JP6539806B2 - ハイブリット型蒸散装置の宝石輝盛方法 - Google Patents

ハイブリット型蒸散装置の宝石輝盛方法 Download PDF

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Description

本発明は、構造上の陰が生じるパーツを使用しない透明素材間に種々の液体が重力に勝り滴下せず凝集付着し残留する力(固体と液体の分子間引力)を活用し、液体と気体模様を描くと共に、収納する裸宝石にも凝集付着する液体によりスタンド全体が1つの変幻するモザイクレンズと化する電力を使用しないテクノロジーに関する。
宝石付アクセサリーは身に付ける日時以外、通常、宝石箱や引き出しに安置、少なからず日常的に観賞しない。人類の知能のみが天文学的確率で発掘された希少宝石の輝きに魅了されるというのに、日常的に宝石を可視化しないのは逆説的に不釣り合いとも取れ、何とももったいなく味気ない。
本発明はアクセサリーを常時観賞可能とするディスプレイ用台座ともなり又、アクセサリーではなく単に裸宝石をインテリアとしてスケルトン状に鑑賞したりコレクション可能とする。
特開2013-086844 特開2004-73733 特開2007-297107 特開2011-72608 特開2013-220081 特開2009-279278 特開2004-33701 特開2013-31526 特開2009-95469 特開2014-50460 特開2002-144780 特開2008-296158 特開2009-021400 特開平8-269206 特開2011-002800 特開2005-141001
携帯可能な液体を充填するアトマイザー容器に宝石を損傷させず収納させ、宝石が奏でる音も楽しめる(例えば、特許文献1 )の場合、噴霧部をプッシュした時のみ液体が放出し、肌や衣服、物品や部屋等に液体を直接散布するので、充填する液体いかんによっては衣服物品を汚染させる場合が生じ得ると共に、アクセサリーや名刺、大切な鍵や宝物、お気に入りの小物等を安置したり飾る安定した台座とはなれず、容器内容積の80±15%と収納する宝石量の制限がある。本発明は充填した液体を直接、肌や衣服、部屋や物品に散布させず、ただ常温で自然に気化させるだけであって、さらに収納する裸宝石量に容器が不安定に成らない範囲内と定められたラインでは制限なく裸宝石を破損傷させずランダムに収納可能で、かつ意図的に噴霧部をプッシュしなくても放置するだけで液体が枯渇するまで、閉じることのない上部開口から辺り一面を途切れることなく蒸散し続け、デコレーショ
ンすべく本発明を台座とするいかなる物品にも、直接液体は触れず、付着汚染させ得ない異なる利点を有する。又、アトマイザーの場合、「陰影を生じさせるキャップ・ネジと金属バネを要する噴霧部・容器内下部から上部までの中心に必要とする液体を吸い上げる管」「管不用なローリング式アトマイザーの場合は、金属球型ボール」が不可欠だが、あるいはノズル部を外し毛細管現象する不透明な木棒を差すことも可能だが、本発明は陰影なく全透明で、キャップ・ネジ・金属バネ・噴霧部に連結した管、又は毛細管現象させ蒸散を促す木棒や繊維を必要としない為に、アトマイザーのように故障することなく又、どうしても構造上スケルトンではないアトマイザーは部分的に陰を生じさせるが、本発明スタンド全体がスケルトン(全透明)な為、アトマイザーのような陰を一切生じさせ得ない。又、本発明スタンドを置く下部が不透明な材質の場合、陰は生じるが、持ち上げれば下部からも裸宝石を観賞可能で、下部に鏡、あるいは光源があればスタンド内には一切陰影は生じない所か、より輝盛することになる。但し、よりお洒落に本発明を台座にアクセサリー等をデコレーションする場合は、スタンド内にデコレーションする物品の陰影は生じる場合が起こり得るものの、よりインスパイヤするアート的陰影のコントラストであり、構造的陰影とは異なるので、趣旨と意味合いがまったく異なり以下の文章ではこの異なる陰影については述べないこととする。補足説明として、自然界で最も硬密度の高い天然裸宝石達の多くは、地下深くの高温高圧場で、自然発生する様々なエネルギーが織り重なり自然精製結晶化したのであり、通常に市販されている人体に有害ではない酸やアルカリ、油分やケミカル薬品、揮発性液体を含む液体に対し、おおむねは浸食劣化に強い。但し、種々の天然裸宝石はインクリュージョン、モース硬度、へき開、じん性の差異がある為、本発明に活用可能な裸宝石は専門家のアドバイスを有することが好ましい。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、人工を含む裸宝石を水没させた液体を押し下げる上下動体と前記液体を収納する容器を有し、この容器と前記上下動体とを透明とし、しかも前記上下動体と前記容器との隙間を2mm以下としたことを特徴とする宝石収納容器である。なお、本発明で「水没させた液体」とは「水」以外の液体も含んでいるものとする。
請求項2は、人工を含む裸宝石を水没させた液体を押し下げる上下動体と前記液体を収納する容器を有するスタンドを形成し、この容器と前記上下動体との隙間を2mm以下とし、かつ前記容器と前記上下動体とを透明とし、球状360度方向から見たとき、スケルトン状に前記スタンド全景を観賞可能とし、前記上下動体を押し下げて前記液体を上昇させかつ蒸散させることを特徴とする液体の蒸散方法である。
請求項3は、人工を含む裸宝石と前記液体と気泡を含んだ気体とが内部で乱反射し合い煌めくモザイクレンズと化する全スケルトンスタンドは、入射光を変化させる鏡を必要としない三次元立体充填映像の光学的万華鏡と化することを特徴とする請求項2に記載の液体の蒸散方法である。
請求項4は、前記上下動体と前記液体を収納する容器を有するスタンドに、宝石やネックレスのようなアクセサリーを観賞可能なように支持したことを特徴とする請求項1に記載の宝石収納容器である。
次に、前記請求項の記載を詳述する。液体を浮上させるテクノロジーの多くは毛細管現象を活用している。例えば、容器下端から上端まで吸い上げる棒管上部に多孔質の球体を取り付け、蒸散表面積を広げる(例えば、特許文献2 )、あるいは容器下端から上端までフェルト等芯材で吸い上げる(例えば、特許文献3 )、又は繊維層で吸い上げ空気に触れる上部複数の植毛に模様を描きながら気化を増大させる(例えば、特許文献4 )、又は金属コイル管で吸い上げる(例えば、特許文献5 )等の場合、いずれも光を透過不可な不透明な素材(金属・樹木・多孔質固体・柔軟繊維質)により毛細管現象を活用しているものの、前記素材は酸化、又は汚染され、つまりが生じると使い捨てか交換、あるいは修理を要し、錆びたり劣化すると毛細管現象を弱めてしまう難点が生じ得る。本発明は、定められた液量を毛細管現象よりも強い力で液体を沈下させる上下動体例えば図のような板状態重量で容器最上部手前まで溢れこぼれず押し上げ、気化が進行し液体が減少してもスタンドそのもののカラクリが、下部裸宝石間の液体内に気泡が生じても、液体の凝集力により裸宝石より上部エリアの液体は滴下せず又、不透明な芯管を必要とせず揺らすと毛細管現象で上昇させるハイブリット型であると共に、スタンド全景には陰を生じさせなく全透明であると共に故障することもなく、液体と気体が変幻する模様を生じさせ、入射光をスタンド全景が乱反射させる様を、球状360 度全方向からスケルトン状に観覚でき、光源により集散遠近するスタンド全景の影模様をも楽しめる。
本発明に使用する素材は液体を吸収せず弾き(経年劣化を除き)劣化汚染しない透明ガラス、又は硬密度の高いアクリル等樹脂であり、又、例え壁面に液体が乾燥し、残留付着した化学物質の汚染物や油分でも(交換を必要とするパーツはなく)コスメアイテムやキッチングッズ同様清潔に、簡単に分解せずとも洗剤で洗浄可能で又、市販されている除菌・殺菌・消毒用アルコールやエタノール等で簡単にスタンド全体をクリーニング、又は汚れを拭き取ることができる。
又、硬密度の低い例外を除き、ほとんどの裸宝石は高温と氷点下に強く、100 度の沸騰熱水中内で煮沸消毒ができるものの、本発明に活用可能な宝石は、モース硬度・へき開・じん性・インクリーションを考慮する専門家のアドバイスを頂くことが好ましい。

不透明部を有する宝石箱内に電力を使用する照明を内臓、裸宝石やアクセサリーを輝かす(例えば、特許文献 6)の場合、電池電球が切れると交換を要し、液体に濡れると故障する場合が生じ得ると共に裸宝石の裏側は陰となり可視不可である。本発明は電力を使用しない為、電池や照明を隠す不透明な場所なく、裸宝石と液体を使用しない場合は全スケルトンの宝石箱ともなる。又、陰を生じさせる金属や樹木、多孔質素材、繊維、ネジ等の不透明な素材を一切使用しない為、本発明に使用するスタンドの素材は陰影を生じさせ得ない全透明であり、光の干渉が異なる液体・スタンド・裸宝石・気体(気泡)そのものと、前記各境界面には「屈折の法則/ スネルの法則」が生じ、外部のどこからでも入射する人工光と自然陽光の入射角の位置と強弱に比例し乱反射の様相を変化させ、スタンド全体が時に豪華絢爛に輝くことになる。その美しき様相は、入射光と対極に生じるスタンド全景の落ちる影も乱反射させ、光の三原色によりそこにはないはずの色を含む彩虹や光のビームやハレーション、ホログラムやスペクトルを遠近集散する光のプロジェクターのようにどこへでも投射する工夫が可能である。又、有色不透明な宝石は、下部から照明を点灯しても内部から発光し得ず、本発明はカット研磨された有色不透明な宝石でも、下面角も含め全面角が入射光を鏡面反射させるので、本全透明スタンド内では陰が生じず、無色透明と有色透明な宝石と勝るとも劣らず、異なる様相で有色不透明な宝石も映え輝くことになる。
体温により発光する液体を充填した指輪バンド素材が宝石を輝かす(例えば、特許文献7)の場合、宝石を固定させる金属留め具は宝石内部に陰は必ず生じ又、指輪上面(宝石上面)のみ観賞可能で宝石下部からは観賞不可である。本発明は金属留め具や不透明な台座を使用しない為に裸宝石に陰を生じさせることなく、入射光を透過、又は鏡面反射することで、本来の宝石美(真空、及び気体中より液体内の方が盛輝する)を球体360 度全方向からスケルトン状に観賞できる。スタンドを持ち上げれば容器底最下部の裸宝石も透過、又は鏡面反射させる美光を観賞可能である。
本発明に充填する液体を、電力を使用せずとも多種多様な種や色彩の蛍光する液体、あるいは蛍光天然石、あるいは人工石で蛍光する裸宝石とすれば、又はスタンドを蛍光する透明素材とすれば、スタンド全体をホタルのように蛍光、あるいは外部から照明を射すればイルミネーションのように裸宝石/ スタンド固体/ 液体/ スタンド内気体が1つのコンパクトな凹凸モザイクレンズと化する全体像をスケルトン状に発光(蛍光含)鑑賞可能なインテリアグッズともなる。
又、光の入射角の強弱と光源の色彩により色が変化する「チェンジカラータイプの例えばアレクサンドライト/ ガーネット/ タンザナイト/ アメジスト/ アイオライト/ トルマリン/ スピネル等の一部」や、「遊色反応するオパール/ ブルームーンストーン/ 真珠/ ラブラドライト/ アワビの貝殻等の一部」あるいは「一条〜6 条の輝きを秘めるルビー/ サファイア/ ムーンストーン/ ブラックスター等の一部」を本発明に活用するとキラキラとスタンドを持ち上げ揺らすと、あるいは見える又は光源角度を変えると輝きを変幻することになる。
又、2 枚のガラス板の気体小隙間に、留め具や接着剤を使用せず、複数の裸宝石をランダムに収納、観賞可能な(例えば、特許文献 9)、あるいは(例えば、特許文献 8)の場合、限られた気体内空洞を裸宝石が煌めきながら転がり移動可能である様を観賞可能であるものの、本発明は気体中ではなく、液体内に裸宝石を収納する。
有色不透明な水銀液体等の例外を除き通常、気体(真空含)内より液体内の方が、固体である裸宝石への入射光の透過・屈折・偏光・回析・反射などの比率はおおむね近以値であり、気体中より液体中の裸宝石の方がより映え輝く。又、本発明のカラクリは必ず裸宝石全角面に液体は凝集力により付着し、表面張力凸、又は毛細管現象凹となる緩衝作用が固体である裸宝石の移動慣性にブレーキを掛け衝撃と圧力を軽減、(本発明では裸宝石は、容器から取り出し、洗浄する時以外は、容器内では意図しない限りほとんど移動しない)万が一にも液体内では浮力が生じ重量(重力)が軽減する複数の裸宝石が衝突した場合に
於ても、裸宝石の全面角に液体凝集付着し全体を抱くことでクッションとなることも相乗し、本発明内では気体中より液体中の方が裸宝石は破損傷しにくい利点がある。又、大気中で裸宝石が転がり移動しなくとも、増減する裸宝石に凝集付着する液体がレンズと化し、入射光角の変化により裸宝石を様々に意図的に移動させなくとも、液体蒸散と反比例し増加する気体に伴い乱反射を自然に強弱してくれる異なる利点が生じることになる。
又、ルーペ(拡大鏡)でしか気付かない宝石の外壁にある研磨時に必ず生じるミクロの傷々のくもりに液体分子(H2Oなど)が侵入することにより、ミクロの傷々は目立たなくなる。固体の氷(鉱物学では氷も結晶鉱物である)が気体中より液体中の方が透度を増し、(光の屈折率は液体と固体である氷の方が気体より近似値である)可視するのが解りづらくなると同様、気体中より宝石の透度は液体中の方が遥かに増すことになる。あるいは片側が、ミクロの凹凸であるスリガラスの場合、向こう側はシルエットしか可視不可だが、透明セロハンテープを密に貼ると、スリガラス側の凹凸は光の乱反射不可となり、セロハンテープを粘着した部分のみ透明となり、向こう側が可視可能となると同様、宝石のミクロの凹凸傷に液体分子が侵入し、宝石の透度、又は反射率は増大し輝盛する。
又、前記2 つの(例えば、特許文献8 と9 )は、両者共に容器の骨組みである外枠は透明素材とは限らないので、容器不透明部への入射光は遮断され、せっかくの裸宝石に陰を生じさせてしまう。本発明はスタンド全体が有色含透明素材(ガラスかアクリル等の強化合成樹脂)のみを使用するので、どこから入射する光でも陰は生じずスケルトン状に透過・鏡面反射・屈折・偏光・回析・彩虹・全反射(以下これらを、乱反射とする)させ又、固体であるスタンドと裸宝石に、液体は必ず凝集力で付着しながら湾曲に表面張力の凸と毛細管現象の凹の、いずれかのレンズ効果が生じ、スタンド・液体・裸宝石・気体(液体が気化すると比例し裸宝石間に生じ増加する気泡と反比例し減少する液体がコラボし増減する凹凸レンズ)の各境界面は、気体中では生じ得ない、液体中の方が前記様々な乱反射を起こし易く、液体が全枯渇するまで色褪せることなく容器内では模様を変幻させ続けその乱反射を観賞する者を常時蒸散する芳香等液体効能と共に視覚を退屈させない。
又、前記(例えば、特許文献8 )の場合、花瓶等として使用可能だが(この場合、気体中の裸宝石とカラフルな草花は個別な位置にあり接触しない)、本発明の安定する容器のみ(沈下させる上下動体例えば図のような板状態を使用しない場合)でも液体を純水とすればミニ花瓶が可能で、純水下に沈む裸宝石間に直接草花の茎や根を差すこともでき、本発明スタンド内に液体を入れず、上下動体例えば図のような板状態を沈下させなければ、直接裸宝石上に名刺や各種カードや小物を収納可能なお洒落なスタンド立てともなる。
又、前記(例えば、特許文献8 )の場合、別デザインとしてお箸やコースターとも容器とは個別に活用可能だが、本発明は、裸宝石や液体を密封したカラクリのあるいは開閉可能とした上下動体である空洞ある沈下棒はマドラー、沈下板はコースターやアクセサリーや宝物を飾る台座あるいはペーパーウェイトとなり、容器と上下動体である板棒の両パーツを、気分により入れ替えたり交換できるよう個別に提供することも可能となる。又、スタンドの設計を変え、海水、又は純水を充填すれば、裸宝石入の小魚などの水槽、土を入れれば宝石中土の、昆虫や幼虫、アリの巣観察がスケルトン状に観察観賞可能となる。
あるいは複数の裸宝石を金属枠内に透明、又は半透明な、後に硬化する液体接着剤で固定、調金する時間とコストを省くべく宝石1 粒ずつの金属留め具を使用しないアクセサリー(例えば、特許文献10)の場合、やはり金属性の不透明な枠を使用するので又、身に付ける場合、肌や衣服に触れる宝石裏側は光が透過する本来の宝石美を鑑賞不可であり、宝石内に陰は生じることになる。
本発明スタンドは金属枠も留め具もなく全透明で、例え不透明な物品を容器と上下動体である板棒や土台内に空間箱スペースを開け密閉しても、容器と上下動体である板棒下と台座上の透明容器内に積み重なる裸宝石は入射光を透過、又は鏡面反射し、本来の裸宝石美を阻害し得ない。又、本発明スタンド全体を逆さにしない限り、宝石は外に飛び出すことはなく、失うこともなく、接着し個定する必要もない。又、最初は液体、後に固体となる透明又は半透明の接着剤で固定された裸宝石と比較すると、柔軟に変幻する液体の方が、
固定されず面角が密に接触しながら移動する液体に抱かれる複数裸宝石をより予測不能に輝かさせることになる。
古代より多くの人々は、王冠や指輪やネックレス等に金属や樹木で留められ、あるいは岩やレンガの城壁等に埋め込まれる裸宝石等の陰が生じる気体中の宝石は観賞した体験はあっても、気体中より盛輝する固定不要な透明容器内の液体中に沈む裸宝石がランダムに距離隙間なく接触しながら密に積み重なり透過、又は鏡面反射しながら陰影なく高貴かつエレガントな結晶美を観賞した者はおそらく皆無であり、本発明はこれを実現可能とした。又、「大粒の大気中1 粒裸宝石」と「液体中に密に積重ねた複数裸宝石」の両者が同じ種の同じクオリティーであり同総カラット(重さ)の場合、価値は大粒の方が遥かに高価だが、安価な複数裸宝石の方が物理的には乱反射する場は遥かに多くなり、輝いて可視することになる。
凝集力の強弱や保持と軟化を重視する発明は以下等がある。製本等粘着層を脱着可能とすべく凝集力を調整した(例えば、特許文献11)、あるいは、液体が凝集して生まれる泡が、通過する網の目を液垂れないよう調節する(例えば、特許文献12)、又、微細繊維を多用し液体凝集する力を緩和させる(例えば、特許文献13)あるいは、高画質を生むべくトナー粒子間の凝集力を調節する(例えば、特許文献14)などである。が、本発明のような凝集力を活用し液体模様を意図的に生じさせる類似の文献は捜せなかった。その本発明の内容は、あるがままの液体凝集力をあます所なく活用し、滴下しない凝集液体とコラボする気体模様が、薄膜状(0 mm以上2 mm未満)間にスケルトン状に入射光を透過する美を意図的に生み出し観賞、又固体(裸宝石と透明スタンド)に凝集付着する液体クッションが裸宝石を保護すると共に、凹凸レンズと化する液体凝集付着された裸宝石を大気中より盛輝させ、ほとんど密閉に近い蒸散を遅延させる容器内で、凝集付着する液体が気化した液体分子達が、再度液体に還元され循環、裸宝石と液体気体模様が互いに透明容器を交え入射光を乱反射させる全てを、スタンド外部全方向から観賞可能とした。
又、自然陽光をプリズムで分光させ下部鏡に反射、さらにオブジェクトに投射させ内鏡面筒万華鏡でスペクトルの変化を電力を使用せず楽しめるテクノロジーとした(例えば、特許文献15)、あるいは電力を使用する発光器を使って内鏡面筒万華鏡で変化する色彩光を楽しむ(例えば、特許文献16)の両者は、いずれも鏡を使用するが、本発明内では(1 )鏡を使用せず透明素材直方体内で生じる全反射内側面鏡トンネル下に直に接する液体に積み重ねた入射光に煌めく裸宝石の三次元立体充填映像を楽しむ万華鏡(2 )透明アクリル直方体の全反射内側面鏡トンネルの覗く面に対して前後左右外面を意図的に裁断する際使用する回転ダイヤモンド円盤状カッターを使って凹凸湾曲残留痕跡研磨面とすることで、この面から入射する光が直方体内全反射トンネル内で三次元立体充填映像の入射光幾何学模様に変化する様子(ハッブルの法則と光のドッブラー効果や分光スペクトル及びハレーション)を楽しめる鏡不要な光学的万華鏡(3 )透明素材に光条する溝線スリットを彫ることで、前記光条溝線スリットをフィルターとして平行対極面から観る夜景覗く光源は前記光条溝線がスリットの役割を果たし入射光は干渉することでハレーション、及びスペクトル放射する様を透明素材内で三次元立体充填映像として楽しめる鏡不要な光条万華鏡(4)円柱に入射する光が施回する鏡不要な三次元立体充填映像の光柱万華鏡の4種を本発明にて可能とした。
(効果1)惑星上、人類のみが宝石に魅力を感じる知性を秘めている。古代より現代まで王冠、指輪、首飾り等アクセサリー、又は不透明な机上に並べたり、金属ピンセットで挟み空中で回転鑑定したりしてきたが、これらの方法ではどうしても宝石には必ず陰が生じ、本来の宝石美の輝きは乏しくなると同時に又、球状360 度全方向から可視することは不可能であった。
又、地下鉱床や鉱脈に眠る宝石、河底砂岩上に沈んでいる宝石、あるいは真空中や大気中より宝石は液体中の方が盛輝し、水槽内液体中で手腕等の陰が生じないよう透明ピンセットで挟むと同等に本発明は真空、大気、河底、土中内以上に盛輝する「液体凝集力により気体なく直に密着され、裸宝石の全面角が抱かれ最大限に宝石本来の美を発揮」球状360 度全方向から鏡面反射、及び全透過と全反射することを観賞出来ることを実現とした。
近年、鉱物博物館等では、透明硬密素材の台座上に裸宝石を見映え良く安置、お洒落にライトアップするが、やはり大気中であり、本発明の液体中の方が最大限に裸宝石本来の美を、電力を使用することなくより最大限に遺憾なく輝かせることを発揮することになる。
(効果の1A)本発明液体内では有色不透明裸宝石全面角は球状360 度全方向からの入射光を陰を生じさせず鏡面反射、大気中より最大限に煌めかせる。
(効果の1B)有色含む透明裸宝石は、球状360 度全方向からの入射光を大気中より全透過、折屈、偏光し全面角は最大限に煌めきながら必ずどこかの内面は臨界角が生じ全反射する。
上記(A)のみ、(B)のみ、(A)と(B)を混在させても、いずれの場合も最大限に乱反射する美を、ほとんどの方々は未体験である。
(効果2)通常、複数粒の宝石を散りばめたリングやペンダントヘッドは、例えば十字型、ハート型、花型、星型であれ、同種・同型(大きさ)・同カラット・同クオリティーの複数宝石を幾何学的に正確に並べ、全宝石の向きが一定とすべく、金銀プラチナ等の台座に各宝石が固定されるようにフック(爪)で止める。本発明はファッションとして身に付けることは不可能だが、請求項4を示す例えば図11や図12のような構成にすれば、家族や客人が集うリビングルームにインテリアとして飾る場合、又は多くの方々が訪れる様々な店舗やショールームに飾る場合、沢山の方々が裸宝石が最大限に輝き乱反射する様をいつでも誰もが、時に皆で一緒に観賞する利点が生じる。
又、本発明は各種宝石付アクセサリーのように、高価な金銀プラチナ等を必要とせず、一流彫金師の技術や秀でたデザイナーのセンス等の才能の力を借りることもなく、本発明では色・種類・大小・型・クオリティー・カラットが異なる裸宝石を花束のように陰なく密に積み重ね混在させることが出来、同方向に整列させたり固定させる必要もない。花束は数日で枯れてしまうが、惑星上最も硬密な結晶裸宝石達は恒久的に破損傷しない限り、過酷な環境でない限りまず色褪せることなく経年劣化せず、その輝きは衰えることを知らない。よって服の色を変えるように自身の好みで時に取捨選択し、本発明に使用する裸宝石を、その時の気分により変えることも出来、カラーセラピーの道具ともなると共に、安価な鉱物(例えば3 千種はあるジャスパー属等)を小型のブリリアントカット等にカット研磨することは先ずなかったが、本発明では必要とすることで様々な種色の裸宝石をコレクションし始める新しいタイプの収集家達が誕生すると推測する。
(効果3)本発明に充填する液体は人体に有害ではない市販、又はブレンドされた個人の手造りに限る。防虫液・消臭液・芳香液・純水等であるが、閉じることのない0mm以上2mm以下の開口小スペースから24時間、365 日、ゆっくりと序々にほのかに蒸散し続ける為、芳香液の場合、近くに花束があると同様に辺り一面に芳香することと、芳香させたくなければ純水、蚊やハエ等虫を寄せ付けたくなければ防虫液、空間に漂う匂いを爽快に保ちたければ消臭液を時と場合によって変えることを可能とし、充填された液体に凝集付着しレンズと化する裸宝石の最大限の乱反射をスケルトン状に同時に楽しめることを実現する。又、純水を充填し(沈下板1)(沈下棒33)を使用する変わりに液体に没し大気中より盛輝する裸宝石間に草花の根茎を差すミニ花瓶として、あるいは液体を充填しなければ、(沈下板1)の変わりに豪華絢爛な裸宝石に乗る名刺やカード差しスタンドともなり、いずれの使い方でもペーパーウェイトともなり、様々に実用可能なインテリアグッズを実現する発明である。
(効果4)充填する液体がそのままではインテリアとしては物足りず、本発明は、気体気泡と隣接すると決して直線とはならずに必ず湾曲含む球状レンズと化する液体が、入射光を虹のように屈折させ彩虹を生み又、オイルや起泡液を含む液体はシャボン玉のように回析遊色等するように液体色には含まれない色彩プリズムを意図的に生じさせるべく、実験により、いかなる種の液体でも毛細管現象と凝集付着し滴下しない両者を兼ねる0 mm以上2 mm以下の数値を発見し応用するものである。即ちモデル1 の(沈下板1 )と(容器間2 )間の高さ21 mm 、あるいはモデル2 の(沈下棒33)と(円柱筒型容器35)間の高さ110 mmは、0mm以上2mm以下の狭間である為、充填された液体は上下動体例えば図のような板状態を容器内に沈下させると重力により液体は押し昇げられ、一担浮上した液体は重力に勝る凝集力により滴下せずに残留、閉じることのない上部開口から蒸散が進むと凝集付着残留した液体の上下左右部に気泡が生じ液体と気体の両者が凹凸レンズと化し模様を描く効果を生み、充填する液体の蒸散効能と液体中で大気中より盛輝する裸宝石と共に、実用的かつお洒落なインテリアグッズとすることを実現した。
さらに、有色含む透明裸宝石は本発明では陰が生じないのでレンズと化し(有色不透明裸宝石は鏡と化する)裸宝石全面角にも液体は凝集付着することで(裸宝石と液体の)二重のレンズと化し単なる液体のみの液泡である彩虹、又は遊色プリズム以上にいかなる種の裸宝石もより映え輝かすことになる。
又、陰が生じる素材を一切使用しない透明素材のみの本発明スタンドは、電力を使用せず外気温の変化により仕切りがない為に、液体は移動、かつ蒸散口が小さなスタンド内液体は、一担スタンド内で気化しても
再度0mm以上2mm以下の間で水滴に還元したり、他の場所の液泡に付着(液体分子同志が引き寄せ合い付着し合う現象も凝集力である)、付着した液泡を大きくしたりと、スケルトン状に液体が縦横無尽に循環する模様をインテリアとして鑑賞することを実現した。又、有色不透明な市販されている真っ黒な墨汁原液でも、0mm以上2mm以下の密に積み重なる裸宝石間では光を赤く透過する実験結果の事実は、ほとんど全ての色付けされた液体は、本発明内では有色透明となり、色彩ある液体を使用すると無色透明液とは異なる味わいを生むファッショナブルなカラーセラピーともなる。又、モデル1 と2 は一例であり、他のデザインも可能である。さらに、有色無色両裸宝石は、充填する液体が色彩ある場合、その液色彩に透明不透明裸宝石でもカラフルに染まるものの、地球上最も硬密な結晶達である裸宝石が染まる液体色は温水や洗剤、エタノール等で簡単に落ちる。
(効果5)本発明そのものが様々な光学的万華鏡、又はテレイドスコープと化する。モデル1 を全透明なアクリルを素材とした場合、(沈下板1)は直方体である為、遠近どの方向から可視する上面からは下面下の入射光と液体に乱反射する裸宝石の21 mm 高に積み重なる三次元立体充填映像を直方体アクリル内側の前後左右全反射面(全反射は理論上、鏡より優れた100 %の反射率)をトンネルとして屈折反転させ浮上させる覗く必要のない万華鏡と化すると共に、上面から顕微鏡のように覗くと、鏡不要の宝石万華鏡と化する効果を本発明とする。又、モデル1 の(土台3 )又、モデル2 の(収納スタンド36〜37)をアクリルとし断面を意図的に凹凸湾曲面鏡面仕上げとすると、両者共に双眼鏡のように夜景光源を覗くと、アクリル内全反射トンネル内で光の分光・ハレーション・光条スペクトルの鏡不要な光のドップラー効果万華鏡と化することを発見し応用する発明とした。又、モデル2 の(円柱筒型容器35)と(沈下棒33)を合体させ水平とし(重力に勝る0mm以上2mm以下の液体凝集付着を活用している為、水平としても液垂れしない)、双眼鏡のように覗くと、暗闇中光源点に対し目を細めた時に動く上瞼下端に入射光が回析し上方へ光柱ハレーション上昇するように、前記合体水平状は、多色大小強弱の上下左右遠近に位置する、全夜景光源を回析、さらに容器・沈下棒・両間狭間の3 重輪状に複雑全反射に施光させ(目を細める以上に)上下の光柱模様万華鏡と化する。さらに本発明に限らず有色含む透明素材にビデオ含むカメラの夜景光源撮影用フィルター(クロス4 条・スノウ6 ー8 条)のような幾何学模様や格子柄条線を彫り刻み、メガネのように夜影光源を覗くとハレーションとスペクトルの万華鏡と化し、多色単有色含む透明シール、又はフィルムに刻むと透明材質のどこにでも貼り覗くことが可能な万華鏡と化する。(効果5)で述べた種々の全万華鏡は、傾けたり移動させると比例し光も同時に移動すると共に、定点から覗き近付き又は離れてゆく光源である例えば花火、車、飛行機、列車、船舶等の移動する光源、又は移動する場から覗く定点光源、あるいはゆらめくロウソクや焚き火の炎、さらに多色単色に点滅するLED イルミネーションは、幻想的に心踊るかのような目視する以上の光の乱舞と化する。
(効果6)本発明は陰が生じる素材は一切使用しない有色透明と無色透明素材のみで造る為、屈折率が異なる「透明素材・有色含む透明液体・有色含む透明及び不透明裸宝石(有色不透明裸宝石全面角は入射光を鏡面反射するので陰は生じない)・本発明内に生じる透明気泡」がコラボレーションし、全体が1つの複雑な液体の増減により変幻するモザイク凹凸レンズと化するスケルトンは、入射光を乱反射させると共に、落ちる遠近集散する影はスノーダスト(細氷)のようにスライドプロジェクターの役割を果たすインテリアグッズとなる。又、宝飾品や大切な宝物等を安置可能な台座ともなる。
本発明は前記の(効果1〜6)の電力を使用しないテクノロジーを単純な手の平サイズのスタンドにコンパクトに集約することを実現するものである。

[ 実験1 毛細管現象と液体凝集力について]
名刺サイズ(55×91mm)の2 mm厚アクリル2 枚の平行平板間に於ける毛細管現象高と、前記平行平板間に毛細管現象浮上した後に液体から離し上げ滴下しない凝集付着残留する前記平行平板間中央での高さを計測した。前記乾燥平行平板下部10 mm を横垂直に液体を張った箱の液体内に没し、毛細管現象高を計測後に、液面から上げた時の凝集付着残留高を計測した。「純水(摂氏4 度、比重1 )」「純水より比重は軽い揮発性無水エタノール99.5% 以上」と、両者共に純水上に分離し浮く100 %のオイルであり比重1 より軽い「ホホバオイル(粘度低い)、オリーブオイル(粘度高い)」の4 種類の液体を個別に各30回ずつ実験した。前記四者液体の比重と粘度、密度は、本発明に使用する様々な芳香消臭防虫液体等の主要原材量であると共に添加、又は調合されている範囲と推測する。
又、純水と、純水より比重が軽い揮発性99.5% 以上の無水エタノールは、凝集付着残留するか否かの平行平板間隙間を0.1 mm単位とした。又、純水より比重が軽くメーカーによって粘度が異なるホホバオイル(粘度弱い)オリーブオイル(粘度強い)両者は0.5 mm単位とした。
以下の1 〜4 表の数字の単位はmmであり又、分数右下は各30回ずつ観察したことを表し、分数左上は30回中何度液体凝集付着残留したのかを表している。
1.純水(摂氏4 度の場合、比重1 )沖縄ウォーターシップ社製さんご(純)水
Figure 0006539806
2.揮発性無水エタノール(純度99.5%以上)建栄製薬社製無水エタノール
Figure 0006539806
3.100%ホホバオイル(粘度低い)日本産無印良品社製
Figure 0006539806
4.100%オリーブオイル(粘度高い)イタリア産ボスコ社製
Figure 0006539806
上記1〜4表の液面から上げた時の凝集力での平行平板間に於ける液体付着残留するか否かの各30回内での実験結果(数字の単位はmmである)。
(1)純水/2.8幅以内は重力が負け凝集力が勝ち全残留、2.9 〜3.4 幅間は残留したり落下、3.5 幅以上は重力が勝ち凝集力が負け残留せずに全落下。
(2)無水エタノール/1.7幅以内は重力が負け凝集力が勝ち全残留、1.8 〜2.9 幅間は残留したり落下、3.0 以上は重力が勝ち凝集力が負け残留せずに全落下。
(3)ホホバオイル/3.5幅以内は重力が負け凝集力が勝ち全残留、4.0 以上は重力が勝ち凝集力が負け残留せず全落下。
(4)オリーブオイル/3.5幅以内は重力が負け凝集力が勝ち全残留、4.0 〜4.5 幅間は残留したり落下、5.0 以上は重力が勝り凝集力が負け残留せず全落下。
又、無水エタノール85%と純水15%を混在させた混合液体の場合、実験1と同条件での2.0 幅平行平板間では全30回中30回、1.0 〜2.0 の高さで凝集力で全残留し、毛細管現象の高さは3.0 〜4.0 であった。これを無水エタノール90%と純水10%を混在させると30回中22回凝集力が重力に勝り高さ1.0 〜2.0 残留し8 回は落下(残留せず)、毛細管現象高は残留としても落下しても3.0 〜4.0 であった。これを2.5 幅とすると重力は凝集力に勝り残留せずに全落下した。

実験1の範囲内で明確化されたことは、85%以下のエタノールと比重±1 の液体等他液を15%以上を混在させた液体(市販されている消臭芳香防虫等液体に揮発性液を混ぜている商品が存在するが、揮発性液が85%以上の商品は存在しないとここでは推測する)の場合、と上記(1 〜4 )の液体を混在した場合に於いても、0 mm以上2mm未満間では必ず確実に毛細管現象すると共に凝集付着残留することが証明された。
よって人体に有害とならないほとんど全ての市販されている飲用ではない芳香消臭防虫液体は特殊でない限り、(液体を充填する線7)まで最初に液体を充填し(沈下板1)を(容器2)に沈下させると、(0mm以上2mm未満隙間9)上部まで液体は押し上げられ浮上する。その後、閉じることのない0mm以上2mm未満間の(四面開口8)から最初、上部液体から蒸散し始めるものの、(沈下板1 )は下部(裸宝石4 )凹凸上に乗り又は施した場合の(フック留め具10)でそれ以上落下せず止まる。最初は上部まで液体が密に気泡なく充填されている時、(沈下板1 )には水圧と浮力が働き(容器2 )内壁と(沈下板1 )外壁0 mm以上2 mm未満間に液体がサンドイッチされることも相上しまず接触しない。が、序々に上部から蒸散が進むと、水圧と浮力が弱くなり(沈下板1 )はぐらつく、あるいは0 mm以上2 mm間に傾くことになり、この時に(隙間9 )の又、(板と容器間隙間12-1〜5 )のように蒸散に伴い(沈下板1 )の位置により様々に凝集付着液体と気泡模様を描くことになる。前後左右幅は(三角柱隙間18)のように、狭いエリアの凝集力残留と毛細管現象は強く、広いエリアは弱くなるグラデーション(対極は逆三角形柱隙間となる)が生じることになる。(板と容器間隙間12-1〜5 )のように液体と気体模様があたかもストロー内で液体・気体・液体・気体と飛々に点在する時のようにランダムに生じる。最初の蒸散は液面上部からのみだが、気化が進むとスタンド内に空間が生じ、液体凝集力で付着残留した点在する液泡の上下左右のどこからでも蒸散可能なエリアは拡大、それ以下の液体は一担気化し、スタンド内で浮遊する気化分子達は、再び凝集力で引き付け合い融合、再度液体に時に還元し、模様を描いたり乱反射したりすることになる。又、(板と容器間隙間12-1〜5 )のイメージ模様は前面であり、裏面はまったく異なる模様を描くことになる。
正面と裏面の液体模様が異なることは、有色透明液体の場合は、正面と裏面が可視する角度で重複すると濃く、どちらか一方だと薄く、両者が液体なく気体の場合は無色透明に映り、入射光は凝集付着残留する液体をフィルターにミラーやレンズ、ホログラム様の屈折・回析・遊色作用を時に起こし、固体と液体と気体の境界面は屈折の法則で時に眩ゆく乱反射することになり、入射光と対極に落ちる影はそのままスタンド全体の煌めきと共に投射することになり、辺り一面を芳香等、充填する液体効能を発揮させる。
(沈下板1)が(容器2)の中央の(裸宝石4 )上に垂直に立つ時、(四面開口8)は前後左右幅が均等となり、傾いた場合は最大2 mmとなり、対極は最少0 mmとなる。
実験1のように平行平板間1 mmと2 mmでの毛細管現象高と落下しない凝集力付着残留高は「純水」「無水エタノール85%未満+他液15%以上の混在液」「ホホバオイル」「オリーブオイル」共に高く、平行平板間2.0 mm幅以上だと共に低くなる。よって(板と容器間隙間12)に液体と気体模様が、本発明に使用する範囲でのいかなる純水・揮発液・油の混在液体でもまず確実にかつ、縦横無尽に美しく映え生じる。なぜならば、これを2 mm以上とすると、毛細管現象高と液体凝集力残留率高は低くなり、このことは(板と容器間隙間12の1 〜5 )等の固体と液体と気体がコラボする模様が脆弱となることを意味しているからである。
又、実験1と四種液体での同条件での乗直とした高55×横91(mm)名刺サイズのプラスチック板を三日月型に湾曲させた両端が0 mm、中央が幅のある2 枚間では、液面は毛細管現象高と液体凝集力残留高は大きなU 字型となるが、最も低い中央辺の高さは実験1 との明確な差は発見できなかった。さらに名刺サイズのプラスチックを20〜30mmとランダムにギザギザとした平行平板間、そして前記名刺サイズのガラスの平行平板間での実験もしたが、いずれもアクリル平行平板間の実験1 である1 〜4 表との明確な差は発見できなかった。
又、プラスチック製円筒ストローの内直径が2.0 mmから0.5 mm刻みで5.0 mmまでの毛細管現象高と、そのまま液面から上げて液体凝集力残留する確立と高さは、いずれも平行平板間実験1 より数値は高く、例えば無水エタノール99.5% 以上液体でも、30回中30回5.0 mm径でも液体残留し滴下しなかったと共に、内径3.0 mmの円柱ガラス管での無水エタノール液体凝集力残留は高さ3 〜4 mmと30回中30回残留した。さらに市販されている芳香液の中にはシャボン玉状に泡立つ種もあり、実験1 の数値より毛細管現象高、及び液体凝集付着残留する高さと確立共に1 〜4 表よりも高かった。さらに、他の市販されている界面活性剤や消泡剤等も含む多種多様な種の芳香消臭防虫液でも平行平板実験したが、実験1 の1 〜4 表との明確な差異はいずれも発見できなかった。
又、薄膜で在れば在る程に、液体は透度を保ち向こう側の物体背景を透過、特殊な例えば光を透過させない金属質の有色不透明な水銀等の液体でない限り、光を乱反射し易く成る。別実験では、市販されている有色不透明な液体墨汁原液(水で薄めずそのまま使える、サクラクレパス社製)を、そのまま平坦な容器底に張り、これをフィルターに下部から青天の太陽を(墨汁原液の厚みを)0.5 mm刻みで0.5 〜5.0 mmまでどのように写るのかを観察した。0.5 mm未満幅では強烈に太陽は赤く乱反射し向こう側を透過する。1 mmから2 mm幅では0.5 mm幅と同程度に太陽は赤く乱反射するものの向こう側はかすかに透過する。2 mm以上からは0.5 mm刻み毎に厚みを拡大すると、太陽の赤い乱反射率は明確に序々に縮小することを確認、5 mm幅では、太陽は赤い円のみしか映らず、乱反射は消滅し完全に背景透過不可となった。これは理論上、無色透明・有色透明・有色不透明の液体は0 mm以上2 mm未満幅の薄膜状液体とすれば、特殊液ではない限りは向こう側の物体を透過し光を乱反射し易くなることを物語ってもいる。
又、市販されている芳香消臭防虫液体は、有色不透明な墨汁原液のように濃度が高く濃い液体は存在しないと推測するが、存在した場合に於いても光を透過不可な水銀液体のようでない限り0 以上2 mm未満であれば入射光を眩ゆく透過はさせずとも乱反射することになると推測する。
[ 実験2 密着平行平板間に於ける毛細管現象と液体凝集付着残留について]
乾燥した厚さ3 mmの横としたハガキサイズ(高100 mm×横148 mm)のガラス板2 枚を垂直とし、可能な限り0 mmと近く密着させ、この密着平行平板間に毛細管現象する速度を(実験1 )と同じ4 種の液体別に実験した。使用したボックス型容器底は高さ15mmに張った液体に全没する裸宝石の高さ10±1 mm(最小全長1 mm以上9 mm未満の混在水晶バロックシェープ)を敷き詰め、その凹凸裸宝石上±5 mmの液体にガラス板下端を裸宝石上に垂直に乗せ浸漬、密着平行平板間にランダムに湾曲しながら所々に小さな気泡を残し浮上する「A ・最下線が50mmに至った時間」と、「B ・50 mm からさらに高さ100 mm上端100 ×横148 mm全域まで浮上した時間」と、「C ・前記A +B の合算時間」を前記4 種液体別に3 回
ずつ計測した。「D.はCの合算時間3回の平均時間」である。

A・下端高50 mm まで毛細管現象した時間
Figure 0006539806
B・Aから高さ100 mm×横148 mm全域まで毛細管現象した時間
Figure 0006539806
C・上記A+Bの合算時間
Figure 0006539806
D・(C)の3 回平均時間
Figure 0006539806
実験2のように、本発明に使用可能な多種多様な混在させた液体範囲であろう上表4 種の原液(純水・揮発性液・各種精油)は、いずれもピッタリと密着させた0 mmに限りなく近い平行平板間での毛細管現象する高さは時間差は異なれど、少なくとも100 mm最上部全域へと、所々に気泡を生じさせながらも上昇することが確認できた。又、同条件での純水の場合(A4版/ 高297 mm×横210 mm)全域まで浮上することを確認した。この時、液体凝集力は2 枚のガラス板を磁石のように付着し合わせ濡れていない時より強力な力でないと剥離不可となる反面、スライド(横スベリ)は乾燥している時よりも漏れていた方があたかも氷上スケートのように容易となる。
実験3 では、両者共に各4 種液を個別に漏らした厚さ3 mmのガラス板100 gのハガキサイズ(100 mm×148 mm)を机上のタオル上に横水平に置き、上面中央にガラス板30gの名刺サイズ(55mm×91mm)の下面を同じく水平に乗せた場合、30g側のみをつまんで上げると、磁石のように液体凝集力で付着した100 g側に触れずとも、接着したかのように一緒に空中に上がる。が、100 g側を10mm傾けると30g側に触れずとも、漏れていない時よりも
ウォータスライダーかのように容易に横スベリし落下する。
この現象は本発明で時に起こり、(2 枚の沈下板20)の場合と(沈下板1 )が(容器2)の内壁前面か後面に垂直に、(実験2 )のように密着平行平板と同様に毛細管現象し液体凝集力により引き付け合いピッタリと密に付着した場合、スタンドを揺らしても両者は強い力でないと離れなくなる反面、垂直縦方向には弱い力でスライドし(沈下板1)を(容器2 )から垂直上方へと抜き易くなる。又、(気泡が生じる空間11)の上部凹凸(裸宝石4 )上は液体がほとんど枯渇する直前まで下部液体を毛細管現象させた凝集付着表面張力で全面角が漏れており(裸宝石間の下部液体は上へ上へと気化するが、再度水滴に還元し落下もする。又、下部液体は上方へと裸宝石間を拡散するように毛細管現象する為、裸宝石全面角は液体が枯渇する直前まで常に濡れている状態となる)、「A ・裸宝石最上部に表面張力する液体」と、「B ・(沈下板1 )下部にしたたる雫」と、「C ・A とB 」両者水平横隣の(容器2 )内壁に張り付く水滴」の前記A ・B ・C 三者液体が凝集融合した場合、0 mmに限りなく近づく(沈下板1 )と(容器2 )の下端隙間に触れると、三者液体が融合する液体は、ピッタリと密に垂直に接する(板1 )と(容器2 )隙間を毛細管現象に転じ(実験2/密着平行平板間)のように浮上することになる。
この場合、両板間に0 mmに限りなく近く密着平行平板となる磁石のように付着する隙間の液体は、顕微鏡で覗く際に使用する2 枚の試験板ガラス間液体と同様、これ以上薄膜状とは成り得ず(雫や水滴、雨粒よりも薄い)、滴下することなく残留、入射光を最もクリアに透過し、時にあたかも見る角度により所々に生じる気泡との境界面は折屈の法則でフォログラムかのように虹光、清涼感を想起するかのように写り、両間の端々までサンドイッチされる薄膜状液体は外側の空気と接触する面積も極小となり、蒸散を遅延させ、容器内の全液体が枯渇する以後まで磁石のように時に「(2 枚の沈下板20)両間内側に彫り刻んだ(ロゴマーク20)」と「容器内側と沈下板外側に彫り刻んだ(四重の三角形溝19)」の両者に液体は侵入、張り付き合うことになることで乱反射し続け、この模様は入射光と対極に落ちる影にも美しく投射し強調続けることになる。
反面、0 mmに限りなく液体がサンドイッチされる側と対極の(沈下板1 )外壁と(容器2 )の内側の壁面は2 mmに限りなく広がり、液体と気体模様を最も大胆に縦横無尽に変幻することになり、蒸散が加速することになる。が、(沈下板1 )が(容器2 )の中央に立っても傾いても密着しても(四面開口8 )は常に合計0 〜2 mm未満であり蒸散可能な隙間は常に等しい。
又、この密に液体で凝集力付着した縦方向の平行平板間は、先に述べたように強い力でないと分離不可となるが、垂直方向では容易にスライドするので、(容器2 )から上下動体である(沈下板1 )を抜くことは、弱い力で簡単に上へとスライドし抜け、再度差し込むと、あるいは何度かポンピング(ゆっくりと上下に抜き差し)すると抜く前の液体と気体模様はリセットされ、再び沈下させると新らたな模様を(板と容器間隙間12-1〜5 )のような形状を含めランダムに生じることになり、(容器2 )内の全液体は(沈下板1 )を沈下させる時に生じるブクブクと泡立つ水圧と気圧により変化する流れ等の力で順環することにもなる。
図1〜図5、及び図11のモデル1に関する詳細説明
(1)定められた(裸宝石を収納する上限線6)まで(裸宝石4)を(気泡が生じる空間11)に入る同高さと前後左右幅は小さくカット研磨した直方体に近い等の大型1 粒〜複数粒を収納した後、(液体を充填する上限線7)まで(液体5 )を充填する。(6 と7 ライン)は容器の横か裏側に刻み、又は有色透明とするシールを貼るか印刷、あるいはロゴマークや文字、エンブレムで隠記、目立たない方が全体の美観を損なわないので好ましい。
(2)前記状態で(沈下板1 )を(容器2 )に沈下させると、固定されることなく0mm以上2mm未満間をぐらつく(沈下板1 )は1 〜複数粒の裸宝石最上部各面角凹凸上で、又は施した場所は(留め具フック10)で止まり、(沈下板1)重量で(ライン6〜7)間の液体は、(沈下板1)と(容器2)間の前後と左右間0 mm以上2 mm未満と定めた(0 mm以上2 mm未満の液体9 )として(沈下板1 )の重量により上昇する。閉じることない(四面開口8 )から溢れこぼれない範囲まで、(板1 )が(ライン6 〜7 )間液体に没する体積分(0 mm以上2 mm未満隙間の液体9 )としてぐらつく(1板)が沈下し、液体は押し上げられ浮上する。「※もし、常に蒸散させたくなければ、(容器2の上部)開口部の前後左右の外枠長方形最大面積に沈下時の(板1)の(容器2)から上部以上を、前記面積と等しくし、蓋栓可能なように設計デザインを変えれば良い。」
(3)(四面開口8)から蒸散が進むと(四面隙間0 mm以上2 mm未満12-1)の薄膜状隙間に生じる(気体柱15)は下部となる(気泡が生じる空間11)の裸宝石間に拡散侵入し充填した液体が気泡を生みながら気化する通り道となるイメージであり、時に(水滴14)のように一担気化した液体は再度水滴に還元する。(液体柱17)は乾面が生じない限り(空間11)の裸宝石間液体を毛細管現象で浮上させ続けるイメージであり、時に乾面となる(気泡16)を内在させる。実際は、(四面隙間12)は(12-1〜5 )のように、予測不能に毎度異なる模様となる。又、(四面隙間12)の裏側は、異なる液体気体模様となる。この(四面隙間12)に生じる薄膜状液体と気体模様は入射光を透過屈折させ映え清涼感を醸し出す。
(4)微風や微振動で(沈下板1)がぐらついたり、スタンド(液体も同時に)を揺らしたり傾けたりすると、あるいは(沈下板1)を抜き差しするとブクブクと気圧と水圧で(液体5)などスタンド内全液体は撹拌、(四面隙間12)模様はリセットし、新たに毛細管現象で液体と撹拌時に生じる気泡は浮上し、再度(沈下板1)外壁と(容器2)内壁間に液体は凝集力で残留付着し、気体と織り成す模様は一新される。
(5)「裸宝石最上部面角」と「裸宝石最上部に直接乗る板下部面角」と、前記両者の水平隣に位置する「容器内壁面」の三者に、重力に勝り凝集する液体が融合した表面張力凸が(四面隙間12)下部から上方へ侵入すると、液体は毛細管現象凹に転じ上昇する。又、0 mm以上〜2 mm未満を(沈下板1 )がぐらつく(四面隙間12)が0 mmに近づくエリア程、液体と気体模様を強く、ほとんど気泡なく残留させ続けることになるが、対極の2 mmに近づくエリアも実験1 で確認されたように、やはり気泡を交え凝集付着残留することになる。
(6)一方(空間11)は気化が進行し裸宝石間に気泡が生じても、第4 図のように裸宝石全面角は気泡に接することなく重力に勝り凝集する液体に抱かれ大気中より盛輝、気泡と液体裸宝石と透明素材が織り成す凹凸モザイクレンズ効果で(四面隙間12)とは異なる(空間11)は、液体が減少し気泡が増大する程に入射光を乱反射させることになる。又、裸宝石面角が乾く程に気化が進行する時、新らたに液体を充填すれば、第2 図全景に戻ることになる。又、液体は固体である(裸宝石4 )(沈下板1 )外壁、(容器2 )内壁に凝集付着するので、裸宝石を衝撃から保護することになる。
又、下部液体が気化し上へ上へと分子となって(容器2 )内で浮遊すると、(四面隙間12)で時に再度液滴に凝集力で集合し、あるいはどこかの固体にその場で湿度が集合する液体は凝集付着残留する。おそらくの範囲だが、重力に逆らう毛細管現象と表面張力、及び大気中に浮遊する液体分子が液体に還元し凝集付着する力は、分子間引力が大な所、即ち本発明内ではスタンド内部の密度が高い固体の乾面に、スタンド内部の密度の低い液体(例えば、裸宝石全面角を抱いている液体)以上に凝集付着し易いと推測する。このことが事実である場合、蒸散する場が少ない本発明スタンド内では、液体は縦横無尽に移動し続け模様を変幻、スタンド内で気化したり再度スタンド内で液体に還元しやすく又、長期間裸宝石乾面に凝集付着しクッションとなって保護すると共に成輝させ易いこととなる。
(7)図5の(三角柱隙間18)はスタンド正面から見た(板と容器間隙間12)を横から見た断面図であり、(容器2 )内壁に固定されることのない(沈下板1 )が垂直と成ることが希であるものの(沈下板1 )が(四面隙間12)内の上下対角に最大と傾いた時のイメージ図である。
(8)図11は、モデル1のスタンドに宝飾品や小型サイズの香水瓶や、宝物等を液体に触れることなく安置可能なイメージ図である。
[ 実施可能な第1事項と図6のモデル1の詳細説明]
図6は(液体5 )に触れるエリアの(沈下板1 )外壁の表と裏、(容器2 )内壁の表と裏の計4 面に異なるサイズの三角形を例えば幅深さ共に1 mm彫り刻み合体させると(四重の三角形溝18)となった時のイメージである。
各三角形溝には液体が侵入する場合と気泡が残留する場合が生じ、いずれの場合も固体・液体・気体の異なる比率の屈折の法則で映え、時に乱反射することになり(四重の三角形溝18)は距離差が生じているので、外側の異なる角度から可視すると3D幾何学立体として正確にズレ、強調されることになる。又、(四重の三角形溝18)を1 〜3 重とした場合も光は屈折する。
この三角形は一例であり、ロゴマーク・文字・数字・模様・キャラクターとすれば、その彫り刻まれた溝点線を(0 mm以上2 mm未満隙間9 )に生じる液体と気体模様を背景に映え強調させることができる。又、3D幾何学立体のトリックアートとしても彫り刻むデザインが可能である。
[ 実施可能な第2事項の詳細説明]
下部にLED や蛍光灯などの光源がある、透明なガラスや合成樹脂の机や棚等の上に本スタンドを安置すると、本スタンド下部からも光が入射する為、本スタンド内では一切陰は生じない透度を保ち、裸宝石・液体・容器・気泡そのものと各境界面に増減する液体が生む変幻凹凸モザイクレンズは、より一層スケルトン状に乱反射する。
本発明内では無色、又は有色透明宝石の場合は光が全透過したり屈折、反射する1つのレンズと化するものの、研磨された有色不透明な宝石は下部のみならず、全方向からの入射光を全面が鏡面反射するので、スタンド内では一切陰は生じない。
又、スタンド下面を鏡としたり、鏡面反射するフィルムを下面内外に印刷、又は貼ることにより、安置する下場が不透明かつ光源がなくとも、スタンド下部以外の入射光を全て反射するので、スタンド内に影は生じず、より一層裸宝石は盛輝することになる。あるいは光を反射もするが透過もする素材であるコーティング・塗装・蒸着をスタンド全面に施すと、ホログラムのようにより煌めきを増幅することになる。
いずれの場合も、遠近外側球体360 度全方向からスタンド内の変幻する美を、スケルトン状に観賞可能であると共に、(芳香液を充填した場合)蒸散する芳香に近づく人々の嗅覚を刺激することになり、空気中で陰が生じるペンダントやリングに貴金属で留められた宝石より、乱反射し輝く積み重ねられ液体に抱かれる裸宝石を陰なくより以上に美しく観賞可能となる。
[ 実施可能な第3事項と図8〜図9の詳細説明]
有色含む全透明スタンド上面から可視した図8のように(ハート型容器25)と容器下部裸宝石上に乗る上下動体である(ハート型沈下棒26)間である(容器と沈下棒隙間27)を0 mm以上2 mm未満とするならば、一担浮上した液体は凝集力残留することになり、気化に伴いスタンド内の気体が増加、液体模様が生じることになる。ハート型でなくとも例えば星・多角形・三日月・曲線のキャラクター等、いかような形状でも満たすのであれば可能である。
又、図9(穴筒28)は(ハート型沈下棒26)内側に上部から下部までストロー状に施され、下部裸宝石間液体が気化する通り道であり、より強く蒸散させたい場合に適し、点描状穴筒でなくとも、文字・数字・キャラクターの直線・曲線・クロス線等の溝筒やロゴマーク等、いかような形状も可能である。又、(穴筒28)各穴の内径や溝筒の幅を変えると、毛細管現象する高低差を正面から観賞できるデザインが可能である。いずれの場合でも穴構を空ければ蒸散力は増すことになり、正面から可視すると毛細管現象が観賞できる。
このように全透明素材下部に裸宝石を収納した後、液体を充填後、容器内に上下動体とした様々な形状の板か棒を沈下させ0mm 以上2 mm未満の隙間に重力に勝る液体凝集力で滴下せず、液体と気体模様が生じるならば、スタンド全景はいかような形状も設計デザイン可能である。
又、スタンド正面から可視する形状が、例えば曲線あるイルカのキャラクター型の上下動体沈下棒とした場合、棒外壁と容器内壁間が0mm 以上2 mm未満のエリアが少なからずの所々に在るならば、例え棒外壁と容器内壁が2 mm以上のエリアが在っても、0 mm以上2 mm未満の隙間より上部は液体凝集力で滴下せず残留することになるので、液体と気体模様はランダムに飛々、又は段階的なグラデーションとなりスタンド(液体)を揺らしたり、あるいは曲線イルカ状のキャラクター棒をポンプのように抜き差しすると、下部裸宝石間液体が水圧と気圧でブクブクと撹拌され浮上すれば、液体と気体模様はリセットされ再度浮上、一新されることになる。
[ 実施可能な第4事項と図7の詳細説明]
図7の(2 枚の沈下板20)は実験2で証明した、密着平行平板であり、毛細管現象で(容器2 )の上端より高く(2 枚の板間液体22)は上左右端まで拡散し上昇する設計である。(2 枚の沈下板20)の片側、又は両側の内側に例えば幅深さ共に±1 mmと彫り刻まれた(ロゴマーク21)は気泡が残留しても、液体が±1 mm深く(両側の等しい型の場合、計2 mm±となる)侵入しても、屈折の法則で映え強調、時に乱反射することになる。(2 枚板間液体22)は液体凝集力で密に磁石のように必ず(2 枚の沈下板20)を引き付け合う設計であるので蒸散可能な場は極少となることで、気化は他隙間より遅延し、液体と気体模様は長く残留することになる。又、2 つの、あるいは片側内1 つの「A 」の大きさを変えたり、例えば2 枚に異なるイラストを描き、合体させた時に文字・数字・絵柄が完成するようにもできる。
又、(2 枚板間液体22)(板と容器内壁手前間液体23)(板と容器内壁奥面間液体24)は、均等の高さまで毛細管現象と液体の凝集力残留することはまず起こらず、有色透明液体の場合は(液体22・23・24)は3 重のグラデーションの濃淡として観賞することになる。
[ 実験4/液体凝集力が重力に勝る事実確認] 上部開口の透明直方体容器(高さ40 mm ×縦50 mm ×横100 mm)の中に乾いた裸宝石(1.0 〜2.5 カラット、最小幅2 mm以上、バロックシェープ透明水晶)を水平満杯に収納し、針付シリンジで黒い有色不透明な墨汁原液(そのまま使える、サクラクレパス社製)を裸宝石下部から少しずつ積み重なる裸宝石高さ40 mm に対し、約半分高の墨汁を裸宝石間20±2 mm高まで注ぎ、外気温31度、湿度91%内に放置した。すると直ちに墨汁は上部で乾いていた裸宝石間を毛細管現象拡散し始め、30分後には高さ30±5 mm高までの乾く透明水晶を黒く染めた。このことは、水晶下部間に気泡を生じさせながらも墨汁は毛細管現象し上部乾いていた水晶に凝集付着し滴下させなかったことを意味する。
次いで、容器上部口から水晶が移動したり墨汁がこぼれないよう透明ビニールでラッピングし、上下左右と斜め4 方向に各45度ずつゆっくりと傾け揺らすと、水晶最上部面角まで黒く染まり、墨汁は凝集付着し表面張力した。さらにラッピングを外し高さ55×横91(mm)の名刺サイズ2 mm厚のアクリル密着平行平板を垂直に乗せ置くと、最上部まで毛細管現象上昇した。又、「容器/ 水晶/ 密着平行平板」の三者を純水で洗うと、墨汁は流れ、再び透明となった。
上記(実験4 )は、モデル1 の(裸宝石4 )間液体は(容器2 )に収納した全裸宝石面角に液体凝集付着しながら裸宝石を保護、裸宝石間液体内に気泡を生みながらでも毛細管現象と気化上昇しながら(0 mm以上2 mm未満隙間9 )に液体と気泡模様を生む事実をモデル2 と共に証明する実験である。
[ 実施可能な第5事項と図10の詳細説明]
図2のモデル1のスタンドは、「正面から見た横長方形の土台含む容器部」と「裸宝石と板と土台を合わせた正面全高縦長方形部」又、「真上と真下から見た土台長方形部」の三者は共に同サイズであり又、名刺やカード類とほぼ同サイズでありながら名刺やカード類より黄金比率に近似値とした「55 mm:89 mm =1:1.618 …」である。
黄金比に順じモデル1 スタンド全体を拡大した(沈下板1 )に(名刺入れ板30)の空洞を施せば、液体に触れることなく(名刺&カード類29)を差せるスタンドとなり、煌めく裸宝石上に乗り、あたかも液体内に在るかのような名刺・カード・スタンプ台紙等のお洒落かつ豪華絢爛な台座となる。又、(沈下板1 )や(名刺入れ30)を使用せずに又、液体を充填しなければ、(容器2 )は裸宝石上に直に乗る名刺やカード類等のスタンドともなる。

日本の名刺標準サイズ(91mm×55mm)、3 号サイズ(85mm×49mm)、4 号サイズ(70mm×39mm)、欧米サイズ(89mm×51mm)の各名刺サイズ、あるいはISO (国際標準化機構)とJIS (日本工業規格)で規定された標準クレジットカードやキャッシュカード、JR東日本のスイカとJR西日本のイコカの両サイズ等の共通標準サイズ(85.6mm×53.98 mm×0.76mm厚)を全て合致させたサイズより若干拡大サイズとする(名刺入れ板30)は、いずれの前記サイズを内部に収納可能である。
即ち、(名刺入れ板30)の空洞上部開口内側サイズを「厚さ8 mm×横幅57mm」とした場合、ISO とJIS 規定カード厚0.76mmが10枚、0.2 mm厚の名刺の場合は40枚弱が保管可能である。又、健康保険証・振込カード・定期券・運転免許証・住民カード等を混在させて保管できる。例えばオフィスやホテルフロントの名刺立て、店舗レジ横のスタンプカード立て、お花屋さん等のメッセージカード立てとすれば、宝石と液体と蒸散する液体効能が、名刺や各種カードを際立たせてくれる。又、スタンドのどこかにロゴマークやメッセージを彫刻んだり、表面にシールを貼ったりすると、名刺やカードをより一層お洒落にアピール可能となる。
[ 実施可能な第6事項と図11、及び図12-2合体図について]
モデル1 の図11とモデル2の図12-2合体図は、いずれも液体に触れることなく(アクセサリー38)であるリング・ピアス・ブレスレット・ネックレスや大切な鍵、及び大好きな宝物等を乗せ安置させたり、引っ掛け止めたりとデコレーション可能な台座となり、(アトマイザー39)や香水ビン等の小物をモデル1 の土台上やモデル2 の収納スタンド内底上に乗せ置くこともできる。コレクションルームや宝飾店やセレクトショップ、雑貨店等の棚やショーケース内に、現在までなかった斬新奇抜な裸宝石と液体の両者が互いに輝盛させ合う方法で、そのスタンド全体の煌めきと蒸散する液体効能がデコレーションする様々なアイテムを豪華絢爛に彩ってくれる。
[ 実施可能な第7事項の詳細説明]
モデル1 の場合、(容器2 )を安定させる(土台3 )内、又は液体を押し上げる(沈下板1 )内、あるいはモデル2 の場合(沈下棒33)内に密閉させた内部空洞を造り、その空洞内に、さらに無色透明又は有色透明な液体や粘性あるオイルやグリセリン等と共に裸宝石(又は液体なく裸宝石のみ)を封印すると、さらにスタンド全体がより煌めき、裸宝石と液体は互いに入射光を乱反射させ合うことになる。一提案として、例えば物語上の極楽浄土七宝「金箔・銀箔・水晶・ラピスラズリ・赤めのう・シャコ貝・サンゴ(他説もあり)」をバランス良く液体、又は粘性液体と共に密封する(あるいは液体なく気体内に)ことも可能で、色合よく数種の裸宝石を混在させてもよりゴージャスとなる。
又、裸宝石を使わず(色)液体・(色)ジェル・(色)オイルを封印すると入射光を裸宝石の乱反射なくスムーズに透過することになるので清涼感を提供する。さらに比重が重い液体上に比重の軽いオイルは交ざらずに乗るので、液体とオイルを混在させた数種の色彩とするアートともなり、あるいは例えばA ・B ・C の文字型の空洞とし、3 種の色液体、又は色宝石、又は宝石と液体、液体とオイルを封印したデザインアートともなり、ロゴ、キャラクター、メッセージ、絵柄の型の空洞としても良い。有色透明な写真やイラストのシートも封印、あるいは印刷も可能である。
又、無色、及び有色透明な裸宝石と液体を密封した場合は、入射光を透過、又、全反射するレンズと化するので(有色不透明裸宝石は光を鏡面反射する)一切スタンド全体に陰影は生じないが、透過も反射もしない有色不透明な大切な宝物や物品( 例えば草花やアンティークコインやリング等) を封印するとスタンド内に陰影は生じるが、設計スタンドの陰影ではなく、アートとしての陰影なのでここでは無視することにする。モデル2 の(沈下棒33)の内部を空洞とし、前で述べたモデル1 の(沈下板1 )のように様々な美しき物品を密封し装填しても、モデル1 の(沈下板1 )とモデル2 の(沈下棒33)は、同じ役割を果たすことになる。
又、曲線ある(沈下棒33)に空洞の空間を造ることは可能だが、職人の技術とコスト、時間を要し価格は高価となる。が、上部から下部まで同径の曲線のないストロー状理科学ガラス管、又は硬密透明樹脂管とすれば(上部と下部は溶着し密閉する必要がある)技術とコスト、時間を要さないので、中の空間に様々なアイテムを封印してもリーズナブルに提供可能となる。曲線ある緻密なデザインの(沈下棒33)でもシンプルな一本の空洞菅を加工した沈下棒でも役割を果たすことになるので、好みがあり、どちらでも良い。
[ 実施可能な第8事項の詳細説明]
(0022)で述べたモデル1 の沈下させる板内部空洞内に気体・液体・粘度の高いジェルやオイルのいずれかと共に裸宝石を密閉し装填した板は、個別にコースター・ペーパーウェイト( 文鎮) ・大切な物品をディスプレーする台座として活用でき又、前記同様としたモデル2 の(沈下棒33)ならマドラー( かき混ぜ棒) として代用可能である。
又、沈下させる板でも棒でも容器やスタンド底部でも、前記密閉空洞内に、天然でも人工でもマグネット( 磁石) をブリリアンカット等に研磨した光沢鉱物のみ、あるいは裸宝石と混在させて装填すれば、板棒ならメモ等を磁石がくっつく金属間に挟むマグネットとして使用でき、容器やスタンド底部なら、磁石がくっつく金属台座上に置けば転倒することなく、又、メモ等や大切な書類を固定させることができる。
又、上下動体である沈下させる板棒を他に別途活用する場合、裸宝石を充填した容器のみを芳香等液体の変わりに純水を充填すれば、裸宝石間に草花の茎根を挿すお洒落な透明花瓶ともなり、液体を充填しなければ、裸宝石上に直接、例えばホテルフロントの鉛筆立てやメモ用紙入れ、オフィスの名刺立て、あるいは飲食店のレジ横のスタンプカードやパンフレット、食後の無料板ガム立てとして、板棒と容器を個別に使用できる。
あるいは多種多様な型の携帯電話に、スタンドサイズを合わせデザイン設計すれば、ゴージャスな携帯電話を安置させる台座ともなるように、様々な物品を収納可能な大小長短な型へとアレンジ可能である。
さらに、液体効果を生む(容器2 )(円柱筒型容器35)を容器と個別に使用する場合、同サイズとする直方体(沈下板1 )と凹凸のないストロー状同径同サイズとする筒管(沈下棒33)内を密閉空洞とし、気体・液体・粘性液体と共に数百〜数千種はある様々な鉱物(研磨裸宝石や原石を含む)を収納し、1 つの容器に対して複数の上下動体板棒を収集し交換できるよう容器とは別に提供することもできる。身に付ける宝石ではなく又、鉱物収集家及び研究者達にとって鉱物を汚染させたりホコリを積もらせたり、破損させたり、指紋を付着させ得ない、透明素材内鉱物を透明密閉直方体の場合、本棚のように立て整列させたり積み重ねたり、透明ストロー状密閉筒の場合、色鉛筆立てのように1 つに束ねたり、立てて固定し整列させたりと、整理整頓可能となる。又、全スケルトン状なので中の鉱物が良く見え、先生が生徒に教え説く時に種属ごとに並べ変えたり、生徒の自由研究にとって例えば300 種を棚等に整列しておけば、例えばいちいち鉱物を包んだ不透明な袋を開ける必要なく、300 種を一度にいつでも比較しながら見ることが可能で、学習意欲も増し時間を節約、図書館のように管理も可能となり速く記憶可能となる等の利点が生じる。
裸宝石を盛輝させたくはなくあるがままを観察したく又、出し入れし研究したい、例えば結晶学者の場合、直方体( 板1)とストロー管状( 沈下棒33) 内空洞に液体なく気体(空気)と共に収納し、凹凸が生じないよう容器に入れた時に液体に漏れないよう上辺に透明なキャップ、透明なスライド式蓋、透明なネジ式栓を付加しても良く、スケルトン状に中の裸宝石を陰なく球状360 度全方向から観察鑑賞兼、裸宝石を出し入れ可能となる。私の知る限りでは鉱物・宝石・結晶学等研究所、あるいは宝石売買取り引き場では、裸宝石含む鉱物は、不透明な薬紙やビニール袋に包んだり、不透明なダンボール製小箱に収納したり、プラスチック製の下部が不透明で綿や合成樹脂性クッション上に裸宝石を収納し透明なキャップで栓をする以外の保管方法は見たことはない。空洞ある全透明素材の直方体(沈下板1 )とストロー状円柱(沈下棒33)内を空洞とし数百〜数千種ある裸宝石(研磨鉱物・原石含む)を収納すれば、お洒落に飾りながら直方体の本同様に棚に立て整列させたり、机上に並べられ比較、又積み重ねることも可能となり、ストロー管の場合は、飲食店で使用されるストロー建て同様にコンパクトに束ね収納でき、直方体でもストロー管状でも一度に多くの裸宝石を見比べられ、いちいち不透明な紙や箱から出し入れする必要なく、裸宝石を汚染させることもなく、整理整頓し易くもなる、と同時に一見しただけで判別出来るよう種属や色彩ごとに区分けしたり又、裸宝石の収集兼インテリアともなる。
又、(容器2 )と(円柱型容器35)1 つに対し、複数の裸宝石入り(沈下板1 )と(沈下棒33)を揃え、気分によって取り変えることも可能となり、容器内裸宝石と沈下板棒内裸宝石の色彩が異なれば宝石のカラーセラピーのアイテム(道具)ともなる。
[ 実施可能な第9事項の詳細説明]
前記スタンドに沈下させる上下動体とする板棒底面に、ロゴマーク・サイン・絵柄・名前・数字・文字キャラクター等を印鑑状に凸凹に彫れば、朱肉を使用しない芳香等、充填する液体効能のスタンプとなる。
液体を吸収する紙や織維質の名刺・メッセージカード・メモ・手紙等に朱肉より深く次第に染み広がり後に乾燥、刻印液体効能をフィルターにアピール可能となる。又、凹凸スタンプがあってもなくとも香水なら容器内液体から抜き上げた板棒に凝集付着する液体数滴を手の平や手首等どこにでも直接触れることなく滴下可能なので、板棒・容器・液体・裸宝石を汚染させず清潔に保つことができる。
又、市販の消毒・除菌や殺菌のアルコールやエタノール等を液体と一緒に添加し撹拌すれば、スタンプに使用しても減菌し、液体をある程度は腐敗させることを遅延できる。又、揮発性のアルコールやエタノールを添加すると蒸散を加速させ、辺り一面を常に芳香消臭防虫可能となる。
[ 図14-1〜2 の詳細説明]
立方体(正6 面体)と直方体(直角4 角形柱)は、「前後/ 左右/ 上下」の各面が平行となる。全6 面の4 角は直角であり、2 面が交わる12辺、3 面が交わる8 角も直角である。これを透明素材とすると6 面中どの面を正面としても対極面となる後面は透過面、この時の上下左右内面は全反射のトンネルとなり又、上下と左右内面は平行の合わせ鏡(全反射)となる。
この状態での上面からは下面が透過面、この時の前後と左右内面は合わせ鏡の全反射トンネルとなる。
本発明モデル1 はこの現象をテクノロジーとする鏡不用なトリックアートの万華鏡となる。
(図14-2)は、直方体とした(沈下板1 )を直に紙平面アルファベット上に乗せた時に上面から覗いた場合の展開図であり、この時、上面からは下面下アルファベットを(板下面下文字44)のようにそのまま透過するが前後左右内面は全反射鏡面(図14-2-45 〜47と46の対極面)のトンネルと化し、前後左右面外背景は透過不可(全反射は反射率100 %)となり、アルファベットを反転屈折する(図14-2の内45と47)の前後内面の高さ63mmに対し(板下面文字44)幅は8 mmなので7.875 回、(図14-2の46と合わせ全反射鏡となる対極面)の左右面高さ63mmに対し下面下横55mmなので1.145...回と各内側面がアルファベットを反転屈折を繰り返す鏡像として映る。実際は、(透視図=絵画の遠近法)として見えるが(沈下板1 )上面横55mm×幅8 mmのどの位置からどの角度からもグルリと覗け、透視図は変化するので展開図として表現した。又、実際は紙上二次元平面アルファベットではなく、大気中より盛輝する液体内に没した裸宝石が密に積み重なり乱反射する(容器2 )底から(沈下板1 )下面下間の「高21×横57×縦9 (mm)=容積10.773立法センチメートル=比重1 の裸宝石のみの場合10.773g(53.865カラット)の体積だが、裸宝石と液体は混在することになり、合わせて1 gの1 円玉に換算すると10枚強の質量の総体積となる」の光が入射し液体に盛輝する裸宝石の三次元立体充填映像が透過反転を繰り返すことになるのだが、裸宝石が反転反射しても解らないので、あえて反転が解かるアルファベットとして表現した。又、平均瞳孔直径は眩しい時は1 〜2 mm、平常時3 〜6 mm、暗所では7 〜8 mmと拡大縮小するが、(沈下板1 )上面幅8 mmから覗くと(沈下板1 )内部が拡大して良く見え(沈下板1 )外部は眼球を移動させない限りは眼鏡を掛けた時と同様に、(図14-2)展開図以外はあまり視界に入らなくなる。よって万華鏡(チェンバースコープ)を覗くと同様に裸宝石が乱反射する三次元立体充填映像が(沈下板1 )内全反射トンネルに三次元立体充填像として浮上し映ることになる。
通常の万華鏡は、光が屈折しない空気内で鏡を使用するので二次元平面充填映像だが、光が屈折する(=ブレーキが掛かり放射する)透明素材内で生じる全反射万華鏡内は三次元立体充填映像と化する。
又、実際の鏡を使用する通常の万華鏡は光を入射不可であると共に、通常は不透明な筒内に鏡は隠してある為、覗くと暗く、外からはそのメカニズムは観察不可である。対して本発明は光の屈折率の高い透明素材のみを使用する為、全反射面も含め光の屈折率の低い大気中のどこからでも光は入射し(図14-1-42 )のように透過も可能で、常にスタンド全体が明るく鏡を必要とせずに通常の万華鏡と同現象以上が起こるメカニズムはトリックアートとして観察、観賞できる。又、通常の鏡の反射率(±95%)より全反射率(100 %)の方が高い。さらに、万華鏡は1 つの穴から覗いて始めて二次元平面充填映像を楽しめ又、回転させると覗く穴と対極面のチップ(テレイドスコープの場合は背景)が移動し模様を変化させるが本発明は(図14-1)のように覗かなくとも8 ×55mm面の(板上面41)水平上面方向からは遠近どの角度からでも常に(沈下板1 )下部の裸宝石三次立体充填映像が浮上するかのように実際の裸宝石同等の100 %の鏡像としてクリアに浮上させ映る。又、(板上面41)のどの場からどの方向へ覗いても、あるいは遠方から視界に入っても本発明ではスタンドを左右上下斜めに傾けたり回転させると(裸宝石は万華鏡チップのように移動しない)、あるいはスタンドを動かさなくとも視点を変えると、1 粒ずつの裸宝石も本発明内では透過と全反射のレンズ、あるいは鏡面反射が生じ、入射光に対し個々1 粒ずつがめまぐるしく変転することで各裸宝石が乱反射し合う光のハレーション模様は万華鏡のチップとは異なる形で多彩に変化する様相を楽しめる。
(図14-1)は(板上面41)より水平上方からは遠近どの角度から可視しても(上記のように真上からは下面下をそのまま透過、前後左右内面は全反射トンネル化し下面下三次元立体充填映像を反転し繰り返しながら浮上させる幾何学的鏡像となる)常に(沈下板1 )下面下のアルファベット(実際は裸宝石三次元立体充填映像だが、裸宝石は反転しても解かりづらいので、あえて平面アルファベットで表現した)が浮上して映ることを示唆したイラストである。対して(板上面41)より水平下方からは(図14-1-42 )は背面外を全透過することとなり、この正面から観た時の(上下左右内4 面全反射トンネル43)の4 面は全反射トンネルと化し、鏡面となることで(板上面41)の裏面からの上外風景は隠れてしまう。即ち、(板上面41)面に対し水平線とするどの境界ラインより上方からは上記のようにアルファベット(=裸宝石三次元立体充填映像)が遠近どの角度からも浮上して映るが、(前記境界ラインより)下方からは浮上していたアルファベット(=裸宝石三次元立体充填映像)は消滅したかのように映り、上記のように(板上面41)裏側は鏡面と化するトリックアートとなる。
(沈下板1 )の上面でなく(板上面41)以外の前後左右外面から(沈下板1 )下内面を観る時、裸宝石が漏れずに乾いている時、(沈下板1 )下内面は全反射する鏡面となり、裸宝石は透過せずに隠れることになる。光の屈折率は「空気(1.0 強)」<「水(約1.333 )」<「アクリル(±1.49〜1.53)≒ガラス(±1.43〜1.84)」と順じて高くなる。よって屈折率の高い(沈下板1 )透明素材内部の(前後左右外面から観た時の)下内面は、下内面下部の空気へと下面境界線は透過せず全反射鏡面となり、(沈下板1 )下部の乾いた裸宝石を隠すことになる。
(容器2 )内に充分液体が充填されている時、裸宝石は液体に全没し(沈下板1 )下部も液体が存在している。この時、空気と液体での臨界角は、あたかもブラインドを開閉するかのように変化する。即ち裸宝石が液体に全没している時、前後左右外面から見る(沈下板1 )下内面はおおむね実験に使用したアクリルの場合±50度以上からは全反射が解除され、液体に没し煌めく裸宝石が透過して映る。±50度以下から観ると観えていた裸宝石は突然ブラインドが閉じるかのように全反射が生じ隠れる。この時、裸宝石と(沈下板1 )下面下間に屈折率の低い空気はなく屈折率の高い液体が両者に凝着付着していることで、臨界角は±50度で変化したことを意味する。(ちなみに光の屈折率が1.333 …の純水の場合はスネルの法則では、水から空気へ光が向かう臨界角は48.6度となる。)
別表現すると、二次元平面紙上アルファベットを水に濡らすとアルファベット紙内の空気は抜け水で膨らむ。この上に(沈下板1 )を乗せると(沈下板1 )下面下に水は凝集付着し、全反射と透過のブラインド開閉様同現象が起こる。即ち(沈下板1 )に対し前後左右外面から斜め下に見る濡れたアルファベットは±50度以上からは透過して見え、±50度以下からは全反射に転じ見えなくなる。又、乾いたアルファベットの場合(沈下板1 下面下とアルファベット間に空気が存在する時)前後左右の斜めどの角度から見ても前記±50度(素材により誤差が生じる)の境界はなく、アルファベットは(沈下板1 )下内面が常に全反射することで見えない。
この現象(トリックアート)が生じなくなった時、即ち±50度以上から見ても(沈下板1 )下内面が全反射し裸宝石が見えなくなった時、(容器2 )内の液体が枯渇し始めたことを意味し、この時液体を再充填する1 つの目安となる。
よって、A.(板上面41)の上方全方角から見降す時は裸宝石が浮上するかのように映り、(沈下板1 )下方全方角から見上げると(板上面41)裏内面は全反射と化し鏡像裸宝石は消滅する。B. 充分液体が充填されている時、おおむね前後左右外面±50度上方全方角からは板下内面全反射が解除され裸宝石が姿を表し、前後左右外面±50度以下全方角からは裸宝石は隠れ全反射鏡面と化する。C.裸宝石上面が乾き液体が枯渇する時、前後左右外面の全方向から斜めに見降ろしても(沈下板1 )下内面は全反射鏡面となり裸宝石は隠れる。この前記A. B. C. は共にトリックアートとなる。ちなみに直方体での全反射鏡面外から濡らした指先を押し当てると凹凸指紋は魔法かのように全反射も凹凸となり対面以外の±50度角の境界上の、どの斜め角度から可視しても指先指紋のみ全反射は解除され透過して映るが、対面以外の±50度下方全方向からは全反射が生じ凸凹指紋は観えなくなる。対して乾いた指先を押しあてても対極となる上面以外は全反射が生じ、どの角度から観ても全反射は解除されず指先は透過せず観えない。これらの現象は全反射に必須な種により異なる光の屈折率・臨界角・入射角・反射角・屈折角を学習する教材となる。
この現象は光ファイバーケーブル同様、中心部コアの屈折率が高く外周クラッドの屈折率を低くすることで両境界側面が全反射トンネルと化し、光源情報を反転屈折させながらコアを伝って遠くへと伝達、さらにクラッド外周を保護皮覆するテクノロジーと同現象(但し、本発明は被覆しない)である。本発明に於ては、(沈下板1 )のコアに相当する透明密素材と裸宝石の屈折率は高く、外側のクラッドに相当する液体と空気の屈折率は低く、(沈下板1 )下面下の煌めく裸宝石の立体映像は(全反射トンネル内を伝達する)光ファイバーケーブル三次元立体充填光信号に相当する。又、本発明は光ファイバーケーブルのような皮覆はない為、外光は入射も透過もスタンド全体内部が明るいスケルトンとなり全反射トリックアートと鏡を使用しない裸宝石万華鏡の両カラクリをスケルトン状に観察鑑賞できることを実現可能とした。(沈下板1 )のみならずモデル1 も2 も他の型としても、皮膜なく全体内外がスケルトンと明るいことが本発明と鏡を必要とする万華鏡や皮膜を必要とする光ファイバーケーブルとの違いであると共に、電力を使用しないトリックアートも含め内外で起こる様々な現象メカニズムをスケルトン状に観察観賞できる。又、光ファイバーケーブルは光源から発っせらる光情報であり、光速かつ粒子でも波でもある光は反転屈折を繰り返す様子は解らないが、入射光と液体気体が変幻する凹凸モザイクレンズに盛輝する裸宝石三次元立体充填映像は静止状態を反転屈折させ伝達させるのでその様子を明確に観察観賞が可能である。また、皮覆のない透明光ファイバー電灯は電力を使用するが、本発明は外からの入射光をテクノロジーとすることで電力を使用しない。
又、透明窓ガラスのように透過面を最大とするには同表面積同質量の立方体より直方体の方が良く、万華鏡とする(沈下板1 )幅は8 mmであり、最大瞳孔平均径8 mmに合わせ又、8 mmあれば持ち易く、通常のガラスと比較するとアクリル樹脂は加工し易く透度が高く/ 比重はおおむね低く/ 耐衝撃強度は±10倍以上高く/ 万一破損してもガラスのように分解されにくく又、10段階モース硬度は「天然水晶>通常ガラス>通常アクリル」に順じ低くなるので様々な低硬度(真珠硬度3.5 〜4.0 含)の裸宝石も傷付きにくい為、モデル1 の素材はガラスよりアクリルの方が適しているのでガラス素材よりアクリル素材で造る方を奨励する。
(沈下板1 )サイズを「高63×横55×縦幅8 (mm)」の直方体とした別根拠は、(容器2 )上開口「横57×縦幅9 (mm)」に対し、(沈下板1 )を合体させた両間に液体が浮上可能な隙間は「前後は平均05、計1.0/左右は平均1.0 計2.0 (mm)」幅の長方形枠高34mmの空間であり又、この隙間に(実験1 )で述べたように一担上昇した液体は凝集付着残留し滴下せず(図3-12-1〜5 )のような模様を描くことになる。又、収納可能な裸宝石は最少2 mm以上最大9 mm以下の範囲のいかなる種・型・大きさ・色彩でも花束のようにバラバラサイズを混在させることが可能となる。又、(沈下板1 )と(容器2 )空洞を同表面積の正6 面体とすると、正後面からの可視可能な裸宝石量総合面積は少なくなり奥行きが深く、長方形柱とすることで、可視可能な裸宝石量総合面積は大となり又、奥行きは薄くなることでより光は入射し透過、裸宝石は明るく映ることになると共に正6 面体とすると、積み重ねた裸宝石上を平坦に馴らすことは困難となるが、長方形柱とすると、積み重ねた裸宝石上面長方形の方が平坦に馴らすことが(揺らしたりすると)容易となることで、液没した裸宝石上と水平となる施した場合の(留め具/ フック10)に直に乗る(沈下板1 )も水平と成り易くなる。(但し(留め具/フック10)は施さなくとも良いオプションである)
又、最少2 mm以下の裸宝石はカット研磨が困難であり又、板と容器間隙間前後最大1 mm幅、左右最大2 mm幅に裸宝石が入るとつっかえて板棒・容器・裸宝石が破損傷し兼ねない。さらに(容器2 )内に収納不可となる最大9 mm以上の希少裸宝石は高価であるが、同種同カラットの例えば3 mm×3 粒=計9 mmの方が安価となり9 mm1 粒より同カラットの3 粒の方が本発明では面角が多くなるに比例し乱反射は増加、ハレーションする範囲も分散し拡大、光源と対極に落ちる裸宝石をフィルターとする影は、同カラットの1 粒より複数粒の方が総表面積は細分化することで煌めきは大となり、スタンドを前後左右斜めに傾けたり回転させたり揺らすと、液体中で有色不透明石は大気中より盛輝し面角の光の反射率面積は増加、又、透明・有色透明石は透度を増しよりモザイクレンズ化することにより石内に生じる透過エリアと全反射エリアが、いずれの裸宝石もめまぐるしく変転することも相乗し、あたかも(影)は立体的な細氷(ダイヤモンドダスト)のように(光源の角度に比例し)密に短くなったり粗に長くったりとキラキラ太陽光線内で白雪が舞うスノーダストかのように(例え影が二次元平面に落ちた場合でも、ダイヤモンドダストのように輝く影はあたかも三次元立体映像のように錯視してしまうトリックアートとなる)投射される美を観賞することになる。有色透明石の場合は時にその色に染まる光の影となり、例えば光の三原色であるレッド・グリーン・ブルーの有色透明石を混在させるとそこにはないはずの虹色や白色と化する立体ダイヤモンドダスト様の錯視トリックアートのハレーション光影となる。
本発明に適合するモデル1の分離した斜視図である。 モデル1の合体斜視図である。 モデル1に生じる様々な液体模様とカラクリ正面図である。 モデル1の容器下部内の接近拡大図である。 モデル1のカラクリを表現した横図である。 モデル1内側にロゴを彫り刻み、液体模様が浮き出す斜視図である。 モデル1に毛細管現象する液体が、彫り刻んだロゴに模様を描く斜視図である。 本発明に適合するハート型の上面図である。 毛細管現象するパイプを空けた上面図である。 モデル1をアレンジした名刺&カード類スタンドの斜視図である。 アクセサリーをモデル1にデコレーションした斜上正面図である。 本発明に適合するモデル2全パーツの分離合体正面図である。 モデル2のカラクリと接近拡大正面図である。 モデル1が全反射万華鏡と化する斜上面図と展開図である。 暗闇内で正面から光を照射した時に生じる(図13-1)のハレーション模様である。 水平としたモデル2をフィルターとし、夜景光源を覗く光の施回模様出現、横正面図である。 アクリルを凹凸湾面とした、全反射トンネル内、光の分光図である。 1・2・3・4・5・6・アクリルを凹凸湾面とし覗く「近〜遠」光源に生じる光の分光スペクトルドップラー効果、全反射万華鏡図である。 アクリル凹凸湾面から覗く光の全反射万華鏡展開図である。 黄金比螺旋にあてはまるモデル1の正面図である 6角形幾何学模様にあてはまるモデル1の正面図である 黄金比三角形にあてはまるモデル1の正面図である。 黄金比螺旋と黄金比二等辺三角形と正5芒星に当てはめたモデル2正面図である。 ベシカパイシスに当てはめたモデル2正面図である。 ヒボナッチ数列に当てはめたモデル2正面図である。 1・2ABC・3・本発明素材に活用可能な覗くと光条する4・6・8光条や幾何学模様の刻み線イメージ図である。
[ 全透明素材とするモデル2と図12〜13の詳細説明]
棒側: 全高190 mmの凹凸ある上下動体である円柱。(蓋部32)と繋がる上部(つまみ13)は容器側に入らず栓の役割を果たし液体に濡れない。容器側に入り液体に濡れる(沈下棒33)の高さは110 mm、外経10mmです。
☆容器側: 全高130 mm外経は14mmであり、素材の厚み1.5 mmを引くと容器内空洞高は128.5 mmとなり内径は11mmです。
よって棒側を容器側に挿入した時に生じる両間狭間は、((水圧気圧発生部34)の凹エリアと棒側下部凸半球型、容器内底凹半球型を無視すると)「容器内径11- 棒外径10=1 (mm)」の半分である平均0.5 mm幅の輪状空間が棒挿入部高110 mmとなり、この容器内壁と棒外壁間に(沈下する棒重量により)充填された下部液体は押し上げられ浮上、(図13)のような液体模様を描き、(実験1 )で示したように両間に液体は凝集付着し滴下しないと共に、棒と容器間が0 〜1 (mm)とぐらつき拡大縮小することも相乗し毛細管現象も生じる。
又、容器下部に収納される裸宝石量は「容器内高128.5 −棒挿入可高110 =容器下部に生じる空間高18.5(mm)」となる「高さ18.5mm容器内径11mm」の空間容積1.758...立方センチメートル以下を上限とする。よってモデル2 に使用可能な裸宝石は最大全長部上限18.5mm×最大外径上限11mm以内の大粒1 粒〜最短全長が1 mm以上(容器内壁と棒外壁間は最大1 mmと傾くので1 mm以下の裸宝石が両間狭間に侵入するとつっかえ、棒・容器・裸宝石は破損してしまう)のいかなる種型大小・色彩のバラバラサイズの裸宝石をカラフルな花束かのように色合い良く、又は同種・同カラット・同表面積・同色彩・同型の裸宝石でも最大1.758...立方センチメートル以内に積み重ねることが可能である。比重1 の裸宝石1 カラット0.2 gに換算すると約8.79カラット=1.758...gとなり、1 gの1 円玉2 枚弱の重さと総面積体積となるが、実際は積み重なる複数粒の裸宝石とすると裸宝石間に狭間が生じ、その狭間に充填された液体が侵入することになるので、収納可能な裸宝石カラット数は前記カラット数より少なくなることになる。
前記裸宝石量以内であれば、棒下部と裸宝石は触れることなく棒側・裸宝石・容器側の三者は破損傷し得ないが、「高さ18.5×外経11(mm)の最大1.758...立方センチメートル」と限りなくボリュームある方が、説明されずとも多くの方々が一見しただけで誰もが裸宝石であると(遠近外下方真下からも含め球上の360 度どの方向から可視しても)説明されずとも自ら裸宝石と気付けるので少量より良い。
又、裸宝石を収納後に充填する液体が、下部裸宝石間を満たし又、溢れ出さない液体量は(裸宝石の大小と形状、数量にもよるが)おおむね3.0 cc、1 gの1円玉、3枚程前後であり、(水圧気圧発生部34)の凹部と裸宝石間液体を除き、浮上する最大液体量は(容器側内直径11mm×高110 mm=10.453・・・cc)マイナス(棒側外径10mm×高110 mm=1.814 ・・・cc)であり、収納された裸宝石最大高18.5mmから30mm高部とした(水圧気圧発生部34)凹部中央辺までの液体充填量以下なら溢れこぼれない設計とした。(図13-1)の状態で(図13-2内の蒸散する為の溝線41)を彫り刻んだ場合は辺り一面に常に液体が全枯渇するまで蒸散芳香等することになるが、彫り刻まない場合は濡れることのない(つまみ13)を数センチ上げ回転させたり抜き差し時のみ蒸散芳香等を楽しめ、又、(沈下棒33)を容器から全部抜くと(容器内に充分液体が残っている場合)液体に触れていた部分に凝集付着している液体は、(沈下棒33)下端に集合し(軽く振ると)数滴程、手の平等に触れることなく清潔に滴下可能である。
このように蒸散したり香水を滴下させたりすると液体量は減少するものの、一担浮上した液体は(実験1 )で示されたように裸宝石間に気泡が生じても「前に述べた平均0.5 mm輪状空間×高さ110 mmの隙間」に凝集力により付着することで滴下せず(図13-1)のような液体と気泡と、一担内部で気化した水蒸気が再度液体に還元する水滴がコラボする、光が透過し映える模様が生じる。又、蒸散が進行(液体が減少)すると(図13-1)の模様を残し(温度・湿度にもよるが)序々に「裸宝石・必ず裸宝石全面角に凝集付着する液体・裸宝石に必ず凝集付着する液体間に生じる気泡」の三者はレンズと化し、互いに三者が三者をより乱反射する場が増加、「前記三者全体が1つのモザイク凹凸レンズ」と序々に化していくことで、光を収束膨張させる(図15)49下部裸宝石エリアのような透明素材と共にハレーション現象を起こすことになる。
即ち、容器側下部に密に積み重なり収納された複数粒とした場合の裸宝石全面角は液体に濡れ透度を増していて、次いで蒸散が進行し、裸宝石間液体内に気泡が序々に増加しても、裸宝石全面角に凝集付着する液体は(実験によると上部液体模様の方が最初に気化消滅した)全枯渇する直前まで裸宝石全面角に残留付着し続け、「複数粒裸宝石・液体・気泡の三者は密なる1つの円柱凹凸モザイクレンズ」と化し、同サイズの大気中の裸宝石1 粒以上に乱反射する。又、大気中の前記サイズ18.5×11φ(mm)の一粒裸宝石は大粒であり、全面角を濡らし真空中に、あるいは透明ピンセットで大気中に漏らし浮かす時のみ有色無色両透明裸宝石は陰なく透度が増し有色不透明裸宝石の場合、全面角が光を鏡面反射させる場が増加することにより、どの角度から可視しても(無色、又は有色透明宝石の場合)背景透過と全反射しながら入射光を折屈反転収縮膨張する様を、(有色不透明宝石)の場合は光源を全面角がより強く鏡面反射させる様を楽しめると同様、モデル2 は(そのような真空中で濡らしたり透明ピンセットで挟み大気中に漏らし浮かす必要なく、容器側上部、又はスタンドを持ち液体がこぼれない範囲に傾けたり回転させたりすれば球状360 度どの角度からも大気中より盛輝する液体内の裸宝石は可視可能)観察観賞する美が生じることになる。
又、(沈下棒33)を全部容器から抜くと、それまで模様を描いていた液体(図13-1)は、最下部裸宝石間へ落下、裸宝石間液体内に生じていた場合の気泡を前記模様と共に消滅させる。が、再度上下動体である(沈下棒33)を(容器35)に完全に挿入すると(水圧気圧発生部34)が、下部裸宝石間液体をブクブクと撹拌させ、液体は容器上辺まで再度浮上し、一担浮上した液体は凝集力で滴下せず、再度新らたな(図13-1)のように液体と気泡模様を描き、再度裸宝石間液体内に気泡を生じさせる現象を起こすことになる。「※但し(水圧気圧発生部34)を施さなくとも水気圧は発生する。」
(図13-1)のような液体模様が描かれなくなり、下部裸宝石面角が乾燥し始めた時に液体を再充填する目安となり又、時に裸宝石が乾燥する程に液体が減少した時に、定期的に沈下棒・容器・裸宝石は食器同様に洗浄し清潔に保つことを奨励する。又、モデル2 を試験管やビーカー等に使用される強化理化学ガラスを素材とした場合、煮沸消毒が可能となる。
(図12-2合体図)には、モデル1 同様に液体に触れ汚染させ得ることなく(スタンド36)上面とスタンドより高い容器上部等に指輪・ピアス・ブレスレット・ネックレス等の(アクセサリー38)を傷付けることなく引っ掛けたり安置させることが可能で、(アトマイザー39)等の香水瓶やアロマビン、あるいは大切な宝物等をデコレートするケース台ともなり又、(モデル1 も含め)文鎮ともなる。実験によると、この状態でモデル2 の(つまみ13)を持ち垂直に抜き差ししたり、少し抜き軽く回転させたりと辺り一面に芳香させたり、あるいはモデル2 の容器ごとスタンドから抜き差しして個別に使用しても、乱暴に扱わない限り、(スタンド37)が転倒しない程、安定している設計であることを確認した。又、全透明密素材とする(スタンド37)は前面と後面は壁面なく風が通り抜け、左右上下面は一周する壁面があり、強い風速や突風いかんによっては転倒する場合が生じ又、円柱である棒と容器は純水を充填した凹凸円柱型ペットボトル同様、虫めがねが陽光を収れんさせるかのようにレンズと化するので、火災が生じる可能性はゼロではない為、転倒や火災が生じないように置き場所を考慮することを奨励する。
モデル2全体を凹凸円柱レンズとした根拠を以下に述べる。
(1)棒側小径と容器側大径の両者合体部が垂直円柱の場合のみ、完全合体させた状態〜両者が分離しない範囲内で浮かせても、両者を(又はどちらか片側を)時間差同方向、又は両者を逆方向に回転数を上げ下げさせながら抜き差し可能となる型は角のない円柱が唯一の型となる。この回転抜き差し行為は、内部液体か撹拌され辺り一面に瞬時に芳香等液体効果が拡散することになり、(図13-1)液体模様をリセットし再度上限まで(水圧気圧発生部34)を施すことにより、より一層(液体模様を)一新することになる。
又、完全に両者を離した状態から両者を合体させる時、棒側下部は凸半球状、容器側内壁は凹円状と両者共に角がない為、両者がどの角度から接っしても破損傷し難く棒側は容器側へ摩擦がほとんど生じずスムーズに入る。又、両者間狭間は平均0.5 mm幅の輪状であり、どちらかの側を傾けても最大1 mmしか移動不可であり、この両間隙間が1 mm以上と大となるに比例しブレ幅は増加、抜き差し回転させる時に破損傷する可能性も大となる。又、棒側も容器側も円柱ではあるものの真円柱ではない為、(技術的に真円柱とするとコストが掛かる)両者の隙間が平均0.5 mm輪状である「余り・空間」があることで片側、あるいは両者を回転させながら真円柱でなくとも抜き差し回転可能となることを実験により確認した。
さらに液体が緩衝クッションとなることも相乗し摩擦を軽減させ又、両者共に破損傷させ難く挿入する角度を気にする必要なく棒下端±1 センチが凹壁湾曲容器に入った後はスムーズにストンと合体させられる。他の型ではこれが不可能である。
(2)モデル2 の「(沈下棒33)(容器35)/ 液体」の三者が合体する円柱は1 つのレンズ(以下、これを「円柱レンズ」とする)と化し、垂直とする(48縦中央ライン)は背面を湾曲透過し、両サイド縦ラインは湾曲全反射の鏡と化することで(図15)のように中央円柱エリアの3 本の縦縞ストライプのグラデーション模様を描くことになる。又、視点と対極の円柱レンズ向こう側背景は、文字に喩えると(円柱レンズ向こう側に)直に触れた文字は膨張し、遠ざけると文字は左右反転、又、遠ざかる距離に比例し反転しながら縮小してゆく。この現象は、例えば水中に潜ると陽光は、どの位置からでも水面裏側に円状(太陽から円錐状に放射される光線が水平水面に対し±直角となる範囲は円状となる)として映りその円状光中心核と水中から上方を見上げる視点は必ず垂直で結ばれ又、深さに比例し円状光は縮小され、いずれの場合も円状光外水面裏側は水中を鏡面反射する全反射エリアとなることに喩えられる。
が、水中から可視する太陽は円状として水面裏に透過して映り、その円状光の裏面外は水中から見上げると全反射する鏡面となるが、円柱レンズの場合は正面中央縦ラインは遠方の太陽等の全光源を縮小反転透過し、その両サイドは左は右、右は左を湾曲全反射(鏡)となることで縦縞3 本ラインと化する。
又、「容器両サイド素材1.5 mm幅2 本」「棒と容器間隙間両平均0.5 mm幅2 本」「棒幅10mm 1本」(これらにも細分化される正面中央縦幅は透過エリア、両サイド縦幅は全反射エリアとなるがここでは無視する)の計5 本の縦縞ストライプが生じ、前記3 本縦縞ストライプを合わせ計8 本の縦縞ストライプが(容器35の幅14mm)に生じることにより、充填された無色、又は単色の液体は濃淡グラデーションとして映え又、円柱レンズ向こう側背景は反転・透過・膨張・縮小・湾曲全反射に加え8 本縦縞ストライプと重なり、よく観察しない限り(背景は)解らなくなることで、充填する単色(無色透明含)の液体は映え(8 本縦縞濃淡グラデーションが生じることで)強調されることになる。又、水中から同じ深さの異なる位置から例えば10人が上を見上げた水面裏陽光円は10人が10人共に視点の垂直上に水面裏陽光円の中心核と結ばれ同じ直径円に映るように、円柱レンズを囲む同距離の10人は、10人共が円柱レンズの正面となり(背景物体の風景・形・色彩・光と影を無視すると)8 本の縦縞模様と満杯時での透明単色液体濃淡グラデーションは同じに映り、鏡不要な三次元充填映像万華鏡の1つとなる。
又、縦縞ストライプ下の液体に濡れた盛輝する裸宝石全面角が、容器と共に回転すると、回転するミラーボールのように乱反射(1 粒ずつの裸宝石も光を鏡面反射・全反射・透過・屈折・分散・拡大・収束・偏光等)し、さらに映えることとなる。
又、光が直進しかせずに分散しない、例えば赤光のレーザーポインターを(無色透明な10粒以上複数の)裸宝石エリアに照射すると、ほとんど外へ赤光が飛び出さない程全裸宝石が集約する1つの光源となり各々が赤く染まる程に乱反射を繰り返し輝く「高18.5×直径11(mm)」のモザイク凹凸レンズと化する。同色の裸宝石と液体でも、これを花束のように他種他様な種色サイズ型の裸宝石と有色無色透明液体とを混在させても、日常光内でも乱反射する鮮やかな(モデル1 も含め)1つの凹凸モザイクレンズとなり、鏡不用な直近の全方向から覗ける、煌めく三次元立体充填映像の裸宝石万華鏡の1 1となる。
[モデル2の16-1図〜3光学的楽しみ方]
諸説あるものの、老若男女問わず以下の平均値として述べる。
1.両眼瞳孔間距離 平均±55〜72mm
2.虹彩円盤直径 平均±10〜12mm
3.水晶体両面凸丸レンズ直径 平均±9 〜10mm
4.光が入射可能な瞳孔円直径 平均眩しい時±1 〜2 mm/ 通常時±3 〜6 mm/ 暗闇時±7 〜8 mmと収縮膨張する
モデル2 を透明理化学強化ガラスを素材とし加工した場合、(容器35)は試験管と同型となり、(図16-1)のように横水平とした(容器35)をフィルターとし双眼鏡やメガネのように背景を観る時、(容器35)幅は14mmなので上記1.〜4.を満たし、眼を細めたり片眼で覗く努力なく、あるがままの両眼で以下を楽しめる。
※[ (図12- 容器側)が円柱内輪状凹レンズであり、背景を三次元立体充填映像と化する詳細説明]
(図16-1)は、内部空洞の(図12- 容器側)を水平とし二次元平面充填映像の(図16- 図上A〜G)紙面に直接乗せ、垂直真上から可視した図であり、下部A〜Gは上下に湾曲縮小するが左右には縮小も拡大もせず、例え10cm〜300 cm(但し、個々人の視力差があり前記数値は私個人の場合であり、個々人がA〜Gを可視可能な範囲の意味を示唆し又、投視図同様にはA〜Gは全方向には縮小する)と、どの真上から見ても下部A〜G縮小映像は変化しない。対して通常の市販されている丸型の外側対極凹レンズは左右も含め全方向に下部A〜Gは縮小し拡大はしない。が、例えば(以下は実験した私個人の数値である)、下部A〜Gと真上視点距離を30cmと定位置とし、前記両者間直線状に水平とした容器側のみを乗直上下に移動させると、下部A〜Gは0 〜±15cmと距離が生じるに比例し徐々に縮小し続け、±15cm点でA〜Gは判別不可な最小点状まで縮小する。次いで±15cmから徐々に上げると比例し容器下部半円凹内側に最小点まで湾曲縮小したA〜Gを残し、容器対極上部半円凸側にほぼ判別不可な線状に(下部A〜Gは)縦方向のみへ湾曲拡大(通常の丸型両外側凹レンズは拡大しない)するA〜Gが映り始め下部A〜Gは前記両者に凹(湾曲)縮小と凸(湾曲)拡大が2重に重複して映る三次元立体充填映像と化する。
次に±15cmから30cmまで上昇させるに比例し、前記上部半円凸に拡大したA〜Gは徐々に明確化、反対に前記下部半円凹に縮小したA〜Gは徐々に不明瞭化と反比例し、メガネをかけると同等の30cm視点直近まで(容器側を)浮上させると下部縮小A〜Gはほとんど消滅して映り、反対に上部拡大A〜Gは(判別不可な縦方向のみへ線状に湾曲する)明確縦縞模様と化し映るものの、いずれの場合も下部A〜Gの最大左右両端幅は縮小も拡大もしないと共に、上(=前)半球と下(=後)半球が合体した同厚密素材の同直径である空洞円柱内部凹輪レンズ(=図12- 容器側)と通常の丸型外側対極凹レンズは共に背景を反転させない。
但し容器内に液体と裸宝石がある時、水平とすると(ともすると裸宝石と共に)液体はこぼれ落ちるので禁止であり、どこか内部に凸レンズと化する水滴が凝集付着していると下部A〜Gや背景は複雑に歪んで映ることになる。
又、可視した時に(図16-1)のように(上下)対極平行太線となる屈折率の高い容器素材が屈折率の低い空気なく密となるエリアは臨界角が生じると輪状に全反射し、光彩を透過不可となりいかなる背景も隠れてしまう。この現象は屈折率の高い密素材一本である(図12- 棒側)を横水平レンズとした(図16-2)では起らず又、(図13-1の合体図)を横水平レンズとした(図16-3)では前記同現象が起こるものの、自ら輝けない色材ではなく彩光源を覗く場合、内部棒側が入射光を縦方向に光条させハレーションを起こすので前記同現象は、ほとんど解らなく映ることとなる。
〔図12- 棒側が円柱外輪凸レンズであり、背景を三次元立体充填映像と化する詳細説明〕
(図12- 棒側)の容器に入る上端から(水圧気圧発生部34)までの円柱部±80mmを(図16- 図上のA〜G)に直接乗せ真上から見ると、A〜Gはそのまま同方向に上下湾曲拡大して映るが、下部A〜Gと棒側を数mm離すと下部A〜Gは上下反転湾曲縮小に転じ、徐々に離すと比例し下部A〜G反転映像は、より縮小する。対して下部A〜Gの総横両端幅は反転してもしなくとも縮小(但し透視図同様には縮小する)も拡大もほとんどしない(図16-2)のように見える。
このことは、通常に市販されている両側(裏側)の丸型凸レンズ以上に、横水平とした円柱凸レンズ(−図12- 棒側)の上下縦方向の屈折率は高く、対して左右横方向の屈折はほとんどしないことを物語っており、即ち背景は反転してもしなくとも三次元立体状に湾曲して映ることとなる。
又、枠がない為に円柱凸レンズ(=図12- 棒側)は空中同定位置で回転させることが可能で、例え回転させても背景の映り方は変化せず又、転がすことも可能で、例えば二次元平面1 ミリ刻み方眼紙の上で転がすと下部方眼紙は三次元立体湾曲として映ることが良く解る。
よって通常の丸型で凹と凸レンズは背景全体を等しく拡大縮小させるので光柱現象は起こり得ないが、横水平とした円柱凸レンズを眼鏡を掛けるよう背景光源を覗くと必ず三次元立体状に上下湾曲光柱化して映ることとなる。
但し、円柱凸レンズ(=図12- 棒側)が漏れている場合は液体滴化したり、揮発し眼を痛める等の可能性が生じるので禁止である。
※〔(図13-1)が円柱輪状凹凸スリット三重合体レンズであり、背景を三次元立体充填映像の鏡不用な光柱万華鏡と化する詳細説明〕
(図13-1)の合体図を横水平(以下この状態を単に「合体レンズ」とする)「(容器側円柱内凹レンズ)と(棒側円柱外凸レンズ)の両素材」より「前記両間に合体時に生じる
円柱輪状平均0.5 mm幅のスリットと化する内部の空気と液体」の屈折率は大(強、高)な為、入射光は複雑円輪縦状に回転し続けることとなる。即ち棒側のみだと入射光は臨界角が生じるエリアは輪状に全反射し密素材内で一重に回転し続けるが、合体レンズ内では屈折率の低い空間スリットが生じることでより複雑に干渉輪状全反射回転し続ける事となる。又、容器側のみだと臨界角が生じるエリアは、屈折率の高い輪状密素材内ほぼ対極辺の二重に全反射するものの、入射光は回転し得ない。
例えば、合体レンズをメガネを掛けるようフィルターとし常に光彩が変化するテレビ画面や白黒文字、多色彩のイラスト静止画やいかなる立体風景でも全背景は上下縦縞模様と化して視界に入る実像は(図16-3)のように判別不可となる。
又、入射時の光度と入射角、色彩の明暗大小強弱濃淡にもよるが、例えば背景縦方向の上中下の色彩が異なる三色の場合、合体レンズに入射すると複雑に施光し光の三原色と色材の三原色効果が相乗し(異なる三色は)融合するほぼ単色に変化する。対して横方向の異な上中下の三色の場合は、合体レンズは円柱な為に融合しないが異なる前記三色の横コントラストの(例え横上中下点でも)合体レンズ内に入射すると横円柱上下最長幅に施回して映ることとなる。一例として縦横10マス一辺2 cm正方形のチグハグ白黒チェッカーボート(20×20cm)から1メートル離れて合体レンズをフィルターとし見ると縦境界線は不明瞭となり、横境界線はほぼ完全消滅し、横幅は変化しないが縦幅は長くなる長方形と化し又、白と黒が混色融合するチェッカーボードはほぼ灰色一色と化することになる。又、いかなる背景でも(平均0.5 mm幅輪状柱スリット空間)内の「屈折率が低い空気」<「屈折率の高い有色含透明液体」は、合体レンズを回転させると背景は上下左右斜めへとランダムに歪み縮小拡大しハレーションしたり乱反射、有色透明液体の場合はその色彩が出現したり消滅したりとめまぐるしく変化する。そして(実験1 )で証明したように前記スリット幅平均0.5 mmは液体が凝集付着する範囲なので水平としても液垂れせず又、裸宝石は容器と棒間下部隙間から移動不可である。
(図16-3)は又、点滅と移動、遠近強弱、正面と上下左右、暗闇以外の全色のいかなる大小型の夜影全光源を合体レンズを双眼鏡のようにフィルターとして覗いたイメージ図でもあり、中央辺上中下入射光は乗直、左側から入射する上中下光は右側へ湾曲、右側から入射する上中下光は左側へ湾曲するものの、全光彩は施光回転し続け光柱と化する。
この事実は、例えば3 mm幅平行縦縞線を内側とした一変80mmの薄い二次元平面充填映像正方形紙の上下端を合体レンズと同じ幅である1.4 cm平行とし空け曲げると、前記1.4 mm幅間から覗くと、対極最長内側は半球状となり、正面は垂直、左側は右、右側は左へと正面垂直線から離れる線に比例し大きく内側へ湾曲する三次元立体充填映像と化する。と同様現象が起こる合体レンズは光柱三次元立体映像を見ることのできる、鏡不用な万華鏡と化することを発見した。
補足説明として例えば小さな光源に対し水平とした眼を細めると、降り移動する上僉下端が瞳孔上部を隠す時、上僉下端がスリットとなって入射光は屈折し上方へと光柱化するが、移動不可な下僉は瞳孔下部を隠せないのでスリットとはなれず下方へ屈折不可(=下方へは光柱化しない)となる。が、本発明「回転可能な凸凹スリット三重複雑円輪状全反射施光有色含透明円柱」合体レンズは、眼を細めなくとも明るい昼でも夜景光源でも全背景は上下に光柱する。内部輪状柱の屈折率の低いスリットがある為、双眼鏡を覗くと同様とすれば、鏡不用な円状複雑全反射する三次元立体充填映像のいかなる光源光彩色材でも光のない暗闇以外の上下に光柱するメガネを掛けると同様に巨大スクリ―と化するトリックアート万華鏡と化する。
[ モデル1(土台3)/ モデル2(スタンド37)の全反射スペクトルトンネル]
(図1-土台3 )サイズは「高5 ×横89×縦55(mm)」の6 面12辺8 角が全直角の6 面体長方形柱(直方体)であり、どの6 面から覗いても(覗く面に対して)側内面となる上下内面と左右内面は平行の全反射合わせ鏡となる(以下、これを「全反射トンネル」とする)
。この全反射トンネルを覗くと、覗く面と平行となる対極面から入射する光はトンネル内上下左右内面に反転屈折反射(例えば文字の「あ」の場合、上下左右に反転しても確認出来るが、粒子でも波でもある光は反転しても確認不可)しながら通過、覗く面から出射し眼に映ることになる。即ち、後面となる光の入口は覗く出口となり、正面となる覗く入口は光の出口となるが、この時の上下外面に例えば指が触れていても、黒マジックでサインを書いても、上下外面全体に遮光シールを貼っても、実際の鏡不要の全反射トンネルを通過する光は影響を受けない。この素材を透度(光の透過率)の高いアクリルとする場合、大面積の5 mm厚のアクリル板を(土台3 )の小サイズに、「(1 )5 mm厚4 面を切断」後「(2 )研磨、光を反射もし透過もする鏡面仕上げ」の2 工程を要する。
(1)の切断方法は様々で、例えば直線糸ノコや直線レーザーカット、又は金属刃カッターで深溝を彫り後に折る等ではなく、回転円盤型金属刃を使用するテーブルソーやパネルソーを含む電動丸ノコで切断すると凹凸湾曲ギザギザ痕が残り、この凹凸湾曲を意図的に残すべく浅く研磨する、又は(2)の研磨時、意図的にバフ(ウールやウレタン素材の電動輪状回転研磨機)で凹凸湾曲が残存するように研磨する。あるいは(1 〜2 )工程を同時に行える回転式ダイヤモンド円盤カッター直径±14センチで切断すると研磨しなくとも凹凸湾面が鏡面と化する。すると凹凸湾曲ギザギザ残留痕跡研磨鏡面(以下、これを「凹凸湾曲面」とする)に白色蛍光灯を照射すると極僅かにスペクトル(虹色グラデーション)反射する。即ち凹凸湾曲面は、直径12cm規格の円盤型DVD (光ディスク)やCDロム(コンパクトディスク)の記録する側面に光を当てるとスペクトル反射することに似ている。又、この凹凸湾曲面をフィルターに覗く夜景光源は全反射トンネル内でスペクトル放射して映ることになる。対して、電動直線糸ノコで例えば凹凸直線縦縞痕面とすると覗く夜景光源は上下にハレーション、凹凸直線横縞痕面とすると夜景光源は左右にハレーション、凹凸斜め直線縞痕面とすると凹凸方向にハレーションするものの、凹凸直線面をフィルターに覗いても凹凸湾曲面のようにスペクトル放射しない。又、レーザーカットで凹凸なく平坦面としたり、研磨時に凹凸痕を残存させず平坦面とすると、夜景光源はハレーションもスペクトル放射もせずそのまま透過する。
この凹凸湾曲面を(入射角と臨界角と全反射エリアも凹凸湾曲する)フィルターとし大小長短縦×横×高(幅厚)の様々な対極平行直方体面体の全反射トンネルを覗いても、いずれもスペクトル放射は確認出来たが、厚さ5 mmとした(図12-36 〜37収納スタンド)側面でも意図的に凹凸湾曲面とするとスペクトル放射すると共に本発明外の直方体や立方体でなくともアクリル素材に凹凸湾曲面を施せば次項[ 0031] と[ 0032] の現象が起こる。
(土台3 )の場合、凹凸湾曲面は「前後面の高(幅)5 ×横89(mm)」と「左右側面の高(幅)5 ×縦55(mm)」の4 面だが、(土台3 )「高5 ×横89(mm)」を水平正面とし、前面対角線交差点と両眼間中央点を、おおよそ重ね当てる(メガネを掛ける時同等に眼球を傷付けないよう注意する)又は眼鏡越しのように±1 〜3 cm眼球から離し覗いても横89mmあり、両瞳孔間平均距離±55〜72mm/ 両面凸レンズの主に遠近のピントを合わす水晶体直径平均±9 〜10mm/ 主に入射する光の量を調節すべく瞳孔を収縮膨張させる虹彩直径平均±10〜12mm/ の三者を合算すると、両虹彩最長横幅端距離平均±65〜84(mm)となり、(土台3 )前面横幅89mmは満たすので1 つの穴である顕微鏡や万華鏡のように片眼ではなく、双眼鏡や眼鏡のように両眼で覗いても余剰がある為、(土台3 )左右外側面はほとんど観えず全反射トンネル内を迫力ある巨大スクリーンとして観ることになる。又、(土台3 )を水平とする左右側面高5 ×縦55(mm)からも覗くことが可能だが、両瞳孔間平均距離±55〜72(mm)を満たせない場合、片眼で覗くことになる。一方、(土台3 )前面高を5 mmとした根拠を以下に述べる。
厚紙を使用する実験5:(土台3 )上下面と同じ縦55×89(mm)の光を反射もせず透過もしない黒い厚紙1 mm高(幅)を上記(土台3 )高さ5 ×横89(mm)前面から水平に覗くと同条件で一枚ずつ重ねてゆき夜景光源を観た。
(A)1 〜3 枚=1 〜3 mm高では厚紙は半透明な陰として映り、正面向こう光源はいずれも隠れない。
(B)4 枚=4 mm高では、かろうじて厚紙は半透明な陰の横直線として映り、正面向こう側光源はかろうじて隠れない。
(C)5 枚以上=5 mm高以上では、厚紙は半透明とはならず黒陰の横直線として映り、正面向こう側光源は隠れる。
(D)様々な夜景光源(夜月・夕朝日・キャンドルの炎・複数光源の多色点滅イルミネーション・晴れた星空・暗所からの遠近大小多色の光源が密集する高所からの夜街の人工光源等(以下これらを夜景光源とする)でも(A)〜(D)の結果は同じだった。又、厚紙を水平ではなく片眼瞳孔ずつ垂直としても結果は同じで、1 〜4 mmでは光源は隠れず、5 mm以上では左右の光源は観えるが正面の光源は隠れる。
(A)〜(D)を総合すると少なくとも私個人の夜景光源を観る時の瞳孔直径は4 〜5 mmの範囲であり、瞳孔直径中央を1 〜4 mm遮光しても隠れなかった瞳孔直径上下から正面光は瞳孔に入射、網膜に届いたことは、この時の瞳孔直径は4 mm以上であったことを意味し、5 mm以上遮光すると正面光は瞳孔に入射不可となり網膜に届かなかったことは、この時の瞳孔直径は5 mm以下であったことを意味する。但し、(A)〜(D)の結果は、両面凸レンズの水晶体等で光が屈折したり回折する等は、ここでは分析せず光が観えるか隠れるかの単純な結果である。
よって不透明な光が隠れる厚紙と反比例し、光が透過する透明アクリル1 〜3 mm厚とすると正面光が全反射トンネル内に入射し夜景光源は厚紙より明確に映るものの入射可能な光の上下幅は3 mm以内と狭く又、上下面外側が視界に映る。4 mm厚とすると上下面外側が見え隠れし、5 mm厚とすると上下面外側面は(少なくとも私個人は)可視不可となり、夜景光源を観る時の推測瞳孔直径5 mm厚はほとんど全ての上下正面の光源が入射可能となり透過することになる。即ち、横89mmは左右正面、高5 mmは上下正面のほとんど全ての光源が全反射トンネル内に入射する迫力ある巨大スクリーンとして映ることになると共に、後の(0033)で述べる幾何学を基準とする設計に於ての最少サイズである。又、(図12-36 〜37収納スタンド)を5 mm厚アクリル凹凸湾曲面とすると(土台3 )と同等の巨大スクリーンとなり覗くことになる。
5 〜6 mm以上だとより大きな巨大スクリーンとなるが、本発明は高価な裸宝石を使用する為、コンパクトかつ安定感があり設計デザイン上、「上下左右外面が視界に入らない」イコール「覗くと視界のほぼ全域が巨大スクリーン内に収まる」の最小限高5 mm厚がベストと判断したが、設計いかんによっては5 mm高厚以上も可能であり又、本発明外の透明素材を使用するグッズであれば「高5 ×横89(mm)」以上の面積を凹凸湾曲面とすれば応用可能で、例えばおもちゃのメガネレンズ、あるいはカメラやムービーのフィルターレンズに凹凸湾曲面を施しても良い。又、凹凸湾曲面透明(有色透明含)立体シールやフィルムとしても又、凹凸湾曲面立体印刷も可能である。
実験では最大正6 面体アクリルを等分割した「高(幅)50×縦100 ×横100 (mm)」の前後左右側面50×100 (mm)4 面を凹凸湾曲面とした直方体の凹凸湾曲面をフィルターに夜景光源を覗くと、全反射トンネル内は水中メガネ同様全視界がスペクトルトンネル内となり、トンネル外の上下左右内全反射外背影は可視不可となる超巨大スクリーンとなるが、重たく本発明には適さない。この時凸凹湾曲面全反射トンネルで起こるスペクトル放射は直進して映る全光源を中心にスペクトル放射するものの、水平に上げさげするとスペクトル放射の角度は上下左右対称に角度が小さくなったり大きくなったり(狭くなったり広がったり)するが、5 mm高ではほぼ定点となる。又、凹凸湾曲面は極細の円の1 部分が平行凹凸として並走する面のことだが、例えば左向き湾曲と右向き湾曲、上向き湾曲と下向き湾曲、あるいは斜め湾曲等の面のいずれの場合や異なる彎曲方向複合でもDVD データ面のようにスペクトル反射し、フィルターとして覗くと夜景光源はアクリル内でスペクトル放射を観ることになる。
光条/ 分光/ ハレーション/ スペクトルがコラボする三次元立体充填映像の全反射トンネル万華鏡:
水平とする(土台3 )の高5 ×横89mm面中央と両眼間中央を重ね覗く時の上下左右内面が鏡面、即ち全反射面となり又、上下内面と左右内面は共に平行の合わせ鏡となり、前後面は平行の透過面となる透明アクリル直方体、かつ5 mm高の4 面が凹凸湾曲面であること全体を単に「光の全反射トンネル」とここでは省略することとする。
光のない暗所での平均瞳孔径は±6 〜8 mmと最大に膨張する。暗所から、又は明所からも遠方の眩しい光源を観る時の私個人瞳孔径は±4mm 以上〜5 mm以下であった。この時、覗く5 mm高の光の全反射トンネル上下外面は視界にほとんど眼鏡をかけると同様に入らないことになる。又、左右幅は89mmあり、両虹彩端最長距離平均±65〜84mmより長く、光の全反射トンネル左右外面もほとんど眼鏡をかけると同様に可視不可となる。即ち、光の全反射トンネル上下左右外面が視界に入らないことは、視界のほとんど全域はトンネル内三次元立体巨大スクリーンを覗くことになる( 高5 ×横89mm前面) は、ほぼ最小値であることを意味する。老若男女と瞳がブラック、ブラウン、ブルー、グリーン問わず、100 名の方に光の全反射トンネルを覗いて頂いたが、結果は私個人明所からも暗所からも夜影光源を見る時の瞳孔径は4 mm以上5 mm未満と同じであった。
(厚紙を使用する実験5)では、光の全反射トンネル上下面と同サイズの不透明厚紙は高1 〜4 mmでは遮光されず、高5 mm以上から正面のみ横89mm直線として遮光し、正面より上方と下方の夜景光源は遮光されず視界に直接入射した。一方、透明アクリルの光の全反射トンネル内に、入射する光は、不透明厚紙では遮光する正面光は、直進透過、直進透過、視界に入る。又、実験によると、覗く面のみを凹凸湾曲面とするより、覗く面に対し対極面と左右面の全4 面を凹凸湾曲面とする方が、よりアクリル内で光が干渉を起こし強く光彩することを確認した。
よって、裸眼で視界に入る全域を眼鏡を掛けるとほぼ同等に、全反射トンネル内の視野は広がる。但し、眼鏡レンズと眼球間距離に対し光の全反射トンネル前面と眼球間距離がほぼ同距離な時に限る。
真空から大気圏に入射す隕石、あるいは大気中から水中に入射する光は減速(ブレーキが掛かる)することで放電する。重さのない光の屈折率は「真空(1.0 )<大気(1.0 強)<水(約1.333 )<アクリル樹脂(約1.49〜1.53)」と密度(比重)と共に高くなる。よって遠方夜景光源が光の全反射トンネル後面から直角に入射する光は、縦55mmとなるトンネル内最短距離間で、水中より減速放電し続け放射点状に眩しく映る。この現象は、透明な密素材である光の全反射トンネル内は光の三次元立体充填映像の鏡を必要としない万華鏡を化することを物語っており又、空気内で鏡を使用する通常の二次元平面充填映像の万華鏡とは異なることも物語ってもいる。例えばJIS 規格シャープペンシル円柱芯0.5 径×60mmを垂直に観ると0.5 径の点として映ると同様トンネル内直進放電光は点状に眩しく映る。又、(直進しかしないレーザー光線は例外として)通常の光源は円球状に等しく放射している。よって眩しく映る光は直進光であり、後面に対し直角以外に入射する光は屈折、直進光55mm以上より長く(シャープペンシル芯に喩えると斜めに見る棒状に映る)減速し続けることで、中心直進光を中心に放射状に光条、又は分光することになる。(図17)は、光が直進しかしないレーザーポインター1 光源を、光の全反射トンネル前面に直接直角に当て照射、トンネル後面から出光し、±50cm先の黒紙に分光して映った写真を正確にトレースしたイラストである。
光の全反射トンネル内で分散するスペクトルは、直進する光度が高い点光を中心核に上下左右4 方向に放射する角度は必ず十字型各90度となるが、斜め4 方向に分散スペクトル放射する角度は個々トンネルの凹凸湾曲面の円周の大小や方向、凹凸の山と谷の距離差と間隔長短誤差値により±90度と角度が変化するが、上角と下角、左角と右角は常に等しい角度となる。
このことは、光の全反射トンネルが直方体(6 面全面が長方形の直角柱)である為、トンネル内「上下間距離<左右間距離」により、直進光より上下に屈折反転反射する距離は短いので上下分光の高度は高く、直進光より左右方向に分光する高度は低くなる。
直方体でも凹凸湾曲面とするアクリルをフィルターに夜景光源を覗くと全入射光は上下左右と斜め4方向が対称となる幾何学模様に分光することになる。
実験6:光の全反射トンネル内光のドップラー効果万華鏡
「100 ボトル/8ワット/ 直径57mm/ 昼白色」相当のLED 電球の1光源を光の全反射トンネルをフィルターに暗所から覗いた場合、光源と視界(トンネルの長さ55mm含)の距離差に比例し映り方が異なる。
(1)±10cm離れると(図18-1)のように眩しく映りハレーションにより図の透視図境界線は実際はほとんど確認不可となる。この時、スペクトル放射は眩し過ぎてほとんど生じない。
又、10cm距離では電球57mm径はトンネル内に収まらず、分割して映る(図18-1)のイメージのように映る。消灯すると何も映らない暗闇となる。
(2)±50cm離れると(図18-2)のように、光源全体円球が正面に収まり、そのまま透過、上下内面に反転反射せず、左右内面は(虹色状の)スペクトルとして反転反射する。(3)±1 メートル離れると(図18-3)のように左右内面のスペクトルは映らなくなると共に、眩しい正面直進光源を中心にアクリル内滞在最長距離で干渉することで斜め4 方にスペクトル放射する。
(4)±3 メートル離れると(図18-4)のように、直進正面光源球は上下左右と斜め4 方へ重複する8 分割(中心核光含め9 分割)する。と共に、斜め4 方にスペクトル放射する。
(5)±5 メートル離れると、(4)の光源9 分割は(図18-5)のように互いに距離が生じ重複しない幾何学模様となる。又、中央光源球は白色で眩しく、外側へ8 分割する分光球はスペクトル円に映り始める。又、満月や夕朝日を全反射トンネルをフィルターとし覗くと前記(5 )と同じように9 分割し、斜め4 方へスペクトル放射する。
(6)±10メートル以上離れると、中心光源から直角上下左右のスペクトル放射が出現する。斜め4 方のスペクトル放射と重なり8 光条スペクトル放射となり、中心光源も含め9 分割球点は、球点として映らず、8 光条スペクトル放射線の一部として映るようになる。
(7) (1)〜(16)へとゆっくりと離れていくと光の全反射トンネル内の中心核光源は仮説「ハレーション(インフレーション)→分光(ビックバン)→スペクトル放射(宇宙の膨張)」である「ハッブルの法則」のミニチュアを再現する疑似観測するかのように、中心光源から近距離の分光程遅く、中心光源から遠距離の分光程速く、比例し膨張してゆく。反対に(6)〜(1)へと距離を縮めてゆくと現宇宙からビックバン、そしてインフレーションへと時空を逆再生するかのように8分割とハレーション、及びスペクトル放射は収縮、中心光源は高度が増してゆく、光のドップラー効果を実体験可能となる。
実験7:光の全反射トンネル内で光が反転反射する様子をアルファベットで確認する
(実験6)で使用したLED 電球の正面に映る球状凹凸と同じサイズの57mm直径の円を平面紙に書き9分割、中央マスに「JP」を記し、直接「高50×横100 ×縦100 (mm)の直方体アクリル」の小面積1 面を乗せた全反射トンネル中央から垂直定点とし上面から覗くと(図19)のように正確な透視図(展開図として表現した)として映り、「JP」は斜め4 方向を含め上下左右に反転して全反射鏡面に屈折反射して映るが、実際の球状電球に直接当てると「J とP 」の中心点凸部のみ接触、「JP」から遠のく凹部程空間が生じ、「JP」は曲がってしまい又、点灯すると眩しくハレーションし電球の境界線とトンネル内の透視図境界線は判別不可となるので、あえて光ではなく平面アルファベットとし表現した。又、(土台3 )サイズでは、上面前記電球サイズの一部分のみ透過、前後左右内面は複数回反転屈折を繰り返すので解りづらく、前記アクリル直方体サイズだと1 回のみ前後左右内と斜め4 方面は反転屈折するので、観察し易いので前記アクリル直方体サイズとした。文字「J とP 」ならどのように左右上下に反転屈折反射しても確認可能だが、粒子でも波でもある光と光の分光、光の分散スペクトルは上下左右斜め等に反転しても肉眼では確認不可となるのであえて平面文字として確認することとした。
密集人工光の夜景光源は、数メートルから数km前後と上下左右斜め等全方向に遠近の差があり又、視界に届く時の高度も大小も異なり多色である。裸眼での視界に入る、例えば干の光源のほとんどは覗く(土台3)サイズ全反射トンネルに入射し、届く光の大小と色彩光度が低い高いに比例する光のドップラー効果により千の光源は「そのまま透過/ ハレーション/9分割/ スペクトル放射」として様々に(入射光にブレーキが掛かることにより)三次元立体充填映像として干渉を起こし、映ることになる。
又、光の全反射トンネルに入射する小さな干光源の白色LED 密集イルミネーションの場合、例えば光の全反射トンネルを左右上下斜め等と数ミリ回転させると(干の光源が全て8方にスペクトル放射した場合、8 千のスペクトル光条となる)も比例し回転する7色光と白光と闇の鏡不要な光の三次元立体充填映像の万華鏡と化する。又、視点を変える、あるいは視点を変えず、例えば水平左右、垂直上下等と全反射トンネル側を移動させると、入射光がアクリル内でブレーキが掛かる通過距離差が変化、光のドップラー効果によりスペクトル光線の色彩が変化する。さらに覗く面と55mm先の対極の光の入口入射面を上下左右斜めに移動させると、入射角と臨界角と全反射エリアが一緒に変化することで、トンネル上下左右内面に反転する光彩も比例移動する。
「高さ±30最大幅±7(mm)」の、ゆらめくキャンドル炎10本を灯し、全反射トンネルから±1メートル離し覗くと1つの炎は9 分割し、全9 分割炎は斜め4 方にスペクトル放射して映る。即ち、キャンドル炎10本×9 分割の炎=90本の炎がゆらめき、90本の炎の各斜め4 光条(全90本×4 光条=360 スペクトル放射)の色彩も同時に比例し変化する。さらに10本の炎の向こう側に鏡(又は、暗所での平面ガラス窓等)があると前記の倍となり、三面鏡(あるいは三面鏡以上)がある場合、前記炎は無限として映るゆらめく光彩の三次元立体充填映像の万華鏡と化することになる。
透明な立方体を含む直方体に限らず、凹凸湾面からトンネルとして夜景光源を覗く時、他の立体型(例えば星形・ハート型・正多面体・上下左右対称でない全反射トンネルとしても、スペクトル光線(ハレーション光線と中心光が分割する等含)が異なる模様と化する光の3次元立体充填映像万華鏡と成る。さらに本発明外のグッズでもアクリル凹凸湾曲面全反射トンネルを施すことが可能で、シールやフィルムとしたり、凹凸印刷を開発すれば、本発明外の透明素材に応用できる。又、モデル1 と2 は1つのモデルであり、他の型のモデルとし、(土台3 )や(スタンド37)以外に施すことも可能である。
モデル1とモデル2は、上下左右前後から見て幾何学「ヒボナッチ数列/ トリボナッチ数列/ テトラナッチ数列/ 貴金属比(黄金比・白銀比・青銅比)/ 等分比」をベースに各パーツサイズと配置を緻密に計算し、寸分の誤着も生じないようデザインした。特にヒボナッチ数列は植物の生育プロセス/ 動物の繁殖パターン/ 銀河・竜巻・渦潮・台風・巻貝等、自然界の渦の方程式とも関わる自然法則の1つである。又、黄金比は名刺・カード・ハガキ等の縦横比率と近似値であり、各A版サイズは白銀比であるISO (国際標準化機構)の規準で、各B版サイズはJIS (日本工業規格)の白銀比(大和比)でもある。又、貴金属比は建築やグッズ、絵画やデザインに多用に活かされてきた比率であり、これら幾何学をベースとすると自然の法則内での安定感と美観を多くの方々が知覚するとされている。
例えば(土台3 )のトンネルサイズが、「高5 ×縦55×横89(mm)」を定めた理由はヒボナッチ数列をベースにしたからであり又、上下面が縦55×横89(mm)は黄金比であり、単純に美観を生む安定型と成るよう意図的にデザインした。
又、これら幾何学をベースとし、モデル1 と2 以外の他デザイン型としても天然宝石の結晶パターンと(おおむねは)人工的にカッティング研磨する型も幾何学に従う為、本発明は学習する教材として幾何学をベースに全景を立体デザイン設計することを推奨する。が、個々人にとって美観は異なるのでその限りではない。
モデル1 の立体型上下左右前後全体と各パーツサイズの配置図(図20-1〜3 )をイラストし、モデル2 の立体型上下左右前後の幾何学図(図21-1〜3 )をイラストしたが、これらは一例であり、他の幾何学比率(例えば、非ユークリッド幾何学であるポアンカレの半平面模型の星型正7 角形による敷詰図、あるいはマンデルブロ集合フラクタル図)にも一致する。
本発明の例えばモデル1(図1内の板1、又は容器2)あるいはモデル2(図12- 棒側/ 容器側/ 収納スタンド)等のどこかにロゴマークや企業名、メッセージやイラストを印刷する場合、入射光と対極に落ちる影も半透明に印刷された色彩に染まると共に、透明素材、あるいは無色透明と不透明裸宝石の影はハレーションする明暗コントラスト、有色透明裸宝石の影はその色彩に(図22- 1〜3等のロゴや文字の影)と一緒に染まり美しく煌めく。
(図22-1)はロゴマークを「真上から観たブリリアンカット」とした場合のイラストであり、全幾何学線を極細幅(±0.1 〜0.5 mm)の凹型彫り刻みのみで描くと、このロゴマーク+凹型刻みを眼鏡のように視覚から直近にフィルターとして遠方暗所光源を観ると凹型刻みスリットに添って透過光は干渉しスペクトル、又はハレーションし、ロゴマークを際立たせ強調する光条万華鏡と化する。さらにロゴマーク(ブリリアンカット上面)の線や各空間を半透明単色、又は多色に色付けするとさらに美しく、凹型刻み光条と共に視界に映る光条光彩万華鏡と化する。
(図22-2)の「A」は幾何学模様をロゴマークとし、「B」はカメラの夜景光源撮影用「6 光条スノーフィルターレンズ」同様の各60度角凹型直線格子刻みであり、「C」は前記「A+B」を重ねたイラストである。この「C」をメガネのようにフィルターとし例えば多光源イルミネーションを観ると、「C」に収まる全光は6 光条にハレーションし幾何学模様は映え強調される。又、「C」が単色、又は多色に半透明に色付けするとさらに美しく、左右等に傾けると6 光条も比例し回転する万華鏡と化する。
(図22-3)はクリスタルの原石をロゴマークとした場合であり、カメラの夜景撮影用「4 光条エックスクロス/6光条スノークロス/8光条サニークロス」の各フィルターレンズの1 クロス部のみを、クリスタル内外に散りばめ凹型刻みを施したイラストである。この場合、どの1 クロス部でもフィルターとし光源を観ると、あたかもそのエリアのみクリスタルがハレーション光条するかのように映る。
凹スリットを有色含透明素材に彫り刻んだ面に対し平行対極面から覗くと、前記素材内で入射光は干渉し、三次元立体充填映像の鏡不要なスリット光彩万華鏡と化する。但し、「凹スリットの幅と深さ」「素材の厚みと明暗」「覗く光源の視界に入る光度」の三者差を計算する必要があるが、実験では無色透明アクリル幅100 mm(縦横高さ10cmの立方体)に対して凹スリットの幅と深さ±0.1 〜0.3 mmであれば、視界に明確に入る全夜影光源は凹スリットから入射し、平行対面直近から覗くと前記アクリル内で干渉を起こし、手で持ち直近から覗いても、腕手を最大と伸ばした約50cm遠方とし観ても、光のドップラー効果によりハレーション、及び彩光スペクトルの観え方は変化するものの、鏡不要なアクリル内三次元立体充填映像の光条光彩万華鏡と化することを確認した。
(図22-1〜3 )以外でも、例えばキャラクターやロゴと企業名等と重ねて光条刻みを施しても、あるいはモデル1 、又は2 全体に凹型光条刻みを施しても、「宝石・蒸散液効能・光学的視覚」の美を一緒に楽しめる鏡不要の光の万華鏡グッズとなる。又、シールに凹凸光条刻みを施せば、透明素材であるならば、どこにでも貼ることが可能となり、凹凸光条立体印刷も可能で、本発明に活用可能となる。
本発明(本発明外グッズ含)を動かないように収納固定する外箱パッケージの一面を、光条を可視可能な平坦とする面積の、いかなる形状の型の前記有色含透明スリット光条フィルムとすれば、対極平行面のいかなる型の穴や面から覗くと、本発明を使用すべく取り出した後の空箱パッケージ空気内部は、三次元立体充填映像となり、鏡不要な光条万華鏡と化することになる。
即ち、通常の鏡を使用する万華鏡は、色材も光彩も一緒に鏡に反射する二次元平面充填映像だが、前記スリットフィルムは「光速度不変の原理」では質量(重さ)のない光のみを、前記スリット部のみで屈折(空気より屈折率の高い固体である薄いフィルムを透過時のみ一旦減速もする)、覗く者に向かって放射状に光条ハレーション、又は光度の強弱と移動に比例し生じる「光のドップラー効果」に順じて変幻するスペクトル放射光条する様子を両眼(又は片側の)眼鏡を掛ける同様の巨大スクリーンとして可視可能とすることになる。異なる表現をすると(前記スクリットフィルムは)背景の色材はほぼまずスリットが在ってもなくとも光条しない二次元平面充填映像として透過するが、スクリットのみに眩しい夜景光源のみが屈折し(スリットのないフィルム面は光条せずにそのまま透過する)、立体として放射光条する光(彩)のみの三次元立体充填映像を(前記色材の二次元平面充填透過映像が背景となって)より際立たせ強調させることとなる。又、夜景光源の回りがより暗闇となるに比例し(同位置の同光度光源でも)より強く放射光(彩)条することとなる。このカラクリと映像は通常の全光彩を立体化する3D眼鏡とは異なり、より強い光源程スリット部のみより強く光(彩)条することになり、スリットのない部はそのまま透過することになる。
通常、金銀プラチナ等金属にセットされ宝飾店に陳列される宝石は、産出された内の4C「cut (研磨),clarity(透明度),carat(重量),color(色)」の4 課題を全てクリアした極僅かな数の宝石がほとんどであり、4Cから除外された宝石数の方が遥かに多い。鉱床脈から産出される天然原石のサイズは当然バラバラであり、研磨職人は可能な限りその原石から捨て除く部分を極少とする無駄が生じない型にシミュレートしながらカット研磨する。よって、裸宝石取引所では4Cは一律ではあり得ず、天然宝石は人工イミテーション宝石(主に液体のガラスや合成樹脂を一度に同サイズの型枠に流し込み、大量をプレスし冷却し個体とする、あるいは同サイズの人工宝石として一度に大量を電力機械でカット研磨する)のように完璧な4Cを量産不可である。近年の地質探査、掘削、カット研磨、コンピュータシュミレーション等技術の向上により、新たな鉱床脈が発見されたり、加工する時間が短縮されたものの、取引されるのは、やはり4Cをクリアした裸宝石がほとんどである。
よって取引されず、4Cから除外された、例えばアクセサリーの金属留め具に接置不可な微少裸宝石や、裸宝石内に不純物や亀裂があったり、型が上下左右不対称だったり、1 粒内でも色の前後左右上下の濃淡が異なったりする裸宝石は「B級品」扱いされ、ほとんど行き場がなく、産業革命後(それ以前の時代は4Cの基準はあいまいだった)から市場に出回ることは希で、産出及びカット研磨される原地に溜まり続けている。本発明は高価な4Cクリア裸宝石はもちろんのこと、4Cから除外された「B級品」でも、カットされ除かれた部分を、あるいはカット不可ないびつな形の原石をランダムに研磨する「B級品」よりもさらに安価な「さざれ石/ 細石/ バロックシェープ」となった裸宝石でも、バラバラサイズの異なるクオリティーや種属の裸宝石を色合い良く混在させて大量に活用することもできる。又、人工イミテーション裸宝石のみでも、天然裸宝石と人工イミテーション裸宝石を混在させても、いびつな型の原石や他のクオリティーの高い裸宝石と混在させても本発明内ではミックスさせてもさせなくとも美しく気体中より液体中で陰なく映え輝くことになる。又、一流鑑定士が一粒ずつ証明書を発行し、高価な金銀プラチナ等に設置され、一流デザイナーが設計、一流彫金師の技術を要する等のコストを削減可能で、リーズナブルに宝石を楽しみながら鉱物学を学習可能であり、現在まであまり行き場のなかった使い道のない世界各地にストックされ続けてきた「4CをクリアしたA 級」から除外された「B級以下の裸宝石」をあますところなく大量に活用する試みであり又、重く巨大な「研磨されない原石」を(身に付ける宝飾アクセサリーではなく)小さく小分けとするブリリアントカット等に研磨することで本発明を置物として部屋を彩るコレクションや限り無い収集(例えばコイン/ 切手/ ミニカー/ フィギア/ プラモデルなど)とする楽しみの新たなブームが起爆する可能性を秘めている。
さらに数十〜百年以上前は希少で高価だったが、現在は産出量が豊富な為、時に原石がキロ〜トン単位で取引され現在は低価であり又、多くの方がどこかで聴いたことのあるオニキス、ジャスパー、めのう、アゲート、カーネリアン、ブラックトルマリン、黒曜石、硬密大理石等、貴石・準貴石である少なくとも数千種は、硬度も高く研磨すると高級希少宝石同等に輝くものの、通常ブリリアントカット等に研磨されることは少なく又、アクセサリーとして金銀プラチナ等台座に設置されることはさらに稀である。これらリーズナブルな貴石・準貴石種をブリリアントカット等に研磨すれば、裸宝石のままで調金デザイン等のコストを削減でき、本発明は今までになかったお洒落な形のブームを起こし、鉱物学に興味を抱く人々の趣味やコレクションに貢献でき又、インテリアとして役立つ可能性を秘めている。
又、[ 0023] で述べた上下動体である板棒と開閉可能な空洞あるいは開閉不可な空洞、又は容器の底面を密閉とした空洞とすれば、粉末鉱物(黒板用チョークや運動場の白線、あるいはビリヤードのキュー先すべり止め、又は歯磨き粉などの研磨剤に添加されている原材料である硬密度の低い石膏・石灰岩・方解石・白亜等の粉末等)も、密閉された土台、又は板棒内に密封すれば、天然鉱物を学習可能な教材として活用観賞可能である。又、異なる色彩の裸宝石を相性の良い色彩学に添って混在させると、又は色宝石と色液体を組み合わせが無限である人類未踏の液体色・芳香等液体効果・宝石色のインテリアやカラーセラピーのツールともなる。又、例えば100 カラット(20グラム)1 粒のサファイアは高価だが、バラバラサイズの平均0.1 カラット(0.2 グラム)×500 粒=100 カラットのサファイアは安価であり、本発明では大粒1 粒より小粒の同カラット複数粒の方がより総面角が多く乱反射するので役立ち又、全透明容器内に積み重なり、大粒1 粒でも小粒複数粒でも留め具不要な為に留め具の陰は生じ得ず、さらに気体中の宝石アクセサリーより液体中の裸宝石方が透度(又は反射率)が増し盛輝、アクセサリーのように宝石裏面が入射光を遮断させず全透過(又は全面角反射)する輝きをスケルトン状に観賞可能であると共に、様々な光学的万華鏡とも成る。
1 沈下板
2 容器
3 土台
4 裸宝石
5 液体
6 裸宝石を収納する上限線
7 液体を充填する上限線
8 沈下板と容器間に生じる閉じることのない四面開口
9 凝集付着残留する0mm以上2mm未満間液体
10 沈下板がそれ以上落下しない為の容器内両サイドフック(止め具)
11 気泡が生じる空間
12 1〜5 板と容器間際間に生じる様々な模様
13 つまみ(取っ手)
14 水滴
15 気体柱
16 気泡17 液体柱
18 三角柱隙間
19 四重の三角形溝
20 2枚とした沈下板
21 2枚の板内壁に彫り刻み、毛細管現象液に映えるロゴマーク
22 2枚の板間に毛細管現象する液体模様
23 板と容器内壁手前間液体模様
24 板と容器内壁奥面間液体模様
25 ハート型容器
26 ハート型沈下棒
27 容器と沈下棒間隙間
28 毛細管現象する穴筒
29 名刺&カード類
30 名刺入れ板
31 名刺スタンド合体図
32 蓋部
33 沈下棒
34 水圧気圧発生部
35 円柱筒型容器
36 スタンド上面
37 スタンド横面
38 アクセサリー
39 アトマイザー
40 蒸散する為の溝線
41 板上面
42 背面外を全透過する正面
43 上下左右内4面全反射トンネル
44 板下面下文字
45 板後内面全反射
46 板左内面全反射
47 板前内面全反射
48 中央円柱エリア
49 下部裸宝石エリア

Claims (4)

  1. 人工を含む裸宝石を水没させた液体を押し下げる上下動体と前記液体を収納する容器を有し、この容器と前記上下動体とを透明とし、しかも前記上下動体と前記容器との隙間を2mm以下としたことを特徴とする宝石収納容器。
  2. 人工を含む裸宝石を水没させた液体を押し下げる上下動体と前記液体を収納する容器を有するスタンドを形成し、この容器と前記上下動体との隙間を2mm以下とし、かつ前記容器と前記上下動体とを透明とし、球状360度方向から見たとき、スケルトン状に前記スタンド全景を観賞可能とし、前記上下動体を押し下げて前記液体を上昇させかつ蒸散させることを特徴とする液体の蒸散方法。
  3. 人工を含む裸宝石と前記液体と気泡を含んだ気体とが内部で乱反射し合い煌めくモザイクレンズと化する全スケルトンスタンドは、入射光を変化させる鏡を必要としない三次元立体充填映像の光学的万華鏡と化することを特徴とする請求項2に記載の液体の蒸散方法。
  4. 前記上下動体と前記液体を収納する容器を有するスタンドに、宝石やネックレスのようなアクセサリーを観賞可能なように支持したことを特徴とする請求項1に記載の宝石収納容器。
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