JP6545315B1 - ソフトウェア構築ブロック - Google Patents

ソフトウェア構築ブロック Download PDF

Info

Publication number
JP6545315B1
JP6545315B1 JP2018078335A JP2018078335A JP6545315B1 JP 6545315 B1 JP6545315 B1 JP 6545315B1 JP 2018078335 A JP2018078335 A JP 2018078335A JP 2018078335 A JP2018078335 A JP 2018078335A JP 6545315 B1 JP6545315 B1 JP 6545315B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
tag
passive
state
software
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018078335A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019181022A (ja
Inventor
伸也 武岡
伸也 武岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
L E Tech CO Ltd
Original Assignee
L E Tech CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by L E Tech CO Ltd filed Critical L E Tech CO Ltd
Priority to JP2018078335A priority Critical patent/JP6545315B1/ja
Priority to PCT/JP2018/048605 priority patent/WO2019138951A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6545315B1 publication Critical patent/JP6545315B1/ja
Publication of JP2019181022A publication Critical patent/JP2019181022A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Toys (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】複雑な電子回路を必要とせずに、制御部と各ブロックとの間で無線通信を行ってソフトウェアを構築できるソフトウェア構築ブロックを提供する。【解決手段】図2に示す状態では、可動プレート13はハウジング12内で最下部にあり、可動プレート13の裏面のアルミニウムのシートがRFタグ11を覆い、RFリーダとRFタグ11との通信は遮断され(オフ状態)、RFリーダはこのRFタグ11の存在を認識できない。図3に示すように基本ブロック10の右側に別の基本ブロック20を整列して配置すると、基本ブロック20に設けられた磁石と、基本ブロック10の中の可動プレート13に設けられた磁石とが互いに引き合い、可動プレート13全体が右側かつ上方に引き寄せられ、アルミニウムのシートはRFタグ11から離間する。このときRFリーダとRFタグ11とは通信可能な状態(オン状態)となり、RFリーダはこのRFタグ11の存在を認識する。【選択図】図2

Description

本発明は、それぞれにソフトウェア要素が割り当てられた複数のブロックをそれぞれの位置関係及び配置順序に従って配列することによってソフトウェアを構築することができるソフトウェア構築ブロックに関する。
ここで言う「ソフトウェア」には、コンピュータプログラムや音声、映像などのマルチメディアコンテンツなどが含まれる。また、「ソフトウェア要素」には、コンピュータプログラムの場合であればプログラム言語の構文を構成する各種要素が該当し、マルチメディアコンテンツの場合であれば楽曲や映像の一部が該当する。
コンピュータプログラムなどのような動作を表すコンテンツの一部であるコンテンツデータなどを関連付けたブロックを並べて、その接続順に応じて、コンテンツの実行や、表示などを行う玩具が知られている。そのような玩具は、知育玩具、教育用玩具などとして知られている。しかしながら、このような従来の玩具は、制御部と各ブロック又はブロック同士を何らかの形で互いに電気的に接続し、有線で情報の送受信を行う必要があった。制御部と各ブロックとの間を無線通信で情報のやりとりを行うようにすれば、信号線が不要となり、玩具としての面白さも増すと考えられるが、そのための新たな電子回路が必要となるため、コストが上昇する。
本発明は、新たな電子回路の構築を必要とせずに、制御部と各ブロックとの間で無線通信を行ってソフトウェアを構築できるソフトウェア構築ブロックを提供することを目的とする。
本発明は、複数の基本ブロックから構成される各ブロックにソフトウェア要素が割り振られた複数のブロックを所定の位置関係で配置することによってソフトウェアを構築するソフトウェア構築ブロックであって、
前記複数の基本ブロックのそれぞれに配置された受動送受信要素であって、それぞれに各受動送受信要素を特定するIDが割り振られ、能動送受信要素から送られてくるスキャン信号に応答して前記IDを送り返す複数の受動送受信要素と、
前記複数の受動送受信要素に対してスキャン信号を送信し、前記受動送受信要素から返される前記IDを受信する能動送受信要素と、
前記能動送受信要素と接続され、前記複数の受動送受信要素に関する情報を記憶する記憶部を有する制御部と、
を備え、
前記受動送受信要素のそれぞれには、人の力によって又は別のブロックに設けられた磁石からの磁気的な引力又は反発力によって移動可能な可動部が設けられ、前記可動部の移動後の位置によって前記能動送受信要素との間の通信が遮断され又は通信が可能となり、
前記制御部は、前記複数の受動送受信要素のうちのどの受動送受信要素からIDが送り返されているかを検知し、その時間的変化に基づいて各ブロックの相対的な位置関係を判断する。
前記制御部は、実行指示があったときに判断された各ブロックの位置関係に基づいてソフトウェアを実行するものとすることができる。
前記受動送受信要素に関する情報には、その基本ブロックが当該ブロックのどの位置に配置されているかについての情報及び各ブロックのどこに磁石が設けられているかについての情報が含まれることが望ましい。
前記受動送受信要素に関する情報には、前記複数のブロックのどのブロックにどのソフトウェア要素が割り振られているかについての情報が含まれることが望ましい。
前記可動部には、遮蔽物が設けられ、前記遮蔽物が前記受動送受信要素の特定の部分に近づいた位置にあるときは前記能動送受信要素との通信が遮断され、前記遮蔽物が前記受動送受信要素の特定の部分から離れた位置あるときは前記能動送受信要素との通信が可能となる。
前記相対的な位置関係には、ブロックの一定幅のずれが含まれるようにすることができ、また、前記一定幅のずれは、コンピュータプログラムを記載する際のインデントに相当するものとすることができる。
前記能動送受信要素はRFリーダとすることができ、前記受動送受信要素はRFタグとすることができる。
本発明に係るブロック装置は、IDが割り振られ、スキャン信号に応答して前記IDを送り返す受動送受信要素を備えた複数のブロックと、
前記受動送受信要素に対して前記スキャン信号を送信し、前記受動送受信要素から返される前記IDを受信する能動送受信要素と、
前記複数のブロックのそれぞれに設けられ、その位置に応じて前記受動送受信要素と前記能動送受信要素との間の通信を遮断し又は遮断を解除する遮蔽手段と、
前記遮蔽手段に設けられた第1の磁石と、
前記複数のブロックのうち少なくとも1つに設けられた第2の磁石と、
を備え、
前記第2の磁石が設けられたブロックを他のブロックに隣接して配置したときに、前記第2の磁石と前記第1の磁石との磁気的相互作用により前記遮蔽手段を移動させて、前記受動送受信要素と前記能動送受信要素との間の通信を遮断し又は遮断を解除する。
本発明によれば、新たな電子回路の構築を必要とせずに、制御部と各ブロックとの間で無線通信を行ってソフトウェアを構築できるソフトウェア構築ブロックを提供することができる。
長辺方向移動タイプの基本ブロックの各部品を並べて示した図である。 図1に示した各部品を組み立てた状態の基本ブロックを示した図である。 図2に示した基本ブロックの右側の長辺に整列するように同種の別の基本ブロックの左側の長辺を配置した状態を示した図である。 短辺方向移動タイプの基本ブロックの各部品を並べて示した図である。 図4に示した各部品を組み立てた状態の基本ブロックを示した図である。 図5に示した基本ブロックの右側の短辺に整列するように同種の別の基本ブロックの短辺を配置した状態を示した図である。 押し下げタイプの基本ブロックの各部品を並べて示した図である。 図7に示した各部品を組み立てた状態の基本ブロックを示した図である。 図8に示す状態から可撓プレートの中央部を押下した状態を示す図である。 実行ブロックを構成する各部品を示した図である。 図10に示した各構成部品から実行ブロックを組み立てた状態を示した図である。 制御ブロックを構成する各部品を示した図である。 図12に示した各構成部品から制御ブロックを組み立てた状態を示した図である。 引数ブロックを構成する各部品を示した図である。 図14に示した各構成部品から引数ブロックを組み立てた状態を示した図である。 上から見た仮想的な実用ブロックと、これに隣接して配置され得る他のブロックとの位置関係を示した図である。 各種RFタグを指し示す記号とそれぞれの役割を表とし示した図である。 (a)は、図10及び図11に示した実行ブロックと、この中に含まれる各RFタグの位置とを概略的に示した平面図であり、(b)は、実行ブロック内において各RFタグが配置されている場所と、オン状態・オフ状態となる条件を示した表である。 (a)は、図12及び図13に示した制御ブロックと、この中に含まれる各RFタグの位置とを概略的に示した平面図であり、(b)は、制御ブロック内において各RFタグが配置されている場所と、オン状態・オフ状態となる条件を示した表である。 (a)は、図14及び図15に示した引数ブロックと、この中に含まれる各RFタグの位置とを概略的に示した平面図であり、(b)は、制御ブロック内において各RFタグが配置されている場所と、オン状態・オフ状態となる条件を示した表である。 制御ブロック、第1の実行ブロック、第2の実行ブロック、引数ブロックが互いに離間して置かれている初期状態を示した図である。 図21の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態との違い(差分)を示した表である。 図21に示した状態1状態から、引数ブロックを制御ブロックの右横に隣接して配置した「状態2」を示した図である。 図23の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態1との違い(差分)を示した表である。 図23に示した状態2から、実行ブロックを制御ブロックの右下横に隣接して配置した「状態3」を示した図である。 図25の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態2との違い(差分)を示した表である。 図25に示した状態3から、第2の実行ブロックを第1の実行ブロックの下に整列して配置した「状態4」を示した図である。 図27の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態3との違い(差分)を示した表である。 図27に示した状態4から、第2の実行ブロックが第1の実行ブロックから離間された「状態5」を示した図である。 図29の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態4との違い(差分)を示した表である。 図29に示した状態5から、第2の実行ブロックを第1の実行ブロックの下に左側に変位して配置した「状態6」を示した図である。 図29の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態5との違い(差分)を示した表である。 図31に示した状態6から、第1の実行ブロックの押し下げタイプの基本ブロックのボタンが押下された「状態7」を示した図である。 図33の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態6との違い(差分)を示した表である。 図33に示した状態7から、第1の実行ブロックの押し下げタイプの基本ブロックのボタンの押し下げが解除された「状態8」を示した図である。 図35の状態のときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態7との違い(差分)を示した表である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、本発明のソフトウェア構築ブロックを、コンピュータプログラムの構築に適用したものを主として説明する。すなわち、コンピュータプログラムを記述する際のプログラム要素(if文、for文等)を物理的なブロックに対応づけ、このようなブロックを実際に人間の手で並べてゆくことによってコンピュータプログラムを構築する。なお、各ブロックを構成する部品の形状や組み立てた後の各ブロックの内部構造が視覚的に分かるように、図1〜図15を透視図として示している。
本発明では、全体を制御する制御部と各ブロックとの間での近距離無線通信が必要となるが、本実施形態では近距離無線通信のツールとしてRFID(Radio Frequency IDentification)を使用する。すなわち、本発明の能動送受信要素としてRFリーダを使用し、受動送受信要素としてRFタグを使用する。RFIDは、複数のRFタグとRFリーダから構成されるが、ID情報を埋め込んだRFタグと、制御部が接続されたRFリーダとの間で、電磁波を用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりする。本実施形態ではパッシブ型、すなわち電池を必要としないRFタグを使用する。ただし、受動送受信要素として電池を使用するアクティブ型のRFタグを使うこともできる。
RFリーダがアンテナから必要な情報を電磁波に乗せたスキャン信号を送信すると、RFタグのアンテナがこのスキャン信号を受信する。その際、RFタグのアンテナには電力が発生し、RFタグはこの電力を使って制御回路やメモリを動作させて必要な処理を行い、RFタグ内のデータを電磁波に乗せてRFリーダに返信する。本実施形態では、各RFタグに固有のIDが付与されており、このIDのみをRFリーダに送り返す。RFリーダはアンテナでその電磁波を受信し、そのデータを取り出す。上述のように受動型(パッシブ型)のRFタグは、RFリーダからの電力の供給を受けることによって動作するので、各RFタグは電源を持つ必要がない。一般に、RFIDの通信は金属の影響を受け易く、近くに金属があるとデータの送受信ができなくなるという特性がある。本発明はRFIDのこのような特性を利用する。
1.基本ブロック
(1)長辺方向移動タイプの基本ブロック
図1は、長辺方向移動タイプの基本ブロック10の各部品を並べて示した斜視図である。同図のように、基本ブロック10は、RFタグ11、ハウジング12、可動プレート13、補助部品14、15から構成される。ハウジング12の上部は開放されており、内部に他の構成部品を所定の手順で収容することによって、全体として直方体の基本ブロック10が組み立てられる。
RFタグ11は、一例として47.5mm×13.4mmの寸法で、中央にICチップの突起11aがある。ハウジング12は、その底部にRFタグ11を可動プレート13の可動範囲を含めて隙間なく収容できる寸法とされている。ハウジング12の左側の長辺の上部には小さい凹部12aが形成されており、ここに永久磁石が収容され、接着剤等で固定される。永久磁石としては例えば、磁力の強いネオジム磁石を使用することができるが、他の種類の永久磁石を使用することもできるし、また、永久磁石の代わりに電磁石を使用することもできる。凹部12aの位置は、隣に他のブロックが配置された時に、当該他のブロック内の可動プレートの凹部に収容される永久磁石と凹部12aに収容された磁石がうまく引き合うことを考慮して決められる。なお、本実施形態では、磁石同士の引力を利用しているが、磁石同士の反発力を利用して可動プレートを移動させることも可能である。
可動プレート13の裏面全体には、厚さ約0.1mmのアルミニウムのシート(不図示)が貼付されている。このアルミニウムのシートは、その遮蔽効果によってRFタグ11とRFリーダ(不図示)との通信を人為的に妨げる役割を果たす。ただし、遮蔽効果を有する材料であれば、アルミニウムの代わりにその材料を使用することができる。例えば、シールド塗料、シールドクロス、あるいは使用する波長からみて十分に目の細かい網状の金属を使用することもできる。
可動プレート13の2つの短辺にはそれぞれある角度の斜面を持つ突起13a、13bが形成されている。可動プレート13の右側の長辺には小さい凹部13cが形成されており、ここに永久磁石が収容され接着剤等で固定される。可動プレート13の底部には凹部13dが形成されている。2つの補助部品14、15のそれぞれには、突起13a、13bの斜面と相補的な角度の斜面を持つ突起14a、15aが形成されている。突起13a、13b及び補助部品14、15の斜面の角度は、隣に配置される他のブロック内の磁石により可動プレート13が斜め上方にスムーズにスライドするとともに、他のブロックが離れたときに可動プレート13の自重でスムーズにスライドして落下することを考慮して決められる。例えば突起13a、13bの斜面の角度を120度、補助部品の斜面の角度60度とすることができる。ただし、この角度は一例であり、他の角度でもよいことは自明である。また、突起13a、13bは必ずしも斜面を有していなくてもよく、例えば円柱状の突起として形成することもできる。
図2は、図1に示した各部品を組み立てた状態の基本ブロック10を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。組み立ての際には、まずRFタグ11をハウジング12の底部に配置し、固定する。続いて補助部品14、15を、互いの突起14a、15aが向き合うようにハウジング12のそれぞれの短辺側に配置し、固定する。最後に、可動プレート13を補助部品14と15の間に配置する。可動プレート13は固定しない。
このとき、可動プレート13の突起13a及び13bの斜面は、補助部品14の突起14aの斜面下部、補助部品15の突起15aの斜面下部とそれぞれ接している。また、可動プレート13の底部の凹部13dには、ICチップの突起11aが収容される。
図2に示す状態では、可動プレート13はハウジング12内で最下部にあり、可動プレート13の裏面のアルミニウムのシートがRFタグ11に接して覆っている。この状態では、RFリーダからの電磁波はアルミニウムシートのシールド効果によって妨げられ、RFリーダとRFタグ11との通信は遮断され、RFリーダはこのRFタグ11の存在を認識できない。なお、可動プレート13に凹部13dがないと、ICチップの突起11aの分だけ可動プレート13の裏面のアルミニウムシートとRFタグ11との密着が妨げられ、シールド効果が低下する。可動プレート13に凹部13dを設けることによってアルミニウムシートとRFタグ11とがより密着し、シールド効果が十分に発揮される。これ以降に説明する基本ブロックにおける可動プレートの凹部も同様の効果を有する。
図3は、図2(c)に示した基本ブロック10の右側の長辺に整列するように同種の別の基本ブロック20の左側の長辺を配置した状態を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。図3(c)に示すように基本ブロック10の右側に別の基本ブロック20を整列して配置すると、基本ブロック20の左側の長辺の上部に設けられた凹部12aに設けられた永久磁石と、基本ブロック10の中の可動プレート13の右側の長辺の凹部13cに設けられた永久磁石とが互いに引き合い、可動プレート13全体が右側に引き寄せられる。
このとき可動プレート13は、突起13a及び13bの斜面が接する突起14a及び突起15aの斜面に沿ってスライドして右上に移動し、可動プレート13は基本ブロック10の内部で裏面のアルミニウムのシートはRFタグ11から離間する。このときRFリーダとRFタグ11とは通信可能な状態(オン状態)となり、RFリーダはこのRFタグ11の存在を認識する。
図3に示した状態から、基本ブロック20を基本ブロック10から永久磁石同士の引力が働かない距離まで引き離すと、基本ブロック10内の可動プレート13は自重で突起14a及び15aの斜面に沿って左下に滑り落ちる。すると、可動プレート13の裏面のアルミニウムのシートがRFタグ11を覆い、RFリーダからの電磁波はアルミニウムシートに妨げられて通信が遮断された状態(オフ状態)となり、RFリーダは再びRFタグ11の存在を認識できなくなる。以上の説明から分かるように、可動プレート13は、基本ブロック10の内部で、基本ブロック10の2つの長辺の方へ向かって移動する。
本実施形態では、可動プレート13に遮蔽用のアルミニウムシートを貼り付け、底部に配置されたRFタグ11を覆うようにしたが、これとは逆に、可動プレート13にRFタグ11を取り付け、遮蔽用の金属を底部に配置してこれを可動プレート13に取り付けられたRFタグ11で覆うよう構成することもできる。
また、本実施形態では、永久磁石の吸引力が働く場合に、可動プレート13が突起13a及び13bの斜面が接する突起14a及び突起15aの斜面に沿ってスライドして右上に移動する構成としたが、別の実施形態として、例えば、RFタグ11をハウジング12の底部ではなく上部に配置するとともに、可動プレートは通常の状態ではその下に設けられたバネで上方に弱く付勢されてRFタグ11を覆ってオフ状態にあるが、磁石の吸引力が働くことによって可動プレート13を突起の斜面をバネの付勢力に抗して斜め下方にスライドさせることによってオン状態となるように構成することも可能である。
(2)短辺方向移動タイプの基本ブロック
図4は、短辺方向移動タイプの基本ブロック30の各部品を並べて示した斜視図である。同図のように、基本ブロック30は、RFタグ31、ハウジング32、可動プレート33から構成される。ハウジング12の上部は開放されており、この内部に他の構成部品を所定の手順で収容することによって、全体として直方体の基本ブロック30が組み立てられる。
RFタグ31は、長辺方向移動タイプのものと同じものを使うことができる。ハウジング32は、その底部にRFタグ31を可動プレート33の可動範囲を含めて隙間なく収容できる寸法とされている。ハウジング32の左側の短辺の上部には小さい凹部32cが形成されており、ここに永久磁石が収容され接着剤等で固定される。ハウジング32の2つの長辺の内側には、ある角度(例えば60度)の斜面を持つ突起32a及び32bが形成されている。
可動プレート33の裏面全体には、厚さ約0.1mmのアルミニウムのシート(不図示)が貼付されている。このアルミニウムのシートは、RFタグ31とRFリーダ(不図示)との通信を人為的に妨げる役割を果たす。可動プレート33の2つの長辺にはそれぞれ、突起32a及び32bの斜面と相補的な角度(例えば120度)の斜面を持つ突起33a、33bが形成されている。可動プレート33の右側の短辺には小さい凹部33cが形成されており、ここに永久磁石が収容され接着剤等で固定される。可動プレート33の底部には凹部33dが形成されている。
図5は、図4に示した各部品を組み立てた状態の基本ブロック30を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。組み立ての際には、まずRFタグ31をハウジング32の底部に配置し、固定する。続いて、可動プレート33をRFタグ31の上に配置する。可動プレート33は固定しない。このとき、可動プレート33の突起33a及び33bの斜面は、ハウジング32の突起32a及び32bの斜面下部とそれぞれ接している。また、可動プレート33の底部の凹部33dには、ICチップの突起31aが収容される。
図5に示す状態では、可動プレート33はハウジング32内で最下部にあり、可動プレート33の裏面のアルミニウムのシートがRFタグ31に接して覆っている。この状態では、RFリーダからの電磁波はアルミニウムシートによって妨げられ、RFリーダとRFタグ31との通信は遮断され、RFリーダはこのRFタグ31の存在を認識できない。
図6は、図5(c)に示した基本ブロック30の右側の短辺に整列するように同種の別の基本ブロック40の短辺を配置した状態を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。図6(c)に示すように基本ブロック30の右側に同種の別の基本ブロック40を整列して配置すると、基本ブロック40の左側の短辺の上部に設けられた永久磁石と、基本ブロック30の中の可動プレート33の右側の短辺に設けられた永久磁石とが互いに引き合い、可動プレート33全体が右側に引き寄せられる。このとき可動プレート33は、突起33a及び33bの斜面が接する突起32a及び32bの斜面に沿って右上に移動し、裏面のアルミニウムのシートはRFタグ31から離間する。このときRFリーダとRFタグ31とは、アルミニウムのシートによるシールドが解除されて通信可能な状態(オン状態)となり、RFリーダはこのRFタグ31の存在を認識する。
図6に示した状態から、基本ブロック40を基本ブロック30から永久磁石同士の引力が働かない距離まで引き離すと、基本ブロック30内の可動プレート33は自重で突起32a及び32bの斜面に沿って左下に滑り落ちる。すると可動プレート33の裏面のアルミニウムのシートがRFタグ31を覆い、RFリーダからの電磁波はアルミニウムシートに妨げられて通信が遮断された状態(オフ状態)となり、RFリーダは再びRFタグ31の存在を認識できなくなる。以上の説明から分かるように、可動プレート33は、基本ブロック30の内部で、基本ブロック30の2つの短辺に向かう方向に移動する。
(3)押し下げタイプの基本ブロック
図7は、押し下げタイプの基本ブロック50の各部品を並べて示した斜視図である。同図のように、基本ブロック50は、RFタグ51、ハウジング52、可撓プレート53、可動プレート54から構成される。ハウジング52の上部から他の構成部品を所定の手順で収容することによって、全体として直方体の基本ブロック50が組み立てられる。
RFタグ51は、長辺方向移動タイプ、短辺方向移動タイプと同じものを使うことができる。ハウジング52は、その底部に可撓プレート53を隙間なく収容できる寸法とされている。ハウジング52の内側四隅には、可撓プレート53を載せるための突起が形成されている。可撓プレート53の中央部には、可動プレート54と接続するための開口部53aが設けられている。
可動プレート54の裏面全体には、厚さ約0.1mmのアルミニウムのシート(不図示)が貼付されている。このアルミニウムのシートは、RFタグ51とRFリーダ(不図示)との通信を人為的に妨げる役割を果たす。可動プレート54の中央部には、可撓プレート53の中央部の開口部53aと接続するための突起54aが設けられている。可動プレート54の底部には凹部54bが形成されている。
図8は、図7に示した各部品を組み立てた状態の基本ブロック50を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。組み立ての際には、まず、RFタグ51を上部が開放されているハウジング52の底部に配置し、固定する。続いて、可動プレート54の突起54aを可撓プレート53の開口部53aに嵌入して両者を接続する。そして、可動プレート54が接続された可撓プレート53を、ハウジング52の内側四隅に形成された突起の上に載せてハウジング52内に収容する。
図8に示す状態では、可動プレート53はRFタグ51から離間しており、RFリーダとRFタグ51とは通信可能な状態(オン状態)であり、RFリーダはこのRFタグ51の存在を認識することができる。
図8に示す状態から、図9に示すように人間が手で可撓プレート53の中央部のボタンを押下すると、可撓プレート53は湾曲して中央部が押し下げられ、可撓プレート53と接続されている可動プレート54は下に移動する。可動プレート54が最下部まで移動すると、可動プレート54の裏面のアルミニウムのシートがRFタグ51に密着し、可動プレート54の底部の凹部54bにICチップの突起51aが収容される。この状態では、RFリーダからの電磁波はアルミニウムシートによって妨げられ、RFリーダとRFタグ51との通信は遮断された状態(オフ状態)となり、RFリーダはこのRFタグ51の存在を認識できなくなる。
図9に示す状態から、可撓プレート53を押し下げていた手を離すと、可撓プレート53は湾曲した状態から、図8に示す元の状態に復帰する。これにより、可動プレート54はRFタグ51から離間して、RFリーダとRFタグ51とは再び通信可能な状態(オン状態)となり、RFリーダはRFタグ51の存在を認識することができるようになる。
押し下げタイプの基本ブロック50は、これが組み込まれた後述の実用ブロックにどのようなプログラム要素が割り当てられているのかを人が確認するために利用することができる。例えば、割り当てられたプログラム要素が繰り返しを表す制御ブロックであり、そこに「3」を表す引数ブロックが接続されていたとすると、人がその制御ブロックのボタンを押下したときに人の音声で例えば「3回繰り返す」と発声する。この音声データは制御部に記憶されており、制御部がどの基本ブロックが押下されたかをそのIDによって認識することによってこの音声データを再生する。これにより、各実用ブロックにどのようなプログラム要素が割り当てられているかを確認することができる。
2.実用ブロックの構造
以上説明した3種類の基本ブロックを組み合わせて、実際に使用する各種の実用ブロックを構成する。本実施形態では、実用ブロックとして実行ブロック100、制御ブロック200、引数ブロック300の3種類が用意されている。以下で、各実用ブロックの構造について説明する。
(1)実行ブロック
図10は、本実施形態に係る実行ブロック100を構成する各部品を示した斜視図である。実行ブロック100は、図10に示すように、右からハウジング101、天井プレート102、3階床プレート103、2階床プレート104、押し下げブロック用の部品105、3枚の長辺方向移動ブロックのプレート106、3組(計6個)の長辺方向移動補助部品107から構成されている。
図11は、図10に示した各構成部品から実行ブロック100を組み立てた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は短辺側及び長辺側から見た側面図、(c)は斜視図である。実行ブロック100は全体として3階層とされており、この中の所定の位置に前述の複数の基本ブロックが配置されている。
具体的に見ると、1階層には左側に長辺方向移動タイプの基本ブロック110が配置されている。基本ブロック110は通常はオフ状態であるが、手前側に別のブロックが配置されると、中の移動プレートがこの別のブロックの永久磁石に吸引されて手前方向かつ上方に移動して、オン状態となる。1階層の右側には基本ブロックは設けられていない。
2階層には、右側と左側のそれぞれに長辺方向移動タイプの基本ブロック120及び130が配置されている。基本ブロック120及び130は通常はオフ状態であるが、奥側に別のブロックが配置されると、中の移動プレートがこの別のブロックの永久磁石に吸引されて奥側かつ上方に向かって移動して、オン状態となる。3階層には、左側に押し下げタイプの基本ブロック140が配置されている。3階層の右側には基本ブロックは配置されていない。
図11に示すように、ハウジング101の手前側の面の下部3箇所と奥側の面(図では見えない)の下部3箇所には凹部が設けられており、これらの中に実用ブロック同士の吸着と位置決めのための永久磁石が配置される。
(2)制御ブロック
図12は、本実施形態に係る制御ブロック200を構成する各部品を示した斜視図である。制御ブロック200は、図12に示すように右からハウジング201、天井プレート202、3階床プレート203、2階床プレート204、押し下げブロック用の部品205、3枚の長辺方向移動ブロックのプレート206、3組(計6個)の長辺方向移動補助部品207、そして1枚の短辺方向移動プレート208から構成されている。
図13は、図12に示した各構成部品から制御ブロック200を組み立てた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は短辺側及び長辺側から見た側面図、(c)は斜視図である。制御ブロック200は全体として3階層とされており、この中の所定の位置に前述の複数の基本ブロックが配置されている。
具体的に見ると、1階層には右側に長辺方向移動タイプの基本ブロック210が配置されている。基本ブロック210は通常はオフ状態であるが、手前側に別のブロックの永久磁石が配置されると、中の移動プレートがこの別のブロックの永久磁石に吸引されて手前方向かつ上方に移動して、オン状態となる。1階層の左側には基本ブロックは配置されていない。
2階層には、右側と左側の両方に長辺方向移動タイプの基本ブロック220及び230が配置されている。基本ブロック220及び230は通常はオフ状態であるが、奥側に別のブロックの永久磁石が配置されると、中の移動プレートがこの別のブロックの永久磁石に吸引されて奥側かつ上方に移動して、オン状態となる。
3階層には、左側に押し下げタイプの基本ブロック240が配置されており、右側に短辺方向移動タイプの基本ブロック250が配置されている。基本ブロック250は通常はオフ状態であるが、右側の短辺側に別のブロックが配置されると、中の移動プレートがこの別のブロックの永久磁石に吸引されて右側かつ上方に移動して、オン状態となる。
図13に示すように、ハウジング101の手前側の面の下部3箇所と奥側の面の下部3箇所には凹部が設けられており、さらに図には示されていないが、図13(c)の右側の面の中央部に2箇所の凹部が設けられており、これらの中に実用ブロック同士の吸着と位置決めのための永久磁石が配置される。
(3)引数ブロック
図14は、本実施形態に係る引数ブロック300を構成する各部品を示した斜視図である。引数ブロック300は、図14に示すように右からハウジング301、天井プレート302、3階床プレート303、押し下げブロック用の可撓プレート304、押し下げタイプの基本ブロックの可動プレートとボタン305、そして短辺方向移動タイプの基本ブロックの移動プレートとその回転ストッパ306から構成されている。なお、ハウジング301は、実行ブロック100及び制御ブロック200のハウジングの長さの約半分の寸法とされている。
図15は、図14に示した各構成部品から引数ブロック300を組み立てた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は短辺側及び長辺側から見た側面図、(c)は斜視図である。引数ブロック300は全体として3階層とされており、この中の所定の位置に前述の複数の基本ブロックが配置されている。
具体的に見ると、1階層には短辺方向移動タイプの基本ブロック310が配置されている。基本ブロック310は通常はオフ状態であるが、左側の短辺側に別のブロックの永久磁石が配置されると、中の移動プレートがこの別のブロックの永久磁石に吸引されて左方向かつ上方に移動して、オン状態となる。2階層には基本ブロックは配置されていないが、移動プレートの回転を防止するための回転ストッパ306が設けられている。3階層には、押し下げタイプの基本ブロック320が配置されている。
図15に示すように、ハウジング301の右側の面の中央部の2箇所には凹部が設けられており、これらの中に実用ブロック同士の吸着と位置決め用の永久磁石が配置される。
3.実用ブロックの動作と使い方
続いて、各実用ブロックの動作と使い方について説明する。各実用ブロックは、前述のように各種の基本ブロックが3次元的に組み合わされて構成されている。したがって、各実用ブロックには2枚以上のRFタグが含まれている。実用ブロックとは別に、一例として50cm×100cmの寸法の平面的なプレートが用意され、この上に実用ブロックを順番に配置して行くことによって、ソフトウェアが構築される。本実施形態ではこのプレート内全面にRFリーダのアンテナと送受信制御部が埋め込まれており、プレートに配置されてゆく実用ブロックの中のRFタグと近距離無線通信を行う。本実施形態ではプレート内全面に配置したアンテナを介してプレート上の全てのRFタグの情報を読み取る方法としているが、RFリーダをプレート内ではなく近隣の別の場所に配置するようにしてもよい。またその他の方法としてはアンテナを複数配置する、RFリーダを複数配置する等して対象となるRFタグの情報が読み取れればどのような方法でも良い。
RFリーダには、例えばパーソナルコンピュータ等からなる制御部が接続される。制御部の中の記憶部(例えばハードディスク、不揮発性メモリ等)には、すべての実用ブロックの中のすべてのRFタグに関する情報が記憶されている。具体的には、個々のRFタグを特定するID情報、それぞれのRFタグがどの実用ブロックに含まれているかについての情報、そのRFタグがその特定の実用ブロック内のどの位置に配置されているかについての情報が含まれる。これらの情報は1つの大きなテーブルとして記憶するようにしてもよいし、それぞれに関連情報を持つ複数のテーブルに分けて記憶するようにしてもよい。
このように、ブロックに含まれるRFタグは、自分のID情報だけを送り返すこととし、それを受け取った制御部側で必要な処理を全てソフトウェア的に実行するようにすることによって、柔軟なシステム構成が可能となる。また、各ブロックに割り振るソフトウェア要素の変更も容易に行うことができる。
図16は、図11(a)、図13(a)、図15(a)のように上から見た仮想的な実用ブロック500と、これに隣接して配置され得る他のブロックとの位置関係を示している。図16に示すように、実用ブロック500には、上左、上右、下左、下右、横左、横右に他の実用ブロックが隣接配置される可能性がある。制御部は、実用ブロック内のRFタグとRFリーダとの間の通信をモニターし、制御部内に記憶されている各種データにアクセスすることで、以下で説明するようにして各実用ブロック同士の位置関係を把握する。
図17は、以下で使用する各種RFタグを指し示す記号とそれぞれの役割を表とし示している。「C」は、押し下げタイプの基本ブロックに含まれるRFタグを指す。このRFタグには、これが含まれる実用ブロックの代表IDが記憶されている。押し下げタイプの基本ブロックは、通常はオン状態であり、人が手で可撓プレートのボタンを押し下げたときだけオフ状態となる。
「U1」は長辺方向移動タイプの基本ブロックに含まれるRFタグで、その実用ブロックの上左に別のブロックが隣接配置されたときにオン状態となってこれを検出する。「U2」は長辺方向移動タイプの基本ブロックに含まれるRFタグで、その実用ブロックの上右に別のブロックが隣接配置されたときにオン状態となってこれを検出する。「D1」は長辺方向移動タイプの基本ブロックに含まれるRFタグで、その実用ブロックの下左に別のブロックが隣接配置されたときにオン状態となってこれを検出する。「D2」は長辺方向移動タイプの基本ブロックに含まれるRFタグで、その実用ブロックの下右に別のブロックが隣接配置されたときにオン状態となってこれを検出する。「SL」は短辺方向移動タイプの基本ブロックに含まれるRFタグで、その実用ブロックの横左に別のブロックが隣接配置されたときにオン状態となってこれを検出する。「SR」は短辺方向移動タイプの基本ブロックに含まれるRFタグで、その実用ブロックの横右に別のブロックが隣接配置されたときにオン状態となってこれを検出する。
図18(a)は、図10及び図11に示した実行ブロック100と、この中に含まれる各RFタグのオン・オフを決定する要素(可動プレートの永久磁石もしくは可撓プレートの押しボタン)の位置とを概略的に示した平面図であり、図18(b)は、実行ブロック100内において各RFタグが配置されている場所と、オン状態・オフ状態となる条件を示した表である。各RFタグが含まれる基本ブロックの実際の位置については、図11との関連で既に説明している。
図19(a)は、図12及び図13に示した制御ブロック200と、この中に含まれる各RFタグのオン・オフを決定する要素(可動プレートの永久磁石もしくは可撓プレートの押しボタン)の位置とを概略的に示した平面図であり、図19(b)は、制御ブロック200内において各RFタグが配置されている場所と、オン状態・オフ状態となる条件を示した表である。各RFタグが含まれる基本ブロックの実際の位置については、図13との関連で既に説明している。
図20(a)は、図14及び図15に示した引数ブロック300と、この中に含まれる各RFタグのオン・オフを決定する要素(可動プレートもしくは可撓プレートの押しボタン)の位置とを概略的に示した平面図であり、図20(b)は、引数ブロック300内において各RFタグが配置されている場所と、オン状態・オフ状態となる条件を示した表である。各RFタグが含まれる基本ブロックの実際の位置については、図15との関連で既に説明している。
続いて、複数の実用ブロックを並べてゆく際に制御部がどのように各ブロックの位置関係を把握するかについて実際の例を参照しながら説明する。制御部は、RFリーダによって継続的に通信可能範囲内にあるすべてのRFタグについてスキャンを実行し、各RFタグのオン・オフ情報を取得する。制御部は、このオン・オフ情報の経時的変化から各ブロックの配置情報を検出する。なお、本実施形態では、制御ブロック、実行ブロック、引数ブロックの3種類の実用ブロックを使用するが、この3種類の実用ブロックがあれば、最低限のプログラミングが可能である。
図21は、制御ブロック600、第1の実行ブロック610、第2の実行ブロック620、引数ブロック630が、互いに離間して置かれている初期状態を示している。これを「状態1」とする。図22は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態との違い(差分)を示した表である。この表は、すべてのブロックの「C」のRFタグ(押し下げタイプの基本ブロックに含まれるRFタグ)のみがオン状態であり、他のすべてのRFタグはオフ状態であることを示している。
図23は、図21に示した状態1から、引数ブロック630を制御ブロック600の右横に隣接して配置した「状態2」を示している。このとき、制御ブロック600に含まれるRFタグ「SR」と、引数ブロック630に含まれるRFタグ「SL」がオン状態になり、RFリーダはこれを検出する。図24は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態1との違い(差分)を示した表である。ここで、制御ブロック600のRFタグ「SR」がオン状態になったことから、その右横に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かり、また、引数ブロック630のRFタグ「SL」がオン状態になったことから、その左横に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かる。この2つの変化が同時に検出されたことによって、制御部は、制御ブロック600と引数ブロック630が横方向(水平方向)に隣接配置されたと判断する。
なお、ここで「同時に検出」とは、必ずしも同一のスキャンで検出されることを意味するものではない。内部の可動プレートの重さや永久磁石の磁力の違いによって、制御ブロック600に含まれるRFタグ「SR」と、引数ブロック630に含まれるRFタグ「SL」が厳密に同時にオン状態になるとは限らないからである。実際には、人がブロックの並びを連続して変化させることができない程度のある時間幅の中で制御ブロック600に含まれるRFタグ「SR」と引数ブロック630に含まれるRFタグ「SL」とがオン状態になる場合には、制御部側でソフトウェア的に「同時に検出」されたものとみなすように設定されている。以下で「同時に検出」と言った場合も同様である。
図25は、図23に示した状態2から、実行ブロック610を制御ブロック600の右下に隣接して配置した「状態3」を示している。このとき、制御ブロック600に含まれるRFタグ「D2」と、実行ブロック610に含まれるRFタグ「U1」がオン状態になり、RFリーダはこれを検出する。図26は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態2との違い(差分)を示した表である。ここで、実行ブロック610のRFタグ「U1」がオン状態になったことから、その左上に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かり、また、制御ブロック600のRFタグ「D2」がオン状態になったことから、その右下に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かる。この2つの変化が同時に検出されたことによって、制御部は、制御ブロック600の下に実行ブロック610が右側に一定幅ずらして隣接配置されたと判断する。この一定幅のずれは、コンピュータプログラムを記述する場合のインデントに相当する。
図27は、図25に示した状態3から、第2の実行ブロック620を第1の実行ブロック610の下に整列して配置した「状態4」を示している。このとき、実行ブロック610に含まれるRFタグ「D1」と、実行ブロック620に含まれるRFタグ「U1」がオン状態になり、RFリーダはこれを検出する。図28は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態3との違い(差分)を示した表である。ここで、実行ブロック610のRFタグ「D1」がオン状態になったことから、その左下に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かり、また、実行ブロック620のRFタグ「U1」がオン状態になったことから、その左上に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かる。この2つの変化が同時に検出されたことによって、制御部は、第1の実行ブロック610の右に第2の実行ブロック620が整列して隣接配置されたと判断する。
図29は、図27に示した状態4から、第2の実行ブロック620が第1の実行ブロック610から離間された「状態5」を示している。このとき、実行ブロック610に含まれるRFタグ「D1」と、実行ブロック620に含まれるRFタグ「U1」が共にオフ状態になり、RFリーダはこれを検出する。図30は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態4との違い(差分)を示した表である。ここで、実行ブロック610のRFタグ「D1」がオフ状態になったことから、その下に配置されていたブロックの隣接状態が解除されたことが分かり、また、実行ブロック620のRFタグ「U1」がオフ状態になったことから、その上に配置されていた何らかのブロックの隣接状態が解除されたことが分かる。この2つの変化が同時に検出されたことによって、制御部は、第2の実行ブロック620が第1の実行ブロック610から離されたと判断する。
図31は、図29に示した状態5から、第2の実行ブロック620を第1の実行ブロック610の下に左側に一定幅ずらして配置した「状態6」を示している。このとき、実行ブロック610に含まれるRFタグ「D1」と実行ブロック620に含まれるRFタグ「U2」が共にオン状態になり、RFリーダはこれを検出する。図32は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態5との違い(差分)を示した表である。ここで、実行ブロック610のRFタグ「D1」がオン状態になったことから、その左下に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かり、また、実行ブロック620のRFタグ「U2」がオン状態になったことから、その右上に何らかのブロックが隣接配置されたことが分かる。この2つの変化が同時に検出されたことによって、制御部は、第2の実行ブロック620が第1の実行ブロック610の下に左に一定幅ずらして隣接配置されたと判断する。
図33は、図31に示した状態6から、第1の実行ブロック610の押し下げタイプの基本ブロックのボタンが押下された「状態7」を示している。このとき、実行ブロック610に含まれるRFタグ「C」はオフ状態となり、RFリーダはこれを検出する。図34は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態6との違い(差分)を示した表である。ここで、実行ブロック610のRFタグ「C」がオフ状態になったことから、制御部は、第1の実行ブロック610の押し下げタイプの基本ブロックのボタンが押下されたと判断する。
図35は、図33に示した状態7から、第1の実行ブロック610の押し下げタイプの基本ブロックのボタンの押し下げが解除された「状態8」を示している。このとき、実行ブロック610に含まれるRFタグ「C」は再びオン状態となり、RFリーダはこれを検出する。図36は、このときの各ブロックにおいてオン状態にあるタグと、一つ前の状態7との違い(差分)を示した表である。ここで、実行ブロック610のRFタグ「C」がオン状態になったことから、制御部は、第1の実行ブロック610の押し下げタイプの基本ブロックのボタンの押し下げが解除されたと判断する。
4.ソフトウェアの構築
これまでは、実行ブロック100、制御ブロック200、引数ブロック300の3種類について説明したが、これ以外の種類のブロックを用意することもできる。図23に示すように、制御ブロック600の右横に引数ブロック630を配置することは、実際のプログラム言語における文の構成と類似しているし、図25に示すように実行ブロック610を右側にずらして配置することも、実際のプログラム言語におけるインデントと同じである。したがって、このようなコンピュータプログラム言語の要素に対応した複数のブロックをRFリーダが設けられたプレート上に順番に隣接配置してゆくことによってコンピュータプログラムを構築することができる。
コンピュータ画面上でキーボードやマウスを使ってコンピュータプログラムを記述するのではなく、本実施形態のように物理的なブロックを実際に手で触って並べながら遊び感覚でコンピュータプログラムを構築できるので、キーボード操作やマウス操作が苦手な子供などのためのコンピュータプログラム教育に活用することが想定される。
これまでは、本発明に係るソフトウェア構築ブロックを、コンピュータプログラムを構築する例について説明したが、これ以外にも音楽、静止画、動画といったマルチメディアコンテンツに適用することもできる。具体的には、例えば音楽、静止画、動画を適切に複数の要素に分割し、分割された各要素をブロックに対応づける。そして、これらのブロックを正しく並べてゆくことによって音楽、静止画、動画が正しく再生されるといったゲームが想定される。
本発明は、特許請求の範囲に示される技術的範囲内において、それぞれの用途に応じて必要な変更を加えることによって、コンピュータ初心者用のプログラム教育用教材や、子供用の知育玩具あるいはマルチメディア玩具などに利用することができる。
3 :天井プレート
10 :基本ブロック
11 :RFタグ
12 :ハウジング
13 :可動プレート
14 :補助部品
15 :補助部品
20 :基本ブロック
30 :基本ブロック
31 :RFタグ
32 :ハウジング
33 :可動プレート
40 :基本ブロック
50 :基本ブロック
51 :RFタグ
52 :ハウジング
53 :可撓プレート
54 :可動プレート
100 :実行ブロック
101 :ハウジング
102 :天井プレート
103 :階床プレート
106 :プレート
107 :長辺方向移動補助部品
110 :基本ブロック
120 :基本ブロック
140 :基本ブロック
200 :制御ブロック
201 :ハウジング
202 :天井プレート
203 :階床プレート
207 :長辺方向移動補助部品
208 :短辺方向移動プレート
210 :基本ブロック
220 :基本ブロック
240 :基本ブロック
250 :基本ブロック
300 :引数ブロック
301 :ハウジング
302 :天井プレート
304 :可撓プレート
305 :ボタン
306 :回転ストッパ
310 :基本ブロック
320 :基本ブロック
500 :実用ブロック
600 :制御ブロック
630 :引数ブロック

Claims (10)

  1. 複数の基本ブロックから構成される各ブロックにソフトウェア要素が割り振られた複数のブロックを所定の位置関係で配置することによってソフトウェアを構築するソフトウェア構築ブロックであって、
    前記複数の基本ブロックのそれぞれに配置された受動送受信要素であって、それぞれに各受動送受信要素を特定するIDが割り振られ、スキャン信号に応答して前記IDを送り返す複数の受動送受信要素と、
    前記複数の受動送受信要素に対して前記スキャン信号を送信し、前記受動送受信要素から返される前記IDを受信する能動送受信要素と、
    前記能動送受信要素と接続され、前記複数の受動送受信要素に関する情報を記憶する記憶部を有する制御部と、
    を備え、
    前記受動送受信要素のそれぞれには、人の力によって又は別のブロックに設けられた磁石からの磁気的な引力又は反発力によって移動可能な可動部が設けられ、前記可動部の移動後の位置によって前記能動送受信要素との間の通信が遮断され又は通信が可能となり、
    前記制御部は、前記複数の受動送受信要素のうちのどの受動送受信要素からIDが送り返されているかを検知し、その時間的変化に基づいて各ブロックの相対的な位置関係を判断する、ソフトウェア構築ブロック。
  2. 前記制御部は、実行指示があったときに判断された各ブロックの位置関係に基づいてソフトウェアを実行する、請求項1に記載のソフトウェア構築ブロック。
  3. 前記受動送受信要素に関する情報には、その基本ブロックが当該ブロックのどの位置に配置されているかについての情報が含まれる、請求項1又は2に記載のソフトウェア構築ブロック。
  4. 前記受動送受信要素に関する情報には、前記複数のブロックのどのブロックにどのソフトウェア要素が割り振られているかについての情報が含まれる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のソフトウェア構築ブロック。
  5. 前記可動部には、遮蔽物が設けられ、前記遮蔽物が前記受動送受信要素の特定の部分に近づいた位置にあるときは前記能動送受信要素との通信が遮断され、前記遮蔽物が前記受動送受信要素の特定の部分から離れた位置あるときは前記能動送受信要素との通信が可能となる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のソフトウェア構築ブロック。
  6. 前記相対的な位置関係には、ブロックの一定幅のずれが含まれる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のソフトウェア構築ブロック。
  7. 前記一定幅のずれは、コンピュータプログラムを記載する際のインデントに相当する、請求項6に記載のソフトウェア構築ブロック。
  8. 前記能動送受信要素はRFリーダであり、前記受動送受信要素はRFタグである、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のソフトウェア構築ブロック。
  9. IDが割り振られ、スキャン信号に応答して前記IDを送り返す受動送受信要素を備えた複数のブロックと、
    前記受動送受信要素に対して前記スキャン信号を送信し、前記受動送受信要素から返される前記IDを受信する能動送受信要素と、
    前記複数のブロックのそれぞれに設けられ、その位置に応じて前記受動送受信要素と前記能動送受信要素との間の通信を遮断し又は遮断を解除する遮蔽手段と、
    前記遮蔽手段に設けられた第1の磁石と、
    前記複数のブロックのうち少なくとも1つに設けられた第2の磁石と、
    を備え、
    前記第2の磁石が設けられたブロックを他のブロックに隣接して配置したときに、前記第2の磁石と前記第1の磁石との磁気的相互作用により前記遮蔽手段を移動させて、前記受動送受信要素と前記能動送受信要素との間の通信を遮断し又は遮断を解除するブロック装置。
  10. 前記能動送受信要素はRFリーダであり、前記受動送受信要素はRFタグである、請求項9に記載のブロック装置。
JP2018078335A 2018-01-12 2018-04-16 ソフトウェア構築ブロック Active JP6545315B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018078335A JP6545315B1 (ja) 2018-04-16 2018-04-16 ソフトウェア構築ブロック
PCT/JP2018/048605 WO2019138951A1 (ja) 2018-01-12 2018-12-28 玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018078335A JP6545315B1 (ja) 2018-04-16 2018-04-16 ソフトウェア構築ブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6545315B1 true JP6545315B1 (ja) 2019-07-17
JP2019181022A JP2019181022A (ja) 2019-10-24

Family

ID=67297657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018078335A Active JP6545315B1 (ja) 2018-01-12 2018-04-16 ソフトウェア構築ブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6545315B1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007006029A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Sony Corp Rfid内蔵電子機器
JP6324716B2 (ja) * 2013-12-26 2018-05-16 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント ブロック、ブロックシステム、表示方法、および情報処理方法
WO2015170873A1 (ko) * 2014-05-07 2015-11-12 김진욱 블록을 이용한 알고리즘 교육 장치
JP6176870B2 (ja) * 2016-01-05 2017-08-09 株式会社セガ トイズ コーディング玩具、ブロック、ステージ、形象体玩具及びコーディング方法
PL417869A1 (pl) * 2016-07-06 2018-01-15 Michał Dziedziniewicz Urządzenie do generowania programów komputerowych i metoda generowania programów komputerowych

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019181022A (ja) 2019-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205880833U (zh) 识别物体身份和相对于互动表面的位置的系统
US7645178B1 (en) Virtual world toy doll system
EP3593406B1 (en) Interactive digital platform device and method
US20060149495A1 (en) Method for object identification and sensing in a bounded interaction space
US7830260B2 (en) Learning device using RFID tags
US20160233927A1 (en) Unidirectional induction type near field communication device
US9420404B2 (en) Information processing system, game system, information processing apparatus, operation instrument, recording medium and information processing method
EP3085422B1 (en) Game board
JP2009505263A (ja) ディスプレイにユーザ情報を表示する装置及び方法
WO2005106767A1 (en) Electronic device
CN101681739A (zh) 具有可变位置能力的键
WO2019138951A1 (ja) 玩具
US11541322B1 (en) Mat controllable by remote computing device
JP6545315B1 (ja) ソフトウェア構築ブロック
CN101669351A (zh) 旋转式便携终端
CN204392476U (zh) 一种遥控器
US11498014B1 (en) Configurable devices
CN104288993A (zh) 一种棋牌游戏交互辅助装置及方法
US20150061836A1 (en) Assignable switch for portable devices
JP2009123162A (ja) Rfidのスイッチ機構、それを備える入力装置、コンピュータ用の入力インタフェース装置、及び、テレビジョン受像機用のコントローラ
JPWO2018179837A1 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
CN204791101U (zh) 一种多功能电子学生证
Deshmukh et al. Applications of rfid in interactive board games
JP2017059420A (ja) タッチ操作受付装置及び収納装置
KR100631616B1 (ko) 3차원 위치정보 입력장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181003

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181003

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6545315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250