JP6555353B2 - クラスタシステム、情報処理装置、クラスタシステムの同期方法、及びプログラム - Google Patents

クラスタシステム、情報処理装置、クラスタシステムの同期方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明はクラスタシステム、情報処理装置、クラスタシステムの同期方法、及びプログラムに関する。
IT(Information Technology)サービスの可用性を向上させる方法として、HA(High Availability:高可用性)クラスタシステムを構築する方法がある。HAクラスタシステムは、実際にサービスを提供するアクティブノードと、アクティブノードに障害が発生した場合にサービスを引き継いで提供するスタンバイノードで構成される。スタンバイノードがアクティブノードからサービスを引き継いで提供するためには、アクティブノードで利用していたプログラムだけではなく、プログラムが利用していたデータも引き継ぐ必要がある。
アクティブノードからスタンバイノードへデータを引き継ぐ方法として、共有ディスクを利用する方法(共有ディスク型)、データをミラーリングする方法(データミラー型)などがある。データミラー型の場合、アクティブノードからスタンバイノードに対しネットワークを利用してデータを転送することでデータを同期するため、アクティブノード、スタンバイノードが常に起動している必要がある。
また、特許文献1では、主系サーバと従系サーバにより構成されるクラスタリングシステムにおいて、主系サーバに接続された記憶手段に対する更新を、共通ディスクを介して従系サーバに接続された記憶手段に反映させることについて開示している。
また、近年、クラウドサービスが広まってきており、ITサービスを提供するために物理マシンを購入するのではなく、IaaS(Infrastructure as a Service)を利用するケースが増加している。
ここで、IaaSを利用してHAクラスタシステムを構築する場合、共有ディスクを利用することが難しいため、データを引き継ぐ方法としてデータミラー型を利用することになる。また、既存のノードとクラウドサービスを利用することによりオンプレミス環境とクラウド環境との間でのHAクラスタシステムを構築する場合も、データミラー型を利用することになる。
特開2001−337856号公報
ミラーリングによる同期方式では、同期する際にアクティブノード及びスタンバイノードの両方が同時に起動状態である必要がある。これは、アクティブノードに書き込まれたデータを常時スタンバイノードへ転送するためである。また、スタンバイノードが停止状態の際に、アクティブノードに障害が発生した場合、スタンバイノードでサービスを提供しようとしても、スタンバイノードはアクティブノードに書き込まれたデータを引き継げていないためアクティブノードと同じ状態でサービスを提供できない。さらに、アクティブノードが停止状態である場合、スタンバイノードがアクティブノードから最新データを取得できない。
このようなことから、アクティブノード及びスタンバイノードの両方を常時起動状態にしておく必要がある。このため、ノードの運用コストを抑制することが困難となる。
特許文献1に記載された技術においても、この点について何ら考慮されておらず、ノードの運用コストを抑制することができない。
本発明の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、ノードの運用コストを抑制することができるクラスタシステム、情報処理装置、クラスタシステムの同期方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様にかかるクラスタシステムは、第1の記憶部を有し、稼働系として動作する第1のノードと、第2の記憶部を有し、待機系として動作する第2のノードと、前記第2のノードの起動を制御する第1の制御装置と、前記第1のノード及び前記第2のノードとは別に設けられた第3の記憶部を備え、前記第1のノードは、前記第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と前記第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成する同期データ生成手段と、前記同期データ生成手段により生成された前記同期データを前記第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させる同期データ送信手段と、前記同期データ送信手段により前記同期データを送信する場合に、前記第2のノードを停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記第1の制御装置へ送信する第1の起動指示送信手段を有し、前記第1の制御装置は、前記起動指示を受信した場合に、前記第2のノードを起動し、前記第2のノードは、前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得する同期データ取得手段と、前記同期データ取得手段により取得された前記同期データにより示される更新内容を前記第2の記憶部の記憶内容に反映させて、前記第2の記憶部の記憶内容を更新する更新手段を有する。
また、本発明の一態様にかかる情報処理装置は、第1の記憶部と、前記第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と他の情報処理装置が有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成する同期データ生成手段と、前記同期データ生成手段により生成された前記同期データを、自装置及び前記他の情報処理装置とは別に設けられた第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させる同期データ送信手段と、前記同期データ送信手段により前記同期データを送信する場合に、前記他の情報処理装置を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記他の情報処理装置の起動を制御する起動制御部へ送信する起動指示送信手段を有する。
また、本発明の一態様にかかるクラスタシステムの同期方法は、稼働系として動作する第1のノードが有する第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と、待機系として動作する第2のノードが有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成し、生成された前記同期データを、前記第1のノード及び前記第2のノードとは別に設けられた前記第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させ、前記第2のノードを停止状態から起動状態へと移行させ、前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得し、取得された前記同期データにより示される更新内容を前記第2の記憶部の記憶内容に反映させて、前記第2の記憶部の記憶内容を更新する方法である。
また、本発明の一態様にかかるクラスタシステムの同期方法は、第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と他の情報処理装置が有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成し、生成された前記同期データを、自装置及び前記他の情報処理装置とは別に設けられた第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させ、前記同期データを送信する場合に、前記他の情報処理装置を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記他の情報処理装置の起動を制御する起動制御部へ送信する方法である。
また、本発明の一態様にかかるプログラムは、第1の記憶部を有する情報処理装置のコンピュータに、前記第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と他の情報処理装置が有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成し、生成された前記同期データを、前記第1の記憶部を有する前記情報処理装置及び前記他の情報処理装置とは別に設けられた第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させ、前記同期データを送信する場合に、前記他の情報処理装置を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記他の情報処理装置の起動を制御する起動制御部へ送信することを実行させるプログラムである。
本発明によれば、ノードの運用コストを抑制することができるクラスタシステム、情報処理装置、クラスタシステムの同期方法、及びプログラムを提供することができる。

実施の形態にかかるクラスタシステムの構成の概要を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるクラスタシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるアクティブノードの構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるスタンバイノードの構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるクラスタシステムの同期動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施の形態1にかかるクラスタシステムの同期動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施の形態2にかかるクラスタシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかるクラスタシステムにおけるフェールオーバーの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
<本発明にかかる実施の形態の概要>
実施の形態の説明に先立って、本発明にかかる実施の形態の概要を説明する。図1は、実施の形態にかかるクラスタシステム100の構成の概要を示すブロック図である。クラスタシステム100は、図1に示されるように、稼働系として動作する第1のノードであるアクティブノード110と、待機系として動作する第2のノードであるスタンバイノード120と、スタンバイノード120の起動を制御する制御装置130(第1の制御装置とも称される)と、記憶部140を備えている。
ここで、「ノード」とは、ソフトウェアを実行するハードウェア、又は、仮想マシン等に相当するものであり、典型的には、OS(Operating System)の動作単位に対応するものである。例えば、アクティブノード110とスタンバイノード120は、それぞれ、オンプレミス環境で実現されてもよいし、仮想マシンを使用したクラウドコンピューティング基盤を用いた環境であるクラウドサービスにより実現されてもよい。一例としては、アクティブノード110は、オンプレミス環境で実現され、スタンバイノード120はクラウドサービスにより実現される。なお、アクティブノード110及びスタンバイノード120は、情報処理装置と称されることもある。
クラスタシステム100は、通常時、アクティブノード110により所定のサービスを提供し、アクティブノード110に異常が発生した際に、フェールオーバーを実施し、アクティブノード110に代わりスタンバイノード120が所定のサービスを提供するHAクラスタシステムである。
ここで、アクティブノード110は、記憶部111(第1の記憶部とも称される)を有しており、この記憶部111にデータを記憶している。なお、記憶部111が記憶するデータには、例えば、上記の所定のサービスを提供するアプリケーションソフトウェアにより書き込まれるデータ、OS(Operating System)が管理するファイルシステムの情報などが含まれる。なお、記憶部111には、これらに限らず、他の種々のデータが記憶されてもよい。
スタンバイノード120は、記憶部121(第2の記憶部とも称される)を有しており、アクティブノード110の記憶部111が記憶するデータと同じデータを記憶する。アクティブノード110の記憶部111及びスタンバイノード120の記憶部121は、アクティブノード110及びスタンバイノード120とは別に設けられた記憶部140(第3の記憶部とも称される)を介して、同期をとる。具体的には、アクティブノード110及びスタンバイノード120の以下の構成により、同期をとる。
アクティブノード110は、同期データ生成部112と、同期データ送信部113と、起動指示送信部114を有する。
同期データ生成部112は、記憶部111の記憶内容が更新された場合に、記憶部111の記憶内容と記憶部121の記憶内容を同期させるためのデータであって、更新内容を示す同期データを生成する。
同期データ送信部113は、同期データ生成部112により生成された同期データを記憶部140に送信し、同期データを記憶部140に記憶させる。
起動指示送信部114は、同期データ送信部113により同期データを送信する場合に、スタンバイノード120を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を制御装置130へ送信する。これに対し、制御装置130は、起動指示を受信すると、スタンバイノード120を起動するよう制御する。これにより、スタンバイノード120は、停止状態から起動状態になる。
一方、スタンバイノード120は、同期データ取得部122と、更新部123を有する。同期データ取得部122は、記憶部140に記憶された同期データを取得する。また、更新部123は、同期データ取得部122により取得された同期データにより示される更新内容を記憶部121の記憶内容に反映させて、記憶部121の記憶内容を更新する。
スタンバイノード120は、制御装置130の制御によって起動すると、同期データ取得部122により同期データを取得し、更新部123が取得された同期データに従って記憶部121の記憶内容を更新する。これにより、クラスタシステム100は、記憶部111と記憶部121の同期をとる。なお、更新部123は、記憶部121の更新処理が終了すると、シャットダウン処理を実行し、スタンバイノード120を再び停止状態に移行させる。
クラスタシステム100によれば、アクティブノード110及びスタンバイノード120が両方とも同時に起動状態でなくても、同期を実現することができる。このため、スタンバイノード120が同期データを取得する時点で、アクティブノード110が起動していなくても、スタンバイノード120は同期データを取得することができる。また、スタンバイノード120の起動を、同期データを取得する時に限定できる。
このようなことから、以下の点で運用コストを抑制することが可能となる。スタンバイノード120を常時稼働させる必要がないため、スタンバイノード120の運用コストを抑制することができる。特に、スタンバイノード120が、従量課金される環境により実現されている場合には、課金される利用料金を抑制することができる。ここで、運用コストは、必ずしも利用料金に限らず、運用に関わる労力などのコストも含む。また、スタンバイノード120が同期データを取得する際、アクティブノード110が起動していなくても同期は完了するため、スタンバイノード120が同期データを取得する際に必ずしもアクティブノード110が起動状態でなくてもよい。このため、アクティブノード110の運用コストも抑制される。
<実施の形態1>
以下、実施の形態1について説明する。
図2は、実施の形態1にかかるクラスタシステム200の構成を示すブロック図である。図2に示すように、クラスタシステム200は、アクティブノード210と、外部記憶部240と、クラウドサービス20を有する。アクティブノード210、外部記憶部240、及びクラウドサービス20は、ネットワーク25を介して、相互に通信可能に接続されている。なお、ネットワーク25は、有線ネットワークでもよいし、無線ネットワークでもよい。
本実施の形態では、アクティブノード210は、オンプレミス環境で実現される情報処理装置である。アクティブノード210の詳細な構成は、図3を用いて後述する。なお、アクティブノード210は、上述のアクティブノード110に対応している。
クラウドサービス20は、仮想マシンを使用したクラウドコンピューティング基盤を用いてサービスを提供する環境であり、典型的にはサーバコンピュータから構成される情報処理システムである。クラウドサービス20は、サービス制御部230と、スタンバイノード220を有する。したがって、本実施の形態では、サービス制御部230及びスタンバイノード220は、それぞれ、クラウドコンピューティング基盤を用いて実現された情報処理装置である。
サービス制御部230及びスタンバイノード220は、ネットワーク25に接続されている。なお、サービス制御部230は、ネットワーク25とは別のネットワークによりアクティブノード210と通信してもよい。スタンバイノード220の詳細な構成は、図4を用いて後述する。サービス制御部230は、上述の制御装置130に対応しており、スタンバイノード220は、上述のスタンバイノード120に対応している。
クラスタシステム200は、このような構成により、HAクラスタシステムを実現している。すなわち、クラスタシステム200は、通常時、アクティブノード210により後述するアプリケーション213に従ったサービスを提供し、アクティブノード210に異常が発生した際に、フェールオーバーを実施し、アクティブノード210に代わりスタンバイノード220が後述するアプリケーション223に従って引き続きこのサービスを提供する。なお、アクティブノード210、サービス制御部230、及びスタンバイノード220は、それぞれ図示しないCPU(Central Processing Unit)及びメモリなどを有し、コンピュータとしての機能を備えている。
外部記憶部240は、図2に示されるように、アクティブノード210及びスタンバイノード220とは別に設けられた記憶装置である。なお、外部記憶部240は、上述の記憶部140に対応している。外部記憶部240は、クラウドサービス20により提供されるオブジェクトストレージなどであってもよい。ストレージサービスは、一般的に、常時利用可能であるため、同期データの格納先として適していると考えられる。外部記憶部240には、後述するように、アクティブノード210とスタンバイノード220で記憶内容の同期を行うための同期データが格納される。
サービス制御部230は、クラウドサービス20内の各機能を制御する。特に、本実施の形態では、サービス制御部230は、スタンバイノード220の起動を制御する。サービス制御部230は、後述する起動指示を受信した場合に、スタンバイノード220を起動するよう制御する。これにより、スタンバイノード220は、停止状態から起動状態へと移行する。サービス制御部230による制御は、例えば、CPUの制御によって、プログラムが実行されることによって実現できる。より具体的には、サービス制御部230の図示しない記憶装置に格納されたプログラムを、CPUの制御によって実行して実現する。また、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。
次に、アクティブノード210及びスタンバイノード220の具体的な構成について説明する。まず、アクティブノード210について説明する。
図3は、アクティブノード210の構成を示すブロック図である。図3に示されるように、記憶部211と、ファイルシステム212と、アプリケーション213と、クラスタウェア214と、データ制御部215と、データ転送部216と、スタンバイノード起動制御部217を有する。
ファイルシステム212、アプリケーション213、クラスタウェア214、データ制御部215、データ転送部216、及びスタンバイノード起動制御部217は、例えば、CPUの制御によって、プログラムが実行されることによって実現できる。より具体的には、例えば記憶部211などの記憶装置に格納されたプログラムを、CPUの制御によって実行して実現する。また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。
記憶部211は、上述の記憶部111に対応した記憶装置であり、データを記憶する。
ファイルシステム212は、OSなどが提供するデータ管理機能であり、データ及びそのデータの管理情報(データサイズ、データへのアクセス権など)を管理する。アプリケーション213は、業務アプリケーションなどといった、所定のサービスを提供するアプリケーションソフトウェアである。
クラスタウェア214は、他のノードのクラスタウェア(クラスタウェア224:図4参照)と協働し、ノード間で連携した動作が可能なように調整する。具体的には、例えば、クラスタウェア214は、自ノード及び他ノードの障害などの異常の有無を監視する。
また、クラスタウェア214は、例えば、ネットワーク25又は他のネットワークを利用してノード間で通信をして、各ノードの動作を調整する。例えば、クラスタウェア214は、アプリケーションを起動する際にどのノードで起動するかを調整したり、ハートビート通信により他のノードが起動しているかを確認したりする。
アクティブノード210に障害などの異常が発生した場合には、クラスタウェア214は、クラスタウェア224と協働し、アクティブノード210によるアプリケーション213の起動から、スタンバイノード220によるアプリケーション223(図4参照)の起動へと切り替える。このような切替は、具体的には、例えば次のような例がある。クラスタウェア214によるアクティブノード210の障害の検出後、アクティブノード210とスタンバイノード220との通信により、アクティブノード210上でのアプリケーション213の実行が停止され、スタンバイノード220上でのアプリケーション223の実行が開始される。また、アクティブノード210からのハートビート通信が途絶したことがスタンバイノード220のクラスタウェア224により検出され、アクティブノード210がダウンしたものとしてスタンバイノード220のアプリケーション223が起動される。
データ制御部215は、記憶部211に対する入出力を制御する。一般的に、ファイルシステム212の入出力はそのまま記憶部211に対し行われるが、本実施の形態では、ファイルシステム212と記憶部211との間の入出力処理にデータ制御部215の処理をフックしている。データ制御部215は、上述の同期データ生成部112に対応しており、記憶部211の記憶内容が更新された場合に、記憶部211の記憶内容とスタンバイノード220の後述する記憶部221の記憶内容を同期させるための同期データを生成する。
アプリケーション213からの書き込み要求は、ファイルシステム212を経てデータ制御部215にわたる。これにより、記憶部211にデータが書き込まれることとなる。
データ制御部215は、記憶部211に格納されているデータを基に同期データを作成する。本実施の形態では、同期データは、記憶部211の第1の記憶内容と、この第1の記憶内容に対する更新後の記憶部211の第2の記憶内容との差分データである。すなわち、同期データは、例えば、時間、又は記憶部211に書き込まれるデータの順番などを基準とした、2つの記憶内容間での差分データである。
データ転送部216は、上述の同期データ送信部113に対応しており、データ制御部215により生成された同期データを、ネットワーク25を介して外部記憶部240に格納する。本実施の形態では、差分データが用いられるため、外部記憶部240に格納するデータ量を抑制することができる。
スタンバイノード起動制御部217は、上述の起動指示送信部114に対応しており、サービス制御部230にスタンバイノード220の起動を要求する。スタンバイノード起動制御部217は、データ転送部216が外部記憶部240に同期データを送信して格納する際、スタンバイノード220を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示をサービス制御部230へ送信する。
次に、スタンバイノード220について説明する。図2に示した例では、スタンバイノード220は1つであるが、複数であってもよい。本実施の形態では、スタンバイノード220は、クラウドサービス20が提供するIaaSのノードとして構成されており、使用時間等に応じて従量課金されるものとする。従量課金の場合、必要な時に、必要な時間だけノードを稼働させることで運用コストを抑えることができる。
図4は、スタンバイノード220の構成を示すブロック図である。図4に示されるように、スタンバイノード220は、記憶部221と、ファイルシステム222と、アプリケーション223と、クラスタウェア224と、データ転送部225と、データ制御部226を有する。
ファイルシステム222、アプリケーション223、クラスタウェア224、データ転送部225、及びデータ制御部226は、例えば、CPUの制御によって、プログラムが実行されることによって実現できる。より具体的には、例えば記憶部221などの記憶装置に格納されたプログラムを、CPUの制御によって実行して実現する。また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。
記憶部221は、上述の記憶部121に対応した記憶装置であり、アクティブノード210の記憶部211が記憶するデータと同じデータを記憶する。ファイルシステム222は、ファイルシステム212と同様のデータ管理機能である。アプリケーション223は、アプリケーション213と同様のアプリケーションソフトウェアであり、アプリケーション213により提供されるサービスと同じサービスを提供する。クラスタウェア224は、クラスタウェア214と同様のものであり、クラスタウェア214と協働し、ノード間で連携した動作が可能なように調整する。
データ転送部225は、上述の同期データ取得部122に対応しており、外部記憶部240に記憶された同期データを、ネットワーク25を介して取得する。また、データ転送部225は、同期データの取得に際し、取得対象の同期データが、記憶部221に適用してもよい同期データであるか否かを判定する。すなわち、取得対象の同期データが、同期相手の記憶部211の記憶内容と整合するか否かが判定される。データ転送部225において、この判定処理を行う構成は、判定手段と呼ばれてもよい。このような判定により、同期相手のノードの記憶部211の記憶内容と自ノードの記憶部221の記憶内容との不整合を防ぐことができる。
取得対象の同期データを記憶部221に適用してもよいか否かは、例えば、取得対象の同期データが、現在記憶部221が保持しているデータよりも新しいデータであるか否かにより判定される。この場合、データが記憶部211に書き込まれた日時、又は、記憶部211における書き込み順序などにより、取得対象の同期データが、現在記憶部221が保持しているデータよりも新しいデータであるか否かを判定してもよい。なお、書き込み順序は、例えばデータ制御部215及び226により記録される。
また、取得対象の同期データを記憶部221に適用してもよいか否かは、例えば、データの一貫性があるか否かにより判定されてもよい。業務アプリケーションが異なる複数のノードで起動した状況下において、同じタイミングで複数のノードで書き込みが発生するとデータの流れに分岐が発生してしまう。この場合には、新しいデータであるか否かだけでは整合性を判断できない。そのため、書き込みを実施したノードを特定する履歴情報などに基づいて、書き込みを実施したノードが、同期相手のノードであるかを確認することにより判定がなされてもよい。
データ制御部226は、データ制御部215と同様、記憶部221に対する入出力を制御する。ただし、データ制御部215が同期データの生成を行うのに対し、データ制御部226は、上述の更新部123に対応しており、データ転送部225により取得された同期データにより示される更新内容を記憶部221の記憶内容に反映させて、記憶部221の記憶内容を更新する。本実施の形態では、データ制御部226は、データ転送部225により取得された差分データを、記憶部221の記憶内容に対し適用し、記憶内容の更新を行う。なお、データ制御部226は、記憶部221の記憶内容と整合すると判定された同期データに対し、更新処理を行う。データ制御部226は、記憶部221の更新処理が終了すると、シャットダウン処理を実行し、スタンバイノード220を停止状態に移行させる。
次に、クラスタシステム200における同期動作について説明する。図5は、クラスタシステム200の同期動作の一例を示すシーケンスチャートである。なお、図5に示すシーケンスチャートにおいて、スタンバイノード220は、ステップ103までの間、停止状態であるものとする。
ステップ100(S100)において、アクティブノード210のデータ制御部215は、記憶部211に格納されたデータから同期データを作成する。
次に、ステップ101(S101)において、アクティブノード210のデータ転送部216は、ステップ100で生成された同期データを、ネットワーク25を利用して外部記憶部240に送信し、外部記憶部240に格納する。
次に、ステップ102(S102)において、アクティブノード210のスタンバイノード起動制御部217が、スタンバイノード220の起動をサービス制御部230に要求する。すなわち、スタンバイノード起動制御部217は、起動指示をサービス制御部230に送信する。
次に、ステップ103(S103)において、サービス制御部230は、スタンバイノード220を起動するよう制御する。
ステップ104(S104)において、スタンバイノード220の起動完了後、スタンバイノード220のデータ転送部225は、外部記憶部240に格納されている同期データがスタンバイノード220の記憶部221に適用可能かどうかを判定する。適用可能である場合、データ転送部225は外部記憶部240から同期データを、ネットワーク25を利用して取得する。
続いて、ステップ105(S105)において、スタンバイノード220のデータ制御部226は、ステップ104で取得した同期データを用いて、記憶部221の記憶内容を更新する。
ステップ106(S106)において、同期が完了すると、スタンバイノード220は、自らシャットダウンしてノードを停止する。
このように、クラスタシステム200は、外部記憶部240を介して同期データの送受信を行っている。このため、アクティブノード210及びスタンバイノード220が同時に起動状態でなくても同期が可能となる。すなわち、アクティブノード210及びスタンバイノード220は外部記憶部240に対しアクセスするため、アクティブノード210による同期データの格納の際(ステップ101)、及びスタンバイノード220による同期データの取得の際(ステップ104)、相手ノードの起動状態に関わらず同期処理を実行することができる。また、同期データが外部記憶部240にあるため、スタンバイノード220が複数存在する場合にデータ同期を実施するときでも、アクティブノード210への負荷を抑制して同期を実現することができる。
また、アクティブノード210で運用している場合は、同期処理を行う時以外、スタンバイノード220を停止状態にすることが可能となる。このため、運用コストを抑えることが可能となる。特に、スタンバイノード220の起動を同期処理時に限定した場合のスタンバイノード220の運用コストと、外部記憶部240を常時起動させた場合の外部記憶部240の運用コストとの和が、スタンバイノード220を常時起動させた場合の運用コストよりも低いとき、アクティブノード210及びスタンバイノード220を常時起動させて両者間で直接同期する場合よりも運用コストは低くなる。
なお、外部記憶部240が障害等により利用できなくなった場合は、クラスタシステム200は、アクティブノード210及びスタンバイノード220が直接通信して同期処理を実施する。具体的には、スタンバイノード220のデータ制御部226は、外部記憶部240に記憶された同期データの取得に失敗した場合、アクティブノード210に同期データを要求し、アクティブノード210のデータ制御部215は、この要求に応じて、同期データをスタンバイノード220に送信する。以下、この場合の動作について説明する。図6は、クラスタシステム200の同期動作の一例を示すシーケンスチャートである。
ステップ200(S200)において、外部記憶部240において障害等の異常が発生する。
ステップ201(S201)において、スタンバイノード220のデータ転送部225は、外部記憶部240からの同期データの取得を試みるが、障害が発生しているため、取得に失敗する。
ステップ202(S202)において、スタンバイノード220のデータ転送部225は、アクティブノード210に同期データを要求する。具体的には、データ制御部226は、記憶部221が現在保持しているデータの情報をデータ制御部226から取得し、アクティブノード210に対し同期データの生成を要求する。
ステップ203(S203)において、アクティブノード210のデータ制御部215は、ステップ202の要求に従い、同期データを生成する。
ステップ204(S204)において、アクティブノード210のデータ転送部216は、生成した同期データをスタンバイノード220に送信する。
ステップ205(S205)において、スタンバイノード220のデータ転送部225は、アクティブノード210から送信された同期データを取得する。そして、データ制御部226は、取得した同期データを用いて、記憶部221の記憶内容を更新する。
ステップ206(S206)において、同期が完了すると、スタンバイノード220は、自らシャットダウンしてノードを停止する。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態1にかかるクラスタシステム200のようにスタンバイノード220を必要なときのみ起動する運用とした場合、スタンバイノード220が停止しているときにアクティブノード210がダウンしてしまうと、クラスタシステムとして業務を継続できないおそれがある。このため、本実施の形態では、アクティブノード210の起動状態を監視する外部制御部260を設ける。
図7は、実施の形態2にかかるクラスタシステム300の構成を示すブロック図である。図7に示されるように、クラスタシステム300は、外部制御部260(第2の制御装置)が追加されている点を除き、クラスタシステム200と同様である。すなわち、クラスタシステム300は、アクティブノード210と、外部記憶部240と、クラウドサービス20と、外部制御部260を有する。以下、クラスタシステム300について、クラスタシステム200と異なる点について説明し、重複する説明を省略する。
外部制御部260は、アクティブノード起動監視部261及びスタンバイノード起動制御部262を有する情報処理装置である。外部制御部260は、オンプレミス環境で実現されてもよいし、仮想マシンを使用したクラウドコンピューティング基盤を用いた環境で実現されてもよい。例えば、外部制御部260は、クラウドサービス20により実現されてもよい。この場合、クラウドサービス20の最もコストが低いノードを利用してもよい。外部制御部260は、クラスタシステム300が起動中は常時起動することになるが、外部制御部260をスタンバイノード220よりも低いコストで運用することにより、全体のコストを抑制することができる。
アクティブノード起動監視部261及びスタンバイノード起動制御部262は、例えば、CPUの制御によって、プログラムが実行されることによって実現できる。より具体的には、例えば図示しない記憶装置に格納されたプログラムを、CPUの制御によって実行して実現する。また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。
外部制御部260は、アクティブノード210及びサービス制御部230とネットワーク25を介して通信が可能である。外部制御部260は、ネットワーク25とは異なるネットワークを介して、これらと通信してもよい。なお、外部制御部260は、それぞれ図示しないCPU(Central Processing Unit)及びメモリなどを有し、コンピュータとしての機能を備えている。
アクティブノード起動監視部261は、アクティブノード210の動作状態を監視する。すなわち、アクティブノード起動監視部261(監視部と称されることもある)は、アクティブノード210が正常に起動しているか否かを監視する。アクティブノード起動監視部261は、アクティブノード210に障害等の異常が発生した場合、この異常を検出する。なお、アクティブノード起動監視部261による監視は、例えば、ハートビート通信により行われるが、公知の種々の監視方法が使用されてもよい。
スタンバイノード起動制御部262は、スタンバイノード起動制御部217と同様、サービス制御部230にスタンバイノード220の起動を要求する。具体的には、スタンバイノード起動制御部262は、アクティブノード起動監視部261により、アクティブノード210の異常が検出された場合に、起動指示をサービス制御部230へ送信する。スタンバイノード起動制御部262は、第2の起動指示送信部と称されることもある。
次に、クラスタシステム300の動作について説明する。図8は、スタンバイノード220が停止中にアクティブノード210がダウンした場合のクラスタシステム300におけるフェールオーバーの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
ステップ300(S300)において、アクティブノード210において障害等の異常が発生し、アクティブノード210がダウンする。
ステップ301(S301)において、外部制御部260のアクティブノード起動監視部261が、アクティブノード210がダウンしたことを検出する。
次に、ステップ302(S302)において、外部制御部260のスタンバイノード起動制御部262が、スタンバイノード220の起動をサービス制御部230に要求する。
すなわち、スタンバイノード起動制御部262は、起動指示をサービス制御部230に送信する。
次に、ステップ303(S303)において、サービス制御部230は、スタンバイノード220を起動するよう制御する。
次に、ステップ304(S304)において、スタンバイノード220の起動が完了すると、スタンバイノード220のクラスタウェア224は、アクティブノード210がダウンしていることを確認する。
次に、ステップ305(S305)において、スタンバイノード220のデータ転送部225は、外部記憶部240に格納されている同期データがスタンバイノード220の記憶部221に適用可能かどうかを判定する。適用可能である場合、データ転送部225は外部記憶部240から同期データを、ネットワーク25を利用して取得する。
次に、ステップ306(S306)において、スタンバイノード220のデータ制御部226は、ステップ305で取得した同期データを用いて、記憶部221の記憶内容を更新する。
次に、ステップ307(S307)において、同期が完了すると、クラスタウェア224は、アプリケーション223を起動する。
以上、動作を説明したが、既に同期が完了している場合には、記憶部221の更新処理は省略されてもよい。
このように、クラスタシステム300によれば、スタンバイノード220が停止しているときにアクティブノード210がダウンしても、スタンバイノード220が起動し、クラスタシステムとして業務を継続することが可能となる。
ここで、スタンバイノード220の起動を同期処理時に限定した場合のスタンバイノード220の運用コストと、外部記憶部240を常時起動させた場合の外部記憶部240の運用コストと、外部制御部260を常時起動させた場合の外部制御部260の運用コストと、の和が、スタンバイノード220を常時起動させた場合の運用コストよりも低いとき、アクティブノード210及びスタンバイノード220を常時起動させて両者間で直接同期する場合よりも運用コストは低くなる。
なお、アクティブノード210のスタンバイノード起動制御部217による起動指示に基づいて起動した際のスタンバイノード220の性能を、外部制御部260のスタンバイノード起動制御部262による起動指示に基づいて起動した際のスタンバイノード220の性能よりも低くしてもよい。例えば、クラウドサービス20においてスタンバイノード220を実現する際、CPU数又はメモリ量などの性能を抑えてスタンバイノード220が構築されてもよい。これにより、スタンバイノード220が、サービスを提供するためではなく同期のために起動している際に、利用するリソース量を抑制することができるため、リソース量に応じて従量課金される場合には運用コストを抑えることが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、各ノード、サービス制御部230、又は外部制御部260が、物理環境において実現されてもよい。なお、物理環境におけるスタンバイノード220の起動は、Wake on LAN機能などを利用することにより実現しうる。
また、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2015年9月17日に出願された日本出願特願2015−183641を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
20 クラウドサービス
25 ネットワーク
100、200、300 クラスタシステム
110、210 アクティブノード
111、121、140、211、221 記憶部
112 同期データ生成部
113 同期データ送信部
114 起動指示送信部
120、220 スタンバイノード
122 同期データ取得部
123 更新部
130 制御装置
212、222 ファイルシステム
213、223 アプリケーション
214、224 クラスタウェア
215、226 データ制御部
216、225 データ転送部
217、262 スタンバイノード起動制御部
230 サービス制御部
240 外部記憶部
260 外部制御部
261 アクティブノード起動監視部

Claims (10)

  1. 第1の記憶部を有し、稼働系として動作する第1のノードと、
    第2の記憶部を有し、待機系として動作する第2のノードと、
    前記第2のノードの起動を制御する第1の制御装置と、
    前記第1のノード及び前記第2のノードとは別に設けられた第3の記憶部を備え、
    前記第1のノードは、
    前記第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と前記第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成する同期データ生成手段と、
    前記同期データ生成手段により生成された前記同期データを前記第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させる同期データ送信手段と、
    前記同期データ送信手段により前記同期データを送信する場合に、前記第2のノードを停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記第1の制御装置へ送信する第1の起動指示送信手段を有し、
    前記第1の制御装置は、前記起動指示を受信した場合に、前記第2のノードを起動し、
    前記第2のノードは、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得する同期データ取得手段と、
    前記同期データ取得手段により取得された前記同期データにより示される更新内容を前記第2の記憶部の記憶内容に反映させて、前記第2の記憶部の記憶内容を更新する更新手段を有し、
    前記同期データ取得手段は、前記第3の記憶部に記憶された前記同期データの取得に失敗した場合、前記第1のノードに前記同期データを要求し、
    前記同期データ送信手段は、前記同期データ取得手段からの要求に応じて、前記同期データを前記第2のノードに送信する、
    クラスタシステム。
  2. 前記第1のノードの動作状態を監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記第1のノードの異常が検出された場合に、前記起動指示を前記第1の制御装置へ送信する第2の起動指示送信手段を有する、
    第2の制御装置を、さらに備える、
    請求項1に記載のクラスタシステム。
  3. 前記第1の起動指示送信手段により送信された前記起動指示に基づいて起動した際の前記第2のノードの性能は、前記第2の起動指示送信手段により送信された前記起動指示に基づいて起動した際の前記第2のノードの性能よりも低い、
    請求項2に記載のクラスタシステム。
  4. 前記同期データ取得手段による取得対象の同期データが、前記第1の記憶部の記憶内容と整合するか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記更新手段は、前記判定手段により、前記第1の記憶部の記憶内容と整合すると判定された同期データを用いて更新を行う、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のクラスタシステム。
  5. 第1の記憶部を有し、稼働系として動作する第1のノードと、
    第2の記憶部を有し、待機系として動作する第2のノードと、
    前記第2のノードの起動を制御する第1の制御装置と、
    前記第1のノード及び前記第2のノードとは別に設けられた第3の記憶部を備え、
    前記第1のノードは、
    前記第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と前記第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成する同期データ生成手段と、
    前記同期データ生成手段により生成された前記同期データを前記第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させる同期データ送信手段と、
    前記同期データ送信手段により前記同期データを送信する場合に、前記第2のノードを停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記第1の制御装置へ送信する第1の起動指示送信手段を有し、
    前記第1の制御装置は、前記起動指示を受信した場合に、前記第2のノードを起動し、
    前記第2のノードは、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得する同期データ取得手段と、
    前記同期データ取得手段により取得された前記同期データにより示される更新内容を前記第2の記憶部の記憶内容に反映させて、前記第2の記憶部の記憶内容を更新する更新手段と、
    前記同期データ取得手段による取得対象の同期データが、前記第1の記憶部の記憶内容と整合するか否かを判定する判定手段を有し、
    前記更新手段は、前記判定手段により、前記第1の記憶部の記憶内容と整合すると判定された同期データを用いて更新を行う
    クラスタシステム。
  6. 前記同期データは、前記第1の記憶部の第1の記憶内容と、該第1の記憶内容に対する更新後の前記第1の記憶部の第2の記憶内容との差分データである、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクラスタシステム。
  7. 第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と他の情報処理装置が有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成する同期データ生成手段と、
    前記同期データ生成手段により生成された前記同期データを、自装置及び前記他の情報処理装置とは別に設けられた第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させる同期データ送信手段と、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得する同期データ取得手段と、
    前記同期データ送信手段により前記同期データを送信する場合に、前記他の情報処理装置を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記他の情報処理装置の起動を制御する起動制御部へ送信する起動指示送信手段を有し、
    前記同期データ取得手段は、前記第3の記憶部に記憶された前記同期データの取得に失敗した場合、前記第1の記憶部に前記同期データを要求し、
    前記同期データ送信手段は、前記同期データ取得手段からの要求に応じて、前記同期データを前記第2の記憶部に送信する、
    情報処理装置。
  8. 稼働系として動作する第1のノードが有する第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と、待機系として動作する第2のノードが有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成し、
    生成された前記同期データを、前記第1のノード及び前記第2のノードとは別に設けられた第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させ、
    前記第2のノードを停止状態から起動状態へと移行させ、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得し、
    取得された前記同期データにより示される更新内容を前記第2の記憶部の記憶内容に反映させて、前記第2の記憶部の記憶内容を更新し、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データの取得に失敗した場合、前記第1のノードに前記同期データを要求し、
    前記要求に応じて、前記同期データを前記第2のノードに送信する、
    クラスタシステムの同期方法。
  9. 第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と他の情報処理装置が有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成し、
    生成された前記同期データを、自装置及び前記他の情報処理装置とは別に設けられた第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させ、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得し、
    前記同期データを送信する場合に、前記他の情報処理装置を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記他の情報処理装置の起動を制御する起動制御部へ送信し、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データの取得に失敗した場合、前記第1の記憶部に前記同期データを要求し、
    前記要求に応じて、前記同期データを前記第2の記憶部に送信する、
    クラスタシステムの同期方法。
  10. 第1の記憶部を有する情報処理装置のコンピュータに、
    前記第1の記憶部の記憶内容が更新された場合に、前記第1の記憶部の記憶内容と他の情報処理装置が有する第2の記憶部の記憶内容を同期させるための同期データを生成し、
    生成された前記同期データを、前記第1の記憶部を有する前記情報処理装置及び前記他の情報処理装置とは別に設けられた第3の記憶部に送信して前記第3の記憶部に記憶させ、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データを取得し、
    前記同期データを送信する場合に、前記他の情報処理装置を停止状態から起動状態へと移行するよう指示する起動指示を前記他の情報処理装置の起動を制御する起動制御部へ送信し、
    前記第3の記憶部に記憶された前記同期データの取得に失敗した場合、前記第1の記憶部に前記同期データを要求し、
    前記要求に応じて、前記同期データを前記第2の記憶部に送信する、
    ことを実行させるプログラム。
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