JP6543101B2 - 義足 - Google Patents

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Description

本発明は、義足に関する。
義足には、装着者の切断された脚の位置によって、大腿義足、下腿義足などの種類がある。これらの義足に共通して、健常者と外観が同じとなるように義足の足部に履物を装着させることが多い。履物は、ビジネスジューズ、運動靴、ハイヒールなど種々であり、踵高さなども様々である。
良好な歩行などのために、装着される履物の踵高さなどによって、義足の踵高さを調整することが好ましい。そこで、従来、踵高さを調整する機構を備えた義足が提案されている。
例えば、特許文献1には、クラッチ機構を用いて足関節部の角度を段階的に変更し踵高さを調整可能な義足が開示されている。また、特許文献2には、坂道歩行などの歩行パターンなどに応じて、アクチュエータによって足関節部の角度を自動調整して踵高さを調整することが可能な義足が開示されている。
特公昭62−37987号公報 特許第5013881号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のように装着者が自分で踵高さを調整する義足の場合、その調整が面倒であるという課題があった。
また、上記特許文献2にように踵高さを歩行パターンなどで自動調整する義足の場合、義足に装着される履物によって、調整を変更する必要があり、履物を履き替えるごとに再度歩行パターンなどに応じて自動調整されるまで長い学習期間を要するという課題があった。
本発明は、かかる不都合を解消して、装着される履物に応じて踵高さを適切に自動的に調整可能な義足を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、前記高さが、前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さとなるように、前記調整機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、義足に装着される履物に関する履物情報を取得手段が取得し、前方接地部の下面から足関節部の回動中心までの垂直方向の高さが、履物情報に対応付けられて高さ記憶手段に記憶されている高さとなるように、制御手段が調整機構を自動的に制御する。
これにより、履物に応じて、前記高さを自動的に調整することができ、装着者などが調整する必要がない。
そして、上記特許文献2に記載の義足のように履物を履いてから歩行しながら調整するものではなく、履物情報に応じて一意的に前記高さを調整する。よって、履物を履いて直ぐに、前記高さが好適に調整されるので、装着者の歩行感が良好となる。
第1の態様における本発明の義足は、前記取得手段は、前記履物に付された情報格納部から情報を読み出して、前記履物情報を取得す
この場合、履物に付された情報格納部から履物情報を直接的に取得することができ、履物情報を取得するための構成が簡易となる。
第2の態様における本発明の義足は、複数の履物に固有の情報とこれら履物の履物情報との関係を対応付けて記憶している固有記憶手段を備え、前記取得手段は、前記履物に付された当該履物に固有の情報を読み取り、前記固有記憶手段において前記固有の情報と対応付けて記憶されている前記履物情報を取得する
この場合、履物に付された情報格納部から当該履物に固有の情報を取得し、この情報を介して間接的に履物情報を取得することができる。よって、情報格納部には、履物情報を直接格納しておく必要がなく、格納される情報量の減少を図ることが可能となる。
第3の態様における本発明の義足は、複数の履物の画像情報とこれら履物に関する情報とを対応付けて記憶している画像記憶手段を備え、前記取得手段は、前記履物を撮像して当該履物の画像情報を取得し、前記画像記憶手段において前記画像情報と対応付けて記憶されている前記履物情報を取得する
この場合、履物を撮像することにより、間接的に履物情報を取得することができる。よって、履物に情報格納部を付しておく必要がない。
第4の態様における本発明の義足は、前記取得手段は、当該義足と別個であり、当該取得手段が取得した前記履物情報を送信する送信手段を備えた装置に備わり、当該義足は、前記送信手段が送信した前記履物情報を受信して、前記制御手段に送出する受信手段を備える。
この場合、義足が取得手段を備える必要がないので、義足自体の構成を簡易化することが可能となる。
第5の態様における本発明の義足は、前記取得手段及び前記高さ記憶手段は、当該義足と別個であり、当該取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さを送信する送信手段を備えた装置に備わり、当該義足は、前記送信手段が送信した前記高さを受信して、前記制御手段に送出する受信手段を備える。
この場合、義足が取得手段及び高さ記憶手段を備える必要がないので、義足自体の構成を簡易化することが可能となる。
さらに、本発明において、前記調整機構は、前記足部と前記下肢部との間の回動角度を変更させることにより、前記高さを調整するものであってもよい。
この場合、前記高さを調整するために、足部と下肢部との間の回動角度を変更させている。よって、義足の他の部分を変化させずに前記高さを調整することが可能となる。
また、前記調整機構は、前記足部の踵部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを変更させることにより、前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整するものであってもよい。
この場合、前方接地部から踵部に亘る義足の下面を全体的に変更させることにより、調整機構は前記高さを調整することが可能となる。よって、足部と下肢部との間の回動角度を調整することなく前記高さを調整することができるので、歩行時などにおける当該回動角度に対する制御を変更する必要がなくなる。
さらに、本発明において、制御開始スイッチを備え、前記制御開始スイッチがオンされた後、前記制御手段は、前記取得手段が取得した前記履物情報に基づいて、前記調整機構の制御を開始してもよい。
この場合、制御開始スイッチがオンされた後に調整機構の制御が開始されるので、突然制御が開始されて前記高さが変化して装着者が驚くことを防止することが可能となる。なお、制御開始スイッチは、義足と別個に備わるものであってもよく、例えば、取得手段又は高さ記憶手段が備わる別個の装置に備わるものであってよい。
さらに、第6の態様における本発明の義足は、前記調整機構の調整に対する微調整値が入力される微調整入力手段を備え、前記制御手段は、前記取得手段が取得した前記履物情報に基づいて前記調整機構を制御した後、前記微調整入力手段に微調整値が入力された場合、当該微調整値に基づいて前記調整機構を制御する
この場合、制御手段によって自動的に調整した前記高さに装着者などが不都合を感じたなどの場合に、これを解消するために、装着者などが微調整入力手段から微入力値を入力することにより、前記高さの微調整を行うことが可能となる。
なお、微調整入力手段は、義足と別個に備わるものであってもよく、例えば、取得手段、高さ記憶手段又は制御開始スイッチが備わる別個の装置に備わるものであってよい。
そして、さらに、第6の態様における本発明の義足において、前記微調整入力手段により入力された前記微調整値を前記履物に対応付けて記憶する微調整記憶手段を備え、前記取得手段が前記履物情報を取得した履物が前記微調整値が入力された履物である場合、前記制御手段は、当該履物に対応付けて前記微調整記憶手段に記憶された前記微調整値で調整して前記調整機構を制御してもよい。
この場合、自動的に調整した前記高さに不都合を感じたなどの場合に、これを解消するために、義足に履物を装着するごとに、装着者などが微調整入力手段に微調整値を入力する手間の解消を図ることが可能となる。
さらに、第7の態様における本発明の義足は、当該義足の歩行面の傾斜角度を取得する傾斜角度取得手段を備え、前記高さ記憶手段は、前記履物情報及び前記傾斜角度と前記高さとを対応付けて記憶しており、前記制御手段は、前記高さが、前記取得手段が取得した前記履物情報及び前記傾斜角度取得手段が取得した前記傾斜角度に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さとなるように、前記調整機構を制御する
また、第8の態様における本発明の義足は、当該義足の現在の位置を取得する位置取得手段と、前記位置と当該位置における地面の傾斜角度とを対応付けて記憶する傾斜記憶手段とを備え、前記高さ記憶手段は、前記履物情報及び前記傾斜角度と前記高さとを対応付けて記憶しており、前記制御手段は、前記高さが、前記取得手段が取得した前記履物情報及び前記位置取得手段が取得した前記位置に対応付けて前記傾斜記憶手段に記憶された前記傾斜角度に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さとなるように、前記調整機構を制御する
第7又は第8の態様における本発明の義足の場合、歩行面の傾斜角度に対応して、制御手段によって調整した前記高さをさらに自動的に調整することが可能となる。これにより、歩行面の傾斜角度と履物とに応じた前記高さに調整することができ、坂道などの歩行の容易化を図ることが可能となる。
さらに、第9の態様における本発明の義足は、当該義足の現在位置を取得する位置取得手段と、当該義足の進行方向を取得する進行方向取得手段と、前記位置と当該位置に対する進行方向側における地面の傾斜角度とを対応付けて記憶する傾斜記憶手段とを備え、前記高さ記憶手段は、前記履物情報及び前記傾斜角度と前記高さとを対応付けて記憶しており、前記制御手段は、前記高さが、前記取得手段が取得した前記履物情報及び前記位置取得手段が取得した前記現在位置に対応付けて前記傾斜記憶手段に記憶された前記傾斜角度に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さとなるように、前記調整機構を制御する
この場合、現在位置の前方に位置する坂道の傾斜角度に対応して、坂道に差し掛かる前に、又は傾斜角度が急変する前などに、予めこれらに備えて前記高さを自動的に調整することが可能となる。
そして、第8又は第9の態様における本発明の義足において、さらに、前記調整機構の調整に対する微調整値が入力される微調整入力手段と、前記微調整入力手段により入力された前記微調整値を前記履物に対応付けて記憶する微調整記憶手段とを備え、前記傾斜角度に対応する位置が前記位置取得手段が取得した位置である場合、前記制御手段は、当該履物に対応付けて前記微調整記憶手段に記憶された前記微調整値で調整して前記調整機構を制御することも好ましい。
この場合、自動的に調整した前記高さに不都合を感じたなどの場合に、これを解消するために、同じ場所に来たときに、装着者などが微調整入力手段に微調整値を入力する手間の解消を図ることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る義足の履物を装着した状態を示す模式側面図。 別の履物を装着した状態を示す義足の模式側面図。 義足のブロック図。 義足の別態様のブロック図。 履物を装着した状態を示すさらに別態様の義足に模式側面図。 本発明の第2実施形態に係る義足のブロック図。 本発明の第3実施形態に係る義足のブロック図。 義足の別態様のブロック図。
以下、本発明の第1の実施形態に係る義足100について、図1から図3を参照して説明する。
義足100は、下肢部10と足部20とが足継手である足関節部30で接続された下腿義足である。ただし、本発明に係る義足は、図示しないが、下肢部10と膝関節を介して接続される上肢部を有する大腿義足などであってもよい。また、義足100は、装着者の片脚にのみ装着されるものであっても、両脚に装着されるものであってもよい。
下肢部10は、金属、硬質樹脂などからなる下肢部本体11と、下肢部本体11を覆い、ゴム、樹脂などの軟質素材からなる下肢部カバー12とを備えている。
足部20は、金属、硬質樹脂などからなる足部本体21と、足部本体の底面に固体され、硬質樹脂、金属、カーボンなどからなる芯材22、足部本体21及び芯材22を覆い、ゴム、樹脂などの軟質素材からなる足部カバー23とを備えている。
足関節部30は、下肢部本体11の下端部と足部本体21の上端部を回動自在に接続されている。
義足100は、さらに、足部20の前方接地部の下面Eから、すなわち足部カバー23の前方接地部の下面Eから足関節部30の回動の中心Oまでの垂直方向の高さH(図1におけるH、図2におけるH)が調整可能な調整機構40と、この調整機構40を制御する制御手段50とを備えている。
ここで、前方接地部は、足部20の前側で履物Sを装着しない場合に接地する部分であり、いわゆる前足部の下方に位置する部分を示し、人の骨格における第1中足骨の下方にあたる部分に相当する。なお、前方接地部は、図1及び図2に示すように、足部20と下肢部10との間の回動角度αによって位置が変化する。
調整機構40は、回動角度αを変更させることにより、高さHを調整する。調整機構40は、ここでは、下肢部本体11に上端部が回動自在に接続され、足部本体21に下端部が回動自在に接続されたボールねじ機構を用いたアクチュエータによって構成されている。
具体的には、下肢部本体11に固定されたピン41に、ステッピングモータなどのモータ42(図3参照)のモータケース43の上端部に形成された貫通孔が挿通されている。モータ42には既知の構成により、撓み継手(カップリング)44を介して、外周面に雄ねじ部が形成されたボールねじ45が接続されている。そして、足部本体21に固定されたピン46に、内周面に雌ねじ部が形成されたねじ部材47の下端部に形成された貫通孔が挿通されている。
制御手段50は、CPU、ROM、RAM、インタフェースなどから構成されている。制御手段50は、図示しない電源に接続されている。
このような構成により、調整機構40においては、制御手段50に制御されたモータ42の回転によって、ボールねじ45とねじ部材47との螺合長さが変化する。これにより、制御手段50により調整機構40を制御することによって、下肢部10と足部20との関係、例えば、足関節部30の中心Oと下肢部本体11の上端点P1とを結ぶ線L1と、足関節部30の中心Oと足部本体21の先端点P2とを結ぶ線L2とのなす角度αが変化し、前記高さHが変化する。
なお、調整機構40は、上述した構成に限定されず、例えば、空気式、油圧式等のアクチュエータ、ギア機構から構成されるものであってもよい。
義足100は、ここでは、さらに、義足100の足部20に装着される履物S(図1におけるS、図2におけるS)に関する情報である履物情報Qを取得する取得手段60を備えている。
取得手段60は、履物Sに付された情報格納部110に格納されている履物情報Qを取得する。ここでは、取得手段60はRFIDリーダであり、情報格納部110はRFIDタグであり、これらは近接するように、例えば、取得手段60は足部20の踵部に、情報格納部110は履物Sの後方内側部の表面に付着されている。
取得手段60は、履物Sの情報格納部110から取得した履物情報Qを制御手段50に送出する。そして、制御手段50は、受け取った履物情報Qに応じて、調整機構40を制御する。
履物情報Qは、ここでは、履物Sの踵高さh(図1におけるh、図2におけるh)である。そして、記憶部70には、履物Sの踵高さhと前記高さHに調整するためのモータ42への制御値との関係を示す組み合せ、数式などが予め格納されている。記憶部70は、RAM、ROMなどのメモリなどから構成されている。記憶部70は本発明の高さ記憶手段に相当する。なお、取得手段60及び記憶部70は、前記電源に接続されている。
制御手段50は、記憶部70に問い合わせて、取得手段60から受け取った履物Sの踵高さhに対応する前記制御値を取得して、この制御値によってモータ42を制御する。これにより、義足100の前記高さHは、当該義足100に装着された履物Sの踵高さhに応じた高さとすることが可能となる。
例えば、図1に示すように、履物Sの踵高さhが低い場合には、義足100の高さHが低くなるように、図2に示すように、履物Sの踵高さhが高い場合には、義足100の高さHが高くなるように、調整機構40を制御する。
なお、前記関係は、例えば、義足100に装着された履物Sの底面が水平となるようにと定めればよいが、これに限定されない。例えば、義足100を装着した装着者の歩容状態に応じて変化するように、前記関係を定めてもよい。
さらに、履物情報Qは、履物Sの踵高さhに限定されず、履物Sの底面形状、種類及びアウトソール素材の何れか、又は、これら及び履物Sの踵高さhの組み合せであってもよい。
履物Sの底面形状は、例えば、履物Sの底面のつま先部、踵部、中間部の角度などであっても、底面形状に固有又は種別に対応してこれを区別する情報であってもよい。
履物Sの種類は、例えば、ビジネスシューズ、ハイヒール、運動靴、サンダル、スリッパなどである。
履物Sのアウトソール素材は、アウトソールの材質自体の他、材質が有する反発係数、硬度などの柔軟等に関する数値、或いは、柔軟の程度、例えば、柔、軟の2つに区別にした情報であってもよい。
これら履物Sの底面形状、種類及びアウトソール素材によって、装着者の歩容は変化を受ける。そのため、これら履物情報Qに応じて、前記高さHを調整することが好ましい。なお、これら履物情報Qと前記高さHとの関係は、既知の関係、又は、試行錯誤を経て得た関係などに基づいて定めればよい。
さらに、履物情報Qは、履物Sに固有の情報、例えば、履物Sの型番、製造番号などの情報であって、記憶部70に格納されたデータベースなどと照合して、履物Sの踵高さh、履物Sの底面形状、種類及びアウトソール素材を取得することが可能なものであってもよい。この場合、記憶部70は、本発明の固有記憶手段に相当する。
また、履物情報Qは、履物Sの画像に関する情報、例えば、履物Sの形態の特異点など履物Sを画像から特定することが可能な画像情報であって、記憶部70に格納されたデータベースなどと照合して、履物Sの踵高さh、履物Sの底面形状、種類及びアウトソール素材などを取得することが可能なものであってもよい。この場合、記憶部70は、本発明の画像記憶手段に相当する。そして、取得手段60は、履物Sを撮像して当該履物Sの画像情報を取得することが可能なカメラなどである。
義足100は、ここでは、さらに、制御手段50による調整機構40の制御開始を許可するスタートスイッチ80を備えている。スタートスイッチ80は、本発明の制御開始スイッチに相当する。
制御手段50によって調整機構40の制御が突然開始すると、装着者は驚く。そこで、装着者がスタートスイッチ80を押下するなどしてオンした後、制御手段50によって調整機構40の制御を開始することが好ましい。なお、スタートスイッチ80がオンされていない状態であっても、履物情報Qに応じた制御以外の制御は、制御手段50によって自動的になされるものであってもよい。
義足100は、ここでは、さらに、制御手段50による調整した調整機構40に対する微調整を行うための微調整値を入力可能な微調整ボタン90を備えている。微調整ボタン90は、本発明の微調整入力手段に相当する。
制御手段50によって調整機構40を制御して前記高さHの調整がなされるが、装着者個々の感覚などの相違によって、予め設定された高さHが最適なものとはならない場合がある。そこで、装着者が微調整ボタン90のプラスボタン又はマイナスボタンを操作して前記高さHの高低に関する微調整値を入力し、この微調整値に基づいて制御手段50によって調整機構40を制御して、前記高さHを微調整することが好ましい。
さらに、微調整ボタン90によって微調整値が入力された場合、この微調整後の前記高さHに応じた前記制御値を記憶部70に、履物情報Qに対応して格納し直すことが好ましい。これにより、再度同じ履物Sを装着したときに、微調整ボタン90で微調整値を入力することなく、最適な前記高さHに自動的に調整することが可能となる。この場合、記憶部70は、本発明の微調整記憶手段に相当する。
以上、義足100に、取得手段60、記憶部70、スタートスイッチ80及び微調整ボタン90が備わる場合について説明した。しかし、これに限定されない。
例えば、図4に示すように、取得手段60、記憶部70、スタートスイッチ80及び微調整ボタン90などが、義足200と別個の装置300に備わっていてもよい。そして、義足200に受信手段210が備わり、別個の装置300に備わる送信手段310と、無線又は有線で接続され、通信可能となっている。
ここで、別個の装置300とは、例えば、スマートフォン、携帯電話、PDAなどの市販の装置であっても、専用の装置であってもよい。これらの場合、タッチパネルの所定部分や所定ボタンなどを、スタートスイッチ80及び微調整ボタン90に割り当てることも可能である。
また、図示しないが、例えば、取得手段60及び記憶部70を備える別個の装置と、スタートスイッチ80及び微調整ボタン90と備える別個の装置とが、それぞれ個別のものであってもよい。
また、例えば、別個の装置が、スタートスイッチ80、微調整ボタン90の何れか、又はこれの双方を備え、取得手段60及び記憶部70を備えないものであってもよい。
さらに、記憶部70が格納する情報の全部又は一部が、義足100,200及び別個の装置300と異なるサーバなどの装置に格納されるものであっても、又はインターネットやクラウド上に存在するものであってもよい。
さらに、取得手段60がRFIDリーダであり、情報格納部110がRFIDタグである場合について説明した。しかし、これに限定されない。
例えば、情報格納部110は、ICタグ、一次元又は二次元バーコード、白黒の縞模様からなるマーカ、製造番号、型式番号など、履物情報Qを格納、表示するなどことが可能なものであればよい。
情報格納部110は、履物Sの内側、靴底、内部などに付されたものに限定されず、販売時に履物Sに共に提供される収納箱、ひも付きタグ、キーホルダなどに付されたものであってもよい。情報を取得可能な表示が付されたものであってもよい。
そして、取得手段60は、情報格納部110に格納された履物情報Qを取得可能な装置であり、情報格納部110の種類に応じて適宜定めればよい。取得手段60は、例えば、タグリーダ、バーコードリーダ(バーコードスキャナ)、マーカ読み取りセンサ、画像読み取りセンサ、カメラなどであってもよい。取得手段60がこれらバーコードリーダなどである場合、装着者などが取得手段60を情報格納部110に近接させて、履物情報Qを取得する必要が生じる。
さらに、調整機構40が前記角度αを変化させることにより、前記高さHを調整する場合について説明した。しかし、これに限定されない。
例えば、調整機構は、足部20の踵部の下面から足関節部30の中心Oまでの垂直方向の高さを変更させることにより、前記高さHを調整するものであってもよい。具体的には、図5に示すように、義足400が、足関節部430の中心Oと底面との距離を全体的に変更させる調整機構440を備えるものであってもよい。
具体的には、足部本体421が上部足部本体421Aと下部足部本体421Bとに分割されている。上部足部本体421Aが上部足部カバー423Aに覆われ、下部足部本体421B及びその底面に固定された芯材422が下部足部カバー423Bに覆われている。
そして、上部足部本体421Aと下部足部本体421Bとの間に、調整機構440が設置されている。具体的には、調整機構440は、電動式、油圧式、空気式などのアクチュエータであり、上端部が上部足部本体421Aに下端部が下部足部本体421Bに固定されている。そして、制御手段450によって調整機構440が制御されることによって、上部足部本体421Aと下部足部本体421Bとの間隔が変化し、前記高さHが調整されるようになっている。
以下、本発明の第2の実施形態に係る義足500について、図6を参照して説明する。この義足500は、上述した本発明の第1の実施形態に係る義足100に傾斜センサ510を追加したものであるため、義足100と異なる部分について説明する。
傾斜センサ510は、図示しないが、義足500の足部本体21(図1,2参照)又は履物Sに固定されており、足部20の傾斜角度を検出する。なお、傾斜センサ510は前記電源に接続されている。傾斜センサ510は、本発明の傾斜角度取得手段に相当する。
そして、記憶部570には、履物Sの踵高さh、足部20の傾斜角度及び前記高さHに調整するためのモータ42への制御値との関係を示す組み合せ、数式などが予め格納されている。この場合、記憶部570は、本発明の傾斜記憶手段に相当する。
例えば、傾斜センサ510が検出した検出値から求めた地面の傾斜角度が、所定の閾値を超えた場合、検出した傾斜角度と正負反転させた角度だけ前記角度α(図1,2参照)が変化するように前記制御値を予め定めておけばよい。また、履物情報Q、例えば履物Sの種類に応じて前記閾値などを変更してもよい。
傾斜センサ510が検出した傾斜角度は制御手段550に送出される。制御手段550は、記憶部570に問い合わせて、取得手段60から受け取った履物Sの踵高さh及び足部20の傾斜角度に対応すると前記制御値を取得して、この制御値によってモータ42を制御する。これにより、義足500の前記高さHを、当該義足500に装着された履物Sの踵高さhに応じ、且つ、装着者が歩行などする道の傾斜に応じた高さとすることが可能となり、装着者の坂道歩行の容易化を図ることが可能となる。
さらに、図示しないが、傾斜センサ510を備えることに代えて、傾斜センサ510と共に、義足500又は履物Sのつま先部と踵部にそれぞれ重力センサを取り付けてもよい。この場合、平地で重力センサが検出した重力値を初期値として記憶部570に記憶しておき、重力センサの検出した重力値と初期値との乖離から地面の傾斜角度を検出すればよい。
以下、本発明の第3の実施形態に係る義足600について、図7を参照して説明する。この義足600は、上述した本発明の第1の実施形態に係る義足100に位置取得手段610を追加したものであるため、義足100と異なる部分について説明する。
位置取得手段610は、義足600の何れかの箇所に固定されており、義足600の現在位置を検出するものであり、例えば、複数のGPS衛星から衛星測位データを受信するGPS受信機である。なお、位置取得手段610は前記電源に接続されている。そして、記憶部670には、位置と当該位置における道の傾斜角度の関係を示すデータベース、並びに履物Sの踵高さh、現在の道の傾斜角度度及び前記高さHに調整するためのモータ42への制御値との関係を示す組み合せ、数式などが予め格納されている。
位置取得手段610が取得した現在位置は制御手段650に送出される。制御手段650は、記憶部670に問い合わせて、取得手段60から受け取った履物Sの踵高さh、及び前記データベースと照合して得た現在の道の傾斜角度に対応すると前記制御値を取得して、この制御値によってモータ42を制御する。これにより、義足600の前記高さHを、当該義足600に装着された履物Sの踵高さhに応じ、且つ、装着者が歩行などしている道の傾斜に応じた高さとすることが可能となる。
さらに、図示しないが、義足600は、位置取得手段610が取得した現在位置の時間的経過による遷移から義足600の進行方向を取得する進行方向取得手段を備えることが好ましい。この場合、進行方向取得手段が取得した進行方向に合わせて、坂道などにかかる直前に予め当該坂道の傾斜に合わせて義足600の前記高さHを調整することも好ましい。
なお、例えば、図8に示すように、取得手段60、記憶部70の一部、スタートスイッチ80、微調整ボタン90及び位置取得手段610が、義足700と別個の装置800,900に備わり、義足600に傾斜センサ510が備わるものであってもよい。
そして、義足700に受信手段710が備わり、別個の装置800,900にそれぞれ備わる送信手段810,910と、無線又は有線で接続され、通信可能となっている。なお、別個の装置800,900は単一の装置であってもよい。ただし、位置取得手段610が備わる装置800は、義足700の近傍に位置している必要があり、例えば装着者が保持するものであればよい。
10,410…下肢部、 11…下肢部本体、 12…肢部カバー、 20,420…足部、 21,421…足部本体、 22,422…芯材、 23,423…足部カバー、 30,430…足関節部、 40,440…調整機構、 42…モータ、 50,250,450,550,650,750,850…制御手段、 60…取得手段、 70,470,670,770,870…記憶部(高さ記憶手段、固有記憶手段、画像記憶手段、微調整記憶手段)、 80…スタートスイッチ(制御開始スイッチ)、 90…微調整ボタン(微調整入力手段)、 100,200,400,500,600,700…義足、 110…情報格納部、 210,710…受信手段、 300,800,900…装置(別個の装置)、 310,810,910…送信手段、 510…傾斜センサ(傾斜角度取得手段)、 570…記憶部(高さ記憶手段、傾斜記憶手段)、 610…位置取得手段、 E…前方接地部の下面、 H…高さ、 …O…足関節部の中心(回動中心)、 Q…履物情報、 S…履物、 α…角度(回動角度)。

Claims (14)

  1. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段とを備え
    前記取得手段は、前記履物に付された情報格納部から情報を読み出して、前記履物情報を取得することを特徴とする義足。
  2. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段と、
    複数の履物に固有の情報とこれら履物の履物情報との関係を対応付けて記憶している固有記憶手段を備え、
    前記取得手段は、前記履物に付された当該履物に固有の情報を読み取り、前記固有記憶手段において前記固有の情報と対応付けて記憶されている前記履物情報を取得すること特徴とする義足。
  3. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段と、
    複数の履物の画像情報とこれら履物に関する情報とを対応付けて記憶している画像記憶手段を備え、
    前記取得手段は、前記履物を撮像して当該履物の画像情報を取得し、前記画像記憶手段において前記画像情報と対応付けて記憶されている前記履物情報を取得すること特徴とする義足。
  4. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段とを備え、
    前記取得手段は、当該義足と別個であり、当該取得手段が取得した前記履物情報を送信する送信手段を備えた装置に備わり、
    当該義足は、前記送信手段が送信した前記履物情報を受信して、前記制御手段に送出する受信手段を備えることを特徴とする義足。
  5. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段とを備え、
    前記取得手段及び前記高さ記憶手段は、当該義足と別個であり、当該取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さを送信する送信手段を備えた装置に備わり、
    当該義足は、前記送信手段が送信した前記高さを受信して、前記制御手段に送出する受信手段を備えることを特徴とする義足。
  6. 前記調整機構は、前記足部と前記下肢部との間の回動角度を変更させることにより、前記高さを調整することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の義足。
  7. 前記調整機構は、前記足部の踵部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを変更させることにより、前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の義足。
  8. 制御開始スイッチを備え、
    前記制御開始スイッチがオンされた後、前記制御手段は、前記取得手段が取得した前記履物情報に基づいて、前記調整機構の制御を開始することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の義足。
  9. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段と、
    前記調整機構の調整に対する微調整値が入力される微調整入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記取得手段が取得した前記履物情報に基づいて前記調整機構を制御した後、前記微調整入力手段に微調整値が入力された場合、当該微調整値に基づいて前記調整機構を制御することを特徴とする記載の義足。
  10. 前記微調整入力手段により入力された前記微調整値を前記履物に対応付けて記憶する微調整記憶手段を備え、
    前記取得手段が前記履物情報を取得した履物が前記微調整値が入力された履物である場合、前記制御手段は、当該履物に対応付けて前記微調整記憶手段に記憶された前記微調整値で調整して前記調整機構を制御することを特徴とする請求項に記載の義足。
  11. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段と、
    当該義足の歩行面の傾斜角度を取得する傾斜角度取得手段を備え、
    前記高さ記憶手段は、前記履物情報及び前記傾斜角度と前記高さとを対応付けて記憶しており、
    前記制御手段は、前記高さが、前記取得手段が取得した前記履物情報及び前記傾斜角度取得手段が取得した前記傾斜角度に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さとなるように、前記調整機構を制御することを特徴とする義足。
  12. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段と、
    当該義足の現在位置を取得する位置取得手段と、
    前記位置と当該位置における地面の傾斜角度とを対応付けて記憶する傾斜記憶手段とを備え、
    前記高さ記憶手段は、前記履物情報及び前記傾斜角度と前記高さとを対応付けて記憶しており、
    前記制御手段は、前記高さが、前記取得手段が取得した前記履物情報及び前記位置取得手段が取得した前記現在位置に対応付けて前記傾斜記憶手段に記憶された前記傾斜角度に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さとなるように、前記調整機構を制御することを特徴とする義足。
  13. 前方接地部を含む足部と下肢部とを回動自在に接続する足関節部と、
    前記前方接地部の下面から前記足関節部の回動中心までの垂直方向の高さを調整可能な調整機構と、
    当該義足に装着される履物の踵高さ、底面形状、種類及びアウトソール素材のうち少なくとも何れか1つを含む履物情報を取得する取得手段と、
    前記履物情報と前記高さとを対応付けて記憶している高さ記憶手段と、
    前記取得手段が取得した前記履物情報に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶されている前記高さに調整するように、前記調整機構を制御する制御手段と、
    当該義足の現在の位置を取得する位置取得手段と、
    当該義足の進行方向を取得する進行方向取得手段と、
    前記位置と当該位置に対する進行方向側における地面の傾斜角度とを対応付けて記憶する傾斜記憶手段とを備え、
    前記高さ記憶手段は、前記履物情報及び前記傾斜角度と前記高さとを対応付けて記憶しており、
    前記制御手段は、前記高さが、前記取得手段が取得した前記履物情報及び前記位置取得手段が取得した前記位置に対応付けて前記傾斜記憶手段に記憶された前記傾斜角度に対応付けて前記高さ記憶手段に記憶された前記高さとなるように、前記調整機構を制御することを特徴とする義足。
  14. 前記調整機構の調整に対する微調整値が入力される微調整入力手段と、
    前記微調整入力手段により入力された前記微調整値を前記履物に対応付けて記憶する微調整記憶手段とを備え、
    前記傾斜角度に対応する位置が前記位置取得手段が取得した位置である場合、前記制御手段は、当該履物に対応付けて前記微調整記憶手段に記憶された前記微調整値で調整して前記調整機構を制御することを特徴とする請求項12又は13に記載の義足。
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