JP6540700B2 - 測定装置、測定方法、及び、プログラム - Google Patents

測定装置、測定方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6540700B2
JP6540700B2 JP2016531174A JP2016531174A JP6540700B2 JP 6540700 B2 JP6540700 B2 JP 6540700B2 JP 2016531174 A JP2016531174 A JP 2016531174A JP 2016531174 A JP2016531174 A JP 2016531174A JP 6540700 B2 JP6540700 B2 JP 6540700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
measurement
light emitting
wavelength
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016531174A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016002354A1 (ja
Inventor
悠平 福島
悠平 福島
勉 篠崎
勉 篠崎
右一 佐藤
右一 佐藤
西村 望
望 西村
敏晶 深井
敏晶 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2016002354A1 publication Critical patent/JPWO2016002354A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6540700B2 publication Critical patent/JP6540700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/1455Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/27Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/35Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
    • G01N21/359Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light using near infrared light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明は、測定装置、測定方法、及び、プログラムに関する。
測定対象に含まれる特定の成分(検出対象)を検出する方法の一つに、その成分によって吸収される波長の光を測定対象に照射し、測定対象におけるその光の吸収量を測定する方法がある。例えば特許文献1には、血液中の血糖値を測定するための装置が開示されている。この装置において、ベース部の上面には光源、受光素子、及び導波路が設けられている。そしてベース部の下面に導波路の一部を露出させ、この一部から光源が生成した光を照射する。またこの一部には、反射光が入射する。入射した反射光は、受光素子に導波される。
また特許文献2には、皮膚の表面に対して光を斜め方向に照射し、かつ、複数の受光部を斜めかつ間隔をあけて配置することが記載されている。特許文献2に記載の技術は、皮膚や血液に含まれるグルコースを測定することを目的としたものである。
特開2011−245069号公報 特表2005−413491号公報
発光手段により放射された所定波長の光の強度と、当該光が測定対象で反射した光の強度とに基づき、当該光の強度の変化量を算出することで、測定対象における所定波長の光の吸収量を算出することができる。そして、この吸収量に基づいて、検出対象の量を算出することができる。
ところで、発光手段が発光する光は、発光手段の経年劣化や周囲の環境(温度、湿度等)等に応じて、強度(光量等)が変化したり、波長のシフトが生じたりする。これらの変動を考慮しないと、上記算出結果の精度が悪くなる。本発明は、当該課題を解決することを課題とする。
本発明によれば、
筐体と、
前記筐体の一部に設けられた開口と、
前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
前記第1波長の光を反射する反射手段と、
前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
を有し、
前記透過部材は、
前記筐体の外面の一部となり、測定対象が当接する第1の面と、
前記第1の面と表裏の関係であり、前記筐体の内部を向く第2の面と、
を有し、
前記反射手段は、前記第2の位置に位置する状態で、前記第2の面と対向する測定装置が提供される。
また、本発明によれば、
筐体と、
前記筐体の一部に設けられた開口と、
前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
前記第1波長の光を反射する反射手段と、
前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
を有し、
前記透過部材は、
前記筐体の外面の一部となり、測定対象が当接する第1の面と、
前記第1の面と表裏の関係であり、前記筐体の内部を向く第2の面と、
を有し、
前記反射手段は、前記第2の位置に位置する状態で、前記第2の面と対向する測定装置のコンピュータが、前記発光手段、前記光検出手段、及び、前記移動手段を制御し、測定開始の入力を受付けると、
前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
の両方を実行する測定方法が提供される。
また、本発明によれば、
筐体と、
前記筐体の一部に設けられた開口と、
前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
前記第1波長の光を反射する反射手段と、
前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
を有し、
前記透過部材は、
前記筐体の外面の一部となり、測定対象が当接する第1の面と、
前記第1の面と表裏の関係であり、前記筐体の内部を向く第2の面と、
を有し、
前記反射手段は、前記第2の位置に位置する状態で、前記第2の面と対向する測定装置のコンピュータに、前記発光手段、前記光検出手段、及び、前記移動手段を制御させ、測定開始の入力を受付けると、
前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
の両方を実行させるプログラムが提供される。
本発明によれば、測定対象における所定波長の光の吸収量を精度よく算出することが可能となる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本実施形態の測定装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の測定装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の測定装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の測定装置の斜視模式図の一例を示す。 本実施形態の測定装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の測定装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の測定装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の測定装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の測定装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の測定装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の測定装置の構成の一例を示す模式図である。
まず、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の装置が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1は、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の装置は、例えば、バス8Aで相互に接続されるCPU1A、メモリ2A、I/O3A、表示制御部4A、ディスプレイ5A、操作受付部6A、操作部7A等を有する。なお、図示しないが、その他、メモリ2Aにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット(ストレージ:補助記憶装置)、有線及び/又は無線でインターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続し、他の電子機器と通信するネットワーク接続用インタフェイス(通信I/F(InterFace:インタフェイス))、マイク、スピーカ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに装置のコンピュータ全体を制御する。メモリ2Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。メモリ2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。
ディスプレイ5Aは、例えば、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)である。ディスプレイ5Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部4Aは、VRAM(Video RAM)等に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ5Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部6Aは、操作部7Aを介して各種操作を受付ける。操作部7Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイ、キーボードなどを含む。I/O3Aは、外部装置から本実施形態の装置にデータを入力するためのインプット、及び、本実施形態の装置から外部装置に向けてデータを出力するためのアウトプットである。
<第1の実施形態>
まず、本実施形態の概要について説明する。発光手段を用いて測定対象に所定波長の光を照射し、その反射光の強度を測定する都度、発光手段により放射された所定波長の光の強度を測定し、これらのデータに基づいて測定対象における所定波長の光の吸収量を算出することで、測定精度を向上させることができる。
この場合、発光手段により放射された光が測定対象で反射した光を受光するための受光手段と、発光手段により放射された光を測定対象で反射させずに受光するための受光手段とが必要になるが、2つの受光手段を設けると費用負担が大きくなる。また、装置内に多くの部材を組み込む必要があるため、装置の小型化の妨げになる。
そこで、本実施形態の測定装置は、1つの発光手段と1つの受光手段のペアにより、発光手段により放射された光が測定対象で反射した光を受光し、光の強度を測定する第1の測定と、発光手段により放射された光を測定対象で反射させずに受光し、光の強度を測定する第2の測定との両方を行う。以下、詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る測定装置10の構成の一例を示す模式図である。本実施形態に係る測定装置10は、筐体100、透過部材110、発光部120、光検出部140、反射部200、及び、移動部201を備えている。
図4は、本実施形態に係る測定装置10の斜視模式図の一例を示す。図4示す測定装置10は、筐体100と、ディスプレイ11と、操作ボタン12と、測定対象を当接させる当接部13と、電源ボタン14とを有する。なお、当接部13は、図2に示す透過部材110に対応する。
測定装置10は、例えば生体を測定対象とし、例えば真皮組織の間質液に含まれる糖分(例えばグルコース)を検出対象として測定するための装置である。この場合、第1波長は近赤外域(例えば1200nm以上3000nm以下)である。測定装置10は、透過部材110(当接部13)に生体(測定対象)の皮膚を当接させた状態で使用される。なお、測定対象や検出対象はこれに限定されない。検出対象に応じて、第1波長は変化する。
筐体100は、例えば樹脂や金属を用いて形成されている。筐体100の一面には、筐体100の内部と外部を繋ぐ開口102が設けられている。開口102は、透過部材110によって塞がれている。言い換えると、筐体100の一部は透過部材110によって構成されている。筐体100は、複数の部品で構成されていてもよい。
透過部材110は、筐体100の一部に設けられている。透過部材110は、例えばガラスや樹脂で形成された板状の部材であり、第1波長の光を透過する。透過部材110は、平板であってもよいし、少し湾曲していてもよい。
発光部120は、筐体100の内部に配置され、第1波長を含む光を放射する。発光部120は、例えばLEDやレーザダイオードなどの発光素子を有している。この光源は、第1波長の光を他の波長の光よりも強く発光するのが好ましい。
発光部120は、光軸が透過部材110を通る向きに配置される。例えば、発光部120は、光軸が透過部材110の外面に対して斜めになる向きに配置されてもよい。この場合、筐体100の透過部材110に生体の皮膚を当接させたとき、発光部120の光軸は皮膚に対して斜めになる。
光検出部140は、筐体100の内部に配置され、第1波長の光を検出する。なお、光検出部140は、さらに、第1波長の光の強度を測定できてもよい。光検出部140は、例えばフォトダイオードなどの光電変換素子を有している。この光電変換素子は、第1波長の光に対する感度が他の波長の光の感度よりも高いのが好ましい。
光検出部140の受光面は、透過部材110の外面に対して斜めに配置されている。好ましくは、光検出部140は、発光部120により放射された光が透過部材110に当接させている測定対象で反射した反射光を受光する向きに配置されている。すなわち、光検出部140は、光軸が透過部材110を通る向きに配置される。例えば、光検出部140は、光軸が透過部材110の外面に対して斜めになる向きに配置されてもよい。光検出部140の光軸は、例えば透過部材110の外部において、発光部120の光軸と交わる(交点α)。交点αの位置は、例えば、透過部材110の外面からの距離が数mm程度以下の位置である。2つの光軸が成す角度θは、例えば60°以上120°以下である。なお、透過部材110の外面に対して発光部120の光軸が成す角度と、透過部材110の外面に対して光検出部140の光軸が成す角度は、互いに等しいのが好ましい。なお、光検出部140の光軸は、例えば光検出部140の受光面の中心を通り、かつ光検出部140の受光面に対して垂直な線として定義される。
発光部120と光検出部140とをこのような関係にすれば、透過部材110に測定対象を当接させた状態で発光部120が発光した場合、測定対象で反射した反射光を効率よく光検出部140で受光することができる。
なお、発光部120と光検出部140の互いの光軸に多少のずれが存在し、これらの光軸が完全には交わっていいない状態であってもよい。また、交点αが透過部材110の内部に位置してもよい。このような場合、測定精度は多少悪くなるが、所望の測定を実現可能である。
反射部200は、第1波長の光を反射する。反射部200は、第1波長の光を反射する材料(顔料等)を含んで構成される。反射部200は、例えば樹脂や金属を用いて板状に形成される。このような反射部200の表面に、第1波長の光を反射する材料が分散した塗膜やシートが設けられてもよい。また、反射部200自体に、第1波長の光を反射する材料が分散していてもよい。
反射部200は、第1波長の光をスポット的に反射しないようにして光検出部140に導けれる程度の反射率を有していれば良い。例えば、反射部200は、表面に凹凸あるいは拡散材料を設けた拡散板などが設けられてもよい。これにより、反射部200の反射率が高い場合、発光部120から出た光量にムラがある場合には光検出部140で受け取る光にバラツキが発生しやすくなるが、拡散板などを用いることで、光量のムラを少なくして検出バラツキを少なくすることができる。また、反射部200の反射率が低い場合および高い場合などは、分析部160でゲイン調整することで微調整を行うこともできる。
なお、反射部200は、第1波長の光を乱反射するよう構成されてもよい。例えば、第1波長の光を反射する材料の粒径は配列の仕方の調整等により、乱反射を実現してもよい。
移動部201は、反射部200を移動させる。そして、移動部201は、反射部200を、発光部120の光軸と重ならない第1の位置、又は、発光部120の光軸と重なり、発光部120が放射した光を光検出部140の方向に反射する第2の位置に位置させる。なお、移動部201は、その他の一つ以上の位置に反射部200を位置させることができてもよい。
移動部201はモータを備え、当該モータを駆動することにより、反射部200を予め定められた軌道内で繰り返し移動させる。例えば、移動部201は、反射部200をスライド移動や回転移動させることで、第1の位置及び第2の位置間を移動させてもよい。例えば、周知のシャッター機構等を利用して、移動部201による反射部200の移動を実現してもよい。
図2は反射部200が第1の位置に位置する状態、図3は反射部200が第2の位置に位置する状態を示す。なお、図2及び図3において、反射部200及び移動部201は筐体100の内部に位置するが、反射部200は筐体100の外部、例えば、筐体100の外表面沿いに位置してもよい。また、移動部201の少なくとも一部は、筐体100の外部に位置し、反射部200を筐体100の外表面沿いに移動させ、上記第1の位置又は第2の位置に位置させてもよい。
反射部200が第2の位置に位置する場合(図3参照)、発光部120により放射された第1波長の光は透過部材110を透過する前に反射部200で反射する。この場合、透過部材110に測定対象を当接させていても、測定対象まで当該光は到達しない。なお、反射部200が第1波長の光を乱反射するよう構成されている場合、当該光は図示するように乱反射する。そして、光検出部140は、反射部200で反射した当該光の反射光を受光し、当該光の強度を測定する。
反射部200が第1波長の光を乱反射するよう構成されている場合、発光部120により放射された第1波長の光が反射部200で反射する方向と、光検出部140の位置との微細な調整を行わなくても、光検出部140は、反射部200で反射した当該光の反射光を高確率で受光することができる。この場合、第2の位置に位置する反射部200と、発光部120と、光検出部140との間の設計の自由度が高まり好ましい。なお、反射部200が第1波長の光を乱反射しないように構成することも可能である。この場合、第2の位置に位置する反射部200の反射面の向き等を調整することで、発光部120により放射された第1波長の光が反射部200で反射した反射光を、光検出部140により受光させることができる。
なお、反射部200が第2の位置に位置し、かつ、反射部200が筐体100の外側に位置する場合、発光部120により放射された第1波長の光は透過部材110を透過後、反射部200で反射する。そして、上記と同様の作用が実現される。当該例の場合、透過部材110は反射部200で覆われるので、透過部材110に測定対象を当接させることはできない。
一方、反射部200が第1の位置に位置する場合(図2参照)、発光部120により発光された第1波長の光は透過部材110を透過し、筐体100の外部に到達する。透過部材110に測定対象を当接させた状態の場合、発光部120が発した第1波長の光は測定対象である人体に到達する。そして、当該光は皮膚の少なくとも真皮組織に侵入し、細胞壁等によって散乱される。この散乱光の少なくとも一部は透過部材110を経由して筐体100の内部に到達し、光検出部140により検出される。
発光部120により放射された光が光検出部140によって検出されるまでの光路において、第1波長の光の一部は、皮膚内の特定の成分、例えば間質液に含まれるグルコースなどの糖分によって吸収される。従って、光検出部140が検出した第1波長の光の強度に基づいて、皮膚内の特定の成分の量を算出することができる。
反射部200が第2の位置に位置する状態で測定した第1波長の光の強度をD0、反射部200が第1の位置に位置する状態で測定した第1波長の光の強度をD1とすると、例えば、D1/D0の式により、D1を補正する。これにより、発光部120の変動分に基づいて、D1を補正することができる。そして、補正後の値(D1/D0)を予め定められた所定の関数に代入することで、測定対象内における検出対象の量を算出することができる。
なお、透過部材110の構成によっては、経年劣化や周囲の環境(温度、湿度等)等に応じて透過部材110の状態が変動し、第1波長の光が透過部材110を透過する透過率も変動し得る。反射部200を筐体100の外部に位置させた場合、反射部200が第2の位置に位置する状態で発光部120により放射された第1波長の光は、透過部材110を透過後、反射部200で反射し、光検出部140に検出される。このため、上記D1/D0の式により、発光部120の変動分のみならず、透過部材110の変動分も考慮したD1の補正ができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、1つの発光手段(発光部120)と1つの受光手段(光検出部140)のペアにより、発光手段により放射された光が測定対象で反射した光を受光し、光の強度を測定する第1の測定と、発光手段により放射された光を測定対象で反射させずに受光し、光の強度を測定する第2の測定との両方を行うことができる。
このような本実施形態の場合、発光手段が発光した所定波長の光の強度を毎回測定し、測定結果に基づいて、反射光に強度を補正することができるので、測定対象における光の吸収量をより精度よく測定することが可能となる。結果、検出対象の量を精度よく算出することができる。また、上記2つの測定処理各々を行うための受光手段を別々に設ける必要がないので、費用負担を軽減できるほか、装置内に組み込む部材を減らすことができるので、装置の小型化が実現できる。
<第2の実施形態>
図5は、本実施形態に係る測定装置10の構成を示す模式図である。本実施形態に係る測定装置10は、筐体100、透過部材110、発光部120、光検出部140、反射部200、移動部201、制御部150、分析部160、表示部170、及び、入力部180を有する。表示部170は、図4のディスプレイ11に対応し、入力部180は、図4の操作ボタン12及び電源ボタン14に対応する。以下、第1の実施形態と異なる点を説明する。
発光部120は、光源124及びレンズ122を有している。光源124は、第1の実施形態に示した発光素子を有している。レンズ122は、光源124からの光を集光する。レンズ122による光源124からの光の集光点は、透過部材110よりも外側(透過部材110の外面からの距離が数mm程度、例えば2mm以下の位置)に位置している。この集光点は、光検出部140の光軸と重なる、言い換えると2つの光軸の交点αと重なるのが好ましい。
入力部180は、電源ON/OFFの入力や、測定開始の入力等を、ユーザから受付ける。入力部180が受付けた内容の少なくとも一部(測定開始の入力)は、制御部150に入力される。
制御部150は、発光部120、移動部201、及び、光検出部140を制御する。制御部150は、さらに、分析部160を制御してもよい。
制御部150は、測定開始の入力を受付けると、第1の測定及び第2の測定を実行させる。
第1の測定では、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第1の位置に位置させる(図5参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる。
このような第1の測定においては、発光部120により放射された第1波長の光が透過部材110を透過した後、透過部材110に当接させている測定対象で反射する。そして、当該反射光が透過部材110を透過して筐体100内に到達し、光検出部140に受光される。
第2の測定では、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第2の位置に位置させる(図6参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる。
このような第2の測定においては、発光部120により放射された第1波長の光が、測定対象で反射することなく反射部200で反射する。そして、当該反射光が光検出部140に受光される。なお、図6において、反射部200は筐体100の中に位置するが、第1の実施形態同様、筐体100の外に位置することもできる。
制御部150は、測定開始の入力を受付けると、それに応じて、上記第1の測定及び第2の測定各々を少なくとも1回実行させる。例えば、制御部150は、第1の測定を行った後、第2の測定を実行させることができる。その他、制御部150は、第2の測定を行った後、第1の測定を実行させることもできる。または、制御部150は、第2の測定を行った後、第1の測定を行い、その後、さらに第2の測定を実行させることもできる。なお、第1の測定と第2の測定との間の時間(例:第1の測定開始から第2の測定開始までの時間)は、1秒以内、好ましくは100ミリ秒以内、さらに好ましくは10マイクロ秒以内である。当該時間を小さくするほど、第1の測定及び第2の測定における測定条件の差(周囲の環境、装置の経年劣化の進行具合)を小さくすることができる。なお、制御部150は、第1の測定及び第2の測定各々を2回以上実行させてもよい。
さらに、制御部150は、測定開始の入力を受付けると、分析部160を制御し、所定の分析を実行させることができる。
分析部160は、第1の測定で得られたデータと第2の測定で得られたデータとに基づいて、検出対象の量を分析する。
例えば、第2の測定で得られた第1波長の光の強度をD0、第2の測定で得られた第1波長の光の強度をD1とすると、分析部160は、D1/D0の式に基づいてD1を補正後、補正後の値(D1/D0)を予め定められた所定の関数に代入することで、測定対象内における検出対象の量を算出してもよい。
なお、第2の測定をn回(nは2以上の整数)行っている場合、n回分のD0の値の統計値(平均値、最大値、最小値、最頻値、中央値等)を代表値として決定してもよい。そして、当該代表値を、上記D1/D0の式のD0に代入して、D1を補正してもよい。
同様に、第1の測定をm回(mは2以上の整数)行っている場合、m回分のD1の値の統計値(平均値、最大値、最小値、最頻値、中央値等)を代表値として決定してもよい。そして、当該代表値を、上記D1/D0の式のD1に代入して、補正後の値(D1/D0)を算出してもよい。
表示部170は、分析部160の分析結果を表示する。例えば、分析部160が算出した検出対象の量を表示する。
次に、図7のフローチャートを用いて、本実施形態の測定方法の処理の流れの一例を説明する。
まず、入力部180が測定開始の入力を受付けると、制御部150に測定開始の入力がなされる(S10)。
すると、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第2の位置に位置させる(図6参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる(S11:第2の測定)。
次に、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第1の位置に位置させる(図5参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる(S12:第1の測定)。
その後、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第2の位置に位置させる(図6参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる(S13:第2の測定)。
その後、制御部150は、分析部160を制御し、S11、S12及びS13で得られたデータに基づいて、検出対象の量を算出させる(S14)。
例えば、分析部160は、S11及びS13各々で得られた、第1波長の光の強度D01及びD02に基づいて、代表値D0を決定する。例えば、分析部160は、D01とD02の平均値を、D0とする。その後、分析部160は、S12で得られた第1波長の光の強度D1を、代表値D0を利用して、例えばD1/D0の式に基づいて補正する。その後、分析部160は、補正後の値(D1/D0)を所定の関数に代入することで、検出対象の量を算出する。その後、表示部170は、S14で算出された検出対象の量を表示する(S15)。
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施形態の測定方法の処理の流れの一例を説明する。
まず、入力部180が測定開始の入力を受付けると、制御部150に測定開始の入力がなされる(S20)。
すると、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第1の位置に位置させる(図5参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる(S21:第1の測定)。
その後、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第2の位置に位置させる(図6参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる(S22:第2の測定)。
その後、制御部150は、分析部160を制御し、S21、及びS22で得られたデータに基づいて、検出対象の量を算出させる(S23)。
例えば、分析部160は、S21で得られた第1波長の光の強度D1を、S22で得られた第1波長の光の強度D0を利用し、例えばD1/D0の式に基づいて補正する。その後、分析部160は、補正後の値(D1/D0)を所定の関数に代入することで、検出対象の量を算出する。その後、表示部170は、S23で算出された検出対象の量を表示する(S24)。
次に、図9のフローチャートを用いて、本実施形態の測定方法の処理の流れの一例を説明する。
まず、入力部180が測定開始の入力を受付けると、制御部150に測定開始の入力がなされる(S30)。
すると、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第2の位置に位置させる(図6参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる(S31:第2の測定)。
すると、制御部150は、移動部201を制御し、反射部200を第1の位置に位置させる(図5参照)。そして、制御部150は、当該状態で発光部120に第1波長を含む光を放射させ、光検出部140に第1波長の光の強度を測定させる(S32:第1の測定)。
その後、制御部150は、分析部160を制御し、S31、及びS32で得られたデータに基づいて、検出対象の量を算出させる(S33)。
例えば、分析部160は、S32で得られた第1波長の光の強度D1を、S31で得られた第1波長の光の強度D0を利用し、例えばD1/D0の式に基づいて補正する。その後、分析部160は、補正後の値(D1/D0)を所定の関数に代入することで、検出対象の量を算出する。その後、表示部170は、S33で算出された検出対象の量を表示する(S34)。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態によれば、測定開始の入力を受付けると、それに応じて、反射部200を第1の位置に位置させた状態(図5参照)で行う第1の測定と、反射部200を第2の位置に位置させた状態(図6参照)で行う第2の測定とを各々少なくとも1回行い、検出対象の量を算出することができる。このような本実施形態によれば、ユーザに不要な操作を多数行わせることなく、精度良い算出結果を得ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、第1の測定の前後に第2の測定を行い、この2回の第2の測定で得られたデータに基づいて、その間に行われた第1の測定のデータを補正することができる。このような本実施形態によれば、周囲の環境や発光部120、透過部材110の状態が短時間の間に変動するようなことがあっても、第1の測定の前後に第2の測定行うことで、第1の測定時の状態を精度よく推定することが可能となる。結果、第1の測定のデータの補正の精度を高め、検出対象の量の算出精度を高めることができる。
<第3の実施形態>
図10は、第3の実施形態に係る測定装置10の構成を示す図である。本実施形態に係る測定装置10は、波長フィルタ190を有している点を除いて、第1の実施形態又は第2の実施形態に係る測定装置10と同様の構成である。図10は、第1の実施形態と同様の場合を示している。
波長フィルタ190は、光検出部140の前に配置されており、第1波長の光を透過し、それ以外の波長の光をカットする。これにより、光検出部140に入射する光から、第1波長以外の光はカットされる。
なお、図11に示すように、波長フィルタ190は光検出部140の前ではなく発光部120の前に配置されていてもよい。また、波長フィルタ190は、光検出部140の前及び波長フィルタ190の前のそれぞれに配置されていてもよい。
本実施形態によっても、第1または第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、光検出部140に入射する光から、第1波長以外の光はカットされるため、測定装置10による測定精度はさらに向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 筐体と、
前記筐体の一部に設けられた開口と、
前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
前記第1波長の光を反射する反射手段と、
前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
を有する測定装置。
2. 1に記載の測定装置において、
前記発光手段、前記移動手段、及び、前記光検出手段を制御する制御手段をさらに有し、
前記制御手段は、測定開始の入力を受付けると、
前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
の両方を実行させる測定装置。
3. 2に記載の測定装置において、
前記制御手段は、測定開始の入力を受付けると、前記第2の測定、前記第1の測定、及び、前記第2の測定をこの順に実行させる測定装置。
4. 2又は3に記載の測定装置において、
前記第1の測定で得られたデータと前記第2の測定で得られたデータとに基づいて、検出対象の量を分析する分析手段をさらに有する測定装置。
5. 2から4のいずれかに記載の測定装置において、
前記第1の測定では、前記発光手段により放射された光が前記透過部材を透過した後、前記透過部材に当接させている測定対象で反射し、当該反射光が前記透過部材を透過後、前記光検出手段に受光され、
前記第2の測定では、前記発光手段により放射された光が、前記測定対象で反射することなく前記反射手段で反射し、当該反射光が前記光検出手段に受光される測定装置。
6. 1から5のいずれかに記載の測定装置において、
前記光検出手段は、前記発光手段により放射された光が前記透過部材に当接させている測定対象で反射した反射光を受光する向きに配置されている測定装置。
7. 1から6のいずれかに記載の測定装置において、
前記反射手段は、前記光を乱反射するよう構成されている測定装置。
8. 筐体と、
前記筐体の一部に設けられた開口と、
前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
前記第1波長の光を反射する反射手段と、
前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
を有する測定装置のコンピュータが、前記発光手段、前記光検出手段、及び、前記移動手段を制御し、測定開始の入力を受付けると、
前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
の両方を実行する測定方法。
8−2. 8に記載の測定方法において、
前記コンピュータは、測定開始の入力を受付けると、前記第2の測定、前記第1の測定、及び、前記第2の測定をこの順に実行する測定方法。
8−3. 8又は8−2に記載の測定方法において、
前記コンピュータは、前記第1の測定で得られたデータと前記第2の測定で得られたデータとに基づいて、検出対象の量を分析する分析工程をさらに実行する測定方法。
8−4. 8から8−3のいずれかに記載の測定方法において、
前記第1の測定では、前記発光手段により放射された光が前記透過部材を透過した後、前記透過部材に当接させている測定対象で反射し、当該反射光が前記透過部材を透過後、前記光検出手段に受光され、
前記第2の測定では、前記発光手段により放射された光が、前記測定対象で反射することなく前記反射手段で反射し、当該反射光が前記光検出手段に受光される測定方法。
8−5. 8から8−4のいずれかに記載の測定方法において、
前記光検出手段は、前記発光手段により放射された光が前記透過部材に当接させている測定対象で反射した反射光を受光する向きに配置されている測定方法。
8−6. 8から8−5のいずれかに記載の測定方法において、
前記反射手段は、前記光を乱反射するよう構成されている測定方法。
9. 筐体と、
前記筐体の一部に設けられた開口と、
前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
前記第1波長の光を反射する反射手段と、
前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
を有する測定装置のコンピュータに、前記発光手段、前記光検出手段、及び、前記移動手段を制御させ、測定開始の入力を受付けると、
前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
の両方を実行させるプログラム。
9−2. 9に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、測定開始の入力を受付けると、前記第2の測定、前記第1の測定、及び、前記第2の測定をこの順に実行させるプログラム。
9−3. 9又は9−2に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、前記第1の測定で得られたデータと前記第2の測定で得られたデータとに基づいて、検出対象の量を分析する分析手段としてさらに機能させるプログラム。
9−4. 9から9−3のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記第1の測定では、前記発光手段により放射された光が前記透過部材を透過した後、前記透過部材に当接させている測定対象で反射し、当該反射光が前記透過部材を透過後、前記光検出手段に受光され、
前記第2の測定では、前記発光手段により放射された光が、前記測定対象で反射することなく前記反射手段で反射し、当該反射光が前記光検出手段に受光されるプログラム。
9−5. 9から9−4のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記光検出手段は、前記発光手段により放射された光が前記透過部材に当接させている測定対象で反射した反射光を受光する向きに配置されているプログラム。
9−6. 9から9−5のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記反射手段は、前記光を乱反射するよう構成されているプログラム。
この出願は、2014年7月3日に出願された日本出願特願2014−138028号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体の一部に設けられた開口と、
    前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
    前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
    前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
    前記第1波長の光を反射する反射手段と、
    前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
    を有し、
    前記透過部材は、
    前記筐体の外面の一部となり、測定対象が当接する第1の面と、
    前記第1の面と表裏の関係であり、前記筐体の内部を向く第2の面と、
    を有し、
    前記反射手段は、前記第2の位置に位置する状態で、前記第2の面と対向する測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置において、
    前記発光手段、前記移動手段、及び、前記光検出手段を制御する制御手段をさらに有し、
    前記制御手段は、測定開始の入力を受付けると、
    前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
    前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
    の両方を実行させる測定装置。
  3. 請求項2に記載の測定装置において、
    前記制御手段は、測定開始の入力を受付けると、前記第2の測定、前記第1の測定、及び、前記第2の測定をこの順に実行させる測定装置。
  4. 請求項2又は3に記載の測定装置において、
    前記第1の測定で得られたデータと前記第2の測定で得られたデータとに基づいて、検出対象の量を分析する分析手段をさらに有する測定装置。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の測定装置において、
    前記第1の測定では、前記発光手段により放射された光が前記透過部材を透過した後、前記透過部材に当接させている測定対象で反射し、当該反射光が前記透過部材を透過後、前記光検出手段に受光され、
    前記第2の測定では、前記発光手段により放射された光が、前記測定対象で反射することなく前記反射手段で反射し、当該反射光が前記光検出手段に受光される測定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の測定装置において、
    前記光検出手段は、前記発光手段により放射された光が前記透過部材に当接させている測定対象で反射した反射光を受光する向きに配置されている測定装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の測定装置において、
    前記反射手段は、前記光を乱反射するよう構成されている測定装置。
  8. 筐体と、
    前記筐体の一部に設けられた開口と、
    前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
    前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
    前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
    前記第1波長の光を反射する反射手段と、
    前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
    を有し、
    前記透過部材は、
    前記筐体の外面の一部となり、測定対象が当接する第1の面と、
    前記第1の面と表裏の関係であり、前記筐体の内部を向く第2の面と、
    を有し、
    前記反射手段は、前記第2の位置に位置する状態で、前記第2の面と対向する測定装置のコンピュータが、前記発光手段、前記光検出手段、及び、前記移動手段を制御し、測定開始の入力を受付けると、
    前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
    前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
    の両方を実行する測定方法。
  9. 筐体と、
    前記筐体の一部に設けられた開口と、
    前記開口内に位置し、前記筐体の一部を構成しており、第1波長の光を透過する透過部材と、
    前記筐体の内部に配置され、前記第1波長を含む光を放射し、光軸が前記透過部材を通る向きに配置されている発光手段と、
    前記筐体の内部に、光軸が前記透過部材を通る向きに配置され、前記第1波長の光を検出する光検出手段と、
    前記第1波長の光を反射する反射手段と、
    前記反射手段を移動させ、前記発光手段の光軸と重ならない第1の位置、又は、前記発光手段の光軸と重なり、前記発光手段が放射した前記第1波長の光を前記光検出手段の方向に反射する第2の位置に位置させる移動手段と、
    を有し、
    前記透過部材は、
    前記筐体の外面の一部となり、測定対象が当接する第1の面と、
    前記第1の面と表裏の関係であり、前記筐体の内部を向く第2の面と、
    を有し、
    前記反射手段は、前記第2の位置に位置する状態で、前記第2の面と対向する測定装置のコンピュータに、前記発光手段、前記光検出手段、及び、前記移動手段を制御させ、測定開始の入力を受付けると、
    前記反射手段を前記第1の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第1の測定、及び、
    前記反射手段を前記第2の位置に位置させた状態で前記発光手段に放射させ、前記光検出手段に測定させる第2の測定、
    の両方を実行させるプログラム。
JP2016531174A 2014-07-03 2015-05-13 測定装置、測定方法、及び、プログラム Active JP6540700B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014138028 2014-07-03
JP2014138028 2014-07-03
PCT/JP2015/063780 WO2016002354A1 (ja) 2014-07-03 2015-05-13 測定装置、測定方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016002354A1 JPWO2016002354A1 (ja) 2017-04-27
JP6540700B2 true JP6540700B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=55018909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016531174A Active JP6540700B2 (ja) 2014-07-03 2015-05-13 測定装置、測定方法、及び、プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6540700B2 (ja)
WO (1) WO2016002354A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614945A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Kawasaki Steel Corp 較正装置を有する赤外線吸収水分計
JP3707292B2 (ja) * 1998-05-18 2005-10-19 住友金属鉱山株式会社 非破壊透過式光測定装置用校正器
US20040111035A1 (en) * 2001-11-06 2004-06-10 Kasuya Kondoh Instrument for measuring biological information and method for measuring biological information
JP4181398B2 (ja) * 2002-12-17 2008-11-12 株式会社バイオス医科学研究所 分光測定用データ取り込み装置
JP2004298547A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Olympus Corp グルコース濃度測定装置
US8175668B1 (en) * 2007-10-23 2012-05-08 Pacesetter, Inc. Implantable multi-wavelength venous oxygen saturation and hematocrit sensor and method

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016002354A1 (ja) 2016-01-07
JPWO2016002354A1 (ja) 2017-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102260929B1 (ko) 스폿 형상 검출 장치
US20020061217A1 (en) Electronic input device
US20140110564A1 (en) Optical navigation device
US10088363B2 (en) Biometric sensor and biometric analysis system including the same
JP2011507336A (ja) イメージング装置の制御のための近接検知
US11520015B2 (en) 3-dimensional measuring device
JP2008175760A (ja) 穀物の品質評価装置
JP6540700B2 (ja) 測定装置、測定方法、及び、プログラム
JP2007535065A (ja) 光学入力装置並びに物体及び光学入力装置の相対的な運動を測定する方法
JP7516773B2 (ja) 測定装置、及び測定方法
WO2003071254A1 (fr) Dispositif permettant de mesurer des donnees biologiques et procede de mesure de donnees biologiques
JP2008154687A (ja) 光学測定ユニットおよびそれを用いた光学測定方法
CN109199401A (zh) 检测装置及生物体信息测量装置
KR20210107876A (ko) 혈류 측정 장치 및 혈류 측정 방법
JP5813533B2 (ja) 入力装置および入力システム
JP6705593B2 (ja) 測定装置
WO2016157591A1 (ja) 測定装置および測定方法
JP7447433B2 (ja) 光学部材、生体情報測定装置、及び測定装置
WO2016002356A1 (ja) 測定装置
JP6948895B2 (ja) 光学システム
JP6723572B1 (ja) 血圧計測装置及びその方法
JP5625285B2 (ja) 照明装置
JP2000065537A (ja) 膜厚測定装置
KR20070023685A (ko) 광 입력 디바이스 및 물체와 광 입력 디바이스의 상대움직임을 측정하는 방법
JP2010117171A (ja) 分光光度計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6540700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150