JP6544795B2 - 医療用装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用装置に関する。
従来から、内視鏡や吸引デバイス等の医療装置を生体器官(例えば、食道、気道、腸、尿管などの体腔、その他の臓器等)内へ導入し、これらの医療装置を使用して生体器官に生じた病変部を治療したり、生体器官内に存在する各種の異物(捕捉対象物)を除去等したりする処置が一般的に行われている。
異物の一例として尿路等に発生する結石が挙げられる。尿路結石は、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路に存在する結石である。尿路結石症では、尿路結石により様々な症状が引き起こされる。例えば腎臓内に生じた結石が尿管に移動した場合、結石が尿管を傷つけることで痛みや血尿が生じることや、結石が尿管を閉塞することで一過性の水腎症状態となることにより、腰背から側腹部の激しい痛み(疝痛)が引き起こされる。これらの症状の緩和や治療には、結石を除去することが有効な手段となる。
結石の除去には、その結石をバスケット鉗子で掴んで抽石する方法(下記特許文献1を参照)が広く行われているが、結石を1つ1つ掴んで生体外に抽石する必要があることから、非常に手間が掛かり、利便性が良くない。
ここで、結石を効率良く抽石するために、例えば血管内等の異物を除去するためのフィルターを転用することによって、結石を一纏めにして除去する方法を試みれば、上記の問題は解決される。しかしながら、フィルターは、生体内に導入することを考慮して小型化する必要があることから、清掃および交換のいずれを行うにしても手間が掛かり、十分にメンテナンスを行うことが難しい。
特表2001−512355号公報
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、捕捉対象物を捕捉するフィルターのメンテナンスを容易にし、取り扱いや保守の利便性を向上させることができる医療用装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る医療用装置は、生体内に存在する捕捉対象物を収容するための内腔と、前記内腔にそれぞれ連通する先端開口部および基端開口部と、を備えた収容部と、前記生体内において前記先端開口部から前記基端開口部へ向かう流体の流れを発生させることによって前記流体とともに前記捕捉対象物を前記内腔へ吸入させるインペラを備え、前記収容部の基端側において前記収容部と着脱可能に構成したインペラ保持部と、先端が前記インペラ保持部に接続され、前記インペラの軸部を回転可能に保持するルーメンが内部に形成された導入管と、前記導入管の基端に接続され、前記インペラの回転を制御する制御部材を備える手元操作部と、を有し、前記収容部および/または前記インペラ保持部に、少なくとも一つ以上の前記捕捉対象物を捕捉するためのフィルターが配置されている。
医療用装置は、フィルターが配置されている収容部および/またはインペラ保持部が分離可能であり、捕捉対象物を捕捉するフィルターのメンテナンスを容易に行うことができることから、取り扱いや保守の利便性を向上させることができる。
第1実施形態に係る医療用装置を示す斜視図である。 図1の医療用装置の要部を示す斜視図であって、(A)は収容部とインペラ保持部を接続した状態で示す図、(B)は収容部とインペラ保持部を分離した状態で示す図である。 図1の医療用装置の要部を断面で示す斜視図であって、(A)は収容部とインペラ保持部を接続した状態で図2(A)中の3(A)−3(A)線に沿って示す図、(B)は図3(A)の収容部とインペラ保持部を分離した状態で示す図である。 図1の医療用装置の要部を図3(B)中の領域4において拡大して示す斜視図である。 図1の医療用装置を軟性腎盂尿管鏡(以下、軟性鏡)に装着した状態を模式的に示す側面図である。 図1の医療用装置を装着した軟性鏡を患者の尿管に導入した状態を模式的に示す図である。 図1の医療用装置の収容部に捕捉対象物を収集する状態を模式的に示す斜視図であって、(A)は収容部に捕捉対象物を収集する前の状態を示す図、(B)は収容部に捕捉対象物を収集している最中の状態を示す図、(C)は収容部に捕捉対象物を収集した後の状態を示す図である。 図1の医療用装置の清掃用具を示す斜視図である。 図8の清掃用具を図8中の9−9線に沿って断面で示す側面図である。 図8の清掃用具を用いて医療用装置の収容部から結石Kを取り出している状態を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態の変形例1に係る収容部とフィルター部を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例2に係る収容部とフィルター部を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例3に係る収容部とインペラ保持部およびフィルター部を断面で示す斜視図である。 第2実施形態に係る医療用装置の要部を収容部とインペラ保持部を分離した状態で示す斜視図である。 図14の医療用装置を図14中の14−14線に沿って断面で示す側面図である。 図14の医療用装置の第1のフィルターおよび第2のフィルターを示す斜視図であって、(A)は第1の保持部の配置と第2の保持部の配置を周方向に沿って一致させた状態で示す図、(B)は第1の保持部の配置と第2の保持部の配置を周方向に沿って互いに異ならせた状態で示す図である。 第3実施形態に係る医療用装置の要部を収容部とインペラ保持部を分離した状態で示す斜視図である。 図17の医療用装置を図17中の17−17線に沿って断面で示す側面図である。 図17の医療用装置の第1のフィルターおよび第2のフィルターによって流体を淀ませることなく血餅を捕獲する状態を模式的に示す側面図である。 第4実施形態に係る医療用装置の要部を示す斜視図である。 図20の医療用装置の要部を拡大して断面で示す斜視図である。 図20の医療用装置を断面で示す斜視図であって、(A)は第2のフィルターの配置を軸方向に沿って移動させた状態を示す図、(B)は第2のフィルターの配置を周方向に沿って移動させた状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。医療用装置100は、生体内に導入する収容部110の側が先端側に相当し、使用者(術者)が操作する手元操作部150が基端側に相当する。
<第1実施形態>
第1実施形態の医療用装置100について、図1〜図10を参照しながら説明する。
医療用装置100の構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態に係る医療用装置100を示す斜視図である。図2は、図1の医療用装置100の要部を示す斜視図であって、(A)は収容部110とインペラ保持部120を接続した状態で示す図、(B)は収容部110とインペラ保持部120を分離した状態で示す図である。図3は、図1の医療用装置100の要部を断面で示す斜視図であって、(A)は収容部110とインペラ保持部120を接続した状態で図2(A)中の3(A)−3(A)線に沿って示す図、(B)は図3(A)の収容部110とインペラ保持部120を分離した状態で示す図である。図4は、図1の医療用装置100の要部を図3(B)中の領域4において拡大して示す斜視図である。
医療用装置100は、生体(例えば尿管630)内に存在する捕捉対象物(例えば固形状の結石Kや半固形状の血餅B)をフィルターによって捕捉した後、その捕捉対象物を効率良く除去する。捕捉対象物において、結石Kは、尿管630等に存在する結石Kを例えばレーザ砕石装置によって破砕して相対的に小さくした結石破砕片を含む。医療用装置100を構成する収容部110、インペラ保持部120、フィルター部130、導入部140、および手元操作部150について順に説明する。
収容部110は、図1〜図4に示すように、尿管630等の生体内に存在する捕捉対象物を収容する。
収容部110は、第1筒体111を含んでいる。第1筒体111は、円筒形状に形成され、尿管630等に存在する捕捉対象物を収容するための内腔111bを備えている。第1筒体111は、内腔111bの先端側(軸方向に沿った上流側)に先端開口部111aを備え、内腔111bの基端側(軸方向に沿った下流側)に基端開口部111cを備えている。先端開口部111aおよび基端開口部111cは、例えば、軸直交断面においてそれぞれ円形状に形成されている。
第1筒体111は、内腔111bの基端側(軸方向に沿った下流側)にフィルター部130のフィルター131を接合している。第1筒体111は、図4に示すように、基端側の端部の内周面に、ネジ溝111dが形成されている。ネジ溝111dは、インペラ保持部120の第2筒体121のネジ山121eにネジ留めされる。すなわち、第1筒体111は、ネジ留めによって、第2筒体121と着脱可能に構成されている。
第1筒体111は、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリブタジエンのようなポリオレフィン等からなる硬質の材料から構成することができる。また、第1筒体111は、例えば、可撓性を備えた材料から構成され、尿管630等の形状に合わせて変形可能な構成とすることができる。第1筒体111は、可視光領域で透明な材料から構成され、外部から捕捉対象物の捕捉具合を目視可能な構成とすることができる。第1筒体111は、例えばX線造影剤を含有させ、その造影剤を外部からX線透視下で撮像することによって、生体内における位置を確認可能な構成とすることができる。
インペラ保持部120は、図1〜図4に示すように、尿管630等において先端開口部111aから基端開口部111cへ向かう流体の流れを発生させる。
インペラ保持部120は、収容部110の基端側において収容部110と着脱可能に構成している。インペラ保持部120は、第2筒体121およびインペラ122を含んでいる。第2筒体121は、円筒形状に形成され、インペラ122を回転可能に収容している。第2筒体121は、内腔121bの先端側(軸方向に沿った上流側)に、流体を流入させる先端開口部121aを備えている。先端開口部121aは、例えば、軸直交断面において円形状に形成されている。第2筒体121は、内腔121bの基端側(軸方向に沿った下流側)の側面に、流体を流出(排出)させる基端開口部121cを備えている。基端開口部121cは、第2筒体121の基端側の周方向に沿って一定の間隔で複数形成されている。基端開口部121cは、第2筒体121の周方向に沿って矩形状に形成されている。
第2筒体121は、内腔121bの基端側の端部の中央に、インペラ122の軸部122cを回転可能に挿通して支持する支持孔121fが形成されている。第2筒体121は、先端側の端部の外周面に、ネジ山121eが形成されている。ネジ山121eは、収容部110の第1筒体111のネジ溝111dにネジ留めされる。第2筒体121は、第1筒体111とネジ留めによって着脱可能に構成されているが、ネジ留め以外の構成によって着脱可能に構成してもよい。
第2筒体121は、第1筒体111と同様に、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリブタジエンのようなポリオレフィン等からなる硬質の材料から構成することができる。第2筒体121は、第1筒体111と同様に、可視光領域で透明な材料から構成したり、X線造影剤を含有させたりすることができる。
インペラ122は、先端開口部111aから基端開口部111cへ向かう流体の流れを発生させ、流体とともに捕捉対象物を収容部へ吸入させる。インペラ122は、第2筒体121の内部に回転可能に収容されている。インペラ122は、シャフト部122a、複数のブレード部122b、および軸部122cを備えている。インペラ122は、シャフト部122aおよび複数のブレード部122bによって、全体としてプロペラ型のスクリューを構成している。
シャフト部122aは、周方向に沿って一定の間隔で複数接合したブレード部122bを軸方向に沿って回転させる。シャフト部122aは、先端側(軸方向に沿った上流側)が縮径した円柱体であり、全体として弾丸形状をなしている。ブレード部122bの基端側(軸方向に沿った下流側)の端部には、細長く可塑性を備えた軸部122cが連結している。軸部122cは、手元操作部150の制御部材151のモータに接続されている。
ブレード部122bは、スクリューの翼の部分に相当する。ブレード部122bがシャフト部122aによって回転すると、第2筒体121の先端開口部121aから基端開口部121cに向かう流体の流れが発生する。第2筒体121の先端開口部121aは、第1筒体111の基端開口部111cに連結している。すなわち、ブレード部122bが回転している間、第1筒体111の先端開口部111aから第2筒体121の基端開口部121cへ向かう流体の流れが発生する。
ブレード部122bは、径方向に沿った方向よりも軸方向に沿った方向に長い。ブレード部122bは、径方向に沿った幅が軸方向に沿って同一であって、いわゆる方形状に形成されている。ブレード部122bは、シャフト部122aの回転によって流れを生じさせることができるように、先端側から基端側にかけてその長軸方向が回転軸を基準にねじれている。さらに、ブレード部122bは、回転軸から径方向外方に向かって、回転方向と逆方向に湾曲している。
インペラ122は、軸部122cを除き、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリブタジエンのようなポリオレフィン等の硬質の樹脂材料から構成することができる。また、インペラ122は、軸部122cを除き、例えば、Ni−Ti系合金のような擬弾性合金(超弾性合金も含む)、形状記憶合金、ステンレス鋼、コバルト系合金、金、白金のような貴金属、タングステン系合金、炭素系材料(ビアノ線を含む)等の金属材料から構成することができる。軸部122cは、可撓性を備えた材料から構成することができる。
フィルター部130は、図3および図4に示すように、収容部110において捕捉対象物を捕捉する。
フィルター部130は、フィルター131を含んでいる。フィルター131は、捕捉対象物を捕捉するためのものである。フィルター131は、流体を通過させつつ、例えば固形状の結石Kや半固形状の血餅Bからなる捕捉対象物を通過させない構成からなる。すなわち、フィルター131は、第1筒体111の先端開口部111aから基端開口部111cに向かって流体とともに移動する捕捉対象物を、流体と分別して捕捉することができる。フィルター131は、第1筒体111の内腔111bの基端側に接合しているが、内腔111bに着脱可能に取り付けてもよい。
フィルター131は、保持部131aと枠部131bを備えている。保持部131aは、捕捉対象物を保持する。保持部131aは、格子状に形成されている。保持部131aは、内腔111bの内部において、その主面が軸方向と垂直となるように配置されている。枠部131bは、保持部131aを周方向に沿って支持している。枠部131bは、リング状に形成され、保持部131aの外周縁に一体に形成されている。
フィルター131は、例えば、織物や編物からなる織布、不織布等の所定のメッシュを有するメッシュ生地からなる繊維材料や多孔質膜等を用いて構成することができる。特に、メッシュ生地は、目開きが比較的均一であることから、フィルター131として好適に構成することができる。フィルター131は、上記の材料を複数組み合わせて構成してもよい。
導入部140は、図1〜図3に示すように、術者が、収容部110およびインペラ保持部120を尿管630等の生体内に導入するためのものである。
導入部140は、導入管141を含んでいる。導入管141は、細長い円筒形状から形成されている。導入管141は、インペラ122の軸部122cを回転可能に保持可能なルーメン141bが内部に形成されている。導入管141の先端141aは、インペラ保持部120の第2筒体121の支持孔121fに接合されている。導入管141の基端141cは、手元操作部150の接続口150aに着脱可能に連結されている。導入管141は、可撓性を備えた材料から構成され、尿管630等の形状や軟性鏡700の動きに合わせて変形可能である。
手元操作部150は、図1に示すように、術者が、尿管630等に導入された第1筒体111の位置を調整したり、インペラ122を回転させたりするための操作を行うものである。
手元操作部150は、制御部材151、把持部材152、およびスイッチ153を含んでいる。手元操作部150は、導入部140の導入管141の基端141cを着脱可能に連結する接続口150aを備えている。制御部材151は、インペラ122の軸部122cを回転させるモータ、およびそのモータを制御する制御回路、モータおよび制御回路に電力を供給する電源(電池)を備えている。モータの回転軸は、インペラ122の軸部122cに着脱可能に連結されている。制御部材151のモータが回転すると、導入管141に導入されているインペラ122の軸部122cが従動して回転し、第2筒体121内のインペラ122が回転する。把持部材152は、術者が把持するものである。把持部材152は、その内部に制御部材151の電池を収納している。スイッチ153は、制御部材151のモータをON/OFFするスイッチである。
医療用装置100の使用方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、図1の医療用装置100を軟性腎盂尿管鏡(以下、軟性鏡)に装着した状態を模式的に示す側面図である。図6は、図1の医療用装置100を装着した軟性鏡を患者の尿管に導入した状態を模式的に示す図である。図7は、図1の医療用装置100の収容部110に捕捉対象物を収集する状態を模式的に示す斜視図であって、(A)は収容部110に捕捉対象物を収集する前の状態を示す図、(B)は収容部110に捕捉対象物を収集している最中の状態を示す図、(C)は収容部110に捕捉対象物を収集した後の状態を示す図である。
医療用装置100の使用方法に係る説明においては、捕捉対象物を例えば結石Kとして説明する。
ここでは、尿路結石症に罹患した患者600において、尿管630の硬性鏡で到達可能な下部尿管にあたる領域に結石Kが存在し、かつ、尿管630の硬性鏡では到達困難であるが、軟性鏡では到達可能な上部尿管にあたる領域にも結石Kが存在する患者600を用いて説明する。このような症例では、先に下部尿管の結石Kを除去した後、上部尿管の結石Kを除去することが行われる。なお、図6においては、下部尿管の結石Kを除去した後、上部尿管の結石Kを除去する際の状況を模式的に示している。
図6に示す患者600に対して、泌尿器系で一般的に用いられる膀胱鏡を用い、医療分野において広く知られたガイドワイヤを、尿道610および膀胱620を介して尿管630または腎盂腎杯640に導入する。次に、硬性腎盂尿管鏡(以下、硬性鏡)を挿入し、尿管630の内壁や、尿管630内の結石Kを観察する。このとき、硬性鏡にバスケット鉗子を併用して結石Kを除去してもよい。また、硬性鏡にホルミウム・ヤグレーザー等の破砕装置を併用して、比較的大きく除去が困難な結石Kを破砕して相対的に小さくしたり、生じた結石破砕片をバスケット鉗子を使用したりして除去してもよい。その後、硬性鏡を生体内から抜去する。
次に、ガイドワイヤを介して尿管アクセスシースを、尿道610および膀胱620を介して尿管630または腎盂腎杯640に導入する。
尿管アクセスシースを介して軟性鏡700を挿入し、結石Kを観察する。このとき、ガイドワイヤを抜去してもよい。結石Kが尿管アクセスシースを通過困難な、比較的大きなサイズであった場合、軟性鏡700にホルミウム・ヤグレーザー等の破砕装置を併用して、結石Kを破砕して相対的に小さくする。
次に、医療用装置100と軟性鏡700を組み付ける。具体的には、図5に示すように、医療用装置100の導入管141と手元操作部150を分離した状態から、導入管141を軟性鏡700のワーキングチャンネル701に軟性鏡700の先端側から導入して、導入管141の基端側をポート702から取り出し、その導入管141の基端側を手元操作部150に嵌合して取り付ける。
次に、図6に示すように、医療用装置100を装着した軟性鏡700を、尿管アクセスシースを介して、患者600の尿道610および膀胱620を通過させ、例えば尿管630内の結石Kが存在する部位に到達させた後、医療用装置100を用いて、結石Kを収容部110に収集する。
具体的には、図6に図示した尿管630内の結石Kに対して、図7(A)に示すように第1筒体111を接近させる。術者が手元操作部150のスイッチ153を操作して、インペラ122を回転させると、第1筒体111の先端開口部111aから第2筒体121の基端開口部121cへ向かう流体の流れが発生する。その結果、図7(B)から図7(C)に示すように、尿管630内の結石Kが第1筒体111に配置されたフィルター131まで吸い寄せられるように移動して捕捉される。フィルター131によって捕捉された結石Kは、第1筒体111に収容される。
次に、第1筒体111に結石Kを収集した第1筒体111等を、吸引力を発生させた状態で体外まで搬出する。第1筒体111を第2筒体121から取り外して第1筒体111内の結石Kを除去した後、その第1筒体111を第2筒体121に再度取り付ける。または、新しい第1筒体111を第2筒体121に取り付ける。
そして再び、医療用装置100の収容部110を結石Kが存在する部位に到達させた後、結石Kの第1筒体111への取込み、ならびに体外での除去を繰り返す。さらに、結石Kの位置を変える(リポジショニング)目的で、腎盂腎杯内のある腎杯で結石Kを第1筒体111へ取込み、別の腎杯内でモータの回転を小さく、または停止するようにコントロールを行い、結石Kを第1筒体111からリリースしても良い。この際、モータを逆回転することによって、結石Kを第1筒体111から吐き出すように操作を行っても良い。
医療用装置100は、硬性鏡と共に使用しても良い。すなわち、軟性鏡700での抽石操作に先だって行われる硬性鏡での観察、砕石、抽石操作において、バスケット鉗子の代わりに使用しても良い。
次に、ガイドワイヤを、尿道610および膀胱620を介して尿管630または腎盂腎杯640に導入する。この操作は尿管アクセスシースを介して行ってもよい。さらに、上部尿管留置用の尿管ステントを、ガイドワイヤに被せて留置した後、ガイドワイヤを抜去する。尿管ステントは、術後の一過性の尿管閉塞等に対応する。尿管ステントは、所定の日数が経過した後、除去する。
尿管アクセスシースの使用の有無は、尿管630や結石Kの状況等に鑑みて、術者によって判断される。すなわち、尿管アクセスシースを用いることなしに、軟性鏡700での観察、砕石、抽石操作を行っても良く、このような場合においても、医療用装置100を軟性鏡700と共に使用しても良い。
図5〜図7に参照しながら説明した手技は、主に次の通りである。患者600の生体内に導入した医療用装置100によって捕捉した捕捉対象物を除去する方法であって、医療用装置100を生体内に導入し、生体内において流体の流れを発生させることによって流体とともに移動させた捕捉対象物をフィルター131によって捕捉した後、医療用装置100を生体外に取り出し、捕捉対象物を除去する。
医療用装置100を清掃するための清掃用具800の構成について、図8および図9を参照しながら説明する。
図8は、図1の医療用装置100の清掃用具800を示す斜視図である。図9は、図8の清掃用具800を図8中の9−9線に沿って断面で示す側面図である。
清掃用具800は、保持部材801、爪部材802、連動部材803、および操作部材804を含んでいる。
保持部材801は、清掃用具の各構成部材を一体に保持するものである。保持部材801は、図9に示すように、本体部801a、案内部801b、および支持部801cを含んでいる。本体部801aは、図9に示すように、円柱形状からなる。本体部801aは、一面の側に案内部801bを連結し、他面の側に支持部801cを連結している。本体部801aは、軸方向に沿った中央部分に貫通孔が形成され、連動部材803を回転可能に支持している。保持部材801の案内部801bは、図9に示すように、爪部材802が第1筒体111等に接触しないようにガイドするものである。案内部801bは、略L字状に形成されている。すなわち、案内部801bは、側方から円弧状に切り欠いた形状に形成されている。保持部材801の支持部801cは、図9に示すように、操作部材804を支持するものである。支持部801cは、板状に形成されている。支持部801cは、術者によって、操作部材804と共に挟持される。支持部801cは、術者が操作部材804を押下していない状態で、操作部材804を外部に露出させる。支持部801cは、術者が操作部材804を押下した状態で、操作部材804を内部に収納する。
爪部材802は、医療用装置100の収容部110から捕捉対象物を掻き出すものである。爪部材802は、図9に示すように、本体部801aから突出し、細長い略三角形状に形成されている。爪部材802は、その先端側の爪部802aを、捕捉体対象物に接触させて掻き出す。爪部材802は、その基端側に歯車形状に形成された歯車部802bを、連動部材803の第1歯車部803bに連結させている。爪部材802の歯車部802bは、保持部材801の案内部801bに回転可能に収容されている。爪部材802は、保持部材801の本体部801aを医療用装置100の第1筒体111に当接させたときに、その第1筒体111に配置されたフィルター131に接触しない長さに形成している。
連動部材803は、操作部材804の動作を爪部材802に連動させるものである。連動部材803は、図9に示すように、棒状に形成されている。連動部材803は、その中央に回転可能に形成された回転部803aを備えている。回転部803aは、保持部材801の本体部801aに配置されている。連動部材803は、その一端の側に歯車形状に形成された第1歯車部803bを、爪部材802の歯車部802bに連結させている。連動部材803は、その他端の側に歯車形状に形成された第2歯車部803cを、操作部材804の歯車部804bに連結させている。
操作部材804は、爪部材802を操作するものである。操作部材804は、図9に示すように、本体部801aから突出し、緩やかに幅広となる台形形状に形成されている。操作部材804は、その一端の側に歯車形状に形成された歯車部804bを、連動部材803の第2歯車部803cに連結させている。操作部材804の歯車部804bは、保持部材801の支持部801cに回転可能に収容されている。操作部材804は、その他端の側の押下部804aが術者によって押下されると、連動部材803を介して、爪部材802が従動して図9中の時計方向に回転する。
医療用装置100を清掃するための清掃用具800の使用方法について、図10等を参照しながら説明する。
図10は、図8の清掃用具800を用いて医療用装置100の収容部110から結石Kを取り出している状態を模式的に示す斜視図である。
術者は、図10に示すように、清掃用具800の保持部材801の案内部801bを、医療用装置100の第1筒体111に挿入する。術者は、上記の状態で、清掃用具800の保持部材801の本体部801aを、医療用装置100の第1筒体111に当接させる。次に、術者は、操作部材804の押下部804aと保持部材801の支持部801cを挟持した状態で、操作部材804を押下する。
その結果、操作部材804は、歯車部804bを中心軸として図9中に示す反時計方向に回転する。連動部材803は、操作部材804の回転に伴って、回転部803aを中心軸として図9中に示す反時計方向に回転する。爪部材802は、連動部材803の回転に伴って、歯車部802bを中心軸として図9中に示す時計方向に回転する。
このような動作によって、術者は、図10に示すように、清掃用具800を用いて医療用装置100の収容部110から捕捉対象物を掻き出す。術者は、清掃用具800を第1筒体111に対して押し当てつつ回転させながら、捕捉対象物を掻き出すこともできる。
以上、第1実施形態に係る医療用装置100によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
医療用装置100は、フィルター131が配置されている収容部110および/またはインペラ保持部120が分離可能であり、捕捉対象物を捕捉するフィルター131のメンテナンスを容易に行うことができることから、取り扱いや保守の利便性を向上させることができる。
特に、フィルター131を収容部110に配置した構成によれば、患者600の状況(捕捉対象物である軟体の量や小サイズの結石片の有無)に合わせて、孔径が異なるフィルターを備えた収容部110を適宜取り替えることができる。例えば、軟体が多く小サイズの結石片が少ない場合には、目が粗いフィルターを備えた収容部110をインペラ保持部120に取り付けて対応することができる。
また、フィルター131を収容部110に配置した構成によれば、捕捉対象物が充填された収容部110を新しい収容部110に取り替えることによって、術者が速やかに手技を行うことができる。すなわち、複数の捕捉対象物の除去に要する時間を大幅に短縮したり、一定の時間内においてより多くの捕捉対象物を除去したりすることができる。例えば経尿道的結石砕術(TUL)のように、術後の尿路感染症の発症予防等のために手術時間の上限が規定されているような場合に有効である。
また、フィルター131を収容部110に配置した構成によれば、収容部110をインペラ保持部120から分離させた状態で、その収容部110に収容されている捕捉対象物を除去することができる。インペラ保持部120は、回転部材であるインペラ122を備えていることから、フィルター131をインペラ保持部120から分離することによって、フィルター131の清掃時に、捕捉対象物が、インペラ122のブレード部122bの間や、ブレード部122bとインペラ保持部120の内腔121b間の隙間等、除去することが困難な箇所に侵入することなしに、フィルター131の清掃を容易に行うことができる。
また、フィルター131を収容部110に配置した構成によれば、感染性の捕捉対象物を捕捉したフィルター131が備えられた収容部110を取り替えることによって、生体内にその捕捉対象物が拡散して汚染することを防止できる。
また、フィルター131を収容部110に配置した構成によれば、捕捉対象物の病理検査を行ったり捕捉対象物を廃棄したりする場合に、その捕捉対象物が収容された収容部110を運搬すればよいことから、捕捉対象物の取扱いを簡便かつ確実に行うことが可能になる。
また、フィルター131を収容部110に配置した構成によれば、捕捉対象物が収容された収容部110をフィルター131が上方に位置するようにして、振ったり台に叩いたりするだけで、その捕獲対象物を容易に除去することができる。また、収容部110をインペラ保持部120から分離させた状態では、フィルター131の基端側が大きく開いた構造となるため、フィルター131の基端側から収容部110の内腔111bや先端開口部111aの方向に、例えば流水を加えることによって、その捕獲対象物を容易に除去することができる。
また、フィルター131を収容部110に配置した構成によれば、収容部110は、インペラ122が備えられたインペラ保持部120から取り外した状態であることから、フィルター131の清掃時にインペラ122等に損傷を与えることがない。例えば、先端が細径となったものを用い、収容部110から捕獲対象物を掻き出して清掃する場合においても、細径の先端がフィルター131の網目を越え、インペラ122のブレード部122bを損傷してしまう虞がない。
一方、フィルター131をインペラ保持部120に配置した構成によれば、収容部110をインペラ保持部120から分離させた状態で、外部に露出したフィルター131から捕捉対象物を非常に容易に除去することができる。さらに、収容部110をインペラ保持部120から取り外した後、収容部110内に残留している捕捉対象物を軸方向に沿って押し出すことによって、捕捉対象物を非常に容易に除去することができる。
さらに、医療用装置100において、フィルター131は、収容部110に備えられ筒状に形成された第1筒体111の基端側、およびインペラ保持部120に備えられ筒状に形成された第2筒体121の先端側の少なくとも一方に接続されている。このような構成によれば、医療用装置100は、非常に簡便な構成によってフィルター131を収容部110および/またはインペラ保持部120に備えることができる。
<第1実施形態の変形例1>
第1実施形態の変形例1の医療用装置について、図11を参照しながら説明する。第1実施形態の変形例1の医療用装置は、収容部110の第1筒体の形状を軸方向に沿って異ならせた構成が、前述した第1実施形態に係る医療用装置100の構成と異なる。第1実施形態の変形例1においては、前述した第1の実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
第1実施形態の変形例1に係る収容部110の構成について、図11を参照しながら説明する。
図11は、第1実施形態の変形例1に係る収容部110とフィルター部130を示す斜視図である。
第1筒体112は、図11に示すように、収容を想定している捕捉対象物の大きさや総量に合わせて、軸方向に沿った長さを任意に構成することができる。すなわち、第1筒体112の軸方向に沿った長さは、生体内に導入可能であれば、特に限定されることはない。
<第1実施形態の変形例2>
第1実施形態の変形例2の医療用装置について、図12を参照しながら説明する。第1実施形態の変形例2の医療用装置は、収容部110の第1筒体113の形状を先端側と基端で異ならせた構成が、前述した第1実施形態に係る医療用装置100の構成と異なる。第1実施形態の変形例2においては、前述した第1の実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
第1実施形態の変形例2に係る収容部110の構成について、図12を参照しながら説明する。
図12は、第1実施形態の変形例2に係る収容部110とフィルター部130を示す斜視図である。
第1筒体113は、図12に示すように、先端開口部113aの流体が流れる軸方向に沿った軸直交断面における面積が、基端開口部113cの流体が流れる軸方向に沿った軸直交断面における面積よりも小さい。また、第1筒体113は、先端開口部113aと基端開口部113cの間が湾曲していることから、内腔113bが軸方向に沿って滑らかに形成されている。
以上、第1実施形態の変形例2に係る医療用装置によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
医療用装置において、先端開口部113aの流体が流れる軸方向に沿った軸直交断面における面積は、基端開口部113cの流体が流れる軸方向に沿った軸直交断面における面積よりも小さい。このような構成によれば、先端開口部113aの領域(基端開口部113cの領域よりも狭い)において流体に十分な流速を保たせることができ、かつ、基端開口部113cの領域(先端開口部113aの領域よりも広い)において捕捉対象物を十分に保持することができる。さらに、生体内の例えば小腎杯や下腎杯等、入口が狭い組織内腔内に存在する捕捉対象物を捕捉する際に、細径に構成された先端開口部113aを組織内腔内に挿入しやすく、先端開口部113aを捕捉対象物に接近させることができる。
<第1実施形態の変形例3>
第1実施形態の変形例3の医療用装置について、図13を参照しながら説明する。第1実施形態の変形例3の医療用装置は、収容部110を複数設けた構成が、前述した第1実施形態に係る医療用装置100の構成と異なる。前述した医療用装置100では、収容部110を1つだけ用いている。第1実施形態の変形例3においては、前述した第1の実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
第1実施形態の変形例3に係る収容部110の構成について、図13を参照しながら説明する。
図13は、第1実施形態の変形例3に係る収容部110とインペラ保持部120およびフィルター部130を断面で示す斜視図である。
第1筒体114は、先端側(軸方向に沿った上流側)の端部の外周面に、ネジ山114eを形成した点を除き、第1筒体111と同様の構成からなる。ネジ山114eは、第1筒体114の基端側(軸方向に沿った下流側)の端部の内周面に形成されたネジ溝114dに対応した仕様になっている。すなわち、一の第1筒体114の先端側のネジ山114eと、他の第1筒体114の基端側のネジ溝114dを、軸方向に沿ってネジ留めすることによって、第1筒体114を互いに連結することができる。第1筒体114は、図13では軸方向に沿って例えば3つ連結した状態を図示しているが、その個数に制限はない。
以上、第1実施形態の変形例3に係る医療用装置によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
医療用装置において、収容部110は、フィルター131を配置している。収容部110は、流体が流れる軸方向に沿って互いに隣接して複数設けている。このような構成によれば、最も先端側に位置する収容部110に捕捉対象物が充填される毎に、その収容部110のみを取り外すことによって、新たな収容部110を取り付けることなく、術者が速やかに手技を行うことができる。すなわち、複数の捕捉対象物の除去に要する時間を大幅に短縮したり、一定の時間内においてより多くの捕捉対象物を除去したりすることができる。
また、このような構成において、複数のフィルターのうち、最も上流側に配置するフィルターの目を粗くすることもできる。すなわち、流体が流れる軸方向の最も上流側に配置する収容部110に対して最も孔の大きさが大きいフィルターを備えることによって、そのフィルターをプレフィルターとして用い、比較的大きい半固形状の血餅Bのような捕捉対象物を十分に捕捉して目詰まりを防止することができる。流体や、比較的小さなサイズの捕捉対象物は、プレフィルターによって捕捉された血餅Bの周囲を通って、下流側に流通することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の医療用装置200について、図14〜図16を参照しながら説明する。医療用装置200は、第1のフィルター231Mの第1の保持部231Maの配置と、第2のフィルター231Nの第2の保持部231Naの配置を互いに異ならせる構成が、前述した第1実施形態に係る医療用装置100の構成と異なる。前述した医療用装置100では、フィルター131を1つだけ用いている。第2実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
第2実施形態に係る医療用装置200の構成について、図14〜図16を参照しながら説明する。
図14は、第2実施形態に係る医療用装置200の要部を収容部210とインペラ保持部220を分離した状態で示す斜視図である。図15は、図14の医療用装置200を図14中の14−14線に沿って断面で示す側面図である。図16は、図14の医療用装置200の第1のフィルター231Mおよび第2のフィルター231Nを示す斜視図であって、(A)は第1の保持部231Maの配置と第2の保持部231Naの配置を周方向に沿って一致させた状態で示す図、(B)は第1の保持部231Maの配置と第2の保持部231Naの配置を周方向に沿って互いに異ならせた状態で示す図である。
収容部210において、第1筒体111は、図14および図15に示すように、フィルター131に換えて、第1のフィルター231Mを接合している。
インペラ保持部220において、第2筒体121は、図14および図15に示すように、内腔121bの先端側(軸方向に沿った上流側)に第2のフィルター231Nを接合している。
フィルター部230において、フィルター231は、図14および図15に示すように、第1筒体111および第2筒体121に1つずつ配置されている。フィルター231は、第1と第2を識別して表すために、フィルター231Mおよびフィルター231Nと称している。すなわち、フィルター231Mおよびフィルター231Nは、同一の構成からなる。フィルター231Mは、保持部231Maと枠部131bを備えている。フィルター231Nは、保持部231Naと枠部131bを備えている。保持部231Maおよび保持部231Naは、格子状に形成された保持部131aと異なり、柵状に形成されている。保持部の間隔が互いに異なるフィルターを、第1筒体111および第2筒体121に1つずつ接合する構成としてもよい。
フィルター部230において、図16(A)に示すように、互いにネジ留めしている第1筒体111または第2筒体121を回転させて、第1のフィルター231Mの第1の保持部231Maのパターンと、第2のフィルター231Nの第2の保持部231Naのパターンが互いに重なるように配置すると、フィルター231の孔が最も疎(孔が最も大きい)になる。
同様に、フィルター部230において、図16(B)に示すように、互いにネジ留めしている第1筒体111または第2筒体121を回転させて、第1のフィルター231Mの第1の保持部231Maのパターンと、第2のフィルター231Nの第2の保持部231Naのパターンが互いに直交するように配置すると、フィルター231の孔が最も密(孔が最も小さい)になる。
以上、第2実施形態に係る医療用装置200によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
医療用装置200において、フィルターは、流体が流れる軸方向に沿って複数備えられている。第1のフィルター231Mにおける捕捉対象物を保持する第1の保持部231Maの配置と、第2のフィルター231Nにおける捕捉対象物を保持する第2の保持部231Naの配置と、を内腔111bの周方向に沿って互いに異ならせる。このような構成によれば、医療用装置200は、患者600の生体内の捕捉対象物の大きさに合わせて、フィルターの孔の疎密を任意に調整することができる。したがって、医療用装置200は、捕捉対象物を非常に効率良く捕捉することができる。
特に、このような構成によれば、捕捉対象物がフィルターの平均的な孔に対して相対的に大きい場合、フィルターの孔を疎にする(孔を大きくする)ことによって、フィルターの目詰まりによる吸引力の低下を防止することができる。一方、捕捉対象物がフィルターの平均的な孔に対して相対的に小さい場合、フィルターの孔を密にする(孔を小さくする)ことによって捕捉対象物を捕捉し、その捕捉対象物がフィルターを通過してインペラ122等を破損することを防止することができる。
また、このような構成によれば、患者600の生体内の捕捉対象物の大きさに合わせて孔の大きさを異ならせた複数のフィルターを予め用意しておく必要がないことから非常に経済的であり、かつ、特定の孔の大きさのフィルターが品切れするようなことがないことから在庫管理が容易である。また、このような構成によれば、患者600の生体内の捕捉対象物の大きさにバラつきが生じていても、術中にフィルターの孔の粗密を調整することによって、孔の大きさを異ならせた複数のフィルターを用いることなく、単一のフィルターを用い、大きさが互いに異なる捕捉対象物を段階的に捕捉することができる。したがって、医療用装置300は、捕捉対象物を非常に効率良く捕捉することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態の医療用装置300について、図17〜図19を参照しながら説明する。医療用装置300は、第1のフィルター331の第1の保持部331aのパターンと、第2のフィルター131の第2の保持部131aのパターンを互いに異ならせる構成が、前述した第2実施形態に係る医療用装置200の構成と異なる。前述した医療用装置200では、同一のパターンからなるフィルター231の保持部231Ma及び231Naの配置を互いに異ならせていた。第3実施形態においては、前述した第1および第2のいずれかの実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
第3実施形態に係る医療用装置300の構成について、図17および図18を参照しながら説明する。
図17は、第3実施形態に係る医療用装置300の要部を収容部310とインペラ保持部320を分離した状態で示す斜視図である。図18は、図17の医療用装置300を図17中の17−17線に沿って断面で示す側面図である。
収容部310において、第1筒体111は、図17および図18に示すように、フィルター131に換えて、フィルター331を配置している。
インペラ保持部320において、第2筒体121は、図17および図18に示すように、内腔121bの先端側(軸方向に沿った上流側)にフィルター131を接合している。
フィルター部330において、フィルター331が、図17および図18に示すように、収容部310の第1筒体111に配置されている。フィルター331は、保持部331aと枠部131bを備えている。保持部331aは、格子状に形成された目の間隔が、フィルター131の保持部131aの目の間隔よりも粗い。具体的には、フィルター331の保持部331aの間隔は、例えば、フィルター131の保持部131aの間隔の2倍に構成している。一方、フィルター131が、インペラ保持部320の第2筒体121に配置されている。フィルター331の第1の保持部に相当する保持部331aは、フィルター131の第2の保持部に相当する保持部131aと、流体が流れる軸方向に沿って互いに離間して配設している。
第3実施形態に係る医療用装置300の使用方法について、図19を参照しながら説明する。
図19は、図17の医療用装置300の第1のフィルター331および第2のフィルター131によって流速の低下を軽減しながら血餅Bを捕獲する状態を模式的に示す側面図である。
第1のフィルター331と第2のフィルター131のうち、相対的に孔が大きい(相対的に保持部の目が粗い)フィルター331を、流体の流れの上流側に配置している。さらに、フィルター331とフィルター131の間隔を、流体の通過に対して十分に長くしている。フィルター331は、フィルター131のプレフィルターとして用いることができる。すなわち、図19に示すように、フィルター331によって例えば血餅Bのような比較的大きい捕捉対象物を捕捉することができる。流体は、フィルター331によって捕捉された血餅Bの周囲を通り、フィルター131に向かって流通することができる。
以上、第3実施形態に係る医療用装置300によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
医療用装置300において、フィルターは、流体が流れる軸方向に沿って複数備えられている。第1のフィルター331における捕捉対象物を保持する第1の保持部331aのパターンと、第2のフィルター131における捕捉対象物を保持する第2の保持部131aのパターンと、を互いに異ならせる。このような構成によれば、医療用装置300は、患者600の生体内の捕捉対象物の大きさにバラつきが生じていても、それらの大きさが互いに異なる捕捉対象物をそれぞれ捕捉することができる。したがって、医療用装置300は、捕捉対象物を非常に効率良く捕捉することができる。
特に、このような構成によれば、第1のフィルター331と第2のフィルター131のうち孔が大きいフィルター(第1のフィルター331)を流体の流れの上流側に配置して、その第1のフィルター331をプレフィルターとして用いることができる。第1のフィルター331によって、例えば比較的大きい半固形状の血餅Bのような捕捉対象物を十分に捕捉しつつ、目詰まりを発生させない。すなわち、流体は、第1のフィルター331によって捕捉された捕捉対象物の周囲を通って、第2のフィルター131に流通することができる。
また、このような構成によれば、患者600の生体内の捕捉対象物の大きさに合わせてフィルターの孔の大きさを調整する必要がないことから、非常に簡便に使用することができる。
さらに、医療用装置300において、第1の保持部331aは、第2の保持部131aと流体が流れる軸方向に沿って互いに離間して配設している。このような構成によれば、流体が第1のフィルター331と第2のフィルター131の間で淀むことなく、その流体を速やかに流通させることができる。
特に、このような構成によれば、第1のフィルター331と第2のフィルター131が接触していないことから、それらのフィルターによって軸直交断面における流路を十分に確保して(断面積を十分に確保して)、流体を円滑に流通させることができる。
<第4実施形態>
第4実施形態の医療用装置400について、図20〜図22を参照しながら説明する。医療用装置400は、術者が手元操作部150を操作することによって、第1のフィルター331の配置と第2のフィルター131の配置を生体内において調整可能とした構成が、前述した第3実施形態に係る医療用装置300の構成と異なる。第4実施形態においては、前述した第3実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
第4実施形態に係る医療用装置400の構成について、図20〜図22を参照しながら説明する。
図20は、第4実施形態に係る医療用装置400の要部を示す斜視図である。図21は、図20の医療用装置400の要部を拡大して断面で示す斜視図である。図22は、図20の医療用装置400を断面で示す斜視図であって、(A)は第2のフィルター131の配置を軸方向に沿って移動させた状態を示す図、(B)は第2のフィルター131の配置を周方向に沿って移動させた状態を示す図である。
収容部410は、第1筒体111に換えて、第1筒体411を含んでいる。第1筒体411は、図20〜図22に示すように、基端側(軸方向に沿った下流側)の端部の外周面にネジ山411eが形成されている。第1筒体411は、第1筒体111と異なり、ネジ溝111dが形成されていない。第1筒体411は、第3実施形態に係るフィルター331を配置している。
インペラ保持部420は、図20〜図22に示すように、第2筒体421とインペラ122の間に、駆動部460の駆動筒体461を軸方向に沿って回転可能に配置した構成からなる。第2筒体421は、内部に駆動筒体461を配置したことから、第2筒体121を径方向外方に一回り大きく形成した形状からなる。さらに、第2筒体421は、先端側(軸方向に沿った上流側)の端部の内周面に、ネジ溝421dが形成されている。第2筒体421のネジ溝421dは、第1筒体411のネジ山411eにネジ留めされている。
フィルター部430において、第3実施形態に係るフィルター331が、図20〜図22に示すように、収容部410の第1筒体411に接合されている。また、フィルター131が、図20〜図22に示すように、駆動部460の駆動筒体461の先端側(軸方向に沿った上流側)に接合されている。インペラ保持部420の第2筒体121には、フィルターが接合されていない。
駆動部460は、図20〜図22に示すように、駆動筒体461および軸部材462を含んでいる。駆動筒体461は、筒状に形成され、インペラ保持部420の第2筒体421とインペラ122の間に回転可能に配置されている。駆動筒体461は、円筒形状に形成されている。駆動筒体461は、第2筒体121による流体の流出(排出)を阻害しないように、周方向に沿った側面の大部分を切り欠いて形成している。駆動筒体461は、先端側(軸方向に沿った上流側)に、流体を流入させる先端開口部461aを備えている。先端開口部461aに、フィルター131が接合されている。駆動筒体461は、基端側(軸方向に沿った下流側)の端部の中央に、インペラ122の軸部122cを回転可能に挿通して支持する支持孔461fが形成されている。
駆動筒体461は、第1筒体111と同様に、可視光領域で透明な材料から構成され、外部から捕捉対象物の捕捉具合を目視可能な構成とすることができる。駆動筒体461は、第1筒体111と同様に、例えばX線造影剤を含有させ、その造影剤を外部からX線透視下で撮像することによって、生体内における位置を確認可能な構成とすることができる。
軸部材462は、駆動筒体461を手元操作部150によって操作するための伝達部材である。軸部材462は、可塑性を備え、細長い円筒形状からなる。軸部材462の先端側は、駆動筒体461の基端側(軸方向に沿った下流側)の端部の中央に、インペラ122の軸部122cを回転可能に挿通した状態で接続している。軸部材462の基端側は、手元操作部150まで延長されている。軸部材462の基端側には、術者がつかむためのコネクタが接続されている。
軸部材462の基端側に接続されたコネクタを、術者が例えば軸方向に沿って押し出すと、図22(A)に示すように、駆動筒体461が軸方向に沿った上流側に移動する。その結果、駆動筒体461に接続されたフィルター131と、第1筒体411に接続されたフィルター331の軸方向に沿った間隔を狭くするように調整できる。一方、コネクタを、術者が例えば軸方向に沿って引っ張ると、駆動筒体461が軸方向に沿った下流側に移動する。その結果、フィルター131とフィルター331の軸方向に沿った間隔を広くするように調整できる。
軸部材462の他端に接続されたコネクタを、術者が例えば周方向に沿って回転させると、図22(B)に示すように、駆動筒体461が周方向に沿って回転する。図22(B)では、駆動筒体461を反時計方向に90°回転させた状態で示している。駆動筒体461が周方向に沿って回転させることによって、駆動筒体461に接続されたフィルター131のパターンと、第1筒体に接続されたフィルター331のパターンの組み合わせによって得られるフィルターのパターンを可変することができる。
以上、第4実施形態に係る医療用装置400によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
医療用装置400において、フィルターは、流体が流れる軸方向に沿って複数備えられている。第1のフィルター331の配置と、第2のフィルター131の配置と、を生体内において流体が流れる軸方向および/または内腔111bの周方向に沿って調整可能に構成した駆動部460を有している。このような構成によれば、医療用装置400は、患者600の生体内の捕捉対象物の大きさに合わせて、例えば手術中に生体内においてフィルターの孔の疎密や間隔を任意に調整することができる。したがって、医療用装置400は、手術中等に確認された捕捉対象物の大きさに適宜対応して、その捕捉対象物を効果的に捕捉することができる。
以上、複数の実施形態および変形例を通じて本発明に係る医療用装置を説明したが、これらの本発明は特許請求の範囲に記載された内容に基づいて適宜改変することが可能である。
例えば、医療用装置は、尿管630に導入して捕捉対象物を捕捉して除去する形態に限定されることなく、生体内の他の部位に導入して捕捉対象物を捕捉して除去することができる。生体内の他の部位は、例えば腎盂腎杯640に相当する。
100、200、300、400 医療用装置、
110、210、310、410 収容部、
111、112、113、114、411 第1筒体、
111a、112a、113a 先端開口部、
111b、112b、113b 内腔、
111c、112c、113c 基端開口部、
111d、114d ネジ溝、
114e、411e ネジ山、
120、220、320、420 インペラ保持部、
121、421 第2筒体、
121a、421a 先端開口部、
121b 内腔、
121c、421c 基端開口部、
421d ネジ溝、
121e ネジ山、
121f 支持孔、
122 インペラ、
122a シャフト部、
122b ブレード部、
122c 軸部、
130、230、330、430 フィルター部、
131、231、231M、231N、331 フィルター、
131a、231a、231Ma、231Na、331a 保持部、
131b 枠部、
140 導入部、
141 導入管、
141a 先端、
141b ルーメン、
141c 基端、
150 手元操作部、
150a 接続口、
151 制御部材、
152 把持部材、
153 スイッチ、
460 駆動部、
461 駆動筒体、
461a 先端開口部、
461f 支持孔、
462 軸部材、
600 患者、
610 尿道、
620 膀胱、
630 尿管、
640 腎盂腎杯、
700 軟性鏡、
701 ワーキングチャンネル、
702 ポート、
800 清掃用具、
801 保持部材、
801a 本体部、
801b 案内部、
801c 支持部、
802 爪部材、
802a 爪部、
802b 歯車部、
803 連動部材、
803a 回転部、
803b 第1歯車部、
803c 第2歯車部、
804 操作部材、
804a 押下部、
804b 歯車部、
B 血餅(捕捉対象物)、
K 結石(結石破砕片を含む、捕捉対象物)。

Claims (8)

  1. 生体内に存在する捕捉対象物を収容するための内腔と、前記内腔にそれぞれ連通する先端開口部および基端開口部と、を備えた収容部と、
    前記生体内において前記先端開口部から前記基端開口部へ向かう流体の流れを発生させることによって前記流体とともに前記捕捉対象物を前記内腔へ吸入させるインペラを備え、前記収容部の基端側において前記収容部と着脱可能に構成したインペラ保持部と、
    先端が前記インペラ保持部に接続され、前記インペラの軸部を回転可能に保持するルーメンが内部に形成された導入管と、
    前記導入管の基端に接続され、前記インペラの回転を制御する制御部材を備える手元操作部と、を有し、
    前記収容部および/または前記インペラ保持部に、少なくとも一つ以上の前記捕捉対象物を捕捉するためのフィルターが配置されている、医療用装置。
  2. 前記フィルターは、前記収容部に備えられ筒状に形成された第1筒体の基端側、および前記インペラ保持部に備えられ筒状に形成された第2筒体の先端側の少なくとも一方に接続されている、請求項1に記載の医療用装置。
  3. 前記フィルターは、前記流体が流れる軸方向に沿って複数備えられ、
    第1の前記フィルターにおける前記捕捉対象物を保持する第1の保持部の配置と、第2の前記フィルターにおける前記捕捉対象物を保持する第2の保持部の配置と、を前記内腔の周方向に沿って互いに異ならせる、請求項1または2に記載の医療用装置。
  4. 前記フィルターは、前記流体が流れる軸方向に沿って複数備えられ、
    第1の前記フィルターにおける前記捕捉対象物を保持する第1の保持部のパターンと、第2の前記フィルターにおける前記捕捉対象物を保持する第2の保持部のパターンと、を互いに異ならせる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用装置。
  5. 第1の前記保持部は、第2の前記保持部と前記流体が流れる軸方向に沿って互いに離間して配設した、請求項3または4に記載の医療用装置。
  6. 前記フィルターは、前記流体が流れる軸方向に沿って複数備えられ、
    第1の前記フィルターの配置と、第2の前記フィルターの配置と、を生体内において前記流体が流れる軸方向および/または前記内腔の周方向に沿って調整可能に構成した駆動部を、さらに有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用装置。
  7. 前記先端開口部の前記流体が流れる軸方向に沿った軸直交断面における面積は、前記基端開口部の前記流体が流れる軸方向に沿った軸直交断面における面積よりも小さい請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用装置。
  8. 前記収容部は、前記フィルターを配置し、
    前記収容部は、前記流体が流れる軸方向に沿って互いに隣接して複数設けた、請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用装置。
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