JP6532819B2 - 熱音響エンジン - Google Patents

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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point

Description

本発明は、作動気体を自励振動させる熱音響エンジンに関する。
従来より、種々の産業分野にて、エネルギーの有効利用の推進が要求されている。例えば、工場等の設備、及び、車両等から排出されて棄却される排熱の量が未だ多いことに鑑み、熱エネルギーを高い効率で回収する技術が望まれている。本発明者は、この技術について鋭意検討した結果、作動気体を自励振動させることができる熱音響エンジンを利用することに着目した。この熱音響エンジンを用いて発電を行うシステム(以下、「熱音響発電システム」ともいう)の一例が、下記特許文献1に開示されている。
この熱音響発電システムで用いられている熱音響エンジンは、作動気体が封入された熱音響用配管に組み込まれる。この熱音響エンジンは、蓄熱器と、加熱器と、冷却器とを備える。蓄熱器は、熱音響用配管の長手方向に延びると共に、作動気体が通過する貫通した複数の流路を有する。加熱器は、蓄熱器の前記長手方向の一端部に接続され、蓄熱器の前記長手方向の一端部周辺の作動気体を加熱する。冷却器は、蓄熱器の前記長手方向の他端部に接続され、蓄熱器の前記長手方向の他端部周辺の作動気体を冷却する。
この熱音響エンジンによれば、蓄熱器の前記長手方向の両端部間に発生する温度勾配によって作動気体が自励振動することによって、熱音響用配管内にて音響エネルギーが発生する。更に、この熱音響発電システムでは、環状配管である熱音響用配管から分岐した分岐配管にリニア型の発電機が備えられている。この発電機を熱音響エンジンによって発生した音響エネルギーによって駆動することによって、発電が行われるように構成されている。
PCT/JP2012/081193号公報
本発明者は、上記加熱器として、ブロックと、複数の管と、を備える形式のものを採用することを検討している。ブロックは、蓄熱器の前記一端部に接続される。ブロックは、蓄熱器の複数の流路の前記一端部と連通すると共に作動気体が通過する内部空間を有する。複数の管は、ブロックの内部空間を互いに離間して前記長手方向と垂直の方向に横断するようにブロックに組み付けられている。各管の断面は、前記長手方向に延びる扁平形状を有し、各管は、その扁平形状の延在方向両端部が外方へ突出する断面形状を有している。
加熱源から供給される加熱用流体が、複数の管内を通過する。複数の管内の加熱用流体と、ブロックの内部空間内の作動気体との間で熱交換が行われることによって、蓄熱器の前記長手方向の一端部周辺の作動気体が加熱される。
本発明者は、上述した形式の加熱器を採用するに際し、各管の外表面における「前記扁平形状の延在方向端部に対応すると共に、蓄熱器の前記一端部側の端面(蓄熱器端面)に面する部分」(以下、「蓄熱器側端部」と呼ぶ)を蓄熱器端面に接触させる形態と、各管の蓄熱器側端部を蓄熱器端面に接触させない形態と、を比較検討した。
その結果、加熱源の温度を300℃以上の比較的高い温度に設定した場合には、発生した音響エネルギーに関して大きな差異が見られなかった。一方、加熱源の温度を比較的低い200℃程度に設定した場合においては、各管の蓄熱器側端部を蓄熱器端面に接触させる形態の方が、より大きい音響エネルギーが発生し易いことが分かった。加えて、各管の蓄熱器側端部に形成した平面(前記長手方向と垂直な平面、蓄熱器端面と平行な平面)を蓄熱器端面に接触(面接触)させて接触面積を増大させる形態を採用すると、条件によっては、更に大きな音響エネルギーが発生し易いことも分かった。
上記の結果は、以下の理由に基づくと考えられる。即ち、各管の蓄熱器側端部を蓄熱器端面に接触させると、複数の管が有する熱が蓄熱器の前記長手方向の一端部に直接伝達されるので、蓄熱器の前記長手方向の一端部の温度がより高くなる。これにより、蓄熱器の前記長手方向の一端部周辺の作動気体がより加熱される。この結果、蓄熱器の前記長手方向の両端部間により大きな温度勾配が発生して、より大きい音響エネルギーが発生する。
上述のように、各管の蓄熱器側端部に形成された平面を蓄熱器端面に接触させる形態を採用する場合、前記平面の幅をどの程度の大きさに設定すべきかが問題となる。即ち、前記平面の幅が小さ過ぎると、前記接触面積が小さ過ぎて、複数の管が有する熱が蓄熱器の前記長手方向の一端部に十分に伝達され難くなり、この結果、音響エネルギーが低下するという懸念がある。一方、前記平面の幅が大き過ぎると、各管が蓄熱器端面(従って、蓄熱器内の複数の流路)を塞ぐ面積が大きくなり過ぎて、熱音響エンジン内にて作動気体が移動し難くなり、この結果、音響エネルギーが低下するという懸念もある。
本発明者は、この点について鋭意検討した結果、より大きな音響エネルギーを得るために、前記平面の幅の大きさに関して必要となる条件を見出した。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、各管の蓄熱器側端部に形成された平面を蓄熱器端面に接触させる形態の加熱器を採用した熱音響エンジンであって、大きな音響エネルギーを得ることができるものを提供することである。
本発明に係る熱音響エンジンでは、前記複数の管の断面形状が同形であり、前記複数の管は、前記ブロックの内部空間を前記長手方向と垂直の方向に互いに平行に横断するように配置されている。
前記蓄熱器の前記蓄熱器端面における、全面積に対する、前記複数の流路の面積の総和の割合を蓄熱器開口率(A)とし、前記各管の前記扁平形状の延在方向中央部分における幅を管中央幅(a)とし、前記各管の前記平面の幅を管端部幅(b)とし、互いに離間して平行に配置されている前記複数の管の間隔を管ピッチ(p)とし、前記管ピッチに対する、前記管ピッチから前記管端部幅を減じた値の割合((p−b)/p)を端部開口率(B)とし、前記管ピッチに対する、前記管ピッチから前記管中央幅を減じた値の割合((p−a)/p)を中央開口率(C)とし、前記蓄熱器開口率と前記端部開口率との積(A×B)を総合開口率(E)とする。
本発明に係る熱音響エンジンでは、管中央幅(a)が管端部幅(b)より大きいことが前提となっている。これにより、管内を通過する加熱用流体の流路面積を十分に確保しつつ、総合開口率(E)を適切な値に調整し易くなる。また、本発明に係る熱音響エンジンでは、前記中央開口率(C)が前記蓄熱器開口率(A)より小さいことも前提となっている。
本発明に係る熱音響エンジンの特徴は、総合開口率に対する中央開口率の割合(C/E)が、94〜111%であることにある。本発明者の検討によれば、この条件を満たすことにより、この条件を満たさない場合と比べて、より大きな音響エネルギーを得ることができることが判明した(詳細については後述する)。
図1は、本発明にかかる熱音響エンジンを含む熱音響発電システムの概略構成を模式的に示す図である。 図2は、図1に示した熱音響エンジンの構成を模式的に示す図である。 図3は、図2に示した蓄熱器の端面(複数の流路)の一例を示す図である。 図4は、図2に示した加熱器の構成を模式的に示す図である。 図5は、蓄熱器と加熱器とが組み付けられた状態を模式的に示す図である。 図6は、図5における複数の管の先端部の周りを拡大して示した図である。 図7は、潰し加工の前後での管の先端部の形状の変化の様子を示す図である。 図8は、加熱器のブロック単体を模式的に示した図である。 図9は、潰し加工後の複数の管をブロックに組み付けた状態を模式的に示す図である。 図10は、ブロックに組み付けられた潰し加工後の複数の管の先端部に放電加工を行う様子を模式的に示す図である。 図11は、放電加工の前後での管の先端部の形状の変化の様子を示す図である。 図12は、各開口率と、得られる音響エネルギーとの関係に関する実験結果の一例を示したグラフである。
以下、本発明に係る熱音響エンジンの実施形態について図面を参照しながら説明する。
(構成)
図1に示すように、熱音響発電システム100は、金属製の配管からなる配管構成部101を備えている。配管構成部101は、環状(ループ状)の配管部分である環状配管102と、環状配管102から分岐し且つその管内空間が環状配管102の管内空間と連通する分岐配管103と、を含む。この環状配管102が本発明の「熱音響用配管」に相当する。なお、環状配管102は環状である限りにおいて、その側面視の全体形状として、円形、楕円形、多角形等、種々の形状のものが採用され得る。
分岐配管103は、環状配管102から分岐する分岐点を一方端103aとし、この一方端103aから他方端103bまで長尺状に延びる配管部分である。分岐配管103が他方端103bにてエネルギー取り出し部160によって封止されている。環状配管102及び分岐配管103の双方に所定の作動気体(本実施形態では、ヘリウム)が所定圧力下で封入されている。尚、作動気体としては、ヘリウムに代えて或いは加えて、窒素、アルゴン、ヘリウム及びアルゴンの混合気体、空気等が採用され得る。
環状配管102には、直列に接続された3つの熱音響エンジン(「原動機」ともいう)110が設けられている。これら3つの熱音響エンジン110によって、所謂「多段型の熱音響エンジン」が構成されている。各熱音響エンジン110は、環状配管102の管内に組み込まれた蓄熱器111と、蓄熱器111の高温部である一端部111aに対向して配置された加熱器112と、蓄熱器111の常温部(或いは低温部)である他端部111bに対向して配置された冷却器113と、を備えている。この熱音響エンジン110が本発明の「熱音響エンジン」に相当する。なお、熱音響エンジン110の設置数は、3つに限定されるものではなく、必要に応じてその他の設置数が選択され得る。
図2、及び、図3に示すように、各蓄熱器111は、環状配管102の配管長手方向(配管の延在方向、x軸方向)に垂直な方向の断面の形状が円形となる円柱状の構造体である。各蓄熱器111の配管長手方向の両端面は、配管長手方向(x軸方向)と垂直な平面である。各蓄熱器111は、一端部111aと他端部111bとの間で配管長手方向(x軸方向)に沿って互いに平行に延びる貫通した複数の流路111cを有する。この複数の流路111cを作動気体が通過するようになっている。
図3に示す例では、複数の流路111cは、蓄熱器111の内部を縦横に仕切る多数の壁によってマトリクス状に区画・形成されている。なお、蓄熱器111の内部にて配管長手方向に延びる貫通した複数の流路が形成されている限りにおいて、蓄熱器111の内部は、ハニカム状等を含みどのように仕切られていてもよい。この蓄熱器111が本発明の「蓄熱器」に相当する。
蓄熱器111としては、例えば、典型的にはセラミック製の構造体や、ステンレス鋼によるメッシュ薄板の複数を微小ピッチで平行に積層した構造体、金属繊維からなる不織布状物などを用いることができる。尚、蓄熱器111として横断面が円形のもの代えて、横断面が楕円形、多角形等のものを採用することもできる。
蓄熱器111において、一端部111aと他端部111bとの間に所定の温度勾配が生じると、環状配管102内の作動気体が不安定になって自励振動する。この結果、作動気体の進行方向と平行に振動する縦波による振動波(「音波」、「振動流」或いは「仕事流」ともいう)が形成され、この振動波が環状配管102の管内から分岐配管103の管内へと伝わるようになっている。
図2に示すように、各加熱器112は、加熱源120に接続されている。加熱源120は、温風、温水等の加熱用流体を各加熱器112に供給する機能を果たす。図2、及び、図4に示すように、各加熱器112は、蓄熱器111の一端部111aに組み付けられるブロック112aと、ブロック112aに組み付けられる複数の管112b、とを備える。ブロック112aには、配管長手方向(x軸方向)に沿って貫通する円柱状の内部空間112cが形成されている。内部空間112cは、蓄熱器111の複数の流路111cと連通しており、内部空間112cを作動気体が通過するようになっている。
ブロック112aの側面には、配管長手方向(x軸方向)に延びる長穴状の複数の同形の貫通穴112aaが、配管長手方向と垂直な第1方向(z軸方向)に沿って、且つ、配管長手方向及び第1方向と垂直な第2方向(y軸方向)にて所定の間隔(以下、「管ピッチp」と呼ぶ)をもって形成されている。各管112bの断面は、同形であり、貫通穴112aaに対応する長穴状の扁平形状を有している。なお、各管112bの断面が長穴状の扁平形状を有しているのは、管内を流れる加熱用流体の流路面積を十分に確保するためである。
複数の管112bは、対応する貫通穴112aaにそれぞれ挿入・固定されることによって、内部空間112cを互いに離間して第1方向(z軸方向)に横断するように、ブロック112aに組み付けられている。この結果、各管112bの前記扁平形状の延在方向が配管長手方向(x軸方向)と一致するように、複数の管112bが整列している。貫通穴112aaと管112bとの接触部には、内部に封入された作動気体が外部に漏れ出ないように所定のシール処理が施されている。この加熱器112が本発明の「加熱器」に相当する。
複数の管112bは、加熱源120と接続されている。加熱源120から供給される加熱用流体を複数の管112bに流すことによって、複数の管112b内の加熱用流体と、ブロック112aの内部空間112c内の作動気体との間で熱交換が行われる。この結果、蓄熱器111の一端部111a周辺の作動気体が加熱されるようになっている。熱交換後の温度が低下した加熱用流体は、加熱源120に戻されて再び加熱されるようになっている。
各冷却器113も、上述した加熱器112と同様の構成を有している。即ち、図2に示すように、各冷却器113は、冷却源130に接続されている。冷却源130は、冷風、冷水等の冷却用流体を各冷却器113に供給する機能を果たす。各冷却器113は、蓄熱器111の他端部111bに組み付けられるブロック113aと、ブロック113aに組み付けられる複数の管113b、とを備える。ブロック113aには、配管長手方向(x軸方向)に沿って貫通する円柱状の内部空間が形成されている。この内部空間は、蓄熱器111の複数の流路111cと連通しており、この内部空間を作動気体が通過するようになっている。断面が扁平形状の複数の管113bは、この内部空間を互いに離間して第1方向(z軸方向)に横断するように、ブロック113aに組み付けられている。この冷却器113が本発明の「冷却器」に相当する。
複数の管113bは、冷却源130と接続されている。冷却源130から供給される冷却用流体を複数の管113bに流すことによって、複数の管113b内の冷却用流体と、ブロック113aの内部空間内の作動気体との間で熱交換が行われる。この結果、蓄熱器111の他端部111b周辺の作動気体が冷却されるようになっている。熱交換後の温度が上昇した冷却用流体は、冷却源130に戻されて再び冷却されるようになっている。
上述した加熱器112による加熱作用と冷却器113による冷却作用との協働によって、各蓄熱器111において一端部111aと他端部111bとの間に所定の温度勾配が生じる。即ち、加熱器112及び冷却器113は、配管構成部101に封入された作動気体を自励振動させるために各蓄熱器111の複数の流路111cの両端部間に温度勾配が生じるように作動気体との間で熱交換を行う熱交換器を構成している。
図1に戻り、分岐配管103は、環状配管102とタービン140との間に直線状に延在する第1配管部104と、タービン140を挟んで環状配管102とは反対側に直線状に延在する第2配管部105と、第1配管部104と第2配管部105を連結するようにクランク状に屈曲したクランク配管部106と、を備えている。
タービン140は、分岐配管103の管内に連通するように構成され、分岐配管103の管内を流れる作動気体の振動波による音響エネルギー(「振動エネルギー」ともいう)を機械的な回転エネルギーに変換する機能を果たす。即ち、このタービン140は、分岐配管103に設けられ熱音響エンジン110における作動気体の自励振動によって生じた音響エネルギーを受けて回転する。タービン140には、このタービン140の回転による運動エネルギー(回転エネルギー)を電力に変換するための発電機150が接続されている。
分岐配管103の他方端103b、即ち、第2配管105の両側の管端部のうちタービン140とは反対側の管端部には、作動気体の音響エネルギーを分岐配管103から管外に取り出すためのエネルギー取り出し部160が設けられている。このエネルギー取り出し部160は、典型的には圧力振動を受けて電気エネルギー(電力)を出力することが可能な公知のリニア発電機やスピーカー型発電機等によって構成される。更には、分岐配管103の他方端103bに、エネルギー取り出し部160に代えて、作動気体の振動吸収が可能な振動吸収材(スポンジ、ウレタン等)を設置してもよい。
(作動)
以下、上記のように構成された熱音響発電システム100の作動について、前述の内容に沿って簡単に説明する。図1に示すように、各熱音響エンジン110において、蓄熱器111の一端部111aが加熱器112によって加熱され、且つ蓄熱器111の他端部111bが冷却器113によって冷却されると、蓄熱器111の一端部111aと他端部111bとの間に温度差が生じる。この温度差によって、各蓄熱器111では主として作動気体の自励振動による振動波が形成される。この振動波(音波)による音響エネルギー(振動エネルギー)は、配管構成部101の環状配管102から分岐配管103を通じてタービン140に伝達され、更にはエネルギー取り出し部160に伝達される。この場合、分岐配管103は、熱音響エンジン110において発生した作動気体の音響エネルギーを導くための共鳴管(導波管)として構成される。音響エネルギーの一部は、エネルギー取り出し手段であるタービン140によって取り出され当該タービン140に接続された発電機150によって電気エネルギー(電力)に変換され、またエネルギー取り出し部160によって取り出されて所定のエネルギー(例えば、振動エネルギーや電気エネルギー等)に変換される。
(加熱器の複数の管の蓄熱器側端部と、蓄熱器の蓄熱器端面と、の接触)
以下、説明の便宜上、各蓄熱器111の配管長手方向(x軸方向)の両端面(図3を参照)を「蓄熱器端面」と呼び、加熱器112の各管112bの外表面における「蓄熱器端面」に面する部分を「蓄熱器側端部」と呼ぶ。図4に示すように、各管112bの前記扁平形状の延在方向が配管長手方向(x軸方向)と一致している。従って、各管112bの「蓄熱器側端部」は、前記扁平形状の延在方向の端部に対応している。また、上述したように、「蓄熱器端面」は、配管長手方向(x軸方向)と垂直な平面である。
図5に示すように、本実施形態では、蓄熱器111と加熱器112とが組み付けられた状態において、各管112bの「蓄熱器側端部」が、蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触している。更には、図5における「蓄熱器側端部」と「蓄熱器端面」との接触部分を拡大した図6に示すように、各管112bの「蓄熱器側端部」には、配管長手方向(x軸方向)と垂直な(従って、「蓄熱器端面」と平行な)平面hがそれぞれ形成されている。即ち、各管112bの「蓄熱器側端部」の平面hが、蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触(面接触)している。
図6に示すように、管112bの幅(前記扁平形状の延在方向の中央部分における幅)を「管中央幅a」とし、管112bの「蓄熱器側端部」の平面hの幅を「管端部幅b」としたとき、「b<a」という関係が成立している。なお、図5に示すように、各管112bにおける「蓄熱器側端部」とは反対側の前記扁平形状の延在方向の端部の外表面には平面が形成されておらず、この外表面は、外方へ突出する曲面となっている。しかしながら、この外表面にも、「蓄熱器側端部」と同様の平面が形成されていてもよい。
このように、本実施形態において、「各管112bの「蓄熱器側端部」の平面hが蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触する構成」が採用されたのは、以下の理由に基づく。即ち、本発明者は、各管112bの「蓄熱器側端部」を「蓄熱器端面」に接触させる形態と、各管112bの「蓄熱器側端部」を「蓄熱器端面」に接触させない形態と、を比較検討した。
その結果、加熱源120の温度を300℃以上の比較的高い温度に設定した場合には、発生した音響エネルギーに関して大きな差異が見られなかった。一方、加熱源120の温度を比較的低い200℃程度に設定した場合においては、各管112bの「蓄熱器側端部」を「蓄熱器端面」に接触させる形態の方が、より大きい音響エネルギーが発生し易いことが分かった。加えて、各管112bの「蓄熱器側端部」に平面hを形成し、この平面hを「蓄熱器端面」に接触(面接触)させて接触面積を増大させる形態を採用すると、条件によっては、更に大きな音響エネルギーが発生し易いことも分かった。以上のことから、本実施形態では、「各管112bの「蓄熱器側端部」の平面hが蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触する構成」が採用されている。
上記の検討結果は、以下の理由に基づくと考えられる。即ち、各管112bの「蓄熱器側端部」を「蓄熱器端面」に接触させると、複数の管112bが有する熱が蓄熱器111の一端部111aに直接伝達されるので、蓄熱器111の一端部111aの温度がより高くなる。これにより、蓄熱器111の一端部111aの周辺の作動気体がより加熱される。この結果、蓄熱器111の両端部111a、111b間により大きな温度勾配が発生して、より大きい音響エネルギーが発生する。加えて、平面hを「蓄熱器端面」に接触(面接触)させると、平面hが形成されていない「蓄熱器側端部」(外方に突出する曲面)を「蓄熱器端面」に接触(線接触)させる場合と比べて、接触面積が増大して、より多くの熱が複数の管112bから蓄熱器111の一端部111aに伝達される。従って、更に大きな温度勾配が発生し、更に大きい音響エネルギーが発生する。
なお、本実施形態では、上述のように、加熱器112側について、「各管112bの「蓄熱器側端部」の平面hが蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触する構成」が採用されているが(図5を参照)、冷却器113側については、「各管113bの「蓄熱器側端部」が蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触する構成」が採用されていても、「各管113bの「蓄熱器側端部」が蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触しない構成」が採用されていてもよい。また、「各管113bの「蓄熱器側端部」が蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触する構成」が採用されている場合、各管113bの「蓄熱器側端部」に平面hが形成されていても、形成されていなくてもよい。
(製造方法)
以下、上述のように構成された熱音響エンジン110の製造方法について説明する。先ず、完成した蓄熱器111、加熱器112用のブロック112a、冷却器113用のブロック113aが準備される。また、扁平形状の延在方向両端部が外方へ突出する断面形状(長穴状の断面形状)を有する(平面hが形成されていない)、加熱器112用の複数の管112b、及び、冷却器113用の複数の管113bが準備される。
次いで、図7に示すように、各管112bの「蓄熱器側端部」に対して「潰し加工」を加えて(塑性変形させて)、各管112bの「蓄熱器側端部」に、平面hの基礎となる平面状部分h1が形成される。この平面状部分h1の表面の面精度(平面度、表面粗さ等)は、平面hに対して劣る。従って、仮に、この平面状部分h1を蓄熱器111の「蓄熱器端面」と接触させたとしても、上述した「接触面積の増大による熱伝達量の増大効果」は望めない。
この「潰し加工」は、各管112bがブロック112aに組み付けられる前に行われるが、各管112bがブロック112aに組み付けられた後に行われてもよい。「潰し加工」の手法としては、各管112bの「蓄熱器側端部」に平面状部分h1が形成され、各管112bの「蓄熱器側端部」以外の部分を塑性変形させない限りにおいて、どのような手法が採用されてもよい。なお、上述のように、冷却器113側の各管113bに対しては、上記「潰し加工」が加えられても加えられなくてもよい。
次に、「潰し加工」が加えられた複数の管112bが、ブロック112aの対応する貫通穴112aa(図8を参照)にそれぞれ挿入・固定され(図9を参照)、上述した所定のシール処理が施される。同様に、複数の管113bが、ブロック113aの対応する貫通穴にそれぞれ挿入・固定され、上述した所定のシール処理が施される。
続いて、各管112bの平面状部分h1の面精度を高めるため、図10に示すように、「潰し加工」が加えられた複数の管112bをブロック112aに組み付けた状態にて、各管112bの「蓄熱器側端部」(即ち、平面状部分h1)に対して「放電加工」が加えられる。この「放電加工」は、ブロック112aが蓄熱器111に組み付けられる前に行われる。この「放電加工」は、図10に示すように、放電加工機が有する放電電極の平面の端面を、配管長手方向(x軸方向)と垂直に維持しながら、ブロック112aの蓄熱器111側の開口から、複数の管112bの外表面(より具体的には、平面状部分h1)のそれぞれに近づけることによって一度に行われる。この結果、図11に示すように、各管112bの平面状部分h1の面精度が高くなり、各管112bの「蓄熱器側端部」に平面hがそれぞれ形成される。なお、冷却器113側の各管113bに対しては、「潰し加工」が加えられた場合にのみ上述と同様の「放電加工」が加えられる。なお、各管112bの平面状部分h1の面精度を高めることができる手法であれば、「放電加工」に代えて、エンドミル加工等どのような手法が採用されてもよい。
そして、複数の管112bが組み付けられたブロック112a(即ち、加熱器112)、及び、複数の管113bが組み付けられたブロック113a(即ち、冷却器113)をそれぞれ蓄熱器111に組み付けることによって、熱音響エンジン110が完成する。この状態では、図5に示すように、加熱器112の各管112bの「蓄熱器側端部」の平面hが、蓄熱器111の「蓄熱器端面」とそれぞれ接触している。
(加熱器の複数の管の蓄熱器側端部に形成された平面の幅の最適な範囲)
ところで、上記実施形態のように、加熱器112の各管112bの「蓄熱器側端部」に形成された平面hを蓄熱器111の「蓄熱器端面」に接触させる形態を採用する場合、平面hの幅(=上述した管端部幅b、図6を参照)をどの程度の大きさに設定すべきかが重要である。
即ち、管端部幅bが小さ過ぎると、平面hと「蓄熱器端面」との接触面積が小さ過ぎて、複数の管112bが有する熱が蓄熱器111の一端部111aに十分に伝達され難くなり、この結果、音響エネルギーが低下するという懸念がある。一方、管端部幅bが大き過ぎると、各管112bが「蓄熱器端面」(従って、蓄熱器111内の複数の流路111c)を塞ぐ面積が大きくなり過ぎて、熱音響エンジン110内にて作動気体が移動し難くなり、この結果、音響エネルギーが低下するという懸念もある。
本発明者は、この点について鋭意検討した結果、より大きな音響エネルギーを得るために、管端部幅bの大きさに関して必要となる条件を見出した。以下、先ず、その説明の準備として、この検討に際して本発明者が着目した種々の開口率を定義しておく。
蓄熱器11の「蓄熱器端面」(図3を参照)における、全面積に対する、複数の流路111cの面積の総和の割合を、蓄熱器開口率「A」とする。管ピッチp(図4、6を参照)に対する、「管ピッチpから管端部幅b(図6を参照)を減じた値」の割合((p−b)/p)を端部開口率「B」とする。管ピッチpに対する、「管ピッチpから管中央幅a(図6を参照)を減じた値」の割合((p−a)/p)を中央開口率「C」とする。そして、蓄熱器開口率Aと端部開口率Bとの積(A×B)を総合開口率「E」とする。
上記実施形態では、上述のように、管中央幅aが管端部幅bより大きいことが前提となっている。これにより、管112b内を通過する加熱用流体の流路面積を十分に確保しつつ、総合開口率Eを適切な値に調整し易くなる。また、上記実施形態では、中央開口率Cが蓄熱器開口率Aより小さいことも前提となっている。
本発明者は、総合開口率Eに対する中央開口率Cの割合「C/E」に着目した。そして、本発明者は、実験を行った結果、値「C/E」が94〜111%の範囲内にある場合、そうでない場合と比べて、より大きな音響エネルギーを得ることができることを見出した。以下、この点について、実験の結果を示す表1、及び、図12を参照しながら説明する。
Figure 0006532819
表1に示すように、実験1〜実験5という5種類の実験が行われた。実験1〜実験5において、熱音響エンジン110(蓄熱器111+加熱器112+冷却器113)に関し、複数の管112bの管端部幅bのみが異なっており、それ以外の全ての諸元(形状、寸法、材質等)が同じとされた。
具体的には、表1に示すように、特に、管中央幅aが2.0mmで一定とされ、管ピッチpが4.0mmで一定とされ、蓄熱器開口率Aが75%で一定とされ、管端部幅bのみが0.0〜2.0の間で推移している。管端部幅bの調整は、上述した「潰し加工」における「潰し」(塑性変形)の程度、及び、「放電加工」における「削り」の程度を調整することによってなされた。
また、円柱状の蓄熱器111の外径は40mm、配管長手方向(x軸方向)長さは30mmであった。各管112bの前記扁平形状の延在方向の長さは30mmであった。複数の管112bの「蓄熱器側端部」に形成された平面hは「蓄熱器端面」に接触しているが、冷却器113側の複数の管113bの「蓄熱器側端部」には平面が形成されず、且つ、管113bの「蓄熱器側端部」は「蓄熱器端面」に接触していない。冷却器113側の複数の管113bの断面形状は、複数の管112bの断面形状(「蓄熱器側端部」を除く)と同じとされ、冷却器113側の複数の管113bの「管ピッチ」も、複数の管112bの「管ピッチp」と同じとされた。
実験1〜実験5において、管ピッチp及び管中央幅aが一定とされていることにより、中央開口率Cは50%で一定となっている。一方、管端部幅bが異なっていることにより、端部開口率Bは100〜50%の間で推移している。このように、端部開口率Bが異なることによって、蓄熱器開口率Aが一定であるにもかかわらず、総合開口率E(=A×B)が75〜38%の間で推移している。
実験1〜実験5において、熱音響エンジン110の稼働条件が同じとされた。具体的には、作動気体として、ヘリウムが使用された。加熱用流体として、空気が使用された。加熱源120の温度は200℃とされた。加熱用流体の流量(単位時間あたりに流れる流体の質量)は、1.5m/minであった。冷却用流体として、水道水が使用された。冷却源130の温度は15℃とされた。冷却用流体の流量(単位時間あたりに流れる流体の質量)は、0.015m/minであった。この条件にて、熱音響エンジン110が、図1に示すように熱音響発電システム100に組み込まれて稼働された。
その結果、表1、及び、図12(音響エネルギーを示す棒グラフ)に示すように、得られる音響エネルギーは、値「C/E」と強い相関があることが判明した。そして、値「C/E」が、94〜111%である場合、そうでない場合と比べて、より大きな音響エネルギーを得ることができることが判明した。換言すれば、総合開口率Eが中央開口率Cに近づくように、管端部幅b(即ち、平面hの幅)を調整することにより、より大きな音響エネルギーを得ることができる、といえる。
なお、上述した実験では、蓄熱器開口率Aが75%で一定であり、中央開口率Cが50%で一定であったが、本発明者は、蓄熱器開口率A及び中央開口率Cの組み合わせを種々異ならせても、上記と同様、値「C/E」が94〜111%である場合にそうでない場合と比べてより大きな音響エネルギーが得られることを別途確認している。
100…熱音響発電システム、110…熱音響エンジン、111…蓄熱器、111a…一端部、111b…他端部、111c…複数の流路、112…加熱器、112a…ブロック、112b…管、112c…内部空間、113…冷却器、113a…ブロック、113b…管、120…加熱源、130…冷却源、h…平面

Claims (1)

  1. 作動気体が封入された熱音響用配管に組み込まれる熱音響エンジンであって、
    前記熱音響用配管の長手方向に延びると共に前記作動気体が通過する貫通した複数の流路を有する蓄熱器と、
    前記蓄熱器の前記長手方向の一端部に接続され、前記蓄熱器の前記長手方向の一端部周辺の前記作動気体を加熱する加熱器と、
    前記蓄熱器の前記長手方向の他端部に接続され、前記蓄熱器の前記長手方向の他端部周辺の前記作動気体を冷却する冷却器と、
    を備え、
    前記加熱器は、前記蓄熱器の前記一端部に接続されるブロックであって、前記複数の流路の前記一端部と連通すると共に前記作動気体が通過する内部空間を有するブロックと、前記ブロックの内部空間を互いに離間して前記長手方向と垂直の方向に横断するように前記ブロックに組み付けられた複数の管であって、加熱源から供給される加熱用流体がその内部を通過する複数の管と、を備え、
    前記蓄熱器の前記一端部側の端面である蓄熱器端面は、前記長手方向と垂直な平面であり、
    前記各管の断面は前記長手方向に延びる扁平形状を有し、前記各管の外表面における前記扁平形状の延在方向端部に対応すると共に前記蓄熱器端面に面する部分には前記長手方向と垂直な平面が形成されており、前記各管の前記平面が前記蓄熱器端面にそれぞれ接触している、熱音響エンジンであり、
    前記複数の管の断面形状が同形であり、前記複数の管は、前記ブロックの内部空間を前記長手方向と垂直の方向に互いに平行に横断するように配置されており、
    前記蓄熱器の前記蓄熱器端面における、全面積に対する、前記複数の流路の面積の総和の割合を蓄熱器開口率(A)とし、
    前記各管の前記扁平形状の延在方向中央部分における幅を管中央幅(a)とし、
    前記各管の前記平面の幅を管端部幅(b)とし、
    互いに離間して平行に配置されている前記複数の管の間隔を管ピッチ(p)とし、
    前記管ピッチに対する、前記管ピッチから前記管端部幅を減じた値の割合((p−b)/p)を端部開口率(B)とし、
    前記管ピッチに対する、前記管ピッチから前記管中央幅を減じた値の割合((p−a)/p)を中央開口率(C)とし、
    前記蓄熱器開口率と前記端部開口率との積(A×B)を総合開口率(E)としたとき、
    前記中央開口率(C)が、前記蓄熱器開口率(A)より小さく、
    前記管中央幅(a)が、前記管端部幅(b)より大きく、
    前記総合開口率に対する前記中央開口率の割合(C/E)が、94〜111%である、熱音響エンジン。
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