JP6555038B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用照明装置に関する。
従来、車両用照明装置として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の車両用室内灯具は、ランプレンズには軸部が設けられていて、ランプハウジングには軸孔が設けられていて、軸部が軸孔にランプレンズの回転軸回りに回転可能に挿入される。そして、ランプハウジングは、一方が開口しかつ他方が閉塞した断面凹形状をなし、軸孔が、ランプハウジングの開口部の相対向する縁のうち少なくともいずれか一方に設けられている。
特開2011−216449号公報
近年、車両用照明装置については、その使い勝手をよくするとともに、意匠性を向上することについてのニーズが高まっている。しかしながら、特許文献1に開示の構成では、ランプレンズのうち回転軸付近に押圧力を掛けてもプッシュスイッチを押圧することができず、使い勝手が悪かった。また、ランプレンズを回転させて、プッシュスイッチを押圧した状態では、ランプレンズにおける回転軸に対してプッシュスイッチとは反対側の部分がハウジングから突出した状態となり、見栄えが悪かった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、使い勝手に優れるとともに、意匠性に優れた車両用照明装置を提供することを目的とする。
本発明の車両用照明装置は、光源と、押圧されることで、前記光源の点灯を制御するスイッチと、前記光源及び前記スイッチを収容する収容部と、前記収容部と連通して、前記光源からの光が出射される開口部と、を有するハウジングと、前記開口部を塞ぐ形で前記収容部を覆うとともに、前記光源からの光を透過可能なカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記ハウジングに対して回動可能に取り付けられるとともに、前記収容部内に向けて回動することで前記スイッチを押圧可能とされ、その軸線が前記スイッチから離れる方向における前記開口部の端部、又は前記開口部に対して前記端部の外側に配される構成とされている。
本発明によれば、カバー部材の軸線がスイッチから離れる方向における開口部の端部、又はその外側に配されているから、カバー部材における開口部に露出する大部分を、スイッチを押圧する際に押圧力を付与する部分として機能させることができ、また、カバー部材がスイッチを押圧する方向に回動した状態において、カバー部材の一部がハウジングから突出する事態を抑制することができる。さらに、仮に、カバー部材の軸線が開口部の端部より内側に配されている場合に比べて、少ない回動角度で、スイッチを押圧するためのストロークを確保することができる。このため、カバー部材とハウジングとの間においてカバー部材の回動を許容するための隙間を小さくすることができるとともに、スイッチを押圧する際に要する押圧力を軽減して、軽いタッチでスイッチを押圧可能となる。この結果、使い勝手に優れるとともに、意匠性に優れた車両用照明装置を提供することができる。
上記構成において、前記スイッチは、前記収容部内において、前記開口部の前記端部とは反対側に位置する反対端部側に配され、前記カバー部材は、前記光源からの光が出射される光出射面に、前記スイッチから離れるにつれて前記収容部内に向かう傾斜面を有する凹部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、光源からの光を傾斜面から出射させることで、例えば傾斜面とは直交する方向に、好適に配光することができる。そして、この傾斜面を利用してカバー部材を押圧することで、カバー部材から反対端部側に配されスイッチに対して効率よく押圧力を掛けることができ、スイッチを軽いタッチで押圧することが可能となる。この結果、より一層、使い勝手に優れた車両用照明装置を提供することができる。
上記構成において、前記スイッチは、前記開口部に対して、前記開口部の前記端部とは反対側に位置する反対端部の外側に配され、前記カバー部材は、前記開口部の前記反対端部から外側に向かって延設されるとともに、前記スイッチを押圧する押圧部を備えていてもよい。
このような構成によれば、仮にスイッチが反対端部の内側に配されている場合に比べて、より一層少ない回動角度で、スイッチを押圧するためのストロークを確保することができ、カバー部材とハウジングとの間においてカバー部材の回動を許容するための隙間を小さくすることができるとともに、スイッチを押圧する際に要する押圧力を軽減して、軽いタッチでスイッチを押圧可能となる。
上記構成において、前記ハウジングは、前記カバー部材を前記軸線まわりに回動可能に取り付けるための凹状の軸受部を備え、前記カバー部材は、前記開口部を塞ぐ主面部と、前記主面部の前記スイッチから離れる方向における端部において、その側面が前記軸受部の内周面に対して摺動可能に設けられた軸部と、を備え、前記軸部は、前記軸線と直交する方向における断面形状が円形から前記スイッチから離れる方向における端部を一部取り除いたような形をなしていてもよい。
このような構成によれば、軸部を主面部の外側に設けた場合であっても、軸部を軸受部に嵌合する際に軸部の外側の部分が干渉し難く、カバー部材の組み付け性に優れる。
上記構成において、前記カバー部材は、前記軸線が前記スイッチから離れる方向における前記開口部の前記端部に配されている。
このような構成によれば、カバー部材がスイッチを押圧する方向に回動した状態において、カバー部材が開口部の端部より収容部内に陥入する事態を抑制することができ、より一層、意匠性に優れた車両用照明装置を提供することができる。
本発明によれば、使い勝手に優れるとともに、意匠性に優れた車両用照明装置を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る照明装置の車両への設置態様を示す側面図 照明装置が設置された天井内装材を裏面側から視た平面図 照明装置を示す斜視図 照明装置を意匠面側から視た平面図 照明装置の断面図(図4のV−V線で切断した図に対応) 図5の軸部と軸受部を示す拡大図 照明装置の断面図(図4のVII−VII線で切断した図に対応) 実施形態2に係る照明装置の軸部と軸受部を示す拡大図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態の照明装置20(車両用照明装置)は、図1に示すように、例えば、車両10の天井内装材11に設けられるものである。
照明装置20は、図2に示すように、全体体としては平面視にて略長方形状をなし、長手方向に並ぶ形で一対のランプ部21,21が設けられている。照明装置20は、長手方向を車幅方向に一致させる姿勢で、車室内における運転席12と助手席13との間に配されている。ランプ部21,21は、左右対称な構成とされており、運転席12側と助手席13側をそれぞれ照らすことが可能な、いわゆるマップランプと呼ばれるものである。
照明装置20は、図4及び図5に示すように、LED(Light Emitting Diode、光源の一例)22と、スイッチ23と、ハウジング30と、カバー部材40と、を少なくとも備えている。さらに、照明装置20は、LED22及びスイッチ23が実装された回路基板24と、点状光源であるLED22からの光を導光して、一の板面から面状に出射する導光板25と、スイッチ23とは別の2つのスイッチ(不図示)を有するスイッチ部26,26と、を備えている。導光板25は、後述するカバー部材40の主面部41より一回り小さい矩形状をなし、これと重なる形で配されている。スイッチ部26,26は、一対のランプ部21,21の間に配されて、スイッチ23とは別の態様で、LED22の点灯を制御する構成とされている。
LED22は、図4及び図5に示すように、各ランプ部21毎に複数(本実施形態では3個)設けられており、各ランプ部21毎に設けられた1のスイッチ23で一括して制御可能とされている。複数のLED22は、導光板25の端部に沿って並んで配置されている。なお、導光板25は、その前記端部が、LED22の光軸に沿って折れ曲がる形をなし、LED22からの光が効率よく内部に入射される構成とされ、入射した光が全反射を繰り返しながら内部を進行して、カバー部材40側の面から均一に出射される構成となっている。
スイッチ23は、図7に示すように、押圧されることで、LED22の点灯を制御するものである。具体的には、スイッチ23は、いわゆるプッシュプッシュスイッチと呼ばれるものとされ、押圧の度にLED22が点灯、消灯を繰り返す構成とされている。スイッチ23は、その被押圧面23Aが押圧方向とは反対方向に向けて付勢されている。このような構成により、被押圧面23Aは、スイッチ23が押圧された状態である押圧位置から、スイッチ23に押圧力が付与されていない状態である初期位置に復帰可能とされている。なお、照明装置20におけるスイッチ23の配置構成については、後に説明する。
ハウジング30は、透光性を有しない合成樹脂製とされ、図5に示すように、全体としては直方体状をなす浅底の箱型とされている。詳細には、ハウジング30は、底面33Aを構成する本体部31と、本体部31と対向状をなし、車室内に臨む意匠面32Aを構成するベゼル32と、を備える。そして、本体部31及びベゼル32には、互いに対向する面(底面33A及び意匠面32Aの裏面)から立ち上がる側壁部31B,32Bがそれぞれ設けられており、これらの側壁部31B,32Bが互いに組み付けられることで、ハウジング30の収容内側面33Bが構成されている。ハウジング30は、意匠面32Aが、天井内装材11に沿って延在するフラット状をなし、カバー部材40(その主面部41)とともに、照明装置20の外観を構成している。
ハウジング30は、図5に示すように、LED22及びスイッチ23を収容する収容部33と、収容部33と連通して、LED22からの光が出射される開口部34と、を有している。本実施形態では、一対の開口部34,34がハウジング30の長手方向に沿って並んで配置されるものについて例示する。
収容部33は、図5に示すように、本体部31とベゼル32とで囲まれた空間とされ、底面33Aに並行する姿勢で、LED22及びスイッチ23が実装された回路基板24が収容されている。収容部33は、ハウジング30の平面視にて開口部34と重なる開口部側空間と、一対の開口部34,34の間において、ベゼル32に覆われたベゼル内空間と、に区画されている。これら開口部側空間とベゼル内空間とは、ベゼル32の中央部に立設された中央側側壁部32Cによって仕切られている。
開口部34,34は、図4に示すように、ハウジング30の外形を長手方向について2分割した形状より一回り小さい、平面視矩形状をなし、意匠面32Aにそれぞれ開口する形で一対設けられている。本実施形態では、開口部34,34において、ハウジング30の長手方向における両側に位置する端部が「スイッチ23から離れる方向における開口部34の端部34A」に相当し、長手方向における中央側に位置する端部が「開口部34の端部34Aとは反対側に位置する反対端部34B」に相当する。この開口部34,34は、ハウジング30の長手方向における中央を軸として左右対称に構成されており、以下の説明においては、図4の左側の開口部34の構成について説明して、右側の開口部34の構成についての説明を省略する。
開口部34の開口縁35は、図5に示すように、開口部34を取り囲む形で、ベゼル32から本体部31に向かって立ち上がる側壁部32B及び中央側側壁部32Cによって枠状に構成されている。開口部34の開口縁35には、開口部34の端部34A側に、カバー部材40を回動可能に取り付けるための凹状の軸受部36が設けられている。
軸受部36は、図6に示すように、収容部33内に向けて開口するスリット状をなし、収容部33の内面から外側かつ車両上側に凹む形で形成されている。軸受部36は、開口部34側から後述するカバー部材40の軸部43を受け入れ可能とされるとともに、その内周面36Aが軸部43の側面と摺接可能とされている。なお、図6においては、組み付ける前の状態をカバー部材40を2点破線で示している。
カバー部材40は、図4及び図5に示すように、開口部34を塞ぐ形で収容部33を覆うとともに、LED22からの光を透過可能な構成とされている。カバー部材40は、透光性の大きい(透明度の高い)合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、アクリル、PET、ポリカーボネートなど)によって形成されており、LED22からの出射光を透過可能な構成とされる。
カバー部材40は、図6及び図7に示すように、ハウジング30に対して軸線Lを軸として回動可能に取り付けられるとともに、収容部33内に向けて回動することでスイッチ23を押圧可能とされている。具体的には、カバー部材40は、開口部34を塞ぐ主面部41と、主面部41の一端部(スイッチから離れる方向における端部)41Aに設けられて、軸受部36に嵌合する軸部43と、主面部41の他端部41Bから外側に向かって延設されるとともに、スイッチ23を押圧する押圧部44と、を備えている。なお、主面部41は、一端部41Aが開口部34の端部34Aと対向状をなすとともに、他端部41Bが開口部34の反対端部34Bと対向状をなす姿勢で配される。
主面部41は、図4及び図5に示すように、全体としてはハウジング30の意匠面32Aの面方向に沿って延在する板状をなす。主面部41は、その一方の板面がLED22からの光が出射される光出射面41Cとされる。なお、主面部41には、他方の板面41D(収容部33側の面)に、光を拡散させるための凹凸等が適宜設けられていてもよい。また、主面部41の外周端部には、その全周に亘って、収容部33側に向けて立ち上がるフランジ部41Eが設けられている。
光出射面41Cは、図4及び図5に示すように、開口部34に対してわずかなクリアランスを有して嵌る形状とされている。本実施形態では、スイッチ23を押圧する際のカバー部材40の回動角度が小さくされており、主面部41と開口縁35との干渉を回避するべく光出射面41Cと開口部34との間に設けられた隙間を狭小化可能となっている。光出射面41Cは、その外周端部がハウジング30の意匠面32Aの面内に位置するように設けられている。そして、光出射面41Cには、外周端部から内方に向かうにつれて収容部33側に向けて凹む形で凹部42が設けられている。
凹部42は、図2及び図3に示すように、その内面におけるもっとも大きい面積を占める台形状の面が、照明装置20の長手方向における端側、つまり運転席12(助手席13)側を向く傾斜面42Aとされている。このような構成により、主面部41は、主に傾斜面42Aと直交する方向に向けて光を出射して、運転席12(助手席13)に向けて配光可能な構成となっている。
フランジ部41Eは、図5に示すように、主面部41を取り囲む枠状をなし、開口部34からの意図しない光漏れを抑制したり、主面部41の強度を確保したりする役目を果たす。本実施形態では、照明装置20が薄型化されていることに起因して、フランジ部41Eの高さも制限されるが、後述するように主面部41の回動角度が小さいものとされており、フランジ部41Eの高さが小さい場合であっても主面部41と意匠面32Aとの間から光漏れが発生し難くなっている。また、本実施形態では、主面部41に凹部42が設けられているから、例えばフラット状の主面部の構成に比べて、フランジ部41Eの高さが小さい場合であっても強度を確保し易くなっている。
軸部43は、図4及び図5に示すように、全体としては、主面部41の一端部41Aに沿って延びる略円柱状をなし、その中心軸が、軸線Lと一致する構成とされている。具体的には、軸部43は、フランジ部41Eの立ち上がり先端部に設けられ、主面部41から収容部33側(上方)に後退する形で一端部41Aの近傍に設けられている。そして、軸部43は、ハウジング30の軸受部36に対して、図6における車両下方から嵌る構成とされている。なお、軸部43の配置構成については、後に説明する。
軸部43は、図6に示すように、軸線Lと直交する方向における断面形状が円形から左側の端部(スイッチから離れる方向における端部)を一部取り除いたような形をなす。詳細には、軸部43は、中心軸より左側(収容部33の外側)かつ車両上側の部分を円弧状の切断軌跡で切り欠いたような形をなす。このような構成により、軸部43の側面43Bのうち、中心軸より左側かつ車両下側の部分と、右側かつ車両上側の部分が軸受部36の内周面36Aに対して摺動可能とされている。
押圧部44は、図7に示すように、カバー部材40がハウジング30に取り付けられた状態では、開口部34の反対端部34Bから外側に向かって延設されている。押圧部44は、断面視L字の片状をなし、主面部41のフランジ部41Eからさらに収容部33内に向けて立ち上がるとともに、その立ち上がり先から折れ曲がる形で設けられている。押圧部44は、そのスイッチ23側の面がスイッチ23の被押圧面23Aに当接可能とされている。そして、押圧部44は、スイッチ23と当接する面とは反対側の面が、ベゼル32の中央側壁部32Cによって、スイッチ23とは反対側に移動することが規制されている。
続いて、照明装置20におけるカバー部材40の軸線Lとスイッチ23の配置構成について説明する。
カバー部材40は、図4及び図6に示すように、その軸線Lが開口部34の端部34Aに配される構成とされている。詳細には、カバー部材40は、主面部41の一端部41Aに設けられた軸部43の中心軸の位置が、主面部41の延在方向について、開口部34の端部34Aの位置と略一致する構成とされている。さらに、カバー部材40は、軸部43が主面部41における傾斜面42A側とは反対側に配される構成とされている。また、カバー部材40は、傾斜面42Aが、後述するように開口部34に対して外側に配されたスイッチ23側を向く姿勢で配されている。
スイッチ23は、図4及び図7に示すように、収容部33内において、開口部34の反対端部34B側に配されている。なお、「反対端部34B側」とは、収容部33の開口部側空間を照明装置20の長手方向について2分割した場合における反対端部34B側の空間、及びベゼル内空間を少なくとも含む。さらに、本実施形態では、スイッチ23は、開口部34に対して反対端部34Bの外側に配されている。具体的には、スイッチ23は、照明装置20の中央部に配されており、収容部33内におけるベゼル内空間において、ベゼル32に覆われる形で配されている。つまり、収容部33内において、各種スイッチがベゼル内空間に集約して配置されている。このような構成により、回路基板24に突設されたスイッチ23がLED22からの光を遮ったり、その色味が透けて見えたりすることに起因して、スイッチ23が開口部34から暗部として視認される事態を抑制可能となっている。さらに、スイッチ23には、その近傍にLED22が配設されている。このような構成により、回路基板24の外形を、仮にスイッチ23やLED22が照明装置20の外周端部側に分散して配されている場合に比べて、小型化することが可能となっている。
続いて、本実施形態の作用について説明する。
照明装置20を点灯する際には、図3に示すように、使用者は、カバー部材40の傾斜面42Aを押圧する。傾斜面42Aは、凹部42の内周面において最も大きい面積を有する面とされているから、内周面における他の面よりも押圧し易く、使用者はカバー部材40の回動軸である軸線Lやスイッチ23の位置を認識しない場合であっても、カバー部材40における軸線Lとは離れた側に位置する傾斜面42Aを、自ずと押圧することになる。
傾斜面42Aが押圧されると、カバー部材40は、軸線Lまわりに収容部33内に向けて回動する。この際、傾斜面42Aは、主面部41における軸部43から離れた位置に形成されているから、主面部41における軸部43近傍を押圧する場合に比べて、少ない押圧力でカバー部材40を回動可能となっている。また、傾斜面42Aは、スイッチ23側を向く面とされているから、スイッチ23からの反力に抗して押圧力を効率よく掛けることが可能となっている。
カバー部材40に押圧力が付与されて回動した状態では、図7に示すように、主面部41の一端部41Aを除く全域が収容部33内に陥入する構成とされている。つまり、軸線Lが開口部34の端部34Aの内側に配されている場合のように、主面部41の一部(例えば、一端部41A側)が意匠面32Aから収容部33側とは反対側(車室内側)に突出することがない。
カバー部材40が回動すると、カバー部材40の押圧部44がスイッチ23の被押圧面23Aを押圧して、被押圧面23Aの位置が底面33A側に移動して押圧位置となる。そして、例えばマイコン等によりスイッチ23が押圧されたことが感知されると、LED22が点灯される。LED22の点灯後、カバー部材40から手を外して、傾斜面42Aに押圧力が付与されなくなると、スイッチ23の復元力により、スイッチ23の被押圧面23Aの位置が押圧位置から初期位置に戻る。このLED22の点灯は、被押圧面23Aの位置が初期位置に復元しても、再度スイッチ23が押圧されるまでの間維持される。LED22が点灯した状態では、LED22からの光が導光板25および主面部41を透過して、光出射面41Cに対して略垂直な方向に向けてほぼ均一に出射される。なお、照明装置20を消灯する際には、上記した態様と同様に、スイッチ23を押圧すればよい。
続いて、本実施形態の効果について説明する。
以上説明したように、本実施形態の照明装置20は、LED22と、押圧されることで、LED22の点灯を制御するスイッチ23と、LED22及びスイッチ23を収容する収容部33と、収容部33と連通して、LED22からの光が出射される開口部34と、を有するハウジング30と、開口部34を塞ぐ形で収容部33を覆うとともに、LED22からの光を透過可能なカバー部材40と、を備え、カバー部材40は、ハウジング30に対して回動可能に取り付けられるとともに、収容部33内に向けて回動することでスイッチ23を押圧可能とされ、その軸線Lがスイッチ23から離れる方向における開口部34の端部34Aに配される構成とされている。
本実施形態によれば、カバー部材40の軸線Lがスイッチ23から離れる方向における開口部34の端部34Aに配されているから、カバー部材40における開口部34に露出する大部分を、スイッチ23を押圧する際に押圧力を付与する部分として機能させることができ、また、カバー部材40がスイッチ23を押圧する方向に回動した状態において、カバー部材40の一部がハウジング30から突出する事態を抑制することができる。さらに、仮に、カバー部材40の軸線が開口部34の端部34Aより内側に配されている場合に比べて、少ない回動角度で、スイッチ23を押圧するためのストロークを確保することができる。このため、カバー部材40とハウジング30との間においてカバー部材40の回動を許容するための隙間を小さくすることができるとともに、スイッチ23を押圧する際に要する押圧力を軽減して、軽いタッチでスイッチ23を押圧可能となる。この結果、使い勝手に優れるとともに、意匠性に優れた照明装置20を提供することができる。
さらに、本実施形態によれば、カバー部材40がスイッチ23を押圧する方向に回動した状態において、カバー部材40が開口部34の端部34Aより収容部33内に陥入する事態を抑制することができ、より一層、意匠性に優れた照明装置20を提供することができる。
また、本実施形態では、スイッチ23は、収容部33内において、開口部34の端部34Aとは反対側に位置する反対端部34B側に配され、カバー部材40は、LED22からの光が出射される光出射面41Cに、スイッチ23から離れるにつれて収容部33内に向かう傾斜面42Aを有する凹部42が設けられている。このため、LED22からの光を傾斜面42Aから出射させることで、例えば傾斜面42Aとは直交する方向に、好適に配光することができる。そして、この傾斜面42Aを利用してカバー部材40を押圧することで、カバー部材40から反対端部34B側に配されスイッチ23に対して効率よく押圧力を掛けることができ、スイッチ23を軽いタッチで押圧可能となる。この結果、より一層、使い勝手に優れた照明装置20を提供することができる。
また、本実施形態では、スイッチ23は、開口部34に対して、開口部34の端部34Aとは反対側に位置する反対端部34Bの外側に配され、カバー部材40は、開口部34の反対端部34Bから外側に向かって延設されるとともに、スイッチ23を押圧する押圧部44を備えている。このため、仮にスイッチ23が反対端部34Bの内側に配されている場合に比べて、より一層少ない回動角度で、スイッチ23を押圧するためのストロークを確保することができ、カバー部材40とハウジング30との間においてカバー部材40の回動を許容するための隙間を小さくすることができるとともに、スイッチ23を押圧する際に要する押圧力を軽減して、軽いタッチでスイッチ23を押圧可能となる。
また、本実施形態では、ハウジング30は、カバー部材40を軸線Lまわりに回動可能に取り付けるための凹状の軸受部36を備え、カバー部材40は、開口部34を塞ぐ主面部41と、主面部41のスイッチ23から離れる方向における端部34Aに設けられて、軸受部36の内周面36Aに対して摺動可能に設けられた軸部43と、を備え、軸部43は、軸線Lと直交する方向における断面形状が円形からスイッチ23から離れる方向における端部34Aを一部取り除いたような形をなしている。このため、軸部43を主面部41の外側に設けた場合であっても、軸部43を軸受部36に嵌合する際に軸部43の外側の部分が干渉し難く、カバー部材40の組み付け性に優れる。
<実施形態2>
次いで、本発明の実施形態2を、図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、軸線Lが開口部34に対して端部34Aの外側に配されるカバー部材140を備えた照明装置120について説明する。なお、本実施形態の照明装置120の基本的な構成は、上記実施形態1と同様である。そのため、実施形態1と同様の構成・作用については、その詳細な説明は省略する。
ハウジング130には、開口部34の端部34A側の開口縁35を一部切り欠く形で軸受部136が設けられている。軸受部136には、その内周面のうち、互いに対向する一対の対向面にそれぞれ突起136Aが設けられている。
軸部143は、全体としては、主面部41の一端部41Aに沿って延びる略円柱状をなし、その中心軸が、軸線Lと一致する構成とされている。具体的には、軸部143は、主面部41の一端部41Aから外側に向けて突出する形で設けられ、主面部41から開口部34の端部34Aの外側に後退する形で一端部41Aの近傍に設けられている。軸部143の一対の底面は、軸受部136の一対の対向面とそれぞれ対向状をなし、その中心に突起136Aと嵌合する嵌合部143Aがそれぞれ凹設されている。そして、軸部143は、嵌合部143Aの中心を軸線Lとして、ハウジング130(軸受部136)に対して回動可能に取り付けられている。
以上説明したように、本実施形態の照明装置120は、LED22と、押圧されることで、LED22の点灯を制御するスイッチ23と、LED22及びスイッチ23を収容する収容部33と、収容部33と連通して、LED22からの光が出射される開口部34と、を有するハウジング130と、開口部34を塞ぐ形で収容部33を覆うとともに、LED22からの光を透過可能なカバー部材140と、を備え、カバー部材140は、ハウジング30に対して回動可能に取り付けられるとともに、収容部33内に向けて回動することでスイッチ23を押圧可能とされ、その軸線Lが開口部34に対して端部34Aの外側に配される構成とされている。本実施形態によれば、軸線Lの配置の自由度を向上して、多様なカバー部材140とハウジング130との組み付け態様を実現することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、軸線が配される開口部の端部が照明装置の長手方向における両側に設定されるものを例示したが、これに限られない。例えば、軸線が配される開口部の端部は、長手方向における中央側に設定されてもよい。この場合には、スイッチを開口部の端部側に配することが好ましい。
(2)上記実施形態では、開口部を2つ有する照明装置について例示するが、開口部の数はこれに限られない。例えば、開口部はひとつ、または3つ以上であってもよい。
(3)上記実施形態以外にも、軸線及びスイッチの配置は適宜変更可能である。例えば、スイッチは収容部における開口部側空間に配されていてもよい。
(4)上記実施形態以外にも、ハウジング、カバー部材の形状、配置、組み付け態様は適宜変更可能である。例えば、カバー部材は、主面部がフラット状の光出射面を有する構成であってもよい。
(5)上記実施形態では、光源としてLEDを例示したが、これに限定されない。また、導光板を備えていない照明装置であっても本願発明を適用可能である。
(6)上記実施形態では、スイッチとして、いわゆるプッシュプッシュスイッチについて例示したが、スイッチの種類は適宜変更可能である。
(7)上記実施形態では、照明装置が車両の天井内装材に設けられるものを例示したが、これに限られない。例えば、照明装置は、ドアトリムやインストルメントパネルに設けられていてもよい。
20,120…照明装置(車両用照明装置)、22…LED(光源)、23…スイッチ、30,130…ハウジング、33…収容部、34…開口部、34A…端部(スイッチから離れる方向における端部)、34B…反対端部、36…軸受部、36A…内周面、40,140…カバー部材、41…主面部、41A…一端部(スイッチから離れる方向における端部)、41C…光出射面、42…凹部、42A…傾斜面、43…軸部、42…側面、44…押圧部、L…軸線

Claims (4)

  1. 光源と、
    押圧されることで、前記光源の点灯を制御するスイッチと、
    前記光源及び前記スイッチを収容する収容部と、前記収容部と連通して、前記光源からの光が出射される開口部と、を有するハウジングと、
    前記開口部を塞ぐ形で前記収容部を覆うとともに、前記光源からの光を透過可能なカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、前記ハウジングに対して回動可能に取り付けられるとともに、前記収容部内に向けて回動することで前記スイッチを押圧可能とされ、その軸線が前記スイッチから離れる方向における前記開口部の端部、又は前記開口部に対して前記端部の外側に配される構成とされ
    前記スイッチは、前記収容部内において、前記開口部の前記端部とは反対側に位置する反対端部側に配され、
    前記カバー部材は、前記光源からの光が出射される光出射面に、前記スイッチから離れるにつれて前記収容部内に向かう傾斜面を有する凹部が設けられている車両用照明装置。
  2. 前記スイッチは、前記開口部に対して、前記開口部の前記端部とは反対側に位置する反対端部の外側に配され、
    前記カバー部材は、前記開口部の前記反対端部から外側に向かって延設されるとともに、前記スイッチを押圧する押圧部を備えている請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記ハウジングは、前記カバー部材を前記軸線まわりに回動可能に取り付けるための軸受部を備え、
    前記カバー部材は、前記開口部を塞ぐ主面部と、前記主面部の前記スイッチから離れる方向における端部において、その側面が前記軸受部の内周面に対して摺動可能に設けられた軸部と、を備え、
    前記軸部は、前記軸線と直交する方向における断面形状が円形から前記スイッチから離れる方向における端部を一部取り除いたような形をなす請求項1または請求項2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記カバー部材は、前記軸線が前記スイッチから離れる方向における前記開口部の前記端部に配されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
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