JP6534290B2 - 燃料タンク及びその製造方法 - Google Patents

燃料タンク及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6534290B2
JP6534290B2 JP2015089394A JP2015089394A JP6534290B2 JP 6534290 B2 JP6534290 B2 JP 6534290B2 JP 2015089394 A JP2015089394 A JP 2015089394A JP 2015089394 A JP2015089394 A JP 2015089394A JP 6534290 B2 JP6534290 B2 JP 6534290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
recycled material
group
layer
material layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015089394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016203853A (ja
Inventor
大輔 友松
大輔 友松
健太郎 大倉
健太郎 大倉
健吾 小林
健吾 小林
真樹 若尾
真樹 若尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015089394A priority Critical patent/JP6534290B2/ja
Publication of JP2016203853A publication Critical patent/JP2016203853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6534290B2 publication Critical patent/JP6534290B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

この発明は、ブロー成形によって外壁が形成される車両用の燃料タンク及びその製造方法に関する。
近時、車両用の燃料タンクの外壁には、ブロー成形により容易に加工できる高密度ポリエチレン(High Density Polyethylene、以下、HDPEともいう。)が使用されている。しかし、燃料タンクの外壁全体をHDPEで製造するとコストが嵩む。
そこで、外壁の一部にHDPEの再生材を使用する燃料タンクが開発されている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、外壁が内面側から順に、最内層、内側接着層、バリア層、外側接着層、再生材層、最外層という順に積層された多層構造の燃料タンクが開示されている。最も燃料側に配置される最内層及び最も外側に配置される最外層にはHDPEの新材が使用され、最外層の内側に配置される再生材層にはHDPEの再生材が使用されている。
特開2014−104920号公報(図5) 特開2004−203199号公報(図5)
一般に燃料タンクには耐火性が求められる。外壁を厚肉化すれば耐火性は向上するが、外壁を厚肉化すると燃料タンク全体の重量が重くなるため望ましくない。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、外壁を厚肉化することなく所望の耐火性が得られる燃料タンク及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、タンクの外壁が、内面から外面に向かって、最内層、内側接着層、バリア層、外側接着層、再生材層、最外層という順に積層された多層構造で構成され、前記最内層と前記最外層が高密度ポリエチレンからなり、前記再生材層が高密度ポリエチレンの再生材を含む燃料タンクであって、前記高密度ポリエチレンを含む層のうちのいずれかは、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して、下記一般式(1)で表されるリン酸塩化合物5〜70質量部、又は下記一般式(3)で表されるポリリン酸ピペラジン塩と下記一般式(4)で表されるポリリン酸メラミン塩との組み合わせ5〜70質量部を添加してなる難燃性合成樹脂化合物をさらに含むことを特徴とする。
Figure 0006534290
(式中、nは1〜100の整数であり、X1は[R12N(CH2mNR34]、ピペラジン又はピペラジン環を含むジアミンであり、R1、R2、R3及びR4はそれぞれHもしくは炭素数1〜5の直鎖又は分岐のアルキル基であり、R1、R2、R3及びR4は同一の基であっても異なってもよい。mは1〜10の整数であり、また、式中、Y1はNH3基又は下記一般式(2)で表されるトリアジン誘導体である。但し、0<p≦n+2、0<q≦n+2且つ0<p+q≦n+2。)
Figure 0006534290
(式中、Z1及びZ2は同一でも異なっていてもよく、−NR56基[ここでR5、R6は同一又は異なったHもしくは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基もしくはメチロール基]、水酸基、メルカプト基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルコキシル基、フェニル基及びビニル基からなる群より選ばれる基である。)
Figure 0006534290
(式中、pは1であり、X1はピペラジンであり、nは2〜100である。)
Figure 0006534290
(式中、qは2であり、Y1はメラミンであり、nは2〜100である。)
本発明によれば、高密度ポリエチレンが含まれる層に難燃性合成樹脂化合物(リン系化合物の難燃剤)が添加されるため、難燃性合成樹脂化合物が添加される層の耐火性を向上させることができる。このため、外壁を厚肉化することなく所望の耐火性が得られる燃料タンクを提供することが可能になる。
また、本発明において、前記再生材層が前記難燃性合成樹脂化合物を含むようにするとよい。その際、前記外壁の肉厚をw[mm]とし、前記外壁に対する前記再生材層の割合をx[%]とし、前記再生材層に添加する前記難燃性合成樹脂化合物の添加量をA[g]とし、前記外壁の耐穴あき時間をTa[min]とした場合に、
Ta−w(100−x)/100×0.52≦7.7022A+0.57
(但し、A[g]は10[cm]×10[cm]あたりの添加量)
なる関係が成立するようにするとよい。
高密度ポリエチレンの再生材を含む再生材層は新材を含む最内層及び最外層と比較して、耐火性が低い。再生材層の再生材に難燃性合成樹脂化合物を添加することにより、燃料タンクの耐火性を効果的に向上させることができる。
本発明は、タンクの外壁が、内面から外面に向かって、最内層、内側接着層、バリア層、外側接着層、再生材層、最外層という順に積層された多層構造で構成され、前記最内層と前記最外層が高密度ポリエチレンからなり、前記再生材層が高密度ポリエチレンの再生材を含む燃料タンクの製造方法であって、前記外壁の肉厚をw[mm]とし、前記外壁に対する前記再生材層の割合をx[%]とし、前記再生材層に添加する難燃剤の添加量をA[g]とし、前記外壁の耐穴あき時間をTa[min]とした場合に、
Ta−w(100−x)/100×0.52≦7.7022A+0.57
(但し、A[g]は10[cm]×10[cm]あたりの添加量)
なる関係が成立するように、再生材層に対する難燃性合成樹脂化合物の添加量を決定し、決定した添加量の前記難燃性合成樹脂化合物を前記再生材層に添加する工程を含み、前記難燃性合成樹脂化合物は、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して、下記一般式(1)で表されるリン酸塩化合物5〜70質量部、又は下記一般式(3)で表されるポリリン酸ピペラジン塩と下記一般式(4)で表されるポリリン酸メラミン塩との組み合わせ5〜70質量部を含むことを特徴とする。
Figure 0006534290
(式中、nは1〜100の整数であり、X1は[R12N(CH2mNR34]、ピペラジン又はピペラジン環を含むジアミンであり、R1、R2、R3及びR4はそれぞれHもしくは炭素数1〜5の直鎖又は分岐のアルキル基であり、R1、R2、R3及びR4は同一の基であっても異なってもよい。mは1〜10の整数であり、また、式中、Y1はNH3基又は下記一般式(2)で表されるトリアジン誘導体である。但し、0<p≦n+2、0<q≦n+2且つ0<p+q≦n+2。)
Figure 0006534290
(式中、Z1及びZ2は同一でも異なっていてもよく、−NR56基[ここでR5、R6は同一又は異なったHもしくは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基もしくはメチロール基]、水酸基、メルカプト基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルコキシル基、フェニル基及びビニル基からなる群より選ばれる基である。)
Figure 0006534290
(式中、pは1であり、X1はピペラジンであり、nは2〜100である。)
Figure 0006534290
(式中、qは2であり、Y1はメラミンであり、nは2〜100である。)
本発明によれば、高密度ポリエチレンが含まれる再生材層に難燃性合成樹脂化合物(リン系化合物の難燃剤)が添加されるため、再生材層の耐火性を向上させることができる。このため、外壁を厚肉化することなく所望の耐火性が得られる燃料タンクの製造方法を提供することが可能になる。
さらに、外壁の耐穴あき時間Taを閾値Ta1[min]以上にしたい場合に、外壁の肉厚wと、外壁に対する再生材層の割合xと、が特定されれば、再生材層に添加する難燃性合成樹脂化合物の添加量Aを決めることができる。
本発明によれば、高密度ポリエチレンが含まれる層に難燃性合成樹脂化合物(リン系化合物の難燃剤)が添加されるため、難燃性合成樹脂化合物が添加される層の耐火性を向上させることができる。このため、外壁を厚肉化することなく所望の耐火性が得られる燃料タンク及びその製造方法を提供することが可能になる。
図1は本実施形態に係る燃料タンク及びポンプモジュールの外観図である。 図2は外壁の断面図である。 図3は開口部の断面図である。 図4は燃料タンクの一連の製造工程を説明するための工程説明図である。 図5はHDPEの肉厚と穴あき時間との相関図である。 図6は再生材に対する難燃剤の添加量と再生材層が耐える時間との相関図である。
以下、本発明に係る燃料タンク及びその製造方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では本発明に係る燃料タンクを自動車用の燃料タンクに使用した場合の一実施形態を想定して説明する。
[燃料タンク10の構造]
図1は本実施形態に係る燃料タンク10及びポンプモジュール22の外観図である。図1に示されるように本実施形態に係る燃料タンク10は、合成樹脂製の外壁12と、外壁12に形成される開口部14とを備える。開口部14は、外壁12とは別体の開口部材20により形成される。開口部材20は、開口する筒状部16と、筒状部16の外側に張り出す鍔部18とからなる。鍔部18と外壁12の境界箇所(図3参照)にはプリプレグ70が溶着される。燃料タンク10の内部には、ポンプモジュール22のポンプ本体22aが収容される。ポンプ本体22aは、開口部14から燃料タンク10の内部に挿入される。ポンプモジュール22の天板22bはポンプ本体22aよりも大径であり、シール部材24を介して開口部14を閉塞する。締結部材26が、ポンプモジュール22の天板22bに被せられると共に、開口部材20の筒状部16に締結されると、燃料タンク10は密封される。
[外壁12の構造]
図2を用いて外壁12の構造を説明する。図2は外壁12の断面図である。外壁12は、HDPEを主たる材料とする合成樹脂にて形成される。外壁12はブロー成形により製造される。ブロー成形については後述する。この外壁12は、内面12iから外面12oに向かって、最内層32、内側接着層34、バリア層36、外側接着層38、再生材層40、最外層42という順に積層された多層構造で構成される。本実施形態の外壁12の構造と同じ構造は、例えば特開2014−104920号公報に開示されている。
外壁12の内面12iを形成する最内層32と、外壁12の外面12oを形成する最外層42には、主としてHDPEの新材が含まれる。内側接着層34と、外側接着層38には、主として変性ポリエチレン(以下、変性PEという。)が含まれる。バリア層36には、主としてエチレンビニルアルコール共重合体(ethylene vinyl alcohol copolymer、以下、EVOHという。)が含まれる。
再生材層40には、主としてHDPEの再生材が含まれる。HDPEの再生材はHDPEの新材と比較すると耐火性が低い。このため、本実施形態では再生材層40の再生材に難燃性の物質が添加される。例えば、特許第4753498号公報に開示された難燃性合成樹脂化合物が使用される。具体的には、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して、(B1)下記一般式(1)で表されるリン酸塩化合物5〜70質量部、又は(B2)下記一般式(3)で表されるポリリン酸ピペラジン塩と下記一般式(4)で表されるポリリン酸メラミン塩との組み合わせ5〜70質量部、を添加してなる難燃性合成樹脂化合物[(A)+(B1)又は(A)+(B2)](以下、単に「難燃剤」ともいう。)が用いられる。
Figure 0006534290
(式中、nは1〜100の整数であり、X1は[R12N(CH2mNR34]、ピペラジン又はピペラジン環を含むジアミンであり、R1、R2、R3及びR4はそれぞれHもしくは炭素数1〜5の直鎖又は分岐のアルキル基であり、R1、R2、R3及びR4は同一の基であっても異なってもよい。mは1〜10の整数であり、また、式中、Y1はNH3基又は下記一般式(2)で表されるトリアジン誘導体である。但し、0<p≦n+2、0<q≦n+2且つ0<p+q≦n+2。)
Figure 0006534290
(式中、Z1及びZ2は同一でも異なっていてもよく、−NR56基[ここでR5、R6は同一又は異なったHもしくは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基もしくはメチロール基]、水酸基、メルカプト基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルコキシル基、フェニル基及びビニル基からなる群より選ばれる基である。)
Figure 0006534290
(式中、pは1であり、X1はピペラジンであり、nは2〜100である。)
Figure 0006534290
(式中、qは2であり、Y1はメラミンであり、nは2〜100である。)
上記(A)で示されるポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリブテン、ポリ−3−メチルペンテン等のα−オレフィン重合体又はエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系樹脂及びこれらの共重合体を用いることができる。
上記(B1)の上記一般式(1)で表されるリン酸塩化合物において、式中R1、R2、R3及びR4で表されるアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、ペンチルを用いることができる。
上記(B1)の上記一般式(1)で表されるリン酸塩化合物としては、ジアミンとトリアジン誘導体及び(ポリ又はピロ)リン酸から得られるリン酸アミン塩を用いることができる。
ジアミン類としては、例えば、N,N,N',N'−テトラメチルジアミノメタン、エチレンジジアミン、N,N'−ジメチルエチレンジアミン、N,N'−ジエチルエチレンジアミン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチルエチレンジアミン、N,N,N',N'−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N',N'−ジエチルエチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,7−ジアミノへプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、ピペラジン、トランス−2,5−ジメチルピペラジン、1,4−ビス(2−アミノエチル)ピペラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン等を用いることができる。
トリアジン誘導体としては、例えば、メラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、アクリルグアナミン、2,4−ジアミノ−6−ノニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ハイドロキシ−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4,6−ジハイドロキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−エトキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−プロポキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−イソプロポキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メルカプト−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン等を用いることができる。
再生材層40に対する難燃剤の添加量は、条件に応じて特定される。難燃剤の添加量については後述する。
[開口部14の構造]
図3を用いて開口部14の構造を説明する。図3は開口部14の断面図である。図3に示されるように、開口部14は、筒状部16と鍔部18とからなる開口部材20により形成される。そして、鍔部18の周縁にはプリプレグ70が溶着される。
筒状部16はナイロンにて形成される。筒状部16の外周面のうちの上方には螺旋状の雄ねじ部50が形成されており、この雄ねじ部50に対して締結部材26(図1参照)の内周面に形成された雌ねじ部(図示せず)が螺合される。筒状部16の外周面のうちの下方に位置する外周面52には、鍔部18の内周面60が接合される。
鍔部18はポリエチレンにて形成される。鍔部18の下面18dのうち、周縁を含む部分には、外周方向に向かって直線状に傾斜する傾斜部62が形成される。傾斜部62により、鍔部18の肉厚は、筒状部16から離れるほど薄くなる。傾斜部62の傾斜の起点は、下面18dのいずれの位置であってもよい。鍔部18の下面18dには、外壁12の外面12oが溶着される。
鍔部18の上面18uには、環状の凹部64が形成される。凹部64は、プリプレグ70と鍔部18との溶着箇所よりも筒状部16側に位置し、且つ、筒状部16を囲むように配置される。締結部材26(図1参照)が筒状部16に締結されると、締結部材26の下端部は凹部64に収まる。
プリプレグ70は、炭素繊維やガラス繊維等の繊維で補強された合成樹脂が環状に加工されたシート部材である。プリプレグ70は、外壁12の外面12oと鍔部18の上面18uの周縁に跨って溶着される。プリプレグ70は、鍔部18と外壁12との境界を覆うことにより、また、外壁12と共に鍔部18を挟み込むことにより、鍔部18が外壁12から剥離することを防止する。
[燃料タンク10の製造方法]
図4を用いて燃料タンク10の製造方法を説明する。図4は燃料タンク10の一連の製造工程を説明するための工程説明図である。本実施形態ではブロー成形により燃料タンク10を製造する。図4では、ブロー成形時に使用される一対の金型(第1金型80及び第2金型82)や燃料タンク10の各構成部品の断面が工程毎に示されている。
第1工程では、第1金型80の金型表面(意匠面)80aに環状のプリプレグ70の上面70uを取り付けて、第1金型80の金型表面80aの所定位置にプリプレグ70を一時的に固定する。
第2工程では、第1金型80に対して固定したプリプレグ70の下面70dの正面に、昇温した熱板84を配置し、プリプレグ70に熱を加えて軟化させる。このとき、プリプレグ70に熱板84を接触させる接触式でもよいし、プリプレグ70に熱板84を接触させない非接触式でもよい。
第3工程では、軟化した環状のプリプレグ70の内周側に開口部材20の筒状部16を挿通する。そして、押し具86で開口部材20をプリプレグ70側に押し付けて、プリプレグ70の下面70dのうちの内周側の面と開口部材20の鍔部18の上面18uとを溶着する。こうして金型表面80aの所定位置に開口部材20を一時的に固定する。
なお、第1金型80の金型表面80a及び/又は第2金型82の金型表面82aの任意の位置に、外壁12(図1参照)を部分的に補強するためのプリプレグ72を取り付けておくことも可能である。プリプレグ72は、外壁12を部分的に補強する。プリプレグ70と同様に、プリプレグ72も熱板84等で軟化させておくことが望ましい。
第4工程では、加熱されて可塑化した合成樹脂を押し出し機88からダイ90に押し出し、さらにダイ90で合成樹脂を筒状のパリソン12´にする。パリソン12´は自重によって下方に伸び、第1金型80と第2金型82との間に供給される。押し出し機88は、図2に示される各層(最内層32、内側接着層34、バリア層36、外側接着層38、再生材層40、最外層42)の材料を個々に押し出す。ダイ90は、個々に押し出された材料を図2に示される積層構造と同等の積層構造のパリソン12´を形成する。このため、パリソン12´は第1金型80と第2金型82との間に供給された時点で既に図2に示されるようなHDPE、変性PE、EVOHの積層構造になっている。
第5工程では、第1金型80及び第2金型82を型閉して、パリソン12´を第1金型80と第2金型82とで挟む。パリソン12´を挟んだときに生じた不要な部分は後に再生材として再利用される。
第6工程では、型閉した第1金型80及び第2金型82のキャビティ92にノズル94を差し込み、ノズル94を介してキャビティ92内のパリソン12´に気体(空気)を吹き込む。すると、パリソン12´は膨張し、第1金型80の金型表面80a及び第2金型82の金型表面82aに密着する。このとき、パリソン12´とプリプレグ70の下面70dのうちの外周側の面とがブロー成形で溶着される。また、パリソン12´と鍔部18の下面18dとがブロー成形圧力により互いに押し付けられて溶着される。パリソン12´が冷却して固化すると、外壁12に開口部14を備えた燃料タンク10(図1参照)となる。
以上の工程を経て、外壁12の外面12oと鍔部18の上面18uに跨ってプリプレグ70が溶着される。プリプレグ70は鍔部18と異なり、後に外壁12となるパリソン12´に対して軟化した状態で溶着する。このとき、パリソン12´も軟化しているため、パリソン12´とプリプレグ70との溶着は強固になる。結果として、パリソン12´が硬化した外壁12とプリプレグ70との溶着強度は高く、プリプレグ70は外壁12から剥離しにくくなる。
[難燃剤の添加量]
燃料タンク10には、所定の燃焼試験が実施された場合に穴があくまで耐えるべき時間(以下、耐穴あき時間という)Taが規定される。例えば、日本国の国土交通省により道路運送車両の保安基準が定められている。その保安基準の中で「乗用車用プラスチック製燃料タンクの技術基準」が定められ、その中で燃焼試験(耐火性試験ともいう)が定められている。この燃焼試験は、容量の半分を燃料で満たす燃料タンク10とガソリンを燃焼させて発生させる炎とを直接及び間接接触させるものである。直接及び間接接触の時間はそれぞれ1[min]であることから、この燃焼試験における耐穴あき時間Taを2[min]と設定することができる。
燃料タンク10の外壁12はこの耐穴あき時間Ta以上の耐火性を備える必要がある。前述したように、外壁12を厚肉化すれば耐火性は向上する。本発明者らは、HDPE(新材)の燃焼試験を行い、HDPEに穴があくまでに要する時間(以下、穴あき時間という)Tbを測定した。その結果を図5に示す。図5はHDPE(新材)の肉厚W([mm])と穴あき時間Tb([min])との関係を示す。この結果から、HDPEの新材に関しては、下記(1)式が成立することが判明した。
Tb=0.52W ・・・ (1)
図2に示されるように、燃料タンク10の外壁12は多層構造である。このうち穴あき時間Tbに影響を及ぼすのは、最内層32及び最外層42と、再生材層40である。一方、内側接着層34とバリア層36と外側接着層38は相対的に薄く、穴あき時間Tbには実質的に影響を及ぼさない。このため、以下の説明では内側接着層34とバリア層36と外側接着層38を無視することとする。
HDPEの新材からなる最内層32及び最外層42に関しては上記(1)式が成立する。一方、HDPEの再生材は新材よりも耐火性が低い。このため、HDPEの再生材からなる再生材層40に関しては上記(1)式が成立しない。再生材に関しては、上記(1)式の定数0.52が小さくなる。
本発明者らは、再生材層40に難燃剤を添加して、再生材層40の耐火性を向上させること、すなわち耐穴あき時間を延ばすことを検討した。具体的には、外壁12の耐穴あき時間Taに対して、最内層32及び最外層42の穴あき時間t1(合計値)で不足する時間を、再生材層40の耐穴あき時間t2で補うという観点で、難燃剤の添加量を検討した。言い換えると、最内層32及び最外層42の穴あき時間t1と、再生材層40の耐穴あき時間t2とで、外壁12の耐穴あき時間Taを確保するという観点で、難燃剤の添加量を検討した。その際、外壁12の肉厚wに対する再生材層40の肉厚w2の比率(30%、40%、50%)毎に、外壁12の肉厚wを変えた場合の難燃剤の添加量を求めた。
外壁12に要求される耐穴あき時間Taを2[min]と想定し、外壁12の肉厚wに対して再生材層40の肉厚w2が30%である場合の各数値を下記表1に示す。同様に、外壁12の肉厚wに対して再生材層40の肉厚w2が40%である場合の各数値を下記表2に示し、外壁12の肉厚wに対して再生材層40の肉厚wが50%である場合の各数値を下記表3に示す。なお、各表1〜3において、wは外壁12の肉厚、w1は最内層32及び最外層42の肉厚(合計値)、t1は最内層32及び最外層42の穴あき時間(合計値)、w2は再生材層40の肉厚である。そして、t2は再生材層40の耐穴あき時間である。時間t1は、上記(1)式に基づいて、t1=0.52w1から求められる。また、時間t2は、t2=2−t1から求められる。
Figure 0006534290
Figure 0006534290
Figure 0006534290
本発明者らは、外壁12の肉厚wが1.5[mm]、3[mm]、4[mm]である場合に着目し、HDPEの再生材に対する難燃剤の添加量をシミュレーションにより検討した。具体的には、所定容量(5リットル)の燃料タンク10をHDPEの再生材で構成し、その際に、上記各表1〜表3における再生材層40の耐穴あき時間t2を得るべく、HDPEの再生材に対する難燃剤の添加量Aを調整した。その結果を下記表4に示す。
Figure 0006534290
上記表4における難燃剤の添加量Aというのは、難燃剤の添加量を単位面積(10[cm]×10[cm])当たりの量([g/cm2])に換算した値である。つまり、難燃剤の添加量は、外壁12の肉厚に関係なく外壁12の面積(表面積)に応じて決められる。この単位面積あたりの難燃剤の添加量Aを横軸にとり、再生材層40が耐える時間t2を縦軸にとると、図6のようになる。図6から、難燃剤の添加量Aと再生材層40の耐穴あき時間t2との間には、下記(2)式で示される相関関係があることが判明した。
t2=7.7022A+0.57 ・・・ (2)
図6及び上記(2)式から、再生材層40の耐穴あき時間t2は、再生材層40の厚さw2よりも、難燃剤の添加量(単位面積当たりの添加量)Aとの間で相関関係があることが判明した。
ここで、再生材層40の耐穴あき時間t2は、前述したように、t2=2−t1から求められ、t1はt1=0.52w1から求められることから、上記(2)式は下記(3)式のように変形できる。なお、xは外壁12の肉厚wに対する再生材層40の肉厚w2の割合(パーセント)である。
2−w(100−x)/100×0.52=7.7022A+0.57
・・・ (3)
上記(3)式から、次のような結果を導き出せる。すなわち、燃料タンク10において、外壁12の肉厚wと、外壁12に対する再生材層40の割合xと、再生材層40に添加する難燃剤の添加量Aとの間に、下記(4)式が成立すれば、外壁12の耐穴あき時間を2[min]以上にすることができる。
2−w(100−x)/100×0.52≦7.7022A+0.57
・・・ (4)
なお、上記(4)式を、外壁12の耐穴あき時間Ta[min]を用いて一般化すると、下記(5)式のようになる。
Ta−w(100−x)/100×0.52≦7.7022A+0.57
・・・ (5)
つまり、燃料タンク10において、外壁12の肉厚wと、外壁12に対する再生材層40の割合xと、再生材層40に添加する難燃剤の添加量Aとの間に、上記(5)式が成立すれば、外壁12の耐穴あき時間Taを閾値Ta1[min]以上にすることができる。言い換えると、外壁12の耐穴あき時間Taを閾値Ta1[min]以上にしたい場合に、外壁12の肉厚wと、外壁12に対する再生材層40の割合xと、が特定されれば、上記(5)式から、再生材層40に添加すべき必要最低限の添加量Aを決めることができる。
なお、上記表4にて、外壁12の肉厚wを1.5[mm]〜4.0[mm]の範囲にしているのは次の理由による。外壁12の肉厚wを厚くすると燃料タンク10が重くなる。このため、外壁12の肉厚wの上限は概ね4[mm]程度が望ましい。燃料タンク10の軽量化という観点では外壁12の肉厚wが薄肉であることが望ましいが、外壁12が薄すぎると変形しやすくなる。このため、外壁12の肉厚wの下限は概ね1.5[mm]程度が望ましい。
本実施形態によれば、高密度ポリエチレンが含まれる再生材層40に難燃剤が添加されるため、再生材層40の耐火性を向上させることができる。このため、外壁12を厚肉化することなく所望の耐火性が得られる燃料タンク10を提供することが可能になる。
また、本実施形態では、HDPEの新材を含む最内層32及び最外層42と比較して、耐火性が低い再生材を含む再生材層40に難燃剤を添加している。このため、燃料タンク10の耐火性を効果的に向上させることができる。
また、本実施形態によれば、外壁12の肉厚wに関わらず燃料タンク10の耐火性を向上させることが可能になる。このため、外壁12を薄肉化することが可能になる。外壁12を薄肉化することで、燃料タンク10の軽量化を図れる。
なお、本発明は、前述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、前述の実施形態では再生材層40に難燃剤を添加したが、最内層32と最外層42の両方又はいずれか一方に含まれるHDPEに難燃剤を添加してもよい。
10…燃料タンク 12…外壁
12i…内面 12o…外面
32…最内層 34…内側接着層
36…バリア層 38…外側接着層
40…再生材層 42…最外層

Claims (4)

  1. タンクの外壁が、内面から外面に向かって、最内層、内側接着層、バリア層、外側接着層、再生材層、最外層という順に積層された多層構造で構成され、前記最内層と前記最外層が高密度ポリエチレンからなり、前記再生材層が高密度ポリエチレンの再生材を含む燃料タンクであって、
    前記再生材層は、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して、下記一般式(1)で表されるリン酸塩化合物5〜70質量部、又は下記一般式(3)で表されるポリリン酸ピペラジン塩と下記一般式(4)で表されるポリリン酸メラミン塩との組み合わせ5〜70質量部を添加してなる難燃性合成樹脂化合物をさらに含み、
    前記外壁の肉厚をw[mm]とし、前記外壁に対する前記再生材層の割合をx[%]とし、前記再生材層に添加される前記難燃性合成樹脂化合物の添加量をA[g]とし、容量の半分を燃料で満たした状態でガソリンを燃焼させて発生させた炎に接触させる燃焼試験が実施された場合に前記外壁に穴があくまで耐えるべき時間である耐穴あき時間をTa[min]とした場合に、
    Ta−w(100−x)/100×0.52≦7.7022A+0.57
    (但し、A[g]は10[cm]×10[cm]あたりの添加量)
    なる関係が成立する
    ことを特徴とする燃料タンク。
    Figure 0006534290
    (式中、nは1〜100の整数であり、X1は[R12N(CH2mNR34]、ピペラジン又はピペラジン環を含むジアミンであり、R1、R2、R3及びR4はそれぞれHもしくは炭素数1〜5の直鎖又は分岐のアルキル基であり、R1、R2、R3及びR4は同一の基であっても異なってもよい。mは1〜10の整数であり、また、式中、Y1はNH3基又は下記一般式(2)で表されるトリアジン誘導体である。但し、0<p≦n+2、0<q≦n+2且つ0<p+q≦n+2。)
    Figure 0006534290
    (式中、Z1及びZ2は同一でも異なっていてもよく、−NR56基[ここでR5、R6は同一又は異なったHもしくは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基もしくはメチロール基]、水酸基、メルカプト基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルコキシル基、フェニル基及びビニル基からなる群より選ばれる基である。)
    Figure 0006534290
    (式中、pは1であり、X1はピペラジンであり、nは2〜100である。)
    Figure 0006534290
    (式中、qは2であり、Y1はメラミンであり、nは2〜100である。)
  2. 請求項1に記載の燃料タンクにおいて、
    前記外壁の肉厚は1.5[mm]〜4.0[mm]である
    ことを特徴とする燃料タンク。
  3. タンクの外壁が、内面から外面に向かって、最内層、内側接着層、バリア層、外側接着層、再生材層、最外層という順に積層された多層構造で構成され、前記最内層と前記最外層が高密度ポリエチレンからなり、前記再生材層が高密度ポリエチレンの再生材を含む燃料タンクの製造方法であって、
    前記外壁の肉厚をw[mm]とし、前記外壁に対する前記再生材層の割合をx[%]とし、前記再生材層に添加する難燃剤の添加量をA[g]とし、容量の半分を燃料で満たした状態でガソリンを燃焼させて発生させた炎に接触させる燃焼試験が実施された場合に前記外壁に穴があくまで耐えるべき時間である耐穴あき時間をTa[min]とした場合に、
    Ta−w(100−x)/100×0.52≦7.7022A+0.57
    (但し、A[g]は10[cm]×10[cm]あたりの添加量)
    なる関係が成立するように、前記再生材層に対する難燃性合成樹脂化合物の添加量を決定し、決定した添加量の前記難燃性合成樹脂化合物を前記再生材層に添加する工程を含み、
    前記難燃性合成樹脂化合物は、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して、下記一般式(1)で表されるリン酸塩化合物5〜70質量部、又は下記一般式(3)で表されるポリリン酸ピペラジン塩と下記一般式(4)で表されるポリリン酸メラミン塩との組み合わせ5〜70質量部を含む
    ことを特徴とする燃料タンクの製造方法。
    Figure 0006534290
    (式中、nは1〜100の整数であり、X1は[R12N(CH2mNR34]、ピペラジン又はピペラジン環を含むジアミンであり、R1、R2、R3及びR4はそれぞれHもしくは炭素数1〜5の直鎖又は分岐のアルキル基であり、R1、R2、R3及びR4は同一の基であっても異なってもよい。mは1〜10の整数であり、また、式中、Y1はNH3基又は下記一般式(2)で表されるトリアジン誘導体である。但し、0<p≦n+2、0<q≦n+2且つ0<p+q≦n+2。)
    Figure 0006534290
    (式中、Z1及びZ2は同一でも異なっていてもよく、−NR56基[ここでR5、R6は同一又は異なったHもしくは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基もしくはメチロール基]、水酸基、メルカプト基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルコキシル基、フェニル基及びビニル基からなる群より選ばれる基である。)
    Figure 0006534290
    (式中、pは1であり、X1はピペラジンであり、nは2〜100である。)
    Figure 0006534290
    (式中、qは2であり、Y1はメラミンであり、nは2〜100である。)
  4. 請求項3に記載の燃料タンクの製造方法において、
    前記外壁の肉厚は1.5[mm]〜4.0[mm]である
    ことを特徴とする燃料タンクの製造方法。
JP2015089394A 2015-04-24 2015-04-24 燃料タンク及びその製造方法 Expired - Fee Related JP6534290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015089394A JP6534290B2 (ja) 2015-04-24 2015-04-24 燃料タンク及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015089394A JP6534290B2 (ja) 2015-04-24 2015-04-24 燃料タンク及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016203853A JP2016203853A (ja) 2016-12-08
JP6534290B2 true JP6534290B2 (ja) 2019-06-26

Family

ID=57486580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015089394A Expired - Fee Related JP6534290B2 (ja) 2015-04-24 2015-04-24 燃料タンク及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6534290B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107459492A (zh) * 2017-07-26 2017-12-12 东华大学 一种有机改性三聚氰胺聚磷酸盐及其制备方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10008725A1 (de) * 2000-02-24 2001-08-30 Basell Polyolefine Gmbh Kunststoffhohlkörper mit erhöhter Brandfestigkeit durch Flammschutzmittel
JP4753498B2 (ja) * 2001-07-17 2011-08-24 株式会社Adeka 難燃性合成樹脂組成物
JP2007084681A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Mitsubishi Chem Mkv Co 難燃性ポリオレフィ系樹脂フィルム
JP2014104920A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Fts:Kk 自動車用の燃料タンクのカバー部材の取付構造
JP6328564B2 (ja) * 2012-12-17 2018-05-23 株式会社Adeka 難燃剤組成物及び難燃性合成樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016203853A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6726967B2 (en) Adapter for welding objects to plastic
US7789987B2 (en) Method of manufacturing resin hollow body using a blow molding die assembly
CN101663144B (zh) 包括含能量吸收添加剂的内层和外层的一体吹塑内装袋容器、用于制造该内装袋容器的预制坯、以及用于生产出该内装袋容器的方法
US20090019683A1 (en) Method for fastening an accessory to a plastic fuel tank
US20120080106A1 (en) Reservoir for receiving a fluid
US20070254172A1 (en) Permeation-Inhibiting Members and Multi-Layer Containers Made By Using the Same
US20150001864A1 (en) In-situ foam core structural energy management system
JP2008532797A (ja) プラスチック製燃料タンクの製造方法
JP2002530603A (ja) 複層導管
JP6534290B2 (ja) 燃料タンク及びその製造方法
US8071189B2 (en) Blow molded body
EP2981427B1 (en) A component for a vehicle plastic article such as a fuel tank
US20030008090A1 (en) Plastic hollow body having an increased resistance to burning due to the provision of flameproofing agents
US20100072207A1 (en) Fuel tank
US6589620B1 (en) Fuel permeation resistant fuel tank
JP2001097053A (ja) バリア性および耐衝撃性に優れた燃料容器
US20140197175A1 (en) Automobile fuel tank
US6586064B1 (en) Fuel permeation barrier fuel tank
JP4525289B2 (ja) 深絞り包装用フィルム、深絞り包装用底材
JPH10272738A (ja) パイプ
JP2001055051A (ja) 自動車燃料タンク
WO2017056846A1 (ja) フィラーチューブ及びその製造方法
EP1108592A2 (en) Permeation barrier fuel tank
EP1108586A2 (en) Permeation barrier fuel tank
CN113619238A (zh) 一种复合膜及包装袋及其生产方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6534290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees