JP6555517B2 - ワイヤレス給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤレス給電システムに関する。
スマートフォンや電気自動車の普及に伴い、ケーブルを使用せずにワイヤレスで電力を伝送する技術(非接触給電技術)に注目が集まっている。非接触給電の方式には、電磁誘導方式、磁界(電界)共鳴方式、電界結合方式など様々な方式が存在する。非接触給電技術において、電力の伝送距離をさらに延ばす方法として、中継装置を設置する方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のワイヤレス給電システムでは、送電装置と受電装置との間に中継装置を設置することで、送電装置と中継装置、中継装置と受電装置という2つの電力の結合状態を生成し、伝送距離を延ばすものである。特許文献1に記載のシステムは、中継装置が複数あってもよく、中継装置の数を増やすことで電力の伝送距離をより延ばすことができる。したがって、図11に示すように複数の中継装置300を空間的に広がりを持つように壁等に配置することで、1つの給電元から3次元空間的にワイヤレス給電をすることができる。
特開2011−30317号公報
しかしながら、送電装置から受電装置までの電力の伝送効率は、中継装置300間の電力伝送毎の電力の損失に起因する。したがって、図11に示すようなワイヤレス給電システムを実現するために中継装置300の数を増やすと送電装置から中継装置300を経由して受電装置に電力を伝送する伝送経路が複数存在するため、ワイヤレス給電システム全体の電力の伝送効率が低下してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の中継装置を備えるワイヤレス給電システムであって、中継装置による電力の伝送効率の低下を抑制するワイヤレス給電システムを提供することである。
本発明の一態様は、給電される電力を送電する送電装置と、前記送電装置から送電された前記電力を中継する複数の中継装置と、前記中継装置で中継された前記電力を受電する受電装置と、前記中継装置を経由して前記送電装置から前記受電装置に前記電力を伝送する複数の伝送経路において前記電力の伝送効率が最も高くなる前記伝送経路で電力伝送するように前記中継装置を制御する制御装置と、前記送電装置から前記中継装置への第1伝送効率と当該中継装置から前記受電装置への第2伝送効率と、を前記中継装置毎に予め記憶している記憶部と、を備え、前記制御装置は、前記記憶部に記憶されている前記中継装置毎の前記第1伝送効率及び前記第2伝送効率に基づいて前記伝送経路毎の前記電力の伝送効率を算出する、ワイヤレス給電システムである。
また、本発明の一態様は、上述のワイヤレス給電システムであって、前記中継装置は、共振コイル及び共振容量を有する共振回路とオン状態又はオフ状態に操作されることで前記共振回路を開回路又は閉回路に切り替えるスイッチとを備え、前記制御装置は、前記スイッチをオン状態又はオフ状態に操作することで、前記電力の伝送効率が最も高い前記伝送経路を選択する。
以上説明したように、本発明によれば、複数の中継装置を備えるワイヤレス給電システムであって、中継装置による電力の伝送効率の低下を抑制するワイヤレス給電システムを提供することができる。
第1の実施形態のワイヤレス給電システム1の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるワイヤレス給電システム1の送電装置11、中継装置12及び受電装置13の等価ブロックの一例を示す図である。 第1の実施形態における制御装置15の概略構成図の一例を示す図である。 第1の実施形態における制御装置15の処理のフローを示す図である。 第2の実施形態のワイヤレス給電システム1Aの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における制御装置15Aの概略構成図の一例を示す図である。 第2の実施形態における記憶部152Aが記憶する必要電力テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態における伝送経路決定部154Aの送電電力の算出方法を示す図である。 第2の実施形態における制御装置15Aの処理のフローを示す図である。 第2の実施形態における伝送経路決定部154Aの送電電力の算出結果を示す図である。 複数の中継装置300を空間的に広がりを持つように壁等に配置した例を示す図である。
本実施形態のワイヤレス給電システムは、送電装置、複数の中継装置、受電装置及び制御装置を備える。送電装置は、電源装置から給電される電力を送電する。中継装置は、送電装置と受電装置との間において送電装置の送電電力を中継する。受電装置は、中継装置で中継された電力を受電する。制御装置は、中継装置を経由して送電装置から受電装置に伝送される電力の複数の伝送経路のうち、送電装置から受電装置に伝送される電力の伝送効率が最も高くなる伝送経路のみで電力伝送するように中継装置を制御する。すなわち、ワイヤレス給電システムは、送電装置と受電装置との間で最も高効率な伝送経路だけを残し、残りの伝送経路を遮断する。これにより、ワイヤレス給電システムは、中継装置を介した長距離ワイヤレス給電において、システム全体の効率向上を図ることができる。なお、本発明のワイヤレス給電システムは、電磁誘導方式、磁界結合方式又は電界結合方式のいずれにおいても適用可能であるが、以下に示す実施形態において、磁界結合方式に適用した場合について説明する。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態におけるワイヤレス給電システム1について説明する。図1は、第1の実施形態のワイヤレス給電システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、ワイヤレス給電システム1は、電源装置10、送電装置11、中継装置12(中継装置12−1及び中継装置12−2)、受電装置13、端末装置14及び制御装置15を備える。なお、図1の例では、中継装置の数は2個である場合を示しているが、この数に限定されない。本実施形態では、説明を簡略化するために、中継装置12が中継装置12−1及び中継装置12−2の2つの場合について説明する。
電源装置10は、ワイヤレス電力伝送のための高周波電力(AC(Alternating Current)電力)を発生する。例えば、電源装置10は、交流信号発生器である。電源装置10は、発生したAC電力を送電装置11に出力する。
図2は、第1の実施形態におけるワイヤレス給電システム1の送電装置11、中継装置12及び受電装置13の等価ブロックの一例を示す図である。
送電装置11は、第1共振コイル110及びコンデンサ111を備える。
送電装置11は、第1共振コイル110及びコンデンサ111でLC共振回路が構成され、共振現象を発生させる。Lがインダクタンスであり、Cがコンデンサである。送電装置11は、上記LC共振回路で共振現象を発生させ、且つ中継装置12との間で磁気結合することで、電源装置10から給電されたAC電力を中継装置12に伝送する。
中継装置12は、第2共振コイル120、コンデンサ121、通信制御部122及びスイッチ123を備える。
第2共振コイル120は、送電装置11の第1共振コイル110と自己共振周波数が一致したときに、第1共振コイル110と磁気結合する。そして、第2共振コイル120は、送電装置11からAC電力を受電する。
中継装置12は、第2共振コイル120及び共振容量としてのコンデンサ121でLC共振回路が構成され、共振現象を発生させる。中継装置12は、上記LC共振回路で共振現象を発生させ、且つ受電装置13との間で磁気結合することで、送電装置11から給電されたAC電力を受電装置13に伝送する。
通信制御部122は、制御装置15と有線又は無線で接続されている。通信制御部122は、制御装置15と無線又は有線で通信し、制御装置15から供給された制御信号に基づいてスイッチ123をオン状態又はオフ状態に制御する。スイッチ123がオフ状態になった場合、第2共振コイル120の電流経路が切断され、第2共振コイル120及びコンデンサ121のLC共振回路が開回路となり共振条件が崩れる。すなわち、中継装置12のLC共振回路は共振しなくなるため、受電装置13との間で磁気結合することができない。したがって、中継装置12は、送電装置11から給電されたAC電力を受電装置13に伝送しない。
受電装置13は、第3共振コイル130、コンデンサ131及び抵抗132を備える。
第3共振コイル130は、中継装置12の第2共振コイル120と自己共振周波数が一致したときに、第2共振コイル120と磁気結合する。そして、第3共振コイル130は、中継装置12からAC電力を受電する。
受電装置13は、第3共振コイル130及びコンデンサ131でLC共振回路が構成され、共振現象を発生させる。
例えば、受電装置13は、一定面積の平面を備える。この平面(以下、「給電面」という。)の下部や表面には、磁界を発生する第3共振コイル130等が配置される。給電面の平面は、端末装置14を置くことができるように、端末装置14の受電面の面積より十分に大きいことが望ましい。ここで、端末装置14の受電面は、磁界を介して供給された電力を受電装置13から受電する受電コイルが下部に配置された平面である。また、端末装置14の受電面を給電面に近接させるだけでも充電することができる。なお、受電装置13は、スタンド型の形状であってもよい。
ここで、送電装置11から中継装置12への電力の伝送効率は、第1共振コイル110と第2共振コイル120とのそれぞれの位置関係(すなわち、結合係数)やQ値により変動する。同様に、中継装置12から受電装置13への電力の伝送効率は、第2共振コイル120と第3共振コイル130とのそれぞれの位置関係やQ値により変動する。本実施形態では、送電装置11、中継装置12及び受電装置13の位置は固定である。したがって、送電装置11、中継装置12及び受電装置13の各々の位置関係は予め決まっているため、所定の計算式や測定によって中継装置12の伝送効率を予め求めることが可能である。本実施形態において、送電装置11と中継装置12−1との間の伝送効率をE、中継装置12−1と受電装置13との間の伝送効率をEとする。また、送電装置11と中継装置12−2との間の伝送効率をE、中継装置12−2と受電装置13との間の伝送効率をEとする。
例えば、端末装置14は、携帯電話(スマートフォンを含む)、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、タブレット端末である。例えば、端末装置14は、RFID(Radio Frequency IDentifier)、赤外線、Bluetooth(登録商標)、Wi‐Fi(登録商標)等の既存の通信手段を用いて、自装置の位置を示す位置情報及び、自装置を識別する予め割り当てられた識別情報を制御装置15に出力する。
図3は、第1の実施形態における制御装置15の概略構成図の一例を示す図である。制御装置15は、位置検出部151、記憶部152、伝送経路抽出部153、伝送経路決定部154及び伝送制御部155を備える。
位置検出部151は、端末装置14から供給される位置情報及び識別情報を取得する。端末装置14は、受電装置13から電力が給電される場合、受電装置13の給電面又は給電面の近傍に配置される。したがって、位置検出部151は、端末装置14の位置情報に基づいて、端末装置14に給電する受電装置13の位置を示す位置情報を決定することができる。位置検出部151は、決定した受電装置13の位置情報を伝送経路抽出部153に出力する。
伝送経路抽出部153は、記憶部152から中継装置12及び送電装置11の各々の位置を示す位置情報を読み出す。なお、記憶部152には、中継装置12及び送電装置11の各々の位置情報が予め記憶されている。
伝送経路抽出部153は、受電装置13、中継装置12及び送電装置11の各々の位置情報に基づいて、送電装置11から受電装置13までの電力の伝送経路をすべて抽出する。図1に示す例では、伝送経路抽出部153は、送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13を経由する第1伝送経路Pと、送電装置11、中継装置12−2及び受電装置13を経由する第2伝送経路Pとを抽出する。伝送経路抽出部153は、抽出した第1伝送経路P及び第2伝送経路Pを伝送経路決定部154に供給する。
記憶部152には、中継装置12及び送電装置11の各々の識別情報及び位置情報が記憶されている。また、記憶部152には、中継装置12の伝送効率が中継装置毎に予め記憶されている。中継装置の伝送効率とは、送電装置11から中継装置12への伝送効率と、中継装置12から受電装置13への伝送効率とである。なお、中継装置の伝送効率は、予め計測され記憶部152に記憶されてもよいし、中継装置12からの距離による電力の減衰量や電磁気学的な計算に基づいて算出され記憶部152に記憶されてもよい。
伝送経路決定部154は、伝送経路抽出部153が抽出した伝送経路毎の伝送効率を算出する。伝送経路決定部154は、伝送経路抽出部153が抽出した第1伝送経路Pと第2伝送経路Pとを取得する。伝送経路決定部154は、第1伝送経路Pの伝送効率Eを算出する。例えば、伝送経路決定部154は、記憶部152に予め記憶されている伝送効率E及び伝送効率Eを読み出す。伝送経路決定部154は、伝送効率Eと伝送効率Eとを乗算することで伝送効率Eを算出する。次に、伝送経路決定部154は、第2伝送経路Pの伝送効率Eを算出する。例えば、伝送経路決定部154は、記憶部152に予め記憶されている伝送効率E及び伝送効率Eを読み出す。伝送経路決定部154は、伝送効率Eと伝送効率Eとを乗算することで伝送効率Eを算出する。
伝送経路決定部154は、伝送経路抽出部153が抽出した複数の伝送経路の伝送効率を比較する。比較した結果、伝送経路決定部154は、複数の伝送経路において、伝送効率が最も高い伝送経路(以下、「高効率伝送経路」という。)を決定する。例えば、伝送効率E>伝送効率Eである場合、伝送経路決定部154は、高効率伝送経路として第1伝送経路Pを選択する。伝送経路決定部154は、決定した高効率伝送経路の情報を伝送制御部155に出力する。
伝送制御部155は、伝送経路抽出部153が抽出した複数の伝送経路において、高効率伝送経路以外の伝送経路を遮断する。すなわち、伝送制御部155は、伝送経路決定部154から高効率伝送経路を取得する。伝送制御部155は高効率伝送経路にある中継装置以外の識別情報を記憶部152から取得する。伝送制御部155は、取得した識別情報の中継装置の通信制御部122に対しスイッチ123をオフ状態にさせることを指示する制御信号を出力する。これにより、ワイヤレス給電システム1は、低効率伝送経路における電力伝送が遮断され、最も高効率である伝送経路のみで電力伝送が行われる。
以下に、第1の実施形態における制御装置15の処理のフローを説明する。図4は、第1の実施形態における制御装置15の処理のフローを示す図である。なお、以下に示す第1の実施形態における制御装置15の処理のフローを説明するにあたり、伝送効率E=0.8、伝送効率E=0.7、伝送効率E=0.6、伝送効率E=0.6である場合について説明する。
ステップS101において、位置検出部151は、端末装置14から供給される端末装置14の位置情報を取得する。
ステップS102において、位置検出部151は、端末装置14の位置情報に基づいて、端末装置14に給電する受電装置13の位置を示す位置情報を決定する。位置検出部151は、決定した受電装置13の位置情報を伝送経路抽出部153に出力する。
ステップS103において、伝送経路抽出部153は、記憶部152から中継装置12−1、中継装置12−2及び送電装置11の各々の位置を示す位置情報を読み出す。伝送経路抽出部153は、受電装置13、中継装置12−1、中継装置12−2及び送電装置11の各々の位置情報に基づいて、送電装置11から受電装置13までの電力の伝送経路をすべて抽出する。すなわち、伝送経路抽出部153は、送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13を経由する第1伝送経路Pと、送電装置11、中継装置12−2及び受電装置13を経由する第2伝送経路Pとを抽出する。
ステップS104において、伝送経路決定部154は、伝送経路抽出部153が抽出した第1伝送経路Pと第2伝送経路Pの各々の伝送効率を算出する。伝送経路決定部154は、記憶部152に予め記憶されている伝送効率E=0.8及び伝送効率E=0.7を読み出す。伝送経路決定部154は、伝送効率E=0.8と伝送効率E=0.7とを乗算することで第1伝送経路Pの伝送効率Ea=0.56を算出する。伝送経路決定部154は、記憶部152に予め記憶されている伝送効率E=0.6及び伝送効率E=0.6を読み出す。伝送経路決定部154は、伝送効率E=0.6と伝送効率E=0.6とを乗算することで第2伝送経路Pの伝送効率E=0.36を算出する。
ステップS105において、伝送経路決定部154は、第1伝送経路Pの伝送効率E=0.56と第2伝送経路Pの伝送効率E=0.36とを比較し、伝送効率が高い伝送経路である第1伝送経路Pの情報を伝送制御部155に出力する。
ステップS106において、伝送制御部155は、伝送経路決定部154から第1伝送経路Pの情報を取得する。伝送制御部155は第1伝送経路Pにある中継装置12−1以外の中継装置である中継装置12−2の識別情報を記憶部152から取得する。伝送制御部155は、取得した識別情報の中継装置12−2の通信制御部122にスイッチ123をオフ状態にさせることを指示する制御信号を出力する。したがって、ワイヤレス給電システム1は、第2伝送経路Pにおける電力伝送を遮断し、最も高効率である第1伝送経路Pのみで電力伝送が行うことができる。従来のワイヤレス給電システムは、第1伝送経路Pと第2伝送経路Pとを有する複数の伝送経路で電力伝送を実施していた。そのため、ワイヤレス給電システムの伝送効率は、第1伝送経路Pの伝送効率E=0.56と第2伝送経路Pの伝送効率E=0.36との平均値である0.46となる。一方、ワイヤレス給電システム1は、低効率である第2伝送経路Pの電力伝送を遮断することで、システム全体の伝送効率を0.56とすることができる。
上述の実施形態において、ワイヤレス給電システム1は、送電装置11と受電装置13との間に設置された複数の中継装置12を備え、送電装置11から受電装置13への複数の伝送経路の中で最も高効率な伝送経路だけを残し、残りの伝送経路を遮断する。これにより、ワイヤレス給電システム1は、中継装置を介した長距離ワイヤレス給電において、中継装置12による電力の伝送効率の低下を抑制し、システム全体の効率向上を図ることができる。
ワイヤレス給電システムにおいて中継装置の伝送効率を用いる場合、中継装置に流れる電流を計測する計測装置を備え、計測装置が計測した電流値に基づいて中継装置12の伝送効率を一定周期毎に算出する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、計測装置に流れる電流で送電電力がロスしてしまう。また、中継装置に計測装置を設置する必要があるため、中継装置自体が大きくなる。また、ワイヤレス給電システムは、計測装置による電流計測、電流値のデータを制御装置に送信、電流値に基づいて伝送効率を算出の順に処理する必要があるため、高効率な伝送経路の決定の処理に時間がかかる。本実施形態のワイヤレス給電システム1は、予め計測された中継装置の伝送効率が記憶された記憶部152を備えている。又は、ワイヤレス給電システム1は、中継装置12からの距離による送電電力の減衰量や電磁気学的な計算に基づいて算出された中継装置の伝送効率が記憶された記憶部152を備えている。これにより、ワイヤレス給電システム1は、記憶部152に記憶された伝送効率を用いることができるため、上記計測装置を用いずに送電装置11から受電装置13への複数の伝送経路の中で最も高効率な伝送経路を決定することができる。
また、端末装置14が存在するか否かを判定する方法として、上記中継装置に配置された計測装置が計測した電流値の変化に基づいて判断する方法がある。しかしながら、この方法では、計測装置に流れる電流で送電電力がロスしてしまう。また、端末装置14が受電装置の給電面に置かれてから端末装置14の位置を取得までには、すべての中継装置に配置されている計測装置の電流値の変化を取得する必要があるため、受電装置の存在をポーリング時間が大幅にかかる。そして、中継装置の数が増えれば増える程、受電装置の存在をポーリング時間がかかる。さらに、端末装置14が無い場合にも計測装置を起動させる必要があるため無駄な電力を消費してしまう。ワイヤレス給電システム1は、端末装置14の存在又は位置の取得をRFIDやWi−Fi等の位置検出手段を用いる。これにより、ワイヤレス給電システム1は、上記計測装置を用いずに、端末装置14の存在又は位置を瞬時に取得し、端末装置14が存在しない場合に無駄に電力を消費しない。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態におけるワイヤレス給電システム1Aについて説明する。第2の実施形態におけるワイヤレス給電システム1Aは、第1の実施形態と比較して複数の受電装置を備える。図5は、第2の実施形態のワイヤレス給電システム1Aの構成を示すブロック図である。図5に示すように、ワイヤレス給電システム1Aは、電源装置10、送電装置11、中継装置12A(中継装置12−1、中継装置12−2及び中継装置12−3)、受電装置13A(受電装置13−1及び受電装置13−2)、端末装置14A(端末装置14−1及び端末装置14−2)及び制御装置15Aを備える。なお、図5の例では、中継装置の数は3個である場合を示しているが、この数に限定されない。また、図5の例では、受電装置の数は2個である場合を示しているが、この数に限定されない。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、送電装置11、中継装置12A及び受電装置13Aの位置は固定である。したがって、送電装置11、中継装置12A及び受電装置13Aの各々の位置関係は予め決まっているため、所定の計算式や測定によって中継装置12Aの伝送効率を予め求めることが可能である。本実施形態において、送電装置11と中継装置12−1との間の伝送効率をE10、中継装置12−1と受電装置13−1との間の伝送効率をE11、中継装置12−1と受電装置13−2との間の伝送効率をE12とする。送電装置11と中継装置12−2との間の伝送効率をE20、中継装置12−2と受電装置13−1との間の伝送効率をE21、中継装置12−2と受電装置13−2との間の伝送効率をE22とする。送電装置11と中継装置12−3との間の伝送効率をE30、中継装置12−3と受電装置13−1との間の伝送効率をE31、中継装置12−3と受電装置13−2との間の伝送効率をE32とする。なお、中継装置12−3は、中継装置12−1又は中継装置12−2と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。受電装置13−1及び受電装置13−2は、受電装置13と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
例えば、端末装置14Aは、携帯電話(スマートフォンを含む)、PDA、ノートパソコン、タブレット端末である。例えば、端末装置14Aは、RFID、赤外線、Bluetooth(登録商標)、Wi‐Fi(登録商標)等の既存の通信手段を用いて、自装置の位置を示す位置情報及び、自装置を識別する予め割り当てられている識別情報を制御装置15Aに出力する。
図6は、第2の実施形態における制御装置15Aの概略構成図の一例を示す図である。制御装置15Aは、位置検出部151A、記憶部152A、伝送経路抽出部153A、伝送経路決定部154A及び伝送制御部155Aを備える。
位置検出部151Aは、端末装置14−1及び端末装置14−2の各々から供給される位置情報及び識別情報を取得する。端末装置14−1は、受電装置13−1の給電面又は給電面の近傍に配置されている。端末装置14−2は、受電装置13−2の給電面又は給電面の近傍に配置される。したがって、位置検出部151Aは、端末装置14−1の位置情報に基づいて、端末装置14−1に給電する受電装置13−1の位置を示す位置情報を決定することができる。位置検出部151Aは、端末装置14−2の位置情報に基づいて、端末装置14−2に給電する受電装置13−2の位置を示す位置情報を決定することができる。
位置検出部151Aは、端末装置14−1及び端末装置14−2の識別情報に基づいて、端末装置14−1及び端末装置14−2の消費電力を記憶部152Aに予め記憶されている必要電力テーブルから読み出す。ここで、消費電力とは、定格消費電力でもよいし、最大消費電力でもよい。図7は、第2の実施形態における記憶部152Aが記憶する必要電力テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、必要電力テーブルは、端末装置の識別情報毎に、その識別情報が示す端末装置の消費電力を対応させた構造を備える。例えば、端末装置14−1は、ノートパソコンであり、消費電力はWとする。例えば、端末装置14−2は、スマートフォンであり、消費電力はWとする。すなわち、受電装置13−1から端末装置14−1に電力Wが給電され、受電装置13−2から端末装置14−2に電力Wが給電される。なお、記憶部152Aは、記憶部152と同様のデータを備えている。
位置検出部151Aは、受電装置13−1の位置情報と消費電力Wを関連づけて伝送経路抽出部153Aに出力する。位置検出部151Aは、受電装置13−2の位置情報と消費電力Wを関連づけて伝送経路抽出部153Aに出力する。
伝送経路抽出部153Aは、記憶部152Aから中継装置12A及び送電装置11の各々の位置を示す位置情報を読み出す。
伝送経路抽出部153Aは、受電装置13A、中継装置12A及び送電装置11の各々の位置情報に基づいて、送電装置11から受電装置13−1及び送電装置11から受電装置13−2までの電力の伝送経路をすべて抽出する。図5に示す例では、伝送経路抽出部153Aは、第1伝送経路P12−1から第7伝送経路P12−7の7つの伝送経路を抽出する。第1伝送経路P12−1は、中継装置12−1のみを経由する伝送経路であり、送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13−1の経路と送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13−2の経路とを備える。第2伝送経路P12−2は、中継装置12−2のみを経由する伝送経路であり、送電装置11、中継装置12−2及び受電装置13−1の経路と送電装置11、中継装置12−2及び受電装置13−2の経路とを備える。第3伝送経路P12−3は、中継装置12−3のみを経由する伝送経路であり、送電装置11、中継装置12−3及び受電装置13−1の経路と送電装置11、中継装置12−3及び受電装置13−2の経路とを備える。第4伝送経路P12−4は、中継装置12−1と中継装置12−2とを経由する伝送経路であり、第1伝送経路P12−1と第2伝送経路P12−2とを備える。第5伝送経路P12−5は、中継装置12−2と中継装置12−3とを経由する伝送経路であり、第2伝送経路P12−2と第3伝送経路P12−3とを備える。第6伝送経路P12−6は、中継装置12−1と中継装置12−3とを経由する伝送経路であり、第1伝送経路P12−1と第3伝送経路P12−3とを備える。第7伝送経路P12−7は、すべての中継装置12−1〜12−3を経由する伝送経路であり、第1伝送経路P12−1と第2伝送経路P12−2と第3伝送経路P12−3とを備える。
伝送経路決定部154Aは、伝送経路抽出部153Aが抽出した第1伝送経路P12−1から第7伝送経路P12−7の各々の総送電電力を算出する。総送電電力とは、電源装置10から送電装置11に供給される電力である。図8は、第2の実施形態における伝送経路決定部154Aの総送電電力の算出方法を示す図である。
伝送経路決定部154Aは、第1伝送経路P12−1の総送電電力を算出する。具体的には、伝送経路決定部154Aは、記憶部152Aに予め記憶されている伝送効率E10及び伝送効率E11を読み出す。伝送経路決定部154Aは、伝送効率E10と伝送効率E11とを乗算することで、送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13−1の経路における伝送効率E(=E10×E11)を算出する。伝送経路決定部154Aは、消費電力Wを伝送効率Eで除算することで送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13−1の経路における送電電力W(=W/E)を算出する。伝送経路決定部154Aは、記憶部152Aに予め記憶されている伝送効率E12を読み出す。伝送経路決定部154Aは、伝送効率E10と伝送効率E12とを乗算することで、送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13−2の経路における伝送効率E(=E10×E12)を算出する。伝送経路決定部154Aは、消費電力Wを伝送効率Eで除算することで送電装置11、中継装置12−1及び受電装置13−2の経路における送電電力W(=W/E)を算出する。したがって、伝送経路決定部154Aは、送電電力Wと送電電力Wとを加算することで第1伝送経路P12−1の総送電電力を算出する。伝送経路決定部154Aは、第1伝送経路P12−1の総送電電力の算出方法と同様に、第2伝送経路P12−2から第7伝送経路P12−7の各々の伝送経路について総送電電力を算出する。
伝送経路決定部154Aは、第1伝送経路P12−1から第7伝送経路P12−7の各々の総送電電力を比較し、電源装置10から端末装置14Aに必要な電力を給電する電力である総送電電力が最も小さい伝送経路(以下、「低送電電力伝送経路」という。)を決定する。伝送経路決定部154Aは、決定した低送電電力伝送経路の情報を伝送制御部155Aに出力する。
伝送制御部155Aは、伝送経路抽出部153Aが抽出した複数の伝送経路において、低送電電力伝送経路以外の伝送経路を遮断する。すなわち、伝送制御部155Aは、伝送経路決定部154Aから低送電電力伝送経路を取得する。伝送制御部155Aは低送電電力伝送経路にある中継装置12A以外の中継装置12Aの識別情報を記憶部152Aから取得する。伝送制御部155Aは、取得した識別情報の中継装置12Aの通信制御部122にスイッチ123をオフ状態にさせることを指示する制御信号を出力する。これにより、ワイヤレス給電システム1Aは、低送電電力伝送経路以外の電力伝送が遮断され、最も総送電電力が小さい伝送経路のみで電力伝送が行われる。最も総送電電力が小さい伝送経路は、最も少ない総送電電力で端末装置14Aが要求する電力を供給できる、電力の損失が最も少ない経路である。すなわち、ワイヤレス給電システム1Aは、低送電電力伝送経路以外の電力伝送が遮断され、最も高効率である伝送経路のみで電力伝送が行われる。
以下に、第2の実施形態における制御装置15Aの処理のフローを説明する。図9は、第2の実施形態における制御装置15Aの処理のフローを示す図である。なお、以下に示す第2の実施形態における制御装置15Aの処理のフローを説明するにあたり、伝送効率E10=0.8、伝送効率E11=0.8、伝送効率E12=0.4、伝送効率E20=0.7、伝送効率E21=0.9、伝送効率E22=0.7、伝送効率E30=0.6、伝送効率E31=0.7、伝送効率E32=0.9、端末装置14−1の消費電力W=10W、端末装置14−2の消費電力W=5Wである場合について説明する。
ステップS201において、位置検出部151Aは、端末装置14−1及び端末装置14−2の各々から供給される位置情報及び識別情報を取得する。
ステップS202において、位置検出部151Aは、端末装置14−1の位置情報に基づいて、端末装置14−1に給電する受電装置13−1の位置を示す位置情報を決定する。位置検出部151Aは、端末装置14−2の位置情報に基づいて、端末装置14−2に給電する受電装置13−2の位置を示す位置情報を決定する。
ステップS203において、位置検出部151Aは、端末装置14−1及び端末装置14−2の識別情報に基づいて、端末装置14−1の消費電力W=10W及び端末装置14−2の消費電力W=5Wを記憶部152Aに予め記憶されている必要電力テーブルから読み出す。
ステップS204において、伝送経路抽出部153Aは、記憶部152Aから中継装置12A及び送電装置11の各々の位置を示す位置情報を読み出す。伝送経路抽出部153Aは、受電装置13A、中継装置12A及び送電装置11の各々の位置情報に基づいて、送電装置11から受電装置13−1及び受電装置13−2までの電力の伝送経路をすべて抽出する。すなわち、伝送経路抽出部153Aは、第1伝送経路P12−1から第7伝送経路P12−7の7つの伝送経路を抽出する。
ステップS205において、伝送経路抽出部153Aが抽出した第1伝送経路P12−1から第7伝送経路P12−7の各々の経路において総送電電力を算出する。図10は、第2の実施形態における伝送経路決定部154Aの総送電電力の算出結果を示す図である。
ステップS206において、伝送経路決定部154Aは、第1伝送経路P12−1から第7伝送経路P12−7の各々の総送電電力を比較し、総送電電力が最も小さい伝送経路を選択する。すなわち、伝送経路決定部154Aは、総送電電力が26.1Wである第2伝送経路P12−2を選択する。そして、制御装置15Aは、第2伝送経路P12−2のみを残すように中継装置12Aを制御する。伝送経路決定部154Aは、選択した低送電電力伝送経路である第2伝送経路P12−2の情報を伝送制御部155Aに出力する。
ステップS207において、伝送経路決定部154Aから第2伝送経路P12−2の情報を取得する。伝送制御部155Aは第2伝送経路P12−2にある中継装置12−2以外の中継装置である中継装置12−1及び中継装置12−3の識別情報を記憶部152Aから取得する。伝送制御部155Aは、取得した識別情報が示す中継装置12−1及び中継装置12−3の各々の通信制御部122にスイッチ123をオフ状態にさせることを指示する制御信号を出力する。これにより、ワイヤレス給電システム1Aは、第2伝送経路P12−2以外の電力伝送が遮断され、最も総送電電力が小さい第2伝送経路P12−2のみで電力伝送が行われる。すなわち、ワイヤレス給電システム1Aは、第2伝送経路P12−2以外の電力伝送が遮断され、最も高効率である伝送経路である第2伝送経路P12−2のみで電力伝送が行われる。
上述の第2の実施形態において、ワイヤレス給電システム1Aは、送電装置11と受電装置13Aとの間に設置された複数の中継装置12Aを備え、送電装置11から受電装置13Aへの複数の伝送経路の中で最も高効率な伝送経路だけを残し、残りの伝送経路を遮断する。具体的には、ワイヤレス給電システム1Aは、端末装置14Aの識別情報から端末装置14Aの各々の消費電力を決定し、決定した消費電力と中継装置の伝送効率とに基づいて最も総送電電力が小さい伝送経路以外の伝送経路を遮断する。これにより、ワイヤレス給電システム1Aは、中継装置を介した長距離ワイヤレス給電において、中継装置12Aによる電力の伝送効率の低下を抑制し、システム全体の効率向上を図ることができる。
また、上述の第2の実施形態において、ワイヤレス給電システム1Aは、予め計測された中継装置12Aの伝送効率が記憶された記憶部152Aを備えている。又は、ワイヤレス給電システム1Aは、中継装置12Aからの距離による送電電力の減衰量や電磁気学的な計算に基づいて算出された中継装置12Aの伝送効率が記憶された記憶部152Aを備えている。これにより、ワイヤレス給電システム1Aは、記憶部152Aに記憶された伝送効率を用いることができるため、上記計測装置を用いずに送電装置11から受電装置13Aへの複数の伝送経路の中で最も高効率な伝送経路を決定することができる。
また、上述の第2の実施形態において、ワイヤレス給電システム1Aは、端末装置14Aの存在又は位置の取得をRFIDやWi−Fi等の位置検出手段を用いる。これにより、ワイヤレス給電システム1Aは、上記計測装置を用いずに、端末装置14Aの存在又は位置を瞬時に取得し、端末装置14Aが存在しない場合に無駄に電力を消費しない。
上述した実施形態における制御装置15又は制御装置15Aをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 ワイヤレス給電システム
10 電源装置
11 送電装置
12 中継装置
13 受電装置
14 端末装置
15 制御装置
110 第1共振コイル
120 第2共振コイル
122 通信制御部
123 スイッチ
111、121、131 コンデンサ
130 第3共振コイル
132 抵抗
151 位置検出部
152 記憶部
153 伝送経路抽出部
154 伝送経路決定部
155 伝送制御部

Claims (2)

  1. 給電される電力を送電する送電装置と、
    前記送電装置から送電された前記電力を中継する複数の中継装置と、
    前記中継装置で中継された前記電力を受電する受電装置と、
    前記中継装置を経由して前記送電装置から前記受電装置に前記電力を伝送する複数の伝送経路において前記電力の伝送効率が最も高くなる前記伝送経路で電力伝送するように前記中継装置を制御する制御装置と、
    前記送電装置から前記中継装置への第1伝送効率と当該中継装置から前記受電装置への第2伝送効率と、を前記中継装置毎に予め記憶している記憶部と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記記憶部に記憶されている前記中継装置毎の前記第1伝送効率及び前記第2伝送効率に基づいて前記伝送経路毎の前記電力の伝送効率を算出する、
    ワイヤレス給電システム。
  2. 前記中継装置は、共振コイル及び共振容量を有する共振回路とオン状態又はオフ状態に操作されることで前記共振回路を開回路又は閉回路に切り替えるスイッチとを備え、
    前記制御装置は、前記スイッチをオン状態又はオフ状態に操作することで、前記電力の伝送効率が最も高い前記伝送経路を選択する請求項1に記載のワイヤレス給電システム。
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