JP6533036B2 - エネルギ管理装置 - Google Patents

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本発明は、接続された機器が使用するエネルギを管理するエネルギ管理装置に関する。
近年、省エネルギへの取り組みが社会的に重視され、住宅、ビル、工場、またはこれらを含んだ地域で消費されるエネルギを管理するシステムが導入され始めている。このシステムは、エネルギ管理装置(Energy Management System)と呼ばれており、エネルギ消費量の可視化、エネルギ節約のための機器の制御、および、発電機または蓄電器などの制御を行う。
特許文献1に開示された集中制御システムは、家庭内の複数の電気機器を集中して制御するシステムであって、ユーザーの操作によって入力された電気機器情報(設置場所、作動状態)に基づき電気機器を制御する。
特開平4−101598号公報
ところで、エネルギ管理装置が制御する機器には様々な種類がある。例えばエアコンひとつとっても、制御項目およびその設定値域にはメーカーおよび機種毎に違いがある。機器は、設定値域外で指示されると正しく作動しないおそれがある。そのため、エネルギ管理装置は、エネルギ節約のための機器の制御を行うとき、制御対象となる機器の制御項目およびその設定値域を把握しておく必要がある。
特許文献1に開示された集中制御システムでは、電気機器の制御項目およびその設定値域を把握する点について考慮されていない。電気機器の設置場所を集中制御システムが把握することに関しては特許文献1に記載されているが、この設置場所に関する情報は、電気機器が新規に接続されたときユーザーが手動で入力しなければならず、その作業が煩わしいという問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザーによる特別な操作を必要とせずに、新規に接続された機器を正しく作動させるエネルギ管理装置を提供することである。
本発明は、接続された機器が消費するエネルギを管理するエネルギ管理装置であって、新規機器判定手段と、仕様情報要求手段と、設定値域特定手段と、自動制御手段とを備えている。
新規機器判定手段は、新規に接続された機器としての新規機器の有無を、新規機器が新規に接続されたときに発信する信号に基づき判定する。
仕様情報要求手段は、新規機器判定手段によって新規機器が有ると判定された場合、機器の種類および制御項目を含む仕様情報を送信するよう新規機器に要求する。
設定値域特定手段は、新規機器から発信された仕様情報に含まれる制御項目のうち、設定値域が存在する制御項目について、設定値を制御項目毎に予め決められた最低値から1段階ずつ上げながら当該設定値の設定で新規機器が正しく作動したか否かを判定し、最初に新規機器が正しく作動した設定値を下限値とし、設定値を制御項目毎に予め決められた最高値から1段階ずつ下げながら当該設定値の設定で新規機器が正しく作動したか否かを判定し、最初に新規機器が正しく作動した設定値を上限値とし、下限から上限までを設定値域として特定する。
自動制御手段は、設定値域特定手段によって特定された設定値域内で機器を自動制御する。
このように構成することで、機器が設定値域外で指示されることを回避することができる。また、機器の制御項目およびその設定値域は、仕様情報要求手段および設定値域特定手段によって自動的に把握される。したがって、本発明によれば、ユーザーによる特別な操作を必要とせずに新規機器を正しく作動させ、エネルギ節約を図ることができる。
本発明の一実施形態によるエネルギ管理装置が設置された住宅の概略構成を説明する図である。 図1のエネルギ管理装置の機能を示す機能ブロック図である。 図1の端末の画面に、新規機器を自動認識中であることをユーザーに通知するための情報が表示されたところを示す図である。 図1の端末の画面に、新規機器によって新たに追加された機能をユーザーに通知するための情報が表示されたところを示す図である。 図1のエネルギ管理装置の制御作動を説明する図であって、新規機器を自動認識するための処理を説明するメインフローチャートである。 図5に示す処理のうち、制御項目の設定値域を特定するための処理を説明するサブフローチャートの前半である。 図5に示す処理のうち、制御項目の設定値域を特定するための処理を説明するサブフローチャートの後半である。 図1の子供部屋に新規機器としての電動ブラインドが新たに設置されたところを示す図である。 図1の状態から図8の状態に変更されたときの各機器間の通信を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<一実施形態>
本発明の一実施形態によるエネルギ管理装置は、図1に示す住宅に設定されている。本実施形態では、電力の需要家としての一般的な戸建て住宅5にエネルギ管理装置10が設置されている場合を例として説明する。
[住宅に配置された各機器]
先ず、住宅5に配置された各機器について図1を参照して説明する。
図1に示すように、住宅5には、エネルギ管理装置10に加え、分電盤11、太陽光発電装置12、蓄電装置13、スマートメータ14、および複数の電気機器などが設置されている。
上記電気機器には、少なくとも、リビングに設けられているエアコン21および床暖房22と、寝室に設けられているエアコン23、天窓24および電動ブラインド25と、子供部屋に設けられているエアコン26および天窓27とがある。
分電盤11の主幹ブレーカ31の一次側には、電力路L1、L2、L3を介して商用電力系統32、太陽光発電装置12、蓄電装置13が接続されている。
太陽光発電装置12は、太陽光を利用して発電し、発電した電力を分電盤11に供給する。また、太陽光発電装置12は、発電した電力量(発電電力量)を計測する。
蓄電装置13は、商用電力系統32または太陽光発電装置12から供給された電力を蓄電し、また蓄電した電力を放電して分電盤11に供給する。また、蓄電装置13は、蓄電している電力量(蓄電電力量)を計測する。
スマートメータ14は、電力路L1に設けられており、商用電力系統32から購入した電力量(購入電力量)、および、商用電力系統32に売却した電力量(売却電力量)を計測する。
分電盤11の主幹ブレーカ31の二次側には、配電路L4、L5、L6、L7を介してエネルギ管理装置10、リビングの電気機器21〜22、寝室の電気機器23〜25、子供部屋の電気機器26〜27が接続されている。配電路L4、L5、L6、L7の分岐箇所付近には、分岐ブレーカ33〜36が設けられている。
分電盤11は、商用電力系統32、太陽光発電装置12、および蓄電装置13の電力をエネルギ管理装置10および電気機器21〜27に供給可能である。また、分電盤11は、配電路L4〜L7毎、すなわち電力供給先毎に消費した電力量(個別消費電力量)を計測可能であり、特許請求の範囲に記載の「分配装置」に相当する。
エネルギ管理装置10は、電気機器21〜27が消費する電力を管理する装置であって、CPU(処理部)と、ROMおよびRAM(記憶部)と、入出力部(通信部)となどからなるマイクロコンピュータを主体として構成されている。エネルギ管理装置10は、ホームネットワーク37を介して太陽光発電装置12、蓄電装置13、スマートメータ14、分電盤11、および電気機器21〜27と通信可能に接続されており、これらの接続機器から送信される信号および情報に基づきプログラム処理を実行することによって、電気機器21〜27を制御する。
エネルギ管理装置10には、ホームネットワーク37を介して端末38が通信可能に接続されている。端末38は、エネルギ管理装置10から取得した情報を表示する表示器であり、またエネルギ管理装置10に指示を与える操作器である。
図1において、各ブロックを結ぶ破線はホームネットワーク37を表している。この破線が示す通信は、有線通信としてもよいし、無線通信としてもよい。また、この通信には、例えばECHONET-Lite(登録商標)またはSEP2.0(Smart Energy Profile 2.0)などの通信プロトコルが使用される。なお、図1ではルータ等の機器は図示を省略している。
[エネルギ管理装置の特徴構成]
次に、エネルギ管理装置10の特徴構成について図1〜図4を参照して説明する。
エネルギ管理装置10は、ホームネットワーク37を介してエネルギ管理装置10に新規に接続された電気機器としての新規機器を自動的に認識し、この新規機器を正しく作動させるための各種機能を有している。具体的には、図2に示すように、エネルギ管理装置10は、新規機器判定手段41、仕様情報要求手段42、設定値域特定手段43、消費量取得手段44、設置場所特定手段45、自動認識通知手段46、新機能通知手段47、および自動制御手段48を備えている。
新規機器判定手段41は、新規機器がエネルギ管理装置10に新規に接続されたとき発信する信号(新規接続連絡用信号)に基づき、新規機器の有無を判定する。つまり、新規機器判定手段41は、新規接続連絡用信号を受信した場合には新規機器が有ると判定し、新規接続連絡用信号を受信していない場合には新規機器が無いと判定する。新規接続連絡用信号は、新規機器がエネルギ管理装置10に新規に接続されたことを連絡するための信号である。
仕様情報要求手段42は、新規機器判定手段41によって新規機器が有ると判定された場合、機器の種類および制御項目を含む仕様情報の送信を要求するための要求信号を新規機器に送信する。
設定値域特定手段43は、新規機器から発信された仕様情報に含まれる制御項目の中に、設定値域が存在する制御項目があるか否かを判定する。そして、設定値域特定手段43は、設定値域が存在する制御項目がある場合、当該設定値域を、実際に設定可能であるか否かに基づき特定する。例えば、機器の種類が「エアコン」である場合、設定値域が存在する制御項目は「温度制御」、「湿度制御」などである。また、機器の種類が「天窓」である場合、設定値域が存在する制御項目は「開口幅制御」などである。また、機器の種類が「電動ブラインド」である場合、設定値域が存在する制御項目は「昇降制御」、「ルーバー角度制御」などである。
消費量取得手段44は、分電盤11から、電力供給先(リビング、寝室、子供部屋)毎に消費された電力量(個別消費電力量)を取得する。
設置場所特定手段45は、新規機器を所定のパターンで作動させ、このときの個別消費電力量の変化に基づき新規機器の設置場所を特定する。上記所定のパターンでの作動とは、例えば起動と停止とを所定回数繰り返すような作動である。この場合、設置場所特定手段45は、新規機器の起動と停止との繰り返しに同期して変化があった個別消費電力量に対応する場所を、新規機器の配置場所と特定する。
自動認識通知手段46は、新規機器判定手段41によって新規機器が有ると判定されてから、設定値域特定手段43によって設定値域が特定され、且つ設置場所特定手段45によって新規機器の設置場所が特定されるまでの間、新規機器を自動認識中であることをユーザーに通知する。例えば、図3のように端末38の画面に「新規機器自動認識中」と表示されるように、端末38に指令信号が送信される。
新機能通知手段47は、新規機器によって新たに追加された機能をユーザーに通知する。例えば、図4のように端末38の画面に「○○制御に△△△の連携が出来るようになりました。省エネ効果が向上します。」と表示されるように、端末38に指令信号が送信される。
自動制御手段48は、電気機器21〜27を、当該電気機器21〜27が新規に接続されたときに設定値域特定手段43によって特定された設定値域内で自動制御する。例えば、設定値域特定手段43によって特定されたエアコン21の温度制御の設定値域が17〜32℃である場合、自動制御手段48は、17〜32℃の範囲内でエアコン21の温度制御を自動的に行う。一方、設定値域特定手段43によって特定されたエアコン23の温度制御の設定値域が18〜32℃である場合、自動制御手段48は、18〜32℃の範囲内でエアコン23の温度制御を自動的に行う。
また、自動制御手段48は、予め決められた複数種類の電気機器を連携して作動させることによって省エネを図る連携制御を実行する。この連携制御としては、例えば、子供部屋内の温度を下げるときの消費電力量を抑えるために、天窓27を開けて部屋内の高温空気を排出してからエアコン26を運転するといった第1温調連携制御が該当する。また、別の連携制御としては、寝室内の温度を下げるときの消費電力量を抑えるために、電動ブラインド25を下降させつつルーバーを閉めて太陽光を遮光し、天窓24を開けて部屋内の高温空気を排出してからエアコン23を運転するといった第2温調連携制御が該当する。以降、連携制御で連携される電気機器を「連携機器」と記載する。
温調連携制御を実行するにあたって、先ず、自動制御手段48は、第1温調連携制御で連携させる連携機器(天窓、エアコン)が同一部屋内にあるか否かを判定する。この判定が肯定される場合、自動制御手段48は、第2温調連携制御で連携させる連携機器(天窓、エアコン、電動ブラインド)が同一部屋内にあるか否かを判定する。この判定が肯定される場合には自動制御手段48は第2温調連携制御を実行し、判定が否定される場合には自動制御手段48は第1温調連携制御を実行する。
[エネルギ管理装置の作動]
次に、エネルギ管理装置10の制御処理について図5、図6を参照して説明する。以下に示す一連の処理は、エネルギ管理装置10が起動されてから起動停止されるまで所定時間毎に繰り返し実行される。
図5は、新規機器を自動認識するための処理を説明するメインフローチャートである。
図5のフローチャートが開始されると、先ずステップS1では、新規接続連絡用信号を受信したか否かが判定される。ステップS1の判定が肯定された場合(S1:Yes)、処理はステップS2に移行する。一方、ステップS1の判定が否定された場合(S1:No)、処理は図5のフローチャートを抜ける。
ステップS2では、新規機器を自動認識中であることをユーザーに通知するために、端末38の画面に「新規機器自動認識中」と表示されるよう端末38に指令信号が送信される。ステップS2のあと、処理はステップS3に移行する。
ステップS3では、仕様情報の送信を要求するための要求信号が新規機器に送信される。ステップS3のあと、処理はステップS4に移行する。
ステップS4では、仕様情報を取得したか否かが判定される。ステップS4の判定が肯定された場合(S4:Yes)、処理はステップS5に移行する。一方、ステップS4の判定が否定された場合(S4:No)、処理はステップS4を再度実行する。
ステップS5では、取得した仕様情報に含まれる制御項目の中に、設定値域が存在する制御項目があるか否かが判定される。ステップS5の判定が肯定された場合(S5:Yes)、処理はステップS6に移行する。一方、ステップS5の判定が否定された場合(S5:No)、処理はステップS7に移行する。
ステップS6では、制御項目の設定値域を特定するために図6に示すサブフローチャートの各処理が実行される。
図6のフローチャートが開始されると、先ずステップS21では、設定値域を特定する対象となる制御項目が選択される。ステップS21のあと、処理はステップS22に移行する。
ステップS22では、ステップS21で選択された制御項目について、設定値が、制御項目毎に予め決められた最低値となるよう新規機器に指示される。例えば、温度制御については設定値として0℃が指示される。また、湿度制御については設定値として0%が指示される。ステップS22のあと、処理はステップS23に移行する。
ステップS23では、ステップS22で指示された設定が失敗したか否かが判定される。ステップS23の判定が肯定された場合(S23:Yes)、処理はステップS24に移行する。一方、ステップS23の判定が否定された場合(S23:No)、処理はステップS26に移行する。
ステップS24では、現在の設定値から1段階上げられた新たな設定値が新規機器に指示される。例えば、温度制御については1℃上げられた設定値が指示される。また、湿度制御については1%上げられた設定値が指示される。ステップS24のあと、処理はS25に移行する。
ステップS25では、ステップS24で指示された設定が成功したか否かが判定される。ステップS25の判定が肯定された場合(S25:Yes)、処理はステップS26に移行する。一方、ステップS25の判定が否定された場合(S25:No)、処理はステップS24に戻る。
ステップS26では、現在の設定値が設定値域の下限値として記憶される。ステップS26のあと、処理はステップS27に移行する。
ステップS27では、設定値が、制御項目毎に予め決められた最高値となるよう新規機器に指示される。例えば、温度制御については設定値として50℃が指示される。また、湿度制御については設定値として100%が指示される。ステップS27のあと、処理はステップS28に移行する。
ステップS28では、ステップS27で指示された設定が失敗したか否かが判定される。ステップS28の判定が肯定された場合(S28:Yes)、処理はステップS29に移行する。一方、ステップS28の判定が否定された場合(S28:No)、処理はステップS31に移行する。
ステップS29では、現在の設定値から1段階下げられた新たな設定値が新規機器に指示される。例えば、温度制御については1℃下げられた設定値が指示される。また、湿度制御については1%下げられた設定値が指示される。ステップS29のあと、処理はステップS30に移行する。
ステップS30では、ステップS29で指示された設定が成功したか否かが判定される。ステップS30の判定が肯定された場合(S30:Yes)、処理はステップS31に移行する。一方、ステップS30の判定が否定された場合(S30:No)、処理はステップS29に戻る。
ステップS31では、現在の設定値が設定値域の上限値として記憶される。ステップS31のあと、処理はステップS32に移行する。
ステップS32では、全ての制御項目の設定値域が特定されたか否かが判定される。ステップS32の判定が肯定された場合(S32:Yes)、処理は図5のフローチャートに戻る。一方、ステップS32の判定が否定された場合(S32:No)、処理はステップS21に戻る。
図5に戻って、ステップS7では、起動と停止とを所定回数繰り返すように新規機器が作動させられつつ、個別消費電力量が取得される。ステップS7のあと、処理はステップS8に移行する。
ステップS8では、新規機器の起動と停止との繰り返しに同期して変化があった個別消費電力量に対応する場所が、新規機器の配置場所として特定される。ステップS8のあと、処理はステップS9に移行する。
ステップS9では、端末38の画面の「新規機器自動認識中」との表示を止めるよう端末38に指令信号が送信される。ステップS9のあと、処理はステップS10に移行する。
ステップS10では、新規機器によって新たに追加された機能をユーザーに通知するために、端末38の画面に「○○制御に△△△の連携が出来るようになりました。省エネ効果が向上します。」と表示されるよう端末38に指令信号が送信される。ステップS10のあと、処理は図5のフローチャートを抜ける。
[新規機器追加の例示]
図1に示すように子供部屋にエアコン26および天窓27があるとき、エネルギ管理装置10の自動制御手段48は、子供部屋で第1温調連携制御を実行することできるが、第2温調連携制御を実行することができない。
これに対し、図8に示すように子供部屋に新規機器として電動ブラインド28が新たに設置されると、エネルギ管理装置10の自動制御手段48は、子供部屋で第2温調連携制御を実行することできるようになる。
図1のように子供部屋に電動ブラインド28がまだ無い状態でエネルギ管理装置10がセットアップされるとき、図9に示すように、先ず、機器情報を要求する信号がエネルギ管理装置10から電気機器21〜27に送信され、それに応答する信号が電気機器21〜27からエネルギ管理装置10に送信される。続いて、初期状態の情報を要求する信号がエネルギ管理装置10から電気機器21〜27に送信され、それに応答する信号が電気機器21〜27からエネルギ管理装置10に送信される。これにより初期処置が完了する。
次に、実際に運用する段階において、例えばリビングのエアコン21による温度制御の設定値を変更する場合には、設定値の変更を要求する信号がエネルギ管理装置10からエアコン21に送信され、それに応答する信号がエアコン21からエネルギ管理装置10に送信される。
次に、図8のように子供部屋に電動ブラインド28が追加された場合には、先ず、新規接続連絡用信号が電動ブラインド28から各機器に送信される。エネルギ管理装置10が新規接続連絡用信号を受信すると、仕様情報の送信を要求するための要求信号がエネルギ管理装置10から電動ブラインド28に送信され、それに応答する信号(仕様情報)が電動ブラインド28からエネルギ管理装置10に送信される。これにより電動ブラインド28の仕様情報の取得が完了する。
[効果]
以上説明したように、本実施形態によるエネルギ管理装置10は、新規機器判定手段41と、仕様情報要求手段42と、設定値域特定手段43と、自動制御手段48とを備えている。新規機器判定手段41は、新規機器が新規に接続されたときに発信する信号に基づき新規機器の有無を判定する。仕様情報要求手段42は、機器の種類および制御項目を含む仕様情報を送信するよう新規機器に要求する。設定値域特定手段43は、新規機器から発信された仕様情報に含まれる制御項目のうち、設定値域が存在する制御項目について、実際に設定可能であるか否かに基づき設定値域を特定する。自動制御手段48は、設定値域特定手段43によって特定された設定値域内で電気機器を自動制御する。
このように構成することで、電気機器が設定値域外で指示されることを回避することができる。また、電気機器の制御項目およびその設定値域は、仕様情報要求手段42および設定値域特定手段43によって自動的に把握される。したがって、本実施形態によれば、ユーザーによる特別な操作を必要とせずに新規機器を正しく作動させ、エネルギ節約を図ることができる。また、新規機器の制御項目およびその設定値域をユーザーが手動で入力する場合には入力ミスに起因して電気機器が正しく作動しないおそれがあるが、本実施形態にはそのおそれがない。
また、本実施形態では、エネルギ管理装置10は、消費量取得手段44と、設置場所特定手段45とを備えている。消費量取得手段44は、分電盤11から、電力供給先毎に消費された電力量である個別消費電力量を取得する。設置場所特定手段45は、新規機器を所定のパターンで作動させたときの個別消費電力量の変化に基づき新規機器の設置場所を特定する。
したがって、本実施形態によれば、ユーザーによる特別な操作を必要とせずに新規機器を正しく作動させ、エネルギ節約を図ることができる。また、新規機器の設置場所をユーザーが手動で入力する場合には入力ミスに起因して電気機器が正しく作動しないおそれがあるが、本実施形態にはそのおそれがない。
また、本実施形態では、エネルギ管理装置10は、自動認識通知手段46を備えている。自動認識通知手段46は、新規機器が有ると判定されてから、新規機器の制御項目の設定値域が特定され且つ新規機器の設置場所が特定されるまでの間、新規機器を自動認識中であることをユーザーに通知する。
したがって、本実施形態によれば、新規機器が自動認識中にユーザーの意図しない作動を行うことによるユーザーの違和感を軽減することができる。
また、本実施形態では、エネルギ管理装置10は、新規機器によって新たに追加された機能をユーザーに通知する新機能通知手段47を備えている。
したがって、本実施形態によれば、新規機器が追加されたことによる効果をユーザーは知ることができ、ユーザーの省エネに対する意識を喚起することができる。
<他の実施形態>
本発明の他の実施形態では、エネルギ管理装置は、戸建て住宅に限らず、例えば集合住宅の住戸、商用店舗、ビル、あるいは工場等に用いられてもよい。
前述の実施形態では、部屋毎に消費電力量を計測していた。これに対し、本発明の他の実施形態では、電気機器毎に消費電力量を計測してもよいし、コンセント毎に消費電力量を計測してもよい。
本発明の他の実施形態では、端末は、エネルギ管理装置と一体に設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、太陽光発電装置に限らず、例えば燃料電池や風力発電装置等、自然エネルギを電力に変換可能なものであれば、任意のものを採用することができる。
本発明の他の実施形態では、発電装置および蓄電池が設けられなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、電気機器は、ネットワークを介さず直接的にエネルギ管理装置に接続されてもよい。
本発明の他の実施形態では、エネルギ管理装置は、電力、ガス、および水道を含むエネルギのうち少なくとも1つの消費量を管理するよう構成されればよい。
本発明の他の実施形態では、エネルギ管理装置は、エアコン、天窓、および電動ブラインド以外の機器を制御してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・エネルギ管理装置
41・・・新規機器判定手段
42・・・仕様情報要求手段
43・・・設定値域特定手段
48・・・自動制御手段

Claims (4)

  1. 接続された機器(21〜28)が消費するエネルギを管理するエネルギ管理装置(10)であって、
    新規に接続された機器としての新規機器の有無を、当該新規機器が新規に接続されたときに発信する信号に基づき判定する新規機器判定手段(41)と、
    前記新規機器判定手段によって前記新規機器が有ると判定された場合、機器の種類および制御項目を含む仕様情報を送信するよう前記新規機器に要求する仕様情報要求手段(42)と、
    前記新規機器から発信された前記仕様情報に含まれる制御項目のうち、設定値域が存在する制御項目について、設定値を制御項目毎に予め決められた最低値から1段階ずつ上げながら当該設定値の設定で前記新規機器が正しく作動したか否かを判定し、最初に前記新規機器が正しく作動した設定値を下限値とし、設定値を制御項目毎に予め決められた最高値から1段階ずつ下げながら当該設定値の設定で前記新規機器が正しく作動したか否かを判定し、最初に前記新規機器が正しく作動した設定値を上限値とし、前記下限から前記上限までを前記設定値域として特定する設定値域特定手段(43)と、
    前記設定値域特定手段によって特定された前記設定値域内で前記機器を自動制御する自動制御手段(48)と、
    を備えることを特徴とするエネルギ管理装置。
  2. 複数のエネルギ供給先にエネルギを分配し且つ前記エネルギ供給先毎のエネルギ消費量を計測可能な分配装置(11)と接続され、前記エネルギ供給先毎のエネルギ消費量を取得する消費量取得手段(44)と、
    前記新規機器を所定のパターンで作動させたときの前記エネルギ供給先毎のエネルギ消費量の変化に基づき、複数ある部屋のうちどの部屋に前記新規機器が設置されているかを特定する設置場所特定手段(45)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエネルギ管理装置。
  3. 前記新規機器判定手段によって前記新規機器が有ると判定されてから、少なくとも、前記設定値域特定手段によって前記設定値域が特定されるまでの間、前記新規機器を自動認識中であることをユーザーに通知する自動認識通知手段(46)、をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のエネルギ管理装置。
  4. 前記新規機器によって新たに追加された機能をユーザーに通知する新機能通知手段(47)、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のエネルギ管理装置。
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