JP6532187B2 - 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、異なる時間に撮像された画像において動体を検出処理する画像処理装置に関する。
一般に、デジタルカメラなどの画像処理装置において、撮像の結果得られた画像において動体を検出処理することが行われている。例えば、動体の遠近状態に応じて、動体検出特性が異なる複数の動体検出処理を行って、いずれかの動体検出処理において動体が検出された場合に動体が検出されたとする手法がある(特許文献1参照)。
なお、動体検出特性が異なる動体検出処理とは、例えば、画像を複数のブロック領域に分割して動体検出を行う際にそのブロックサイズを異ならせて動体検出を行うことをいい、さらには、動体検出処理において解像度を異ならせて動体検出を行うことをいう。
さらに、動体検出処理を行う際、小さな動体に対応できるように、画像を所定の大きさのブロック領域に分割して、ブロック領域毎に輝度平均値又はエッジ情報などの特徴情報を求めて、その差分から動体検出を行うようにしたものがある(特許文献2参照)。
特開2010−267055号公報 特開2008−9768号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法においては、動体検出と誤検出とのトレードオフが発生することがある。例えば、動体検出特性としてブロックサイズを異ならせる場合、大きいサイズのブロックについては、近景の比較的大きい動体を検出することができる一方、検出精度が粗くなってしまう。一方、小さいサイズのブロックについて、遠景の比較的小さい動体を検出することができる半面、ノイズなどの信号変化を動体として検出する恐れがある。
よって、特許文献1に記載の手法では、精度よく動体検出を行うことが難しい。さらに、特許文献1に記載の手法においては、複数の動体検出処理を行う結果、不可避的に処理量および処理時間が増加することになる。
また、特許文献2に記載の手法では、小さい動体については微小変化又はエッジなどの代表値の変化に応じて動体の検出を行うものの、特許文献1に記載の手法と同様にノイズなどの信号変化を誤検出する恐れがある。このため、特許文献2に記載の手法においても精度よく動体検出を行うことが難しい。
そこで、本発明の目的は、動体の大きさに拘わらず、常に精度よく動体検出を行うことができる画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、互いに異なる時間に撮像された第1の画像および第2の画像において動体を示す動体領域を検出する画像処理装置であって、前記第1の画像および前記第2の画像を第1の分割数で複数のブロックに分割してそれぞれ第1の上位階層画像および第2の上位階層画像を得る第1のブロック分割手段と、前記第1の画像および前記第2の画像を前記第1の分割数よりも少ない第2の分割数で複数のブロックに分割して第1の下位階層画像および第2の下位階層画像を得る第2のブロック分割手段と、前記第1の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して、当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第1の動体検出結果を得る第1の検出手段と、前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第2の動体検出結果を得る第2の検出手段と、前記第2の動体検出結果において前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックとが前記動体領域であるか否かに応じて、前記着目ブロック領域について前記第1の動体検出結果および前記第2の動体検出結果のいずれを用いるか否かを決定して、前記第1の画像および前記第2の画像における前記動体領域を求める生成手段と、を有することを特徴する。
本発明による制御方法は、互いに異なる時間に撮像された第1の画像および第2の画像において動体を示す動体領域を検出する画像処理装置の制御方法であって、前記第1の画像および前記第2の画像を第1の分割数で複数のブロックに分割してそれぞれ第1の上位階層画像および第2の上位階層画像を得る第1のブロック分割ステップと、前記第1の画像および前記第2の画像を前記第1の分割数よりも少ない第2の分割数で複数のブロックに分割して第1の下位階層画像および第2の下位階層画像を得る第2のブロック分割ステップと、前記第1の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して、当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第1の動体検出結果を得る第1の検出ステップと、前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第2の動体検出結果を得る第2の検出ステップと、前記第2の動体検出結果において前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックとが前記動体領域であるか否かに応じて、前記着目ブロック領域について前記第1の動体検出結果および前記第2の動体検出結果のいずれを用いるか否かを決定して、前記第1の画像および前記第2の画像における前記動体領域を求める生成ステップと、を有することを特徴する。
本発明による制御プログラムは、互いに異なる時間に撮像された第1の画像および第2の画像において動体を示す動体領域を検出する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記第1の画像および前記第2の画像を第1の分割数で複数のブロックに分割してそれぞれ第1の上位階層画像および第2の上位階層画像を得る第1のブロック分割ステップと、前記第1の画像および前記第2の画像を前記第1の分割数よりも少ない第2の分割数で複数のブロックに分割して第1の下位階層画像および第2の下位階層画像を得る第2のブロック分割ステップと、前記第1の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して、当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第1の動体検出結果を得る第1の検出ステップと、前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第2の動体検出結果を得る第2の検出ステップと、前記第2の動体検出結果において前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックとが前記動体領域であるか否かに応じて、前記着目ブロック領域について前記第1の動体検出結果および前記第2の動体検出結果のいずれを用いるか否かを決定して、前記第1の画像および前記第2の画像における前記動体領域を求める生成ステップと、を実行させることを特徴する。
本発明によれば、第2の動体検出結果において着目ブロック領域が動体領域に含まれているか否かに応じて、当該着目ブロック領域について第1の動体検出結果および第2の動体検出結果のいずれを用いるか否かを決定して動体領域を求める。これによって、動体の大きさに拘わらず、常に精度よく動体検出を行うことができる。
本発明の第1の実施形態による画像処理装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す密度判定部で行われる動体ブロック密度判定および動体内部判定部で行われる動体内部判定を説明するための図である。 図1に示す画像処理装置で行われる動体検出処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す画像処理装置で行われる動体検出処理において下位階層の着目ブロック領域が動体内部ブロックである際の処理を示す図である。 図1に示す画像処理装置で行われる動体検出処理において下位階層の着目ブロック領域が非動体内部ブロックである際の処理を示す図である。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図6に示す画像処理装置で行われる動体検出処理を説明するためのフローチャートである。 図5に示す画像処理装置で行われる動体検出処理を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による画像処理装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の画像処理装置100は動体検出対象画像を取り込む。ここでは、説明の便宜上、動体検出対象画像を第1の入力画像101および第2の入力画像102とするが、これら第1の入力画像101および第2の入力画像102は同一の画像であって、時系列的に、例えば、連続的に撮像された画像である。つまり、画像処理装置100は第1の入力画像101および第2の入力画像102の各々について少なくとも2フレーム分(つまり、互いに撮像された時間が異なる画像)を取り込むことになる。
画像処理装置100は、後述するようにして、第1の入力画像101および第2の入力画像102について動体検出処理(画像処理)を行って、動体検出結果114を出力する。例えば、画像処理装置は、互いに異なる2つのブロックサイズで第1の入力画像101および第2の入力画像102を分割して動体検出を行い、ブロック領域毎の動体検出結果に応じて最終的な動体検出結果を生成する。
なお、以下の説明では、互いに異なるブロックサイズで第1の入力画像101および第2の入力画像102を分割して動体検出処理を行うことを階層処理という。そして、小さいブロックサイズを上位階層といい、大きいブロックサイズを下位階層という。また、互いに異なるブロックサイズで得られた動体検出結果を用いて新たな動体検出結果を生成することを階層合成処理という。
画像処理装置100は画像入力部103を有しており、この画像入力部103は第1の入力画像101および第2の入力画像102を取り込むための入力インターフェースである。画像入力部103にはブロック分割部104〜107が接続されている。ブロック分割部104および105は上位階層処理のためのブロック分割部であって、ブロック分割部104には現在(つまり時間的に後)の第1の入力画像101が入力され、ブロック分割部105には過去(つまり、時間的に前)の第1の入力画像101が入力される。そして、ブロック分割部104および105はそれぞれ第1の入力画像101をN1×N1(第1の分割数)の複数のブロック領域に分割して(以下このブロック領域を第1のブロック領域と呼ぶ)、第1の現在分割画像(第1の上位階層画像)および第1の過去分割画像(第2の上位階層画像)を出力する。
ブロック分割部106および107は下位階層処理のためのブロック分割部であって、ブロック分割部106には現在の第2の入力画像102が入力され、ブロック分割部107には過去の第2の入力画像102が入力される。そして、ブロック分割部106および107はそれぞれ第1の入力画像101をN2×N2(第2の分割数)の複数のブロック領域に分割して(以下このブロック領域を第2のブロック領域と呼ぶ)、第2の現在分割画像(第1の下位階層画像)および第2の過去分割画像(第2の下位階層画像)を出力する。
なお、ブロック領域のサイズは任意であり、例えば、動体検出を行う画像のサイズに応じて任意に決定される。また、ここでは、N1>N2である。
動体検出部108および109は、ブロック分割部104〜107の出力である分割画像を受けて、これら分割画像を比較してブロック領域毎に当該ブロック領域に動体が存在するか否か、つまり、ブロック領域が動体ブロックであるか否かを判定する。
例えば、動体検出部108は、第1の現在分割画像および第1の過去分割画像について、互いに対応するブロック領域において当該ブロック領域の画素値の差分を求める。そして、動体検出部108はこれら差分の絶対値和を算出して、差分絶対値和が所定の差分閾値よりも大きいと、このブロック領域を動体ブロックであると判定する。一方、差分絶対値和が所定の差分閾値以下であると、動体検出部108はこのブロック領域を非動体ブロックであると判定する。そして、動体検出部108は全てのブロック領域について動体ブロックであるか否かを示す第1のブロック判定結果(第1の動体検出結果ともいう)を出力する。
同様にして、動体検出部109は、第2の現在分割画像および第2の過去分割画像について、互いに対応するブロック領域において当該ブロック領域の画素値の差分を求める。そして、動体検出部109はこれら差分の絶対値和を算出して、差分絶対値和が所定の差分閾値よりも大きいと、このブロック領域を動体ブロックであると判定する。一方、差分絶対値和が所定の差分閾値以下であると、動体検出部109はこのブロック領域を非動体ブロックであると判定する。そして、動体検出部109は全てのブロック領域について動体ブロックであるか否かを示す第2のブロック判定結果(第2の動体検出結果ともいう)を出力する。
なお、上述の閾値は、例えば、ユーザによって設定される。さらには、撮影条件などを考慮して動的に変更するようにしてもよい。
前述の第1の動体検出結果は密度判定部110および動体検出結果合成部112に送られる。また、第2の動体検出結果は動体内部判定部111および動体検出結果合成部112に送られる。
密度判定部110は、第1の動体検出結果に応じて、所定の着目ブロック領域の周辺に動体ブロックが集中しているか否かを判定する。例えば、密度判定部110は、所定の着目ブロック領域を含む周辺ブロック領域において動体ブロックの数を求める。そして、密度判定部110は動体ブロックの数が所定のブロック閾値よりも大きいと、着目ブロック領域に関して動体ブロック密度が高いと判定する。
一方、密度判定部110は、動体ブロックの数が所定のブロック閾値以下であると、着目ブロック領域に関して動体ブロック密度が低いと判定する。そして、密度判定部110は動体ブロック密度を示す動体ブロック密度判定結果を動体検出結果合成部112に送る。
動体内部判定部111は、第2の動体検出結果に応じて、所定の着目ブロック領域が動体の内部(つまり、動体の領域)に位置するか否かを判定する。例えば、動体内部判定部111は、着目ブロック領域を含む周辺ブロック領域についてその全ブロック領域が動体ブロックであると、着目ブロックが動体内部に位置する動体内部ブロックであると判定する。
一方、着目ブロック領域を含む周辺ブロック領域について少なくとも一つのブロック領域が非動体ブロックであると、動体内部判定部111は、着目ブロック領域が動体内部に位置しない非動体内部ブロックであると判定する。そして、動体内部判定部111は動体内部ブロックであるか否かを示す動体内部判定結果を動体検出結果合成部112に送る。
図2は、図1に示す密度判定部110で行われる動体ブロック密度判定および動体内部判定部111で行われる動体内部判定を説明するための図である。
前述のように、上位階層においては、第1の入力画像101はN1×N1のブロック領域202に分割されて、第1の分割画像201とされる。一方、第2の入力画像102はN2×N2のブロック領域204に分割されて、第1の分割画像203とされる。
上位階層の動体検出結果を示す第1の動体検出結果205において、灰色ブロック領域は動体ブロック205aを示し、白色ブロック領域は非動体ブロック205bを示す。そして、実線で囲まれたブロック領域は着目ブロック領域205cをしめし、点線で囲まれたブロック領域は着目ブロック領域205cを中心とする周辺ブロック領域205dを示す。
いま、ブロック閾値が6ブロックであるとすると、着目ブロック領域205cの周辺に動体ブロック205aが着目ブロック領域205cを含めて9ブロック中7ブロック存在する。よって、図示の第1の動体検出結果205においては、密度判定部110は着目ブロック領域205cの周辺には動体ブロック205aが集中していると判定して、着目ブロック領域に関して動体ブロック密度が高いと判定する。
下位階層の動体検出結果を示す第2の動体検出結果206においては、着目ブロック領域206cを含む周辺ブロック領域206dの全てが動体ブロック206aである。よって、動体内部判定部111は、着目ブロック領域206cが着目ブロック領域206cは動体内部ブロックであると判定することになる。
前述のように、動体検出結果合成部112は、第1および第2の動体検出結果と動体ブロック密度判定結果および動体内部判定結果を受ける。そして、動体検出結果合成部112は、第1および第2の動体検出結果と動体ブロック密度判定結果および動体内部判定結果に応じて、後述するようにして新たな動体検出結果を生成する。
動体検出結果出力部113は動体検出結果合成部112で生成された新たな動体検出結果を入力画像における動体検出結果として出力する。
図3は、図1に示す画像処理装置で行われる動体検出処理を説明するためのフローチャートである。
動体検出処理を開始すると、ユーザ操作に応じて、図示しない制御部は入力画像の分割ブロックサイズと階層数を決定する(ステップS401)。ここでは、階層数は2、上位階層の分割ブロックサイズはN1、下位階層の分割ブロックサイズはN2である(N1<N2、例えば、N1=4N2である)。
続いて、制御部の制御下で画像入力部103は第1の入力画像101および第2の入力画像102を取り込む(ステップS402)。ここでは、図1で説明したように、第1の入力画像101および第2の入力画像102は同一の画像であり、各々少なくとも2フレーム分が入力される。
続いて、ブロック分割部104および105は、前述のように、第1の入力画像101を分割ブロックサイズN1で分割して、それぞれ第1の現在分割画像および第1の過去分割画像を出力する。また、ブロック分割部106および107は、前述のように、第2の入力画像102を分割ブロックサイズN2で分割して、それぞれ第2の現在分割画像および第2の過去分割画像を出力する(ステップS403)。
次に、動体検出部108は、第1の現在分割画像および第1の過去分割画像に応じて前述のようにして、第1の動体検出結果を求める。同様に、動体検出部109は、第2の現在分割画像および第2の過去分割画像に応じて、第2の動体検出結果を求める(ステップS404)。そして、動体内部判定部111は、下位階層の着目ブロック領域が動体内部ブロックであるか否かを判定する(ステップS405)。
図4Aは、図1に示す画像処理装置で行われる動体検出処理において下位階層の着目ブロック領域が動体内部ブロックである際の処理を示す図である。また、図4Bは、図1に示す画像処理装置で行われる動体検出処理において下位階層の着目ブロック領域が非動体内部ブロックである際の処理を示す図である。
図4Aに示すように、第1の動体検出結果301および第2の動体検出結果304が得られたとする。下位階層の動体検出結果である第2の動体検出結果304において、着目ブロック領域305および307に関して、それぞれ周辺ブロック領域306および308が全て動体ブロック306aおよび308aである。この結果、動体内部判定部111は、下位階層の着目ブロック領域305および307が動体内部ブロックであると判定する。
一方、図4Bに示すように、第1の動体検出結果321および第2の動体検出結果324が得られたとする。下位階層の動体検出結果である第2の動体検出結果324において、着目ブロック領域325および327に関して、それぞれ周辺ブロック領域326および328にはそれぞれ動体ブロック326aおよび328aと非動体ブロック326bおよび328bとが存在する。この結果、動体内部判定部111は、下位階層の着目ブロック領域325および327がともに非動体内部ブロックであると判定する。
動体内部判定部111によって着目ブロック領域が動体内部ブロックであると判定されると(ステップS405において、YES)、動体検出結果合成部112は、下位階層の着目ブロック領域が動体内部ブロックである場合の階層合成処理を行う(ステップS406)。
図4Aに示すように、上位階層の動体検出結果である第1の動体検出結果301において、着目ブロック領域305に対応する着目ブロック領域302には動体ブロック302aおよび非動体ブロック302bが存在する。一方、前述のように、着目ブロック領域305は動体内部ブロックであるので、動体検出結果合成部112は、着目ブロック領域302を、全てのブロックが動体ブロック309aである着目ブロック領域309とする。
つまり、下位階層において着目ブロック領域が動体内部ブロックと判定された際に、上位階層において対応する着目ブロック領域に非動体ブロックが存在すると判定され場合、当該上位階層の着目ブロック領域は動体領域であるにも拘わらず、上位階層において動体領域として未検出となった可能性が高い。このため、前述のように、動体検出結果合成部112は、着目ブロック領域302を、全てのブロックが動体ブロック309aである着目ブロック領域309とする。
同様にして、着目ブロック領域307に対応する上位階層の着目ブロック領域303についても、動体ブロック303aおよび非動体ブロック303bが存在するが、動体検出結果合成部112は、着目ブロック領域303を、全てのブロックが動体ブロック310aである着目ブロック領域310とする。
つまり、ここでは、当該着目ブロック領域に関しては、動体検出結果合成部112は第2の動体検出結果を最終的な検出結果とすることになる。
動体内部判定部111によって着目ブロック領域が非動体内部ブロックであると判定されると(ステップS405において、NO)、制御部の制御下で、密度判定部110は上位階層の動体検出結果である第1の動体判定結果において着目ブロック領域に関して動体ブロックの密度を判定する(ステップS407)。
図4Bに示すように、下位階層の着目ブロック領域325に対応する上位階層の着目ブロック領域322においては、動体ブロック322aの数が非動体ブロック322bの数よりも多い。よって、密度判定部110は着目ブロック領域322には動体ブロック322aが集中していると判定して、着目ブロック領域322に関して動体ブロック密度が高いと判定する。
一方、下位階層の着目ブロック327に対応する上位階層の着目ブロック領域323については、動体ブロック323aの数が非動体ブロック323bの数よりも少ない。よって、密度判定部110は着目ブロック領域323に関して動体ブロック密度が低いと判定する。
密度判定部110によって着目ブロック領域の動体ブロック密度が高いと判定されると(ステップS407において、YES)、動体検出結果合成部112は上位階層において密度が高い場合の階層合成処理を行う(ステップS408)。
下位階層の着目ブロック領域325に対応する上位階層の着目ブロック領域322の動体ブロック密度が高い。ステップS408の処理においては、動体検出結果合成部112は、着目ブロック領域325が非動体ブロックであったとしても、着目ブロック領域322を、そのまま動体ブロック322aおよび非動体ブロック322bを有する着目ブロック領域310として出力する。
つまり、下位階層において着目ブロック領域が非動体内部ブロックと判定された際に、上位階層において対応する着目ブロック領域の動体ブロック密度が高いと、小さい動体又は遠景にある動体である可能性が高い。このため、前述のように、動体検出結果合成部112は、着目ブロック領域322を、そのまま動体ブロック322aおよび非動体ブロック322bを有する着目ブロック領域310として出力する。
ここでは、当該着目ブロック領域に関しては、動体検出結果合成部112は第1の動体検出結果を最終的な動体検出結果とすることになる。
密度判定部110によって着目ブロック領域の動体ブロック密度が低いと判定されると(ステップS407において、NO)、動体検出結果合成部112は、上位階層において密度が低い場合の階層合成処理を行う(ステップS409)。
下位階層の着目ブロック領域327に対応する上位階層の着目ブロック領域323の動体ブロック密度が低い。ステップS409の処理においては、動体検出結果合成部112は、着目ブロック領域323に代えて、全てが非動体ブロック330bである着目ブロック領域330を出力する。
つまり、下位階層において着目ブロック領域が非動体内部ブロックと判定された際に、上位階層において対応する着目ブロック領域の動体ブロック密度が低いと、ノイズなどを動体として誤検出した可能性が高い。このため、前述のように、動体検出結果合成部112は、着目ブロック領域323に代えて、全てが非動体ブロック330bである着目ブロック領域330を出力する。
ここでは、当該着目ブロック領域に関しては、動体検出結果合成部112は第2の動体検出結果を最終的な動体検出結果とすることになる。
ステップS406、S408、又はS409の処理に続いて、動体検出結果合成部112は第1および第2の入力画像101および102について全ブロック領域について動体検出処理が完了したか否かを判定する(ステップS410)。全ブロック領域について動体検出処理が完了すると(ステップS410において、YES)、動体検出結果合成部112は動体検出処理を終了する。
一方、全ブロック領域について動体検出処理が完了していないと(ステップS410において、NO)、処理はステップS404に戻って、次のブロック領域について階層処理が行われる。
なお、上述の説明では、階層を2階層としてブロックサイズの関係をN2=4×N1であるとして説明したが、階層数およびブロックサイズの関係が変えても、同様にして動体検出処理を行うようにすればよい。
さらに、ステップS407で用いられるブロック閾値は、画像を撮像した際の感度に応じて変更するようにしてもよい。例えば、高感度下で撮像を行った場合にはノイズの影響を受けやすくなるので、ブロック閾値を高くする。これによって、ノイズの影響が除去された動体検出結果をブロック密度の判定に用いることができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、ノイズの影響を除いて、かつ動体の大きさに拘わらず、常に精度よく動体の検出を行うことができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による画像処理装置について説明する。
第2の実施形態による画像処理装置では、上位階層で得られた動体検出結果(第1の動体検出結果)に基づいて仮想的に中間階層の動体検出結果(第3の動体検出結果)を生成する。そして、これら第1〜第3の動体検出結果に応じて最終的な動体検出結果を生成する。
図5は、本発明の第2の実施形態による画像処理装置の一例についてその構成を示すブロック図である。なお、図5において、図1に示す画像処理装置と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
図示の画像処理装置は、中間階層結果生成部515を有しており、さらに、図1に示す動体検出結果合成部112とその機能が異なる動体検出結果合成部512を有している。図示の画像処理装置においては、第1の実施形態と同様に、分割ブロックサイズは上位階層のブロックサイズをN1とし、下位階層のブロックサイズをN2とする。そして、N2=4×N1であるとする。
さらに、ここでは、上位階層と下位階層との中間にある中間階層のブロックサイズN3を、ブロックサイズN1とブロックサイズN2の中間とする。例えば、N3=2×N1(N3=N2/2)とする。つまり、中間階層では、N3×N3(第3の分割数)の複数のブロック領域に分割されることになる。
図6は、図6に示す画像処理装置で行われる動体検出処理を説明するためのフローチャートである。なお、図6に示すフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
動体検出処理を開始すると、図3で説明したステップS401〜S404の処理が行われる。ステップS404の処理が行われた後、中間階層結果生成部515は、上位階層の動体検出結果である第1の動体検出結果に基づいて中間階層の動体検出結果である第3の動体検出結果を生成する(ステップS701)。
図7は、図5に示す画像処理装置で行われる動体検出処理を説明するための図である。
図7においては、下位階層の着目ブロック領域が非動体内部ブロックである場合の例が示されている。
下位階層の動体検出結果である第2の動体検出結果において、着目ブロック領域602を含む周辺ブロック領域6021には動体ブロック602aおよび602bが存在するので、着目ブロック領域602は非動体内部ブロックと判定される。
上位階層の動体検出結果である第1の動体検出結果において、着目ブロック領域602に対応する着目ブロック領域601には動体ブロック601aおよび非動体ブロック601bが存在する。
中間階層の動体検出結果である第3の動体検出結果において、着目ブロック領域601および602に対応する着目ブロック領域603は4つの分割ブロック領域604〜607を有する。つまり、着目ブロック領域603はブロックサイズN3の分割ブロック領域4つで構成されることになる。
ここで、中間階層結果生成部515は、分割ブロック領域604〜607の各々について、上位階層の対応する領域においてその動体ブロックの数が所定のブロック閾値以上であると。当該分割ブロック領域を動体ブロックとする。
いま、ブロック閾値を”2”とすると、分割ブロック領域604〜606については、上位階層の対応する領域において動体ブロックの数が2つ以上あるので、中間階層結果生成部515は分割ブロック領域604〜606の各々を動体ブロックとする。一方、分割ブロック領域607については、上位階層の対応する領域において動体ブロックの数が1つあるので、中間階層結果生成部515は分割ブロック領域607を非動体ブロックとする。
このようにして、中間階層結果生成部515は上位階層の動体検出結果である第1の動体検出結果に応じて、中間階層の動体検出結果である第3の動体検出結果を生成する。
図3で説明したように、ステップS405において、着目ブロック領域が動体内部ブロックであると判定されると、ステップS406の処理が行われる。一方、下位階層における着目ブロック領域が非動体内部ブロックであると判定されると(ステップS405において、NO)、中間階層結果生成部515は、中間階層の動体検出結果である第3の動体検出結果において着目ブロックが体ブロックであるか否かを判定する動体判定を行う(ステップS702)。
中間階層の動体検出結果である第3の動体検出結果において着目ブロックが体ブロックであると判定されると(ステップS702において、YES)、動体検出結果合成部512は中間階層における着目ブロックが体ブロックである場合の階層合成処理を行う(ステップS703)。なお、ステップS703に係る処理は、前述したステップS406の処理と同様である。この際には、下位階層の動体検出結果の代わりにこの中間階層の動体検出結果が用いられることになる。
一方、中間階層の動体検出結果である第3の動体検出結果において着目ブロックが動体ブロックではないと判定されると(ステップS702において、NO)、動体検出結果合成部512は、中間階層の着目ブロックが動体ブロックではない場合の階層合成処理を行う(ステップS704)。そして、ステップS704の処理においては、動体検出結果合成部512は、上位階層の動体検出結果である第1の動体検出結果を出力する。
このようにして、動体検出処理を行うと、図7に示す分割ブロック領域604〜606の各々については上位階層に対応する4つのブロックの全てが動体ブロックとされる。一方、分割ブロック領域607については当該分割ブロック領域607を構成する上位階層に対応する4つのブロックのうちブロック609のみが動体ブロックとされる。この結果、最終的な動体検出結果として動体検出結果608が得られる。
なお、ステップS406、S703、又はS704の処理の後、図3で説明したステップS410の処理が行われる。
上述の第2の実施形態においては、階層数を3として、これら3階層においてブロックサイズの関係をN2=4×N1、N3=2×N1としたが、階層数およびブロックサイズの関係を変えても同様にして処理を行うようにすればよい。
このように、本発明の第2の実施形態においても、ノイズの影響を除いて、かつ動体の大きさに拘わらず、常に精度よく動体の検出を行うことができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、ブロック分割部104および105が第1のブロック分割手段として機能し、ブロック分割部106および107が第2のブロック分割手段として機能する。また、動体検出部108が第1の検出手段として機能し、動体検出部109が第2の検出手段として機能する。さらに、密度判定部110、動体内部判定部111、および動体検出結果合成部112は生成手段として機能する。
なお、図5に示す例では、密度判定部110、動体内部判定部111、中間階層結果生成部515、および動体検出結果合成部512が生成手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを画像処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも第1のブロック分割ステップ、第2のブロック分割ステップ、第1の検出ステップ、第2の検出ステップ、および生成ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
103 画像入力部
104〜107 ブロック分割部
108 動体検出部(上位階層)
109 動体検出部(下位階層)
110 密度判定部
111 動体内部判定部
112,512 動体検出結果合成部(階層合成)
113 動体検出結果出力部
515 中間階層結果生成部

Claims (11)

  1. 互いに異なる時間に撮像された第1の画像および第2の画像において動体を示す動体領域を検出する画像処理装置であって、
    前記第1の画像および前記第2の画像を第1の分割数で複数のブロックに分割してそれぞれ第1の上位階層画像および第2の上位階層画像を得る第1のブロック分割手段と、
    前記第1の画像および前記第2の画像を前記第1の分割数よりも少ない第2の分割数で複数のブロックに分割して第1の下位階層画像および第2の下位階層画像を得る第2のブロック分割手段と、
    前記第1の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して、当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第1の動体検出結果を得る第1の検出手段と、
    前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第2の動体検出結果を得る第2の検出手段と、
    前記第2の動体検出結果において前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックとが前記動体領域であるか否かに応じて、前記着目ブロック領域について前記第1の動体検出結果および前記第2の動体検出結果のいずれを用いるか否かを決定して、前記第1の画像および前記第2の画像における前記動体領域を求める生成手段と、
    を有することを特徴する画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記第2の動体検出結果において前記着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックとが前記動体領域に該当すると、前記着目ブロック領域については前記第2の動体検出結果を用いるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記第2の動体検出結果において着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックの少なくとも1つが前記動体領域に該当しない場合に、前記第2の動体検出結果の着目ブロック領域に対応する前記第1の動体検出結果の着目ブロック領域において前記動体領域に該当するブロックの数が所定の閾値よりも大きいと、前記着目ブロック領域については前記第1の動体検出結果を用いるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記第2の動体検出結果において着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックの少なくとも1つが前記動体領域に該当しない場合に、前記第2の動体検出結果の着目ブロック領域に対応する前記第1の動体検出結果の着目ブロック領域において前記動体領域に該当するブロックの数が前記所定の閾値以下であると、前記着目ブロック領域については前記第2の動体検出結果を用いることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記第1の画像および前記第2の画像を撮像した際の感度に応じて、前記閾値を変更するようにしたことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記感度が高くなるにつれて前記閾値を大きくすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成手段は、前記第1の分割数よりも小さくかつ前記第2の分割数よりも大きい第3の分割数のブロックで第3の動体検出結果を得る際、前記第3の動体検出結果の着目ブロック領域のブロックに対応する前記第1の動体検出結果の領域において前記動体領域に該当するブロックの数が所定の閾値以上であると、前記第3の動体検出結果の着目ブロック領域のブロックが前記動体領域に該当するとし、
    前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックの少なくとも1つが前記動体領域に該当しない場合に、前記第3の動体検出結果において着目ブロック領域が前記動体領域に該当すると、当該着目ブロック領域については前記第3の動体検出結果を用いるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記生成手段は、前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックの少なくとも1つが前記動体領域に該当しない場合に、前記第3の動体検出結果において着目ブロック領域が前記動体領域に該当していないと、当該着目ブロック領域については前記第1の動体検出結果を用いるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の検出手段は、前記第1の上位階層画像および前記第2の上位階層画像の各々に設定された着目ブロック領域における画素値の差分の絶対値和が所定のブロック閾値よりも大きいと当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するとし、
    前記第2の検出手段は、前記第1の下位階層画像および前記第2の下位階層画像の各々に設定された着目ブロック領域における画素値の差分の絶対値和が所定のブロック閾値よりも大きいと当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するとすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 互いに異なる時間に撮像された第1の画像および第2の画像において動体を示す動体領域を検出する画像処理装置の制御方法であって、
    前記第1の画像および前記第2の画像を第1の分割数で複数のブロックに分割してそれぞれ第1の上位階層画像および第2の上位階層画像を得る第1のブロック分割ステップと、
    前記第1の画像および前記第2の画像を前記第1の分割数よりも少ない第2の分割数で複数のブロックに分割して第1の下位階層画像および第2の下位階層画像を得る第2のブロック分割ステップと、
    前記第1の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して、当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第1の動体検出結果を得る第1の検出ステップと、
    前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第2の動体検出結果を得る第2の検出ステップと、
    前記第2の動体検出結果において前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックとが前記動体領域であるか否かに応じて、前記着目ブロック領域について前記第1の動体検出結果および前記第2の動体検出結果のいずれを用いるか否かを決定して、前記第1の画像および前記第2の画像における前記動体領域を求める生成ステップと、
    を有することを特徴する制御方法。
  11. 互いに異なる時間に撮像された第1の画像および第2の画像において動体を示す動体領域を検出する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記第1の画像および前記第2の画像を第1の分割数で複数のブロックに分割してそれぞれ第1の上位階層画像および第2の上位階層画像を得る第1のブロック分割ステップと、
    前記第1の画像および前記第2の画像を前記第1の分割数よりも少ない第2の分割数で複数のブロックに分割して第1の下位階層画像および第2の下位階層画像を得る第2のブロック分割ステップと、
    前記第1の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の上位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して、当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第1の動体検出結果を得る第1の検出ステップと、
    前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと前記第2の位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックとを比較して当該着目ブロック領域が前記動体領域に該当するか否かを検出して第2の動体検出結果を得る第2の検出ステップと、
    前記第2の動体検出結果において前記第1の下位階層画像の複数のブロックの着目ブロック領域に対応するブロックと当該ブロックの周辺のブロックとが前記動体領域であるか否かに応じて、前記着目ブロック領域について前記第1の動体検出結果および前記第2の動体検出結果のいずれを用いるか否かを決定して、前記第1の画像および前記第2の画像における前記動体領域を求める生成ステップと、
    を実行させることを特徴する制御プログラム。
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