JP6555024B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
しかし、これらの技術では、階層化された情報を時系列に並べて表示してしまうと、階層化された関係を把握することができない。逆に、情報を階層化して表示してしまうと、時系列としての関係を把握することができない。
そこで、本発明は、一方の領域に時系列に並べた情報を表示し、他方の領域に階層化された情報を表示するが、その両者の情報を連携させて表示させることができるようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、第1の情報を第1の領域に時系列に並べて提示する第1の提示手段と、前記第1の情報に関連する階層化された第2の情報を第2の領域に提示する第2の提示手段と、前記第2の情報の階層の指定を受け付ける受付手段と、前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する制御手段と、前記第2の情報の階層化における観点を受け付ける第3の受付手段を有し、前記制御手段は、前記観点に関する第2の情報であって、前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御し、さらに、階層化における複数種類の観点を有し、前記第3の受付手段によって受け付けられた観点で第2の領域に階層を提示させるように制御する、情報処理装置である。
請求項2の発明は、複数の観点のそれぞれと前記第1の情報とを予め関連づけて記憶する記憶手段をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、第1の情報を第1の領域に時系列に並べて提示する第1の提示手段と、前記第1の情報に関連する階層化された第2の情報を第2の領域に提示する第2の提示手段と、前記第2の情報の階層の指定を受け付ける受付手段と、前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記指定された階層の第2の情報が、前記第1の領域に提示されている第1の情報に関連していない場合は、該第2の情報を前記第2の領域に提示させないように制御する、情報処理装置である。
請求項8の発明は、コンピュータを、第1の情報を第1の領域に時系列に並べて提示する第1の提示手段と、前記第1の情報に関連する階層化された第2の情報を第2の領域に提示する第2の提示手段と、前記第2の情報の階層の指定を受け付ける受付手段と、前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する制御手段として機能させ、前記制御手段は、前記指定された階層の第2の情報が、前記第1の領域に提示されている第1の情報に関連していない場合は、該第2の情報を前記第2の領域に提示させないように制御する、情報処理プログラムである。
請求項2の情報処理装置によれば、複数の観点のそれぞれと第1の情報とを予め関連づけて記憶することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、一方の領域に時系列に並べた情報を表示し、他方の領域に階層化された情報を表示するが、その両者の情報を連携させて表示させることができる。また、第2の情報が、提示されている第1の情報に関連していない場合は、その第2の情報を提示させないように制御することができる。
請求項8の情報処理プログラムによれば、一方の領域に時系列に並べた情報を表示し、他方の領域に階層化された情報を表示するが、その両者の情報を連携させて表示させることができる。また、第2の情報が、提示されている第1の情報に関連していない場合は、その第2の情報を提示させないように制御することができる。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
設計業務において、設計者は想定される問題を予め考慮し、要求に沿って設計を行う。
しかし、部品やモジュールの共通化が進み、1つの部品の設計変更が影響を与える範囲が大きくなっており、不具合が発生した際の影響も大きくなっている。
また、近年では調達、生産、流通までも含めた検討が求められており、検討を行わなければいけない範囲も広がっている。
それに加えて製品の寿命が短くなっていることなどから、設計から市場への導入までの納期が短くなっており、設計も含めた意思決定を速やかに行うことが求められている。
このような状況に対応するため、PLM(Product Life cycle Management)と呼ばれる手法が提唱されている。PLMとは、工業製品開発の企画段階から設計、生産、さらに出荷後のユーザーサポート等全ての過程において製品を包括的に管理する手法である。
PLMを実現するためのソフトウェアがPLMシステムである。PLMシステムは製品ライフサイクル全体を一元的に管理するシステムであり、部品表、図面、ワークフロー、ドキュメントライフサイクル等の情報を取り扱うことができる。
PLMシステムでは、複数の部門にまたがるような情報を一元管理して、意思決定を速やかに行えるようにすることを目的の1つとしている。
例えば、なぜその変更が行われたのかを後で振り返るときに、直近で行われたミーティングやメールの情報が参考になる。しかし、該当する活動にどの人がどのタイミングで関わっていたのかを知ることで、後から携わった人に問い合わせを行いたい。
また、派生した開発を行う際、前回の開発のプロセスを知りたいという要求もある。
そして、情報処理装置100は、ユーザーの操作に応じて、時系列で表示する範囲と観点の粒度のいずれかを変更することで、コンテンツ情報、イベント情報の表示対象を変更することによって、過去の活動の振り返りができるようにしている。
また、表示内容同期モジュール130は、表示期間入力モジュール120によって入力された対象期間に応じて、その対象期間内の第1の情報を第1の領域に提示させるように、イベント情報表示モジュール105を制御し、その第1の領域内のその第1の情報に対応させて、その第1の情報に関連する第2の情報を第2の領域に提示させるように、観点情報表示モジュール115を制御するようにしてもよい。
また、表示内容同期モジュール130は、観点粒度入力モジュール125の入力によって指定された階層よりも上位の階層にある第2の情報を、第2の領域に提示するように制御するようにしてもよい。
また表示内容同期モジュール130は、観点粒度入力モジュール125の入力によって指定された階層の第2の情報が、第1の領域に提示されている第1の情報に関連していない場合は、その第2の情報を第2の領域に提示させないように制御するようにしてもよい。例えば、観点粒度入力モジュール125の入力によって指定された階層に該当する観点の情報であったとしても、その観点の情報に対応するコンテンツ情報又はイベント情報が表示されていなければ、表示の対象とはしないものである。
なた、表示内容同期モジュール130は、観点情報入力モジュール110によって入力された観点に関する第2の情報であって、観点粒度入力モジュール125の入力によって指定された階層の第2の情報を第2の領域に提示させるように、観点情報表示モジュール115を制御し、その第2の情報に関連する第1の情報を第1の領域に提示させるように、イベント情報表示モジュール105を制御するようにしてもよい。
例えば、表示期間入力モジュール120で入力した期間と観点粒度入力モジュール125で入力した粒度をもとに、イベント情報表示モジュール105と観点情報表示モジュール115で表示する情報を決定する。
イベント情報格納モジュール140は、イベント情報表示モジュール105と接続されている。イベント情報格納モジュール140は、第1の情報を記憶する。例えば、イベント情報を格納する。
観点情報格納モジュール145は、観点情報表示モジュール115と接続されている。観点情報格納モジュール145は、第2の情報を記憶する。例えば、観点(例えば、「もの(What)」、「こと(How)」、「ひと(Who)」)毎に、その観点を示す情報を格納する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100、ユーザー用端末210A、ユーザー用端末210B、ユーザー用端末210Cは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。ユーザー用端末210は、情報処理装置100との通信を行うために、例えば、ブラウザの機能を有している。
情報処理装置100の表示期間入力モジュール120、観点粒度入力モジュール125、観点情報入力モジュール110は、ユーザー用端末210からユーザー215の操作を受け付ける。そして、情報処理装置100のイベント情報表示モジュール105、観点情報表示モジュール115は、その操作に応じて、ユーザー用端末210の表示装置に表示を行う。
例えば、前述のようにユーザー215は、設計業務に携わる者であって、今までの設計等の過程、過去の関連する設計等の情報を検索する指示を行う。その検索結果として、情報処理装置100からイベント情報と階層化された情報とを連携させて、ユーザー用端末210に表示する。
ステップS302では、スライダーバーA(表示期間入力モジュール120)に対する操作か、スライダーバーB(観点粒度入力モジュール125)に対する操作かを判断し、スライダーバーAに対する操作の場合はステップS304へ進み、スライダーバーBに対する操作の場合はステップS354へ進む。スライダーバーAは、第1の領域の表示対象のタイムスケールを調整するものであり、スライダーバーBは、第2の領域の表示対象の階層を調整するものである。一般的に、スライダーバーAは第1の領域内に表示し、スライダーバーBは第2の領域内に表示する。
ステップS306では、起点を抽出する。起点とは、第1の領域において、ステップS302でスライダーバーAによって調整されたタイムスケールにおける起点を指す。例えば、起点として第1の領域の左端、中央、右端に対応する日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)のいずれかを固定して、時間軸を調整する。
ステップS308では、第1の領域に提示するコンテンツ情報、イベント情報を抽出する。つまり、第1の領域内の時間間隔に該当するコンテンツ情報、イベント情報をイベント情報格納モジュール140から抽出する。
ステップS312では、第1の領域であるタイムラインAにコンテンツ情報、イベント情報を提示する。
ステップS314では、第2の領域であるタイムラインBにコンテンツ情報、イベント情報に対応するバーを提示する。
ステップS356では、抽出した階層における要素(タイムラインBに表示するバーに対応する)を抽出する。
ステップS358では、現在、タイムラインAに提示されているコンテンツ情報、イベント情報に対応する要素を抽出する。
ステップS360では、タイムラインBに、抽出した要素に対応するバーを表示する。
イベント情報テーブル400は、イベントID欄410、先行イベントID欄420、イベント名欄430、イベント種別欄440、日時欄450を有している。イベントID欄410は、イベント情報を、本実施の形態において一意に識別するための情報(イベントID:IDentification)を記憶している。先行イベントID欄420は、そのイベント情報に対して先行するイベント情報のイベントIDを記憶している。イベント情報間の関連を示す情報である。先行するイベントがない場合は“なし”を格納する。イベント名欄430は、そのイベント情報の名称(例えば、会議名、メールの件名などのイベントの名前)を記憶している。イベント種別欄440は、そのイベントの種別を記憶している。本例では簡単のため“ミーティング”、“メール、“ソースコード更新”のいずれかの値をとるものとするが、必要に応じてイベント種別を追加してもよい。日時欄450は、そのイベントが発生等した日時を記憶している。タイムラインAにおける表示位置を決定するために用いられる。
モジュール構成500は、階層構造として、自然文検索システム510をルート(最上位)とし、自然文検索システム510の下には、検索モジュール512、ユーザー管理モジュール514、索引更新モジュール516、自然文クエリ変換モジュール518があり、検索モジュール512の下には、全文検索モジュール520、属性検索モジュール522があることを示している。第1階層が表示対象となる場合は自然文検索システム510を表示し、第2階層が表示対象となる場合は検索モジュール512、ユーザー管理モジュール514、索引更新モジュール516、自然文クエリ変換モジュール518を表示し、第3階層が表示対象となる場合は全文検索モジュール520、属性検索モジュール522を表示する。
モジュールテーブル600は、モジュールID欄610、モジュール名欄620、親モジュールID欄630を有している。モジュールID欄610は、モジュールを、本実施の形態において一意に識別するための情報(モジュールID)を記憶している。モジュール名欄620は、そのモジュールの名称を記憶している。親モジュールID欄630は、そのモジュールの親モジュールIDを記憶している。例えば、モジュールID:2、3、4、5は、第2階層である検索モジュール512、ユーザー管理モジュール514、索引更新モジュール516、自然文クエリ変換モジュール518に該当し、階層構造としての親であるモジュールID:1は、第1階層である自然文検索システム510に該当する。
イベント・モジュール対応テーブル700は、イベント情報とモジュールとの関係を記憶しており、イベント・モジュール所属ID欄710、イベントID欄720、モジュールID欄730を有している。イベント・モジュール所属ID欄710は、イベント情報が属しているモジュールの関係(イベント・モジュール所属)を、本実施の形態において一意に識別するための情報(イベント・モジュール所属ID)を記憶している。イベントID欄720は、イベントIDを記憶している。モジュールID欄730は、そのイベント情報が所属しているモジュールのモジュールIDを記憶している。
タスクテーブル800は、タスクID欄810、タスク名欄820を有している。タスクID欄810は、タスクを、本実施の形態において一意に識別するための情報(タスクID)を記憶している。タスク名欄820は、そのタスクの名称を記憶している。
イベント・タスク対応テーブル900は、イベント情報とタスクとの関係を記憶しており、イベント・タスク所属ID欄910、イベントID欄920、タスクID欄930を有している。イベント・タスク所属ID欄910は、イベント情報が属しているタスクの関係(イベント・タスク所属)を、本実施の形態において一意に識別するための情報(イベント・タスク所属ID)を記憶している。イベントID欄920は、イベントIDを記憶している。タスクID欄930は、そのイベント情報が所属しているタスクのタスクIDを記憶している。
組織構成情報1000は、階層構造として、会社1010をルートとし、会社1010の下には、○×ソフト1012、□□ソフト1014があり、○×ソフト1012の下には、田中一郎1016、山田太郎1018があり、□□ソフト1014の下には、鈴木健一1020があることを示している。第1階層が表示対象となる場合は会社1010を表示し、第2階層が表示対象となる場合は○×ソフト1012、□□ソフト1014を表示し、第3階層が表示対象となる場合は田中一郎1016、山田太郎1018、鈴木健一1020を表示する。
人名テーブル1100は、人ID欄1110、名前欄1120、所属欄1130を有している。人ID欄1110は、「ひと」を、本実施の形態において一意に識別するための情報(人ID)を記憶している。名前欄1120は、その人の名前を記憶している。所属欄1130は、その人が所属する組織の名前を記憶している。“所属”と“人”の間には上位又は下位関係がある。本例では“所属”と“人”の階層は1階層であるが2階層以上になってもよい。また最下層の要素が人ではなく組織であってもよい。
イベント・人対応テーブル1200は、イベント情報と「ひと」との関係(イベントに関わる人の一覧)を記憶しており、イベント・人対応ID欄1210、イベントID欄1220、人ID欄1230を有している。イベント・人対応ID欄1210は、イベント情報と「ひと」との対応関係(イベント・人対応)を、本実施の形態において一意に識別するための情報(イベント・人対応ID)を記憶している。イベントID欄1220は、イベントIDを記憶している。人ID欄1230は、そのイベント情報のイベントに関わる「ひと」の人IDを記憶している。ここで、イベントに関わる人とは、“会議”の場合は“開催者”、“参加者”等があり、“メール”の場合は、“送信者”、“受信者”等があり、“ソースコード更新”の場合は、“コミットした人”等がある。必要に応じて関わる人の定義は、追加、削除、変更等してもよい。
イベント等提示画面1300には、第1の領域に該当するタイムラインA領域1310と第2の領域に該当するタイムラインB領域1350を表示し、タイムラインA領域1310内にスライダーバーA1320を表示し、タイムラインA領域1310とタイムラインB領域1350の間に時間軸1315を表示し、タイムラインB領域1350内に観点選択プルダウンメニュー1355、スライダーバーB1360を表示する。図13に示す例は、イベント等提示画面1300の初期画面である。なお、スライダーバーA1320、スライダーバーB1360では、それぞれノブ1325、ノブ1365の位置を、ユーザーの操作によって変更させることによって、タイムスケールの調整、階層の指定が行われる。
上部の領域であるタイムラインA領域1310は、会議・文書作成/更新・メールの送受信等のイベント情報(イベント情報等1402〜イベント情報等1448)を時系列で表示する。
イベントは重ならないようにずらして表示してもよいし、表示するスペースが足りない場合などは重ねて表示して、重なったイベントにマウスオーバー(マウスカーソルを上に持って行く)した際に重なっているイベントを表示するようになっていてもよい。
“What”が選択された場合は、イベントが議題・話題としている物をタイムラインB領域1350に表示する。ここでの物とは、商品、部品、モジュール、サービスなどを指すが、それ以外の項目を追加してもよい。
“How”が選択された場合は、イベントが所属するタスク、サブタスクなどをタイムラインB領域1350に表示する。
“Who”が選択された場合は、イベントの参加者、関与者、主催者、送信者、受信者などをタイムラインB領域1350に表示する。
なお、ここで、タイムラインA領域1310内のスライダーバーA1320のノブ1325を左右にずらした場合は、そのタイムスケールにしたがって、各情報間(例えば、イベント情報等1502とイベント情報等1504との間等)の間隔を長くしたり、短くしたりする。それに合わせて、タイムラインB領域1350内に表示している観点要素バー1552の長さも変更させる。もちろんのことながら、時間軸1315で表している日時も変更させる。
図17では、図16からさらに1段階下位にずらした場合の表示例を示す。観点要素バー1752は、「全文検索モジュール」を示している。イベント情報等1506、イベント情報等1510は、「全文検索モジュール」に関連していることを示している。図17の例では、検索モジュール512の1つ下位の階層の全文検索モジュール520と属性検索モジュール522を示す観点要素バー1752をタイムラインB領域1350に表示し、全文検索モジュール520に関連するイベント情報の全て(イベント情報等1506、イベント情報等1510)を、タイムラインA領域1310に表示している。ただし、本例では、属性検索モジュール522に関するイベント情報が存在しないために、属性検索モジュール522を示すバーは表示されていない。
タイムラインB領域1350内のスライダーバーB1360で表示する階層を変更することで、タイムラインA領域1310に表示されるイベント情報の件数を調整することができる。そのため、ユーザーが閲覧したいと思う階層に絞って表示することでき、イベント情報が大量に存在している場合でも過去の活動の振り返りを行うことが容易になる。
本例で“How”を選んだ際には、“タスク”を階層毎に表示する。本例での“タスク”とは、“もの”や“こと”に対して変更を加える一連のイベントの集合のことを指すものとする。また、対象とするデータとして、図8、9の例に示したデータを用いる。なお、本例では、全てのイベント情報がいずれかの1つのタスクに所属しているが、タスクに所属していないイベント情報が存在してもよい。また、1つのイベント情報が複数のタスクに所属していてもよい。
図18に観点“How”の際の表示例を示す。観点要素バー1852は、「全文検索モジュール脆弱性対応」を示しており、観点要素バー1854は、「脆弱性テスト」を示しており、観点要素バー1856は、「全文検索モジュール修正」を示している。図18の例では、タイムラインB領域1350に、全てのタスク(タスクテーブル800内のタスクを示す観点要素バー1852、観点要素バー1854、観点要素バー1856)を、タイムラインB領域1350に表示している。なお、本例では、タスク間に上位/下位関係はない(1階層の階層構造である)ため、タスクと関連している全てのイベント(イベント情報等1502〜イベント情報等1514)を、タイムラインA領域1310に表示する。
本例で“Who”を選んだ際には、“人”、“組織”を階層毎に表示する。また、対象とするデータとして、図11、12の例に示したデータを用いる。
図19に、観点“Who”の際の表示例を示す。観点要素バー1952は、「田中一郎」を示しており、観点要素バー1954は、「山田太郎」を示しており、観点要素バー1956は、「鈴木健一」を示している。本例では所属と人は上位、下位関係にあるが、図19の例では、最下位の階層(=人の階層)を表示している。
なお、図21に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図21に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図21に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…イベント情報表示モジュール
110…観点情報入力モジュール
115…観点情報表示モジュール
120…表示期間入力モジュール
125…観点粒度入力モジュール
130…表示内容同期モジュール
135…イベント・観点情報格納モジュール
140…イベント情報格納モジュール
145…観点情報格納モジュール
210…ユーザー用端末
215…ユーザー
290…通信回線
Claims (8)
- 第1の情報を第1の領域に時系列に並べて提示する第1の提示手段と、
前記第1の情報に関連する階層化された第2の情報を第2の領域に提示する第2の提示手段と、
前記第2の情報の階層の指定を受け付ける受付手段と、
前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する制御手段と、
前記第2の情報の階層化における観点を受け付ける第3の受付手段
を有し、
前記制御手段は、前記観点に関する第2の情報であって、前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御し、さらに、階層化における複数種類の観点を有し、前記第3の受付手段によって受け付けられた観点で第2の領域に階層を提示させるように制御する、
情報処理装置。 - 複数の観点のそれぞれと前記第1の情報とを予め関連づけて記憶する記憶手段
をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。 - 第1の情報を第1の領域に時系列に並べて提示する第1の提示手段と、
前記第1の情報に関連する階層化された第2の情報を第2の領域に提示する第2の提示手段と、
前記第2の情報の階層の指定を受け付ける受付手段と、
前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する制御手段
を有し、
前記制御手段は、前記指定された階層の第2の情報が、前記第1の領域に提示されている第1の情報に関連していない場合は、該第2の情報を前記第2の領域に提示させないように制御する、
情報処理装置。 - 前記第1の領域に提示する第1の情報の対象期間を受け付ける第2の受付手段
をさらに有し、
前記制御手段は、前記対象期間に応じて、該対象期間内の第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御し、該第1の領域内の該第1の情報に対応させて、該第1の情報に関連する第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御する、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記指定された階層よりも上位の階層にある第2の情報を、前記第2の領域に提示するように制御する、
請求項3又は4に記載の情報処理装置。 - 前記第2の情報の階層化における観点を受け付ける第3の受付手段
をさらに有し、
前記制御手段は、前記観点に関する第2の情報であって、前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する、
請求項3から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
第1の情報を第1の領域に時系列に並べて提示する第1の提示手段と、
前記第1の情報に関連する階層化された第2の情報を第2の領域に提示する第2の提示手段と、
前記第2の情報の階層の指定を受け付ける受付手段と、
前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する制御手段と、
前記第2の情報の階層化における観点を受け付ける第3の受付手段
として機能させ、
前記制御手段は、前記観点に関する第2の情報であって、前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御し、さらに、階層化における複数種類の観点を有し、前記第3の受付手段によって受け付けられた観点で第2の領域に階層を提示させるように制御する、
情報処理プログラム。 - コンピュータを、
第1の情報を第1の領域に時系列に並べて提示する第1の提示手段と、
前記第1の情報に関連する階層化された第2の情報を第2の領域に提示する第2の提示手段と、
前記第2の情報の階層の指定を受け付ける受付手段と、
前記指定された階層の第2の情報を前記第2の領域に提示させるように、前記第2の提示手段を制御し、該第2の情報に関連する第1の情報を前記第1の領域に提示させるように、前記第1の提示手段を制御する制御手段
として機能させ、
前記制御手段は、前記指定された階層の第2の情報が、前記第1の領域に提示されている第1の情報に関連していない場合は、該第2の情報を前記第2の領域に提示させないように制御する、
情報処理プログラム。
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