JP6561742B2 - 物資運用方法、物資運用装置、物資運用システムおよび物資運用プログラム - Google Patents

物資運用方法、物資運用装置、物資運用システムおよび物資運用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、物資運用方法、物資運用装置、物資運用システムおよび物資運用プログラムに関する。
従来、災害に備え、企業等が食品や飲料品等の緊急支援物資を保管しておくことが行われている。しかし、災害が発生しない場合、緊急支援物資は消費されないため、保管された緊急支援物資は、消費される前に賞味期限が切れることがある。
関連する先行技術としては、例えば、非常時用の備蓄米を備蓄しておき、非常時の使用がないとき、賞味期限が経過する前にその一部を利用するとともに、その利用分を新たに補充する技術がある。また、例えば、備蓄倉庫の緊急災害用物資の品質保持期限を管理して、品質保持期限前の引取期限に納品価格よりも低価格の引取価格で備蓄倉庫の緊急災害用物資を他に転売する技術がある。
特開2002−262768号公報 特開2004−362304号公報
しかしながら、従来技術では、災害に備えて保管した緊急支援物資を有効に活用できない場合がある。例えば、備蓄倉庫の緊急支援物資の品質保持期限接近のため、緊急災害用物資を安く転売しなければならず、緊急支援物資を有効に活用できない。
一つの側面では、本発明は、災害に備えて保管した緊急支援物資を有効に活用する物資運用方法、物資運用装置、物資運用システムおよび物資運用プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、店舗への物資の補給要求を受け付け、前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記倉庫から前記店舗に補給させる物資運用方法、物資運用装置、物資運用システムおよび物資運用プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、災害に備えて保管した緊急支援物資を有効に活用することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる物資運用方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、物資運用システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、物資運用装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、小売部門倉庫在庫管理DB400の記憶内容の一例を示す説明図である。 図5は、物流部門倉庫在庫管理DB500の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、メーカ倉庫在庫管理DB600の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、小売部門倉庫緊急支援先DB700の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、物流部門倉庫緊急支援先DB800の記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、メーカ倉庫緊急支援先DB900の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、小売部門倉庫通常配送先DB1000の記憶内容の一例を示す説明図である。 図11は、物流部門倉庫通常配送先DB1100の記憶内容の一例を示す説明図である。 図12は、メーカ倉庫通常配送先DB1200の記憶内容の一例を示す説明図である。 図13は、物資運用装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図14は、物資運用装置101の物資運用処理手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、物資運用装置101の物資運用処理の一実施例を示す説明図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる物資運用方法、物資運用装置、物資運用システムおよび物資運用プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる物資運用方法の一実施例を示す説明図である。図1において、物資運用装置101は、複数の倉庫に保管される緊急支援物資の運用を管理する装置である。
ここで、緊急支援物資とは、災害等の緊急時に備えて保管され、緊急時にあらかじめ契約されている緊急支援先に補給される物資である。例えば、緊急支援物資は、米、パン、水等の飲食物、電池等の緊急時に使用されるものである。また、倉庫とは、緊急支援物資を保管している場所である。また、倉庫は、緊急支援物資を保管する他に、店舗で販売される通常の物資も在庫(以下、「通常在庫」という。)として保管することもできる。
倉庫に、緊急支援物資を保管する場合、災害等が発生しない場合、緊急支援物資は利用されない場合が多い。また、緊急支援物資には、賞味期限があり、一定期間後には利用できないものがある。ここで、賞味期限とは、物資の品質が維持され、利用することが可能な期間のことである。このため、緊急支援物資を倉庫に保管しても、一定期間後に破棄されることが発生する。
そこで、実施の形態では、物資運用装置101は、店舗への物資の補給要求を受け付け、該物資を緊急支援物資として保管する倉庫の中で、特定の時期以前に製造された物資を保管する倉庫から店舗に補給させる。これにより、物資運用装置101は、緊急支援物資を通常在庫の補給ルートに載せることができる。このため、物資運用装置101は、緊急支援物資を破棄することをなくし、緊急支援物資を有効に活用させることができる。
以下、実施の形態にかかる物資運用装置101の一実施例について説明する。図1の例では、物資運用装置101が店舗102から物資の補給要求を受け付け、第1倉庫103と第2倉庫104が、物資を緊急支援物資として保管する倉庫である。ここで、第2倉庫104は、緊急支援物資だけでなく通常在庫も保管している。また、第1倉庫103および第2倉庫104から、店舗102に物資が補給されると、メーカ倉庫等から新しく製造された物資が補給されるものとする。
(1)物資運用装置101は、店舗102に設置された端末から物資の補給要求を受け付ける。例えば、物資運用装置101は、店舗102から補給する物資の種別および個数を受け付ける。
図1の例では、物資運用装置101は、店舗102に設置された端末から3つの物資の補給要求を受け付ける。
(2)物資運用装置101は、物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定する。ここで、特定の時期とは、緊急支援物資の賞味期限に基づいて設定される期間である。例えば、特定の時期は、緊急支援物資の賞味期限までの期間が所定の期間より短くなる時期である。また、例えば、緊急支援物資に、製造日を特定可能なロット番号を付与することにより、緊急支援物資が特定の時期以前に製造されたか否かを判断できる。
図1の例では、特定の時期以前に製造された緊急支援物資および特定の時期以前に製造された通常在庫を●で表し、特定の時期より後に製造された緊急支援物資および特定の時期より後に製造された通常在庫を○で表している。ここで、第2倉庫104では、緊急支援物資と通常在庫は、同じ品名のものであるが、緊急支援物資の在庫と通常在庫と区別している。
図1の例では、最初、第1倉庫103と第2倉庫104は(a)の状態であり、第1倉庫103と第2倉庫104は、特定の時期以前に製造された通常在庫および緊急支援物資を保管している。このため、物資運用装置101は、物資を緊急支援物資として保管する倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在すると判断する。
(3)物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させる。
図1の例では、物資運用装置101は、第2倉庫104から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させる。ここで、第1倉庫103と第2倉庫104は(a)の状態であり、店舗102に補給される物資は、第2倉庫104の中で枠に囲まれた物資である。店舗102に補給した後、第1倉庫103と第2倉庫104は(b)の状態になる。
また、物資運用装置101は、緊急支援物資の在庫と通常在庫の両方を有する場合、緊急支援物資の在庫と通常在庫のそれぞれの在庫から店舗に補給することができる。図1の例では、物資運用装置101は、第2倉庫104から、緊急支援物資の在庫から1つ、通常在庫から2つ店舗に補給する。
(4)物資運用装置101は、店舗102に設置された端末から物資の補給要求を受け付ける。図1の例では、物資運用装置101は、店舗102に設置された端末から3つの物資の補給要求を受け付ける。
(5)物資運用装置101は、物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定する。
図1の例では、第1倉庫103と第2倉庫104は(b)の状態であり、第1倉庫103は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を保管している。このため、物資運用装置101は、物資を緊急支援物資として保管する倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在すると判断する。
(6)物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させる。
図1の例では、物資運用装置101は、第2倉庫104から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させる。第1倉庫103と第2倉庫104は(b)の状態であり、店舗102に補給される緊急支援物資は、第1倉庫103の中で枠に囲まれた物資である。店舗102に補給した後、第1倉庫103と第2倉庫104は(c)の状態になり、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を在庫として保管しない状態になる。
以上説明したように、物資運用装置101は、店舗102に設置された端末から物資の補給要求を受け付け、物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定する。物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させる。
これにより、物資運用装置101は、緊急支援物資を通常在庫の補給ルートに載せることができる。このため、物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させることができ、倉庫に存在する在庫を、特定の時期以前に製造されたものから、特定の時期以降に製造されたものにすることができる。
例えば、図1において、第1倉庫103と第2倉庫104は(c)の状態になり、第1倉庫103と第2倉庫104の在庫は、特定の時期以降に製造されたものになる。このように、物資運用装置101は、緊急支援物資を破棄することをなくし、緊急支援物資を有効に活用させることができる。
(物資運用管理システム200のシステム構成例)
図2は、物資運用管理システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、物資運用管理システム200は、物資運用装置101と、店舗端末201と、メーカ端末202と、を含む構成である。物資運用管理システム200において、物資運用装置101、店舗端末201およびメーカ端末202は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
物資運用装置101は、小売部門倉庫、物流部門倉庫およびメーカ倉庫に保管される物資の運用を管理する装置である。具体的には、例えば、物資運用装置101は、サーバ等のコンピュータである。また、物資運用装置101は、小売部門倉庫、物流部門倉庫およびメーカ倉庫を管理する複数のDB(データベース)220を有する。複数のDB220は、小売部門倉庫在庫管理DB400、物流部門倉庫在庫管理DB500、メーカ倉庫在庫管理DB600、小売部門倉庫緊急支援先DB700、物流部門倉庫緊急支援先DB800およびメーカ倉庫緊急支援先DB900を有する。また、複数のDB220は、小売部門倉庫通常配送先DB1000、物流部門倉庫通常配送先DB1100およびメーカ倉庫通常配送先DB1200を有する。これらの記憶内容については、図4〜図12を用いて後述する。
店舗端末201は、店舗への物資の補給依頼を物資運用装置101に送信する装置である。具体的には、例えば、店舗端末201は、PC(パーソナル・コンピュータ)、サーバ等のコンピュータである。
メーカ端末202は、メーカがメーカ倉庫に物資を補給したことを物資運用装置101に送信する装置である。具体的には、例えば、メーカ端末202は、PC(パーソナル・コンピュータ)、サーバ等のコンピュータである。
(物資運用装置101のハードウェア構成例)
図3は、物資運用装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、物資運用装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、物資運用装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMは記憶部としてCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてLAN、WAN、インターネットなどのネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に記載の店舗端末201およびメーカ端末202)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、物資運用装置101は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、プリンタ、ディスプレイなどを有することにしてもよい。また、図2に示した店舗端末201およびメーカ端末202についても、物資運用装置101と同様のハードウェア構成例により実現することができる。
(小売部門倉庫在庫管理DB400の記憶内容の一例)
図4は、小売部門倉庫在庫管理DB400の記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、小売部門倉庫在庫管理DB400は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
小売部門倉庫在庫管理DB400は、小売部門倉庫にある物資の在庫を記録する。小売部門倉庫とは、店舗用の在庫を保管する倉庫である。例えば、小売部門倉庫は、店舗に最も近い倉庫である。小売部門倉庫在庫管理DB400は、仕様、品名、LotNo.(LotNumber)、賞味期限、通常在庫数および緊急支援物資在庫数の項目を有する。小売部門倉庫在庫管理DB400は、各項目に情報を設定することで、小売部門倉庫在庫情報(例えば、小売部門倉庫在庫情報400−1〜400−2)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、小売部門倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、LotNo.は、物資の製造日に関連する番号を示す。例えば、LotNo.は、物資の製造日であってもよく、物資の製造日を特定できる番号であってもよい。また、賞味期限は、物資の品質が維持される日付を示す。例えば、賞味期限は、年月日で示される。また、通常在庫数は、物資の在庫の中で、通常在庫の数を示す。ここで、通常在庫とは、メーカが製造して店舗に補給される物資の在庫である。また、緊急支援物資在庫数は、物資の在庫の中で、緊急支援物資の在庫数を示す。ここで、緊急支援物資とは、緊急時に緊急支援先に補給される物資である。
図4の例では、レコード400−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、LotNo.が「20150601」であり、賞味期限が2016年6月1日であり、通常在庫の数が1000であり、緊急支援物資在庫の数が260であることを示す。
(物流部門倉庫在庫管理DB500の記憶内容の一例)
図5は、物流部門倉庫在庫管理DB500の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、物流部門倉庫在庫管理DB500は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
物流部門倉庫在庫管理DB500は、物流部門の倉庫にある物資の在庫を記録する。物流部門倉庫在庫管理DB500は、仕様、品名、LotNo.、賞味期限、通常在庫数および緊急支援物資在庫数の項目を有する。物流部門倉庫在庫管理DB500は、各項目に情報を設定することで、物流部門倉庫在庫情報(例えば、物流部門倉庫在庫情報500−1)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、物流部門の倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、LotNo.は、物資の製造日に関連する番号を示す。例えば、LotNo.は、物資の製造日であってもよく、物資の製造日を特定できる番号であってもよい。また、賞味期限は、物資の品質が維持される日付を示す。例えば、賞味期限は、年月日で示される。また、通常在庫数は、物資の在庫の中で、通常在庫の数を示す。また、緊急支援物資在庫数は、物資の在庫の中で、緊急支援物資の在庫数を示す。
また、物流部門倉庫は、メーカ倉庫および小売部門倉庫が緊急配送先から距離的に離れていて、緊急時に緊急支援物資を迅速に配送できない場合に、緊急配送先の近くに設置されるものである。このため、物流部門倉庫は、通常在庫を保管せず、通常在庫の数は0になる。
図5の例では、レコード500−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、LotNo.が「20150601」であり、賞味期限が2016年6月1日であり、通常在庫の数が0であり、緊急支援物資在庫の数が270であることを示す。
(メーカ倉庫在庫管理DB600の記憶内容の一例)
図6は、メーカ倉庫在庫管理DB600の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、メーカ倉庫在庫管理DB600は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
メーカ倉庫在庫管理DB600は、メーカ倉庫にある物資の在庫を記録する。メーカ倉庫在庫管理DB600は、仕様、品名、LotNo.、賞味期限、通常在庫数および緊急支援物資在庫数の項目を有する。メーカ倉庫在庫管理DB600は、各項目に情報を設定することで、メーカ倉庫在庫情報(例えば、メーカ倉庫在庫情報600−1〜600−2)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、メーカ倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、LotNo.は、物資の製造日に関連する番号を示す。例えば、LotNo.は、物資の製造日であってもよく、物資の製造日を特定できる番号であってもよい。また、賞味期限は、物資の品質が維持される日付を示す。例えば、賞味期限は、年月日で示される。また、通常在庫数は、物資の在庫の中で、通常在庫の数を示す。また、緊急支援物資在庫数は、物資の在庫の中で、緊急支援物資の在庫数を示す。
また、メーカが物資を製造して、メーカ倉庫に物資を補給した場合、メーカ端末202が物資運用装置101に、補給した物資の仕様および数量を送信する。物資運用装置101は、補給した物資の仕様および数量を受信したことに応じて、メーカ倉庫在庫管理DB600を更新する。
図6の例では、レコード600−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、LotNo.が「20150701」であり、賞味期限が2016年7月1日であり、通常在庫の数が3000であり、緊急支援物資在庫の数が300であることを示す。
(小売部門倉庫緊急支援先DB700の記憶内容の一例)
図7は、小売部門倉庫緊急支援先DB700の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、小売部門倉庫緊急支援先DB700は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
小売部門倉庫緊急支援先DB700は、小売部門倉庫にある物資の緊急時の支援先を記録する。小売部門倉庫緊急支援先DB700は、仕様、品名、緊急支援先および数量の項目を有する。小売部門倉庫緊急支援先DB700は、各項目に情報を設定することで、小売部門倉庫緊急支援先情報(例えば、小売部門倉庫緊急支援先情報700−1〜700−3)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、小売部門倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、緊急支援先は、緊急時に物資を配送する先を示す。また、数量は、緊急時に配送する物資の数を示す。ここで、緊急時に、緊急支援先に、小売部門倉庫緊急支援先DB700の数量の物資を配送するため、小売部門倉庫在庫管理DB400の緊急支援物資在庫の数は、小売部門倉庫緊急支援先DB700の数量をすべて加算した値以上である。
図7の例では、レコード700−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、緊急支援先が「契約事務所D」であり、配送する物資の数が「60」であることを示す。
(物流部門倉庫緊急支援先DB800の記憶内容の一例)
図8は、物流部門倉庫緊急支援先DB800の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、物流部門倉庫緊急支援先DB800は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
物流部門倉庫緊急支援先DB800は、物流部門の倉庫にある物資の緊急時の支援先を記録する。物流部門倉庫緊急支援先DB800は、仕様、品名、緊急支援先および数量の項目を有する。物流部門倉庫緊急支援先DB800は、各項目に情報を設定することで、物流部門倉庫緊急支援先情報(例えば、物流部門倉庫緊急支援先情報800−1〜800−3)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、物流部門の倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、緊急支援先は、緊急時に物資を配送する先を示す。また、数量は、緊急時に配送する物資の数を示す。ここで、緊急時に、緊急支援先に、物流部門倉庫緊急支援先DB800の数量の物資を配送するため、物流部門倉庫在庫管理DB500の緊急支援物資在庫の数は、物流部門倉庫緊急支援先DB800の数量をすべて加算した値以上である。
図8の例では、レコード800−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、緊急支援先が「契約事務所G」であり、配送する物資の数が「70」であることを示す。
(メーカ倉庫緊急支援先DB900の記憶内容の一例)
図9は、メーカ倉庫緊急支援先DB900の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、メーカ倉庫緊急支援先DB900は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
メーカ倉庫緊急支援先DB900は、メーカ倉庫にある物資の緊急時の支援先を記録する。メーカ倉庫緊急支援先DB900は、仕様、品名、緊急支援先および数量の項目を有する。メーカ倉庫緊急支援先DB900は、各項目に情報を設定することで、メーカ倉庫緊急支援先情報(例えば、メーカ倉庫緊急支援先情報900−1〜900−3)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、メーカ倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、緊急支援先は、緊急時に物資を配送する先を示す。また、数量は、緊急時に配送する物資の数を示す。ここで、緊急時に、緊急支援先に、メーカ倉庫緊急支援先DB900の数量の物資を配送するため、メーカ倉庫在庫管理DB600の緊急支援物資在庫の数は、メーカ倉庫緊急支援先DB900の数量をすべて加算した値以上である。
図9の例では、レコード900−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、緊急支援先が「契約事務所A」であり、配送する物資の数が「50」であることを示す。
(小売部門倉庫通常配送先DB1000の記憶内容の一例)
図10は、小売部門倉庫通常配送先DB1000の記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、小売部門倉庫通常配送先DB1000は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
小売部門倉庫通常配送先DB1000は、小売部門倉庫にある物資の通常時の配送先を記録する。小売部門倉庫通常配送先DB1000は、仕様、品名および配送先の項目を有する。小売部門倉庫通常配送先DB1000は、各項目に情報を設定することで、小売部門倉庫通常配送先情報(例えば、小売部門倉庫通常配送先情報1000−1〜1000−3)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、小売部門倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、配送先は、通常時に物資を配送する先を示す。
図10の例では、レコード1000−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、配送先が「店舗J」であることを示す。
(物流部門倉庫通常配送先DB1100の記憶内容の一例)
図11は、物流部門倉庫通常配送先DB1100の記憶内容の一例を示す説明図である。図11において、物流部門倉庫通常配送先DB1100は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
物流部門倉庫通常配送先DB1100は、物流部門の倉庫にある物資の通常時の配送先を記録する。物流部門倉庫通常配送先DB1100は、仕様、品名および配送先の項目を有する。物流部門倉庫通常配送先DB1100は、各項目に情報を設定することで、物流部門倉庫通常配送先情報(例えば、物流部門倉庫通常配送先情報1100−1)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、物流部門の倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、配送先は、通常時に物資を配送する先を示す。
図11の例では、レコード1100−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、配送先が「小売部門倉庫」であることを示す。
(メーカ倉庫通常配送先DB1200の記憶内容の一例)
図12は、メーカ倉庫通常配送先DB1200の記憶内容の一例を示す説明図である。図12において、メーカ倉庫通常配送先DB1200は、物資運用装置101によって作成、更新され、物資運用装置101のメモリ302またはディスク305に記憶される。
メーカ倉庫通常配送先DB1200は、メーカ倉庫にある物資の通常時の配送先を記録する。メーカ倉庫通常配送先DB1200は、仕様、品名および配送先の項目を有する。メーカ倉庫通常配送先DB1200は、各項目に情報を設定することで、メーカ倉庫通常配送先情報(例えば、メーカ倉庫通常配送先情報1200−1〜1200−2)をレコードとして記憶する。
ここで、仕様は、メーカ倉庫にある物資を識別するための識別子を示す。また、品名は、物資の種別を示す。また、配送先は、通常時に物資を配送する先を示す。
図12の例では、レコード1200−1は、仕様「WT001」の物資の品名が「水」であり、配送先が「物流部門倉庫」であることを示す。
(物資運用装置101の機能的構成例)
図13は、物資運用装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図13において、物資運用装置101は、受信部1301と、判定部1302と、補給部1303と、更新部1304と、を含む構成である。受信部1301と、判定部1302と、補給部1303と、更新部1304と、を含む制御部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶される。
受信部1301は、店舗端末201から、補給依頼を受け付ける機能を有する。例えば、受信部1301は、店舗端末201から、仕様、数量、店舗名等を含む補給依頼を受信する。また、受信部1301は、メーカ端末202からメーカがメーカ倉庫に補給した物資の仕様および数量を受信する機能を有する。
判定部1302は、受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の旧ロットの物資が、メーカ倉庫にあるか否かを判定する機能を有する。例えば、判定部1302は、仕様ごとに旧ロット番号を物資運用装置101のメモリ302等の記憶装置に保持しておき、当該仕様の旧ロット番号がメーカ倉庫在庫管理DB600のLotNo.の中にあるか否かを判定する。
また、判定部1302は、受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の旧ロットの物資が、小売部門倉庫にあるか否かを判定する機能を有する。例えば、判定部1302は、仕様ごとの旧ロット番号を物資運用装置101のメモリ302等の記憶装置に保持しておき、当該仕様の旧ロット番号が小売部門倉庫在庫管理DB400のLotNo.の中にあるか否かを判定する。
また、判定部1302は、受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の旧ロットの物資が、物流部門倉庫にあるか否かを判定する機能を有する。例えば、判定部1302は、仕様ごとの旧ロット番号を物資運用装置101のメモリ302等の記憶装置に保持しておき、当該仕様の旧ロット番号が物流部門倉庫在庫管理DB500のLotNo.の中にあるか否かを判定する。
補給部1303は、受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の物資を補給させる機能を有する。例えば、補給部1303は、受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の旧ロットの物資が、メーカ倉庫にある場合、メーカ倉庫から旧ロットの物資を小売部門倉庫に補給させ、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる。
また、例えば、補給部1303は、受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の旧ロットの物資が、小売部門倉庫にある場合、メーカ倉庫から新ロットの物資を小売部門倉庫に補給させ、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる。
また、例えば、補給部1303は、受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の旧ロットの物資が、物流部門倉庫にある場合、メーカ倉庫から新ロットの物資を物流部門倉庫に補給させ、物流部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる。
更新部1304は、小売部門倉庫在庫管理DB400、物流部門倉庫在庫管理DB500およびメーカ倉庫在庫管理DB600を更新する機能を有する。例えば、更新部1304は、補給部1303が小売部門倉庫から物資を店舗に補給した場合、小売部門倉庫在庫管理DB400の通常在庫数および緊急支援物資在庫数を更新する。
例えば、更新部1304は、補給部1303がメーカ倉庫から物資を小売部門倉庫に補給した場合、メーカ倉庫在庫管理DB600および小売部門倉庫在庫管理DB400の通常在庫数および緊急支援物資在庫数を更新する。
例えば、更新部1304は、補給部1303がメーカ倉庫から物資を物流部門倉庫に補給した場合、メーカ倉庫在庫管理DB600および物流部門倉庫在庫管理DB500の通常在庫数および緊急支援物資在庫数を更新する。
例えば、更新部1304は、補給部1303が物流部門倉庫から物資を店舗に補給した場合、物流部門倉庫在庫管理DB500の緊急支援物資在庫数を更新する。
また、更新部1304は、受信部1301がメーカ端末202からメーカ倉庫に補給した物資の仕様および数量を受信した場合、メーカ倉庫在庫管理DB600を更新する。
また、更新部1304は、小売部門倉庫、物流部門倉庫およびメーカ倉庫に受信部1301が受け付けた補給依頼に含まれる仕様の旧ロットの物資がない場合、旧ロット番号を更新する。
(物資運用処理手順の一例)
図14は、物資運用装置101の物資運用処理手順の一例を示すフローチャートである。図14において、まず、物資運用装置101は、補給依頼を受け付けたか否かを判断する(ステップS1401)。例えば、物資運用装置101は、店舗端末201から、仕様、数量、店舗名等を含む補給依頼を受け付けたか否かを判断する。
補給依頼を受け付けない場合(ステップS1401:No)、物資運用装置101の処理は、ステップS1401に戻り、補給依頼の受け付けを待つ。補給依頼を受け付けた場合(ステップS1401:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1402)。
ここで、物資運用装置101は、仕様ごとの旧ロット番号を物資運用装置101のメモリ302等の記憶装置に保持しておく。物資運用装置101は、補給依頼に含まれる仕様のメーカ倉庫在庫管理DB600のレコードを抽出する。物資運用装置101は、抽出したレコードのLotNo.の中に、当該仕様の旧ロット番号に対応する番号があるか否かにより、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断することができる。
ここで、物資運用装置101は、旧ロット番号を賞味期限に基づいて設定することができる。例えば、物資運用装置101は、賞味期限までの期間が、所定の期間より短い時期に製造された物資のロット番号を旧ロット番号とすることができる。
メーカ倉庫に旧ロットがある場合(ステップS1402:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から旧ロットの物資を小売部門倉庫に補給させる(ステップS1403)。ここで、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に一定の割合を掛けた数量の物資をメーカ倉庫の通常在庫から小売部門倉庫に補給させることができる。また、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に、1から一定の割合を引いた値を掛けた数量の物資を、メーカ倉庫緊急支援物資から小売部門倉庫に補給させることができる。また、メーカ倉庫が複数存在する場合、物資運用装置101は、小売部門倉庫から最も近いメーカ倉庫から小売部門倉庫に物資を補給させることができる。
次に、物資運用装置101は、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1404)。ここで、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に一定の割合を掛けた数量の物資を小売部門倉庫の通常在庫から店舗に補給させることができる。また、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に、1から一定の割合を引いた値を掛けた数量の物資を、小売部門倉庫の緊急支援物資から店舗に補給させることができる。これにより、物資運用装置101の処理は、終了する。
メーカ倉庫に旧ロットがない場合(ステップS1402:No)、物資運用装置101は、小売部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1405)。ここで、物資運用装置101は、補給依頼に含まれる仕様の小売部門倉庫在庫管理DB400のレコードを抽出する。物資運用装置101は、抽出したレコードのLotNo.の中に、当該仕様の旧ロット番号に対応する番号があるか否かにより、小売部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断することができる。
小売部門倉庫に旧ロットがある場合(ステップS1405:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から新ロットの物資を小売部門倉庫に補給させる(ステップS1406)。ここで、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に一定の割合を掛けた数量の物資をメーカ倉庫の通常在庫から小売部門倉庫に補給させることができる。また、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に、1から一定の割合を引いた値を掛けた数量の物資を、メーカ倉庫緊急支援物資から小売部門倉庫に補給させることができる。また、メーカ倉庫が複数存在する場合、物資運用装置101は、小売部門倉庫から最も近いメーカ倉庫から小売部門倉庫に物資を補給させることができる。
次に、物資運用装置101は、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1407)。ここで、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に一定の割合を掛けた数量の物資を小売部門倉庫の通常在庫から店舗に補給させることができる。また、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に、1から一定の割合を引いた値を掛けた数量の物資を、小売部門倉庫の緊急支援物資から店舗に補給させることができる。これにより、物資運用装置101の処理は、終了する。
小売部門倉庫に旧ロットがない場合(ステップS1405:No)、物資運用装置101は、物流部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1408)。ここで、物資運用装置101は、補給依頼に含まれる仕様の物流部門倉庫在庫管理DB500のレコードを抽出する。物資運用装置101は、抽出したレコードのLotNo.の中に、当該仕様の旧ロット番号に対応する番号があるか否かにより、物流部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断することができる。
物流部門倉庫に旧ロットがある場合(ステップS1408:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から新ロットの物資を物流部門倉庫に補給させる(ステップS1409)。ここで、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に一定の割合を掛けた数量の物資をメーカ倉庫の通常在庫から物流部門倉庫に補給させることができる。また、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に、1から一定の割合を引いた値を掛けた数量の物資を、メーカ倉庫の緊急支援物資から物流部門倉庫に補給させることができる。また、メーカ倉庫が複数存在する場合、物資運用装置101は、物流部門倉庫から最も近いメーカ倉庫から物流部門倉庫に物資を補給させることができる。
次に、物資運用装置101は、物流部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1410)。ここで、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に一定の割合を掛けた数量の物資を物流部門倉庫の通常在庫から店舗に補給させることができる。また、物資運用装置101は、ステップS1401で受け付けた数量に、1から一定の割合を引いた値を掛けた数量の物資を物流部門倉庫の緊急支援物資から店舗に補給させることができる。また、物流部門倉庫が複数存在する場合、物資運用装置101は、店舗から最も近い物流部門倉庫から店舗に物資を補給させることができる。これにより、物資運用装置101の処理は、終了する。
物流部門倉庫に旧ロットがない場合(ステップS1408:No)、物資運用装置101は、旧ロット番号を更新する(ステップS1411)。ここで、物資運用装置101は、小売部門倉庫在庫管理DB400、物流部門倉庫在庫管理DB500、メーカ倉庫在庫管理DB600のLotNo.の中で最も小さいLotNo.を旧ロット番号とすることができる。また、物資運用装置101は、旧ロット番号を賞味期限に基づいて設定することもできる。また、物資運用装置101は、複数の番号を旧ロット番号とすることもできる。
この後、物資運用装置101の処理は、ステップS1402に戻る。旧ロット番号が更新されているため、メーカ倉庫に旧ロットの物資が存在することになる。このため、物資運用装置101は、メーカ倉庫から旧ロットの物資を小売部門倉庫に補給させ(ステップS1403)、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1404)。これにより、物資運用装置101の処理は、終了する。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、物資運用装置101は、小売部門倉庫、物流部門倉庫およびメーカ倉庫の旧ロットの物資を店舗に補給して、小売部門倉庫、物流部門倉庫およびメーカ倉庫の在庫を入れ替えることができる。
(物資運用処理の一実施例)
図15は、物資運用装置101の物資運用処理の一実施例を示す説明図である。図15(a)〜図15(f)の例では、ステップS1401で、物資運用装置101が店舗端末201から3つの物資の補給依頼を受け付け、ステップS1402で、小売部門倉庫に補給が要と判定した場合の例である。また、図15の例では、●が旧ロットの物資を表し、○が新ロットの物資を表している。また、図15の例では、一定の割合として、1/3が設定されている。このため、小売部門倉庫およびメーカ倉庫から、通常在庫の2つの物資と緊急支援物資の1つの物資が店舗に補給されることになる。
また、メーカ倉庫から小売部門倉庫または物流部門倉庫に物資が補給されると、メーカの工場から新ロットの物資がメーカ倉庫に補給されるものとする。また、図15において、メーカ倉庫、物流部門倉庫、小売部門倉庫の枠に囲まれた物資が補給される物資を表している。
(a)物資運用装置101は、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1402)。ここで、メーカ倉庫に旧ロットがあるため(ステップS1402:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から旧ロットの物資を小売部門倉庫に補給させる(ステップS1403)。次に、物資運用装置101は、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1404)。これにより、メーカ倉庫の旧ロットの物資が3つ減り、メーカ倉庫の新ロットの物資が6つになる。
(b)物資運用装置101は、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1402)。ここで、メーカ倉庫に旧ロットがあるため(ステップS1402:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から旧ロットの物資を小売部門倉庫に補給させる(ステップS1403)。次に、物資運用装置101は、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1404)。これにより、メーカ倉庫の旧ロットの物資が3つ減り、メーカ倉庫には、旧ロットの物資がなくなる。
(c)物資運用装置101は、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1402)。ここで、メーカ倉庫に旧ロットがないため(ステップS1402:No)、物資運用装置101は、小売部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1405)。小売部門倉庫に旧ロットがあるため(ステップS1405:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から新ロットの物資を小売部門倉庫に補給させる(ステップS1406)。次に、物資運用装置101は、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1407)。これにより、小売部門倉庫の旧ロットの物資が3つ減り、小売部門倉庫の新ロットの物資が3つになる。
(d)物資運用装置101は、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1402)。ここで、メーカ倉庫に旧ロットがないため(ステップS1402:No)、物資運用装置101は、小売部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1405)。小売部門倉庫に旧ロットがあるため(ステップS1405:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から新ロットの物資を小売部門倉庫に補給させる(ステップS1406)。次に、物資運用装置101は、小売部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1407)。これにより、小売部門倉庫の旧ロットの物資が3つ減り、小売部門倉庫には、旧ロットの物資がなくなる。
(e)物資運用装置101は、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1402)。ここで、メーカ倉庫に旧ロットがないため(ステップS1402:No)、物資運用装置101は、小売部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1405)。小売部門倉庫に旧ロットがないため(ステップS1405:No)、物資運用装置101は、物流部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1408)。物流部門倉庫に旧ロットがあるため(ステップS1408:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から新ロットの物資を物流部門倉庫に補給させる(ステップS1409)。次に、物資運用装置101は、物流部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1410)。これにより、物流部門倉庫の旧ロットの物資が3つ減り、物流部門倉庫の新ロットの物資が3つになる。
(f)物資運用装置101は、メーカ倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1402)。ここで、メーカ倉庫に旧ロットがないため(ステップS1402:No)、物資運用装置101は、小売部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1405)。小売部門倉庫に旧ロットがないため(ステップS1405:No)、物資運用装置101は、物流部門倉庫に旧ロットがあるか否かを判断する(ステップS1408)。物流部門倉庫に旧ロットがあるため(ステップS1408:Yes)、物資運用装置101は、メーカ倉庫から新ロットの物資を物流部門倉庫に補給させる(ステップS1409)。次に、物資運用装置101は、物流部門倉庫から旧ロットの物資を店舗に補給させる(ステップS1410)。これにより、物流部門倉庫の旧ロットの物資が3つ減り、物流部門倉庫には、旧ロットの物資がなくなる。
この後、物資運用装置101が旧ロット番号を更新する(ステップS1410)ことにより、○の物資が旧ロットの物資になり、図15(a)と同様の状態になる。
以上のように、物資運用装置101が、図15(a)〜図15(f)の処理を行うことにより、小売部門倉庫、物流部門倉庫およびメーカ倉庫の●の物資を店舗に補給して、小売部門倉庫、物流部門倉庫およびメーカ倉庫の在庫を入れ替え、○の物資にすることができる。
以上説明したように、物資運用装置101は、店舗端末201から物資の補給要求を受け付け、物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定する。物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させる。
これにより、物資運用装置101は、緊急支援物資を通常在庫の補給ルートに載せることができる。このため、物資運用装置101は、緊急支援物資を破棄することをなくし、緊急支援物資を有効に活用させることができる。また、物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗102に補給させることができるため、倉庫に存在する在庫を、特定の時期以前に製造されたものから、特定の時期以降に製造されたものにすることができる。
また、物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫が複数存在する場合、複数存在する倉庫の中で、小売部門倉庫から特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗に補給させる。物資運用装置101は、複数存在する倉庫の中で、メーカ倉庫または物流部門倉庫から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を店舗に最も近い倉庫に補給させることができる。
これにより、物資運用装置101は、補給コストが低い補給ルートから物資を店舗に補給させることができ、補給コストを低減することができる。また、物資運用装置101は、補給時間が短い補給ルートから物資を店舗に補給させることができる。また、メーカ倉庫または物流部門倉庫から、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を小売部門倉庫に補給させることで、物資運用装置101は、次に補給するときも補給コストが低く、補給時間が短い補給ルートから物資を店舗に補給させることができる。
また、物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在しない場合、特定の時期をより遅い時期に更新することができる。物資運用装置101は、その後、物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定することができる。
これにより、物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在しない場合、製造日が次に古い物資を店舗に補給することができる。
また、物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫が、物資を通常の在庫としても保管している場合、緊急支援物資の在庫数と通常在庫の在庫数との比率に基づいて、店舗に補給する緊急支援物資の個数を算出できる。また、物資運用装置101は、特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、算出した個数個、店舗に補給させ、通常在庫を、要求数から算出した個数を引いた数、店舗に補給させることができる。
これにより、物資運用装置101は、倉庫が、物資を緊急支援物資の在庫および通常在庫として保管している場合、両方の在庫から店舗に補給させることができ、片方の在庫がなくなることを防ぐことができる。
なお、本実施の形態で説明した物資運用方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本物資運用プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本物資運用プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
店舗への物資の補給要求を受け付け、
前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記倉庫から前記店舗に補給させる、
処理を実行することを特徴とする物資運用方法。
(付記2)前記補給させる処理は、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫が複数存在する場合、複数存在する倉庫の中で、前記店舗に最も近い倉庫から前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記店舗に補給させ、
前記複数存在する倉庫の中で、前記物資を製造しているメーカの倉庫または前記緊急支援物資の保管専用の倉庫から、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記店舗に最も近い倉庫に補給させる、
ことを特徴とする付記1に記載の物資運用方法。
(付記3)前記コンピュータが、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在しない場合、前記特定の時期をより遅い時期に更新した後、前記判定する処理を再度実行することを特徴とする付記1または2に記載の物資運用方法。
(付記4)前記コンピュータが、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する倉庫が、前記物資を通常在庫としても保管している場合、前記緊急支援物資の在庫数と前記通常在庫の在庫数との比率および前記補給要求に含まれる要求数に基づいて、前記店舗に補給する前記緊急支援物資の個数および前記店舗に補給する前記通常在庫の個数を算出する処理を実行し、
前記補給させる処理は、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記算出する処理が算出した前記緊急支援物資の個数、前記店舗に補給させ、前記通常在庫を、前記算出する処理が算出した前記通常在庫の個数、前記店舗に補給させることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の物資運用方法。
(付記5)店舗への物資の補給要求を受け付け、
前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記倉庫から、前記店舗に補給させる、
制御部を有することを特徴とする物資運用装置。
(付記6)物資の補給要求を行う店舗の端末と、
前記店舗の端末から前記店舗への物資の補給要求を受け付け、前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記倉庫から、前記店舗に補給させる物資運用装置と、
を有することを特徴とする物資運用システム。
(付記7)コンピュータに、
店舗への物資の補給要求を受け付け、
前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記倉庫から、前記店舗に補給させる、
処理を実行させることを特徴とする物資運用プログラム。
(付記8)店舗への物資の補給要求を受け付け、
前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、
前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記倉庫から、前記店舗に補給させる、
処理をコンピュータに実行させる物資運用プログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
101 物資運用装置
201 店舗端末
202 メーカ端末
1301 受信部
1302 判定部
1303 補給部
1304 更新部

Claims (7)

  1. コンピュータが、
    店舗への物資の補給要求を受け付け、
    前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記物資を製造しているメーカの倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記メーカの倉庫から小売部門の倉庫に補給させ、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫に存在せず、前記小売部門の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫および前記小売部門の倉庫に存在せず、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫から前記店舗に補給させる、
    処理を実行することを特徴とする物資運用方法。
  2. 前記補給させる処理は、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記物資を製造しているメーカの倉庫に存在し、前記メーカの倉庫が複数存在する場合、複数存在するメーカの倉庫の中で、前記小売部門の倉庫に最も近いメーカの倉庫から前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記小売部門の倉庫に補給させ、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫および前記小売部門の倉庫に存在せず、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫に存在し、前記保管専用の倉庫が複数存在する場合、複数存在する保管専用の倉庫の中で、前記店舗に最も近い保管専用の倉庫から前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を前記店舗に補給させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物資運用方法。
  3. 前記コンピュータが、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在しない場合、前記特定の時期をより遅い時期に更新した後、前記判定する処理を再度実行することを特徴とする請求項1または2に記載の物資運用方法。
  4. 前記コンピュータが、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在する小売部門の倉庫が、前記物資を通常在庫としても保管している場合、前記緊急支援物資の在庫数と前記通常在庫の在庫数との比率および前記補給要求に含まれる要求数に基づいて、前記店舗に補給する前記緊急支援物資の個数および前記店舗に補給する前記通常在庫の個数を算出する処理を実行し、
    前記補給させる処理は、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記算出する処理が算出した前記緊急支援物資の個数、前記店舗に補給させ、前記通常在庫を、前記算出する処理が算出した前記通常在庫の個数、前記店舗に補給させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の物資運用方法。
  5. 店舗への物資の補給要求を受け付け、
    前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記物資を製造しているメーカの倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記メーカの倉庫から小売部門の倉庫に補給させ、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫に存在せず、前記小売部門の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫および前記小売部門の倉庫に存在せず、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫から前記店舗に補給させる、
    制御部を有することを特徴とする物資運用装置。
  6. 物資の補給要求を行う店舗の端末と、
    前記店舗の端末から前記店舗への物資の補給要求を受け付け、前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記物資を製造しているメーカの倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記メーカの倉庫から小売部門の倉庫に補給させ、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫に存在せず、前記小売部門の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫および前記小売部門の倉庫に存在せず、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫から前記店舗に補給させる物資運用装置と、
    を有することを特徴とする物資運用システム。
  7. コンピュータに、
    店舗への物資の補給要求を受け付け、
    前記補給要求を受け付けたことに応じて、前記物資を緊急支援物資として保管する複数の倉庫のいずれかの倉庫の中に、特定の時期以前に製造された緊急支援物資が存在するか否かを判定し、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記物資を製造しているメーカの倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記メーカの倉庫から小売部門の倉庫に補給させ、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫に存在せず、前記小売部門の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記小売部門の倉庫から前記店舗に補給させ、
    前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資が、前記メーカの倉庫および前記小売部門の倉庫に存在せず、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫に存在する場合、前記特定の時期以前に製造された緊急支援物資を、前記緊急支援物資の保管専用の倉庫から前記店舗に補給させる、
    処理を実行させることを特徴とする物資運用プログラム。
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