JP6541825B2 - カムシャフト及び内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジンなどに好適なカムシャフト及び内燃機関の改良に関するものである。
自動車用のエンジンとしては、2サイクル及び4サイクルの内燃機関が知られている。2サイクルエンジンは、クランクシャフトの1回転に1回の爆発であり、4サイクル内燃機関は2回転に1回の爆発である。これに対し、前記4サイクルの行程後に、掃気吸気行程及び掃気排気行程を追加した6サイクルのエンジンも知られており、クランクシャフトの3回転に1回の爆発となる。また、下記特許文献1には、前記4サイクルの排気行程から吸気行程に移る間に、空気吸気行程と、これによる燃焼室内の空気を加圧する加圧行程とを備え、これによって得られた加圧空気を吸気行程の後半にある他の気筒に供給するようにした6サイクルエンジンが開示されている。
これに対し、昨今の燃料高騰や温暖化対策などを背景に、内燃機関と電動モーターを組み合わせるようにしたハイブリッド方式のエンジンが注目されている。他に、環境負荷の低い方式としては、電気自動車,水素自動車,燃料電池自動車などが提案されている。そこで、本件出願人は、更なる燃料消費の改善を図るとともに、地球温暖化の抑制など環境負荷の低減を図ることができる、ハイブリッド方式に好適な内燃機関及び駆動システムを提案している(下記特許文献2参照)。
一方、排気ガス対策などの環境負荷への影響を低減するためには、トラックやバスなどの商用車における対策が重要である。しかしながら、バッテリを多用するハイブリッド方式や電気方式を、そのまま商用車に適用できるものではない。このような点からすると、当面の駆動システムとして、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの燃料消費の低減を図ることも重要であり、今後のバイオ燃料の普及なども考慮すれば、将来的にも有効な手法であると考えられる。
特開平2−119635号公報 特開2010−31705号公報
上述したように、従来の6サイクル内燃機関では、4サイクルの行程後に、吸気行程及び排気行程を追加して6サイクル工程としていたが、この2サイクルの工程において発生するポンピングロス(吸排気損失:吸気工程と排気工程において発生するエネルギー損失)がエンジン出力低下の原因となり、6サイクル内燃機関が4サイクル内燃機関に劣る主要な原因となっている。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの6サイクル内燃機関におけるポンピングロスを低減して出力の増大を図ることである。他の目的は、排気ガスの再燃焼を行うことで後処理工程を低減・簡略化し、熱効率の向上を図ることである。
前記目的を達成するため、本発明のカムシャフトは、ピストンが往復運動する内燃機関のシリンダに排気バルブ及び吸気バルブが設けられており、これらの排気バルブ及び吸気バルブの開閉を行うカムシャフトであって、シャフトの回転によって突出量が変化するボールカムを使用し、前記カムシャフトをインナーとアウターによる二重構造とするとともに、速度に応じてインナーがアウターに対して回転してスライドする構造とし、前記インナーに設けた溝内にボールカムを収容し、前記アウターからの前記ボールカムの突出量が高回転時に多くなるとともに、進角方向にスライドする構造としたことを特徴とする。

他の形態によれば、前記カムシャフトは、アウターと、それに挿入されているインナーとを備えており、これらアウターとインナーとの接触面には螺旋ネジが設けられており、前記アウターに対して前記インナーを付勢するスプリングが、前記インナーの底部と前記アウターの底部との間に設けられており、低回転時は、前記スプリングの付勢力に抗して、前記インナーを押しており、高回転時は、前記スプリングの付勢力によって前記インナーが押されるガバナ及びプッシュロッドを備えており、前記排気バルブ及び吸気バルブを開くためのボールカムが、前記インナーに設けられたガイド溝内に、前記シャフトアウターから突出するように収容されており、前記ガイド溝は、前記螺旋ネジの螺旋方向に沿って設けられ、かつ、その深さは、低回転時は深い位置にボールカムが移動し、高回転時は浅い位置に移動するように形成されており、低回転時に前記ガイド溝の深い位置にあるボールカムが、高回転時になると、前記スプリングの付勢力によって前記インナーが前記螺旋ネジの螺旋方向に沿って回転しながらスライドして浅い位置に移動する特徴とする。更に他の形態によれば、高回転時に、前記内燃機関の吸気及び圧縮工程にオーバーラップが生ずるように、前記ボールカムのガイド溝を形成したことを特徴とする。
本発明の内燃機関は、前記いずれかのカムシャフトを使用する内燃機関であって、6サイクルの内燃機関における吸気工程→圧縮工程→燃焼工程→排気工程→加圧吸気工程→加圧排気工程のうちの加圧吸気から加圧排気に至る工程の代わりに、2サイクルの内燃機関の排気・掃気・吸気工程→圧縮工程→点火工程→燃焼工程→排気工程を行うことを特徴とする。主要な形態の一つによれば、前記吸気バルブを開いてピストンを下降させることで吸気を行う前段吸気工程,前記吸気バルブ及び排気バルブが閉じた状態でピストンを上昇させ、圧縮を行う前段圧縮工程,ピストンが上死点ないし上死点付近となった時点で、前段の点火を行う前段点火工程,前記前段の点火によって燃焼を行い、ピストンが下降する前段燃焼工程,ピストンの下降時に排気バルブを開けることで排気を行う前段排気工程,排気バルブを開けた状態であって、ピストンが下死点となる手前で吸気バルブを開くことで、ピストンが再び上昇するまで吸気と掃気を行う掃気・吸気工程,排気バルブ及び吸気バルブの両方を閉じてピストンを上昇させ、圧縮を行う後段圧縮工程,ピストンが上死点ないし上死点付近となった時点で、点火を行う後段点火工程,前記後段の点火によって燃焼を行い、ピストンが下降する後段燃焼工程,ピストンの下降時に排気バルブを開けることで排気を行う後段排気工程を、ピストンの3往復中に行うことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、排気バルブ及び吸気バルブの開閉を行うカムとして、カムシャフトの回転によって突出量が変化するボールカムを使用することとしたので、吸気,排気,掃気をよりスムーズに行うことができ、高回転時の出力が向上する。また、6サイクルの内燃機関における吸気工程→圧縮工程→燃焼工程→排気工程→加圧吸気工程→加圧排気工程のうちの加圧吸気から加圧排気に至る工程の代わりに、2サイクルの内燃機関の排気・掃気・吸気工程→圧縮工程→点火工程→燃焼工程→排気工程を行うこととしたので、ポンピングロスを低減するとともに、出力の増大や熱効率の向上を図ることができる。
本発明の実施例1のエンジンの構造と主要工程を示す図である。 前記実施例1の主要工程を示す図である。 前記実施例1の主要工程を示す図である。 前記実施例1の主要工程を示す図である。 前記実施例1の主要工程をクランクシャフトの回転に対応して示す図である。 前記実施例1の主要工程をピストンの上下動に対応して示す図である。 本発明の実施例2の構成を示す図である。 本発明の実施例3のバルブ開閉機構を示す図である。 前記バルブ開閉機構の断面構造を示す図である。 前記バルブ開閉機構によるバルブ開閉の様子を示す図である。 本発明の実施例4の構成を示す図である。 前記実施例4の主要工程を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、燃料がガソリンの場合は「点火」,ディーゼルの場合は「着火」というが、特に区別する必要がないときは、「点火」に「着火」も含めることとする。
最初に、図1〜図6を参照しながら、本発明の6サイクル運転工程の実施例1について説明する。図1(A)に示すように、本実施例の6サイクルエンジン10では、シリンダ11に対して、点火プラグ12,2つのバルブ20及び30がそれぞれ設けられている。前記バルブ20,30のうち、吸気バルブ20は、シリンダ11内に外気を吸気する際に開くバルブであり、外部過給機による圧縮空気や、EGR装置による還流排気ガスもシリンダ11内に吸気される(後述する実施例2参照)。また、排気バルブ30は、燃焼後のガスをシリンダ11から排気する際に開くバルブである。前記吸気バルブ20には、外気を導入する吸気ポート22及び燃料を導入する燃料ポート40が接続されており、前記排気バルブ30には、燃焼後の残留ガスを排気する排気ポート32が接続されている。シリンダ11内のピストン14は、コンロッド16を介してクランクシャフト18に接合している点は、公知の技術と同様である。
本実施例における6サイクル運転の主要工程におけるバルブ20,30の開閉とピストン14の動きを示すと、図1(A)〜図4(J)に示すようになる。また、クランクシャフト18の3回転に対応して主要工程を示すと、図5に示すようになる。更に、ピストン14の3往復の上下動に対応して主要工程を示すと、図6に示すようになる(図5,図6中「前段着火」については後述)。これらの図に示すように、これらの図に示すように、本実施例では、燃料の点火が3回転中に2回行われるようになっており(前段点火と後段点火)、前段工程の吸気→圧縮→燃焼→排気と、後段工程の排気・掃気・吸気→圧縮→燃焼→排気の2つの工程が含まれている。また、全体としては6サイクルでありながら、その中に4サイクルの工程と2サイクルの工程が含まれているような運転が行われるようになっている。なお、前記工程は完全に分離しているわけではなく、一部重なっている工程がある。
以下、これらの図を参照して、本実施例の運転動作を説明する。
(1)図1(A)前段吸気工程:吸気バルブ20を開いて、ピストン14を下降させることで(矢印FA)、吸気ポート22から吸気を行う。このとき、燃料ポート40から燃料が導入され、空気と燃料の混合ガスがシリンダ11内に導入される。
(2)図1(B)前段圧縮工程:吸気バルブ20,排気バルブ30が閉じた状態で、ピストン14を上昇させ(矢印FB)、シリンダ11内の混合ガスを圧縮する。
(3)図1(C)前段点火工程:ピストン14が上死点(ないし上死点付近)となった時点で、点火プラグ12により前段の点火を行う。
(4)図2(D)前段燃焼工程:前記点火により混合ガスが燃焼し、ピストン14が下降する(矢印FD)。
(5)図2(E)前段排気工程:ピストン14の下降時(矢印FE)に排気バルブ30を開けることで、排気ポート32から燃焼後の排気ガスの排気を行う。
(6)図2(F)掃気・吸気工程:ピストン14が下死点となる手前で、吸気バルブ20を開く。これにより、吸気バルブ20から空気がシリンダ11内に導入され、ピストン14が再び上昇することで(矢印FF)、空気による掃気が行われる。このとき、空気とともに燃料ポート40から燃料も導入される。
(7)図3(G)後段圧縮工程:バルブ20,30の両方を閉じて更にピストン14が上昇し(矢印FG)、空気と燃料の混合ガスを圧縮する。
(8)図3(H)後段点火工程:ピストン14が上死点(ないし上死点付近)となった時点で、点火プラグ12により後段の点火を行う。
(9)図4(I)後段燃焼工程:前記点火により混合ガスが燃焼し、ピストン14が下降する(矢印FI)。
(10)図4(J)後段排気工程:ピストン14の下降時(矢印FJ)に排気バルブ30を開くことで、排気ポート32から燃焼後の排気ガスの排気を行う。
以上のように、本実施例によれば、次のような効果がある。
a,一般的な6サイクルにおける吸気(前段吸気)→圧縮(前段圧縮)→燃焼(前段燃焼)→掃気吸気→掃気排気の掃気吸気から掃気排気に至る工程の代わりに、2サイクルの吸気(掃気・吸気)→圧縮(後段圧縮)→燃焼(後段燃焼)→排気(後段排気)が行われる。このため、6サイクルの掃気吸気及び掃気排気において生ずるポンピングロスが低減されるようになる。
b,クランクシャフト18の3回転に前段及び後段の2回の割合で燃焼が行われる。このため、クランクシャフト3回転に1回の割合で燃焼が行われる6サイクルの場合と比較すると、出力が2倍以上に向上する。また、クランクシャフト2回転に1回の割合で燃焼を行う4サイクルの場合と比較すると、出力が1.3倍に向上する。このように、本実施例によれば、出力の増大や熱効率の向上を図ることができる。
c,図2(F)に示したように、後段の点火・燃焼に入る前に、掃気と吸気がピストン14の下死点前と下死点後に行われるので、図3(G)の圧縮の程度が低くなり、従って燃料も薄くてすむため、図4(J)の排気工程において燃焼後のガスが完全に排気されるようになる。
d,また、図2(F)に示したように、後段の圧縮・点火・燃焼に入る前に、掃気と吸気がピストン14の下死点前から下死点後に至る範囲で行われるので、排気時間が長くなり、シリンダ11内の圧力が低下してピストン14のフリクション(摩擦損失)が低減できる。
e,2サイクル目の後段点火を薄燃焼にすることにより、機械損失をリンバーン燃焼エネルギーに変えており、クランクシャフト18の回転を低く抑えることができるとともに、燃費も改善されるようになる。
f,クランクシャフト18の回転に対する燃焼回数の割合が高く、エンジンの始動が極めて良好となる。
次に、図7を参照しながら、本発明の実施例2について説明する。本実施例は、上述した実施例の1のエンジンに、外部過給機及びEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を設けたエンジンシステム100の例である。上述したように、6サイクルエンジン10のシリンダ11には2つのバルブ20,30が設けられており、バルブ20,30の間には、外部過給機(ターボチャージャー)80,インタークーラー90が設けられている。また、EGR装置200も設けられており、上述した外部過給機80の吸気側と排気側から得た還流排気ガスを切換バルブ210で切り換え、EGRクーラー220を介して吸気バルブ20に供給するようになっている。
次に、各部について詳述すると、バルブ20,30には、ロッカーアーム20A,30Aが設けられており、カムシャフトのカムが当接している。このカムの回転によって、図1〜図4に示したバルブ20,30の開閉動作が行われるようになっている。排気バルブ30側の排気ポート32は、管路34を介して、前記外部過給機80の排気側タービンハウジング80Eに接続されている。排気側タービンハウジング80Eの排気側は、高速側EGR管路82Hに接続されており、この高速側EGR管路82Hは排気管路82Eに接続されている。前記排気ポート32は、他方において、低速側EGR管路82Lにも接続されており、EGR管路82L,82Hは、切換バルブ210の切換側にそれぞれ接続されている。これにより、低回転時はEGR管路82Lが選択され、高回転時はEGR管路82Hが選択されて、EGRクーラー220に接続されるようになっている。EGRクーラー220の還流排気ガスの吐出側は、管路222を介して、吸気バルブ20の吸気ポート22に接続されている。前記EGR管路82L,82Hには、排気ガスの逆流を防ぐワンウエイバルブ(逆止弁)202L,202Hがそれぞれ設けられている。燃料ポート40には、燃料であるガソリンがガソリンタンク230から噴射ノズル232を介して供給されるようになっている。また、排気管路82Eには、必要に応じてガス浄化用の触媒(フィルタ)240が取り付けられている。
一方、上述した外部過給機80の吸気側タービンハウジング80Iには吸気口84が設けられており、吸気側タービンハウジング80Iの吐出側は、管路92,インタークーラー90,管路94の順に接続されて、更に吸気ポート22に接続されている。すなわち、外部過給機80の吸気口84から吸気された外気は、外部過給機80による圧縮,インタークーラー90による冷却の後、EGR装置200による還流排気ガスとともに、吸気バルブ20からシリンダ11内に導入されるようになっている。
次に、本実施例の動作を説明すると、低回転時は、切換バルブ210によって低速側EGR管路82Lが選択される。このため、矢印F7A(太線)で示すように、排気ポート32から排気された排気ガスが、EGRクーラー220に導入されて冷却され、管路222を介して吸気ポート22に供給される。吸気ポート22には、外部過給機80の吸気側タービンハウジング80Iから吐出された空気が、管路92を介してインタークーラー90で冷却された後、管路94から供給されている。吸気ポート22には、これら排気ガスと圧縮空気とが混合されて供給される。
一方、高回転時は、切換バルブ210によって高速側EGR管路82Hが選択される。このため、矢印F7B(点線)で示すように、外部過給機80の排気側タービンハウジング80Eから出力された排気ガスが、EGRクーラー220に導入されて冷却され、管路222を介して吸気ポート22に供給される。吸気ポート22には、外部過給機80の吸気側タービンハウジング80Iから吐出された空気が、管路92を介してインタークーラー90で冷却された後、管路94から供給されている。
このように、本実施例によれば、低回転時は排気ガスを還流し、高回転時は圧縮した排気ガスを還流することとしているので、NOxの低減といった排気ガスの清浄化を図ることができる。特に、実施例1の6サイクルエンジン10に対して適用することで、掃気・吸気から後段排気に至る2サイクルの工程で生ずる残留排気ガスの正常化に有効である。
次に、図8〜図10を参照しながら、本発明の実施例3について説明する。上述したバルブ20,30を、図1〜図4に示した各工程に従って開閉するためには、ロッカーアームのカムを、開閉に対応する形状とすればよいが、本実施例は、それを工夫したものである。
図8には、上記実施例1の6サイクルエンジンに好適なバルブ開閉用の機構の例が示されている。図9はカムシャフトの主要断面図が示されており、図10にはバルブ20,30の開閉との関係が示されている。いずれも、図(A)は低回転時,図(B)は高回転時の様子を示す。
これらの図において、カムシャフト300にはカムプーリー302が設けられており、クランクシャフトタイミングギヤ304の回転駆動力がタイミングベルト306を介して伝達されるようになっている。308は、タイミングベルト306のテンションを調整するためのテンションアイドラーである。クランクシャフトタイミングギヤ304は、上述したクランクシャフト18に設けられている。
次に、本実施例のカムシャフト300は、図9に示すように、シャフトアウター350と、それに挿入されているシャフトインナー360の二重構造となっている。上述したカムプーリー302は、シャフトアウター350の外周に固定されている。シャフトアウター350とシャフトインナー360との接触面には螺旋ネジ370が設けられており、シャフトアウター350とシャフトインナー360の底には押圧用のスプリング372が設けられている。シャフトインナー360のスプリング372の当接部位と反対側にはプッシュロッド362が設けられており、このプッシュロッド362には、ガバナ380が設けられている。
図示の例では、ガバナ380は遠心式となっている。他に、電磁式,油圧式など、公知の各種の構造としてよい。低回転時は、ガバナ380は閉じてプッシュロッド362をスプリング372の付勢力に抗して押しており、シャフトインナー360はシャフトアウター350内に押し込められている。これに対し、高回転時は、ガバナ380が遠心力で開くようになり、プッシュロッド362,そしてシャフトインナー360がスプリング372に押されるようになる。このため、シャフトインナー360は、螺旋ネジ370による回転(図10(B)矢印F10参照)を伴ってプッシュロッド362方向にスライドするようになる(図9(B)矢印F9参照)。
一方、カムシャフト300には、バルブ20,30を開くためのボールカム(剛球)400が必要数設けられている。ボールカム400は、シャフトインナー360に設けられたガイド溝402内に、シャフトアウター350から飛び出すことがなく、かつ、突出するように収容されている。シャフトインナー360に設けられたガイド溝402は、上述した螺旋ネジ370の螺旋方向に沿って、かつ図10に示すように深さが変化するように形成されており、低回転時はガイド溝402の深い位置にボールカム400はある。高回転時になると、上述したようにシャフトインナー360が螺旋ネジ370による回転を伴ってスライドするため、ボールカム400は、ガイド溝402の浅い位置に移動して突出するようになる。また、カムシャフト300の全体が、回転方向,すなわち図5において角度が進む進角方向にスライドするようになる。
このようなボールカム400を有するカムシャフト300は、図10に示すように配置され、ロッカーアーム20A,30Aがボールカム400で付勢されて、バルブ20,30を押し、図1〜図4に示した開閉動作が行われるようになっている。なお、図10には、ボールカム400として、代表的なものを一つ示している。
次に、本実施例の動作を説明する。まず、低回転時は、図8(A)〜図10(A)に示すように、ガバナ380は閉じており、シャフトインナー360はシャフトアウター350内に押し込まれた状態となっている。このため、ボールカム400の突出量は少なくなっている。これに対し、高回転時は、シャフトインナー360が回転してスライドし、ボールカム400は、突出量が増大するともに、全体として進角方向に移動する。このため、
a,突出量の増大によって、ロッカーアーム20A,30Aを押す量が増大し、バルブ20,30が大きく開くようになる。すなわち、吸気,排気,掃気のバルブリフト量が増大する。このため、吸気,排気,掃気がよりスムーズに行われるようになる。
b,ボールカム400が進角方向に移動するため、図5に矢印F5で示すように、吸気,圧縮などの工程にオーバーラップが生ずる。このため、高回転時の出力が向上するようになる。
更に、本実施例によれば、ボールカム400の突出量や進角を適宜調整することで、低コストでガソリンやディーゼル、シェールガス、天然ガスにも対応でき、更にはボールカム400がロッカーアーム20A,30Aと点接触するため、フリクションロスも少ないといった利点もある。このようなバルブ開閉機構を、実施例1の6サイクルエンジンに適用することで、特に4サイクル工程と2サイクル工程におけるカムの大きさの変更に良好に対応することができる。図5に示す4サイクル工程では、バルブ20,30が開く角度はおよそ60°であるのに対し、2サイクル工程では、前段排気でピストン下死点前約25°ぐらい,掃気・吸気でピストン下死点前約20°ぐらいである。これを一般的なカムで行なうことは、突出したカム形状となり、現実的ではない。しかし、本実施例のボールカム構造を適用すれば、ボールカム400の径を変更することで突出量を変化させ、バルブ20,30が開く角度を調整することができ、好都合である。
次に、図11及び図12も参照しながら、本発明の実施例4について説明する。前記実施例では、前段の各工程と後段の各工程において、ガソリンのみ,ディーゼルのみ,といった一種類の燃料を使用することとしているが、本実施例のエンジンシステム500では、2種類の燃料を使用しており、例えば、前段の4サイクルの工程ではディーゼルを燃焼させ、後段の2サイクルの工程ではガソリンを燃焼させるようにしたものである。図11において、シリンダ11には、上述した点火プラグ12,2つのバルブ20及び30に加えて、燃料ノズル514が設けられており、ディーゼルタンク510から噴射ポンプ512を介してディーゼル燃料(軽油)が供給されるようになっている。
ガソリン燃料側の噴射ノズル232と、ディーゼル燃料側の噴射ポンプ512の動作は、クランク角センサ520によって検知されるクランク角度に基づいて、ECU(エンジンコントロールユニット)により制御されている。すなわち、図5,図6に示すように、前段では、噴射ポンプ512からディーゼル燃料が供給されて前段着火が行われ、後段では、前記実施例と同様に、噴射ノズル232からガソリン燃料が供給されて後段点火が行われる。図12には、前段工程が示されており、同図(A)に示す前段吸気工程では、燃料ノズル514からディーゼル燃料がシリンダ11内に供給される。そして、同図(B)の前段圧縮後、同図(C)に示す前段着火工程となる。他の工程については、前記実施例と同様である。
このように、本実施例によれば、前段ではディーゼル燃料を使用し、後段ではガソリン燃料を使用することとしたので、次のような効果が得られる。
a,ディーゼル燃料を使用することで、ガソリン燃料を使用する場合と比較して、熱効率の向上,出力の増大,低燃費化を図ることができる。
b,前段のディーゼル燃料の燃焼で発生する排気ガスは、EGR装置200により、後段のガソリン燃料の燃焼で再燃焼する(セタン,オクタンの再燃焼)。この再燃焼によって、前段の排気ガス中のNOx(窒素酸化物)やHC(炭化水素)が低減されるようになる。また、触媒240による除去も行われる。このため、ディーゼル燃料のみを使用する場合と比較して、排気ガスの清浄化を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例では、シリンダ1つの場合(1気筒)を主として説明したが、もちろん公知の多気筒構成とすることでクランクシャフトの回転を滑らかにすることを妨げるものではない。
(2)前記実施例で示したピストン機構やバルブ開閉機構などは一例であり、同様の作用を奏するように公知技術を適用して設計変更可能である。燃料の導入も、燃料ポート40から供給する外、直噴式など、公知の各種の方式としてよい。
(3)本発明は、主としてガソリンエンジンに好適であるが、ディーゼル,LPガス(天然ガス),エタノール,水素,シェールガスなど各種の燃料に適用することができる。また、一般の乗用車に限らず、トラック,バス,船舶,発電機など、各種の用途に適用してよい。更に、ハイブリッド方式の内燃機関に適用することを、妨げるものではない。
(4)前段と後段の燃料として、前記実施例ではガソリンの場合を示したが、ディーゼルやLPガスを使用してもよい。すなわち、前段:後段が、
a,ガソリン:ガソリン
b,ディーゼル:ディーゼル
c,LPガス:LPガス
が考えられる。また、前段と後段で異なる燃料を使用する例では、前段をディーゼル燃料,後段をガソリン燃料としたが、前段と後段の組み合わせは、各種考えられる。例えば、前段:後段が、
a,ディーゼル:ガソリン
b,ディーゼル:LPガス
c,LPガス:ガソリン
といった組み合わせも可能である。
本発明によれば、排気バルブ及び吸気バルブの開閉を行うカムとして、カムシャフトの回転によって突出量が変化するボールカムを使用することとしたので、吸気,排気,掃気をよりスムーズに行うことができ、高回転時の出力が向上する。また、6サイクルの内燃機関における吸気工程→圧縮工程→燃焼工程→排気工程→加圧吸気工程→加圧排気工程のうちの加圧吸気から加圧排気に至る工程の代わりに、2サイクルの内燃機関の排気・掃気・吸気工程→圧縮工程→点火工程→燃焼工程→排気工程を行うこととしたので、ポンピングロスを低減するとともに、出力の増大や熱効率の向上を図ることができる。従って、自動車のガソリンエンジンなどの内燃機関に好適である。





10:6サイクルエンジン
11:シリンダ
12:点火プラグ
14:ピストン
16:コンロッド
18:クランクシャフト
20:吸気バルブ
20A,30A:ロッカーアーム
22:吸気ポート
30:排気バルブ
32:排気ポート
34:管路
40:燃料ポート
80:外部過給機
80E:排気側タービンハウジング
80I:吸気側タービンハウジング
82E:排気管路
82L,82H:管路
84:吸気口
90:インタークーラー
92,94:管路
100:エンジンシステム
200:EGR装置
210:切換バルブ
220:クーラー
222:管路
230:ガソリンタンク
232:噴射ノズル
240:触媒(フィルタ)
300:カムシャフト
302:カムプーリー
304:クランクシャフトタイミングギヤ
306:タイミングベルト
350:シャフトアウター
360:シャフトインナー
362:プッシュロッド
370:螺旋ネジ
372:スプリング
380:ガバナ
400:ボールカム
402:ガイド溝
500:エンジンシステム
510:ディーゼルタンク
512:噴射ポンプ
514:燃料ノズル
520:クランク角センサ
522:ECU

Claims (5)

  1. ピストンが往復運動する内燃機関のシリンダに排気バルブ及び吸気バルブが設けられており、これらの排気バルブ及び吸気バルブの開閉を行うカムシャフトであって、
    シャフトの回転によって突出量が変化するボールカムを使用し
    前記カムシャフトをインナーとアウターによる二重構造とするとともに、
    速度に応じてインナーがアウターに対して回転してスライドする構造とし、
    前記インナーに設けた溝内に前記ボールカムを収容し、前記アウターからの前記ボールカムの突出量が高回転時に多くなるとともに、進角方向にスライドする構造としたことを特徴とするカムシャフト。
  2. 前記カムシャフトは、
    アウターと、それに挿入されているインナーとを備えており、
    これらアウターとインナーとの接触面には螺旋ネジが設けられており、
    前記アウターに対して前記インナーを付勢するスプリングが、前記インナーの底部と前記アウターの底部との間に設けられており、
    低回転時は、前記スプリングの付勢力に抗して、前記インナーを押しており、高回転時は、前記スプリングの付勢力によって前記インナーが押されるガバナ及びプッシュロッドを備えており、
    前記排気バルブ及び吸気バルブを開くためのボールカムが、前記インナーに設けられたガイド溝内に、前記シャフトアウターから突出するように収容されており、
    前記ガイド溝は、前記螺旋ネジの螺旋方向に沿って設けられ、かつ、その深さは、低回転時は深い位置にボールカムが移動し、高回転時は浅い位置に移動するように形成されており、
    低回転時に前記ガイド溝の深い位置にあるボールカムが、高回転時になると、前記スプリングの付勢力によって前記インナーが前記螺旋ネジの螺旋方向に沿って回転しながらスライドして浅い位置に移動する特徴とする請求項記載のカムシャフト。
  3. 高回転時に、前記内燃機関の吸気及び圧縮工程にオーバーラップが生ずるように、前記ボールカムのガイド溝を形成したことを特徴とする請求項記載のカムシャフト。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載のカムシャフトを使用する内燃機関であって、
    6サイクルの内燃機関における吸気工程→圧縮工程→燃焼工程→排気工程→加圧吸気工程→加圧排気工程のうちの加圧吸気から加圧排気に至る工程の代わりに、2サイクルの内燃機関の排気・掃気・吸気工程→圧縮工程→点火工程→燃焼工程→排気工程を行うことを特徴とする内燃機関。
  5. 前記吸気バルブを開いてピストンを下降させることで吸気を行う前段吸気工程,
    前記吸気バルブ及び排気バルブが閉じた状態でピストンを上昇させ、圧縮を行う前段圧縮工程,
    ピストンが上死点ないし上死点付近となった時点で、前段の点火を行う前段点火工程,
    前記前段の点火によって燃焼を行い、ピストンが下降する前段燃焼工程,
    ピストンの下降時に排気バルブを開けることで排気を行う前段排気工程,
    排気バルブを開けた状態であって、ピストンが下死点となる手前で吸気バルブを開くことで、ピストンが再び上昇するまで吸気と掃気を行う掃気・吸気工程,
    排気バルブ及び吸気バルブの両方を閉じてピストンを上昇させ、圧縮を行う後段圧縮工程,
    ピストンが上死点ないし上死点付近となった時点で、点火を行う後段点火工程,
    前記後段の点火によって燃焼を行い、ピストンが下降する後段燃焼工程,
    ピストンの下降時に排気バルブを開けることで排気を行う後段排気工程,
    を、ピストンの3往復中に行うことを特徴とする請求項記載の内燃機関。
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