JP6537575B2 - バンドパスフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、ポスト壁導波路型のバンドパスフィルタに関する。
通過帯域内の電磁波を通過させると共に、通過帯域外の電磁波を遮断するバンドパスフィルタが広く用いられている。ミリ波帯で動作するバンドパスフィルタは、直列結合された複数の共振器を含む導波管又は導波路として実現されることが一般的である。
非特許文献1には、金属導波管型のバンドパスフィルタが開示されている。また、非特許文献2には、ポスト壁導波路型のバンドパスフィルタが開示されている。ポスト壁導波路型のバンドパスフィルタには、金属導波管型のバンドパスフィルタと比べて、安価であり、小型であり、軽量であるという利点がある。
吉田和明、"マイクロ波フィルタの技術と応用"、日本無線技術技法 No.64、2013年12月 Y. Uemichi, O. Nukage, K. Nakamura, X. Han, R. Hosono, and S. Amakawa, "Compact and low-loss bandpass filter realized in silica-based post-wall waveguide for 60-GHz application", IEEE MTT-S IMS, 2015年5月
しかしながら、ポスト壁導波路型のバンドパスフィルタにおいては、後述する非導波領域がバイパス導波路として機能することによって、通過帯域外の電磁波がバンドパスフィルタを通過する現象が起こり得ることを、本願発明者らは発見した。このような現象(以下、「バイパス現象」と呼ぶ)が起こると、バンドパスフィルタのアイソレーション性能が劣化する。
ポスト壁導波路型のバンドパスフィルタにおいて起こり得るバイパス現象について、図9及び図10を参照してより具体的に説明すれば、以下のとおりである。
図9は、ポスト壁導波路型のバンドパスフィルタ5の構成を示す斜視図である。図9に示すように、バンドパスフィルタ5は、誘電体基板51と、誘電体基板51の両面を覆う広壁対52と、誘電体基板51の内部に形成されたポスト壁53と、を備えている。ポスト壁53は、導体ポストP1,P2,…の集合であり、1組の狭壁対530と、6組の隔壁対531〜536と、を含んでいる。なお、以下の説明においては、図示した座標系において、x軸正方向を「右」、x軸負方向を「左」、y軸正方向を「前」、y軸負方向を「後」、z軸正方向を「上」、z軸負方向を「下」と呼ぶ。
図10の(a)は、バンドパスフィルタ5の平面図である。図9に示すように、広壁対52を構成する第1広壁52a及び第2広壁52bによって上下を挟まれた直方体状の領域Dは、図10の(a)に示すように、狭壁対530を構成する右狭壁530a及び左狭壁530bによって3つの領域D1〜D3に区画されている。
第1領域D1は、上述した領域Dのうち、左右を狭壁対530で挟まれた直方体状の領域である。第1領域D1は、バンドパスフィルタ5に入力された電磁波を導波する方形導波路として機能する。本明細書においては、この領域D1を「方形導波領域」と呼ぶ。方形導波領域D1は、6組の隔壁対531〜536によって7つの小領域D11〜D17に区画される。これら7つの小領域D11〜D17のうち、両端の小領域D11,D17を除く5個の小領域D12〜D16の各々は、共振器として機能する。本明細書においては、これらの5個の小領域D12〜D16の各々を「共振領域」と呼ぶ。第2領域D2は、上述した領域Dのうち、右狭壁530aよりも右側を占める領域である。第3領域D3は、上述した領域Dのうち、左狭壁530bよりも左側を占める領域である。本明細書においては、これら2つの領域D2〜D3の各々を「非導波領域」と呼ぶ。
図10の(b)は、バンドパスフィルタ5における電界分布であって、通過帯域外の電磁波を前方から入力した場合に得られる電界分布を示すグラフである。
図10の(b)に示すグラフによれば、バンドパスフィルタ5に入力された通過帯域外の電磁波は、5段目の共振領域D16に入射する前に、4段目までの共振領域D12〜D15において反射されることが見て取れる。これは、5個の共振領域D12〜D16を含む方形導波領域D1が、通過帯域外の電磁波を遮断するバンドパスフィルタとして機能していることを意味する。
また、図10の(b)に示すグラフによれば、2つの非導波領域D2〜D3の各々に、無視できない大きさの周期的な電界分布が存在していることが見て取れる。これは、非導波領域D2〜D3がバイパス導波路として機能することによって、バンドパスフィルタ5に入力された通過帯域外の電磁波の一部がバンドパスフィルタ5を通過していること、すなわち、バイパス現象が起こっていることを意味する。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、バイパス現象が生じ難いポスト壁導波路型のバンドパスフィルタを実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るバンドパスフィルタは、誘電体基板と、上記誘電体基板の一方の主面に形成された第1広壁と、上記誘電体基板の他方の主面に形成された第2広壁と、上記誘電体基板の内部に形成されたポスト壁と、を備えており、上記第1広壁、上記第2広壁、及び上記ポスト壁によって、上記誘電体基板の内部に複数の共振領域を含む方形導波領域が構成されており、上記第1広壁と上記第2広壁とに挟まれた領域から上記方形導波領域を除いた非導波領域に少なくとも1つの導体ポストが形成されている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、非導波領域がバイパス導波路として機能し難くなる。その結果、通過帯域外の電磁波がバンドパスフィルタを通過し難くなる。すなわち、上記の構成によれば、バイパス現象が生じ難いバンドパスフィルタを実現することができる。
本発明に係るバンドパスフィルタにおいて、上記非導波領域には、複数の導体ポストによって構成された少なくとも1つの隔壁が形成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、非導波領域がバイパス導波路として機能し難くなるという効果がより顕著になる。
本発明に係るバンドパスフィルタにおいて、上記非導波領域には、複数の導体ポストによって構成された隔壁群であって、上記導波領域の導波方向と直交する隔壁を上記導波方向に沿って並べた隔壁群が形成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、導波領域を導波される電磁波が非導波領域に漏出し難くなる。したがって、上記の構成によれば、バイパス現象が更に生じ難いバンドパスフィルタを実現することができる。
本発明に係るバンドパスフィルタにおいて、上記隔壁群の隔壁間隔Lは、cを光速、μを上記誘電体基板の透磁率、εを上記誘電体基板の誘電率、fmaxを当該バンドパスフィルタに入力される電磁波の上限周波数として、c/{2L(με1/2}<fmaxを満たすように設定されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、導波領域を導波される電磁波が更に非導波領域に漏出し難くなる。したがって、上記の構成によれば、バイパス現象が更に生じ難いバンドパスフィルタを実現することができる。
本発明に係るバンドパスフィルタにおいて、上記導波領域の狭壁から上記隔壁群を構成する各隔壁までの距離は、該隔壁におけるポスト間隔よりも大きい、ことが好ましい。
上記の構成によれば、より少ない導体ポストで上記隔壁群を構成することが可能になる。したがって、上記の構成によれば、より製造が容易なバンドパスフィルタを実現することができる。
本発明によれば、バイパス現象が生じ難いポスト壁導波路型のバンドパスフィルタを実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係るバンドパスフィルタの構成を示す斜視図である。 (a)は、図1に示すバンドパスフィルタの平面図であり、(b)は、図1に示すバンドパスフィルタの断面図である。 図1に示すバンドパスフィルタの第1の変形例を示す斜視図である。 図1に示すバンドパスフィルタの第2の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るバンドパスフィルタの構成を示す斜視図である。 (a)は、図5に示すバンドパスフィルタの平面図であり、(b)は、図5に示すバンドパスフィルタにおける電界分布を示すグラフである。 (a)は、図5に示すバンドパスフィルタの第1の変形例を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すバンドパスフィルタにおける電界分布を示すグラフである。 (a)は、図5に示すバンドパスフィルタの第2の変形例を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すバンドパスフィルタにおける電界分布を示すグラフである。 従来のバンドパスフィルタの構成を示す斜視図である。 (a)は、図9に示すバンドパスフィルタの平面図であり、(b)は、図7に示すバンドパスフィルタにおける電界分布を示すグラフである。
〔第1の実施形態〕
(バンドパスフィルタの構成)
本発明の第1の実施形態に係るバンドパスフィルタ1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、バンドパスフィルタ1の斜視図である。図2の(a)は、バンドパスフィルタ1の平面図であり、図2の(b)は、バンドパスフィルタ1の断面図である。なお、図2の(b)に示す断面は、図2の(a)に示すA−A’線におけるバンドパスフィルタ1の断面である。
バンドパスフィルタ1は、図1に示すように、誘電体基板11と、誘電体基板11の両面を覆う広壁対12と、誘電体基板11の内部に形成されたポスト壁13と、を備えている。
誘電体基板11は、誘電体により構成された板状部材である。本実施形態においては、誘電体基板11として、石英基板を用いている。ただし、誘電体基板11の材料は、誘電体であればよく、石英に限定されない。例えば、誘電体基板11の材料は、樹脂(例えば、テフロン(登録商標)系樹脂や液晶ポリマー樹脂など)であっても構わない。
なお、以下の説明においては、誘電体基板11の表面を構成する6つの面のうち、面積が最も大きな2つの面を「主面」と呼ぶ。特に、これら2つの主面を区別する必要がある場合は、第1の主面を「上面」と呼び、第1の主面に対向する第2の主面を「下面」と呼ぶ。また、誘電体基板11の表面を構成する6つの面のうち、主面以外の4つの面を「側面」と呼ぶ。特に、これら4つの側面を区別する必要がある場合には、第1の側面を「右側面」と呼び、第1の側面に対向する第2の側面を「左側面」と呼び、第1の側面及び第2の側面に直交する第3の側面を「前側面」と呼び、第3の側面に対向する第4の側面を「後側面」と呼ぶ。ただし、これらの呼称は、説明の便宜上のものであり、バンドパスフィルタ1の配置に制約を課すものではない。また、以下の説明においては、誘電体基板11の左側面から右側面に向かう方向をx軸正方向とし、誘電体基板11の後側面から前側面に向かう方向をy軸正方向とし、誘電体基板11の下面から上面に向かう方向をz軸正方向とする直交座標系を利用する。
広壁対12は、第1広壁12a及び第2広壁12bにより構成される。第1広壁12aは、誘電体基板11の上面全体を覆う膜状導体であり、第2広壁12bは、誘電体基板11の下面全体を覆う膜状導体である。本実施形態においては、第1広壁12a及び第2広壁12bとして、銅膜を用いる。ただし、第1広壁12a及び第2広壁12bの材料は、導体であればよく、銅に限定されない。例えば、第1広壁12a及び第2広壁12bの材料は、銅以外の金属(例えば、アルミニウムや金など)であっても構わない。また、第1広壁12a及び第2広壁12bは、板状導体であっても構わない。
ポスト壁13は、誘電体基板11の内部に形成された複数の導体ポストP1,P2,…の集合である。各導体ポストPi(i=1,2,…)は、図2の(b)に示すように、誘電体基板11を上下に貫通する貫通孔の内壁を覆う膜状(円筒状)導体である。各導体ポストPiの上端及び下端は、それぞれ、第1広壁12a及び第2広壁12bに接触しており、各導体ポストPiは、第1広壁12aと第2広壁12bとを短絡している。本実施形態においては、各導体ポストPiの材料として、銅を用いている。ただし、各導体ポストPiの材料は、導体であればよく、銅に限定されない。例えば、各導体ポストPiの材料は、銅以外の金属(例えば、アルミニウムや金など)であっても構わない。また、各導体ポストPiは、誘電体基板11を上下に貫通する貫通孔に充填された塊状(円柱状)の導体であっても構わない。これらの導体ポストP1,P2,…は、柵状に並べられており、これらの導体ポストP1,P2,…により構成されるポスト壁13は、ポスト間隔よりも十分に長い波長を有する電磁波を反射する導体壁として機能する。
ポスト壁13は、図2の(a)に示すように、1組の狭壁対130と、6組の隔壁対131〜136と、を含んでいる。
狭壁対130は、右狭壁130a及び左狭壁130bにより構成される。右狭壁130a及び左狭壁130bは、それぞれ、導体ポストP1,P2,…の部分集合であって、y軸に沿って柵状に並べられた複数の導体ポストからなる。右狭壁130aは、yz面と平行に、誘電体基板11の中心軸よりも右側(x軸正方向側)に配置されている。一方、左狭壁130bは、yz面と平行に、誘電体基板11の中心軸よりも左側(x軸負方向側)に配置されている。
上下を広壁対12で挟まれた領域Dは、狭壁対130によって3つの領域D1〜D3に区画される。第1領域D1は、上述した領域Dのうち、左右を狭壁対130で挟まれた直方体状の領域である。第1領域D1は、バンドパスフィルタ1に入力された電磁波を導波する方形導波路として機能する。以下、第1領域D1のことを、「方形導波領域」と呼ぶ。第2領域D2は、上述した領域Dから方形導波領域D1を除いた領域のうち、右狭壁130aよりも右側(x軸正方向側)に位置する領域である。第3領域D3は、上述した領域Dから方形導波領域D1を除いた領域のうち、左狭壁130bよりも左側(x軸負方向側)に位置する領域である。以下、第2領域D2及び第3領域D3のことを、「非導波領域」と呼ぶ。なお、第1広壁12aと第2広壁12bとがバンドパスフィルタ1を平面視したときに過不足なく重ならない場合、上述した領域Dは、第1広壁12aのうち、バンドパスフィルタ1を平面視したときに第2広壁12bに重なる領域と、第2広壁12bのうち、バンドパスフィルタ1を平面視したときに第1広壁1aに重なる領域とに挟まれた領域として定義される。
第1隔壁対131は、第1右隔壁131a及び第1左隔壁131bにより構成される。第1右隔壁131a及び第1左隔壁131bは、それぞれ、導体ポストP1,P2,…の部分集合であって、x軸に沿って柵状に並べられた複数(本実施形態においては2つ)の導体ポストからなる。第1右隔壁131aは、誘電体基板11の前側壁の後方において、zx面と平行に、誘電体基板11の中心軸よりも右側(x軸正方向側)に配置されている。一方、第1左隔壁131bは、誘電体基板11の前側壁の後方において、zx面と平行に、誘電体基板11の中心軸よりも左側(x軸負方向側)に配置されている。誘電体基板11の前側壁から第1右隔壁131aまでの距離と誘電体基板11の前側壁から第1左隔壁131bまでの距離とは、互いに一致している。また、第1右隔壁131aの左端(x軸負方向側の端部)と第1左隔壁131bの右端(x軸正方向側の端部)とは、互いに離間している。
第2隔壁対132は、第2右隔壁132a及び第2左隔壁132bにより構成される。第2右隔壁132a及び第2左隔壁132bは、それぞれ、導体ポストP1,P2,…の部分集合であって、x軸に沿って柵状に並べられた複数(本実施形態においては3つ)の導体ポストからなる。第2右隔壁132aは、第1右隔壁131aの後方において、zx面と平行に、誘電体基板11の中心軸よりも右側(x軸正方向側)に配置されている。一方、第2左隔壁132bは、第1左隔壁131bの後方において、zx面と平行に、誘電体基板11の中心軸よりも左側(x軸負方向側)に配置されている。誘電体基板11の前側壁から第2右隔壁132aまでの距離と誘電体基板11の前側壁から第2左隔壁132bまでの距離とは、互いに一致している。また、第2右隔壁131aの左端(x軸負方向側の端部)と第2左隔壁132bの右端(x軸正方向側の端部)とは、互いに離間している。
第3隔壁対133は、第2隔壁対132の後方において、第2隔壁対132と同様に構成されている。第4隔壁対134は、第3隔壁対133の後方において、第2隔壁対132と同様に構成されている。第5隔壁対135は、第4隔壁対134の後方において、第2隔壁対132と同様に構成されている。第6隔壁対136は、第5隔壁対135の後方において、第1隔壁対131と同様に構成されている。これら6組の隔壁対131〜136は、y軸に沿って等間隔に並べられている。
上述した方形導波領域D1は、これら6組の隔壁対131〜136によって、7つの小領域D11〜D17に区画される。
方形導波領域D1のうち、前後を第1隔壁対131と第2隔壁対132とで挟まれた小領域D12は、第1共振器として機能する。以下、この小領域D12のことを、「第1共振領域」と呼ぶ。第1共振領域D12は、第1右隔壁131aと第1左隔壁131bとの間の隙間を結合窓として、第1隔壁対131よりも前側(y軸正方向側)の小領域D11と結合している。
方形導波領域D1のうち、前後を第2隔壁対132と第3隔壁対133とで挟まれた小領域D13は、第2共振器として機能する。以下、この小領域D13のことを、「第2共振領域」と呼ぶ。第2共振領域D13は、第2右隔壁132aと第2左隔壁132bとの間の隙間を結合窓として、第1共振領域D12と結合している。
方形導波領域D1のうち、前後を第3隔壁対133と第4隔壁対134とで挟まれた小領域D14は、第3共振器として機能する。以下、この小領域D14のことを、「第3共振領域」と呼ぶ。第3共振領域D14は、第3右隔壁133aと第3左隔壁133bとの間の隙間を結合窓として、第2共振領域D13と結合している。
方形導波領域D1のうち、前後を第4隔壁対134と第5隔壁対135とで挟まれた小領域D15は、第4共振器として機能する。以下、この小領域D15のことを、「第4共振領域」と呼ぶ。第4共振領域D15は、第4右隔壁134aと第4左隔壁134bとの間の隙間を結合窓として、第3共振領域D14と結合している。
方形導波領域D1のうち、前後を第5隔壁対135と第6隔壁対136とで挟まれた小領域D16は、第5共振器として機能する。以下、この小領域D16のことを、「第5共振領域」と呼ぶ。第5共振領域D16は、第5右隔壁135aと第5左隔壁135bとの間の隙間を結合窓として、第4共振領域D15と結合している。また、第5共振領域D16は、第6右隔壁136aと第6左隔壁136bとの間の隙間を結合窓として、第6隔壁対136よりも後側(y軸負方向側)の小領域D17と結合している。
以上のように、方形導波領域D1は、直列結合された5個の共振領域D12〜D16を含んでいる。このため、方形導波領域D1は、予め定められた通過帯域内の電磁波を通過させると共に、通過帯域外の電磁波を遮断(反射)するチェビシェフ型のバンドパスフィルタとして機能する。
なお、本実施形態においては、方形導波領域D1を6組の隔壁対131〜136で区画することによって、5個の共振領域D12〜D15を含むバンドパスフィルタを実現しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、nを3以上の任意の自然数として、方形導波領域D1をn組の隔壁対で区画することによって、n−1個の共振領域を含むバンドパスフィルタを実現することができる。例えば、(1)方形導波領域D1を3組の隔壁対で区画することによって、2個の共振領域を含むバンドパスフィルタを実現してもよいし、(2)方形導波領域D1を4組の隔壁対で区画することによって、3個の共振領域を含むバンドパスフィルタを実現してもよいし、(3)方形導波領域D1を5組の隔壁対で区画することによって、4個の共振領域を含むバンドパスフィルタを実現してもよい。
(バンドパスフィルタの特徴)
本実施形態に係るバンドパスフィルタ1の特徴は、非導波領域D2〜D3(広壁対12に挟まれた領域Dから方形導波領域D1を除いた領域)に導体ポストQ0,R0が形成されている点である。一方の導体ポストQ0は、導体ポストP1,P2,…と同様に構成されており、一方の非導波領域D2に形成されている。他方の導体ポストR0は、導体ポストP1,P2,…と同様に構成されており、他方の非導波領域D3に形成されている。
従来のバンドパスフィルタ5のように、非導波領域D2〜D3に導体ポストが形成されていない場合、非導波領域D2〜D3がバイパス導波路として機能し易く、その結果、通過帯域外の電磁波がバンドパスフィルタを通過し易い。これに対して、本実施形態に係るバンドパスフィルタ1のように、非導波領域D2〜D3に導体ポストQ0,R0が形成されている場合、非導波領域D2〜D3がバイパス導波路として機能し難く、その結果、通過帯域外の電磁波がバンドパスフィルタを通過し難い。したがって、本実施形態に係るバンドパスフィルタ1のアイソレーション性能は、従来のバンドパスフィルタ5のアイソレーション性能よりも良好になる。
(バンドパスフィルタの変形例)
本実施形態に係るバンドパスフィルタ1においては、非導波領域D2に導体ポストQ0を形成する構成と共に、非導波領域D3に導体ポストR0を形成する構成が採用されていた。しかしながら、本実施形態に係るバンドパスフィルタ1の構成は、これに限定されない。
例えば、本実施形態に係るバンドパスフィルタ1においては、非導波領域D2に導体ポストQ0を形成する構成、又は、非導波領域D3に導体ポストR0を形成する構成の一方のみを採用することもできる。
図3は、バンドパスフィルタ1のこのような変形例を示す斜視図である。図3に示すバンドパスフィルタ1Aにおいては、非導波路領域D2に導体ポストQ0を形成する構成のみが採用されている。図3に示すバンドパスフィルタ1Aにおいても、図1に示すバンドパスフィルタ1と同様、非導波領域D2〜D3がバイパス導波路として機能し難くなるという効果が得られる。
また、例えば、本実施形態に係るバンドパスフィルタ1においては、非導波領域D2に複数の導体ポストからなる隔壁を形成する構成、及び、非導波領域D3に複数の導体ポストからなる隔壁を構成する構成の一方又は両方を採用することもできる。
図4は、バンドパスフィルタ1のこのような変形例を示す斜視図である。図4に示すバンドパスフィルタ1Bにおいては、非導波領域D2に、x軸に沿って柵状に並べられた複数の導体ポストQ1〜Q3からなる隔壁Qを形成する構成、及び、非導波領域D3に、x軸に沿って柵状に並べられた複数の導体ポストR1〜R3からなる隔壁Rを形成する構成の両方が採用されている。図4に示すバンドパスフィルタ1Bにおいても、図1に示すバンドパスフィルタ1と同様、非導波領域D2〜D3がバイパス導波路として機能し難くなるという効果が得られる。なお、図4に示すバンドパスフィルタ1Bにおけるポスト壁13から導体ポストQ3,R3までの距離は、図1に示すバンドパスフィルタ1におけるポスト壁13から導体ポストQ0,R0までの距離よりも短くなっている。このため、図4に示すバンドパスフィルタ1Bの方が図1に示すバンドパスフィルタ1よりも、非導波領域D2〜D3がバイパス導波路として機能し難くなるという効果が顕著になる。
〔第2の実施形態〕
(バンドパスフィルタの構成)
本発明の第2の実施形態に係るバンドパスフィルタ2の構成について、図5を参照して説明する。図5は、バンドパスフィルタ2の斜視図である。
バンドパスフィルタ2は、図5に示すように、誘電体基板21と、誘電体基板21の両面に形成された広壁対22と、誘電体基板21の内部に形成されたポスト壁23と、を備えている。
本実施形態に係るバンドパスフィルタ2は、非導波領域D2〜D3における導体ポストの個数及び配置を除き、第1の実施形態に係るバンドパスフィルタ1と同様に構成されている。すなわち、本実施形態に係るバンドパスフィルタ2の備える誘電体基板21は、その内部に形成される導体ポストの個数及び配置を除き、第1の実施形態に係るバンドパスフィルタ1の備える誘電体基板11と同様に構成されており、本実施形態に係るバンドパスフィルタ2の備える広壁対22及びポスト壁23は、第1の実施形態に係るバンドパスフィルタ1の備える広壁対12及びポスト壁13と同様に構成されている。したがって、ここでは、誘電体基板21、広壁対22、及びポスト壁23に関する説明を繰り返さない。
(バンドパスフィルタの特徴)
本実施形態に係るバンドパスフィルタ2の特徴について、図6を参照して説明する。図6において、(a)は、バンドパスフィルタ2の平面図であり、(b)は、バンドパスフィルタ2における電界分布を示すグラフである。
本実施形態に係るバンドパスフィルタ2の特徴は、図6の(a)に示すように、非導波領域D2〜D3(広壁対12に挟まれた領域Dから方形導波領域D1を除いた領域)に隔壁群24a〜24bが形成されている点である。
隔壁群24aは、非導波領域D2に形成された複数の隔壁24a1,24a2,…からなる。各隔壁24aj(j=1,2,…)は、x軸に沿って柵状に並べられた導体ポストQ1,Q2,…の集合である。各隔壁24ajの幅はWであり、互いに隣接する隔壁24aj,24aj+1の間隔はLである。隔壁群24bは、非導波領域D3に形成された複数の隔壁24b1,24b2,…からなる。各隔壁24bj(j=1,2,…)は、x軸に沿って柵状に並べられた導体ポストR1,R2,…の集合である。各隔壁24bjの幅は、非導波領域D2の各隔壁24ajの幅と同じくWであり、互いに隣接する隔壁24bj,24bj+1の間隔は、非導波領域D2の互いに隣接する隔壁24aj,24aj+1の間隔と同じくLである。以下、Wを「隔壁幅」と呼び、Lを隔壁間隔と呼ぶ。
隔壁間隔Lは、非導波領域D2において互いに隣接する隔壁24aj,24aj+1に挟まれた領域、及び、非導波領域D3において互いに隣接する隔壁24bj,24bj+1に挟まれた領域を、バンドパスフィルタ2に入力される電磁波が通過しないように設定されている。非導波領域D2において互いに隣接する隔壁24aj,24aj+1に挟まれた領域を方形導波路と見做すと、この方形導波路のカットオフ波長λは、λ=2Lとなる。このため、波長λがカットオフ波長λよりも長い電磁波、換言すれば、周波数fがカットオフ周波数f=c/{λ(με1/2}=c/{2L(με1/2}よりも低い電磁波は、非導波領域D2において互いに隣接する隔壁24aj,24aj+1に挟まれた領域を通過することができない。非導波領域D3において互いに隣接する隔壁24bj,24bj+1に挟まれた領域についても、同様のことが言える。したがって、バンドパスフィルタ2に入力される電磁波の上限周波数がfmaxである場合、隔壁間隔Lは、c/{2L(με1/2}<fmaxを満たすように設定すればよい。ここで、cは、光速であり、μは、誘電体基板21の透磁率であり、εは、誘電体基板21の誘電率である。
なお、上述したカットオフ波長λは、隔壁幅Wに依存せずに決まる。したがって、隔壁幅Wは、特に限定されず、非導波領域D2において互いに隣接する隔壁24aj,24aj+1の間、及び、非導波領域D3において互いに隣接する隔壁24bj,24bj+1の間を方形導波路と見做せる程度に大きければ十分である。
本実施形態に係るバンドパスフィルタ2のように、非導波領域D2〜D3に隔壁群24a〜24bが形成されている場合、非導波領域D2〜D3がバイパス導波路として機能し難くなると共に、導波領域D1を導波される電磁波が非導波領域D2〜D3に漏出し難くなる。実際、図6の(b)に示すグラフを見ても、導波領域D1から非導波領域D2〜D3に漏出する僅かな電磁波の存在を確認することができるのみであり、非導波領域D2〜D3を介してバンドパスフィルタ2を通過する電磁波の存在を確認することはできない。
(バンドパスフィルタの変形例)
本実施形態に係るバンドパスフィルタ2においては、右狭壁230aから各隔壁24ajまでの距離、及び、左狭壁230bから各隔壁24bjまでの距離が1ポスト間隔程度に設定されていた。しかしながら、右狭壁230aから各隔壁24ajまでの距離、及び、左狭壁230bから各隔壁24bjまでの距離は、バイパス現象を抑制するという効果を損なうことなく、1ポスト間隔よりも大きく設定することが可能である。ここで、Nポスト間隔とは、各隔壁24aj,24bjにおけるポスト間隔(各隔壁24aj,24bjを構成する導体ポストのうち、互いに隣接する導体ポストの間隔)のN倍のことを指す。
図7の(a)は、右狭壁230aから各隔壁24ajまでの距離、及び、左狭壁230bから各隔壁24bjまでの距離(図7の(a)におけるV)を2ポスト間隔程度に設定したバンドパスフィルタ2Aの平面図である。図7の(b)は、このバンドパスフィルタ2Aにおける電界分布を示すグラフである。このバンドパスフィルタ2Aにおいても、導波領域D1から非導波領域D2〜D3に漏出する僅かな電磁波の存在を確認することができるのみであり、非導波領域D2〜D3を介してバンドパスフィルタ2Aを通過する電磁波の存在を確認することはできない。
図8の(a)は、右狭壁230aから各隔壁24ajまでの距離、及び、左狭壁230bから各隔壁24bjまでの距離(図8の(a)におけるV)を4ポスト間隔程度に設定したバンドパスフィルタ2Bの平面図である。図8の(b)は、このバンドパスフィルタ2Bにおける電界分布を示すグラフである。このバンドパスフィルタ2Bにおいても、導波領域D1から非導波領域D2〜D3に漏出する僅かな電磁波の存在を確認することができるのみであり、非導波領域D2〜D3を介してバンドパスフィルタ2Bを通過する電磁波の存在を確認することはできない。
バンドパスフィルタ2A及びバンドパスフィルタ2Bのように、右狭壁230aから各隔壁24ajまでの距離、及び、左狭壁230bから各隔壁24bjまでの距離を1ポスト間隔よりも大きく設定すれば、バイパス現象を抑制するという効果を損なうことなく、各隔壁24aj,24bjを構成する導体ポストの数を減らすことができる。したがって、バイパス現象を抑制するという効果を損なうことなく、製造コストを低減することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,2 バンドパスフィルタ
11,21 誘電体基板
12,22 広壁対
12a,22a 第1広壁
12b,22b 第2広壁
13,23 ポスト壁
14a,14b 隔壁群
D1 方形導波領域
D12〜D16 共振領域
D2,D3 非導波領域
Q0,R0 導体ポスト
Q,R 隔壁
24a,24b 隔壁群

Claims (5)

  1. 誘電体基板と、上記誘電体基板の一方の主面に形成された第1広壁と、上記誘電体基板の他方の主面に形成された第2広壁と、上記誘電体基板の内部に形成されたポスト壁と、を備えており、
    上記第1広壁、上記第2広壁、及び上記ポスト壁によって、上記誘電体基板の内部に複数の共振領域を含む導波領域が構成されており、
    上記第1広壁と上記第2広壁とに挟まれた領域から上記導波領域を除いた非導波領域に高々2つの導体ポストが形成されている、
    ことを特徴とするバンドパスフィルタ。
  2. 誘電体基板と、上記誘電体基板の一方の主面に形成された第1広壁と、上記誘電体基板の他方の主面に形成された第2広壁と、上記誘電体基板の内部に形成されたポスト壁と、を備えており、
    上記第1広壁、上記第2広壁、及び上記ポスト壁によって、上記誘電体基板の内部に複数の共振領域を含む導波領域が構成されており、
    上記第1広壁と上記第2広壁とに挟まれた領域から上記導波領域を除いた非導波領域には、複数の導体ポストによって構成された少なくとも1つの隔壁が形成されている、
    ことを特徴とするバンドパスフィルタ。
  3. 誘電体基板と、上記誘電体基板の一方の主面に形成された第1広壁と、上記誘電体基板の他方の主面に形成された第2広壁と、上記誘電体基板の内部に形成されたポスト壁と、を備えており、
    上記第1広壁、上記第2広壁、及び上記ポスト壁によって、上記誘電体基板の内部に複数の共振領域を含む導波領域が構成されており、
    上記第1広壁と上記第2広壁とに挟まれた領域から上記導波領域を除いた非導波領域には、複数の導体ポストによって構成された隔壁群であって、上記導波領域の導波方向と直交する隔壁を上記導波方向に沿って並べた隔壁群が形成されている、ことを特徴とするバンドパスフィルタ。
  4. 上記隔壁群の隔壁間隔Lは、cを光速、μを上記誘電体基板の透磁率、εを上記誘電体基板の誘電率、fmaxを当該バンドパスフィルタに入力される電磁波の上限周波数として、c/{2L(με1/2}<fmaxを満たすように設定されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のバンドパスフィルタ。
  5. 上記導波領域の狭壁から上記隔壁群を構成する各隔壁までの距離は、該隔壁におけるポスト間隔よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のバンドパスフィルタ。
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