JP6549893B2 - 情報表示装置および情報表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報表示装置および情報表示方法に関する。
従来、実空間の風景上の施設に、例えばヘッドアップディスプレイを用いて当該施設の名称など施設情報を表す映像を重畳表示する拡張現実システムが知られている。かかるシステムでは、吹き出し図形を用いて施設と当該施設の情報とを関連付けて表示している(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−6147号公報
しかしながら、従来の技術は、風景中の施設の情報を表示しているに過ぎず、ユーザが必要としていない情報を表示している可能性があった。このように、従来の技術では、ユーザに対して適切に情報を表示していない場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザに対して適切に情報を表示することができる情報表示装置および情報表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報表示装置は、範囲判定部と、通知決定部と、表示部を備える。範囲判定部は、位置検出部が検出する位置情報に基づき、ユーザが所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する。通知決定部は、前記ユーザが前記通知範囲内に位置する場合に、当該通知範囲に関連付けられた通知情報の中から前記ユーザの視線方向に対応する通知情報を決定する。表示部は、前記通知決定部が決定した前記通知情報を表示させる。
本発明によれば、ユーザに対して適切に情報を表示することができる情報表示装置および情報表示方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報表示方法を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報表示システムの構成を示す図である。 図3は、実施形態に係る表示部の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る区間通知範囲の一例を説明する図である。 図5は、実施形態に係る個別通知範囲の一例を説明する図である。 図6は、実施形態に係る交差点通知範囲の一例を説明する図である。 図7は、実施形態に係る外観表示/非表示範囲の一例を説明する図である。 図8は、実施形態に係る外観表示/非表示範囲の一例を説明する図である。 図9は、実施形態に係る画像表示部が表示部に表示する画像の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る画像表示部が表示部に表示する画像の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る情報表示装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する情報表示装置および情報表示方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[1.情報表示方法]
図1は、本発明の実施形態に係る情報表示方法を示す説明図である。かかる情報表示方法は、例えばメガネ型のウェアラブル端末(いわゆるスマートグラス)やヘッドアップディスプレイなどの表示部(図示せず)に情報を表示するものである。
図1では、メガネ型ウェアラブル端末を装着したユーザが車両Cを運転している場合など、車両C中に表示部が配置される場合を例にとって説明するが、表示部が配置される場所は自動車に限られない。表示部は、例えば電車や船舶などの移動体中に配置されてもよい。
図1に示す情報表示方法は、車両Cに搭載される情報表示装置10によって実行される。かかる情報表示方法では、車両Cが通知範囲R1内に位置する場合に、運転者であるユーザの視線方向V1に応じて、通知範囲R1に関連付けられた通知情報を表示部に表示する。
具体的には、情報表示装置10は、例えばGPS(Global Positioning System)などを用いて位置検出部(図示せず)が検出した位置情報に基づき、車両Cを運転するユーザが所定の通知範囲R1内に位置するか否かを判定する(ステップS1)。通知範囲R1は、例えば道路Waの区間であり、車両Cが道路Waの区間を走行している場合に、情報表示装置10は、ユーザが通知範囲R1内に位置すると判定する。
ステップS1で、ユーザが通知範囲R1内に位置すると判定した場合に、情報表示装置10は、通知範囲R1に関連付けられた通知情報の中からユーザの視線方向V1に対応する通知情報を決定する(ステップS2)。
通知情報として、例えば道路Waの制限速度(図1では「制限速度30km」)など通知範囲R1の道路Waに設定された交通規則に関する交通情報M1がある。交通情報M1は、通知範囲R1の所定の位置と対応付けて記憶されており、ユーザの視線方向V1がかかる所定の位置を向いている場合に、情報表示装置10は、交通情報M1を通知情報に決定する。
交通情報M1と対応付けされる所定の位置(以下、単に交通情報M1の位置とも称する)は、例えば通知範囲R1における車両Cの進行側の端辺の略中央である。例えばユーザの視線方向V1を中心とする角度θの角度範囲R2内に交通情報M1の位置が含まれている場合、情報表示装置10は、交通情報M1を通知情報に決定する。
なお、ユーザの視線方向V1は、例えばメガネ型ウェアラブル端末に搭載された電子コンパスや、ジャイロセンサ、加速度センサ等の検出値に基づいて検出することができる。あるいは、カメラを用いてユーザの目等を撮像し、撮像画像に基づいて視線方向V1を検出することもできる。さらに、これらの検出手段を必要に応じて組み合わせることで、より精度の高い視線方向の検出も可能である。
続いて、情報表示装置10は、交通情報M1を示す通知画像を表示部(図示せず)に表示する(ステップS3)。例えば、表示部がメガネ型ウェアラブル端末の場合、情報表示装置10は、メガネのレンズG(コンバイナ機能を有する)に交通情報M1を示す図形、文字列またはそれらを組み合わせた通知画像MGを表示する。例えば交通情報M1が交通規則に関する情報である場合、図1に示すように道路標識の図形と、「30km制限区間」といった道路標識の説明文の両方、あるいは一方を表示する。
このように、情報表示装置10が実行する情報表示方法では、ユーザの視線方向V1に応じて、ユーザに通知する通知情報を決定することで、ユーザに対して適切に情報を表示することができる。
なお、図1では、通知情報である交通情報M1を、車両Cを運転しているユーザに表示する場合について説明したが、通知情報はこれに限られない。例えば周辺施設に関連する情報を通知情報とし、車両Cの同乗者であるユーザにかかる情報を表示するようにしてもよい。以下、主に交通情報M1をユーザに通知する場合を「運転モード」、主に周辺施設に関連する情報(以下、施設情報と称する)をユーザに通知する場合を「観光モード」と称し、情報表示装置10を含む情報表示システム1についてさらに説明する。
[2.情報表示システム1]
図2は、本発明の実施形態に係る情報表示システム1の構成を示す図である。情報表示システム1は、情報表示装置10、表示部20、視線検出部30、ナビゲーション装置40および位置検出部50を備える。
[2.1.表示部20]
図3は、実施形態に係る表示部20の一例を示す図である。表示部20は、例えば図3に示すようなメガネ型ウェアラブル端末である。表示部20は、レンズGに画像を投影することで、ユーザが見ている実際の風景に画像を重畳して表示する。
なお、表示部20は、メガネ型ウェアラブル端末に限られず、例えばヘッドアップディスプレイなど、ユーザが見ている風景に画像を重畳して表示するディスプレイであってもよい。あるいは、表示部20は、スマートフォンやタブレット端末などの可搬性の表示装置の表示部であってもよい。
[2.2.視線検出部30]
視線検出部30は、ユーザの視線方向V1を検出する。視線検出部30は、例えば図3に示すようにメガネ型ウェアラブル端末に搭載される電子コンパス、ジャイロセンサ、加速度センサ等である。視線検出部30は、検出した方位角をユーザの視線方向V1として情報表示装置10へ出力する。
あるいは、視線検出部30が車両Cに搭載されるカメラを備えるようにしてもよい。この場合、視線検出部30は、カメラによってユーザを撮像した画像からユーザの目や口といった特徴点を抽出し、かかる特徴点に基づいてユーザの視線方向V1を検出する。さらに、これらの検出手段を必要に応じて組み合わせてもよく、加えて、これらに限定されない視線検知手段を用いることも可能である。
[2.3.ナビゲーション装置40]
図2のナビゲーション装置40は、制御部41と地図情報データベース(以下、地図情報DBと称する)42とを備える。ナビゲーション装置40は、車両Cの運転者が運転する際のナビゲーション機能やオーディオ機能などを有する。
制御部41は、表示部20に所定のナビゲーション画像を表示したり、図示しないスピーカに音声データを出力させたりする。なお、ナビゲーション画像を表示部20に表示するとしたが、これに限られない。例えばナビゲーション装置40が、例えばLCD(Liquid Crystal Display)など、表示部20とは異なる表示手段を備える場合は、かかる表示手段にナビゲーション画像を表示してもよい。
地図情報DB42は、地図情報を記憶する記憶手段である。地図情報DB42は、地図情報に加え、通知範囲R1や、交通情報M1や周辺施設に関する情報などの通知情報を通知範囲R1と対応付けて記憶する。なお、地図情報は通信等を使って外部から取得するようにしてもよく、このようにすればいつでも最新の地図情報を利用することができる。ナビゲーション装置40は、通知範囲R1や通知情報を情報表示装置10へ出力する。
[2.4.位置検出部50]
位置検出部50は、ユーザの位置を検出する。位置検出部50は、例えばGPS機能を搭載し、例えば車両Cの位置情報を取得することによって、ユーザの位置を検出する。位置検出部50は、検出したユーザの位置情報を情報表示装置10へ出力する。
[2.5.情報表示装置10]
情報表示装置10は、制御部110と、画像表示部120と、記憶部130とを備える。制御部110は、範囲判定部111と、通知決定部112と、切替部113とを備える。尚、制御部110は、マイクロコンピュータにより実現される。
[2.5.1.切替部113]
切替部113は、情報表示装置10の動作モードを、主に交通情報をユーザに通知する「運転モード」と、主に施設情報をユーザに通知する「観光モード」とに切り替える。切替部113は、例えばユーザからの入力操作に応じて「運転モード」および「観光モード」を切り替える。切替部113は、モードを切り替えると、切り替えたモードを範囲決定部111および通知決定部112へ通知する。
[2.5.2.範囲判定部111]
範囲判定部111は、位置検出部50が検出するユーザの位置情報と、ナビゲーション装置40の地図情報DB42が記憶する通知範囲R1の情報とに基づいて、ユーザが通知範囲R1内に位置するか否かを判定する。
動作モードが「運転モード」である場合、通知範囲R1は、区間通知範囲R11、個別通知範囲R12および交差点通知範囲R13を含む。また、動作モードが「観光モード」である場合、通知範囲R1は、外観非表示範囲R51、外観表示範囲R52(まとめて外観表示/非表示範囲R5とも称する)、詳細表示範囲R61および概要表示範囲R62(まとめて情報表示範囲R6とも称する)を含む。
[2.5.3.通知決定部112]
通知決定部112は、範囲判定部111の判定結果に応じて、ユーザが位置する通知範囲R1に関連づけられた通知情報を地図情報DB42から取得する。また通知決定部112は、視線検出部30が検出するユーザの視線方向V1に基づいて角度範囲R2を算出する。なお、角度範囲R2は、ユーザの視線方向V1を含む角度θの範囲であればよく、さらに、角度範囲R2は、ユーザの視線方向V1を略中心とする角度θの範囲であってもよく、半径は特に限定されない。
通知決定部112は、地図情報DB42から取得した通知情報のうち、角度範囲R2に含まれるものをユーザに通知すると決定する。
以下、範囲判定部111が判定する各範囲R11〜R13、R5、R6の詳細および通知決定部112が決定する通知情報の詳細について説明する。
[2.5.4.運転モード]
動作モードが運転モードである場合、通知決定部112は、例えば車両Cの運転者であるユーザに対して走行している道路Waの交通規則や交通規制といった交通情報を通知する。この場合、範囲判定部111は、ユーザが区間通知範囲R11、個別通知範囲R12および交差点通知範囲R13に位置しているか否かを判定する。
[2.5.4.1.区間通知範囲R11]
まず、区間通知範囲R11について説明する。図4は、本実施形態に係る区間通知範囲R11の一例を説明する図である。図4に示すように、区間通知範囲R11は、道路Waの所定の走行区間である。例えば、地図情報DB42が記憶する道路地図の道路網が、道路を複数の区間に分割した「道路リンク」と、交差点等の「ノード」によって表現されている場合、区間通知範囲R11は、かかる「道路リンク」に相当する。
区間通知範囲R11の所定位置には、道路Waの区間にわたって設定される交通情報M1が関連づけられる。かかる交通情報M1としては、例えば道路Waの制限速度や駐車禁止区間などがあげられる。
交通情報M1は、例えば区間通知範囲R11の端辺のうち、車両Cが走行する車線の略中央部に関連づけられる(図1参照)。上述したように、例えば区間通知範囲R11が道路リンクの場合、交通情報M1は道路リンクの始点または終点(以下、端点と称する)の少なくとも一方に関連づけてナビゲーション装置40の地図情報DB42(図2参照)に記憶される。
ユーザの視線方向V1が、交通情報M1が関連づけられた区間通知範囲R11の所定位置を向いている場合、通知決定部112は、かかる交通情報M1を通知すると決定する。具体的には、ユーザの視線方向V1を中心とする角度θの角度範囲R2内に所定位置、例えば道路リンクの端点が含まれる場合、かかる端点に関連づけられた交通情報M1を通知情報とする。
なお、ここでは、区間通知範囲R11は、1つの道路リンクとして説明したが、これに限られない。例えば複数の道路リンクを1つの区間通知範囲R11としてもよい。また、複数の区間通知範囲R11の端部がそれぞれ重複するように設定してもよい。このとき、複数の区間通知範囲R11の重複する場所に車両Cが位置する場合は、例えば車両Cからより遠い位置に関連づけられた交通情報M1を優先して表示するようにしてもよい。
[2.5.4.2.個別通知範囲R12]
図5は、本実施形態にかかる個別通知範囲R12の一例を説明する図である。個別通知範囲R12は、区間通知範囲R11に属するサブ区間である。図5に示すように、個別通知範囲R12は、区間通知範囲R11より短い第2走行区間である。かかる個別通知範囲R12には、例えば一旦停止や横断歩道CLといった道路Waの所定位置に個別に設定される交通情報M2(サブ道路情報)が当該所定位置に関連づけられる。
つまり、本実施形態は、速度規制や駐車禁止等、領域を対象とする交通情報ではなく、一旦停止や横断歩道CLと言った、地点あるいはそれに類する非常に狭い領域に対する交通情報に適した表示(報知)方法を提供するものである。
個別通知範囲R12は、交通情報M2が設定された所定位置を始点とし、車両Cの走行方向(図5では上方向)とは逆向きの方向(図5では下方向)に所定距離離れた位置を終点とする区間である。所定距離は、あらかじめ決められた固定の距離としてもよく、また交通情報M2の種類に応じた距離としてもよく、あるいは車両Cの走行速度に応じて変化する可変の距離としてもよい。所定距離を可変とする場合は、例えば車両Cの走行速度が速いほど所定距離を長くし、遅いほど短くする。
ユーザの視線方向V1が、交通情報M2が設定された所定位置を向いている場合、通知決定部112は、かかる交通情報M2をユーザに通知すると決定する。具体的には、ユーザの視線方向V1を中心とする角度θの角度範囲R2内に交通情報M2が設定された所定位置が含まれる場合、交通情報M2を通知情報とする。
ここで、図5に示すように、個別通知範囲R12が区間通知範囲R11内に含まれる場合、すなわち車両Cが区間通知範囲R11および個別通知範囲R12の両方に位置する場合について説明する。
この場合、例えば図5のように、ユーザの視線方向V1を含む角度範囲R2に、区間通知範囲R11に関連づけられた交通情報M1と、個別通知範囲R12に関連づけられた交通情報M2とが含まれる場合がある。かかる場合において、本実施形態の通知決定部112は、個別通知範囲R12に関連づけられた交通情報M2を、区間通知範囲R11に関連づけられた交通情報M11より優先して通知すると決定する。
このように、区間通知範囲R11より短い個別通知範囲R12に関連づけられた交通情報M2を優先的に表示することで、より確実にユーザに交通情報M2を表示することができる。
ここで、交通情報M2を交通情報M1より優先して通知する方法としては、例えば交通情報M2を示す画像を表示部20に表示し、交通情報M1を示す画像を表示しない方法がある。あるいは、交通情報M2を示す画像を、交通情報M1を示す画像より大きく表示してもよい。尚、交通情報を示す画像とは、交通標識等の図形、あるいは文字情報(規制情報の文字表記等)等の両方、あるいは一方を含む情報である。
なお、図5では、個別通知範囲R12が区間通知範囲R11内に含まれる場合について説明したが、これに限られない。個別通知範囲R12および区間通知範囲R11の少なくとも一部が重複している場合であってもよい。ユーザが個別通知範囲R12および区間通知範囲R11の両方に含まれている場合に、交通情報M2を交通情報M1より優先表示させればよい。
また、図5では、区間通知範囲R11に1つの個別通知範囲R12が属する場合について説明したが、区間通知範囲R11に属する個別通知範囲R12の数はこれに限られず、複数の個別通知範囲R12が区間通知範囲R11に属していてもよい。
また、図4および図5では、区間通知範囲R11、個別通知範囲R12の端辺の略中央部(図1参照)あるいは端点と交通情報M1、M2とを関連付けるものとしたが、これに限られない。例えば区間通知範囲R11、個別通知範囲R12が、道路リンクのような線分の区間で表される範囲ではなく、図1に示すように例えば略長方形の領域で表される範囲である場合、交通情報M1、M2と関連付ける所定位置は、略長方形の角部であってもよい。あるいは、交通情報M1、M2と関連付ける位置は、通知範囲R11、R12の内部であっても各通知範囲R11、R12の外部であってもよい。
尚、上述の例では交通情報を所定地点に関連付けて処理するようにしているが、交通情報を区間通知範囲R11、個別通知範囲R12に関連付け、車両進行方向に対する視線方向に応じて交通情報の表示を制御する方法も可能である(例えば、進行方向真正面を中心とする所定角度θの範囲で交通情報を表示する)。
[2.5.4.3.交差点通知範囲R13]
図6は、本実施形態にかかる交差点通知範囲R13の一例を説明する図である。図6に示すように、交差点通知範囲R13は、交差点近傍の交差点区間である。このように、交差点通知範囲R13は、交差点を含む道路Waの所定の走行区間である。例えば、交差点通知範囲R13は、交差点を表すノードを端点とする道路リンクの所定区間となる。交差点通知範囲R13は、道路Waの区間通知範囲R11より短い第3走行区間である。
交差点通知範囲R13には、交差点を介して道路Waに接続する道路Wa2(あるいは、道路Wa2の区間通知範囲)に設定される交通情報M31(交差道路情報)が関連づけられる。また、交通情報M31は、交差点から所定距離離れた道路Wa2の所定位置に関連づけられる。
ユーザの視線方向V1が、道路Wa2を向いている場合、通知決定部112は、交通情報M31をユーザに通知すると決定する。具体的には、ユーザの視線方向V1を中心とする角度θの角度範囲R2内に交通情報M31が関連づけられた所定位置が含まれる場合、ユーザの視線方向V1が道路Wa2を向いているとして、交通情報M31を通知情報とする。
尚、上述の例では交通情報を所定地点に関連付けて処理するようにしているが、交通情報を道路Wa1、Wa3それぞれに設定される区間通知範囲に関連付け、車両進行方向に対する視線方向に応じて交通情報の表示を制御する方法の可能である(例えば、進行方向真正面から道路Wa1、Wa3側にφ度(例えば60度)傾いた方向を中心とする所定角度θの範囲で道路Wa1、Wa3の交通情報を表示する)。
なお、図6に示すように、交差点に道路Wa1、Wa3が接続している場合、各道路Wa1、Wa3(あるいは、道路Wa1、Wa3それぞれに設定される区間通知範囲)に設定される交通情報M32、M33をそれぞれ各道路Wa1、Wa3の所定位置と関連づけてもよい。
交通情報M31〜M33として、例えば各道路Wa1〜Wa3の制限速度、通行止め情報あるいは渋滞情報などが挙げられる。このように、交差点付近では、交差点に接続する道路Wa1〜Wa3に関する情報をユーザに表示することで、ユーザに対して適切に情報を表示することができる。
なお、例えばユーザが交差点通知範囲R13および区間通知範囲R11の両方に位置しており、角度範囲R2に交通情報M31〜M33および交通情報M1が含まれる場合、交通情報M31〜M33を交通情報M1より優先的に表示するようにしてもよい。
また、例えばユーザが交差点通知範囲R13および個別通知範囲R12の両方に位置しており、角度範囲R2に交通情報M31〜M33および交通情報M2が含まれる場合、交通情報M2を交通情報M31〜M33より優先的に表示するようにしてもよい。
また、角度範囲R2に各道路Wa1〜Wa3の交通情報M31〜M33が複数含まれる場合、例えば交通情報M31〜M33を示す画像の表示位置を各道路Wa1〜Wa3に応じて変更することで、道路Wa1〜Wa3と交通情報M31〜M33とを対応付けて表示するようにしてもよい。
具体的には、例えば車両Cの進行方向左側の道路Wa2の交通情報M31は表示部20の左手側に表示し、進行方向右側の道路Wa3の交通情報M33は表示部20の右手側に表示する。また、進行方向の道路Wa1の交通情報M32は、表示部20の略中央上部に表示する。あるいは、「右折」「左折」「直進」といった文字情報を、各交通情報M31〜M33を示す画像に含めて表示するようにしてもよい。
また、図6では、交差点が四叉路である場合を例にとって説明したが、これに限らず、交差点は、三叉路や五叉路などの任意の数の道路が交差する交差点や、スクランブル交差点、ロータリー交差点などであってもよい。
図4〜図6では、各通知範囲R11〜R13に関連づけられる交通情報の数を1つとして説明したが、複数の交通情報を各通知範囲R11〜R13に関連づけてもよい。また、交通情報が例えば制限速度の場合、車両Cがかかる制限速度を超えている場合に通知決定部112がかかる交通情報を通知するよう決定するなど、例えば車両Cの速度に応じて通知する交通情報を変更するようにしてもよい。
このように、「運転モード」において各通知範囲R11〜R13に関連づけられる交通情報をユーザの視線方向V1に応じて表示することで、ユーザに対して適切に交通情報を表示することができる。これにより、ユーザの運転を阻害することなく、情報を表示することができるようになる。
[2.5.5.観光モード]
例えば車両Cの運転者以外の同乗者がいる場合、かかる同乗者には交通情報を必ずしも通知しなくともよい。このような場合、例えば同乗者であるユーザが情報表示装置10の動作モードを観光モードに切り替えることで、情報表示装置10は観光モードで動作する。
情報表示装置10の動作モードが観光モードである場合、通知決定部112は、例えば車両Cの同乗者であるユーザに対して周囲の施設情報を通知する。この場合、範囲判定部111は、ユーザが外観表示/非表示範囲R5および情報表示範囲R6に位置しているか否かを判定する。
[2.5.5.1.外観表示/非表示範囲R5]
図7は、本実施形態にかかる外観表示/非表示範囲R5の一例を説明する図である。図7に示すように、外観表示/非表示範囲R5は、外観非表示範囲R51および外観表示範囲R52を含む。
図7に示す外観非表示範囲R51は、例えばビルなどの施設Bを略中心とする半径r1の円形の領域である。また、外観表示範囲R52は、施設Bを略中心とする半径r1から半径r2(r1<r2)までの領域である。すなわち、外観表示範囲R52は、施設Bを略中心とする半径r2の領域のうち、外観非表示範囲R51を除く領域である。
ここで、外観非表示範囲R51は、外観表示範囲R52より施設Bに近く、外観非表示範囲R51に位置するユーザから施設Bが直接視認できる視認範囲であるものとする。一方、外観表示範囲R52は、施設Bから遠く、かかる外観表示範囲R52に位置するユーザからは、例えば他のビルに隠れてしまい施設Bが直接視認できない死角範囲であるものとする。
外観非表示範囲R51は、施設Bに関する施設情報と関連づけられて地図情報DB42に記憶される。施設Bに関する施設情報として、例えば施設Bの名称や、施設Bまでの距離、営業時間等が含まれる。
外観表示範囲R52は、施設Bに関する施設情報および外観情報と関連づけられて地図情報DB42に記憶される。外観情報とは、例えば施設Bの外観の写真やイラストなどの画像情報である。
範囲判定部111は、ユーザが乗車する車両Cが外観表示/非表示範囲R5に位置するか否か判定する。通知決定部112は、ユーザの視線方向V1が、ユーザが位置する外観表示/非表示範囲R5の施設Bを向いている場合に、かかる施設Bに関する情報を通知情報として決定する。
例えば、図7の場合、ユーザが乗車する車両Cが外観表示範囲R52に位置している。また、ユーザの視線方向V1を中心とする角度θの角度範囲R2に施設Bが含まれている。この場合、通知決定部112は、外観表示範囲R52に関連づけられている施設Bに関する施設情報および施設Bの外観情報を通知情報に決定する。
このように、ユーザが施設Bの外観表示/非表示範囲R5内に位置し、ユーザの視線方向が施設Bを向いている場合に施設Bに関する情報をユーザに表示することで、ユーザに対して適切に情報を表示することができる。
また、ユーザが実際に施設Bを視認できる場合は、施設Bの外観情報を表示しないようにする。これにより、施設Bの外観情報によってユーザの視界が遮られることがなくなり、ユーザが直接施設Bを視認しつつ施設Bに関する情報を確認することができるようになる。
なお、施設Bのすべてが例えば近隣のビル等によって隠れており、ユーザから施設Bの全てが見えていない場合のみをユーザが施設Bを視認できないとする必要はない。例えばユーザが施設Bと認識できない程度に施設Bの一部を視認できる場合であっても、ユーザが施設Bを視認できないとして外観情報を表示するようにしてもよい。
また、ユーザから施設Bを視認できる範囲を外観非表示範囲とし、視認できない範囲を外観表示範囲とすればよく、外観表示/非表示範囲R5の形状は図7に示す円形に限られない。例えば図8に示すように施設Bを中心とする扇形であってもよい。また、例えば図8の外観非表示範囲R53、外観表示範囲R54のように半径が異なる扇形であってもよい。つまり、地形や建築物の立地条件により施設Bが視認できる領域は決まるが、実際に施設Bを視認できる領域(できない領域)の情報を地図情報として記憶しておき、この情報に基づき(また施設Bからの距離も考慮して)、外観表示・非表示範囲を決定してもよい。
図7では、外観非表示範囲R51および外観表示範囲R52をそれぞれ1つ設ける場合について説明したが、これに限られない。例えば、図8に示すように外観非表示範囲R51および外観表示範囲R52をそれぞれ複数設けるようにしてもよい。
なお、外観表示/非表示範囲R5は、施設Bおよび施設Bの近隣に存在する施設の大きさに応じて決定される。あるいは曇りや霧などの天候に応じて外観表示/非表示範囲R5を変更するようにしてもよい。
また、夜間は、イルミネーションやライトアップされる施設を外観非表示範囲R51とし、イルミネーションやライトアップされず夜間に視認しにくい施設を外観表示範囲R52とするなど、例えばイルミネーションやライトアップされる時間帯に応じて外観表示/非表示範囲R5を変更するようにしてもよい。
[2.5.5.2.情報表示範囲R6]
続いて、情報表示範囲R6について説明する。情報表示範囲R6の形状は、図7の外観表示/非表示範囲R5と同じであるため、図7を用いて説明する。
詳細表示範囲R61は、施設Bを略中心とする半径r1の円形の領域である。また、概要表示範囲R62は、施設Bを略中心とする半径r1から半径r2(r1<r2)までの領域である。すなわち、概要表示範囲R62は、施設Bを略中心とする半径r2の領域のうち、詳細表示範囲R61を除く領域である。
このように、情報表示範囲R6は、施設Bを中心とした距離に応じて区分けされた複数の距離範囲を含む。ここで、図7に示す例では、複数の距離範囲とは、詳細表示範囲R61および概要表示範囲R62である。
概要表示範囲R62は、施設Bに関する概要情報と関連づけられて地図情報DB42に記憶される。施設Bに関する概要情報とは、例えば施設Bの名称や施設Bまでの距離などを含む施設Bの概要を示す情報である。
詳細表示範囲R61は、施設Bに関する概要情報および詳細情報と関連づけられて地図情報DB42に記憶される。施設Bに関する詳細情報とは、概要情報を除く施設Bに関する情報であり、例えば施設Bの営業時間や利用料金、開催中のイベント情報などを含む施設Bの詳細を示す情報である。
このように、情報表示範囲R6に関連づけられる通知情報は、距離範囲(詳細表示範囲R61および概要表示範囲R62)のそれぞれに関連付けられ、施設Bに近い範囲ほど詳細な段階的な情報(概要情報および詳細情報)を含む。
範囲判定部111は、ユーザが乗車する車両Cが情報表示範囲R6に位置するか否かを判定する。通知決定部112は、ユーザの視線方向V1が、ユーザが位置する情報表示範囲R6の施設Bを向いている場合に、かかる施設Bに関する情報を通知情報として決定する。
例えば、図7の場合、ユーザが乗車する車両Cが概要表示範囲R62に位置している。また、ユーザの視線方向V1を中心とする角度θの角度範囲R2に施設Bが含まれている。この場合、通知決定部112は、概要表示範囲R62に関連づけられている施設Bに関する概要情報を通知情報に決定する。
このように、ユーザに近い場所に位置する施設の情報を、ユーザから離れた場所に位置する施設の情報より詳細に表示することで、ユーザに近い施設の情報をより多く通知することができる。さらに、ユーザから遠い施設についても概要情報を表示することで、ユーザに近い施設の情報表示を妨げることなく、ユーザから遠い施設の情報を通知することができる。
なお、図7では、情報表示範囲R6を詳細表示範囲R61および概要表示範囲R62の2つに分割しているが、分割する範囲の数は2つに限られず3つ以上であってもよい。この場合、施設Bに近い範囲ほど表示する情報の数や量を増やすようにすればよい。
また、ここでは、情報表示範囲R6と外観表示/非表示範囲R5とが同じである(図7参照)として説明したが、これに限られない。情報表示範囲R6と外観表示/非表示範囲R5とをそれぞれ異なる範囲としてもよい。情報表示範囲R6および外観表示/非表示範囲R5のいずれか一方のみを設定してもよい。
図7に示す例では、ユーザが車両Cに乗車している場合について説明したがこれに限られず、例えばユーザが徒歩で移動している場合についても施設Bに関する情報を同様に表示することができる。
なお、情報表示範囲R6および外観表示/非表示範囲R5に関連づけられる情報は、例えば施設Bが閉店中である時間帯では開店時間に関する情報を関連づけ、開店中である時間帯では閉店時間に関する情報を関連づけるなど、時間帯に応じて変更するようにしてもよい。
また、複数の施設Bの情報を通知する場合、ユーザから遠い施設Bの情報(以下、遠方情報と称する)を表示部20の上方に表示し、ユーザに近い施設Bの情報(以下、近辺情報と称する)を遠方情報より下方に表示するようにしてもよい。この場合、近辺情報を遠方情報より手前に表示するようにしてもよい。
[2.5.6.画像表示部120]
画像表示部120は、通知決定部112が決定した通知情報を表示部20に表示する情報表示部である。画像表示部120は、通知決定部112が決定した通知情報を示す画像を記憶部130から取得し、かかる画像を表示部20に表示する。
図9および図10は、観光モードにおいて、画像表示部120が表示部20に表示する画像の一例を示す図である。ユーザが外観表示範囲R52(例えば図7参照)に位置し、ユーザの視線方向V1が施設Bを向いている場合、図9に示すように、画像表示部120は、施設Bの外観を示す画像、施設Bに関する情報を示す文字列、またはそれらを組み合わせた画像MG1を表示部20に表示する。図9に示す例では、施設Bに関する情報として、施設Bの名称と施設Bまでの距離を表示している。つまり、概念的には、施設Bが視認可能な場合には施設Bの外観を示す画像を表示せず施設Bの実物をユーザが見るようにし、施設Bの視認不可、あるいは視認性が悪い場合には施設Bの外観を示す画像を表示して施設Bの実物の代わりに画像をユーザが見るようにする。
一方、ユーザが外観非表示範囲R51(図7参照)に位置し、ユーザの視線方向V1が施設Bを向いている場合、図10に示すように、画像表示部120は、施設Bの外観を示す画像は表示せず、施設Bに関する情報を含む画像MG2を表示部20に表示する。
[2.5.7.記憶部130]
記憶部130は、例えばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置であり、例えば画像表示部120が表示する画像や、通知決定部112が算出する角度範囲R2に関する情報など情報表示装置10の各部で行う処理を実行するために用いる情報を記憶する。
なお、ここでは、通知範囲や通知情報を含む地図情報を地図情報DB42が記憶するとしたが、例えば記憶部130が記憶するようにしてもよい。あるいは通知範囲や通知情報を含む地図情報を地図情報DB42および記憶部130に分散して記憶するようにしてもよい。
[3.情報表示処理]
次に、本実施形態に係る情報表示装置10が実行する処理手順について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る情報表示装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
情報表示装置10は、位置検出部50から位置情報を取得する(ステップS101)。情報表示装置10は、取得した位置情報に基づき、ユーザが通知範囲R1内に位置するか否かを判定する(ステップS102)。
ユーザが通知範囲R1内に位置しない場合(ステップS102;No)、処理を終了する。一方、ユーザが通知範囲R1内に位置する場合(ステップS102;Yes)、情報表示装置10は、視線検出部30からユーザの視線方向V1を取得し(ステップS103)、視線方向V1を含む角度範囲R2に通知情報が含まれるか否か判定する(ステップS104)。
角度範囲R2に通知情報が含まれない場合(ステップS104;No)、処理を終了する。一方、角度範囲R2に通知情報が含まれる場合(ステップS104;Yes)、情報表示装置10は、当該通知情報をユーザに表示する(ステップS105)。
図11に示す情報表示処理は、例えば一定期間ごとに情報表示装置10が実行する。あるいは、ユーザが一定距離移動するごとに実行するようにしてもよい。
または、例えばユーザが移動し、ユーザが位置する通知範囲R1が変更した場合であっても、通知情報を表示部20に表示して所定期間経過するまではかかる通知情報を表示するようにしてもよい。同様に、ユーザの視線方向V1が変化し、角度範囲R2が変更した場合であっても、通知情報を表示部20に表示して所定期間経過するまではかかる通知情報を表示するようにしてもよい。これにより、表示部20に表示される通知情報が頻繁に切り替わらないようにすることができる。
以上のように、本実施形態に係る情報表示装置10は、通知範囲R1に位置するユーザに対して、かかる通知範囲R1に関連付けられた通知情報のうちユーザの視線方向V1に応じた通知情報をユーザに表示することで、ユーザに対して適切に通知情報を通知することができる。
[4.変形例]
なお、上述した実施形態では「運転モード」と「観光モード」とをユーザの入力操作によって切り替える場合について説明したが、これに限られない。例えば、車両Cが所定速度で移動している場合は「運転モード」とし、例えば停止している場合など移動速度が所定速度以下である場合は「観光モード」とするなど、車両Cの速度に応じて動作モードを切り替えるようにしてもよい。
あるいは、ユーザの視線方向V1に応じて「運転モード」および「観光モード」を切り替えるようにしてもよい。具体的には、ユーザの視線方向V1が進行方向、すなわち道路Waを向いている場合は「運転モード」とし、ユーザの視線方向V1が横方向、すなわち道路Wa沿いを向いている場合は「観光モード」とするようにしてもよい。また、情報表示装置10が「運転モード」または「観光モード」のいずれか一方のみを実行するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、通知情報を示す画像を表示部20に表示する場合について説明したがこれに限られない。例えば画像を表示部20に表示するとともに音声でも情報を通知するようにしてもよい。
なお、表示部20がヘッドアップディスプレイの場合、通知情報を音声で通知するとともに、ユーザの視線方向V1が表示部20を向いているか否かを検出し、表示部20を向いている場合に表示部20に通知画像MGを表示するようにしてもよい。あるいは、ユーザの視線方向V1が変化し、角度範囲R2が変更した場合であっても、通知情報を表示部20に表示して所定期間経過するまではかかる通知情報を表示するようにしてもよい。
ヘッドアップディスプレイに通知情報を表示する場合において、例えばユーザに交差点で左折する道路Wa2の情報を通知する場合(図6参照)、ユーザの視線方向V1が道路Wa2を向いていると、表示部20であるヘッドアップディスプレイに表示された通知情報を確認できない可能性がある。
そこで、ヘッドアップディスプレイに通知情報を表示する場合、上述したように、音声で通知情報を通知するとともに、ユーザの視線方向V1がヘッドアップディスプレイを向いてから通知情報を通知する、あるいはユーザの視線方向V1が変化しても所定期間は通知情報を表示するようにする。これにより、ユーザに対して通知情報を適切に通知することができる。
また、上述した実施形態では、通知情報が文字情報である場合、日本語表記の文字列を表示部20に表示するようにしているが、これに限らず、例えば英語や中国語など外国語表記の文字列を表示できるようにしてもよい。
この場合、例えばユーザが文字列の表記を例えば一覧から選択するようにしてもよい。また、日本語以外の外国語で文字情報を表示する場合、例えば施設名称や地名等を外国語および日本語の両方の言語で表示するようにしてもよい。
具体的には、例えば図7に示す詳細表示範囲R61にユーザが位置する場合に、かかる詳細表示範囲R61に含まれる施設Bの名称を外国語および日本語の両方の言語で表示するようにしてもよい。
詳細表示範囲R61にユーザが位置する、すなわちユーザが施設Bの近くに位置する場合、例えば看板等によってユーザが施設Bの名称を目にすることがある。このとき、例えば看板等に施設Bの日本語表記の名称のみが記載されていたとする。
この場合、表示部20に施設Bの名称を外国語で表示していると、ユーザが看板等に記載された名称と表示部20に表示された名称とを対応づけられない可能性がある。そこで、表示部20に外国語および日本語の施設Bの名称を表示することで、例えば看板に記載されている施設Bの名称を、ユーザが外国語の名称と対応づけて認識することができるようになる。
このように、例えばユーザの近辺に位置する施設Bの情報を表示する場合に、係る情報を複数の言語で表示することで、ユーザが看板等の実際の表示と表示部20に表示される外国語表記の情報とを対応付けることができ、ユーザに対して適切に情報を通知することができる。また、ユーザが外国語を選択した場合、道路標識を表す図形を、当該外国で使用されている標識に合わせて変更することもできる。このようにすれば、ユーザの母国で使用されている標識に合った図形(アイコン等)が表示されるため、ユーザにとってわかりやすい情報提供が可能となる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 情報表示システム
10 情報表示装置
20 表示部
30 視線検出部
40 ナビゲーション装置
41 制御部
42 地図情報データベース
50 位置検出部
111 範囲判定部
112 通知決定部
113 切替部
120 画像表示部
130 記憶部

Claims (9)

  1. 位置検出部が検出する位置情報に基づき、ユーザが所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する範囲判定部と、
    前記ユーザが前記通知範囲内に位置する場合に、当該通知範囲に関連付けられた通知情報の中から前記ユーザの視線方向に対応する通知情報を決定する通知決定部と、
    前記通知決定部が決定した前記通知情報を表示させる表示部と
    を備え、
    前記通知情報は、少なくとも前記通知範囲に設定された交通規則に関する交通情報を含み、
    前記通知範囲は、道路の区間を含み、
    前記通知情報は、前記区間に関連付けられた道路情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された前記区間に対応する前記道路情報を前記通知情報として決定し、
    前記通知範囲は、前記区間に属するサブ区間を含み、
    前記通知情報は、前記サブ区間に関連付けられたサブ道路情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された前記サブ区間に対応する前記サブ道路情報を、当該サブ区間が属する前記区間に対応する前記道路情報よりも優先して前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする情報表示装置。
  2. 位置検出部が検出する位置情報に基づき、ユーザが所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する範囲判定部と、
    前記ユーザが前記通知範囲内に位置する場合に、当該通知範囲に関連付けられた通知情報の中から前記ユーザの視線方向に対応する通知情報を決定する通知決定部と、
    前記通知決定部が決定した前記通知情報を表示させる表示部と
    を備え、
    前記通知情報は、少なくとも前記通知範囲に設定された交通規則に関する交通情報を含み、
    前記通知範囲は、施設が視認できない死角範囲を含み、
    前記通知情報は、前記死角範囲に関連付けられた施設情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された範囲が前記死角範囲であって前記視線方向が前記施設を向いた場合に、当該施設に対応する前記施設情報を前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする情報表示装置。
  3. 位置検出部が検出する位置情報に基づき、ユーザが所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する範囲判定部と、
    前記ユーザが前記通知範囲内に位置する場合に、当該通知範囲に関連付けられた通知情報の中から前記ユーザの視線方向に対応する通知情報を決定する通知決定部と、
    前記通知決定部が決定した前記通知情報を表示させる表示部と
    を備え、
    前記通知情報は、少なくとも前記通知範囲に設定された交通規則に関する交通情報を含み、
    前記通知範囲は、所定の施設を視認できる視認範囲を含み、
    前記通知情報は、前記視認範囲に関連付けられた施設情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された範囲が前記視認範囲であって前記視線方向が前記施設を向いた場合に、当該施設に対応する前記施設情報を前記通知情報として決定し、
    前記通知範囲は、施設を中心とした距離に応じて区分けされた複数の距離範囲を含み、
    前記通知情報は、前記距離範囲のそれぞれに関連付けられ、前記施設に近い前記距離範囲ほど詳細な段階的情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された前記距離範囲において、前記視線方向が前記施設を向いた場合に当該施設および当該距離範囲に対応する前記段階的情報を前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする情報表示装置。
  4. 前記通知範囲は、交差点近傍の交差点区間を含み、
    前記通知情報は、前記交差点を介して前記区間に接続される複数の他の区間にそれぞれ関連付けられた交差道路情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された前記交差点区間において、前記視線方向がいずれかの前記他の区間を向いた場合に当該他の区間に関連付けられた前記交差道路情報を前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  5. 前記通知範囲は、所定の施設を視認できる視認範囲を含み、
    前記通知情報は、前記視認範囲に関連付けられた施設情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された範囲が前記視認範囲であって前記視線方向が前記施設を向いた場合に、当該施設に対応する前記施設情報を前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする請求項1または4に記載の情報表示装置。
  6. 前記通知範囲は、施設を中心とした距離に応じて区分けされた複数の距離範囲を含み、
    前記通知情報は、前記距離範囲のそれぞれに関連付けられ、前記施設に近い前記距離範囲ほど詳細な段階的情報を含み、
    前記通知決定部は、前記範囲判定部によって前記ユーザが位置すると判定された前記距離範囲において、前記視線方向が前記施設を向いた場合に当該施設および当該距離範囲に対応する前記段階的情報を前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  7. 位置検出部が検出する位置情報に基づき、ユーザが所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程と、
    前記ユーザが前記通知範囲内に位置する場合に、当該通知範囲に関連付けられた通知情報の中から前記ユーザの視線方向に対応する通知情報を決定する工程と、
    前記通知情報を表示部に表示させる工程と、
    を含み、
    前記通知情報は、少なくとも前記通知範囲に設定された交通規則に関する交通情報を含み、
    前記通知範囲は、道路の区間を含み、
    前記通知情報は、前記区間に関連付けられた道路情報を含み、
    前記通知情報を決定する工程は、前記所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程によって前記ユーザが位置すると判定された前記区間に対応する前記道路情報を前記通知情報として決定し、
    前記通知範囲は、前記区間に属するサブ区間を含み、
    前記通知情報は、前記サブ区間に関連付けられたサブ道路情報を含み、
    前記通知情報を決定する工程は、前記所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程によって前記ユーザが位置すると判定された前記サブ区間に対応する前記サブ道路情報を、当該サブ区間が属する前記区間に対応する前記道路情報よりも優先して前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする情報表示方法。
  8. 位置検出部が検出する位置情報に基づき、ユーザが所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程と、
    前記ユーザが前記通知範囲内に位置する場合に、当該通知範囲に関連付けられた通知情報の中から前記ユーザの視線方向に対応する通知情報を決定する工程と、
    前記通知情報を表示部に表示させる工程と、
    を含み、
    前記通知情報は、少なくとも前記通知範囲に設定された交通規則に関する交通情報を含み、
    前記通知範囲は、施設が視認できない死角範囲を含み、
    前記通知情報は、前記死角範囲に関連付けられた施設情報を含み、
    前記通知情報を決定する工程は、前記所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程によって前記ユーザが位置すると判定された範囲が前記死角範囲であって前記視線方向が前記施設を向いた場合に、当該施設に対応する前記施設情報を前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする情報表示方法。
  9. 位置検出部が検出する位置情報に基づき、ユーザが所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程と、
    前記ユーザが前記通知範囲内に位置する場合に、当該通知範囲に関連付けられた通知情報の中から前記ユーザの視線方向に対応する通知情報を決定する工程と、
    前記通知情報を表示部に表示させる工程と、
    を含み、
    前記通知情報は、少なくとも前記通知範囲に設定された交通規則に関する交通情報を含み、
    前記通知範囲は、所定の施設を視認できる視認範囲を含み、
    前記通知情報は、前記視認範囲に関連付けられた施設情報を含み、
    前記通知情報を決定する工程は、前記所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程によって前記ユーザが位置すると判定された範囲が前記視認範囲であって前記視線方向が前記施設を向いた場合に、当該施設に対応する前記施設情報を前記通知情報として決定し、
    前記通知範囲は、施設を中心とした距離に応じて区分けされた複数の距離範囲を含み、
    前記通知情報は、前記距離範囲のそれぞれに関連付けられ、前記施設に近い前記距離範囲ほど詳細な段階的情報を含み、
    前記通知情報を決定する工程は、前記所定の通知範囲内に位置するか否かを判定する工程によって前記ユーザが位置すると判定された前記距離範囲において、前記視線方向が前記施設を向いた場合に当該施設および当該距離範囲に対応する前記段階的情報を前記通知情報として決定する
    ことを特徴とする情報表示方法。
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