JP6539519B2 - 燃料遮断試験システム - Google Patents

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Description

本開示は概して航空機に関し、具体的には航空機の試験に関する。更に具体的には、本開示は、エンジンが動作を停止する航空機の試験のための方法及び装置に関する。
航空機の設計及び認定において、様々な種類の試験が実行される。航空機が色々な種類の性能標準を満たしているか否かを判断するために、試験が実行される。これらの標準は、安全、大気汚染、騒音、乗客快適性、及び他の適切な種類の標準に関するものでありうる。試験の結果に基づいて、航空機の設計は変わりうる。その他の場合では、航空機を操作する手順が、試験に基づいて開発されうる。例えば、種々の条件下で航空機を操作するために、色々な手順が特定されうる。これらの条件は、天候、航空機内の設備の状態、及び他の条件を含みうる。
例えば、航空機に対して実行されうる一試験は、航空機の最低可制御性スピードを特定することを伴う。このスピードは、航空機が飛行の離陸段階において地上を移動している間に航空機のエンジンのうちの1つの動作が停止するという事態が起こった航空機に関して、特定される。
この試験により、離陸のために最大推力が印加された状態で航空機が加速している間に、種々のスピードにおいて、エンジンの動作が遮断される。これらのスピードは遮断スピードと称される。エンジンの動作は、操縦士が燃料制御スイッチを遮断位置に動かすことによって遮断される。燃料制御スイッチが遮断位置に動くと、航空機の一エンジンへの燃料が遮断される。その結果として、エンジンは動作を止める。
操縦士は、航空機が遮断スピードにほぼ到達した時にエンジン動作が停止するように、試験のために遮断スピードに到達する時点に可能な限り近いところで、燃料制御スイッチを遮断位置に動かすよう試みる。エンジンの動作が停止すると、航空機に側方偏位が発生するが、これは、方向制御入力を使用して、操縦士によって制御される。
エンジン停止動作に応答して、航空機の性能についてデータが収集される。データの1つは、側方偏位量である。滑走路の端へと向かうこの側方偏位は、遮断スピードに強力に作用する。
遮断スピードは、側方偏位が30フィートを下回ると予想される初期試験のために選択されうる。後続の試験は、少なくとも30フィートの側方偏位が得られるまでの、遮断スピードの漸減を伴いうる。
この様態では、エンジンが動作を停止する事態に離陸を中断するか、又は離陸を継続するかについての決定点が置かれうる、最低可制御性スピードが特定される。最低可制御性スピードを超過していない場合、この例では、離陸は中止される。
試験のために選択された遮断スピードにおいて燃料制御スイッチを遮断位置に動かすには、集中力と手際の良さが必要とされる。操縦士は、選択されたスピードに可能な限り近いところで遮断位置にするように、試験のために選択されたスピードにいつ到達するかを予期して、燃料制御スイッチを動かす。
選択されたスピードに到達する時に燃料制御スイッチを遮断位置に動かすことは、実行困難な作業である。スピードが遅すぎたり、又は速すぎたりすることがよくある。その結果として、滑走路の側方への逸脱という望ましくない結果が非常に多くなる。加えて、所望のスピードのためにデータを収集するための試行として、試験が繰り返されうる。
これらの追加的な試験は、航空機のエンジン及び他の部分の摩損を増大させうる。その結果として、所望よりも早期かつ頻繁な整備が必要とされうる。また更に、試験点の反復には、滑走路上での追加的な燃料及び時間の使用が必要になる。場合によっては、試験のための選択されたスピードにおいて燃料制御スイッチを遮断位置に動かす操縦士の能力により、収集されたデータが所望ほどには整合性がないことがある。
従って、上述の問題点のうちの少なくとも1つに加え、起こりうる他の問題点も勘案する、方法及び装置を有することが望ましいだろう。例えば、正確性を増大させ、かつ、航空機の最低可制御性スピードを特定する情報を得るための航空機の試験に必要な労力を軽減する、方法及び装置を有することが望ましいだろう。
本開示の一実施形態は、スイッチと試験プロセッサとを備える装置を提供する。スイッチは、エンジンが動作を停止するように、燃料源から航空機のエンジンへの燃料の流れを止めるよう、オフ位置に動く。試験プロセッサは、燃料の流れが止められるべき、遮断スピードに到達する時点を特定する。試験プロセッサはまた、スイッチをオフ位置に動かすためのコマンドの送信とエンジンが動作を停止する時との間の、遅延を特定する。更に、試験プロセッサは、到達時点と遅延に基づいてコマンドを送信する。
本開示の別の実施形態は、アームを備えたスイッチと、試験プロセッサと、中継器と、リフタ構造物とを備える、航空機試験システムを提供する。スイッチは、エンジンが動作を停止するように、燃料源からエンジンへの燃料の流れを止めるよう、航空機エンジン向けの燃料制御スイッチを遮断位置に動かす。試験プロセッサは、燃料の流れが止められるべき、遮断スピードに到達する時点を特定する。試験プロセッサはまた、スイッチをオフ位置に動かすためのコマンドの送信とエンジンが動作を停止する時との間の、遅延を特定する。更に、試験プロセッサは、到達時点と遅延に基づいてコマンドを送信する。中継器は、試験プロセッサ及びスイッチに接続される。中継器は、中継器がコマンドを受信するとスイッチに信号を送信し、信号は、アームによる燃料制御スイッチの遮断位置への移動を引き起こす。リフタ構造物は、燃料制御スイッチを、燃料制御スイッチ向けの戻り止めから解放する。
本開示の更に別の実施形態は、航空機内のエンジンの動作を制御するための方法を提供する。燃料の流れが止められるべき、航空機の遮断スピードに到達する時点が特定される。スイッチをオフ位置に動かすためのコマンドの送信と、エンジンが動作を停止する時点との間の遅延も特定される。コマンドは、到達時点と遅延に基づいて送信される。コマンドは、スイッチをオフ位置に動かし、ひいては、航空機のエンジン向けの燃料制御スイッチを遮断位置に動かして、エンジンへの燃料の流れを止める。
特性、機能及び利点は、本開示の様々な実施形態において個別に達成可能であるか、又は、下記の説明及び図面を参照することで更なる詳細を理解することができる、更に別の実施形態と組み合わされうる。
例示的な実施形態の特徴と考えられる新規の特性は、付随する特許請求の範囲に明記される。しかし、例示的な実施形態、並びに、好ましい使用モードと、その更なる目的及び利点とは、添付図面に照らして本開示の例示的な実施形態の後述の詳細説明を読むことにより、最もよく理解されよう。
例示的な実施形態による試験環境の図である。 例示的な実施形態による試験環境のブロック図である。 例示的な実施形態による試験システムの概略図である。 例示的な実施形態による、コックピットの一部の図である。 例示的な実施形態による、エンジンの動作を制御するためのプロセスのフロー図である。 例示的な実施形態による、航空機を操作するためのプロセスのフロー図である。 例示的な実施形態による、ブロック図の形態のデータ処理システムの図である。 航空機の製造及び保守方法のブロック図である。 例示的な実施形態が実装されうる航空機のブロック図である。
例示的な実施形態は、一又は複数の検討事項を認識し、かつ勘案している。例えば、例示的な実施形態は、作業人員に燃料制御スイッチを遮断位置に移動させることは、多くの場合、結果として、航空機の最低可制御性スピードを特定するために所望されるよりも正確性が劣ることを、認識し、かつ勘案している。
更に、例示的な実施形態は、この試験を実行するために、回路及び他の機構を含むよう航空機を変更又は設計することは、最低可制御性スピードのための試験以外の航空機の操作中に航空機のエンジンへの燃料の流れの意図されない遮断が発生しないことを担保するために、所望よりも多くの労力と時間を必要としうることを、認識し、かつ勘案している。
ゆえに、例示的な実施形態は、燃料制御スイッチの位置の変化を変えるよう動く物理スイッチの使用が望ましいことを、認識し、かつ勘案している。この物理スイッチは、例示的な実施形態では、通常使用中にはスイッチが非存在となるように、除去可能である。換言すると、スイッチは存在せず、エンジンへの燃料の流れの自律的な遮断を引き起こすことが不可能である。
一実施例では、装置はスイッチと試験プロセッサとを備える。スイッチは、エンジンが動作を停止するように、燃料源からエンジンへの燃料の流れを止めるよう、オフ位置に動く。試験プロセッサは、燃料の流れが止められるべき、遮断スピードに到達する時点を特定し、スイッチをオフ位置に動かすためのコマンドの送信と、エンジンが動作を停止する時との間の遅延を特定する。試験プロセッサはまた、到達時点と遅延に基づいてコマンドを送信する。
この様態では、ほぼ遮断スピードでエンジンが動作を停止するように、燃料の流れは止められうる。この実施例では、試験の実行における正確性が作業人員の使用する場合よりも増大する。更に、試験プロセッサは、遮断スピードに到達する時点を特定し、かつ、コマンドの送信とエンジンが動作を停止する時との間の遅延を特定する。これらの種類の操作は、作業人員によって実行されない。その結果として、例示的な一実施形態は、作業人員を使用しての試験の実行よりも正確かつ反復可能である。
ここで図1を見るに、例示的な一実施形態による試験環境の図が示されている。この例では、航空機102を試験するために試験環境100が使用される。具体的には、試験は、航空機102の最低可制御性スピードを特定するために、試験環境100において航空機102を使用して実行されうる。図示するように、航空機102内の試験システム104は、航空機102が滑走路105を進行しつつ、矢印106の方向に離陸するために種々のスピードで加速する際に、航空機102に対して試験を実行するよう動作する。
試験システム104は、試験のために選択される遮断スピードにおいて、エンジン110への燃料の流れを遮断する。エンジン110への燃料の流れの遮断は、結果として、エンジン110の動作停止をもたらす。換言すると、エンジン110は、航空機102を動かすための推力の生成を止める。この例では、エンジン112は推力の生成を継続する。
エンジン110が推力を生成せず、かつ、エンジン112は依然として推力を生成しているこの状況は、結果として、航空機がいくつかの軸の周囲で動く傾向をもたらしうる。側方軸116は航空機102の翼端118から翼端120へと貫通し、側方軸116の周囲の回転はピッチと称される。長手方向軸122は、航空機102の尾部124からノーズ126へと貫通する。長手方向軸122の周囲の回転はロールと称される。
垂直軸128は航空機102の重心位置に起点130を有し、かつ、側方軸116及び長手方向軸122に垂直である。垂直軸128の周囲の回転はヨー(yaw)と称される。この軸は、一実施例においては、エンジンの動作停止による航空機102の試験の、試験対象の軸である。
例えば、試験システム104は、矢印106の方向の長手方向移動を測定する。この長手方向移動は、離陸動作中に、航空機102に推力が印加されると共に、航空機102が滑走路105を進行する時に、発生する。この特定の例では、エンジン110への燃料の流れが遮断されると、航空機102は、滑走路105の左側方に向かって、垂直軸128の周囲でヨーイングすることになる。図示するように、結果としてもたらされるヨーは、垂直軸128の周囲のヨー又は回転である。垂直軸128の周囲のヨーの結果として、矢印131の方向に側方偏位が発生し、航空機は滑走路105の端に接近するように進行することになる。
試験システム104は、操縦士のような作業人員によって可能であるよりも正確に、エンジン110への燃料を遮断する。試験システム104は、エンジン110のための燃料の流れが止められるべき、遮断スピードに到達する時点を特定し、かつ、スイッチをオフ位置に動かすためのコマンドの送信と、エンジン110が動作を停止する時との間の遅延を特定する。試験システム104は、スイッチの移動のために、特定された到達時点と遅延に基づいてコマンドを送信する。
これらの特定は、現在、航空機102の試験中に作業人員によって実行されていない。その代わりに、作業人員は、スピードインジケータを見ることによって、遮断スピードにいつ到達するかを予期し、かつ、遮断スピードに到達したことをスピードゲージが表示すると可能な限り迅速に、燃料制御スイッチを遮断位置に動かしうる。
更に、遮断スピードに到達すべき時点は、航空機102の速度及び加速度を使用して特定されうる。これらの種類の計算は、燃料制御スイッチをいつ遮断位置に動かすかという判断において、作業人員によって実行されない。
次に図2を見るに、例示的な実施形態による試験環境のブロック図が示されている。図示するように、図1の試験環境は、図2にブロック図の形態で示す試験環境200の物理的な実装の一例である。
図示するように、試験環境200は、航空機202の最低可制御性スピード204を特定するために航空機が試験されうる、一環境である。図示するように、試験206は、航空機202の離陸段階210において航空機202が滑走路208を進行する際に、実行される。試験206は、航空機202が滑走路208上で地上を移動している間に実行される。
実施例では、試験206は試験システム212を使用して実行される。試験システム212は、航空機202のための航空機試験システムであり、いくつかの異なる構成要素を含む。図示するように、試験システム212は、スイッチ214、試験プロセッサ216、中継器218、作動スイッチ219、及びリフタ構造物220を含む。
図示するように、スイッチ214は、エンジン226の動作を停止するように、燃料源228から航空機202のエンジン226への燃料の流れ224を止めるよう、オフ位置222に動く。スイッチ214は様々な形態をとりうる。この実施例では、スイッチ214は、回転ソレノイド230とアーム232とを備える。アーム232は、回転ソレノイド230から延在する。回転ソレノイド230が中継器218から信号234を受信すると、回転ソレノイド230は、アーム232をオフ位置222へと回転させる。
実施例では、アーム232を備えた回転ソレノイド230は、アーム232のオフ位置222への移動が燃料制御スイッチ238を遮断位置242に動かすように、航空機202のコックピット240内の、エンジン226向けの燃料制御スイッチ238に相関する位置に配置される。図示するように、試験プロセッサ216は、燃料の流れ224が止められるべき、遮断スピード246に到達する時点244を特定する。この実施例では、遮断スピード246は様々な形態をとりうる。
この実施例では、遮断スピード246は対気速度の観点からのものでありうる。対地速度も風のためにモニタされうる。例えば、一定した向かい風又は追い風は、結果として、同一の対気速度についての異なる対地速度をもたらすことになる。また、対地速度は、着陸装置力学に二次的な影響を与える。
試験プロセッサ216はまた、スイッチ214をオフ位置222に動かすためのコマンド250の送信と、エンジン226が動作を停止する時との間に存在する遅延248を特定する。実施例では、試験プロセッサ216は、時点244と遅延248に基づいてコマンド250を送信する。換言すると、試験プロセッサ216は、時点244を使用してコマンド250を送信する時に、遅延248を勘案する。
実施例では、試験プロセッサ216は、航空機202の性能情報254を記録する。性能情報254は、試験206中に、航空機202が動作している間に記録されうる。性能情報254は、スピード、対地速度、対気速度、加速度、ヨー、ピッチ、風速、慣性加速度、オイラー角、横滑り角、目標の遮断スピード、実際の遮断スピード、作動可能になる時、スイッチが起動される時、燃料の流れ、ヨーレート(yaw rate)、総重量、重心位置、ブレーキ圧、フラップ角、又は、航空機202の性能についての他の適切な情報のうちの、少なくとも1つを含む。
この例からわかるように、航空機202の性能情報254は、航空機202の構成を含みうる。この構成は、例えば、航空機202上の飛行操縦翼面の位置を含みうる。
本書で使用する際、列挙されたアイテムと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムのうちの一又は複数の種々の組み合わせが使用可能であり、かつ、列挙された各アイテムのうちの一つだけがあればよいということを意味する。換言すると、「〜のうちの少なくとも1つ」とは、アイテムの任意の組み合わせ、及びいくつかのアイテムが、列挙された中から使用されうることを意味するが、列挙されたアイテムの全てが必要となる訳ではない。アイテムとは、特定の対象物、物品、又はカテゴリでありうる。
限定する訳ではないが例としては、「アイテムA、アイテムB、又はアイテムCのうちの少なくとも1つ」とは、「アイテムA」、「アイテムAとアイテムB」、又は「アイテムB」を含みうる。この例は、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」も含みうる。当然ながら、これらのアイテムの任意の組み合わせが存在しうる。他の例では、「〜のうちの少なくとも1つ」は、限定する訳ではないが例としては、「2つのアイテムA、1つのアイテムB、及び10個のアイテムC」、「4つのアイテムBと7つのアイテムC」、並びに、他の適切な組み合わせでありうる。
実施例では、試験プロセッサ216は、性能情報254に基づいて新たな遮断スピード256を特定する。新たな遮断スピード256は、新たな遮断スピードにおける性能情報254を得るために、試験206で使用される。このプロセスは、最低可制御性スピード204を特定するために必要な性能情報254を得るために、任意の回数実行されうる。
図示するように、試験プロセッサ216は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせに実装されうる。ソフトウェアが使用される場合、試験プロセッサ216によって実行される動作は、プロセッサユニットのようなハードウェア上で実行されるよう構成されたプログラムコードに実装されうる。ファームウェアを使用する場合、試験プロセッサ216によって実行される動作は、プロセッサユニット上で実行されるよう、プログラムコード及びデータに実装され、かつ、固定記憶域に保存されうる。ハードウェアが用いられる場合、ハードウェアは、試験プロセッサ216において動作を実行するよう動作する回路を含みうる。
実施例では、ハードウェアは、回路システム、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス、又は、いくつかの動作を実行するよう構成された他の何らかの適切な種類のハードウェアの形態をとりうる。プログラマブル論理デバイスを用いる場合、デバイスはいくつかの動作を実行するよう構成されうる。デバイスは、いくつかの動作を実行するよう、恒久的に構成されうるか、又は後に再構成されうる。プログラマブル論理デバイスの例には、例えば、プログラマブル論理アレイ、プログラマブルアレイ論理、フィールドプログラマブル論理アレイ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、及び、他の適切なハードウェアデバイスが含まれる。加えて、これらのプロセスは、無機構成要素と統合された有機構成要素に実装され、かつ、人間以外の有機構成要素で全体的に構成されうる。例えば、これらのプロセスは、有機半導体の回路として実装されうる。
この例では、試験プロセッサ216はコンピュータシステム257内に配置される。コンピュータシステム257の一部又は全ては、航空機202内、又は遠隔地に配置されうる。
コンピュータシステム257は、データ処理システムが、コンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話、又は他の何らかの適切なデバイスのうちの1つから選択されうる、一又は複数のデータ処理システムによって形成される。コンピュータシステム257内に2つ以上のデータ処理システムが存在する場合、データ処理システムは、ネットワークなどの通信媒体を使用して互いに連通しうる。
実施例では、中継器218は、試験プロセッサ216及びスイッチ214に接続される。コマンド250が中継器218に受信されると、中継器218は、スイッチ214をオフ位置222に動かす信号234を、スイッチ214に送信する。
この例では、コマンド250は、信号234とは異なる特徴を有しうる。例えば、コマンド250は、信号234とは異なる電流、電圧、又は電力を有しうる。信号234は、回転ソレノイド230を動かすために必要なレベルの電圧、電流、電力、又はそれらの何らかの組み合わせを有しうる。
図示するように、作動スイッチ219は、作業人員260による干渉又は能動的動作なくしてスイッチ214が動作することを妨げる。例えば、作動スイッチ219は、作動スイッチ219が解除位置262にある時に、コマンド250が中継器218に到達すること、信号234が生成されること、又は、信号234がスイッチ214に到達することを妨げ、作動スイッチ219が作動位置264にある時に、コマンド250が中継器218に到達すること、信号234が生成されること、又は、信号234がスイッチ214に到達すること、のうちの少なくとも1つを可能にする。この例では、作動位置264は押圧位置である。
図示するように、リフタ構造物220は、燃料制御スイッチ238を、燃料制御スイッチ238向けの戻り止め266から解放する装置である。リフタ構造物220は、戻り止め266が存在する時に、スイッチ214が燃料制御スイッチ238を動かすことを可能にする。
試験システム212を用いることで、航空機202の試験206は、操縦士が燃料制御スイッチ238を遮断位置242に動かす現在使用されている試験方法に関連付けられた、問題を克服する様態で実行されうる。試験システム212は、燃料制御スイッチ238の移動における正確性を増大させ、それによって、所望のレベルの正確さで、ほぼ遮断スピード246でエンジン226を動作停止させる。
試験システム212を用いることで、性能情報254を得て最低可制御性スピード204を特定するための試験206において、滑走路208を滑走する回数が少なくなりうる。燃料の流れ224を遮断することによりエンジン226の停止動作の回数を減らすことは、エンジン226及び航空機202の他の部品に対するストレスを低減する。更にまた、離陸の回数を少なくすることは着陸又は離陸中止の回数が少なくなることを意味し、このことも、航空機202の損耗を低減する。その結果として、航空機202の整備量が低減されうる。試験206のために使用される燃料の量、及び必要とされる滑走路時間も、試験システム212を使用することで低減しうる。
代替的な構成では、航空機試験システム212は、エンジン(226)が動作を停止するように、燃料源(228)からエンジン(226)への燃料の流れ(224)を止めるために、航空機(202)のエンジン(226)向けの燃料制御スイッチ(238)を遮断位置(242)に動かすアーム(232)を備えた、スイッチ(214)を含む。
燃料の流れ(224)が止められるべき、遮断スピード(246)に到達する時点(244)を特定し、スイッチ(214)をオフ位置(222)に動かすためのコマンド(250)の送信と、エンジンが動作を停止する時との間の遅延(248)を特定し、かつ、時点(244)及び遅延(248)に基づいてコマンド(250)を送信する、試験プロセッサ(216)も含まれる。中継器(218)は、試験プロセッサ(216)及びスイッチ(214)に接続され、中継器(218)は、中継器(218)がコマンド(250)を受信すると、信号(234)をスイッチ(214)に送信し、信号(234)は、アーム(232)による燃料制御スイッチ(238)の遮断位置(242)への移動を引き起こす。更に、燃料制御スイッチ(238)を、燃料制御スイッチ(238)向けの戻り止め(266)から解放する、リフタ構造物(220)も含まれる。
作動スイッチ(219)が解除位置(262)にある時に、コマンド(250)が中継器(218)に到達すること、信号(234)が生成されること、又は、信号(234)がスイッチ(214)に到達することを妨げ、作動スイッチ(219)が作動位置(264)にある時に、コマンド(250)が中継器(218)に到達すること、信号(234)が生成されること、又は、信号(234)がスイッチ(214)に到達すること、のうちの少なくとも1つを可能にする、作動スイッチ(219)が組み込まれる。試験プロセッサ(216)はまた、航空機(202)の性能情報(254)を記録するよう構成される。
次に図3を参照するに、例示的な実施形態による試験システムの概略図が示されている。概略図300は、図2の試験システム212内のいくつかの構成要素間の接続を示す。この実施例では、スイッチ214、中継器218、ネットワークスイッチ302、データ取得システム304、電源306、データ表示/モニタリングシステム310、及び試験プロセッサ216が示されている。
ネットワークスイッチ302は、この例では、中継器218と試験プロセッサ216とデータ表示/モニタリングシステム310と間の通信を促進する。ネットワークスイッチ302は、図示した例では、イーサネットスイッチである。データ取得システム304も、ネットワークスイッチ302に接続される。データ取得システム304は、コマンド250が試験プロセッサ216によっていつ送信されるかを特定する。
中継器218は、スイッチ214に直接接続される。電力は、電源306への接続を介して中継器218に供給される。電力は、この例ではスイッチ214を操作するための制御信号として送信される、信号234を生成するために使用される。
図示するように、データ取得システム304は、スイッチ214と連通し、かつ、スイッチ214がいつ作動状態又は解除状態になるかを検出する。データ取得システム304はまた、スイッチ214がいつ動くかを検出する。実施例では、データ取得システム304はまた、スイッチ214がいつ、図2の信号234によって、移動を命令されるかを検出する。この移動は、図2の燃料制御スイッチを動かすためにスイッチ214が回転する時に起こりうる。この例では、スイッチ214の移動は、始動状態として検出される。
実施例では、データ表示/モニタリングシステム310は、コマンド250が試験プロセッサ216によっていつ送信されるかを検出する。この情報、並びに、データ取得システム304によって検出された情報は、図2の遅延248を計算するために使用されうる。遅延248は、検証開発試験中に特定されうる。この実行形態では、遅延248は、試験プロセッサ216によって送信され、保存されうる。試験プロセッサ216は次いで、遅延248について保存された値を引き出すことによって、試験206中に遅延248を特定する。
更に他の実施例では、遅延248は、データ取得システム304、及びデータ表示/モニタリングシステム310から試験プロセッサ216に送信された情報から、試験206中に特定されうる。換言すると、遅延248は、試験206に先行して、又は試験206中に特定されうる。
試験環境100の図、及び、図1と図2における、試験環境100の中で及び試験環境100と共に使用される種々の構成要素は、例示的な一実施形態が実装されうる様態に対する物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示した構成要素に加えて、又はそれらに代えて、他の構成要素も使用されうる。いくつかの構成要素は不要になることがある。また、いくつかの機能構成要素を図解するためにブロックが提示されている。例示的な実施形態において実装される場合、これらのブロックのうちの一又は複数を、異なるブロックと統合し、異なるブロックに分割し、或いは、統合して分割しうる。
例えば、スイッチ214に加えて、別のスイッチが存在しうる。この追加的なスイッチは、別のエンジンへの燃料の流れ224を遮断するよう動きうる。別の例では、試験プロセッサ216は、航空機202の内部の異なる位置に、又は航空機202の外部に、配置されうる。
別の例としては、中継器218は省略されるか、又は、回転ソレノイドの一部として含まれうる。更に別の実施例では、データ取得システム304又はデータ表示/モニタリングシステム310のうちの少なくとも1つが、試験プロセッサ216に実装されうる。また、航空機202は、図2ではエンジン226を有するものとして表現されている。航空機202は、一実施例では、少なくとも2つのエンジンを有しうる。更に、試験206は、航空機202上の任意の場所にあるエンジンに対して、試験システム212によって実行されうる。
次に図4を参照するに、例示的な実施形態によるコックピットの一部が示されている。この図では、エンジン制御400がコックピット402の一部の中に示されている。コックピット402は、図2にブロック図の形態で示すコックピット240の物理的な一例であり、かつ、図1の航空機102内のコックピットの一例でありうる。
図示するように、エンジン制御400は、燃料制御スイッチ404及び燃料制御スイッチ406を含む。例えば、燃料制御スイッチ404は、航空機102上のエンジン110への燃料の流れを制御し、かつ、燃料制御スイッチ406は図1の航空機102上のエンジン112への燃料の流れを制御しうる。これらの燃料制御スイッチは、通常、操縦士によって手動操作される。
実施例による試験システムを使用する場合、スイッチ408が燃料制御スイッチ404を動かすことができるように、スイッチ408はエンジン制御400に取り付けられる。図示するように、スイッチ408は、回転ソレノイド410とアーム412とを含む。
この実施例では、回転ソレノイド410が中継器(図示せず)から信号を受信すると、回転ソレノイド410は、矢印414の方向にアーム412を動かす。アーム412の矢印414の方向への回転が、スイッチ408をオフ位置に動かす。アーム412のこの移動は、燃料制御スイッチ404を、遮断位置へ、矢印419の方向に動かす。遮断位置が、エンジンへの燃料の流れを止め、ひいては、エンジンの動作停止を引き起こす。
リフタ418もエンジン制御400に接続される。この例では、リフタ418は、燃料制御スイッチ404を、燃料制御スイッチ404向けの戻り止めから解放する。この解放によって、アーム412が、燃料制御スイッチ404を、遮断位置へと、矢印419の方向に押して動かすことが可能になる。
この実施例では、作動スイッチ420もエンジン制御400に接続される。作動スイッチ420は、作動スイッチ420が作業人員によって矢印421の方向に押圧されない限り、スイッチ408が動作することを可能にしない。作業人員が作動スイッチ420を解放すれば、作動スイッチ420は、矢印421とは逆方向に戻る。換言すると、作業人員は、作動スイッチ420を押圧する圧力を維持して、作動スイッチ420を、スイッチ408が作動することになる押圧位置に保つことが必要である。
図示するように、作動スイッチ420は、インジケータ422、インジケータ424、インジケータ426、及びインジケータ428を含む。インジケータ422とインジケータ424は、点灯して、スイッチ408が作動状態にあり、コマンドが送信されると燃料制御スイッチ404を動かすことを示す。また、インジケータ426とインジケータ428は、スイッチ408が、燃料の流れを遮断するための遮断コマンドを受信した時に点灯する。スイッチ408は、解除状態にあると、コマンドが送信されても動かない。作動スイッチ420の、作業人員によって押圧されない時の通常位置は、信号が生成されること、又は解除状態にあるスイッチ408に送信されることを妨げる。
この特定の例で図示するように、スイッチ408、リフタ418、及び作動スイッチ420は、エンジン制御400に除去可能に接続される。これらの構成要素は、航空機に試験が実施されていない時には除去されうる。その結果として、試験が行われない時の航空機の通常運転中に、燃料制御スイッチ404の望ましくない移動が発生しないこと、及び、エンジンへの燃料の流れの望ましくない遮断も発生しないことを、除去が担保する。この種の設計は、通常運転中の航空機の安全性を増大させる。
図4の試験システム内の構成要素の図は、種々の実施例が実装されうる様態を限定することを、意図していない。例えば、スイッチ408は回転スイッチとして示されている。他の実施例では、スイッチ408は、他の種類のスイッチを使用して実装されうる。
別の実施例では、リニアアクチュエータ、ヘリカルスイッチ、又は他の何らかの適切な種類のスイッチが、スイッチ408内の回転ソレノイドの代わりに使用されうる。別の実施例としては、燃料制御スイッチ404の遮断位置への移動に起因して、スイッチ408の代わりに、又はそれに加えて、第2のスイッチが存在しうる。
図1から図4に示す種々の構成要素は、図2及び図3の構成要素と組み合わせるか、図2及び図3の構成要素と共に使用するか、又はその両方を組み合わせることが可能である。加えて、図1から図4の構成要素のうちのいくつかは、図2及び図3にブロック図の形態で示す構成要素をいかにして物理的構造として実装できるかを示す実施例でありうる。
次に図5を見るに、例示的な実施形態による、エンジンの動作を制御するためのプロセスのフロー図が示されている。図5のプロセスは、図2の試験環境200において実装されうる。図1の動作は、図2の試験環境212を使用して実装されうる。
プロセスは、スイッチをオフ位置に動かすためのコマンドの送信と、エンジンが動作を停止する時との間の、遅延を特定することによって開始する(工程500)。特定された遅延は、航空機の試験以前に決定された定数でありうる。
プロセスは次いで、燃料の流れが止められるべき、航空機の遮断スピードに到達する時点を特定する(工程502)。工程502は、航空機が離陸のための加速を開始する時に実行されうる。
一実施例では、航空機の加速が特定されると、対地速度を得るために航空機の総加速度が合算され、測定された対地速度が補完フィルタとして使用される。ゲインが、加速度に基づく対地速度と測定された対地速度との間の誤差に適用され、かつ、総加速度に補正として適用される。平均総加速度は、現時点に先行する加重移動時間窓として計算される。平均航跡角、及び計算された平均風が、現時点に先行する加重三角移動時間窓として計算される。加重平均加速度と加重平均航跡角、及び風計算は、次いでその後の、現時点にシステム遅延を加えたものに等しい時点における対気速度を予測するために、現在の対気速度に適用される。
その後、遮断スピードに到達する時から時間遅延を差し引いた時点に既に達したか否かについて決定がなされる(工程504)。遮断スピードに到達する時から時間遅延を差し引いた時点にまだ達していない場合、プロセスは、工程502に戻り、航空機の遮断スピードに到達する時点を更新する。この様態では、航空機が遮断スピードに到達する時を予測する正確性が増大しうる。
そうでない場合、プロセスはコマンドを送信する(工程506)。この様態では、コマンドは、遮断スピードに到達する時点及び時間遅延に基づいて送信されうる。工程506においてコマンドは、スイッチをオフ位置に動かし、航空機のエンジン向けの燃料制御スイッチを遮断位置に動かして、エンジンへの燃料の流れを止める。
プロセスは次いで、航空機の性能情報を記録する(工程508)。別の試験が実施されるべきか否かについて決定がなされる(工程510)。別の試験が実施されるべきである場合、プロセスは、新たな遮断スピードを特定する(工程512)と共に工程502に戻り、工程502では、新たな遮断スピードが到達時点を決定するために使用される遮断スピードとなる。
実施例では、遮断スピードは、先行の遮断スピードに関して記録された性能情報における先行の結果に基づいて特定されうる。他の実施例では、開始する試験に先行して特定された遮断スピードの一覧の中から、新たな遮断スピードが選択されうる。工程510で別の試験は実施されるべきではないという決定がなされる場合、プロセスは次いで、最低可制御性スピードを特定し(工程514)、その後プロセスは終了する。
ここで図6を見るに、例示的な実施形態による、航空機を操作するためのプロセスのフロー図が示されている。図6に示すプロセスは、図1の航空機102、又は図2の航空機202を操作するために使用されうる。
プロセスは、航空機の離陸中の、航空機内のエンジンの望ましくない動作を特定することによって開始する(作業600)。最低可制御性スピードを超過したか否かについて決定がなされる(工程602)。最低可制御性スピードを超過している場合、プロセスは、航空機の離陸を継続し(工程604)、その後プロセスは終了する。そうでない場合、離陸は中止され(工程606)、その後プロセスは終了する。
この実施例では、図5のプロセスを使用して最低可制御性スピードが特定される。図5のプロセスの結果は、図6に示すような、実世界の物理的作用を提供する。結果は、航空機の操作について決定を下すために、航空機の、操縦士のような作業人員によって使用されうる。試験システム212において図5のプロセスを実装することによって、工程602における意思決定に使用される最低可制御性スピードを特定する時間、費用、及び労力が低減されうる。また、図5のプロセスを図2の試験システム212と共に使用して、最低可制御性スピードがより正確に特定されうる。
図示されている種々の実施形態のフロー図及びブロック図は、例示的な実施形態における装置及び方法のいくつかの可能な実行形態の構造、機能、及び動作を示している。これに関して、フロー図又はブロック図内の各ブロックは、工程又はステップのモジュール、セグメント、機能、或いは一部分のうちの少なくとも1つを表しうる。例えば、一又は複数のブロックは、プログラムコードとして、ハードウェア内に、又はプログラムコードとハードウェアの組み合わせとして、実装されうる。ハードウェア内に実装された場合、ハードウェアは、例えば、フロー図又はブロック図内の一又は複数の工程を実行するよう製造又は構成される、集積回路の形態をとりうる。プログラムコードとハードウェアの組み合わせとして実装された場合、この実装はファームウェアの形態をとりうる。
例示的な実施形態の幾つかの代替的実行形態では、ブロック内に記載された一又は複数の機能は、図中に記載された順序を逸脱して出現しうる。例えば、場合によっては、連続して示されている2つのブロックが、実質的に同時に実行されること、また時には、包含された機能に応じて、ブロックが逆順に実行されることがある。また、フロー図又はブロック図内に示されたブロックに加えて、他のブロックが追加されることもある。
例えば、工程500と工程502は、実質的に同時に実行されることも可能である。別の例としては、工程504における決定の後、プロセスは、工程502に戻って遮断スピードに達する時点を更新する前に、一定時間待機することがある。
ここで図7を見るに、例示的な実施形態による、ブロック図の形態のデータ処理システムの図が示されている。データ処理システム700は、図2のコンピュータシステム257内の一又は複数のコンピュータを実装するために使用されうる。図示するように、データ処理システム700は、プロセッサユニット704と、記憶デバイス706と、通信ユニット708と、入力/出力ユニット710と、ディスプレイ712との間の通信を提供する、通信フレームワーク702を含む。場合によっては、通信フレームワーク702はバスシステムとして実装されうる。
プロセッサユニット704は、いくつかの動作を実行するために、ソフトウェアのための指令を実行するよう構成される。プロセッサユニット704は、実行形態に応じて、いくつかのプロセッサ、マルチプロセッサコア、及び/又は他の何らかの種類のプロセッサを備えうる。場合によっては、プロセッサユニット704は、回路システム、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイスなどのハードウェアユニット、又は他の何らかの適切な種類のハードウェアユニットの形態をとりうる。
プロセッサユニット704によって実行されるオペレーティングシステム、アプリケーション、及び/又はプログラムに対する指令は、記憶デバイス706内に配置されうる。記憶デバイス706は、通信フレームワーク702を通じてプロセッサユニット704と連通しうる。本書で使用する際、記憶デバイスは、コンピュータ可読記憶デバイスとも称され、一時的に及び/又は恒久的に情報を保存することが可能な任意のハードウェアである。この情報は、データ、プログラムコード、及び他の情報を含みうるが、それらだけに限定される訳ではない。
メモリ714及び固定記憶域716は、記憶デバイス706の例である。メモリ714は、例えば、ランダムアクセスメモリ、或いは、何らかの種類の揮発性又は不揮発性の記憶デバイスの形態をとりうる。固定記憶域716は、任意の数の構成要素又はデバイスを含みうる。例えば、固定記憶域716は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、書換可能光ディスク、書換可能磁気テープ、又は上記の何らかの組み合わせを含みうる。固定記憶域716によって使用される媒体は、取り外し可能であるか、又は取り外し不可能でありうる。
通信ユニット708により、データ処理システム700は、他のデータ処理システム及びデバイスと通信することが可能になる。通信ユニット708は、物理通信リンク、無線通信リンク、又はそれらの何らかの組み合わせを使用して、通信を提供しうる。
入力/出力ユニット710は、データ処理システム700に接続された他のデバイスとの間で、入力の受信及び出力の送信を可能にする。例えば、入力/出力ユニット710は、キーボード、マウス、及び/又は他の何らかの種類の入力デバイスを通じて、ユーザ入力の受信を可能にする。別の例としては、入力/出力ユニット710によって、データ処理システム700に結合されたプリンタに出力を送信することが可能になる。
ディスプレイ712は、ユーザに対して情報を表示するよう構成される。ディスプレイ712は、例えば、モニタ、タッチスクリーン、レーザーディスプレイ、ホログラフィックディスプレイ、仮想表示デバイス、又は他の何らかの種類の表示デバイスを含みうる。
この実施例では、種々の例示的な実施形態のプロセスは、コンピュータに実装された指令を使用して、プロセッサユニット704によって実行されうる。これらの指令は、プログラムコード、コンピュータ使用可能プログラムコード、又はコンピュータ可読プログラムコードと称されることがあり、かつ、プロセッサユニット704内の一又は複数のプロセッサによって読み取られ、実行されうる。
これらの例では、プログラムコード718は、選択的に取り外し可能なコンピュータ可読媒体720上に機能的な形態で配置され、かつ、プロセッサユニット704によって実行するために、データ処理システム700にローディング又は伝送されうる。プログラムコード718及びコンピュータ可読媒体720は、共にコンピュータプログラム製品722を形成する。この実施例では、コンピュータ可読媒体720は、コンピュータ可読記憶媒体724又はコンピュータ可読信号媒体726でありうる。
コンピュータ可読記憶媒体724は、プログラムコード718を伝播又は伝送する媒体というよりはむしろ、プログラムコード718を保存するために使用される、物理的な又は有形の記憶デバイスである。コンピュータ可読記憶媒体724は、限定する訳ではないが例としては、データ処理システム700に接続される光ディスク又は磁気ディスク、或いは固定記憶デバイスでありうる。
代替的には、プログラムコード718は、コンピュータ可読信号媒体726を使用して、データ処理システム700に伝送されうる。コンピュータ可読信号媒体726は、例えば、プログラムコード718を包含する伝播されたデータ信号でありうる。このデータ信号は、物理的な、及び/又は無線の通信リンクを介して伝送されることが可能な、電磁信号、光信号、及び/又は他の何らかの種類の信号でありうる。
図7のデータ処理システム700の図は、例示的な実施形態が実装されうる様態に対する構造的な限定を提示することを意図していない。種々の例示的な実施形態が、データ処理システム700に関して示されている構成要素に追加的な、又は代替的な構成要素を含む、データ処理システム内に実装されうる。更に、図7に示す構成要素は、実施例とは相違することがある。
本開示の例示的な実施形態は、図8に示す航空機の製造及び保守方法800と、図9に示す航空機900とに関連して記述されうる。まず図8を見るに、例示的な一実施形態による、航空機の製造及び保守方法のブロック図が示されている。製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法800は、図9の航空機900の仕様及び設計802と、材料調達804とを含みうる。
製造段階では、図9の航空機900の構成要素及びサブアセンブリの製造806、及び、システム統合808が行われる。その後、図9の航空機900は、認可及び納品810を経て運航812に供されうる。顧客による運航812の期間中、図9の航空機900には、改造、再構成、改修、及び他の整備又は保守を含みうる、定期的な整備及び保守814が予定される。
航空機の製造及び保守方法800の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレータによって実行又は実施されうる。これらの例では、オペレータは顧客でありうる。本明細書の目的のために、システムインテグレーターは、限定するものではないが、任意の数の航空機製造者、及び主要システム下請業者を含み、第三者は、限定するものではないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含み、かつ、オペレータは航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などでありうる。
ここで図9を参照するに、例示的な一実施形態が実装されうる航空機のブロック図が示されている。この例では、航空機900は、図8の航空機の製造及び保守方法800によって製造され、かつ、複数のシステム904と内装906とを有する機体902を含みうる。システム904の例には、推進システム908、電気システム910、油圧システム912、及び環境システム914のうちの1又は複数が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれることもある。航空宇宙産業の例を示したが、種々の例示的な実施形態は、自動車産業などの他の産業にも適用されうる。本書で具現化されている装置及び方法は、図8の航空機の製造及び保守方法800の段階のうちの少なくとも1つにおいて用いられうる。
一実施例において、一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせは、航空機900が、図8の認可及び納品810、運航812、整備及び保守814、又はそれらの何らかの組み合わせにおいて、利用されうる。いくつかの異なる例示的な実施形態の利用により、航空機900の組み立てを大幅に効率化すること、コストを削減すること、又はその両方が可能になる。
装置及び方法は、航空機を試験するためのものである一方で、航空機のエンジンの動作を、作業人員を使用することと比較してより正確に、選択された遮断スピードにおいて停止させる。正確性の増大は、航空機内でエンジンが動作を停止する回数を低減する。更に、いくつかの試験手順が結果の補間を妨げる。その結果として、側方偏位量による最低可制御性スピードの特定が、現在使用されている試験プロセスと比較して、より正確かつ迅速に行われうる。
種々の例示的な実施形態の説明は、例示及び説明を目的として提示されており、網羅的な説明であること、又は開示された形態に実施形態を限定することを意図していない。当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかになろう。更に、種々の例示的な実施形態は、他の例示的な実施形態と比較して、異なる特性を提供しうる。選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の適用を最もよく説明するため、及び、他の当業者に対して、想定される特定の用途に適する様々な修正例を伴う様々な実施形態の開示内容の理解を促すために、選ばれ、かつ記述されている。
100 試験環境
102 航空機
104 試験システム
105 滑走路
106 矢印
110 エンジン
112 エンジン
116 側方軸
118 翼端
120 翼端
122 長手方向軸
124 尾部
126 ノーズ
128 垂直軸
130 起点
131 矢印
300 概略図
400 エンジン制御
402 コックピット
404 燃料制御スイッチ
406 燃料制御スイッチ
408 スイッチ
410 回転ソレノイド
412 アーム
414 矢印
418 リフタ
419 矢印
420 作動スイッチ
421 矢印
422 インジケータ
424 インジケータ
426 インジケータ
428 インジケータ
800 航空機の製造及び保守方法

Claims (15)

  1. 装置であって、
    エンジン(226)の動作を停止するように、燃料源(228)から航空機(202)の前記エンジン(226)への燃料の流れ(224)を止めるよう、オフ位置(222)に動く、スイッチ(214)と、
    前記燃料の流れ(224)が止められるべき、遮断スピード(246)に到達する時点(244)を特定し、前記スイッチ(214)を前記オフ位置(222)に動かすためのコマンド(250)の送信と、前記エンジン(226)が動作を停止する時との間の遅延(248)を特定し、かつ、前記時点(244)及び前記遅延(248)に基づいて前記コマンド(250)を送信する、試験プロセッサ(216)とを備える、装置。
  2. 前記試験プロセッサ(216)及び前記スイッチ(214)に接続された中継器(218)を更に備え、前記コマンド(250)が前記中継器(218)に受信されると、前記中継器(218)は、前記スイッチ(214)を前記オフ位置(222)に動かす信号(234)を、前記スイッチ(214)に送信する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記スイッチ(214)は、
    回転ソレノイド(230)と、
    前記回転ソレノイド(230)から延在するアーム(232)とを備え、前記回転ソレノイド(230)が前記中継器(218)から前記信号(234)を受信すると、前記回転ソレノイド(230)は前記アーム(232)を前記オフ位置(222)に回転させる、請求項2に記載の装置。
  4. 前記アーム(232)を備えた前記回転ソレノイド(230)は、前記アーム(232)の前記オフ位置(222)への移動が燃料制御スイッチ(238)を遮断位置(242)に動かすように、前記航空機(202)のコックピット(402)内の、前記エンジン(226)向けの前記燃料制御スイッチ(238)に相関する位置に配置される、請求項3に記載の装置。
  5. 前記燃料制御スイッチ(238)を戻り止め(266)から解除する、リフタ構造物(220)を更に備える、請求項4に記載の装置。
  6. 作動スイッチ(219)であって、前記作動スイッチ(219)が解除位置(262)にある時に、前記コマンド(250)が中継器(218)に到達すること、信号(234)が生成されること、又は、前記信号(234)が前記スイッチ(214)に到達することを妨げ、前記作動スイッチ(219)が作動位置(264)にある時に、前記コマンド(250)が前記中継器(218)に到達すること、前記信号(234)が生成されること、又は、前記信号(234)が前記スイッチ(214)に到達すること、のうちの少なくとも1つを可能にする、作動スイッチ(219)を更に備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記試験プロセッサ(216)は前記航空機(202)の性能情報(254)を記録する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記性能情報(254)は、スピード、対地速度、対気速度、加速度、オイラー角、ヨー、ピッチ、風速、慣性加速度、横滑り角、目標の遮断スピード、実際の遮断スピード、作動可能になる時、前記スイッチ(214)が起動される時、燃料の流れ、ヨーレート、総重量、重心位置、ブレーキ圧、又はフラップ角のうちの、少なくとも1つを含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記試験プロセッサ(216)は、前記性能情報(254)に基づいて新たな遮断スピード(256)を特定する、請求項7に記載の装置。
  10. 前記航空機(202)は少なくとも2つのエンジンを有する、請求項1に記載の装置。
  11. 航空機(202)内のエンジン(226)の動作を制御するための方法であって、
    燃料の流れ(224)が止められるべき、前記航空機(202)の遮断スピード(246)に到達する時点(244)を特定することと、
    スイッチ(214)をオフ位置(222)に動かすためのコマンド(250)の送信と、前記エンジン(226)が動作を停止する時点(244)との間の遅延(248)を特定することと、
    前記時点(244)及び前記遅延(248)に基づいて、前記コマンド(250)を送信することとを含み、前記コマンド(250)は、前記スイッチ(214)を前記オフ位置(222)に動かし、前記航空機(202)の前記エンジン(226)向けの燃料制御スイッチ(238)を遮断位置(242)に動かして、前記エンジン(226)への前記燃料の流れ(224)を止める、方法。
  12. 前記スイッチ(214)は、回転ソレノイド(230)と、前記回転ソレノイド(230)から延在するアーム(232)とを備え、
    前記アーム(232)を備えた前記回転ソレノイド(230)は、前記アーム(232)の前記オフ位置(222)への移動が前記燃料制御スイッチ(238)を前記遮断位置(242)に動かすように、前記航空機(202)のコックピット内の、前記エンジン(226)向けの前記燃料制御スイッチ(238)に相関する位置に配置される、請求項11に記載の方法。
  13. 作動スイッチ(219)が解除位置(262)にある時に、前記コマンド(250)が中継器(218)に到達することを妨げることと、
    前記作動スイッチ(219)が作業人員(260)によって押圧位置に保持されている時に、前記コマンド(250)の前記中継器(218)への到達を可能にすることと、
    前記航空機(202)の性能情報(254)を記録することとを更に含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記性能情報(254)は、スピード、対地速度、対気速度、加速度、ヨー、ピッチ、風速、慣性加速度、オイラー角、横滑り角、目標の遮断スピード、実際の遮断スピード、作動可能になる時、前記スイッチ(214)が起動される時、燃料の流れ、ヨーレート、総重量、重心位置、ブレーキ圧、又はフラップ角のうちの、少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記性能情報(254)に基づいて新たな遮断スピード(256)を特定することを更に含む、請求項13に記載の方法。
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