JP6555471B2 - 太陽光発電用パワーコンディショナ及び太陽光発電システム - Google Patents

太陽光発電用パワーコンディショナ及び太陽光発電システム Download PDF

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Description

本発明は、電力系統に連系して給電する太陽光発電システムの最大電力点追従制御技術に関するものである。
太陽光発電システムが大規模になるにつれ、個々の太陽電池の発電状態が均一になることは困難である。
そこで、太陽電池をブロックごとに区切り、ブロック分けされた太陽電池ストリングごとに最大電力を出力させることで、発電効率を高める方法が考えられる。この場合、太陽電池ストリングごとに昇圧チョッパ回路を設け、最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御を行う従来技術が数多く提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。周知のように、MPPT制御とは、日射量や負荷が要求する電力に応じて変動する太陽電池の出力を最大化するために、太陽電池と負荷とのバランスをとりながら最適なポイントにて動作するように昇圧チョッパ回路等の電流、電圧を制御することをいう。
一例として、図4は、特許文献1に開示されている従来技術の構成図であり、太陽電池ストリングごとに最大電力点追従制御を行う太陽光発電システムを示している。
図4において、100はパワーコンディショナ、101A,101B,101Cは、それぞれが太陽電池ストリング200A,200B,200Cに接続された出力検出回路、102A,102B,102Cは昇圧チョッパ回路、110は制御回路、111A,111B,111Cは最大電力点追従制御回路、112は同期制御回路、120はインバータ回路、301は分電盤、302は電力系統、303は負荷である。
この従来技術では、最大電力点追従制御回路111A,111B,111Cが、太陽電池ストリング200A,200B,200Cの出力電圧に応じて昇圧チョッパ回路102A,102B,102Cの電圧変換率を制御することにより、太陽電池ストリング200A,200B,200Cの動作点をそれぞれ最大電力点に追従させている。
このため、太陽電池ストリングごとの最大発電電力は、パワーコンディショナに具備される個々の昇圧チョッパ回路の最大変換電力の範囲内となり、このことは、特許文献2においても同様である。
一方、近年の大規模な太陽光発電システムにおいては、パワーコンディショナの容量以上に太陽電池を積み増しする傾向があり、太陽電池ストリングごとの容量が増大している。
このため、個々の太陽電池ストリングの最大発電電力よりも昇圧チョッパ回路の変換電力が低くなる場合が想定され、個々の太陽電池ストリングに対して昇圧チョッパ回路を複数備えるような場合も生じ得る。
この場合、全ての昇圧チョッパ回路においてMPPT制御を行うと、複数の昇圧チョッパ回路の制御対象が同一の太陽電池であるため、互いの制御が干渉し、昇圧チョッパ回路の出力が発振する等の理由により、制御精度が低下してしまうという問題がある。
例えば、特許文献3には、上述したようなMPPT制御の干渉を回避するための従来技術が開示されている。
図5は、この従来技術を示しており、210は太陽電池ストリング、130は昇圧装置、140はMPPT制御回路、151A,151Bは昇圧チョッパ回路である。
この従来技術では、MPPT制御回路140から送られた入力インピーダンス制御信号に基づいて、昇圧チョッパ回路151A,151Bが所定の変換電力分担比にて出力するように各チョッパ回路151A,151Bのオン/オフ時比率を決定している。
特開2013−101498号公報(段落[0025]〜[0027]、図1,図2等) 特開2012−181575号公報(段落[0019],[0020]、図1等) 特開2006−302147号公報(段落[0024]〜[0036]、図1〜図3等)
特許文献3に開示された従来技術では、前述した変換電力分担比により、一方のチョッパ回路が出力するべき電力が他方のチョッパ回路の出力に依存する関係にあるため、一方のチョッパ回路が故障した場合に他方の昇圧チョッパ回路の運転が停止してしまうという問題がある。
そこで、本発明の解決課題は、太陽電池ストリングごとに設けられた複数台の昇圧チョッパ回路の相互の干渉を回避してMPPT制御の精度を向上させると共に、1台の昇圧チョッパ回路が故障した時にも残りの健全な昇圧チョッパ回路により継続的な運転を可能にしたパワーコンディショナと、このパワーコンディショナを備えた太陽光発電システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る太陽光発電用パワーコンディショナは、1台の太陽電池ストリングの直流出力電圧が入力され、かつ互いに並列接続された複数台の昇圧チョッパ回路と、前記複数台の昇圧チョッパ回路を制御する制御回路と、を有するチョッパユニットを備え、かつ、前記複数台の昇圧チョッパ回路から出力された直流電圧の加算値を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ回路を備えた太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、
前記複数台の昇圧チョッパ回路のうちの1台をマスターチョッパ回路に設定して残りの昇圧チョッパ回路をスレーブチョッパ回路に設定し、前記制御回路により、前記マスターチョッパ回路のみが最大電力点追従制御を実行し、前記スレーブチョッパ回路は電流追従制御を実行すると共に、
前記チョッパユニットは、前記マスターチョッパ回路に対するマスター電流指令値と前記スレーブチョッパ回路に対するスレーブ電流指令値とを切り替えて前記マスターチョッパ回路または前記スレーブチョッパ回路に出力するマスター/スレーブ選択手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る太陽光発電用パワーコンディショナは、請求項1に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、前記マスター/スレーブ選択手段は、 前記マスターチョッパ回路の故障時に、健全な1台の前記スレーブチョッパ回路を新たなマスターチョッパ回路に設定すると共に当該マスターチョッパ回路に前記マスター電流指令値を出力して運転を継続することを特徴とする。
請求項3に係る太陽光発電用パワーコンディショナは、請求項に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、前記マスター/スレーブ選択手段は、 前記マスターチョッパ回路及び少なくとも1台の前記スレーブチョッパ回路の故障時に、残りの健全な1台の前記スレーブチョッパ回路を新たなマスターチョッパ回路に設定すると共に当該マスターチョッパ回路に前記マスター電流指令値を出力して運転を継続することを特徴とする。
請求項4に係る太陽光発電用パワーコンディショナは、請求項1〜3の何れか1項に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、前記チョッパユニットを、複数台の前記太陽電池ストリングに対応させて複数台設け、これら複数台の前記チョッパユニットの直流出力電圧を加算して前記インバータ回路に入力したことを特徴とする。
請求項5に係る太陽光発電システムは、請求項1〜4の何れか1項に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおける前記インバータ回路の交流側を、交流電力系統に連系させたことを特徴とする。
本発明によれば、太陽電池ストリングごとに設けられた複数台の昇圧チョッパ回路のうち、1台のみをマスターチョッパ回路としてMPPT制御を行うため、同一の太陽電池ストリングに対するMPPT制御が互いに干渉するおそれがなく、制御精度を向上させることができる。
また、マスターチョッパ回路の故障時には他のスレーブチョッパ回路が新たなマスターチョッパ回路に切り替わるので、システム全体を停止させずに運転を継続させることができる。更に、太陽電池ストリングに流れる電流を複数台の昇圧チョッパ回路によって常に分担させ、負荷率の偏りを解消して寿命の均一化に寄与することができる。
本発明の実施形態に係る太陽光発電システムの全体構成を示すブロック図である。 図1における昇圧チョッパ回路の電流指令生成手段を示すブロック図である。 図1におけるマスター/スレーブ選択手段の構成を示すブロック図である。 特許文献1に記載された従来技術の全体構成を示すブロック図である。 特許文献3に記載された従来技術の全体構成を示すブロック図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、この実施形態に係る太陽光発電システムの全体構成を示すブロック図である。図1において、10A,10Bは太陽電池ストリングであり、これらの太陽電池ストリング10A,10Bはパワーコンディショナ50を介して電力系統40に連系している。
パワーコンディショナ50は、以下のように構成されている。
すなわち、太陽電池ストリング10A,10Bにそれぞれ対応させて、チョッパユニット20A,20Bが設けられている。なお、太陽電池ストリングの数、及び、これに対応するチョッパユニットの台数は、図示例に何ら限定されるものではない。
チョッパユニット20A,20Bの構成は全く同一であるため、以下ではチョッパユニット20Aの構成を説明する。
チョッパユニット20Aは、太陽電池ストリング10Aの出力電圧、出力電流を検出する出力検出回路27と、これらの出力が加えられる昇圧チョッパ回路21〜23と、MPPT制御回路24と、電流制御回路24,25と、によって構成されている。そして、全ての昇圧チョッパ回路21〜23から出力される昇圧後の直流電圧の加算値(直流中間電圧)を、インバータ回路30により所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して電力系統40に供給するようになっている。昇圧チョッパ回路の台数は3台に限定されず、2台以上であれば良い。
なお、インバータ回路30の入力電圧には、他方のチョッパユニット20Bの直流出力電圧も加算されている。
昇圧チョッパ回路21〜23は、MPPT制御回路24から送られる信号に従ってMPPT制御を行う昇圧チョッパ回路(以下、マスターチョッパ回路という)21と、電流制御回路25,26から送られる信号に従って電流追従制御のみを行う昇圧チョッパ回路(以下、スレーブチョッパ回路という)22,23とに分けて設定されている。
ここで、昇圧チョッパ回路の役割(マスターチョッパ回路またはスレーブチョッパ回路)は固定的なものではなく、例えばマスターチョッパ回路に設定された昇圧チョッパ回路の故障時には、それまでスレーブチョッパ回路であった昇圧チョッパ回路をマスターチョッパ回路に設定変更し、MPPT制御回路24によりMPPT制御を行うことが可能である。図1では、昇圧チョッパ回路21〜23が何れも故障しておらず、上述したように昇圧チョッパ回路21をマスターチョッパ回路に設定し、他の昇圧チョッパ回路22,23をスレーブチョッパ回路に設定した場合を示している。
昇圧チョッパ回路として、スイッチング素子に小容量のSiC−MOSFET等を使用したものを用いれば、昇圧チョッパ回路の台数が増えても比較的低コストにて対応可能である。
この実施形態を図4の従来技術と比較すると、この実施形態では、太陽電池ストリング10A,10Bに対してそれぞれ複数の昇圧チョッパ回路21〜23が設けられており、これらの昇圧チョッパ回路21〜23のうちの一つを、MPPT制御を行うマスターチョッパ回路として設定する点が相違している。
また、この実施形態を図5の従来技術と比較すると、この実施形態では、入力インピーダンス制御信号が不要であり、各チョッパ回路が他のチョッパ回路の出力に依存することなく独自に運転可能である点が相違している。
図2は、チョッパ電流指令生成手段の一例を示すブロック図である。このチョッパ電流指令生成手段では、図1の出力検出回路27による太陽電池ストリング10Aの出力電圧検出値(以下、PV電圧検出値Vpvという)、出力電流検出値(以下、PV電流検出値Ipvという)、及び、MPPT制御回路24から出力される太陽電池ストリング10Aの出力電圧指令値(以下、PV電圧指令値Vpvrefという)に基づいて、マスター電流指令値Imref及びスレーブ電流指令値Isrefを生成する。更に、マスターチョッパ回路21、スレーブチョッパ回路22,23の故障の有無を示すマスター/スレーブ故障信号と、チョッパ回路の役割(マスターまたはスレーブ)を設定するマスター/スレーブ設定信号とを用いて、マスター電流指令値Imref及びスレーブ電流指令値Isrefをチョッパ電流指令値Ichoprefとして所定のチョッパ回路21〜23に出力する機能を備えている。
図1,図2には示されていないが、パワーコンディショナ50には、マスターチョッパ回路21、スレーブチョッパ回路22,23の故障を検出して上記マスター/スレーブ故障信号を生成する手段、及び、所定の昇圧チョッパ回路をマスターチョッパ回路とする(他の昇圧チョッパ回路をスレーブチョッパ回路とする)上記マスター/スレーブ設定信号を生成する手段が設けられている。
図2において、MPPT制御回路24が生成したPV電圧指令値Vpvrefと出力検出回路27によるPV電圧検出値Vpvとが加減算器28aに入力され、その偏差をなくすように動作するPI(比例積分)調節器28bの出力がマスター電流指令値Imrefとしてマスター/スレーブ選択手段28dに入力されている。
一方、出力検出回路27によるPV電流検出値Ipvは図1の電流制御回路25,26に入力され、スレーブチョッパ回路22または23の電流分担ゲイン28cを乗じた出力がスレーブ電流指令値Isrefとしてマスター/スレーブ選択手段28dに入力されている。
マスター/スレーブ選択手段28dは、PI調節器28bから入力されたマスター電流指令値Imref、または、電流制御回路25,26から入力されたスレーブ電流指令値Isrefを、マスター/スレーブ故障信号及びマスター/スレーブ設定信号に基づきチョッパ電流指令値Ichoprefとして選択し、マスターチョッパ回路21またはスレーブチョッパ回路22,23に出力するように動作する。
ここで、図2における加減算器28a及びPI調節器28bは、MPPT制御回路24内に設けても良い。なお、マスター/スレーブ選択手段28dは、便宜上、図1では省略してある。
次に、図3は、マスター/スレーブ選択手段28dを示すブロック図である。
図3において、マスターチョッパ回路21の故障を示すマスター故障信号(21)は、アンドゲート281,283の各一方の入力端子に入力されている。また、スレーブチョッパ回路22の故障を示すスレーブ故障信号(22)は、アンドゲート281の他方の入力端子に入力されている。更に、アンドゲート281の出力信号は、アンドゲート282,284の各一方の入力端子に入力され、アンドゲート282の他方の入力端子には、スレーブチョッパ回路23の故障を示すスレーブ故障信号(23)が入力されている。
前記アンドゲート283の他方の入力端子には、スレーブチョッパ回路22をマスターチョッパ回路に切り替える時に生成されるスレーブ設定信号(22)が入力されている。また、マスターチョッパ回路21の設定時(昇圧チョッパ回路21をマスターチョッパ回路に設定した時)に生成されるマスター設定信号(21)がオアゲート285に入力され、このオアゲート285には、アンドゲート283の出力信号も入力されている。
更に、アンドゲート284の他方の入力端子には、スレーブチョッパ回路23をマスターチョッパ回路に切り替える時に生成されるスレーブ設定信号(23)が入力され、アンドゲート284の出力信号は前記オアゲート285に入力されている。
そして、オアゲート285から出力される論理「1」または「0」の選択信号がスイッチ部286に入力され、選択信号が「1」の時にはマスター電流指令値Imrefが選択されてチョッパ電流指令値Ichoprefとなり、選択信号が「0」の時にはスレーブ電流指令値Isrefが選択されてチョッパ電流指令値Ichoprefとなる。
なお、マスター故障信号(21)、スレーブ故障信号(22),(23)は、故障時に論理「1」となり、健全時に論理「0」となる。また、マスター設定信号(21)、スレーブ設定信号(22),(23)は、設定時に論理「1」となり、非設定時に論理「0」となる。
昇圧チョッパ回路(スレーブチョッパ回路)の台数が増えた場合には、図3におけるアンドゲート282の下段及びアンドゲート284の下段にそれぞれアンドゲートを増設し、増設されたスレーブチョッパ回路のスレーブ故障信号、スレーブ設定信号を、増設されたアンドゲートにそれぞれ入力すれば良い。
次いで、図3を参照しつつ、マスター/スレーブ選択手段28dの動作を説明する。
マスターチョッパ回路21及びスレーブチョッパ回路22,23が全て健全である場合、アンドゲート283,284の出力は「0」であるため、マスター設定信号(21)が「1」になると、オアゲート285から出力される選択信号は「1」となる。これにより、スイッチ部286がマスター電流指令値Imrefを選択してチョッパ電流指令値Ichoprefをマスターチョッパ回路21に送出する。
こうしてマスター電流指令値Imrefの設定が終了したら、マスター設定信号(21)は「0」となり、オアゲート285から出力される選択信号は「0」となる。これにより、スイッチ部286がスレーブ電流指令値Isrefを選択してチョッパ電流指令値Ichoprefをスレーブチョッパ回路22,23に送出する。スレーブ電流指令値Isrefはスレーブチョッパ回路22,23のそれぞれについて図2の電流分担ゲイン28cに応じて生成されているので、チョッパ回路22用のスレーブ電流指令値Isrefと、チョッパ回路23用のスレーブ電流指令値Isrefとの判別は容易である。
次に、例えばマスターチョッパ回路21が故障した場合は、図3のマスター故障信号(21)が「1」になってアンドゲート281,283に入力される。
マスターチョッパ回路21の故障時には、例えばスレーブチョッパ回路22をマスターチョッパ回路に変更するルールを予め決めておけば、マスターチョッパ回路21の故障と同時にスレーブ設定信号(22)が「1」となる。このため、オアゲート285の選択信号が「1」になってマスター電流指令値Imrefが選択され、チョッパ電流指令値Ichoprefとして新たなマスターチョッパ回路、すなわち、従前のスレーブチョッパ回路22に送出される。この場合、スレーブチョッパ回路23の役割や電流指令値は従前通りである。
同様にして、マスターチョッパ回路21及びスレーブチョッパ回路22が故障した場合には、スレーブ設定信号(23)が「1」となるため、オアゲート285の選択信号が「1」になってマスター電流指令値Imrefが選択され、チョッパ電流指令値Ichoprefとして新たなマスターチョッパ回路、すなわち、従前のスレーブチョッパ回路23に送出される。この場合、更に別の昇圧チョッパ回路がある場合には、それらをスレーブチョッパ回路として運転すれば良い。
以上をまとめれば、この実施形態においては、1台の昇圧チョッパ回路が故障した場合、下記の何れかの方法により残りの健全な昇圧チョッパ回路により運転を継続することができる。
(1)マスターチョッパ回路が故障した場合
残りのスレーブチョッパ回路のうち1台をマスターチョッパ回路とし、残りのスレーブチョッパ回路はそのままとして運転を継続する。
(2)スレーブチョッパ回路が故障した場合
マスターチョッパ回路と残りのスレーブチョッパ回路との関係を維持したまま、運転を継続する。
上記のように、この実施形態によれば、太陽電池ストリングごとに設けられた複数台の昇圧チョッパ回路のうち、1台のみをマスターチョッパ回路に設定してマスター電流指令値Imrefに基づきMPPT制御を行い、他の昇圧チョッパ回路は、スレーブチョッパ回路としてスレーブ電流指令値Isrefに基づき電流追従制御を行う。このため、各チョッパ回路により同一の太陽電池ストリングに対するMPPT制御が互いに干渉するような問題は発生しない。
また、マスターチョッパ回路が故障したとしても、他のスレーブチョッパ回路が新たなマスターチョッパ回路に切り替わることにより、システム全体を停止させずに運転を継続させることができる。
本発明は、任意の複数台の昇圧チョッパ回路を備えたパワーコンディショナ及び太陽光発電システムに利用することができる。また、パワーコンディショナとしては、1台のチョッパユニットのみを有するもの、複数台のチョッパユニットを有するもの、の何れに対しても適用可能である。
10A,10B:太陽電池ストリング
20A,20B:チョッパユニット
21,22,23:昇圧チョッパ回路
24:MPPT制御回路
25,26:電流制御回路
27:出力検出回路
28a:加減算器
28b:PI調節器
28c:電流分担ゲイン
28d:マスター/スレーブ選択手段
281〜284:アンドゲート
285:オアゲート
286:スイッチ部
30:インバータ回路
40:電力系統
50:パワーコンディショナ

Claims (5)

  1. 1台の太陽電池ストリングの直流出力電圧が入力され、かつ互いに並列接続された複数台の昇圧チョッパ回路と、前記複数台の昇圧チョッパ回路を制御する制御回路と、を有するチョッパユニットを備え、かつ、前記複数台の昇圧チョッパ回路から出力された直流電圧の加算値を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ回路を備えた太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、
    前記複数台の昇圧チョッパ回路のうちの1台をマスターチョッパ回路に設定して残りの昇圧チョッパ回路をスレーブチョッパ回路に設定し、前記制御回路により、前記マスターチョッパ回路のみが最大電力点追従制御を実行し、前記スレーブチョッパ回路は電流追従制御を実行すると共に、
    前記チョッパユニットは、前記マスターチョッパ回路に対するマスター電流指令値と前記スレーブチョッパ回路に対するスレーブ電流指令値とを切り替えて前記マスターチョッパ回路または前記スレーブチョッパ回路に出力するマスター/スレーブ選択手段を備えたことを特徴とする太陽光発電用パワーコンディショナ。
  2. 請求項1に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、
    前記マスター/スレーブ選択手段は、 前記マスターチョッパ回路の故障時に、健全な1台の前記スレーブチョッパ回路を新たなマスターチョッパ回路に設定すると共に当該マスターチョッパ回路に前記マスター電流指令値を出力して運転を継続することを特徴とする太陽光発電用パワーコンディショナ。
  3. 請求項に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、
    前記マスター/スレーブ選択手段は、 前記マスターチョッパ回路及び少なくとも1台の前記スレーブチョッパ回路の故障時に、残りの健全な1台の前記スレーブチョッパ回路を新たなマスターチョッパ回路に設定すると共に当該マスターチョッパ回路に前記マスター電流指令値を出力して運転を継続することを特徴とする太陽光発電用パワーコンディショナ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、
    前記チョッパユニットを、複数台の前記太陽電池ストリングに対応させて複数台設け、これら複数台の前記チョッパユニットの直流出力電圧を加算して前記インバータ回路に入力したことを特徴とする太陽光発電用パワーコンディショナ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した太陽光発電用パワーコンディショナにおける前記インバータ回路の交流側を、交流電力系統に連系させたことを特徴とする太陽光発電システム
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