JP6552421B2 - 螺旋溝付管製造装置及び螺旋溝付管製造方法 - Google Patents

螺旋溝付管製造装置及び螺旋溝付管製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、円管の管壁に加工ローラーを押し込むことで螺旋溝付管を得る螺旋溝付管製造装置及び螺旋溝付管製造方法に関する。
波形状の凹凸が管軸方向にスパイラル状に形成された管壁を有する螺旋溝付管は、円管または製造された管のうち少なくとも一箇所が回転不能に保持された管の外壁に、所定の角度に傾斜させた一個または複数個の加工ローラー(ローラー状加工ツール)を押し込むことで管壁を凹ませた状態で、管保持部と加工ローラーの間に相対的に捻り駆動力と管軸方向移動を与えることで成形される。
相対的な捻り駆動力と管軸方向移動の与え方として、成形された螺旋溝付管の側に管保持部を設け、その管保持部が管軸方向に従属移動可能とし加工ローラーを管軸に対して回転駆動するようにしたもの(例えば特許文献1参照)、あるいは、円管側に管保持部を設けこれを回転駆動すると同時に加工ツールを管軸に沿って動力で移動せしめるようにしたもの(例えば特許文献2参照)等がある。
特開2003−126916号公報(第5〜6頁、図4〜7) 特開昭61−209729号公報(第4〜5頁、図1〜2)
従来の螺旋溝付管の製造方法のうち、成形された管側の保持部を従属移動可能とし加工ツールを回転駆動する方法では、押込量が小さい螺旋溝は形成可能であるが、押込量が大きい螺旋溝を形成する場合においては変形途中の波形状の管肉を座屈せしめる力が大きく働くため、管が捩り潰れてしまい螺旋溝付管の製造が困難であるという問題があった。
つまり従来方法では、押込量が大きい螺旋溝付管を製造するためには変形途中の管肉が座屈に耐え得るよう円管内にマンドレルを貫挿し管内側から支持する必要がある。しかしマンドレルの貫挿と引抜きの工程を要するため、加工工程が多くなることで製造コストが増加するという問題があった。
また、円管側の管保持部を回転駆動すると同時に加工ローラーを管軸に沿って動力で移動せしめる方法で押込量が大きい螺旋溝付管を製造する手法では、前述の通りマンドレルの貫挿と引抜きの工程が必要となる上、加工ローラーが管軸方向に移動する事によって螺旋溝付管肉が押し潰され、螺旋溝が管軸方向の片方に偏ってしまう問題があった。
本発明は、上記のような問題を解消するためになされたものであり、加工時にマンドレルを円管に貫挿する必要がなく、しかも加工過程で螺旋溝の波形状が押し潰されることがない螺旋溝付管製造装置及び螺旋溝付管製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係る螺旋溝付管製造装置は、ワークとしての円管の周りを囲むように周方向に複数配設され、該円管の管軸方向に対してそれぞれ所定角度傾斜された軸の周りに回転自在に保持された加工ローラーと、基台上に設けられ複数の前記加工ローラーが前記円管の外周面に押付けられた状態で前記円管と複数の前記加工ローラーとの間に相対的な捻り駆動力を与えることで前記円管を螺旋溝付管に成形する回転駆動装置とを備えた螺旋溝付管製造装置であって、前記基台上に、前記円管の延在方向における複数の前記加工ローラーによって成形が進行する側に位置する該円管の未加工部を回転不能かつ前記管軸方向にのみ従動移動可能に係止する円管保持装置を備えるようにしたものである。
また、本発明に係る螺旋溝付管製造方法は、ワークとしての円管の周りを囲むように周方向に複数配設され、該円管の管軸方向に対してそれぞれ所定角度傾斜された軸の周りに回転自在に保持された加工ローラーを、前記円管の外周面に押付け、前記円管と複数の前記加工ローラーとの間に相対的な捻り駆動力を与えることで前記円管を螺旋溝付管に成形する螺旋溝付管製造方法であって、前記円管の延在方向における複数の前記加工ローラーによって成形が進行する側に位置する、該円管の未加工部を回転不能かつ前記管軸方向にのみ従動移動可能に係止して成形するようにしたものである。
本発明の螺旋溝付管製造装置によれば、円管保持装置によって円管の延在方向における複数の加工ローラーによって成形が進行する側に位置する該円管の未加工部を回転不能かつ管軸方向にのみ従動移動可能に係止することで、円管の保持部と加工ローラーとの間に管軸方向の駆動力を持たないようにしたため、螺旋溝の波形状を押し潰さずに螺旋溝付管を製造することができる。また、未加工部の側に前述の円管保持装置を設けたことで、加工直後の螺旋溝形状の管肉には座屈せしめる力が及ばないため、管の捩り潰れを支えるためのマンドレルを貫挿しなくても円管への押込量が大きい螺旋溝を形成することが可能となる。
また、本発明の螺旋溝付管製造方法によれば、円管の延在方向における複数の加工ローラーによる成形が進行する側に位置する該円管の未加工部を回転不能かつ管軸方向にのみ従動移動可能に係止して成形するようにしたので、螺旋溝の波形状を押し潰さずに螺旋溝付管を製造することができ、また、加工中、未加工部の円管側を回転不能かつ管軸方向にのみ従動移動可能に保持していることで、加工直後の螺旋溝形状の管肉には座屈せしめる力が及ばないため、管の捩り潰れを支えるためのマンドレルを貫挿しなくても円管への押込量が大きい螺旋溝を形成することができる。
本発明の実施の形態1に係る螺旋溝付管の製造装置及び製造方法の要部を概念的に示す斜視図である。 図1における加工ローラーの詳細図である。 図1における円管と加工ローラーの位置関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る螺旋溝付管製造装置の要部構成を概念的に示す図である。 図4のA−A線における矢視断面図である。 本発明の実施の形態2に係る螺旋溝付管製造装置の要部構成を概念的に示す図である。 図6のB−B線における矢視断面図である。 図6のC−C線における矢視断面図である。 図6のD−D線における矢視断面図である。 本発明の実施の形態3に係る螺旋溝付管製造方法における薄肉円管のチャック方法を概念的に示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る螺旋溝付管製造装置における薄肉円管のチャック部を概念的に示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る螺旋溝付管製造方法により、押込量大の螺旋溝付管を製造する方法を概念的に説明する要部斜視図である。 本発明の実施の形態6に係る螺旋溝付管製造方法により、押込量大の螺旋溝付管を製造する方法を概念的に説明する斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る螺旋溝付管製造方法により、加工ローラーの先端形状とそれにより製造される螺旋溝の断面形状を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態8に係る螺旋溝付管製造装置における回転駆動装置の要部構成を説明する断面図である。 本発明の実施の形態9に係る螺旋溝付管製造装置における回転駆動装置の要部構成を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、各図を通じて同一または相当する機能を有する要素には同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る螺旋溝付管の製造装置及び製造方法の要部を概念的に示す斜視図、図2は図1における加工ローラーの詳細図、図3は図1における円管と加工ローラーの位置関係を示す斜視図、図4は本発明の実施の形態1に係る螺旋溝付管製造装置の要部構成を概念的に示す図、図5は図4のA−A線における矢視断面図である。
図において、ワークである円管1は円管保持装置としてのチャック41の爪41aにより回転不能かつ管軸Oの方向に従動移動可能に保持されている。加工ツールである加工ローラー2は円管1に押込まれた位置、即ち円管1の管壁を塑性変形させて凹みを形成する位置に配置されている。加工ローラー2は管軸Oの周りに相互に均等な角度で円管1を囲むように複数個(図示の例では4個)配置されている。
複数個の加工ローラー2は、円管1に対して管軸Oに直交する方向の同一横断面内で管軸Oと加工ローラー2相互との相対位置を維持したまま、回転駆動装置10によって該横断面内で管軸Oの周りに回転駆動されることで円管1の未加工部1aを螺旋溝付管1bに成形する。なお、回転駆動の方向は図1の矢印Rで示すように、複数の加工ローラー2の中心部に形成された開口部に対してチャック41の爪41aによる管保持部が存在しない側に、成形された螺旋溝付管1bが伸長して行く回転方向とする。
図2に示すように、加工ローラー2は軸2aの周りに回転自在に支持されることで、円管1への螺旋溝の成形加工に係る抵抗力を低減している。また、図3に示すように、円管1と加工ローラー2との位置関係は軸2aが管軸Oと平行かつ加工ローラー2の中心を通る軸線2bに対して所定の傾斜角度2cだけ傾斜を持って配置される。複数個の加工ローラー2を何れも、同一の傾斜角度2cにすることで、その角度に対応した螺旋溝のピッチP1を設定することができる。
前述の加工ローラー2、チャック41、及び回転駆動装置10を有する螺旋溝付管製造装置の全体的な要部構成は図4に示すような形態となる。加工ローラー2は、その回転軸または固定軸である軸2aを管軸Oの方向に対して所定の傾斜角度2cに保持する取付台座11に回転自在に軸2a方向への移動を規制されて取り付けられている。複数の取付台座11は管軸Oに対して周方向に相互に均等な角度あるいは間隔で配設されており、該取付台座11は回転駆動部材12に対して、径方向に移動可能に係止されており、図示省略している駆動手段によって求心方向または放射方向に駆動せしめられる。この構成により、複数の加工ローラー2によって中心部側に形成される開口部を狭めて円管1の管壁を押し込むこと、または加工後に開口部を開いて螺旋溝付管1bを取り出すことが可能になっている。なお、全長が未加工の円管1を螺旋溝付管に加工する場合には、前記開口部を開いて未加工の円管の加工開始予定位置が前記開口部に位置するように螺旋溝付管製造装置にセットし、前述の駆動手段によって複数の加工ローラー2を求心方向に所定量押付け、回転駆動装置10を駆動する。図示省略している駆動手段の構成などは特に限定されるものではなく、例えば既存の慣用的な技術あるいは公知の技術を適宜利用することができる。
回転駆動装置10は、前述の取付台座11、及び回転駆動部材12、並びに後述する保持部材13、ベルト14、及びプーリ15aをもつモータ15によって構成されている。
円管1の未加工部1aは円管保持装置40によって回転不能、かつ、管軸Oの方向に移動自在に保持されている。円管保持装置40は、円管1の未加工部1aにおける管軸O方向の所望の箇所を係止し得る円管固定装置としての爪41aを有するチャック41と、基台3に対してガイドレール固定部材44を介して管軸O方向と平行に固定されたガイドレール42と、このガイドレール42に対して管軸O方向に移動自在に係合され所定部が円管固定装置であるチャック41と一体的に固定された管軸方向移動部材43とを用いて構成されている。これにより、未加工部1aは管軸O方向に従属移動可能にされている。
回転駆動部材12は図5に示すように、中心部に円管1を通す貫通孔12aが設けられた円筒形状をしており、基台3に固定された保持部材13によって回転自在に保持され、管軸O方向への移動は規制されている。そして、ベルト14を介してモータ15のプーリ15aと繋がれており、モータ15の回転駆動力によって管軸Oの周りに回転駆動される。回転駆動部材12がモータ15の駆動力で回転される時、同時に複数の取付台座11及び加工ローラー2によって回転中心部に形成される開口部も管軸Oを中心として回転運動される。
次に、実施の形態1の動作について説明する。本発明においては、円管1の未加工部1aをチャック41によって係止しているものの、複数の加工ローラー2による加工部に対して、円管1の未加工部1a側、及び成形加工済の螺旋溝付管1b側の何れの方向からも管軸O方向の能動的な駆動力を作用させていない。その状態で、回転駆動部材12をモータ15によって図1の矢印R方向に回転させると、円管1の周りに等角度で対称的に配設された複数の取付台座11が回転駆動部材12によって一体的に回転する。その回転と同時に、回転駆動部材12に対して予め設定された所定の傾斜角度2cで傾斜された軸2aに回転自在に設けられた合計4つの加工ローラー2がそれぞれ円管1の管壁を円管1の中心方向に押し込むことで螺旋溝を形成しつつ、軸2aの周りに従動回転され、円管1を図4の右方向に移動させる力が生じる。
チャック41によって固定された円管1の未加工部1aは、基台3に対して管軸Oに沿って移動自在に保持され、回転方向には拘束されているので、前述の回転駆動部材12の回転に伴って発生する円管1を図4の右方向に移動させる力によって、未加工部1aはチャック41と共に図4の右方向に移動していく。なお、移動可能範囲はガイドレール42を固定しているガイドレール固定部材44に管軸方向移動部材43が当接する位置までであるが、その範囲は所望により適宜に決めることができる。チャック41による固定部分が前述の移動可能範囲に達したときは、チャック41の固定位置を図の左方に順次変更することで、長尺の円管1であっても所望の長さの螺旋溝付管1bに成形することができる。
なお、従来技術のように円管1の未加工部分に対して管軸方向の駆動力を与えた状態で加工ローラー2による螺旋溝の成形を行った場合には、管軸方向の駆動力の管理が困難で、例えば該駆動力が適切な速度よりも速い場合には、円管1の未加工部分が加工部分に押し込まれる状態となり螺旋状の波形の内、加工ローラー2の進行方向と逆側斜面が圧迫されて螺旋状の波形が正規の形状に対して変形する力として作用する。また、該駆動力が適切な速度よりも遅い場合には、円管1の未加工部分が加工部分に引っ張られる状態となり螺旋溝の波形状の内、加工ローラー2の進行方向の斜面が圧迫されて螺旋溝の波形状が正規の形状に対して変形する力として作用する。
これに対して、本発明の実施の形態1では管軸O方向の駆動力を持たないので、前述のような螺旋溝の波形状を変形させるような力が働かず、自然に「適切な速度」にて加工が進展し、螺旋状波形の斜面が対称形から歪むことがない。なお、この「適切な速度」は、加工条件により異なり、計算での算出が困難である一方、管軸O方向に駆動力を持たせないようにした実施の形態1の螺旋溝付管製造装置及び螺旋溝付管製造方法では、その構成を簡素化できる利点があるという顕著な特長が得られる。
また、螺旋溝の管軸O方向のピッチP1は、加工ローラー2の形状、加工ローラー2の管軸Oに対する傾斜角度2c、及び加工ローラー2の押込み量によって決まるが、例えばJIS H3300の規格を満たす市販の銅管を用いた実証実験では、該ピッチのバラツキ(3σの区間)は、使用上の要求値±3.5%以内に対して、±0.9%と、十分に満足できるものであった。また、螺旋溝のピッチの乱れそのものが成形加工工程でワークの捩り潰れを誘発することはなく、寸法形状の良好な螺旋溝付管を連続して安定的に成形することができた。
上記のように実施の形態1の螺旋溝付管製造装置によれば、円管保持装置40によって円管1の延在方向における複数の加工ローラー2による成形加工部に対して、該円管の未加工部1aを回転不能かつ管軸O方向にのみ従属移動可能に係止することで、円管1の保持部と加工ローラー2との間に管軸O方向の駆動力を持たないようにしたため、螺旋溝の波形状を押し潰さずに螺旋溝付管1bを製造することができる。また、円管の未加工部1a側に円管保持装置40を設けたことで、加工直後の螺旋溝形状の管肉には座屈せしめる力が及ばないため、管の捩り潰れを支えるためのマンドレルを貫挿しなくても円管への押込量が大きい螺旋溝を形成することが可能となる。
また、実施の形態1の螺旋溝付管製造方法によれば、チャック41の爪41aによる管保持部と複数個の加工ローラー2の間に管軸O方向の駆動力を持たないため、加工ローラー2が螺旋溝の波形状を押し潰すことなく螺旋溝付管1bを製造できる。また、加工中、管保持部と加工ローラー2による開口との間に螺旋溝付管1bが存在しえない構成とする、即ち、チャック41で円管1の未加工部側を保持していることで、製造直後の螺旋溝付管1bの管肉には座屈せしめる力が及ばないため、管の捩り潰れを支えるためのマンドレルを貫挿しなくても円管1への押込量が大きい螺旋溝を形成することが可能となる。
更に、実施の形態1の螺旋溝付管製造装置及び製造方法によれば、ワークにマンドレルを貫挿せずに加工ローラー2で螺旋溝を形成し得るようにしたので、ワークとして管内周面に伝熱促進のための溝や凹凸などが形成された円管を使用した場合でも、ワークの管内壁の微小溝構造を押し潰すことなく螺旋溝付管を製造することが出来るという顕著な特徴が得られる。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係る螺旋溝付管製造装置の要部構成を概念的に示す図、図7は図6のB−B線における矢視断面図、図8は図6のC−C線における矢視断面図、図9は図6のD−D線における矢視断面図である。なお、実施の形態2は、長尺の螺旋溝付管1bを製造するときに円管の直線性を確保できるようにしたものである。図において、円管1の未加工部1aにおけるチャック41による係止部と回転駆動部材12との間の中間部は図7に示すように上面がV字溝状に形成された第1の撓み防止部材5Aによって基台3に対して回転自在に、かつ管軸O方向に移動自在に支承されている。
また、同じく未加工部1aにおける回転駆動部材12の左端部側は、図9に示すように回転駆動部材12の中心部の貫通孔12aに嵌合された鍔付き円筒状の第2の撓み防止部材5Bによって回転駆動部材12に対して回転自在に、かつ管軸O方向に移動自在に遊嵌状に軸承されている。なお、第1の撓み防止部材5Aは、加工時にチャック41の移動を阻害しないように、チャック41の移動軌跡と干渉しない位置まで退避させる機構(図示省略)を例えば支持部材51に設ける必要がある。
そして、成形加工済の螺旋溝付管1b部分には、図8に示すように、螺旋溝付管1bの外周面が、螺旋溝付管1bを例えば全長に亘って支えるための断面コ字形状でコ字形の開口面を鉛直方向上方に向けて配設された管保持レールからなる第3の撓み防止部材5Cが設けられており、螺旋溝付管1bは、その第3の撓み防止部材5Cによって基台3に対して回転自在に、かつ管軸O方向に移動自在に支承されている。
なお、第1の撓み防止部材5Aと第3の撓み防止部材5Cの図の上部側に配設された円管や螺旋溝付管1bの支承部分は、基台3に立設された支持部材51によって保持されている。
なお、撓み防止部材5(5A、5B、及び5C)の断面形状は、何れも特に限定されるものではなく、円管1または螺旋溝付管1bを回転自在に、かつ管軸O方向に移動自在に支承できるものであれば良い。また、撓み防止部材5の設置位置や設置個数も特別に限定されるものではなく、撓みの防止を必要とする部分に適宜設けるようにすれば良い。例えば、未加工部1aと成形加工済部分の何れか一方にのみ設置することでも差し支えない。
上記のように構成された実施の形態2によれば、円管1や螺旋溝付管1bの自重による撓みを防ぐことができる。加工後の螺旋溝付管1bは可撓性が高いため特に自重の撓みの影響を受け易くなっているので、レール状の撓み防止部材5Cによって螺旋溝付管1bを全長に亘って支えて管軸Oの位置ずれを防止する効果は大きい。これにより、長尺の螺旋溝付管1bの製造時に円管1にマンドレルを貫挿せずとも管の直線性を確保することが可能になる。
実施の形態3.
図10は本発明の実施の形態3に係る螺旋溝付管製造方法における薄肉円管のチャック方法を概念的に示す要部斜視図である。図において、円管1の未加工部1aの管端部には該管端部からチャック41による円管保持部の内側に至る長さを有し、外径が円管1の内径と同一か若干小さい短尺のマンドレル45が挿入され、チャック41の爪41aが押し込む部分の円管1内側にマンドレル45が位置している。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態3においては、回転拘束力を得るためにチャック41の爪41aを円管1の管壁に強く押し込んだ場合でも内部に短尺のマンドレル45があるため円管1を潰すことなくチャックを行うことができ、かつマンドレル45はごく短いため挿入と引抜きに時間がかからずマンドレル45に関わる加工工程増加を抑制することができる。このため、薄肉の円管1を用いた場合でもチャックの爪41aを円管1に強く押し込むことで円管1が変形し、螺旋溝付管の成形加工時に保持部の管肉の裂けや捩じり変形を引き起こしてしまう問題を回避することができる。
実施の形態4.
図11は本発明の実施の形態4に係る螺旋溝付管製造装置における薄肉円管のチャック部を概念的に示す要部斜視図である。図において、チャック41に設けられた複数個の爪41bは、ワークである円管1の管壁を締めた時の開口形状が円管1の外壁と同じ形状になるように、爪41bの先端面が円管1の外径と同一曲率の円弧状の曲面で形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態4によれば、実施の形態1の効果に加えて、チャックの爪41bと円管1の接触面積を大きくすることが出来るため、大きな回転拘束力を得ることができ、かつチャックの爪41bを締めた時の開口形状が円管1の外壁と同じ形状となるため円管1が薄肉の場合でも円管1を潰すことがないという効果が得られる。
実施の形態5.
図12は本発明の実施の形態5に係る螺旋溝付管製造方法により、押込量大の螺旋溝付管を製造する方法を概念的に説明する要部斜視図であり、(a)は第1の成形加工、(b)は第2の成形加工を示す。なお、本実施の形態5は、加工ローラー2が円管1の管壁を所望の押込み量で押込むために充分な駆動力を得られない場合において押込み量大の螺旋溝付管1bを製造する方法に関するものである。
図12(a)において、加工ローラー2は円管1に対して最終的な押込み量よりも小さい第1の押込み量で第1の成形加工を行ない、円管1の管壁に押込量小の螺旋溝付管1dを製造する。
その後、第1の成形加工で得られた押込量小の螺旋溝付管1dを第1の成形加工に用いた螺旋溝付管製造装置と同一もしくは別の螺旋溝付管製造装置に図12(b)に示すようにセットする。そして、押込量小の螺旋溝付管1dの螺旋溝に沿って所望の押込量まで加工ローラー2を押し込み、押込量大の螺旋溝付管1bを製造する。
なお、円管1の未加工部1aをチャック41で固定する位置と、加工ローラー2による加工位置との距離は目的とする螺旋溝付管1bの長さ以上となり、図4に示すガイドレール42の長さも必要長が大きくなるので、目的とする螺旋溝付管1bの長さと加工装置側の制限のそれぞれの要素を加味した装置構成とする必要がある。
なお、ここでは二段階の製造方法を説明したが、必要に応じて更に複数段階に分けた製造方法としての実施も可能である。
上記のように構成された実施の形態5によれば、一回の加工における加工ローラー2を押し込むための駆動力は小さく抑えられるため、充分な駆動力が得られない場合においても押込量大の螺旋溝付管1bが製造可能になる。
実施の形態6.
図13は本発明の実施の形態6に係る螺旋溝付管製造方法により、押込量大の螺旋溝付管を製造する方法を概念的に説明する斜視図である。
図において、左側に図示された加工ローラー2Aは押込量小に設定され、押込量の小さい螺旋溝付管1dを成形加工しており、その右側に配設された加工ローラー2Bは押込量大に設定され、加工ローラー2Aによって形成された螺旋溝に沿って、直後に押込量大の溝深さまで押し込まれることで押込量大の所望の螺旋溝付管1bが製造される。なお、加工ローラー2A、2Bを駆動させる回転駆動装置10は、共通の1台の回転駆動装置によって構成し、あるいは互いに独立した2台の回転駆動装置によって構成しても良い。
上記のように構成された実施の形態6によれば、加工ローラーを押し込むための充分な駆動力が得られない場合においても、一回の加工工程で押込量大の螺旋溝付管1bが得られるため、効率的に螺旋溝付管1bを製造することができる。
実施の形態7.
図14は本発明の実施の形態7に係る螺旋溝付管製造方法により、加工ローラーの先端形状とそれにより製造される螺旋溝の断面形状を模式的に示す図であり、(a)は加工ローラーの先端部が丸みを帯びた形状の場合、(b)は先端部が尖った形状の場合を示している。その他の構成は実施の形態1と同様である。
まず、図14(a)のように、先端が丸みを帯びた形状をした加工ローラー2Cを用いて本発明の製造方法を実施すると、図14(a)の右側図のように、螺旋溝の波形状の凹み部分Eは、該ローラー先端形状が転写されて丸みを帯びた形状となる。
一方、図14(b)のように先端が尖った形状をした加工ローラー2Dを用いて本発明の製造方法を実施すると、図14(b)の右側図のように、螺旋溝の波形状の凹み部分Fは、加工ローラー2の先端形状が転写されて溝の底部が深さ方向に尖った形状となる。その他、任意の先端形状を持つ加工ローラーを用いることで、そのローラー先端形状に対応した所望の波形状が得られる。
上記のように実施の形態7によれば、加工ローラー2の先端形状を調整する事によって利用に便なる螺旋溝の波形状を持つ螺旋溝付管1bを製造することができる。
実施の形態8.
図15は本発明の実施の形態8に係る螺旋溝付管製造装置における回転駆動装置10の要部構成を説明する断面図であり、(a)は複数の取付台座11Aの開口部を開いた状態、(b)は複数の取付台座11Aの開口部を狭くなる方向に移動させて加工ローラー2を図示していないワークに押し込んだ状態を示している。図において、複数の取付台座11Aは、図4と同様の回転駆動部材12(図示省略)に対して、周方向のそれぞれの位置で、何れも管軸Oに対する放射方向(半径方向)にのみ従動移動可能に固定され、回転方向及び管軸方向には移動が拘束されている。さらに、取付台座11の回転時の外周面における図の左端部側は、互いに同一寸法の円錐面からなる傾斜摺動面11aが形成されている。即ち、該傾斜摺動面11aは図示されていない回転駆動部材12の左右方向中心部側に頂点を有する円錐面の一部を切り取った形状となっている。
円筒状の摺動リング16は、その内周面が前述の図示されていない回転駆動部材12の外周面に対して、管軸Oと平行な方向に摺動移動可能で、かつ管軸O方向の所望の位置に固定可能に保持されている。なお、回転方向には移動を規制し、あるいは移動可能としても良い。また、回転駆動部材12の外周面と摺動リング16の内周面に、互いに螺合するねじを螺設し、管軸O方向に移動させるようにしても良い。そして、摺動リング16の図における右端部には、前述の取付台座11Aの傾斜摺動面11aに対して外径側から係合する円錐状の傾斜面16aが形成されている。回転駆動装置10は、複数の取付台座11A、摺動リング16、回転駆動部材12、及び回転保持部材13(図4に図示)などを用いて構成されている。
実施の形態8では、図15(a)のように、複数の取付台座11Aの開口部を開いた状態から、摺動リング16を矢印Gで示す管軸Oの右方向に所望の位置まで移動することにより、複数の取付台座11Aが同時に従動して求心方向に移動され、図15(b)に示すように所望の押込み量を設定できるように構成されている。反対に、矢印H方向に移動すると複数の取付台座11Aの開口部が広がるように構成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態8によれば、摺動リング16を管軸O方向に動かすと、摺動リング16の傾斜面16aが複数の取付台座11の傾斜摺動面11aと同時に接触し、両者の摺動面同士の接触と摺動に伴って取付台座11Aは管軸Oに対して放射状方向に従動される。
それにより、複数の取付台座11Aは摺動リング16の一つの駆動力のみで駆動可能になり、従って複数の取付台座11Aを完全に同期して駆動せしめることが可能になる。
実施の形態9.
図16は本発明の実施の形態9に係る螺旋溝付管製造装置における回転駆動装置10の要部構成を説明する断面図であり、(a)は取付台座11の開口部を開いた状態、(b)は取付台座11の開口部を狭くなる方向に移動させて加工ローラー2を図示していないワークに押し込んだ状態を示している。図において、複数の取付台座11Bの外周面における図の左端部側は、実施の形態8と同様の円錐面からなる傾斜摺動面11aが形成され、更にその傾斜摺動面11aに連なる外周面には摺動リング16の内周面16bと同一寸法の、回転時円筒状の摺動面部11bが形成されている。一方、回転駆動部材12に対して管軸Oと平行な方向に駆動せしめることができるように設けられた摺動リング16の内周面16bにおける右端部側には、取付台座11Bに形成された円錐面からなる傾斜摺動面11aと摺動自在に係合する円錐面状の傾斜面16aが形成されており、取付台座11Bは摺動リング16の内周面16bに対して右端部側から進入可能に構成されている。その他の構成は実施の形態8と同様である。
上記のように構成された実施の形態9においては、図16(a)のように複数の取付台座11Bによって形成される開口部を開いた状態から、摺動リング16を矢印G方向に動かすと、該摺動リング16の傾斜面16aが複数の取付台座11Bの円錐面からなる傾斜摺動面11aと同時に接触し、該曲面同士の面接触と摺動に伴って該取付台座11Bは管軸Oに対して求心方向に駆動せしめられ、かつ該摺動リング16の矢印G方向への駆動を続けると該取付台座11Bの円筒状の摺動面部11bと該摺動リング16の内周面16bとが接触し、図16(b)に示す状態となる。なお、図16(b)のように摺動リング16の傾斜面16aと、取付台座11Bの摺動面部11bが接触している状態では、取付台座11Bを放射方向に移動させることはできず、径方向に固定される。
上記のように実施の形態9によれば、複数の取付台座11Bは摺動リング16の一つの駆動力のみで駆動可能になり、従って複数の取付台座11Bを完全に同期して駆動せしめることが可能になり、かつ該取付台座11Bは該取付台座11Bの摺動面部11bと摺動リング16の内周面16bが接触することで規定される一定の位置まで駆動せしめられることが保証される。つまり、摺動リング16の移動可能範囲に関わらず、複数の取付台座11Bを正確に一定の位置まで駆動せしめることが可能になる。このため、実施の形態9では加工ローラー2の押込み量を予め設定された一定の値で加工する場合に、回転駆動装置10の押込み量の設定作業を容易にできるという顕著な効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を自由に組合せたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 円管、1a 未加工部、1b 螺旋溝付管、1d 螺旋溝付管(押込量小)、
2(2A、2B、2C、2D) 加工ローラー、2a 軸、2b 軸線、
2c 傾斜角度、3 基台、5(5A、5B、5C) 撓み防止部材、51 支持部材、10 回転駆動装置、11、11A、11B 取付台座、11a 傾斜摺動面、
11b 摺動面部、12 回転駆動部材、12a 貫通孔、13 保持部材、
14 ベルト、15 モータ、15a プーリ、16 摺動リング、16a 傾斜面、
16b 内周面、40 円管保持装置、41 チャック(円管固定装置)、
41a、41b 爪、42 ガイドレール、43 管軸方向移動部材、
44 ガイドレール固定部材、45 マンドレル、O 管軸、P1 螺旋溝のピッチ。

Claims (12)

  1. ワークとしての円管の周りを囲むように周方向に複数配設され、該円管の管軸方向に対してそれぞれ所定角度傾斜された軸の周りに回転自在に保持された加工ローラーと、基台上に設けられ複数の前記加工ローラーが前記円管の外周面に押付けられた状態で前記円管と複数の前記加工ローラーとの間に相対的な捻り駆動力を与えることで前記円管を螺旋溝付管に成形する回転駆動装置とを備えた螺旋溝付管製造装置であって、前記基台上に、前記円管の延在方向における複数の前記加工ローラーによって成形が進行する側に位置する該円管の未加工部を回転不能かつ前記管軸方向にのみ従動移動可能に係止する円管保持装置を備えたことを特徴とする螺旋溝付管製造装置。
  2. 前記円管保持装置は、前記円管の未加工部における前記管軸方向の所望の箇所を係止し得る円管固定装置と、前記基台に対して前記円管の管軸方向と平行に固定されたガイドレールと、このガイドレールに対して前記管軸方向に移動自在に係合され所定部が前記円管固定装置と一体的に固定された管軸方向移動部材と、を備えて成ることを特徴とする請求項1記載の螺旋溝付管製造装置。
  3. 前記円管固定装置は、前記円管の外周面に対して複数の爪を前記円管の中心方向に締付けるチャックからなることを特徴とする請求項2記載の螺旋溝付管製造装置。
  4. 前記チャックの爪の先端形状は、前記円管の外周面と同じ曲率の円弧状の面によって形成されていることを特徴とする請求項3記載の螺旋溝付管製造装置。
  5. 前記回転駆動装置は、前記基台に対して回転運動するように設置され、その回転中心部に前記円管の外径よりも大きい内径の貫通孔が形成された回転駆動部材と、前記回転駆動部材に対して径方向に移動可能に係止され、前記加工ローラーを回転自在に保持する前記軸をそれぞれ係止した複数の取付台座を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の螺旋溝付管製造装置。
  6. 前記回転駆動装置は、前記回転駆動部材に対して、回転方向及び前記管軸方向に移動が拘束され、かつ外周面が該回転駆動部材の側に頂点を有する円錐面の一部を切り取った形状の傾斜摺動面によって形成されて成る前記取付台座と、前記回転駆動部材に対して、同軸に配設されて前記管軸方向に移動可能に係合され、その一端部に、前記傾斜摺動面に対して外径側から係合する傾斜面が形成された円筒状の摺動リングと、を用いて構成され、前記摺動リングを前記管軸方向に移動することにより複数の前記取付台座を径方向に同時に移動させるようにしたことを特徴とする請求項5記載の螺旋溝付管製造装置。
  7. 前記取付台座の外周面は、前記傾斜摺動面に連なるように形成され、前記管軸と平行で前記摺動リングの内周面に係合し得る外径を有する円弧状の摺動面部によって形成されていることを特徴とする請求項6記載の螺旋溝付管製造装置。
  8. 前記円管の前記未加工部の外周面を摺動自在に支承する撓み防止部材、及び前記螺旋溝付管に成形された加工済部の外周面を摺動自在に支承する撓み防止部材の少なくとも一方を前記基台に備えたことを特徴とする請求項1から請求項7までの何れかに記載の螺旋溝付管製造装置。
  9. ワークとしての円管の周りを囲むように周方向に複数配設され、該円管の管軸方向に対してそれぞれ所定角度傾斜された軸の周りに回転自在に保持された加工ローラーを、前記円管の外周面に押付け、前記円管と複数の前記加工ローラーとの間に相対的な捻り駆動力を与えることで前記円管を螺旋溝付管に成形する螺旋溝付管製造方法であって、前記円管の延在方向における複数の前記加工ローラーによって成形が進行する側に位置する、該円管の未加工部を回転不能かつ前記管軸方向にのみ従動移動可能に係止して成形することを特徴とする螺旋溝付管製造方法。
  10. 前記円管の未加工部を回転不能かつ前記管軸方向にのみ従属移動可能に係止する円管保持装置として、前記円管の外周面に対して複数の爪を前記円管の中心方向に締付けるチャックを用いることを特徴とする請求項9記載の螺旋溝付管製造方法。
  11. 前記円管の前記未加工部の管端部から前記チャックによる円管保持部の内側に至る長さを有するマンドレルを該円管内に挿入した後、該円管をチャックすることを特徴とする請求項10記載の螺旋溝付管製造方法。
  12. 前記加工ローラーを前記円管に押付けるときの押込み量を最終的な値よりも小さい第1の押込み量で第1の成形加工を行なった後、前記押込み量を最終的な値に設定した第2の押込み量で第2の成形加工を行ない、所望の溝深さの螺旋溝付管を得ることを特徴とする請求項9から請求項11までの何れかに記載の螺旋溝付管製造方法。
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