以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
[作業支援システム100の概要]
図1は、作業支援システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、作業支援システム100は、作業者20の作業を支援する。本実施形態においては、作業者20が、(i)農産物30を栽培するための農作業と、(ii)鳥獣40による被害、盗難などから、農産物30、農産物30の栽培に用いられる資材などを守るための警備作業とを実施する場合を例として、作業支援システム100の詳細について説明する。しかしながら、作業支援システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、作業者20は農作業以外の作業を実施してもよく、作業支援システム100は農作業以外の作業を支援してもよい。なお、農産物30としては、穀類、野菜、果物、茶、キノコ類又は菌糸類などを例示することができる。
本実施形態において、作業支援システム100は、1又は複数の農作業ロボット102と、1又は複数の監視カメラ104と、1又は複数の鳥獣駆除装置106とを備える。作業支援システム100は、1又は複数の充電施設112を備えてもよい。作業支援システム100は、管理サーバ150を備えてもよい。作業支援システム100は、1又は複数の通信端末12を備えてもよい。作業支援システム100の各部は、通信ネットワーク10を介して、相互に情報を送受してよい。
本実施形態において、農作業ロボット102は、ベースユニット130と、移動ユニット132と、撮像ユニット134と、鳥獣駆除ユニット136と、農作業ユニット138とを備える。農作業ロボット102は、複数の移動ユニット132を備えてもよい。農作業ロボット102は、複数の撮像ユニット134を備えてもよい。農作業ロボット102は、複数の鳥獣駆除ユニット136を備えてもよい。農作業ロボット102は、複数の農作業ユニット138を備えてもよい。
農産物30は警備対象の一例であってよい。鳥獣40は不審者又は不審物の一例であってよい。不審者又は不審物は、移動体の一例であってよい。作業支援システム100は、制御装置及び警備システムの一例であってよい。農作業ロボット102は、警備機器、制御装置及び作業機械の一例であってよい。監視カメラ104は、撮像装置、センサ及び警備機器の一例であってよい。鳥獣駆除装置106は、警備機器の一例であってよい。撮像ユニット134は、第1作業部、撮像装置、センサ及び警備機器の一例であってよい。鳥獣駆除ユニット136は、第1作業部及び警備機器の一例であってよい。農作業ユニット138は、第2作業部の一例であってよい。管理サーバ150は、制御装置の一例であってよい。
[作業支援システム100の各部及び周辺設備の概要]
本実施形態において、通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線などを含んでもよい。
通信ネットワーク10は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、及び、NFCは、近距離無線通信の一例であってもよい。
本実施形態において、通信端末12は、通信ネットワーク10を介して、農作業ロボット102との間で情報を送受する。通信端末12は、通信ネットワーク10を介して、管理サーバ150との間で情報を送受してもよい。通信端末12は、作業者20が、農作業ロボット102を操作する場合におけるユーザインタフェースとして機能してもよい。通信端末12は、農作業ロボット102による作業者20のユーザ認証処理に利用されてもよい。通信端末12は、作業者20が、管理サーバ150にアクセスする場合におけるユーザインタフェースとして機能してもよい。通信端末12は、管理サーバ150による作業者20のユーザ認証処理に利用されてもよい。
通信端末12は、(i)プロセッサ(例えば、CPU、GPUなどである。)、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、タッチパネル、カメラ、マイク、各種センサ、GPS受信機、音声認識装置、画像認識装置、ジェスチャ認識装置などの入力装置と、(iii)表示装置、プリンタ、スピーカ、超音波出力装置、振動出力装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてよい。通信端末12としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などを例示することができる。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどを例示することができる。
本実施形態において、農作業ロボット102は、任意の作業を実施する作業機械であってよい。農作業ロボット102は、例えば、各種の農作業、警備作業などを実施する。農作業ロボット102は、固定式であってもよく、移動式であってもよい。農作業ロボット102は、蓄電池又は発電機から供給される電力により駆動されてもよく(バッテリ駆動方式と称する場合がある)、電力系統から供給される電力により駆動されてもよく、内燃機関、蒸気機関などの発動機から供給される動力により駆動されてもよい。
農作業ロボット102は、(i)自律走行機能又は自律航行機能(自律移動機能と称する場合がある。)を有してもよく、(ii)遠隔操作により操縦されてもよく、(iii)農作業ロボット102に乗り込んだ作業者により操縦されてもよい。農作業ロボット102は、自律型のロボットであることが好ましい。一実施形態において、農作業ロボット102は、任意の測位技術又は自己位置推定技術を利用して、少なくとも圃場の境界内を自律移動する。他の実施形態において、農作業ロボット102は、農作業を自律制御により実行する。これにより、ユーザの手間を大きく省略することができる。
農作業ロボット102は、小型のロボットであってよい。例えば、農作業ロボット102の1台当たりの体積は、1m3以下であってよく、0.5m3以下であってよく、0.25m3以下であってもよい。これにより、圃場内を自由に移動することができる。また、人間では難しいアングルからでも農産物30を監視することができる。
農作業ロボット102は、ベースユニット130に取り付けられた1又は複数のユニットを利用して、各種の作業を実施することができる。各ユニットの詳細は後述される。
例えば、農産物30を生産するためには、土壌のサンプリング、土壌の分析、施肥、畝立、種蒔き又は植え付け、圃場の監視、害虫駆除、除草、間引き又は摘要、追肥、収穫時期の判断、収穫などの作業が発生する。農産物30を生産するための作業は、農作業と称される場合がある。農作業は、第2作業の一例であってよい。土壌は、農産物30の培地の一例であってよい。培地は、農産物30の周辺環境の一例であってよい。
また、農産物30などを警備するためには、(i)農産物30などの監視、(ii)圃場の巡回、(iii)不審者又は不審物の検出、追跡、駆除、捕獲、マーキングなどの作業が発生する。これにより、不審者又は不審物が農産物30などに接近することが抑制され得る。農産物30などを警備するための作業は、警備作業と称される場合がある。警備作業は、第1作業の一例であってよい。
本実施形態において、監視カメラ104は、警備対象となる1又は複数の農産物30を含む地理的範囲を有する領域(警備領域と称する場合がある。)の少なくとも一部を撮像する。監視カメラ104は、警備領域に隣接する領域(周辺領域と称する場合がある。)の少なくとも一部を撮像してもよい。
警備領域は、1又は複数の農産物30及び1又は複数のランドマークから選択される少なくとも3つを結ぶ仮想的な直線により囲まれる領域であってよい。警備領域は、予め定められた地理的範囲を有する領域であってもよい。予め定められた地理的範囲を有する領域としては、農産物30が栽培されている圃場、行政区画などを例示することができる。警備領域は、予め定められた形状及び大きさを有し、予め定められた位置に農産物30が配された領域であってもよい。例えば、警備領域は、農産物30を中心とし、半径が10mの円形の領域である。警備領域の位置、形状及び大きさは、作業者20の指示に基づいて設定されてもよい。
周辺領域は、監視カメラ104の画角に入る領域から、警備領域が除かれた領域であってよい。周辺領域は、少なくとも3つのランドマークを結ぶ仮想的な直線により囲まれる領域であってよい。地理的範囲を有する領域としては、農産物30が栽培されている圃場、行政区画などを例示することができる。周辺領域は、予め定められた形状及び大きさを有し、予め定められた位置に農産物30が配された領域であってもよい。
監視カメラ104は、固定式であってもよく、移動式であってもよい。監視カメラ104は、例えば、農産物30が栽培される圃場の内部又は周辺に設置される。監視カメラ104は、可視光カメラ及び赤外線カメラの少なくとも一方を有してよい。監視カメラ104は、蓄電池又は発電機から供給される電力により駆動されてもよく(バッテリ駆動方式と称する場合がある)、電力系統から供給される電力により駆動されてもよい。監視カメラ104は、蓄電池又は発電機から供給される電力と、電力系統から供給される電力とを切り替える受変電設備を有してもよい。
監視カメラ104は、作業者20又は管理サーバ150からの指示に従って、撮像を開始するタイミング及び撮像を終了するタイミングの少なくとも一方を決定してよい。監視カメラ104は、作業者20又は管理サーバ150からの指示に従って、撮像方向及び撮像条件の少なくとも一方を決定してよい。撮像条件としては、倍率、露出、感度、シャッタースピード、フレームレート、レンズの種類、照明の種類、照明の明るさ、暗視撮影の要否、追跡撮影の要否などを例示することができる。
監視カメラ104は、撮像された画像のデータを出力する。監視カメラ104は、撮像された画像のデータを、当該画像が撮像された位置及び時刻の少なくとも一方と対応付けて出力してもよい。監視カメラ104は、出力されたデータを管理サーバ150に送信してよい。画像は、静止画像であってもよく、動画像であってもよい。
本実施形態において、鳥獣駆除装置106は、農産物30などに接近する鳥獣40などを駆除するための作業を実施する。一実施形態において、鳥獣駆除装置106は、鳥獣40などを駆除するべく、鳥獣40などに接近する。他の実施形態において、鳥獣駆除装置106は、鳥獣40などを駆除するべく、鳥獣40などを追跡する。
他の実施形態において、鳥獣駆除装置106は、鳥獣40などを駆除するべく、光、画像、音、超音波、電磁波などを出力する。鳥獣駆除装置106は、指向性を有する音、超音波、電磁波などを、鳥獣40などに向けて出力してもよい。さらに他の実施形態において、鳥獣駆除装置106は、鳥獣40などを駆除するべく、固体、液体又は気体を噴射する。例えば、鳥獣駆除装置106は、農作業に用いられる固体、液体又は気体を、鳥獣40などに向けて噴射する。
鳥獣駆除装置106は、固定式であってもよく、移動式であってもよい。鳥獣駆除装置106は、例えば、農産物30が栽培される圃場の内部又は周辺に設置される。鳥獣駆除装置106は、蓄電池又は発電機から供給される電力により駆動されてもよく(バッテリ駆動方式と称する場合がある)、電力系統から供給される電力により駆動されてもよく、内燃機関、蒸気機関などの発動機から供給される動力により駆動されてもよい。鳥獣駆除装置106は、蓄電池又は発電機から供給される電力と、電力系統から供給される電力とを切り替える受変電設備を有してもよい。
鳥獣駆除装置106は、作業者20又は管理サーバ150からの指示に従って、鳥獣40などに対処する方法を決定してよい。鳥獣駆除装置106は、作業者20又は管理サーバ150からの指示に従って、鳥獣40などに対処するタイミングを決定してよい。これにより、鳥獣駆除装置106は、1又は複数の農作業ロボット102、1又は複数の監視カメラ104、及び、他の鳥獣駆除装置106の少なくとも1つと協働して、農産物30などを警備することができる。
本実施形態において、充電施設112は、農作業ロボット102を充電する。充電施設112は、特定の農作業ロボット102の充電に利用されてもよく、不特定の農作業ロボット102の充電に利用されてもよい。例えば、充電施設112は、主として、特定の農作業ロボット102の充電に利用される。一実施形態において、充電施設112は、特定の農作業ロボット102の充電に利用されていない期間に、他の農作業ロボット102の充電に利用される。他の実施形態において、充電施設112は、他の農作業ロボット102の充電計画の変更に伴い、当該他の農作業ロボット102の充電に利用される。充電施設112の詳細は後述される。
本実施形態において、管理サーバ150は、1以上の作業者20のそれぞれについて、農産物30の生産に関する情報を管理する。一実施形態において、管理サーバ150は、各作業者の農作業の実施計画及び実績を管理する。他の実施形態において、管理サーバ150は、各作業者の農産物30の生育状態を管理する。
管理サーバ150は、各作業者の通信端末12、農作業ロボット102、圃場又は圃場の周辺に設置された各種のセンサなどから、農作業に関する情報、農産物30の生育状態に関する情報などを収集してよい。例えば、管理サーバ150は、1又は複数の撮像ユニット134が撮像した画像のデータを収集する。管理サーバ150は、収取された画像のデータを、当該画像が撮像された位置及び時刻を示す情報と対応づけて格納してよい。管理サーバ150は、収集された画像のデータを解析して、農作業の実施状況、農産物30の生育状態、農産物30の周辺環境の状態などを判定してよい。
さらに他の実施形態において、管理サーバ150は、作業者20の農作業の実績データ及び農産物30の生育状態の実績データの少なくとも一方に基づいて、翌日以降の農作業の実施計画を作成してもよい。例えば、管理サーバ150は、作業者20の農作業の実績データと、農産物30の生育状態の実績データとに基づいて、作業者20の農産物30の生育状態をシミュレーションする。管理サーバ150は、シミュレーション結果に基づいて、翌日以降の農作業の実施計画を作成する。管理サーバ150は、今後の気象予報、生産物の供給量及び市場価格の予測値などに基づいて、作業者20の収益が最大となるように、翌日以降の実施計画を作成してよい。
農産物30の生育状態としては、農産物30の生育ステージ、農産物30の生育状況などを例示することができる。農産物30の生育状況に関する情報は、農産物30の生育具合を、生育具合に関する任意の基準と比較した場合の評価を示す情報であってもよい。評価は、連続的な数値により表されてもよく、段階的な区分により表されてもよい。段階的な区分による評価としては、2段階評価、3段階評価、5段階評価、10段階評価などを例示することができる。各区分は、記号又は文字により区別されてもよく、数字により区別されてもよい。
農産物30の周辺環境の状態を示す情報は、農産物30が栽培されている圃場の土壌に関する情報、農産物30が栽培されている圃場を含むエリアの気象情報などを例示することができる。管理サーバ150は、各種の気象データを配信する外部の情報配信装置から、上記の気象情報を取得してもよい。気象データは、過去の気象に関する情報であってもよく、将来の気象予測に関する情報であってもよい。
本実施形態において、管理サーバ150は、1又は複数の農作業ロボット102、1又は複数の監視カメラ104、及び、1又は複数の鳥獣駆除装置106を制御して、1以上の警備対象を警備する。警備対象としては、農産物30、農産物30の栽培に用いられる資材、農作業ロボット102、監視カメラ104、鳥獣駆除装置106、充電施設112などを例示することができる。
管理サーバ150は、1又は複数の農作業ロボット102、1又は複数の監視カメラ104、及び、1又は複数の鳥獣駆除装置106から選択される少なくとも2つの機器を制御して、1以上の警備対象を警備してもよい。これにより、上記の少なくとも2つの機器は、互いに協働して、1以上の警備対象を警備することができる。管理サーバ150の詳細は後述される。
本実施形態によれば、例えば、管理サーバ150は、上記の少なくとも2つの機器が、駆除動作を実施する位置及びタイミングを調整する。これにより、作業支援システム100は、鳥獣40などが特定の方向に移動するように、鳥獣40などを誘導することができる。その結果、作業支援システム100は、鳥獣40などを特定の領域から追放したり、鳥獣40などを特定の領域に追い込んだりすることができる。
また、農作業ロボット102が、(i)他の農作業ロボット102、(ii)監視カメラ104、(iii)鳥獣駆除装置106などと協働して警備作業を実施することで、警備作業の間に農作業ロボット102が移動する距離が抑制され得る。その結果、警備作業により消費されるエネルギー量が抑制され得る。
本実施形態においては、警備領域及び周辺領域の少なくとも一方に物体が侵入したことを検出するセンサの一例として、監視カメラ104及び撮像ユニット134について説明した。しかしながら、上記のセンサは、監視カメラ104及び撮像ユニット134に限定されない。上記のセンサの他の例としては、マイク、集音器、接触検知センサ、近接検知センサ、赤外線センサなどを例示することができる。
本実施形態においては、管理サーバ150が、1又は複数の農作業ロボット102、1又は複数の監視カメラ104、及び、1又は複数の鳥獣駆除装置106を制御する場合について説明した。しかしながら、作業支援システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、少なくとも1台の通信端末12が、管理サーバ150と同様の機能を有してもよい。さらに他の実施形態において、少なくとも1台の農作業ロボット102が、管理サーバ150と同様の機能を有してもよい。
[作業支援システム100の各部の具体的な構成]
作業支援システム100の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウェア及びソフトウエアにより実現されてもよい。作業支援システム100の各部は、その少なくとも一部が、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。作業支援システム100の各部は、その少なくとも一部が、仮想マシン上又はクラウドシステム上で実現されてもよい。作業支援システム100の各部は、その少なくとも一部が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末によって実現されてもよい。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどを例示することができる。作業支援システム100の各部は、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術又は分散型ネットワークを利用して、情報を格納してもよい。
作業支援システム100を構成する構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。上記の一般的な構成の情報処理装置は、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、カメラ、音声入力装置、ジェスチャ入力装置、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、音声出力装置、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDD、SSDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてよい。
上記の一般的な構成の情報処理装置において、上記のデータ処理装置又は記憶装置は、上記のソフトウエア又はプログラムを記憶してよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該ソフトウエア又はプログラムによって規定された動作を実行させる。上記のソフトウエア又はプログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に格納されていてもよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、コンピュータを、作業支援システム100又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、コンピュータに、作業支援システム100又はその一部における情報処理を実行させるためのプログラムであってよい。
[農作業ロボット102の各部の説明]
図2は、農作業ロボット102のシステム構成の一例を概略的に示す。図1に関連して説明したとおり、本実施形態において、農作業ロボット102は、ベースユニット130と、移動ユニット132と、撮像ユニット134と、鳥獣駆除ユニット136と、農作業ユニット138とを備える。
図2に示されるとおり、本実施形態において、農作業ロボット102は、センサユニット210と、制御ユニット220と、電源ユニット230と、制振ユニット240と、バランス調整ユニット250とを備える。農作業ロボット102は、複数のセンサユニット210を備えてもよい。農作業ロボット102は、複数の制御ユニット220を備えてもよい。農作業ロボット102は、複数の電源ユニット230を備えてもよい。農作業ロボット102は、複数の制振ユニット240を備えてもよい。農作業ロボット102は、複数のバランス調整ユニット250を備えてもよい。
ベースユニット130は、各ユニットを保持した状態で各種の作業を実施するのに十分な剛性を有する。本実施形態において、ベースユニット130は、移動ユニット132、撮像ユニット134、鳥獣駆除ユニット136、農作業ユニット138、センサユニット210、制御ユニット220、電源ユニット230、制振ユニット240、及び、バランス調整ユニット250を保持する。ベースユニット130が各ユニットを保持する方法は特に限定されるものではない。
本実施形態において、ベースユニット130は、移動ユニット132、撮像ユニット134、鳥獣駆除ユニット136、農作業ユニット138、センサユニット210、制振ユニット240及びバランス調整ユニット250の少なくとも1つを着脱可能に保持する。これにより、農作業ロボット102は、複数の異なる種類の作業に対応することができる。移動ユニット132、撮像ユニット134、鳥獣駆除ユニット136、農作業ユニット138、センサユニット210、制振ユニット240及びバランス調整ユニット250のそれぞれは、ベースユニット130に対して着脱可能に構成されたアタッチメントの一例であってよい。
本実施形態において、ベースユニット130は、制御ユニット220及び電源ユニット230を有する。制御ユニット220及び電源ユニット230は、ベースユニット130に内蔵されてもよい。制御ユニット220及び電源ユニット230の少なくとも一方は、ベースユニット130に着脱可能に配されてもよい。一実施形態において、制御ユニット220及び電源ユニット230の少なくとも一方は、ベースユニット130の内部に着脱可能に配される。他の実施形態において、制御ユニット220及び電源ユニット230の少なくとも一方は、ベースユニット130の外部に着脱可能に配される。制御ユニット220及び電源ユニット230は、ベースユニット130に対して着脱可能に構成されたアタッチメントの一例であってよい。
本実施形態において、移動ユニット132は、農作業ロボット102を移動させる。移動ユニット132の動力は、電力であってもよく、内燃機関であってもよく、蒸気機関であってもよい。例えば、移動ユニット132は、電源ユニット230から供給された電力を動力に変換して、農作業ロボット102を移動させる。本実施形態において、移動ユニット132は、電源ユニット230から供給された電力を利用して動力を発生させる動力源を内蔵してもよい。動力源としては、モータ、アクチュエータなどを例示することができる。
一実施形態において、移動ユニット132は、陸上で移動するための車輪と、当該車輪を駆動する動力源とを備える。他の実施形態において、移動ユニット132は、陸上で移動するための無限軌道と、当該無限軌道を駆動する動力源とを備える。さらに他の実施形態において、移動ユニット132は、水上又は水中で移動するためのスクリューと、当該スクリューを駆動する動力源とを備えてよい。移動ユニット132は、浮力を得るための浮力材をさらに備えてもよい。さらに他の実施形態において、移動ユニット132は、空中で移動するためのプロペラと、当該プロペラを駆動する動力源とを備えてよい。移動ユニット132は、空中に浮遊するためのバルーン又は気嚢をさらに備えてもよい。
本実施形態において、撮像ユニット134は、電源ユニット230から供給された電力を利用して、各種の被写体を撮像する。例えば、撮像ユニット134は、(i)作業者20、(ii)農作業ロボット102、(iii)農作業ロボット102の周辺環境、(iv)農産物30、及び、(v)農産物30の周辺環境の少なくとも1つを撮像する。農産物30の周辺環境としては、圃場の内部又は圃場の周辺を例示することができる。撮像ユニット134は、農産物30の周辺環境として、農産物30が生育している位置の土壌を撮像してよい。
農作業ロボット102が警備作業を実施する場合、撮像ユニット134は、警備領域及び周辺領域の少なくとも一部を撮像してよい。撮像ユニット134は、警備対象の少なくとも一部を撮像してもよい。撮像ユニット134は、作業者20又は管理サーバ150からの指示に従って、撮像を開始するタイミング及び撮像を終了するタイミングの少なくとも一方を決定してよい。撮像ユニット134は、作業者20又は管理サーバ150からの指示に従って、撮像方向及び撮像条件の少なくとも一方を決定してよい。撮像条件としては、倍率、露出、感度、シャッタースピード、フレームレート、レンズの種類、照明の種類、照明の明るさ、暗視撮影の要否、追跡撮影の要否などを例示することができる。
一実施形態において、撮像ユニット134は、ベースユニット130の外部に脱着可能に配される。他の実施形態において、撮像ユニット134は、他のユニットに配される。例えば、撮像ユニット134は、ベースユニット130に内蔵される。撮像ユニット134は、農作業ユニット138に組み込まれてもよい。撮像ユニット134は、制御ユニット220に組み込まれてもよい。
撮像ユニット134は、ベースユニット130の進行方向前方に配されてもよく、ベースユニット130の進行方向後方に配されてもよい。撮像ユニット134は、農作業ロボット102の側面に配されてもよい。撮像ユニット134は、ベースユニット130の上面に配されてもよく、ベースユニット130の下面に配されてもよい。
本実施形態において、撮像ユニット134は、静止画像及び動画像の少なくとも一方を撮像する。撮像ユニット134は、動画像を撮像できることが好ましい。撮像ユニット134は、可視光カメラ及び赤外線カメラの少なくとも一方を有してよい。撮像ユニット134は、撮像された画像のデータを出力する。監視カメラ104は、撮像された画像のデータを、当該画像が撮像された位置及び時刻の少なくとも一方と対応付けて出力してもよい。撮像ユニット134は、出力されたデータを管理サーバ150に送信してよい。
撮像ユニット134は、マニピュレータと、当該マニピュレータの先端に取り付けられた撮像装置とを有してもよい。マニピュレータは、電源ユニット230から供給された電力を利用して、上記の撮像装置を任意の位置及び姿勢に配することができる。撮像ユニット134は、照明光を出射する照明ユニットを有してもよい。
本実施形態において、鳥獣駆除ユニット136は、電源ユニット230から供給された電力を利用して、農産物30などに接近する鳥獣40などを駆除するための作業を実施する。一実施形態において、鳥獣駆除ユニット136は、鳥獣40などを駆除するべく、光、画像、音、超音波、電磁波などを出力する。鳥獣駆除ユニット136は、指向性を有する音、超音波、電磁波などを、鳥獣40などに向けて出力してもよい。他の実施形態において、鳥獣駆除ユニット136は、鳥獣40などを駆除するべく、固体、液体又は気体を噴射する。例えば、鳥獣駆除ユニット136は、農作業に用いられる固体、液体又は気体を、鳥獣40などに向けて噴射する。
本実施形態において、農作業ユニット138は、農作業を実施する。農作業ユニット138は、ベースユニット130に着脱可能に保持されてよい。例えば、用途に応じた農作業ユニット138が、ベースユニット130に取り付けられる。これにより、農作業ロボット102は、複数の異なる種類の農作業を実施することができる。
農作業ユニット138は、1又は複数の農作業に特化したユニットであってよい。農作業ユニット138としては、害虫駆除用の薬液散布装置、肥料を散布する肥料散布装置、ガスを散布するガス散布装置、畝立て装置、苗投下装置、種蒔き装置、耕うん装置、不要な枝葉を摘要するための治具を有するマニピュレータ、農産物を摘果するための治具を有するマニピュレータ、草刈り装置(例えば、放置された田畑の草を刈り取る用途に使用される)、散水装置、間引き装置、摘花装置、果樹摘果装置、袋掛け装置(例えば、果樹用の袋掛け装置である)、収穫された農産物30を収容する収容装置などを例示することができる。
農作業ユニット138は、電源ユニット230から供給された電力を利用して、農作業ユニット138を駆動するための動力を発生させる動力源を内蔵してもよい。動力源としては、モータ、アクチュエータなどを例示することができる。
本実施形態において、センサユニット210は、各種の物理量を測定する。例えば、センサユニット210は、作業者20に関する物理量、農作業ロボット102に関する物理量、農産物30に関する物理量、及び、農産物30の周辺環境に関する物理量の少なくとも1つを測定する。これにより、農産物30の生育環境に関する情報を取得することができる。
農産物30に関する物理量としては、農産物30の色、形状、大きさ、組成、特定成分の含有量、硬度などを例示することができる。農産物30の周辺環境に関する物理量としては、土壌に関する情報、大気に関する情報、光の強度に関する情報などを例示することができる。土壌に関する情報としては、pH、温度、含水率、粒度分布、硬さ、並びに、土壌に含まれる成分、バクテリア及びウイルスを例示することができる。土壌に含まれる成分としては、有機物(炭素)、窒素、リン、カリウム、マグネシウム、カルシウム、硫黄、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅、塩素などを例示することができる。大気に関する情報としては、気温、気圧、湿度、二酸化炭素濃度、窒素濃度、酸素濃度、風向き及び風量などを例示することができる。
センサユニット210は、警備領域及び周辺領域の少なくとも一方に物体が侵入したことを検出してもよい。センサユニット210は、マイク、集音器、接触検知センサ、近接検知センサ及び赤外線センサの少なくとも1つを有してもよい。センサユニット210は、指向性を有するマイク又は集音器を有してもよい。例えば、センサユニット210がマイク又は集音器を有する場合、センサユニット210は、鳥獣40などの足音、鳥獣40などが侵入防止用の罠に掛かった音が検出されたときに、警備領域及び周辺領域の少なくとも一方に物体が侵入したことを示すデータを出力する。
一実施形態において、センサユニット210は、ベースユニット130の外部に脱着可能に配される。他の実施形態において、センサユニット210は、他のユニットに配される。例えば、センサユニット210は、ベースユニット130に内蔵される。センサユニット210は、農作業ユニット138に組み込まれてもよい。センサユニット210は、制御ユニット220に組み込まれてもよい。
センサユニット210の測定結果は、農作業ロボット102の記憶装置に記憶されてもよく、管理サーバ150に送信されてもよい。農作業ロボット102は、センサユニット210の測定結果を解析し、解析結果を管理サーバ150に送信してもよい。
本実施形態において、制御ユニット220は、農作業ロボット102を制御する。一実施形態において、制御ユニット220は、各ユニットと通信し、当該ユニットの種類に応じて、当該ユニットの動作を制御する。制御ユニット220は、複数のユニットの組み合わせに応じて、1又は複数のユニットの動作を制御してもよい。
例えば、制御ユニット220は、移動ユニット132、撮像ユニット134、鳥獣駆除ユニット136、農作業ユニット138、センサユニット210、電源ユニット230、制振ユニット240及びバランス調整ユニット250の少なくとも1つと通信する。通信方式は、有線通信であってもよく、無線通信であってもよい。制御ユニット220及び他のユニットの間の通信方式が有線通信である場合、ベースユニット130は、制御ユニット220と他のユニットとの間で情報を伝送する通信経路(バスと称される場合がある。)を有してよい。
他の実施形態において、制御ユニット220は、管理サーバ150と通信し、農作業ロボット102に関する情報を管理サーバ150に送信する。制御ユニット220は、農作業ロボット102の位置情報と、当該位置情報が取得された時刻とを対応付けて、管理サーバ150に送信してよい。制御ユニット220は、撮像ユニット134及びセンサユニット210の少なくとも一方が出力したデータを、管理サーバ150に送信してもよい。制御ユニット220は、(i)撮像ユニット134及びセンサユニット210の少なくとも一方が出力したデータと、(ii)上記のデータが出力された位置及び時刻の少なくとも一方とを対応付けて、管理サーバ150に送信してもよい。
位置情報は、農作業ロボット102の位置を示す情報であればよく、位置情報の内容及び取得方法は特に限定されない。制御ユニット220は、任意の自己位置推定方法により、農作業ロボット102の位置を特定してよい。制御ユニット220は、GPS信号を受信して、当該GPS信号に基づいて、農作業ロボット102の位置を特定してよい。制御ユニット220は、農地の周辺に設置されたビーコン発信機からのビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に基づいて、農作業ロボット102の位置を特定してよい。農作業ロボット102の位置は、無線電波の電波強度に基づいて定められてもよい。制御ユニット220は、撮像ユニット134が撮像した農作業ロボット102の周囲の画像を解析して、位置が既知の複数のランドマークと農作業ロボット102とがなす角から、農作業ロボット102の位置を特定してもよい。
制御ユニット220は、管理サーバ150から、農作業ロボット102を制御するための情報を取得してもよい。農作業ロボット102を制御するための情報は、農作業ロボット102が今から実施すべき作業に関する情報であってもよい。農作業ロボット102を制御するための情報は、例えば、(i)作業の内容を示す情報と、(ii)作業が実施される位置を示す情報と、(iii)作業の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方を示す情報とを含む。制御ユニット220は、管理サーバ150から取得した情報に基づいて、当該情報に関連するユニットの動作を制御してもよい。
本実施形態において、電源ユニット230は、移動ユニット132、撮像ユニット134、農作業ユニット138、センサユニット210、制御ユニット220、制振ユニット240及びバランス調整ユニット250の少なくとも1つに電力を供給する。電源ユニット230は、ベースユニット130に着脱可能に配されてよい。これにより、農作業ロボット102は、作業に応じた重量及び容量の電源ユニット230を実装することができる。電源ユニット230は、バランス調整ユニット250として利用されてもよい。
本実施形態において、制振ユニット240は、振動を制御する。例えば、制振ユニット240は、撮像ユニット134、センサユニット210及び農作業ユニット138の少なくとも1つの振動を制御する。制振ユニット240は、制御ユニット220からの命令にしたがって、振動を制御してよい。制振ユニット240は、電源ユニット230から供給された電力を利用して、制振ユニット240を駆動するための動力を発生させる動力源を有してよい。動力源としては、モータ、アクチュエータなどを例示することができる。
本実施形態において、バランス調整ユニット250は、重りを有する。バランス調整ユニット250は、ベースユニット130に着脱可能に保持される。ベースユニット130に装着されるユニットの重さ及びその重心の位置によっては、農作業ロボット102の重量バランスが悪くなり、農作業ロボット102が不安定になる。そこで、ベースユニット130の適切な位置にバランス調整ユニット250を装着することにより、農作業ロボット102の重量バランスを調整することができる。
バランス調整ユニット250は、先端に重りを有するマニピュレータであってもよい。マニピュレータが重りとベースユニット130との相対位置を変化させることにより、農作業ロボット102の重心の位置を変化させることができる。マニピュレータは動力源の一例であってよい。
図3は、充電施設112のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、充電施設112は、発電部322と、蓄電部324と、受変電部326と、分電盤328と、充電部340と、制御部360とを備える。
本実施形態において、発電部322は、任意の方式により発電する。発電部322は受変電部326に電力を提供する。発電部322としては、火力発電機、水力発電機、風力発電機、潮力発電機、地熱発電機、太陽光発電装置、燃料電池などを例示することができる。本実施形態において、蓄電部324は、受変電部326から提供された電力を蓄電する。
本実施形態において、受変電部326は、発電部322及び電力系統の少なくとも一方から受電する。受変電部326は、発電部322及び電力系統の少なくとも一方から提供された電力を変換したり、調整したりする。例えば、受変電部326は、発電部322及び電力系統の少なくとも一方から提供された電力電圧、周波数などを調整する。受変電部326は、分電盤328に電力を提供する。分電盤328は、充電部340及び制御部360に電気を分配する。
充電部340は、農作業ロボット102を充電する。充電部340は、農作業ロボット102の認証処理を実施してよい。一実施形態において、充電部340は、専ら、特定の農作業ロボット102を充電する。他の実施形態において、充電部340は、不特定の農作業ロボット102を充電する。さらに他の実施形態において、充電部340は、主として、特定の農作業ロボット102を充電する。また、充電部340は、管理サーバ150の指示に従って、管理サーバ150から指定された農作業ロボット102を充電する。
本実施形態において、制御部360は、充電施設112の動作を制御する。制御部360は、通信ネットワーク10を介して、管理サーバ150と情報を送受してよい。
一実施形態において、制御部360は、充電施設112に関する情報を管理サーバ150に送信する。充電施設112に関する情報としては、発電部322の仕様を示す情報、発電部322が発電することのできる電力[kW]及び電力量[kWh]の少なくとも一方を示す情報、蓄電部324の仕様を示す情報、蓄電部324の残容量[kWh]を示す情報、蓄電部324に蓄積されている電気の平均発電単価[円/kWh]を示す情報、受変電部326の仕様を示す情報、分電盤328の仕様を示す情報、充電部340の仕様を示す情報、充電部340の運転状況を示す情報、充電部340が充電している農作業ロボット102の識別情報、充電部340が充電している農作業ロボット102のバッテリの残容量[kWh]を示す情報などを例示することができる。
他の実施形態において、制御部360は、管理サーバ150から、充電施設112の動作を制御するための制御情報を受信する。制御情報としては、(i)発電部322による発電を制御するための情報、(ii)受変電部326が、発電部322、電力系統及び蓄電部324の何れから電力の提供を受けるべきかを示す情報、(iii)充電部340の稼働スケジュールを示す情報などを例示することができる。充電部340の稼働スケジュールを示す情報は、充電対象となる農作業ロボット102の識別情報、開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方を示す情報、充電条件を示す情報が対応付けられた情報であってよい。充電条件としては、充電電圧、充電電流、充電量などを例示することができる。
図4は、管理サーバ150のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、管理サーバ150は、生育情報取得部412と、機器情報取得部414と、監視情報取得部416と、入出力制御部418と、農作業計画部422と、充電計画部424と、警備計画部426と、格納部430とを備える。
入出力制御部418は、実施計画取得部、供給計画取得部及び充電計画取得部の一例であってよい。充電計画部424は、実施計画取得部及び充電計画作成部の一例であってよい。警備計画部426は、制御装置の一例であってよい。
本実施形態において、生育情報取得部412は、農産物30の生育に関する情報を取得する。農産物30の生育に関する情報としては、農産物30の生育状態に関する情報、農産物30の周辺環境の状態に関する情報、農産物30に対してなされた農作業に関する情報などを例示することができる。生育情報取得部412は、農産物30の生育に関する情報を、作業者20の通信端末12、農作業ロボット102、圃場又は圃場の周辺に設置された各種のセンサ又はカメラなどから取得してよい。
本実施形態において、機器情報取得部414は、作業支援システム100を構成する機器に関する情報を取得する。機器に関する情報としては、当該機器の仕様を示す情報、当該機器の現在の状態を示す情報などを例示することができる。作業支援システム100を構成する機器としては、農作業ロボット102、監視カメラ104、鳥獣駆除装置106、充電施設112などを例示することができる。
本実施形態において、監視情報取得部416は、監視対象に関する情報(監視情報と称する場合がある。)を取得する。監視対象としては、警備対象、警備領域及び周辺領域の少なくとも1つを例示することができる。例えば、監視情報取得部416は、農作業ロボット102の撮像ユニット134、農作業ロボット102のセンサユニット210、及び、監視カメラ104の少なくとも1つが出力したデータを取得する。
本実施形態において、入出力制御部418は、作業者20からの入力を受け付ける。また、入出力制御部418は、作業者20に情報を提供する。入出力制御部418は、通信端末12を介して、作業者20に情報を提供してもよい。
一実施形態において、入出力制御部418は、作業者20が、通信端末12に入力した農作業の実施計画に関する指示を受け付ける。例えば、入出力制御部418は、生育ステージ及び生育状況の少なくとも一方に関する目標と、当該目標が達成されるべき時期とに関する指示を受け付ける。農作業の実施計画は、農作業の種類及び内容の少なくとも一方を示す情報と、当該農作業が実施される時刻及び位置の少なくとも一方を示す情報とが対応付けられた情報であってよい。
農作業の実施計画は、農作業ロボット102の利用計画に関する情報を含んでよい。農作業ロボット102の利用計画は、農作業ロボット102の用途を示す情報及び農作業ロボット102に取り付けるアタッチメントを示す情報の少なくとも一方と、農作業ロボット102が利用される時刻及び位置の少なくとも一方を示す情報とが対応付けられた情報であってよい。
他の実施形態において、入出力制御部418は、作業者20が、通信端末12に入力した農作業ロボット102の充電計画に関する指示を受け付ける。充電計画は、エネルギーの供給計画の一例であってよい。
充電計画は、例えば、農作業ロボット102の識別情報と、充電開始時刻及び充電終了時刻の少なくとも一方を示す情報と、充電終了時の電池残量を示す情報とが対応付けられた情報である。電池残量は、電力量[kWh]として表現されてもよく、SOC[%]として表現されてもよい。
充電計画は、充電場所を示す情報がさらに対応付けられた情報であってよい。充電場所は、位置座標により表されてもよく、住所により表されてもよく、充電施設112の識別情報により表されてもよい。充電計画は、充電開始時刻、充電終了時刻、充電終了時の電池残量、及び、充電場所の少なくとも1つの変更の可否を示す情報がさらに対応づけられた情報であってもよい。変更の可否を示す情報は、許容される変更の程度を示す情報を含んでもよい。
本実施形態において、農作業計画部422は、1以上の農産物30のそれぞれに関する農作業を計画する。例えば、農作業計画部422は、1以上の農産物30のそれぞれについて、生育ステージ及び生育状況の少なくとも一方に関する目標と、当該目標が達成されるべき時期とに関する作業者20からの指示に基づいて、農作業の種類及び内容の少なくとも一方と、当該農作業が実施される時刻及び位置の少なくとも一方とを決定する。
同様に、農作業計画部422は、1以上の農作業ロボット102のそれぞれについて、実施すべき農作業に関する計画(実施計画と称する場合がある。)を作成してもよい。実施計画は、農作業ロボット102が実施する農作業の種類及び内容の少なくとも一方と、当該農作業が実施される時刻及び位置の少なくとも一方とが対応付けられた情報であってよい。
本実施形態において、充電計画部424は、1以上の農作業ロボット102のそれぞれに関する充電時期及び充電量を計画する。例えば、充電計画部424は、農作業計画部422から、1以上の農作業ロボット102のそれぞれに関する農作業の実施計画を取得する。充電計画部424は、各農作業ロボットに関する農作業の実施計画に基づいて、各農作業ロボットの充電時期及び充電量を示す情報(充電計画と称する場合がある。)を作成する。充電計画は、エネルギーの供給計画を示す情報の一例であってよい。
一実施形態において、充電計画部424は、1以上の農作業ロボット102のそれぞれについて、(i)充電終了時刻と、(ii)充電終了時の電池残量の最小値とを決定する。充電計画部424は、次の農作業の開始時刻に基づいて、充電終了時刻を決定してよい。充電計画部424は、次の農作業の消費電力量に基づいて、充電終了時の電池残量の最小値を決定してよい。充電計画部424は、次に満充電できるまでの期間に実施される複数の農作業の消費電力量の合計値に基づいて、充電終了時の電池残量の最小値を決定してもよい。
他の実施形態において、充電計画部424は、1以上の農作業ロボット102のそれぞれについて、(i)充電開始時刻及び充電終了時刻、又は、(ii)直前の農作業の終了時刻から次の農作業の開始時刻までの期間における累積充電時間の最小値を決定する。充電計画部424は、1以上の農作業ロボット102のそれぞれについて、当該農作業ロボットの充電に主として利用される充電施設112の電力供給速度に基づいて、上記の充電計画を作成してよい。充電計画部424は、利用可能な複数の充電施設112のそれぞれについて、当該充電施設の電力供給速度に基づいて、上記の充電計画を作成してもよい。
他の実施形態において、充電計画部424は、さらに、1以上の農作業ロボット102のそれぞれについて、充電に利用される充電施設112を決定してよい。充電計画部424は、さらに、1以上の農作業ロボット102のそれぞれについて、充電計画の変更の可否について決定してもよい。
さらに他の実施形態において、充電計画部424は、直前の農作業の終了時刻から次の農作業の開始時刻までの期間において、農作業以外の作業に利用することのできる時間の最大値を決定してもよい。充電計画部424は、直前の農作業の終了時刻から次の農作業の開始時刻までの期間において、農作業以外の作業に利用することのできる電力量の最大値を決定してもよい。充電計画部424は、1以上の農作業ロボット102のそれぞれについて、当該農作業ロボットの充電に主として利用される充電施設112の電力供給速度に基づいて、上記の充電計画を作成してよい。充電計画部424は、利用可能な複数の充電施設112のそれぞれについて、当該充電施設の電力供給速度に基づいて、上記の充電計画を作成してもよい。
本実施形態において、充電計画部424は、同一のエリアを警備する複数の農作業ロボット102のうち、少なくとも1台の農作業ロボット102が警備作業を実施することができるように、充電計画を作成する。特定の農作業ロボット102に関して、次の農作業の開始時刻までの間に農作業以外の作業を実施することが決定された場合、充電計画部424は、当該農作業ロボットの充電計画を更新してよい。
本実施形態において、警備計画部426は、1又は複数の農作業ロボット102、1又は複数の監視カメラ104、及び、1又は複数の鳥獣駆除装置106の少なくとも1つに関して、警備作業の種類及び内容の少なくとも一方と、当該警備作業が実施されるタイミングとを決定する。警備計画部426は、少なくとも1つの農作業ロボット102の充電計画に基づいて、当該農作業ロボットに割り当てられる警備作業の種類及び内容の少なくとも一方と、当該警備作業が実施されるタイミングとを示す情報(警備計画と称する場合がある。)を作成する。警備計画部426は、作成された警備計画を、当該警備計画に関連する農作業ロボット102に送信してよい。警備計画部426の詳細は後述される。
格納部430は、各種の情報を格納する。例えば、格納部430は、生育情報取得部412が取得した生育情報を格納する。格納部430は、機器情報取得部414が取得した機器情報を格納してよい。格納部430は、監視情報取得部416が取得した監視情報を格納してよい。格納部430は、入出力制御部418が取得した情報を格納してよい。格納部430は、農作業計画部422が作成した農作業計画を格納してよい。格納部430は、充電計画部424が作成した充電計画を格納してよい。格納部430は、警備計画部426が作成した警備計画を格納してよい。
図5は、警備計画部426における情報処理の一例を概略的に示す。本実施形態において、警備計画部426は、移動体検出部512と、移動体特定部514と、位置特定部と、対策決定部522と、担当決定部524とを備える。
移動体検出部512は、異常検出部の一例であってよい。対策決定部522は、脅威レベル決定部及び作業決定部の一例であってよい。担当決定部524は、供給計画取得部及び機器決定部の一例であってよい。
本実施形態において、移動体検出部512は、警備領域及び周辺領域の少なくとも一方の内部で発生した異常を検出する。例えば、移動体検出部512は、警備領域及び周辺領域の少なくとも一方に移動体が侵入した場合に、異常を検出する。移動体としては、鳥獣40、窃盗犯、不審者、不審物などを例示することができる。
例えば、移動体検出部512は、(i)警備領域及び周辺領域の少なくとも一方に関する監視情報が入力され、(ii)警備領域及び周辺領域の少なくとも一方において異常が検出されたことを示す信号を出力する。より具体的には、移動体検出部512は、まず、監視カメラ104、撮像ユニット134及びセンサユニット210の少なくとも1つが出力したデータを取得する。次に、移動体検出部512は、上記の出力データに基づいて、警備領域及び周辺領域の少なくとも一方に移動体が侵入したか否かを判定する。
例えば、移動体検出部512は、監視カメラ104又は撮像ユニット134が撮像した画像のデータを解析して、移動する物体(移動体と称する場合がある。)の有無を判定する。移動体検出部512は、例えば、上記の物体の全長の推定値が予め定められた閾値を超える場合に、移動体が検出されたと判定する。上記の閾値は、警備の目的に応じて設定される。上記の閾値は、5cmであってもよく、10cmであってもよく、15cmであってもよく、20cmであってもよく、30cmであってもよく、50cmであってもよく、80cmであってもよく、1mであってもよい。
移動体検出部512は、移動体が検出された画像をさらに解析して、当該移動体が警備領域又は周辺領域の内部に存在するか否かを判定する。移動体が警備領域又は周辺領域の内部に存在すると判定された場合、移動体検出部512は、警備領域又は周辺領域に移動体が侵入したと判定し、異常が発生したことを示す信号を出力する。移動体検出部512は、例えば、移動体特定部514及び位置特定部に、上記の信号を送信する。上記の信号は、移動体が検出された画像のデータを含んでもよい。
本実施形態において、移動体特定部514は、移動体検出部512により検出された移動体の詳細を特定する。移動体の詳細としては、移動体の種類、数、移動速度及び移動方向の少なくとも1つを例示することができる。例えば、移動体特定部514は、移動体検出部512から異常が発生したことを示す信号を受信すると、移動体が検出された画像を解析し、当該移動体の詳細を特定する。移動体特定部514は、公知の画像認識技術又は将来的に開発された画像認識技術を利用して、移動体の詳細を特定してよい。
移動体特定部514は、特定処理の精度又は確度を算出してもよい。移動体特定部514は、移動体の特定処理の精度又は確度が予め定められた閾値より小さい場合、当該移動体の詳細を特定することができないと判定してよい。
移動体特定部514は、検出された移動体が、ブラックリストに登録された種類の物体であるか否かを判定してよい。ブラックリストには、例えば、警備対象への接近が禁止される物体の種類が登録される。移動体特定部514は、検出された移動体が、ホワイトリストに登録された種類の物体であるか否かを判定してよい。ホワイトリストには、例えば、警備対象への接近が許可される物体の種類が登録される。
本実施形態において、位置推定部516は、移動体検出部512により検出された移動体の位置を推定する。一実施形態において、位置推定部516は、移動体検出部512が移動体を検出した時点における、当該移動体の位置を推定する。他の実施形態において、位置推定部516は、移動体検出部512が移動体を検出してから任意の期間が経過した時点における、当該移動体の位置を推定する。
例えば、位置推定部516は、移動体検出部512から異常が発生したことを示す信号を受信すると、移動体が検出された画像を解析し、当該移動体の位置を推定する。位置推定部516は、画像が撮像された位置、撮像方向、及び、撮像条件の少なくとも1つに基づいて、移動体の位置を推定してよい。位置推定部516は、(i)画像中における移動体の位置と、(ii)画像が撮像された位置、撮像方向、及び、撮像条件の少なくとも1つとに基づいて、移動体の位置を推定してもよい。
本実施形態において、対策決定部522は、検出された異常に対処するための作業を決定する。より具体的には、対策決定部522は、位置推定部516から、検出された移動体の推定位置を示す情報を取得する。対策決定部522は、移動体特定部514から、検出された移動体の詳細を示す情報を取得する。対策決定部522は、検出された移動体の推定位置及び詳細の少なくとも一方に基づいて、当該移動体に対処するための作業を決定する。
対策決定部522は、作業の種類を決定してもよく、作業の種類及び具体的な内容を決定してもよい。作業の内容としては、作業の程度(例えば、移動体に与える刺激又は衝撃の程度又は強度である。)、作業の頻度、作業を開始するタイミング、作業を終了するタイミングなどを例示することができる。
対策決定部522は、検出された移動体が、ブラックリストに登録された種類の物体である場合、当該移動体に対処することを決定してよい。対策決定部522は、検出された移動体が、ホワイトリストに登録された種類の物体である場合、当該移動体に対処しないことを決定してよい。
移動体特定部514が移動体の種類を特定することができなかった場合、対策決定部522は、移動体の監視を強化することを決定してもよい。監視を強化する作業の具体例としては、撮像倍率を増加させる、より明るいレンズに変える、照明量を増加させる、暗視撮影を可能にする、センサの感度を増加させる、移動体に接近するなどの作業を例示することができる。
一実施形態において、対策決定部522は、(i)移動体の種類、(ii)移動体の数量、(iii)移動体の移動方向、(iv)移動体の移動速度、(v)移動体と警備領域との位置関係、及び、(vi)移動体と警備対象との位置関係の少なくとも1つを示す情報に基づいて、移動体に対処するための作業を決定する。例えば、対策決定部522は、(i)警告又は威嚇の種類、(ii)警告又は威嚇の程度、(iii)警告又は威嚇の頻度、及び、(iv)機械的、電気的又は化学的な刺激又は衝撃を加えるか否かの少なくとも1つを決定する。
他の実施形態において、対策決定部522は、(i)異常が1以上の警備対象に与える脅威の程度を決定し、(ii)決定された脅威の程度に基づいて、異常に対処するための作業を決定する。例えば、対策決定部522は、(i)警告又は威嚇の種類、(ii)警告又は威嚇の程度、(iii)警告又は威嚇の頻度、及び、(iv)機械的、電気的又は化学的な刺激又は衝撃を加えるか否かの少なくとも1つを決定する。
対策決定部522は、移動体が検出された画像を解析して、脅威の程度を決定してよい。対策決定部522は、(i)移動体の種類、(ii)移動体の数量、(iii)移動体の移動方向、(iv)移動体の移動速度、(v)移動体と警備領域との位置関係、及び、(vi)移動体と警備対象との位置関係の少なくとも1つを示す情報に基づいて、脅威の程度を決定してもよい。
本実施形態において、担当決定部524は、異常に対処する機器を決定する。例えば、担当決定部524は、(i)監視情報の少なくとも一部(例えば、異常が検出された画像である。)、(ii)異常が検出された位置を示す情報、及び、(iii)対策決定部522が決定した、異常に対処するための作業に関する情報の少なくとも1つが入力され、当該異常に対処する1以上の機器の識別情報を出力する。
担当決定部524は、異常が検出された位置に基づいて、異常に対処する1以上の機器を決定してよい。担当決定部524は、1以上の農作業ロボット102及び1以上の鳥獣駆除装置106の少なくとも一部に関するエネルギーの供給計画に基づいて、異常に対処する1以上の機器を決定してよい。(i)異常が検出された位置と、(ii)1以上の農作業ロボット102及び1以上の鳥獣駆除装置106の少なくとも一部に関するエネルギーの供給計画とに基づいて、異常に対処する1以上の機器を決定してよい。
本実施形態において、担当決定部524は、移動体検出部512が移動体を検出した場合に、1以上の農作業ロボット102及び1以上の鳥獣駆除装置106の中から、移動体検出部512が検出した移動体に対処する1以上の機器を決定する。担当決定部524は、1以上の農作業ロボット102及び1以上の鳥獣駆除装置106に関するエネルギーの供給計画に与える影響が小さくなるように、移動体検出部512が検出した移動体に対処する1以上の機器を決定してよい。
例えば、担当決定部524は、1以上の農作業ロボット102及び1以上の鳥獣駆除装置106のうち、バッテリ駆動方式の機器については、当該機器の充電計画が破綻をきたすことのないように、移動体に対処する作業の割り振りを決定する。担当決定部524は、例えば、充電計画部424から、上記の充電計画を取得する。担当決定部524は、格納部430を参照して、上記の充電計画を取得してもよい。
例えば、移動体検出部512により検出された移動体が予め定められた条件を満たす場合、担当決定部524は、当該移動体に応じた1以上の機器を、当該移動体に対処する1以上の機器として決定し、当該移動体に応じた1以上の機器に関する充電計画を変更することを決定してよい。この場合において、担当決定部524は、充電計画部424に対して、特定の機器に関する充電計画の変更の可否を確認してよい。担当決定部524は、移動体に対処する作業の割り振りを決定するために、少なくとも1つの機器の充電計画を変更する必要があると判断した場合、充電計画部424に対して充電計画の変更を要求してもよい。
担当決定部524は、移動体に対処することが決定された1以上の機器のそれぞれに対して、移動体に対処するための作業に関する指示を送信する。担当決定部524は、対策決定部522が決定した作業の種類及び内容の少なくとも一方に基づいて、各機器に割り当てる作業の種類及び内容の少なくとも一方を決定する。担当決定部524は、各機器に割り当てられた作業の種類及び内容の少なくとも一方を示す情報を、各機器に送信してよい。
精算部532は、警備作業により発生した費用を精算する。例えば、精算部532は、警備作業に従事した機器の所有者、又は、警備作業に従事した機器に電力を提供した者に対して、当該機器又は電力の利用料に相当する価値を分配する。上記の価値は、金銭であってもよく、電子的な価値であってもよい。電子的な価値は、各種のサービスに利用できるポイントであってもよく、暗号通貨であってもよい。
図6は、データテーブル600のデータ構造の一例を概略的に示す。データテーブル600は、生育情報取得部412が取得する生育情報の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル600は、(i)農産物30の識別情報(IDと称される場合がある。)と、(ii)農産物30が栽培されている位置を示す情報、農産物30の種類を示す情報、及び、農産物30を栽培している作業者の識別情報の少なくとも1つとを対応付けて格納する。データテーブル600は、(i)農産物30のIDと、(ii)時刻を示す情報と、(iii)当該時刻における農産物30の生育ステージを示す情報、及び、当該時刻における農産物30の生育状況を示す情報の少なくとも一方とを対応付けて格納してもよい。
図7は、データテーブル700のデータ構造の一例を概略的に示す。データテーブル700は、機器情報取得部414が取得する機器情報の一例であってよい。データテーブル700は、移動式の機器に関する機器情報の一例であってよい。移動式の機器としては、農作業ロボット102を例示することができる。
本実施形態において、データテーブル700は、(i)移動式の機器のIDと、(ii)当該機器の仕様を示す情報、当該機器を利用している作業者20のID、及び、当該機器の主たる待機場所を示す情報の少なくとも1つとを対応付けて格納する。データテーブル700は、(i)移動式の機器のIDと、(ii)時刻を示す情報と、(iii)当該時刻における当該機器の位置を示す情報、当該時刻における当該機器の状態(ステータスと称する場合がある)を示す情報、及び、当該時刻におけう当該機器の電池残量を示す情報の少なくとも1つとを対応付けて格納してもよい。
機器の仕様としては、当該機器の定格電圧、急速充電の可否、バッテリ容量[kWh]、移動時の消費電力[kW]、作業ごとの消費電力[kW]、実装可能なアタッチメントなどを例示することができる。機器を利用している作業者20としては、当該機器の所有者、当該機器を利用する権利の権利者などを例示することができる。機器の主たる待機場所は、当該機器が主として充電に利用する充電施設112のID又は位置情報であってよい。機器のステータスとしては、充電中であるか否か、農作業の作業中であるか否か、現在の作業の種類及び内容の少なくとも一方、警備作業を実施できるか否か、実装されているアタッチメントの種類などを例示することができる。
図8は、データテーブル800のデータ構造の一例を概略的に示す。データテーブル800は、機器情報取得部414が取得する機器情報の一例であってよい。データテーブル800は、固定式の機器に関する機器情報の一例であってよい。固定式の機器としては、監視カメラ104、鳥獣駆除装置106、充電施設112などを例示することができる。
本実施形態において、データテーブル800は、(i)固定式の機器のIDと、(ii)当該機器の仕様を示す情報、当該機器を利用している作業者20のID、及び、当該機器の設置場所を示す情報の少なくとも1つとを対応付けて格納する。データテーブル800は、(i)移動式の機器のIDと、(ii)時刻を示す情報と、(iii)当該時刻における当該機器のステータスを示す情報、及び、当該時刻におけう当該機器の電池残量を示す情報の少なくとも1つとを対応付けて格納してもよい。
図9は、データテーブル900のデータ構造の一例を概略的に示す。データテーブル900は、監視情報取得部416が取得する監視情報の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル900は、(i)監視対象を監視して得られたデータ(監視データを称する場合がある。)と、(ii)監視データが記録された時刻を示す情報、及び、監視データを取得した機器のIDの少なくとも一方とを対応付けて格納する。データテーブル900は、(i)監視データと、(ii)当該監視データを記録した機器が当該監視データを記録した時に向いていた方向又は方角を示す情報、及び、当該監視データの記録条件を示す情報の少なくとも一方とを対応付けて格納してよい。
図10は、データテーブル1000のデータ構造の一例を概略的に示す。データテーブル1000は、農作業計画部422が生成する農作業計画を示す情報の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル1000は、(i)農作業を実施する機器のIDと、(ii)当該農作業の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方の目標値を示す情報、当該農作業が実施される場所を示す情報、当該農作業の種類及び内容の少なくとも一方を示す情報、及び、当該機器が当該農作業を実施するときの消費電力量の推定値を示す情報の少なくとも1つとを対応付けて格納する。
データテーブル1000は、(i)農作業を実施する機器のIDと、(ii)上記の農作業計画が変更される可能性を示す情報とを対応付けて格納してもよい。データテーブル1000は、(i)農作業を実施する機器のIDと、(ii)当該農作業の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方に関して許容される遅延の程度を示す情報とを対応付けて格納してもよい。データテーブル1000は、(i)農作業を実施する機器のIDと、(ii)農作業のIDとを対応付けて格納してもよい。
図11は、データテーブル1100のデータ構造の一例を概略的に示す。データテーブル1100は、充電計画部424が生成する充電計画を示す情報の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル1100は、(i)バッテリ駆動式の機器のIDと、(ii)当該機器の充電の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方の目標値を示す情報、当該機器が充電される場所を示す情報、並びに、充電完了時の電池残量の目標値を示す情報の少なくとも1つとを対応付けて格納する。データテーブル1100は、(i)バッテリ駆動式の機器のIDと、(ii)上記の充電計画の変更の可否を示す情報とを対応付けて格納してもよい。バッテリ駆動式の機器としては、農作業ロボット102、監視カメラ104、鳥獣駆除装置106などを例示することができる。
図12及び図13を用いて作業支援システム100による警備機器の制御方法の一例について説明する。図12は、警備区域1200の周辺に鳥獣40が出現したときの状況の一例を概略的に示す。図13は、警備区域1200の内部に鳥獣40が侵入している状況の一例を概略的に示す。
本実施形態においては、警備区域1200は、その内部に、作業者Aが農産物30を栽培している圃場1212と、作業者Bが農産物30を栽培している圃場1214と、作業者Cが農産物30を栽培している圃場1216とを含む。
本実施形態において、警備区域1200の内部には、監視カメラ1232、監視カメラ1234、監視カメラ1236及び監視カメラ1238が配される。監視カメラ1232、監視カメラ1234、監視カメラ1236及び監視カメラ1238の少なくとも1つは、警備区域1200の周辺に配されてもよい。
監視カメラ1232、監視カメラ1234、監視カメラ1236及び監視カメラ1238のそれぞれは、少なくとも、警備区域1200の内部の様子を撮像する。監視カメラ1232、監視カメラ1234、監視カメラ1236及び監視カメラ1238の少なくとも1つは、警備区域1200の周辺の様子を撮像してもよい。
監視カメラ1232、監視カメラ1234、監視カメラ1236及び監視カメラ1238は、固定式の監視カメラであってよい。監視カメラ1232、監視カメラ1234、監視カメラ1236及び監視カメラ1238は、監視カメラ104と同様の構成を有してよい。
本実施形態において、警備区域1200の内部には、鳥獣駆除装置1242、鳥獣駆除装置1244、鳥獣駆除装置1246及び鳥獣駆除装置1248が配される。鳥獣駆除装置1242、鳥獣駆除装置1244、鳥獣駆除装置1246及び鳥獣駆除装置1248の少なくとも1つは、警備区域1200の周辺に配されてもよい。
鳥獣駆除装置1242、鳥獣駆除装置1244、鳥獣駆除装置1246及び鳥獣駆除装置1248は、固定式の鳥獣駆除装置であってよい。鳥獣駆除装置1242、鳥獣駆除装置1244、鳥獣駆除装置1246及び鳥獣駆除装置1248は、鳥獣駆除装置106と同様の構成を有してよい。
本実施形態において、農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256は、警備区域1200の内部を巡回して、圃場1212、圃場1214及び圃場1216を警備する。農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256は、協働して、警備区域1200を警備してよい。農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256は、農作業ロボット102と同様の構成を有してよい。
本実施形態において、作業者Aは、農作業ロボット1252を利用する権利を有する。作業者Bは、農作業ロボット1254を利用する権利を有する。作業者Cは、農作業ロボット1256を利用する権利を有する。農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256のそれぞれは、圃場1212、圃場1214及び圃場1216のそれぞれにおける農作業に利用される。
本実施形態において、警備区域1200の内部には、充電施設1262、充電施設1264及び充電施設1266が配される。充電施設1262、充電施設1264及び充電施設1266のそれぞれは、主に、農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256のそれぞれを充電する。充電施設1262、充電施設1264及び充電施設1266は、充電施設112と同様の構成を有してよい。
充電施設1262、充電施設1264及び充電施設1266のそれぞれの電力供給速度は、同一であってもよく、異なってもよい。充電施設1262、充電施設1264及び充電施設1266のそれぞれの発電単価は、同一であってもよく、異なってもよい。充電施設1262、充電施設1264及び充電施設1266のそれぞれにおける、電力系統からの買電単価は、同一であってもよく、異なってもよい。
農産物30は、警備対象の一例であってよい。警備区域1200は、警備領域の一例であってよい。圃場1212、圃場1214及び圃場1216は、警備対象及び警備領域の一例であってよい。監視カメラ1232、監視カメラ1234、監視カメラ1236及び監視カメラ1238のそれぞれは、撮像装置及び警備機器の一例であってよい。鳥獣駆除装置1242、鳥獣駆除装置1244、鳥獣駆除装置1246及び鳥獣駆除装置1248のそれぞれは、警備機器の一例であってよい。農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256は、警備機器の一例であってよい。
[鳥獣40が警備区域1200の周辺に接近した場合における情報処理]
図12に示されるように、鳥獣40が警備区域1200の周辺に接近すると、監視カメラ1232及び監視カメラ1236の画角に鳥獣40が入る。警備計画部426は、監視情報取得部416を介して、監視カメラ1232及び監視カメラ1236の出力データを取得している。そのため、鳥獣40が警備区域1200の周辺に接近すると、移動体検出部512が異常を検出する。
移動体検出部512が異常を検出すると、移動体特定部514が、異常の原因が鳥獣40の出現であることを特定する。移動体特定部514は、鳥獣40の数、移動方向及び移動速度を特定してもよい。また、移動体検出部512が異常を検出すると、位置推定部516が、鳥獣40の位置を推定する。本実施形態において、位置推定部516は、鳥獣40が警戒エリア1220の内部に存在していると推定する。
次に、対策決定部522が、鳥獣40に対処する必要があるか否かを判定する。一実施形態において、鳥獣40がブラックリストに登録された種類の鳥獣である場合、対策決定部522は、鳥獣40に対処することを決定してよい。一方、鳥獣40がホワイトリストに登録された種類の鳥獣である場合、対策決定部522は、鳥獣40に対処しないことを決定してよい。
他の実施形態において、鳥獣40が警備区域1200に向かって移動している場合(例えば、図12の(a)の場合である)、対策決定部522は、鳥獣40に対処することを決定してもよい。鳥獣40が警備区域1200の周囲に滞在している期間が予め定められた閾値よりも長い場合(例えば、図12の(b)又は(c)の場合である)、対策決定部522は、鳥獣40に対処することを決定してもよい。一方、鳥獣40が警備区域1200から遠ざかる方向に移動している場合(例えば、図12の(d)の場合である)、対策決定部522は、鳥獣40に対処しないことを決定してもよい。
対策決定部522が鳥獣40に対処することを決定した場合、対策決定部522は、鳥獣40に対処するための作業の種類及び内容の少なくとも一方を決定する。例えば、対策決定部522は、鳥獣40の位置、鳥獣40の移動速度、鳥獣40の移動方向、現実に被害が生じているか否かなどの判断基準に基づいて、鳥獣40が警備区域1200に与える脅威の程度を決定する。そして、対策決定部522は、鳥獣40が警備区域1200に与える脅威の程度に基づいて、鳥獣40に対処するための作業の種類及び内容の少なくとも一方を決定する。
次に、担当決定部524が、鳥獣40に対処する機器を決定する。例えば、担当決定部524は、警備区域1200の内部又は周辺に配された1以上の鳥獣駆除装置、及び、警備区域1200の内部を巡回する1以上の農作業ロボットの中から、警戒エリア1220からの距離に基づいて、鳥獣40に対処する機器の候補を抽出する。例えば、担当決定部524は、鳥獣40に対処する機器の候補として、鳥獣駆除装置1242、鳥獣駆除装置1246及び農作業ロボット1252を抽出する。
担当決定部524は、鳥獣40が警備区域1200に与える脅威の程度に基づいて、上記の警戒エリア1220からの距離に関する設定を調整してよい。例えば、担当決定部524は、脅威の程度が大きいほど、上記の距離の設定値を小さくする。担当決定部524は、上記の距離に関する条件を満たし、且つ、対策決定部522が決定した作業を実施できる機器を、候補として抽出してもよい。
次に、担当決定部524は、鳥獣40に対処する機器の候補として抽出された機器のそれぞれに関する充電計画に基づいて、各機器を警備作業に利用してよいか否かを判定する。一実施形態において、担当決定部524は、1以上の候補のそれぞれについて、警備作業に利用可能な期間であるか否かを判定する。他の実施形態において、担当決定部524は、1以上の候補のそれぞれについて、警備作業による消費電力量の予測値と、次の農作業までの間に利用可能な電力量とを比較して、当該候補を警備作業に利用できるか否かを判定する。
1以上の候補の中から、警備作業に利用できる機器が発見された場合、担当決定部524は、当該機器を利用して鳥獣40に対処することを決定する。また、担当決定部524は、鳥獣40に対処することが決定された機器に、作業の内容を示す情報を送信する。その後、精算部532が、警備作業により発生した費用を精算する。
一方、1以上の候補の中から、警備作業に利用できる機器が発見されなかった場合、担当決定部524は、鳥獣40に対処する機器の候補を抽出する処理に戻り、上記の警戒エリア1220からの距離の設定値を大きくした上で、上記の処理を繰り返す。1以上の候補の中から、警備作業に利用できる機器が発見されなかった場合、担当決定部524は、充電計画を変更することを充電計画部424に要求してもよい。
例えば、鳥獣40が警備区域1200に与える脅威の程度が大きい場合、充電計画よりも、警備作業を優先させる必要がある。このように、警備作業の都合により充電計画を変更する必要がある場合、担当決定部524は、充電計画の変更要求を、充電計画部424に送信する。充電計画部424は、充電計画の変更要求を受信すると、農作業計画に与える影響が小さくなるように、充電計画を変更する。
例えば、充電計画部424は、充電施設を変更することで、現在の農作業計画を維持することができるか否かを判定する。例えば、充電計画部424は、農作業計画と、複数の充電施設のそれぞれの電力供給速度とに基づいて、現在の農作業計画を維持することができるか否かを判定する。充電計画部424は、農作業計画を変更する必要があると判断した場合、充電計画の変更を示す情報を、農作業計画部422に送信する。
農作業計画部422は、充電計画の変更を示す情報を受信すると、充電計画の変更に伴い、農作業計画を変更する必要があるか否かを判定する。充電計画の変更に伴い、農作業計画を変更する必要があると判定された場合、農作業計画部422は農作業計画を更新し、農作業計画が更新されたことを示す情報を、関連する作業者20の通信端末12に送信する。
[鳥獣40が警備区域1200の内部に侵入した場合における情報処理]
図13に示すように、警備区域1200の内部に鳥獣40が侵入すると、対策決定部522は、鳥獣40に対処するための作業の種類及び内容の少なくとも一方を決定する。また、担当決定部524は、鳥獣40を特定の方向に移動させることができるように、鳥獣40に対処する機器を決定する。警備計画部426は、複数の機器がフォーメーションを組んで、鳥獣40に対処することを決定してもよい。
図13によれば、警備計画部426は、鳥獣40に対処する機器として、農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256を抽出する。警備計画部426は、まず、例えば、農作業ロボット1254を移動させて、農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256により、鳥獣40を囲む。次に、警備計画部426は、農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256に、威嚇動作を実行させる。農作業ロボット1252、農作業ロボット1254及び農作業ロボット1256は、例えば、音、光などを発して、鳥獣40を威嚇する。これにより、警備計画部426は、鳥獣40が図13の(d)の方向に移動するように、鳥獣40を誘導することができる。その結果、警備計画部426は、鳥獣40を警備区域1200の外部に追放することができる。
他の実施形態において、警備計画部426は、特定の機器が鳥獣40を威嚇した場合における鳥獣40の行動を予測する。警備計画部426は、特定の機器が鳥獣40を威嚇した場合に鳥獣40が移動する可能性の高い位置に、他の機器を配置する。警備計画部426は、まず、上記の特定の機器に威嚇動作を実施させる。次に、警備計画部426は、鳥獣40の移動先の周辺に配された他の機器に威嚇動作を実施させる。これにより、警備計画部426は、鳥獣40を特定の方向に移動させる。その結果、警備計画部426は、鳥獣40を警備区域1200の外部に追放することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。