JP6539159B2 - グローブボックス用蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、グローブボックスのグローブ装着用の開口部に取り付けられるグローブボックス用蓋に関する。
従来、大気中とは異なる環境で部品の製造や実験などを行う道具として、グローブボックスが開発されている。
図8A及び図8Bは、グローブボックスの概略構成を示す図である。グローブボックス100は、透明なアクリル板などで形成された筐体であり、内部の気密性が保たれる構成になっている。グローブボックス100の内部には、例えば工作機械190が配置される。工作機械190の例としては、半導体チップを接合する接合装置等が挙げられる。グローブボックス100の内部に窒素ガスなどの不活性ガスを充填させた上で、接合装置を用いて接合作業を行うことで、接合作業中の半導体チップの酸化を防ぐことができる。
グローブボックス100には、柔軟性を有する樹脂よりなるグローブ170,180が取り付けられている。すなわち、図8Aに示すように、グローブボックス100の側面には、直径20cm程度の円形の穴が設けられた開口部110,120を設ける。そして、図8Bに示すように、その開口部110,120の円筒状の壁部111,121に、柔軟性を有する樹脂製のグローブ(手袋)170,180を取り付ける。壁部111,121の先端にはフランジ部112,122が形成され、壁部111,121に取り付けられたグローブ170,180が外れるのを防ぐようにしている。なお、壁部111,121にグローブ170,180を取り付ける際には、Oリング(不図示)などを使用して壁部111,121とグローブ170,180との間に隙間が生じないようにする。
図8Bでは、手の形状をしたグローブ170,180の先端部171,181が外側に伸びた状態を示す。この状態から、図8Bに仮想線で示すように、グローブ170,180を反転させて、開口部110,120からグローブボックス100の内部に挿入した状態とする。この状態で、作業者は、左右の手をグローブ170,180に挿入することで、工作機械190などに触れることができる。したがって、作業者は、工作機械190の調整作業などを手作業で行うことができる。
特許文献1には、グローブボックスの一例が記載されている。
特許第2802240号公報
グローブボックス100の内部には窒素ガスなどの不活性ガスが充填されているため、グローブ170,180の内側は不活性ガスと常時触れた状態である。このため、グローブボックス100に取り付けられたグローブ170,180は、不活性ガスの影響で劣化が激しいという問題がある。
グローブ170,180の劣化を防ぐためには、開口部110,120に蓋をすることが考えられる。例えば、特許文献1に記載されたグローブボックスでは、グローブが装着される開口部に、内側から蓋を取り付ける例が記載されている。この例では、開口部の内側に蓋が取り付けられることで、グローブボックス100に不活性ガスが充填された状態を維持したままで、開口部からグローブを取り外して交換することが可能になる。また、開口部に蓋が取り付けられることで、不活性ガスによるグローブの劣化を防ぐことができる。
ところが、図8Aに示すようなグローブボックス100の開口部110,120に内側から蓋を取り付ける作業は、非常に作業性が悪いという問題がある。すなわち、グローブ170,180の内側に蓋を取り付ける作業は、作業者がグローブ170,180に挿入した手で行うため、片手での作業となり、かつグローブ170が介在するために細かい操作ができないという問題があった。
また、従来のグローブボックス用の蓋は、開口部の内側から嵌めるように取り付けるものであるため、予めグローブボックス100の内部に蓋を配置しておく必要がある。従来、開口部110を使用して蓋をグローブボックス100の外側に取り出すことはできず、メンテナンスなどのために蓋をグローブボックスから取り出すためには、グローブ用の開口部とは別の作業用の取り出し口を設ける必要があった。このため、グローブボックス100の構成が複雑化するという問題があった。
本発明は、グローブが取り付けられた状態で蓋をすることが容易にできると共に、グローブボックスの外側に取り出すことが容易にできるグローブボックス用蓋を提供することを目的とする。
本発明のグローブボックス用蓋は、グローブボックスに設けられた、グローブが装着されるための所定の径の開口部に取り付けられるグローブボックス用蓋である。
そして、本発明のグローブボックス用蓋は、以下の各部材を備える。
すなわち、開口部の所定の径よりも若干小さな径の第1蓋部材と、第1蓋部材の中心に取り付けられネジ山が形成されたネジ部材と、ネジ部材のネジ山に嵌るネジ孔を中心に有し第1蓋部材と同じ径の第2蓋部材と、第1蓋部材と第2蓋部材との間の周縁部に第1蓋部材と第2蓋部材とで挟まった状態で配置される所定の厚さのパッキンと、ネジ部材に取り付けられたハンドルとを備える。
そして、ハンドルの回転により軸部材が回転することで、第1蓋部材と第2蓋部材との間の隙間が変化してパッキンの厚さが変化することで、第1蓋部材と第2蓋部材との間の周縁部からのパッキンの外側への突出量が変化し、開口部の壁面との間の隙間が塞がるようにしたものである。
本発明によれば、グローブボックス用蓋を開口部に配置した状態で、ハンドルを回転させる操作を行うことで、パッキンの外側への突出量を変化させるだけで、グローブボックス用蓋と開口部との間の隙間を塞ぐことができるようになる。したがって、作業者がグローブに挿入した片方の手だけを使用して、簡単に蓋を開閉させる操作ができるようになる。
また、本発明によれば、第1蓋部材と第2蓋部材との間の隙間が大きい状態のときには、グローブボックス用蓋の外形サイズが、開口部の直径よりも小さくなる。このため、グローブボックス用蓋が開口部を通過できるサイズにすることができ、グローブボックス用蓋の取り外しや交換が、グローブ用の開口部を使用して簡単にできるようになる。
本発明の一実施の形態例によるグローブボックス用蓋の構成例を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図であり、第1蓋部材と第2蓋部材との間隔を広くした状態を示す。 図1のA−A線に沿う断面図であり、第1蓋部材と第2蓋部材との間隔を狭めた状態を示す。 本発明の一実施の形態例によるグローブボックス用蓋を開口部に装着した状態の例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態例によるグローブボックス用蓋を開口部に装着した状態で、第1蓋部材と第2蓋部材との間隔を広くした場合の例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態例によるグローブボックス用蓋を開口部に装着した状態で、第1蓋部材と第2蓋部材との間隔を狭くした場合の例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態例によるグローブボックス用蓋を開口部から取り出す際の例を示す斜視図である。 グローブボックス全体の概略構成例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施の形態例のグローブボックス用蓋を説明する。
[1.グローブボックス用蓋の構成例]
図1は、グローブボックス用蓋200の構成例を示す斜視図である。また、図2及び図3は、グローブボックス用蓋200の断面を示す。図2と図3は、グローブボックス用蓋200の同じ位置の断面を示すが、2枚の蓋部材(後述する第1蓋部材210と第2蓋部材220)の間隔が図2と図3とで相違する。
グローブボックス用蓋200は、図8で説明したグローブボックス100のグローブ取り付け用の開口部110,120に装着されるものである。以下の説明では、一方のグローブ取り付け用の開口部110にグローブボックス用蓋200が取り付けられる状態を説明するが、他方のグローブ取り付け用の開口部120についても、同じ形状のグローブボックス用蓋200が取り付けられる。
この例では、開口部110,120は、例えば直径20cmから30cm程度の片手が入る程度のサイズである。
グローブボックス用蓋200は、2枚の円形の蓋部材210,220を重ねた形状である。すなわち、グローブボックス用蓋200は、第1蓋部材210と第2蓋部材220とを備える。第1蓋部材210と第2蓋部材220は同じサイズの円形形状であり、開口部110,120よりも若干小さなサイズである。例えば、第1蓋部材210と第2蓋部材220の直径は、開口部110,120の直径よりも数mm程度小さく形成される。第1蓋部材210と第2蓋部材220は、例えばアルミやステンレスなどの金属板で構成される。
第1蓋部材210と第2蓋部材220は、ハンドル240が取り付けられたネジ部材241で連結される。すなわち、図2及び図3に断面で示すように、第1蓋部材210の一方の面の中央のネジ取り付け部211に、ネジ山が形成されたネジ部材241が回転可能に取り付けられる。そして、第2蓋部材220の中央にはネジ孔221が形成され、第2蓋部材220のネジ孔221が、第1蓋部材210に取り付けられたネジ部材241に挿通される。
ネジ部材241の先端にはハンドル240が取り付けられる。このハンドル240を回転させることで、ネジ部材241が回転し、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間の間隔(図2でのH1,図3でのH2)が変化する。
第1蓋部材210と第2蓋部材220との間の周縁部には、第1蓋部材210と第2蓋部材220とで挟まった状態で、パッキン230が配置される。パッキン230は、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間の周縁部全体に環状で隙間なく配置される。パッキン230は、例えば中空形状のゴムで形成される。中空形状とするのは一例であり、パッキン230として中空でないゴムを使用してもよい。
図2及び図3に示すように、第1蓋部材210の一方の面(第2蓋部材220と対向した面)の縁から若干内側の位置には、突条部212が形成される。同様に、第2蓋部材220の一方の面(第1蓋部材210と対向した面)の縁から若干内側の位置には、突条部222が形成される。
これら突条部212,222が形成されることで、パッキン230が第1蓋部材210と第2蓋部材220との間の周縁部に保持される。ここで、パッキン230は、比較的厚さが厚いゴムで形成され、図2及び図3に示すように、第1蓋部材210と第2蓋部材220の縁から幅W1,W2だけ外側に突出するように配置される。
パッキン230の突出幅W1,W2は、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔H1,H2により変化する。すなわち、図2に示すように、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔H1が比較的大きい場合には、パッキン230が弱い力で挟まった状態であり、突出幅W1が小さい。一方、図3に示すように、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔H2が比較的狭い場合には、パッキン230が強い力で挟まって、パッキン230が潰れた状態であり、突出幅W2が大きい。
この図2に示す突出幅W1が小さい状態と図3に示す突出幅W2が大きい状態は、ハンドル240を回転させることで、簡単に切り替えることができる。すなわち、ハンドル240が回転することで、ハンドル240に固定されたネジ部材241が回転し、ネジ部材241にネジ孔221が挿通された第2蓋部材220と、第1蓋部材210との間隔H1,H2が変化する。
なお、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔が変化可能な範囲は、何らかの規制部材で制限するようにしてもよい。すなわち、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔が最も広い状態を、図2に示す間隔H1に規制し、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔が最も狭い状態を、図3に示す間隔H2に規制する部材を、第1蓋部材210又は第2蓋部材220に配置するようにしてもよい。
また、図1に示すように、第1蓋部材210の外側に露出した面(第2蓋部材220と対向していない面)には、3箇所にほぼ等間隔で板状の突起部材231,232,233を取り付ける。この突起部材231,232,233は、第1蓋部材210の縁から1cm程度だけ突出させる。
[2.グローブボックス用蓋を開口部に取り付けた状態]
図4は、グローブボックス用蓋200をグローブボックス100の開口部110に取り付けた状態を示す斜視図である。図4は、開口部110にグローブ170が未装着の状態を示す。
図4の例では、グローブボックス100は、開口部110を構成する部材を含めて全て透明な材質で構成されている。したがって、グローブボックス用蓋200の開口部110と重なる箇所についても、外側から見える状態になっている。
また、図5及び図6は、グローブボックス用蓋200をグローブボックス100の開口部110に取り付けた状態の断面図である。図5は、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔を広くした状態(すなわち図2と同じ状態)であり、図6は、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔を狭くした状態(すなわち図3と同じ状態)である。図5及び図6は、開口部110にグローブ170が装着された状態を示す。
グローブボックス用蓋200は、通常、グローブボックス100の内部に用意しておく。例えば、開口部110の近傍のグローブボックス100内に、グローブボックス用蓋200が配置される。グローブボックス100の内部にグローブボックス用蓋200が用意された状態では、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔は、広い状態(すなわち図2に示す状態)に設定しておく。
そして、開口部110をグローブボックス用蓋200で塞ぐ際には、グローブ170(図8)を開口部110からグローブボックス100の内部に入れた状態とし、グローブ170に挿入させた作業員の手で、グローブボックス用蓋200を掴む。このとき作業員は、例えばハンドル240を掴む。
そして作業員は、ハンドル240を掴んだ状態で、開口部110に内側からグローブボックス用蓋200を配置する。図5はこのときの様子を断面で示す。開口部110に内側からグローブボックス用蓋200を配置した状態では、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔が広いため、パッキン230の突出幅W1が小さい状態(図2の状態)となり、開口部110の内壁111bとパッキン230との間に隙間が生じている。
なお、図4に示すように、グローブボックス用蓋200の外側(図4での下側)には突起部材231,232,233が取り付けてあり、この突起部材231,232,233が開口部110の内側の縁と接触する。したがって、グローブボックス用蓋200は、開口部110の最も奥側に位置するようになる。
このように図5に示す状態にグローブボックス用蓋200が配置された後、作業者は、ハンドル240を回転させて、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔を狭くさせ、パッキン230の突出幅W2が大きい状態(図3の状態)に設定する。
このようにパッキン230の突出幅W2が大きい状態になることで、図5に示すように、開口部110の内壁111bとパッキン230との間が、隙間がない状態になり、グローブボックス用蓋200が開口部110を完全に塞いだ状態になる。
このようにグローブボックス用蓋200を使用してグローブボックス100の開口部110を塞ぐことで、簡単な操作でグローブボックス100の開口部110を塞ぐことができる。すなわち、図8に示すように開口部110にはグローブ170が取り付けられた状態であり、1つの開口部110には、グローブ170を介して片手だけしか入れられない。このため、片手で塞ぐ操作を行う必要があるが、具体的な操作としては、手でハンドル240を掴んで、開口部110の内側まで移動させると共に、ハンドル240を回転させるだけでよい。したがって、片手で簡単に開口部110を塞ぐ操作ができるようになる。
また、グローブボックス用蓋200が開口部110を覆った状態から取り外す際には、取り付け時とは逆の手順でハンドル240を回転させてグローブボックス用蓋200を外して、グローブボックス100の内部に収めるようにすれば良く、取り外し時にも片手で簡単に作業ができる。
このように簡単に開口部110を塞ぐことができることで、グローブ170,180を使用した作業を行わないとき、蓋200で塞がれない状態で放置されることを阻止できる。したがって、不活性ガスの影響でゴム製のグローブが劣化することを極力防止できるようになる。
[3.グローブボックス用蓋を開口部から取り出す例]
図7は、グローブボックス用蓋200を取り外す際の状態を示す図である。
既に説明したように、グローブボックス用蓋200の第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔が広い状態のときには、図5に示すように、開口部110の内壁111bとパッキン230との間に隙間が生じる。
したがって、第1蓋部材210と第2蓋部材220との間隔が広い状態のときには、図7に示すように、開口部110を塞ぐ際の位置からほぼ90°向きを変えて、グローブボックス用蓋200をほぼ水平な状態にする。このような配置状態とすることで、開口部110の内壁111bと接触させずに、グローブボックス用蓋200を外側に取り出すことができる。
なお、第1蓋部材210には、3箇所に突起部材231,232,233が取り付けられているが、突起部材231,232,233の配置位置と突出量を適切に設定することで、突起部材231,232,233が開口部110と接触することなく、グローブボックス用蓋200を外側に取り出すことができる。例えば、図7に示すように、突起部材231が手前のほぼ中央になるように設定することで、他の2つの突起部材232,333も開口部110の内壁111bと接触しない状態で、グローブボックス用蓋200を外側に取り出すことができる。
このように開口部110を使って、グローブボックス用蓋200を外側に取り出せるので、グローブボックス100には、グローブが取り付けられる開口部110とは別に、蓋の取り出し口を設ける必要がなく、それだけグローブボックス100の構成を簡単にすることができる。
[4.変形例]
なお、上述した実施の形態例では、パッキン230として、第1蓋部材210と第2蓋部材220の間の縁部に環状に配置した。これに対して、例えばパッキン230として、第1蓋部材210や第2蓋部材220と同様の円形形状で所定の厚さのシート状の部材としてもよい。円形のシート状のパッキンの場合には、中央にネジ部材241を通過させる孔を設ける。
このようなシート状のパッキンとした場合には、第1蓋部材210や第2蓋部材220に、突条部212,222を設ける必要がない。
また、上述した実施の形態例で、グローブボックス用蓋200の3箇所に突起部材231,232,233を配置するのは一例であり、3箇所以外の複数箇所に同様の突起部材を配置するようにしてもよい。例えば第1蓋部材210の周縁の180°対向した2箇所にだけ、突起部材を配置するようにしてもよい。あるいは、図7に示すようにグローブボックス用蓋200を開口部110から外側に取り出す必要がない場合には、同様の突起部材を第1蓋部材210に4箇所以上配置してもよい。
あるいはまた、第1蓋部材210に突起部材を設けないようにしてもよい。
また、図1など示したハンドル240の形状についても一例を示すものであり、グローブ170を装着した手で回すことが可能なハンドルに相当する部材であれば、その他の形状でもよい。
また、図8に示したグローブボックス100は、本発明が適用されるグローブボックスの概略構成を示したものであり、本発明のグローブボックス用蓋は、様々な用途や形態のグローブボックスに適用が可能である。グローブボックスの内部に窒素ガスを充填させる点についてもグローブボックスの使用態様の一例であり、その他のガスを充填させて、グローブボックス内で作業や実験などを行うものに本発明を適用してもよい。
100…グローブボックス、110,120…開口部、111,121…壁部、111a…端面、111b…内壁、112,122…フランジ部、170,180…グローブ、171,181…先端部、171R,181R…反転した先端部、190…工作機械、200…グローブボックス用蓋、210…第1蓋部材、211…ネジ取り付け部、212…突条部、220…第2蓋部材、221…ネジ孔、222…突条部、230…パッキン、231,232,233…突起部材、240…ハンドル、241…ネジ部材

Claims (3)

  1. グローブボックスに設けられた、グローブが装着されるための所定の径の円形の開口部に取り付けられるグローブボックス用蓋であって、
    前記開口部の所定の径よりも若干小さな径の第1蓋部材と、
    前記第1蓋部材の中心に取り付けられ、ネジ山が形成されたネジ部材と、
    前記ネジ部材のネジ山に嵌るネジ孔を中心に有し、前記第1蓋部材と同じ径の第2蓋部材と、
    前記第1蓋部材と前記第2蓋部材との間の周縁部に、前記第1蓋部材と前記第2蓋部材とで挟まった状態で配置された所定の厚さのパッキンと、
    前記ネジ部材に取り付けられたハンドルとを備え、
    前記ハンドルの回転により前記ネジ部材が回転することで、前記第1蓋部材と前記第2蓋部材との間の隙間が変化して前記パッキンの厚さが変化することで、前記第1蓋部材と前記第2蓋部材との間の周縁部からの前記パッキンの外側への突出量が変化し、前記開口部の壁面との間の隙間が塞がるようにした
    グローブボックス用蓋。
  2. 前記第1蓋部材の前記第2蓋部材と対向した面とは反対側の面の2箇所又は3箇所に、前記開口部の内側の縁と接触する突起部材を設けた
    請求項1に記載のグローブボックス用蓋。
  3. 2箇所又は3箇所に設けた前記突起部材は、前記第1蓋部材と前記第2蓋部材との間の隙間を大きくして、周縁部からの前記パッキンの外側への突出量を小さくした状態で、前記開口部の蓋をした状態からほぼ90°向きを変えることで、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材を開口部から外側に取り出すことができるサイズ及び配置とした
    請求項2に記載のグローブボックス用蓋。
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