JP6553196B2 - トラフィックフローの監視 - Google Patents

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Description

本発明は、通信に関する。
3GPP HSPA、LTE又は第五世代(5G)ネットワークのようなワイヤレステレコミュニケーションシステム、及び固定アクセスネットワークでは、顧客体験(CE)管理の目的は、システムリソースを効率的に使用しながら、必要量のシステムリソースを各アプリケーションセッションに与えることであり、即ち、顧客体験を最大にすることである。QoEの管理は、アプリケーションに対する相関インサイト(insight)及び測定、顧客体験ユーザ振舞い、ネットワーク状態、及びサービスクオリティを要求する。
1つの観点によれば、独立請求項の要旨が提供される。実施形態は、従属請求項に規定される。
具現化の1つ以上の例を添付図面及び以下の説明に詳細に示す。他の特徴は、説明及び図面からそして特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
以下、本発明は、添付図面を参照して好ましい実施形態により詳細に説明する。
本発明の実施形態が適用されるワイヤレス通信システムを示す。 本発明の実施形態によるトラフィックフローの監視手順のシグナリング図である。 本発明の実施形態によるフローベースの監視及び測定のプロセスを示す。 個々の及び協働的フローベース測定値を得てアグリゲートするところを示す。 本発明の実施形態により相関QoE、ユーザ振舞い、アプリケーション及びネットワーク側QoSインサイトを得るためのプロセスを示す。 顧客体験CEエージェントのための配備オプションを示す。 CEエージェント及びCEエージェント間相互作用を使用するケースを示す。 アプリケーションレイヤパケットヘッダからパースされたフロー記述子及び属性を示す。 パケットごとの監視アクションを示す。 個々の及び協力的なフローごとのQoS測定を示す。 CEエージェント間の協力的測定及びリアルタイム状態更新を示す。 TCPフローに対しCEエージェントにより実行されるQoS測定を示す。 コア側CEエージェントにおけるパケットロスの間接的局所化を示す。 2つのCEエージェントでのダウンリンク方向の一方遅延測定を示す。 多数のKPIの1つのRTT相関測定を示す。 アプリケーション特有のQoE測定を示す。 ネットワークセグメントにおける遅延プロフィールを示す。 混雑局所化及び異常値検出を示す。 遅延分布のスキューを示す。 分散型無線部側CEエージェント配備を示す。 コア側スタンドアローンCEエージェント配備を示す。 合成CEエージェント配備を示す。 インラインコア側CEエージェント・対・タッピングコア側CEエージェントを示す。 3G BTS/RNC特有のCEエージェント具現化を示す。 Wi−Fi特有のCEエージェント具現化を示す。 LTE S1−MMEインターフェイスにおける制御プレーン測定を示す。 本発明の実施形態による装置のブロック図である。
以下の実施形態は例示に過ぎない。明細書の多数の位置に「一(an)」、「1つの(one)」又は「幾つかの(some)」実施形態という語が現れるが、これは、必ずしも、その各々が同じ実施形態を指すか又は特徴が1つの実施形態のみに適用されることを意味するものではない。異なる実施形態の1つの特徴を組み合わせて他の実施形態を形成してもよい。更に、「備える(comprising)」及び「含む(including)」という語は、ここに述べる実施形態を、ここに記載した特徴のみで構成することに限定するものではなく、そのような実施形態は、ここに特別に記載されない特徴/構造を含んでもよいことを理解されたい。
図1は、本発明の実施形態が適用されるワイヤレス通信シナリオを示す。図1を参照すれば、セルラー通信システムは、決定された地理的エリアに無線カバレージを与えるように配置されるベースステーションを含む無線アクセスネットワークを備えている。ベースステーションは、例えば、数平方マイル以上に広がる比較的広いエリアにわたる無線カバレージをターミナル装置(UE)106に与えるように構成されたマクロセルベースステーション(eNB)102を含む。容量の改善が要求される人口密度の高いホットスポットでは、小面積セルベースステーション(eNB)100が配備されて、ターミナル装置(UE)104に高データレートのサービスが提供される。そのような小面積セルベースステーションは、マイクロセルベースステーション、ピコセルベースステーション、又はフェムトセルベースステーションと称される。小面積セルベースステーションは、典型的に、マクロベースステーション102よりカバレージエリアが著しく小さい。セルラー通信システムは、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)長期進化(LTE)アドバンスト又はその進化バージョン(5Gのような)の仕様に基づいて動作する。
自動的で且つ高精度のネットワーク監視は、異常検出、問題局所化、根本的原因分析、及びトラフィック/QoS/QoE管理アクションを含む効率的なネットワークオペレーションを可能にする。インターネットベースのアプリケーションの連続使用及びOTTコンテンツの消費によって発生する移動トラフィックの増加量を管理するには、オペレーションのリアルタイムインサイト及び端から端まで全体の効率が必要とされるときに、既存のものを越えるネットワーク側データ収集メカニズムが要求される。そのようなメカニズムは、ネットワーク運営者が顧客体験(Customer Experience)を所有できるようにする。非リアルタイムコール設定成功率又は高レベルアグリゲートスループット/データ量統計値の集合体のような慣習的なテルコ・ドメインKPIは、ユーザプレーン又は個々のOTTアプリケーションセッションに関する情報を搬送せず、従って、それらをQoEインサイト発生に使用することができない。QoS/QoE/帯域巾管理/実施、混雑検出、混雑制御、ネットワークオペレーション及びトラブルシューティング、等の進歩型メカニズムは、ネットワーク及びユーザプレーンアプリケーションの状態に関するリアルタイム、高精度、及び粒状の情報を要求する。この情報は、判断の実行及び修正/予防アクションも可能にする。
通常、ユーザプレーントラフィック関連のKPIは、もしあれば、オリジナルトラフィックに対してしばしば侵入的に、互いに独立して、測定され及び収集され、これは、測定を拡張不能にすると共に、専用のKPIごとの統計学的評価にしか使用できなくする。
ネットワーク状態の自動的及び効率的な監視、ネットワーク側の問題(例えば、過負荷、混雑、失敗、非最適構成、等)の検出、並びに異常の局所化及び診断は、KPIの良好に定義された相関セットを有することで可能となる。種々のネットワーク監視解決策は、RTT、遅延、ジッタ、負荷、スループット、等のネットワーク側QoS KPIを別々に収集することができる。しかしながら、これらKPIの測定は、時間的に相関もされないし、又、同じ端−端コンテキスト(例えば、TCP接続)に基づいてもいない。更に、それらの解像度は、測定それ自体の間に既に制限されるか、或いはその後、測定値が収集され解釈されるまでに、即ちQCIクラス/セル/eNBにわたってアグリゲートするときに又は測定時間窓が典型的に数分程度又はそれ以上であるときに、制限される。アグリゲートすることは、解像度を減少し且つリアルタイムで使用するケースを防止するだけでなく、情報及び詳細のロスも意味する。収集したKPIのタイムリーな配信及びそれらのリアルタイム評価も問題であり、即ち異なるKPIの測定値が非同期で収集され処理されることがある。非同期の測定、粗いアグリゲート粒度、長い測定窓、タイムリーな配信の欠如、並びに非同期の収集及び処理のために、当該情報が失われ、そしてコンテキストベースの分析(例えば、パターン、原因となる作用、相関KPI値、又は変化、例えば、増加した遅延及びロス、並びに低下したスループットを同時に識別する)に測定値を使用することができない。KPIの分布が測定されそして別々に利用できるとしても、それらの個々の(KPIごとの)統計学的評価しかできず、KPI間の相関(例えば、2つのKPIがそれらのピークに同時に到達するかどうか、それらが同じ方向に動くか又は逆方向に動くか、等)は、依然、永久的に失われる。この種の情報は、改善型異常検出及び診断方法を適用すべきケースでは、該当している。長い(この状況では、1秒の時間窓は既に長い)測定窓及びアグリゲートに伴う問題は、測定値の更新が遅過ぎそして時間的ピークが平均化され、動的システムにおけるリアルタイム変化を検出できなくすることである。それ故、これら測定値を使用できるのは、粗くて長期の統計学的ネットワーク監視だけであり、効率的なネットワーク管理及びオペレーションを可能にするリアルタイム検出及び判断実行には使用できない。
既存のネットワーク監視システムにおける若干の測定値だけがQoEに関連している。ある値又はスコアは、アプリケーションセッションの相対的な比較(例えば、高いスコアは、ビデオにおいてストールが少ないことを意味する)を可能にするが、それらは、QoE測量に基づくものではなく、従って、エンドユーザの意見を反映せず又は量子化しない(むしろ、それらは、任意の方程式を経てのQoS測定値のアグリゲート数値表現に過ぎない)。
LTEでは、S1及びX2インターフェイスに混雑検出メカニズムが設けられず、従って、自然なLTEプロトコルスタックには、ネットワーク状態に関する情報を与えるための内蔵型トランスポートネットワーク関連の測定値が存在しない。
一方アクティブ測定プロトコル(OWAMP)は、一方遅延測定のための標準的フレームワークを定義する。このメカニズムは、送信者及び受信者とも称される2つのネットワークノード間のスケジューリングテストセッションに基づくものである。OWAMPは、関係者のクロックが同期されている(例えば、GPSを経て)と仮定する。テストセッション中に、送信者は、送信者側での送信に対応するタイムスタンプを各々保持する一連のUDPテストパケットを送信する。受信者は、各テストデータグラムからタイムスタンプを読み取ってデコードし、そしてそれをそのローカルクロックと比較して、サーバーとそれ自身との間の一方遅延を計算する。測定結果は、収集されて、後で分析される。二方アクティブ測定プロトコル(TWAMP)は、ラウンドトリップ(即ち、二方)遅延を測定するためのフレームワークである。OWAMP及びTWAMPは、両方とも、付加的なテストトラフィックをネットワークに注入することを要求し、この個別のテストトラフィックについて測定がなされる。それ故、収集した測定値は、テストトラフィックが経験した状態のみを反映し、それとは異なるかもしれない実際のユーザプレーントラフィックが経験した状態は反映しない。又、テストトラフィックそれ自体(一定ビットレートの非TCPトラフィックに近い)は、(ほとんどのTCPベースの又はTCPと親密な)リアルなフローに比してネットワーク状態に異なる仕方で対応している。それ故、個別のテストトラフィックから得られたインサイトの関連性は、オリジナルパケットで得られる測定値に比して低い。又、OWAMP及びTWAMPメカニズムは、充分な拡張性がない。というのは、多数のネットワークセグメントにおいて一方/二方遅延測定値を得るために、多数のピア・ツー・ピアテストセッションを、ネットワークセグメントごとに1つ、確立する必要があるからである。これは、OWAMP/TWAMP管理の複雑さ及び制御トラフィックのオーバーヘッドを高め(テストセッションを交渉するために)、そして注入されるテストトラフィックの量を増加することもある(1つのネットワークセグメントが多数のテストセッションによりカバーされるので)。更に、多数のPHBに対応する測定値を得るために、PHBごとの(DSCPごとの)個別セッションを手動で構成する必要がある。この解決策は、動的に変化するシナリオには使用できない。
HSDPA及びHSUPAでは、フレームプロトコル(FP)レイヤ内の遅延蓄積及びパケットロスを検出することに基づくlub/lurインターフェイスに、標準的な混雑検出及び混雑制御メカニズムが存在する。混雑検出を可能にする測定値は、FPヘッダへ明確にエンコードされるので、それらは、端−端遅延/ロス測定又は付加的なKPIを与えるように拡張されず、lub/lurインターフェイスに限定される。更に、その解決策は、静的なスレッシュホールドに基づくもので、これは、あるネットワーク状態及びトラフィック混合シナリオにおいて混雑を正確に検出ことができない。
図2を参照してトラフィックフロー監視のための本発明の実施形態を以下に説明する。図2は、セルラー通信システムのネットワーク要素間にネットワークサービスパラメータを通信する方法を示すシグナリング図である。ネットワーク要素は、ネットワークノード、アクセスノード、ベースステーション、ターミナル装置、サーバーコンピュータ、又はホストコンピュータである。例えば、サーバーコンピュータ又はホストコンピュータは、バーチャルネットワークを生成し、これを通してホストコンピュータがターミナル装置と通信する。一般的に、バーチャルネットワークは、ハードウェア及びソフトウェアネットワークリソース並びにネットワーク機能を、単一のソフトウェアベースの監理エンティティ、バーチャルネットワークへと合成するプロセスを含む。他の実施形態では、ネットワークノードは、ターミナル装置である。ネットワークバーチャル化は、リソースバーチャル化としばしば合成されるプラットホームバーチャル化を含む。ネットワークバーチャル化は、多数のネットワーク又はネットワークの部分をサーバーコンピュータ又はホストコンピュータへと合成する外部バーチャルネットワーキングとして分類される。外部ネットワークバーチャル化は、最適化されたネットワーク共有をターゲットとする。別の分類は、単一システムのソフトウェアコンテナにネットワーク状機能を与える内部バーチャルネットワーキングである。又、バーチャルネットワーキングは、ターミナル装置をテストするのにも使用される。
図2を参照すれば、アイテム201において、ネットワークノードNE1は、ネットワーク内を送信されるユーザプレーントラフィックフローを監視し、選択されたデータパケットに対して測定を遂行する。監視に基づき、ネットワークノードは、202において、ユーザ測定データ、アプリケーション測定データ、経験クオリティ測定データ、ネットワーク側サービスクオリティ測定データ、及び1組のキー性能指示子、の1つ以上を相関的に収集する。相関的収集とは、(同じパケット、又はあるパケット及びそれに対応する応答パケットを使用して)1つの測定ラウンドにおいて、ネットワークノードNE1がQoE、QoS及びネットワーク状態を同時に定質化して、収集したQoE、QoS及びネットワーク状態のインサイトが、各々、現在ネットワーク状態における所与のユーザのアプリケーションに対応するようにさせられることを意味する。相関的収集に基づいて、ネットワークノードは、203において、顧客の経験に対するリアルタイム相関インサイトを生成する。又、相関的収集に基づいて、ネットワークノードは、203において、経験クオリティの考えられる低下に対するネットワーク側の理由を決定する。
アイテム204において、ネットワークノードは、生成された相関インサイト、及び/又はQoE質低下に対する決定された理由を別のネットワークノードNE2に指示する。或いは又、ネットワークノードは、生成された相関インサイト、及び/又はQoE質低下に対する決定された理由を別のネットワーク運営者に指示する。アイテム205において、前記他のネットワークノードは、生成された相関インサイト、及び/又はQoE質低下に対する決定された理由を各々受け取る。
ある実施形態は、当該ユーザ、アプリケーション、QoE、ネットワーク側QoS測定値及びKPIの集合体を通して、リアルタイム相関インサイトを、ユーザの振舞い、アプリケーションセッションの属性、並びにアプリケーションのQoE及びネットワークの状態に与えることができる。ここで使用するユーザ測定データ、アプリケーション測定データ、経験クオリティ測定データ、ネットワーク側サービスクオリティ測定データ、及び/又は1組のキー性能指示子という語は、各々、当該ユーザ関連、アプリケーション/サービス関連、及び/又はネットワーク関連の測定データ及び/又は性能指示子を指す。一実施形態では、当該測定データは、ユーザプレーントラフィックから連続的パケット監視を通して収集される。各ユーザプレーンフローの確立が検出されて、所与のユーザ及びアプリケーションに関連付けされる。各ユーザプレーンフローに対して、当該イベント(例えば、データセグメント又は確認、再送信、破棄、順序がずれたセグメント、等の到着パケット)が検出されるか、又は新たなデータ断片が接続を通して任意の方向に転送されるときに連続的に更新される1組のKPIがある(フローベース監視及び測定を示す図3を参照)。真のリアルタイム測定及びインサイト生成は、瞬時KPI値が導出されたときに可能とされ、そして各当該イベントが検出されると直ちに更新される。このように生成されるKPIは、各フローに対するパケットレベル端−端性能を直接反映し、従って、過渡的質低下/改善を含むアプリケーション性能に関する情報の効率的な捕獲を可能にする。当該測定データは、TCP(これは、データを送信又はダウンロードするために多数のアプリケーションにより使用されるトランスポートレイヤプロトコルである)及び/又はUDPトラフィック(例えば、RTP/RTSP、等にわたってストリーミングする)から収集される。測定は、平易テキスト及び暗号(例えば、HTTPS、TLS、VPN、等)フローにおいて遂行される。
一実施形態において、測定データは、単一の測定ポイントにより収集されるか、或いは移動ネットワークを通るユーザプレーントラフィックの端−端経路に沿った当該位置に配置された多数の測定ポイントにより収集される。多数の測定ポイントが使用されるケースでは、それらが協働して(即ち、特定の状態又は測定情報を交換して)、ネットワークに対するインサイトの精度及び/又は詳細レベル、並びにそれらの位置のみからアクセスできる特定情報を伴うアプリケーション性能を向上させる。個々の及び協働的フローベース測定値を得てアグリゲートすることを示す図4を参照されたい。ユーザアクション、アプリケーションパラメータ、及び既存のKPIから導出できないQoE、例えば、アプリケーションごとのUL/DLデータボリューム又は高レベルスループット測定値に対して粒状の正確なビューが配信される。QoS測定データは、個々のフローレベルで収集され、そして任意の考えられるレベル、例えば、アプリケーション(アプリケーションが多数の同時フローを通してデータを転送する場合)、ベアラ、セル、QCI、eNB、DSCP、S1、等へとアグリゲートされる。収集された測定データは、既存のレガシーQoS測定のスーパーセットを表わし、それ故、それらは、既存のQoS測定ベースで使用するケースも可能にする(例えば、遅延/負荷スレッシュホールドベースの検出、トリガー又はアクション)。
一実施形態において、監視ポイントは、TCPベースのアプリケーションのケースでは同じデータセグメント及びそれに対応する確認パケットをたどり、又はRTP/RTCP/RTSPベースのアプリケーションのケースではデータフレーム及びそれに対応する受信者レポートをたどる。というのは、それらは、ネットワークを通して端から端まで横断し、そして監視ポイントが厳密に同じパケットに対して各当該KPIの測定を遂行する(個々に又は協働で)からである。その結果、パケット(又はパケット対、即ちデータ及びそれに対応する確認)当たりコヒレントなデータセット、及び各アプリケーションセッション/フロー当たりQoE及びQoS KPIの自然な相関セットの測定値が得られる。図5は、相関QoE、ユーザ振舞い、アプリケーション及びネットワーク側QoSインサイトを得るところを示している。
一実施形態において、相関異常、質低下及び混雑の検出は、ボトルネック容量を推定しそして異常又は混雑が検出されて分析されるときのアプリケーションレベル性能(QoE)を考慮することにより遂行される。従って、無線セル又はボトルネックトランスポートリンクの容量が測定され、リンク又はネットワーク要素の負荷が測定され、KPIのコンテキストベースプロフィールが生成され、そして普通でないイベント及びユーザプレーン異常がリアルタイムで検出される。この容量は、簡単な遅延/ロススレッシュホールドベースの混雑検出メカニズムより優れている。というのは、簡単な遅延/ロススレッシュホールドベースの混雑検出メカニズムは、普遍的でなく、そして静的なスレッシュホールドが、ネットワーク配備の不均質性及びアプリケーションにより生成されるトラフィックの動的性のために偽の肯定イベント又は誤った混雑イベントを生成するので、一般的なメカニズムとして適用できないからである。
一実施形態において、リアルタイム測定値及びKPI収集体は、個々のフローベースで検出されるイベント/パケットに基づいて即座に生成される。測定値は、フローレベルで既に入手でき、そして意義のある高いレベル(アプリケーション、ユーザ、セル、等の)までアグリゲートされる。測定データは、(人為的に注入されるテストトラフィックではなく)顧客体験を定義するユーザプレーンデータにおいて収集される。
一実施形態において、相関測定/収集は、ユーザ、アプリケーション、QoE、及びネットワーク側QoS KPIにおいて遂行される。
一実施形態において、プロフィーリング及び異常検出は、アプリケーションレベルユーザプレーンパケットフロー(即ち、高周波数の個々のイベント)にリアルタイムで(KPIオフラインの高度にアグリゲートされた時間シリーズではなく)適用される。従って、ユーザプレーン異常は、非常に早期に検出される。エンリッチ型ネットワーク監視、トラブルシューティング、顧客ケア及び/又はマーケッティングキャンペーンに対して情報が与えられる。
一実施形態において、検出された異常は、例えば、混雑による質低下を識別するために分析される。混雑の特徴付け、ボトルネック分類、及びシステム内の利用可能なリソース量の検出/測定が実行される。
ある実施形態は、アクティブなアプリケーションによって生成されるトラフィック及びパケットを観察することによりユーザプレーンに測定値が収集されるので、多売主環境、及び無線アクセス技術(3G、LTE、5G及びWi−Fiを含むが、これに限定されない)に適用できる。ある実施形態は、測定値がRNCにおいて3G特有のユーザプレーンプロトコルレイヤから収集されるlub/lurインターフェイスに適用される。
一実施形態において、測定は、TCP及び非TCPフロー(例えば、UDPストリーミング)の両方において遂行される。これは、インサイトを任意の考えられるアプリケーションへと生成する(そして将来現われる新規なアプリケーションの迅速な採用を可能にする)。
一実施形態は、制御プレーン性能を定量化/定質化し、そしてQoE測定の精度を高めるために制御プレーンに適用できる。
一実施形態において、リアルタイム相関インサイトが、当該ユーザ、アプリケーション、QoE、及びネットワーク側QoS測定値及びKPIの集合体を通して、ユーザ振舞い、アプリケーションセッションの属性、QoE及びネットワークの状態へと生成される。1つの測定ラウンドでは、QoE、QoS及びネットワーク状態を定質化することができ、従って、インサイトを顧客体験に与えるだけでなく、考えられる質低下に対するネットワーク側の理由を指示することもできる。
一実施形態において、測定されたQoE質低下の相関に基づいて混雑検出が遂行され、そしてロスパターン検出、遅延プロフィール分析、及び相関遅延/ロス/スループットプロフィーリング及び分類のような進歩型指示子に基づいてネットワーク状態検出が遂行される。メカニズムは、パラメータ化を要求しない自動及び自己学習型であり、所与の端−端インスタンス(S1、X2、lub又はlurインターフェイスのような)を(自己)プロフィール化することができ、即ちそれ自身を所与のインスタンスに適応させ、そのインスタンスに典型的な振舞いを学習し、そしてそこからのずれを検出することができる。メカニズムは、それ自身を実際の状態に適応させることができ、これは、認識ネットワークに向かう主要ステップである。
一実施形態において、混雑の特徴付け及びボトルネックの分類は、プロフィーリング及びパターンマッチング技術に基づくもので、破棄パターン又は遅延分布属性のような改善型指示子を監視し分析することにより行われる。
一実施形態において、制御プレーン性能は、ユーザプレーンアプリケーションQoEとの相関で監視され、ネットワークへのアタッチのような制御プレーン手順を含めてユーザ接続の全寿命をカバーする全体論的QoEインサイトを与える。
一実施形態において、顧客体験(CE)エージェントは、ユーザプレーンパケットにアクセスできるネットワーク要素で実行されるか又はそこにアタッチされる。図6は、CEエージェントに対する配備オプションを示す。CEエージェントは、UEにより生成されるオリジナルトラフィックへのアクセスが可能である各位置においてネットワーク技術のトップに配備されて動作される。これは、異種のネットワーク配備もサポートする真の多売主解決策を可能にする。測定データは、ユーザプレーントラフィックそれ自体に収集され、これは、5Gのような新規な技術における配備を可能にする。例えば、SGW/PGW、eNB/RACS又はHSPA+BTSにおいて実行されるコア内のスタンドアローンボックスを仮定すれば、CEエージェントは、中間ボックスとして働いて、通信端装置(一般的レベルにあるクライアント/UE及びサーバーと称される)により送信されるパケットを傍受し、要求されるユーザ、アプリケーション、QoE及びWoS測定を遂行する。測定は、データパケットのヘッダコンテンツを監視し、パケットが傍受された時間を記録し、そしてヘッダエンリッチメントと称されるメカニズムを通して付加的なヘッダフィールドを追加/削減することにより実行される。ヘッダエンリッチメント、即ち付加的なヘッダフィールドの追加及び削減は、多数のCEエージェントが、それらのCEエージェント間に特定の情報を搬送する目的でユーザプレーンフローの端−端経路に配備される場合だけ行われる。これは、ネットワークセグメント当たり専用の測定値を収集し、及び質低下を検出した場合に問題を局所化するイネーブラーである。CEエージェント及びCEエージェント間相互作用に対する使用ケースが図7に示されている。
別の実施形態において、通信エンティティにより生成されたユーザプレーンパケットへのアクセスが可能でないlub/lurインターフェイス(3G BTS及びRNC)の2つのエンドポイントで実行するとき、CEエージェントは、lub/lurプロトコルヘッダのコンテンツを監視することにより当該情報を収集する。従って、lub/lurフレームプロトコルフレームにおける監視は、それらインターフェイスにおけるロス及び遅延測定に使用されて、トランスポートネットワークの混雑の明確な指示を収集し(即ち、RNCによりBTSへ送信されるCI、RLC状態PDU、等)、そしてHSPA FP制御フレーム(タイプI/タイプII)のコンテンツを観察し及びプロフィーリングすることでHSPA混雑及びフロー制御の動作を監視する。更に、RNCにアタッチされたCEエージェントは、異常検出及び局所化に使用されるRRCからのインサイト、例えば、無線インターフェイス又はカバレージ問題の明確な指示を収集する。
QoS及びQoE測定は、プロトコルヘッダのコンテンツ、アプリケーションメタデータを抽出/監視し、そしてユーザアクション及び振舞いを検出することにより、ユーザプレーンフローごとに同時に実行される。QoS測定は、システムの負荷増加のようなネットワーク状態及びユーザが同時に経験するサービスのレベルの正確な指示子であるKPIのセットを含む(例えば、スループット、遅延、RTT、パケットロス比、パケット破棄パターン、等)。従って、QoS測定は、2つの分類、即ち各CEエージェントにより独立して実行される個々の測定、及びCEエージェント間のアクティブな協力によってのみ得られる協力測定、を有する。協力は、TCPの二方向パケット転送を使用し、即ちその確認方法により、データがDLのみ又はULのみに転送されてもパケットが各フローにおいてUL及びDLの両方に送信される。又、非TCPフローも、ヘッダエンリッチメントを経て両方向に情報を搬送できる同様のメカニズム(例えば、DLにおける普通のデータフローに加えてULにおけるUEからのフィードバック)を有する。各々のケースにおいて、測定値は、フローごとに収集され、次いで、ネットワークのクオリティ及び状態を示すKPIの生成に作用するように意義のある仕方でアグリゲートされ、効率的な混雑及び異常検出並びに分析を可能にし、そして最終的に、異常値を識別する。
一実施形態において、進歩型監視及び測定は、広い範囲のQoS及びQoE KPIについてユーザプレーンインサイト生成及び計算のために実行される。CEエージェントは、各横断パケットを傍受して、新たなTCP接続(TCPヘッダのSYNフラグセットにより識別される)の確立を検出すると共に、非TCPフロー(例えば、UDPストリーミング)の確立及び存在も検出する。フローごとに、CEエージェントは、傍受したパケットヘッダから検出された属性のセットを識別しそして維持する。属性は、例えば、アプリケーションレイヤタプル(プロトコル、IPアドレス及びTCP/UDPポート)を含み、これは、フロー記述子と称される(アプリケーションレイヤパケットヘッダからパースされたフロー記述子及び属性を示す図8を参照されたい)。更に、CEエージェント(例えば、S1/X2インターフェイス又はRACS)の位置においてGTPトンネルでフローがカプセル化されるケースでは、外部IPアドレス、UL及びDL方向のGTPトンネルエンドポイント識別子、及びDL及びULにおける外部IPヘッダのDSCPクラス、フローロケータと称される、も、フロー属性の一部分となる。CEエージェントは、プロトコルレイヤにおける付加的なヘッダフィールドも監視して、測定を遂行するか(例えば、TCPシーケンス/ACK番号、TCP広告窓、等を使用して)、或いは種々の次元に沿った測定値のアグリゲーションを可能にする(例えば、PHBごとのアグリゲーションを与えるためにIP DSCPフィールドを使用して)。フローの寿命中に、フロー記述子(DSCPのような)の部分ではない属性は、変化する(例えば、リアルタイムベアラQoS更新のために)。CEエージェントは、属性の変化した第1パケットが傍受されるや否や、それらの変化を検出し、そしてそれに対応するフローの属性をリアルタイムで更新する。
フローが検出された後に、CEエージェントは、フローのパケットに対してQoE監視及びネットワーク側QoS測定を遂行し続ける。所与のフローを監視することにより得られたQoS測定データは、フローのフロー記述子でインデックスされるフローごとのデータ構造体に収集される。CEエージェントにより傍受される各パケットが分析され、そして既存のプロトコルヘッダに基づいて、実現可能なQoE及びQoS測定が実行される(パケットごとの監視アクションを示す図9を参照されたい)。
QoS測定は、次の2つの分類に分けられる。即ち1)他のCEエージェントと同期せずに各CEエージェントにより得られる個々の測定。個々のQoS測定は、(これに限定されないが)スループット(UL及びDL方向に別々に収集された)、RTT、遅延/RTTジッタ及びパケットロス(端−端の上流及び下流コンテキストに別々に収集された)を含む。及び2)プロトコルヘッダエンリッチメントを使用して関連CEエージェント間の状態更新を通して得られる協力的測定。状態更新は、CEエージェントにより定義されるネットワークセグメントの粒度で端−端QoS測定の微細なセグメント化を可能にし、更に、プロトコルヘッダエンリッチメントは、ネットワークセグメントごとのRTTに加えて各CEエージェント間の個別のアップリンク及びダウンリンク一方遅延を測定することができる。
又、スループット及び負荷の測定(フローごと、アプリケーション、ベアラ、DSCPクラス、セル、eNB、等)も、混雑の検出、及びネットワークで利用可能なリソースの測定を可能にする。それ故、正確なスループット測定、及び高い負荷の検出を可能にする他の指示(増加したRTT/遅延のような)とのその相関が遂行される。個々の及び協力的なフローごとのQoS測定が図10に示されている。
フローごとのQoS測定は、フロー属性の複数の次元に沿ってアグリゲートされ、例えば、所与のベアラ(S1インターフェイスにおける外部IPアドレス及びGTPトンネルIDにより識別される)、UE(各インターフェイスにおけるフロー記述子UEアドレス)、eNB(S1インターフェイスにおける外部IP eNBアドレス)、等に対応するアグリゲーションを生成する。(位置のような)フロー記述子の部分でない付加的な属性に沿ったアグリゲーションも実行される。又、複数のアグリゲーション次元も考えられ、例えば、各eNB内にDSCPごとのアグリゲーションを生成する。このアグリゲーションは、アグリゲーション基準を満足するネットワークセグメントごとの連合又は各フローの測定値の和を生成することにより遂行される。高レベルアグリゲートにおける非常に多数のサンプルの収集を回避するため、アグリゲーションプロセス中にサンプルを破棄してサンプルサイズを減少する。
図11は、CEエージェント間の協力的測定及びリアルタイム状態更新を示す。協力的測定及び状態更新の実施は、図11において、TCPフローに対するRTT及びロス測定により示されている(しかしながら、他のKPI、及びフィードバックも有する非TCPフローに対して原理は同じである)。各CEエージェントは、ネットワーク内のCEエージェントを独特に識別し且つ位置決めする識別子(例えば、整数)を有する。各CEエージェントは、QoS測定データをその上流及び下流ネットワークセグメントに対して別々に収集する。測定が行われるとき、CEエージェントは、測定タプルを、同じフローにおいて受け取った次のUL及びDLパケットへエンリッチする。測定タプルは、CEエージェント自身のアイデンティティ、測定のタイプ(例えば、下流RTT)、及び測定値(例えば、42ms)を含む。ULパケットは、上流方向に配置されたCEエージェントへ情報を搬送し、一方、DLパケットは、下流方向に情報を搬送する。CEエージェントは、別のCEエージェントによりエンリッチされたヘッダを伴うパケットを傍受するときに、情報をデコードし、そして受け取ったデータを、その個々の測定データ、及び他の関連CEエージェントから受け取った測定値と合成し、ネットワークセグメントごとのQoS KPIを生成する。測定タプルは、それらが得られたユーザプレーン接続においてインバンドで搬送されるので、デコードするCEエージェントは、受け取った測定値をそれ自身の上流及び下流測定値と合成するのに必要な完全なコンテキストを有する。状態更新は、各CEエージェントにより得られた測定データが、同じユーザプレーン接続を傍受する各CEエージェントに配布されて、同じ端−端コンテキストを共有する各関連CEエージェントがネットワーク状態の共通の知識を維持することを保証する。この原理は、任意の数の関連CEエージェントに対して一般化される。
CEエージェントは、構成可能な窓サイズ(例えば、200ms)をもつ連続時間窓においてDL又はULに送られるデータの量に基づいて接続のスループットを個々に測定する。CEエージェントによりなされるスループット測定は、他のCEエージェントへ搬送される必要がない。というのは、それらが同じパケットを傍受し、そして同じスループット測定データを自動的に得ることができるからである。UDPのケースでは、スループットは、データグラムにより転送されるデータの量に基づいて測定される。TCPのケースでは、スループットは、データセグメントの到着及びACKセグメントの到着の両方に基づいて測定される。DLにおいて到着するデータセグメントは、DLデータスループットに貢献する。逆のUL方向に受け取られるACKは、以前のACKに対応するデータACK増分的確認の量に基づいて測定されるいわゆるDLバーチャルスループットを生成する。2つのタイプのスループットは、相補的であり、即ちDLデータスループットは、上流からのデータの到着を測定し(これは、上流ボトルネックがない場合にはパケットレベルにおいてラインスピードバーストを含む)、一方、バーチャルスループットは、UEが最終的にデータを受信できるレートを測定する。データスループットとバーチャルスループットとの間の相違は、下流の最後の測定ポイントより下のボトルネックの検出及び測定を可能にし、例えば、eNBにあるか又はコアネットワークにあるCEエージェントにより狭い無線インターフェイス容量を正確に測定することである。これは、各CEエージェントが、例えば、ヘッダエンリッチメントを経て情報を互いに交換する必要なく、個々の測定のみによりネットワーク状態にアクセスできるようにする。
TCPフローに対してCEエージェントにより実行されるQoS測定が図12に示されている。CEエージェントは、ハンドシェーク中にTCP接続において第1のRTT測定値を得て、初期のSYN、SYN+ACK及びACKセグメント間の遅延を測定する。ハンドシェークが完了した後に、CEエージェントは、(1)TCPヘッダにおける所与のシーケンス番号Sを伴うTCPデータセグメントの観察と、(2)Sより高い確認番号を伴い逆方向(同じ接続において)に送信されるACKと、の間の時間を測定することによりTCP接続のRTTを監視し続ける。この測定は、両方向に行われ、即ち各接続に対して、CEエージェントは、下流セグメントに対するRTT(DLにデータを送信する接続において測定された)及びアップリンクセグメントに対するRTT(ULデータ送信において測定された)を維持する。TCP RTTを測定するためにCEエージェントが使用する付加的なメカニズムは、TCP受信器により送られる複写ACKと、TCP送信者から発せられる第1の再送信との間の時間を測定する。TCPを越えてのDLデータ送信のケースでは、このメカニズムは、第1のUL複写ACKと、それに対応するDL再送信との間のUL RTTを測定するのに使用される。ULデータ送信のケースでは、このメカニズムは、DL RTT測定を行う。TCPベースのRTT測定に加えて、CEエージェントは、対応するHTTP要求と応答メッセージとの間の時間を測定することによりHTTPレベルRTTを測定する。RTTの測定は、ユーザプレーン及び制御プレーンの両方に確認又は要求・応答メカニズムを有する他のアプリケーション又はトランスポートレイヤプロトコルの場合に可能である。更に、DNS RTTは、DNS質問と応答UDPパケットとの間で測定され(ユーザプレーン)、そしてRTTは、SCTPレベルにおいて(HEARTBEAT及びHEARTBEAT ACK、制御プレーン)及び無線接続確立中のアタッチ要求及びアタッチ容認のような対応する制御プレーンメッセージ間に測定される。
CEエージェントは、各接続におけるシーケンス及びACK番号を監視し、そして順序ずれしたセグメント及び複写セグメントの両方を検出することによりTCP接続におけるロスを測定する。セグメントは、次に予想されるシーケンス内セグメントより高いシーケンス番号を有する場合に測定ポイントに順序ずれして到着する。予想されるシーケンス番号は、最後に受け取ったセグメントのシーケンス番号及びセグメントのサイズを加算することにより計算され、それらは、両方とも、TCP/IPパケットヘッダから得られる。順序ずれのセグメントは、上流のネットワークセグメントにおいて1つ以上のロスを指示する。失われたバイトの数は、予想されるシーケンス番号と受け取ったセグメントの番号との間の差を計算することにより直ちに得られ、一方、失われたセグメントの数は、失われたバイトをデータセグメントの平均サイズ(これは、CEエージェントにより測定されプロフィーリングされてもよい)で除算することにより推定される。TCP送信者は、失われたセグメントを再送信するので、シーケンスギャップを埋める再送信の数をカウントすることで、失われたセグメントの厳密な数が与えられる。少なくとも1つの端−端ラウンドトリップ時間の後に再送信が生じるとき(即ち、TCP送信者がTCP受信者により送られる複写ACK又はSACKオプションに基づいてロスに気付くとき)、厳密な上流ロスカウントは、1つのRTTだけ遅れる。しかしながら、ロスそれ自身は、瞬時に検出され、そして失われたパケットの厳密な数も、TCPメカニズムに依存することにより、できるだけ早く得られる。
TCPセグメントは、同じセグメント(同じシーケンス番号をもつ)が所与の接続において既に観察され、即ちその再送信がCEエージェントの観点から必要でない場合には、CEエージェントにより複写と考えられる。しかしながら、そのような再送信は、下流のネットワークセグメントのどこかにロスがあることを意味する。というのは、そうでなければ、再送信が起きないからである。それ故、不必要な再送信は、下流のロスとしてカウントされる。他のCEエージェントにより個々に測定されて状態更新を通して報告される上流及び下流のロスの数を合成することにより、各CEエージェントは、ネットワークセグメントごとのアップリンク及びダウンリンクロス比を得る。このロス比は、パケット及びバイトの両方に対応して表現される。
上述したパケットロスの局所化は、各CEエージェントがTCPセグメント及びACKを個々に監視して、順序ずれ、再送信及び複写セグメントを検出及び分析することを要求する。しかしながら、ある配備(例えば、CEエージェントの機能が埋め込み型のソフトウェア環境で実行される)では、そのような複雑なフローごとのシーケンス/ACK監視に必要な計算リソースの量を入手できない。従って、無線部側CEエージェントは、明確なロス検出を遂行せず、下流ロスの検出及び局所化の両方を行うのは(即ち、無線部側ロスとトランスポートネットワーク側ロスとの間を区別するのは)、中央CEエージェント次第である。しかしながら、無線部側CEエージェントからの明確なロス測定がないと、無線部又はトランスポートネットワークへのロスの局所化は、些細なものではなくなる。その解決策は、そのようなリソース限定の配備シナリオにおいて、無線部側CEエージェントがそれ自身で測定を開始しないことに基づく。むしろ、中央CEエージェントは、無線部側CEエージェントによって測定を遂行すべきことを明確に指令する。これは、CEエージェントが無線部側で(非ロス関連の)測定が実行されることを要求するコマンドでDLの各パケットにマークすることを経て実行される。このコマンドは、パケットと共に必要なコンテキスト情報を与えて、無線部側CEエージェントがそのマークされたパケットの到着時に直ちに測定を遂行できるようにする。無線側CEエージェントは、測定結果を、同じフローに対応する次のULセグメントにおいて転送する(コア側CEエージェントにおけるパケットロスの間接的な局所化を示す図13を参照されたい)。中央CEエージェントは、下流のロスを自律的に検出することができ、中央CEエージェントは、局所化を遂行することができる。ロスの位置の推論は、非ロス関連の測定結果を保持するエンリッチされたパケットがどのようにしてコアへ搬送されるか分析することによって可能となる。中央CEエージェントが、コマンドでエンリッチされたDLデータセグメントにおいて測定を遂行するよう無線部側CEエージェントに指令するたびに、その結果は、UEによるDLセグメントの受信を確認するUL ACKセグメントにおいて受信されることが期待される。コマンドを伴うパケット(図13のセグメント“A”)が無線部側CEエージェントにより受信されたが、パケットが無線部において失われた場合には、セグメント“A”により指令された測定が生成され、そして無線部側CEエージェントに記憶されるが、UEにより転送されるULにはそれに対応するACKがない。それ故、無線部側CEエージェントは、その後のデータセグメント“B”がUEへ配信されて、保留中の測定結果を搬送するようにUL ACKをトリガーするのを待機する必要がある。このACKは、セグメント“A”のロスを指示する複写ACKである。測定セグメントのロスを指示している複写ACKにおける“A”に対する測定結果を受け取ることにより、中央CEエージェントは、セグメント“A”が無線側CEエージェントにより依然観察されていることを推論できるが(対応する測定値があるので)、セグメントはUEに到着しない。これは、セグメント“A”が無線部側CEエージェントから下流で、即ち無線部において、失われた場合にのみ可能である。同様に、CEエージェントは、セグメント“A”が失われ(複写ACK)そしてそれに対応する測定値が第1の適当なULパケットにおいて受信されず、セグメント“A”が無線部側CEエージェントに到着もしていないことを意味することを観察することによりトランスポートネットワーク側ロスを推論することができる。
シーケンス番号に基づくロス検出は、シーケンス番号を含むTCP接続及び他のプロトコル(おそらくUDPを使用する)に適用できる効率的なメカニズムである(とりわけ、UDPよりもRTP)。或いは又、ロス測定について(埋め込み型シーケンス番号を持たない接続の場合)、各パケットは、サーバーから又はクライアントからオリジナルパケットを最初に受信するCEエージェントによりパケットごとのシーケンス番号でエンリッチされる。このエンリッチされたシーケンス番号において検出されるギャップは、失われたパケットの数を直ちにそして厳密に与える。
2つのCEエージェント間の各ネットワークセグメントにおいて一方UL及びDL遅延を測定するためにヘッダエンリッチメント技術が使用される。正確な一方遅延測定データを得るには、CEエージェントのクロックを同期する必要があり、これは、ネットワーク時間プロトコル(NTP)、高精度時間プロトコル(PTP)、又はGPSのような外部メカニズムによって達成される。一方遅延サンプルを得るために、ソースからパケットを受信する第1のCEエージェント(例えば、DLのSGiインターフェイスにおけるCEエージェント及びULのeNB側CEエージェント)は、その現在タイムスタンプをパケットヘッダに対してエンリッチする。次のCEエージェントは、タイムスタンプを読み取り、そしてそれをそれ自身のクロックと比較して、第1のCEエージェントとそれ自身との間の一方遅延を計算する。CEエージェントは、以前のCEエージェントによりパケットにおいてエンコードされたタイムスタンプをそれ自身の現在タイムスタンプとスワップした後に、パケットを次のセグメントへ転送する。CEエージェントは、測定サンプルを得ると、その結果を、リアルタイム状態更新の一部分としてタイムスタンプを搬送した同じユーザプレーン接続に到着する次のDL及びULパケットへエンリッチする。一方遅延測定は、図14において、2つのCEエージェントと共にダウンリンク方向に示されている。又、2つのCEエージェント間の一方ダウンリンク遅延の協力的測定は、アップリンク方向の一方遅延の測定にも適用される。
パケット転送方向に最後の1つであるCEエージェント(例えば、ダウンリンクではeNB又はアップリンクではSGiインターフェイス)は、エンリッチされたデータをプロトコルヘッダから剥離する。この剥離は、ネットワークセグメントから漏れ出す情報がないことを保証し、エンドホストを混乱させるおそれを排除する。
RTP/UDPストリーミング又はVoIP/VoLTEのようなアプリケーション(RTPも使用する)については、RTPレベルシーケンス番号がロス検出のために使用される(TCPシーケンス番号と同様に)。又、上述した一方遅延測定も利用できる。更に、アプリケーションプロフィーリングについては、パケット到着間の時間のパターン及び種々の測定ポイントにおけるジッタの測定がそれらのクオリティの指示を与える。不安定で且つ変動するパターンを測定しそしてプロフィーリングすることにより質低下が検出される。質低下は、検出されたパターンをCEエージェント間で交換し、そして2つのCEエージェントが境を接するネットワークセグメントであって、(パケット転送方向に)最初のCEエージェントが依然安定なパターンを測定し、一方、次のCEエージェントが既に変動パターンを検出しているネットワークセグメントを見出すことにより、局所化される。接続の質に関する付加的な情報は、UEにより送られた受信者レポート(RR)から抽出される。VoLTEのケースのように、会話に参加した両UEは、RRを送信し、両コールレッグの質がこのように監視される。
CEエージェントの協力的測定及びリアルタイム同期は、自然に相関されたKPIを生じる。というのは、同じユーザプレーンパケット又は対応する要求/応答又はデータ/ACKパケット対を使用して多数のKPIを測定するのと同時に、測定されたKPIを同じ端−端ラウンドトリップ内に分布させるからである。これは、多数のKPIの1つのRTT相関測定を示す図15に示されたように、CEエージェントが1つのRTT内のフローごとの測定を更新することができるようにする。
QoE測定は、プロトコルヘッダ及びアプリケーションメタデータ(TCP、IP、UDP、RTP、RTCP、RSTP、HTTP、等)のコンテンツを抽出/監視し、そしてユーザアクション及び振舞いを検出することにより、ユーザプレーンフローごとに同時に実行される(アプリケーション特有のQoE測定を示す図16を参照されたい)。後者は、フロー、セッション又はアプリケーション終了、ユーザ要求開始又は反応時間、自動/スクリプト発生イベントからのユーザ開始要求の分離の検出、挫折した使用パターンの検出、等により行われる。アプリケーションメタデータは、アプリケーション又はセッション特有の情報、例えば、ビデオ/オーディオストリームの解像度、コーデック、フォーマット又はエンコードレート、ウェブページのサイズ及びドメイン、コンテンツのタイプ、構造又は重要性、等を含む。QoE測定値は、顧客体験の正確な指示子であるアプリケーション特有の専用KPI及び測定値(例えば、ウェブページダウンロード時間、ビデオ再生及び停止時間、等)を含む。
一実施形態において、リアルタイム混雑検出、局所化及びボトルネック分類が実行される。同じ端−端経路を共有するCEエージェントは、同じQoEインサイトと、ネットワークセグメントごとのKPIの共有知識とを有するので、各CEエージェントは、混雑を検出し、そしてそれを、定義されたネットワークセグメントの粒度で局所化することができる。混雑は、増加RTT/遅延及びパケットロスに基づいて検出される。測定値をコンテキストに入れるために、CEエージェントは、遅延及びロスを各ネットワークセグメントの負荷の関数としてプロフィーリングする。ネットワークセグメントに軽い負荷しか掛からない場合には、著しいパケットバッファが生じず、ネットワークセグメントにおける測定遅延は、システム固有の遅延である(即ち、物理的伝播遅延と、ネットワーク要素、トランスポート装置、等内の処理及び内部転送により付加されるレイテンシーとの和)。負荷が増加しそしてネットワークセグメントが端−端経路内にボトルネックを有するときには、ボトルネックリンクの前のパケットバッファがパケットを累積し始め、ネットワークセグメントにおいて測定される遅延は、ボトルネックバッファにより付加されるキュー遅延のために増加する。バッファがいっぱいの場合には、最大キュー遅延に対応する最大遅延が測定される。バッファが枯渇しない場合には、測定されるスループットが一定であり、ボトルネックリンクの容量に等しい。各ネットワークセグメントの遅延をプロフィーリングすることにより、CEエージェントは、測定値をコンテキストに入れ、そしてネットワークセグメントの遅延増加が負荷増加によるものであるかどうか、従って、ネットワークセグメントが混雑しているかどうかを検出する。図17は、ネットワークセグメントにおける遅延プロフィールを示す。
又、CEエージェントは、パケットの破棄、及び混雑検出のためのそれらのパターンも監視する。散発的なロス(即ち、破棄と破棄との間に相関性のない単一のランダムな破棄)及び突発的な破棄(即ち、多数の連続するパケットを破棄する)は、異なるケースを示す。散発的な破棄(特にトランスポートネットワークセグメントにおける)は、進歩型キュー管理(AQM)メカニズム(RED又はCoDelのような)の使用を示し、これは、バッファ負荷又はキュー遅延が増加するが、バッファには付加的な到来パケットを保持する自由スペースが依然ある場合にランダムな早期破棄を実行するものである。これは、システムリソースが著しく使用されるが、まだ混雑はなく、システムが効率的に使用される場合のセグメントを示す。他方、バッファのオーバーフローから生じる突発的破棄は、混雑の指示である。破棄の強度及び破棄のパターンを検査することにより、CEエージェントは、ネットワークセグメントが過負荷の早期段階(散発的ロス)又は混雑の早期段階(テールドロップ)であるかどうか検出する。
ネットワークセグメントごとのプロフィーリング及び分析の他に、現在のセグメントごとのRTT/遅延及びロス測定値を端−端RTT及びロス測定値と比較することによって混雑も局所化される。端−端RTT/遅延及びロスの大半が同じネットワークセグメントの影響を受ける場合には、混雑が優勢なセグメントに局所化される(混雑局所化及び異常値検出を示す図18を参照されたい)。KPIのパターン(即ち、このセグメントは、他のもの及び端−端に比して優勢である)は、混雑の位置を直接定義する。測定値及び所与のアグリゲーションレベルのKPIパターン(例えば、単一ベアラ)を、より高いアグリゲーションレベルの測定値(例えば、セル又はeNBレベル測定値)と比較することにより、同様のメカニズムを使用して異常値を検出することができる。低いアグリゲーションレベル(例えば、無線部)に混雑パターンがある一方、高いアグリゲーションレベルにはそのようなパターンがないケースでは、低いアグリゲーションレベルがおそらく個々の問題のために異常値となる。これは、ベアラ/UEレベル無線部側RTT/ロス測定値がセルレベル測定値に比して顕著である場合には、所与のUEに対する個々の不充分なチャンネルクオリティを検出するのに使用できる。これをトランスポートネットワーク測定値に適用すると、混雑の蓄積が、特定のDSCPコードポイント(区別されたサービスIP QoSアーキテクチャーの場合)又は4pビット(イーサネット(登録商標)IEEE802.1p QoSアーキテクチャーの場合)において検出される。混雑パターンは、通常、低プライオリティのトラフィックを表わすアグリゲーションレベルにおいて表示を開始する。というのは、それに対応するパケットが長いキュー遅延又は破棄を最初に経験するからである。
混雑の検出は、リアルタイムであり、そしてそれは、遅延/ロス測定値が問題を指示するや否や即座に起きる。CEエージェントは、プロトコルヘッダエンリッチメントを使用して、個々の測定を他の関連CEエージェントに同期させるので、検出のレイテンシーは、最低の理論的限界にある(即ち、情報は、あるCEエージェントから他のCEエージェントへインバンドヘッダエンリッチメントよりも急速に通過されることはない。というのは、アウトオブバンドシグナリングは、フロー識別タプルによりインバンドで搬送される自動コンテキスト情報の欠如によりオーバーヘッドが増加しても同じ物理的ネットワーク及びリンクを使用する必要があるからである)。
混雑により生じるQoE質低下は、CEエージェントにより検出されるか(それらが既に起きていてユーザに見える欠陥として示される場合)又は予想される(短い時間フレーム内に現在環境の下で質低下が生じる場合)。予想は、UEのプレイアウトバッファをモデリングし、そしてUEが更なるデータをダウンロードするようにアクティブに試みるにも関わらず事前にバッファされたデータの量が減少することを検出することにより、例えば、(YouTube(登録商標)のような通常のビデオサイトにより使用される)進歩的HTTPダウンロードを使用するビデオダウンロードの場合に可能である。このプレイアウトバッファは、アプリケーションセッション特有のビデオ属性(時間巾、メディアレート)を検出し、そしてダウンロードの開始からどれほど多くのデータがUEによりダウンロードされて確認されたか追跡することによりモデリングされる。プレイアウトバッファが枯渇するたびに、UEのビデオ再生が停止して、QoE質低下を引き起こす。UEに見える質低下は、QoEインシデントと称される。QoEインシデントは、アプリケーション特有である。ウェブブラウジングの場合、QoEインシデントは、低速ウェブページダウンロード又は低速DNS分析であり、バルクデータ転送の場合、QoEインシデントは、TCPが多数の連続する時間切れで悩まされるか又はスループットが所要最小レートより下がったときである。QoE質低下によりダウンロードをおそらく中止するユーザも、QoEインシデントである。又、QoEインシデントの付加的なトリガーがCEエージェントにより実施される。CEエージェントは、QoE問題が混雑により生じるのではなくUE制限のような他の理由で生じるかどうか自動的に認識することができる。UE制限は、所与のUEのQoE問題がアップリンクTCP ACKで送信される小さな又はゼロTCPの広告窓と相関して、UEのアプリケーションがデータの受信と同程度の速さでデータを処理できないことを指示する場合に、検出される。
搬送混雑が検出された場合には、ボトルネックネットワークセグメントの利用可能な帯域巾が、そのセグメントを共有する接続の累積的スループット測定によって与えられる。又、スループット測定と、固有遅延より高い測定遅延の部分との合成で、ボトルネックリンクの前のネットワークバッファのサイズが定義される。CEエージェントが、物理的/論理的リンクを伴うトポロジーデータベース、及び混雑したネットワークセグメントを作り上げるそれらの各容量を有する場合には、測定で得られるスループットとほぼ同じ容量を有するリンクを選択することにより更なる局所化が可能である。
又、遅延、スループット及びロスパターンを分析することにより、CEエージェントは、制限を生じるシェーパー又はポリサーがあるかどうか検出し、そしてボトルネックを更に分類することもできる。シェーパーの場合には、スループットがシェーピングレートに絞られるまでバーストの送信が許されるために、瞬間的に測定されるスループットがシェーピングレートを越えることがある。破棄は、おそらく、(バッファがいっぱいになったとき)遅延増加期間の後に生じ、そしてそれらは、(バッファオーバーフローのために)バーストで生じる。ポリサーの場合には、構成されたポリサーレートに適合しないパケットが破棄される。従って、ポリサー要素の後に測定されるスループットは、所与のスレッシュホールドを決して越えない。ロスは、よりランダムで、必ずしも遅延の蓄積と相関しない。又、CEエージェントは、AQMの構成が不充分なバッファも検出する。構成が不充分なAQMは、散発的なランダム破棄の持続レベルをトリガーし、これは、バッファが著しいキュー遅延を付加するのを防止し(従って、ネットワークセグメントにおける遅延を低く保ち)、同時に、TCP接続が高いスループットに到達するのを防止する。というのは、それらが常に混雑回避へ強制されるからである。又、遅延、ロス及びスループットのパターンの他に、遅延分布のモーメント及び統計学的パラメータも、CEエージェントにより監視され、そしてボトルネック分類に使用される。特に、遅延分布の正のスキュー(遅延分布のスキューを示す図19を参照)は、大半のパケットに対して長いキュー遅延を生じるときに大きなバッファと共にボトムネックリンクを有することの良好な指示子である。
QoEインシデントの頻度及び強度は、厳格さの定量化又は混雑の影響を与え、これは、対抗策又は修正アクションにおいて判断するための基礎として取り上げられる。又、搬送混雑の厳格さは、高プライオリティトラフィックがどれほど影響を受けるかに基づいて量子化される。正確な局所化(例えば、無線及び搬送混雑間の区別)、及びCEエージェントにより与えられる個々の問題又はセル/eNBレベル問題の検出は、適切なアクションを選択する上で必須である。不充分なチャンネルクオリティによるQoE問題は、(例えば、メディア適応により)影響のあるUEを特に取り扱う集中アクションを要求する。無線部側混雑は、ベアラのプライオリティ決め又は格下げ、或いはUEごと、アプリケーションごと又はフローごとの帯域巾管理により解消される。搬送混雑は、混雑制御アクションを要求するか、或いは又、トランスポートスケジューラにおける重み最適化、帯域巾管理/シェーパー再構成又は容量増加を要求する。混雑が検出されると、CEエージェントは、アプリケーションの望ましい帯域巾、及び最適状態に到達又は近付くことのできる対応する無線及び搬送構成を含む最適な状態(即ち、ベアラQoSパラメータ、重み構成、シェーパーレート、容量割り当て、等)も計算する。現在状態と最適状態との間の相違を知ることで、CEエージェントは、ベアラのプライオリティ決め、帯域巾の絞り、SDNを経てのトランスポートサービス提供、又はトランスポート装置における重み再構成のような正しい介入程度又は介入量で適切なネットワーク最適化アクションを示唆又はトリガーすることができる。CEエージェントは、アクションをトリガーするために外部エンティティ(混雑制御メカニズム、ネットワーク最適化又は管理エンジン、SDNコントローラ、PCRF/PCEF、等)へ情報を与えることができる。
更に、CEエージェントは、それが収集するKPIのコンステレーションをプロフィーリングする。プロフィーリングの結果は、ネットワーク要素又は端−端コンテキスト(例えば、S1/X2インターフェイス)が有する状態のセットである。これは、低負荷状態、異なるタイプの高負荷状態及び混雑状態を含む。又、最小遅延又はレイテンシー、有効最大遅延値、及び混雑下の容量のようなノード又はコンテキスト特有の固有パラメータが収集される。後者は、無線インターフェイス及びS1インターフェイスの両方において変化する。無線容量は、ユーザ位置及び移動の関数として変化し、一方、混雑下の搬送容量は、eNBが他のネットワーク要素と共にアグリゲーションリンクを共有する場合には、異なる値をとり得る。精巧なネットワーク及びトラフィック管理アクションを可能にするために、(例えば、経路スイッチ又は他の異常による)既知のKPIパターン/有効状態からの偏差も検出される。
一実施形態において、配備特有アーキテクチャー、オペレーション及び能力が開示される。プロトコルヘッダ(例えば、TCP/IP/GTP)を経ての協力測定及びリアルタイム状態更新のために実施オプションが提供される。CEエージェントのために多数の配備オプションがあり、異なる測定範囲、粒度、及びアグリゲーションの可能性を生じる。更に、CEエージェントのアーキテクチャー及びオペレーション(例えば、情報のソース)は、配備シナリオに特有なものである。例えば、LTE関連の配備及び3G BTS/RNC特有の実施が開示される。LTEにおいて、考えられる配備は、eNB側CEエージェントのみであり(分散型無線部側CEエージェント配備を示す図20を参照)、ここで、CEエージェントは、eNBで実行され又はそれにアタッチされる(例えば、BSにおいて、又はRACSのアプリケーションとして実施される)。eNB/RACS側CEエージェントは、個々に、ネットワークの無線部側及びコア側部分を別々に監視し、並びにX2トラフィックを検出し及びX2を経て転送されるユーザプレーンパケットにおいて協力的測定を実行することができる(例えば、一方X2の転送遅延を測定するタイムスタンプ)。更に、CEエージェントは、アプリケーションセッションのQoEを個々に測定することができる。
コア側のスタンドアローン配備も、CEエージェントがコアネットワーク要素(例えば、SGW/PGW)の一部分として又はスタンドアローン中間ボックスとして配備されるときの実現可能な代替物である(コア側スタンドアローンCEエージェントエージェント配備を示す図21を参照)。コア側のCEエージェントは、外部ネットワークセグメント及び運営者のネットワークセグメントを別々に測定することができる。又、SGW側CEエージェントは、eNBごとのトラフィックを別々に監視することもできる。更に、ネットワークトポロジーデータベースが利用できるか又は適当なヒューリスティックが使用される場合には、SGW側CEエージェントは、eNB間の測定を相関させ、そして多数のeNBにおける混雑が(例えば、共有トランスポートネットワークリンクにより)或いは個々の最終マイル又は無線部側制限により関係しているかどうか検出することができる。
CEエージェントの合成配備は、eNBごとのインスタンス及びコア側要素をもつことである(合成CEエージェント配備を示す図22を参照)。CEエージェント間の協力的測定のために、コアネットワークセグメント及び外部ネットワークに対して、eNB無線インターフェイス、X2インターフェイス、S1インターフェイスごとに測定値が生成される。X2関連の測定値(ターゲットeNBのトラフィックを監視するCEエージェントにおいて生成される)は、リアルタイムCEエージェント状態更新の一部分として上流に送られ、それ故、コア側インスタンスは、他のセグメントに相関されるX2セグメントのビューも有する。又、SGW側CEエージェントは、S1インターフェイスにおけるGTP/UDP/IPプロトコルスタックの一部分であるeNB IPアドレスに基づきリアルタイムでeNBレベルにおいてベアラ及びUEを局所化することもできる。S1インターフェイスにIPsecが使用される場合でも、CEエージェントは、依然、(外部IPアドレスのコンテンツに基づいて)eNBごとDSCPごとの測定を遂行することができる。
又、合成配備において、eNB側CEエージェントは、ユーザの移動をリアルタイムで検出し、そしてユーザの位置をネットワーク側情報としてコア側CEエージェントに又は付加的な又は外部の情報受信者へ与えることができる。又、位置情報に加えて、eNB側のCEエージェントは、ベアラ属性を転送することもできる(eNBに対してローカルな構成、例えば、ベアラに対して構成されたQCI重み(wQCI)、並びに標準的パラメータ、例えば、ベアラのQCI/GBR/MBRを含む)。図23は、インラインコア側CEエージェント対タッピングコア側CEエージェントを示す。コア側CEエージェントは、(例えば、インバンドヘッダエンリッチメントに対して)パケットを変更できることを意味するインラインネットワーク要素、又はデータストリームのリードオンリコピーのみを受け取るタッピングネットワーク要素である。後者の配備は、運営者がコア側に付加的なネットワーク要素を含ませる気にならない場合に該当する。しかしながら、この場合でも、コア側CEエージェントは、依然、無線部側CEエージェントから情報をインバンドで効率的に受け取り、従って、ネットワークとのセグメントごとの精度を有することができる。
eNB側CEエージェントがRACSにおけるアプリケーションとして実施される場合には、付加的な無線部側情報(例えば、無線チャンネルクオリティ、タイミング進み、等)並びにセル/セクタレベル移動及び位置情報(明確なハンドオーバー通知及びグローバルセルID)へアクセスすることができる。CEエージェントは、これらの情報断片をコアネットワークへ転送して、コア側CEエージェント又は他のエンティティを、正確な無線部側又は位置情報でエンリッチすることができる。
図24は、3G BTS/RNC特有のCEエージェント実施を示す。CEエージェントは、RNCに配置され、ユーザプレーン、無線部側、並びにlub及びlurトランスポートにおいてインサイトを収集することができる。BTS側CEエージェントは、協力的測定及び3G BTSからRNC側CEエージェントへの上流情報を可能にするために軽いサポート的役割を果たす任意の相対物である。
RNC側CEエージェントは、E−DCHデータフレームのFSNを監視することによりフレームレベルにおいてULロスを直接検出することができる。各E−DCHフレームは、多数のMAC−is PDUを搬送することができる。それ故、単一のフレームロスは、多数のMAC−is PDUロスを指示することができる。DLロスは、RLCプロトコルレイヤにおいてRNC側CEエージェントに見え(確認モードが構成される場合に)、これは、UEのRLC AMエンティティにより送られる状態PDUにおいて否定的確認により指示される。しかしながら、RLC PDUのどの部分が失われたかの情報は得られず、それ故、RLCベースのDLロス検出の粒度は、限定される。失われたDL RLC PDUは、RNC側RLCエンティティにより再送信される。パケットロスに加えて、RLCタイマーがRNCにおいて時間切れする場合にも再送信が生じる。これらのイベントは、ベースステーションから受け取られる対応する状態PDU(従って、否定的ACK)を伴わずにPDUの再送信の検出を経てRNC側CEエージェントにより確認される。タイマーの時間切れは、レイヤ2 RTTが時間間隔を越えることを指示する。従って、lubには異常に大きな遅延が生じる。又、RLCリセットメッセージがCEエージェントにより検出され、それらは、対応するUEに対する無線プロトコルスタックの完全な崩壊を指示する。リセットが単一のUEに影響するだけの場合には、これは、おそらく、個々の無線チャンネル問題によるものである。リセットが同じベースステーションにおいて著しい数のUEに対して同時に生じる場合には、おそらく、共通の異常が存在する(極端なlub混雑のような)。3Gベースステーションは、ULドロップ指示メッセージを経て3Gベースステーションそれ自体により破棄されるPDUについてRNCに通知する。それらPDUのコンテンツは、3Gベースステーションにおいて利用でき、そしてメッセージにおいてRNCへ指示される。この情報ソースは、3G BTS側CEエージェントの支援なしに利用できる。lubトランスポートにおけるより正確なDLロス検出をサポートするために、3G BTS側CEエージェントは、FSN監視を経てHS−DSCHデータフレームロスを検出し、そしてそのロスをRNC側CEエージェントに報告する。BTS及びRNC側CEエージェントは、(予備の拡張物を使用して)lubフレームプロトコルにおいてヘッダエンリッチメントを経て効率的に通信する。各HS−DSCHフレームは、多数のMAC−d PDUを搬送し、それ故、単一のフレームロスが多数のMAC−d PDUロスを指示する。
lubノード同期手順は、各3G BTSとのlubインターフェイスにおいてRTTを得るためにRNC側CEエージェントにより利用される。この手順の間に、RNCは、RNC特有の時間指示を搬送するDLノード同期メッセージを送信する。この時間指示は、ULノード同期メッセージにおいて3G BTSによりエコー処理される。このULメッセージの受信と、RNCにおけるオリジナルメッセージの送信との間の時間差が、RTT測定値与える。
3G BTS側CEエージェントは、HS−DSCHデータフレームにおけるDRTを監視することにより遅延の増加又は減少(即ち、ジッタ)を検出することができる。DRTは、RNCが1ms精度でフレームを送信するときに時間をエンコードする。しかしながら、DRTは、相対的なカウンタに過ぎず、絶対的なタイムスタンプではないので、3G BTS側CEエージェントは、それらを使用して、フレーム内のDRT間の差を計算し、そしてそれを、BTSにおけるフレームの測定された到着間時間と比較するだけである。測定された到着間時間がDRT間の差より大きい場合には、DLにおいてlubインターフェイスに遅延増加があり、さもなければ、遅延が減少する。DRTでの演算は、モジュロ40960で行われる。時間に伴うジッタの累積を3G BTSにおいて使用し、lubインターフェイスにおいて相対的なDL遅延を追跡することができる。3G BTS側CEエージェントが、DLデータフレームで受け取られた最後のDRTを(予備の拡張物として)各UL E−DCHデータフレームへエンリッチする場合には、RNC側CEエージェントが高い粒度のlub RTT測定値を得る。しかしながら、lubインターフェイスにおける明確な一方遅延測定値は、RNC及びeNBのクロックが同期されそしてタイムスタンプがRNC側CEエージェント(DLにおける)及び3G BTS側CEエージェント(ULにおける)によりデータフレームのヘッダへエンリッチされる。
MAC−dフローレベルにおいてFPレイヤから収集された遅延/ジッタ及びロス測定データは、ユーザプレーントラフィックフローと相関されるべきである。相関は、E−RNTI(E−DCH及びHS−DSCHデータフレームにおける)又は専用H−RNTI(HS−DSCHデータフレームにおける)一時的UE特有識別子を通して行うことができる。E−RNTI及びH−RNTIは、無線ベアラ設定手順の間にRNCにより割り当てられる。(RAB IDで識別される)無線ベアラは、RNCとUEとの間でユーザプレーントラフィックを搬送する。無線ベアラは、(GTP TEIDで識別される)コアネットワーク(CN)ベアラに接続され、RNCとSGSN/SGWとの間でトラフィックを搬送する。RNCにおいて、RAB IDとGTP TEIDとの間に1対1のマッピングがあり、そしてE−/H−RNTIとRAB IDとの間にもマッピングがある。FPレイヤから生じる測定値をUE IPフローと相関させるために、IPフローと、それに対応するCNベアラとの間のRNC側CEエージェントによりマッピングが維持される。マッピングは、コアネットワークから到着するユーザプレーンパケットにおいてGTPヘッダのGTP TEID及び内部IPヘッダのUE IPを観察することにより確立される。マッピングは、UE IP、GTP TEID、RAB ID、E−/H−RNTI間接的チェーンを経てUE IPフローとFPレイヤ測定との相関を可能にする。
RNCにおいて、CEエージェントは、電力制御測定及びUEごとの無線チャンネル状態を含めてRRMへアクセスする。又、RNC側CEエージェントは、3G BTSからRNCへのE−DCH ULデータフレームにおいて搬送されるHARQ失敗指示メッセージを聴取することを経てDCHチャンネルのHARQ失敗(及び対応ユーザに対する不充分な無線チャンネルクオリティの指示)を明確に検出することもできる。失敗指示メッセージは、対応するUEの識別を可能にする情報を搬送する。
3G BTSは、BTSにおけるバッファオーバーフローを防止するという目的でフロー制御メカニズムを有する。無線バッファの状態に基づき、3G BTSは、それがlubインターフェイスを通して送信することが許されたデータの量についてRNCに通知する。その情報は、量子化され、そしてMAC−d PDU(TYPE−1 HS−DSCHデータフレーム、固定MAC−d PDUサイズ)又はデータバイト(Type−2 HS−DSCHデータフレーム、柔軟性MAC−d PDUサイズ)のいずれかに対応するクレジットとして表わされる。クレジットには、スケジューリングプライオリティインデックス(SPI)と称され、lubフレームにCmCH−PIフィールドとしてエンコードされるフロープライオリティの粒度が割り当てられる(16個の考えられるクラスを伴う)。クレジットは、容量割り当てlub制御メッセージを経てRNCへ搬送される。フロー制御メカニズムに加えて、3G BTSは、HSDPA混雑制御も実施する。混雑は、遅延蓄積及び/又はフレームロスの検出を経てBTSにおいて検出される。混雑の緩和は、同じクレジット割り当てメカニズムに基づき、そして混雑は、クレジットの減少を生じる。この場合に、容量割り当てメッセージは、フロー制御又は混雑制御のいずれかにより割り当てられる最小のクレジットを搬送し、即ち混雑制御は、フロー制御メカニズムの割り当てを越えてクレジットを減少させる。更に、容量割り当てメッセージは、3G BTSにより検出されたDL混雑状態(混雑、遅延蓄積又はフレームロスがない)も搬送する。クレジット割り当ての監視は、RNC側CEエージェントが無線インターフェイス混雑を検出し(DL混雑指示なしにクレジットが減少される場合)、そしてlub DL搬送混雑の明確な検出(混雑指示に基づく)を行えるようにする。クレジット割り当ては、プライオリティクラスごとにlubにおける利用可能な帯域巾の量を明確に指示する。UL lub混雑は、E−DCHデータフレームにおける遅延及びロスを監視することによりRNCそれ自体によって検出される。
又、CEエージェントは、lur(即ち、RNC間のインターフェイス)を監視して、RNC間ソフトハンドオーバー及びSRNCリロケーションを検出する。lurは、lub FPと同様に、サービングRNC(SRNC)とドリフトRNC(DRNC)との間にフレームプロトコルを使用し、それ故、上述したlub測定メカニズムは、lurインターフェイスにも適用できる。
図25は、Wi−Fi特有のCEエージェント実施を示す。Wi−Fi及び3GPPネットワーク統合のケースでは、CEエージェントに対して考えられる位置が、Wi−FiAPそれ自体、S2GW、PGW及びコアネットワークである。S2GWは、S2aインターフェイスにおいてPGWに向かうGTPトンネルを終了し、そして(PGWによりシグナリングされるUL TFTを経て)ユーザIPフローとGTPトンネルとの間の相関性を維持する。S2GW及びPGWのCEエージェント間の測定は、GTPベースのLTE S1インターフェイスに基づくGTPでの測定と同様である。Wi−Fi AP側CEエージェントは、ユーザIPフローレベルでの測定を遂行することができ、これは、S2GW CEエージェントにより収集されてGTPベースの測定と相関される。
一実施形態において、エンリッチメントの実施では、協力的測定及びリアルタイム状態更新のための通信は、ユーザプレーンパケットのインバンドヘッダエンリッチメントを経て遂行される。これは、情報の全コンテキスト(例えば、フローアイデンティティ、タイミング、等)がパケットそれ自体により自然に搬送されるので、ユーザプレーン接続それ自体に関連した情報を交換するための効率的なメカニズムである。エンリッチメントに適したプロトコルヘッダは、ユーザプレーンにおけるTCP及び/又はIPであり、これらは、両方とも、オプションフィールド(ヘッダ拡張を行う各アプリケーションにより共有される付加的な40バイト)の使用を可能にする。又、予約されたビット又はIP DSCPフィールドも、それが他の使用ケースと衝突しなければ、使用してもよい。更に、RTPヘッダは、実際的な関連性を有するUDPデータトラフィックの大部分をカバーする付加的な情報を含ませるための標準的手段も与える。又、S1/S5/S2aインターフェイスにおいて、GTP−Uパケットは、標準的なGTP拡張メカニズムを経て付加的な情報でエンリッチされる。lub/lurインターフェイスにおいて、フレームプロトコルは、いわゆる予備的拡張の形態で付加的データをヘッダに含ませるための効率的なメカニズムを与え、これは、ルーターにおける処理オーバーヘッドのためにIPヘッダエンリッチメントより好ましい。
エンリッチされたプロトコルヘッダに関わらず、エンリッチメント(及び種々のプロトコルフィールドにおいて順次に要求される変化、例えば、サイズ、オフセット、チェック和)は、高い効率を得るためにハードウェア又はファームウェア(例えば、ネットワークカード又は専用ネットワークプロセッサ)で部分的に又は完全に遂行される。
一実施形態において、制御プレーン測定が実行される。CEエージェントの能力は、制御プレーンにおけるパケット監視を含む。図26は、LTE S1−MMEインターフェイスにおける制御プレーン測定を示す。CEエージェントが、eNBとMME(S1−MMEインターフェイス)との間、又はSAW−GWとMME(S11インターフェイス)との間で交換される制御プレーンパケットにアクセスできる位置に配備される場合には、CEエージェントは、制御プレーンパケットに対してQoS測定を遂行することができる。SCTPベースのS1−MMEインターフェイスにおいて、図26aに示したように、SCTPレベルの「ハートビート」及び「ハートビートACK」メッセージを使用して、eNB側及びMMEの両方に向かって制御プレーンRTTを測定することができる。これらのSCRPメッセージは、S1−APメッセージ部分を搬送せず、それ故、測定されたRTTは、eNB及びMMEの制御プレーン処理負荷に依存しない。S1−APメッセージを搬送する制御プレーンメッセージ交換を使用してRTTを測定することにより、ネットワーク要素の処理負荷及び付加的なシグナリングオーバーヘッドに依存する制御プレーンRTTを得ることができる。制御プレーンRTTの測定に加えて、CEエージェントは、MMEからeNBへ送られる傍受されたS1−AP初期コンテキスト設定要求メッセージからベアラごとのQoSパラメータ(DL/ULのQCI、ARP、GBR、DL/ULのMBR、DL/ULのUE−AMBR)をパースすることができる。UEがネットワークにアタッチしそしてそのデフォールトベアラを確立するのにどれほど時間が掛かるか測定するには、S1−AP初期UEメッセージ(アタッチ要求)と、S1−AP初期コンテキスト設定要求(アタッチ受け容れ)メッセージとの間のレイテンシーを測定する必要がある(図26bを参照)。多数の進行中のパラレルなアタッチ手順間を区別するため、対応メッセージの識別が、eNB内のS1インターフェイス上でUE関連性を独特に識別するeNB UE S1AP IDに基づいて行われる。
制御プレーン性能(例えば、接続又は他のシグナリング手順の完了時間)と、ベアラが完了した後にデータを送信するアプリケーションに対して測定されたQoEとの相関性により、ユーザの全体論的QoEを得ることができる。ネットワークへの接続が完了するのに長時間を要する場合には、ユーザプレーンの性能及びデータアプリケーションのQoEがその後良好であっても、ユーザの全QoEが依然不充分である。この場合、ユーザプレーン及び制御プレーン測定の相関性が全QoE質低下の理由を与える。又、どの制御プレーントランザクションに対してメッセージ交換を完了するのに通常長時間を要するか、又はどのネットワーク要素が長い応答時間で応答するかチェックすることにより、根本的な原因が自動的に導出される。最小応答時間の測定は、シグナリングの観点から負荷のかからないネットワークで予想される制御プレーン手順の固有のレイテンシーを与える。測定から又はQoSターゲットに対して構築される遅延プロフィールのコンテキストにおける遅延の評価は、高い負荷が接続破棄を招く前に制御プレーン過負荷の早期兆候を捕えるためにおそらく成功であるが完了に通常より長時間掛かる検出手順を可能とする。
一実施形態は、アプリケーション不可知論、多売主及び効率的方法において端−端及び局所化KPIの関連セットを与えて、種々のネットワーク配備及び技術をサポートすることができる。多数のKPIのコンテキスト的、相関リアルタイム評価は、自動問題局所化及び根本的問題分析を可能とする。更に、ネットワーク側の測定とアプリケーションのQoEとの組み合わせは、QoE管理、及びQoEベースのネットワークオペレーションを可能にする。ユーザ振舞いへのリアルタイム相関インサイトは、当該ユーザ、アプリケーション並びにQoE特有データ及びKPI(例えば、ユーザアクション、アプリケーション特有メタデータ、ダウンロード時間、アプリケーションレベルレイテンシー、ビデオ停止、再生時間、等)、及びQoS KPI(例えば、スループット、RTT、遅延、ジッタ、パケットロス、TCP時間切れ、パケット破棄パターン、等)を通して、アプリケーションセッションの属性、顧客の経験及びネットワーク状態(ローカル及び端−端の両方)と共に与えられる。KPIは、ユーザプレーンパケットが傍受される適当な位置において実行される低コスト、インバンド、トランスポート技術不可知論的アプリケーションレイヤ測定から導出される。顧客体験(CE)エージェントと称されるエンティティが設けられる。このCEエージェントは、LTE eNB、RACS、HSPA+BTS、3GBTS、RNC、SAE−GW、又は(S1、Gn、Gi又はSGiインターフェイスに配備された)コアネットワークにおけるスタンドアローンネットワーク要素として配備される。
次のものを含むがこれに限定されない多数の使用ケースがサポートされる。リアルタイムアプリケーション検出、ユーザ振舞い、アプリケーション特有の及びQoEの測定は、データフロー、アプリケーションセッションレベル及び任意のより高いアグリゲーション(セル、eNB、カバレージエリア、RNC、等)レベルにおいて行われる。QoEは、各アプリケーションに対する当該情報、例えば、再生時間及びビデオの停止回数/期間、ダウンロード時間、並びにウェブ及びチャットアプリケーションのレイテンシー、等を捕獲する専用KPIを通して査定される。更に、ユーザ振舞いは、コンテキスト(ダウンロードのキャンセル又は部分的にダウンロードされるウェブページのリフレッシュ、等)において監視される。
CEM分析は、QoE KPI及び検出されたQoE質低下の根本的原因のコンテキスト情報を通して行われる。
ユーザレベル、アプリケーション特有のQoE及びQoS測定、混雑検出及び局所化、ボトルネック分類、等から得たインサイトを相関させることにより、改善型異常検出が与えられる。
ネットワーク監視/オペレーション及びトラブルシューティングが行われる。生成されたQoS/QoEインサイトは、ネットワークオペレーションツール、ダッシュボード/視覚化、アラーム/レポートシステム、顧客ケア、マーケッティング、等へチャンネル送信される。
レガシーQoS駆動解決策により要求されるもののスーパーセットを表わすQoS測定値が与えられる(RTT、遅延ターゲット、ロス、スループット、等)。それ故、遅延/ロススレッシュホールドベースのアラーム/アクションのような慣習的なレガシーQoSベースのトリガーも可能になる。
データ転送の効率を改善するため、或いはQoE、QoS、負荷、効率、等、例えば、TCP最適化、動的QoS管理、帯域巾管理/実施、メディア適応、自己編成ネットワーク使用ケース(例えば、MLB)、トランスポートSON(Tra−SON)、トラフィックステアリング/Wi−Fiオフロード、混雑制御、等を管理するために、他の進歩型メカニズムにサービスが提供される。
適当な帯域巾管理及びQoS/QoE実施が、進行中アプリケーションセッション、それらの需要又は帯域巾要求、ネットワーク状態、混雑検出及び局所化、等の相関について行われ、構築される。個々のフローレベルに既にあるインサイト及び測定データを収集することで、TCPトラフィックを終了せずに(即ち、TCPプロキシーなしに)非侵襲的TCP最適化メカニズム(例えば、AWND管理、ACKシェーピング)が可能となる。
一実施形態において、多数のTCP接続及びHTTPオブジェクトにわたる相関型測定(例えば、近代的なマルチスレッドウェブブラウザにわたるウェブページダウンロードの進行を追跡するため)及び種々のアプリケーションレイヤプロトコル(例えば、同じウェブページダウンロードのユーザ経験に影響するDNS解像度及びHTTPレイテンシー)の相関が実行される。測定データは、各アプリケーションプロトコルレイヤにおいて相関的に収集及び配信され、関連測定値間に垂直に(アプリケーションプロトコルを横切って)及び水平に(同じアプリケーションプロトコル内で)リンケージを自然に形成する。
UPCON混雑検出のためのメカニズムも開示される。異なるフロー間で又は同じフローの異なるパケット間でも相関検出を行うことのできるインサイトがユーザプレーンアプリケーションに与えられる。QoE測定並びにそれらのイネーブラー(例えば、HTTPレイテンシー)及びTCP RTTが連続的に配信される。
ユーザプレーンパケットそれ自体は、測定を実行するのに使用され、付加的なテストトラフィックを必要とせず、又、測定について交渉するための専用制御セッションも行わない。ユーザプレーンパケットの最上部で測定を実行することにより、結果は、実際の該当するトラフィックに直接対応し、そして人為的に生成される無関係のテストトラフィックには対応しない。又、当該PHBに対応して(即ち、それらはアクティブに使用され)、構成を必要とせずにネットワーク設定及び変化にそれ自身を自己適応させて、自動的な測定が遂行される。プロトコルヘッダへエンリッチされる付加的なデータは、フルサイズのパケットに比して制限され、従って、付加的なデータに関してオーバーヘッドが低い。
混雑検出メカニズムは、任意の状態の任意のネットワーク(既存のHSPAシステムも含む)に適用可能である。
一実施形態は、少なくとも1つのプロセッサ、及びコンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリを備えた装置において、その少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサとで、装置が、前記ネットワーク要素又はネットワークノードの手順を実行するようにさせるよう構成された装置を提供する。従って、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのメモリ、及びコンピュータプログラムコードは、ネットワーク要素又はネットワークノードの前記手順を実行するための手段の実施形態として考えられる。図27は、そのような装置の構造のブロック図である。この装置は、ネットワーク要素又はネットワークノードで構成され、例えば、装置は、ネットワーク要素又はネットワークノードのチップセット又は回路を形成する。幾つかの実施形態において、装置は、ネットワーク要素又はネットワークノードである。装置は、少なくとも1つのプロセッサを含む処理回路10を備えている。処理回路10は、ネットワークに送信されるユーザプレーントラフィックフローを監視して、選択されたデータパケットに対して測定を遂行するよう構成されたフローモニタ16を備えている。処理回路10は、更に、ユーザ測定データ、アプリケーション測定データ、経験クオリティ測定データ、ネットワーク側サービスクオリティ測定データ、及び1組の重要業績指示子(KPI,key performance indicator)のうちの1つ以上を相関的な監視に基づいて収集するように構成された測定データコレクタ18を備えている。測定データコレクタ18は、上述したように、相関収集を遂行し、そして収集されたデータ/指示子に関する情報をインサイトジェネレータ12へ出力するように構成され、ここで、インサイトジェネレータ12は、顧客体験に対するリアルタイム相関インサイトを生成するように構成される。更に、装置は、顧客体験に対して生成されたリアルタイム相関インサイトをネットワーク運営者及び/又は別のネットワークノードに指示するよう構成されたインサイト指示子14を備えている。
処理回路10は、回路12から18をサブ回路として含んでもよいし、又はそれらは、同じ物理的処理回路により実行されるコンピュータプログラムモジュールとして考えられてもよい。メモリ20は、回路12から18のオペレーションを特定するプログラムインストラクションより成る1つ以上のコンピュータプログラム製品24を記憶する。メモリ20は、更に、例えば、トラフィックフロー監視のための定義を含むデータベース26を記憶する。更に、装置は、ターミナル装置との無線通信能力を装置に与える通信インターフェイス(図27には示さず)も備えている。この通信インターフェイスは、ワイヤレス通信を可能にする無線通信回路を備え、そして高周波信号処理回路及び基本帯域信号処理回路を備えている。基本帯域信号処理回路は、送信器及び/又は受信器の機能を実行するように構成される。幾つかの実施形態において、通信インターフェイスは、少なくともアンテナを含むリモート無線ヘッド、及びある実施形態では、ベースステーションに対するリモート位置の高周波信号処理に接続される。そのような実施形態では、通信インターフェイスは、高周波信号処理の幾つかだけを実行するか、又は高周波信号処理を全く実行しない。通信インターフェイスとリモート無線ヘッドとの間の接続は、アナログ接続でも、デジタル接続でもよい。幾つかの実施形態では、通信インターフェイスは、ワイヤード通信を可能にする固定通信回路を含む。
本明細書で使用する「回路」という語は、次のもの、即ち(a)アナログ及び/又はデジタル回路のみにおける実施のようなハードウェアのみの回路実施;(b)回路及びソフトウェア及び/又はファームウェアの組み合わせ、例えば、(該当すれば)(i)プロセッサ又はプロセッサコアの組み合わせ、或いは(ii)デジタル信号プロセッサを含むプロセッサ/ソフトウェアの部分、ソフトウェア、及び装置に特定の機能を遂行させるために一緒に働く少なくとも1つのメモリ;及び(c)ソフトウェア又はファームウェアが物理的に存在しなくてもオペレーションのためにソフトウェア又はファームウェアを要求するマイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの部分のような回路;の全部を指す。
「回路」のこの定義は、本出願におけるこの用語の全ての使用に適用される。更に別の例として、本出願に使用するように、「回路」という語は、単にプロセッサ(又は多数のプロセッサ)或いはプロセッサの一部分、例えば、マルチコアプロセッサの1つのコア、及びそれ(又はそれら)に付随するソフトウェア及び/又はファームウェアの実施もカバーする。又、「回路」という語は、例えば、本発明の実施形態による装置のための特定の要素、基本帯域集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、及び/又はフィールドプログラマブルグリッドアレー(FPGA)回路をカバーしそしてそれらに適用される。
又、図1から27に関して上述したプロセス又は方法は、1つ以上のコンピュータプログラムによって定義された1つ以上のコンピュータプロセスの形態で実行されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムのモジュールも包含すると考えねばならず、例えば、前記プロセスは、大きなアルゴリズム又はコンピュータプロセスのプログラムモジュールとして実施される。コンピュータプログラムは、ソースコード形態、オブジェクトコード形態、又はある中間形態であり、そしてプログラムを搬送できるエンティティ又は装置であるキャリアに記憶される。そのようなキャリアは、一時的及び/又は非一時的コンピュータメディア、例えば、レコード媒体、コンピュータメモリ、リードオンリメモリ、電気的キャリア信号、テレコミュニケーション信号、及びソフトウェア配布パッケージを含む。必要とされる処理能力に基づいて、コンピュータプログラムは、単一の電子的デジタル処理ユニットで実施されるか、又は多数の処理ユニットの中に分散される。
本発明は、上述したセルラー又は移動通信システムに適用できるが、他の適当な通信システムにも適用できる。使用するプロトコル、セルラー通信システムの仕様、それらのネットワーク要素、及びターミナル装置は、急速に発展する。そのような発展は、ここに述べる実施形態に対して余計な変更を要求する。それ故、全ての言葉及び表現は、広く解釈されねばならず、それらは、実施形態を例示するもので、それに限定するものではない。
当業者に明らかなように、技術の進歩に伴い、本発明の概念は、種々の仕方で実施することができる。本発明及びその実施形態は、上述した例に限定されず、特許請求の範囲内で変化し得る。
略語のリスト
3GPP:第三世代パートナーシッププロジェクト
AMBR:アグリゲート最大ビットレート
AP:アクセスポイント
ARP:割り当て及び保持プライオリティ
BST:ベースステーション
CDN:コンテンツ配信ネットワーク
CE:顧客体験
CE−A:顧客体験エージェント(CEエージェント)
CEM:顧客体験管理
CmCH−PI:共通チャンネルプライオリティ指示子
CN:コアネットワーク
CSV:カンマ分離価値
DL:ダウンリンク
DRT:遅延基準時間
DSCP:区別サービスコードポイント
ECGI:進化型セルグローバル識別子
eNB:進化型ノードB
FCO:柔軟性コンテンツオプチマイザー
FP:フレームプロトコル
FSN:フレームシーケンス番号
FPT:ファイル転送プロトコル
GBR:保証ビットレート
GPRS:汎用パケット無線サービス
GPS:グローバルポジショニングシステム
GTP:GPRSトンネルプロトコル
HE:ヘッダエンリッチメント
HSDPA:高速ダウンリンクパケットアクセス
HSPA:高速パケットアクセス
HSUPA:高速アップリンクパケットアクセス
HTTP:ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS:ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア
IMSI:国際移動加入者アイデンティティ
IP:インターネットプロトコル
ISP:インターネットサービスプロバイダー
KPI:重要業績指示子
LTE:長期進化
MBR:最大ビットレート
MME:移動管理エンティティ
MSS:最大セグメントサイズ
NTP:ネットワークタイムプロトコル
OWAMP:一方アクティブ測定プロトコル
PCEF:ポリシー・アンド・チャージングエンフォースメントファンクション
PCRF:ポリシー・アンド・チャージングルールファンクション
PHB:ホップごとの振舞い
PTP:高精度タイムプロトコル
QoE:体験クオリティ
QoS:サービスクオリティ
RACS:無線アプリケーションクラウドサーバー
RACS−C:コア内のRACS
SDN:ソフトウェア定義ネットワーキング
RNC:無線ネットワークコントローラ
SPI:スケジューリングプライオリティインデックス
RRC:無線リソースコントロール
RTT:ラウンドトリップタイム
SAE−GW:サービスアーキテクチャー進化ゲートウェイ
SCTP:ストリームコントロール送信プロトコル
SON:自己編成ネットワーク
TCP:送信コントロールプロトコル
TFT:トラフィックフローテンプレート
TLS:トランスポートレイヤセキュリティ
TWAMP:二方アクティブ測定プロトコル
UDP:ユーザデータグラムプロトコル
UE:ユーザ装置
UL:アップリンク
UPCON:ユーザプレーン混雑管理
VoIP:ボイスオーバーIP
VoLTE:ボイスオーバーLTE
VPN:バーチャルプライベートネットワーク
10:処理回路
12:インサイトジェネレータ
14:インサイト指示子
16:フローモニタ
18:測定データコレクタ
20:メモリ
22:TX/RX
24:ソフトウェア
26:データベース
100、102:ベースステーション(eNB)
104、106:ターミナル装置(UE)

Claims (22)

  1. 顧客体験に対するインサイトを生成する方法において、
    ネットワークノードにおいてネットワークに送信されるユーザプレーントラフィックフローを監視して、選択されたデータパケットに対して測定を遂行し、
    前記監視に基づき、ネットワークノードにおいて、ユーザ測定データ、アプリケーション測定データ、体験クオリティ測定データ、ネットワーク側サービスクオリティ測定データ、及び1組の重要業績指示子の1つ以上を含むリアルタイムデータを相関的に収集し、相関的に収集するとは、1つの測定ラウンドにおいて、リアルタイムデータを、パケット又はパケット及びそれに対応する1つ以上の応答パケットから収集して、相関的に収集されるリアルタイムデータの各断片が現在ネットワーク状態にリアルタイムで対応するようにすることを意味し
    前記相関的な収集に基づき、ネットワークノードにおいて、顧客体験に対するリアルタイム相関インサイトを生成
    データパケットのヘッダコンテンツを監視し、
    データパケットが傍受されたときに時間を記録し、
    ヘッダエンリッチメントにより付加的なヘッダフィールドを追加又は除去し、及び
    状態情報及びQoS測定情報の少なくとも1つをネットワークノード間で交換する、
    ことを含む方法。
  2. ネットワークノードにおいて、前記ユーザプレーントラフィックフローをユーザ装置及びアプリケーションに関連付けることを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. ネットワークノードにおいて、前記収集されたリアルタイム測定データに基づきユーザプレーントラフィックフローに関連した関連イベントを検出するのに応答して前記1組の重要業績指示子を更新することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記関連イベントは、パケット到着、パケット再送信、パケット破棄、順序ずれセグメント転送、及びデータ転送の1つ以上を含む、請求項3に記載の方法。
  5. TCPトラフィック及びUDPトラフィックに対するリアルタイムQoS測定データを収集することを更に含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記収集に基づき、体験クオリティの低下に対するネットワーク側の理由を決定し及び指示することを更に含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. ユーザプレーントラフィックフローの端−端経路内で1つ以上のQoS測定ポイントにおいてQoS測定を実行することを更に含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 顧客体験に対するインサイトに関する情報をネットワーク運営者及び別のネットワークノードの1つ以上に与えることを更に含む、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  9. フローレベルQoS測定データを、アプリケーションレベルQoS測定データ、ユーザレベルQoS測定データ、又はセルレベルQoS測定データのような高レベルQoS測定データへアグリゲートすることを更に含む、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記1組の重要業績指示子は、ユーザ関連のQoS重要業績指示子、アプリケーション関連のQoS重要業績指示子、体験クオリティ関連のQoS重要業績指示子、及びネットワーク状態関連のQoS重要業績指示子の1つ以上を含む、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  11. 相関ユーザプレーン異常検出を遂行して、混雑及びトランスポートリンクボトルネックの1つ以上により生じる体験クオリティの低下を識別することを更に含む、請求項1から10のいずれかに1項記載の方法。
  12. ユーザプレーンアプリケーション体験クオリティと相関して制御プレーン性能の監視を遂行することを更に含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 測定された体験クオリティ低下の相関に基づき混雑検出を遂行することを更に含む、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. ロスパターン検出、遅延プロフィール分析、並びに相関遅延−ロス−スループットプロフィーリング及び分類の少なくとも1つに基づいてネットワーク状態検出を遂行することを更に含む、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 通信インスタンスの典型的な振舞いを決定し、及び
    典型的な振舞いからの偏差を検出する、
    ことを更に含む請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. データパケットが第1の測定ポイントで傍受され、ヘッダが第2の測定ポイントでエンリッチされる場合に、前記方法は、受け取った測定データをデコードして、第1の測定ポイントの測定データ及び他の測定ポイントから受け取った測定データと合成し、ネットワークセグメントごとの重要業績指示子を更新することを含む、請求項1から15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記方法は、
    TCPヘッダにおけるTCPデータセグメントの観察と、逆方向に送信される関連確認との間の時間を測定し、及び
    TCP受信者により送られる複写確認と、TCP送信者から発せられる第1の再送信との間の時間を測定する、
    ことの少なくとも1つによりTCP接続のRTTを監視することを含む、請求項1から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記方法は、対応するHTTP要求とHTTP応答メッセージとの間の時間を測定することによりHTTPレベルのRTTを測定することを含む、請求項1から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 少なくとも1つのプロセッサ、及び
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ、
    を備えた装置において、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサとで、装置が、
    ネットワークに送信されるユーザプレーントラフィックフローを監視して、選択されたデータパケットに対して測定を遂行し、
    前記監視に基づき、ユーザ測定データ、アプリケーション測定データ、体験クオリティ測定データ、ネットワーク側サービスクオリティ測定データ、及び1組の重要業績指示子の1つ以上を含むリアルタイムデータを相関的に収集し、相関的に収集するとは、1つの測定ラウンドにおいて、リアルタイムデータを、パケット又はパケット及びそれに対応する1つ以上の応答パケットから収集して、相関的に収集されるリアルタイムデータの各断片が現在ネットワーク状態にリアルタイムで対応するようにすることを意味し
    前記収集に基づき、前記相関的に収集したリアルタイムデータを使用することにより、顧客体験に対するリアルタイム相関インサイトを生成
    データパケットのヘッダコンテンツを監視し、
    データパケットが傍受されたときに時間を記録し、
    ヘッダエンリッチメントにより付加的なヘッダフィールドを追加又は除去し、及び
    状態情報及びQoS測定情報の少なくとも1つをネットワークノード間で交換する
    ようにさせるよう構成された装置。
  20. ネットワークに送信されるユーザプレーントラフィックフローを監視して、選択されたデータパケットに対して測定を遂行するための手段、
    前記監視のための手段に応答して、ユーザ測定データ、アプリケーション測定データ、体験クオリティ測定データ、ネットワーク側サービスクオリティ測定データ、及び1組の重要業績指示子の1つ以上を含むリアルタイムデータを相関的に収集するための手段であって、相関的に収集するとは、1つの測定ラウンドにおいて、リアルタイムデータを、パケット又はパケット及びそれに対応する1つ以上の応答パケットから収集して、相関的に収集されるリアルタイムデータの各断片が現在ネットワーク状態にリアルタイムで対応するようにすることを意味するものである手段
    前記相関的に収集したリアルタイムデータを使用して、顧客体験に対するリアルタイム相関インサイトを生成するための手段、
    データパケットのヘッダコンテンツを監視するための手段、
    データパケットが傍受されたときに時間を記録するための手段、
    ヘッダエンリッチメントにより付加的なヘッダフィールドを追加又は除去するための手段、及び
    状態情報及びQoS測定情報の少なくとも1つをネットワークノード間で交換するための手段、
    を備えた装置。
  21. 請求項2から18のいずれかに記載の方法を実施するための手段を更に備えた請求項20に記載の装置。
  22. プログラムインストラクションがネットワークノードで実行されるときに、ネットワークノードが、
    ネットワーク側ユーザプレーントラフィックフローを監視して、選択されたデータパケットに対して測定を遂行し、
    前記監視に基づき、ユーザ測定データ、アプリケーション測定データ、体験クオリティ測定データ、ネットワーク側サービスクオリティ測定データ、及び1組の重要業績指示子の1つ以上を含むリアルタイムデータを相関的に収集し、相関的に収集するとは、1つの測定ラウンドにおいて、リアルタイムデータを、パケット又はパケット及びそれに対応する1つ以上の応答パケットから収集して、相関的に収集されるリアルタイムデータの各断片が現在ネットワーク状態にリアルタイムで対応するようにすることを意味し
    前記収集に基づき、前記相関的に収集したリアルタイムデータを使用することにより、顧客体験に対するリアルタイム相関インサイトを生成
    データパケットのヘッダコンテンツを監視し、
    データパケットが傍受されたときに時間を記録し、
    ヘッダエンリッチメントにより付加的なヘッダフィールドを追加又は除去し、及び
    状態情報及びQoS測定情報の少なくとも1つをネットワークノード間で交換する、
    ようにさせるよう構成されたプログラムインストラクションを含むコンピュータプログラム。
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