JP6558250B2 - 設計支援装置 - Google Patents

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Description

この発明は、設計支援装置に関する。特に、制御装置(コントローラ)と旧HMI(Human Machine Interface)装置とがコモンメモリを介して信号を送受信する既存ネットワークと、既存ネットワークとは別のコモンメモリを有する新設ネットワークとを備える制御監視システムにおいて、旧HMI装置を新設ネットワーク上の新HMI装置にリプレースする場合に新HMI装置の設計を支援する設計支援装置に関する。
一般に、鉄鋼プラント等を中心としたプラントの制御監視システムにおいては、主にハードウェア用品により構成される操作盤から受け付けた操作信号に基づいて制御装置がプラントの制御を行うものから、操作画面を有するHMI装置から制御装置が操作信号を受け付け、この操作信号に基づいて制御装置がプラントの制御を行うものへ急激な変化を遂げている。
さらに、このようなHMI装置が適用された制御監視システムにおいては、操業者側によるプラントの制御及び監視の多様な要求仕様に柔軟に対応させるため、HMI装置が多機能化し、それに伴って画面仕様も増大している。
例えば、鉄鋼プラントに用いられるHMI装置を備えた制御監視システムにおいて、HMI装置の画面設計を行う設計者は、画面上に表示される1万点を越える表示用品と数万点におよぶ操作信号や表示信号等のHMIインタフェース信号の登録を行う必要があり、設計業務の効率向上の手段が切望されていた。
特許文献1には、この設計作業の機械化・自動化の為に、任意の制御プログラムデータを入力することによって、グラフィカルデータとデバイス名とを対応させたグラフィカルな監視画面を作成するプラント監視画面作成装置が提案されている。
特開平9−282025号公報 特許第4971226号公報 特許第5772639号公報 特開2014−48993号公報
また、昨今のプラントの大規模化に伴って、制御監視システムも大規模化されており、このような大規模プラントの制御監視システムでは、制御装置とこの制御装置にネットワークを介して接続されるHMI装置とを備える構成とする場合が多くなっている。ネットワークには、高信頼性とリアルタイム性を実現するために、コモンメモリ方式によるスキャン伝送(周期的な同報伝送)でデータの同時性を確保可能なネットワークが用いられる。このような構成を有する制御監視システムにおいては、制御装置とHMI装置との間でコモンメモリを介して操作信号及び表示信号を送受信するための定義情報が必要である。
しかしながら、特許文献1に記載のプラント監視画面作成装置を大規模プラントの制御監視システムに適用した場合、操作信号及び表示信号を送受信するための定義情報を、設計者が手作業で入力しなければならないので、設計者にとって非常に大きな負担となり、膨大な作業時間が必要になると共に、作業ミスの発生の原因となっていた。このような課題を解決するために、特許文献2では、ネットワークを介して接続された制御装置とHMI装置との間で操作信号及び表示信号を送受信するための定義情報を正確に生成することで、作業時間及び作業ミスを低減する設計支援装置が提案されている。
また、制御装置とHMI装置により構成される既設システムにおいては、機器劣化が早いことから、HMI装置を優先して早期に更新する事例が多い。長い年月が経過したHMI装置の更新に際しては、既存のHMI装置の仕様書が現存していない事例もある。その場合、既存のHMI装置の仕様書を復元する必要があり、膨大な労力と時間を要することとなる。このような課題を解決するために、特許文献3では、既存のHMI装置で用いられていたプラント制御監視画面ソフトウェアの解読作業や当該ソフトウェアからの仕様書や画面イメージの復元作業を可能にする設計支援装置が提案されている。
さらに、既設のネットワーク(以下、旧ネットワークという)に接続された既存のHMI装置(以下、旧HMI装置という)を、新設のネットワーク(以下、新ネットワークという)に接続された新しいHMI装置(以下、新HMI装置という)へ、リプレースする事例がある。新ネットワークでは、旧ネットワークとは別個のコモンメモリが用いられるため、新旧ネットワークに同時に接続可能なゲートウェイ(転送装置)を設け、新HMI装置からの操作信号と制御装置からの表示信号とを、ゲートウェイを介して新旧ネットワーク間で転送する必要がある。
新旧ネットワークでコモンメモリのアドレスは異なるため、従来のゲートウェイでは、旧ネットワークの制御装置から送信された表示信号をそのまま新ネットワークに転写した後、制御装置から送信される表示信号のアドレスを、新HMI装置の表示信号のアドレスに一から割り当てなおす転送プログラムの提供が必要である。その結果、数万点におよぶ表示信号について、新ネットワーク上には、制御装置から転写された表示信号と新HMI装置への入力信号が重複して存在することとなり、新ネットワークの負荷となり、設計作業効率化の障害となっている。また、ゲートウェイに専用の転送プログラムを適用するにはゲートウェイの専門知識も必要となる。
本発明は、HMI装置のリプレースに際し、旧ネットワークの制御装置から送信される表示信号を、新ネットワークにそのまま転写した後、新ネットワーク上の信号として転用することで、新ネットワークの負荷軽減と新HMI装置の設計効率の向上を図ることができる設計支援装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、表示信号を送信する制御装置と、メモリが配置された3つ以上のノードを有し、各ノードのメモリの情報を周期的に交換することで仮想的に同一メモリ空間を共有する第1コモンメモリを備えるネットワークであって、第1ノードに接続し表示信号を送信する制御装置と、第2ノードに接続し前記表示信号を受信して画面上に表示用品を表示する旧HMI装置と、第3ノードに接続するゲートウェイとの間で、前記第1コモンメモリを介して信号を共有する第1ネットワークと、
メモリが配置された2つ以上のノードを有し、各ノードのメモリの情報を周期的に交換することで仮想的に同一メモリ空間を共有する第2コモンメモリを備えるネットワークであって、第4ノードに接続する前記ゲートウェイと、第5ノードに接続し前記表示信号を受信して画面上に表示用品を表示する新HMI装置との間で、前記第2コモンメモリを介して信号を共有する第2ネットワークと、を備え、
前記ゲートウェイは、前記第1コモンメモリの各アドレスが指定する記憶領域に記憶された信号を、第2コモンメモリに指定した先頭アドレス以降の各アドレスが指定する記憶領域に、アドレス間の相対位置を変えずにそのまま転写するように構成された制御監視システムにおいて、前記新HMI装置の設計を支援する設計支援装置であって、
前記旧HMI装置の表示用品に関連付けられた旧表示信号名称と、前記表示信号を格納する記憶領域を指定する前記第1コモンメモリのアドレスとが関連付けられた旧プラント制御管理仕様情報を取得する取得部と、
前記旧プラント制御管理仕様情報と前記先頭アドレスとに基づいて、前記表示信号を格納する記憶領域を指定する前記第1コモンメモリのアドレスを、アドレス間の相対位置を変えずに、前記第2コモンメモリで使用可能なアドレス形式に変換した新アドレスと、前記旧表示信号名称を前記新HMI装置で使用可能な名称形式に変換した新表示信号名称とを関連付けて、前記新HMI装置の新プラント制御管理仕様情報を生成する変換部と、を備えることを特徴とする。
さらに、前記新プラント制御管理仕様情報から、前記新HMI装置の表示用品に関連付けられた前記新表示信号名称と、前記新表示信号名称に関連付けられた前記新アドレスとを含む情報であって、前記新HMI装置が読み込み可能なファイル形式に変換されたタグ変数情報を生成するタグ変数情報生成部、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ゲートウェイは、第1コモンメモリの各アドレスの信号を、第2コモンメモリの各アドレスに、アドレス間の相対位置を変えずにそのまま転写する。また、変換部は、旧プラント制御管理仕様情報から、前記表示信号を格納する前記第1コモンメモリのアドレスを、アドレス間の相対位置を変えずに、前記第2コモンメモリで使用可能なアドレス形式に変換した新プラント制御管理仕様情報を生成する。この新プラント制御管理仕様情報を用いることで、旧ネットワークの制御装置から送信される表示信号を、新ネットワークにそのまま転写した後、新ネットワーク上の信号として転用して割り付けることができ、新ネットワークの負荷軽減と新HMI装置の設計効率の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1が適用された制御監視システム10の構成を示す構成図である。 新HMI装置7に表示された監視画面の一例を示した図である。 ゲートウェイ6によるネットワーク間のデータ転送について説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1の構成を示す構成図である。 旧HMI装置5の画面情報から生成された旧プラント制御管理仕様情報40の一例を示す図である。 信号・信号名称変換部43による旧プラント制御管理仕様情報から新プラント制御管理仕様情報への変換例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1において、旧プラント制御管理仕様情報を変換して新プラント制御管理仕様情報を生成する処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1がタグ変数情報を生成する処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
<実施の形態1のシステム構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1が適用された制御監視システム10の構成を示す構成図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る設計支援装置1が適用された制御監視システム10は、第1ネットワークとして既設の旧ネットワーク2、第2ネットワークとして新設の新ネットワーク3を備える。
旧ネットワーク2および新ネットワーク3は、高信頼性とリアルタイム性を実現するために、コモンメモリ方式によるスキャン伝送(周期的な同報伝送)でデータの同時性を確保可能なネットワークである。具体的には、複数のノードを有するネットワーク上の各ノードにメモリが配置され、各メモリの情報を周期的に交換することで仮想的に同一メモリ空間を共有するコモンメモリを備えるネットワークである。また、新ネットワーク3のコモンメモリ(第2コモンメモリ)の容量は、旧ネットワーク2のコモンメモリ(第1コモンメモリ)の容量よりも大きく、新ネットワーク3の通信速度は、旧ネットワーク2よりも速い。
旧ネットワーク2には、第1コモンメモリを共有する制御装置4、旧HMI装置5、ゲートウェイ6が接続されている。新ネットワーク3には、第2コモンメモリを共有するゲートウェイ6、新HMI装置7が接続されている。
(新旧ネットワーク)
旧ネットワーク2では、第1コモンメモリを介して、制御装置4から旧HMI装置5へ表示信号が、旧HMI装置5から制御装置4へ操作信号が送受信される。
旧HMI装置5は、老朽化により新HMI装置7にリプレースされるものである。リプレース前において、旧HMI装置5は、内部に記憶した画面情報に基づいて、監視画面を表示すると共に、利用者による監視画面の操作に基づいて操作信号を生成し、第1コモンメモリを介して生成された操作信号を制御装置4へ送信する。また、旧HMI装置5は、第1コモンメモリを介して制御装置4から受信した表示信号に基づいて、監視画面上に表示用品を表示する。なお、監視画面とは、利用者が制御対象であるプラントを監視するために用いられる画面と、利用者が制御対象であるプラントを操作するために用いられる画面を含むものである。
制御装置4は、第1コモンメモリを介して旧HMI装置5から受信した操作信号に基づいて、各種プラント機器(図示省略)を制御する。また、制御装置4は、旧HMI装置5の監視画面上に表示用品を表示するための表示信号を生成し、第1コモンメモリを介して生成された表示信号を旧HMI装置5へ送信する。
ところで、旧ネットワーク2に接続された老朽化した旧HMI装置5を、新ネットワーク3に接続される新HMI装置7へリプレースする際、旧ネットワーク2と新ネットワーク3とは、通信規格等が異なるため、新HMI装置7を、直接、旧ネットワーク2に接続することは困難であり、又、旧ネットワーク2に接続されていた制御装置4を、直接、新ネットワーク3に接続することも困難である。そこで、新旧ネットワークに同時に接続可能なゲートウェイ6を設け、新HMI装置7からの操作信号と制御装置4からの表示信号とを、ゲートウェイ6を介して新旧ネットワーク間で転送する。
ゲートウェイ6は、第1コモンメモリの各アドレスの信号を、第2コモンメモリの指定した先頭アドレス以降の各アドレスに、アドレス間の相対位置を変えずにそのまま転写(コピー)するように構成されている。
新HMI装置7は、旧HMI装置5からリプレースされることにより、新旧ネットワークを介して制御装置4と接続する。新HMI装置7は、内部に記憶したタグ変数情報と監視画面情報とに基づいて監視画面を表示する。なお、監視画面とは、利用者が制御対象であるプラントを監視するために用いられる画面と、利用者が制御対象であるプラントを操作するために用いられる画面を含むものである。
また、新HMI装置7は、利用者による監視画面の操作に基づいて操作信号を生成し、この生成された操作信号を、新旧ネットワークを介して制御装置4へ送信する。また、新HMI装置7は、新旧ネットワークのコモンメモリを介して制御装置4から受信した表示信号に基づいて、監視画面上に表示用品を表示する。
なお、制御装置4から新HMI装置へ送信される表示信号は新旧ネットワークのコモンメモリを介して伝送されるが、新HMI装置7から制御装置4へ送信される操作信号の伝送方式は、コモンメモリによる周期的な伝送に限定されるものではなく、TCP/IP、UDP/IP標準プロトコルによる非周期的なメッセージ伝送であってもよい。
図2は、新HMI装置7に表示された監視画面の一例を示した図である。なお、旧HMI装置5も同様の監視画面を有する。図2に示すように、表示された監視画面は、ヒータやポンプ等のプラント機器の操作端に対応する表示用品を表示する領域を示す表示枠が表示されており、それぞれの操作端には、操作端の名称21や操作表示項目22が表示されている。また、監視画面上には、様々な表示用品23が配置されており、利用者が、監視画面上の表示用品23を押下操作すると、この押下操作された表示用品23に応じた操作信号を生成する。
(ゲートウェイ)
図3は、ゲートウェイ6によるネットワーク間のデータ転送について説明するための図である。上述したように、ゲートウェイ6は、第1コモンメモリ31の各アドレスの信号を、第2コモンメモリの指定した先頭アドレス以降の各アドレスに、アドレス間の相対位置を変えずにそのまま転写(コピー)する。転写は1ブロック単位で行われ、1ブロックは64ワード単位である。
図3に示す一例では、第1コモンメモリ31のアドレス表記がAW0〜AW32767、第2コモンメモリ32のアドレス表記がXW0〜XW65536である。第2コモンメモリ32は第1コモンメモリ31の2倍のアドレス領域を有する。制御装置4から旧HMI装置5への表示信号はAW1000〜AW2000のアドレス領域に割り当てられている。先頭アドレスとしてXW2000が指定され、第1コモンメモリ31のAW1000〜AW2000のアドレス領域に記憶されたデータ(表示信号)は、第2コモンメモリ32のXW2000〜XW3000のアドレス領域へ、アドレス間の相対位置を変えずに転写(コピー)される。
(設計支援装置)
図4は、本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1の構成を示す構成図である。設計支援装置1は、プロセッサ、メモリ、入出力インタフェースを備えた汎用コンピュータである。プロセッサがメモリに記憶された所定のプログラムを実行することにより図4に示す各部の機能が実現される。
入出力装置41は、利用者に操作されるキーボード、マウス等の入力装置と、ディスプレイ等の出力装置とを備える。入出力装置41は、利用者の入力装置の操作に応じた信号を、取得部42、編集部45、タグ変数情報生成部46に送信する。また、編集部45からの信号を出力装置に出力する。
取得部42は、入出力装置41からの取得信号に応じて、旧プラント制御管理仕様情報40を取得する。旧プラント制御管理仕様情報40は、少なくとも旧HMI装置5の表示用品に関連付けられた旧表示信号名称と、表示信号を格納する第1コモンメモリのアドレスとが関連付けられた情報を含み、旧HMI装置5に記憶された画面情報に基づいて生成される。旧プラント制御管理仕様情報40は、例えば特許第5772639号公報、特開2014−48993号公報等に記載された手法を用いて生成可能である。
旧プラント制御管理仕様情報40に含まれる要素について説明する。図5は、旧HMI装置5の画面情報から生成された旧プラント制御管理仕様情報40の一例を示す図である。
図5に例示する旧プラント制御管理仕様情報40には、旧HMI装置5に表示される監視画面の番号である画面番号51、監視画面上の用品(表示用品および操作用品)固有の番号である用品番号52、用品の種類を一意に識別するための用品種別53および54、用品の説明(例えば用品の名称)であるコメント55、操作信号が格納される第1コモンメモリのアドレス56、操作信号の名称を示す旧操作信号名称57、表示信号が格納される第1コモンメモリのアドレス58、表示信号の名称を示す旧表示信号名称59が含まれている。
上述した要素が関連付けられた情報により旧プラント制御管理仕様情報40の1レコードが構成される。旧プラント制御管理仕様情報40の各レコードは、監視画面の画面番号、用品固有の用品番号、用品種別の3つのデータの組み合わせをキーとして特定できる。
なお、図5では省略されているが、プラント制御管理仕様情報の要素には、監視画面上における用品の位置情報、用品の属性情報も含まれてもよい。属性情報には、例えば用品に含まれる操作ボタンの色やボタンに表示させるための表示名称等も含まれる。
図4に戻り説明を続ける。信号・信号名称変換部43は、旧プラント制御管理仕様情報40から新HMI装置7を設計するための新プラント制御管理仕様情報を生成する。
具体的には、信号・信号名称変換部43は、表示信号を格納する第1コモンメモリのアドレス58を、アドレス間の相対位置を変えずに、第2コモンメモリで使用可能なアドレス形式に変換した新アドレスを生成する。また、信号・信号名称変換部43は、旧表示信号名称59を新HMI装置7で使用可能な名称形式に変換した新表示信号名称を生成する。そして、信号・信号名称変換部43は、生成された新アドレスと新表示信号名称とを関連付けて、新プラント制御管理仕様情報を生成する。なお、第2コモンメモリ上に表示信号を格納するアドレスの先頭位置は、上述したゲートウェイ6において指定した先頭アドレスと同アドレスである。
さらに、信号・信号名称変換部43は、操作信号を格納する第1コモンメモリのアドレス56、旧操作信号名称57についても上述した表示信号と同様に変換して、新プラント制御管理仕様情報に含む。また、旧プラント制御管理仕様情報40の画面番号51、用品番号52、用品種別53および54、コメント55は、新プラント制御管理仕様情報に流用される。
図6は、信号・信号名称変換部43による旧プラント制御管理仕様情報を新プラント制御管理仕様情報に転用する例を示す図である。
旧プラント制御管理仕様情報の画面番号51、用品番号52、用品種別53および54、コメント55は、それぞれ新プラント制御管理仕様情報の画面番号61、用品番号62、用品種別63および64、コメント65にそのまま流用(コピー)される。
旧HMI装置5の操作信号が格納される第1コモンメモリのアドレス56、表示信号が格納される第1コモンメモリのアドレス58は、それぞれ各レコードのアドレス間の相対位置を変えずに(アドレスを相対的に換算し)、第2コモンメモリで使用可能なアドレス形式に変換されて、新アドレス66および68となる。変換ルールは、予め設定されているものとする。
旧HMI装置5の操作信号の名称を示す旧操作信号名称57、表示信号の名称を示す旧表示信号名称59は、それぞれ新HMI装置7で使用可能な名称形式に変換されて、新操作信号名称67、新表示信号名称69となる。変換ルールは、予め設定されているものとする。
記憶部44は、信号・信号名称変換部43により生成された新プラント制御管理仕様情報を記憶する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1において、旧プラント制御管理仕様情報を変換して新プラント制御管理仕様情報を生成する処理ルーチンを示すフローチャートである。本処理ルーチンは、入出力装置41からの所得信号に応じて実行される。
図7に示す処理ルーチンでは、まず、ステップS100において、取得部42は、入出力装置41から取得信号を受信すると旧プラント制御管理仕様情報40を取得する。
次に、ステップS110において、信号・信号名称変換部43は、旧プラント制御管理仕様情報40からレコード数(用品数)Nを取得し、レコード番号を示す変数iに初期値として1を代入する。
次に、ステップS120において、信号・信号名称変換部43は、判定条件i≦Nが成立するか否かを判定する。
ステップS120においてi≦Nと判定された場合、ステップS130において、信号・信号名称変換部43は、旧プラント制御管理仕様情報40からi番目のレコードを取得する。信号・信号名称変換部43は、i番目のレコードに含まれる操作信号を格納する第1コモンメモリのアドレス56、表示信号を格納する第1コモンメモリのアドレス58を、それぞれ第2コモンメモリで使用可能なアドレス形式に変換して、新アドレス66および68とする。ここで、変換ルールは、各レコード間でアドレスの相対位置を変えないように定義されている。
さらに、ステップS130において、信号・信号名称変換部43は、i番目のレコードに含まれる旧HMI装置5の操作信号の名称を示す旧操作信号名称57、表示信号の名称を示す旧表示信号名称59を、それぞれ新HMI装置7で使用可能な名称形式に変換して、新操作信号名称67、新表示信号名称69とする。
さらに、ステップS130において、信号・信号名称変換部43は、i番目のレコードに含まれる画面番号51、用品番号52、用品種別53および54、コメント55を、画面番号61、用品番号62、用品種別63および64、コメント65としてそのまま流用する。
ステップS140において、変数iにi+1を代入し、ステップS120から処理を継続する。全てのレコードについての変換が完了し、ステップS120においてi>Nと判定されると、新プラント制御管理仕様情報は記憶部44に記憶される(ステップS150)。その後、本ルーチンは終了される。
図4に戻り説明を続ける。記憶部44に記憶された新プラント制御管理仕様情報は、利用者の操作に基づいて編集可能である。編集部45は、入出力装置41からの編集信号に応じて新プラント制御管理仕様情報を編集する。例えば、利用者の操作により操作信号が格納される第2コモンメモリの新アドレス66が編集される。
タグ変数情報生成部46は、新プラント制御管理仕様情報から、新HMI装置7の表示用品毎に、表示用品に関連付けられた新表示信号名称69と、新表示信号名称69に関連付けられた新アドレス68とを含む情報であって、新HMI装置7が読み込み可能なファイル形式に変換されたタグ変数情報を生成する。なお、タグ変数情報には、操作信号に関する新操作信号名称67および新操作信号名称67に関連付けられた新アドレス66が含まれることが好ましい。
図8は、本発明の実施の形態1に係る設計支援装置1がタグ変数情報を生成する処理ルーチンを示すフローチャートである。本処理ルーチンは、入出力装置41からのタグ変数情報生成信号毎に実行される。
図8に示す処理ルーチンでは、まず、ステップS200において、タグ変数情報生成部46は、記憶部44から新プラント制御管理仕様情報を取得する。
次に、ステップS210において、タグ変数情報生成部46は、新プラント制御管理仕様情報からレコード数(用品数)Nを取得し、レコード番号を示す変数iに初期値として1を代入する。
次に、ステップS220において、タグ変数情報生成部46は、判定条件i≦Nが成立するか否かを判定する。
ステップS220において、i≦Nと判定された場合、ステップS230において、タグ変数情報生成部46は、新プラント制御管理仕様情報からi番目のレコードを取得する。タグ変数情報生成部46は、i番目のレコードの表示用品に関連付けられた新表示信号名称69と、新表示信号名称69に関連付けられた新アドレス68とを含み、新HMI装置7が読み込み可能なファイル形式に変換されたタグ変数情報を生成する。なお、タグ変数情報には、操作信号に関する新操作信号名称67および新アドレス66が含まれてもよい。
ステップS240において、変数iにi+1を代入し、ステップS220から処理を継続する。全てのレコードについての変換が完了し、ステップS220においてi>Nと判定されると、タグ変数情報生成部46はタグ変数情報47を出力する(ステップS250)。その後、本ルーチンは終了される。
出力されたタグ変数情報47は、新HMI装置7に設定される。タグ変数情報が設定されることで、新HMI装置7は、第2コモンメモリから表示信号を受信し、タグ変数情報から表示信号に対応する新表示信号名称を取得し、新表示信号名称に関連付けられた監視画面上の表示用品に信号内容を反映することができる。
(効果)
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、第1コモンメモリと第2コモンメモリ32はアドレス体系が異なり、制御装置4が送信する各表示信号はゲートウェイ6により、第1コモンメモリから第2コモンメモリへそのまま転写される。すなわち、各表示信号の第1コモンメモリ上のアドレス58の構成(並び)は、第2コモンメモリ上の各表示信号の新アドレス68の構成(並び)へ踏襲される。
本発明ではこの点に着目し、信号・信号名称変換部43は、先頭アドレスを指定して、アドレス間の相対位置を変えない変換ルールで、各表示信号に関して第1コモンメモリ上のアドレス58を変換して、第2コモンメモリ上の新アドレス68を自動的に割り付ける。そのため、新HMI装置7の表示信号のアドレス設計に関して、手動で第2コモンメモリ上の新アドレスを割り付ける必要がなく、新HMI装置7の設計効率の向上を図ることができる。
また、タグ変数情報47が設定された新HMI装置7は、第1コモンメモリから第2コモンメモリに転写された各表示信号を、新ネットワーク3上の表示信号として直接参照(転用)できるため、第2コモンメモリ上で表示信号が重複することなく、新ネットワーク3の負荷軽減が図れる。また、新HMI装置7の表示信号の受信に関しては、専用の転送プログラムは不要となる。
1 設計支援装置
2 旧ネットワーク
3 新ネットワーク
4 制御装置
5 旧HMI装置
6 ゲートウェイ
7 新HMI装置
10 制御監視システム
21 操作端の名称
22 操作表示項目
23 表示用品
31 第1コモンメモリ
32 第2コモンメモリ
40 旧プラント制御管理仕様情報
41 入出力装置
42 取得部
43 信号・信号名称変換部
44 記憶部
45 編集部
46 タグ変数情報生成部
47 タグ変数情報
51、61 画面番号
52、62 用品番号
53、54、63、64 用品種別
55、65 コメント
56 操作信号が格納される第1コモンメモリのアドレス
57 旧操作信号名称
58 表示信号が格納される第1コモンメモリのアドレス
59 旧表示信号名称
66 操作信号が格納される第2コモンメモリの新アドレス
67 新操作信号名称
68 表示信号が格納される第2コモンメモリの新アドレス
69 新表示信号名称

Claims (2)

  1. メモリが配置された3つ以上のノードを有し、各ノードのメモリの情報を周期的に交換することで仮想的に同一メモリ空間を共有する第1コモンメモリを備えるネットワークであって、第1ノードに接続し表示信号を送信する制御装置と、第2ノードに接続し前記表示信号を受信して画面上に表示用品を表示する旧HMI装置と、第3ノードに接続するゲートウェイとの間で、前記第1コモンメモリを介して信号を共有する第1ネットワークと、
    メモリが配置された2つ以上のノードを有し、各ノードのメモリの情報を周期的に交換することで仮想的に同一メモリ空間を共有する第2コモンメモリを備えるネットワークであって、第4ノードに接続する前記ゲートウェイと、第5ノードに接続し前記表示信号を受信して画面上に表示用品を表示する新HMI装置との間で、前記第2コモンメモリを介して信号を共有する第2ネットワークと、を備え、
    前記ゲートウェイは、前記第1コモンメモリの各アドレスが指定する記憶領域に記憶された信号を、第2コモンメモリに指定した先頭アドレス以降の各アドレスが指定する記憶領域に、アドレス間の相対位置を変えずにそのまま転写するように構成された制御監視システムにおいて、前記新HMI装置の設計を支援する設計支援装置であって、
    前記旧HMI装置の表示用品に関連付けられた旧表示信号名称と、前記表示信号を格納する記憶領域を指定する前記第1コモンメモリのアドレスとが関連付けられた旧プラント制御管理仕様情報を取得する取得部と、
    前記旧プラント制御管理仕様情報と前記先頭アドレスとに基づいて、前記表示信号を格納する記憶領域を指定する前記第1コモンメモリのアドレスを、アドレス間の相対位置を変えずに、前記第2コモンメモリで使用可能なアドレス形式に変換した新アドレスと、前記旧表示信号名称を前記新HMI装置で使用可能な名称形式に変換した新表示信号名称とを関連付けて、前記新HMI装置の新プラント制御管理仕様情報を生成する変換部と、
    を備えることを特徴とする設計支援装置。
  2. 前記新プラント制御管理仕様情報から、前記新HMI装置の表示用品に関連付けられた前記新表示信号名称と、前記新表示信号名称に関連付けられた前記新アドレスとを含む情報であって、前記新HMI装置が読み込み可能なファイル形式に変換されたタグ変数情報を生成するタグ変数情報生成部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の設計支援装置。
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