JP6541959B2 - 車両管理システム - Google Patents

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本発明は、車両の位置情報を管理する車両管理システムに関する。
複数台の車両を遠隔地に運搬する場合、海上の輸送手段である運搬船で搬送される。この場合、搬送される車両は予め、ターミナル等の所定の場所に集められている。そして、担当者が、搬送対象の車両を複数の車両の中から検索し、運搬船まで移動させ、運搬船に搬入するという作業を行う。
このような作業を行う場合、作業者は車両の位置を正確に把握する必要がある。車両の位置を把握する方法として特許文献1は、GPS機能により車両の位置を求め、遠隔にある管理装置で車両の位置を管理する車両管理システムが開示されている。特許文献1では、移動体毎にGPS機能を有する受信装置を設ける必要があり、コストがかかる。
また、特許文献2は、例えばタクシー車両、宅配車両、除雪車両などのように一定地域内に散在し、かつ全く不規則に位置を変化する多数の車両を有効に運行するために、各車両に移動局を設けると共に、多数の車両を管理するセンタに基地局としての制御局を設け、制御局において移動局の情報を収集して車両の位置を管理する車両位置管理装置を開示する。
特開平11−023292号公報 特開平05−040899号公報
車両管理システムにおいて、車両の位置を管理するためには、ユーザはキーボード等を介して車両の位置を登録する必要があり、入力作業に手間と時間がかかるという問題がある。
本発明は、ユーザの車両位置登録時の作業負担を軽減できる車両管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る車両管理システムは、車両に貼付されて使用され、固有の情報を記憶する情報記憶媒体(例えば、ICタグ)と、情報記憶媒体から非接触で固有の情報を読み取り可能な通信部と、自装置の位置を測定する位置測定部とを備えた携帯端末と、車両の位置を管理するデータベースを備えたデータサーバと、を備える。携帯端末は、通信部が情報記憶媒体から固有の情報を読み取ったときに、受信した固有の情報と、位置測定部により測定された携帯端末の位置情報とをデータサーバに送信する。データサーバは、携帯端末から受信した固有の情報と位置情報とに基づいて、データベースにおける車両の位置を更新する。
本発明によれば、車両に貼付された情報記憶媒体を携帯端末により非接触で読み取らせることで、携帯端末の位置情報がデータサーバに送信され、データベースにおいて車両の位置情報として登録される。これにより、簡易な方法でかつ確実に車両の位置を登録できるようになり、ユーザの車両位置登録時の作業負担を軽減できる。
本発明に係る車両管理システムにおけるICタグを用いた車両の位置情報の登録方法を説明するための図 本発明の実施の形態における車両管理システムの構成の一例を示す図 車両管理システムにおける携帯端末の構成の一例を示す図 車両管理システムにおけるデータサーバの構成の一例を示す図 車両管理システムにおけるクライアント端末の構成の一例を示す図 車両管理システムにおけるタグシールの構成の一例を示す図 車両管理システムにおいて使用されるデータベースの例を示す図 携帯端末において表示されるログイン画面とターミナル選択画面を示す図 携帯端末において表示されるメニュー画面を示す図 携帯端末において表示される車両位置登録のための画面を示す図 車両管理システムにおけるICタグを用いた車両位置の登録動作を示すシーケンス図(移動の種類が「入庫」以外の場合) 車両管理システムにおけるICタグを用いた車両位置の登録動作を示すシーケンス図(移動の種類が「入庫」の場合) 携帯端末において表示される車両情報入力画面を示す図 携帯端末からの車両情報の登録動作を示すシーケンス図(移動の種類が「入庫」以外の場合) 携帯端末において表示される地図表示条件入力画面を示す図 所定の検索条件を満たす車両の検索動作を示すシーケンス図 検索された車両の位置が表示された地図画面の例を示す図(地図共有時でないとき) 地図表示共有を開始するときの動作を示すシーケンス図 地図共有時に表示される地図画面を示す図 地図表示共有において検索結果を共有して表示させるときの動作を示すシーケンス図 クライアント端末において表示されるメニュー画面を示す図 クライアント端末において表示される車両情報登録画面を示す図 クライアント端末において表示される車両情報登録画面を示す図 クライアント端末において表示される車両情報登録画面を示す図 クライアント端末において表示される地図表示条件入力画面を示す図 クライアント端末において表示される地図画面を示す図
(実施の形態1)
以下、添付の図面を参照して本発明に係る車両管理システムの実施の形態を説明する。本実施形態で説明する車両管理システムは車両の位置を管理するシステムである。特に、本実施形態の車両管理システムによれば、図1に示すように、ユーザは、車両30に貼付されたICタグ43の情報をスマートフォンのような携帯端末10によって読みとることで車両の位置情報をデータベース59dに登録することができる。これにより、容易に車両の位置情報を入力(登録)でき、また管理することが可能となる。
1.システム構成
図2は、本発明の一実施形態の車両管理システムの構成を示した図である。車両管理システム100は、携帯端末10と、データサーバ50と、クライアント端末60とを含む。携帯端末10は、ICタグを読み取るNFC通信機能を有する情報機器で構成される。例えば、携帯端末10は、スマートフォン、PDA、携帯電話で構成される。携帯端末10と、データサーバ50と、クライアント端末60とはネットワーク200により接続され、ネットワークを介して互いに情報(要求、データ等)のやりとりが行えるようになっている。以下、携帯端末10、データサーバ50、クライアント端末60それぞれについて具体的な構成を説明する。
1.1 携帯端末
図3は、携帯端末10の内部構成を説明した図である。本実施形態では、携帯端末10としてスマートフォンを想定している。携帯端末10は、画像を撮影する撮像部11と、画像等の情報を表示する表示部13と、タッチパネル部15aと、操作ボタン15bとを備えている。さらに、携帯端末10は、WiFiや3G等の通信方式にしたがい無線通信を可能とする無線通信部17aと、NFC(Near Field Communication)通信を行うためのNFC通信部17bと、GPS測位部17cと、外部インターフェース部18とを備える。さらに、携帯端末10は、データ等を格納するデータ格納部19と、データ格納部19に対してデータをリード/ライトするデータ/リードライト部20と、携帯端末10の全体動作を制御するコントローラ21と、音声を出力する音声出力部16とを備える。
表示部13は例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成される。タッチパネル部15aは、表示部13の上面に重ねて配置され、ユーザによるタッチ操作を受け付ける。操作ボタン15bは携帯端末10の操作ボタンである。表示部13も、タッチパネル部15aを介してユーザにより操作される操作ボタンを表示可能である。
音声出力部16は、音声を出力するための端子やデバイスであり、スピーカやイヤホンの入力端子が相当する。
外部インターフェース部18は外部機器と接続するためのインターフェースであり、USB(Universal Serial Bus)やHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)等の所定のインターフェース規格に準拠して外部機器との間でデータ通信を行う。
データ格納部19は、プログラムや種々のデータを格納する記録媒体であり、ハードディスク、半導体メモリまたは着脱可能なメモリカード等の記録媒体で構成され得る。データ格納部19には、コントローラ21により実行されるプログラム(OS、アプリケーションプログラム)31やデータが格納される。データ格納部19には、携帯端末用の車両管理アプリケーションがインストールされている。コントローラ21はこの車両管理アプリケーションを実行することで、車両管理に関する後述する種々の機能を実現する。
無線通信部17aは、WiFiや3G、LTE等の通信方式にしたがい無線通信を行うモジュールである。NFC通信部17bは、NFC(Near Field Communication)通信を行うためのモジュールである。NFC通信部17b(非接触で通信する通信部の一例)は、ICタグに近接した状態(非接触)でICタグからタグ情報(固有の識別情報)を読み取ることができる。
GPS測位部17cは、GPS(Global Positioning System)衛星から電波を受信して携帯端末10の位置(緯度、経度、高度)に関する情報を取得するためのモジュールである。
1.2 データサーバ
図4は、データサーバ50の内部構成を説明した図である。データサーバ50は例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置で構成される。データサーバ50は、その全体動作を制御するコントローラ51と、画面表示を行う表示部53と、ユーザが操作を行う操作部55と、データやプログラムを記憶するデータ格納部57とを備える。表示部53は例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成される。操作部55は、キーボード、マウス、タッチパネル等で構成される、使用者(看護師等)が指示を行うための装置である。
データサーバ50はさらに、プリンタ等の外部機器に接続するための機器インターフェース58、及び、ネットワークに接続するためのネットワークインターフェース59を含む。機器インターフェース58は、USB、HDMI、IEEE1394等に準拠してデータ等の通信を行う通信モジュールである。また、ネットワークインターフェース59は、IEEE802.11、WiFi等の規格に準拠してデータ通信を行う通信モジュールである。
コントローラ51はCPUやMPUで構成され、データ格納部57に格納された所定の制御プログラム57aを実行することで所定の機能を実現する。コントローラ51で実行される制御プログラムはネットワーク200を介して提供されてもよいし、CD−ROM等の記録媒体で提供されてもよい。コントローラ51の機能はハードウェアとソフトウェアの協働により実現してもよいし、ハードウェア回路のみで実現してもよい。
データ格納部57は機能を実現するために必要なパラメータ、データ及びプログラムを記憶する記録媒体であり、コントローラ51で実行される制御プログラムや各種のデータを格納している。データ格納部51は例えばハードディスク(HDD)や半導体記憶装置(SSD)で構成される。データ格納部57には、データサーバ用の車両管理アプリケーション57aがインストールされている。コントローラ51はこの車両管理アプリケーション57aを実行することで、車両管理に関する後述する種々の機能を実現する。
1.3 クライアント端末
図5は、データサーバ50の内部構成を説明した図である。クライアント端末60は、例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置で構成される。クライアント端末60は、その全体動作を制御するコントローラ61と、画面表示を行う表示部63と、ユーザが操作を行う操作部65と、データやプログラムを記憶するデータ格納部67とを備える。クライアント端末60の各構成要素はデータサーバ50の各構成要素と同様の機能を有するので、説明は省略する。クライアント端末60には、クライアント端末用の車両管理アプリケーション67aがインストールされ、コントローラ61が車両管理アプリケーション67aを実行することで車両管理に関する後述する種々の機能を実現する。
1.4 タグシール
タグシール40は、その内部にICチップで構成されるICタグを含む。ICタグは、各ICタグに固有の情報(以下「タグ情報」という)を格納している。タグ情報はNFC通信により携帯端末10により読み取られる。
図6は車両に貼付されるタグシール40を説明した図である。図6(a)は、タグシール40の表面の一例を示す。タグシール40は表面に、バーコード47aとQRコード(登録商標)47bが印刷されている。さらに、タグシール40の表面に、テキスト情報48a、48bが印刷されている。このテキスト情報48a、48bは、タグシール40内のICタグに格納されるタグ情報を示している。図6(a)ではタグ情報は「1234506」である。バーコード47aおよびQRコード47bはそれぞれ、タグ情報の内容(値)を示すパターンを有している。このように、バーコード47a、QRコード47b及びテキスト情報48a、48bそれぞれがタグ情報を示していることから、タグシール40に含まれるICタグからタグ情報を読み取れない場合であっても、バーコード47a、QRコード47b及びテキスト情報48a、48bのうちの少なくとも1つからタグ情報を認識することが可能となる。
図6(b)は、タグシール40の積層構造を示した図である。タグシール40は、透明PETからなる表面基材41と、白色合成紙からなる基材42と、ICチップ43と、インレイアンテナ44と、白色ポリオレフィンからなる基材45と、グラシン紙からなるセパレータ46とが積層されて構成される。各層は粘着剤41b〜45bにより接着される。
タグシール40の使用時には、セパレータ46が剥がされ、露出した粘着剤45bの粘着力によりタグシール40が車両30の車体の一部(例えば、フロントガラス)に貼付けられる。
ICチップ43はタグ情報(識別情報)を格納したICタグである。ICチップ43にはインレイアンテナ44が接続される。タグシール40(すなわち、ICチップ43)に、タグ情報を読み取り可能なリーダ装置を近接することで、ICチップ43に格納されているタグ情報を読み出すことができる。
1.5 データベース
本車両位置管理システムで使用するデータベースについて説明する。データベースはデータサーバ50のデータ格納部57に格納される。
図7に、データサーバ50のデータ格納部57に格納されるデータベースを示す。データ格納部57は、後述の処理に必要なデータベースとして、車両情報データベース59a、ユーザデータベース59b、ターミナル情報データベース59c、位置情報データベース59d、検索情報共有データベース59eと、共有情報データベース59fとを格納する。以下、各データベースについて説明する。
(1)車両情報データベース
車両情報データベース59aは、車両固有の情報(車体番号、車名等)や車両の状態を示す情報を管理する。表1A及び表1B(表1Aのつづき)に車両情報データベース59aのレイアウトを示す。車両情報データベース59aは、入庫番号、顧客名、車体番号、メーカー、車種、車両種別等を管理する。


















Figure 0006541959








Figure 0006541959
(2)ユーザデータベース
ユーザデータベース59bは、ユーザに関する情報を管理する。表2にユーザデータベースのレイアウトの一例を示す。
Figure 0006541959

ユーザデータベース59bは、ユーザID、パスワード、所属コード、ユーザ名称、ユーザ区分、ターミナルIDに関する情報を管理する。ここで、所属コードとは、そのユーザが所属するチームやグループを示す情報である。ターミナルIDは、そのユーザが情報を閲覧できるターミナルを特定するIDである。一のユーザが複数のターミナルの情報を閲覧できる場合、そのユーザに対して、閲覧できる複数のターミナルを識別するターミナルIDが記録される。
(3)位置情報データベース
位置情報データベース59cは車両の位置を管理するデータベースである。表3に位置情報データベース59cのレイアウトの一例を示す。位置情報データベース59cは、タグ情報と、そのタグ情報を格納するICタグの位置(すなわち、車両の位置)を示す位置情報(緯度、経度)と、更新ユーザ、更新日時とを管理する。位置情報データベース59cと車両情報データベース59aとはタグ情報を介して関連づけられている。ある特定の車両について車両情報データベース59aを参照してその車両のタグ情報を特定し、そのタグ情報を検索キーとして用いて位置情報データベース59cを検索することで、その特定の車両の位置を認識することができる。

Figure 0006541959
(4)ターミナル情報データベース
ターミナル情報データベース59dは、車両を輸送船に搬入するターミナル(港)に関する情報を管理する。表4に、ターミナル情報データベース59dのレイアウトの一例を示す。ターミナル情報データベース59dは、ターミナルIDと、ターミナル名と、ターミナルの位置(領域)に関する情報とを管理する。
Figure 0006541959
(5)検索情報共有データベース及び共有情報データベース
検索情報共有データベース59e及び共有情報データベース59fは、後述する地図共有機能の実行において更新及び参照されるデータベースである。
検索情報共有データベース59eは、後述する地図共有機能を管理するデータベースである。表5に、検索情報共有データベース59eのレイアウトの一例を示す。検索情報共有データベース59eは、共有を示す共有番号、所属コード、共有開始日時、共有終了日時、及び有効フラグを管理する。ユーザIDには、その共有を開始したユーザのユーザIDが格納され、所属コードには、そのユーザの所属コードが格納される。有効フラグは、共有の有効/無効を示すフラグであり、共有が開始されると「1」に設定され、共有が終了すると「0」に設定される。
Figure 0006541959
共有情報データベース59fは、所定の複数のユーザで共有される車両の位置情報を管理するデータベースである。表6に、共有情報データベース59fのレイアウトの一例を示す。共有情報データベース59fは、タグ番号、ICタグの位置(緯度、経度)、共有番号、及び消し込みフラグを管理する。

Figure 0006541959
2.位置管理システムの動作
以上のような構成を有する位置情報管理システム100の動作について説明する。
2.1 携帯端末−データサーバ間の処理
携帯端末10において車両管理アプリケーションが起動されると、図8(a)に示すログイン画面が表示部13に表示される。この画面上で、携帯端末10のユーザのユーザIDとパスワードが入力される。携帯端末10は、データサーバ50に対して、無線通信部17aを介して入力されたユーザIDとパスワードを送信して、ユーザ認証の要求を行う。データサーバ50は、ユーザ認証の要求を受けて、ユーザデータベース59bを参照し、受信したユーザIDとパスワードの組み合わせが正しいか否かを判断し、ユーザ認証を行う。ユーザIDとパスワードの組み合わせが正しくない場合、そのユーザIDのログインは認められない。一方、ユーザIDとパスワードの組み合わせが正しい場合、そのユーザIDのログインが認められ、そのユーザに割り当てられたターミナルを示す情報が携帯端末10に送信される。携帯端末10は、表示部13に図8(b)に示すようなターミナル選択画面を表示する。なお、データサーバ50は、ユーザデータベース59b及びターミナルデータベース59dを参照して、ログインしたユーザに割り当てられたターミナルの情報を取得し、取得した情報を携帯端末10に送信する。
ユーザは、図8(b)に示すようなターミナル選択画面上で1つのターミナルを選択する。携帯端末10は、ユーザによるターミナルの選択を受けて、図9に示すようなメニュー画面を表示する。メニュー画面において、ユーザにより選択されたターミナルの名称71と、複数の選択項目72a〜72dが表示される。ユーザによりいずれかの項目がタッチされて選択されると、携帯端末10は選択された項目に応じた機能を実現する。ここでは、「車両位置登録」72a、「車両情報入力」72b、「車両検索」72c、「地図共有」72dの4つの機能が選択されるようになっている。「車両位置登録」72aは、車両の位置をデータベースに登録する際に使用される機能である。「車両情報入力」72bは、車体番号、メーカー、車種等、車両に関する情報をデータベースに入力するための機能である。「車両検索」72cとは、所望の条件を満たす車両の位置を地図上に表示させるための機能である。「地図共有」72dとは、複数のユーザ間で車両位置の情報を共有しながら車両の位置を地図上に表示させるための機能である。以下、各機能についての動作について説明する。
(1)車両位置登録
「車両位置登録」72aが選択されると、図10に示すような車両位置登録画面が携帯端末の表示部13に表示される。この車両位置登録画面上では、移動の種類として、「入庫」、「エリア内移動」、「エリア外移動」、「仮出庫」、「出庫」の5つが選択されるようになっている。「入庫」は、未登録の車両が新規に入庫されるときに使用される移動の種類である。「エリア内移動」は、ターミナル内での移動である。「エリア外移動」は、別のターミナルへの移動である。「出庫」は、ターミナルから輸送船に搬出されて出庫されるときに使用される移動の種類である。ユーザはこれらの移動の種類の中から1つを選択する必要がある。また、携帯端末10のGPS測位部17cは、常時、GPS機能により携帯端末10の位置を計測している。よって、表示部13は、GPS測位部17cによりリアルタイムで計測された位置(経度、緯度)を画面上に表示している。なお、GPS測位部17cは、タグシール40からタグ情報を読み取ったときに携帯端末10の位置を測定するようにしてもよい。
本実施形態の車両管理システム100は、前述のように、タグシール40と携帯端末10のGPS機能とを用いて容易に車両の位置情報を登録できるようになっている。このため、位置を登録する車両30に対しては、図1に示すように、事前に車体の一部(例えば、フロントガラス)に、ユニークなタグ情報を持ったICタグを含むタグシール40が貼付されている。ユーザは車両に貼付されたタグシール40に、車両位置登録画面を表示した携帯端末10を近接させる。これにより、携帯端末10はNFC機能によりICタグ40からタグ情報を読み取り、読み取ったタグ情報を、携帯端末10の現在の位置情報とともにデータサーバ50に送信する。データサーバ50は、携帯端末10から受信したタグ情報と位置情報とを関連づけて位置情報データベース59cに登録する。
以下、携帯端末10を用いた車両位置の登録動作の詳細を説明する。
最初に、図11Aのシーケンス図を用いて、図10に示す車両位置登録画面上で移動の種類として「入庫」以外が選択されたときの、携帯端末10を用いた車両位置の登録動作の詳細を説明する。
ユーザによって、車両位置登録画面が表示された状態で携帯端末10が車両30に貼付されたタグシール40に近づけられると、携帯端末10はNFC機能によりタグシール40内のICタグと通信し、タグ情報を読み取る(S11)。このとき、車両位置登録画面上で「入庫」以外の項目(すなわち、「エリア内移動」、「エリア外移動」、「仮出庫」または「出庫」)が選択されているため、携帯端末10は、車両位置の登録を要求するコマンドである「位置登録要求」をデータサーバ50に送信する(S12)。このとき、位置登録要求とともに、読み取ったタグ情報と、携帯端末10のGPS機能により最新に取得された携帯端末10(すなわち、タグシール40または車両30)の位置情報と、移動の種類を示す情報と、ログインしているユーザのユーザIDとがデータサーバ50に送信される。
データサーバ50は、携帯端末10から位置登録要求を受信すると(S21)、位置登録要求とともに受信したタグ情報と位置情報を用いて位置情報データベース59cを更新する(S22)。これにより、タグシール(ICタグ)40すなわち車両30の位置情報が位置情報データベース59dに登録される。
さらに、データベース50は、受信した「移動の種類」を示す情報に基づいて車両情報データベース59aのステータスを更新する(S23)。具体的には、「移動の種類」が「エリア内移動」であるときは、ステータスを「在庫」に設定し、「エリア外移動」であるときは、ステータスを「移動中」に設定する。また、「移動の種類」が「仮出庫」、「出庫」であるときは、ステータスをそれぞれ「仮出庫」、「出庫」に設定する。
次に、図11Bのシーケンス図を用いて、図10に示す車両位置登録画面上で移動の種類として「入庫」が選択されたときの、携帯端末10を用いた車両位置の登録動作の詳細を説明する。
ユーザによって、車両位置登録画面が表示された状態で携帯端末10が車両30に貼付されたタグシール40に近づけられると、携帯端末10はNFC機能によりタグシール40内のICタグと通信し、タグ情報を読み取る(S11b)。このとき、車両位置登録画面上で「入庫」が選択されているため、携帯端末10は、車両の入庫の登録を要求するコマンドである「入庫登録要求」をデータサーバ50に送信する(S12b)。このとき、入庫登録要求とともに、読み取ったタグ情報と、携帯端末10のGPS機能により取得された携帯端末10の位置情報(すなわち、タグシール40または車両30の位置情報)と、ログインしているユーザのユーザIDとがデータサーバ50に送信される。
データサーバ50は、携帯端末10から入庫登録要求を受信すると(S21b)、入庫登録要求とともに受信したタグ情報と位置情報を用いて位置情報データベース59cを更新する(S22b)。
また、携帯端末10では、入庫登録要求の送信後、入庫する車両の情報の入力を受け付ける(S13b)。このとき、携帯端末10の表示部13には、図12に示すような車両情報の入力画面が表示され、この画面上で車両情報が入力される。そして、携帯端末10は入力された車両情報をデータサーバ50に送信する(S14b)。
データサーバ50は、携帯端末10から情報を受信すると(S23b)、受信した情報に基づいて車両情報データベース59aを更新する(S24b)。このとき、車両情報データベース59aにおけるステータスは「在庫」に設定される。
以上のように、位置登録画面において移動の種類として「入庫」が選択されたときには、車両情報データベース59aに新たに車両の情報が登録される。
データサーバ50は、携帯端末10またはクライアント端末60からの要求に応じて、位置情報データベース59dで管理するタグ情報の位置に基づき車両30の位置を示す情報を提供する。
以上のように、本実施形態の車両管理システムでは、ICタグを含むタグシール40を車両30に貼付し、タグシール40のICタグのタグ情報を携帯端末10で読み取らせることで、車両30の位置情報の管理を可能とする。このように、ユーザは、携帯端末10をタグシールにタッチまたは近接させるという操作を行うだけで、車両30の位置情報を簡単にかつ誤りなく入力できる。このため、位置情報の入力作業に関するユーザの利便性を向上できる。
(2)車両情報入力
図9に示すメニュー画面において「車両情報入力」72bが選択されたときに実行される車両情報入力処理を図13のシーケンス図を用いて説明する。
メニュー画面において「車両情報入力」72bが選択されると、図12に示すような車両情報の入力画面が携帯端末10の表示部13に表示される(S31)。この画面上で、ユーザにより設定された、入庫番号、車体番号、メーカー、車種等の基本的な車両情報の入力を受け付ける(S32)。携帯端末10は、入力された車両情報とともに、車両情報の登録を要求するコマンドである「車両情報登録要求」をデータサーバ50に送信する(S33)。データサーバ50は、携帯端末10から車両情報登録要求を受信すると(S41)、受信した情報に基づいて車両情報データベース59aを更新する(S42)。
以上のようにして車両情報データベース59aに車両の情報が登録(更新)される。
(3)車両検索
図9に示すメニュー画面上で「車両検索」72cが選択されると、図14に示すような地図表示条件入力画面が表示部13に表示される。ユーザは、この画面上で、地図上に表示される車両の条件を入力できる。表示領域71にはターミナル名が表示され、表示領域73にはエラーメッセージが表示され、表示領域74には、車両の位置情報が表示される(後述する他の画面も同様)。
図15のシーケンス図を用いて、メニュー画面において「車両検索」72cが選択されたときに実行される車両検索処理を説明する。
メニュー画面において「車両検索」72cが選択されると、図14に示すような地図表示条件を入力するための入力画面が携帯端末10の表示部13に表示される(S51)。この画面上で、ユーザによる地図表示条件の入力を受け付ける(S52)。ここでは、入力表示条件として、車体番号、荷主番号、タグ番号等が設定できるようになっており、これらの条件はAND条件として使用され検索がなされる。
携帯端末10は、入力された地図表示条件とともに、それらの条件に基づく車両の検索を要求するコマンドである「車両検索要求」をデータサーバ50に送信する(S53)。データサーバ50は、携帯端末10から車両検索要求を受信すると(S61)、車両情報データベース59aを参照して、受信した地図表示条件に合致する車両を検索する(S62)。さらに、データサーバ50は、検索された車両のタグ情報をキーとして位置情報データベース59cを検索して、検索された車両の位置を特定する(S63)。データサーバ50は、このようにして求めた地図表示条件に合致する車両に関する所定の情報(入庫番号、車体番号、車種、位置情報、等)を携帯端末10へ送信する(S64)。
携帯端末10は、データサーバ50から車両の情報を受信し(S54)、受信した情報に基づき、車両の位置をマーカで示した地図を表示する(S55)。図16(a)は、このようにして表示された地図の表示例を示す。
同図において、黒丸のマーカは検索された車両の現在位置を示し、黒三角のマーカはユーザの現在位置を示している。ユーザは各マーカを参照することで、自身と車両の相対的な位置関係を把握でき、車両への経路を容易に認識することができる。ユーザは、画面上でピンチイン、ピンチアウトのようなジェスチャ操作を行うことで、地図を縮小したり、図16(b)に示すように拡大したりして表示させることができる。さらに、車両を示すマーカをタップすることで、図16(c)に示すように、その車両の情報(入庫番号、車体番号、メーカー、車種等)を表示させることができる。地図の画像データについては、携帯端末10のデータ格納部19に保持していてもよいし、ネットワークを介してダウンロードして取得してもよい。
図16に示す地図画面上で再読込ボタンが押下されたとき、携帯端末10はデータサーバ50に対して表示している車両の最新の位置情報を要求し、データサーバ50から受信した最新の位置情報に基づき画面表示を更新する。
なお、図16に示すような地図画面を表示された状態で携帯端末10をタグシール40に近づけた場合においても、前述の車両位置登録画面(図10)が表示された状態で携帯端末10をタグシール40に近づけた場合と同様に、タグ情報に基づき位置データベース59cの更新がなされる。
(4)地図共有
地図共有機能について説明する。地図共有機能とは、複数のユーザ間で、検索した車両位置が示された地図を共有できる機能である。例えば、車両を出庫させる場合等、所定の条件を満たす車両を一斉に所定の場所に移動させたい場合があり、その場合、複数の作業者で所定の条件を満たす車両を探し出すのが効率がよい。地図共有機能はそのような状況での利用を想定している。
地図共有機能は、最初、あるユーザ(例えば、グループのリーダー)により共有する地図表示条件が入力される。具体的には、あるユーザ(例えば、グループのリーダー)により図14に示す地図表示条件入力画面上で、地図表示条件が設定され、「共有ボタン」75が押下される。これにより、その地図表示条件に基づき車両が検索される。その後、他のユーザ(例えば、グループの他のメンバー)は、図9に示すメニュー画面上の「地図共有」72dを選択することによりその情報を共有する。本例では、同じ所属コードを有するユーザの中で地図共有が可能であるとする。
最初に、図17のシーケンス図を用いて、最初のユーザによる地図共有機能の開始動作を説明する。
図14に示す地図表示条件入力画面上で、最初のユーザにより地図表示条件が設定され、「共有ボタン」75が押下されると、携帯端末10は、地図共有の開始を要求するコマンドである「地図共有開始要求」をデータサーバ50に送信する(S71)。このとき、地図共有開始要求とともに、ユーザID、所属コード、地図表示条件入力画面上で設定された地図表示条件がデータサーバ50に送信される。
データサーバ50は、携帯端末10から地図共有開始要求を受信すると(S81)、車両情報データベース59aを参照し、受信した地図表示条件に合致する車両を検索する(S82)。さらに、データサーバ50は、検索された車両のタグ情報をキーとして位置情報データベース59cを検索して、検索された車両の位置を特定する(S83)。データサーバ50は、このようにして求めた地図表示条件に合致する車両に関する所定の情報(入庫番号、車体番号、車種、位置情報、等)を携帯端末10へ送信する(S84)。
携帯端末10は、データサーバ50から検索された車両に関する情報を受信し(S72)、受信した情報に基づき車両の位置をマーカで示した地図を表示する(S73)。
また、データサーバ50は、検索情報共有データベース59eに、新たに発生した共有を登録する(S85)。具体的には、検索情報共有データベース59eにおいて、共有を識別するためのユニークな番号を持つ共有番号、共有を開始したユーザのユーザID,所属コード、共有開始日時、有効フラグ(開始時は「1」)を設定する。さらに、データサーバ50は、地図表示条件に基づき検索された車両の位置を示す情報を共有情報データベース59fに登録する(S86)。具体的には、共有情報データベース59fにおいて、検索された車両に関するタグ情報と、その車両の位置情報(緯度、経度)、共有番号等が登録される。検索された車両が複数ある場合、複数のレコードが登録される。なお、地図共有が実行されている間は、共有される車両の位置情報は、位置情報データベース59cではなく、共有情報データベース59fにて管理されるようになっている。そして、地図共有終了後に、共有情報データベース59fにて管理された情報に基づき、位置情報データベース59cが更新されるようになっている。
次に、図19のシーケンス図を用いて、あるユーザによる地図共有開始後に、他のユーザが地図共有を開始する際の動作を説明する。この場合、他のユーザは、図9に示すメニュー画面上の「地図共有」72dを選択することで地図共有を開始する。
図9に示すメニュー画面上で、ユーザにより「地図共有」72dが選択されると、携帯端末10は、地図共有を要求するコマンドである「地図共有要求」をデータサーバ50に送信する(S91)。このとき、地図共有要求とともに、ユーザIDと所属コードがデータサーバ50に送信される。
データサーバ50は、携帯端末10から地図共有要求を受信すると(S101)、検索情報共有データベース59eを参照し、受信した所属コードから、そのユーザが共有する情報を特定するための共有番号を特定する(S102)。データサーバ50は、共有情報データベース59fを参照して、特定した共有番号に関連する車両の情報(タグ情報、位置情報(緯度、経度))を取得する(S103)。データサーバ50はさらに、タグ情報に基づき車両情報データベース59aを検索して、タグ情報に関連した車両に関する所定の情報(入庫番号、車体番号、車名等)を取得する(S104)。データサーバ50は、このようにして求めた車両に関する所定の情報(入庫番号、車体番号、車種、位置情報、等)を携帯端末10へ送信する(S105)。
携帯端末10は、データサーバ50から車両に関する情報を受信し(S92)、受信した情報に基づき車両の位置をマーカで示した地図を表示する(S93)。
図18に、地図共有時に携帯端末10において表示される地図の表示例を示す。図18(a)は地図共有開始時の地図表示の例を示し、図18(b)は地図共有開始後に車両の移動がなされた時の地図表示の例を示す。
図18に示すような地図画面を表示された状態で携帯端末10をタグシール40に近づけた場合でも、前述の車両位置登録画面(図10)が表示された状態で携帯端末10をタグシール40に近づけた場合と同様に、タグ情報に基づき車両位置の登録がなされる。但し、地図共有がなされている間は、タグ情報と位置情報に基づいて、共有情報データベース59fの更新がなされる。そして、地図共有が終了後に、共有情報データベース59fの情報に基づいて位置情報データベース59cの更新がなされる。このため、地図共有が実行されている間は、地図画面の再読込みが要求された場合、最新の車両の位置は、共有情報データベース59fが参照されて求められる。
図18(b)において、斜線ハッチングされた丸いマーカは、地図共有開始後に移動された車両を示している。携帯端末10は、地図画面の再読込みが要求された場合、地図共有開始時の各車両の位置を基準に、車両の位置が変更(移動)されたか否かを判断し、変更がある場合は、表示の方法(マーカの色、形状、パターン等)を変えて表示する。このように移動された車両を示すマーカを、移動前と異なる表示方法で表示させることにより、ユーザは移動前の車両と移動済みの車両とを区別して認識することができる。
2.2 クライアント端末−データサーバ間の処理
データサーバ50の各データベース59a〜59fに対しては、携帯端末10のみならず、クライアント端末60からもアクセスし、データの閲覧、登録、更新等を行うことができる。以下、クライアント端末60の動作について説明する。
クライアント端末60において車両管理アプリケーションが起動されると、図8に示す画面と同様のログイン画面が表示される。この画面上でユーザのユーザIDとパスワードが入力されると、クライアント端末60はデータサーバ50にこれらの情報を送信して、ユーザ認証を要求する。データサーバ50は受信した情報に基づきユーザデータベースを参照してユーザ認証を行い、認証結果をクライアント端末60に送信する。ユーザ認証が成功した場合、クライアント端末60は表示部53に図20に示すようなメニュー画面を表示する。
メニュー画面において選択項目76a〜76dが表示される。ユーザが選択項目76a〜76dのいずれかをマウス等を用いて選択すると、クライアント端末10は選択された項目に応じた機能を実現する。ここでは、「車両検索」76a、「車両情報登録」76b、「帳票出力」76c、「マスタ編集」76dの4つの機能が選択されるようになっている。「車両検索」76aは、所望の条件を満たす車両の位置を地図上に表示させるための機能である。「車両情報登録」76bは、車体番号、メーカー、車種等の車両に関する情報を入力するための機能である。「帳票出力」76cは、帳票を出力するための機能である。「マスタ編集」76dは、車両情報データベース59a、ユーザデータベース59b、ターミナル情報データベース59c等のデータを登録、削除、変更等するための機能である。以下、各機能に関するクライアント端末の動作について説明する。
(1)車両情報登録
図20に示すメニュー画面上で「車両情報登録」76bが選択されると、図21〜23に示すような車両情報の入力画面が表示部53に表示される。ユーザはこの画面上で、年式、走行距離、等の車両の情報を登録する。なお、車両情報の登録画面は、タブ77により切り替えられるようになっており、図21は、「基本情報」タブが選択されたときに表示され、図22は「車両」タブが選択されたときに表示され、図23は「属性」タブが選択されたときに表示される入力画面である。これらの画面で設定された情報にもとづきクライアント端末60から車両情報登録要求がデータベース50に送信されて、車両情報データベース59aが更新される。
(2)車両検索
図20に示すメニュー画面上で「車両検索」76aが選択されると、図24に示すような地図表示条件入力画面が表示部53に表示される。ユーザは、この画面上で、地図上に表示させる車両の検索条件を入力できる。携帯端末10で表示される地図表示条件入力画面(図14参照)では、車体番号は1個しか設定できなかったのに対して、クライアント端末60の画面では、車体番号を最大5個まで設定可能(OR条件)となっている。クライアント端末60は、この入力画面で設定された地図表示条件とともに車両検索要求をデータサーバ50に送信する。データサーバ50は、地図表示条件に基づき車両情報データベース59a及び位置情報データベース59cを検索し、地図表示条件に合致する車両に関する情報(位置情報等)をクライアント端末60に送信する。
クライアント端末60は、受信した情報をデータ格納部57に記憶するとともに、位置情報に基づき地図上に車両の位置を示すマーカを表示する。このとき、図25に示すように、検索された車両は、所定の色分け条件に基づき色分けされて地図上に表示される。所定の色分け条件としては、例えば、車両のステータスや通関の通過状態(通関済/未通関)などがある。図25の例では、所定の色分け条件として、ステータスが選択されており、車両の状態(在庫、一般搬出中、出庫準備、出庫済、ドロップ)に応じて色分けされて表示される。クライアント端末60は、車両情報データベース59aを参照することで各車両のステータス(属性)を判断し、そのステータスに応じて色分けして表示する。なお、色分けする際の表示色は設定で変更することができる。また、データサーバ50は、属性と表示色の対応を管理する情報として色分けデータベース(図示せず)を備えている。なお、マーカの色を分ける代わりに、マーカの形状やテクスチャパターンを異ならせてもよい。
(3)「帳票出力」
図20に示すメニュー画面上で「帳票出力」76cが選択されると、出力帳票選択画面が表示される。この画面上でユーザは出力すべき帳票を選択できる。クライアント端末50のコントローラ51は、データサーバ50に対して、ユーザにより選択された帳票の種類に応じた情報を要求し、データサーバ50から取得した情報に基づいて帳票を作成して出力する。
(4)「データベース編集」
図20に示すメニュー画面上で「データベース編集」76dが選択されると、各種データベース59a〜59fの編集を行うための画面が表示され、ユーザは、データベース59a〜59fのデータの登録、削除、変更等を行うことができる。
3.まとめ
以上のように本実施形態の車両管理システム100は、車両30に貼付されて使用され、固有のタグ情報を記憶するタグシール40内のICタグ43(情報記憶媒体の一例)と、ICタグ43から非接触でタグ情報を読み取り可能なNFC通信部17bと、自装置の位置を測定するGPS測位部17cとを備えた携帯端末10と、車両の位置を管理するデータベース59(位置情報データベース59c)を備えたデータサーバ50と、を備える。携帯端末10は、NFC通信部17cがICタグ43からタグ情報を読み取ったときに、受信したタグ情報と、GPS測位部17cにより測定された携帯端末10の位置情報とをデータサーバ50に送信する。データサーバ50は、携帯端末10から受信したタグ情報と位置情報とに基づいて、データベース59における車両の位置(位置情報データベース59c)を更新する。
これにより、車両30に貼付されたICタグ43を携帯端末10により非接触で読み取らせることで、携帯端末10の位置情報がデータサーバ50に送信され、位置情報データベース59cにおいて車両30の位置情報として登録される。これにより、車両30に貼付されたタグシール40に携帯端末10をタッチさせるという簡易な方法でかつ確実に車両の位置を登録できるようになり、ユーザの車両位置登録時の作業負担を軽減できる。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、車両情報データベース59aと位置情報データベース59cとを別々に設けたが、位置情報データベース59cの情報を、車両情報データベース59a内に含めて管理するようにしてもよい。
上記の実施形態では、タグシール40にユニークに割り当てられた情報をICタグから読み取ったが、ICタグに代えて、タグシール40にプリントされたバーコードやQRコードから読み取ってもよい。この場合、携帯端末10の撮像部11を介してタグシール40にプリントされたバーコードやQRコードを読み取ったときに、バーコードやQRコードが示す情報を位置情報とともにデータサーバ50に送信してもよい。その際、データサーバ50は、バーコードやQRコードが示す情報と位置情報に基づき位置情報データベース59cを更新すればよい。
上記の実施の形態において、NFC通信を行ってICタグから情報を読み取ったが、非接触で情報を読み取れる通信であれば、他の通信手段を用いても良い。
上記実施の形態では、携帯端末10の位置情報を、GPS機能を用いて取得したが、GPS機能に代えて又はGPS機能とともに他の方法(例えば、WiFi等のアクセスポイントの位置を用いた測位方法)を用いて携帯端末10の位置情報を取得してもよい。
上記の実施の形態において、携帯端末10はスマートフォンに限られず、NFC通信機能及び自機の位置の測定機能を有する情報機器(例えば、携帯電話機、タブレット端末、PDA等)であればよい。
10 携帯端末
30 車両
40 タグシール
50 データサーバ
59a 車両情報データベース
59b ユーザデータベース
59c ターミナル情報データベース
59d 位置情報データベース
59e 検索情報共有データベース
60 クライアント端末
100 車両管理システム
200 ネットワーク

Claims (5)

  1. 車両に貼付されて使用され、固有の情報を記憶する情報記憶媒体と、
    前記情報記憶媒体から非接触で前記固有の情報を読み取り可能な通信部と、自装置の位置を測定する位置測定部とを備えた携帯端末と、
    前記車両の位置を管理するデータベースを備えたデータサーバと、を備え、
    前記携帯端末は、前記通信部が前記情報記憶媒体から前記固有の情報を読み取ったときに、受信した前記固有の情報と、前記位置測定部により測定された携帯端末の位置情報とを前記データサーバに送信し、
    前記データサーバは、前記携帯端末から受信した前記固有の情報と前記位置情報とに基づいて、前記データベースにおける前記車両の位置を更新
    更に、
    前記データベースは、車両の位置に加えて、車両に関する所定の情報を管理し、
    前記携帯端末は、ユーザにより設定された検索条件を前記データサーバに送信し、
    前記データサーバは、受信した検索条件に基づき前記データベースを検索して前記検索条件を満たす車両の位置を求め、求めた位置を示す情報を前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記データサーバから受信した情報に基づき、前記検索条件を満たす車両の位置が示された地図を表示
    更に、
    前記データサーバは、同じグループに属する複数のユーザの複数の携帯端末に対して、同一の検索条件に基づき求めた位置を示す情報を送信し、
    前記複数の携帯端末の各々は、前記データサーバから受信した情報に基づき、前記同一の検索条件を満たす車両の位置が示された地図を表示する、
    車両管理システムにおいて、
    第1のグループに属するユーザの携帯端末から第1の検索条件と共に地図共有開始に関するコマンドを前記データサーバが送信した場合、
    前記データサーバは第1のグループに関して地図共有を開始し、
    地図共有の開始から終了までは、第1の検索条件を満たす車両に係る前記固有の情報と、第1のグループに属するユーザの携帯端末の位置情報とが、前記データサーバに送信されてくると、前記データサーバは、第1の検索条件を満たす車両に係る前記固有の情報と、第1のグループに属するユーザの携帯端末の位置情報とを、前記車両の位置を管理するデータベースとは異なる共有情報データベースに格納し、
    更に、地図共有の開始から終了までは、前記データサーバは、受信した第1の検索条件に基づき、前記データベースに優先して前記共有情報データベースを検索して前記第1の検索条件を満たす車両の位置を求め、求めた位置を示す情報を前記第1のグループに属する複数のユーザの複数の携帯端末に送信し、
    前記第1のグループに属する複数のユーザの複数の携帯端末は、前記データサーバから受信した情報において前記第1の検索条件を満たす車両の位置のうちに、地図共有の開始時のものと変更されているものがあれば、変更されているものの表示方法を変えた上で地図を表示する、
    車両管理システム。
  2. 前記データサーバは、地図共有が終了すれば、前記共有情報データベースの情報に基づいて、前記車両の位置を管理するデータベースを更新する、
    請求項1に記載の車両管理システム。
  3. 前記携帯端末の通信部は、前記情報記憶媒体との間で近接通信を行うことで前記固有の情報を読み取る、請求項1又は2に記載の車両管理システム。
  4. 前記情報記憶媒体は、ICタグと、バーコードもしくはQRコード(登録商標)が印刷された媒体とのうちの少なくともいずれかである、請求項1又は2に記載の車両管理システム。
  5. 前記携帯端末の位置測定部はGPS(Global Positioning System)機能により自装置の位置を測定する、請求項1又は2に記載の車両管理システム。
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