にしか達しておらず、したがって、第1のUEと第2のUEとの両方が、すべてのDCIの復号に失敗する(すなわち、第1のUEおよび第2のUEによるDCIを復号する試みは失敗する)。
DCIを復号する試みが、EPDCCH送信の10回の反復を累積した後に失敗するので、ステップS806では、第1のUEおよび第2のUEが時刻τまでEPDCCH反復を累積し続け、時刻τには、それぞれがEPDCCH送信の20回の反復を累積している。
ステップS808では、時刻τに、第1のUEおよび第2のUEが、8のALに関するそれぞれのRA−RNTIを使用するDCIの復号をもう一度試みる。
ALが8に達したので、第1のUEは、IECCE=0を有する候補AL8−1上のRA−RNTI#1を使用してDCIの復号に成功することができ、第2のUEは、IECCE=16を有する候補AL8−3上のRA−RNTI#2を使用してDCIの復号に成功することができる。したがって、第1のUEおよび第2のUEは、S810で、それぞれのEPDCCH候補の第1のECCEのインデックスを識別することができる。
それぞれのDCIの復号に成功した後に、ステップS812では、第1のUEおよび第2のUEが、それぞれのDCIを搬送するワイヤレス・リソースに基づいてそれぞれのPDSCH送信(RARメッセージ)の位置を計算する。より具体的には、たとえば、上で議論した式(3)を使用して、第1のUEは、RA応答ウィンドウ内の第1の位置として自身のPDSCCH送信の位置PRARを決定する(すなわち、
Figure 0006563518
)。
また、ステップS812では、第2のUEは、RA応答ウィンドウ内の第3の位置として自身のPDSCCH送信の位置PRARを決定する(すなわち、
Figure 0006563518
)。
それぞれのPDSCH送信の位置を判定した後に、ステップS814では、第1のUEおよび第2のUEが、RA応答ウィンドウ内のそれぞれのPDSCH送信(たとえば、図6に示された例では第1の位置の602(RAR#1)および第3の位置の606(RAR#3))を復号する。
S808に戻って、8のALに関する第1のUEおよび第2のUEによるDCIを復号する試みが時刻τに成功しない場合には、このプロセスは終了する。この場合、第1のUEおよび第2のUEは、プリアンブル再送信を実行することができる。
ステップS804に戻って、8のALに関する第1のUEおよび第2のUEによるDCIを復号する試みが時刻τに成功する場合には、このプロセスは、ステップS810に進み、上で議論したように、ただし4のALに関して継続する。
式(2)および式(3)に関して議論したが、例示的な実施形態は、RA応答ウィンドウ内のRARメッセージの位置を暗黙的に判定するために他の機能を利用することができる。さらに、この例示的な実施形態は、入力として第1のECCEインデックスを利用するものとして議論されるが、最後のECCEインデックスなどの他のECCEインデックスも使用され得る。
1つまたは複数の例示的な実施形態によれば、スケジューラ215は、プリアンブルおよび/またはプリアンブルをeNB 105に送信するのにそれぞれのUEによって使用されるRACHリソースに応じてUEのEPDCCH送信を搬送するためのリソース(たとえばサブバンド)を割り当てることによって、EPDCCH送信の負荷を拡大することができる。
たとえば、対応するRARメッセージのDCIを含むEPDCCH送信を搬送するために4つのサブバンドが定義される場合、64個のプリアンブルは、プリアンブルの各グループが4つのサブバンドの中の1サブバンドに対応するように、プリアンブルの4つのグループに分割され得る。
この例では、UE(たとえば、UE 110)は、UEがそれ自体のプリアンブルをそこから選択したプリアンブルのグループを知っており、RA応答ウィンドウ内のeNB 105からの後続EPDCCH送信のそのプリアンブルのグループに関連するサブバンドを(たとえばそのサブバンドだけを)監視する。
1つの例のグループ化では、プリアンブル#0から#15が第1のグループを構成することができ、プリアンブル#16から#31が第2のグループを構成することができ、プリアンブル#32から#47が第3のグループを構成することができ、プリアンブル#48から#63が第4のグループを構成することができる。この例では、第1のグループ内のプリアンブル#0から#15の中にあるプリアンブルを有するUEは、EPDCCH送信の第1のサブバンドを監視し、第2のグループ内のプリアンブル#16から#31の中にあるプリアンブルを有するUEは、EPDCCH送信の第2のサブバンドを監視し、第3のグループ内のプリアンブル#32から#47の中にあるプリアンブルを有するUEは、EPDCCH送信の第3のサブバンドを監視し、第2のグループ内のプリアンブル#48から#63の中にあるプリアンブルを有するUEは、EPDCCH送信の第4のサブバンドを監視する。
この例示的な実施形態によれば、本発明者は、サブバンドが、制限された個数のPDSCH送信のDCIだけを含むことができ、負荷が比較的に高い場合にはEPDCCHリソース内でボトルネックが発生する可能性があることを認識した。RA応答ウィンドウ内にUEへのEPDCCH送信のための複数のサブバンドを有すると、eNBがRA応答ウィンドウ内でより多数のUEに応答することを可能にすることができる。
スケジューラ215は、eNB 105にプリアンブルを伝えるためにそれぞれのUEによって使用されるRACHリソースに応じて、EPDCCH送信を送るためのサブバンドを割り当てることもできる。既知の通り、RACHリソースは、周波数リソース、時間リソース、および/または符号リソースを含むことができる。
一例では、2つの(アップリンク)サブバンド(たとえば、2つの周波数リソース)が、RACH上でeNBにプリアンブルを送信するのにUEによって使用され得、64個のプリアンブル(符号リソース)が、各サブバンド(周波数リソース)内で使用され得る。たとえば、第1のUEおよび第2のUEが、それぞれのプリアンブルを送信するのに異なる周波数リソース(サブバンド)を使用するが、両方が同一の符号リソース(プリアンブル)を使用する場合、第1のUEおよび第2のUEは、効果的に異なるRACHリソースを使用している。したがって、第1のUEおよび第2のUEは、各自のEPDCCH送信に関して異なるサブバンドを監視することができ、これによってEPDCCHの容量を拡大することができる。
さらなる少なくとも1つの他の例示的な実施形態では、各RARメッセージは、1つのRA−RNTIに対応することができ、すなわち、RARメッセージおよびRA−RNTIは、1対1対応を有することができる。これは、複数のRARメッセージが同一のRA−RNTIに対応することができ、したがって、ユーザ機器が、特定のUEのプリアンブルに関連するRARを識別するために複数のRARを復号しなければならない可能性がある従来技術とは対照的である。少なくともこの例示的な実施形態は、UEが、少なくともいくつかの状況で、1つのみののPDSCH送信だけにブラインド復号を制限することを可能にする。というのは、UEのプリアンブルIDが、UEに関連するRA−RNTIに対応するRARメッセージ内で見つからない場合に、UEがRACHプロセスを停止できるからである。少なくともこの例示的な実施形態では、同一のRA−RNTIに関連するRARは、同一のRARメッセージ内で多重化される。有利なことに、この多重化方法は、過剰反復の回数を削減することができる。
例示的な実施形態の前述の説明は、例示および説明のために提供された。網羅的であることまたは本開示を限定することは、意図されていない。特定の例示的な実施形態の個々の要素または特徴は、一般に、その特定の実施形態に限定されるのではなく、適用可能な場合には、具体的には図示されず、説明されない場合であっても、交換可能であり、選択された実施形態内で使用され得る。同一のことが、多数の形で変更もされ得る。そのような変形形態は、本開示からの逸脱とみなされてはならず、そのような修正のすべてが、本開示の範囲に含まれることが意図されている。

Claims (19)

  1. スケジューラ(215)を含む処理回路(210)と、
    トランシーバ回路(220)と、
    を備える基地局(105)であって、
    前記スケジューラ(215)が、複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信を並列にスケジューリングするように構成され、
    前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の中の第1の物理ダウンリンク共有チャネル送信は、第1のユーザ機器(110)へのランダム・アクセス応答を含み、
    前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信は、ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に複数のユーザ機器(110)に送信されるようにスケジューリングされ、
    前記スケジューラは、前記複数のユーザ機器への前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信に関するダウンリンク制御情報を生成するようにさらに構成され、
    前記ダウンリンク制御情報は、前記複数のユーザ機器に対する前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の位置を示し、
    前記トランシーバ回路(220)が、
    前記処理回路に接続され、
    前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に前記複数のユーザ機器に前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信を送信し、
    前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の前記送信の前に、前記複数のユーザ機器に前記ダウンリンク制御情報を含む物理ダウンリンク制御チャネルの並列繰り返しを送信するように構成されている、
    基地局(105)。
  2. 記ダウンリンク制御情報は、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の中の前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の位置を示す、
    求項1に記載の基地局。
  3. 前記ダウンリンク制御情報は、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の前記位置を識別するインジケータ・ビットを含む、
    請求項に記載の基地局。
  4. 前記ダウンリンク制御情報は、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記複数のユーザ機器への前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の前記位置を暗黙的に示す、
    請求項に記載の基地局。
  5. 前記スケジューラは、
    前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の中の第1の物理ダウンリンク共有チャネル送信の時間的位置を判定することによって前記第1の物理ダウンリンク共有チャネル送信をスケジューリングし、
    前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記第1の物理ダウンリンク共有チャネル送信の前記判定された時間的位置に基づいて、第1の物理ダウンリンク制御チャネル送信を送るためのワイヤレス・リソースを割り当てる
    ようにさらに構成され、
    前記トランシーバ回路は、前記割り当てられたワイヤレス・リソースを使用して、第1のユーザ機器に前記第1の物理ダウンリンク制御チャネル送信を送るようにさらに構成される、
    請求項に記載の基地局。
  6. 前記割り当てられたワイヤレス・リソースは、強化制御チャネル要素のセットを含み、
    前記スケジューラは、
    強化制御チャネル要素の前記セット内の強化制御チャネル要素のインデックスを計算し、
    前記計算されたインデックスに基づいて、前記第1の物理ダウンリンク制御チャネル送信に強化制御チャネル要素の前記セットを割り当てる、
    ようにさらに構成される、
    請求項に記載の基地局。
  7. 前記スケジューラは、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記第1の物理ダウンリンク共有チャネル送信の前記時間的位置、および前記第1の物理ダウンリンク制御チャネル送信に関するアグリゲーション・レベルに基づいて、前記強化制御チャネル要素の前記インデックスを計算するようにさらに構成される、
    請求項6に記載の基地局。
  8. 強化制御チャネル要素の前記セット内の前記強化制御チャネル要素の前記インデックスは、強化制御チャネル要素の前記セット内の第1および最後の強化制御チャネル要素のうちの一つのインデックスである、
    請求項6に記載の基地局。
  9. スケジューラ(215)を含む処理回路(210)と、
    トランシーバ回路(220)と、
    を備える基地局(105)であって、
    前記スケジューラ(215)が、
    ランダム・アクセス・チャネル上で複数のユーザ機器(110)から受信されたプリアンブルに応答して前記複数のユーザ機器の複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信をスケジューリングし、
    (i)前記複数のユーザ機器から受信された前記プリアンブル、および(ii)前記プリアンブルを送信するために前記複数のユーザ機器によって使用されるランダム・アクセス・チャネルリソース、のうちの少なくとも1つに応じて前記複数のユーザ機器の物理ダウンリンク制御チャネル送信を搬送するためのワイヤレス・リソースを割振る、
    ように構成され、
    前記スケジューリングされた複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信は、前記複数のユーザ機器へのランダム・アクセス応答を含み、
    前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信は、ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に送信されるようにスケジューリングされ、
    前記処理回路は、前記複数のユーザ機器への前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信に関するダウンリンク制御情報を生成するようにさらに構成され、
    前記ダウンリンク制御情報は、前記複数のユーザ機器に関する前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信の位置を示し、
    前記複数の物理ダウンリンク制御チャネル送信は、前記スケジューリングされた複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信に対応し、
    前記トランシーバ回路(220)が、
    前記処理回路に接続され、
    前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ中に前記複数のユーザ機器に前記複数の物理ダウンリンク共有チャネル送信および対応する物理ダウンリンク制御チャネル送信の繰り返しを送るように構成され、
    対応する物理ダウンリンク制御チャネル送信の前記繰り返しは、並列に、そして前記物理ダウンリンク共有チャネル送信の前に送られ、
    対応する物理ダウンリンク制御チャネル送信の前記繰り返しは、前記ダウンリンク制御情報を含む、
    基地局(105)。
  10. ユーザ機器(110)であって、
    物理ダウンリンク制御チャネルを介して受信された前記ユーザ機器のダウンリンク制御情報に基づいてランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記ユーザ機器へのランダム・アクセス応答メッセージの位置を判定するように構成された処理回路であって、前記ダウンリンク制御情報は前記ユーザ機器への前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置を示し、
    さらに、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記判定された位置にある前記ランダム・アクセス応答メッセージを復号して前記ユーザ機器へのランダム・アクセス応答を入手する、
    ように構成された処理回路(250)と、
    前記処理回路に接続され、複数の物理ダウンリンク制御チャネル送信の並列した繰り返しの中から物理ダウンリンク制御チャネル送信の繰り返しを受信するように構成されたトランシーバであって、前記物理ダウンリンク制御チャネル送信の前記繰り返しは前記ダウンリンク制御情報を含み、
    さらに、前記入手されたランダム・アクセス応答に基づいて無線リソース接続を確立するように構成されたトランシーバ(290、295)と、
    を含む、
    ユーザ機器(110)。
  11. 前記ダウンリンク制御情報は、前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置の明示的指示を前記ユーザ機器に提供する、
    求項10に記載のユーザ機器。
  12. 前記ダウンリンク制御情報は、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置を識別するインジケータ・ビットを含み、
    前記処理回路は、前記インジケータ・ビットに基づき前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置を判定するようにさらに構成される、
    請求項11に記載のユーザ機器。
  13. 前記ダウンリンク制御情報は、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置を暗黙的に示す、
    請求項10に記載のユーザ機器
  14. 前記処理回路が、前記物理ダウンリンク制御チャネル上で基地局から前記ユーザ機器へ前記ダウンリンク制御情報を送信するために使用される無線リソースに基づいて、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置を判定するようにさらに構成された
    請求項13に記載のユーザ機器
  15. 前記無線リソースは、強化制御チャネル要素のセットを含み、
    前記処理回路は、
    強化制御チャネル要素の前記セット内の強化制御チャネル要素のインデックスに基づいて、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置を計算するようにさらに構成される、
    請求項14に記載のユーザ機器。
  16. 前記処理回路は、前記強化制御チャネル要素の前記インデックス、および前記物理ダウンリンク制御チャネルに関するアグリゲーション・レベルに基づいて、前記ランダム・アクセス応答ウィンドウ内の前記ランダム・アクセス応答メッセージの前記位置を計算するようにさらに構成される、
    請求項15に記載のユーザ機器。
  17. 強化制御チャネル要素の前記セット内の前記強化制御チャネル要素の前記インデックスは、強化制御チャネル要素の前記セット内の第1および最後の強化制御チャネル要素のうちの一つのインデックスである、
    請求項15に記載のユーザ機器。
  18. 前記物理ダウンリンク制御チャネルは、拡張型物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)である、
    請求項10に記載のユーザ機器。
  19. 前記ランダム・アクセス応答メッセージは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を介して受信される、
    請求項10に記載のユーザ機器。
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