JP6534231B2 - 荷重計測システム - Google Patents

荷重計測システム

Info

Publication number
JP6534231B2
JP6534231B2 JP2017509540A JP2017509540A JP6534231B2 JP 6534231 B2 JP6534231 B2 JP 6534231B2 JP 2017509540 A JP2017509540 A JP 2017509540A JP 2017509540 A JP2017509540 A JP 2017509540A JP 6534231 B2 JP6534231 B2 JP 6534231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
sheet
elastic body
display
conductive elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017509540A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016158424A1 (ja
Inventor
田中 守
守 田中
勇三 今堀
勇三 今堀
山口 和也
和也 山口
計之 藤本
計之 藤本
正光 小谷
正光 小谷
Original Assignee
株式会社イマック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イマック filed Critical 株式会社イマック
Publication of JPWO2016158424A1 publication Critical patent/JPWO2016158424A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6534231B2 publication Critical patent/JP6534231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B17/00Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/44Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for weighing persons
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/14Measuring force or stress, in general by measuring variations in capacitance or inductance of electrical elements, e.g. by measuring variations of frequency of electrical oscillators
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

本発明は、左右の履物の内底に設けられる荷重センサ部を備えてなり、重心動揺検査に好適な荷重計測システムに関する。
従来より、下肢のリハビリテーションの過程における重心動揺検査などのために、足底の各部分にかかる荷重(部分荷重)の分布を計測し解析することが行われている。その中には、計測結果を認識し易くするために、部分荷重を、左右の足底の画像(足底画像)とともにディスプレイに表示することが知られている。
例えば、特許文献1には、被験者の両足が十分に乗せられる検出台において、感圧導電層をマトリックスの交点に設け、感圧導電層で検出した分布圧(部分荷重)を、白黒もしくはカラーで複数の階調に色分けして、左右の足底画像とともにディスプレイに表示する床反力計測装置が開示されている。
また、特許文献2には、インソールに複数のセンサ部分からなるセンサが設けられており、センサ部分が十分な応力(部分荷重)を受けるかどうかを、白黒で(影付きか影付きでないかで)、左右の足底画像とともにディスプレイに表示する装置が開示されている。センサは、底部導電性繊維層と複数の上部導電性繊維層部分との間に弾性の絶縁材料を挟み、その絶縁材料には垂直方向に多数の金属フィラメントが埋め込まれており、人の重量により、上部導電性繊維層部分が底部導電性繊維層に金属フィラメントを介して電気的に接続されるものである。
特開平09−168529号公報 特表2005−510694号公報
しかしながら、部分荷重を色分けなどで識別し易くして足底画像とともにディスプレイに表示するものは、足底における荷重の分布を認識し易くするには十分とは言えない。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、足底にかかる荷重の分布を認識し易くディスプレイに表示することができる荷重計測システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る荷重計測システムは、荷重計測装置と荷重表示装置を備えており、前記荷重計測装置は、左右の履物の内底に設けられ、第1のシート状弾性体と第2のシート状弾性体とを誘電体とし、第1のシート状導電性弾性体と、1層のシート状導電性弾性体が細い溝部によって複数個に分断されたものの形状である複数の第2のシート状導電性弾性体と、第3のシート状導電性弾性体と、を電極として、複数のコンデンサを形成してなる荷重センサ部と、前記複数のコンデンサの容量値の変化を検出して複数の荷重計測値とする電気回路部と、を備え、前記荷重表示装置は、少なくとも操作入力部とディスプレイを備え、前記操作入力部の入力信号に応じて、前記溝部に対応する画像分割ラインの全部で分割して区切った足底画像とともに前記複数の荷重計測値の比率を前記ディスプレイに表示する第1表示モードと、前記画像分割ラインの一部で分割して区切った前記足底画像とともに、前記複数の荷重計測値又はその比率の一部を合算して得られる比率を前記ディスプレイに表示する第2表示モードと、を切り換える。
好ましくは、前記足底画像は、左右の足の足底画像である。
好ましくは、前記画像分割ラインは、親指側前部、小指側前部、親指側後部、小指側後部の4個に前記足底画像を分割している。
好ましくは、前記荷重計測装置は、加速度センサ及び/又はジャイロセンサを更に備え、前記荷重表示装置は、前記ディスプレイに、荷重計測と同期した前記履物の加速度及び/又は傾きを表示する。
本発明の荷重計測システムによれば、足底にかかる荷重の分布を認識し易くディスプレイに表示することができる。
本発明の実施形態に係る荷重計測システムを示すブロック回路図である。 同上の荷重計測システムの使用例を示す概略外観図であり、(a)が履物、(b)が荷重表示装置である。 同上の荷重計測システムの荷重計測装置の荷重センサ部の模式図である。 同上の荷重計測システムの荷重計測装置の荷重センサ部の構成要素を分離して示す平面図である。 同上の荷重計測システムの荷重計測装置の荷重センサ部の詳細な構造を模式的に示すもので、(a)が拡大断面図、(b)が第1のシート状弾性体の拡大平面図である。 同上の荷重計測システムの荷重計測装置の変形例を示すブロック回路図である。 同上の荷重計測システムの荷重計測装置の変形例の荷重センサ部の模式図である。 同上の荷重計測システムの荷重計測装置の変形例の荷重センサ部の構成要素を分離して示す平面図である。 同上の荷重計測システムの荷重計測装置の変形例の荷重センサ部の詳細な構造を模式的に示すもので、(a)が拡大断面図、(b)が第1のシート状弾性体の拡大平面図である。 同上の荷重計測システムの荷重表示装置の第1表示モードの表示の内容を示す正面図である。 同上の荷重計測システムの荷重表示装置の第2表示モードの表示の内容を示す正面図である。 同上の荷重計測システムの荷重表示装置の別の第2表示モードの表示の内容を示す正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施形態に係る荷重計測システム1は、図1に示すように、荷重計測装置2と荷重表示装置6を備えている。
荷重計測装置2は、荷重センサ部3と電気回路部4を備えている。
荷重センサ部3は、図2(a)に示すような左右の履物5の内底5aに設けられている。荷重センサ部3は、図3に示すように、第1のシート状弾性体31を誘電体とし、第1のシート状導電性弾性体33と複数の(例えば4個の)第2のシート状導電性弾性体34a、34b、34c、34dを電極として、図1に示すように、複数のコンデンサ(第1のコンデンサCa、Cb、Cc、Cd)を形成してなる。第1のコンデンサCaが部分荷重センサ3a、第1のコンデンサCbが部分荷重センサ3b、第1のコンデンサCcが部分荷重センサ3c、第1のコンデンサCdが部分荷重センサ3d、となる。これらの部分荷重センサ3a〜3dは各々、第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの各々が画定する部分の全域にわたって荷重(部分荷重)を不足なく検出するものとなる。
第1のシート状導電性弾性体33には端子33t、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dには端子34at、34bt、34ct、34dtがそれぞれ設けられ(図1参照)、配線を通して、電気回路部4に接続され、電気回路部4から荷重センサ部3へ又は荷重センサ部3から電気回路部4へ電気信号(電圧又は電流)が送られる。
第1のシート状弾性体31、第1のシート状導電性弾性体33、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの集合体は、図4(a)〜(c)に示すように、通常、履物5の内底5aの形状と略同一になっている。
また、図5に示すように、第1のシート状弾性体31は、多数の空隙または窪み31sを周期的に設けたものとしている。第1のシート状弾性体31は、多数の空隙または窪み31sが周期的に設けられているため、荷重を受けたとき、厚さの減少に見合う体積がこの部分に広がることにより、荷重にほぼ比例して厚さが変化する。また、第1のシート状弾性体31は、場合によっては、多数の空隙または窪み31sを周期的に設けずに、圧縮し易い多孔性の素材(例えば、スポンジなど)を用いることも可能である。
複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dは、図4(c)に示すように、1層のシート状導電性弾性体が細い溝部34gによって複数個(図では4個)に分断されたものの形状である。すなわち、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dにおける互いの隙間は、狭いものになっている。それにより、例えば、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dが親指側前部、小指側前部、親指側後部、小指側後部の4個である場合、溝部34gが細いので、足底全体(荷重センサ部3全体)にかかる荷重は、親指側前部、小指側前部、親指側後部、小指側後部の4個で計測した各々の荷重を全て足し合わせて算出することができる。また、足底前部にかかる荷重は、親指側前部と小指側前部で計測した各々の荷重を足し合わせて算出することができ、足底後部にかかる荷重は、親指側後部と小指側後部で計測した各々の荷重を足し合わせて算出することができる。
なお、第1のシート状弾性体31は、絶縁性のシリコンゴムなど、第1のシート状導電性弾性体33と複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dは、導電性のシリコンゴムなどを用いることができる。また、第1のシート状導電性弾性体33と第1のシート状弾性体31の間、第1のシート状弾性体31と複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの間はそれぞれ、例えば薄い接着剤などを用いて接着することが可能である。
電気回路部4は、第1のシート状導電性弾性体33の端子33tと複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの端子34at〜34dtとの間に交流電圧Vを印加して複数の第1のコンデンサCa〜Cdに交流電流Ia、Ib、Ic、Idを流す第1の交流出力回路41と、交流電流Ia、Ib、Ic、Idを測定し電圧(荷重計測電圧Va、Vb、Vc、Vd)に変換する複数の電流測定回路43a、43b、43c、43dと、を有している。荷重計測電圧Va〜Vdは、荷重の分布(部分荷重)に応じた電圧である。
第1の交流出力回路41は、荷重センサ部3に荷重がかかっていないときの荷重計測電圧Va〜Vdがゼロになるように調整(オフセットゼロ調整)しておく。荷重センサ部3に荷重がかかると、荷重の分布に応じて複数の第1のコンデンサCa〜Cdの容量値が大きくなり、それに流れる交流電流Ia〜Idが大きくなり、電気回路部4において、その交流電流Ia〜Idが荷重計測電圧Va〜Vdに変換される。なお、交流電圧Vは、例えば、周波数が約10KHz、振幅が約5Vとすることができる。
電気回路部4は、履物5の内底5aにおいて荷重センサ部3の下部に配置したり、履物5の他の箇所に配置したりすることが可能である。
電気回路部4は、そこで得られた荷重計測電圧Va〜Vdを、荷重計測値送出回路34において、デジタルデータの荷重計測値に変換して荷重表示装置6に送出する。この送出は、通常は無線であるが、有線も可能である。
なお、電気回路部4は、複数の第1のコンデンサCa〜Cdの容量値の変化を検出して各々の荷重計測値とするものならば、以上説明した構成に限られない。例えば、第1のシート状導電性弾性体33の端子33tを接地し、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの端子34at〜34dtをそれぞれ発振回路の時定数を決定する遅延回路(CR回路)に接続して、荷重の分布に応じて変化する発振周波数を荷重計測値とすることも可能である。
次に、荷重計測装置2を変形した荷重計測装置2’について述べる。荷重計測装置2’は、図6に示すように、荷重センサ部3’と電気回路部4’を備えている。
荷重センサ部3’は、図7に示すように、荷重センサ部3の構成に、第2のシート状弾性体32と第3のシート状導電性弾性体35とを付加したものである。すなわち、荷重センサ部3’は、第1のシート状弾性体31と第2のシート状弾性体32とを誘電体とし、第1のシート状導電性弾性体33と複数の(例えば4個の)第2のシート状導電性弾性体34a、34b、34c、34dと第3のシート状導電性弾性体35とを電極として、図6に示すように、複数のコンデンサ(複数の第1のコンデンサCa、Cb、Cc、Cdと複数の第2のコンデンサCa、Cb、Cc、Cd)を形成してなる。第1のコンデンサCaと第2のコンデンサCaとが部分荷重センサ3a’、第1のコンデンサCbと第2のコンデンサCbとが部分荷重センサ3b’、第1のコンデンサCcと第2のコンデンサCcとが部分荷重センサ3c’、第1のコンデンサCdと第2のコンデンサCdとが部分荷重センサ3d’、となる。これらの部分荷重センサ3a’〜3d’は各々、第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの各々が画定する部分の全域にわたって荷重(部分荷重)を不足なく検出するものとなる。
第1のシート状導電性弾性体33には端子33t、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dには端子34at、34bt、34ct、34dt、第3のシート状導電性弾性体35には端子35t、がそれぞれ設けられ(図6参照)、配線を通して、後に詳述する電気回路部4’に接続され、電気回路部4’から荷重センサ部3’へ又は荷重センサ部3’から電気回路部4’へ電気信号(電圧又は電流)が送られる。
第1のシート状弾性体31、第2のシート状弾性体32、第1のシート状導電性弾性体33、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの集合体、第3のシート状導電性弾性体35は、図8(a)〜(e)に示すように、通常、履物5の内底5aの形状と略同一になっている。
また、図9に示すように、第1のシート状弾性体31は、多数の空隙または窪み31sを周期的に設けたものとし、第2のシート状弾性体32は、第1のシート状弾性体31と同材質の平坦な(つまり、多数の空隙または窪みを周期的に設けていない)ものとしている。第1のシート状弾性体31は、多数の空隙または窪み31sが周期的に設けられているため、荷重を受けたとき、厚さの減少に見合う体積がこの部分に広がることにより、荷重にほぼ比例して厚さが変化する。一方、第2のシート状弾性体32は、荷重に対する厚さの変化は無視できるほど小さい。
複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dは、図8(c)に示すように、1層のシート状導電性弾性体が細い溝部34gによって複数個(図では4個)に分断されたものの形状である。すなわち、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dにおける互いの隙間は、狭いものになっている。それにより、例えば、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dが親指側前部、小指側前部、親指側後部、小指側後部の4個である場合、溝部34gが細いので、足底全体(荷重センサ部3’全体)にかかる荷重は、親指側前部、小指側前部、親指側後部、小指側後部の4個で計測した各々の荷重を全て足し合わせて算出することができる。また、足底前部にかかる荷重は、親指側前部と小指側前部で計測した各々の荷重を足し合わせて算出することができ、足底後部にかかる荷重は、親指側後部と小指側後部で計測した各々の荷重を足し合わせて算出することができる。
なお、第1のシート状弾性体31及び第2のシート状弾性体32は、絶縁性のシリコンゴムなど、第1のシート状導電性弾性体33、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34d、第3のシート状導電性弾性体35は、導電性のシリコンゴムなどを用いることができる。また、第1のシート状導電性弾性体33と第1のシート状弾性体31の間、第1のシート状弾性体31と複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの間、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dと第2のシート状弾性体32の間、第2のシート状弾性体32と第3のシート状導電性弾性体35の間はそれぞれ、例えば薄い接着剤などを用いて接着することが可能である。
電気回路部4’は、第1のシート状導電性弾性体33の端子33tに交流電圧Vを印加して複数の第1のコンデンサCa〜Cdに交流電流Ia、Ib、Ic、Idを流す第1の交流出力回路41と、第3のシート状導電性弾性体35の端子35tに交流電圧Vを印加して複数の第2のコンデンサCa〜Cdに交流電流Ia、Ib、Ic、Idを流す第2の交流出力回路42と、第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの端子34at〜34dtに流れる交流電流Ia、Ib、Ic、Idを測定し電圧(荷重計測電圧Va、Vb、Vc、Vd)に変換する複数の電流測定回路43a、43b、43c、43dと、を有している。荷重計測電圧Va〜Vdは、荷重の分布(部分荷重)に応じた電圧である。本実施形態では、第1のシート状導電性弾性体33の端子33tに印加される交流電圧Vと第3のシート状導電性弾性体35の端子35tに印加される交流電圧Vは、接地電位を基準電位として設定され、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの端子34at〜34dtは接地電位と同電位に保持されるように設定されている。
第1の交流出力回路41と第2の交流出力回路42は、荷重センサ部3’に荷重がかかっていないとき交流電流Ia〜Idと交流電流Ia〜Idが180度の位相差で振幅が等しくなるように、交流電圧Vと交流電圧Vを調整(オフセットゼロ調整)すれば、複数の第1のコンデンサCa〜Cdに流れる交流電流Ia〜Idは、複数の第2のCa〜Cdに交流電流Ia〜Idとして流れるので、第2のシート状導電性弾性体34の端子34at〜34dt、つまり複数の電流測定回路43a〜43dに交流電流Ia〜Idは流れない。なお、交流電圧V(又は交流電圧V)は、例えば、周波数が約10KHz、振幅が約5Vとすることができる。
荷重センサ部3’に荷重がかかると、荷重の分布に応じて複数の第1のコンデンサCa〜Cdの容量値が大きくなり、それに流れる交流電流Ia〜Idが大きくなる。一方、複数の第2のコンデンサCa〜Cdの容量値はほとんど変化しないので、それに流れる交流電流Ia〜Idはほとんど変化しない。よって、第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの端子34at〜34dtに交流電流Ia〜Idと交流電流Ia〜Idの差が交流電流Ia〜Idとして流れる。そして、電気回路部4’において、交流電流Ia〜Idが荷重計測電圧Va〜Vdに変換される。
電気回路部4’は、履物5の内底5aにおいて荷重センサ部3’の下部に配置したり、履物4の他の箇所に配置したりすることが可能である。
電気回路部4’は、そこで得られた荷重計測電圧Va〜Vdを、荷重計測値送出回路44において、デジタルデータの荷重計測値に変換して荷重表示装置6に送出する。この送出は、通常は無線であるが、有線も可能である。
次に、荷重表示装置6について述べる。荷重表示装置6は、図1に示すように、少なくとも操作入力部7とディスプレイ8を備えている。荷重表示装置6では、操作入力部7の入力信号に応じて複数の表示モードを切り換えて、当該表示モードに応じた内容をディスプレイ8に表示する。操作入力部7は、タッチパネルや押しボタンキーなどが可能である。
荷重表示装置6は、操作入力部7とディスプレイ8の他、上記の表示を行うため、受信部9、CPU10、プログラム記憶部11、データ記憶部12などを備えたものとすることができる。受信部9は、電気回路部4(又は4’)の荷重計測値送出回路44が送出する荷重計測値を受信し、CPU10は、プログラム記憶部11に記憶されたプログラムに従って、データ記憶部12のワーキングメモリを使って、荷重計測値を適切に加工してディスプレイ8に表示する。また、荷重表示装置6は、図2(b)に示すように、コンパクトな単体のものとすることができるが、通常のパソコンを用いることも可能である。
荷重表示装置6は、部分荷重センサ3a〜3d(又は3a’〜3d’)の荷重計測値に関する様々な表示モードが可能であるが、少なくとも次に述べる第1表示モードと第2表示モードを有する。第1表示モードでは、図10に示すように、画像分割ライン(縦横のライン)13の全部で分割して区切った足底画像14とともに複数の荷重計測値の比率をディスプレイ8に表示する。画像分割ライン13は、複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dを互いに分断する溝部34gに対応する。図10に示すものでは、足底画像14が左右の足の足底画像であり、また、画像分割ライン13は、親指側前部、小指側前部、親指側後部、小指側後部の4個に足底画像14を分割している。
第2表示モードでは、図11及び図12に示すように、画像分割ライン13の一部で分割して区切った足底画像14とともに複数の荷重計測値(又はその比率)の一部を合算して得られる比率をディスプレイ8に表示する。図11に示すものは、画像分割ライン13の一部が、親指側前部、小指側前部、後部の3個に足底画像14を分割している。また、図12に示すものは、画像分割ライン13の一部が、前部と後部の2個に足底画像14を分割している。
図10〜図12に示す数値の例では、図10で示す第1表示モードでは、左足の親指側前部34%、小指側前部29%、親指側後部26%、小指側後部が11%となっており、右足の親指側前部38%、小指側前部32%、親指側後部16%、小指側後部14%となっている。図11で示す第2表示モードでは、親指側前部と小指側前部は第1表示モードと変わらず、左足の親指側後部26%と小指側後部11%が合算されて後部37%となっており、右足の親指側後部16%と小指側後部14%が合算されて後部30%となっている。また、図12で示す第2表示モードでは、更に左足の親指側前部34%、小指側前部29%が合算されて63%となっており、右足の親指側前部38%、小指側前部32%が合算されて70%となっている。ここで、合算による値は、荷重センサ部3(又は3’)の上述した構造、特に複数の第2のシート状導電性弾性体34a〜34dの構造により、適切なものとなる。
このように、画像分割ライン13の全部で分割したり一部で分割したりして区切った足底画像14とともに荷重計測値の比率をディスプレイ8に表示するので、足底にかかる荷重の分布が認識し易くなる。
また、足底画像が左右の足の足底画像であると、重心動揺検査などで、両足の荷重バランスが解析し易いが、左右どちらかの足の足底画像及び荷重計測値の比率を拡大して見たい場合などでは、左右どちらかの足だけにすることも可能である。また、荷重計測値の比率にかえて荷重計測値をそのまま表示することも可能である。
また、荷重計測装置2(又は2’)が加速度センサ及び/又はジャイロセンサを更に備えるようにすることも可能である。この場合、左右の各々の履物5の加速度や傾きなどを荷重の検出と同期して検出し、そのデジタルデータを電気回路部4(又は4’)の荷重計測値送出回路44を用いて荷重表示装置6に送出することができる。そして、荷重表示装置6は、ディスプレイ8に、荷重計測と同期した履物5の加速度や傾きなどを表示することができる。それにより、リアルタイムに、左右の足の詳細な動作とともに足底にかかる荷重の分布を認識することができる。
以上、本発明の実施形態に係る荷重計測システムについて説明したが、本発明は、実施形態に記載したものに限られることなく、請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。
1 荷重計測システム
2、2’ 荷重計測装置
3、3’ 荷重センサ部
3a〜3d、3a’〜3d’ 部分荷重センサ
31 第1のシート状弾性体
31s 第1のシート状弾性体の空隙または窪み
32 第2のシート状弾性体
33 第1のシート状導電性弾性体
33t 第1のシート状導電性弾性体の端子
34a〜34d 複数の第2のシート状導電性弾性体
34g 溝部
34at〜34dt 複数の第2のシート状導電性弾性体の端子
35 第3のシート状導電性弾性体
35t 第3のシート状導電性弾性体の端子
4、4’ 電気回路部
41 第1の交流出力回路
42 第2の交流出力回路
43a、43b、43c、43d 電流測定回路
5 履物
5a 内底
6 荷重表示装置
7 操作入力部
8 ディスプレイ
13 画像分割ライン
14 足底画像
Ca〜Cd 複数の第1のコンデンサ
Ca〜Cd 複数の第2のコンデンサ
Ia〜Id 複数の第1のコンデンサに流れる交流電流
Ia〜Id 複数の第2のコンデンサに流れる交流電流
Ia〜Id 複数の第2のシート状導電性弾性体の端子に流れる交流電流
第1の交流出力回路が出力する交流電圧
第2の交流出力回路が出力する交流電圧
Va〜Vd 荷重計測電圧

Claims (4)

  1. 荷重計測装置と荷重表示装置を備えており、
    前記荷重計測装置は、
    左右の履物の内底に設けられ、第1のシート状弾性体と第2のシート状弾性体とを誘電体とし、第1のシート状導電性弾性体と、1層のシート状導電性弾性体が細い溝部によって複数個に分断されたものの形状である複数の第2のシート状導電性弾性体と、第3のシート状導電性弾性体と、を電極として、複数のコンデンサを形成してなる荷重センサ部と、
    前記複数のコンデンサの容量値の変化を検出して複数の荷重計測値とする電気回路部と、を備え、
    前記荷重表示装置は、
    少なくとも操作入力部とディスプレイを備え、
    前記操作入力部の入力信号に応じて、前記溝部に対応する画像分割ラインの全部で分割して区切った足底画像とともに前記複数の荷重計測値の比率を前記ディスプレイに表示する第1表示モードと、前記画像分割ラインの一部で分割して区切った前記足底画像とともに、前記複数の荷重計測値又はその比率の一部を合算して得られる比率を前記ディスプレイに表示する第2表示モードと、を切り換えることを特徴とする荷重計測システム。
  2. 請求項に記載の荷重計測システムにおいて、
    前記足底画像は、左右の足の足底画像であることを特徴とする荷重計測システム。
  3. 請求項1又は2に記載の荷重計測システムにおいて、
    前記画像分割ラインは、親指側前部、小指側前部、親指側後部、小指側後部の4個に前記足底画像を分割していることを特徴とする荷重計測システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の荷重計測システムにおいて、
    前記荷重計測装置は、加速度センサ及び/又はジャイロセンサを更に備え、
    前記荷重表示装置は、前記ディスプレイに、荷重計測と同期した前記履物の加速度及び/又は傾きを表示することを特徴とする荷重計測システム。
JP2017509540A 2015-03-30 2016-03-16 荷重計測システム Active JP6534231B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068130 2015-03-30
JP2015068130 2015-03-30
PCT/JP2016/058358 WO2016158424A1 (ja) 2015-03-30 2016-03-16 荷重計測システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016158424A1 JPWO2016158424A1 (ja) 2018-01-25
JP6534231B2 true JP6534231B2 (ja) 2019-06-26

Family

ID=57004239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017509540A Active JP6534231B2 (ja) 2015-03-30 2016-03-16 荷重計測システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6534231B2 (ja)
WO (1) WO2016158424A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7454333B2 (ja) * 2019-03-01 2024-03-22 ニッタ株式会社 荷重バランス評価装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04241802A (ja) * 1991-01-16 1992-08-28 Hitachi Metals Ltd スキーブーツ
JP5001580B2 (ja) * 2006-05-24 2012-08-15 アニマ株式会社 身体測定装置
JP5265141B2 (ja) * 2007-06-15 2013-08-14 オリンパス株式会社 携帯型電子機器、プログラム及び情報記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016158424A1 (ja) 2016-10-06
JPWO2016158424A1 (ja) 2018-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4074236B2 (ja) 体組成情報取得装置
CN101467015B (zh) 在电容性矩阵压力传感器中的电容性节点测量
CN107278285B (zh) 压力检测方法及其装置以及电子终端
CN101416021B (zh) 多区电容式力传感器件与方法
EP3036603B1 (en) Feedback for grounding independent haptic electrovibration
WO2012144550A1 (ja) 静電容量型センサ装置
JP4551260B2 (ja) 圧力分布センサ及び歩行解析装置
JP6534231B2 (ja) 荷重計測システム
US20230228630A1 (en) Shear and normal force sensors, and systems and methods using the same
WO2017029666A2 (en) A scale with composite flexible capacitive weight sensor
Klimiec et al. Measuring of foot plantar pressure—possible applications in quantitative analysis of human body mobility
US20160116352A1 (en) Transducer arrangement for measuring load variations
CN107291288A (zh) 驱动电路、触摸显示装置和驱动该触摸显示装置的方法
JP5896353B2 (ja) 静電容量型センサ装置
JP6522740B2 (ja) 荷重計測装置
JP2019515372A5 (ja)
JP5078433B2 (ja) 生体測定装置
WO2021107884A1 (en) Pressure sensor and a method of sensing pressure
KR101991466B1 (ko) 보행 데이터 측정 장치
JP2019212259A (ja) 静電触覚呈示装置
JP2010185721A (ja) 静電容量型加速度センサの検査方法及びその検査装置
KR102155911B1 (ko) 신체 불균형에 대한 보정기능을 갖는 체성분 분석장치
KR101415047B1 (ko) 발바닥 압력 측정장치
US8711123B2 (en) Multi-touch recognition resistive touch screen for recognizing multi-touch coordinates through capacitor charging time
KR20170025107A (ko) 플렉서블 터치 스크린을 포함하는 터치 검출 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6534231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250