JP6546191B2 - オストミー用途用の非対称多層フィルム - Google Patents

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Description

本開示はオストミー器具に関し、より詳細には、吸音接着剤を含む吸音積層体を用いて作ったオストミーパウチに関する。
オストミーパウチのような身体の老廃物を収集するオストミー器具が、コロストミー、イレオストミー又はウロストミーのような手術を受けた患者によって使用されている。身体の老廃物がストーマから放出されると、多くの場合に腸内ガスが老廃物とともに放出される。ストーマを通過する腸内ガスは、身体組織において振動を伴う過渡状態を引き起こす可能性があり、これは患者が制御することができない。ストーマからの腸内ガスのそのような放出は、無分別な雑音を伴う可能性があり、これによって患者が困惑してしまう可能性がある。
オストミーパウチが発生させる雑音、例えばユーザーが動き回るときにオストミーパウチによって生じるプラスチックのパチパチという音を低減するために音の出ないフィルムを含むオストミーパウチが開発されている。そのような音の出ないフィルムの例としては、本願の譲受人に譲渡されているとともに参照によってその全体が本明細書に援用されるギオリの米国特許第7,270,860号明細書に開示された多層フィルムが挙げられる。しかし、これらの音の出ないフィルムは、腸内ガスの雑音をより良く防音して困惑を防ぐには、改良しなければならない。
本願の譲受人に譲渡されているとともに参照によってその全体が本明細書に援用されるチャンらの国際特許出願PCT/US12/71953は、吸音フィルムと、吸音不織布と、その積層体と、そのような吸音材料を使用して作られたオストミーパウチとを開示している。
オストミー器具の使用の必要性に関連する固有の深刻な医療的、社会的及び個人的な懸案事項のために、オストミー器具における改良が所望されている。行動の自由及びプライバシーを高めるためのそのようなオストミー器具における何らかの大幅な改良が、ますます増加しつつあるオストミー患者の生活の質において非常に重要である。本開示は、種々の実施形態に従って改良されたオストミー器具を提供し、そのようなオストミー器具の防音特性を向上させる。
オストミーパウチを作るのに実用的な非対称多層フィルムを様々な実施形態に従って提供する。非対称多層フィルムは、公知のオストミーパウチ用に使用される多層フィルムよりも著しく薄い厚さを有している。例えば、非対称多層フィルムは、従来技術の多層フィルムの厚さの約30〜80%の厚さを有してもよく、依然として、オストミーパウチ用のフィルム特性に匹敵する又はそれよりも良くすることができる。
1つの見方では、オストミーパウチ用の非対称多層フィルムが提供される。非対称多層フィルムは、第1の面及び第2の面を含むバリア層を含んでいる。バリア層の第1の面上に少なくとも1つの層が配置され、バリア層の第2の面上に少なくとも1つの層が配置され、バリア層の第1の面上に配置された少なくとも1つの層の一体の厚さは、バリア層の第2の面上に配置された少なくとも1つの層の一体の厚さよりも少なくとも2倍大きくてもよい。非対称多層フィルムは、約25μmから約50μmの厚さを有してもよい。
1つの実施形態では、バリア層の第1の面上に配置された少なくとも1つの層はシール層及び束縛層を含んでもよく、バリア層の第2の面上に配置された少なくとも1つの層は外側層を含んでもよい。バリア層の第1の面上に配置された少なくとも1つの層は、約20μmから約40μmの一体の厚さを有してもよく、バリア層の第2の面上に配置された少なくとも1つの層は、約2μmから約10μmの一体の厚さを有してもよい。
非対称多層フィルムは、シール層/内側層/束縛層/バリア層/外側層の構成を有してもよい。シール層は、約5μmから約30μmの厚さを有してもよい。内側層は、約0μmから約25μmの厚さを有してもよい。束縛層は、約2μmから約8μmの厚さを有してもよい。バリア層は、約2μmから約10μmの厚さを有してもよく、外側層は、約2μmから約10μmの厚さを有してもよい。1つの実施形態では、シール層は約14μmの厚さを有し、内側層は約14μmの厚さを有し、束縛層は約4μmの厚さを有し、バリア層は約4μmの厚さを有し、外側層は約4μmの厚さを有している。他の実施形態では、シール層は約13μmの厚さを有し、内側層は約9μmの厚さを有し、束縛層は約3μmの厚さを有し、バリア層は約4μmの厚さを有し、外側層は約3μmの厚さを有している。
シール層は、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)及びエチレン−プロピレン共重合体(EP共重合体)を備える混合物から形成してもよい。内側層は、EP共重合体及びポリプロピレン/エチレン−プロピレンゴム(PP−EPゴム)を備える混合物から形成してもよい。束縛層は、マレイン酸化エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA−MAH)から形成してもよい。バリア層は、アモルファスポリアミド及び官能基修飾したゴム配合物を備える混合物から形成してもよい。外側層は、EMA−MAHから形成してもよい。
別の見方では、第1の壁及び第2の壁を有し、それらの周縁に沿ってシールされてキャビティを画定することができるオストミーパウチを提供する。第1の壁及び第2の壁の少なくとも一方は、上記開示された実施形態のいずれかに従って、非対称多層フィルムから形成してもよい。
1つの実施形態では、オストミーパウチは、第1の壁及び第2の壁の少なくとも一方に接着された不織布層を含み、非対称多層フィルムの外側層と不織布層との間に接着層が配置される。接着層は、ビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含む吸音接着剤から形成してもよい。
他の態様、目的及び利点は、添付の図面と併せて読めば以下の詳細な説明からより明らかとなるであろう。
本発明の実施形態の恩恵及び利点は、以下の詳細な説明及び添付の図面を検討した後で当業者にはより容易に明らかとなるであろう。
本開示の実施形態によるパウチ及びシールバリアを含むオストミー器具の断面図である。 実施形態によるパウチの壁用の5層多層フィルムの断面図である。 吸音接着剤サンプルと対照の接着剤サンプルとに関する損失正接のデータを示すグラフである。 実施形態による4層多層フィルムの断面図である。
本開示は、種々の形態の実施形態が可能であるが、本開示は例示に過ぎないとみなされるべきであり、本開示を、図示される何らかの特定の実施形態に限定する意図はないという理解の上で、現時点で好ましい実施形態が図面に示されるとともに以下で説明される。
図1は、1つの実施形態によるワンピースオストミー器具10の断面図である。オストミー器具は概して、パウチ12及び皮膚バリア14を含んでいる。パウチ12は、対向する第1の壁16及び第2の壁18を含み、第1の壁16及び第2の壁18は、ヒートシール又は任意の他の好適な手段によってそれらの周縁20の周りがシールされ、それらの間にキャビティ22を画定している。パウチ12は、開口周縁端部の周りにシールされた環状構造体から形成して内部チャンバーを画定してもよい。
パウチ12はまた、第1の接着剤28によって第1の壁16に接着された第1の不織布層24と、第2の接着剤30によって第2の壁18に接着された第2の不織布層26とを含んでいる。第1の接着剤28及び第2の接着剤30の各層は、ビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含む吸音接着剤で形成されている。
第1の壁16及び第2の壁18は、好適な重合体フィルムから形成され、壁のそれぞれは同じフィルム又は異なるフィルムから形成することができる。これらのフィルムは単層フィルム、又は、市販されているオストミーパウチに使用される臭気バリア層を含む多層フィルムのような多層フィルムとすることができる。
好ましくは、第1の壁16及び第2の壁18のそれぞれは、比較的薄い多層フィルムで形成されて、吸音接着剤28,30のより厚い層を可能にする。1つの実施形態では、第1の壁16と、第1の吸音接着剤28と、第1の不織布層24とを含む身体側の積層体の合計の厚さは、約318μm(12.5ミル)から約419μm(16.5ミル)であり、第1の壁16は、約25μm(1ミル)から約50μm(2ミル)の厚さを有する多層フィルムで形成され、第1の吸音接着剤は、約13μm(0.5ミル)から約89μm(3.5ミル)の厚さを有し、第1の不織布層は、約279μm(11ミル)の厚さを有している。同様に、第2の壁18と、第2の吸音接着剤30と、第2の不織布層26とを含む外側の積層体の合計の厚さは、約318μm(12.5ミル)から約419μm(16.5ミル)であり、第2の壁18は、約25μm(1ミル)から約50μm(2ミル)の厚さを有する多層フィルムで形成され、第2の吸音接着剤は、約13μm(0.5ミル)から約89μm(3.5ミル)の厚さを有し、第2の不織布層は、約279μm(11ミル)の厚さを有している。
この実施形態では、第1の壁16及び第2の壁18のそれぞれは、臭気バリア特性及び約25μmから約50μm(約1ミルから約2ミル)の厚さを有する5層フィルムで形成されている。図2は、第1の壁16及び第2の壁18に適する5層フィルムの実施形態の断面図を示している。5層フィルム40は、シール層42と、内側層44と、束縛層46と、バリア層48と、外側層50とを含み、シール層/内側層/束縛層/バリア層/外側層の構成を有している。
第1の壁16及び第2の壁18は、非対称フィルムの構成を有する多層フィルムから形成してもよく、その多層フィルムにおいて、バリア層の一方の面に、バリア層の他方の面よりも多くの層が設けられ、及び/又は、バリア層の一方の面の層の一体の厚さは、バリア層の他方の面の層の一体の厚さよりも厚く、より好ましくは4倍の厚さよりも厚く、さらにより好ましくは6倍の厚さよりも厚い。非対称多層フィルムは、約25μmから約50μm、好ましくは約30μmから約45μmの厚さを有してもよい。そのような非対称多層フィルムの一例は、図2に描かれた5層フィルム40であり、3つの層(すなわち、シール層42、内側層44、束縛層46)はバリア層48の一方の面に設けられ、一方で1つの層(すなわち、外側層50)のみがバリア層48の他方の面に設けられている。5層フィルム40は、非対称な厚さの構成も有してもよく、バリア層48の一方の面に設けられたシール層42と内側層44と束縛層46との一体の厚さは、バリア層48の他方の面の外側層50よりも少なくとも2倍厚い。
5層フィルム40は、約5μmから約30μmの厚さを有するシール層42と、約0μmから約25μmの厚さを有する内側層44と、約2μmから約8μmの厚さを有する束縛層46と、約2μmから約10μmの厚さを有するバリア層48と、約2μmから約10μmの厚さを有する外側層50とを含んでもよい。1つの実施形態では、5層フィルム40は非対称5層フィルムであり、約40μmの合計の厚さを有し、約14μmの厚さを有するシール層42と、約14μmの厚さを有する内側層44と、約4μmの厚さを有する束縛層46と、約4μmの厚さを有するバリア層48と、約4μmの厚さを有する外側層50とを含んでいる。他の実施形態では、5層フィルム40は非対称5層フィルムであり、約32μmの合計の厚さを有し、約13μmの厚さを有するシール層42と、約9μmの厚さを有する内側層44と、約3μmの厚さを有する束縛層46と、約4μmの厚さを有するバリア層48と、約3μmの厚さを有する外側層50とを含んでいる。さらに他の実施形態では、5層フィルム40は非対称5層フィルムであり、約40μmの合計の厚さを有し、約20μmの厚さを有するシール層42と、約8μmの厚さを有する内側層44と、約4μmの厚さを有する束縛層46と、約4μmの厚さを有するバリア層48と、約4μmの厚さを有する外側層50とを含んでいる。
シール層42は、ヒートシールされてパウチを形成することができるように、適当なヒートシール性を有する材料で形成してもよい。シール層42に関する適当な材料には、例えばEVA及びEMAである、ビニルエステルを有するエチレンの共重合体のようなエチレンベースの重合体と、エチレン−アルファオレフィン共重合体(エチレンベースのプラストマー)と、エチレンベースのエラストマー(オレフィンブロック共重合体、OBC)と、エチレン−プロピレン(EP)共重合体(PPエラストマー)と、それらの混合物とが含まれる。適当なEVA共重合体は、約5質量%から35質量%、より好ましくは約18質量%のビニルアセテートを含む共重合体を含む。一例の材料は、製品Escorene(登録商標)Ultra FL00218としてエクソンモービルから入手可能である。そのような材料は、86℃の融点と、約91のショアA硬さとを有している。EVAは、ヒートシールによってのように、他のEVA部材と接合するのに必要な特徴を示すことが知られ、接合部又はシール部で気密シール、液密シールを提供する。成形及びフィルム押出を促進するために、EVA材料を混合することができる。例えば、EVA混合物は、EVAキャリア中に、約2質量%のアンチブロック剤及びスリップ剤を含む約98質量%のEVAを有することができる。1つの適当な添加剤は、Polybatch(登録商標)SAB−1982VAとして、A.シュルマン社から入手可能である。
適当なEMA共重合体は、約5質量%から約35質量%のアクリル酸メチル、好ましくは約15質量%から約30質量%のアクリル酸メチルを含むことができる。そのようなEMA共重合体の1つは、アルケマ社から供給されるLotryl(登録商標)18AM02である。この共重合体は、約83℃の融点と、約0.841の比重とを有している。EMA樹脂は、EVAキャリア中に、アンチブロック剤及びスリップ剤と混合することもできる。混合するための適当な材料は、前述したPolybatch(登録商標)SAB−1982VAである。そのような混合物は、例えば、約2質量%のPolybatch(登録商標)SAB−1982VAのアンチブロック剤及びスリップ剤を含む約98質量%のEMAを有することができる。
他の適当な材料は、エチレン−アルファオレフィン共重合体(エチレンベースのプラストマー)である。適当なエチレン−アルファオレフィン共重合体は、エクソンモービル社から供給されるExact(登録商標)0203樹脂であり、約0.88の比重と、約95のショアA硬さと、約95℃の融点と、約0.902の比重とを有している。この樹脂は、単層及び多層両方の無延伸共押出フィルムに関して設計され、靱性及びヒートシール性能を要求する用途に適している。典型的な用途には、工業的パッケージ用のフィルムが含まれる。
さらに別の適当な材料は、エチレンベースのエラストマー(オレフィンブロック共重合体、OBC)であり、例えば、ダウから供給されるInfuse(登録商標)9107である。この材料は、約0.866の比重と、約60のショアA硬さと、約121℃の融点とを有している。
さらに別の適当な材料は、エチレン−プロピレン共重合体(PPエラストマー)樹脂である。それは低弾性率を有し、従って、低騒音特性を示す。それは、ポリプロピレン(PP)及びポリエチレン(PE)との優れた相溶性を示す。好ましくは、エチレン−プロピレン共重合体は、約6質量%から約18質量%のエチレンを含む。適当なエチレン−プロピレン共重合体の例は、ダウケミカルから入手可能なVersify(登録商標)2200である。この樹脂は、約9質量%のエチレンを含むとともに、約82℃の融点と、約94のショアA硬さと、約42のショアD硬さとを有するPPエラストマーである。それは、約0.878の比重を有している。他の例は、エクソンからのVistamaxx(登録商標)3980FLであり、約8.5質量%のエチレンを含むPPエラストマーである。
EVAと、EMAと、エチレン−アルファオレフィン共重合体(エチレンベースのプラストマー)と、エチレンベースのエラストマー(オレフィンブロック共重合体、OBC)と、エチレン−プロピレン(EP)共重合体(PPエラストマー)とが含まれる共重合体混合物は、シール層にも適している。限定はしないが、例には、EVA共重合体(49質量%存在するEscorene(登録商標)FL00218)及びアンチブロック剤及びスリップ剤を含むエチレン−プロピレン共重合体(PPエラストマー、49質量%存在するVersify(登録商標)2200)の混合物と、EMA(49質量%存在するElvaloy(登録商標)1330AC)及びアンチブロック剤及びスリップ剤も含むPPエラストマー(49質量%存在するVersify(登録商標)2200)の混合物とが含まれる。様々なEP共重合体樹脂の混合物も適しており、例えば、Versify(登録商標)2200及びVersify(登録商標)3400の混合物は、同様のEP共重合体樹脂であるが、約97℃のより高い融点と、72のショアA硬さと、22のショアD硬さと、約0.865の比重とを有している。適当な混合物は、混合物の約50質量%の割合のVersify(登録商標)2200から約75質量%の割合のVersify(登録商標)2200を有することができる。Versify(登録商標)、Vistamaxx(登録商標)、三井からのNotio(登録商標)のようなPPエラストマーと、ライオンデルバゼルからのAdflex(登録商標)Q100FのようなPP−EPゴムとがまた適当である。
1つの実施形態では、シール層42は、約49質量%のEVA(例えば、Escorene(登録商標)Ultra FL00218)と、約49質量%のEP共重合体(例えば、Vistamaxx(登録商標)3980FL)と、約2質量%のアンチブロック剤及びスリップ剤(例えば、Polybatch(登録商標)SAB−1982VA)とを含む混合物から形成してもよい。
ヒートシール性に加えて、シール層42は、吸音特性を5層フィルム40に提供することもできる。そのような実施形態では、シール層42は、株式会社クラレからのHybrar(登録商標)のようなビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含むことで、5層フィルム40の機械特性及び吸音特性を高める。例えば、シール層42は、ビニル結合リッチなスチレン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロック共重合体(Hybrar(登録商標)5127)と、PPエラストマー(Vistamaxx(登録商標))と、EMA(Lotryl(登録商標)20MA08)との混合物から形成することができる。
内側層44は、シール層42に隣接して配置され、5層フィルム40に機械的(引き裂き)強度を付与することができる。適当なシール層の材料は、内側層にも適している。例えば、EVA及びEMAのようなビニルエステルを含むエチレンの共重合体のようなエチレンベースの重合体と、エチレン−アルファオレフィン共重合体(エチレンベースのプラストマー)と、エチレンベースのエラストマー(オレフィンブロック共重合体、OBC)と、エチレン−プロピレン(EP)共重合体(PPエラストマー)と、それらの混合物とが、内側層用の材料を形成する適当なフィルムである。
1つの実施形態では、内側層44は、約65質量%のEP共重合体(例えば、Vistamaxx(登録商標)3980FL)と約35質量%のPP−EPゴム(例えば、Adflex(登録商標)Q100F)とを含む混合物から形成してもよい。
いくつかの実施形態では、内側層44は吸音特性も提供できる。そのような実施形態では、内側層44は、Hybrar(登録商標)のようなビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含むことで、5層フィルム40の機械特性及び吸音特性を高める。例えば、内側層44は、ビニル結合リッチなスチレン−エチレン−プロピレン−スチレン(SEPS)ブロック共重合体(例えば、Hybrar(登録商標)7125)とPPエラストマー(Vistamaxx(登録商標))との混合物から形成することができる。
束縛層46は、内側層44とバリア層48との間に配置されている。束縛層46は、フィルム構造体の残りの部分へのバリア層48の接着を促進する。束縛層46に関して適当な材料には、約0.3質量%存在する無水マレイン酸と約20質量%存在するアクリル酸メチルとを有するマレイン酸化エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA−MAH)のようなマレイン酸化ポリオレフィンが含まれる。そのような材料の1つは、Lotader(登録商標)4503としてアルケマ社から入手可能である。1つの実施形態では、束縛層46は、80質量%のEMA(アルケマ社からのLotryl(登録商標)18MA02)と20質量%の(デュポンからのBynel(登録商標)CXA41E710のような)マレイン酸化配合物とを含む混合物から形成される。
いくつかの実施形態では、束縛層46は吸音特性も提供できる。そのような実施形態では、束縛層46は、Hybrar(登録商標)のようなビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含むことで、5層フィルム40の機械特性及び吸音特性を高める。例えば、束縛層46は、ビニル結合リッチなSEPSブロック共重合体(例えば、Hybrar(登録商標)7125)と(Bynel(登録商標)CXA41E710のような)マレイン酸化配合物との混合物から形成することができる。
バリア層48は、限定はしないが、ポリ塩化ビニリデン、ビニリデン共重合体、ポリアミド、エチレン−ビニルアルコール共重合体のような、ガスバリア特性を有する適当なフィルムで形成することができる。好ましくは、バリア層48は、オストミーパウチ内で通常遭遇する悪臭の原因となる化合物を実質的に透過させない塩素を含有しない重合体から形成される。そのような悪臭の原因となる化合物には、硫黄を含有する化合物及びインドールが含まれ得る。バリア層の適当な材料は、非晶質ポリアミド(ナイロン)樹脂のような樹脂を含み、無水変性オレフィン系重合体又は共重合体、若しくは、エポキシ変性オレフィン系重合体又は共重合体によって変性されて、バリア層の剛性を低下することができる。1つの実施形態では、デュポンからのSelar(登録商標)PA3426Rのような非晶質ポリアミドと、アルケマ社からのLotader(登録商標)4720のような官能基修飾したゴム配合物又は化合物との混合物からバリア層48が形成されている。
外側層50は、バリア層に隣接して配置され、吸音接着層28,30への5層フィルム40の接着を促進してもよい。束縛層の適当な材料は外側層50にも適している。例えば、約0.3質量%存在する無水マレイン酸と約20質量%存在するアクリル酸メチルとを有するマレイン酸化エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)(Lotader(登録商標)4503)は、外側層50を形成するのに使用できる。
第1の壁16及び第2の壁18に適した非対称多層フィルムは、5層よりも少ない層を含んでもよく、5層よりも多い層を含んでもよい。例えば、非対称多層フィルム60は、図4に示されるように、シール層62/束縛層66/バリア層68/外側層70の構成を有する4層を含んでもよい。非対称多層フィルムは、本明細書に記載された様々な実施形態による吸音接着剤及び不織布層を含むオストミーパウチを作るのに使用することができる。しかし、非対称多層フィルムの使用はそのような用途に限定するものではなく、非対称多層フィルムは、様々な他のオストミーパウチの壁を形成するのにも使用できる。例えば、非対称多層フィルムは、従来の接着剤及び不織布層と共に使用してオストミーパウチを作ってもよく、又は、接着層を介在させずに不織布層に直接シールしてもよい。
5層よりも多い層又は5層よりも少ない層を有し臭気バリア特性を有する他の多層フィルムは、第1の壁16及び第2の壁18の一方又は両方を形成するのに使用することもできる。例えば、Aはシール層を表し、Bは内側層を表し、Cは束縛層を表し、Dはバリア層を表す、構成ABCDCBAを有する7層フィルムは、第1の壁16及び/又は第2の壁18を形成するのに使用することができる。バリア層と、2つの束縛層と、内側層と、シール層とを含む(例えば、ABCDCA)6層フィルムも、第1の壁16及び/又は第2の壁18を形成するのに使用することができる。第1の壁16及び第2の壁18は、同じ多層フィルム又は異なる多層フィルムで形成することができる。好ましい実施形態では、第1の壁16及び第2の壁18用の多層フィルムは、例えばHybrar(登録商標)5125及び5127のビニル結合リッチなSISブロック共重合体、又は、例えばHybrar(登録商標)7125のビニル結合リッチなSEPSブロック共重合体、又は、例えばHybrar(登録商標)7311のビニル結合リッチなスチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン(SEEPS)ブロック共重合体のような、ビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含む少なくとも1つの層を含んでいる。
図1に戻って参照すると、第1の壁16及び第2の壁18にはそれぞれ第1の不織布層24及び第2の不織布層26が設けられ、これらはそれぞれ、第1の接着剤層28及び第2の接着剤層30を介して取り付けられている。この実施形態では、第1の接着剤層28及び第2の接着剤層30のそれぞれは、ビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含む第2の吸音接着剤で形成されている。適当な吸音接着剤は、高い吸音特性と、良好なプロセス塗布性と、柔軟性とを有している。好ましい実施形態では、吸音接着製剤は、約2質量%から約50質量%のビニル結合リッチなトリブロック共重合体と、約45質量%から約85質量%の粘着付与剤と、約0質量%から約30質量%のエンドブロック変性樹脂と、約0質量%から約30質量%の希釈剤と、約0質量%から約3質量%の抗酸化剤とを含み、150Hzと2000Hzとの間の周波数で約1よりも大きい25℃での損失正接と、165℃で約8000CPよりも小さい粘度と、25℃で約120000Paよりも小さいG’とを有している。
適当なビニル結合リッチなトリブロック共重合体には、Hybrar(登録商標)5125及び5127のようなビニル結合リッチなSISブロック共重合体と、Hybrar(登録商標)7125又は7311のようなビニル結合リッチなSEPS又はSEEPSブロック共重合体とのそれぞれが含まれる。適当なエラストマーには、約28質量%のポリスチレン含量を有するスチレン及びエチレン/プロピレンベースのジブロック共重合体(例えば、クレイトンポリマーからのKraton(登録商標)G1702)と、ポリイソブチレン共重合体と、ポリイソプレン共重合体と、スチレン/ブタジエン共重合体とのようなジブロック共重合体が含まれる。適当な粘着付与剤には、脂環式炭化水素(例えば、エクソンケミカルからのEscorez(登録商標))及び炭化水素樹脂(例えば、イーストマンケミカル社からのRegalite(登録商標)、グッドイヤーケミカルからのWingtack(登録商標))が含まれる。適当なエンドブロック変性樹脂には、混合したC9石油蒸留流をベースとする芳香族系樹脂と、ビニルトルエン、スチレン、アルファメチルスチレンのホモ重合体又は共重合体のような芳香族モノマーの純粋な又は混合したモノマー流をベースとする樹脂(例えば、イーストマンケミカル社からのKristalex(登録商標))と、クマロンと、インデンとが含まれる。適当な希釈剤には、ポリイソプレン及びポリブテン(例えば、BPからのIndopol(登録商標))が含まれる。適当な抗酸化剤には、高分子量ヒンダードフェノールと、硫黄及びリンを含有するフェノールのような多官能基化フェノールとのような、ゴムベースの感圧接着剤に使用される典型的な抗酸化剤が含まれる。
いくつかの実施形態では、吸音接着剤は、約5質量%から40質量%のHybrar(登録商標)5125及び5127のようなビニル結合リッチなSISブロック共重合体と、約7質量%から23質量%のEscorez(登録商標)5400のような脂環式炭化水素樹脂と、約57質量%から73質量%のWingtack(登録商標)10のような液体粘着付与炭化水素樹脂と、約11質量%から約16質量%のKristalex(登録商標)3085のようなエンドブロック変性樹脂とを含むように処方される。
吸音接着剤は、ビニル結合リッチなSISブロック共重合体を含むように処方されてもよい。例えば、吸音接着剤は、約5質量%から40質量%のHybrar(登録商標)7125のようなビニル結合リッチなSEPSブロック共重合体又はHybrar(登録商標)7311のようなビニル結合リッチなSEEPSブロック共重合体と、約5質量%から20質量%のEscorez(登録商標)5400のような脂環式炭化水素樹脂と、約50質量%から70質量%のWingtack(登録商標)10のような液体粘着付与炭化水素樹脂と、約0質量%から2質量%の、チバスペシャリティケミカルズ社からのIrganox(登録商標)1010のような抗酸化剤とを含むように処方することができる。
第1の壁16及び第2の壁18のそれぞれは、間に設けられる吸音接着剤層28,30を用いて、不織布層24,26に積層して接着してもよい。不織布層24,26は、ポリエチレンファイバーの約40グラム/平方メートル(gsm)の坪量を有する不織布のような任意の適当な不織布材料で形成することができる。好ましくは、不織布層24,26の少なくとも一方は、吸音不織布材料で形成される。吸音不織布材料は、例えばHybrar(登録商標)5125及び5127のビニル結合リッチなSISブロック共重合体、又は、例えばHybrar(登録商標)7125のビニル結合リッチなSEPSブロック共重合体のような、ビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含むファイバーから形成することができる。
1つの実施形態では、そのファイバーは、ビニル結合リッチなトリブロック共重合体と、ポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP)との混合物で形成される。他の実施形態では、そのファイバーは、Hybrar(登録商標)7125のようなビニル結合リッチなSEPSブロック共重合体と、少なくとも1つの他の重合体との混合物で形成される。例えば、そのファイバーは、Hybrar(登録商標)7125と、株式会社クラレから入手可能なSepton(登録商標)のようなSEPSブロック共重合体との混合物から形成される。Septon(登録商標)のSEPSは、Septon(登録商標)のSEPSの真ん中のブロックが水素化ポリイソプレンであるのに対しHybrar(登録商標)7125の真ん中のブロックが水素化ビニルポリイソプレンである点で、Hybrar(登録商標)7125と区別可能である。驚くことに、ビニル結合リッチなHybrar(登録商標)7125がSepton(登録商標)のSEPSよりも著しく良好な吸音特性を提供することを試験結果は示している。他の実施例では、そのファイバーは、株式会社クラレからのHG664のような低分子量ビニル結合リッチなSEPSブロック共重合体と、Septon(登録商標)のSEPSブロック共重合体と、低分子量PPとの混合物から形成される。
いくつかの実施形態では、そのファイバーは被覆及びコア構造を有し、コアはHybrar(登録商標)で形成され、被覆はPE又はPPで形成されている。そのような実施形態では、粘着性のHybrar(登録商標)のコアは被覆によって封入されており、これは、そのファイバーから不織布材料を作製する間、有利である。吸音不織布材料は、そのようなファイバーを梳綿及び乾式積層することによって形成することができる。代替的に、不織布材料は、メルトブローン法及びスパンボンド法によって形成することができる。
図1の実施形態のオストミーパウチには、パウチの身体側及び外側の両方に不織布層が設けられているが、他の実施形態では、オストミーパウチに、一方の側のみに不織布層を設けてもよい。例えば、身体側の壁(すなわち、第1の壁16)は、吸音接着剤を使用して不織布層に積層することができ、一方、外側の壁(すなわち、第2の壁18)は、不織布層又は吸音接着剤層がない。代替的に、外側の壁は、吸音接着剤によって不織布層に積層することができ、一方、身体側の壁は、不織布層又は吸音接着剤層がない。
図1に示される実施形態は、端部が閉じたパウチを有するワンピースオストミー器具であるが、上述の多層フィルムと、吸音接着剤と、吸音不織布とを使用して、ツーピースオストミー器具及び排出可能なオストミーパウチのような他のタイプのオストミー器具を作ることができる。
実施例及び試験結果
ビニル結合リッチなSISブロック共重合体を含む6つの異なるサンプル接着剤製剤を調製した。対照のサンプルは、ヘンケルからDermatak(登録商標)という商標で入手可能な感圧性ホットメルト接着剤を使用して調製した。Dermatak(登録商標)接着剤は、高分子量トリブロック共重合体及びジブロック共重合体と、パラフィン系ホワイトオイルと、エンドブロック変性樹脂と、脂環式樹脂(粘着付与剤)とを含み、経皮薬物送達用途を含む皮膚に接する用途に通常は使用される。サンプルに対して10rad/sの振動周波数で動的機械分析(DMA)を行い、その間に、貯蔵弾性率(G’)と、損失弾性率(G”)と、複素弾性率(G)とを含む動的弾性率を測定した。動的弾性率の値は、接着剤の粘度及び剛性と相関する。例えば、G’の値が高くなると、接着剤の粘度及び剛性が高くなる。さらに、接着剤の吸音特性と相関する損失正接(TanΔ)の値も測定した。例えば、より高いTanΔの値は、より高い吸音特性に相関する。
15質量部(PBW)(約14.2質量%)のEscorez(登録商標)5400(脂環式炭化水素粘着付与剤)と、65PBW(約61.3質量%)のWingtack(登録商標)10(炭化水素粘着付与剤)と、15PBW(約14.2質量%)のKristalex(登録商標)3085(アルファメチルスチレンエンドブロック変性樹脂)と、10PBW(約9.4質量%)のHybrar(登録商標)5125(ビニル結合リッチなSISブロック共重合体)と、1PBW(約0.9質量%)のIrganox(登録商標)1010(フェノール系一次抗酸化剤)とで、サンプル接着剤AL−43−73−2を処方した。
15PBW(約14.2質量%)のEscorez(登録商標)5400と、65PBW(約61.3質量%)のWingtack(登録商標)10と、15PBW(約14.2質量%)のKristalex(登録商標)3085と、10PBW(約9.4質量%)のHybrar(登録商標)5127(ビニル結合リッチなSISブロック共重合体)と、1PBW(約0.9質量%)のIrganox(登録商標)1010とで、サンプル接着剤AL−43−73−3を処方した。
15PBW(約12.4質量%)のEscorez(登録商標)5400と、65PBW(約53.7質量%)のWingtack(登録商標)10と、15PBW(約12.4質量%)のKristalex(登録商標)3085と、25PBW(約20.7質量%)のHybrar(登録商標)5125と、1PBW(約0.8質量%)のIrganox(登録商標)1010とで、サンプル接着剤AL−43−73−4を処方した。
15PBW(約14.2質量%)のEscorez(登録商標)5400と、65PBW(約61.3質量%)のWingtack(登録商標)10と、15PBW(約14.2質量%)のKristalex(登録商標)3085と、10PBW(約9.4質量%)のHybrar(登録商標)5125と、1PBW(約0.9質量%)のIrganox(登録商標)1010とで、サンプル接着剤AL−43−73−9を処方した。
23PBW(約21.7質量%)のEscorez(登録商標)5400と、57PBW(約53.8質量%)のWingtack(登録商標)10と、15PBW(約14.2質量%)のKristalex(登録商標)3085と、10PBW(約9.4質量%)のHybrar(登録商標)5125と、1PBW(約0.9質量%)のIrganox(登録商標)1010とで、サンプル接着剤AL−43−73−10を処方した。
23PBW(約21.7質量%)のEscorez(登録商標)5400と、57PBW(約53.8質量%)のWingtack(登録商標)10と、15PBW(約14.2質量%)のKristalex(登録商標)3085と、10PBW(約9.4質量%)のHybrar(登録商標)5125と、1PBW(約0.9質量%)のIrganox(登録商標)1010とで、サンプル接着剤AL−43−73−11を処方した。サンプル接着剤製剤を表1にまとめる。
Figure 0006546191
動的弾性率の値及び損失正接の値を表2にまとめる。
Figure 0006546191
表2から分かるように、ビニル結合リッチなSISブロック共重合体(すなわち、Hybrar(登録商標)5125又はHybrar(登録商標)5127)を含むサンプル接着剤製剤は、対照の接着剤サンプルよりも実質的に高い損失正接の値を有し、いくつかの公知のオストミーパウチに使用されて不織布をパウチの壁に積層する接着剤から調製される。より高い損失正接の値は、対照の接着剤を使用して作った同じオストミーパウチと比べて、ビニル結合リッチなSISブロック共重合体を含むサンプル接着剤製剤がオストミーパウチにとって著しく改善した吸音特性を提供できることを示している。さらに、サンプル接着剤製剤は、対照の接着剤サンプルよりも高い動的弾性率の値を有していたが、サンプル接着剤製剤の物性評価は、不織布をパウチの壁に積層するために十分な粘度及び剛性をこれらの接着剤製剤が有していることを示している。
使い捨ておむつの用途に使用されるもののように、不織布をフィルム層に接着させるための典型的な接着剤製剤である、ビニル結合リッチなSEPSブロック共重合体及び対照の接着剤サンプルを含むサンプル接着剤組成物を調製した。サンプルに対して10rad/sの振動周波数で動的機械分析(DMA)を行い、その間に、貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)と複素弾性率(G)とを含む動的弾性率と、損失正接(TanΔ)の値とを測定した。さらに、オストミーパウチにおける吸音特性の重要な指標である、約150Hzから2000Hzの周波数のTanΔの値も測定した。
約9.9質量%のEscorez(登録商標)5400(脂環式炭化水素粘着付与剤)と、約59.4質量%のWingtack(登録商標)10(炭化水素粘着付与剤)と、約29.7質量%のHybrar(登録商標)7311(ビニル結合リッチなSEEPSブロック共重合体)と、約1質量%のIrganox(登録商標)1010(フェノール系一次抗酸化剤)とで、サンプル接着剤42−40−3を処方した。
約59.5質量%のイーストマンからのEastotac(登録商標)H100W(水素化炭化水素樹脂ベースの粘着付与剤)と、約20質量%のカルメッとからのCalsol(登録商標)5550(ナフテン系プロセスオイル)と、約20質量%のクレイトンからのKraton(登録商標)1165(SISブロック共重合体)と、約1質量%のIrganox(登録商標)1010とで、対照の接着剤サンプルを処方した。サンプル接着剤製剤及び対照の接着剤製剤を表3にまとめる。
Figure 0006546191
10rad/sの周波数での動的機械分析(DMA)からのデータを表4にまとめる。
Figure 0006546191
図3は、約150Hzから2000HzのTanΔの値を示すグラフである。図3で分かるように、ビニル結合リッチなSEEPSブロック共重合体(すなわち、Hybrar(登録商標)7311)を含むサンプル接着剤42−40−3は、対照の接着剤サンプルよりも実質的に高い150Hzから2000Hzの損失正接の値を有していた。これらのより高い損失正接の値は、対照の接着剤を使用して作った同じオストミーパウチと比べて、ビニル結合リッチなSEPS又はSEEPSブロック共重合体を含むサンプル接着剤製剤がオストミーパウチにとって著しく改善した吸音特性を提供できることを示している。さらに、サンプル接着剤42−40−3は、対照の接着剤サンプルよりも実質的に低い動的弾性率の値を有しており、これは、サンプル接着剤42−40−3が対照の接着剤サンプルよりも低い粘度を有するより柔軟な接着剤であることを示し、これはオストミー用途に有利である。
2つの非対称5層フィルムサンプル(290−1及び290−2)を調製し、市販のオストミーパウチのフィルムサンプルと共に、特性比較のための試験を行った。サンプル290−1及びサンプル290−2は、図2に示される5層フィルム40と同様の構成であった。
Figure 0006546191
Figure 0006546191
サンプル290−1は、約40μmの合計の厚さを有し、約14μmの厚さを有するシール層42と、約14μmの厚さを有する内側層44と、約4μmの厚さを有する束縛層46と、約4μmの厚さを有するバリア層48と、約4μmの厚さを有する外側層50とを含んでいた。約49質量%のEVA(Escorene(登録商標)FL00218)と、約49質量%のEP共重合体(Vistamaxx(登録商標)3980FL)と、約2質量%のアンチブロック剤及びスリップ剤(Polybatch(登録商標)SAB−1982VA)との混合物からシール層42を形成した。約65質量%のEP共重合体(Vistamaxx(登録商標)3980FL)と、約35質量%のPP−EPゴム(Adflex(登録商標)Q100F)との混合物から内側層44を形成した。EMA−MAH(Lotader(登録商標)4503)から束縛層46を形成した。約85質量%のアモルファスポリアミド(Selar(登録商標)PA3426R)と、約15質量%のE−EA−MAH(Lotader(登録商標)4720)との混合物からバリア層48を形成した。EMA−MAH(Lotader(登録商標)4503)から外側層50を形成した。
サンプル290−2は、約32μmの合計の厚さを有し、約13μmの厚さを有するシール層42と、約9μmの厚さを有する内側層44と、約3μmの厚さを有する束縛層46と、約4μmの厚さを有するバリア層48と、約3μmの厚さを有する外側層50とを含んでいた。約49質量%のEVA(Escorene(登録商標)FL00218)と、約49質量%のEP共重合体(Vistamaxx(登録商標)3980FL)と、約2質量%のアンチブロック剤及びスリップ剤(Polybatch(登録商標)SAB−1982VA)との混合物からシール層42を形成した。約65質量%のEP共重合体(Vistamaxx(登録商標)3980FL)と、約35質量%のPP−EPゴム(Adflex(登録商標)Q100F)との混合物から内側層44を形成した。EMA−MAH(Lotader(登録商標)4503)から束縛層46を形成した。約85質量%のアモルファスポリアミド(Selar(登録商標)PA3426R)と、約15質量%のE−EA−MAH(Lotader(登録商標)4720)との混合物からバリア層48を形成した。EMA−MAH(Lotader(登録商標)4503)から外側層50を形成した。
市販のオストミーパウチのフィルムサンプル(表6)は、約57μmの合計の厚さを有し、約22.5μmの厚さを有するシール層と、約4μmの厚さを有する束縛層と、約4μmの厚さを有するバリア層と、約4μmの厚さを有する束縛層と、約18μmの厚さを有する内側層と、約4.5μmの厚さを有するスキン層とを含んでいた。約97.5質量%のEVA(Escorene(登録商標)FL00218)と、約2.5質量%のアンチブロック剤及びスリップ剤(Polybatch(登録商標)SAB−1982VA)との混合物からシール層を形成した。約80質量%のEMA(Lotryl(登録商標)18MA02)と、約20質量%のLLDPE−MAH(Bynel(登録商標)CXA41E710)との混合物から2つの束縛層を形成した。約85質量%のアモルファスポリアミド(Selar(登録商標)PA3426R)と、約15質量%のE−EA−MAH(Lotader(登録商標)4720)との混合物からバリア層を形成した。EVA(Escorene(登録商標)FL00218)から内側層を形成した。約98質量%のEVA(Escorene(登録商標)FL00218)と、約2質量%のアンチブロック剤及びスリップ剤(Polybatch(登録商標)SAS)との混合物からスキン層を形成した。
エルメンドルフ引き裂き強さと、引張強度と、弾性率とについてサンプルを試験した。
Figure 0006546191
表7に示されるように、市販のオストミーフィルムよりも著しく小さい厚さを有する非対称フィルムサンプル(すなわち、57μmの市販のオストミーフィルムに対して、約40μmの厚さのサンプル290−1及び約32μmの厚さのサンプル290−2)は、エルメンドルフ引き裂き強さと、引張強度と、弾性率とに関して、オストミーパウチ用のフィルム特性に匹敵するか又はそれよりも良かった。
本開示では、「1つの」という用語は、単数形及び複数形の双方を含むように解釈される。逆に、複数の要素へのいずれの言及も、適切である場合、単数形を含むものとする。本明細書においてパーセンテージとして示される全ての濃度は、別途記載されない限り質量パーセントである。
上記から、本開示の新規の概念の真の主旨及び範囲から逸脱することなく、多くの変更形態及び変形形態を達成することができることが分かるであろう。図示された特定の実施形態に対する限定は意図されず、推察もされるべきではないことを理解されたい。本開示は、添付の特許請求の範囲によって、特許請求の範囲に入るような全ての変更形態を包含することが意図される。

Claims (7)

  1. シール層/内側層/束縛層/バリア層/外側層の構成を有する、オストミーパウチ用の非対称多層フィルムであって、
    前記シール層は、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)及びエチレン−プロピレン共重合体(EP共重合体)を備える混合物から形成され、前記内側層は、EP共重合体及びポリプロピレン/エチレン−プロピレンゴム(PP−EPゴム)を備える混合物から形成され、前記束縛層は、マレイン酸化エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA−MAH)から形成され、前記バリア層は、アモルファスポリアミド及び官能基修飾したゴム配合物を備える混合物から形成され、前記外側層は、EMA−MAHから形成され、
    前記シール層、前記内側層及び前記束縛層の一体の厚さは、約20μmから約40μmであり、前記外側層の厚さは約2μmから約10μmである、非対称多層フィルム。
  2. 前記シール層は約14μmの厚さを有し、前記内側層は約14μmの厚さを有し、前記束縛層は約4μmの厚さを有し、前記バリア層は約4μmの厚さを有し、前記外側層は約4μmの厚さを有する、請求項に記載の非対称多層フィルム。
  3. 前記シール層は約13μmの厚さを有し、前記内側層は約9μmの厚さを有し、前記束縛層は約3μmの厚さを有し、前記バリア層は約4μmの厚さを有し、前記外側層は約3μmの厚さを有する、請求項に記載の非対称多層フィルム。
  4. 約25μmから約50μmの厚さを有する、請求項1に記載の非対称多層フィルム。
  5. 第1の壁と、
    第2の壁と
    を備えるオストミーパウチであって、
    前記第1の壁及び前記第2の壁は、それらの周縁に沿ってシールされてキャビティを画定し、
    前記第1の壁及び前記第2の壁の少なくとも一方は、請求項1〜のいずれか一項に記載の非対称多層フィルムから形成される、オストミーパウチ。
  6. 前記第1の壁及び前記第2の壁の少なくとも一方に接着された不織布層をさらに備え、前記非対称多層フィルムの前記外側層と前記不織布層との間に接着層が配置されている、請求項に記載のオストミーパウチ。
  7. 前記接着層は、ビニル結合リッチなトリブロック共重合体を含む吸音接着剤から形成されている、請求項に記載のオストミーパウチ。
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