JP6540329B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
文書(原稿)のスキャンデータの宛先及び送信対象のファイル名が指定されると、スキャンデータをFTP(File Transfer Protocol)に従って、指定された宛先(FTPサーバ)へ転送し、保存させるScanToFTPというサービス機能を提供する複合機が存在する。
FTPは、ネットワークシステムにおいてファイルの転送を行うための通信プロトコルの1つである。FTPでは、仕様上、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を提供しないので、複合機は、FTPサーバで利用されている文字コードがわからない。このため、複合機がFTPサーバで利用されていない文字コードのスキャンデータを転送すると、FTPサーバでは、そのスキャンデータを判読できない場合が発生しうる。
そこで、従来では、ネットワーク上のフォルダ毎に利用可能な文字コードを予め設定しておき、コンテンツと当該コンテンツの格納先となるフォルダとの文字コードが異なる場合には、コンテンツの文字コードを変換する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2009−064232号公報 特開2010−081056号公報
本発明は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが外部装置との間のファイル転送に用いられる場合において、文字コードを正しく解釈できるようにすることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、転送対象として指定された文書データを外部装置へ転送する転送手段と、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合、文書データを転送する際の転送ファイル名として、ASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定する設定手段と、前記転送手段により転送が実施される前に、前記外部装置に保存されているファイルのファイル名を取得する取得手段と、を有し、前記設定手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合において前記取得手段により取得されたファイル名が正常に解釈できない場合、前記転送ファイル名としてASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定することを特徴とする。
また、前記取得手段により取得されたファイル名の表示を制御する表示制御手段を有し、前記設定手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合、前記転送ファイル名として、表示されたファイル名を参照したユーザにより入力されたファイル名であってASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定することを特徴とする。
また、転送対象の文書データを含む文書格納ファイルを転送ファイルとして生成する生成手段を有することを特徴とする。
また、前記生成手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を前記文書格納ファイルに含めることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、転送対象として指定された文書データを外部装置へ転送する転送手段、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合、文書データを転送する際の転送ファイル名として、ASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定する設定手段、前記転送手段により転送が実施される前に、前記外部装置に保存されているファイルのファイル名を取得する取得手段、として機能させ、前記設定手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合において前記取得手段により取得されたファイル名が正常に解釈できない場合、前記転送ファイル名としてASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定することを特徴とする
請求項1に記載の発明によれば、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが外部装置との間のファイル転送に用いられる場合において、文字コードを正しく解釈することができる。また、転送ファイル名をASCIIに準拠する文字のみから構成されるよう設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、ASCIIに準拠する文字のみから構成される転送ファイル名をユーザに設定させることができる。
請求項に記載の発明によれば、文書データのファイル名を変更させずに転送することができる。
請求項に記載の発明によれば、文書データのファイル名に採用されている文字コードを記録しておくことができる。
請求項5に記載の発明によれば、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが外部装置との間のファイル転送に用いられる場合において、文字コードを正しく解釈することができる。また、転送ファイル名をASCIIに準拠する文字のみから構成されるよう設定することができる
本発明に係る情報処理装置の一実施の形態を搭載した画像形成装置のブロック構成図である。 本実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成図である。 本実施の形態における文書転送処理を示したフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置の一実施の形態を搭載した画像形成装置10のブロック構成図である。図1には、画像形成装置10と、ネットワーク1を介して接続された外部装置としてのFTPサーバ3とが示されている。FTPサーバ3は、FTPサーバ3と画像形成装置10を含む各種装置との間のファイル転送の通信プロトコルとしてFTPを採用し、各種装置からネットワーク1を介して転送されてくるファイルを保存する機能を有しているサーバコンピュータである。なお、ネットワーク1には、複数のFTPサーバ3が接続されていてもよいが、FTPサーバ3はそれぞれ同等の機能を有していればよいので、図1では便宜的に1台のみ図示した。
ところで、文書データに含まれる文字データを取り扱うために、シフトJIS(以下、「SJIS」という)やUnicode等のいずれかの文字コードが割り当てられる。コンピュータは、文字データを正常に表示させるためには、取り扱う文字データにどの文字コードが割り当てられているかを知っておく必要がある。ネットワークシステムにおいてファイルの転送を行うための通信プロトコルの1つであるFTPは、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わない。つまり、画像形成装置10がFTPを利用して文書データをFTPサーバ3に転送する際、転送対象の文書データにどの文字コードが割り当てられているかをFTPサーバ3に伝えることができない。このため、文書データの送受信を行う画像形成装置10とFTPサーバ3とがそれぞれ採用している文字コードが不一致の場合、何の処理も施さないと、後述する同名ファイルチェックを正常に実施できないなど、文字コードの不一致を原因とした不具合が発生しうる。
本実施の形態では、SJISやUnicode等の文字コード体系のことを「文字コード」と称し、文字コード体系の中において88A0などのようなコードにて定義される文字コードや制御コードを単に「コード」と称することにする。また、文字符号化方式であるUTF−8により符号化されたUnicodeを、本実施の形態では、文字コード「UTF−8」と称することにする。なお、UTF−8は、SJISと同様に日本語を表現できる文字コードである。
図2は、本実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成図である。本実施の形態における画像形成装置10は、コンピュータ(情報処理装置)を内蔵した画像処理装置であり、コピー機能、スキャン機能等各種機能を搭載した複合機で実現することを想定している。図2において、CPU21は、ROM29に格納されたプログラムにしたがってスキャナ24やプリンタエンジン26等本装置に搭載された各種機構の動作制御を行う。アドレスデータバス22は、CPU21の制御対象となる各種機構と接続してデータの通信を行う。操作パネル23は、ユーザからの入力された情報や指示を受け付ける入力手段、また情報の表示を行う表示手段を兼用するユーザインタフェース手段である。スキャナ24は、ユーザがセットした原稿を読み取り、電子データとしてHDD(Hard Disk Drive)25等に蓄積する。HDD25は、スキャナ24を使用して読み取った原稿(文書)の電子文書データなどを格納する。プリンタエンジン26は、CPU21で実行される制御プログラムからの指示に従い出力用紙上に画像を印字する。ネットワークインタフェース(I/F)27は、ネットワーク1を接続し、FTPサーバ3との間のファイル転送などに利用される。RAM28は、プログラム実行時のワークメモリや電子データ送受信時の通信バッファとして利用される。ROM29は、本装置の制御やファイル転送処理に関する各種プログラムが格納されている。各種プログラムが実行されることで後述する各構成要素が所定の処理機能を発揮する。外部メディアインタフェース(I/F)30は、USBメモリ、フラッシュメモリ等の外部メモリ機器とのインタフェースである。
図1に戻り、本実施の形態における画像形成装置10は、情報受付部11、文書読取部12、ファイルリスト取得部13、問合せ部14、転送ファイル名設定処理部15、ファイル名検査処理部16、転送部17、処理制御部18及び文書記憶部20を有している。なお、本実施の形態の説明に用いない構成要素については、図1から省略している。
情報受付部11は、操作パネル23からユーザにより入力あるいは選択された情報を受け付ける。文書読取部12は、スキャナ24と連携して、原稿(文書)を読み取り、その読み取った文書データを文書記憶部20に格納する。なお、文書記憶部20に格納されるのは電子化された文書(文書データ)であるが、本実施の形態では、説明の便宜上、文書データのことを単に「文書」とも称することにする。ファイルリスト取得部13は、取得手段として設けられ、転送部17によりファイル転送が実施される前に、FTPサーバ3の当該ファイルの格納先として指定されているフォルダに保存されているファイルのファイル名の一覧(ファイルリスト)を取得する。問合せ部14は、FTPの拡張機能を利用してUTF−8の文字コードに対応しているかどうかをFTPサーバ3に問い合わせる。
転送ファイル名設定処理部15は、本実施の形態において特徴的な構成要素であり、FTPなど転送対象の文書に採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが外部装置(FTPサーバ3)との間のファイル転送に用いられる場合、文書を転送する際の転送ファイル名として、ASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定する設定手段として機能する。転送ファイル名設定処理部15はまた、ファイルリストの表示を制御する表示制御手段、転送対象の文書を含む文書格納ファイルを転送ファイルとして生成する生成手段及び転送ファイルに設定した転送ファイル名を通知する通知手段として機能する。
ファイル名検査処理部16は、転送対象のファイルのファイル名とFTPサーバ3から取得したファイルリストの中に含まれているファイル名とを比較して、転送対象のファイルと同名のファイルが格納先に存在するかどうかを検査する。転送部17は、転送対象として指定された文書を、FTPサーバ3へ転送する転送手段として機能する。処理制御部18は、画像形成装置10における各構成要素11〜17と連携動作させるなど、後述する文書転送処理の実行制御を行う。文書記憶部20には、文書読取部12により読み取られた文書等転送対象の文書を記憶する。
画像形成装置10における各構成要素11〜18は、画像形成装置10に搭載されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、文書記憶部20は、画像形成装置10に搭載されたHDD25にて実現される。あるいは、RAM28又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、画像形成装置10が提供するScanToFTPというサービス機能を利用して、スキャナ24により読み取られた文書(原稿)の文書データファイルをFTPサーバ3へ転送する文書転送処理について、図3に示したフローチャートを用いて説明する。なお、本実施の形態における画像形成装置10は、文字コードとして操作パネル23の表示にSJISを採用しており、また、UTF−8にも対応しているものとして説明する。
ユーザは、操作パネル23からユーザID及びパスワードを入力することで画像形成装置10にログインした後、所定の操作をすることで文書の格納先候補となるFTPサーバ3のリストを操作パネル23に表示させる。ユーザは、そのリストの中から文書を格納したいFTPサーバ3を選択する。
情報受付部11がユーザにより選択されたFTPサーバ3を受け付けると(ステップ101)、続けてFTPサーバ3に保存させる文書のファイル名を操作パネル23からユーザに指定させる。このとき、FTPサーバ3におけるフォルダまで指定させる。情報受付部11がファイル名を受け付けた後(ステップ102)、ユーザが原稿を原稿台にセットし所定のスタートボタンを押下する。文書読取部12は、このユーザ操作に応じてスキャナ24により読み取られた文書を文書記憶部20に格納する(ステップ103)。なお、格納された文書の文字コードは、操作パネル23の表示に用いているSJISとする。
FTPには、対応可能な文字コードを示す情報を授受する機能が設けられていないが、UTF−8を文字コードとして使用可能かどうかを問い合わせる拡張機能が設けられている。詳細には、FTPサーバ3において動作設定ファイルのutf8―modeにonが設定されていれば、FTPサーバ3はUTF−8に対応していることになるが、問合せ部14は、この拡張機能を利用してUTF−8の利用の可否をFTPサーバ3に問い合わせる(ステップ104)。
ここで、問合せに応じてFTPサーバ3からutf8―modeはon、換言するとUTF−8は利用可と返信されてきた場合(ステップ105でY)、FTPサーバ3は、UTF−8に対応していると判断できる。
ところで、ScanToFTPでは、文書を転送する際、FTPサーバ3から文書の格納先に存在するファイルの名称の一覧(ファイルリスト)を取得し、転送対象の文書のファイル名と同じ名称の存在の有無を事前に確認している。ファイルリスト取得部13は、このScanToFTPの機能に従って文書の格納先となるフォルダに格納されているファイルのファイル名の一覧をFTPサーバ3から取得する(ステップ106)。UTF−8が利用可の場合、FTPサーバ3は、ファイルリストの文字コードとしてUTF−8を用いる。なお、前述したファイルリストの取得要求及びこの問合せのコマンドの文字は、ASCIIなのでFTPサーバ3は解釈できる。
続いて、転送ファイル名設定処理部15は、転送対象の文書のファイル名をSJISからUTF−8にコード変換する(ステップ107)。これにより、文書のファイル名とファイルリストのファイル名の文字コードは共にUTF−8である。
続いて、ファイル名検査処理部16は、転送対象の文書のファイル名と同名のファイルがFTPサーバ3にすでに格納されているかどうかのチェックを行う(ステップ113)。つまり、ファイル名検査処理部16は、転送対象の文書のファイル名とファイルリストに含まれているファイル名とを比較する。ここで、同名のファイルがFTPサーバ3に存在している場合、ファイル名検査処理部16は、その旨及び同名ファイルが存在する場合の対応を問い合わせる画面を操作パネル23に表示する。ユーザは、操作パネル23の表示を見て、文書のファイル名を変更するか、文書の転送を取り止めるか、あるいは上書き保存するか、を選択する。なお、ファイル名検査処理部16は、ファイル名が変更される場合、変更後のファイル名を取得する。一方、同名のファイルがFTPサーバ3に存在していない場合は、現在のファイル名でそのまま格納可能と判断する。そして、転送部17は、転送対象の文書を文書記憶部20から読み出してFTPサーバ3に転送する(ステップ114)。転送部17が転送するときのファイル名はUTF−8である。
FTPサーバ3は、文書が転送されてくると、画像形成装置10において指定されたファイル名にてその文書を保存する。このとき、FTPサーバ3は、文書のファイル名をUTF−8から当該フォルダに格納する際に採用している文字コードに変換する。
一方、問合せに応じてFTPサーバ3からUTF−8の利用不可と返信されてきた場合(ステップ105でN)、FTPサーバ3は、UTF−8に対応していないため、次のように処理する。
ファイルリスト取得部13は、ステップ106と同様にファイルリストをFTPサーバ3から取得する(ステップ108)。但し、UTF−8が利用不可の場合、FTPサーバ3は、ファイルリストの文字コードとしてFTPサーバ3が当該フォルダに採用している文字コードを用いる。
この場合、画像形成装置10では、FTPサーバ3から取得するファイルリストの文字コードは不明のままであるが、本実施の形態では、操作パネル23への表示に用いているSJISを採用していると仮定して処理を進める。すなわち、転送ファイル名設定処理部15は、転送したい文書のファイル名の文字コードをSJISからUTF8に変換する(ステップ109)。また、転送ファイル名設定処理部15は、ファイルリストの文字コードをSJISと仮定して解釈を試みる(ステップ110)。例えば、ファイルリストの文字コードをSJISと仮定してUTF−8にコード変換してみてもよい。
ファイルリストの文字コードが実際にはSJISではないために正しく解釈できずエラーが発生したとすると(ステップ111でY)、後段の同名ファイルチェックを行うことができない。そこで、転送ファイル名設定処理部15は、文書を転送する際の転送ファイル名を、次のようにして設定する。本実施の形態では、以下のように複数の設定方法を提供する。
(a)転送ファイル名設定処理部15は、所定の命名規則に従って、文書のファイル名を自動生成して設定する。例えば、ログイン時に指定されたユーザIDにコード変換エラーの発生日時に基づき、例えば“userID−yyyymmddhhmmss”のようなASCIIのみによる文字列でファイル名を生成する。そして、生成したファイル名で文書のファイル名全体を置き換える。
(b)あるいは、文書のファイル名のうちASCIIに準拠していない文字のみを(a)に例示したようなASCIIのみによる文字列で置き換える。
(c)文書のファイル名にASCII文字とそうでない文字が混在している場合、ファイル名からASCII文字以外の文字を削除することでファイル名を設定する。
以上のようにして設定されるファイル名には、ASCII文字しか含まれていないので、同名ファイルチェックを行うことが可能になる。
(d)文書のファイル名に対してBase64エンコードを行うことで、ファイル名をASCIIに準拠した文字のみで構成させるよう変換する。なお、変換後のファイル名は、元のファイル名が何であるのかわからないので、FTPサーバ3においてスクリプト等により本来のファイル名に変換させるようにしてもよい。
(e)保存対象の文書を所定のファイル圧縮形式にて符号化して圧縮ファイルを生成する。本実施の形態では、zipファイルを生成する。このとき、zipファイルのファイル名を、ASCIIのみのコードを用いて生成する。例えば(a)に例示した文字列でもよい。
この転送ファイル名の設定方法では、zipファイルを、文書を含む文書格納ファイルとして利用している。文書をzipファイルに格納することで、文書のファイル名は、コード変換する必要はなくSJISのままでよい。
なお、zipファイルの中には、文書の文字コードを示す情報やエンコード情報を含めるようにしてもよいし、zipファイルに付加して送信してもよい。エンコード情報を付加することで、zipファイルを解凍したときに文書のファイル名の文字コードが何であるかが明確になる。
また、zipファイルのファイル名に“SJIS”などのように文書の文字コードを示す文字列を含めるようにしてもよい。
なお、(e)の設定方法は、文書を格納する文書格納ファイルを生成し、文書のファイル名自体の文字コードを変更しないで当該文書格納ファイルのファイル名をASCIIに準拠させるようにしたことを特徴としている。従って、文書を必ずしも圧縮させる必要はない。本実施の形態では、(e)の設定方法の一例として圧縮ファイルを利用している。
上記設定方法(a)〜(d)は、文書そのものを転送対象のファイルとして転送するので、文書のファイル名自体がそのまま転送対象の文書を転送する際の転送ファイル名となる。これに対し、(e)による設定方法では、zipファイルを転送ファイルとすることから、zipファイル名が転送対象の文書を転送する際の転送ファイル名となる。
(f)画像形成装置10に搭載されたブラウジング機能を利用して、格納先フォルダの内容(つまり、ファイルリスト)をユーザに直接参照させる。そして、重複しないであろうファイル名をユーザに指定させる。なお、この場合は、同名ファイルチェック(ステップ113)は、省略してもよい。
(g)ファイルリストにコード変換できないファイル名が混在しているため、後段の同名ファイルチェックができない。そこで、格納先として指定するフォルダを、コード変換できないファイル名が格納されていないフォルダに変更する。つまり、画像形成装置10に搭載されたブラウジング機能を利用して、当該フォルダのファイルリストをユーザに確認させ、その際、フォルダ内のファイル名が文字化けしていないフォルダに格納先を変更させる。この場合、格納先のフォルダ内のファイル名の全てを参照できるので、同名ファイルが存在しないことが確認できれば、文書のファイル名は変更する必要はない。
(h)ファイルリストにコード変換できないファイル名が混在しているため、後段の同名ファイルチェックができない。そこで、画像形成装置10に搭載されたブラウジング機能を利用して、フォルダ内のファイル名(つまり、ファイルリスト)をユーザに確認させ、その際、ユーザに、文字化けしているファイルを削除させたり、他のフォルダに移動させたりする。この場合、格納先のフォルダ内のファイル名の全てを参照できるので、同名ファイルが存在しないことが確認できれば、文書のファイル名は変更する必要はない。
(i)上記(a),(b),(e)では、転送ファイル名設定処理部15が所定の命名規則に従って転送ファイル名を自動生成したが、ファイル名設定画面を操作パネル23に表示して、その画面から転送ファイル名をユーザに指定させるようにしてもよい。
なお、転送ファイル名設定処理部15が転送ファイル名を自動生成する場合、自動生成したファイル名を操作パネル23に表示したり、ユーザの携帯端末に送信したりして文書の転送前に変更後の転送ファイル名をユーザに確認させるようにしてもよい。
以上のようにして、転送ファイル名設定処理部15がASCIIに準拠した文字のみから構成されるよう転送ファイル名を設定すると、前述したようにファイル名検査処理部16が同名チェックを行った後(ステップ113)、転送部17は、文書をFTPサーバ3に転送する(ステップ114)。
また、ファイルリストの文字コードがSJISでなくても、使用している文字がASCIIに準拠している文字のみから構成されていれば、エラーが発生しないので(ステップ111でN)、この場合は、転送ファイル名設定処理部15に転送ファイル名を設定させることなく処理を同名チェックに移行させ(ステップ113)、文書をFTPサーバ3に転送する(ステップ114)。ただ、FTPサーバ3がUTF−8に対応していない場合(ステップ105でN)、ファイル名の文字コードをUTF−8からSJISに変換してから転送部17に文書を転送させる。
本実施の形態によれば、以上のようにしてFTPサーバ3で採用されている文字コードが不明な場合でも、転送ファイル名をASCIIに準拠した文字のみで構成するようしてから文書をFTPサーバ3へ転送する。
なお、上記説明では、文書のファイル名を受け付け(ステップ102)、文書をスキャンし(ステップ103)、その後に同名ファイルチェック等(ステップ104〜113)を行って文書の転送を行うようにした。前述したように、同名ファイルチェックでは、ファイル名の入力等をユーザに要求する場合があるので、原稿枚数が多い場合、ユーザは、長い時間、画像形成装置10の前で待機しておかなければならなくなる。そこで、文書のファイル名を受け付けた直後に(ステップ102)、同名ファイルチェック等(ステップ104〜113)を実施し、その後に文書をスキャンさせるようにしてもよい。これにより、ユーザは、多くの原稿が読み取られている間、画像形成装置10から離れることが可能になる。
ただ、この場合、同名ファイルチェック後、実際に文書がスキャンされ転送されるまでに時間が開くので、この間に他の者が同名ファイルチェック済みのファイル名と同名の他の文書を同じ格納先へ送信してしまう可能性が生じてくる。つまり、転送対象のファイル名と同名のファイルが転送直前に格納されてしまう可能性が生じてくる。従って、同名ファイルチェックが終了したら同名チェックできたファイル名でオープン(あるいはLOCKファイルを作成)しておき、他の者に当該ファイル名が使用されないようにするのが好ましい。
また、本実施の形態では、FTPサーバ3に転送するファイルは、スキャンデータとしたが、スキャンデータに限るものではなく、例えば、USBメモリから読み出したり、図示しないLAN等のネットワークを経由したりして取得したファイルでもよい。また、本実施の形態では、文書のスキャンデータを想定して説明したが、読取原稿には、文書(文字)のみから構成されている原稿とは限らず、画像データ等の他の種類のデータが混在していてもよい。
また、フォルダ名にもファイル名と同様に何らかの文字コードが割り当てられるので、ファイル名と同様に取り扱うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルとしてFTPを例にして説明したが、他のファイル通信プロトコルにも適用可能である。
1 ネットワーク、3 サーバ、10 画像形成装置、11 情報受付部、12 文書読取部、13 ファイルリスト取得部、14 問合せ部、15 転送ファイル名設定処理部、16 ファイル名検査処理部、17 転送部、18 処理制御部、20 文書記憶部、21 CPU、22 アドレスデータバス、23 操作パネル、24 スキャナ、25 ハードディスクドライブ(HDD)、26 プリンタエンジン、27 ネットワークインタフェース(I/F)、28 RAM、29 ROM、30 外部メディアインタフェース(I/F)。

Claims (5)

  1. 転送対象として指定された文書データを外部装置へ転送する転送手段と、
    転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合、文書データを転送する際の転送ファイル名として、ASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定する設定手段と、
    前記転送手段により転送が実施される前に、前記外部装置に保存されているファイルのファイル名を取得する取得手段と、
    を有し、
    前記設定手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合において前記取得手段により取得されたファイル名が正常に解釈できない場合、前記転送ファイル名としてASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段により取得されたファイル名の表示を制御する表示制御手段を有し、
    前記設定手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合、前記転送ファイル名として、表示されたファイル名を参照したユーザにより入力されたファイル名であってASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 送対象の文書データを含む文書格納ファイルを転送ファイルとして生成する生成手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記生成手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を前記文書格納ファイルに含めることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    転送対象として指定された文書データを外部装置へ転送する転送手段、
    転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合、文書データを転送する際の転送ファイル名として、ASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定する設定手段、
    前記転送手段により転送が実施される前に、前記外部装置に保存されているファイルのファイル名を取得する取得手段、
    として機能させ、
    前記設定手段は、転送対象の文書データに採用されている文字コードを示す情報を伴わないファイル転送プロトコルが前記外部装置との間のファイル転送に用いられる場合において前記取得手段により取得されたファイル名が正常に解釈できない場合、前記転送ファイル名としてASCIIに準拠する文字のみから成るファイル名を設定することを特徴とするプログラム。
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