JP2023535967A - ユーザ機器のための非地上系ネットワークのためのrach手順 - Google Patents

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Abstract

非地上系ネットワーク(NTN)に適応するためにNR RACH手順を強化する方法及びシステムが開示される。RARウィンドウの長さは拡張され得る。PRACHプリアンブルのために使用される時間周波数リソースに関連付けられたNTN-RNTIは、RARウィンドウにおいてRARメッセージをスケジューリングするために使用されるDCIのCRCをスクランブルするために使用され得る。DCIコンテンツは、異なるフレームから異なるUEによって送信されたPRACHプリアンブルによってトリガされたRARメッセージをUEが区別するのを支援するために、関連付けられたPRACHプリアンブルに関する情報を含み得る。一態様では、NTN-RNTIは、UEがPRACHプリアンブルを送信するとき、システムフレーム上の情報を符号化し得る。別の態様では、異なるフレームから送信されたPRACHプリアンブルのために使用される時間周波数リソースに関連付けられたRA-RNTIは、UEを対象とするRARメッセージをUEが復号するのを支援するために、DCIのCRCの異なるサブセットをスクランブルするために使用され得る。

Description

本開示は、無線通信の分野に関し、より詳細には、無線通信デバイスが非地上系ネットワークへのランダムアクセスチャネル(RACH)手順を実行することを可能にする方法及びシステムに関する。他の態様も記載される。
無線ネットワークに接続されたモバイル機器の数及びモバイルデータトラフィックに対する需要が増加し続けるにつれて、現在及び予想される急成長する需要を満たすために、システム要件及びアーキテクチャに変更が加えられる。例えば、5G新無線(new radio)(NR)システムなどの無線通信ネットワークは、非地上系ネットワーク(NTN)の一部として衛星を使用して展開される必要があり得る。NTNの1つの展開シナリオでは、トランスペアレント衛星と称される衛星は、トランスペアレントペイロードを実装することによって、ユーザデバイスを地上基地局及び5Gコアネットワークとリンクするための中継局として機能し得る。別の展開シナリオでは、再生衛星と呼ばれる衛星は、ユーザデバイスと地上5Gコアネットワークとの間に再生ペイロードを実装することによって基地局の機能を実行するオンボード処理能力を有し得る。衛星の広いカバレッジ領域と、衛星と地上のユーザデバイスとの間の長い距離とに起因して、ビームフットプリント内の2つのユーザデバイス間の伝播遅延の差は、厳密な地上系ネットワークにおいて遭遇するものよりも大きい。例えば、静止地球軌道(GEO)に衛星を展開するNTNの場合、カバレッジの最下点と端部との間の最大遅延差は10.3msであり得る。低地球軌道(LEO)に衛星を展開するNTNの場合、最大遅延差は、600km及び1200kmの高度に対してそれぞれ3.12ms及び3.18msであり得る。
ユーザデバイスの大きな伝播遅延及びビームフットプリント内のユーザデバイス間の伝播遅延の大きな差は、ユーザデバイスがNTNへの初期アクセスを得るために競合ベースのRACH手順を実行するときに問題を引き起こす可能性がある。ユーザデバイスは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)送信を基地局に送ることによってRACH手順を開始し得る。ユーザデバイスは、ユーザデバイスのランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)に一意に関連付けられた時間周波数リソースを使用して、システムフレーム中にプリアンブルとしてPRACH送信を送り得る。基地局は、PRACHを搬送する時間周波数リソースからPRACHを送信するユーザデバイスのRA-RNTIを導出することができ、スケジューリングダウンリンク制御情報(DCI)巡回冗長検査(CRC)がRA-RNTIによってスクランブルされたランダムアクセス応答(RAR)を送信して、ユーザデバイスを対象とするRARを識別することができる。ユーザデバイスは、そのRA-RNTIを使用してRARを復号しようと試みることによって、共通探索領域内でRARを探索することができる。ユーザデバイスがRARを正常に復号するとき、ユーザデバイスは、ネットワークへのアクセスを獲得することを試みるために、RARによって許可されたアップリンクリソースを使用して送信し得る。
ユーザデバイスがRARを探索する、RARウィンドウと呼ばれる共通探索領域は、持続時間が1フレームのみであり得、それは、NTNにおいてRACH手順を実行するユーザデバイスの最大遅延差に適応するのに十分な長さでない場合がある。RARウィンドウが拡張される場合、RARウィンドウは、最大遅延差に及ぶ異なるシステムフレームにおいて同一の時間周波数リソースを使用してPRACHを送信する同じRA-RNTIを有する複数のユーザデバイスに応答して生成された複数のRARを含み得るので、ユーザデバイスが、RARがそれを対象とするかどうかを判定するためのさらなる曖昧さが存在し得る。すなわち、RARウィンドウ内の複数のRARは、同じRA-RNTIによってスクランブルされたそれらのCRCを有することがあり、ユーザデバイスが、それがRARの意図された受信者であるかどうかを判定することを困難にする。長い最大伝播遅延に起因してRARウィンドウの開始を遅延させるかどうかを判定し、どのように遅延させるかを決定することを含む他の複雑さが、NTNにおけるRACH手順に対して生じ得る。
非地上系ネットワーク(NTN)に適応するためにNR RACH手順を強化する方法及びシステムが開示される。5G NRの「gNodeB」又は「gNB」と呼ばれる、ユーザ機器(UE)又は基地局からのRACH手順に対して修正が行われ得る。RARウィンドウの開始及びRARウィンドウの長さは、伝播遅延の範囲(例えば、LEO衛星又はGEO衛星)に応じて拡張され得る。RARウィンドウの長さが拡張されるとき、PRACHプリアンブルのために使用される時間周波数リソースに関連付けられたNTN-RNTIは、RARにおけるダウンリンク割り当てのために使用されるダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1_0のCRCをスクランブルするために使用され得る。DCIフォーマット1_0コンテンツは、同じRA-RNTIに基づいて異なるシステムフレームから異なるUEによって送信されたPRACHプリアンブルに対する応答として生成されたRARをUEが区別するのを支援するために、関連付けられたPRACHプリアンブルに関する情報を含み得る。一態様では、NTN-RNTIは、UEがPRACHプリアンブルを送信するとき、システムフレーム上の情報を含み得る。一態様では、異なるフレームから送信されたPRACHプリアンブルのために使用される時間周波数リソースに関連付けられたRA-RNTIは、DCIフォーマット1_0のCRCの異なるサブセットをスクランブルして、異なるPRACHプリアンブルに応答して生成されたRARをUEが区別するのを支援するために使用され得る。
一態様では、UEは、RARウィンドウの拡張を示すために、PRACHプリアンブルのブラインド再送信を実行し得る。一態様では、UEは、ロケーション情報の知識、したがってUEの伝播遅延に基づいて、PRACHプリアンブル送信の終了からRARウィンドウの開始を決定するRARウィンドウオフセットを変更し得る。
一態様では、gNBは、NTNに対する送信信頼性を改善するために、RARウィンドウ内でRARのブラインド再送信を実行することができる。ブラインド再送信の数及び送信パターンは、PRACH受信状態、アップリンクチャネル状態に依存し得るか、又は事前に構成され得る。一態様では、gNBは、NTNに関連付けられた長い伝播遅延に起因して時間領域複信(TDD)アップリンク-ダウンリンク構成を整合させるために、アップリンク送信とダウンリンク送信との間の遅延を決定するK1値及びK2値を拡張し得る。一態様では、gNBは、衛星の軌道高度に基づいてRARウィンドウサイズ拡張値をUEにブロードキャスト又はマルチキャストすることができる。
上記概要には、本開示の全ての態様の網羅的なリストを挙げてはいない。本開示の態様には、上記でまとめられた種々の態様の全ての好適な組合せから実施可能な全てのシステム及び方法が含まれ、並びに以下の「発明を実施するための形態」で開示するもの、特に本出願と共に出願された特許請求の範囲において指摘されるものが含まれると考えられる。このような組み合わせは、上記概要には具体的に記載していない特定の利点を有する。
本明細書の開示のいくつかの態様は、例示の目的として説明されるものであり、同様の参照記号が同様の要素を示す添付の図面の図に限定することを目的として説明されるものではない。本開示の「an」又は「one」態様への言及は、必ずしも同じ態様に対するものではなく、それらは、少なくとも1つを意味していることに留意されたい。また、簡潔さ及び図の総数の低減のために、所与の図を使用して、本開示の複数の態様の特徴を例示することができ、図中の全ての要素が所与の態様に対して必要とされなくてもよい。
本開示のいくつかの態様による、例示的な無線通信システムを示す。 本開示のいくつかの態様による、ユーザ機器(UE)デバイスと通信する基地局(BS)を示す。 本開示のいくつかの態様による、UEの例示的なブロック図を示す。 本開示のいくつかの態様による、BSの例示的なブロック図を示す。 本開示のいくつかの態様による、セルラー通信回路の例示的なブロック図を示す。 本開示のいくつかの態様による、DCIフィールドベースのRARウィンドウサイズ拡張を示す。 本開示のいくつかの態様による、RNTIベースのRARウィンドウサイズ拡張を示す。 本開示のいくつかの態様による、RARウィンドウサイズの拡張を示すための、UEによる複数のフレーム番号にわたるPRACHブラインド再送信を示す。 本開示のいくつかの態様による、DCIの異なる位置をマスクするためのRA-RNTIの使用を示す。 基地局とUEとの間のラウンドトリップ伝播遅延に基づくUEのためのタイミングアドバンス調整を使用する、基地局とUEとの間のNTNにおけるタイミング関係を示す。 本開示のいくつかの態様による、RACH手順を実行するために、UEが基地局にPRACHプリアンブルを送信し、拡張RARウィンドウ上で基地局からRARメッセージを受信するための方法の一例を示すデータフロー図である。 本開示のいくつかの態様による、基地局がUEからPRACHプリアンブルを受信し、RNTIを決定し、拡張RARウィンドウ上でRNTIに基づいてRARをUEに送信するための方法の一例を示すフロー図である。
長い伝播遅延を有する非地上系ネットワーク(NTN)又は他のネットワークに適応するためにNR RACH手順を強化するための技法が開示される。RACH手順のために使用されるRARウィンドウの開始及びRARウィンドウの長さは、伝播遅延の範囲(例えば、LEO衛星又はGEO衛星)に応じて拡張され得る。PRACHプリアンブルのために使用される時間周波数リソースに関連付けられたRNTIと、UEによるPRACHの送信のフレーム番号とは、異なるシステムフレーム中に他のUEによって送信されたPRACHプリアンブルへの応答として生成されたRARからUEを対象とするRARを区別する際にUEを支援するために、RAR中のDCIフォーマット1_0のCRCをスクランブルするために使用され得る。
一態様では、UEによってNTNにアクセスするための方法が開示される。この方法は、UEが、5G NRのgNBなどのNTNの基地局に、フレーム中にPRACHプリアンブルを送信して、NTNへのアクセスを要求することを含む。フレームは、いくつかのフレームを含むフレーム構造の一部であり得る。方法はまた、UEが、RARウィンドウ中に基地局からRARメッセージを受信することを含む。RARウィンドウは、フレーム構造のいくつかのフレームにわたることができる。本方法は、UEが、RARメッセージをスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)内のインジケーションに基づいて、基地局から受信されたRARメッセージがUEを対象とするかどうかを判定することを更に含む。
一態様では、UEからの要求に対して、5G NRのgNBなどの基地局によってNTNへのアクセスを許可するための方法が開示される。本方法は、基地局が、NTNへのアクセスを要求するために、フレーム中にPRACHプリアンブルをUEから受信することを含む。本方法はまた、基地局が、PRACHプリアンブルを搬送するために使用されるフレームの時間周波数リソースからRNTIを決定することを含む。本方法は、基地局が、いくつかのフレームにわたるRARウィンドウ中にRARメッセージを送信することを更に含む。RARメッセージは、UEが、RNTIと、PRACHプリアンブルを搬送するために使用されるフレームのフレーム番号とに基づいて、RARメッセージがUEを対象としていると判定できるようにするためのインジケーションを含むDCIによってスケジュールされる。
以下の説明では、数多くの具体的な詳細が記載される。しかし、本明細書の開示の態様は、これらの具体的な詳細なしに実施することができることが、理解される。他の場合、本明細書の理解を不明瞭にしないようにするために、周知の回路、構造及び技法は詳細には示されていない。
本明細書で使用される用語は、特定の態様のみを説明する目的のためであり、本開示の態様を限定することを意図するものではない。「下方に」、「下に」、「より下の」、「上に」、「上方の」などのような空間的に相対的な用語は、本明細書では説明を容易にするために、図に示すように、ある要素又は特徴の別の要素又は特徴に対する関係を説明するのに使用され得る。空間的に相対的な用語は、図面に描かれている向きに加えて、使用又は動作中のデバイスの異なる向きを包含することが意図されていることが理解されよう。例えば、図中のデバイスがひっくり返されている場合、他の要素又は機能の「下に」又は「下方に」と記載された要素は、次いで、他の要素又は機能の「上に」向けられる。したがって、例示的な用語「下に」は、上及び下の両方向を包含することができる。デバイスを、別の方法では他の方向に向ける(例えば、90度回転させる、又は他の方向に回転させる)ことができ、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子はそれにしたがって解釈される。
本発明で使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうではないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。用語「comprises(含む)」及び「comprising(含む)」が、述べられた特徴、ステップ、動作、要素、又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、ステップ、動作、要素、構成要素、又はそれらの群の存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
用語「又は」及び「及び/又は」は、本明細書で使用される場合、任意の1つ又は任意の組み合わせを含むか又は意図すると解釈されるべきである。したがって、「A、B又はC」又は「A、B及び/又はC」は、「以下の任意のもの:A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、A、B及びC」を意味する。この定義に対する例外は、要素、機能、ステップ又は行為の組み合わせが何らかの方法で本質的に互いに排他的である場合にのみ生じる。
図1は、いくつかの態様による、簡略化された例示的な無線通信システムを示す。図1のシステムは、考えられ得るシステムの単なる一例であり、本開示の特徴は、所望に応じて、様々なシステムのうちのいずれかにおいて実装され得ることに留意されたい。
図に示すように、例示的な無線通信システムは、基地局102Aを含み、基地局102Aは、伝達媒体を介して、1つ以上のユーザデバイス106A、106Bなど~106Nと通信する。ユーザデバイスの各々は、本明細書では、「ユーザ機器」(UE)と称され得る。したがって、ユーザデバイス106は、UE又はUEデバイスと称される。
基地局(BS)102Aは、無線基地局装置(BTS)又はセルサイト(「セルラー基地局」)であってもよく、UE106A~106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含み得る。一態様では、基地局102Aは、UEと地上コアネットワークとの間に再生ペイロードを実装するため基地局の機能を実行するオンボード処理能力を担持する、再生衛星と呼ばれる衛星として展開され得る。
基地局の通信領域(又は、カバレッジ領域)は、「セル」と称され得る。基地局102A及びUE106は、無線通信技術又は通信規格とも呼ばれる、GSM、UMTS(例えば、WCDMA、又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)、LTE、LTE-Advanced(LTE-A)、5G新無線(5G NR)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)などの様々な無線アクセス技術(RAT)のいずれかを使用して、伝送媒体を介して通信するように構成され得る。基地局102AがLTEの文脈下で実装される場合、交互に「eNodeB」又は「eNB」と称され得ることに留意されたい。基地局102Aが5G NRの文脈下で実装される場合、交互に「gNodeB」又は「gNB」と称され得ることに留意されたい。
図示されるように、基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中で、セルラーサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)などの通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信するため装備され得る。従って、基地局102Aは、ユーザデバイス間、及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。具体的には、セルラー基地局102Aは、音声、SMS、及び/又はデータサービスなどの様々な通信能力をUE106に提供することができる。
同一の又は異なるセルラー通信規格に従って動作する基地局102A及び他の同様の基地局(基地局102B...102Nなど)は、したがって、1つ以上のセルラー通信規格を介して、地理的エリアにわたってUE106A~N及び同様のデバイスに連続性のある又はほぼ連続性のある重複するサービスを提供することができる、セルのネットワークとして提供され得る。
したがって、図1に示すように、基地局102Aは、UE106A~Nに対して「サービングセル」として機能することができ、各UE106はまた、信号を、「近隣のセル」と称され得る(基地局102B~N及び/又は任意の他の基地局によって提供され得る)1つ以上の他のセルから(可能な場合、これらの通信範囲内で)受信することが可能であってよい。このようなセルはまた、ユーザデバイス間の通信、及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることが可能であってよい。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの様々な他の粒度を提供するセルを含んでもよい。例えば、図1に示す基地局102A~Bは、マクロセルであってもよく、一方で、基地局102Nが、マイクロセルであってもよい。他の構成も可能である。UE106は、UE106の位置決定をサポートするために、そのサービング基地局102Aによって、及び近隣のセルの基地局102B~Nによって送信された測位基準信号(PRS)の到着時間(TOA)を測定し得る。
いくつかの態様では、基地局102Aは、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってもよい。いくつかの態様では、gNBは、旧式進化型パケットコア(EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NRC)ネットワークに接続され得る。加えて、gNBセルは、1つ以上の遷移及び受信点(Transition and Reception Point、TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
UE106は、複数の無線通信規格を使用して通信することが可能であってもよいことに留意されたい。例えば、UE106は、少なくとも1つのセルラー通信プロトコル(例えば、GSM、(例えば、WCDMA又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)UMTS、LTE、LTE-A、5G NR、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)など)に加えて、無線ネットワーキング(例えば、Wi-Fi)及び/又はピアツーピア無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth、Wi-Fiピアツーピアなど)を使用して通信するように構成され得る。UE106はまた、或いは代替として、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えば、GPS又はGLONASS)、1つ以上のモバイルテレビ放送規格(例えば、ATSC-M/H又はDVB-H)、及び/又は必要に応じて、任意の他の無線通信プロトコル、を使用して通信するように構成され得る。(3つ以上の無線通信規格を含む)無線通信規格の他の組み合わせもまた、可能である。
図2は、いくつかの態様による、基地局102と通信するユーザ機器106(例えば、デバイス106A~106Nのうちの1つ)を示す。UE106は、携帯電話、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ若しくはタブレット、又は実質上任意のタイプの無線デバイスなどのセルラー通信能力を有するデバイスであってもよい。
UE106は、メモリに格納されたプログラム命令を実行するように構成されているプロセッサを含んでもよい。UE106は、このような格納された命令を実行することによって、本明細書に記載の方法のいずれかを実行してもよい。代替的に又は追加的に、UE106は、本明細書に記載の方法の実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法のいずれかの任意の部分を実行するように構成されている、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素を含んでもよい。
UE106は、1つ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含み得る。いくつかの態様では、UE106は、例えば、単一の共用無線機を使用するCDMA2000(1xRTT/1xEV-DO/HRPD/eHRPD)、LTE若しくは5G NR、及び/又は、単一の共用無線機を使用するGSM、LTE若しくは5G NRを使用して、通信するように構成され得る。共用無線機は、無線通信を実行するために、単一のアンテナに結合してもよく、又は(例えば、MIMOについて)複数のアンテナに結合してもよい。一般に、無線機は、ベースバンドプロセッサ、(例えば、フィルタ、ミキサ、発振器、増幅器などを含む)アナログRF信号処理回路、又は(例えば、デジタル変調及び他のデジタル処理のための)デジタル処理回路の任意の組み合わせを含み得る。類似して、無線機は、上記のハードウェアを使用して1つ以上の受信及び送信チェーンを実装してもよい。例えば、UE106は、上記などの複数の無線通信技術間で、受信及び/又は送信チェーンの1つ以上の部分を共用し得る。
いくつかの態様では、UE106は、それを使用して通信するように構成されているそれぞれの無線通信プロトコルについて(例えば、別個のアンテナ及び他の無線構成要素を含む)別個の送信及び/又は受信チェーンを含んでもよい。更なる可能性として、UE106は、複数の無線通信プロトコル間で共用される1つ以上の無線機、及び単一の無線通信プロトコルによってのみ使用される1つ以上の無線機を含み得る。例えば、UE106は、LTE又は5G NR(或いは、LTE又は1xRTT、若しくはLTE又はGSM)のいずれかを使用して通信するための共用無線機と、Wi-Fi及びBluetoothのそれぞれを使用して通信するための別個の無線機とを含み得る。他の構成も可能である。
図3は、いくつかの態様による、通信デバイス106の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図3の通信デバイスのブロック図は、可能な通信デバイスの単なる一例であることに留意されたい。態様によれば、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイル機器若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、若しくはポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。図に示すように、通信デバイス106は、コア機能を実行するように構成された1組の構成要素300を含んでもよい。例えば、構成要素のこのセットは、様々な目的のための部分を含み得るシステムオンチップ(System On Chip、SOC)として実装されてもよい。代替として、構成要素のこのセット300は、様々な目的のため別個の構成要素又は構成要素のグループとして実装されてもよい。構成要素のセット300は、通信デバイス106の様々な他の回路に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合されてもよい。
例えば、通信デバイス106は、(例えば、NANDフラッシュ310を含む)様々なタイプのメモリと、(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーション、マイクロフォン、カメラ、キーボードなどの入力デバイス、スピーカなどの出力デバイスなどに接続するための)コネクタI/F320などの入力/出力インタフェースと、通信デバイス106と一体化されてもよい又は通信デバイス106の外部にあってもよいディスプレイ360と、5G NR、LTE、GSMなどのためのセルラー通信回路330と、近中距離無線通信回路329(例えば、Bluetooth(登録商標)及びWLAN回路)と、を含み得る。いくつかの態様では、通信デバイス106は、例えばイーサネットのためのネットワークインタフェースカードなどの有線通信回路(図示せず)を含み得る。
セルラー通信回路330は、図に示すように、アンテナ335及び336などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合し得る。近中距離無線通信回路329はまた、図に示すように、アンテナ337及び338などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接的に又は間接的に)結合することができる代替として、近中距離無線通信回路329は、アンテナ337及び338に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することに加えて、又はこの代わりに、アンテナ335及び336に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近中距離無線通信回路329及び/又はセルラー通信回路330は、多重入出力(Multiple-Input Multiple Output)(MIMO)構成などにおける複数の空間ストリームを受信及び/又は送信するための複数の受信チェーン及び/又は複数の送信チェーンを含んでもよい。
いくつかの態様では、以下に更に説明するように、セルラー通信回路330は、複数のRATのための(例えば、専用プロセッサ及び/又は無線機を含む、かつ/或いは専用プロセッサ及び/又は無線機に通信可能に、直接若しくは間接的に結合されている)専用受信チェーン(例えば、LTEのための第1の受信チェーン、及び5G NRのための第2の受信チェーン)を含み得る。加えて、いくつかの態様では、セルラー通信回路330は、特定のRATに専用の無線機間で切り替えられ得る単一の送信チェーンを含み得る。例えば、第1の無線機は、第1のRAT、例えばLTEに専用であってもよく、専用受信チェーン、及び追加の無線機、例えば第2の無線機と共用される送信チェーンと通信してもよく、第2の無線機は、第2のRAT、例えば5G NRに専用であってもよく、専用受信チェーン及び共用される送信チェーンと通信してもよい。
通信デバイス106はまた、1つ以上のユーザインタフェース要素を含む、及び/又は1つ以上のユーザインタフェース要素との使用のために構成され得る。ユーザインタフェース要素は、(タッチスクリーンディスプレイであってもよい)ディスプレイ360、(分離キーボードであってもよく、又はタッチスクリーンディスプレイの一部分として実装されてもよい)キーボード、マウス、マイクロフォン、及び/若しくはスピーカ、1つ以上のカメラ、1つ以上のボタン、並びに/又は情報をユーザに提供すること及び/又はユーザ入力を受信若しくは解釈することが可能である様々な他の要素のうちのいずれかなどの様々な要素のうちのいずれかを含んでもよい。
通信デバイス106は、1つ以上のUICC(単数又は複数)(ユニバーサル集積回路カード)カード345などのSIM(加入者識別モジュール)機能を含む1つ以上のスマートカード345を更に含んでもよい。
図に示すように、SOC300は、通信デバイス106及び表示回路304のためのプログラム命令を実行することができ、グラフィック処理を実行し、表示信号をディスプレイ360に提供することができる、プロセッサ(単数又は複数)302を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)302は、アドレスをプロセッサ(単数又は複数)302から受信し、これらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)内の場所、及び/又は表示回路304、近距離無線通信回路229、セルラー通信回路330、コネクタI/F320などの他の回路若しくはデバイス、並びに/或いはディスプレイ360に変換するように構成され得る、メモリ管理ユニット(MMU)340に結合されてもよい。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するように構成されてもよい。いくつかの態様では、MMU340は、プロセッサ(単数又は複数)302の一部分として含まれてもよい。
上記のように、通信デバイス106は、無線及び/又は有線通信回路を使用して通信するように構成され得る。通信デバイス106は、第1のRATに従って動作する第1のネットワークノードに取り付けるための要求を送信し、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のRATに従って動作する第2のネットワークノードとの同時接続を実質的に維持することが可能であるとのインジケーションを送信するように構成され得る。無線デバイスはまた、第2のネットワークノードに接続する(attach)ための要求を送信するように構成され得る。要求は、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとの実質的に同時接続を維持することが可能であるというインジケーションを含んでもよい。更に、無線デバイスは、第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとのデュアルコネクティビティが確立されたというインジケーションを受信するように構成されてもよい。
本明細書に記載されているように、通信デバイス106は、NSA(非スタンドアローン)NR動作のためにULデータを時分割多重化するための上記の特徴を実装するためハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。通信デバイス106のプロセッサ302は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に格納されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴のうちの一部又は全てを実装するように構成され得る。代替として(又は加えて)、プロセッサ302は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成され得る。代替として(又は加えて)、通信デバイス106のプロセッサ302は、他の構成要素300、304、306、310、320、329、330、340、345、350、360のうちの1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部又は全てを実装するように構成され得る。
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ302は、1つ以上の処理要素を含み得る。したがって、プロセッサ302は、プロセッサ302の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含み得る。加えて、各集積回路は、プロセッサ(単数又は複数)302の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
更に、本明細書に記載されているように、セルラー通信回路330及び近距離無線通信回路329はそれぞれ、1つ以上の処理要素を含むことができる。換言すれば、1つ以上の処理要素は、セルラー通信回路330内に含められてもよく、同様に、1つ以上の処理要素は、近距離無線通信回路329内に含まれてもよい。したがって、セルラー通信回路330は、セルラー通信回路330の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、セルラー通信回路230の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含み得る。同様に、近距離無線通信回路329は、近距離無線通信回路32の機能を実行するように構成されている1つ以上のICを含んでもよい。加えて、各集積回路は、近距離無線離通信回路329の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
図4は、いくつかの態様による基地局102の例示的なブロック図を示す。図4の基地局は、単に、可能な基地局の一例であることに留意されたい。図に示すように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)404を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)404はまた、プロセッサ(単数又は複数)404からアドレスを受信して、それらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(ROM)450)内の位置又は他の回路若しくはデバイスに変換するように構成され得るメモリ管理ユニット(MMU)440に結合され得る。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含んでもよい。ネットワークポート470は、電話網に結合し、図1及び図2にいて上述したように、電話網へのアクセスをUEデバイス106などの複数のデバイスに提供するように構成され得る。
ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)はまた、又は代替として、例えば、セルラーサービスプロバイダのコアネットワークなどのセルラーネットワークに結合するように構成され得る。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスを、UEデバイス106などの複数のデバイスに提供することができる。場合によっては、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話網に結合することができ、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラーサービスプロバイダによってサービスを提供される他のUEデバイス間で)電話網を提供することができる。
いくつかの態様では、基地局102は、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってもよい。このような態様では、基地局102は、旧式進化型パケットコア(EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NRC)ネットワークに接続され得る。加えて、基地局102は、5G NRセルと考えられてもよく、1つ以上の送受信ポイント(TRP)を含んでもよい。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続され得る。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434、可能な場合、複数のアンテナを含むことができる。少なくとも1つのアンテナ434は、無線送受信機として動作するように構成されてもよく、無線機430を介してUEデバイス106と通信するように更に構成されてもよい。アンテナ434は、通信チェーン432を介して無線機430と通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、又はその両方であってもよい。無線機430は、5G NR、LTE、LTE-A、GSM、UMTS、CDMA2000、Wi-Fiなどを含むがこれらに限定されない様々な無線通信規格を介して通信するように構成され得る。
基地局102は、複数の無線通信規格を使用して無線通信するように構成され得る。場合によっては、基地局102は、基地局102が複数の無線通信技術に従って通信することを可能にすることができる複数の無線機を含むことができる。例えば、1つの可能性として、基地局102は、LTEに従って通信を実行するためのLTE無線機、及び5G NRに従って通信を実行するための5G NR無線機を含むことができる。このような場合、基地局102は、LTE基地局と5G NR基地局の両方として動作することが可能であり得る。別の可能性として、基地局102は、複数の無線通信技術(例えば、5G NRとWi-Fi、LTEとWi-Fi、LTEとUMTS、LTEとCDMA2000、UMTSとGSM、など)のいずれかに従って通信を実行することができるマルチモード無線機を備え得る。本明細書で更に後述するように、BS102は、本明細書に記載の特徴を実装しているか又はこれらの実装をサポートするためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含み得る。基地局102のプロセッサ404は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に格納されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の方法のうちの一部又は全てを実装する又はこれらの実装をサポートするように構成され得る。代替として、プロセッサ404は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として、若しくはこれらの組み合わせとして構成され得る。代替として(又は加えて)、BS102のプロセッサ404は、他の構成要素430、432、434、440、450、460、470のうちの1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部又は全てを実装する或いはこれらの実装をサポートするように構成され得る。
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ(単数又は複数)404は、1つ以上の処理要素で構成され得る。換言すれば、1つ以上の処理要素は、プロセッサ(単数又は複数)404内に含まれ得る。したがって、プロセッサ(単数又は複数)404は、プロセッサ(単数又は複数)404の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、プロセッサ(単数又は複数)404の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
更に、本明細書に記載されているように、無線機430は、1つ以上の処理要素で構成され得る。換言すれば、1つ以上の処理要素は、無線機430内に含まれ得る。したがって、無線機430は、無線機430の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、無線機430の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
図5は、いくつかの態様による、セルラー通信回路の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図5のセルラー通信回路のブロック図は、可能なセルラー通信回路の単なる一例であることに留意されたい。態様によれば、セルラー通信回路330は、上記の通信デバイス106などの通信デバイス内に含まれ得る。上記のように、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイル機器若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、若しくはポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。
セルラー通信回路330は、(図3に)示すように、アンテナ335a~b及び336などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合し得る。いくつかの態様では、セルラー通信回路330は、複数のRATのための(例えば、専用プロセッサ及び/又は無線機を含む、並びに/或いは専用プロセッサ及び/又は無線機に通信可能に、直接若しくは間接的に結合されている)専用受信チェーン(例えば、LTEのための第1の受信チェーン、及び5G NRのための第2の受信チェーン)を含み得る。例えば、図5に示すように、セルラー通信回路330は、モデム510及びモデム520を含むことができる。モデム510は、例えば、LTE又はLTE-Aなどの第1のRATに従った通信用に構成されてもよく、モデム520は、例えば、5G NRなどの第2のRATに従った通信用に構成されてもよい。
図に示すように、モデム510は、1つ以上のプロセッサ512、及びプロセッサ512と通信するメモリ516を含み得る。モデム510は、無線周波数(RF)フロントエンド530と通信し得る。RFフロントエンド530は、無線信号を送信及び受信するための回路を含むことができる。例えば、RFフロントエンド530は、受信回路(RX)532及び送信回路(TX)534を含み得る。いくつかの態様では、受信回路532は、アンテナ335aを介して無線信号を受信する回路を含み得るダウンリンク(DL)フロントエンド550と通信し得る。
同様に、モデム520は、1つ以上のプロセッサ522、及びプロセッサ522と通信するメモリ526を含み得る。モデム520は、RFフロントエンド540と通信することができる。RFフロントエンド540は、無線信号を送信及び受信するための回路を含むことができる。例えば、RFフロントエンド540は、受信回路542及び送信回路544を含み得る。いくつかの態様では、受信回路542は、アンテナ335bを介して無線信号を受信するための回路を含み得るDLフロントエンド560と通信し得る。
いくつかの態様では、スイッチ570は、送信回路534をアップリンク(UL)フロントエンド572に結合し得る。加えて、スイッチ570は、送信回路544をULフロントエンド572に結合し得る。ULフロントエンド572は、アンテナ336を介して無線信号を送信するための回路を含み得る。したがって、セルラー通信回路330が(例えば、モデム510を介してサポートされるように)第1のRATに従って送信する命令を受信すると、スイッチ570は、モデム510が第1のRATに従って信号を(例えば、送信回路534及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第1の状態に切り替えられ得る。同様に、セルラー通信回路330が(例えば、モデム520を介してサポートされるように)第2のRATに従って送信する命令を受信すると、スイッチ570は、モデム520が第2のRATに従って信号を(例えば、送信回路544及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第2の状態に切り替えられ得る。
本明細書に記載されているように、モデム510は、上記の機能を実装するため、又はNSA NR動作のためにULデータを時分割多重化するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素、並びに本明細書に記載の様々な他の技術を含むことができる。プロセッサ512は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に格納されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部又は全てを実装するように構成され得る。代替として(又は加えて)、プロセッサ512は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成され得る。代替として(又は加えて)、プロセッサ512は、他の構成要素530、532、534、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴の一部又は全てを実装するように構成され得る。
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ512は、1つ以上の処理要素を含み得る。したがって、プロセッサ512は、プロセッサ512の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含み得る。加えて、各集積回路は、プロセッサ512の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
本明細書に記載されているように、モデム520は、NSA NR動作のためにULデータを時分割多重化するため上記の特徴を実装するハードウェア及びソフトウェア構成要素、並びに本明細書に記載の様々な他の技術を含むことができる。プロセッサ522は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に格納されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部又は全てを実装するように構成され得る。代替として(又は加えて)、プロセッサ522は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成され得る。代替として(又は加えて)、プロセッサ522は、他の構成要素540、542、544、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴の一部又は全てを実装するように構成され得る。
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ522は、1つ以上の処理要素を含み得る。したがって、プロセッサ522は、プロセッサ522の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、プロセッサ522の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
5G NRでは、UEは、ネットワークへの初期アクセスを獲得するためにRACH手順を開始し得る。4ステップ競合ベースのRACH手順では、UEは、第1のステップにおいて基地局にPRACHを送信し得る。Msg1又はPRACHプリアンブルとも称され得るPRACHは、RACH occasion(RO)において送信される64個のプリアンブル(ロングプリアンブル又はショートプリアンブル)のうちの1つを含み得る。UEは、それぞれの失敗したPRACH送信の後にPRACHを電力急昇(power ramp)し得る。UEは、UEのRA-RNTIに一意に関連付けられた時間周波数リソースを使用して、フレーム中でPRACHを送信し得る。例えば、RA-RNTIは、PRACHの第1の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルのインデクス、送信されたフレーム内のPRACHの第1のスロットのインデクス、周波数領域内のPRACHのインデクスなどから決定され得る。2つ以上のUEが、フレーム内の同じ時間周波数リソース上で同じPRACHを送信している可能性がある。
UEは、PRACHが基地局によって受信されたときにシステムフレーム構造と時間整合されるように、UEから基地局への伝播遅延を説明するために、タイミングアドバンス(TA)調整を使用してPRACHを送信し得る。UEは、その既知の位置及び衛星位置推算歴に基づいてUE固有のTAを自律的に取得し得る。或いは、基地局は、衛星ビーム又はセル中の基準点に基づいて共通TAをブロードキャストし得る。基地局はまた、UEが共通TAと差分TAとの和として全TAを導出するために、ネットワークインジケーションに基づいてUE固有差分TAをUEに送信し得る。
RACH手順の第2のステップでは、UEからのPRACHに応答して、基地局は、Msg2とも称され得るRAR、又はRARメッセージを送信し得る。基地局は、PRACHを搬送する時間周波数リソースから、PRACHを送信するユーザデバイスのRA-RNTIを導出することができる。RARは、RA-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で搬送されるDCIフォーマット1_0によってスケジュールされ得る。UEは、RARウィンドウの共通探索領域内のそのRA-RNTIを使用してDCIフォーマット1_0を復号することを試みることができる。RARはまた、DCIフォーマット1_0によって指定される物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で搬送されるメディアアクセス制御物理データユニット(MAC PDU)を含み得る。MAC PDUのサブヘッドは、6ビットのランダムアクセスプリアンブルID(RAPID)又は4ビットのバックオフインジケータ(BI)を含み得る。MAC PDUは、12ビットのタイミングアドバンス(TA)コマンドと、27ビットのアップリンク許可と、16ビットの一時セルRNTI(TC-RNTI)とを含み得る。TC-RNTIは、RACH手順の残りのためにUEによって使用され得る。
UEは、RARウィンドウの共通探索領域中にRARを探索し得る。RARウィンドウは、Msg1の後に開始することができ、最大1フレーム、又は10 ms持続し得る。2つ以上のUEがフレーム内の同じ時間周波数リソース上で同じPRACHを送信している可能性があるので、複数のUEは、同じRA-RNTIによってスクランブルされたCRCを用いてPDCCHのDCIフォーマット1_0を復号することを試みることができる。したがって、複数のUEは、DCIフォーマット1_0を復号し、DCIフォーマット1_0によって指定されたPDSCHからRARのMAC PDUを取得し、ネットワークへのアクセスを求めて競合し得る。
RACH手順の第3のステップでは、UEがRARを受信した後、UEは、RARによって割り振られた物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上で、Msg3と称され得る制御要素を送信し得る。UEは、Msg3をスクランブルするために、RARで受信されたTC-RNTIを使用することができる。Msg3は、セル-RNTI(C-RNTI)、アップリンクグラントを有するUEを割り当てるために基地局によって使用されるUEの一意の識別、ダウンリンク割り当てなどを含み得る。基地局がMsg3を復号できない場合、基地局は、TC-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するPDCCHのDCIフォーマット0_0を使用してMsg3の再送信を再スケジュールし得る。
RACH手順の第4のステップでは、基地局がMsg3を復号した後、基地局は、Msg4で競合解消識別情報MAC制御要素を送信することができる。Msg4は、TC-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するPDCCHのDCIフォーマット1_0によって指定されたPDSCH上で搬送され得る。TC-RNTIは、競合に勝ち、まだC-RNTIを有していないUEのためC-RNTIに昇格され得る。UEがRACH手順を正常に完了し、すでにC-RNTIを有する場合、UEは、そのC-RNTIの使用を再開することができ、RAR内で受信されたTC-RNTIを破棄することができる。UEは、Msg4を復号した後、PUCCH上でハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)信号を送信し得る。
RACH手順を促進するために、5G NRは、2ステップRACH手順を導入する。2ステップRACH手順の第1のステップでは、UEは、PRACH及びPUSCHを含むMsgAを送信し得る。PRACHのために使用されるRACH occasion(RO)及びPUSCHのために使用されるPUSCH occasion(PO)は、固定リソースマッピングを有し得る。POマップは、ROと重複しない。2ステップRACH用に構成されたROは、4ステップRACH用に構成されたROと別個であってもよく、又は共有されてもよい。PUSCHは、RA-RNTI及びRAPIDに依存するスクランブリングシーケンス初期化値、並びに追加のアップリンクデータを伴う又は伴わない無線リソース制御(RRC)接続要求を含み得る。
2ステップRACH手順の第2のステップでは、MsgAの受信に応答して、基地局は、MsgBと呼ばれるRARを送信することができるMsgBは、PUSCHが基地局によって正常に受信された場合、正常なRAR MAC、又はそうでない場合のフォールバックRAR MACのいずれかを含むPDCCH及びPDSCHを含み得る。正常なRAR MACは、競合解消ID、TA、C-RNTIなどを含み得る。フォールバックRAR Macは、UEがMsgAのPRACH及びPUSCHを再送信するためのバックオフインジケータを含み得る。UEは、RARウィンドウ内でMsgBを検索することができる。RARウィンドウは、MsgA PUSCH送信の後に開始することができ、最大4フレーム、すなわち40msまで持続し得る。
MsgBのPDCCHは、UEが接続モードにある場合、C-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマット1_0を含むことができる。そうでない場合、DCIフォーマット1_0のCRCは、MsgB-RNTIによってスクランブルされる。UEは、RARウィンドウ内のMsgB-RNTI又はC-RNTIを使用して、正常なRAR MAC又はフォールバックRAR MACを含むPDSCHを指定するDCIフォーマット1_0を復号することを試みることができる。
図6は、本開示の一態様による、DCIフィールドベースのRARウィンドウサイズ拡張を示す。RARウィンドウサイズは、NTN内の衛星がLEO衛星であるかGEO衛星であるかに応じて、4ステップRACH手順のために拡張され得る。LEO衛星の場合、最大遅延差は、衛星高度600km及び1200kmに対してそれぞれ3.12ms及び3.18msであり得る。最大遅延差の2倍がRARウィンドウの公称10msよりも小さいので、RARウィンドウの拡張は必要でなくてもよい。しかしながら、GEO衛星の場合、カバレッジの最下点と端部との間の最大遅延差は10.3msであり得る。最大遅延差の2倍が20ms、すなわち2フレームに近いので、RARウィンドウサイズの拡張が必要とされ得る。
一態様では、RARウィンドウサイズがGEO衛星用に20msに拡張される場合、DCIフィールドはRARウィンドウサイズ拡張を示し得る。Msg2送信では、DCIフォーマット1_0のCRCは、共通探索領域内の新しいNTN-RNTIによってスクランブルされ得る。RA-RNTIと同様に、NTN-RNTIは、RACH occasionにおいてPRACHを送信するために使用される時間周波数リソースから決定され得る。一態様では、NTN-RNTIは、PRACHの開始シンボルインデックスs_id、送信されたフレーム内のPRACHの開始スロットインデックスt_id、周波数領域インデックスf_id及びPRACHを搬送するために使用されるアップリンクキャリアul_carrier_idから決定され得るが、NTN-RNTIが2ステップRACH手順のMsgB-RNTIと異なるように、追加オフセットを有する。例えば、NTN_RNTIは、(1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id+14×80×8×4)に等しくてもよい。次いで、NTN-RNTIの範囲は、1~17920のRA-RNTIの範囲及び17921~35840のMsgB-RNTIの範囲との値の競合を回避するために、35841~53760であり得る。DCIフォーマット1_0は、DCIフォーマット1_0をトリガするPRACHが送信されるとき、システムフレーム番号(SFN)の最下位ビットを示すためのフィールドを更に有する。
UEは、PRACHが送信されるとき、NTN-RNTI及びSFNの知識を有する。したがって、UEは、そのNTN-RNTIを使用してDCIフォーマット1_0を復号することができる。UEはまた、DCIフォーマット1_0をトリガするPRACHに関連付けられたSFNの最後のビットを示すDCIフォーマット1_0内のビットフィールドが、UEがPRACHを送信するときのSFNの最後のビットと一致することを検証し得る。したがって、UEは、拡張RARウィンドウ中に受信されたRARが、同じ時間周波数リソースを使用するが異なるフレーム上でPRACHを送信する別のUEを対象とするRARと区別されるようなUEを対象とするものであるかどうかを判定し得る。例えば、UEがSFNx(例えば、偶数フレーム番号)のフレーム中にPRACHを送信し、別のUEが同じ時間周波数リソースを使用してSFNx+1(例えば、奇数フレーム番号)の後続のフレーム中に同じPRACHを送信する場合、それにより、両方のUEのRARのDCIフォーマット1_0のCRCは、共通探索領域内の同じNTN-RNTIによってスクランブルされ得る。しかしながら、2つのDCIフォーマット1_0は、2つのRARをトリガするPRACHが2つの連続するフレーム上で送信されたことを示すDCIのためのフィールドを含み得る。次いで、SFNx上でPRACHを送信するUEは、DCIフォーマット1_0中のフィールドが偶数フレームを示すことを検証して、UEが正しいRARを受信し得るように、DCIフォーマット1_0がUEを対象とすることを判定し得る。
図7は、本開示の別の態様による、RNTIベースのRARウィンドウサイズ拡張を示す。ここでも、RARウィンドウサイズは、GEO衛星に対して20msに拡張される。Msg2送信では、DCIフォーマット1_0のCRCは、共通探索領域内の新しいNTN-RNTIによってスクランブルされ得る。しかしながら、図6のDCIフィールドベースのRARウィンドウサイズ拡張とは異なり、ここでのNTN-RNTIは、DCIフィールドをトリガするPRACHが送信されるときに、SFNの最下位ビットを符号化し得る。例えば、NTN_RNTIは、(1+s_id+14xt_id+14x80xf_id+14x80x8xul_carrier_id+14x80x8x4x(SFNモード2))に等しくてもよい。その結果、RACH occasionが偶数番号のSFNにある場合、NTN-RNTIはRA-RNTIに減少する。一方、RACH occasionが奇数番号のSFNにある場合、NTN-RNTIは、RA-RNTIとは異なる新しい値を使用する。これにより、MsgB-RNTIとの値の競合は回避されるが、RA-RNTIの値は再使用される。すなわち、NTN-RNTI範囲は、偶数番号のSFNに対して[1、17920](セット1)に設定され、奇数番号のSFNに対して[35841、53760](セット2)に設定され得る。
一態様では、MsgB-RNTIの値範囲を再使用するために、NTN_RNTIは、(1+s_id+14xt_id+14x80xf_id+14x80x8xul_carrier_id+14x80x8x2x(SFNモード2))に等しくなり得る。次いで、NTN-RNTIの範囲は、セット1に対して[1、35840]又は[1、17920]であり、セット2に対して[17921、35840]であり得る。また、図6のDCIフィールドベースのRARウィンドウサイズ拡張とは異なり、DCIフォーマット1_0は、DCIフォーマット1_0をトリガするPRACHが送信されるとき、システムフレーム番号(SFN)の最下位ビットをもはや示さない。UEは、RACH occasionの時間周波数リソース及びUEがPRACHを送信するときのSFNに基づいてNTN_RNTIを計算することができ、NTN-RNTIを使用して、拡張RARウィンドウ中に受信されたRARがUEを対象とするかどうかを判定することができる。例えば、UEがSFNxを有するフレーム中にPRACHを送信し、別のUEが同じ時間周波数リソースを使用してSFNx+1を有する後続のフレーム中に同じPRACHを送信する場合、両方のUEのRARのDCIフォーマット1_0のCRCは、共通探索領域内の異なるNTN-RNTIによってスクランブルされ得る。次いで、SFNx上でPRACHを送信するUEは、その対応するNTN-RNTIを使用してDCIフォーマット1_0を復号して、UEが正しいRARを受信できるように、そのDCIフォーマット1_0がUEを対象とすると判定することができる。
図8は、本開示の別の態様による、RARウィンドウサイズの拡張を示すための、UEによる複数のフレーム番号にわたるPRACHブラインド再送信を示す。ここでも、RARウィンドウサイズは、GEO衛星に対して20msに拡張される。Msg1送信では、UEは、複数のフレームにわたって繰り返される同じRACH occasionにおいて(同じ時間周波数リソースを使用して)複数(例えば、2つ)のPRACH送信を送信する。一態様では、PRACH再送信の送信電力は、漸進的に増加され得るか、又は同じままであり得る。再送信の後、プリアンブル電力急昇(power ramping)カウンタは、1だけ増加され得るか、又はPRACHブラインド再送信の数だけ増加され得る。PRACH再送信の各々から同じRA-RNTIが得られる。すなわち、RA-RNTIは、(1+s_id+14xt_id+14x80xf_id+14x80x8xul_carrier_id)と同一であってもよい。一態様では、RACH occasionは、複数の(例えば、2つの)連続フレーム間でペアにされる。例えば、各UEは、偶数SFN(SFNx)における第1のPRACHと、奇数SFN(SFNx+1)における第2のPRACHとの、2つの連続するフレームにわたってPRACHを送信し得る。これは、2つの異なるUEからの1フレームスタガードPRACH送信を回避する。各UEは、その固有のRA-RNTIを有するDCIフォーマット1_0を復号することによってRARメッセージを受信するために、20msのそれ自体のRARウィンドウ内で待機することができる。
図9は、本開示の別の態様による、DCI CRCの異なる位置をマスクするためのRA-RNTIの使用を示す。ここでも、RARウィンドウサイズは、GEO衛星に対して20msに拡張される。Msg2送信では、DCIフォーマット1_0のCRCの異なるサブセットが、DCIフォーマット1_0をトリガするPRACHが送信されるときのフレーム番号に応じて、共通探索領域においてRA-RNTIによってスクランブルされ得る。RA-RNTIは、(1+s_id+14xt_id+14x80xf_id+14x80x8xul_carrier_id)に等しくてもよい。DCIフォーマット1_0のCRCの最後の16ビットがRA-RNTIによってスクランブルされ、RA-RNTIを用いてDCIフォーマット1_0の最後の16CRCビットをマスクするとも呼ばれる場合、DCIフォーマット1_0は、偶数番号のSFNにおけるRACH occasionを使用して送信されるPRACHに対応する。DCIフォーマット1_0のCRCの最後から2番目の16ビットがRA-RNTIによってスクランブルされ、DCIフォーマット1_0の最後から2番目の16CRCビットをRA-RNTIでマスクするとも呼ばれる場合、RARは、奇数番号のSFNにおけるRACH occasionを使用して送信されるPRACHに対応する。
UEは、そのRACH occasionの時間周波数リソースに基づいてRA-RNTIを計算することができ、PRACHを送信するときにSFNを決定することができる。UEは、SFNの最下位ビットを使用して、拡張されたRARウィンドウ中に受信されたDCIフォーマット1_0のCRCのどの16ビットを、RN-RNTIを使用して復号するかを決定して、RARがUEを対象とするかどうかを判定することができる。例えば、UEがSFNxを有するフレーム中にPRACHを送信し、別のUEが同じ時間周波数リソースを使用してSFNx+1を有する後続のフレーム中に同じPRACHを送信する場合、2つのUEのRARのDCIフォーマット1_0のCRCの異なるサブセットが、共通探索領域において同じRA-RNTIによってスクランブルされ得る。次いで、SFNx上でPRACHを送信するUEは、DCIフォーマット1_0の最後の16CRCビットを復号して、UEが正しいRARを受信することができるように、そのDCIフォーマット1_0がUEを対象とすると判定することができる。
一態様では、RACH手順のためのRARウィンドウオフセットが修正され得る。RARウィンドウオフセットは、4ステップRACH手順と2ステップRACH手順の両方について修正され得る。一態様では、統一された設計では、衛星ビーム又はセル中の基準点に基づく共通タイミングアドバンス(TA)が、すべてのUEのためのRARウィンドウオフセットとして使用され得る。一態様では、共通のTAが、位置情報のないすべてのUEのためのRARウィンドウオフセットとして使用され得る。UEは、共通TAを用いて、4ステップRACH手順においてMsg1を送信してもよく、又は2ステップRACH手順においてMsgAを送信してもよい。一態様では、UE固有伝播遅延を説明する完全なTAが、位置情報を有するUEのためのRARウィンドウオフセットとして設定され得る。UEは、完全なTAでMsg1又はMsgAを送信することができる。
一態様では、2ステップRACH手順の場合、基地局は、NTNのためのMsgBの信頼できる送信を維持するために、名目上40msであるRARウィンドウ内でMsgBをブラインド再送信し得る。これは、NTNの場合、大きな伝播遅延が、RARウィンドウ内でのHARQ-ACK再送信を困難にし得るからである。MsgB-RNTIは、(1+s_id+14xt_id+14x80xf_id+14x80x8xul_carrier_id+14x80x8x2)と等しく設定され得る。一態様では、ブラインド再送信の数及び/又は再送信パターンは、PRACH受信状態又はPUSCH受信状態に依存し得る。一態様では、再送信パターンは事前構成され得る。
一態様では、基地局は、NTNに関連付けられた長い伝播遅延に起因して時間領域複信(TDD)アップリンク-ダウンリンク構成を整合させるために、アップリンク送信とダウンリンク送信との間の遅延を決定するK1及びK2の値を拡張し得る。例えば、K1は、PDSCHとHARQフィードバックを有する対応するPUCCHとの間のスロット単位の時間ギャップであり得る。K1は、情報要素「PUCCH-config」内のパラメータ「dl-DataToUL-ACK」によって示され得る。K1の最大値は、公称15スロットであり得る。K2は、DCI受信とDCIによってスケジュールされた対応するPUSCHとの間のスロット単位の時間ギャップであり得る。k2は、情報要素「PUSCH-TimeDomain ResourceAllocation」内のパラメータ「k2」によって示され得る。K2の最大値は、公称32スロットであり得る。DCIによってスケジュールされたPUSCH及びPUCCH送信時間は、K1及びK2によって示され得る。
図10は、基地局とUEとの間の往復伝播遅延に基づくUEのためのタイミングアドバンス調整を使用する、基地局とUEとの間のNTNにおけるタイミング関係を示す。NTNでは、追加のオフセットKoffset が、PUSCH又はPUCCH送信に追加され得る。例えば、図10では、UEと基地局との間の一方向伝播遅延は4スロットであり、8スロットの往復伝播遅延が生じる。したがって、TAは8スロットに設定され得る。アップリンク許可のためのDCIがスロット0にあり、K2がDCIによって2に設定されるとき、8スロットの往復伝播遅延のために、スケジュールされたPUSCHは、スロット10まで基地局によって受信されないことがある。追加のオフセットKoffsetは、PUSCHを調整するために使用され得る。しかしながら、追加の時間オフセットKoffsetに応じて、PUSCH又はPUCCH送信のための結果として生じるスロットは、ダウンリンクスロットと一致し得る。一態様では、遅延されたPUSCH又はPUCCH送信をアップリンクスロットと整合させるために、K1の最大値は31スロットに拡張されてもよく、K2の最大値は64スロットに拡張されてもよい。
一態様では、基地局は、衛星がLEO、GEO、又は他のものであるかに基づいて、RARウィンドウサイズを拡張するために、新しいRARウィンドウ値をUEにブロードキャストし得る。一態様では、基地局は、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を使用して新しいRARウィンドウ値をブロードキャストし得る。一態様では、新しいSIB1情報要素が使用され得るか、又はNTNのための新しい要素を追加することによって、「RACHConfigCommon IE」などの現在の情報要素が使用され得る。
一態様では、新しいRARウィンドウ値は、同じ値に設定され得る。一態様では、RARウィンドウ値は、使用される衛星のタイプにリンクされ得るトラッキングエリアに基づいて設定され得る。一態様では、RARウィンドウ値は、他のパラメータも適切に拡張されることを保証するために、現在の負荷及びネットワーク処理能力に基づいて設定され得る。これは、ネットワークからの応答における遅延が、2ステップRACH手順におけるMsgBに対して、又は4ステップRACH手順におけるMsg2/4に対してどれだけの長さであり得るか、及びUEが中間スリープ持続時間中にどのような動作をとり得るかの推定を含み得る。
一態様では、基地局は、ページメッセージを使用して新しいRARウィンドウサイズ値をマルチキャストし得る。ページメッセージは、ブロードキャストメッセージに使用されるSIB1と比較して頻度が低いので、ネットワークは、ネットワークアクセストラフィックにおける著しいスパイクに応答することができない可能性がある。ページメッセージサイズは、新しいRARウィンドウサイズ値のための追加情報を含むために増加される必要があり得る。しかしながら、ページメッセージがターゲットとされるUEのみが追加情報要素を利用し、NTN内のすべてのUEがそれらのRACH挙動を変更するわけではないので、ネットワーク効率が達成され得る。一態様では、ページメッセージは、アップリンクトラフィックに起因してRACH手順を実行し得るUEがこの強化を利用し得ないように、ダウンリンクトラフィックのみに対して制限され得る。一態様では、UEをターゲットとする任意のダウンリンクページは、すべてのUEのためにマルチキャストを使用する代わりに、新しいウィンドウサイズ値を搬送し得る。一態様では、ページメッセージは、特定の国際モバイル加入識別情報(IMSI)を満たすUEに制限され得る。
図11は、本開示のいくつかの態様による、RACH手順を実行するために、UEが基地局にPRACHプリアンブルを送信し、拡張RARウィンドウ上で基地局からRARメッセージを受信するための方法の一例を示すデータフロー図である。
動作1101で、UEは、NTNへのアクセスを要求するために、複数のフレームを含むフレーム構造のフレーム中にPRACHプリアンブルをNTNの基地局に送信する。
動作1103で、UEは、RARウィンドウ中に基地局からランダムアクセス応答RARメッセージを受信し、RARウィンドウは、フレーム構造の複数のフレームに及ぶ。
動作1105で、UEは、RARメッセージをスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)中のインジケーションに基づいて、基地局から受信されたRARメッセージがUEを対象とするかどうかを判定する。
図12は、本開示のいくつかの態様による、NTNの基地局が、UEからPRACHプリアンブルを受信し、RNTIを決定し、拡張RARウィンドウ上でRNTIに基づいてRARをUEに送信するための方法の一例を示すフロー図である。
動作1201で、基地局は、NTNへのアクセスを要求するためのいくつかのフレームを含むフレーム構造のフレーム中にUEからPRACHプリアンブルを受信する。
動作1203で、基地局は、PRACHプリアンブルを搬送するために使用されるフレームの時間周波数リソースからRNTIを決定する。
動作1205で、基地局は、複数のフレームにわたるRARウィンドウ中に、RARメッセージをスケジュールするDCIを送信する。DCIは、UEが、RNTIと、PRACHプリアンブルを搬送するために使用されるフレームのフレーム番号とに基づいて、RARメッセージがUEを対象とすると判定することを可能にするためのインジケーションを含む。
無線通信ネットワークにおいてRACH手順を強化するための本明細書に記載の方法及び装置の態様は、例えば、ネットワークコンピュータ、ネットワークサーバ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、他の消費者用電子デバイス、又は他のデータ処理システムによって、データ処理システムに実装することができる。具体的には、説明された動作は、1つ以上のメモリに記憶された命令を実行しているプロセッサによって実行されるデジタル信号処理動作である。プロセッサは、記憶された命令をメモリから読み取り、命令を実行して、説明された動作を実行することができる。これらのメモリは、実行されると、データ処理システムに本明細書に記載の1つ以上の方法を実行させる、コンピュータプログラム命令を記憶する又は含むことができる、機械可読非一時的記憶媒体の例を表す。プロセッサは、スマートフォンなどのローカルデバイスのプロセッサ、リモートサーバのプロセッサ、又はローカルデバイス及びリモートサーバの複数のプロセッサの分散処理システムであってもよく、それらのそれぞれのメモリは、説明された動作を実行するために必要な命令の様々な部分を含む。
特定の例示的な例を記載し添付の図面に図示してきたが、これらは、本開示の大まかな発明を例示するものにすぎず、それに限定するものではないこと、及び、様々な他の変更が当業者によって想起され得るので、本開示は、図示及び記載された特定の構成及び配置には限定されないことを理解されたい。したがって、本明細書は、限定的ではなく例示的であると見なされるべきである。

Claims (27)

  1. 非地上系通信ネットワークにおける無線ユーザ機器(UE)による方法であって、
    前記UEによって、前記非地上系通信ネットワークへのアクセスを要求するために、複数のフレームを含むフレーム構造のフレーム中に物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プリアンブルを前記非地上系通信ネットワークの基地局に送信することと、
    ランダムアクセス応答(RAR)ウィンドウであって、前記RARウィンドウが前記フレーム構造の複数のフレームに及ぶ、RARウィンドウ中に、前記UEによって、前記基地局からランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信することと、
    前記UEによって、前記RARメッセージをスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)内のインジケーションに基づいて、前記基地局から受信された前記RARメッセージが前記UEを対象とするかどうかを判定することと、
    を含む、方法。
  2. 前記RARメッセージが前記UEを対象とすると判定することが、
    前記UEによって、前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレームの時間周波数リソースに基づいて無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を決定することと、
    前記UEによって、前記RARメッセージの前記DCIの巡回冗長検査(CRC)が前記RNTIによってスクランブルされていることを検出することと、
    前記UEによって、前記RARに関連付けられたトリガするPRACHのフレーム番号を識別する前記DCI内のフィールドが、前記PRACHプリアンブルを送信するために前記UEによって使用される前記フレームと一致すると判定することと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記RARウィンドウが、前記フレーム構造の2つのフレームにわたり、前記DCI内の前記フィールドが、前記トリガするPRACHの前記フレーム番号を偶数フレーム又は奇数フレームとして識別する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記RARメッセージが前記UEを対象とすると判定することが、
    前記UEによって、時間周波数リソースと前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレームの前記フレーム番号とに基づいて無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を決定することと、
    前記UEによって、前記RARメッセージの前記DCIの巡回冗長検査(CRC)が前記RNTIによってスクランブルされていると判定することと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記RARウィンドウが前記フレーム構造の2つのフレームにわたり、前記RNTIが、前記フレームの前記時間周波数リソースと、奇数フレーム又は偶数フレームとして識別された前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレーム番号とに基づいて決定される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記UEによって前記PRACHプリアンブルを送信することが、
    前記フレーム構造の複数のフレームの同一の時間周波数リソースを使用して、前記PRACHプリアンブルを繰り返し送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 複数のフレームの同一の時間周波数リソースを使用して前記PRACHプリアンブルを繰り返し送信することが、
    前記複数のフレームにわたって電力を増加させながら前記PRACHを送信することと、
    繰り返されるPRACHプリアンブル送信の数だけプリアンブル電力急昇カウンタを増加させることと、
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記RARメッセージが、前記UEを対象とすると判定することが、
    前記UEによって、前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレームの時間周波数リソースに基づいて無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を決定することと、
    前記UEによって、前記PRACHプリアンブルを送信するために前記UEによって使用される前記フレームの前記フレーム番号によって識別される、前記RARメッセージの前記DCIの巡回冗長検査(CRC)の一部分が、前記RNTIによってスクランブルされていることを検出することと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記RARウィンドウが、前記フレーム構造の2つのフレームにわたり、前記RNTIによってスクランブルされた前記DCIのCRCの前記一部分が、前記PRACHプリアンブルを送信するために前記UEによって使用される前記フレームの前記フレーム番号の奇数フレーム又は偶数フレームによって識別される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記RARウィンドウの開始が、前記UEと前記基地局との間で前記フレーム構造を整合させるように適応可能であるタイミングアドバンス(TA)値だけ前記PRACHプリアンブルを送信することの終了からオフセットされる、請求項1に記載の方法。
  11. 前記基地局からの前記TA値であって、前記TA値が、前記UEが前記基地局のカバレッジ領域の共通基準位置にあると仮定する、前記TA値を前記UEによって受信することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記UEによって前記PRACHプリアンブルを送信することが、
    前記TA値とともに前記PRACHプリアンブルを送信することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記UEによって、前記UEの位置に基づいて前記TA値を決定することを更に含み、
    前記UEによって前記PRACHプリアンブルを送信することが、
    前記TA値とともに前記PRACHプリアンブルを送信することを含む、請求項10に記載の方法。
  14. 無線ユーザ機器(UE)のベースバンドプロセッサであって、
    非地上系通信ネットワークへのアクセスを要求する複数のフレームを含むフレーム構造のフレーム中に物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プリアンブルを前記非地上系通信ネットワークの基地局に送信することと、
    ランダムアクセス応答(RAR)ウィンドウであって、前記RARウィンドウが前記フレーム構造の複数のフレームに及ぶ、RARウィンドウ中に前記基地局からRARメッセージを受信することと、
    前記RARメッセージのダウンリンク制御情報(DCI)内のインジケーションに基づいて、前記基地局から受信された前記RARメッセージが前記UEを対象とするかどうかを判定することとを、
    含む動作を実行するように構成された、無線ユーザ機器(UE)のベースバンドプロセッサ。
  15. 前記RARメッセージが前記UEを対象とするかどうかを判定するための前記動作が、
    前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレームの時間周波数リソースに基づいて無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を決定し、
    前記RARメッセージの前記DCIの巡回冗長検査(CRC)が前記RNTIによってスクランブルされていることを検出し、
    前記RARに関連付けられたトリガするPRACHのフレーム番号を識別する前記DCI内のフィールドが、前記PRACHプリアンブルを送信するために前記UEによって使用される前記フレームと一致すると判定する、
    ための動作を含む、請求項14に記載のベースバンドプロセッサ。
  16. 前記RARウィンドウが、前記フレーム構造の2つのフレームにわたり、前記DCI内の前記フィールドが、前記トリガするPRACHの前記フレーム番号を偶数フレーム又は奇数フレームとして識別する、請求項15に記載のベースバンドプロセッサ。
  17. 前記RARメッセージが前記UEを対象とするかどうかを判定するための前記動作が、
    時間周波数リソースと、前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレームの前記フレーム番号とに基づいて、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を決定し、
    前記RARメッセージの前記DCIの巡回冗長検査(CRC)が前記RNTIによってスクランブルされていると判定する、
    ための動作を含む、請求項14に記載のベースバンドプロセッサ。
  18. 前記RARウィンドウが、前記フレーム構造の2つのフレームにわたり、前記RNTIが、前記フレームの前記時間周波数リソースと、奇数フレーム又は偶数フレームとして識別された前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレーム番号とに基づいて決定される、請求項17に記載のベースバンドプロセッサ。
  19. 前記PRACHプリアンブルを送信するための前記動作が、
    前記フレーム構造の複数のフレームの同一の時間周波数リソースを使用して前記PRACHプリアンブルを繰り返し送信するための動作を含む、請求項14に記載のベースバンドプロセッサ。
  20. 複数のフレームの同一の時間周波数リソースを使用して前記PRACHプリアンブルを繰り返し送信するための前記動作が、
    前記複数のフレームにわたって電力を増加させながら前記PRACHを送信し、
    繰り返されるPRACHプリアンブル送信の数だけプリアンブル電力急昇カウンタを増加させる、
    ための動作を含む、請求項19に記載のベースバンドプロセッサ。
  21. 前記RARメッセージが前記UEを対象とするかどうかを判定するための前記動作が、
    前記PRACHプリアンブルを送信するために使用される前記フレームの時間周波数リソースに基づいて無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を決定し、
    前記PRACHプリアンブルを送信するために前記UEによって使用される前記フレームの前記フレーム番号によって識別される、前記RARメッセージの前記DCIの巡回冗長検査(CRC)の一部分が前記RNTIによってスクランブルされていることを検出する、
    ための動作を含む、請求項14に記載のベースバンドプロセッサ。
  22. 前記RARウィンドウが、前記フレーム構造の2つのフレームにわたり、前記RNTIによってスクランブルされた前記DCIのCRCの前記一部分が、前記PRACHプリアンブルを送信するために前記UEによって使用される前記フレームの前記フレーム番号の奇数フレーム又は偶数フレームによって識別される、請求項21に記載のベースバンドプロセッサ。
  23. 前記RARウィンドウの開始が、前記UEと前記基地局との間で前記フレーム構造を整合させるように適応可能であるタイミングアドバンス(TA)値だけ前記PRACHプリアンブルを送信することの終了からオフセットされる、請求項14に記載のベースバンドプロセッサ。
  24. 前記動作が、
    前記基地局からの前記TA値であって、前記TA値が、前記UEが前記基地局のカバレッジ領域の共通基準位置にあると仮定する、前記TA値を受信することを更に含む、請求項23に記載のベースバンドプロセッサ。
  25. 前記PRACHプリアンブルを送信するための前記動作が、
    前記TA値とともに前記PRACHプリアンブルを送信するための動作を含む、請求項24に記載のベースバンドプロセッサ。
  26. 前記動作が、
    前記UEの位置に基づいて前記TA値を決定することを更に含み、
    前記PRACHプリアンブルを送信する前記動作が、
    前記TA値とともに前記PRACHプリアンブルを送信する、
    ための動作を含む、請求項23に記載のベースバンドプロセッサ。
  27. ユーザ機器(UE)デバイスであって、前記ユーザ機器デバイスは、
    少なくとも1つのアンテナと、
    少なくとも1つの無線機であって、前記少なくとも1つの無線機が、前記少なくとも1つのアンテナを使用して非地上系通信ネットワークの基地局と通信するように構成されている、少なくとも1つの無線機と、
    前記少なくとも1つの無線機に結合された少なくとも1つのプロセッサであって、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    非地上系通信ネットワークへのアクセスを要求する複数のフレームを含むフレーム構造のフレーム中に物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プリアンブルを前記非地上系通信ネットワークの基地局に送信することと、
    ランダムアクセス応答(RAR)ウィンドウであって、前記RARウィンドウが前記フレーム構造の複数のフレームに及ぶ、RARウィンドウ中に前記基地局からRARメッセージを受信することと、
    前記RARメッセージのダウンリンク制御情報(DCI)内のインジケーションに基づいて前記基地局から受信された前記RARメッセージが前記UEを対象とするかどうかを判定することと、を含む動作を実行するように構成される、少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える、ユーザ機器(UE)デバイス。
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